JP6280379B2 - 画像形成装置、トナー消費量の算出方法およびプログラム - Google Patents

画像形成装置、トナー消費量の算出方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像信号に基づいて画像を形成するプリンタ・複写機・記録機・ファクシミリ等の画像形成装置、トナー消費量の算出方法およびプログラムに関する。
画像形成装置のトナー消費量を正確に検知することが求められている。これは、トナー消費量に基づいて、トナーの残量やカートリッジの交換時期、料金をユーザに通知したり、各種作像プロセス条件を制御したり、トナー補給量を制御したりするためである。トナー消費量を検知する手法としてはカートリッジ内にセンサを設ける手法と、画像データから推定する手法がある。前者は、製造コストや検知精度の面で課題がある。一方で、後者の手法としては、特許文献1により提案された手法が存在する。特許文献1には、トナーを消費する画素の連続数および近傍の画素との間隔数に応じた重み付けに基づいてトナーの消費量を算出する手法が提案されている。
特開2012−48056号公報
ところで、画像の種類(スクリーン線数、文字、写真など)に応じてトナー消費量は異なる。図18(A)および図18(B)に同一面積率(画素数)であるがそれぞれ種類の異なる画像(文字・ライン画像、ハーフトーン画像(スクリーン線数:212線、141線))のトナー消費量の一例を示す。なお、212線ハーフトーン画像とは、141線ハーフトーン画像より線数が多い画像の一例である。とりわけ、図18(A)は25%の面積率に対するトナー消費量を示している。文字・ライン画像のトナー消費量が最も多く、次いで141線ハーフトーン画像のトナー消費量が多く、212線ハーフトーン画像のトナー消費量は最も少ない。図18(B)は50%の面積率に対するトナー消費量を示している。トナー消費量は25%の面積率についての結果とは逆となる。すなわち、文字・ライン画像のトナー消費量が最も少なく、ついで141線ハーフトーン画像のトナー消費量が少なく、212線ハーフトーン画像のトナー消費量は最も多くなる。図18(A)および図18(B)からわかるように、画像の種類に依存してトナー消費量が異なるとともに、さらに面積率に依存してトナー消費量の大小関係が変化する。
同一面積率でも画像の種類に依存してトナー消費量が異なる原因は、電子写真方式の特性によるものである。同一面積率でもドットサイズや近接するドットとの距離によって静電潜像の深さや広がりが異なるため、トナーの現像性も異なる。その結果、トナーの消費量が変化するのである。したがって、画像の種類によるトナー消費量の違いを考慮したトナー消費量の推定手法が望まれている。
そこで、本発明は、画像の種類に応じて、精度良くトナー消費量を求めることを目的とする。
本発明は、たとえば、
画像データにおける複数の画素のうち、隣接画素との関係が所定のエッジ条件を満たす画素の数であるエッジ数と所定濃度以上の画素の数である画素数とをカウントするカウント手段と、
前記エッジ数と前記画素数とに基づき、画像の種類に関する情報を判別する判別手段と、
前記画像の種類に関する情報と前記画素数とに基づき、トナー消費量を算出する算出手段と
を有し、
前記算出手段は、第1の画像の種類に関する情報と第1の画素数に基づき第1のトナー消費量を求め、前記第1の画像とは異なる第2の画像の種類に関する情報と前記第1の画素数に基づき前記第1のトナー消費量よりも消費量の少ない第2のトナー消費量を求め、
前記第1の画像の種類に関する情報と前記第1の画素数より画素数の多い第2の画素数に基づき第3のトナー消費量を求め、前記第2の画像の種類に関する情報と前記第2の画素数に基づき前記第3のトナー消費量よりも消費量の多い第4のトナー消費量を求めることを特徴とする画像形成装置を提供する。
本発明は、画像の種類に応じて、精度良くトナー消費量を求めることが可能となる。
画像形成装置の全体構成を示す図である。 画像形成装置の断面図である。 プリンタエンジンの構成図である。 ビデオコントローラの構成図である。 データ処理部の構成図である。 しきい値マトリクスの例を示す図である。 ハーフトーン処理画像の例を示す図である。 ウインドウ処理を示す図である。 トナー量計算部の構成図である。 第1の実施例のトナー量計算部の処理の流れを示すフローチャートである。 ウインドウ処理を示す図である。 第1、第3の実施例の基準テーブルの例を示す図である。 第1、第3の実施例のトナー量テーブルの例を示す図である。 第1の実施例の効果を示す図である。 第1の実施例の効果を示す図である。 第1の実施例の効果を示す図である。 第1の実施例の効果を示す図である。 比較例を示す図である。 第2の実施例のウインドウと領域を示す図である。 第2の実施例のトナー量計算部の処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施例の基準テーブルの例を示す図である。 第2の実施例のトナー量テーブルの例を示す図である。 第2の実施例の効果を示す図である。 第2の実施例の効果を示す図である。 第3の実施例のトナー量計算部の処理の流れを示すフローチャートである。 第3の実施例の補正係数テーブル示す図である。 第3の実施例の効果を示す図である。
以下に、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<実施例1>
[画像形成装置の全体構成]
図1を用いて画像形成装置102の構成について説明する。本実施例ではシアン、マゼンタ、イエロー、ブラック(以下、C,M,Y,Kと呼ぶ)の4色の色材(色剤)によって画像を形成するカラー画像形成装置を用いて説明する。また、本実施例の画像形成装置は600dpiの解像度で印刷を行うものとする。画像形成装置102は各種制御やデータ処理を行うビデオコントローラ103と転写材に可視化された画像形成を行うプリンタエンジン104を有している。転写材は、記録材、記録媒体、用紙、シート、転写紙と呼ばれることもある。画像形成装置102にはネットワークやパラレルインターフェイス、シリアルインターフェイスなどを介してホストコンピュータ101などが接続されている。ホストコンピュータ101は、画像形成装置102に対してプリントの実行を指示する。ビデオコントローラ103は、ホストコンピュータ101からプリントの実行の指示とともに送信される印刷データを画像データにラスタライズし、後述するデータ処理を行って、プリンタエンジン104に送信する。
[プリンタエンジン制御]
図2および図3を用いて、C,M,Y,Kのトナーを用いて多色画像を形成する電子写真方式のプリンタエンジン104の動作を説明する。なお、4色に共通する事項を説明するときは、YMCKの文字を参照符号から省略する。図2は電子写真方式の画像形成装置102の一例を示している。画像形成装置102は中間転写体27を採用したタンデム方式のカラー画像形成装置である。図3はプリンタエンジン104の制御ユニットを示すブロック図である。プリンタエンジン104は、エンジン制御部301とエンジン機構部302を有している。エンジン機構部302はエンジン制御部301からの各種指示にしたがって動作する。
エンジン機構部302のレーザ/スキャナ系308は、図2に示したスキャナ部24を有している。スキャナ部24はレーザ発光素子、レーザドライバ回路、スキャナモータ、回転多面鏡、スキャナドライバ等を含む。スキャナ部24はビデオコントローラ103から送られてくるレーザの露光時間を示すレーザ駆動信号にしたがってレーザを点灯させ、回転多面鏡によってレーザ光を反射させることで感光体ドラム22を露光走査する。露光光は感光体ドラム22の表面を選択的に露光することにより、静電潜像が形成される。
作像系309は、プリンタエンジン104の中枢をなす部分であり、感光体ドラム22Y、22M、22C、22K上に形成された潜像を現像してトナー画像を形成し、転写材上に転写して定着させる。図2が示すように、作像系309は、4つの画像形成ステーションを有している。各ステーションは、感光体ドラム22、帯電器23、現像器26を有している。作像系309は、さらに、中間転写体27、転写ローラ28および定着部30、および、作像を行なう上で必要となる各種バイアス(高電圧)を生成する高圧電源回路を有している。帯電器23Y、23M、23C、23Kは、感光体ドラム22Y、22M、22C、22Kの表面を一様に帯電させるスリーブ23YS、23MS、23CS、23KSを有している。現像手段である現像器26Y、26M、26C、26Kはそれぞれ、トナー像を潜像に付着させるためのスリーブ26YS、26MS、26CS、26KSを有している。帯電器23、現像器26および感光体ドラム22はプロセスカートリッジとして脱着可能に画像形成装置102の本体に取り付けられている。中間転写体27は、駆動ローラ25によって駆動され、感光体ドラム22Y、22M、22C、22Kからトナー画像を一次転写される。中間転写体27に転写ローラ28が接触することで、転写材11が狭持搬送されるとともに、中間転写体27上の多色トナー像が転写材11に2次転写される。転写ローラ28は、転写材11上に多色トナー像を転写している期間は転写材11に当接し、転写が完了すると中間転写体27から離間する。定着部30は、転写材11を搬送しながら、多色トナー像を溶融定着させる。定着部30は、転写材11を加熱する定着ローラ31と、転写材11を定着ローラ31に圧接させる加圧ローラ32とを備えている。定着ローラ31と加圧ローラ32は中空状に形成され、内部にそれぞれヒータ33、34が設置されている。クリーニング部29は、中間転写体27上に残ったトナーをクリーニングする。4つのプロセスカートリッジはそれぞれ不揮発性のメモリデバイスを有している。エンジン制御部301のCPU303やASIC304は、メモリデバイスに各種情報(トータルでの画像形成枚数や稼働時間)の読み書きを行なう。
