JP6275053B2 - 通信ネットワークにおける効率的なプロキシテーブル管理 - Google Patents

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Description

本発明は、プロキシ装置(例えば、プロキシノード)が、限定されるものではないがジグビ(Zigbee(登録商標))グリーン電力装置(ZGPD)等の資源制限装置(資源制限ノード)から受信側(シンク)又は宛先装置(例えば、宛先ノード)へメッセージを転送するための中継装置(例えば、中継ノード)として動作する通信ネットワークの分野に関する。
無線ネットワークにおいては、環境発電(energy harvesting)装置等のエネルギが制限された装置を含む、資源制限装置を使用することができる。このような制限装置は、利用可能なエネルギの量が大きく制限され、このことは、提供される機能を制限し、ネットワーク動作、コミッショニング及び保守に影響を与える。
このような技術の一例が、発展中のジグビ・グリーン電力(ZGP)規格である。ZGP装置(ZGPD)は、環境発電により給電することができ、電池を有さないか又は小さな蓄積容量のみを有することができ、従って計画されない機会にしか送信及び/又は受信することができない、資源制限装置である。例えば、ZGPDは、ユーザにより起動されると短時間だけ送信することができると共に受信能力を有さない無電池切替器であり得る。ZGPDの他の例は、ユーザにより起動され、自身の信号を送信した場合に短時間受信することができる無電池切替器であり得る。ZGPDの更に他の例は、受信能力を備えるか又は備えない、例えば光電池により自身の環境からエネルギを収穫する周期的にレポートするセンサである。エネルギ制限装置が、自身が制御するように構成された装置(“シンク”又は“宛先装置”と称される制御されるべき装置)の範囲外にある場合、情報をシンクに転送するために中間装置(“プロキシ”と称される)が使用される。プロキシと制限装置との間の無線リンクはネットワーク寿命の間において、例えば伝搬条件若しくは装置の相対位置の変化により、及び/又は装置が追加若しくは削除されることにより、出現し又は消滅し得る。システムの安全性及び性能の理由により、プロキシは、例えばフレッシュネス及び/又は安全性チェック(認証、解読)を実行することができるために、テーブルエントリ(即ち、プロキシテーブルエントリ)を有する制限装置のためにのみ転送することができる。通信の信頼性のために、2以上のプロキシを、制限装置に代わって情報を転送するために使用することができる。
このようなプロキシテーブルエントリを自動的に又は例えばユーザ又は保守及び/若しくは構成主体のリクエストに応じて確立/拡張するための種々の方法が存在する。しかしながら、ZGP仕様において現在利用可能なエントリ削除のための方法は、コミッショニングツールの使用、及び/又は制限装置及び/又は被制御装置(これら装置の各々は天井に設置され得る)との手動の対話を介するユーザの関与を必要とし、このことは、ビルオートメーション等の大規模ネットワークにとっては面倒であると共に、今日のZGP仕様において利用可能な自動プロキシテーブル作成と組み合わされた場合、繰り返しての削除動作を必要とし得る。
ネットワークの規模及び自動プロキシテーブル作成により、自動的なプロキシテーブルの管理に対する需要が存在する。ZGP仕様によれば、何からの管理経験則(heuristics)を選択する、即ち例えば新たなエントリが追加されねばならない場合に(満杯の)プロキシテーブルからエントリを抽出し削除する経験則を選択することは実施化されたプロキシ次第である。即ち、プロキシテーブルエントリを自動的に削除するための唯一の推奨された方法は、これらのエントリを、オプションとして“0b0”に設定されたオプションフィールドのZGPD固定サブフィールドと組み合わせた、“0b0”に設定されたオプションフィールドのInRangeフラグにより示すか(ZigBee(登録商標)文書11-0196r01、第5.4.2.1節、第24頁、第22〜24行のZBAのためのZGP最良方法参照)又はエントリを、“0b0”に設定されたオプションフィールドのEntryActiveフラグにより示す(これは、zgppBlockedZGPDIDリストに移動することができる(ZigBee(登録商標)文書09-5499r23、第3.5.2.2.1節、第21〜23行))他の可能性のある経験則はZGP仕様の範囲からは外されている。即ち、これらは課題を解決する、学習する及び発見するための経験に基づく技術であり得る。網羅的なサーチが現実的でない場合、経験則が、満足の行く解決策を見付けるための過程を促進するために用いられる。このような経験則の例は、概算法(rule of thumb)、経験推測法(educated guess)、直覚判断(intuitive judgment)又は常識を用いることを含む。最も基本的な経験則は、試行錯誤である。プロキシでの実施化に対しては、或る程度のレベルの自由度は存在し得る。何故なら、悪い経験則はネットワークの効率及び信頼性を減少させるかも知れないが、ネットワークの長期の故障にはつながり得ないからである。現在のZGP仕様においては、非常に満杯のプロキシテーブルを持つプロキシに対して性能的不利益は存在しないので、プロキシテーブルをプロキシにおける利用可能なメモリの大きさより大幅に小さく縮めるための積極的なクリーニングは有益な効果を有さない。
