JP6276044B2 - ガスタービン吸気用エアフィルタ - Google Patents
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Description
しかし、3段式では、エアフィルタの取付箇所が2段式に比べて1段分増えるため、フィルタチャンバが大型化したり、もともと2段式であったものを増設する場合は改造が必要となったり、多大な設備投資が必要になる。
ガラス繊維からなり、互いに抄き合わされた第1の層及び第2の層を有し、プリーツ加工され、プリーツの折り目を有し、山折りおよび谷折りが繰り返された波型形状を有する濾材と、
前記第1の層が気流の上流側を向くよう前記濾材を保持する枠体と、を備え、
前記第1の層は、粒径0.3μmの粒子に対する捕集効率が40〜70%、目付が60〜80g/m2、前記ガラス繊維の平均繊維径が0.9〜2.0μm、厚みが0.2〜0.5mmであり、
前記第2の層は、粒径0.3μmの粒子に対する捕集効率が90〜99.99%、目付が35〜50g/m2、前記ガラス繊維の平均繊維径が0.5〜0.7μm、厚みが0.25〜0.4mmであり、
前記濾材は、粒径0.3μmの粒子に対する捕集効率が95〜99.999%、厚みが0.45〜0.9mmであることを特徴とする。
図1に、本発明の一実施形態によるガスタービン吸気用エアフィルタ(以降、エアフィルタまたはフィルタともいう)1を示す。図1は、本発明の一実施形態のエアフィルタ1を示す外観図であり、説明の便宜のため、一部を切り欠いて示す。また、図2に、エアフィルタ1の濾材の厚み方向の断面を示す。
濾材の上流層11および下流層13は、いずれもガラス繊維からなる。ガラス繊維は、特に制限されないが、例えば、B2O3含有量が0.1質量%以下または5〜15質量%の溶融紡糸ガラス繊維を用いることができる。B2O3含有量が0.1質量%以下の溶融紡糸ガラス繊維は、質量比で、SiO2:69.0〜72.0%、Na2O:10.5〜12.0%、CaO:5.0〜7.0%、K2O:4.5〜6.0%、Al2O3:2.5〜4.0%、MgO:2.0〜4.0%、ZnO:0.0〜2.0%、Fe2O3:0.2%未満、B2O3:0.1%未満の組成のガラスから作成される。また、B2O3含有量が5〜15質量%の溶融紡糸ガラス繊維は、例えば、質量比で、SiO2:55.0〜60.0%、Na2O:9.5〜13.5%、CaO:1.0〜5.0%、K2O:1.0〜4.0%、Al2O3:4.0〜7.0%、MgO:0.0〜2.0%、ZnO:2.0〜5.0%、Fe2O3:0.2%未満、B2O3:8.0〜11.0%未満の組成のガラスから作成される。
上流層11は、粒径0.3μmの粒子に対する捕集効率(以下、特に断りのある場合を除いて、捕集効率という)が40〜70%である。上流層11がこのような捕集効率を有することにより、下流層13の負担を減らし、下流層13を長寿命化できる。捕集効率が40%未満であると、下流層13の負担が大きく、すぐに目詰りしてしまう。また、捕集効率が70%を超えると、上流層11が下流層13よりも著しく早く目詰りを起こし、また、濾材3の圧力損失に悪影響を与える。上流層11の捕集効率は、濾材を長寿命にする観点から、好ましくは40〜65%である。本実施形態の上流層11の捕集効率は、例えば、55%である。40〜70%の捕集効率は、例えば、上流層11の目付を60〜80g/m2、平均繊維径を0.9〜2.0μm、厚みを0.2〜0.5mmに調節することにより得られる。
上流層11の平均繊維径が上記範囲にあると、上流層11の捕集効率を上記範囲に調節しやすくなる。平均繊維径が0.9μm未満であると、濾材の圧力損失が高くなり、また、寿命が短くなり、平均繊維径が1.2μmを超えると、捕集効率が低くなる。上流層11の平均繊維径は、捕集効率の観点から、好ましくは1.0〜1.5μmである。本実施形態の上流層11の平均繊維径は、例えば、0.9μmである。