給紙・搬送系310は、転写材11の給紙および搬送を司る部分であり、各種搬送系モータ、給紙部21(給紙カセット21aや給紙トレイ21b)、給紙ローラ、排紙ローラを含む各種搬送ローラ等で構成される。給紙・搬送系310は、作像系309の動作に合わせて給紙カセット21aまたは給紙トレイ21bから転写材11を給紙して搬送する。
センサ系311は、レーザ/スキャナ系308、作像系309、給紙・搬送系310を、CPU303やASIC304が制御する上で必要な情報を収集するためのセンサ群である。このセンサ群には、定着部30の温度センサ、感光体ドラム22、中間転写体27または転写材11に形成されたトナー画像の濃度を検知する濃度センサ、色ずれを検知するセンサ、用紙サイズセンサ、紙先端検知センサ、紙搬送検知センサなどが含まれうる。センサ系311で検知された情報はCPU303により取得され、プリントシーケンスの制御に反映される。
エンジン制御部301のCPU303は、RAM305を主メモリやワークエリアとして利用し、不揮発性記憶部306に格納されている各種制御プログラムに従い、エンジン機構部302を制御する。システムバス312は、アドレスバスおよびデータバスを持つ。エンジン制御部301やエンジン機構部302の各構成要素は、システムバス312に接続され、互いにアクセス可能となっている。
CPU303は、ビデオコントローラ103からエンジンインターフェイス部307を介してプリント実行命令を受信すると、まず作像系309を駆動し、帯電器23によって感光体ドラム22の表面を帯電させる。CPU303は、レーザ駆動信号を生成して出力することでレーザ/スキャナ系308を駆動し、スキャナ部24によって感光体ドラム22に静電潜像を形成する。
次にCPU303は作像系309を駆動し、現像器26に静電潜像を現像させて単色トナー像を形成させる。この単色トナー像を中間転写体27に順次一次転写させることで重ね合わせさせてY、M、C、Kの多色トナー像を中間転写体27上に形成させる。同時にCPU303は、給紙・搬送系310を制御し、給紙ローラによって給紙部21から転写材11給紙させ、この多色トナー像を転写材11へ転写させる。その後、CPU303は、定着部30を制御して転写材11上の多色トナー像を定着させる。
ASIC304は、CPU303からの指示にしたがって、各種プリントシーケンスを実行する上での各モータの制御や現像バイアス等の高圧電源の制御を行なう。CPU303の機能の一部または全てをASIC304が担当してもよいし、ASIC304の機能の一部または全てをCPU303が担当してもよい。また、別途の専用ハードウェアを設け、CPU303やASIC304の機能の一部をその専用ハードウェアに行なわせてもよい。
[ビデオコントローラの構成]
図4を用いてビデオコントローラ103構成例について説明する。CPU401は、ビデオコントローラ103全体の制御を司るCPUである。不揮発性の記憶部402は、CPU401が実行する各種制御コードや制御に使用するデータを格納する記憶手段である。記憶部402は、たとえば、ROM、EEPROM、ハードディスクなどにより構成されうる。RAM403は、CPU401の主メモリやワークエリア等として機能する一時記憶用のメモリである。ホストインターフェイス部404は、ホストコンピュータ101から印刷データや制御データを通信するユニットである。ホストインターフェイス部404が受信した印刷データはRAM403に格納される。ここで印刷データはホストコンピュータ101などでハーフトーン処理まで行われたビットマップデータであってもよいし、PDL(ページ記述言語)データであってもよい。PDLデータとは、ページ画像データを作成するためにページ記述言語によって記述されたデータである。印刷データは、通常、文字、グラフィックス、イメージなどのデータの描画命令を含んでいる。DMA制御部407は、CPU401からの指示によりRAM403のデータを、エンジンインターフェイス部409やデータ処理部406に転送する。データ処理部406は、CPU401からの指示によりRAM403の画像データに対して各種のデータ処理(例:トナー消費量の推定など)を行う。データ処理部406の詳細な動作については後述する。操作/表示部408は、画像形成装置102の本体に設けられたており、ユーザからの諸設定や指示の入力を受け付けたり、画像形成装置102の各種情報を表示したりする。エンジンインターフェイス部409は、プリンタエンジン104に対する信号の入出力部である。たとえば、エンジンインターフェイス部409は、データ処理部406から出力されるレーザ駆動信号をプリンタエンジン104へ送出する。
トナー量管理部405は、データ処理部406から通知されるページごとのトナー消費量を元にプロセスカートリッジ内のトナー残量を更新して操作/表示部408に表示させる。トナー量管理部405は、ホストインターフェイス部404を介してホストコンピュータ101にトナー残量を通知してもよい。システムバス410は、アドレスバスおよびデータバスを有する。上述の各構成要素は、システムバス410に接続され、互いにアクセス可能となっている。なお、データ処理部406の機能はASIC(特定用途集積回路)や専用ハードウェアとして実現してもよいし、機能の一部または全てをCPU401が担当してもよい。さらに、ビデオコントローラ103の機能の一部または全てをホストコンピュータ101等の外部機器が担当してもよい。
[データ処理部の構成]
図5はデータ処理部406の処理の内容を説明するためのブロック図である。RIP部501はRAM403に格納されているPDLで記述された画像データの内容を解析して中間言語データを生成し、さらに中間言語データをラスタライズしてラスタ画像データを生成する。RIPは、ラスターイメージプロセッサ/プロセッシングの略称である。ラスタ画像データはRGBの画像データとしてRAM403内の所定の領域に書き込まれる。色変換部502はRGB画像データを画像形成装置102の色再現域に合わせたデバイスRGB信号に変換するカラーマッチング処理を実行する。さらに色変換部502はデバイスRGB信号を画像形成装置102のトナー色材色であるCMYK信号に変換する色分解処理を実行する。このように、色変換部502はRIP部501が出力するRGB画像データを、順次、CMYKの画像データに変換し、RAM403内の所定の領域に書き込む。濃度補正部503は、色変換部502が出力するCMYK画像データの各階調値をLUT(ルックアップテーブル)により変換する。これは、CMYK画像データの各階調値と、プリンタエンジン104によって転写材11上に出力される濃度との関係を所望の関係とするためである。ハーフトーン部504は濃度補正部503によって補正されたCMYKの各画像データ(8bit)に対してハーフトーン処理(組織的ディザなど)を施すことによってプリンタエンジン104で再現可能な2bitの画像データへ量子化する。2bitの画像データは、RAM403内の画像メモリへ出力される。ハーフトーン処理は、たとえば、入力される画像データを、閾値マトリクスを用いて2bitの画像データへ変換する処理である。閾値マトリクスは、たとえば、幅M、高さNの閾値をマトリクス状に配置したものである。閾値マトリクスは、たとえば、マトリクス0、マトリクス1、マトリクス2の3つのマトリクスで構成されてもよい。ハーフトーン処理は、画像データの各画素に対応した閾値を3つの閾値マトリクスからそれぞれ読み出し、画素の値と3つの閾値との比較を行い、以下の処理によって画像データを2bitに変換する。
「画素の値」<「マトリクス0の閾値」であれば、0を出力
「マトリクス0の閾値」≦「画素の値」<「マトリクス1の閾値」であれば、1を出力
「マトリクス1の閾値」≦「画素の値」<「マトリクス2の閾値」であれば、2を出力
「マトリクス2の閾値」≦「画素の値」であれば、3を出力
閾値マトリクスは、画像データの横方向にM個の画素、縦方向にN個の画素を一つの繰り返し周期としている。
図6(A)および図6(B)は、K色の閾値マトリクスの一例を示している。K色は図6(A)および図6(B)に示した2種類の閾値マトリクスを有している。図6(A)はスクリーン線数が141線の閾値マトリクスを示している。図6(B)はスクリーン線数が212線の閾値マトリクスを示している。
図7(A)は入力画像データに図6(A)の閾値マトリクスによってハーフトーン処理された出力画像データの一例を示す。図7(B)は入力画像データに図6(B)の閾値マトリクスによってハーフトーン処理された出力画像データの一例を示す。図6(A)および図6(B)どちらのマトリクスを使用するかは印刷対象となっている画像の種類やユーザの指示などによって決定される。CMYに対しても同様のハーフトーン処理が行われる。
