JP6276169B2 - 遠心ファン - Google Patents

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Description

本発明は、遠心ファンに関する。
家電機器、OA機器、産業機器の冷却、換気、空調や、車両用の空調、送風などに広く用いられている送風機として、遠心ファンが知られている。従来の遠心ファンとして、ケーシングが上ケーシングと下ケーシングとからなり、上ケーシングと下ケーシングの間に羽根車を収納し、この羽根車の回転に伴って吸い込み口から吸入した空気を上ケーシングと下ケーシングの間の側面に形成された吹き出し口から外方に向けて排出する遠心ファンが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−15849号公報
特許文献1に記載の遠心ファンは、下ケーシングが羽根車の主板の機能を兼ねた構成によって、羽根車の主板を廃止すると共に、下ケーシングに形成した凹部にモータと回路基板を収納している。この結果、下ケーシングより上部の寸法を薄くできる構成となっている。
しかしながら、機器や装置への取付け空間の制約から遠心ファンの全高が指定された場合、回路基板に実装される制御IC等の電子部品が羽根車の下面に接触しないよう、スペースを取る必要があり、必ずしも薄型化の要求に応えることができない。
また、羽根車を構成する上側シュラウドは上ケーシングの開口部の内側で回転するため、上ケーシングの開口部の直径は上側シュラウドの吸込み口を構成する箇所の外径よりも僅かに大きく形成されている。このため、上ケーシングの開口部と上側シュラウドの吸込み口を構成する箇所との間には僅かに隙間が形成されている。羽根車が高速で回転することによって、吸込み口から空気が吸い込まれ、吸い込まれた空気の圧力が高められて排出される。このため、吸込み口付近では空気の圧力差が生じ、上ケーシングの開口部と上側シュラウドの吸込み口を構成する箇所との間に形成された隙間から吸い込み口に向けて空気が逆流する現象が生じ、この逆流によって吸込み口付近で空気の流れに乱れが生じ、渦が生じる場合がある。このような渦の発生は騒音の原因となる。
本発明はこのような問題に鑑みて行われたものであり、薄型化を図ると共に、騒音を低減することができる遠心ファンを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、(1)本発明は、羽根車と、上ケーシングと下ケーシングとを有するケーシングと、を備え、前記上ケーシングと下ケーシングの間に前記羽根車を収納し、モータによって回転する前記羽根車の回転に伴って吸込み口から吸入した空気を前記上ケーシングと前記下ケーシングの間に介装された支柱を除いた側面に形成された吹き出し口から外方に向けて排出する遠心ファンであって、前記モータは前記下ケーシングに形成した凹部の底面に装着され、前記羽根車は環状のシュラウドと複数の羽根と主板とハブから構成され、前記複数の羽根は前記環状のシュラウドと前記主板の間に配置され、前記主板の底面に環状の溝が形成され、前記環状の溝に回路基板に実装された電子部品の一部が収容され、前記上ケーシングの開口の周縁には下方に延在するボス部が形成され、前記ボスの外周部には環状の凹部が形成され、前記環状シュラウドの吸込み口を形成する開口の周縁部は前記上ケーシングの前記凹部の中に配置され、前記上ケーシングと前記環状シュラウドとの間の隙間が前記吸込み口に向かうに従って狭くなるように絞り込む構成でL3が最も狭くなっており、次の関係を有し、
L1>L2>L3
L4≧1.5*L2
(ここで、L1は前記環状シュラウドと前記上ケーシングとの間の隙間、L2は前記環状シュラウドの開口の周縁部の上端と前記上ケーシングの凹部との間の軸方向の隙間、L3は前記環状シュラウドの開口の周縁部と前記上ケーシングの凹部との間の半径方向の隙間である)
前記羽根の最外周縁から前記羽根車の外周縁に向かって前記環状シュラウドと前記主板の間の軸方向の寸法が漸増し、前記羽根車の外周縁の外径>前記羽根の最外周縁を通る円の直径の関係を有する。
(2)上記(1)において、前記羽根の内径側は、前記吸込み口側に露出せず、前記羽根の外周側に傾斜する傾斜面を有し、前記傾斜面は2次関数によって形成される形状を有する。
