JP6280959B2 - ランプ及び導光部材 - Google Patents

ランプ及び導光部材 Download PDF

Info

Publication number
JP6280959B2
JP6280959B2 JP2016132750A JP2016132750A JP6280959B2 JP 6280959 B2 JP6280959 B2 JP 6280959B2 JP 2016132750 A JP2016132750 A JP 2016132750A JP 2016132750 A JP2016132750 A JP 2016132750A JP 6280959 B2 JP6280959 B2 JP 6280959B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
peripheral surface
main body
inner peripheral
light
lamp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016132750A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018006189A (ja
Inventor
重孝 丸山
重孝 丸山
貴司 堀野
貴司 堀野
Original Assignee
日本ボデーパーツ工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本ボデーパーツ工業株式会社 filed Critical 日本ボデーパーツ工業株式会社
Priority to JP2016132750A priority Critical patent/JP6280959B2/ja
Publication of JP2018006189A publication Critical patent/JP2018006189A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6280959B2 publication Critical patent/JP6280959B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Planar Illumination Modules (AREA)

Description

本発明は、半導体発光素子を備えるランプであって、特に、車両用のマーカーランプとして用いられるランプ、及びこのランプに用いられる導光部材に関する。
トラック等の大型車両における車体の側面を照射する目的で、車体の側面にマーカーランプが取り付けられることがある。マーカーランプを点灯させることで、夜間において、運転者からの自車の位置確認を容易にするとともに、他車から自車への衝突の防止も期待できる。
マーカーランプは、一般的なランプと同様に、基部と、基部の表面に配された光源と、基部に取り付けられるとともに光源を覆うカバーとを備える(特許文献1参照)。従来のマーカーランプでは光源として白熱電球等が用いられてきたが、近年、ランプを長寿命化するために、光源としてLED(Light Emitting Diode)のような半導体発光素子が用いられている。
特開2004−265700号公報
しかし、半導体発光素子は白熱電球等の光源と比べて出射光の指向性が高いため、基部の表面に半導体発光素子を配置したランプでは、半導体発光素子の光出射方向の輝度が高く、半導体発光素子の光出射方向と交差する方向の輝度が低くなる、即ち、ランプにおいて輝度むらが生じる。
本発明は、斯かる実情に鑑み、光源として半導体発光素子を採用するとともに、ランプの輝度むらを抑制したランプを提供するものである。
本発明にかかるランプは、基部と、前記基部の表面に配置された半導体発光素子と、前記基部の表面で前記半導体発光素子を囲んだ状態で、該半導体発光素子の光出射方向に延びる筒状の本体部を含むとともに、透光性材料で構成された導光部材と、前記基部に取り付けられるとともに、前記導光部材を覆うカバーであって、透光性材料で構成されたカバーとを備え、前記本体部は、内周面が前記基部から遠ざかるほど前記本体部の中心軸に近づくよう傾斜している第1部分と、前記第1部分よりも前記基部の近くに位置するとともに、内周面が前記第1部分の内周面と前記本体部の中心軸とのなす角度と異なる角度を前記本体部の中心軸となし、且つ、前記基部から遠ざかるほど前記本体部の中心軸に近づくよう傾斜している第2部分とを有し、前記半導体発光素子からの出射光が透過することで、該出射光を前記半導体発光素子の光出射方向と交差する方向に拡散させることを特徴とする。