現在のZGP仕様は、プロキシテーブル管理、特にはプロキシテーブルエントリ作成のための幾つかの他のメカニズムも提供している。例えば、コミッショニング過程(ユーザの関与を伴いそうである)において、シンク又はコミッショニングツールは、制御通知(例えば、“0b1”に設定されたAddSinkフラグを伴うZGP対形成(ペアリング)コマンド)を送信して、当該プロキシ(又は複数のプロキシ)に制限装置及び対応するシンク(又は複数のシンク)の識別子を含む作成された新たな制御関係に関して通知する。この制御通知は(範囲が限定された)ブロードキャストにより送信することができ、当該プロキシ(又は複数のプロキシ)は、制限装置の範囲内にある場合(特に該装置が固定位置を示す場合)にのみ、オプションとしてテーブルを追加する。動作中において、プロキシテーブルエントリ作成は当該プロキシにおいて、未請求制御通知、即ち未知の制限装置からの通知であって該通知を転送する他のプロキシ(又は複数のプロキシ)を調べている通知、又は未知の制限装置からの通知であって制御関係に関する質問を行っている通知(例えば、ZGP対形成サーチコマンド又はブロードキャストZGP通知コマンド)を受信することにより実現することができる。プロキシテーブルエントリは、コミッショニングモード(制限ノード上で特別に起動される)において制限ノードからの廃止GPDF(グリーン電力装置フレーム)の受信の後に、又はシンク/コミッショニングツール上で特別に起動された制御削除コマンド(例えば、“0b0”に設定されたAddSinkフラグを持つ又は“0b1”に設定されたRemoveZGPDフラグを持つZGP対形成)の受信の後に、削除することができる。
ZGP仕様において言及される他の自動プロキシテーブル操作は、他のプロキシによる転送された通知又はシンクからの確認パケット(confirmation packet)を受信した際に、転送のために待ち行列に入れられた何れかのパケットを削除すること及び/又は最初に転送フラグ(first-to-forward flag)の消去(ZGP仕様、ZigBee(登録商標)文書09-5499-23、第A.3.5.2.1節、第124頁、第9〜39行参照)、又は他のプロキシが指名されて、当該制限装置に送信するリクエストを受信した際における該制限装置への供給のために待ち行列に入れられた何れかのパケットの削除及び最初に転送フラグの消去(ZGP仕様、ZigBee(登録商標)文書09-5499-23、第A.3.5.2.1節、第122頁、第43行〜第123頁、第5行参照)である。
上述した方法は、プロキシテーブルエントリの状態を決定することを可能にする。しかしながら、制限装置による送信の予見不可能なスケジュール(利用可能なエネルギの量及び/又はユーザの相互作用に依存し得る)、及び特に潜在的に確認応答(ACK)及び(衝突回避を伴う搬送波感知多重アクセス(CSMA/CA)等の)チャンネルアクセス手順を使用しない制限装置からの無線伝送の信頼性のない性質により、経時に基づく自動プロキシテーブル削除のための単純な方法(例えば、最も早く期限が切れるエントリを削除する、最も早く作成されたエントリを削除する、最も少なく使用されたエントリを削除する等)は制限装置にとっては適していない。
プロキシ装置がプロキシテーブルエントリを作成、維持、更新又は削除することを自立的に決定する幾つかの解決策が知れているが、これらは、制限装置毎のプロキシの効率的割り当て(所要の冗長レベルでの)に対して最適なシステム性能を保証するものではない。
本発明の目的は、古いプロキシテーブルエントリの削除、プロキシテーブルのオーバーフローの回避、制限された装置(制限装置)当たりの過剰な活性プロキシの回避(特に高密度なネットワークにおける)、制限装置当たり少なくとも1つのプロキシの保証(高密度なネットワークにおける)及び最適なプロキシ信頼性のうちの少なくとも1つを達成するための、ネットワークにおけるプロキシテーブルの効率的管理を提供することである。
上記目的は、請求項1及び4に記載された装置により、請求項7,8,9,17及び19に記載のプロキシ装置により、請求項22,23,24,25及び26に記載の方法により、並びに請求項27に記載されたコンピュータプログラム製品により達成される。
