JP6280741B2 - 電力供給システム - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池及び蓄電装置からの電力を負荷へと供給する電力供給システムの技術に関する。
従来、発電可能な燃料電池と、前記燃料電池で発電された電力を充放電可能な蓄電装置と、前記蓄電装置の充放電を制御する制御装置と、を具備し、前記燃料電池及び前記蓄電装置からの電力を負荷へと供給する電力供給システムの技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特許文献1に記載の電力供給システム(エネルギー管理システム)は、発電可能な燃料電池と、前記燃料電池で発電された電力を充放電可能な蓄電装置(蓄電池)と、前記蓄電装置の充放電を制御する制御装置(エネルギー管理装置)と、を具備し、前記燃料電池及び前記蓄電装置からの電力を負荷へと供給する。
そして、特許文献1に記載の電力供給システムにおいては、所定の時刻において蓄電装置に充電された電力が0に近付くように、燃料電池の発電及び蓄電装置の充放電が制御される。こうして、当該電力供給システムにおいては、蓄電装置に充電された電力を、所定の時刻に至るまで利用することができ、また可及的に使い切ることができる。
しかしながら、このような燃料電池の発電及び蓄電装置の充放電の制御においては、燃料電池の発電時の熱が余る熱余りの発生を抑制することが考慮されていない点で不都合である。
特開2013−74689号公報
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、燃料電池の発電時の熱が余る熱余りの発生を抑制することができる電力供給システムを提供することである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、負荷追従機能を有して発電可能な燃料電池と、前記燃料電池で発電された電力を充放電可能な蓄電装置と、負荷の消費電力に関する情報を学習する学習機能を有し、前記蓄電装置の充放電を制御する制御装置と、を具備し、前記燃料電池及び前記蓄電装置からの電力を前記負荷へと供給する少なくとも1つ以上の運転モードを有する電力供給システムであって、前記運転モードに含まれる第一の運転モードにおいては、前記制御装置は、前記学習機能によって特定の期間において前記負荷の消費電力が前記燃料電池の最大発電電力よりも概ね大きくなるピーク時間帯を予測すると共に、前記特定の期間の1回目のピーク時間帯における前記負荷の消費電力を予測し、前記燃料電池は、前記1回目のピーク時間帯の前に、前記負荷追従機能による運転を行い、前記蓄電装置は、前記予測された1回目のピーク時間帯における前記負荷の消費電力に基づいた所定の量の電力を、前記1回目のピーク時間帯の前の所定の時間帯に充電するものであって、前記所定の時間帯においては深夜時間帯の商用電源からの深夜電力と前記燃料電池からの電力とを同時に充電するものである。
請求項においては、前記所定の量は、前記予測された1回目のピーク時間帯における前記負荷の消費電力と前記燃料電池の発電電力との差よりも大きいものである。
請求項においては、前記蓄電装置は、前記所定の量の電力を充電した後に前記負荷の消費電力が前記燃料電池の最大発電電力以上となると、電力を放電するものである。
請求項においては、前記燃料電池は、前記蓄電装置が電力を放電すると、前記負荷追従機能による運転を停止して最大発電電力を発電する最大発電状態となり、前記蓄電装置は、前記燃料電池が最大発電状態となった後に前記負荷の消費電力が前記燃料電池の最大発電電力よりも小さくなると、前記燃料電池が発電して余剰した電力を充電するものである。
請求項においては、前記運転モードに含まれ、前記第一の運転モードと任意に選択可能な第二の運転モードにおいては、前記燃料電池は、前記1回目の前記ピーク時間帯を経過する前は前記最大発電状態となり、前記1回目の前記ピーク時間帯を経過した後は発電を停止する発電停止状態となるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、燃料電池の発電時の熱が余る熱余りの発生を抑制することができる。また、深夜時間帯の深夜電力を用いて蓄電装置に電力を充電させるため、電気料金を抑制することができる。
請求項においては、1回目のピーク時間帯における実際の負荷の消費電力が予測よりも大きい場合であっても、蓄電装置に充電された電力を用いて当該負荷の消費電力を賄うことができる。
請求項においては、負荷の消費電力を、蓄電装置に充電された電力を用いて賄うことができる。
請求項においては、特定の期間において蓄電装置が複数回(複数サイクル)充放電するため、当該蓄電装置として蓄電容量の小さいものを使用することができ、イニシャルコストを削減することができる。
請求項においては、所定の条件(例えば、季節等)に応じて適切な運転モードを選択することができる。
本発明の一実施形態に係る電力供給システムの構成を示したブロック図。 同じく、第一の供給態様における制御装置の処理を示したフローチャート。 同じく、第二の供給態様における制御装置の処理を示したフローチャート。 同じく、制御装置の学習機能による学習結果の一例、及び第二の供給態様における燃料電池の発電電力を示したグラフ。 同じく、第三の供給態様における制御装置の処理を示したフローチャート。 同じく、負荷の消費電力、及び第三の供給態様における燃料電池の発電電力を示したグラフ。 同じく、第三の供給態様及び通常の供給態様における購入電力、ガス使用量、CO2排出量及び熱余りの各数値を比較した表。 同じく、負荷の消費電力、通常の供給態様における燃料電池の発電電力を示したグラフ。
以下では、図1を用いて、本発明に係る「電力供給システム」の一実施形態である電力供給システム1の構成について説明する。
電力供給システム1は、住宅等に設けられ、商用電源90や後述する燃料電池20等からの電力を図示せぬ負荷へと供給するものである。電力供給システム1は、主として、太陽光発電部10と、燃料電池20と、蓄電装置30と、分電盤40と、制御装置50と、を具備する。
太陽光発電部10は、太陽光(自然エネルギー)を利用して発電する装置である。太陽光発電部10は、太陽光パネル(PV)等により構成される。太陽光発電部10は、住宅の屋根の上等の日当たりの良い場所に設置される。太陽光発電部10は、発電した電力を出力可能に構成される。
燃料電池20は、本発明に係る「燃料電池」の一実施形態である。燃料電池20は、燃料として都市ガスを使用して発電する装置である。燃料電池20は、制御部や、貯湯ユニット等により構成される。燃料電池20は、負荷の消費電力に追従した電力を発電することができる負荷追従機能を有する。なお、本実施形態において燃料電池20は、最大発電電力が700Wに設定される。
なお、燃料電池20が発電すると、当該発電に伴って二酸化炭素や熱が発生する。燃料電池20は、このように発電時に発生する熱を利用して、前記貯湯ユニット内で湯を沸かすことができる。しかしながら、燃料電池20は、発電時に発生する熱を利用することができない場合、すなわち熱が余った場合(熱余りが発生した場合)には、その余った熱を排熱として外部へ放出する。すなわち、省エネルギーの観点からすると、エネルギー効率を向上させるため、熱余りの発生を抑制することが望ましい。
また、燃料電池20は発電した電力が小さいほど、発電効率が低くなる。すなわち、発電効率の向上の観点からすると、燃料電池20は大きい電力(例えば、最大発電電力)で発電することが望ましい。
なお、燃料電池20が使用する燃料は、都市ガスだけでなく、天然ガスや、アルコール、ガソリン等であってもよい。