上記構成のランプによれば、本体部は、半導体発光素子からの出射光が透過することで、該出射光を半導体発光素子の光出射方向と交差する方向に拡散させるため、出射光の指向性の高い半導体発光素子を用いても、半導体発光素子の光出射方向と該方向に交差する方向との輝度の差が小さくなり、これにより、ランプの輝度むらを抑制できる。
また、上記構成のランプによれば、第1部分の内周面は、基部から遠ざかるほど本体部の中心軸に近づくように傾斜し、半導体発光素子は本体部の内側に収容されているため、内周面が傾斜していない場合と比べて、第1部分の内周面には半導体発光素子からの出射光がより多く到達する。従って、上記構成のランプによれば、第1部分に半導体発光素子からの出射光がより多く到達し、この到達した光が第1部分に入射して内部で反射等することで、本体部を透過した光が拡散されるため、ランプの輝度むらがより抑えられる。
さらに、上記構成のランプによれば、第1部分の内周面の傾斜角と第2部分の内周面の傾斜角とが異なることにより、第1部分と第2部分とで、光の拡散方向が異なるため、半導体発光素子からの出射光がより広い範囲に拡散されやすくなり、ランプの輝度むらが抑えられる。
本発明にかかるランプの一態様として、前記カバーは、前記本体部により拡散された光が透過することで、該拡散された光を該本体部により拡散された方向と異なる方向に拡散させてもよい。
上記構成のランプによれば、カバーが本体部により拡散された光が透過することで、該拡散された光を本体部により拡散された方向と異なる方向に拡散させるため、半導体発光素子からの出射光が、本体部で拡散された上に、さらに、本体部により拡散された方向と異なる方向に拡散されるため、ランプの輝度むらがより抑えられる。
上記構成のランプでは、さらに、前記本体部の内周面及び外周面の少なくとも一方に、前記本体部の中心軸と交差する方向に延びる凹条及び凸条の少なくとも一方が設けられてもよい。
上記構成のランプによれば、本体部の内周面及び外周面の少なくとも一方において、凹条及び凸条の少なくとも一方が、本体部の中心軸と交差する方向に延びている、即ち、本体部の内周面及び外周面の少なくとも一方に、中心軸に対して傾斜した面が存在する。従って、上記構成のランプによれば、半導体発光素子からの出射光が、本体部に入射した後に、中心軸に対して傾斜した面で反射されるため、半導体発光素子の光出射方向と交差する方向に拡散されやすくなり、ランプの輝度むらが抑えられる。
上記構成のランプでは、さらに、前記カバーの内周面及び外周面の少なくとも一方に、前記本体部に設けられる凹条及び凸条の少なくとも一方の延びる方向と交差する方向に延びる凹条及び凸条の少なくとも一方が設けられてもよい。
上記構成のランプによれば、カバーの凹条及び凸条の少なくとも一方の延びる方向と、本体部の凹条及び凸条の少なくとも一方の延びる方向とが交差しているため、カバーは、本体部により拡散された光を、本体部により拡散された方向と異なる方向に拡散させることができる。これにより、半導体発光素子からの出射光は、本体部で拡散された上に、さらに、本体部により拡散された方向とは異なる方向に拡散されるため、ランプの輝度むらがより抑えられる。
本発明のランプによれば、光源として半導体発光素子を採用するとともに、ランプの輝度むらを抑制することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るランプをカバー側から視た斜視外観図である。 図2は、本発明の一実施形態に係るランプを基部側から視た斜視外観図である。 図3は、本発明の一実施形態に係るランプの分解斜視図である。 図4は、本発明の一実施形態に係るランプの断面図である。 図5は、本発明の一実施形態に係る導光部材の斜視図である。 図6は、本発明の一実施形態に係る導光部材の断面図である。 図7は、本発明の一実施形態に係る導光部材の拡大断面図である。 図8は、本発明の別の実施形態に係る導光部材の斜視図である。 図9は、本発明の別の実施形態に係る導光部材の断面図である。 図10は、本発明の別の実施形態に係る導光部材の斜視図である。 図11は、本発明の別の実施形態に係る導光部材の断面図である。 図12は、本発明の別の実施形態に係る導光部材の斜視図である。 図13は、本発明の別の実施形態に係る導光部材の断面図である。 図14は、本発明の別の実施形態に係る導光部材の斜視図である。 図15は、本発明の別の実施形態に係る導光部材の断面図である。 図16は、本発明の別の実施形態に係るカバーの斜視図である。 図17は、本発明の別の実施形態に係るカバーの断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係るランプについて、図面を参照して説明する。このランプは、例えば、トラック等の大型車両における車体の側面を照射する目的で、車体の側面に取り付けられるマーカーランプである。
