JP6279207B2 - 受信装置及び干渉雑音電力推定方法 - Google Patents

受信装置及び干渉雑音電力推定方法 Download PDF

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Description

本明細書で論じられる実施態様は、受信装置における干渉雑音の推定に関する。
OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)受信装置が、既知のリファレンス信号の受信結果に基づいて、送信装置と受信装置との間の通信チャネルを推定するチャネル推定処理が知られている。チャネル推定値は受信データの復調処理に用いられる。これらチャネル推定処理及び復調処理には、干渉雑音電力が用いられている。
また、リファレンス信号を含みデータを含まない無線フレームを送信する技術が知られている。その一例は標準化団体3GPP(3rd Generation Partnership Project)の標準規格上で規定されているLTE(Long term Evolution)に導入されるeICIC(enhanced Inter-Cell Interference Coordination)と呼ばれるセル間干渉制御技術である。
関連する技術として、複数のサブキャリアを有するマルチキャリア無線通信を、複数の移動局装置と行う基地局装置が知られている(例えば特許文献1参照)。基地局装置は、周辺セルからの干渉量を推定するセル環境判定処理部と、1ないしは複数のサブキャリアからなるサブ帯域単位で移動局に対してリソース割当を行うスケジューラを備える。基地局装置は、干渉量推定結果に基づいて、サブ帯域毎に割当可能リソースを制約する送信電力制約を決定するセル間干渉調整処理部を備える。
また、第1の基地局と第2の基地局を備え、第1の基地局で保護サブフレーム群が設定され、保護サブフレーム群を示すパターン情報が、第1の基地局から第2の基地局に通知される移動通信システムが知られている(例えば特許文献2参照)。第2の基地局は、保護サブフレーム群の一部であり、ユーザ装置において受信品質測定に使用する無線サブフレーム群をユーザ装置に通知する測定指示手段を備える。第2の基地局は、ユーザ装置から受信する受信品質測定結果と、第1の基地局から受信するパターン情報に示される保護サブフレーム群とに基づいて、ユーザ装置への通信リソース割り当てを行うスケジューリング手段を備える。第2の基地局は、所定の時間区間において、全体の保護サブフレームの数に対する、受信品質測定用無線サブフレーム群を通知されたユーザ装置に通信用に割り当てられた保護サブフレームの数の割合を算出する保護サブフレーム使用状況算出手段を備える。第2の基地局は、保護サブフレーム使用状況算出手段により算出された割合を保護サブフレーム使用状況として前記第1の基地局に通知する保護サブフレーム使用状況通知手段を備える。
また、複数のサブキャリアを有するマルチキャリア無線通信システムにおける信号処理方法が知られている(例えば特許文献3参照)。信号処理方法は、1ないしは複数のサブキャリアからなるリソースブロック単位でリソース割当を行うことと、セル間干渉調整制御情報を基地局間で互いに通知し合うことを含む。信号処理方法は、セル間干渉調整制御情報に基づいてセル内の該リソースブロック毎の送信電力の制約を決定すること、隣接するリソースブロックと送信電力の制約が異なるリソースブロックから順に該送信電力の制約の判定を変更することを含む。
特開2012−004924号公報 特開2012−129793号公報 特開2010−283634号公報
リファレンス信号を含みデータを含まない無線フレームが送信されるセルから干渉を受けると、同じ無線フレーム内でもOFDMシンボルによって干渉雑音電力が変化する。このため無線フレーム毎に推定した干渉雑音電力を用いてチャネル推定処理や復調処理を行うと、使用される推定値と実際の干渉雑音電力との不一致による誤差が生ずる。
本明細書に開示される装置又は方法は、同じ無線フレーム内でもOFDMシンボルによって干渉雑音電力が変化する際のチャネル推定処理又は復調処理の誤差の低減を目的とする。
装置の一観点によれば、複数のOFDMシンボルを含む無線フレームの中のリファレンス信号を含むOFDMシンボルに基づいて干渉雑音電力を推定する第1干渉雑音電力推定部を備える受信装置が与えられる。受信装置は、前述の無線フレームの中のリファレンス信号を含まないOFDMシンボルにおける干渉雑音電力として、第1干渉雑音電力推定部により推定される干渉雑音電力と異なる干渉雑音電力を推定する第2干渉雑音電力推定部を備え、第1干渉雑音電力推定部は、無線フレームの中のリファレンス信号を含むサブフレームの先頭の第1OFDMシンボルに基づいて第1干渉雑音電力を推定する第1推定部と、リファレンス信号を含み第1OFDMシンボルと異なる前記無線フレームの中の第2OFDMシンボルに基づいて第2干渉雑音電力を推定する第2推定部と、を備える。
本明細書に開示される装置又は方法によれば、同じ無線フレーム内でもOFDMシンボルによって干渉雑音電力が変化する際のチャネル推定処理又は復調処理の誤差が低減される。
通信システムの構成例の説明図である。 ダウンリンク送信フォーマットの一例の説明図である。 (A)は、Non−MBSFN ABの送信フォーマットの一例の説明図であり、(B)は、MBSFN ABの送信フォーマットの一例の説明図である。 (A)はNon−MBSFN ABSを送信するドミナントマクロセルから送信されるサブフレームの説明図であり、(B)はピコセルから送信されるサブフレームの説明図であり、(C)は干渉雑音電力の説明図である。 (A)はMBSFN ABSを送信するドミナントマクロセルから送信されるサブフレームの説明図であり、(B)はピコセルから送信されるサブフレームの説明図であり、(C)は干渉雑音電力の説明図である。 ピコ基地局装置の一例の機能構成図である。 移動局装置の一例の機能構成図である。 ダウンリンク受信部の第1例の機能構成図である。 第1干渉雑音電力推定部の第1例の機能構成図である。 干渉雑音電力σest1 2及びσest2 2が算出される無線リソースの位置の説明図である。 OFDMシンボルの受信信号の平均区間の第1例の説明図である。 (A)及び(B)は平均区間の第2例及び第3例の説明図である。 (A)及び(B)は平均区間の第4例及び第5例の説明図である。 (A)及び(B)は平均区間の第6例及び第7例の説明図である。 受信対象サブフレームがABSである場合の移動局装置の動作の一例の説明図である。 干渉雑音電力推定値MOC2,est1及びMOC2,est2の推定動作の第1例の説明図である。 第1干渉雑音電力推定部の第2例の機能構成図である。 干渉雑音電力推定値MOC2,est1及びMOC2,est2の推定動作の第2例の説明図である。 ダウンリンク受信部の第2例の機能構成図である。 第2干渉雑音電力推定部の一例の機能構成図である。 干渉雑音電力推定値MOC1,estの推定動作の一例の説明図である。 ダウンリンク受信部の第3例の機能構成図である。 ダウンリンク受信部の第4例の機能構成図である。 ピコ基地局装置のハードウエア構成の一例の説明図である。 移動局装置のハードウエア構成の一例の説明図である。
<1.通信システム>
以下、添付する図面を参照して好ましい実施例について説明する。図1は、通信システムの構成例の説明図である。通信システム1は、ピコ基地局装置2と、移動局装置3と、マクロ基地局装置4を備える。以下の説明及び図面において、基地局装置及び移動局装置をそれぞれ「基地局」及び「移動局」と表記することがある。
ピコ基地局2及びマクロ基地局4は、移動局3と無線接続して無線通信を行う無線通信装置である。ピコ基地局2及びマクロ基地局4は、1又は複数のセルにおいて移動局3に対して音声通信や映像配信など種々のサービスを提供できる。ピコ基地局2及びマクロ基地局4から移動局3へ送信されるダウンリンクの無線アクセス方式はOFDMである。
以下の説明は、通信システム1が3GPPの標準規格上で規定されているLTEに準拠している場合の例示を使用する。しかし、但しこの例示は、本明細書に記載される通信システムが、LTEに準拠する通信システムのみに限定して適用されることを意図するものではない。本明細書に記載される通信システムは、リファレンス信号を含みデータを含まない無線フレームが送信されるOFDM通信システムにおいて広く適用可能である。