PWM部506は、画像メモリ内のハーフトーン処理画像をPWM(Pulse Width Modulation)処理によりレーザ駆動信号(レーザ露光時間)へ変換する。トナー量計算部505は、YMCKの各色ごとに画像メモリ内に記憶されているハーフトーン処理画像に基づいて1ページあたりで消費するトナー量を算出する。トナー量計算部505で算出されたトナー量はトナー量管理部405へ通知される。トナー量計算部505の詳細な動作については後述する。
[ビデオコントローラの動作]
ホストコンピュータ101から印刷命令を受信してプリンタエンジン104へデータを送信するまでの全体の流れを説明する。ホストインターフェイス部404を介してホストコンピュータ101から印刷命令を受信すると、CPU401はホストインターフェイス部404を介して印刷データを受信し、RAM403に格納する。次にCPU401はデータ処理部406のRIP部501を制御して、RAM403の画像データをラスタライズする。CPU401は、さらに色変換部502を制御して色変換処理し、濃度補正部503を制御して濃度補正処理し、ハーフトーン部504を制御してハーフトーン処理し、PWM部506を制御してPWM処理する。PWM処理されたて生成されたレーザ駆動信号はCPU401の指示により、エンジンインターフェイス部409を介してプリンタエンジン104に送信される。同時にCPU401の指示によりトナー量計算部505はトナー量を算出し、算出結果をトナー量管理部405へと通知する。
[トナー量計算部の動作]
トナー量計算部505の詳細な動作について説明する。ここではK色を例に説明するが、CMY色についても同様の処理とする。トナー量計算部505は画像メモリ内のハーフトーン処理された画像データを複数のエリアに論理的に分割し、各エリアごとにトナー量を計算し、すべてのエリアのトナー量を積算する。ここでは、エリアを20x5画素のサイズのウインドウとする。図8に示したように、トナー量計算部505は、複数の画素から構成される画像データ1001に対して左上のウインドウ1002を起点として矢印の方向へウインドウを順次シフトしながらトナー量を算出して積算して行く。トナー量計算部505は、右下のウインドウ1003に到達したらトナー量の計算を完了する。
図9にトナー量計算部505の構成例を示す。2値化部801はウインドウごとに画像データを2値化する。エッジカウンタ802は、各ウインドウ内において隣接画素との関係が所定のエッジ条件を満たす画素の数であるエッジ数をカウントする。画素カウンタ803は、ウインドウごとに所定濃度以上の画素の数である画素数をカウントする。なお、エッジ数および画素数は、画像の種類に応じたトナー消費量に関連する値である。より具体的には、エッジ数と画素数は各ウインドウの空間周波数または静電潜像の深さおよび広さに相関したパラメータである。よって、エッジ数と画素数はトナー消費量を推定するために使用可能なパラメータである。画像判別部804は、エッジ数と画素数とから各ウインドウの画像の種類を判別する。トナー量取得部805は、ウインドウごとに画像の種類に応じたトナー量を計算する。トナー量積算部806は、各ウインドウのトナー量を積算する。
図10のフローチャートを用いてトナー量計算部505の処理の流れを説明する。S901で、トナー量積算部806は、初期化処理を実行する。たとえば、トナー量積算部806は、1ページ内のトータルトナー量を保持するための変数であるTotal_valueを0に初期化し、注目ウインドウを画像の左上のウインドウに設定する。S902で、2値化部801は、注目ウインドウ内の画像データ(画素値)を2値データへ変換する。たとえば、入力画像データが0または1の場合は0に変換され、入力画像データが2または3の場合は1に変換される。
S903で、エッジカウンタ802は、2値化された画像データに対してエッジ数をカウントする。エッジカウンタ802は、エッジ数をカウントするための変数であるEdgeCountを0に初期化し、さらに注目画素をウインドウ内の左上の画素から右下の画素まで順次移動しながら以下の処理を行う。エッジ条件は、注目画素の画素値と注目画素の右に位置する画素(右画素)の画素値が異なる、または注目画素の画素値と注目画素の下に位置する画素(下画素)の画素値とが異なることである。エッジ条件が満たされていれば、その注目画素はエッジである。よって、エッジカウンタ802は、エッジ数EdgeCountの値を画素値が異なる数だけ増加させる。図11は画像データに対してウインドウを適用した例を示す。図11に示したウインドウについてのエッジ数EdgeCountは38である。
S904で、画素カウンタ803は、2値化された画像データに対して画素値が1である画素の数DotCountをカウントする。この場合、所定濃度は閾値であり、0.5であると考えてもよい。図11に示したウインドウについての画素数DotCountは19となる。なお、画素数はドット数と呼ばれてもよい。エッジカウンタ802で算出されたエッジ数EdgeCountと画素カウンタ803で算出された画素数DotCountは画像判別部804へと入力される。
画像判別部804では図12に例示するような複数の基準テーブル(基準テーブルH、基準テーブルM、基準テーブルL)を備えている。各基準テーブルの入力は画素数であり、出力がエッジ閾値である。つまり、基準テーブルに画素数を入力することで、画素数に対応したエッジ閾値が出力される。基準テーブルの生成方法については後述する。
S905で、画像判別部804は、DotCountに対応するエッジ閾値を基準テーブルから取得する。ここでは、基準テーブルHから取得されたエッジ閾値をEdge_hiと呼び、基準テーブルMから取得されたエッジ閾値をEdge_midと呼び、基準テーブルLから取得されたエッジ閾値をEdge_lowと呼ぶ。これらは、エッジ数EdgeCountと比較するための閾値として利用されるとともに、係数ρを算出するためにも利用される。S906で、画像判別部804は、EdgeCountとEdge_hi、Edge_mid、Edge_lowとを比較し、比較結果である属性信号と係数を出力する。
●Edge_hi≦EdgeCountであれば属性信号はP_H
●Edge_mid≦EdgeCount<Edge_hiであれば属性信号はP_M、係数ρ=(EdgeCount−Edge_mid)/(Edge_hi−Edge_mid)
●Edge_low≦EdgeCount<Edge_midであれば属性信号はP_M、係数ρ=(EdgeCount−Edge_mid)/(Edge_mid−Edge_low)
●EdgeCount<Edge_lowであれば属性信号はP_L
トナー量取得部805は図13に示すような複数のトナー量テーブル(トナー量テーブルH、トナー量テーブルM、トナー量テーブルL)を備える。各トナー量テーブルの入力は画素数であり、出力がトナー量である。トナー量テーブルの生成方法については後述する。トナー量取得部805には画素カウンタ803で算出された画素数DotCount、および画像判別部804の出力結果である属性信号と係数ρが入力される。
S907で、トナー量取得部805は属性信号と係数ρを参照してトナー量を計算する。
●トナー量取得部805は、属性信号がP_Hであれば、DotCountに対応するトナー量テーブルHのトナー量t_value_hを求め、t_value_hをトナー量toner_valueとする。
●トナー量取得部805は、属性信号がP_Mであれば、係数ρの値によって以下のようにトナー量toner_valueを求める。
0≦ρの場合:
トナー量取得部805はDotCountに対応するトナー量テーブルHおよびトナー量テーブルMのトナー量t_value_h、t_value_mからトナー量toner_valueを求める。
toner_value=ρ×t_value_h+(1−ρ)×t_value_m
ρ<0の場合:
トナー量取得部805はDotCountに対応するトナー量テーブルM、およびトナー量テーブルLのトナー量t_value_m、t_value_lからトナー量toner_valueを求める。
toner_value=(1+ρ)×t_value_m−ρ×t_value_l
●トナー量取得部805は属性信号がP_Lであれば、DotCountに対応するトナー量テーブルLのトナー量t_value_lを求め、トナー量toner_valueとする。
以上のように属性信号がP_Mの場合には、トナー量取得部805は、係数ρを重み係数としてt_value_h、t_value_m、t_value_lを補間してトナー量を求める。
S908で、トナー量積算部806はトナー量取得部805で求められたトナー量toner_valueをトータルトナー量Total_valueに加算して注目ウインドウに対する処理を完了する。トナー量計算部505は、注目ウインドウが画像の右下まで到達したかどうかを判断する。注目ウインドウは右下に到達していなければS911に進む。S911で、トナー量計算部505は、注目ウインドウを次のウインドウにシフトし、再びステップS902に遷移する。一方、ステップS909で注目ウインドウが画像右下に到達していれば、トナー量積算部806は、トータルトナー量Total_valueをトナー量管理部405に通知する。
[基準テーブルH、M、Lの生成方法]
ここで、基準テーブルH、M、Lの生成方法について説明する。基準テーブルHは以下の方法で生成されたものである。階調値A=0、32、64、96、128、160、192、224、255に対して以下のステップ1〜3を実施する。