従って、プロキシテーブルの内容を、制限装置当たり特定の数の早期動作(early-acting)プロキシ装置に対して最適化しながら、当該ネットワークの性能、レイテンシ及び信頼性を最適化するような態様で管理するための解決策が提案される。資源制限装置に対するプロキシテーブルエントリを有するプロキシ装置の数が、少なくとも1つの資源制限装置に関して、前記プロキシ装置及び/又は前記ネットワーク内の他の装置から受信されるプロキシテーブル情報に基づいて、及び/又は前記資源制限装置に対する中継装置として動作している間に前記プロキシ装置の少なくとも1つにより送信されるメッセージの観察に少なくとも部分的に基づいて決定される。制限装置(例えば、ZGPD)当たりのプロキシ装置の数を知ることは、当該装置(プロキシ装置、シンク装置、制御装置(例えばコミッショニングツール若しくはビル管理システム等の)、又は他の装置に設けることができる)がエントリ若しくは試行エントリ(trial entries)を追加、削除、確認又は作成することを可能にする。一例として、資源制限装置に関するプロキシテーブルエントリを有するプロキシ装置の数は、プロキシテーブルエントリに対するリクエストを、例えばプロキシをアドレス指定するブロードキャストで、又はエントリを記憶する他の装置に対するユニキャストで送信することにより決定することができる。代わりに又は加えて、前記資源制限装置のためのプロキシテーブルエントリを持つプロキシ装置が資源制限装置のために動作した回数と、前記資源制限装置が伝送を行った回数との間の比が、前記プロキシ装置から受信される情報に基づいて及び/又は前記資源制限装置に対する中継装置として動作している間に前記プロキシ装置の少なくとも1つにより送信されるメッセージの観察に少なくとも部分的に基づいて決定され、前記資源制限装置のためのプロキシテーブルエントリを有する少なくとも1つの追加のプロキシ装置の作成が、該比が所定の閾値を超えた場合に開始されるか、又は前記資源制限装置に対する少なくとも1つのプロキシテーブルエントリの削除が、前記比が他の所定の閾値を超えた場合に開始される。更に、プロキシテーブル管理は、前記プロキシ装置(又は複数のプロキシ装置)に既知の資源制限装置に関する情報をレポートさせることにより容易化することができる。これに関連して、プロキシ装置(又は複数のプロキシ装置)は、自身の受信範囲内で検出される資源制限装置に関する監視記録を供給するように構成することができる。これらの検出される資源制限装置は、未だ、自身のプロキシテーブルに掲載されていないかも知れない。
これにより、全ての制限ノードがプロキシ装置にテーブルエントリを有することが保証され得る。各資源制限装置が自身の伝送範囲内に幾つかの早期動作可能プロキシ装置を有することを保証することにより、システム信頼性を最適化することができる。これにより、システム性能を、制限装置毎のプロキシ装置の効率的割り当て(所要の冗長レベルでの)により迅速に且つ効率的に改善することができる。制限装置当たりの所要の又は所望の数のプロキシ装置は、全体のシステム性能及び信頼性特性を最適化するようにプロキシテーブルエントリを削除し(選択されたプロキシ装置から)及び/又はプロキシテーブルエントリを追加する(選択されたプロキシ装置に)ためのプロキシテーブル管理技術により達成することができる。
上記の独立の装置及び方法の請求項に記載される全ての解決策は、相互に関連された製品又は上記目的に対する他の解決策に関するもので、これらは、資源制限装置に対するプロキシテーブルエントリを資源制限装置及び/又は関連するプロキシテーブルエントリに関する共有の情報に基づいて管理することにより、資源制限ノードのためのプロキシ装置の使用をバランスさせるという広い共通概念によりリンクされる。
第1態様によれば、プロキシ装置の数は、前記プロキシ装置若しくは前記ネットワーク内の他の装置から受信されるプロキシテーブル情報に基づいて、及び/又は前記資源制限装置に対する中継装置として動作している間に前記プロキシ装置の少なくとも1つにより送信されるメッセージの観察に少なくとも部分的に基づいて決定することができる。これらの対策は、プロキシ装置の数を導出することが可能な情報の収集を容易にする。
上記第1態様と組み合わせることが可能な第2態様によれば、前記資源制限装置に関するプロキシテーブルエントリを有するプロキシ装置の少なくとも前記の決定された数は、プロキシ計数テーブルに記憶することができ、該プロキシ計数テーブルからプロキシ装置を、前記プロキシ装置又は他の装置(例えば、シンク)から受信されたメッセージ(例えば、ユニキャスト、グループキャスト又はブロードキャストメッセージ)であって、該プロキシ装置が自身のプロキシテーブルから前記資源制限装置を削除する又は該資源制限装置の代理としての転送を停止するよう決定した若しくは命令されたことを示すメッセージに応答して削除することができる。この対策は、プロキシテーブル管理のために使用されるプロキシ情報が最新状態に維持されることを保証する。
前記第1又は第2態様と組み合わせることができる第3態様によれば、前記資源制限装置のためのプロキシテーブルエントリを持つ又は該資源制限装置の代わりに転送を行うプロキシ装置が所定の上側閾値より多く存在するか、プロキシ装置が不十分な信頼性指示情報を有するか、所与の領域内の又は所与の能力の全てのプロキシ装置が満杯のプロキシテーブルを有するか、前記閾値が変化したか、制限装置の特性が変化したか、対形成の変化という条件のうちの少なくとも1つが検出された場合に、少なくとも1つのプロキシテーブルから前記資源制限装置のためのテーブルエントリを削除する若しくは削除のための候補として印付けすることができ、又は前記資源制限装置に代わっての転送を停止することができる。このことは、各資源制限装置に対して、自身の伝送範囲内の早期動作可能プロキシ装置の数が上記上側閾値より少なく維持されることを保証する。