図2は、ダウンリンク送信フォーマットの一例の説明図である。送信フォーマットは、時間軸と周波数軸の二次元空間で表現され、時間軸方向はOFDMシンボル、スロット、サブフレームと呼ばれる単位で形成される。スロットは7個のOFDMシンボルを含む。サブフレームは2個のスロットを含む。
一方、周波数軸方向はサブキャリア、リソースブロック(RB:Resource Block)と呼ばれる単位で形成される。RBは12個のサブキャリアを含む。図示の例ではスロットの先頭OFDMシンボルと、先頭OFDMシンボルより4シンボル後のOFDMシンボルにセル固有リファレンス信号(Cell specific reference signal)がマッピングされる。図2においてリファレンス信号が配置されたシンボル及びキャリアは、斜線でハッチングされた領域で示されている。以下の説明及び図面において、セル固有リファレンス信号を「CRS」と表記することがある。
制御チャネルがマッピングされるPDCCH(Physical Downlink Control Channel)はサブフレーム先頭に配置される。図示の例では、ドットパターンでハッチングされた先頭の3個のOFDMシンボルに配置される。残りの無線リソースには、移動局3向けのデータがマッピングされるPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)が配置される。
以下の説明において、各サブフレームの先頭のOFDMシンボルから順に、それぞれのOFDMを指定するシンボル番号tを各々「0」〜「13」と表記する。シンボル番号t=0のOFDMシンボルを、0番目のOFDMシンボルと表記する。シンボル番号t=1〜13のOFDMシンボルも同様に、それぞれ1〜13番目のOFDMシンボルと表記する。
また、各リソースブロックの最も周波数が低いサブキャリアから順に、それぞれのサブキャリアを指定するサブキャリア番号fを各々「0」〜「11」と表記する。サブキャリア番号f=0のサブキャリアを0番目のサブキャリアと表記する。サブキャリア番号f=1〜11のサブキャリアも同様に、それぞれ1〜11番目のサブキャリアと表記する。
図1を参照する。ピコ基地局2の無線通信圏であるピコセル5と、マクロ基地局4の無線通信圏であるマクロセル6とが重複する場合を想定する。この場合にはピコ基地局2に接続している移動局3は、マクロセル6からの干渉を受けることがある。
上述のeICICでは、マクロセル6からの干渉を低減するために、マクロ基地局4はABS(Almost Blank Subframe)と呼ばれるデータを伝送しないサブフレームをスケジューリングする。ピコ基地局2は、マクロ基地局4がABSをスケジューリングしたサブフレームで移動局3にデータを送信する。但し、マクロ基地局4は、ABSでもCRSを送信する。
ABSの種類として、Non−MBSFN ABS及びMBSFN ABSが知られている。図3の(A)は、Non−MBSFN ABSの送信フォーマットの一例の説明図ある。Non−MBSFN ABSでは、0、4、7、11番目のOFDMシンボルでCRSが送信される。図3の(B)は、MBSFN ABSの送信フォーマットの一例の説明図である。MBSFN ABSでは、0番目のOFDMシンボルでのみCRSが送信される。
ABSではデータが送信されずCRSが送信されるため、移動局3における干渉雑音電力はOFDMシンボルによって変化する。移動局3における受信電力が最も大きいマクロセルがNon−MBSFN ABSを送信し、このマクロセルのCRSとピコセルのCRSが周波数軸上で衝突していない場合を想定する。以下の説明において、受信電力が最も大きいマクロセルを「ドミナントマクロセル」と表記することがある。また、ドミナントマクロセル以外のマクロセルを「他マクロセル」と表記することがある。
図4の(A)は、Non−MBSFN ABSを送信するドミナントマクロセルから送信されるサブフレームの説明図である。図4の(B)は、ピコセルから送信されるサブフレームの説明図である。図4の(C)は干渉雑音電力の説明図である。
ドミナントマクロセルから送信される信号の受信電力はIと表記する。ABSでは、CRSを含むOFDMシンボルのおけるドミナントマクロセルのCRSと衝突していないサブキャリアで、他マクロセルの送信するCRSによる干渉と熱雑音によりNoc2の干渉雑音を受ける。CRSを含むOFDMシンボルにおけるドミナントマクロセルのCRSと衝突しているサブキャリアでI+NOC2の干渉雑音を受ける。
一方、CRSを含まないOFDMシンボルでは、熱雑音によりNoc1の干渉雑音を受ける。また、マクロセルが通常サブフレームを送信する期間では、全てのOFDMシンボルにおいて、ドミナントマクロセルの干渉と他マクロセルの干渉によりI+Noc3の干渉雑音を受ける。
次に、ドミナントマクロセルがMBSFN ABSを送信し、このマクロセルのCRSとピコセルのCRSが周波数軸上で衝突する場合を想定する。図5の(A)は、MBSFN ABSを送信するドミナントマクロセルから送信されるサブフレームの説明図である。図5の(B)は、ピコセルから送信されるサブフレームの説明図である。図5の(C)は干渉雑音電力の説明図である。
ドミナントマクロセルがABSを送信しているサブフレームの先頭OFDMシンボルのCRSサブキャリアでは、CRS同士が衝突しているため、I+Noc2の干渉雑音を受ける。先頭OFDMシンボルのCRSサブキャリア以外のサブキャリアでは、Noc2の干渉雑音を受ける。
先頭OFDMシンボル以外のCRSを含むOFDMシンボルでは、マクロセルからCRSが送信されないため、CRSを含まないOFDMシンボルと同様にNoc1の干渉雑音を受ける。そのため、先頭のOFDMシンボルのCRSサブキャリアとそれ以外のCRSを含むOFDMシンボルのCRSサブキャリアでは干渉雑音電力が異なる。
このようにABSでは同じサブフレーム内でもOFDMシンボルによって干渉雑音電力が異なる。このため、ABS内の全OFDMシンボルで共通の干渉雑音電力の推定値を用いてチャネル推定処理や復調処理を行うと、使用される推定値と実際の干渉雑音電力との不一致による誤差が生ずる。
そこで、本明細書に開示される通信システム1では、ABSにおいてCRSを含むOFDMシンボルとCRSを含まないOFDMシンボルとで異なる干渉雑音電力が推定される。チャネル推定処理や復調処理において、処理対象の無線リソースが属するOFDMシンボルの干渉雑音電力が用いられる。例えば、通信システム1では、下記(1)〜(3)の干渉雑音電力を推定してよい。
(1)サブフレーム先頭のOFDMシンボルの干渉雑音電力。
(2)サブフレーム先頭のOFDMシンボル以外のCRSを含むOFDMシンボルの干渉雑音電力。
(3)CRSを含まないOFDMシンボルの干渉雑音電力。
以下、サブフレーム先頭のOFDMシンボルを「先頭OFDMシンボル」と表記することがある。
<2.1.第1実施例の構成>
図6は、ピコ基地局2の一例の機能構成図である。ピコ基地局2は、アップリンク受信部10と、割当情報生成部11と、データ生成部12と、誤り訂正符号化部13と、ダウンリンク送信部14を備える。
アップリンク受信部10は移動局3から送信されたアップリンク信号を受信する。割当情報生成部11は、マクロセル6を形成するマクロ基地局4がABSを割り当てる可能性のあるサブフレームの割当情報を生成し、誤り訂正符号化部13に入力する。データ生成部12は、移動局に送信するダウンリンクデータを生成し、誤り訂正符号化部13に入力する。
誤り訂正符号化部13は入力されたダウンリンクデータおよび割当情報を誤り訂正符号化する。ダウンリンク送信部は14、入力された符号化データの変調、逆高速フーリエ変換処理等を行い、OFDM信号であるダウンリンク信号を生成し、アンテナから移動局3へ送信する。ピコ基地局2は、例えばRRC(Radio Resource Control)情報として割当情報を移動局3へ送信してよい。
図7は、移動局3の一例の機能構成図である。移動局3は、アップリンクデータ生成部20と、誤り訂正符号化部21と、アップリンク送信部22と、無線処理部23及び24を備える。移動局3は、ダウンリンク受信部25と、誤り訂正復号部26と、割当情報抽出部27を備える。