●ステップ1:階調値Aの画像データに対して212線のハーフトーン処理を行った画像データを生成する。画像データは縦横ともに凡そ100画素以上のサイズで生成するものとする。
●ステップ2:ステップ1で得られたハーフトーン処理画像データを2値化する。
●ステップ3:ステップ2で得られた2値化画像データに対してウインドウごとの画素数とエッジ数を算出し、全ウインドウの平均値を求める。ウインドウのサイズは横が20画素で縦が5画素である。つまり、トナー量の推定に使用されるウインドウサイズと基準テーブルを決定するために使用されるウインドウサイズは基本的に一致している。
求まった階調値ごとの画素数の平均値とエッジ数の平均値との関係を補間することにより画素数0〜100に対するテーブルを生成する。これが、基準テーブルHとなる。補間方法としては、たとえば、双三次補間があるが、他の補間処理が採用されてもよい。
基準テーブルMおよび基準テーブルLはそれぞれ141線と106線のハーフトーン処理を用いて上記と同様の方法で作成される。212線、141線のハーフトーン処理としてはハーフトーン部504と同様のものが用いられる。106線のハーフトーン処理としては、相当する線数を実現可能な任意のマトリクスが用いられる。
[トナー量テーブルH、M、Lの生成方法]
次に、トナー量テーブルH、M、Lの生成方法について説明する。トナー量テーブルHは以下の方法で生成されたものである。階調値A=32、64、96、128、160、192、224、255に対して以下のステップ1〜5を実施する。
●ステップ1:階調値Aの画像データに対して212線のハーフトーン処理を行った画像データを生成する。画像データの縦横サイズはともに凡そ100画素以上である。
●ステップ2:ステップ1で得られたハーフトーン処理画像を2値化してドットの面積率(%)を求め、面積率にウインドウ面積(例:100)をかけてウインドウあたりの画素数を求める。
●ステップ3:ステップ2で得られたハーフトーン処理画像をプリンタエンジン104によって印刷し、消費されたトナー量を計測する。たとえば、印刷前後のプロセスカートリッジの重量を測定し、その差分を計算することによってトナー量を計測することが可能である。
●ステップ4:ステップ3で得られた計測されたトナー量からウインドウあたりのトナー量を求める。ウインドウあたりのトナー量は次式から算出可能である。
(計測されたトナー消費量)×100/(画像サイズ)
●ステップ5:ステップ2で得られた画素数に対するステップ4で得られたトナー量の関係を補間して画素数0〜100に対するトナー量のテーブルを生成する。これが、トナー量テーブルHとなる。補間方法としては、たとえば、双三次補間があるが、他の補間処理が採用されてもよい。なお、画素数0に対するトナー量は0とする。
基準テーブルMは141線のハーフトーン処理を用いて上記と同様の方法で作成される。基準テーブルLは上記で求まった画素数100に対するトナー量と、画素数0に対するトナー量(=0)を線形に補間することにより生成された画素数0〜100に対するトナー量のテーブルである。
[発明の効果]
本実施例の効果について説明する。図14は画像の面積率とトナー消費量の関係を画像の周波数ごとにプロットしたものである。1401は文字などの比較的空間周波数の低い画像についての面積率とトナー消費量との関係を例示している。空間周波数が低ければ、面積率とトナー消費量との関係が比較的線形に近くなることがわかる。1402は212線のハーフトーン処理された画像についての面積率とトナー消費量との関係を例示している。つまり、この画像の空間周波数は相対的に高い。文字画像と比較して212線のハーフトーン処理された画像では、面積率の低いハイライト領域でトナー消費量が相対的に低くなり、面積率の高いシャドウ領域でトナー消費量が相対的に高くなる。1403は141線のハーフトーン処理された画像についての面積率とトナー消費量との関係を例示している。この画像の空間周波数は両者の中間的ものである。そのため、面積率とトナー消費量との関係も両者の中間的な特性となる。図14が示すように画像の空間周波数に依存して面積率とトナー消費量との関係が変化する。
図15(A)は比較例についての実際のトナー消費量と推定したトナー消費量との関係を示している。なお、比較例は、画素数のみでトナー消費量を推定する手法を採用している。より具体的に比較例では、面積率100%(ベタ画像)のトナー消費量を基準として、画像の面積率に比例してトナー消費量を計算する手法を採用している。ここでは、異なる種類(面積率)の画像として、文字画像、ハーフトーン画像(212線、141線)についてトナー消費量が推定されている。図15(A)が示すように実際のトナー消費量と推定したトナー消費量との誤差が大きい。特に点線で囲まれた領域に位置する3種類の画像では推定したトナー消費量(=画素数)がいずれもほぼ同じであるにもかかわらず、実際のトナー消費量は最大で2倍以上異なってしまっている。
図15(B)は、本実施例についての実際のトナー消費量と推定したトナー消費量との関係を示している。本実施例では実際のトナー消費量と推定したトナー消費量との誤差が非常に小さいことがわかる。なお、本実施例では、上述したように、20x5の画素から構成されたウインドウ内のエッジ数と画素数に基づいて画像の空間周波数に相関したトナー消費量が推定されている。すでに、図12を用いて説明したように、画像の空間周波数が高くなるほどエッジ数は増加し、画素数に依存してエッジ数が変化する。この特性を利用した本実施例では、トナー量計算部505がエッジ数と画素数の関係から画像の空間周波数を推定し、推定された空間周波数と画素数とにしたがってトナー消費量を推定している。なお、空間周波数は数値として算出される必要はなく、図10を用いて説明したようにエッジ数と画素数とから直接的にトナー消費量が推定されてもよい。
図16(A)、図16(B)および図16(C)は、本実施例におけるウインドウ毎の画素数とエッジ数の分布と基準テーブルH,M,Lの関係を示す。ウインドウの面積は100(20画素×5画素=100画素)であるため、「ウインドウ内の画素数」は「ウインドウ内の面積率(%)」と言い換えることが可能である。とりわけ、図16(A)は階調値を何ステップかに変化させた画像に対して212線のハーフトーン処理された画像の分布を示している。たとえば、△(37.5%)のプロットは面積率37.5%の212線ハーフトーン処理画像に対してウインドウごとの画素数とエッジ数の分布を示している。面積率37.5%に着目すると、基準テーブルHの近傍に分布しており、画像判別部804が出力する各ウインドウの属性信号はP_HまたはP_Mとなる。さらに属性信号がP_Mとなる場合は係数ρ≒1となる。また、画素数は37.5の近傍に分布する。この分布に対してトナー量取得部805によって算出されるトナー量の分布を図17に白丸で示す。図17が示すように、各ウインドウから算出されるトナー量は画素数が37.5のt_value_h、すなわち面積率が37.5%の212線ハーフトーン画像のウインドウあたりのトナー量の近傍に分布する。したがって、トナー量積算部806によって積算された画像全体のトータルトナー量Total_valueは面積率37.5%の212線ハーフトーン画像の実際のトナー消費量とほぼ等しくなる。他の面積率に対しても同様である。
図16(B)は階調値を何ステップかに変化させた画像に対して141線のハーフトーン処理された画像の分布を示している。面積率61.1%に着目すると、基準テーブルMを中心に基準テーブルL〜基準テーブルHの間に分布が存在しており、各ウインドウの属性信号はP_Mとなる。なお、係数ρは0を中心に比較的均等に分布し、画素数は61.1の近傍に分布していた。この分布に対してトナー量取得部805によって算出されるトナー量の分布を図17に黒丸で示す。図17が示すように各ウインドウから算出されるトナー量は、画素数が61.1のt_value_m、すなわち面積率が61.1%の141線ハーフトーン画像のウインドウあたりのトナー量の近傍に分布する。したがって、トナー量積算部806によって積算された画像全体のトータルトナー量Total_valueは、面積率61.1%の141線ハーフトーン画像のトナー量とほぼ等しくなる。他の面積率に対しても同様である。
図16(C)は文字画像についての分布を示している。文字画像の場合にはウインドウ内における文字の位置に依存して画素数やエッジ数が広範に分布する。ただし、図16(C)から分かるようにエッジ数が基準テーブルLよりも下に分布しており、各ウインドウの属性信号はP_Lとなる。したがってトナー量取得部805によって算出されるトナー量はトナー量テーブルL上に分布する。すなわち、各ウインドウのトナー量はウインドウ内の画素数に比例した値となる。上述したように文字画像のような空間周波数の低い画像では面積率(画素数)とトナー消費量の関係は比例関係に近い。そのため、各ウインドウごとに線形に推定されたトナー消費量の積算値は画像全体でのトナー消費量にほぼ等しくなる。したがって、トナー量積算部806によって積算された画像全体でのトータルトナー量Total_valueは文字画像についての実際のトナー量とほぼ等しくなる。
図15(B)を用いて説明したように、文字画像、ハーフトーン画像(212線、141線)に対して本実施例の方法で推定されたトナー消費量と実際のトナー消費量はほぼ一致している。つまり、本実施例は、画像の種類に依存せずにトナー消費量が正確に推定できている。発明者は誤差拡散画像や横線や縦線画像などのパターン画像に対しても本実施例により推定されたトナー消費量と実際のトナー消費量がほぼ一致することを確認している。
