JP6282743B2 - 無線電力受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、無線電力伝送技術に関するものである。
最近、無線で電気エネルギーを所望の機器に伝達する無線電力伝送技術(wireless power transmissionまたはwireless energy transfer)が活発に研究開発されている。
このような無線電力伝送技術を利用するために、無線電力を送信するための送信端と送信された無線電力を受信するための受信端が備えられる。
一方、無線電力が受信端に無制限供給される場合、受信端に損傷をあたえる恐れがあり、特に、過電圧により充電対象が損傷する恐れがある。
そこで、受信端の充電を制御できる技術が米国特許登録公告US8217621に開示されている。
ところが、上記特許文献では、構造が複雑で、予め設定されたlow-voltage power supplyを生成するための電源発生手段が必要となるので、充電制御が効率的ではない。
本発明は、充電効率を向上させることができる充電制御方法及び装置を提供する。
また、本発明は、充電安全性を確保できる充電制御方法及び装置を提供する。
また、本発明は、構造が簡単な充電制御装置を提供する。
また、本発明は、充電制御装置を備えた無線電力受信装置を提供する。
実施例によれば、無線電力送信装置から受信された電力から変換された電圧を負荷端に充電する充電制御装置は、前記変換された電圧を充電するキャパシタと、前記キャパシタの電圧と基準電圧を比較し、その比較結果に応じた出力信号を生成する比較部と、前記キャパシタの前端に連結され、前記変換された電圧を前記負荷端に供給するか否かを制御するように、前記比較部からの出力信号によってスイッチングされるスイッチング部と、を含む。
実施例によれば、無線電力送信装置から受信された電力から変換された電圧を負荷端に充電するために、キャパシタと前記キャパシタの前端に連結されるスイッチング部を含む充電制御方法は、前記変換された電圧を前記キャパシタに充電するステップと、前記キャパシタの電圧と基準電圧を比較し、その比較結果により出力信号を生成するステップと、前記変換された電圧を前記負荷端に供給するか否かを制御するように、前記出力信号によってスイッチングされるステップと、を含む。
実施例によれば、無線電力送信装置から受信した電力を負荷端に伝達する無線電力受信装置は、前記無線電力送信装置から交流電力を受信する受信コイルと、前記受信された交流電力を直流電圧に整流する整流部と、前記整流された直流電圧を充電するキャパシタと、前記キャパシタの電圧と基準電圧を比較し、その比較結果に応じた出力信号を生成する比較部と、前記整流部とキャパシタとの間に連結され、前記直流電圧を前記負荷端に供給するか否かを制御するように、前記比較部からの出力信号によってスイッチングされるスイッチング部と、を含む。
実施例によれば、無線電力送信装置から受信した電力を負荷端に伝達する無線電力受信装置は、前記無線電力送信装置から交流電力を受信する受信コイルと、前記受信された交流電力を直流電圧に整流する整流部と、前記整流された直流電圧を充電するキャパシタと、前記キャパシタの電圧と基準電圧を比較し、その比較結果に応じた制御信号を生成する制御部と、前記整流部とキャパシタとの間に連結され、前記直流電圧を前記負荷端に供給するか否かを制御するように、前記制御部の制御信号によってスイッチングされるスイッチング部と、を含む。
実施例は、負荷端に供給される過電圧を遮断して負荷端を保護し、充電安全性を確保することができる。
実施例は、たとえ過電圧が遮断されても、過電圧が供給される間過電圧を充電電圧に変形して充電電圧を持続的に負荷端に供給することで、負荷端の充電効率を向上させ、充電時間を短縮させることができる。
実施例は、最小限のスイッチとキャパシタのみを備え、キャパシタの電圧を利用して負荷端に供給される電圧を遮断するためにスイッチを制御できるので、構造が非常に簡単で費用追加を発生させない。
なお、この他の多様な効果は、後述される実施例に係る詳細な説明において、直接的または暗示的に開示される。
実施例に係る無線電力伝送システムの説明図である。 実施例に係る送信誘導コイルの等価回路図である。 実施例に係る電力ソースと無線電力送信装置の等価回路図である。 実施例に係る無線電力受信装置の等価回路図である。 第1実施例に係る無線電力伝送システムを示したブロック図である。 図5の無線電力受信装置において電力状態情報を送信する方法を示す図である。 無線電力受信装置の制御部から出力される電力状態情報を反映した信号の一例を示す図である。 無線電力受信装置の制御部から出力される電力状態情報を反映した信号の一例を示す図である。 無線電力受信装置の制御部から出力される電力状態情報を反映した信号の一例を示す図である。 無線電力受信装置の制御部から出力される電力状態情報を反映した信号の他の例を示す図である。 無線電力受信装置の制御部から出力される電力状態情報を反映した信号の他の例を示す図である。 無線電力受信装置の制御部から出力される電力状態情報を反映した信号の他の例を示す図である。 スイッチのオンオフにより負荷端に充電する様子を示す図である。 スイッチのオンオフにより負荷端に充電する様子を示す図である。 無線電力の大小によって負荷端に供給される電圧を示した図である。 無線電力の大小によって負荷端に供給される電圧を示した図である。 無線電力の可変によって負荷端に供給される電圧を示した図である。 図5の無線電力送信装置の情報検出部を詳細に示した図である。 図12の情報検出部で生成される波形を示した図である。 図12の情報検出部で生成される波形を示した図である。 図12の情報検出部で生成される波形を示した図である。 第2実施例に係る無線電力伝送システムを示したブロック図である。 図5及び図14の第1及び第2実施例で無線電力送信装置における電力伝送制御方法を説明するフローチャートである。 図5及び図14の第1及び第2実施例で無線電力受信装置における電力伝送制御方法を説明するフローチャートである。
実施例の説明において、各構成要素の「上または下」に形成されると記載される場合、「上または下」は2つの構成要素が直接接触または1つ以上の他の構成要素が2つの構成要素の間に配置されて形成されるものも含む。また、「上または下」と表現される場合、1つの構成要素を基準に上方向だけでなく下方向の意味も含むことができる。
まず、無線端末の置き台を説明する前に、無線電力を伝送する全般的な概念を反映したシステムを説明することにする。
図1は、実施例に係る無線電力伝送システムの説明図である。
図1を示すように、実施例に係る無線電力伝送システムは、電力ソース100、無線電力送信装置200、無線電力受信装置300及び負荷端400を含むことができる。
実施例で、電力ソース100は、無線電力送信装置200に含まれることができるが、これに限定されるものではない。
無線電力送信装置200は、送信誘導コイル210及び送信共振コイル220を含むことができる。
無線電力受信装置300は、受信共振コイル310、受信誘導コイル320及び整流部330を含むことができる。
電力ソース100の両端は、送信誘導コイル210の両端と連結される。
送信共振コイル220は、送信誘導コイル210と一定距離をおいて配置される。
受信共振コイル310は、受信誘導コイル320と一定距離をおいて配置される。