厚みがこの範囲にあると、上流層11の保塵量が増すことで下流層13の負担が減り、濾材3を長寿命化できる。また、上流層11の寿命を長くすることができる。厚みが0.2mm未満であると、濾材の圧力損失が高くなり、また、下流層13の負担が大きくなり、濾材3の寿命に悪影響を与える。厚みが0.5mmを超えると、濾材全体の厚みが厚くなり、フィルタにしたときの圧力損失が大きくなる。上流層11の厚みは、寿命の観点から、好ましくは0.3〜0.45mmである。本実施形態の上流層11の厚みは、例えば、0.4である。上流層11の厚みは、公知の方法で調節でき、例えば、製造時のプレスロールの圧力により調節できる。
下流層13は、粒径0.3μmの粒子に対して捕集効率が90〜99.99%、すなわち、準HEPAフィルタ(HEPAフィルタに準じる性能のエアフィルタ)の性能を有する。下流層13がこのような捕集効率を有することにより、濾材3全体として高い捕集効率を維持することができる。捕集効率が90%未満であると、濾材3としての捕集効率が低くなるため、下流側に流れるダスト量が多くなり、ガスタービン圧縮機の回転翼に付着し、蓄積することで発電効率が低下する。下流層13の捕集効率は、より高効率であるという点で、好ましくは95〜99.99%であり、濾材の圧力損失が高くなりすぎない点から、好ましくは99.99%以下である。本実施形態の上流層11の捕集効率は、例えば、98%、99.99%である。90〜99.99%の捕集効率は、例えば、下流層13の目付を35〜50g/m2、平均繊維径を0.3〜0.8μm、厚みを0.2〜0.4mmに調節することにより得られる。
なお、下流層13の目付、平均繊維径、厚みは、上述した、上流層11の目付、平均繊維径、厚みの調節と同様にして方法で調節できる。
本実施形態では、例えば、上流層11を抄いた後に、上流層11の表面に重ねるようにして下流層13を抄き、バインダとして用いられる樹脂を繊維に付着させて繊維同士を結合させることによって行う。各層11,13は、ガラス繊維を水中に分散したスラリーから、水中のガラス繊維を抄紙機を用いて搬送して抄くことができる。抄紙機としては、一般紙や湿式不織布を製造するためのもの、例えば、長網抄紙機、円網抄紙機、傾斜ワイヤー式抄紙機等のうちの同一又は異種の2機を組み合わせたコンビネーションマシンが用いられる。各層11,13の原料となるガラス繊維が複数種の混合繊維である場合は、各ガラス繊維を水中に分散させて混合し、スラリーを得る。バインダによる繊維同士の結合は、バインダを直接上流層11および下流層13に付着させることでなされてもよく、バインダを溶剤に溶かしたバインダ溶液に上流層11および下流層13を含浸させ、乾燥させることでなされてもよい。バインダは、アクリル樹脂、フェノール樹脂等、公知のものが用いられる。
抄き合わされた上流層11および下流層13は、さらに、熱処理、樹脂の含浸、撥水処理等が行われてもよい。含浸させる樹脂としては、例えば、アクリル樹脂等が用いられる。撥水処理は、例えば、撥水剤を濾材3に含浸させ、乾燥させることで行うことができる。
濾材3は、さらに、上流層11および下流層13の表面に積層される通気性支持材を備えてもよいが、濾材3の折り目がシャープでなく、圧力損失が高くなるため、通気性支持材を備えないのが好ましい。通気性支持材は、例えば、上流層11の表面に積層される、プレ捕集層として機能する不織布が挙げられる。
エアフィルタ1は、濾材3を第1の濾材としたとき、第1の濾材と、第1の濾材以外の1又は複数の第2の濾材と、を含む濾材群2を備える。つまり、エアフィルタ1は、複数の濾材3を有する。第2の濾材はいずれも、第1の濾材と同様の上記説明した濾材3である。なお、1又は複数の第2の濾材は、他の実施形態では、第1の濾材と異なる濾材を含んでいてもよい。