ランプ1は、図1〜図4に示すように、基部10と、基部10の表面に配置された少なくとも一つのLED(半導体発光素子)20と、基部10の表面でLED20を囲んだ状態で、LED20の光出射方向に延びる筒状の本体部31を含むとともに、透光性材料で構成された導光部材30と、基部10に取り付けられるとともに、導光部材30を覆うカバー40であって、透光性材料で構成されたカバー40とを備える。本実施形態のランプ1は、二つのLED20を備える。
基部10は、円盤状の部材である。本実施形態の基部10は、円環状の外周部11と、外周部11の内側で外周部11よりも一段下がった位置に形成された円板状の内側部12と、内側部12に載置された矩形板状の基台部13とを含む。外周部11には、カバー40が取り付けられる溝部11aが設けられている。内側部12には、二つの貫通孔12a,12aが形成されている。貫通孔12a,12aと車体(図示なし)の一部に形成した貫通孔とを重ねた状態で、基部10と車体とを締結部材14により挟みこむことにより、ランプ1を車体に取り付けることができる。基台部13には、四つの貫通孔13a,13a,…が形成されているが、これについては後述する。
二つのLED20は、平面状の発光面を基部10と反対側に向けた状態で、基部10における基台部13の表面に配置されている。LED20の光出射方向は、発光面の向きに相当する。本実施形態では、LED20は、例えば、半田により基台部13に取り付けられている。
LED20は、白色系の光を出射するLEDであり、例えば、SMD(Surface Mount Device)型LEDである。LED20からの出射光の指向性は、白熱電球等の他の光源の出射光の指向性よりも高い。本実施形態では、LED20への電力の供給は外部からなされており、具体的には、車両のバッテリー等の外部電源(図示なし)に接続されたリード線21から、基台部13に設けられた配線(図示なし)を介して、LED20に電力が供給される。
導光部材30は、筒状であって、内側にLED20を収容する本体部31を含む。本実施形態では、導光部材30は、本体部31の中心軸31αとLED20光出射方向とを一致させた状態でLED20を収容する本体部31を含む。
本体部31は、角筒状、円筒状等の筒状であり、本体部が角筒状である場合、例えば、本体部を中心軸に直交する方向で断面視した際に、本体部で囲まれる領域の重心と中心軸とが一致するよう、中心軸を定める。
本実施形態の本体部31は、図4、図5に示すように、円筒状である。LED20からの出射光の一部は本体部31を透過(通過)することで、拡散された後、カバー40を透過し、残部は本体部31の先端側の端縁から出射されカバー40を透過する。
また、本体部31における基端側(基部10に近い側)の端縁、及び、先端側(基部10から遠い側)の端縁はともに開口しているが、塞がれていてもよい。本実施形態の本体部31は、先端側の端縁が開口しているため、LED20からの熱に対する放熱性に優れている。
本実施形態の本体部31は、外周面31b及び内周面31aのいずれか一方に、凹部及び凸部の少なくとも一方が形成されている。本実施形態では、図6に示すように、本体部31の外周面31b及び内周面31aの両方に、凸部が形成されている。本実施形態の凸部は、具体的には凸条である。
なお、外周面及び内周面に凹条及び凸条が形成されているか否かの判定は、外周面及び内周面のうちいずれの部分を基準とするかにより異なる。例えば、本実施形態では、図7(図6における一点鎖線で囲んだ領域の拡大図)に示すように、外周面31bのうち最も内側に位置する点を結んだ仮想線31a1を基準として、外周面31bに複数の凸条が形成されていると言える。また、外周面31bのうち最も外側に位置する点を結んだ仮想線31a2を基準とすれば、外周面31bに凹条が形成されていると言える。同様に、本実施形態では、内周面31aのうち最も内側に位置する点を結んだ仮想線31b1を基準として、内周面31aに複数の凸条が形成されていると言え、内周面31aのうち最も外側に位置する点を結んだ仮想線31b2を基準とすれば、内周面31aに複数の凹条が形成されていると言える。
本体部31における凸条の各々は円環状に形成されているが、凸条はらせん状に形成されていてもよい。さらに、本体部31における凸条は、本体部31の周方向に連続して形成されているが、該周方向に間欠的に形成されてもよい。
また、本体部31において、隣り合う凸条は連続して形成されているが、隣り合う凸条の間に間隔(平坦な領域)をあけて形成されてもよい。本体部に凹条が隣り合って形成される場合も、同様に、連続して形成されていてもよいし、間隔(平坦な領域)をあけて形成されてもよい。本体部31では、隣り合う凸条が連続して形成されているため、LED20からの出射光が本体部31に入射した際に内部で乱反射しやすく、本体部31を透過した光が拡散されやすいため、ランプ1の輝度むらが抑制されやすい。