受信誘導コイル320の両端は整流部330の両端と連結され、負荷端400は整流部330の両端と連結される。実施例で、負荷端400は無線電力受信装置300に含まれることができる。
電力ソース100から生成された電力は、無線電力送信装置200に伝達され、無線電力送信装置200に伝達された電力は、共振現象によって無線電力送信装置200と共振する、即ち共振周波数値が同一な無線電力受信装置300に伝達される。
以下、より具体的に電力伝送過程を説明する。
電力ソース100は、所定周波数を有する交流電力を生成して無線電力送信装置200に伝達することができる。
送信誘導コイル210と送信共振コイル220は誘導結合されている。即ち、送信誘導コイル210は、電力ソース100から供給された交流電力によって交流電流が発生し、このような交流電流による電磁気誘導によって物理的に離隔されている送信共振コイル220にも交流電流が誘導される。
その後、送信共振コイル220に伝達された電力は、共振によって無線電力送信装置200と周波数共振方式を利用して同一共振周波数を有する無線電力受信装置300に伝達される。
インピーダンスがマッチングされた2つのLC回路の間は、共振によって電力が伝送される。このような共振による電力伝送は、電磁気誘導方式による電力伝送より遠い距離までより高い伝送効率で電力伝達を可能とする。
受信共振コイル310は、送信共振コイル220から周波数共振方式を利用して伝達された電力を受信することができる。受信された電力により受信共振コイル310には交流電流が流れ、受信共振コイル310に伝達された電力は、電磁気誘導によって受信共振コイル310と誘導結合された受信誘導コイル320に伝達される。受信誘導コイル320に伝達された電力は、整流部330を介して整流されて負荷端400に伝達される。
実施例で、送信誘導コイル210、送信共振コイル220、受信共振コイル310、受信誘導コイル320は、スパイラル(spiral)またはヘリカル(helical)構造のいずれか1つの構造を有することができる、これに限定されるものではない。
送信共振コイル220と受信共振コイル310は、共振周波数にて電力伝達が可能となるように共振結合される。
送信共振コイル220と受信共振コイル310の共振結合によって、無線電力送信装置200と無線電力受信装置300の間の電力伝送効率は大きく向上される。
以上の無線電力伝送システムは、共振周波数方式による電力伝達を説明した。
実施例は、このような共振周波数方式以外にも電磁気誘導方式による電力伝達にも適用できる。
即ち、実施例で、無線電力伝送システムが電磁気誘導により電力伝送をする場合、無線電力送信装置200に含まれた送信共振コイル220と無線電力受信装置300に含まれた受信共振コイル310が省略される。
無線電力伝送において、品質係数(Quality Factor)と結合係数(Coupling Coefficient)は重要な意味を有する。即ち、電力伝送効率は、品質係数と結合係数のそれぞれと比例関係を有することができる。従って、品質係数と結合係数の少なくともいずれか1つの値が大きくなるほど電力伝送効率が向上する。
品質係数(Quality Factor)は、無線電力送信装置200または無線電力受信装置300付近に蓄積できるエネルギーの指標を意味することができる。
品質係数(Quality Factor)は、動作周波数(w)、コイルの形状、サイズ、素材などによって変わり、品質係数は次の式1表すことができる。
Q=w*L/R [式1]
Lはコイルのインダクタンスであり、Rはコイル自体で発生する電力損失量に該当する抵抗を意味する。
品質係数(Quality Factor)は、0において無限大の値を有することができ、品質係数が大きいほど無線電力送信装置200と無線電力受信装置300の間の電力伝送効率が向上する。
結合係数(Coupling Coefficient)は、送信側コイルと受信側コイルの間の磁気的結合の程度を意味するものとして、0から1の範囲を有する。
結合係数(Coupling Coefficient)は、送信側コイルと受信側コイルの相対的な位置や距離などにより変わる。
図2は、実施例に係る送信誘導コイルの等価回路図である。
図2に示すように、送信誘導コイル210はインダクタL1とキャパシタC1から構成され、これらによって適切なインダクタンスとキャパシタンス値を有する回路に構成される。
送信誘導コイル210は、インダクタL1の両端がキャパシタC1の両端に連結された等価回路から構成される。即ち、送信誘導コイル210は、インダクタL1とキャパシタC1が並列に連結された等価回路から構成される。
キャパシタC1は、可変キャパシタからなることができ、キャパシタC1のキャパシタンスが調節されることで、インピーダンスマッチングが行われる。送信共振コイル220、受信共振コイル310、受信誘導コイル320の等価回路も、図2に図示されたものと同一または類似するが、これに限定されるものではない。
図3は、実施例に係る電力ソースと無線電力送信装置の等価回路図である。
図3に示すように、送信誘導コイル210と送信共振コイル220は、それぞれインダクタンス値とキャパシタンス値を有するインダクタL1、L2とキャパシタC1、C2から構成される。
図4は、実施例に係る無線電力受信装置の等価回路図である。
図4に示すように、受信共振コイル310と受信誘導コイル320は、それぞれインダクタンス値とキャパシタンス値を有するインダクタL3、L4とキャパシタC3、C4から構成される。
整流部330は、受信誘導コイル320から伝達された交流電力を直流電力に変換し、変換された直流電力を負荷端400に伝達することができる。
具体的に、整流部330は、図示されないが、整流器と平滑回路を含むことができる。実施例で、整流器はシリコン整流器が使用され、図4に示すように、ダイオードD1で等価化することができるが、これに限定されるものではない。
整流器は、受信誘導コイル320から伝達された交流電力を直流電力に変換することができる。
平滑回路は、整流器で変換された直流電力に含まれた交流成分を除去し、なめらかな直流電力を出力することができる。実施例で、平滑回路は図4に示すように、整流キャパシタC5が使用されるが、これに限定されるものではない。
整流部330から伝達された直流電力は、直流電圧または直流電流であるが、これに限定されるものではない。
負荷端400は、直流電力を必要とする任意のバッテリーまたは装置である。例えば、負荷端400はバッテリーを意味することができる。
無線電力受信装置300は、携帯電話、ノートパソコン、マウスなどの電力を必要とする電子機器に装着される。これによって、受信共振コイル310及び受信誘導コイル320は、電子機器の形態に相応する形状を有することができる。
実施例は、インバンド(in band)通信方式で無線電力送信装置200と無線電力受信装置300の間で情報が交換されるが、これに限定されるものではない。
インバンド(In band)通信は、無線電力伝送に用いられる周波数を有する信号を利用して、無線電力送信装置200と無線電力受信装置300との間の情報を交換する通信を意味することができる。このために、無線電力受信装置300はスイッチをさらに含むことができ、スイッチのスイッチング動作によって無線電力送信装置200から送信される電力を受信または遮断することができる。これによって、無線電力送信装置200は、無線電力送信装置200にて消耗される電力量を検出して、無線電力受信装置300に含まれたスイッチのオンまたはオフ信号を認識することができる。