アップリンクデータ生成部20はピコ基地局2へ送信するアップリンクデータを生成し、誤り訂正符号化部21へ入力する。誤り訂正符号化部21は、入力されたアップリンクデータを誤り訂正符号化する。アップリンク送信部22は符号化データの変調等を行い、アップリンク信号を生成する。そして、無線処理部23を介してアンテナからピコ基地局2へ送信する。
無線処理部24はアンテナで受信されたダウンリンク信号のダウンコンバージョン、アナログデジタル変換等を行う。ダウンリンク受信部25はダウンリンク信号を受信する。誤り訂正復号部26は、誤り訂正復号処理を行い、データを再生する。割当情報抽出部27は、再生されたデータに含まれる割当情報をダウンリンク受信部25に入力する。
図8は、ダウンリンク受信部25の第1例の機能構成図である。ダウンリンク受信部25は、サイクリックプレフィクス(CP:Cyclic Prefix)除去部30と、高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)部31と、デマッピング部32と、ゼロフォーシング(ZF: Zero-Forcing)算出部33を備える。ダウンリンク受信部25は、第1干渉雑音電力推定部34と、チャネル推定部35と、第2干渉雑音電力推定部36と、復調部37を備える。
ダウンリンク受信部25の動作は、割当情報抽出部27から通知される割当情報によって異なる。初めに受信対象サブフレームがABSの場合における各構成要素の機能について記述する。
CP除去部30は受信信号のCPを取り除く。FFT部31は、CPが除去された受信信号をFFT処理により周波数領域の信号に変換する。デマッピング部32は周波数領域の信号から、データ部分の受信信号とCRS部分の受信信号を抽出し、データ部分の受信信号を復調部37及び第2干渉雑音電力推定部36に入力する。デマッピング部32は、CRS部分の受信信号をZF算出部33に入力する。
ZF部33は、CRS部分の受信信号に元のCRSのパターンの複素共役を乗じてZF値を得る。ZF部33は、得られたZF値を第1干渉雑音電力推定部34に入力する。
第1干渉雑音電力推定部34は、ZF値を用いて、先頭OFDMシンボルにおける干渉雑音電力推定値MOC2,est1及び先頭OFDMシンボルを除くCRSを含むOFDMシンボルにおける干渉雑音電力推定値MOC2,est2を推定する。第1干渉雑音電力推定部34は、干渉雑音電力推定値MOC2,est1及びMOC2,est2をチャネル推定部35および復調部37に入力する。
図9は、第1干渉雑音電力推定部34の第1例の機能構成図である。第1干渉雑音電力推定部34は、第1推定部40と、第2推定部41と、第3推定部42と、判定部43を備える。
第1推定部40は、先頭OFDMシンボルのCRSのZF値から先頭OFDMシンボルにおける干渉雑音電力の推定値σest1 2を算出する。第2推定部41は、4番目のOFDMシンボルのCRSのZF値から先頭OFDMシンボル以外のCRSを含むOFDMシンボルにおける干渉雑音電力の推定値σest2 2を計算する。
第1推定部40及び第2推定部41は、例えば次式(1)及び(2)に示すように周波数軸方向に隣接するCRSのZF値の差を電力値に変換した値の平均を推定値σest1 2及びσest2 2として算出してよい。
Figure 0006279207
式(1)及び(2)において、Nscはサブキャリア数、ΔfはCRSのサブキャリア間隔である。hij (ZF)(t,f)は、t番目のOFDMシンボルのf番目のサブキャリアにおける基地局のj番目の送信アンテナと移動局のi番目の受信アンテナ間のZF値である。
rxは移動局の受信アンテナ数、Ntxは基地局の送信アンテナ数、shift0(j)は先頭OFDMシンボルにおけるj番目の送信アンテナから送信されるCRSの周波数シフトである。shift1(j)はt=4のOFDMシンボルにおけるj番目の送信アンテナから送信されるCRSの周波数シフトである。
図10は、干渉雑音電力σest1 2及びσest2 2が算出される無線リソースの位置の説明図である。無線リソース100、101、102及び103にCRSが配置されている場合を想定する。無線リソース100及び101は、先頭OFDMシンボル、すなわち0番目のOFDMシンボルの5番目及び11番目のサブキャリアである。無線リソース102及び103は、4番目のOFDMシンボルの2番目及び8番目のサブキャリアである。
式(1)のhij (ZF)(0,nΔf+shift0(j))の一例は、t=0及びf=5の無線リソース100に配置されたCRSのZF値である。hij (ZF)(0,(n+1)Δf+shift0(j))の一例は、t=0及びf=11の無線リソース101に配置されたCRSのZF値である。hij (ZF)(0,nΔf+shift0(j))−hij (ZF)(0,(n+1)Δf+shift0(j))の一例は、無線リソース100及び101にそれぞれ配置され周波数軸方向に隣接するCRSのZF値の差である。
式(2)のhij (ZF)(4,nΔf+shift1(j))の一例は、t=4及びf=2の無線リソース102に配置されたCRSのZF値である。hij (ZF)(4,(n+1)Δf+shift1(j))の一例は、t=4及びf=8の無線リソース103に配置されたCRSのZF値である。hij (ZF)(4,nΔf+shift1(j))−hij (ZF)(4,(n+1)Δf+shift1(j))の一例は、無線リソース102及び103にそれぞれ配置され周波数軸方向に隣接するCRSのZF値の差である。
図9を参照する。第1推定部40及び第2推定部41は、推定値σest1 2及びσest2 2を判定部43に入力する。なお、第2推定部41は、4番目のOFDMシンボルの代わりに、7番目又は11番目のOFDMシンボルに配置されたCRSのZF値から推定値σest2 2を計算してもよい。
第3推定部42は、先頭OFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボルにおける干渉雑音電力の共通の推定値σx 2を計算する。第3推定部42は、例えば次式(3)に従って共通の推定値σx 2を計算する。第3推定部42は、先頭OFDMシンボルと4番目のOFDMシンボルのCRSの組み合わせのうち、最も周波数が離れた組み合わせのZF値の平均と、残りの組み合わせのZF値の平均の差を電力値に変換した値の平均を推定値σX 2として算出してよい。
Figure 0006279207
このような推定値σX 2を算出することで、周波数選択性フェージングが推定値σX 2に与える影響が低減される。第3推定部42は、4番目のOFDMシンボルCRSのZF値の代わりに、7番目又は11番目のOFDMシンボルに配置されたCRSのZF値を用いてもよい。
判定部43は、推定値σest1 2とσest2 2の比σest1 2/σest2 2が、所定の閾値α以上であるか否かを判断する。比σest1 2/σest2 2が閾値α以上であることは、先頭OFDMシンボルとそれ以外のCRSを含むOFDMシンボルにおける干渉雑音電力の差が大きいことを意味する。この状態は、ドミナントマクロセルであるマクロセル6がMBSFN ABSを送信し、ドミナントマクロセル6のCRSとピコセル5のCRSが周波数軸上で衝突している場合に発生する。
この場合は、図5の(C)に示すように先頭OFDMシンボルとそれ以外のCRSを含むOFDMシンボルにおいて干渉雑音電力の値が異なる。このため、判定部43は、推定値σest1 2を先頭OFDMシンボルの干渉雑音電力推定値MOC2,est1として選択する。判定部43は、推定値σest2 2を先頭OFDMシンボルを除くCRSを含むOFDMシンボルにおける干渉雑音電力推定値MOC2,est2として選択する。
一方で、比σest1 2/σest2 2が閾値α以上でない状態は、ドミナントマクロセル6がNon−MBSFN ABSを送信し、ドミナントマクロセル6のCRSとピコセル5のCRSが周波数軸上で衝突しない場合に発生する。この場合は、図4の(C)に示すように先頭OFDMシンボルとそれ以外のCRSを含むOFDMシンボルにおける干渉雑音電力の差は小さい。判定部43は、推定値σX 2を干渉雑音電力推定値MOC2,est1及びMOC2,est2として選択する。
判定部43は、干渉雑音電力推定値MOC2,est1及びMOC2,est2をチャネル推定部35及び復調部37へ入力する。