本体部31では、外周面31b及び内周面31aの両方に凸条が形成されており、外周面31bのうち凸条が形成されている部分は、内周面31aのうち凸条が形成されている部分と厚み方向で対応する。即ち、外周面31bの凸条が形成されている部分の裏側で、内周面31aに凸条が形成されている。この場合、本体部31の厚み寸法が不均一であるため、LED20からの出射光が本体部31に入射した際に、光が内部で乱反射しやすく、本体部31を透過した光が拡散されるため、ランプ1の輝度むらが抑制されやすい。なお、外周面のうち凸条が形成されている部分の裏側以外の部分で、内周面に凸条が形成されていてもよく、例えば、外周面のうち最も外側に位置する部分の裏側に、内周面のうち最も内側に位置する部分が存在するように、外周面及び内周面に凸条を形成すれば、本体部の厚み寸法を略均一とすることもできる。
本体部31の外周面31b及び内周面31aに形成された凸条の各々は、平面で構成されるとともに、中心軸31αを含む断面視において鋭い形状であるが、曲面で構成されるとともに、中心軸を含む断面視で円弧状であってもよい。本実施形態では、凸条の各々が、平面で構成されるとともに、中心軸31αを含む断面視において鋭い形状であるため、LED20からの出射光が本体部31に入射した際に内部で乱反射しやすく、本体部31を透過した光が拡散されやすいため、ランプ1の輝度むらが抑制されやすい。
本体部31の外周面31b及び内周面31aに形成される凸条は、本体部31の中心軸31αに交差する方向に延びていることが好ましく、本実施形態では、中心軸31αに直交する方向に延びている。外周面及び内周面に凹条が形成される場合にも、凹条は中心軸に交差する方向に延びていることが好ましい。上述のように、LED20の光出射方向は本体部31の中心軸31αに一致しているため、本体部31では、LED20からの出射光が本体部31に入射した際に内部で乱反射しやすく、ランプ1の輝度むらが抑制されやすい。
本体部31の外周面31b及び内周面31aに形成される凸条の幅は均一であるが、外周面と内周面とで不均一でもあってもよいし、本体部の外周面に形成される凸条間で凸条の幅が不均一であってもよいし、本体部の内周面に形成される凸条間で凸条の幅が不均一であってもよい。本体部の外周面及び内周面に凹条が形成される場合も同様に、凹条の幅が均一であっても、不均一であってもよい。このように、本体部31に形成される凸条の幅が不均一であっても、LED20からの出射光が本体部31に入射した後、内部で乱反射されるため、出射光が拡散され、ランプ1の輝度むらを抑制できる。
本体部31における外周面31b及び内周面31aは、本体部31の中心軸31αに対して傾斜する。また、本体部31は、中心軸31αに対する傾斜角が異なる複数の部分を有する。具体的には、本体部31は、第1部分33と、第1部分33よりも基部10の近くに位置するとともに、外周面31b及び内周面31aの中心軸31αに対する傾きが第1部分33と異なる第2部分34とで構成される。即ち、第1部分33と第2部分34との境界で、本体部31が屈曲している。
本体部31における中心軸31αに対する傾斜角が異なる各部分において、外周面30aと内周面30bとで中心軸31αに対する傾きの程度は同じである。具体的には、第1部分33における外周面33bと内周面33aとの傾斜角は同じであり、第2部分34における外周面34bと内周面34aとの傾斜角は同じである。なお、ここでいう傾斜角とは、中心軸31αを含むように本体部31を断面視したとき、外周面33b,34bのうち最も内側に位置する点を結んだ仮想線、内周面33a,34aのうち最も内側に位置する点を結んだ仮想線と中心軸31αとのなす角度をいう。
第1部分33の中心軸31α方向の寸法は、第2部分34の中心軸31α方向の寸法よりも短いが、これら傾斜角が異なる複数の部分の中心軸方向の寸法は同じであってもよい。
第1部分33の外周面33b及び第2部分34の外周面34bは、基部10から遠ざかるほど、本体部31の中心軸31αに近づくように傾斜している。第1部分33の外周面33bの傾斜角は、第2部分34の外周面34bの傾斜角よりも大きい。第1部分33の内周面33a及び第2部分34の内周面34aは、基部10から遠ざかるほど、本体部31の中心軸31αに近づくように傾斜している。第1部分33の内周面33aの傾斜角は、第2部分34の内周面34aの傾斜角よりも大きい。
本体部31における基部側の端縁から、脚部32が延出されているが、導光部材は脚部を含まなくてもよい。本実施形態では、本体部31における基部側の端縁から、脚部32が外側に向けて延出されており、この脚部32が基部10に対して取り付けられている。具体的には、脚部32の端部にそれぞれ設けられた貫通孔32a,32a,…と、基台部13に設けられた貫通孔13a,13a,…とを重ねた状態で、締結部材を用いて止めることにより、導光部材30の脚部32が基部10に取り付けられる。