[その他]
本実施例では、一例としてウインドウサイズを20x5として説明したが、ウインドウサイズはこれに限らず、適宜に選択すればよい。本実施例では複数のウインドウが重ならないように注目ウインドウをシフトするものとして説明した。しかし、たとえば1画素ずつ注目ウインドウをシフトさせることで、隣接した複数のウインドウが相互にオーバーラップしてもよい。ただし、この場合は重複してカウントされた画素の分だけトナー消費量を除算する必要がある。また、注目ウインドウは、必ずしも分割されている必要はなく、1つのウインドウでエッジ数と画数を求め、トナー消費量を算出することも可能である。
本実施例では2ビットのハーフトーン処理を例に説明したが1ビットまたは3ビット以上のハーフトーン処理が採用されてもよい。2ビット以上のハーフトーン処理された画像については2値化部801によって2値化される。本実施例ではメモリの節約と処理の簡素化のため、トナー消費量を計算する前に2値化処理を行った。しかし、2値化を行わなくてもよい。この場合、エッジカウンタ802は注目画素と隣接画素との画素値の差分が所定値以上であればエッジとしてカウントし、画素カウンタ803は(ウインドウ内の画素値の合計)を量子化数で除算して画素数を求めればよい。
本実施例では3つの基準テーブルおよび3つのトナー量テーブルを使用する例を採用した。しかし、テーブルの数は2つまたは4つ以上であってもよい。基本的には、テーブルの数を増加させると、よりトナー消費量の推定精度が向上する。しかし、テーブルを記憶するメモリの容量や処理負荷を考慮すると、基準テーブルおよびトナー量テーブルの数はそれぞれ3個程度が良いだろう。基準テーブルとトナー量テーブルを生成するためのスクリーン線数を212線、141線、106線として説明したが、スクリーン線数は画像形成装置102の製品形態に応じて適切なものが選択されうる。基準テーブルとトナー量テーブルは誤差拡散処理された画像などから生成されてもよい。本実施例では基準テーブルとトナー量テーブルをそれぞれ1次元のテーブルとして説明した。しかし、基準テーブルとトナー量テーブルを合わせた2次元のテーブルが使用されてもよい。具体的には画素数とエッジ数を2次元データとして入力としてトナー量を出力とするテーブルを保持して画素数とエッジ数から直接的にトナー量を求めてもよい。
本実施例では属性信号がP_Mの場合に補間計算を行ったが、以下のように補間計算を行わない構成としてもよい。画像判別部804は2つの基準テーブルを備える。1つ目の基準テーブルは、212線に関する画素数とエッジ数との関係と、141線に関する画素数とエッジ数との関係との中間の特性を有するテーブル(基準テーブルA)である。2つ目のテーブルは、141線に関する画素数とエッジ数との関係と、106線に関する画素数とエッジ数との関係との中間の特性を有するテーブル(基準テーブルB)である。画像判別部804は、画素数DotCountを入力として、基準テーブルAからエッジ閾値Edge_aを求め、基準テーブルBからエッジ閾値Edge_bを求める。
●Edge_a≦EdgeCountであれば、画像判別部804は属性信号P_Hを出力する
●Edge_b≦EdgeCount<Edge_aであれば、画像判別部804は属性信号P_Mを出力する
●EdgeCount<Edge_bであれば、画像判別部804は属性信号P_Lを出力する
トナー量取得部805は、画像判別部804から受信した属性信号がP_Hであれば、トナー量テーブルHからDotCountに対応するトナー量t_value_hを求め、トナー量toner_valueとして出力する。トナー量取得部805は、属性信号がP_Mであれば、トナー量テーブルMからDotCountに対応するトナー量t_value_mを求め、トナー量toner_valueとして出力する。トナー量取得部805は、属性信号がP_Lであれば、トナー量テーブルLからDotCountに対応するトナー量t_value_lを求め、トナー量toner_valueとして出力する。以上の構成としても本発明を効果的に実施することが可能である。
上記の実施例ではエッジ数と画素数とから直接的にトナー消費量を決定しているが、エッジ数と画素数を空間周波数または潜像の深さや広さ(体積)に変換し、これをトナー消費量に変換してもよい。この場合は、空間周波数または潜像の深さや広さを示すパラメータが中間生成物として求められるため、演算負荷が増えるものの、トナー消費量の推定精度は実施例1の推定精度と変わらない。実施例1では、空間周波数または潜像の深さや広さを示すパラメータの算出を省略できるように2つのテーブルを採用し、エッジ数と画素数から直接的にトナー消費量を推定できる利点がある。
<実施例2>
本発明の別の実施形態について説明する。本実施例は画像データのワークメモリを少なくすることで、コストダウンをさらに図ることができる。具体的には、1ライン分の画像データを保持するラインバッファがRAM403内に設けられる。本実施例ではプリンタエンジン104の動作に同期して、RAM403内のラインバッファに保持されているデータに対してデータ処理部406が各種の処理を行い、逐次トナー消費量に関連したデータを更新する。また、本実施例のデータ処理部406はエッジ数と画素数のカウントをエリア(ウインドウよりも大きな領域)単位で行い、領域単位でトナー消費量を計算する。本実施例での画像形成装置102の基本的な動作は実施例1と同様であるため、共通する部分は説明を省略し相違点のみを説明する。
[トナー量計算部の動作]
本実施例ではウインドウサイズを20x1とする。これは、1ライン分の画像データを保持しているラインバッファを利用するためである。本実施例では3x60個のウインドウで1つの領域を構成する。図19によれば、点線で囲まれた1つのマスが1つのウインドウを示し、太線で囲まれた1つのマスが1つの領域を示している。1つの画像内においてウインドウを識別するための番号を図19に示すように左上から順にウインドウ番号(0,0)、(0,1)…とする。1つの画像内において領域を識別するための番号を図19が示すように左上から順に領域番号(0,0)、(0,1)…とする。また、本実施例ではRAM403内に、領域番号ごとにエッジ数Reg_Edgeおよび画素数Reg_Dotを格納する領域メモリを設ける。
図20を用いて本実施例におけるトナー量計算部505の処理の流れを説明する。S2001で、トナー量積算部806は、1ページ内のトータルトナー量Total_valueを0に初期化するとともに、領域メモリのエッジ数Reg_Edgeおよび画素数Reg_Dotを0に初期化する。また、トナー量計算部505は、注目ウインドウを画像の左上のウインドウに設定し、注目ウインドウ番号を(0,0)に設定する。S2002で、2値化部801は、実施例1と同様の方法で注目ウインドウ内の画像データを2値データへ変換する。
S2003で、エッジカウンタ802は実施例1と同様の方法で2値化された画像データに対してエッジ数をカウントする。S2004で、画素カウンタ803は、2値化された画像データに対して画素値が1である画素の数をカウントする。S2005で、トナー量計算部505は、注目ウインドウの属する領域の番号を特定する。図19に示した領域とウインドウとの関係にしたがって、注目ウインドウ番号を(x、y)とすると、対応する領域番号は([x/60]、[y/3])として求める。ここで[A/BはAをBで割った商を表す。
S2006で、画像判別部804は、エッジカウンタ802で算出されたエッジ数EdgeCountを領域メモリ内に保持されているエッジ数Reg_Edgeに加算する。エッジ数Reg_Edgeは、エッジ数EdgeCountを求められたウインドウが属している領域の領域番号に関連付けて管理されている。同様に、画像判別部804は、画素カウンタ803で算出された画素数DotCountを領域メモリ内に保持されている画素数Reg_Dotに加算する。画素数Reg_Dotは、画素数DotCountを求められたウインドウが属している領域の領域番号に関連付けて管理されている。
S2007で、トナー量計算部505は、注目ウインドウが画像の右下まで到達したかどうかを判定する。注目ウインドウが画像の右下に到達していなければ、S2008に進む。S2008で、トナー量計算部505は、注目ウインドウを次のウインドウにシフトして注目ウインドウ番号を更新する。ウインドウは図8に例示した順番でシフトする。つまり、ウインドウを右にシフトする場合は注目ウインドウ番号(x、y)が(x+1、y)に更新される。注目ウインドウが画像の右端に位置していて左端の1つ下の位置へシフトする場合は、注目ウインドウ番号(x、y)が(0、y+1)に更新される。その後、再びS2002の処理に移る。S2007で注目ウインドウが画像右下に到達していればS2009へ進む。
S2009で、トナー量計算部505は、注目領域番号を(0,0)に設定する。2010で、トナー量計算部505は、注目領域番号によって特定される領域メモリのReg_Edgeを1つの領域を構成しているウインドウの数(例:180個)で除算して、1つのウインドウあたりのエッジ数の平均値Reg_Edge_aveを算出する。同様に、トナー量計算部505は、注目領域番号によって特定される領域メモリのReg_Dotを1つの領域を構成しているウインドウの数(例:180個)で除算して、1つのウインドウあたりの画素数の平均値Reg_Dot_aveを算出する。