前記第1ないし第3態様の何れとも組み合わせることができる第4態様によれば、プロキシテーブルエントリは、当該装置により、前記プロキシテーブルエントリの寿命の経過の際に又は経過の前に更新される。これにより、当該装置は、利用可能なプロキシ関連情報に基づいてプロキシテーブルエントリが該エントリの寿命の経過の後でさえも維持されるべきかを判断することができる。
前記第1ないし第4態様の何れとも組み合わせることができる第5態様によれば、前記資源制限装置のためのプロキシテーブルエントリを有するプロキシ装置の前記決定された数(即ち、早期動作可能プロキシ装置の数)が所定の下側閾値より下であるか、既存のプロキシが十分な信頼性指示情報を有していないか、他のプロキシが十分な若しくは一層良好な信頼性指示情報を有しているか、前記閾値が変化したか、制限装置の特性が変化したか、又は対形成の変化という条件のうちの少なくとも1つが検出された場合に、前記資源制限装置のためのプロキシテーブルエントリを備える又は該資源制限装置に代わって転送を行う一層多くの早期動作可能プロキシを生成させる動作を開始することができる。これにより、全ての制限ノードがプロキシ装置に所定の最小数のテーブルエントリを有することが保証される。
前記第1ないし第5態様の何れとも組み合わせることができる第6態様によれば、前記プロキシ装置は、転送のためのプロキシテーブルエントリを有する資源制限装置から受信されたメッセージを、他のプロキシが該メッセージを既に転送したことを観察しなかった限り、プロキシ固有の遅延時間の後に転送するよう構成することができ、該プロキシ装置は、前記プロキシ固有の遅延時間を、前記ネットワークのトポロジが前記資源制限装置の範囲内の他のプロキシ装置が該資源制限装置に対して一層良好に配置されるようなものであるか、又は伝搬条件が前記他のプロキシ装置が一層良好な信頼性指示情報を持つようなものである場合においても、前記遅延時間が前記資源制限装置の範囲内の前記他のプロキシ装置により使用されるものより小さくなる非零確率が存在するように制御するよう構成することができる。これにより、各プロキシ装置は、時折は、前記制限装置の代理として動作する機会を得るであろう。前記プロキシ固有の遅延時間は、乱数成分、前記プロキシ装置により転送されなかったメッセージを前記資源制限装置が発した最近の機会の数の計数に基づく成分、及び前記資源制限装置の代わりに転送するプロキシ装置の計数に基づく成分のうちの少なくとも1つを含めることにより計算することができる。これにより、活性プロキシの集団(population)の一層速い安定性を達成することができる。
前記第1ないし第6態様の何れとも組み合わせることができる第7態様によれば、前記資源制限装置のためのプロキシテーブルエントリを持つプロキシ装置が該資源制限装置のために動作した回数と、前記資源制限装置が伝送を行った回数との間の比が、所定の閾値又は他の(下側)閾値より低下した場合に、前記資源制限装置の代理としての転送を停止すると共に、該資源制限装置のためのプロキシ装置のプロキシテーブルエントリを削除するか又は削除のための候補として前記プロキシテーブルエントリに印付けするための動作が開始される。これにより、頻繁には使用されない、又は、最早、制限装置の範囲内にないプロキシ装置を検出し、削除することができる。
前記第1ないし第7態様の何れとも組み合わせることができる第8態様によれば、前記資源制限装置のためのプロキシテーブルエントリを持つプロキシ装置が該資源制限装置のために動作した回数と、前記資源制限装置が伝送を行った回数との間の前記比、前記資源制限装置に関するプロキシテーブルエントリを有さない又は該資源制限装置の代わりに転送を行わないプロキシ装置から受信される前記資源制限装置に関する監視情報に基づいて決定することができる。このようにして、有利にも非早期動作可能プロキシ装置をプロキシテーブル管理に関与させることができる。
前記第1ないし第8態様の何れとも組み合わせることができる第9態様によれば、資源制限装置のためのプロキシテーブルエントリを取得するか又は該資源制限装置の代理として転送を開始するための動作を、前記資源制限装置の代わりに転送を行わない第2(非早期動作可能な)プロキシ装置により、該第2プロキシ装置が他のプロキシ装置の前記比が所定の閾値を超えたことを検出した場合に開始することができる。これにより、前記制限装置のためのプロキシテーブルエントリを有さないプロキシ装置は、テーブル管理に積極的に参加することができる。