本体部31と脚部32とは、同一材料で一体的に形成されているが、別体として形成されてもよい。本実施形態では、本体部31と脚部32とは、同一材料で一体的に射出形成される。このような材料としては、顔料を含まない無色の透光性材料が挙げられ、具体的な透光性材料として、例えば、アクリル樹脂が挙げられる。
カバー40は、ドーム状であるが、一端が開口するとともに他端が塞がれた筒状等であってもよい。カバー40の開口端41が、基部10の外周部11に設けられた溝部11aに差し込まれることにより、カバー40は基部10に取り付けられている。
カバー40の外周面40b及び内周面40aのうち少なくとも一方に、凹部及び凸部の少なくとも一方が形成されており、本実施形態では、カバー40の外周面40bに、凹部及び凸部のいずれも形成されず、カバー40の内周面40aに凸部が形成されている。具体的には、カバー40の内周面40aに、本体部31に設けられた凸条の延びる方向に交差する凸条が形成されている。カバー40の内周面40aに形成された凸条は、例えば、本体部31に設けられた凸条の延びる方向に直交するように延びている。カバー40は、例えば、黄色顔料を含む透光性材料で構成され、このような透光性材料として、例えば、アクリル樹脂が挙げられる。
本実施形態では、上述のように、LED20が白色系の光を出射するLEDであり、本体部31が無色であるとともに、カバー40が黄色である。そのため、本体部31で拡散された白色系の光及び本体部31における先端側の端縁から出射される白色系の光の両方が、カバー40を透過することで黄色光となる。従って、ランプ1の出射光の色むらが抑えられやすい。
本実施形態に係るランプは、以上の通りである。続いて、上記構成のランプの作用及び効果について説明する。
本実施形態に係るランプ1によれば、LED20からの出射光が、第1部分33の内周面33aや第2部分34の内周面34aに入射した後、例えば、第1部分の外周面33bや第2部分の外周面34bで反射されて、本体部31の内部で乱反射を繰り返しながら進み、LED20の光出射方向と交差する方向に出射する。このように、本体部31は、LED20からの出射光が透過することで、該出射光をLED20の光出射方向と交差する方向に拡散させるため、出射光の指向性の高いLED20を用いても、LED20の光出射方向と該方向に交差する方向との輝度の差が小さくなり、これにより、ランプ1の輝度むらを抑制できる。
本実施形態に係るランプ1によれば、第1部分33の内周面33aは、基部10から遠ざかるほど本体部31の中心軸31αに近づくように傾斜し、LED20は本体部31の内側に収容されているため、内周面33aが傾斜していない場合と比べて、第1部分33の内周面33aにはLED20からの出射光がより多く到達する。従って、第1部分33にLED20からの出射光がより多く到達し、この到達した光が第1部分33に入射して本体部31の内部で反射等することで拡散されるため、ランプ1の輝度むらがより抑えられる。
本実施形態に係るランプ1によれば、第1部分33の内周面33aの傾斜角が第2部分の内周面34aの傾斜角よりも大きい、即ち、第1部分33の内周面33aの傾斜角と第2部分34の内周面34aの傾斜角とが異なる。このように、第1部分33と第2部分34とで内周面33a,34aの傾斜角が異なると、第1部分33と第2部分34とで内部を進む光の乱反射の方向が異なることで、光の拡散方向が異なるため、LED20からの出射光がより広い範囲に拡散されやすくなり、ランプ1の輝度むらが抑えられる。
本実施形態に係るランプ1によれば、上述のように、カバー40の凹条及び凸条の延びる方向と、本体部31の凹条及び凸条の延びる方向とが交差しているため、カバー40は、本体部により拡散された光が透過することで、該拡散された光が本体部により拡散された方向と異なる方向に拡散させることができる。これにより、LED20からの出射光は、本体部31で拡散された上に、さらに、本体部31により拡散された方向とは異なる方向に拡散されるため、ランプ1の輝度むらがより抑えられる。
本実施形態に係る導光部材30によれば、LED20の光出射方向が本体部31の中心軸31αに一致するように、本体部31の内側にLED20を配置した場合に、本体部31が、LED20からの出射光をLED20の光出射方向と交差する方向に拡散させることができ、例えば、導光部材30を出射光の指向性の高いLED20を備えたランプに用いても、ランプ1の輝度むらを抑制できる。
なお、本発明にかかるランプは、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記実施形態では、導光部材30の本体部31において、第1部分33の外周面33b及び内周面33aの中心軸31αに対する傾きが、第1部分33よりも基部10の近くに位置する第2部分34の外周面34b及び内周面34aの中心軸31αに対する傾きよりも大きかったが、第1部分の外周面及び内周面の中心軸に対する傾きが、第1部分よりも基部の近くに位置する第2部分の外周面及び内周面の中心軸に対する傾きよりも小さくてもよい。この場合でも、第1部分と第2部分とで内部を進む光の乱反射の方向が異なることで、光の拡散方向が異なるため、LEDからの出射光がより広い範囲に拡散されやすくなり、ランプ1の輝度むらが抑えられる。