図21が示すように、画像判別部804は、20x1のウインドウサイズに対して実施例1と同様の方法で予め生成された3つの基準テーブル(基準テーブルH、基準テーブルM、基準テーブルL)を保持している。S2011で、画像判別部804は、EdgeCountをReg_Edgeに置き換えて、実施例1のステップS905と同様の処理を実行する。S2012で、画像判別部804は、DotCountをReg_Dotに置き換えて、実施例1のステップS906と同様の処理を実行する。
図22が示すように、トナー量取得部805は、20x1のウインドウサイズに対して実施例1と同様の方法で生成された3つのトナー量テーブル(トナー量テーブルH、トナー量テーブルM、トナー量テーブルL)を備えている。S2013で、画像判別部804は実施例1のステップS907と同様の方法でトナー量を計算する。ここで算出されたトナー量toner_valueは領域内の1つのウインドウあたりのトナー量である。S2014で、トナー量積算部806ではtoner_valueに領域内のウインドウ数(=180)を乗算して領域内のトナー量に換算し、トータルトナー量Total_valueに加算する。
S2015で、トナー量計算部505は、注目領域が画像の右下の領域まで到達したかどうかを判定する。注目領域が画像の右下の領域に到達していなければ、S2016に進む。S2016で、トナー量計算部505は、注目領域番号を更新する。領域を右にシフトする場合は注目領域番号(x、y)が(x+1、y)に更新される。領域が画像の右端に位置しており、左端の1つ下へシフトする場合は、注目領域番号(x、y)が(0、y+1)に更新される。その後、再びS2010の処理に移る。S2015で注目領域が画像右下の領域に到達している判定されれば、S2017に進む。S2017で、トナー量積算部806は、トータルトナー量Total_valueをトナー量管理部405に通知する。以上のようにしてトナー量計算部505はトナー量を計算する。
[発明の効果]
本実施例の領域単位で計算を行う効果について説明する。図23は212線のハーフトーン処理された画像に対して20x1のウインドウを重ねた様子を表している。ウインドウ2301内のエッジ数EdgeCountは9であり、画素数DotCountは10である。図21に示した基準テーブルによれば、ウインドウ2301の属性はP_Hとなる。よって、トナーテーブルより算出されるトナー量は、図24に示したV1となる。しかし1つ下にシフトしたウインドウ2302内のエッジ数EdgeCountは0であり、画素数DotCountは0となる。画素数DotCountが0であるウインドウ2302の属性はP_Hとする。よって、トナーテーブルより算出されるトナー量は図24のV2となる。同様にウインドウ2303のトナー量はV1となり、ウインドウ2304のトナー量はV2となり、この状態が交互に繰り返される。したがって、各ウインドウのトナー量を積算する方法では、画像全体でのトナー量がウインドウあたりの換算トナー量V1、V2の平均値であるV3となる。しかし、実際はスクリーン線数が212線であり、かつ、面積率が25%の画像であるため、画素数5に対するトナー量テーブルHのトナー量であるV4がウインドウあたりの換算トナー量として正しいトナー量となる。したがって、ウインドウサイズが20x1の場合には各ウインドウのトナー量を積算する方法では実際のトナー量と誤差が発生してしまうのである。
これに対して本実施例の方法では、各ウインドウのエッジ数と画素数を領域単位で積算してウインドウ数で除算する。そのため領域ごとのエッジ数は、ウインドウ2301、2302のエッジ数の平均値である4.5となる。同様に、領域ごとの画素数は、ウインドウ2301、2302の画素数の平均値である5となる。図21に示した基準テーブルから属性はP_Hであることが特定され、トナー量テーブルより算出されるトナー量は図24のV4となり、正しいトナー量が推定されるのである。このようにウインドウサイズが小さい場合には本実施例のように領域単位でトナー量を計算する方法によって精度良くトナー量を推定することが可能となる。なお、領域のサイズは本実施例に例示したものに限定されるものではなく、画像形成装置102の製品形態にとって適切な領域サイズを選択すればよい。
<実施例3>
本発明の別の実施形態について説明する。本実施例では画像の縦エッジの数と横エッジの数を個別にカウントしてそれぞれのカウント値の比率に応じて推定したトナー量を補正する。本実施例での画像形成装置102の基本的な動作は実施例1と同様であるため、共通する部分は説明を省略し相違点のみを説明する。
[トナー量計算部の動作]
図25を用いて本実施例におけるトナー量計算部505の処理の流れを説明する。S2501で、トナー量積算部806は初期化処理を実行する。これにより、1ページ内のトータルトナー量Total_value初期化され、注目ウインドウが画像の左上に配置されたウインドウに設定される。S2501で、2値化部801は、実施例1と同様の方法で注目ウインドウ内の画像データを2値データへ変換する。
S2503で、エッジカウンタ802は、2値化された画像データに対して横エッジ数EdgeCount_Hと縦エッジ数EdgeCount_Vをそれぞれカウントする。はじめにEdgeCount_HおよびEdgeCount_Vは0に初期化される。注目画素をウインドウの左上の画素から右下の画素まで順次移動しながら以下の処理を行う。注目画素のシフトの方法は注目ウインドウや注目領域のシフトの方法と共通である。注目画素の画素値と注目画素の右に隣接した右画素の画素値とが異なる場合、エッジカウンタ802は、注目画素は横エッジであると判別し、エッジ数EdgeCount_Hを1つ増加させる。また、注目画素の画素値と注目画素の下に隣接した下画素の画素値とが異なる場合は、エッジカウンタ802は、注目画素が縦エッジであると判別し、エッジ数EdgeCount_Vを1つ増加させる。たとえば、図11に例示したウインドウ内の横エッジ数EdgeCount_Hは19であり、縦エッジ数EdgeCount_Vは19である。
S2504で、エッジカウンタ802は、EdgeCount_HとEdgeCount_Vを加算して総エッジ数EdgeCountを算出するとともに、総エッジ数に対する縦エッジ数の比率を算出する。
●エッジ比率EdgeRate=EdgeCount_V/EdgeCount
EdgeCountが0の場合、エッジカウンタ802はEdgeRateを0とする。
S2505で、画素カウンタ803は、2値化された画像データに対して画素値が1である画素の数(画素数DotCount)をカウントする。エッジカウンタ802で算出されたエッジ数EdgeCount、エッジ比率EdgeRateおよび画素カウンタ803で算出された画素数DotCountは画像判別部804に入力される。画像判別部804では実施例1と同様の方法で生成された3つの基準テーブル(基準テーブルH、基準テーブルM、基準テーブルL)を保持している。
S2506で、画像判別部804は、実施例1と同様の方法でDotCountに基づき、対応する基準テーブルH、基準テーブルMおよび基準テーブルLからエッジ閾値Edge_hi、Edge_mid、Edge_lowを取得する。
S2507で、画像判別部804は、実施例1と同様の方法で属性信号と係数ρを求める。S2508で、画像判別部804は、DotCountとEdgeRateに基づきトナー消費量の補正係数Rev_Coefを決定する。画像判別部804は、図26に示すような補正係数テーブル2601を保持している。図26において横軸は画素数を示し、縦軸は補正係数を示している。画像判別部804は、補正係数テーブル2601からDotCountに対応する補正量Rev_Coef_Max(%)を求める。次に画像判別部804は、次式に基づき補正係数Rev_Coefを求める。
●Rev_Coef=(EdgeRate−0.5)×2×Rev_Coef_Max
トナー量取得部805は、実施例1と同様の方法で生成された3つのトナー量テーブル(トナー量テーブルH、トナー量テーブルM、トナー量テーブルL)を備えている。
S2509で、トナー量取得部805は、実施例1のステップS907と同様の方法でトナー量toner_valueを計算する。S2510で、トナー量取得部805は、補正量Rev_Coef_Max(%)に基づきトナー量toner_valueを補正し、補正トナー量toner_value_revを求める。
●toner_value_rev=toner_value×(100+Rev_Coef_Max)/100
S2510で、トナー量積算部806は、トナー量の積算を実行する。たとえば、トナー量積算部806は、トナー量取得部805で求められた補正トナー量toner_value_revをトータルトナー量Total_valueに加算する。S2511で、トナー量計算部505は、注目ウインドウが画像の右下ウインドウまで到達したかどうかを判定する。注目ウインドウが画像の右下ウインドウに到達していなければ、S2513に進む。S2513で、トナー量計算部505は、注目ウインドウを次のウインドウにシフトし、再びステップS2502の処理に移る。ステップS2512で注目ウインドウが画像の右下ウインドウに到達していれば、S2514に進む。S2514で、トナー量計算部505は、トータルトナー量Total_valueをトナー量管理部405に通知する。