具体的に、無線電力受信装置300は、スイッチを利用して無線電力受信装置300に受信される電力量を変化させ、無線電力送信装置200にて消耗される電力量を変更させることができる。無線電力送信装置200は、消耗される電力の変化を感知して負荷端400の状態情報を獲得することができる。
実施例で、負荷端400の状態情報は、充電関連状態情報、即ち負荷端400の現在充電量、充電量推移に対する情報を含むことができる。負荷端400は無線電力受信装置300に含まれることができる。
負荷端400の状態情報の代わりに電力状態情報と命名することもできる。即ち、実施例は、無線電力送信装置200から受信された電力が負荷端400を充電させることに不足する電力であるのか過度な電力であるのか、または適正な電力であるのかを把握するものとして、このように電力状態情報と命名しても、実施例の技術的思想内にあることは明白である。
実施例のインバッド通信方式は、後で詳しく説明することにする。
図5は、第1実施例に係る無線電力伝送システムを示したブロック図である。図5に示すように、第1実施例に係る無線電力伝送システムは、電力ソース100、無線電力送信装置200、無線電力受信装置300及び負荷端400を含むことができる。
電力ソース100と負荷端400は、すでに詳しく上述されているので、具体的な説明は省略する。
第1実施例で、無線電力送信装置200と無線電力受信装置300は、インバンド通信方式を利用して情報を交換することができる。第1実施例のインバンド通信方式は、別途のデータ通信のための送信モジュールや受信モジュールを必要とせず、これら通信モジュールにおける通信のために用いられる別途の通信周波数を使用する必要がない。送信モジュールと受信モジュールを必要としないので、これらの間の通信プロトコルを定義する必要がない。従って、第1実施例のインバンド通信方式は、費用が著しく低減され、装置の構造の単純化と小型化が可能である。
第1実施例のインバンド通信方式は、例えば、無線電力受信装置300においてその受信される無線電力量を人為的に変化させることができる。例えば、無線電力量の受信が周期的に遮断されるようにして無線電力量を変化させることができる。無線電力受信装置300におけるこのような無線電力量の変化により、無線電力受信装置300に隣接した無線電力送信装置200の無線電力量も変化することになる。これは、無線電力送信装置200の送信コイル5と無線電力受信装置300の受信コイル11が相互影響を及ぼすためである。
例えば、無線電力受信装置300の受信コイル11と負荷端400との間を遮断すれば、無線電力受信装置300の受信コイル11に流れる電流が変化し、このような受信コイル11の電流変化は、無線電力送信装置200の送信コイル5の電流変化を誘導することになる。
従って、無線電力送信装置200は、このような送信コイル5の電流変化を感知することで、無線電力受信装置300の状態とその要請事項を含む情報を獲得することができる。また、無線電力送信装置200は、獲得された情報に基づいて無線電力受信装置300の要請事項に対応する動作を行うことができる。
無線電力受信装置300は、受信コイル11、変調部13、整流部330、信号検出部17、制御部19及び充電制御モジュール30を含むことができる。
受信コイル11は、無線電力送信装置200から伝送される無線電力を受信することができる。第1実施例の無線電力受信装置300は、電磁気誘導方式や周波数共振方式によって無線電力送信装置200の無線電力を受信することができる。
図1に示すように、周波数共振方式の場合、無線電力送信装置200の送信コイル5は送信誘導コイル210と送信共振コイル220を含み、無線電力受信装置300の受信コイル11は受信共振コイル310と受信誘導コイル320を含むことができる。
誘導方式の場合、図1に図示された無線電力送信装置200に含まれた送信共振コイルと無線電力受信装置300に含まれた受信共振コイルが省略される。
受信コイル11で受信された無線電力は整流部330に提供される。整流部330は、無線電力を整流して負荷端400に提供することができる。
負荷端400は、充電素子からなることができる。充電素子は、充電が必要な電子機器に装着される。例えば、電子機器は、移動中に無線通信を利用して情報をやり取りすることができる無線端末を含むことができる。無線端末としては、モバイル機器、携帯用コンピュータ、ナビゲーターなどを挙げることができるが、これに限定されるものではない。例えば、電子機器は、家電機器、例えばテレビ、冷蔵庫、洗濯機などを含むことができる。
信号検出部17は、整流部330から出力される信号を検出することができる。信号は、電圧信号や電流信号であるが、これに限定されるものではない。第1実施例では、信号を電圧信号に限定して説明するが、これに限定されるものではない。信号検出部17は、検出された電圧信号を制御部19に提供することができる。
制御部19は、無線電力受信装置300を全般的に制御できる。制御部19は、信号検出部17から検出された電圧信号を基に、負荷端400の状態情報を把握することができる。制御部19には、予め設定された基準電圧が設定される。第1実施例によれば、制御部19には第1及び第2基準電圧が設定されるが、これに限定されるものではない。例えば、第1基準電圧は負荷端400を充電できる最小電圧であり、第2基準電圧は負荷端400に安全に充電できる最大電圧である。
制御部19は、信号検出部17から検出された電圧信号を第1及び第2基準電圧と比較して、検出電圧と第1及び第2基準電圧の大小によって負荷端400の状態を把握することができる。
例えば、検出電圧が第1基準電圧より小さい場合、整流部330から出力された無線電力は負荷端400を充電し難い。このような場合、即ち電力不足である場合、整流部330から出力された無線電力は増加される必要がある。
例えば、検出電圧が第1基準電圧と第2基準電圧の間である場合、整流部330から出力された無線電力によって負荷端400が安定的に充電される。
例えば、検出電圧が第2基準電圧より大きい場合、整流部330から出力された無線電力によって負荷端400が過熱されたり損傷する恐れがある。このような場合、即ち電力過多な場合、整流部330から出力された無線電力は減少される必要がある。
制御部19は、検出電圧と第1及び第2基準電圧との比較によって、負荷端400の状態を反映する状態情報を生成することができる。
制御部19は、状態情報を基に変調部13を制御する。制御部19は、状態情報を基に制御信号を生成して変調部13に提供することができる。制御信号は、パルス幅変調(PWM:Pulse Width Modulation)信号である。制御信号は、負荷端400の状態と無線前送信装置200で電力の調整を要請する要請情報を含むことができる。
パルス幅変調信号は可変できる。例えば、各周期のデューティ比(duty ratio)が可変する。例えば、各周期別にデューティ比が減少する。即ち、第1周期では100%のデューティ比を有するパルスが生成され、第2周期では80%のデューティ比を有するパルスが生成され、第3周期では60%のデューティ比を有するパルスが生成され、第4周期では40%のデューティ比を有するパルスが生成される。
これとは逆に、各周期別にデューティ比が増加し得る。このとき、デューティ比の増加率または減少率は一定またはランダムである。このような増加率または減少率に対するパラメーターが制御部19に予め設定されるが、これに限定されるものではない。