上記実施形態では、本体部31が、中心軸31αに対する傾斜角が異なる複数の部分を有していたが、本体部における外周面及び内周面の中心軸に対する傾きの程度は、本体部全体で等しくてもよい。具体的には、図8、図9に示すように、導光部材130の本体部131における外周面131b及び内周面131aの中心軸131αに対する傾きが等しくてもよい。
上記実施形態では、導光部材30の本体部31において、外周面31b及び内周面31aの両方に、凸条を形成していたが、導光部材130のように、外周面131bを滑らかな曲面状とし、内周面131aのみに凸条を形成してもよい。さらに、導光部材の本体部において、内周面のみに凹条及を形成してもよいし、外周面のみに凹条及び凸条の少なくとも一方を形成してもよい。
本体部における外周面及び内周面の中心軸に対する傾斜角は、本体部を中心軸の方向で三以上の複数に分割しそれぞれの領域で異なっていてもよい。また、外周面及び内周面は、全体的に本体部の中心軸に対して傾斜していなくてもよい。具体的には、図10、図11に示すように、導光部材230の本体部231において、外周面231bが中心軸230αに対して傾斜せず、且つ、内周面231aも中心軸230αに対して傾斜していなくてもよい。この場合でも、本体部の外周面及び内周面のうち少なくとも一方に凹条及び凸条の少なくとも一方が設けられていれば、LEDからの出射光が本体部に入射した後、内部で反射等して拡散されるため、ランプの輝度むらを抑制できる。
上記実施形態では、本体部31における外周面31b及び内周面31aの中心軸31αに対する傾き方は、基部10から遠ざかるほど中心軸31αに近づくように傾いていたが、外周面31b及び内周面31aの傾き方はこれに限られない。また、本体部は、一部において中心軸に対して傾斜しているとともに残部において中心軸に対して傾斜していなくてもよい。これらを踏まえて、図12、図13に示すように、導光部材330の本体部331において、第1部分333の外周面333b及び内周面333aが、基部10から遠ざかるほど本体部331の中心軸331αから遠ざかるよう中心軸331αに対して傾斜するとともに、第2部分334の外周面334b及び内周面334aが中心軸331αに対して傾斜していなくてもよい。この場合でも、本体部の外周面及び内周面のうち少なくとも一方に凹条及び凸条の少なくとも一方が設けられていれば、LEDからの出射光が本体部に入射した後、内部で反射等して拡散されるため、ランプの輝度むらを抑制できる。
上記実施形態では、本体部31における中心軸31αに対する傾斜角が異なる各部分において、外周面30aと内周面30bとで中心軸31αに対する傾きの程度は同じであったが、外周面及び内周面の中心軸に対する傾きの程度は、外周面及び内周面で異なっていてもよい。例えば、外周面が中心軸に対して傾斜せず、内周面のみが基部から遠ざかるほど中心軸に近づくよう傾斜していてもよい。少なくとも内周面が基部から遠ざかるほど中心軸に近づくよう傾斜していれば、LEDからの出射光のうち本体部のうち内周面の傾斜した部分により多くの光が到達するため、ランプの輝度むらを抑制しやすい。
上述のように、外周面及び内周面の少なくとも一方に形成される凹条及び凸条の少なくとも一方の幅は不均一であってもよく、例えば、導光部材330のように、第1部分333の外周面333bに形成される凸条の幅は、第2部分334の外周面334bに形成される凸条の幅よりも広くてもよい。また、導光部材の本体部において、第1部分の外周面に形成される凸条の幅は、第2部分の外周面に形成される凸条の幅よりも狭くてもよい。
外周面及び内周面の少なくとも一方に、凹条及び凸条の両方が形成される場合、隣り合う凹条及び凸条の間に間隔(平坦な領域)をあけて形成してもよい。また、凹条及び凸条は、中心軸の延びる方向に交互に並んでもよいし、ある部分では凹条が隣り合うとともに、別の部分では凸条が隣り合うように形成されてもよい。
上記実施形態では、本体部31における外周面31b及び内周面31aに凸部を形成したが、本体部の外周面及び内周面のうち一方に凹部のみを形成し、他方に凸部のみを形成してもよい。また、凹部及び凸部として、プリズムやドット等の他の光拡散構造を形成してもよい。具体的には、図14、図15に示すように、導光部材430の本体部431において、第1部分433の外周面433b及び第2部分434の外周面434bの表面を滑らかな曲面状とし、第1部分433の内周面433a及び第2部分434の内周面434aにプリズム435を形成していてもよい。この場合でも、本体部の外周面及び内周面のうち少なくとも一方に、光拡散構造が設けられていれば、LEDからの出射光が本体部に入射した後、内部で反射等して拡散されるため、ランプの輝度むらを抑制できる。