図8を参照する。チャネル推定部35は、ZF値および干渉雑音電力推定値MOC2,est1及びMOC2,est2を用いて、チャネルの推定処理を行う。例えば、チャネル推定部35は2次元LMMSE((Linear Minimum Mean Squared Error)チャネル推定方法によりチャネル推定値を算出する。
1サブフレーム、1リソースブロック内で閉じたチャネル推定を行う場合、j番目の送信アンテナとi番目の受信アンテナ間のチャネル推定の対象となる無線リソースにおけるチャネル推定値hij’^は、例えば、次式(4)及び(5)により算出される。
ij’^=W^hij (ZF)^ …(4)
Figure 0006279207
ij’^は、j番目の送信アンテナとi番目の受信アンテナ間のチャネル推定の対象となる無線リソースにおけるチャネル推定値をベクトル表現したものである。hij^は、CRSが送信されている無線リソースにおけるチャネルをベクトル表現したものである。hijHは、ベクトルhij^のエルミート共役である。hij (ZF)^は、CRSが送信されている無線リソースにおけるZF値をベクトル表現したものであり、次式(6)で与えられる。|x|2は、もとのCRSパターンの電力であり、<>はアンサンブル平均を示す。
Figure 0006279207
チャネル推定部35は、ドップラー周波数及び遅延スプレッドから算出される値<hij’^hijH>及び<hij^hijH>に基づいて、上式(5)に従い重み付け行列W^を算出する。チャネル推定部35は、重み付け行列W^をZF値hij (ZF)^に乗じてチャネル推定値hij’^を算出する。
なお、上述の説明では8個のCRSを用いるチャネル推定方法について説明したが、チャネル推定部35は、8個以外のCRSを用いてチャネル推定方法を行ってもよい。なお、チャネル推定部35は、また、チャネル推定部35は、2次元LMMSE以外の他のチャネル推定方法に従って干渉雑音電力推定値を用いてチャネル推定を行ってもよい。
第2干渉雑音電力推定部36は、CRS部分以外のデータ部分の受信信号およびデータ部分のチャネル推定値に基づき、次式(7)にしたがってCRSを含まないOFDMシンボルにおける干渉雑音電力推定値MOC1,estを計算して復調部37へ入力する。
OC1,est=<(<y^y^H>−H^H^Hi,i> …(7)
上式(7)において、y^はCRSを含まないOFDMシンボルの受信信号を示す。H^は、y^y^Hの平均区間の代表点におけるチャネル推定値を示す。添字i,iはi番目の対角成分を示す。H^Hは、行列H^のエルミート共役である。
上式の括弧”()”内の数式は、移動局3が複数の受信アンテナを持つ場合は行列になるが、非対角成分は計算しなくてよい。このため式(7)の演算を次式(8)に従って行ってもよい。
Figure 0006279207
iは移動局のi番目の受信アンテナにおけるCRSを含まないOFDMシンボルの受信信号を表す。hijは|yi2の平均区間の代表点における基地局のj番目の送信アンテナと移動局のi番目の受信アンテナ間のチャネル推定値、Nrxは移動局の受信アンテナ数、Ntxは基地局の送信アンテナ数を表す。
例えばt=1,2,3のOFDMシンボルを用いた場合の例を次式(9)に示す。
Figure 0006279207
ave及びfaveはそれぞれ時間軸と周波数軸における平均区間長、Nscはサブキャリア数を表す。図11は、Tave=3及びfave=3の場合のOFDMシンボルの受信信号の平均区間の第1例の説明図である。
なお、破線は平均区間の無線リソースの範囲を示す。図12の(A)、図12の(B)、図13の(A)、図13の(B)、図14の(A)及び図14の(B)でも同様である。
平均区間110、111、112…において、これらの区間の無線リソースの復調に用いる干渉雑音電力推定値MOC1,estは、それぞれ次式(10)、(11)、(12)…で算出される。
Figure 0006279207
平均区間の代表点は、平均区間の中央の無線リソースであることが望ましい。平均区間の選び方によっては、中央の無線リソースが一つに決まらない場合があるが、その場合は中央に近い無線リソースから任意に選んでもよい。
図12の(A)及び図12の(B)は平均区間の第2例及び第3例の説明図である。図12の(A)に示すように、平均区間は、サブフレーム中の全てのCRSを含まないOFDMシンボルに亘っていてもよい。平均区間を拡げることにより干渉雑音電力推定値MOC1,estの測定精度が期待される。第2干渉雑音電力推定部36は、図12の(B)に示すように、faveをTaveよりも大きくして周波数方向の平均区間を広くするように平均区間を設定してもよい。この場合、周波数選択性が緩やかな環境において精度向上が期待される。
図13の(A)及び図13の(B)は平均区間の第4例及び第5例の説明図である。ドップラー周波数が大きい場合は、第2干渉雑音電力推定部36は図13の(A)に示すように時間方向における平均区間長を短くするように平均区間を設定してよい。周波数選択性が厳しい場合には、第2干渉雑音電力推定部36は周波数方向の平均区間長を短くするように平均区間を設定してよい。ドップラー周波数が大きく周波数選択性が厳しい場合には、第2干渉雑音電力推定部36は図13の(B)に示すように時間方向及び周波数方向の両方における平均区間長を短くするように平均区間を設定してよい。
図14の(A)及び図14の(B)は平均区間の第6例及び第7例の説明図である。第2干渉雑音電力推定部36は、図14の(A)及び図14の(B)に示すように平均区間の範囲を低減することにより、計算量を減らしてもよい。
なお、比σest1 2/σest2 2が、所定の閾値α以上の場合に、第2干渉雑音電力推定部36は、干渉雑音電力推定値MOC1,estとしてσest2 2を選択してもよい。第2干渉雑音電力推定部36は、比σest1 2/σest2 2が、所定の閾値α以上でない場合にのみ、上式(7)により干渉雑音電力推定値MOC1,estを算出してもよい。
図8を参照する。復調部37は、復調の対象の無線リソースにおけるチャネル推定値H^、データ部分の受信信号y^、干渉雑音電力推定値MOC1,est、MOC2,est1及びMOC2,est2を用いて復調処理を行う。復調部37による復調処理は、例えば以下に説明するMIMO(Multiple-Input and Multiple-Output)のMMSE(Minimum Mean Square Error)復調処理であってよい。
復調部37は、次式(13)にしたがって、先頭OFDMシンボル(t=0)のデータ部分について復調後の信号をz^を算出する。y^は、復調対象の受信信号のベクトル表現であり、z^は復調後の信号のベクトル表現である。I^は単位行列である。
z^=H^H(H^H^H+MOC2,est2I^)-1y^ …(13)
oc2,est1を用いない理由は、ドミナントマクロセル6がMBSFN ABSを送信しCRSが衝突する場合のデータ部分の干渉雑音電力は、MOC2,est2と考えられるからである。また、ドミナントマクロセル6がNon−MBSFN ABSを送信しCRSが衝突しない場合、ドミナントマクロセル6のCRSのサブキャリアが予測できず、干渉雑音電力がMOC2,est1であるよりMOC2,est2である確率の方が高いからである。
復調部37は、次式(14)にしたがって、先頭OFDMシンボル以外のCRSを含むOFDMシンボル(t=4,7,11)のデータ部分について復調後の信号をz^を算出する。
z^=H^H(H^H^H+MOC2,est2I^)-1y^ …(14)
復調部37は、次式(15)にしたがって、CRSを含まないOFDMシンボル(t=1,2,3,5,6,8,9,10,12,13)のデータ部分について復調後の信号をz^を算出する。
z^=H^H(H^H^H+MOC1,estI^)-1y^ …(15)
復調部37は、復調信号からLLR(Log Likelihood Ratio)を算出し、復調信号とLLRを誤り訂正復号部26に入力する。
次に、受信対象サブフレームがABSでない場合における各構成要素の機能について記述する。この場合には、第2干渉雑音電力推定部36は干渉雑音電力推定値MOC1,estを算出しない。第1干渉雑音電力推定部34の判定部43は、第3推定部42の出力結果を干渉雑音電力推定値MOC3,estとして復調部37に出力する。
復調部37は、次式(16)にしたがって、全てのOFDMシンボルのデータ部分について復調後の信号をz^を算出する。
z^=H^H(H^H^H+MOC3,estI^)-1y^ …(16)