パルス幅変調信号は、図7及び図8に示したような波形を有することができるが、これに限定されるものではない。
変調部13は、制御部19の制御信号に応じて変調される。このような変調部13の変調によって受信コイル11から無線電力送信装置200の送信コイル5に情報が提供される。
図6に示すように、変調部13はスイッチ14を含むことができる。スイッチ14は、半導体トランジスタからなることができるが、これに限定されるものではない。半導体トランジスタは、BJT(Bipolar Junction Transistor)、MOSFET(Metal Oxide Silicon Field Effect Transistor)及びMISFET(Metal Insulating Silicon Field Effect Transistor)のいずれか1つを含むことができる。
制御部19は、状態情報を基にパルス幅変調信号を生成して変調部13に提供することができる。パルス幅変調信号は、図7及び図8に示されように生成されるが、これに限定されるものではない。
パルス幅変調信号は、多数のハイレベル、即ちパルスと多数のローレベルを含むことができる。ハイレベルのパルス幅がパルス幅として定義される。ローレベルはハイレベルのパルスより低いレベルを有することができるが、これに限定されるものではない。
図7では各区間が一周期に定義され、各区間で同じパルス幅変調信号が生成され、図8では多数の区間が一周期に定義され、多数の区間ごとに同じパルス幅変調信号が生成される。
このように、周期別に同じパルス幅変調信号を生成することで、このうち特定周期におけるパルス幅変調信号にノイズが含まれてエラーが発生しても、無線電力送信装置200で他の周期におけるパルス幅変調信号を基に負荷端400の状態を把握するので、エラーによる誤動作を防止することができる。
図7aに示すように、状態情報が電力不足と判定された場合、第1区間において漸増するパルス幅を有する多数のパルスを含むパルス幅変調信号が生成される。第2区間においても第1区間と同じパルス幅変調信号が生成される。例えば、各パルス幅は30%、50%、70%及び90%のように増加し得る。このように、区間ごとに一周期を持って漸増するパルス幅を有する多数のパルスを含むパルス幅変調信号が生成される。
図7bに示すように、状態情報が電力過多であると判定された場合、第1区間において漸減するパルス幅を有する多数のパルスを含むパルス幅変調信号が生成される。第2区間においても第1区間と同じパルス幅変調信号が生成される。例えば、各パルス幅は90%、70%、50%及び30%にように減少し得る。このように、区間ごとに一周期を持って漸減するパルス幅を有する多数のパルスを含むパルス幅変調信号が生成される。
図7cに示すように、状態情報が電力維持と判定された場合、第1及び第2区間の両方とも同じパルス幅を有する多数のパルスを含むパルス幅変調信号が生成される。各パルス幅は50%として同一である。このように、区間ごとに一周期を持って同じパルス幅を有する多数のパルスを含むパルス幅変調信号が生成される。
図7a〜図7cでは、4つのパルス幅(30%、50%、70%、90%)に限定されているが、これに限定されるものではない。
図8aに示すように、状態情報が電力不足と判断される場合、各区間では同じパルス幅を有する多数のパルスを含むパルス幅変調信号が生成され、各区間のパルス幅は異なる。例えば、第1〜第3区間でのパルス幅は30%、60%及び90%のように増加する。
図8bに示すように、状態情報が電力過多であると判断される場合、各区間では同じパルス幅を有する多数のパルスを含むパルス幅変調信号が生成され、各区間のパルス幅は異なる。例えば、第1〜第3区間でのパルス幅は90%、60%及び30%のように減少する。
図8cに示すように、状態情報が電力維持と判断される場合、各区間では同じパルス幅を有する多数のパルスを含むパルス幅変調信号が生成され、各区間のパルス幅は全部同一である。例えば、第1〜第3区間でのパルス幅は全部50%として同一である。
以上で説明したパルス幅の増加比はデューティ比として表すこともできる。例えば、パルス幅が増加することは、デューティ比が増加することと説明することができる。図7aでは、各パルスのデューティ比は一周期内で30%、50%、70%及び90%のように増加することができる。図7bでは、各パルスのデューティ比は一周期内で90%、70%、50%及び30%のように減少することができる。図7cでは、各パルスの一周期内で50%として同一である。図8a〜図8cも同じくデューティ比が可変する。
図8a〜図8cでは、3つのパルス幅(50%、70%、90%)に限定されているが、これに限定されるものではない。
変調部13、具体的にスイッチ14は、制御部19から提供されたパルス幅変調信号に応じてスイッチング制御される。即ち、パルス幅変調信号のハイレベルによってターンオンされ、パルス幅変調信号のローレベルによってターンオフされる。従って、スイッチ14は、パルス幅変調信号の多数のハイレベルと多数のローレベルによってターンオンとターンオフが繰り返される。
スイッチ14がターンオンされる時とターンオフされる時に受信コイル11に流れる電流が変わる。例えば、スイッチ14がターンオフされる時の受信コイル11に流れる電流が、スイッチ14がターンオンされる時の受信コイル11に流れる電流より小さくなるが、これに限定されるものではない。
このように、受信コイル11に流れる電流が周期的に可変すると、受信コイル11の磁場が変わり、このような磁場の可変によって受信コイル11に隣接した無線電力送信装置200の送信コイル5の磁場も可変され、このような送信コイル5の磁場の可変によって送信コイル5に流れる電流も可変する。従って、このような送信コイル5の電流を感知することで、負荷端400の状態が把握される。これに対してはまた後述する。
充電制御モジュール30は、無線電力受信装置200にて過電圧の無線電力が受信される場合、このような過電圧によって負荷端400が損傷することを防止することができる。充電制御モジュール30は、無線電力受信装置200にて過電圧の無線電力が受信されても、このような過電圧を負荷端400の充電に適合した電圧、充電最適電圧に近接した電圧に変形させ、持続的に負荷端400を充電できるので、充電効率が向上し、充電時間が短縮される。
充電制御モジュール30は、スイッチ32、キャパシタ34、比較部36及び充電制御部38を含むことができる。
スイッチ32は、整流部330の出力端とキャパシタ34の一端との間に連結される。スイッチ32は、充電制御部38の制御下で整流部330の出力信号、例えば出力電圧V1を負荷端400に供給または遮断するためにスイッチング制御される。
例えば、スイッチ32がターンオンされると、整流部330の出力電圧V1が負荷端400に供給される。
例えば、スイッチ32がターンオフされると、整流部330の出力電圧V1が負荷端400に供給されなくなる。整流部330の出力電圧V1が充電最適電圧より高い過電圧である場合、スイッチ32のターンオフによって過電圧V1が負荷端400に供給されなくなり、負荷端400の損傷が防止される。
スイッチ32は、MOSFETのようなFET(Field Effect Transistor)やBJT(Bipolar Junction Transistor)からなることができるが、これに限定されるものではない。