蓄電装置30は、本発明に係る「蓄電装置」の一実施形態である。蓄電装置30は、燃料電池20等からの電力を充電可能であって、当該充電した電力を放電可能な装置である。蓄電装置30は、電力を充放電可能なリチウムイオン電池や、供給されてくる交流電力を整流して前記蓄電池に充電させる充電器、前記蓄電池からの直流電力を交流電力に変換して出力するインバータ、制御部等により構成される。
分電盤40は、負荷の消費電力に応じて電力の供給元から供給された電力を、当該負荷に分配するものである。分電盤40は、図示せぬ漏電遮断器や、配線遮断器、制御ユニット等により構成される。分電盤40は、電力の供給元となる商用電源90や、太陽光発電部10、燃料電池20、蓄電装置30と接続され、これらからの電力が適宜供給される。
なお、本実施形態において負荷とは、住宅において電力が消費される電化製品等に接続される回路である。負荷は、例えば部屋ごとや、エアコンのように大きな電力を消費する機器専用のコンセントごとに設けられ、それぞれ分電盤40に接続される(不図示)。
制御装置50は、本実施形態に係る「制御装置」の一実施形態である。制御装置50は、電力供給システム1内の情報を管理すると共に、当該電力供給システム1における電力の供給態様(例えば、燃料電池20の発電や蓄電装置30の充放電等)を制御するものである。制御装置50は、RAMやROM等の記憶部や、CPU等の演算処理部等により構成される。制御装置50の前記記憶部には、電力供給システム1における電力の供給態様に関する情報が予め記憶されている。また、制御装置50には、所定の時間計測に使用される図示せぬタイマカウンタが設けられる。また、制御装置50には、後述する第一、第二及び第三の運転モードの各種のプログラムが予め記憶されている。
また、制御装置50は、負荷の消費電力に関する情報を学習する学習機能を有する。本実施形態において、学習機能とは、負荷の消費電力に関する情報を継続して取得(学習)することにより、特定の期間(例えば、毎週水曜日の0時から24時)の所定時間帯ごとの負荷の消費電力に関する情報(例えば、後述するピーク時間帯等)を予測する機能である。
なお、制御装置50は、分電盤40と電気的に接続される。制御装置50は、負荷の消費電力に関する情報を分電盤40から取得することができる。
また、制御装置50は、燃料電池20と電気的に接続される。制御装置50は、燃料電池20で発電された電力に関する情報を取得することができる。また、制御装置50は、燃料電池20の運転(発電)を制御することができる。
また、制御装置50は、蓄電装置30と電気的に接続される。制御装置50は、蓄電装置30で充放電された電力に関する情報を取得することができる。また、制御装置50は、蓄電装置30の運転(電力の充放電)を制御することができる。
なお、本発明に係る「制御装置」の構成は、制御装置50の構成に限定するものではない。例えば、本発明に係る「制御装置」は、蓄電装置30の制御部や、燃料電池20の制御部により構成されるものであってもよい。
また、本実施形態に係る制御装置50は学習機能を有するものとしたが、これに限定するものではない。例えば、学習機能は、燃料電池20や蓄電装置30が有する構成としてもよい。
以下では、電力供給システム1における電力の供給態様について、簡単に説明する。
なお、本実施形態において、以下の説明における電力の流通方向の変更は、制御装置50により制御される。しかしながら、図示せぬホームサーバ等の制御手段により制御される構成とすることや、図示せぬスイッチ部やパワーコンディショナが有する制御部によりそれぞれ制御される構成とすることが可能であり、本発明はこれを限定するものではない。
商用電源90からの電力や、太陽光発電部10で発電された電力、燃料電池20で発電された電力は、それぞれ分電盤40に供給され、当該分電盤40により負荷に分配される。こうして、住宅の居住者は、商用電源90だけでなく、太陽光発電部10や燃料電池20で発電された電力によって、照明を点灯したり、電化製品を使用したりすることができる。なお、本実施形態においては、燃料電池20で発電された電力が、他の電力に優先して分電盤40に供給されるように設定される。
なお、燃料電池20で発電された電力だけで負荷の消費電力がまかなえる場合には、商用電源90や太陽光発電部10からの電力を使用しないことも可能である。これによって、商用電源90からの買電を減らし、電力料金(光熱費)を節約することができる。また、太陽光発電部10で発電された電力を商用電源90に逆潮流させて売電し、経済的な利益を得ることができる。
また、商用電源90からの電力や、太陽光発電部10で発電された電力は、適宜の時間帯に蓄電装置30に充電される。なお、充電する時間帯は、居住者の任意に設定することができる。
例えば深夜の時間帯に商用電源90からの電力を充電するように設定すれば、料金の安い深夜電力を蓄電装置30に充電することができる。また、太陽光が十分に照射される昼間の時間帯に太陽光発電部10で発電された電力を充電するように設定すれば、自然エネルギー(太陽光)を利用して発電された電力を蓄電装置30に充電することができる。
また、商用電源90からの電力や太陽光発電部10で発電された電力だけでなく、蓄電装置30に充電された電力を分電盤40に供給することも可能である。すなわち、蓄電装置30が充電した電力を放電すると、当該放電した電力が分電盤40に供給される。なお、蓄電装置30から分電盤40に電力を供給するタイミングは、任意に設定することができる。
例えば深夜の時間帯に商用電源90からの電力を充電すると共に、住宅に居住者が不在であり負荷の消費電力が比較的少ない昼間の時間帯に太陽光発電部10で発電された電力を蓄電装置30に充電するように設定する。そして、居住者が住宅に帰宅してから就寝するまでの夜間の時間帯に、蓄電装置30に充電された電力を分電盤40に供給するように設定する。これによって、料金の安い深夜電力を夜間の時間帯に使用できると共に、商用電源90からの買電を減らすことができ、ひいては電力料金を節約することができる。
このように、電力供給システム1においては、種々の電力の供給態様を有する。
なお、電力供給システム1においては、燃料電池20及び蓄電装置30からの電力を負荷へと供給するための電力の供給態様であって、燃料電池の発電時の熱が余る熱余りの発生を抑制すると共に、燃料電池の燃料使用量を抑制することにより二酸化炭素の発生を抑制し、且つ光熱費の削減を図るための電力の供給態様が設定される。
当該電力の供給態様においては、蓄電装置30の充放電に応じて、燃料電池20がその発電状態を、最大発電電力(700W)を発電する状態(以下では、「最大発電状態」と称する。)と、発電を停止する状態(以下では、「発電停止状態」と称する。)と、に変化させる。
また、当該電力の供給態様は、制御装置50が有する学習機能を利用するか否かに応じて、2種類の態様に分けることができる。以下では、当該電力の供給態様のうち、制御装置50が有する学習機能を利用しない態様を「第一の供給態様」と称し、制御装置50が有する学習機能を利用する態様を「第二の供給態様」と称する。
以下では、第一の供給態様における制御装置50の処理について、図2のフローチャートを用いて説明する。
ステップS101において、制御装置50は、蓄電装置30に電力を充電させ、燃料電池20に最大発電電力(700W)を発電させると共に当該発電を維持させる。すなわち、燃料電池20は、最大発電状態となると共に当該状態を維持する。
制御装置50は、ステップS101の処理を行った後、ステップS102へ移行する。
ステップS102において、制御装置50は、現在の負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力(700W)以下であるか否かを判定する。
そして、制御装置50は、現在の負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力以下であると判定した場合には、再びステップS101へ移行する。