<2.2.第1実施例の動作>
以下、受信対象サブフレームがABSである場合の移動局3の動作について説明する。図15は、受信対象サブフレームがABSである場合の移動局3の動作の一例の説明図である。
オペレーションAAにおいてCP除去部30は、受信信号のCPを取り除く。オペレーションABにおいてFFT部31は、CPが除去された受信信号をFFT処理により周波数領域の信号に変換する。オペレーションACにおいてデマッピング部32は周波数領域の信号から、データ部分の受信信号とCRS部分の受信信号を抽出し、データ部分の受信信号を復調部37及び第2干渉雑音電力推定部36に入力する。デマッピング部32は、CRS部分の受信信号をZF算出部33に入力する。
オペレーションADにおいてZF部33は、CRS部分の受信信号のZF値を算出し、ZF値を第1干渉雑音電力推定部34に入力する。オペレーションAEにおいて第1干渉雑音電力推定部34は、干渉雑音電力推定値MOC2,est1及び干渉雑音電力推定値MOC2,est2を推定する。
図16は、干渉雑音電力推定値MOC2,est1及びMOC2,est2の推定動作の第1例の説明図である。オペレーションBAにおいて第1推定部40は、先頭OFDMシンボルにおける干渉雑音電力の推定値σest1 2を算出する。オペレーションBBにおいて第2推定部41は、先頭OFDMシンボル以外のCRSを含むOFDMシンボルにおける干渉雑音電力の推定値σest2 2を計算する。
オペレーションBCにおいて第3推定部42は、先頭OFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボルにおける干渉雑音電力の共通の推定値σx 2を計算する。オペレーションBDにおいて判定部43は、比σest1 2/σest2 2が、閾値α以上であるか否かを判断する。
比σest1 2/σest2 2が、閾値α以上である場合(オペレーションBD:Y)に処理はオペレーションBEへ進む。比σest1 2/σest2 2が、閾値α以上でない場合(オペレーションBD:N)に処理はオペレーションBFへ進む。
オペレーションBEにおいて判定部43は、推定値σest1 2を先頭OFDMシンボルの干渉雑音電力推定値MOC2,est1として選択する。判定部43は、推定値σest2 2を先頭OFDMシンボルを除くCRSを含むOFDMシンボルにおける干渉雑音電力推定値MOC2,est2として選択する。判定部43は、干渉雑音電力推定値MOC2,est1及びMOC2,est2をチャネル推定部35及び復調部37へ入力する。その後、処理は図15のオペレーションAFへ進む。
オペレーションBFにおいて判定部43は、推定値σX 2を干渉雑音電力推定値MOC2,est1及びMOC2,est2として選択する。判定部43は、干渉雑音電力推定値MOC2,est1及びMOC2,est2をチャネル推定部35及び復調部37へ入力する。その後、処理は図15のオペレーションAFへ進む。
図15を参照する。オペレーションAFにおいてチャネル推定部35は、チャネルの推定処理を行う。オペレーションAGにおいて第2干渉雑音電力推定部36は、CRSを含まないOFDMシンボルにおける干渉雑音電力推定値MOC1,estを計算し、復調部37へ入力する。オペレーションAHにおいて復調部37は、復調の対象リソースにおけるチャネル推定値、データ部分の受信信号、干渉雑音電力推定値MOC1,est、MOC2,est1及びMOC2,est2を用いて復調処理を行う。
<2.3.実施例の効果>
本実施例によれば、リファレンス信号を含みデータを含まない無線フレームにおいて、OFDMシンボルに応じて異なる干渉雑音電力を算出することができる。このため、無線フレーム内でOFDMシンボルによって干渉雑音電力が変化しても、異なる干渉雑音電力毎にチャネル推定処理や復調処理を行うことができる。この結果、チャネル推定処理や復調処理における誤差が低減される。
<3.第2実施例>
図17は、第1干渉雑音電力推定部34の第2例の機能構成図である。図9に示す構成要素と同様の構成要素には図9で使用した参照符号と同じ参照符号を付し、同一の機能については説明を省略する。第1推定部40は、先頭OFDMシンボルのCRSを用いて先頭OFDMシンボルにおける干渉雑音電力の推定値σest1 2を算出する。
第2推定部41は、4番目、7番目及び11番目のOFDMシンボルの全て又は一部のシンボルのCRSを用いて、先頭OFDMシンボル以外のCRSを含むOFDMシンボルにおける干渉雑音電力の推定値σest3 2を計算する。なお、第2推定部41は、4番目、7番目及び11番目の全てのOFDMシンボルのCRSを用いなくてもよい。例えば第2推定部41は、4番目のOFDMシンボルのCRSだけを用いてもよい。
また例えば第2推定部41は、4番目及び7番目のOFDMシンボルのCRSの組み合わせのうち、最も周波数が離れた組み合わせのZF値の平均と、残りの組み合わせのZF値の平均の差を電力値に変換した値の平均を推定値σest3 2として算出してよい。例えば第2推定部41は、7番目及び11番目のOFDMシンボルのCRSの組み合わせのうち、最も周波数が離れた組み合わせのZF値の平均と、残りの組み合わせのZF値の平均の差を電力値に変換した値の平均を推定値σest3 2として算出してよい。また、例えば第2推定部41は、これらの推定値を更に平均して推定値σest3 2を算出してもよい。
判定部43は、推定値σest1 2とσest3 2の比σest1 2/σest3 2が、所定の閾値α以上であるか否かを判断する。比σest1 2/σest3 2が閾値α以上の場合、判定部43は、先頭OFDMシンボルの干渉雑音電力推定値MOC2,est1として推定値σest1 2を選択する。判定部43は、先頭OFDMシンボルを除くCRSを含むOFDMシンボルにおける干渉雑音電力推定値MOC2,est2として推定値σest3 2を選択する。
比σest1 2/σest3 2が閾値α以上でない場合、判定部43は、判定部43は、推定値σest3 2を干渉雑音電力推定値MOC2,est1及びMOC2,est2として選択する。または、判定部43は、推定値σest1 2を干渉雑音電力推定値MOC2,est1及びMOC2,est2として選択してもよい。
判定部43は、σest1 2/σest3 2の重み付け平均値(m1σest1 2+m2σest3 2)/(m1+m2)を干渉雑音電力推定値MOC2,est1及びMOC2,est2として選択してもよい。係数m1及びm2は、推定に使用されたCRSの数に応じて定めてよい。一例として、σest1 2の推定に先頭OFDMシンボルを使用し、σest3 2の推定に4番目、7番目及び11番目の3個のOFDMシンボルを用いた場合、m1=1及びm2=3あるいはm1=1及びm2=9を用いてよい。
図18は、干渉雑音電力推定値MOC2,est1及びMOC2,est2の推定動作の第2例の説明図である。オペレーションCAにおいて第1推定部40は、先頭OFDMシンボルにおける干渉雑音電力の推定値σest1 2を算出する。オペレーションCBにおいて第2推定部41は、先頭OFDMシンボル以外のCRSを含むOFDMシンボルにおける干渉雑音電力の推定値σest3 2を計算する。
オペレーションCCにおいて判定部43は、比σest1 2/σest3 2が、閾値α以上であるか否かを判断する。比σest1 2/σest3 2が、閾値α以上である場合(オペレーションCC:Y)に処理はオペレーションCDへ進む。比σest1 2/σest3 2が、閾値α以上でない場合(オペレーションCC:N)に処理はオペレーションCEへ進む。
オペレーションCDにおいて判定部43は、推定値σest1 2を先頭OFDMシンボルの干渉雑音電力推定値MOC2,est1として選択する。判定部43は、推定値σest3 2を、先頭OFDMシンボルを除くCRSを含むOFDMシンボルにおける干渉雑音電力推定値MOC2,est2として選択する。判定部43は、干渉雑音電力推定値MOC2,est1及びMOC2,est2をチャネル推定部35及び復調部37へ入力する。その後、処理は図15のオペレーションAFへ進む。
オペレーションCEにおいて判定部43は、推定値σest3 2を干渉雑音電力推定値MOC2,est1及びMOC2,est2として選択する。判定部43は、干渉雑音電力推定値MOC2,est1及びMOC2,est2をチャネル推定部35及び復調部37へ入力する。その後、処理は図15のオペレーションAFへ進む。