上記実施形態では、導光部材30は本体部31と脚部32とで構成されていたが、導光部材は、本体部のみで構成されてもよいし、本体部と脚部とに加えて本体部の先端側の端縁を塞ぐとともに透光性材料からなる蓋部とで構成されてもよい。蓋部の形状は、滑らかな平板状、凹凸が設けられた板状等であればよい。蓋部を含む導光部材では、本体部の内側に異物が侵入することを抑制できるため、LEDに異物が付着して出射光が遮られることを抑制できる。
上記実施形態では、導光部材30が、締結部材39を用いて基部10に取り付けられていたが、基台部の中央部に溝を形成し、この溝に収まるような脚部を導光部材に形成し、導光部材の脚部を基部の溝に差し込むことで、導光部材を基部に取り付けてもよい。また、導光部材が脚部を含まず構成される場合、接着剤により導光部材を基部に取り付けてもよい。
上述のように、導光部材における本体部と脚部とは別体であってもよい。例えば、導光部材における本体部を光拡散性のフィラーを混入した樹脂材料で形成するとともに、導光部材における脚部を樹脂材料で形成した後、本体部に脚部を接着剤により取り付けてもよい。
上記実施形態では、カバー40の外周面40b及び内周面40aの少なくとも一方に、凸部が形成されていたが、カバーの外周面及び内周面の両方が、滑らかな曲面状であってもよい。この場合でも、本体部の外周面及び内周面のうち少なくとも一方に、光拡散構造が設けられていれば、LEDからの出射光が本体部に入射した後、内部で反射等して拡散されるため、ランプの輝度むらを抑制できる。
さらに、カバー40の内周面40aに形成した凹部及び凸部として、図16、図17に示すように、カバー540の内周面540aに、プリズムやドット等の光拡散構造が形成されている場合にも、カバーが、本体部により拡散された光を、本体部により拡散された方向と異なる方向に拡散させることができる。
上記実施形態では、LED20の発光色は白色系であったが、これに限定されない。例えば、LEDの発光色は黄色やその他の色であってもよい。このようなLEDにより、所望の色で発光するランプを提供することができる。
上記実施形態では、導光部材30を、顔料を含まない透光性材料で構成したが、これに限定されない。例えば、導光部材を、黄色やその他の色の顔料を含む透光性材料で構成してもよい。このような導光部材によっても、所望の色で発光するランプを提供することができる。
上記実施形態では、カバー40を、黄色顔料を含む透光性材料で構成したが、これに限定されない。例えば、カバーを、黄色以外の顔料を含む透光性材料や、顔料を含まない透光性材料で構成してもよい。このようなカバーによっても、所望の色で発光するランプを提供することができる。
上記実施形態では、本体部31の内側に二つのLED20が収容されていたが、これに限定されない。例えば、一つのLEDが収容されてもよいし、三つ以上の複数のLEDが収容されてもよい。
上記実施形態では、SMD型LEDを用いていたが、これに限定されない。例えば、COB(Chip On Board)型のLEDや、砲弾型のLEDを用いてもよい。
上記実施形態では、半導体発光素子として、LEDを用いたが、これに限定されない。例えば、半導体発光素子として、レーザーダイオードを用いてもよい。
上記実施形態のランプ1は、車両用のマーカーランプとして用いられたが、これ以外にも、屋内外で使用する照明装置として用いることができる。
1…ランプ、10…基部、20…LED、30…導光部材、31…本体部、32…脚部、40…カバー

Claims (4)

  1. 基部と、
    前記基部の表面に配置された半導体発光素子と、
    前記基部の表面で前記半導体発光素子を囲んだ状態で、該半導体発光素子の光出射方向に延びる筒状の本体部を含むとともに、透光性材料で構成された導光部材と、
    前記基部に取り付けられるとともに、前記導光部材を覆うカバーであって、透光性材料で構成されたカバーと
    を備え、
    前記本体部は、内周面が前記基部から遠ざかるほど前記本体部の中心軸に近づくよう傾斜している第1部分と、前記第1部分よりも前記基部の近くに位置するとともに、内周面が前記第1部分の内周面と前記本体部の中心軸とのなす角度と異なる角度を前記本体部の中心軸となし、且つ、前記基部から遠ざかるほど前記本体部の中心軸に近づくよう傾斜している第2部分とを有し、前記半導体発光素子からの出射光が透過することで、該出射光を前記半導体発光素子の光出射方向と交差する方向に拡散させる、ランプ。
  2. 前記カバーは、前記本体部により拡散された光が透過することで、該拡散された光を該本体部により拡散された方向と異なる方向に拡散させる、請求項1に記載のランプ。