第1実施例では、便宜上スイッチ32を開示しているが、スイッチ32の代わりにスイッチング制御の役割をする他の手段を用いることができる。例えば、OP AMPをスイッチ32として用いることもできる。
キャパシタ34の一端はスイッチ32と負荷端400との間に連結され、他端は接地される。キャパシタ34は、スイッチ32のターンオンとターンオフによって充放電される。
即ち、スイッチ32がターンオンされる場合、整流部330の出力電圧V1が負荷端400に供給されると共に、キャパシタ34に充電される。スイッチ32がターンオフされる場合、整流部330の出力電圧V1が負荷端400に供給されない代わりに、キャパシタ34に充電された電圧V2が負荷端400に供給されてキャパシタ34は放電される。V2はキャパシタ34の両端にかかる電圧として、キャパシタ34に充電された電圧である。
比較部36は、キャパシタ34に充電された電圧V2、即ち負荷端400に供給される電圧と基準電圧Vrefとの比較によって、出力信号を生成することができる。基準電圧Vrefは、充電最適電圧であるといえる。
例えば、キャパシタ34に充電された電圧V2が基準電圧Vrefより高い場合、比較部36はローレベル信号、例えば「0」を出力信号として出力できるが、これに限定されるものではない。
例えば、キャパシタ34に充電された電圧V2が基準電圧Vrefと同一または低い場合、比較部36はハイレベル信号、例えば「1」を出力信号として出力できるが、これに限定されるものではない。
充電制御部38は、比較部36から出力された出力信号を基に、スイッチ32を制御するための制御信号を生成してスイッチ32に提供することができる。
例えば、充電制御部38は、比較部36からの出力信号がローレベル信号である場合、ローレベルの制御信号を生成することができる。このようなローレベルの制御信号によってスイッチ32がターンオフされて整流部330の出力電圧V1が負荷端400に供給されなくなり、過電圧による負荷端400の損傷が防止される。
例えば、充電制御部38は、比較部36からの出力信号がハイレベル信号である場合、ハイレベルの制御信号を生成することができる。このような場合、ハイレベルの制御信号によってスイッチ32がターンオンされて整流部330の出力電圧V1が負荷端400に供給され、負荷端400が充電される。充電制御部38は制御部19に含まれてもよいが、これに限定されるものではない。
図示されないが、充電制御部38が省略され、比較部36の出力信号によって直接スイッチ32が制御される。即ち、比較部36が比較と制御の役割をすることができる。
即ち、比較部36からローレベル信号が出力されると、このようなローレベル信号によってスイッチ32がターンオフされる。比較部36からハイレベル信号が出力されると、このようなハイレベル信号によってスイッチ32がターンオンされる。
図9a及び図10aに示すように、スイッチ32がターンオンされる場合、即ち整流部330の出力電圧V1が充電最適電圧より高い過電圧である場合、整流部330の出力電圧V1が負荷端400に供給されなくなる。このような場合、キャパシタ34に充電された電圧V2がある場合、このような充電電圧V2が負荷端400に供給され負荷端400が充電される。充電電圧V2の供給によりキャパシタ34の両端にかかる電圧が減少する。
図9bに示すように、スイッチ32がターンオンされる場合、即ち整流部330の出力電圧V1が充電最適電圧より低い場合、整流部330の出力電圧V1が負荷端400に供給される。これと同時に、整流部330の出力電圧V1はキャパシタ34に充電される。これによって、キャパシタ34の両端にかかる電圧は増加する。
以上のように、第1実施例は、整流部330から過電圧が充電される場合、直ちにスイッチ32をターンオフさせ過電圧が負荷端400に供給されることを遮断することができる。
図10aに示すように、整流部330から基準電圧より低い出力電圧V1が持続的に供給される場合、キャパシタ34の両端にかかる電圧V2も整流部330の出力電圧V1となるので、比較部36及び充電制御部38による制御によってスイッチ32が常にターンオンされるので、整流部330の出力電圧V1が持続的に負荷端400に供給される。
また、図10bに示すように、整流部330から基準電圧より高い過電圧の出力電圧V2が持続的に供給される場合、スイッチ32が交互にターンオン及びターンオフが繰り返されることで、キャパシタ34の両端にかかる電圧V2が基準電圧を基準に、基準電圧より高くまたは低く充放電されるパルス波形を有することができる。このようなパルス波形の充電電圧V2が負荷端400に供給される。従って、整流部330から過電圧が出力されても、このような過電圧を基準電圧に近接した充電電圧V2に変形させ、このような充電電圧V2で負荷端400を充電することができ、充電効率を向上させることができる。
キャパシタ34の両端にかかる電圧V2は、基準電圧に対して±10%〜±30%以内の範囲を有することができる。
例えば、基準電圧が5Vである場合、キャパシタ34の両端にかかる電圧は3.5V〜6.5Vに可変されるパルス波形を有することができる。3.5V以下である場合、充電効率が落ちることになり、6.5V以上である場合、負荷端400が損傷する可能性がある。
例えば、基準電圧が5Vである場合、キャパシタ34の両端にかかる電圧は4.5V〜5.5Vの範囲を有することができる。
具体的に説明すれば、以下のようである
動作1:整流部330の出力電圧V1が充電最適電圧より高い過電圧である場合、キャパシタ34の両端にかかる電圧V2も整流部330の出力電圧V1となり、キャパシタ34の両端にかかる電圧V2が基準電圧より高くなるので、比較部36によりローレベル信号が出力され、図9aに示したように制御部の制御によってスイッチ32がターンオフされる。これによって、整流部330の出力電圧V1がキャパシタ34に供給されなくなる。スイッチ32により整流部330の出力電圧V1がキャパシタ34に充電されないが、キャパシタ34の充電電圧V2は負荷端400に持続的に供給されるので、キャパシタ34の両端にかかる電圧V2が減少することになる。
動作2:キャパシタ34の両端にかかる電圧V2が持続的に減少して基準電圧より低くなる場合、図9bに示したように比較部36及び制御部の制御によってスイッチ32がターンオンされ、整流部330の出力電圧V1がキャパシタ34に供給される。これによって、キャパシタ34の両端にかかる電圧V2が再び増加することになり、キャパシタ34の両端にかかる電圧V2は充電電圧として負荷端400に供給される。
動作3:キャパシタ34の両端にかかる電圧V2が持続的に増加して基準電圧より高くなる場合、図9aに示したように比較部36及び制御部の制御によってスイッチ32がターンオフされ、整流部330の出力電圧V1がキャパシタ34に供給されなくなる。以前キャパシタ34に充電された電圧V2が負荷端400に持続的に供給されるので、キャパシタ34の両端にかかる電圧V2が減少することになる。
図10bに示すように、整流部330から充電電圧または基準電圧より大きい過電圧の出力電圧が持続的に出力される場合、以上の動作1〜動作3の過程が持続的に繰り返されることで、過電圧による負荷端400の損傷が防止される。また、過電圧が基準電圧に近接した充電電圧に変形され負荷端400に持続的に供給されることで、負荷端400の充電効率が向上し、充電時間も短縮される。