本実施例によれば、第1実施例における推定値σest2 2の演算と、推定値σX 2の演算を共通化することができる。このため、第1干渉雑音電力推定部34による計算処理を低減することができる。または、第1干渉雑音電力推定部34の回路規模を縮小することができる。
<4.第3実施例>
図19は、ダウンリンク受信部25の第2例の機能構成図である。図8に示す構成要素と同様の構成要素には図8で使用した参照符号と同じ参照符号を付し、同一の機能については説明を省略する。ダウンリンク受信部25は、信号電力推定部38を備える。
信号電力推定部38は、ZF算出部33から出力されるZF値に基づき信号電力推定値Sを算出する。信号電力推定部38は、信号電力推定値Sを第2干渉雑音電力推定部36に入力する。第1干渉雑音電力推定部34は、干渉雑音電力推定値MOC2,est1及びMOC2,est2を第2干渉雑音電力推定部36に入力する。デマッピング部32は、受信信号yiを第2干渉雑音電力推定部36に入力する。
図20は、第2干渉雑音電力推定部36の一例の機能構成図である。第2干渉雑音電力推定部36は、干渉電力比算出部50と、干渉雑音電力算出部51を備える。干渉電力比算出部50は、次式(17)にしたがって、CRSを含まないOFDMシンボルにおける干渉雑音電力に対するCRSを含むOFDMシンボルにおける干渉雑音電力の比のデシベル表現Yを算出する。
Figure 0006279207
上式(17)の分子の”<>”の平均はCRSを含むOFDMシンボルにおける受信信号の電力の平均である。干渉電力比算出部50は、0番目、4番目、7番目及び11番目の全てのOFDMシンボルを使ってもよいし、計算量削減のために一部のOFDMシンボルのみを使ってもよい。また、干渉電力比算出部50は、一部のサブキャリアの信号を省略してもよい。
上式(17)の分母の”<>”の平均はCRSを含まないOFDMシンボルにおける受信信号の電力の平均である。干渉電力比算出部50は、1番目、2番目、3番目、5番目、6番目、8番目、9番目、10番目、12番目及び13番目の全てのOFDMシンボルを使ってもよいし、計算量削減のために一部のシンボルのみを使ってもよい。また、干渉電力比算出部50は、一部のサブキャリアの信号を省略してもよい。干渉電力比算出部50は、MOC2,est1及びMOC2,est2が等しくない場合に、分子の”<>”の平均に0番目のOFDMシンボルを含めなくともよい。
干渉雑音電力算出部51は、次式(18)にしたがって、干渉雑音電力推定値MOC1,estを計算し、復調部37へ入力する。
Figure 0006279207
または、干渉雑音電力算出部51は、干渉雑音電力の比Yが所定の閾値β以上の場合に、上式(18)にしたがって干渉雑音電力推定値MOC1,estを算出してよい。干渉雑音電力算出部51は、干渉雑音電力の比Yが閾値β以上でない場合にMOC1,est=MOC2,est2としてよい。
図21は、干渉雑音電力推定値MOC1,estの推定動作の一例の説明図である。オペレーションDAにおいて干渉電力比算出部50は、受信信号yi、信号電力推定値Sならびに干渉雑音電力推定値MOC2,est1及びMOC2,est2を受信する。干渉電力比算出部50は、CRSを含まないOFDMシンボルにおける干渉雑音電力に対するCRSを含むOFDMシンボルにおける干渉雑音電力の比のデシベル表現Yを算出する。オペレーションDBにおいて干渉雑音電力算出部51は、干渉雑音電力推定値MOC1,estを算出する。
本実施例によっても、リファレンス信号を含みデータを含まない無線フレームにおいて、OFDMシンボルに応じて異なる干渉雑音電力を算出することができる。このため、無線フレーム内でOFDMシンボルによって干渉雑音電力が変化しても、異なる干渉雑音電力毎にチャネル推定処理や復調処理を行うことができる。この結果、チャネル推定処理や復調処理における誤差が低減される。
<5.第4実施例>
図22は、ダウンリンク受信部25の第3例の機能構成図である。図8に示す構成要素と同様の構成要素には図8で使用した参照符号と同じ参照符号を付し、同一の機能については説明を省略する。
第1干渉雑音電力推定部34は、推定値σest1 2及びσest2 2、干渉雑音電力推定値MOC2,est1及びMOC2,est2を第2干渉雑音電力推定部36に入力する。第1干渉雑音電力推定部34は、受信対象サブフレームがABSでない場合に算出した干渉雑音電力推定値MOC3,estを第2干渉雑音電力推定部36に入力する。
σest1 2/σest2 2≧αの場合、第2干渉雑音電力推定部36は、次式(19)に従って干渉雑音電力推定値MOC1,estを算出する。NはCRSが配置されるサブキャリア周期である。例えば、マクロセルが2本の送信アンテナを持つ場合にN=3である。
OC1,est=(MOC2,est1−MOC3,est+(N−1)MOC2,est2)/(N−1) …(19)
上式(19)の根拠について説明する。全てのマクロセルでABSが送信されている場合を想定すると、図4の(A)〜図4の(C)及び図5の(A)〜図5の(C)で示したNOC1は、サービングセル5を除くピコセルからの干渉のみが含まれる。したがってNOC1=(サービングセル5を除くピコセルからの干渉)となる。
また、Noc2には、サービングセル5を除くピコセルからの干渉およびドミナントマクロセル6を除くマクロセルから送信されるCRSによる干渉が含まれる。セルIDがランダムであると想定すると、ドミナントマクロセル6を除くマクロセルから送信されるCRSは1/Nの電力となる。したがって、Noc2=(サービングセル5を除くピコセルからの干渉)+(ドミナントマクロセルを除くマクロセルからの干渉)/Nとなる。
oc3には、サービングセル5を除くピコセルからの干渉およびドミナントマクロセル6を除くマクロセルからの干渉が含まれる。したがって、Noc3=(サービングセル5を除くピコセルからの干渉)+(ドミナントマクロセル6を除くマクロセルからの干渉)となる。
以上から、関係式Noc3=N×Noc2−(N−1)×Noc1が導かれる。MOC2,est1=(Noc2+I)、MOC3,est=(Noc3+I)及びMOC2,est2=Noc2から、上式(19)が導かれる。
一方で、σest1 2/σest2 2<αの場合、第2干渉雑音電力推定部36は、MOC1,est=MOC2,est2とする。
本実施例によっても、リファレンス信号を含みデータを含まない無線フレームにおいて、OFDMシンボルに応じて異なる干渉雑音電力を算出することができる。このため、無線フレーム内でOFDMシンボルによって干渉雑音電力が変化しても、異なる干渉雑音電力毎にチャネル推定処理や復調処理を行うことができる。この結果、チャネル推定処理や復調処理における誤差が低減される。
<6.第5実施例>
上記の実施例では、先頭OFDMシンボル、先頭OFDMシンボル以外のCRSを含むOFDMシンボル、CRSを含まないOFDMシンボルの間で干渉雑音電力が異なる状況において、それぞれの干渉雑音電力を推定する。このような状況は例えばeICIC制御が行われる場合に発生する。
第5実施例は、より一般的に干渉雑音電力がOFDMシンボル毎に動的に変化する通信システムに使用される実施例である。図23は、ダウンリンク受信部25の第4例の機能構成図である。図9に示す構成要素と同様の構成要素には図9で使用した参照符号と同じ参照符号を付し、同一の機能については説明を省略する。
第1干渉雑音電力推定部34は、CRSを含むt=0、4、7及びのOFDMシンボルにおける干渉雑音電力推定値σ2 2(t)をOFDMシンボル毎に推定する。第1干渉雑音電力推定部34は、例えば第1実施例における干渉雑音電力推定値MOC2,est1及びMOC2,est2の算出方法と同様の方法で干渉雑音電力推定値σ2 2(t)を推定してよい。
第2干渉雑音電力推定部36は、CRSを含まないt=1、2、3、5、6、8、9、10、12及び13のOFDMシンボルにおける干渉雑音電力推定値σ1 2(t)をOFDMシンボル毎に推定する。第2干渉雑音電力推定部36は、例えば第1実施例におけるMOC1,est1の算出方法と同様の方法で、CRSを含まない受信信号とチャネル推定値を用いて干渉雑音電力推定値σ1 2(t)を推定してよい。