濾材群2の濾材3はいずれも、波型形状にプリーツ加工されて平板状に延在している。プリーツ加工は、例えば、ロータリー方式、レシプロ方式等、公知の方法によって行うことができる。隣接する2つのプリーツの間隔(ピッチ)を安定して保つために、濾材3表面には、スペーサとなる樹脂製の突起が形成されてもよい。スペーサとなる樹脂は、ホットメルト系のポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル樹脂などを、ホットメルトアプリケータで塗布することにより設けられる。プリーツ間隔は、例えば、2.0〜5.0mmである。濾材3は、波型形状が一方向に連続することによって、縦、横、厚みの各方向に所定の長さを有する直方体形状をなしている。縦方向は、プリーツの折り目と直交する方向である。横方向は、プリーツの折り目が延びる方向である。厚み方向は、縦及び横と直交する方向である。
枠体5は、上述のように、上流層11が気流の上流側を向くよう濾材3を保持する。枠体5は、上流側からの気体が下流側(図1において紙面右上方向)に流れるよう開口され、濾材群2の濾材3を収納する。枠体5は、金属製の板材又は樹脂製の構造体を組み合わせて作られる。金属製の板材としては、防錆性の観点から、好ましくは亜鉛めっき鋼板、アルミニウム、ステンレス等が用いられる。また樹脂製の構造体としては強度の観点からABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン)樹脂などが用いられる。各濾材3の上端及び下端は、ポリウレタン樹脂やホットメルト系接着剤などにより枠体5に固定されている。また、枠体5の水平方向の両側部に接する濾材3も枠体5に対し、ポリウレタン樹脂やホットメルト系接着剤などにより固定されている。
また、エアフィルタ1は、濾材3の下流層13が準HEPAフィルタ以上の捕集性能を有していることから、濾材3全体として高い捕集性能が得られるとともに、上流層11の捕集効率が40〜70%であることから、下流層13の負担が少なく、濾材3が長寿命化されたものになっている。このような上流層11の機能は、上流層11の捕集効率に加えて、上流層11の厚みが0.2〜0.5mmであることによって、より確実に達成される。上流層11の捕集効率が、下流層13の負担にならない程度に大きいとしても、上流層11の厚みが小さければ、上流層11がすぐに寿命に達して、濾材3としても寿命が短くなってしまうが、上流層11が上記範囲の厚みを有することによって、長寿命化が図られている。
図3に、本発明の変形例1によるセパレータ型のエアフィルタ21を、一部切り欠いて示す。
エアフィルタ21は、濾材23と、枠体25と、複数のセパレータ27を備える。
濾材23は、上述の濾材3と同様のものが用いられる。ここでは、濾材23は、山部及び谷部が連続して形成されるよう交互に折り返されて、枠体25に保持される。
セパレータ22は、枠体25に保持された濾材23を支持するとともに、濾材23の隣接する山部同士の隙間を保持する。セパレータ27は、薄板をコルゲート加工することによって波形状に形成され、濾材23の谷部に挿入される。
枠体25は、板材を組み合わせて作られ、セパレータ27が挿入された濾材23を、セパレータ22ごと内側に収納する。
図4に、本発明の変形例2によるシングルヘッダー型(片フランジ型ともいう)のエアフィルタ31を示す。
エアフィルタ31は、濾材群として複数の濾材33と、枠体35とを備える。
複数の濾材33のいずれも、上述の濾材3と同様のものであり、波形形状にプリーツ加工されて平板状に延在している。なお、図4において、濾材33は、便宜のため、プリーツの折り目を省略して示す。複数の濾材33は、上述したエアフィルタ1の複数の濾材3と同様に、エアフィルタ31の水平方向に並ぶよう配され、隣接する2つの濾材33がV字形状をなすよう立設されている。