  3. 前記本体部の内周面及び外周面の少なくとも一方に、前記本体部の中心軸と交差する方向に延びる凹条及び凸条の少なくとも一方が設けられる、請求項1又は2に記載のランプ。
  4. 前記カバーの内周面及び外周面の少なくとも一方に、前記本体部に設けられる凹条及び凸条の少なくとも一方の延びる方向と交差する方向に延びる凹条及び凸条の少なくとも一方が設けられる、請求項に記載のランプ。
JP2016132750A 2016-07-04 2016-07-04 ランプ及び導光部材 Active JP6280959B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016132750A JP6280959B2 (ja) 2016-07-04 2016-07-04 ランプ及び導光部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016132750A JP6280959B2 (ja) 2016-07-04 2016-07-04 ランプ及び導光部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018006189A JP2018006189A (ja) 2018-01-11
JP6280959B2 true JP6280959B2 (ja) 2018-02-14

Family

ID=60949605

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016132750A Active JP6280959B2 (ja) 2016-07-04 2016-07-04 ランプ及び導光部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6280959B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0722405U (ja) * 1993-01-12 1995-04-21 株式会社ベンハー 車両用灯火
JP3072159U (ja) * 2000-03-30 2000-10-06 サンオート 株式会社 タクシーのサイドフラッシャ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018006189A (ja) 2018-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7270447B2 (en) Uniform luminance and color mixing lens for LED device
US10480721B2 (en) Light flux controlling member, light emitting device and illuminating device
JP5816850B2 (ja) 照明装置
JP4924337B2 (ja) 照明装置
JP2009289697A (ja) 光源装置および照明器具
JP6827275B2 (ja) 光源ユニット及び照明器具
JP2018170096A (ja) 照明器具
JP6727043B2 (ja) 光源装置及び照明器具
JP6280959B2 (ja) ランプ及び導光部材
JP6689590B2 (ja) 光束制御部材、発光装置および照明装置
JP2014017182A (ja) 照明装置
KR20090119572A (ko) 발광다이오드용 조명장치
JP2015162447A (ja) 照明器具および光源カバー
KR101444391B1 (ko) 멀티렌즈가 적용된 엘이디 스트로브 경광등
JP6032555B2 (ja) 照明装置
JP4801906B2 (ja) Led電球におけるledの配置構造
JP2017216061A (ja) 照明装置
WO2013187499A1 (ja) 照明装置
JP5647032B2 (ja) 反射板、及び、照明装置
JP6108900B2 (ja) 反射板及び照明装置
CN111316034A (zh) 光束控制部件、发光装置、面光源装置及显示装置
JP2013143399A (ja) 発光ダイオードランプ
JP2014103047A (ja) 照明装置
JP2013168269A (ja) 車両用灯具
JP6555329B2 (ja) 照明器具

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180122

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6280959

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250