前記第1ないし第9態様の何れとも組み合わせることができる第10態様によれば、前記プロキシ装置は、資源制限装置を参照するコマンドメッセージを受信するように構成することができると共に、該プロキシ装置は前記制限装置からの最近のメッセージに関する監視記録を現在有している場合にのみ前記コマンドを実行するように構成される。既に説明したように、このことは、活性プロキシ集団の安定性を向上させる。上記固有のコマンドの結果、前記プロキシ装置に前記資源制限装置のためのプロキシテーブルエントリが追加されることになる。
尚、当該装置及びプロキシ装置は、各々、個別ハードウェア部品を備える個別ハードウェア回路として、集積チップとして、チップモジュールの装置として、又はメモリに記憶され、コンピュータ読取可能な媒体上に書き込まれ若しくはインターネット等のネットワークからダウンロードされたソフトウェアルーチン若しくはプログラムにより制御される信号処理装置若しくはチップとして構成することができることに注意されたい。
また、独立請求項の装置方法、及びコンピュータプログラムは、特に従属請求項に記載されたような、同様の及び/又は同一の好ましい実施態様を有すると理解されるべきである。
また、本発明の好ましい実施態様は、従属請求項の、対応する独立請求項との如何なる組み合わせとすることもできると理解されるべきである。
本発明の上記及び他の態様は、後述する実施態様から明らかとなり、斯かる実施態様を参照して解説されるであろう。
図1は、種々の実施態様によるシステムアーキテクチャの概略ブロック図を示す。
以下、実施態様を、パケットに投入することによりメッセージを送信することができるが、多数の又は長い無線パケットを送信する能力が制限されると共に、長期間にわたってパケットを聴取する、又は、そもそも、受信する能力が制限された1以上の制限装置R(例えば、環境発電メカニズムにより給電される装置);制限装置Rからメッセージを受信すると共に該メッセージに作用すべき1以上のシンク(受信側)装置Tであって、上記メッセージは1以上のパケットにエンコードすることができ、パケットへの該メッセージのエンコードはホップ毎に変化することができ、該メッセージはエニーキャスト、ユニキャスト、マルチキャスト、グループキャスト又はブロードキャスト通信モードで配信することができるシンク装置T;制限装置から該制限装置の(無線)範囲を超えてメッセージを配信することを助け、及び/又は該メッセージを、制限装置からパケットを受信した際に特別な動作を行う(例えば、上記メッセージをシンク装置Tに向かって前方に供給する)ことにより所要のメッセージフォーマット及び/又は一層信頼性のある形態で配信することを助ける1以上のプロキシ装置P;を含む無線メッシュネットワークに基づいて説明する。プロキシ装置Pは典型的には上記制限装置よりも多くの能力を有するので、これらプロキシ装置は追加のメッセージ処理を行う、長いメッセージ又は別のプロトコルによるメッセージを持つ異なるメッセージフォーマットを使用する、制限装置に代わって再試行動作又は経路発見動作を行う等の動作を行うことができる。オプションとして、プロキシ装置として動作することはできないが、プロキシ装置Pにより送信されたメッセージをシンク装置Tに向かって経路指定することができる1以上のルータ装置RTを設けることができる。上記ネットワークは、メッセージの中継局として動作することができる少なくとも1つの装置が存在することを示すために“メッシュ”ネットワークと呼ばれる。
単一の装置は、シンク装置T及びプロキシ装置Pの両方として、及びルータ装置RTとして動作することもできる。
図1は、本発明を実施化することができる典型的なネットワークトポロジを示している。図1における矢印は、制限装置R1からシンク装置T1へメッセージを配信するために送信及び受信されるパケットを示している。点線矢印は、この例では、制限装置R1により送信されたオリジナルのパケットが第1プロキシ装置P1によっても受信されるが、該第1プロキシ装置P1は該パケットに対して作用しないことを示している。第1プロキシ装置P1及び第2プロキシ装置P2が、共に、パケットを転送する場合に如何なる浪費的動作も回避するように協調することができる幾つかの方法が存在する。
図1に示されるように、第1及び第2プロキシ装置P1及びP2は、共に、制限装置R1の範囲内にあるプロキシである。複数の範囲内装置が制限装置R1に対してプロキシとして動作し又は作用するようなシステム設計を有することが有益であり得る幾つかの理由が存在する。
第1の理由は信頼性である。各メッセージMiに対して、制限装置R1は当該メッセージを含むパケットを送信するために限られたエネルギしか有することができない。例えば、制限装置R1は、非常に短い時間窓内で(例えば、環境エネルギの利用可能性により定まる)当該メッセージをエンコードした2個又は3個のパケットを送信することができるのみであり得る。該制限装置は、所要のチャンネルアクセスメカニズムを実行し、及び/又は確認応答フレームを受信するために待つこともできず、これらの全ては通信信頼性に悪く影響し得る。そのような場合、制限装置R1の周囲に、全てが該制限装置R1からのパケットを聴き取ると共に転送することができる一層多くのプロキシを有することは、少なくとも1つのプロキシが当該メッセージMiを伴うパケットを受信し、次いで該パケットがシンクTに確実に配信されるようにする機会を増加させる。