枠体35は、ABS樹脂等の樹脂を成形することにより形成される。シングルヘッダー型のエアフィルタ31において、枠体35は、気流の上流側を向いて配される側の端部が、気流を受け入れる開口部として機能するとともにエアフィルタ31が取付箇所に取り付けられる際のフランジとして機能するよう形成されるとともに、上流側から下流側の端部にかけて、各濾材33の上面、底面、および下流側の端である側面を支持するよう形成されている。
(実施例1)
濾材の下流層の原料として、質量比で、SiO2:69.0〜72.0%、Na2O:10.5〜12.0%、CaO:5.0〜7.0%、K2O:4.5〜6.0%、Al2O3:2.5〜4.0%、MgO:2.0〜4.0%、ZnO:0.0〜2.0%、Fe2O3:0.2%未満、B2O3:0.1%未満の組成の平均繊維径0.65μmのチョップドストランドガラス繊維を、工業用水中にパルパーで離解し、カチオン性アクリル樹脂を当該ガラス繊維に対し5質量%程度添加して、スラリーAを作成した。一方、上流層の原料として、下流層のガラス繊維と同じガラス組成の平均繊維径1.0μmのチョップドストランドガラス繊維を、工業用水中にパルパーで離解し、カチオン性アクリル樹脂を当該ガラス繊維に対し5質量%程度添加して、スラリーBを作成した。
抄紙機の循環走行するネット(搬送ベルト)上に、スラリーAを目付が45g/m2となるよう供給し、スラリーBを目付が75g/m2となるよう供給し、ネット上のスラリーAのガラス繊維上に、抄紙機のサクションボックスにて脱水し、スラリーAおよびスラリーBの各ガラス繊維が一体になった抄紙を形成した後、ドライヤで乾燥した。乾燥後、抄紙を、常法によって、バインダとしてアクリル樹脂と、撥水剤を混合した樹脂液中に浸漬し、その後脱水、乾燥し、目付120g/m2の濾材を得た。得られた濾材の厚みを測定したところ、上流層が0.4mm、下流層が0.35mm、全体が0.75mmであった。
上流層の平均繊維径を1.5μmとした点を除いて、実施例1と同様にしてエアフィルタを作成した。
上流層の平均繊維径を0.9μmとした点を除いて、実施例1と同様にしてエアフィルタを作成した。
上流層の平均繊維径を1.5μm、下流層の平均繊維径を0.5μmとした点を除いて、実施例1と同様にしてエアフィルタを作成した。
下流層の平均繊維径を0.5μmとした点を除いて、実施例1と同様にしてエアフィルタを作成した。
上流層の平均繊維径を0.9μm、下流層の平均繊維径を0.5μmとした点を除いて、実施例1と同様にしてエアフィルタを作成した。
上流層の平均繊維径を3.2μmとした点を除いて、実施例1と同様にしてエアフィルタを作成した。
上流層の平均繊維径を0.8μmとした点を除いて、実施例1と同様にしてエアフィルタを作成した。
上流層の平均繊維径を3.2μm、下流層の平均繊維径を0.5μmとした点を除いて、実施例1と同様にしてエアフィルタを作成した。
上流層の平均繊維径を0.8μm、下流層の平均繊維径を0.5μmとした点を除いて、実施例1と同様にしてエアフィルタを作成した。
エアフィルタを試験用矩形ダクトにセットし、風量を56m3/分となるように空気の流れを調整し、エアフィルタの上流側および下流側でマノメータを用いて圧力を測定し、上下流間の圧力の差をエアフィルタの構造に起因する圧力損失として得た。準HEPAのフィルタ性能のものに関して、得られた圧力損失が、250Pa未満の場合をB、250〜300Pa未満の場合をC、300Pa以上の場合をD、と評価した。HEPAのフィルタ性能のものに関して、得られた圧力損失が、300Pa未満の場合をB、300〜400Pa未満の場合をC、400Pa以上の場合をD、と評価した。
エアフィルタを試験用矩形ダクトにセットし、風量を71m3/分となるように空気の流れを調整し、初期圧力損失から686Pa上昇するまでに要した時間を計測し、エアフィルタの寿命とした。この結果、寿命が1年以上の場合をB、1年未満の場合をD、と評価した。