一方、制御装置50は、現在の負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力以下ではないと判定した場合には、ステップS103へ移行する。
ステップS103において、制御装置50は、蓄電装置30から電力を放電させる。これによって、燃料電池20の発電電力だけでは不足する負荷の消費電力(不足電力)を、蓄電装置30から放電された電力で賄うことができる。なお、ステップS103においては、燃料電池20は、最大発電状態を維持している。
制御装置50は、ステップS103の処理を行った後、ステップS104へ移行する。
ステップS104において、制御装置50は、現在の負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力(700W)以下であるか否かを判定する。
そして、制御装置50は、現在の負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力以下であると判定した場合には、ステップS105へ移行する。なお、制御装置50は、当該判定の時点から前記タイマカウンタによる時間計測を開始する。
一方、制御装置50は、現在の負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力以下ではないと判定した場合には、再びステップS103へ移行する。
ステップS105において、制御装置50は、前記タイマカウンタによる時間計測の結果から、負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力(700W)以下である状態が30分間継続したか否かを判定する。
そして、制御装置50は、負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力以下である状態が30分間継続したと判定した場合、すなわちステップS104にて判定した状態が30分間継続した場合には、ステップS107へ移行する。
一方、制御装置50は、負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力以下である状態が30分間継続しなかったと判定した場合、すなわちステップS104にて判定した状態が30分間継続しなかった場合には、ステップS106へ移行する。
なお、ステップS105において判定の基準となる「30分間」は、任意の値を設定することができる。
ステップS106において、制御装置50は、前記タイマカウンタによる時間計測の結果(カウント)をリセットする。
制御装置50は、ステップS106の処理を行った、再びステップS104へ移行する。
ステップS107において、制御装置50は、蓄電装置30の放電により、燃料電池20の発電を停止させる。具体的には、制御装置50は、負荷の消費電力を蓄電装置30から放電された電力だけで賄わせるため、当該消費電力に相当する電力を蓄電装置30から放電させる。これにより、燃料電池20は、最大発電状態から発電停止状態へと発電状態が変化する。
制御装置50は、ステップS107の処理を行った後、ステップS108へ移行する。
ステップS108において、制御装置50は、蓄電装置30に充電された電力の残量が有るか否かを判定する。
そして、制御装置50は、蓄電装置30に充電された電力の残量が有ると判定した場合には、ステップS109へ移行する。
一方、制御装置50は、蓄電装置30に充電された電力の残量が無いと判定した場合には、ステップS110へ移行する。
なお、ステップS108においては、蓄電装置30に充電された電力の残量が有るか否かではなく、蓄電装置30に充電された電力の残量が所定の割合以下で有るか否かを判定することができる。なお、前記所定の割合は、任意の値を設定することができる。
ステップS109において、制御装置50は、現在の負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力(700W)の8割(560W)以上であるか否かを判定する。
そして、制御装置50は、現在の負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力の8割以上であると判定した場合には、再びステップS101へ移行する。すなわち、蓄電装置30に電力を充電させ、燃料電池20に最大発電電力を発電させる。これにより、燃料電池20は、最大発電状態から発電停止状態へと発電状態が変化する。
一方、制御装置50は、現在の負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力の8割以上ではないと判定した場合には、再びステップS107へ移行する。
なお、ステップS109において判定の基準となる「8割」は、任意の値を設定することができる。
ステップS110において、制御装置50は、蓄電装置30の運転を停止させる。これにより、制御装置50は、燃料電池20に、負荷の消費電力に応じて発電を行う負荷追従運転を行わせる。すなわち、燃料電池20は、最大発電状態及び発電停止状態とは異なる発電状態となる。
制御装置50は、ステップS110の処理を行った後、ステップS111へ移行する。
ステップS111において、制御装置50は、現在の負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力(700W)以下であるか否かを判定する。
そして、制御装置50は、現在の負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力以下であると判定した場合には、再びステップS101へ移行する。
一方、制御装置50は、現在の負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力以下ではないと判定した場合には、再びステップS111へ移行する。
このように、第一の供給態様においては、蓄電装置30の充放電に応じて、燃料電池20がその発電状態を、最大発電状態と、発電停止状態と、に変化させる。
そして、第一の供給態様においては、燃料電池20が最大発電状態である場合(ステップS101)に、負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力以下である状態が30分間継続すると(ステップS105;YES)、燃料電池20を発電停止状態とする(ステップS107)ものである。
このような構成により、燃料電池20が最大発電状態である間に、負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力以下になると、当該燃料電池20で発電した電力のうち負荷に供給されない余剰電力を蓄電装置30に充電させることができる。そして、負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力以下である状態が30分間継続した場合には蓄電装置30から放電された電力を負荷に供給させ、燃料電池20を発電停止状態とすることができる。
すなわち、蓄電装置30に電力が充電された状態であって、且つ負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力以下であり当該燃料電池20を最大発電状態とする必要が無い状態であれば、燃料電池20を発電停止状態とすることで、燃料電池20の発電時の熱が余る熱余りの発生を抑制することができる。また、燃料電池20を発電停止状態とすることで、燃料となる都市ガスの使用量を抑制することにより二酸化炭素の発生を抑制し、かつ光熱費の削減を図ることができる。