一方、図11に示すように、無線電力受信装置において基準電圧より高い過電圧と基準電圧より低い電圧が交互に受信される場合にも、与えられた区間の間持続的に負荷端400が充電される。
例えば、第1区間の間無線電力受信装置において受信された無線電力が基準電圧より低い電圧である場合、充電制御モジュール30のスイッチ32が常にターンオンされることで、基準電圧より低い電圧が負荷端400に供給される。従って、負荷端400の充電が可能となる。
例えば、第2区間の間無線電力受信装置において受信された無線電力が基準電圧より低い電圧から基準電圧より高い過電圧に変更された場合、充電制御モジュール30のスイッチ32がキャパシタ34の両端にかかる電圧と基準電圧の大小によって交互にターンオン及びターンオフされ、過電圧がキャパシタ34にて基準電圧に近接した充電電圧に変形され、このような充電電圧が負荷端400に供給される。従って、負荷端400の充電が可能となる。
例えば、第3区間の間無線電力受信装置において受信された無線電力が基準電圧より高い過電圧から基準電圧より低い電圧に変更された場合、充電制御モジュール30のスイッチ32は常にターンオンされることで、基準電圧より低い電圧が負荷端400に供給される。従って、負荷端400の充電が可能となる。
例えば、第4区間の間無線電力受信装置において受信された無線電力が基準電圧より低い電圧から基準電圧より高い電圧に変更された場合、充電制御モジュール30のスイッチ32がキャパシタ34の両端にかかる電圧と基準電圧の大小によって交互にターンオン及びターンオフされ、過電圧がキャパシタ34にて基準電圧に近接した充電電圧に変形され、このような充電電圧が負荷端400に供給される。従って、負荷端400の充電が可能となる。
従って、間欠的に基準電圧より高い過電圧が無線電力受信装置に受信されても、このような過電圧によって負荷端400が損傷することなく持続的に負荷端400が充電され、負荷端400の充電効率が向上し、充電時間が短縮される。
一方、無線電力送信装置200は、電力調整部3、送信コイル5、情報検出部7及び制御部9を含むことができる。
送信コイル5は、電力ソース100から提供された電力を、電磁気誘導方式または共振周波数方式を利用して無線電力受信装置300の受信コイル11に伝送することができる。
受信コイル11の電流及び磁場の変化に応じて送信コイル5の電流及び磁場も変化することになる。
情報検出部7は、送信コイル5の電流の変化を感知することができる。図12に示すように、情報検出部7は、電流検出素子21、電流感知部23、比較部25及びADC27を含むことができるが、これに限定されるものではない。
電流検出素子21は送信コイル5と連結され、送信コイル5の電流が流れるようにすることができる。電流検出素子21の一側は送信コイル5と連結され、電流検出素子21の他側はグラウンド接地されるが、これに限定されるものではない。
電流検出素子21は抵抗素子からなることができるが、これに限定されるものではない。
電流検出素子21に流れる電流Idは、図13aに示したように鋸歯状のリップル(ripple)信号を含むことができる。このようなリップル信号は、上述したように無線電力受信装置300の制御部19から提供されたパルス幅変調信号による変調部13のスイッチ3214のスイッチング制御によって、受信コイル11の電流変化に起因したものと考えられる。例えば、リップル信号において、各鋸歯の上部領域はパルス幅変調信号のハイレベルに対応し、各鋸歯の歯間領域がパルス幅変調信号のローレベルに対応するが、これに限定されるものではない。
即ち、無線電力受信装置300の制御部19で生成されたパルス幅変調信号による変調部13のスイッチ3214によるスイッチング制御によって、受信コイル11の電流変化に応じて無線電力送信装置200の送信コイル5の電流が増加と減少が繰り返される鋸歯状を有することができる。このとき、各鋸歯のサイズが異なるが、このようなサイズは、無線電力受信装置300の制御部19のパルス幅変調信号のパルス幅またはデューティ比に対応することができる。
電流感知部23は、電流検出素子21に流れる電流信号Idを感知することができる。
電流感知部23は、第1及び第2入力端が電流検出素子21の第1及び第2ノードに連結される。従って、電流感知部23は、第1及び第2入力端の間に配置される電流検出素子21に流れる電流信号Idを感知して、図13bに示したように第1電圧信号に変換させることができる。
第1電圧信号は、電流信号と類似形状を有することができる。即ち、第1電圧信号も鋸歯状のリップル信号を含むことができる。
比較部25は第1及び第2入力端を有し、第1入力端は電流感知部23の出力端と連結され、第2入力端は基準電圧入力ラインに連結される。
基準電圧Vref信号が第2入力端を介して比較部25に入力される。基準電圧Vrefは、直流電圧信号である。電流感知部23の出力信号、即ち第1電圧信号が第1入力端を介して比較部25に入力される。
比較部25は、電流感知部23からの第1電圧信号と基準電圧信号を基に、図13cに示したように矩形波の多数のパルスを含む第2電圧信号を生成することができる。
基準電圧信号Vrefは、第1電圧信号の鋸歯の最上点と最低点の間で決定される。
比較部25は、第1電圧信号のうちの基準電圧信号より大きい部分をハイレベルに処理し、基準電圧信号より小さい部分はローレベルに処理することができる。これによって、基準電圧信号より大きいハイレベルと基準電圧信号より小さいローレベルを含む第2電圧信号が生成される。ハイレベルとローレベルが一周期として定義され、ハイレベルがパルスとして定義される。
比較部25から出力された第2電圧信号における各パルス幅は同一または異なる。例えば、各パルス幅は、漸増または漸減または相互同一である。
比較部25から出力された第2電圧信号はADC27に提供される。
ADC(アナログ−デジタルコンバータ)27は、比較部25から出力された第2電圧信号をデジタル電圧信号に変換することができる。このように変換されたデジタル電圧信号が制御部9に提供される。
以上のように、別途の通信モジュールを備えることなく、単に受信コイル11と送信コイル5の電流変化のみを利用して通信することをインバンド通信であると称することができる。
窮極的に、情報検出部7は、無線電力受信装置300で要請した情報(以下、要請情報という)を制御部9に提供することができる。
制御部9は、無線電力送信装置200を全般的に制御できる。また、制御部9は、情報検出部7から提供された要請情報を基に、無線電力受信装置300の要請事項を把握することができる。即ち、制御部9は、情報検出部7、具体的にADC27から提供されたデジタル電圧信号を基に、負荷端400の状態及び無線電力受信装置300の要請事項を把握することができる。
例えば、第2電圧信号のパルス幅が漸増する場合、制御部9は負荷端400に供給される電力が不足することを把握すると共に、無線電力受信装置300から電力を増加させることを要請したことを把握することができる。
制御部9は、情報検出部7から把握された無線電力受信装置300の要請事項を基に、電力調整部3を制御して無線電力受信装置300に送信する電力を調節することができる。
例えば、無線電力受信装置300から電力を増加させることを要請した場合、制御部9は、電力調整部3を制御して電力ソース100から提供された電力を増加させることができる。このように増加した電力が送信コイル5に提供され、送信コイル5で増加された電力が電磁気誘導方式や共振周波数方式によって無線電力受信装置300に送信される。無線電力受信装置300の受信コイル11は、増加された電力を受信して整流部330を経て負荷端400に提供することができる。