復調部37は、次式(20)にしたがって、CRSを含むOFDMシンボルのデータ部分について復調後の信号をz^を算出する。
z^=H^H(H^H^H+σ2 2(t)I^)-1y^ …(20)
復調部37は、次式(21)にしたがって、CRSを含まないOFDMシンボルのデータ部分について復調後の信号をz^を算出する。
z^=H^H(H^H^H+σ1 2(t)I^)-1y^ …(21)
本実施例によれば、より一般的に干渉雑音電力がOFDMシンボル毎に動的に変化する通信システムにおいて、OFDMシンボルに応じて異なる干渉雑音電力を算出することができる。このため、無線フレーム内でOFDMシンボルによって干渉雑音電力が変化しても、異なる干渉雑音電力毎にチャネル推定処理や復調処理を行うことができる。この結果、チャネル推定処理や復調処理における誤差が低減される。
<7.ハードウエア構成>
図24は、ピコ基地局2のハードウエア構成の一例の説明図である。ピコ基地局2は、CPU(Central Processing Unit)等であるプロセッサ200と、記憶装置201と、LSI(Large Scale Integration)202と、無線処理回路203と、ネットワークインタフェース回路204を備える。以下の説明及び添付図面においてネットワークインタフェースを「NIF」と表記する事がある。
記憶装置201は、コンピュータプログラムやデータを記憶するための、不揮発性メモリや、読み出し専用メモリ(ROM: Read Only Memory)やランダムアクセスメモリ(RAM: Random Access Memory)、ハードディスクドライブ装置等を含んでいてよい。プロセッサ200は、記憶装置201に格納されたコンピュータプログラムに従い、下記のLSI202が行う処理以外のユーザ管理処理やピコ基地局2の動作制御を行う。
LSI202は、移動局3とピコ基地局2との間で送受信される信号の符号化及び変調、並びに復調及び復号化、通信プロトコル処理、スケジューリングに関するベースバンド信号の処理を実施する。LSI202は、FPGA(Field-Programming Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やDSP(Digital Signal Processing)等を含んでいてよい。
無線処理回路203は、デジタル・アナログ変換回路や、アナログデジタル変換回路や、周波数変換回路、増幅回路、フィルタ回路などを含んでいてよい。NIF回路204は、物理層およびデータリンク層を使用して有線ネットワークを経由して上位ノード装置と通信するための電子的な回路を備える。
図6に示すピコ基地局2のアップリンク受信部10及びダウンリンク送信部14の上記動作は、無線処理回路203及びLSI202の協働により実行される。割当情報生成部11及びデータ生成部12の上記動作は、プロセッサ200によって実行される。誤り訂正符号化部13の上記動作は、プロセッサ200及び/又はLSI202により実行される。
図25は、移動局3のハードウエア構成の一例の説明図である。移動局3は、プロセッサ300と、記憶装置301と、LSI302と、無線処理回路303を備える。記憶装置301は、コンピュータプログラムやデータを記憶するための、不揮発性メモリや、読み出し専用メモリやランダムアクセスメモリ等を含んでいてよい。
プロセッサ300は、記憶装置301に格納されたコンピュータプログラムに従い、下記のLSI302が行う処理以外の移動局3の動作制御と、ユーザデータを処理するアプリケーションプログラムを実行する。
LSI302は、移動局3とピコ基地局2との間で送受信される信号の符号化及び変調、並びに復調及び復号化、通信プロトコル処理、スケジューリングに関するベースバンド信号の処理を実施する。LSI302は、FPGA、ASICやDSP等を含んでいてよい。無線処理回路303は、デジタル・アナログ変換回路や、アナログデジタル変換回路や、周波数変換回路などを含んでいてよい。
図7に示す移動局3の無線処理部23及び24の上記動作は、無線処理回路303により実行される。誤り訂正符号化部21、アップリンク送信部22、ダウンリンク受信部25及び誤り訂正復号部26の上記動作は、プロセッサ300及び/又はLSI302により実行される。アップリンクデータ生成部20及び割当情報抽出部の上記動作は、プロセッサ300によって実行される。
なお、図24及び図25に示すハードウエア構成は実施例の説明のための例示にすぎない。上述の動作を実行するものであれば、本明細書に記載される基地局及び移動局は他のどのようなハードウエア構成を採用してもよい。
図6〜図9、図17、図19、図20、図22及び図23の機能構成図は、本明細書において説明される機能に関係する構成を中心に示している。ピコ基地局2、移動局3、ダウンリンク受信部25、第2干渉雑音電力推定部36及び第1干渉雑音電力推定部34は、図示の構成要素以外の他の構成要素を含んでいてよい。また、図15、図16、図18及び図21を参照して説明する一連の動作は複数の手順を含む方法と解釈してもよい。この場合に「オペレーション」を「ステップ」と読み替えてもよい。
以上の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
複数のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルを含む無線フレームの中のリファレンス信号を含むOFDMシンボルに基づいて干渉雑音電力を推定する第1干渉雑音電力推定部と、
前記無線フレームの中のリファレンス信号を含まないOFDMシンボルにおける干渉雑音電力として、前記第1干渉雑音電力推定部により推定される干渉雑音電力と異なる干渉雑音電力を推定する第2干渉雑音電力推定部と、
を備えることを特徴とする受信装置。
(付記2)
前記第1干渉雑音電力推定部は、
前記無線フレームの中のリファレンス信号を含む第1OFDMシンボルに基づいて第1干渉雑音電力を推定する第1推定部と、
リファレンス信号を含み前記第1OFDMシンボルと異なる前記無線フレームの中の第2OFDMシンボルに基づいて第2干渉雑音電力を推定する第2推定部と、
前記第1OFDMシンボルと前記第2OFDMシンボルに基づいて第3干渉雑音電力を推定する第3推定部と、
前記第1干渉雑音電力と前記第2干渉雑音電力との比に応じて、前記第1干渉雑音電力及び前記第3干渉雑音電力のいずれか一方を第1OFDMシンボルにおける干渉雑音電力として選択し、前記第1干渉雑音電力と前記第2干渉雑音電力との比に応じて、前記第2干渉雑音電力及び前記第3干渉雑音電力のいずれか一方を第2OFDMシンボルにおける干渉雑音電力として選択する判定部と、
を備えることを特徴とする付記1に記載の受信装置。
(付記3)
前記無線フレームの中のリファレンス信号を含むOFDMシンボルに基づいてチャネル推定を行うチャネル推定部を備え、
前記第2干渉雑音電力推定部は、前記無線フレームの中のリファレンス信号を含まない第3OFDMシンボルの受信信号と、前記チャネル推定部により推定されたチャネル推定値とに基づいて、前記第3OFDMシンボルにおける干渉雑音電力を推定することを特徴とする付記1又は2に記載の受信装置。
(付記4)
前記第2干渉雑音電力推定部は、前記チャネル推定部により推定されたチャネルの相関行列を第3OFDMシンボルの受信信号の共分散行列から減算した行列の対角成分に応じて前記第3OFDMシンボルの干渉雑音電力を推定することを特徴とする付記3に記載の受信装置。
(付記5)
前記第2干渉雑音電力推定部は、前記無線フレームの中のリファレンス信号を含むOFDMシンボルの平均受信電力から信号電力を減算した値と、前記無線フレームの中のリファレンス信号を含まないOFDMシンボルの平均受信電力から信号電力を減算した値との間の比を、前記無線フレームの中のリファレンス信号を含むOFDMシンボルに基づいて推定される干渉雑音電力から減じて、前記無線フレームの中のリファレンス信号を含まないOFDMシンボルにおける干渉雑音電力を推定する、
ことを特徴とする付記1又は2に記載の受信装置。
(付記6)
リファレンス信号とデータとを含んだ無線フレームにおける第1干渉雑音電力を推定する第3干渉雑音電力推定部を備え、
前記第1干渉雑音電力推定部は、
前記無線フレームの中のリファレンス信号を含む第1OFDMシンボルに基づいて第2干渉雑音電力を推定する第1推定部と、