また、第一の供給態様においては、燃料電池20が発電停止状態である場合(ステップS107)に、負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力に対して8割以上となると(ステップS109;YES)、蓄電装置30が電力を充電して燃料電池20を最大発電状態とする(ステップS101)ものである。
このような構成により、負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力に近付いた場合、すなわち負荷の消費電力が比較的大きくなった場合には、当該燃料電池20を最大発電状態として当該燃料電池20で発電した電力を負荷に供給することができる。すなわち、負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力に近付かない場合、すなわち負荷の消費電力が比較的小さい場合には、当該燃料電池20は発電停止状態を維持するので、燃料電池20の発電時の熱が余る熱余りの発生を抑制することができる。また、燃料電池20を発電停止状態とすることで、燃料となる都市ガスの使用量を抑制することにより二酸化炭素の発生を抑制し、かつ光熱費の削減を図ることができる。
また、第一の供給態様においては、燃料電池20が発電停止状態である場合(ステップS107)に、蓄電装置30に充電された電力の残量が無い(ステップS108;NO)と、蓄電装置30の充放電を停止して当該燃料電池20を負荷の消費電力に応じて発電させる(ステップS110)ものである。
このような構成により、燃料電池20が発電停止状態を維持したまま、蓄電装置30に充電された電力が無くなることを防止することができる。すなわち、燃料電池20が発電停止状態を維持したまま、商用電源90から購入した電力を負荷に供給することを防止することができる。
また、第一の供給態様においては、蓄電装置30から電力を放電して燃料電池20を最大発電状態から発電停止状態に変化させた場合(ステップS107)、負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力の8割以上となった場合(ステップS109;YES)には、蓄電装置30が電力を充電して燃料電池20を発電停止状態から最大発電状態に変化させる(ステップS101)ものである。このように、燃料電池20が最大発電状態から発電停止状態に変化する場合に、負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力以下である状態が30分間継続することを条件としている。
このような構成により、前記条件となる期間を、例えば比較的短い期間である5分間ではなく、比較的長い期間である30分間としたことで、蓄電装置30が充放電を繰り返し行うことを防止している。
以下では、第二の供給態様における制御装置50の処理について、図3のフローチャート、及び図4を用いて説明する。
ここで、図4の実線は、制御装置50の学習機能による学習結果(負荷の消費電力の予測推移)の一例を示したグラフである。具体的には、図4に示した学習結果は、制御装置50が、直近1ヶ月間の同じ曜日(例えば、水曜日)の負荷の消費電力に関する情報を継続して取得することにより、次の水曜日(以下では、「特定の期間」と称する。)における0時から24時までの負荷の消費電力の推移を予測したものである。
なお、図4に示すように、負荷の消費電力の予測推移においては、負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力(700W)よりも概ね大きくなる時間帯(以下では、「ピーク時間帯」と称する。)が、午前及び午後にそれぞれ1回(合計2回)発生している。以下では、午前に発生するピーク時間帯(特定の期間が開始されてから1回目のピーク時間帯)を「ピーク時間帯A」と称する。また、午後に発生するピーク時間帯(特定の期間が開始されてから2回目のピーク時間帯)を「ピーク時間帯B」と称する。
なお、以下の説明では、制御装置50の制御は、特定の期間の0時から開始され、24時で終了(リセット)するものとする。制御装置50は、前記タイマカウンタによる時間計測の結果から現在の時刻に関する情報を取得している。
ステップS201において、制御装置50は、前記タイマカウンタによる時間計測の結果から現在の時刻が1回目のピーク時間帯を経過しているか否か、すなわち現在の時刻が図4に示すピーク時間帯Aを経過したか否かを判定する。
そして、制御装置50は、現在の時刻がピーク時間帯Aを経過したと判定した場合、すなわち図4に示す9時40分を経過した場合には、ステップS203へ移行する。
一方、制御装置50は、現在の時刻がピーク時間帯Aを経過していないと判定した場合、すなわち図4に示す9時40分を経過していない場合には、ステップS202へ移行する。
ステップS202において、制御装置50は、負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力(700W)よりも小さい場合には、蓄電装置30に電力を充電させ、燃料電池20に最大発電電力(700W)を発電させると共に当該発電を維持させる。すなわち、燃料電池20は、最大発電状態となると共に当該状態を維持する。
また、制御装置50は、負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力(700W)以上である場合には、蓄電装置30から電力を放電させる。この場合、燃料電池20は、最大発電状態を維持する。
このように、ステップS202においては、燃料電池20は、最大発電状態になると共に当該状態を維持させる。
制御装置50は、ステップS202の処理を行った後、再びステップS201へ移行する。
ステップS203において、制御装置50は、現在の負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力(700W)以下であるか否かを判定する。
そして、制御装置50は、現在の負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力以下であると判定した場合には、ステップS204へ移行する。なお、制御装置50は、当該判定の時点から前記タイマカウンタによる時間計測を開始する。
一方、制御装置50は、現在の負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力以下ではないと判定した場合には、再びステップS203へ移行する。
ステップS204において、制御装置50は、前記タイマカウンタによる時間計測の結果から、負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力(700W)以下である状態が5分間継続したか否かを判定する。
そして、制御装置50は、負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力以下である状態が5分間継続したと判定した場合、すなわちステップS203にて判定した状態が5分間継続した場合には、ステップS206へ移行する。
一方、制御装置50は、負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力以下である状態が5分間継続しなかったと判定した場合、すなわちステップS203にて判定した状態が5分間継続しなかった場合には、ステップS205へ移行する。
なお、ステップS204において判定の基準となる「5分間」は、任意の値を設定することができる。
ステップS205において、制御装置50は、前記タイマカウンタによる時間計測の結果(カウント)をリセットする。
制御装置50は、ステップS205の処理を行った、再びステップS203へ移行する。