第2の理由は移動性である。制限装置R1が動き回ることができる場合、該制限装置は如何なる単一のプロキシの範囲外にも移動し得、当該プロキシを移動させ/スイッチオフすることができ、又は伝搬条件が変化し得る(例えば、一時的若しくは永久的な空間再配置又は人の動きにより)。
第3の理由は制限装置の構成(configuration)を回避するためである。制限装置R1を単一のプロキシ装置のネットワークアドレスを保持するように構成することは可能ではないか又は望ましくないであろう。従って、制限装置R1により送信された如何なるメッセージパケットも、自動的に、全ての又は複数のプロキシ可能装置(範囲内の)にアドレス指定された、ブロードキャスト/マルチキャストパケットであろう。
本発明の実施態様は、各制限装置R1に対して複数のプロキシを持つ能力を備えたシステムに当てはまる。このようなシステムにおいては、プロキシが制限装置に関しての“状態情報”(“プロキシテーブル情報”とも称する)を含むことができれば、速度、効率及び信頼性に対して有益である。単一の制限装置R1に適用可能な斯様な“状態情報”の例は:(i)当該制限装置の識別子;(ii)制限装置R1が自身のメッセージパケットに該情報を埋め込むことができない又は埋め込まない場合の、該制限装置R1からの特定のメッセージに関するシンク装置(又は複数のシンク装置)のアドレス(又は識別情報)、又は該制限装置の代理としての転送に影響を与える他の情報(例えば、当該転送のための別名アドレス、経路情報、エントリ状態);(iii)制限装置R1からの又は該制限装置R1への通信を一層安全にさせる情報、例えば制限装置R1により使用される暗号キー、制限装置R1により最近使用されたセキュリティフレームカウンタ(フレームカウンタは反射攻撃に対して保護することができ、及び/又はキーのための初期化ベクトルとして使用される);(iv)制限装置とプロキシ装置との間のリンクの品質に関する情報;(v)制限装置の能力;及び(vi)自身の無線ユニットの電源を投入し、斯様なメッセージを受信するように設定するやいなや、制限装置R1に送信されるべきメッセージ;であり、これらの全て又は幾つかは記憶することができる。典型的に、環境エネルギ発電装置又はノードは、メッセージパケットを送信した後の暫くの間に、自身の無線ユニットの電源を投入すると共に受信モードに設定しなければならない。
実施態様において、“プロキシテーブル”及び“プロキシテーブル情報”なる用語は、プロキシにおける1以上の制限装置に関する又は1以上の制限装置のための情報を保持する何らかのデータ構造の一部又は全部に及ぶことを意図するもので、前段落に記載した情報要素の1以上を含み得る。プロキシテーブルは1つの又は多数の異なる制限ノードRxに対する情報を含むことができる。このように、このようなシステムにおいては、プロキシテーブルエントリが制限装置の通信を転送するために作成され、維持され及び使用される必要があり、潜在的に削除される必要もある。
例えば、図1においては、プロキシ装置P1及びP2の両方が、自身のプロキシテーブルに制限装置R1に関する情報を記憶することが有益であろう。制限装置R1が動き回り得る場合、第3プロキシ装置P3が上記情報を記憶することも有益である。しかしながら、殆どの想定されるメッシュネットワークでは、プロキシ装置又はノードにおけるメモリは限られるので、全てのプロキシ(対応)ノードの全てのプロキシテーブルに全ての制限ノードに関する情報を記憶することは常に可能とは限らないであろう。
しかしながら、自身のプロキシテーブルに制限装置R1に関する如何なる情報も現在有していないプロキシノードも、該制限ノードのためのプロキシとして動作開始することを依然として選択し得る。従って、制限ノードを囲む2つのタイプのプロキシを識別することができる。第1のタイプは自身のプロキシテーブルに制限装置に関する情報を有するか又は斯かる制限装置の代わりに転送する早期動作可能プロキシであり、第2のタイプは、自身のプロキシテーブルに如何なる制限装置に関する情報も、又は少なくとも十分な情報を(未だ)有しておらず、従って制限装置R1からメッセージを受信した時点で制限装置(R1)に代わって転送することができない非早期動作可能プロキシである。上記の遅く動作するプロキシは、先ず、当該ネットワークの何処から必要な情報を取得しなければならないであろう。本出願を通して、“活性プロキシ”及び“早期動作可能プロキシ”なる用語は同一の意味を有し、入れ替え可能に使用されることを意図する。