(3)上記(1)又は(2)において、前記環状シュラウドと前記複数の羽根は樹脂の射出成形によって一体成型で形成されている。
本発明によれば、薄型化を図ると共に、騒音を低減することができる遠心ファンを提供できる。
本発明の実施形態に係る遠心ファンを示す断面図である。 図1に示す遠心ファンの拡大部分断面図である。 図2に示す吸込み口の一部を説明するための説明図である。 図1に示す遠心ファンの平面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
図1は、本発明の実施形態に係る遠心ファンを示す断面図である。図2は、図1に示す遠心ファンの拡大部分断面図である。図3は、図2に示す吸込み口の一部を説明するための説明図である。図4は、図1に示す遠心ファンの平面図である。
(遠心ファンの基本構造について)
遠心ファン100の基本構造は、特許文献1(特開2014−15849号公報)に記載された構造と略同じで、ケーシング130は上ケーシング131と下ケーシング132から構成され、上ケーシング131と下ケーシング132の間に羽根車140を収納し、モータ110によって回転する羽根車140の回転に伴って吸い込み口136から吸入した空気を上ケーシング131と下ケーシング132の間に介装された支柱139を除いた側面に形成された吹き出し口137から外方に向けて排出する遠心ファンである。
モータ110は下ケーシング132に形成した凹部133の底面134に装着され、モータ110の下インシュレータ123に装着された回路基板125も凹部133の中に収納されている。モータ110はアウターロータ型のブラシレスDCモータである。軸受保持部113の内側に一対の軸受114、115が装着され、ロータ112を構成するシャフト117を回転可能に支持している。127はシャフト117に装着したE形止め輪である。軸受保持部113の外側にはステータ111が配設されている。
ステータ111はコアを所定枚数、積層してなるステータコア120と、ステータコア120の軸方向両側から装着された上インシュレータ122と下インシュレータ123からなるインシュレータ121と、インシュレータ121を介してステータコア120の各突極に巻回されたコイル124とから構成されている。コアは環状ヨークから径外方に延伸する複数の突極を備え、突極の先端部には周方向に延在する極歯を有している。このコアを積層させてステータコア120が構成されている。そして、軸受保持部113をステータコア120の環状ヨークの中央に形成された開口に嵌合させ、軸受保持部113の外側にステータ111が配設されている。
ロータ112はシャフト117と、シャフト117に装着されたカップ状態のロータヨーク118と、ロータヨーク118の内側に固着された環状のマグネット119から構成されている。ステータコア120の外周面はマグネット119の内周面に所定のエアギャップを隔てて対向配置されている。下インシュレータ123には回路基板125が装着されている。軸受保持部113の下端側にはフランジ116を備え、下ケーシング132に形成した凹部133の底面134にねじ等の締結材151によって3箇所で締結している。
羽根車140は環状シュラウド141と複数の羽根142と主板143とハブ144から構成されており、環状シュラウド141と羽根142は一体成型にて形成されている。また、主板143とハブ144は一体成型にて成形されている。これらは樹脂による射出成形で成形される。そして、羽根142の下端を主板143に形成した凹部に嵌め込み、羽根142の下端に一体成型時に形成された複数のピンを凹部に形成された孔にそれぞれ嵌合させ、各ピンを熱カシメすることで接合している。なお、熱カシメに限定されるものではなく、超音波溶着による手段でもよく、接合強度を有する手段であれば特に手段は問わない。