[効果の説明]
電子写真方式の画像形成装置では、同じ画素数であっても図27(A)に例示するような「横方向に連続する画素数が多い画像」と、図27(B)に例示するような「横方向に連続する画素数が少ない画像」とでは、消費するトナー量が異なる場合がある。以下、その理由を説明する。「横方向に連続する画素数が多い画像」では走査ライン上においてレーザが連続して発光する時間が長い。そのため、感光体ドラム上の静電潜像は深くかつ広く形成されやすい。一方、「横方向に連続する画素数が少ない画像」では走査ライン上においてレーザが発光を開始してから発光を終了するまでの時間が非常に短くなる。このため、レーザが十分に感光体ドラム上を照射できずに感光体ドラム上の静電潜像は浅くかつ狭く形成される。
図27(C)は図27(A)に示した画像の静電潜像を長手方向から見た断面図である。図27(D)は図27(B)に示した画像の静電潜像を長手方向から見た断面図である。「横方向に連続する画素数が多い画像」の方が「横方向に連続する画素数が少ない画像」よりも静電潜像が深くかつ広いことが分かる。したがって、現像においてトナーが感光体ドラムに付着する量は「横方向に連続する画素数が多い画像」の方が「横方向に連続する画素数が少ない画像」よりも多くなり、トナー消費量も多くなる。
ウインドウ内のエッジ数のみで画像の種類を判別する方法では、これらの2つの画像のエッジ数は等しく算出されてしまい、トナー量も同じとなってしまう。これに対して本実施例では、横エッジ数と縦エッジ数が別々にカウントされる。図27(A)および図27(B)から分かるように「横方向に連続する画素数が多い画像」は縦エッジ数が多くなり、「横方向に連続する画素数が少ない画像」は横エッジ数が多くなる。このことを利用してトナー量取得部805は、総エッジ数に対する縦エッジ数の比率を算出し、縦エッジ数の比率が大きい場合はトナー量を増加させるように補正をかけ、縦エッジ数の比率が小さい場合はトナー量を減少させるように補正をかける。これにより、静電潜像の深さや広さに応じてトナー量を正確に推定することが可能となる。なお、本実施例では総エッジ数に対する縦エッジ数の比率で補正量を決定したが、これに加えて画像の属性やエッジ数も参照して補正量を決定してもよい。
<まとめ>
以上説明したように本実施の形態では、エッジカウンタ802が所定のエッジ条件を満たすエッジの数をカウントする。画素カウンタ803は、所定の濃度条件(階調条件)を満たす画素の数をカウントする。画像判別部804およびトナー量取得部805は、エッジ数と画素数とに基づきトナー消費量を算出する算出手段として機能する。これにより、画像の種類に応じて精度良くトナー消費量を求められる。
なお、複数の画素から構成される画像(画像データ)が論理的に複数のエリアに分割されてもよい。エッジカウンタ802は、複数のエリアの各エリア内においてエッジ条件を満たすエッジの数をカウントする。画素カウンタ803は、各エリア内において濃度条件(階調条件)を満たす画素の数をカウントする。画像判別部804およびトナー量取得部805は、各エリアについてエッジ数と画素数とに基づき空間周波数または静電潜像の深さおよび広さに相関したトナー消費量を求める。トナー量積算部806は、各エリアのトナー消費量を積算してトータルのトナー消費量を決定する。このように、画像を構成する各エリアの空間周波数または静電潜像の深さや広さがトナー消費量に相関していることに注目してもよい。空間周波数または静電潜像の深さは、エリアごとにカウントされた所定の条件を満たすエッジ数と画素数とから把握可能である。
上記の実施例では、画像形成装置102においてハーフトーン処理を行ったが、画像形成装置102は、ホストコンピュータ101などでハーフトーン処理まで行われたビットマップデータを受信してもよい。この場合は、画像の属性(スクリーン線数、文字、写真など)の情報は当然に不明となるが、本実施例ではこのような情報を受信せずに、エッジ数と画素数とからトナー消費量を正確に推定できる利点がある。また、上記の実施例ではビデオコントローラ1103によってトナー消費量の算出を行う例を説明したが、これに限られるものではない。ビデオコントローラ103からプリンタエンジン104に対して画像情報を送信し、プリンタエンジン104においてエッジ数と画素数を求め、トナー消費量の算出を行うことも可能である。
特許文献1の方法では入力される画像データに対して画素の連続数および近傍の画素との間隔を計測する必要がある。また、特許文献1の方法では入力される様々な画像パターン(連続数と画素間隔)に対応する消費量パターンを予め保持しておくために、多くのメモリが必要となってしまう。さらには、特許文献1の方法では、画像パターンを認識するための処理の負荷が高く、高速に処理するにはコストが増大してしまう。一方で、本願発明では、エッジ数と画素数とからトナー消費量を決定できるため、演算負荷は軽い。また、いくつかの変換テーブルを用意しておき、必要に応じて補間処理を実行することで、メモリ必要量を削減可能である。
具体的には、S905ないしS907について説明したように、トナー量取得部805は、エッジ数と画素数とに基づき画素数をトナー消費量に変換する変換テーブル(トナー量テーブル)を選択する。トナー量取得部805は、選択された変換テーブルを用いて各エリアの画素数を各エリアのトナー消費量に変換する。このように予め変換テーブルを用意しておくことで、少ない演算量で画素数をトナー消費量に変換することが可能となる。
S905ないしS907について説明したように、トナー量取得部805は、2つの変換テーブルを選択することもある。トナー量取得部805は、2つの変換テーブルから求められたトナー消費量を、エッジ数から求められた係数ρで補正してトナー消費量を決定してもよい。これにより、より正確にトナー量を推定できるようになる。
S905について説明したように、画像判別部804は、画素数に基づき当該画素数に対応する基準テーブルを選定し、当該基準テーブルに基づきエッジ閾値を決定し、エッジ数とエッジ閾値との比較結果に応じて各エリアの属性を決定してもよい。この場合、トナー量取得部805は、画像判別部804が決定した属性に応じて変換テーブルを選択する。エッジ数や画素数は、空間周波数または静電潜像の深さおよび広さを示すパラメータである。よって、エッジ数や画素数に基づき基準テーブルを選定して使用すれば、効率よく、画像の種類を判別できるようになる。
実施例1に関して説明したように、1つのエリアは1つのウインドウから構成されていてもよい。また、実施例2に関して説明したように、1つのエリアは複数のウインドウから構成されていてもよい。各エリアのエッジ数は当該各エリアを構成する複数のウインドウのそれぞれについて求められたエッジ数の平均値であってもよい。また、各エリアの画素数は当該各エリアを構成する複数のウインドウのそれぞれについて求められた画素数の平均値であってもよい。なお、ウインドウは、入力画像の主走査方向の1ラインを構成する複数の画素のうちN個の画素(Nは2以上の自然数)により構成されていてもよい。実施例2では、一例としてNが20である場合について説明したが、この場合は画像メモリをラインバッファにより構成できるため、メモリの容量を削減できるメリットがある。
実施例1で説明したように、各エリアにおいて注目画素の右隣りに位置する右画素の画素値と注目画素の画素値が異なる、または注目画素の下隣りに位置する下画素の画素値と注目画素の画素値とが異なる場合に注目画素をエッジとしてカウントしてもよい。このような所定の条件を採用することで、画像におけるエッジを正確に特定できるようになる。なお、上記では一例として注目画素の右隣りに位置する右画素と、下隣りに位置する下画素との比較を行ったが、これに限られるものではない。例えば、ウインドウを右下から動かし始め、注目画素の左隣りに位置する左画素の画素値と注目画素の画素値が異なる、または注目画素の上隣りに位置する上画素の画素値と注目画素の画素値とが異なる場合に注目画素をエッジとしてカウントしてもよい。このように、ウインドウを任意の位置から動かし始め、エッジをカウントすることが可能である。
実施例3に関して説明したように、各エリアにおいて、注目画素の右隣りに位置する右画素の画素値と当該注目画素の画素値が異なる場合に当該注目画素が横エッジとしてカウントされてもよい。さらに、当該注目画素の下隣りに位置する下画素の画素値と注目画素の画素値とが異なる場合に、注目画素が縦エッジとしてカウントされてもよい。エッジカウンタ802は、横エッジの数と縦エッジの数とを加算すること、各エリアのエッジ数を算出してもよい。
トナー量取得部805は、横エッジの数と縦エッジの数とを加算して得られる総エッジ数と当該縦エッジの数との比率をエッジ比率として求めてもよい。この場合、トナー量取得部805は、画素数とエッジ比率に基づきトナー消費量の補正量を求め、トナー消費量に当該補正量を加算して当該トナー消費量を補正してもよい。図27を用いて説明したように、トナーを消費する画素が横方向(主走査方向)に連続しているのか、縦方向(副走査方向)に連続しているのかによって、潜像の深さと広さは異なってくる。よって、横エッジの数と縦エッジの数とからトナー消費量を求め、さらにエッジ比率に応じてトナー消費量を補正することで、潜像の深さと広さをトナー消費量に対してさらに精度よく反映させることが可能となる。