ステップS206において、制御装置50は、蓄電装置30の放電により、燃料電池20の発電を停止させる。具体的には、制御装置50は、負荷の消費電力を蓄電装置30から放電された電力だけで賄わせるため、当該消費電力に相当する電力を蓄電装置30から放電させる。これにより、燃料電池20は、最大発電状態から発電停止状態へと発電状態が変化する。
制御装置50は、ステップS206の処理を行った後、ステップS207へ移行する。
ステップS207において、制御装置50は、蓄電装置30に充電された電力の残量が有るか否かを判定する。
そして、制御装置50は、蓄電装置30に充電された電力の残量が有ると判定した場合には、ステップS209へ移行する。
一方、制御装置50は、蓄電装置30に充電された電力の残量が無いと判定した場合には、ステップS208へ移行する。
なお、ステップS207においては、蓄電装置30に充電された電力の残量が有るか否かではなく、蓄電装置30に充電された電力の残量が所定の割合以下で有るか否かを判定することができる。なお、前記所定の割合は、任意の値を設定することができる。
ステップS208において、制御装置50は、蓄電装置30の運転を停止させる。これにより、制御装置50は、燃料電池20に、負荷の消費電力に応じて発電を行う負荷追従運転を行わせる。すなわち、燃料電池20は、最大発電状態及び発電停止状態とは異なる発電状態となる。
制御装置50は、ステップS208の処理を行った後、ステップS209へ移行する。
ステップS209において、制御装置50は、現在の負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力(700W)の8割(560W)以上であるか否かを判定する。
そして、制御装置50は、現在の負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力の8割以上であると判定した場合には、ステップS210へ移行する。
一方、制御装置50は、現在の負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力の8割以上ではないと判定した場合には、再びステップS207へ移行する。
なお、ステップS209において判定の基準となる「8割以上」は、任意の値を設定することができる。
ステップS210において、制御装置50は、前記タイマカウンタによる時間計測の結果から現在の時刻が24時を経過したか否かを判定する。
そして、制御装置50は、現在の時刻が24時を経過したと判定した場合には、ステップS212へ移行する。
一方、制御装置50は、現在の時刻が24時を経過していないと判定した場合には、ステップS211へ移行する。
ステップS211において、制御装置50は、負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力(700W)よりも小さい場合には、蓄電装置30に電力を充電させ、燃料電池20に最大発電電力(700W)を発電させると共に当該発電を維持させる。すなわち、燃料電池20は、最大発電状態となると共に当該状態を維持する。
また、制御装置50は、負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力(700W)以上である場合には、蓄電装置30から電力を放電させる。この場合、燃料電池20は、最大発電状態を維持する。
このように、ステップS211においては、燃料電池20は、最大発電状態になると共に当該状態を維持させる。
制御装置50は、ステップS211の処理を行った後、再びステップS210へ移行する。
ステップS212において、制御装置50は、ピーク時間帯のカウント(前記タイマカウンタによる時間計測)をリセットする。
制御装置50は、ステップS212の処理を行った後、第二の供給態様における処理を終了する。
このように、第二の供給態様においては、蓄電装置30の充放電に応じて、燃料電池20がその発電状態を、最大発電状態と、発電停止状態と、に変化させる。
本実施形態において、すなわち学習機能により2回のピーク時間帯を有すると予測された特定の期間において、燃料電池20の発電状態(発電電力)は、図4の一点鎖線に示すグラフのようになる。具体的には、図4に示すように、1回目のピーク時間帯(ピーク時間帯A)を経過するまでは、燃料電池20が最大発電状態となる。そして、ピーク時間帯Aを経過した後、負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力以下である状態が5分間継続すると(図4に示す、9時40分)、燃料電池20が最大発電状態から発電停止状態となる。そして、負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力の8割以上となると(図4に示す、15時45分)、2回目のピーク時間帯(ピーク時間帯B)が発生するものとして、燃料電池20が発電停止状態から最大発電状態となる。そして、この燃料電池20の最大発電状態は、24時を経過するまで、すなわち特定の期間における制御装置50の制御が終了するまで継続する。
このように、第二の供給態様においては、特定の期間が開始されてから1回目のピーク時間帯(ピーク時間帯A)を経過する前(ステップS201;NO)は、燃料電池20を最大発電状態とし(ステップS202)、ピーク時間帯Aを経過した後(ステップS201;YES)は、燃料電池20を発電停止状態とする(ステップS206)ものである。
このような構成により、燃料電池20が最大発電状態である間に、負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力以下になると、当該燃料電池20で発電した電力のうち負荷に供給されない余剰電力を蓄電装置30に充電させることができる。そして、負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力以下である状態となると蓄電装置30から放電された電力を負荷に供給させ、燃料電池20を発電停止状態とすることができる。
すなわち、蓄電装置30に電力が充電された状態であって、且つ負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力以下であり当該燃料電池20を最大発電状態とする必要が無い状態であれば、燃料電池20を発電停止状態とすることで、燃料電池20の発電時の熱が余る熱余りの発生を抑制することができる。また、燃料電池20を発電停止状態とすることで、燃料となる都市ガスの使用量を抑制することにより二酸化炭素の発生を抑制し、かつ光熱費の削減を図ることができる。
また、第二の供給態様においては、1回目のピーク時間帯(ピーク時間帯A)を経過した後(ステップS201;YES)に、負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力以下である状態が5分間継続しない場合(ステップS204;NO)には、燃料電池20を発電停止状態とせずに最大発電状態を継続するものである。
このような構成により、燃料電池20が最大発電状態から発電停止状態となる場合に、所定の状態が5分間継続することを条件とすることができ、蓄電装置30が充放電を繰り返し行うことを防止することができる。
なお、第二の供給態様においては、学習機能によりピーク時間帯が予測されるため、(比較的長い期間である30分間の継続を条件としている第一の供給態様とは異なり)比較的短い期間である5分間の継続を条件としている。すなわち、比較的短い期間である5分間の継続を条件として、燃料電池20を最大発電状態から発電停止状態とすることができるので、燃料電池20の発電時の熱が余る熱余りの発生を抑制することができる。また、燃料電池20を発電停止状態とすることで、燃料となる都市ガスの使用量を抑制することにより二酸化炭素の発生を抑制し、かつ光熱費の削減を図ることができる。