複数の羽根142は、環状シュラウド141と主板143の間に配置されており、羽根142は環状シュラウド141の一方面から軸方向に延伸した形状で、湾曲した形状を有し、全て同じ形状で、回転方向に対して後向きに湾曲傾斜した形状となっている後向き羽根(いわゆる、ターボ型)である。主板143はカップ状のハブ144の外周面から半径方向に延伸した略円板状である。カップ状のハブ144の内側にモータ110のロータヨーク118を嵌合させ、ハブ144に形成した複数のボス145をカップ状のロータヨーク118の底面に形成した複数の貫通穴にそれぞれ嵌合させ、ボス145の先端を熱カシメすることで両者を結合させ、ロータ112に羽根車140が装着されている。また、主板143の底面(下ケーシング132と対向する面側)には環状の溝146(凹部)が形成されている。
また、羽根142の内径側(空気入り口側の前縁)は従来のように、吸込み口136側に露出しておらず、羽根142の外周側に傾斜する傾斜面142aを有している(吸込み口136から吸い込まれた空気の流れに沿った方向に傾斜)。この羽根142の内径側(空気入り口側の前縁)は、2次関数(いわゆる、放物線)によって形成される形状を有している。
上ケーシング131の開口の周縁には下方に延在するボス部131aが形成され、その外周部には環状の凹部131bが形成されている。羽根車140を構成する環状シュラウド141の吸込み口136を形成する開口の周縁部141aは上ケーシング131の凹部131bの中に配置され、上ケーシング131の開口がベルマウス状に形成されている。このため、上ケーシング131の開口の周縁には下方に延在するボス部131aが環状シュラウド141の吸込み口136を形成する開口の周縁部141aの内側に位置して回転するため、従来のような、上ケーシングと環状シュラウドとの間から逆流が生じることを抑制できる。上ケーシング131と環状シュラウド141との間の隙間は、環状シュラウド141と上ケーシング131との間の隙間L1>環状シュラウド141の開口の周縁部141aの上端と上ケーシング131の凹部131bとの間の軸方向の隙間L2>環状シュラウド141の開口の周縁部141aと上ケーシング131の凹部131bとの間の半径方向の隙間L3、の関係になっており、吸込み口136に向かうにしたがって、上ケーシング131と環状シュラウド141との間の隙間を狭くして絞り込むようになっている。したがって、環状シュラウド141の開口の周縁部141aと上ケーシング131の凹部131bとの間の半径方向の隙間L3が最も狭くなるように設定している。
また、環状シュラウド141の開口の周縁部141aと上ケーシング131の凹部131bが対向する軸方向の長さL4は、環状シュラウド141の開口の周縁部141aの上端と上ケーシング131の凹部131bとの間の軸方向の隙間L2の1.5倍以上に設定している(L4≧1.5*L2)。例えば、本実施例では、L3=0.3mm、L2=1mmに設定している。長さL4を1.5*L2より小さくすると、効果があまりでない。このように吸込み口136に向かうにしたがって、上ケーシング131と環状シュラウド141との間の隙間が次第に狭くなるように絞り込む構成によって吸込み口136に向かう逆流を抑制し、その結果、騒音が低下する。
羽根車140の吸い込み口136から吸い込まれた空気は、羽根142の内径側(空気入り口側の前縁)に直接、衝突することがないため、吸込み口136付近で空気の流れに乱れが生じない。このため、吸込み口136の箇所での騒音を抑制することができる。そして、羽根車140の中に案内され、羽根142の間を通過した後、羽根車140の外周縁であって、環状シュラウド141と主板143との間から外方に吹き出される。環状シュラウド141と主板143の間の軸方向の寸法は、羽根142の最外周縁から羽根車140の外周縁に向かって漸増している。換言すれば、ラッパ状に広がっている。また、羽根車140(環状シュラウド141と主板143の外径)は羽根142の最外周縁を通る円の外径(直径)より大きくなるように形成されている(羽根車の外周縁の外径>羽根の最外周縁を通る円の直径の関係)。このため、羽根142の外周縁から吹き出された空気は羽根車140の外周縁がラッパ状に広がっているため、その形状に倣って広がり、吹き出し口137付近で空気の流れに乱れが生じることがない。このため、吹き出し口137の箇所での騒音を抑制することができる。