なお、2値化部801が、入力画像信号における各画素の画素値を2値化してもよい。この場合、エッジカウンタ802や画素カウンタ803は、2値化された画素値に基づいてカウントを実行してもよい。画素値を2値化することで、カウント処理の負荷を軽減することが可能となる。
複数のエリアにおいて隣接した2つのエリアは少なくとも一部が重なっていてもよいし、複数のエリアにおいて隣接した2つのエリアは重なっていなくてもよい。とりわけ、前者ではトナー消費量の推定精度の向上が期待され、後者では演算量の軽減が期待される。
(その他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワークまたは各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (16)

  1. 画像データにおける複数の画素のうち、隣接画素との関係が所定のエッジ条件を満たす画素の数であるエッジ数と所定濃度以上の画素の数である画素数とをカウントするカウント手段と、
    前記エッジ数と前記画素数とに基づき、画像の種類に関する情報を判別する判別手段と、
    前記画像の種類に関する情報と前記画素数とに基づき、トナー消費量を算出する算出手段と
    を有し、
    前記算出手段は、第1の画像の種類に関する情報と第1の画素数に基づき第1のトナー消費量を求め、前記第1の画像とは異なる第2の画像の種類に関する情報と前記第1の画素数に基づき前記第1のトナー消費量よりも消費量の少ない第2のトナー消費量を求め、
    前記第1の画像の種類に関する情報と前記第1の画素数より画素数の多い第2の画素数に基づき第3のトナー消費量を求め、前記第2の画像の種類に関する情報と前記第2の画素数に基づき前記第3のトナー消費量よりも消費量の多い第4のトナー消費量を求めることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記カウント手段は、前記画像データに含まれる前記複数の画素を複数のエリアに分割し、前記複数のエリアの各エリアについて前記エッジ数と前記画素数とをカウントするように構成されており、
    前記判別手段は、前記各エリアについてカウントされた前記エッジ数と前記画素数とに基づき、前記画像の種類に関する情報を判別するように構成されており、
    前記算出手段は、前記各エリアについてカウントされた前記画素数と前記画像の種類に関する情報とに基づき算出した前記各エリアについてトナー消費量を積算するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記トナー消費量は、空間周波数または静電潜像の深さおよび広さに相関したトナー消費量であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像の種類に関する情報に基づき前記画素数をトナー消費量に変換する変換テーブルを選択する選択手段をさらに有し、
    前記算出手段は、前記選択手段により選択された変換テーブルを用いて前記各エリアの前記画素数を前記各エリアのトナー消費量に変換することを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 前記選択手段が2つの変換テーブルを選択したときは、前記算出手段は、前記2つの変換テーブルから求められたトナー消費量を、前記エッジ数から求められた係数で補正してトナー消費量を算出することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記選択手段は、前記画素数に基づき当該画素数に対応する基準テーブルを選定し、当該基準テーブルに基づきエッジ閾値を決定し、前記判別手段は、前記エッジ数と前記エッジ閾値との比較結果に応じて前記画像の種類に関する情報である前記各エリアの属性を決定し、前記選択手段は、当該属性に応じて前記変換テーブルを選択することを特徴とする請求項4または5に記載の画像形成装置。
  7. 前記複数のエリアのそれぞれは複数のウインドウから構成されており、前記各エリアのエッジ数は当該各エリアを構成する複数のウインドウのそれぞれについて求められたエッジ数の平均値であり、前記各エリアの画素数は当該各エリアを構成する複数のウインドウのそれぞれについて求められた画素数の平均値であることを特徴とする請求項2ないし6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記複数のウインドウのそれぞれは、入力画像の主走査方向の1ラインを構成する複数の画素のうちN個の画素(Nは2以上の自然数)により構成されていることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記カウント手段は、注目画素の右隣りに位置する右画素の画素値と当該注目画素の画素値が異なる、または当該注目画素の下隣りに位置する下画素の画素値と注目画素の画素値とが異なる、または当該注目画素の左隣りに位置する左画素の画素値と当該注目画素の画素値が異なる、または当該注目画素の上隣りに位置する上画素の画素値と当該注目画素の画素値が異なる場合に、当該注目画素をエッジとしてカウントすることで前記エッジ数を求めることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記カウント手段は、注目画素の右隣りに位置する右画素の画素値と当該注目画素の画素値が異なる、または当該注目画素の左隣りに位置する左画素の画素値と当該注目画素の画素値が異なる場合に当該注目画素を横エッジとしてカウントし、当該注目画素の下隣りに位置する下画素の画素値と注目画素の画素値とが異なる、または当該注目画素の上隣りに位置する上画素の画素値と当該注目画素の画素値が異なる場合に、当該注目画素を縦エッジとしてカウントし、前記横エッジの数と前記縦エッジの数とを加算することで前記エッジ数を求めることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記横エッジの数と前記縦エッジの数とを加算して得られる総エッジ数と当該縦エッジの数との比率をエッジ比率として求め、前記画素数と前記エッジ比率に基づき前記トナー消費量の補正量を求め、前記トナー消費量に当該補正量を加算して当該トナー消費量を補正する補正手段をさらに有することを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 入力画像信号における各画素の画素値を2値化する2値化手段をさらに備え、
    前記カウント手段は、前記2値化手段は2値化された画素値に基づいてカウントを実行することを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記複数のエリアにおいて隣接した2つのエリアは少なくとも一部が重なっていることを特徴とする請求項2ないし8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 前記複数のエリアにおいて隣接した2つのエリアは重なっていないことを特徴とする請求項2ないし8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  15. 画像データにおける複数の画素のうち、隣接画素との関係が所定のエッジ条件を満たす画素の数であるエッジ数と所定濃度以上の画素の数である画素数とをカウントするカウント手段と、前記エッジ数と前記画素数とに基づき、画像の種類に関する情報を判別する判別手段と、前記画像の種類に関する情報と前記画素数とに基づき、トナー消費量を算出する算出手段とを機能させ、
    前記算出手段は、第1の画像の種類に関する情報と第1の画素数に基づき第1のトナー消費量を求め、前記第1の画像とは異なる第2の画像の種類に関する情報と前記第1の画素数に基づき前記第1のトナー消費量よりも消費量の少ない第2のトナー消費量を求め、
    前記第1の画像の種類に関する情報と前記第1の画素数より画素数の多い第2の画素数に基づき第3のトナー消費量を求め、前記第2の画像の種類に関する情報と前記第2の画素数に基づき前記第3のトナー消費量よりも消費量の多い第4のトナー消費量を求めるようにコンピュータを機能させるプログラム。
  16. 画像データにおける複数の画素のうち、隣接画素との関係が所定のエッジ条件を満たす画素の数であるエッジ数と所定濃度以上の画素の数である画素数とをカウントするカウント工程と、
    前記エッジ数と前記画素数とに基づき、画像の種類に関する情報を判別する判別工程と、
    前記画像の種類に関する情報と前記画素数とに基づき、トナー消費量を算出する算出工程と
    を有し、
    前記算出工程において、第1の画像の種類に関する情報と第1の画素数に基づき第1のトナー消費量を求め、前記第1の画像とは異なる第2の画像の種類に関する情報と前記第1の画素数に基づき前記第1のトナー消費量よりも消費量の少ない第2のトナー消費量を求め、
    前記第1の画像の種類に関する情報と前記第1の画素数より画素数の多い第2の画素数に基づき第3のトナー消費量を求め、前記第2の画像の種類に関する情報と前記第2の画素数に基づき前記第3のトナー消費量よりも消費量の多い第4のトナー消費量を求めることを特徴とするトナー消費量の算出方法。
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