また、第二の供給態様においては、燃料電池20が発電停止状態である場合(ステップS206)に、負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力に対して8割以上となると(ステップS209;YES)、蓄電装置30が電力を充電して燃料電池20を最大発電状態とする(ステップS211)ものである。
このような構成により、負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力に近付いた場合、すなわち負荷の消費電力が比較的大きくなった場合には、当該燃料電池20を最大発電状態として当該燃料電池20で発電した電力を負荷に供給することができる。すなわち、負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力に近付かない場合、すなわち負荷の消費電力が比較的小さい場合には、当該燃料電池20は発電停止状態を維持するので、燃料電池20の発電時の熱が余る熱余りの発生を抑制することができる。また、燃料電池20を発電停止状態とすることで、燃料となる都市ガスの使用量を抑制することにより二酸化炭素の発生を抑制し、かつ光熱費の削減を図ることができる。
また、第二の供給態様においては、燃料電池20が発電停止状態である場合(ステップS206)に、蓄電装置30に充電された電力の残量が無い(ステップS207;NO)と、蓄電装置30の充放電を停止して当該燃料電池20を負荷の消費電力に応じて発電させる(ステップS208)ものである。
このような構成により、燃料電池20が発電停止状態を維持したまま、蓄電装置30に充電された電力が無くなることを防止することができる。すなわち、燃料電池20が発電停止状態を維持したまま、商用電源90から購入した電力を負荷に供給することを防止することができる。
なお、第二の供給態様においては、学習機能によりピーク時間帯が予測されるため、(蓄電装置30に充電された電力が無くなると、燃料電池20を最大発電状態とする第一の供給態様とは異なり)次回のピーク時間帯が発生するまでは、燃料電池20に負荷追従運転を行わせるものである。すなわち、一時的に負荷の消費電力が大きくなったような場合(すなわち、燃料電池20を最大発電状態とする必要が無い場合)に、燃料電池20が最大発電状態となることを防止することができる。こうして、燃料電池20の発電時の熱が余る熱余りの発生を抑制することができる。また、燃料電池20を発電停止状態とすることで、燃料となる都市ガスの使用量を抑制することにより二酸化炭素の発生を抑制し、かつ光熱費の削減を図ることができる。
また、電力供給システム1においては、前述した電力の供給態様(第一の供給態様及び第二の供給態様)の他にも、燃料電池20の発電時の熱が余る熱余りの発生を抑制するための電力の供給態様が設定される。以下では、当該電力の供給態様を「第三の供給態様」と称する。
以下では、第三の供給態様における制御装置50の処理について、図5のフローチャート、及び図6を用いて説明する。
ここで、図6は、第三の供給態様における実際の負荷の消費電力(実線参照)及び燃料電池20の発電電力(一点鎖線参照)を示したグラフである。なお、図6(及び後述する図8)においては、蓄電装置30に充電される商用電源90からの電力が、負荷の消費電力に含まれるものとする。
なお、以下の説明では、制御装置50の制御は、特定の期間の0時から開始され、24時で終了(リセット)するものとする。制御装置50は、前記タイマカウンタによる時間計測の結果から、現在の時刻に関する情報を取得している。また、制御装置50は、特定の期間の0時においては(すなわち、特定の期間が開始される時点においては)、燃料電池20に負荷追従運転(負荷追従機能による運転)を行わせている。
ステップS301において、制御装置50は、前記タイマカウンタによる時間計測の結果から、現在の時刻が深夜充電時間帯であるか否かを判定する。
なお、前記「深夜充電時間帯」とは、商用電源90からの電力が比較的安価な深夜電力となる時間帯(深夜時間帯)のうち、所定の量の電力を蓄電装置30に充電させるために予め設定された所定の時間帯である。本実施形態においては、深夜充電時間帯として、午前5時からの一定期間が設定されている(図6参照)。
そして、制御装置50は、現在の時刻が深夜充電時間帯であると判定した場合には、ステップS302へ移行する。
一方、制御装置50は、現在の時刻が深夜充電時間帯ではないと判定した場合には、ステップS304へ移行する。
ステップS302において、制御装置50は、前記所定の量の電力として、1回目のピーク時間帯(本実施形態においては、ピーク時間帯A)における負荷の消費電力を賄うための電力を、蓄電装置30に充電させる。かかる場合、制御装置50は、深夜時間帯の安価な深夜電力を用いるため、及び燃料電池20の熱余りを抑制するために、図6の午前5時(特定の期間が開始されてから5時間)の矢印に示すように比較的短期間に、商用電源90からの電力を蓄電装置30に充電させる。
なお、蓄電装置30に充電される電力の具体的な量は、所定の数式(後述する式1)を用いて、制御装置50により算出される。以下では、ピーク時間帯Aにおける負荷の消費電力を賄うための電力を「充電目標電力」と称する。
充電目標電力は、以下の式1で算出される。
充電目標電力=予測される1回目のピーク時間帯(本実施形態においては、ピーク時間帯A)における負荷の消費電力−(ピーク時間帯Aにおける)燃料電池20の発電電力+α ・・・(式1)
なお、式1において「電力」とは、一定期間における電力の量を指すものである。
なお、前記「予測される1回目のピーク時間帯における負荷の消費電力」は、制御装置50によって、学習機能による学習結果として算出される。
また、前記「α」は、充電目標電力として蓄電装置30に充電される電力の残量に、余裕を持たせるための値(電力)である。すなわち、充電目標電力は、予測されるピーク時間帯Aにおける負荷の消費電力と、燃料電池20の発電電力と、の差よりも「α」(本実施形態においては、50W)だけ大きくなる。
こうして、ピーク時間帯Aにおける実際の負荷の消費電力が、予測よりも若干大きい場合(より詳細には、予測よりも50Wまでの範囲で大きい場合)であっても、充電目標電力として蓄電装置30に充電された電力を用いて当該負荷の消費電力を賄うことができる。なお、本実施形態において「α」は50Wとしたが、適宜に変更することができる。
また、本実施形態において、充電目標電力として蓄電装置30に充電させる電力は、深夜時間帯の深夜電力が用いられる。すなわち、ピーク時間帯Aにおける負荷の消費電力を賄うための電力として安価な深夜電力が用いられるため、電力料金を抑制することができる。
なお、深夜充電時間帯(充電目標電力としての電力を蓄電装置30に充電させる時間帯)は、深夜時間帯が終了する時刻(例えば、午前7時)に近い時間帯であることが望ましい。これにより、蓄電装置30は、充電目標電力としての電力を充電した後、ピーク時間帯Aまでの待機電力を削減することができる。
制御装置50は、ステップS302の処理を行った後、ステップS303へ移行する。
ステップS303において、制御装置50は、充電目標電力としての電力の蓄電装置30への充電が完了したか否かを判定する。
そして、制御装置50は、充電目標電力としての電力の蓄電装置30への充電が完了したと判定した場合には、ステップS304へ移行する。
一方、制御装置50は、充電目標電力としての電力の蓄電装置30への充電が完了していないと判定した場合には、再びステップS303へ移行する。
ステップS304において、制御装置50は、現在の負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力(700W)よりも小さいか否かを判定する。