ネットワーク内の配置は、各制限装置が自身の伝送範囲内に少なくとも数個の早期動作可能プロキシを有するというようなものであり得る。しかしながら、この場合、全ての早期動作可能プロキシが自身の範囲内の制限装置からメッセージを受信した全ての場合において動作することを防止するためのメカニズムが望ましいであろう。さもなければ、複数の早期動作可能プロキシの存在が、メッセージ配信レイテンシ(待ち時間)の増加又は配信信頼性の減少さえも生じさせ得る。想定される斯様な防止メカニズムの1つは、特定のプロキシが制限装置R1からの受信メッセージに反応する場合に、該制限装置の範囲内の他のプロキシに通知することであり得る。他のプロキシが上記特定のプロキシ装置の反応について通知された場合、これらプロキシは自身が動作することを控えることができる。このような通知メカニズムは以下のように実施化することができる。第1プロキシ装置P1が制限装置R1からメッセージ を受信したので、反応すべきか否かを決定しなければならないと仮定する。この場合、該第1プロキシ装置はタイムアウトカウンタを開始し、ネットワークチャンネルに傾聴する。該第1プロキシ装置が、他のプロキシ装置(例えば、第2プロキシ装置P2)からの、該第2プロキシ装置P2が上記制限装置R1の同じメッセージ に作用したことを示すペイロードを含むパケットを見付けた場合、該第1プロキシ装置P1は反応しないと決定し、上記カウンタを停止させる。第2プロキシ装置P2から制限装置R1のメッセージ に関するパケットを受信しないで上記カウンタが零に達した場合、第1プロキシ装置P1は活性状態になり、制限装置R1のために動作する。ネットワーク送信範囲の差及び無線パケット配信の何らかの固有の信頼性のなさにより、このようなメカニズムは、如何なる場合においても複数のプロキシが制限装置R1からの同一のメッセージに対して作用することを決定することを防止するものではないであろう。従って、例えばシンクノードに、作用した全ての複数のプロキシからの重複メッセージをフィルタ除去するためのメカニズムも存在するようにすることが想定される。
来るZGP規格では、活性及び有効プロキシテーブルエントリに対しては下記のメカニズムが用いられる(ZGP仕様、ZigBee(登録商標)文書09-5499-23、第A.3.5.2.1節、第124頁、第9〜39行参照)。ユニキャスト転送の場合、特定の制限装置に対するプロキシテーブルエントリを有するプロキシは、当該制限装置からの受信信号の品質、シンク装置へのユニキャスト経路の利用可能性、及び過去に最初に転送した事実等の評価基準に基づいて転送遅延を計算する。転送遅延が経過したら、プロキシ装置は2ホップブロードキャストでZGPトンネリング停止メッセージを、共にGPDF内の情報から導出される別名ネットワークソースアドレス及び別名ネットワークシーケンス番号により送信して、他のプロキシに通知し、次いでZGP通知メッセージをユニキャストで送信する。同じZGPDコマンドに対するZGPトンネリング停止メッセージを転送遅延内に受信したら、プロキシは自身の計画された送信を取り消す。受信機会を示すGPDFのためのグループキャスト通信の場合、特定の制限装置に対するプロキシテーブルエントリを有するプロキシは、上述したようにして(シンク装置へのユニキャスト経路の利用可能性は除いて)転送遅延を計算する。該転送遅延が経過すると、プロキシはAPS(アプリケーション・サポート・サブレイヤ)マルチキャストでZGP通知メッセージ(又は複数のメッセージ)送信し、該プロキシは自身のショートアドレス及び制限装置R1から受信された信号の品質の指示情報を含める。上記転送遅延内に同一のZGPDコマンドに関するZGP通知メッセージを受信した際に、該ZGP通知が一層良好な品質の指示情報又は等しい品質指示情報及び一層小さなショートアドレスを有している場合は、プロキシ装置は自身の計画された送信を取り消す。受信機会を示さないGPDFのためのグループキャスト通信の場合、特定の制限装置に対するプロキシテーブルエントリを有するプロキシ装置は、APSマルチキャストで、共にGPDF内の情報から導出される別名ネットワークソースアドレス及び別名ネットワークシーケンス番号により転送し、これは、独立に発生されたZGP通知パケットをジグビのブロードキャスト・トランザクション・テーブルと同一に見えるようにさせる。同様のメカニズムは、シンクテーブルに基づくグループキャスト転送を行うことができるシンクにより用いることができる(ZGP仕様、09-5499-23、第A.3.5.2.5節、第135頁、第28〜35行参照)。
プロキシ装置が上記ZGP通知を送信することに成功した場合、該プロキシ装置は自身のプロキシテーブルエントリの最初に転送(first-to-forward)フラグ“真”設定すると共に、該フラグを、“偽”に設定された最初に転送フラグを持つユニキャストシンクからのZGP通知応答メッセージを受信すると、消去する(ZGP仕様、09-5499-23、第A.3.5.2.1節、第124頁、第9〜39行参照)。シンクは受信されたZGPDコマンドをZGPD識別子(SrcID)、フレームカウンタ値及び通信モードに基づいてフィルタする。即ち、追加の重複フィルタ処理が、より低いレイヤにより実行される(ジグビ・グリーン電力仕様、09-5499-23、第A.3.6.1.2節参照)。