回路基板125にはモータ110を駆動制御するための部品や制御ICなどの電子部品126が実装されている。このため、限られた空間で電子部品126と羽根車140の干渉(接触)を防止するため、主板143の底面(下ケーシング132と対向する面側)には環状の溝146(凹部)が形成されている。この環状の溝146(凹部)に電子部品126の一部が収容されるようになっているので、電子部品126と羽根車140の干渉(接触)を防止し、薄型化を図っている。
上ケーシング131の上面側には複数の凹部138(肉盗み部分)が形成されている。上ケーシング131と下ケーシング132の結合は、上ケーシング131と下ケーシング132の間に支柱139を介装し、支柱139をねじ等の締結材150で締結して結合させている。具体的には、支柱139は上ケーシング131と一体成型にて形成されており、支柱139に形成した下穴にタッピンねじを締め付けて締結している。なお、締結手段はこれに限定されない。例えば、下ケーシング132側からねじ(またはボルト)を支柱139の貫通穴に挿通し、上ケーシング131側からナットで固定する構成であっても勿論よい。下ケーシング132の外周部は、軸方向に折り曲げられた側板135となっている。この側板135が設けられていることにより、下ケーシング132の剛性を高めることができる。なお、ケーシング130の形状は四角形に限定されず、例えば、円形でも構わない。
141b、143a、144aは羽根車140のバランス調整用錘を装着するための環状溝である。なお、各環状溝は、この形状に限定されるものではなく、複数の凹部を同一円周上に配置した構成であっても勿論よい。
(2)発明の特徴について
回路基板125にはモータ110を駆動制御するための部品や制御ICなどの電子部品126が実装されている。このため、限られた空間で回路基板125に実装された電子部品126と羽根車140の干渉(接触)を防止するために、主板143の底面(下ケーシング132と対向する面側)には環状の溝146(凹部)が形成されている。この環状の溝146(凹部)に電子部品126の一部が収容されるので、電子部品126と羽根車140の干渉(接触)を防止し、薄型化を図っている。
羽根142の下面には主板143を備えており、従来のような下ケーシングが羽根車の主板を兼用した構成ではない。このため、下ケーシング132をプレスで製作した場合であっても寸法精度(平面度)を高精度に管理する必要がない。この結果、コストを低減できる。
羽根車140は主板143を備えるため、部品点数が増えるが、従来ように下ケーシング132が羽根車の主板を兼用する構造では、下ケーシング132をプレスで製作した場合、寸法精度(平面度)を高精度に管理する必要があり、この方がコスト高となる。
羽根142の内径側(空気入り口側前縁)は従来のように、吸込み口136側に露出しておらず、羽根142の外周側に傾斜する傾斜面142aを有し、この傾斜面142aは2次関数(いわゆる、放物線)からなる形状を有している。このため、吸込み口136から吸い込まれた空気は吸込み口136付近で空気の流れが乱れない。このため、吸込み口136の箇所での騒音を抑制することができる。
羽根142の内径側(空気入り口側前縁)の形状の作成手順について、簡単に説明する。環状シュラウド141の吸込み口136を形成する開口の周縁部141aの内周面は軸方向に垂直な面を形成し、所定の寸法を有している。この周縁部141aの内径(開口の径)は、設計で要求される最大静圧が得られる寸法に基づいている。開口の周縁部141aの内周面の最下端部が引用符号142bで、羽根142の最内径部となる。そして、羽根142が主板143と接する箇所が引用符号142cである。したがって、羽根142の内径側(空気入り口側前縁)の傾斜面142aは、この羽根142の最内径部142bと羽根142が主板143と接する箇所142cの2ポイントを通る2次関数(放物線)で表わされる形状となる。つまり、羽根142が主板143と接する箇所142cが2次関数における頂点となる。なお、羽根142が主板143と接する箇所142cは、騒音が低くなる位置に設定される。
上ケーシング131の開口の周縁には下方に延在するボス部131aが形成され、その外周部には環状の凹部131bが形成されている。羽根車140を構成する環状シュラウド141の吸込み口136を形成する開口の周縁部141aは上ケーシング131の凹部131bの中に配置されている。そして、上ケーシング131と環状シュラウド141との間の隙間が吸込み口136に向かうにしたがって狭くなるように絞り込む構成によって吸込み口136に向かう逆流を抑制できる結果、騒音を低減することができる。