そして、制御装置50は、現在の負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力(700W)よりも小さいと判定した場合には、ステップS308へ移行する。
一方、制御装置50は、現在の負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力(700W)以上であると判定した場合には、ステップS305へ移行する。
なお、充電目標電力としての電力の蓄電装置30への充電が完了した後、初めて負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力(700W)以上となった場合には、燃料電池20は負荷追従運転によって最大発電電力(700W)を発電する(最大発電状態となる)。そして、燃料電池20は、一旦最大発電状態となると負荷追従運転を停止し、特定の期間の最後のピーク時間帯(本実施形態においては、ピーク時間帯B)が終了するまで最大発電状態を維持する。そして、燃料電池20は、ピーク時間帯Bが終了すると、負荷追従運転(負荷追従機能による運転)を行う。
なお、充電目標電力としての電力の蓄電装置30の充電が完了した後、初めて負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力(700W)以上となった場合には、現在の時刻がピーク時間帯A(1回目のピーク時間帯)であると想定される。
ステップS305において、制御装置50は、蓄電装置30に充電された電力の残量が有るか否かを判定する。
そして、制御装置50は、蓄電装置30に充電された電力の残量が有ると判定した場合には、ステップS306へ移行する。
一方、制御装置50は、蓄電装置30に充電された電力の残量が無いと判定した場合には、ステップS307へ移行する。
なお、ステップS305においては、蓄電装置30に充電された電力の残量が有るか否かではなく、蓄電装置30に充電された電力の残量が所定の割合以下で有るか否かを判定することができる。なお、前記所定の割合は、任意の値を設定することができる。
ステップS306において、制御装置50は、蓄電装置30から電力を放電させる。
より詳細には、制御装置50は、現在の負荷の消費電力と、燃料電池20の最大発電電力(700W)と、の差の電力を蓄電装置30に放電させる。こうして、燃料電池20の発電電力だけでは不足する負荷の消費電力(不足電力)を、蓄電装置30から放電された電力を用いて賄うことができる。
なお、ステップS306において、現在の時刻がピーク時間帯Aである場合、蓄電装置30から放電される電力とは、深夜充電時間帯に充電目標電力として蓄電装置30に充電された電力である。すなわち、ピーク時間帯Aの負荷における消費電力は、蓄電装置30に充電された安価な深夜電力を用いて賄うことができる。
制御装置50は、ステップS306の処理を行った後、再びステップS301へ移行する。
ステップS307において、制御装置50は、蓄電装置30から電力が放電されている場合には、当該放電を停止させる。
制御装置50は、ステップS307の処理を行った後(又は、蓄電装置30から電力が放電されていない場合)、再びステップS301へ移行する。
ステップS304から移行したステップS308において、制御装置50は、蓄電装置30が満充電であるか否かを判定する。
そして、制御装置50は、蓄電装置30が満充電であると判定した場合には、再びステップS304へ移行する。
一方、制御装置50は、蓄電装置30が満充電ではないと判定した場合には、ステップS309へ移行する。
ステップS309において、制御装置50は、蓄電装置30に電力を充電させる。
より詳細には、制御装置50は、燃料電池20の最大発電電力(700W)と、現在の負荷の消費電力と、の差の量の電力を蓄電装置30に充電させる。このように、ステップS309においては、商用電源90からの電力(すなわち、安価な深夜電力とは異なる昼間時間帯の電力)を用いず、燃料電池20の発電電力だけを用いて蓄電装置30を充電させる。
このように、ステップS309において、蓄電装置30に充電された電力は、2回目以降のピーク時間帯(本実施形態においては、ピーク時間帯B)に使用される(ステップS301;NOから、ステップS304、ステップS305、ステップS306参照)。すなわち、ピーク時間帯Bにおける負荷の消費電力は、燃料電池20の発電電力を用いて蓄電装置30に充電された電力により賄われる。
制御装置50は、ステップS309の処理を行った後、再びステップS301へ移行する。
以上のように、第三の供給態様における制御装置50の処理においては、ピーク時間帯Aの前に、燃料電池20が負荷追従運転(負荷追従機能による運転)を行うものである。また、ピーク時間帯Aにおける負荷の消費電力を賄うための電力(充電目標電力)を、商用電源90からの電力を用いて蓄電装置30に充電させるものである。
これにより、ピーク時間帯Aの前は、燃料電池20が(最大発電状態とならずに)負荷追従運転を行うため、例えば特定の期間の間に継続して燃料電池20が最大発電状態となる場合(後述する図8参照)と比較して、燃料電池20の発電時の熱が余る熱余りの発生を抑制することができる。
なお、図7は、第三の供給態様において、前述した特定の期間の「商用電源90から購入した電力(購入電力)」、「都市ガスの使用量(ガス使用量)」、「二酸化炭素の排出量(CO2排出量)」及び「熱余り」の各数値を示している。なお、図7では、第三の供給態様における前記各数値の大小を明確とするため、前述した特定の期間に燃料電池20を最大発電状態のままとした場合(以下では、「通常の供給態様」と称する。図8参照)の、「商用電源90から購入した電力(購入電力)」、「都市ガスの使用量(ガス使用量)」、「二酸化炭素の排出量(CO2排出量)」及び「熱余り」の各数値を示している。
その結果、図7に示すように、第三の供給態様においては、通常の供給態様よりも、購入電力の数値は若干大きくなるが、熱余りの数値がゼロになっていることが分かる。このように、第三の供給態様における制御装置50の処理を行った場合には、燃料電池20の発電時の熱が余る熱余りの発生を抑制することができる。
なお、本実施形態において電力供給システム1は、前述したように電力の供給態様として、第一、第二及び第三の供給態様という3つの供給態様が設定される。そして、これらの供給態様は、任意に選択可能な運転モードを選択することにより実現される。
より詳細には、電力供給システム1においては、複数(3つの)運転モードが設けられる。3つの運転モードとは、第三の供給態様を実現するための第一の運転モードと、第二の供給態様を実現するための第二の運転モードと、第一の供給態様を実現するための第三の運転モードと、である。
そして、第一、第二及び第三の運転モードから所望する運転モードを選択すると、当該選択に応じた特定の供給態様が実現される。例えば、現在の季節が春や秋など、夏や冬に比べて空調機器を使用しない期間(すなわち、負荷の消費電力が比較的小さく、且つ熱余りが発生し易い期間)であれば、第一の運転モードを選択して第三の供給態様を実現し、(第一及び第二の供給態様と比べて)熱余りの発生を抑制することができる。なお、運転モードの選択は、住宅の居住者等により適宜行われる。
以上のように、電力供給システム1においては、
負荷追従機能を有して発電可能な燃料電池20と、
前記燃料電池20で発電された電力を充放電可能な蓄電装置30と、
負荷の消費電力に関する情報を学習する学習機能を有し、前記蓄電装置30の充放電を制御する制御装置50と、
を具備し、
前記燃料電池20及び前記蓄電装置30からの電力を前記負荷へと供給する少なくとも1つ以上の運転モードを有する電力供給システムであって、
前記運転モードに含まれる第一の運転モードにおいては、