例えば、無線電力受信装置300から電力を減少させることを要請した場合、制御部9は、電力調整部3を制御して電力ソース100から提供された電力を減少させることができる。このように減少した電力が送信コイル5に提供され、送信コイル5で減少された電力が電磁気誘導方式や共振周波数方式によって無線電力受信装置300に送信される。無線電力受信装置300の受信コイル11は、減少された電力を受信して整流部330を経て負荷端400に提供することができる。
第1実施例では、電力調整部3が電力ソース100と送信コイル5との間に配置されているが、これに限定されるものではない。即ち、電力調整部3は、電力ソース100に含まれることができる。このような場合、制御部9の制御によって電力ソース100の電力が調整され、送信コイル5に提供される。
図14は、第2実施例に係る無線電力伝送システムを示したブロック図である。第2実施例は、第1実施例の比較部36と充電制御部38が省略されたことを除いては、第1実施例と類似している。
図14に示すように、第2実施例に係る無線電力伝送システムは、電力ソース100、無線電力送信装置200、無線電力受信装置300及び負荷端400を含むことができる。
無線電力送信装置200は、電力調整部3、送信コイル5、情報検出部7及び制御部9を含むことができる。無線電力送信装置200の構成要素は、すでに詳しく上述されているので具体的な説明は省略するが、これらの構成要素は第1実施例から容易に理解できる。
無線電力受信装置300は、受信コイル11、変調部13、整流部330、信号検出部17、制御部19及び充電制御モジュール40を含むことができる。充電制御モジュール40は、スイッチ32とキャパシタ34を含むことができる。無線電力受信装置300の構成要素は、すでに詳しく上述されているので具体的な説明は省略するが、これらの構成要素は第1実施例から容易に理解できる。
第2実施例では、第1実施例の比較部36と充電制御部38の役割を制御部19が担当することになる。
制御部19は、キャパシタ34の両端にかかる電圧V2を予め設定された基準電圧Vrefと比較し、その大小によってスイッチ32のターンオンまたはターンオフを制御できる。
図示されないが、キャパシタ34と負荷端400との間に信号検出部が配置され、この信号検出部からキャパシタ34の両端にかかる電圧が検出され制御部に提供される。
または、信号検出部なしに、キャパシタ34の両端にかかる電圧が直接制御部に提供され、制御部にてキャパシタ34の両端にかかる電圧を必要に応じて信号処理し、基準電圧と比較することもできる。
例えば、キャパシタ34の両端にかかる電圧V2が基準電圧より高い場合、制御部から生成されたローレベルの制御信号によってスイッチ32がターンオフされ、整流部330の出力電圧V1がキャパシタ34に供給されなくなる。このような場合にも、キャパシタ34に以前充電された電圧V2がある場合、このような充電電圧V2が負荷端400に供給される。
例えば、キャパシタ34の両端にかかる電圧V2が基準電圧より低い場合、制御部から生成されたハイレベルの制御信号によってスイッチ32がターンオンされ、整流部330の出力電圧V1がキャパシタ34に供給されて充電されると共に、負荷端400に供給される。
図15は、図5及び図14の第1及び第2実施例で無線電力送信装置における電力伝送制御方法を説明するフローチャートである。
図5、図6、図12、図14及び図15に示すように、まず無線電力送信装置200にて無線電力受信装置300が無線電力を受信できる位置にあるかを把握することができる(S501)。無線電力送信装置200にて無線電力受信装置300を感知できるように、比較的低い無線電力を送信することができる。このときの無線電力は、実際に負荷端400への充電に用いられる無線電力よりはるかに低いものとして、無線電力受信装置300さえ感知できれば充分である。
例えば、無線電力受信装置300が無線電力送信装置200に近接すると、無線電力受信装置300が無線電力受信装置200から送信した無線電力を受信することになる。無線電力の送信が無線電力送信装置200と無線電力受信装置200の間の電磁気誘導方式や共振周波数方式によってなされるので、無線電力受信装置300が無線電力を受信することで、無線電力送信装置200の送信コイル5に流れる電流が可変する。従って、このように可変された電流を検出することで、無線電力送信装置200は無線電力受信装置300に近くに存在するのかを感知することができる。以上の説明は一実施例に過ぎず、他の方法によって無線電力受信装置300の存在を感知することもできる。
無線電力受信装置300が感知された後、無線電力受信装置300から送信した情報があるのかを検出することができる(S503)。このような情報検出については、図12で既に説明されているのでその詳細な説明は省略する。
情報が検出されない場合、検出限界以下であるのか(S505)と5回以上情報が検出されないのか(S507)を判断することができる。
検出限界以下または5回以上情報が検出されない場合、S501ステップに移動して無線電力受信装置300を感知する動作を行うことができる。このような場合は、無線電力受信装置300が無線電力の受信能力範囲をはずれたと解釈することができる。
無線電力送信装置200の制御部9で検出された情報を分析して、無線電力受信装置300で無線電力増加を要請しているのかを把握することができる(S 511)。
無線電力受信装置300から無線電力増加を要請していると判断される場合、制御部9は電力調整部3を制御して無線電力を増加させることができる(S 513)。このように増加された無線電力は送信コイル5を介して伝送される。
例えば、無線電力受信装置300から無線電力減少を要請していると判断される場合(S515)、制御部9は電力調整部3を制御して無線電力を減少させることができる(S 517)。
例えば、無線電力受信装置300から無線電力維持を要請していると判断される場合(S521)、制御部9は現在電力調整部3で調整された無線電力を加減させることなく、そのまま維持させることができる(S523)。
図16は、図5及び図14の第1及び第2実施例で無線電力受信装置における電力伝送制御方法を説明するフローチャートである。
図5、図6、図12、図14及び図15に示すように、無線電力受信装置300の信号検出部17にて整流部330から信号を検出することができる(S601)。信号検出方法については、図6で既に説明されているのでその詳細な説明は省略する。
制御部19は、信号検出部17にて検出された信号を第1基準電圧と第2基準電圧と比較することができる。即ち、検出信号が第1基準電圧より低いのかを判断することができる(S603)。
例えば、検出信号が第1基準電圧より低い場合、制御部19は、無線電力増加を要請するためにパルス幅変調信号を生成して変調部13を変調し、受信コイル11を介して無線電力送信装置200に送ることができる(S605)。
検出信号が第2基準電圧より高いのかを判断し(S607)、検出信号が第2基準電圧より高い場合、制御部19は無線電力減少を要請するためにパルス幅変調信号を生成して変調部13を変調し、受信コイル11を介して無線電力送信装置200に送ることができる(S609)。