JIS B9928 附属書5(規定)NaClエアロゾルの発生方法(加圧噴霧法)記載の方法に準じて、アトマイザーで発生させたNaCl粒子を、静電分級器(TSI社製)で、0.3μmに分級し、アメリシウム241を用いて粒子帯電を中和した後、透過する流量を5.3cm/秒に調整し、パーティクルカウンター(TSI社製、CNC)を用いて濾材の前後での粒子数を求め、次式により濾材捕集効率を算出した。
捕集効率(%)=(CO/CI)×100
CO=濾材が捕集したNaCl0.3μmの粒子数
CI=濾材に供給されたNaCl0.3μmの粒子数
また、濾材の代わりにエアフィルタを用いて上記と同様に測定を行い、フィルタ捕集効率を算出した。フィルタ捕集効率が97%以上の場合をB、97%未満の場合をD、と評価した。フィルタ捕集効率が高いほど、エアフィルタをガスタービンの吸気用フィルタとして用いたときの圧縮機翼の汚れを抑制する効果が高いと考えられる。
エアフィルタの圧力損失、捕集効率、寿命の3つの評価結果において、Dが1個以上の場合をDと評価し、Cが1個の場合をBと評価し、D,Cがない場合をAと評価した。
2 濾材群
3,23 濾材
5,25 枠体
27 セパレータ
Claims (3)
- 気体中の微粒子を捕集するガスタービン吸気用エアフィルタであって、
ガラス繊維からなり、互いに抄き合わされた第1の層及び第2の層を有し、プリーツ加工され、プリーツの折り目を有し、山折りおよび谷折りが繰り返された波型形状を有する濾材と、
前記第1の層が気流の上流側を向くよう前記濾材を保持する枠体と、を備え、
前記第1の層は、粒径0.3μmの粒子に対する捕集効率が40〜70%、目付が60〜80g/m2、前記ガラス繊維の平均繊維径が0.9〜2.0μm、厚みが0.2〜0.5mmであり、
前記第2の層は、粒径0.3μmの粒子に対する捕集効率が90〜99.99%、目付が35〜50g/m2、前記ガラス繊維の平均繊維径が0.5〜0.7μm、厚みが0.25〜0.4mmであり、
前記濾材は、粒径0.3μmの粒子に対する捕集効率が95〜99.999%、厚みが0.45〜0.9mmであることを特徴とするガスタービン吸気用エアフィルタ。 - 前記濾材を第1の濾材というとき、前記第1の濾材と、前記第1の濾材以外の1又は複数の第2の濾材と、を含む濾材群を備え、
前記濾材群の濾材は、それぞれが波型形状にプリーツ加工されて平板状に延在し、前記枠体内に一方向に並び、隣接して配置される2つの前記濾材がV字形状をなすよう立設されている、請求項1に記載のガスタービン吸気用エアフィルタ。 - 気体中の微粒子を捕集するガスタービン吸気用エアフィルタであって、
ガラス繊維からなり、互いに抄き合わされた第1の層及び第2の層を有し、山部と谷部が連続して形成されるよう交互に折り返された濾材と、
前記第1の層が気流の上流側を向くよう前記濾材を保持する枠体と、
前記枠体に保持された濾材を支持する1又は複数のセパレータと、を備え、
前記第1の層は、粒径0.3μmの粒子に対する捕集効率が40〜70%、目付が60〜80g/m 2 、前記ガラス繊維の平均繊維径が0.9〜2.0μm、厚みが0.2〜0.5mmであり、
前記第2の層は、粒径0.3μmの粒子に対する捕集効率が90〜99.99%、目付が35〜50g/m 2 、前記ガラス繊維の平均繊維径が0.5〜0.7μm、厚みが0.25〜0.4mmであり、
前記濾材は、粒径0.3μmの粒子に対する捕集効率が95〜99.999%、厚みが0.45〜0.9mmであり、
前記セパレータは、前記濾材の隣接する2つの山部の間隙を保持するよう、前記濾材の谷部に挿入されている、ことを特徴とするガスタービン吸気用エアフィルタ。
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