環状シュラウド141と主板143の間の軸方向の寸法は、羽根142の最外周縁から外周縁側に向かって漸増している。換言すれば、ラッパ状に広がっている。また、羽根車140の外径(上ケーシング131と下ケーシング132の外径)は羽根142の最外周縁を通る円の外径より大きくなるように形成されている。羽根142の外周縁から吹き出された空気は羽根車140の外周縁がラッパ状に広がっているため、その形状に倣って広がり、吹き出し口137付近で空気の流れに乱れが生じることがない。このため、吹き出し口137の箇所での騒音を抑制することができる。本実施形態では、環状シュラウド141の外周縁がラッパ状に広がり、主板143の外周縁は直線(平面)になっているが、これに限定されるものではなく、環状シュラウド141の外周縁が直線(平面)で、主板143の外周縁がラッパ状に広がっている構成でもよく、環状シュラウド141の外周縁と主板143の外周縁の両方がラッパ状に広がっている構成でも勿論よい。この本願発明の構造によって、従来構造における騒音値が61dB(A)から52dB(A)に低下した。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
100 遠心ファン
110 モータ
130 ケーシング
131 上ケーシング
132 下ケーシング
133 凹部
131a ボス部
136 吸込み口
140 羽根車
141 環状シュラウド
141a 周縁部
142 羽根
142a 傾斜面
143 主板
144 ハブ
146 溝

Claims (3)

  1. 羽根車と、
    上ケーシングと下ケーシングとを有するケーシングと、を備え、
    前記上ケーシングと下ケーシングの間に前記羽根車を収納し、モータによって回転する前記羽根車の回転に伴って吸込み口から吸入した空気を前記上ケーシングと前記下ケーシングの間に介装された支柱を除いた側面に形成された吹き出し口から外方に向けて排出する遠心ファンであって、
    前記モータは前記下ケーシングに形成した凹部の底面に装着され、
    前記羽根車は環状シュラウドと複数の羽根と主板とハブから構成され、
    前記複数の羽根は前記環状シュラウドと前記主板の間に配置され、
    前記主板の底面に環状の溝が形成され、
    前記環状の溝に回路基板に実装された電子部品の一部が収容され、
    前記上ケーシングの開口の周縁には下方に延在するボス部が形成され、
    前記ボスの外周部には環状の凹部が形成され、
    前記環状シュラウドの吸込み口を形成する開口の周縁部は前記上ケーシングの前記凹部の中に配置され、
    前記上ケーシングと前記環状シュラウドとの間の隙間が前記吸込み口に向かうに従って狭くなるように絞り込む構成でL3が最も狭くなっており、次の関係を有し、
    L1>L2>L3
    L4≧1.5*L2
    (ここで、L1は前記環状シュラウドと前記上ケーシングとの間の隙間、L2は前記環状シュラウドの開口の周縁部の上端と前記上ケーシングの凹部との間の軸方向の隙間、L3は前記環状シュラウドの開口の周縁部と前記上ケーシングの凹部との間の半径方向の隙間、L4は前記環状シュラウドの開口の周縁部と前記上ケーシングの凹部が対向する軸方向の長さである)
    前記羽根の最外周縁から前記羽根車の外周縁に向かって前記環状シュラウドと前記主板の間の軸方向の寸法が漸増し、
    前記羽根車の外周縁の外径>前記羽根の最外周縁を通る円の直径の関係を有することを特徴とする遠心ファン。
  2. 前記羽根の内径側は、前記吸込み口側に露出せず、前記羽根の外周側に傾斜する傾斜面を有し、前記傾斜面は2次関数によって形成される形状を有することを特徴とする請求項1に記載の遠心ファン。
  3. 前記環状シュラウドと前記複数の羽根は樹脂の射出成形によって一体成型で形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遠心ファン。
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