検出信号が第1基準電圧と第2基準電圧との間にあると判断される場合、無線電力維持を要請するためにパルス幅変調信号を生成して変調部13を変調し、受信コイル11を介して無線電力送信装置200に送ることができる(S611)。
制御部19は、一定時間が経過したのかを判断し(613)、一定時間が経過した場合、再び信号検出を行うように信号検出部17を制御することができる。第1及び第2実施例は、インバンド通信方式で無線電力送信装置200の送信コイル5と無線電力受信装置300の受信コイル11を利用してデータを送受信することができる。このようなインバンド通信方式は、無線電力伝送動作を妨害する恐れがある。従って、できるだけこのような妨害を最小化するために、一定時間の間だけでもインバンド通信方式を利用したデータ送受信を行わないことで、円滑な無線電力伝送が行われるようにし、これは負荷端400の充電効率の向上につながることになる。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明は上記特定の実施例に限定されものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、本発明が属する技術分野で通常の知識を有した者によって多様に変形して実施可能であることは勿論であり、このような変形も本発明の範囲に含まれると理解されるべきである。
3 電力調整部
5 送信コイル
7 情報検出部
9、19 制御部
11 受信コイル
13 変調部
14 スイッチ
17 信号検出部
21 抵抗素子
23 電流感知部
25 比較部
27 ADC
30、40 充電制御モジュール
32 スイッチ
34 キャパシタ
36 比較部
38 充電制御部
100 電力ソース
200 無線電力送信装置
210:送信誘導コイル
220:送信共振コイル
300:無線電力受信装置
310:受信共振コイル
320:受信誘導コイル
330:整流部
400:負荷端

Claims (4)

  1. 無線電力送信装置から受信した電力を負荷端に伝達する無線電力受信装置であって、
    前記無線電力送信装置から交流電力を受信する受信コイルと、
    (1)前記受信された交流電力を直流電圧に整流して、信号検出部に出力するとともに、(2)前記信号検出部では前記直流電圧から信号を検出し、制御部では、前記信号検出部から検出された信号を基に、前記負荷端の状態を把握し、前記受信コイルとの間に配置された変調部では、前記制御部の制御信号に応じて変調しており、(3)前記変調部の変調によって、前記受信コイルから前記無線電力送信装置の送信コイルに情報が提供され、前記制御部は、前記検出された電圧信号が第2基準電圧より小さい場合、無線電力が不足であると判断し、前記検出された電圧信号が前記第2基準電圧と第3基準電圧の間である場合、無線電力が安定していると判断し、前記検出された電圧信号が前記第3基準電圧より大きい場合、無線電力が過多であると判断し、(4)前記制御部は、前記制御信号として、周期別に同じパルス幅変調信号を生成し、前記無線電力が不足であると判断すると、無線電力増加を要請するために、周期の間漸増するパルス幅を有する多数のパルスを含むパルス幅変調信号を生成し、前記無線電力が安定していると判断すると、無線電力維持を要請するために、一周期の間同じパルス幅を有する多数のパルスを含むパルス幅変調信号を生成し、前記無線電力が過多であると判断すると、無線電力減少を要請するために、一周期の間漸減するパルス幅を有する多数のパルスを含むパルス幅変調信号を生成する整流部と、
    前記整流された直流電圧を充電するキャパシタと、
    前記キャパシタの電圧と第1基準電圧を比較し、その比較結果に応じた出力信号を生成する比較部と、
    前記整流部とキャパシタとの間に連結され、前記直流電圧を前記負荷端に供給するか否かを制御するように、前記比較部からの出力信号によってスイッチングされるスイッチング部を含み、
    前記直流電圧が前記第1基準電圧より低い第1区間の間、前記スイッチング部がターンオンされて前記直流電圧が前記負荷端に供給され、
    前記直流電圧が前記第1基準電圧より高い第2区間の間、前記キャパシタの電圧が前記第1基準電圧より高い場合、前記比較部の出力信号によって前記スイッチング部がオープンされて前記キャパシタの電圧が前記負荷端に供給され、前記キャパシタの電圧が前記第1基準電圧より低い場合、前記比較部の出力信号によって前記スイッチング部が導通されて、前記直流電圧が前記キャパシタに充電されて前記キャパシタの電圧が前記負荷端に供給される、無線電力受信装置。
  2. 前記第1基準電圧は、前記負荷端の充電に適合した電圧である充電最適電圧である請求項1に記載の無線電力受信装置。
  3. 無線電力送信装置から受信した電力を負荷端に伝達する無線電力受信装置であって、
    前記無線電力送信装置から交流電力を受信する受信コイルと、
    (1)前記受信された交流電力を直流電圧に整流して、信号検出部に出力するとともに、(2)前記信号検出部では前記直流電圧から信号を検出する整流部と、
    前記整流された直流電圧を充電するキャパシタと、
    (1)前記キャパシタの電圧と第1基準電圧を比較し、その比較結果に応じた制御信号を生成するとともに、(2)前記信号検出部から検出された信号を基に、前記負荷端の状態を把握すして、前記受信コイルと前記整流部の間に配置された変調部に制御信号に応じた変調を実行させ、(3)前記変調部の変調によって、前記受信コイルから前記無線電力送信装置の送信コイルに情報が提供され、(4)前記検出された電圧信号が第2基準電圧より小さい場合、無線電力が不足であると判断し、前記検出された電圧信号が前記第2基準電圧と第3基準電圧の間である場合、無線電力が安定していると判断し、前記検出された電圧信号が前記第3基準電圧より大きい場合、無線電力が過多であると判断し、(5)前記制御信号として、周期別に同じパルス幅変調信号を生成し、前記無線電力が不足であると判断すると、無線電力増加を要請するために、周期の間漸増するパルス幅を有する多数のパルスを含むパルス幅変調信号を生成し、前記無線電力が安定していると判断すると、無線電力維持を要請するために、一周期の間同じパルス幅を有する多数のパルスを含むパルス幅変調信号を生成し、前記無線電力が過多であると判断すると、無線電力減少を要請するために、一周期の間漸減するパルス幅を有する多数のパルスを含むパルス幅変調信号を生成する制御部と、
    前記整流部とキャパシタとの間に連結され、前記直流電圧を前記負荷端に供給するか否かを制御するように、前記制御部の制御信号によってスイッチングされるスイッチング部を含み、
    前記直流電圧が前記第1基準電圧より低い第1区間の間、前記スイッチング部がターンオンされて前記直流電圧が前記負荷端に供給され、
    前記直流電圧が前記第1基準電圧より高い第2区間の間、前記キャパシタの電圧が前記第1基準電圧より高い場合、前記制御部の制御信号によって前記スイッチング部がオープンされて前記キャパシタの電圧が前記負荷端に供給され、前記キャパシタの電圧が前記第1基準電圧より低い場合、前記制御部の制御信号によって前記スイッチング部が導通されて、前記直流電圧が前記キャパシタに充電されて前記キャパシタの電圧が前記負荷端に供給される、無線電力受信装置。
  4. 前記第1基準電圧は、前記負荷端の充電に適合した電圧である充電最適電圧である請求項に記載の無線電力受信装置。
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