リファレンス信号を含み前記第1OFDMシンボルと異なる前記無線フレームの中の第2OFDMシンボルに基づいて第3干渉雑音電力を推定する第2推定部と、
を備え、
前記第2干渉雑音電力推定部は、前記第1干渉雑音電力、前記第2干渉雑音電力及び前記第3干渉雑音電力に基づいて、前記無線フレームの中のリファレンス信号を含まないOFDMシンボルにおける干渉雑音電力を推定する、
ことを特徴とする付記1に記載の受信装置。
(付記7)
前記第2干渉雑音電力推定部は、前記第1干渉雑音電力、前記第2干渉雑音電力及び前記第3干渉雑音電力に基づいて前記無線フレームの中のリファレンス信号を含まないOFDMシンボルにおける干渉雑音電力を推定するか、又は前記第3干渉雑音電力を前記無線フレームの中のリファレンス信号を含まないOFDMシンボルにおける干渉雑音電力として出力するかを、前記第2干渉雑音電力と前記第3干渉雑音電力の比に応じて選択することを特徴とする付記6に記載の受信装置。
(付記8)
複数のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルを含む無線フレームの中のリファレンス信号を含むOFDMシンボルに基づいて干渉雑音電力を推定し、
前記無線フレームの中のリファレンス信号を含まないOFDMシンボルにおける干渉雑音電力として、前記無線フレームの中のリファレンス信号を含むOFDMシンボルにおいて推定される干渉雑音電力と異なる干渉雑音電力を推定する、
ことを特徴とする干渉雑音電力推定方法。
1 通信システム
2 ピコ基地局装置
3 移動局装置
25 ダウンリンク受信部
27 割当情報抽出部
33 ZF(ゼロフォーシング)算出部
34 第1干渉雑音電力推定部
35 チャネル推定部
36 第2干渉雑音電力推定部
37 復調部
38 信号電力推定部

Claims (8)

  1. 複数のOFDMシンボルを含む無線フレームの中のリファレンス信号を含むOFDMシンボルに基づいて干渉雑音電力を推定する第1干渉雑音電力推定部と、
    前記無線フレームの中のリファレンス信号を含まないOFDMシンボルにおける干渉雑音電力として、前記第1干渉雑音電力推定部により推定される干渉雑音電力と異なる干渉雑音電力を推定する第2干渉雑音電力推定部と、
    を備え、
    前記第1干渉雑音電力推定部は、
    前記無線フレームの中のリファレンス信号を含むサブフレームの先頭の第1OFDMシンボルに基づいて第1干渉雑音電力を推定する第1推定部と、
    リファレンス信号を含み前記第1OFDMシンボルと異なる前記無線フレームの中の第2OFDMシンボルに基づいて第2干渉雑音電力を推定する第2推定部と、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  2. 前記第1干渉雑音電力推定部は、
    前記第1OFDMシンボルと前記第2OFDMシンボルに基づいて第3干渉雑音電力を推定する第3推定部と、
    前記第1干渉雑音電力と前記第2干渉雑音電力との比に応じて、前記第1干渉雑音電力及び前記第3干渉雑音電力のいずれか一方を第1OFDMシンボルにおける干渉雑音電力として選択し、前記第1干渉雑音電力と前記第2干渉雑音電力との比に応じて、前記第2干渉雑音電力及び前記第3干渉雑音電力のいずれか一方を第2OFDMシンボルにおける干渉雑音電力として選択する判定部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記無線フレームの中のリファレンス信号を含むOFDMシンボルに基づいてチャネル推定を行うチャネル推定部を備え、
    前記第2干渉雑音電力推定部は、前記無線フレームの中のリファレンス信号を含まない第3OFDMシンボルの受信信号と、前記チャネル推定部により推定されたチャネル推定値とに基づいて、前記第3OFDMシンボルにおける干渉雑音電力を推定することを特徴とする請求項1又は2に記載の受信装置。
  4. 前記第2干渉雑音電力推定部は、前記無線フレームの中のリファレンス信号を含むOFDMシンボルの平均受信電力から信号電力を減算した値と、前記無線フレームの中のリファレンス信号を含まないOFDMシンボルの平均受信電力から信号電力を減算した値との間の比を、前記無線フレームの中のリファレンス信号を含むOFDMシンボルに基づいて推定される干渉雑音電力から減じて、前記無線フレームの中のリファレンス信号を含まないOFDMシンボルにおける干渉雑音電力を推定する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の受信装置。
  5. 複数のOFDMシンボルを含む無線フレームの中のリファレンス信号を含むOFDMシンボルに基づいて干渉雑音電力を推定する第1干渉雑音電力推定部と、
    前記無線フレームの中のリファレンス信号を含まないOFDMシンボルにおける干渉雑音電力として、前記第1干渉雑音電力推定部により推定される干渉雑音電力と異なる干渉雑音電力を推定する第2干渉雑音電力推定部と、
    リファレンス信号とデータとを含んだ無線フレームにおける第1干渉雑音電力を推定する第3干渉雑音電力推定部を備え、
    前記第1干渉雑音電力推定部は、
    前記無線フレームの中のリファレンス信号を含む第1OFDMシンボルに基づいて第2干渉雑音電力を推定する第1推定部と、
    リファレンス信号を含み前記第1OFDMシンボルと異なる前記無線フレームの中の第2OFDMシンボルに基づいて第3干渉雑音電力を推定する第2推定部と、
    を備え、
    前記第2干渉雑音電力推定部は、前記第1干渉雑音電力、前記第2干渉雑音電力及び前記第3干渉雑音電力に基づいて、前記無線フレームの中のリファレンス信号を含まないOFDMシンボルにおける干渉雑音電力を推定する、
    ことを特徴とする受信装置。
  6. 複数のOFDMシンボルを含む無線フレームの中のリファレンス信号を含むサブフレームの先頭の第1OFDMシンボルに基づいて第1干渉雑音電力を推定し、
    リファレンス信号を含み前記第1OFDMシンボルと異なる前記無線フレームの中の第2OFDMシンボルに基づいて第2干渉雑音電力を推定し、
    前記無線フレームの中のリファレンス信号を含まないOFDMシンボルにおける干渉雑音電力として、前記無線フレームの中のリファレンス信号を含むOFDMシンボルにおいて推定される干渉雑音電力と異なる干渉雑音電力を推定する、
    ことを特徴とする干渉雑音電力推定方法。
  7. 複数のOFDMシンボルを含む無線フレームの中のリファレンス信号を含むOFDMシンボルに基づいて干渉雑音電力を推定する第1干渉雑音電力推定部と、
    前記無線フレームの中のリファレンス信号を含まないOFDMシンボルにおける干渉雑音電力として、前記第1干渉雑音電力推定部により推定される干渉雑音電力と異なる干渉雑音電力を推定する第2干渉雑音電力推定部と、
    前記無線フレームの中のリファレンス信号を含むOFDMシンボルに基づいてチャネル推定を行うチャネル推定部を備え、
    前記第2干渉雑音電力推定部は、前記無線フレームの中のリファレンス信号を含まない第3OFDMシンボルの受信信号と、前記チャネル推定部により推定されたチャネル推定値とに基づいて、前記第3OFDMシンボルにおける干渉雑音電力を推定することを特徴とする受信装置。
  8. 複数のOFDMシンボルを含む無線フレームの中のリファレンス信号を含むOFDMシンボルに基づいて干渉雑音電力を推定する第1干渉雑音電力推定部と、
    前記無線フレームの中のリファレンス信号を含まないOFDMシンボルにおける干渉雑音電力として、前記第1干渉雑音電力推定部により推定される干渉雑音電力と異なる干渉雑音電力を推定する第2干渉雑音電力推定部と、
    を備え、
    前記第2干渉雑音電力推定部は、前記無線フレームの中のリファレンス信号を含むOFDMシンボルの平均受信電力から信号電力を減算した値と、前記無線フレームの中のリファレンス信号を含まないOFDMシンボルの平均受信電力から信号電力を減算した値との間の比を、前記無線フレームの中のリファレンス信号を含むOFDMシンボルに基づいて推定される干渉雑音電力から減じて、前記無線フレームの中のリファレンス信号を含まないOFDMシンボルにおける干渉雑音電力を推定する、
    ことを特徴とする受信装置。
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