前記制御装置50は、前記学習機能によって特定の期間において前記負荷の消費電力が前記燃料電池20の最大発電電力よりも概ね大きくなるピーク時間帯を予測すると共に、前記特定の期間の1回目のピーク時間帯(ピーク時間帯A)における前記負荷の消費電力を予測し、
前記燃料電池20は、前記1回目のピーク時間帯の前に、前記負荷追従機能による運転を行い、
前記蓄電装置30は、前記予測された1回目のピーク時間帯における前記負荷の消費電力に基づいた所定の量の電力(充電目標電力)を、前記1回目のピーク時間帯の前に、商用電源90からの電力を用いて充電するものである。
このような構成により、電力供給システム1においては、燃料電池20の発電時の熱が余る熱余りの発生を抑制することができる。
また、電力供給システム1において、
前記蓄電装置30は、前記1回目のピーク時間帯の前に充電する電力(充電目標電力)として、深夜時間帯の深夜電力を用いるものである。
このような構成により、電力供給システム1においては、深夜時間帯の深夜電力を用いて蓄電装置30に電力を充電させるため、電気料金を抑制することができる。
また、電力供給システム1において、
前記所定の量は、前記予測された1回目のピーク時間帯における前記負荷の消費電力と前記燃料電池20の発電電力との差よりも大きいものである。
このような構成により、電力供給システム1においては、1回目のピーク時間帯における実際の負荷の消費電力が予測よりも大きい場合であっても、蓄電装置30に充電された電力を用いて当該負荷の消費電力を賄うことができる。
また、電力供給システム1において、
前記蓄電装置は、前記所定の量の電力を充電した後に前記負荷の消費電力が前記燃料電池の最大発電電力以上となると、電力を放電するものである。
このような構成により、電力供給システム1においては、負荷の消費電力を、蓄電装置30に充電された電力を用いて賄うことができる。
また、電力供給システム1において、
前記燃料電池20は、前記蓄電装置30が電力を放電すると、前記負荷追従機能による運転を停止して最大発電電力を発電する最大発電状態となり、
前記蓄電装置30は、前記燃料電池20が最大発電状態となった後に前記負荷の消費電力が前記燃料電池20の最大発電電力よりも小さくなると、前記燃料電池20が発電して余剰した電力を充電するものである。
このような構成により、電力供給システム1においては、特定の期間において蓄電装置30が複数回(複数サイクル)充放電することができる。具体的には、蓄電装置30は、(1)ピーク時間帯Aの前の深夜充電時間帯に充電すると共に、当該ピーク時間帯Aにおいて放電し、(2)ピーク時間帯Bの前の昼間時間帯に充電すると共に、当該ピーク時間帯Bにおいて放電する(2サイクル充放電する)。これにより、(例えば、1サイクル充放電する場合と比べて)蓄電装置30として蓄電容量の小さい蓄電装置を使用することができるため、イニシャルコストを削減することができる。
また、電力供給システム1において、
前記運転モードに含まれ、前記第一の運転モードと任意に選択可能な第二の運転モードにおいては、
前記燃料電池20は、前記1回目の前記ピーク時間帯を経過する前は前記最大発電状態となり、前記1回目の前記ピーク時間帯を経過した後は発電を停止する発電停止状態となるものである。
このような構成により、所定の条件(例えば、季節等)に応じて適切な運転モードを選択することができる。
なお、本実施形態においては、3つの運転モードが設けられる構成としたが、少なくとも1つ以上の運転モードが設けられる構成であればよい。
また、本実施形態においては、特定の期間に2つのピーク時間帯が設けられているが、ピーク時間帯の数は限定するものではない。
また、本実施形態においては、特定の期間が0時から開始され、24時で終了(リセット)するものであるが、これに限定するものではない。
なお、本実施形態における式1とは異なる式(式2)で、充電目標電力量を算出する構成としてもよい。
具体的に、式2とは、以下のとおりである。
充電目標電力量=(1回目のピーク時間帯(ピーク時間帯A)の平均消費電力−1回目のピーク時間帯(ピーク時間帯A)における燃料電池20の平均発電電力+α)×1回目のピーク時間帯(ピーク時間帯A)の時間 ・・・(式2)
なお、前記「1回目のピーク時間帯(ピーク時間帯A)の平均消費電力」及び前記「1回目のピーク時間帯(ピーク時間帯A)の時間」は、制御装置50によって、学習機能による学習結果として算出される。
また、本実施形態において、前記「1回目のピーク時間帯(ピーク時間帯A)における燃料電池20の平均発電電力」とは、初めて負荷の消費電力が燃料電池20の最大発電電力(700W)以上となった場合に当該燃料電池20が最大発電状態となることから、700Wとなる。
このような構成により、ピーク時間帯Aの平均消費電力や、燃料電池20の平均発電電力を用いて充電目標電力量を算出することができるため、充電目標電力量をより正確に導き出すことができる。
1 電力供給システム
20 燃料電池
30 蓄電装置
40 分電盤
50 制御装置

Claims (5)

  1. 負荷追従機能を有して発電可能な燃料電池と、
    前記燃料電池で発電された電力を充放電可能な蓄電装置と、
    負荷の消費電力に関する情報を学習する学習機能を有し、前記蓄電装置の充放電を制御する制御装置と、
    を具備し、
    前記燃料電池及び前記蓄電装置からの電力を前記負荷へと供給する少なくとも1つ以上の運転モードを有する電力供給システムであって、
    前記運転モードに含まれる第一の運転モードにおいては、
    前記制御装置は、前記学習機能によって特定の期間において前記負荷の消費電力が前記燃料電池の最大発電電力よりも概ね大きくなるピーク時間帯を予測すると共に、前記特定の期間の1回目のピーク時間帯における前記負荷の消費電力を予測し、
    前記燃料電池は、前記1回目のピーク時間帯の前に、前記負荷追従機能による運転を行い、
    前記蓄電装置は、前記予測された1回目のピーク時間帯における前記負荷の消費電力に基づいた所定の量の電力を、前記1回目のピーク時間帯の前の所定の時間帯に充電するものであって、前記所定の時間帯においては深夜時間帯の商用電源からの深夜電力と前記燃料電池からの電力とを同時に充電する、
    ことを特徴とする電力供給システム。
  2. 前記所定の量は、前記予測された1回目のピーク時間帯における前記負荷の消費電力と前記燃料電池の発電電力との差よりも大きい、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力供給システム。
  3. 前記蓄電装置は、前記所定の量の電力を充電した後に前記負荷の消費電力が前記燃料電池の最大発電電力以上となると、電力を放電する、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電力供給システム。
  4. 前記燃料電池は、前記蓄電装置が電力を放電すると、前記負荷追従機能による運転を停止して最大発電電力を発電する最大発電状態となり、
    前記蓄電装置は、前記燃料電池が最大発電状態となった後に前記負荷の消費電力が前記燃料電池の最大発電電力よりも小さくなると、前記燃料電池が発電して余剰した電力を充電する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の電力供給システム。
  5. 前記運転モードに含まれ、前記第一の運転モードと任意に選択可能な第二の運転モードにおいては、
    前記燃料電池は、前記1回目の前記ピーク時間帯を経過する前は前記最大発電状態となり、前記1回目の前記ピーク時間帯を経過した後は発電を停止する発電停止状態となる、
    ことを特徴とする請求項4に記載の電力供給システム。
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