プロキシテーブルエントリは最初に作成される必要がある。これらエントリは、例えば、ユーザ及び/又はツールを関与させて、コミッショニング(commissioning)処理の一部として作成され得る。プロキシテーブルエントリは自動的にも作成され得る。制限ノードのために動作することを決定する非早期動作可能プロキシは、該動作の終了時に、当該制限装置のためのプロキシテーブルを自身の内部で作成するのに十分な情報を得ることができる。追加のプロキシテーブルエントリを形成することを可能にする通信を聴き取ることができる非早期動作可能ノードは、特に、より多くのエントリのために利用可能な空きスペースを有する場合に、そのようにすることを決定することができる。
プロキシ装置は、当該ネットワーク内で送信される制限装置に関する情報であって、該プロキシ装置が自身のプロキシテーブルに該制限装置を追加すると共に該制限装置のための早期動作可能ノードになることを可能にする情報を聴取する(立ち聞きする)と仮定する。特に、上記プロキシ装置が上記制限装置から(未だ)如何なるメッセージも受信しなかった、即ち該プロキシ装置が上記制限装置の範囲内に(未だ)いないかもしれない場合である。該プロキシ装置は、例えば、全ての関心のあるノードのためを意図するものであって、これらノードに上記制限ノードに関して通知するブロードキャスト型又はマルチキャスト型メッセージを、聴き取ることができる。当該プロキシPxは、該プロキシが自身のプロキシテーブルに該制限装置を追加すべきかを、特に、このことが該プロキシテーブルから他のエントリを削除しなければならないことを意味する場合に、どのように決定すべきであろうか。このような決定のための支援方法を以下に説明する。
来るZGP規格では、プロキシテーブル内に情報を構成するために以下のメカニズムが使用される(ZGP仕様、09-5499-23、第A.3.5.2.1節、第122頁、第17〜41行;第A.3.5.2.2.2節、第127頁、第2〜21行;第A.3.9節参照)。成功裏のコミッショニング手順の一部として、ZGPシンク又はZGPCT(ZGPコミッショニングツール)は、なかでもSrcID(即ち、制限装置ZGPDの識別子)、セキュリティ設定(もしあるなら)及び当該転送のための所要の通信モードを伝達する、AddSinkフラグ“0b1”(ZGP仕様、09-5499-23、第A.3.3.5.2節参照)に設定されたZGP対形成メッセージを、典型的にはネットワーク・ワイド・ブロードキャストとして送信する。上記ZGP対形成を受信すると、プロキシ装置は、供給された情報でプロキシテーブルエントリを作成/拡張する。シンクテーブルに基づく転送を行うことができるシンクの場合、シンクテーブルエントリは、他のZGPS若しくはZGPCT又は他の管理装置により送信することが可能なZGP対形成構成コマンドを受信すると作成される(ジグビ・グリーン電力仕様、09-5499-23、第A.3.3.4.7節;第A.3.5.2.5節、第132頁、第27行〜第134頁、第27行参照)。
もし可能なら、古い/余分なプロキシテーブルエントリは自動的に削除されるべきである。しかしながら、制限装置は、例えばエネルギの利用可能性及び/又はユーザによる起動に依存して非常に不規則な送信パターンを有し得る。プロキシテーブルを管理する1つの方法は、“最低使用頻度(lease recently used)”置換戦略を使用することであり得る。“最低使用頻度”戦略の下では、プロキシ装置が既に満杯である自身のプロキシテーブルに制限装置を追加する必要がある場合、最近最も使用しなかったノード を削除し、その場合において、該ノードRiは当該テーブル内の全てのノードのうちの、当該プロキシ装置が最近最もプロキシとして働かなかったノードとして選択され得るか、又は当該テーブル内の全てのノードのうちの、当該プロキシ装置が最近最も何のメッセージも発しなかったとして観察したノードとして選択され得る。
しかしながら、このような“最低使用頻度”置換戦略には問題が存在する。プロキシテーブルが5つのエントリに制限され、ネットワークが15個のプロキシ装置(ノード)及び15個の制限装置(ノード)を含み、これら装置が全ての他のものの受信範囲内にあると仮定する。上記制限装置のうちの10個は1分毎にデータをレポートする温度センサであり、5個は平均して1日毎に1回使用される電灯スイッチ釦であると仮定する。この場合、毎朝、どのように正確な“最低使用頻度”戦略が使用されても、全てのプロキシ装置における全てのプロキシテーブルが温度センサに関するデータで満たされ、全ての電灯スイッチが該テーブルから消滅してしまう高い確率が存在する。当該ネットワークの他の態様の設計に依存して、このことは、電灯スイッチメッセージの処理を遅く、信頼性が無く又は不可能にさえさせる。従って、最低使用頻度”戦略より良い戦略が必要である。それらの間に15個のプロキシ装置は15*5=75個のテーブルエントリを有するので、少なくとも1つのプロキシ装置のプロキシテーブルに15個の制限装置の各々が存在することがあり得る。
プロキシテーブルを管理する他の方法は、“先入先出”置換戦略を使用することである。これも明らかに準最適である。何故なら、該戦略は如何なる制限装置の活動又は重要性考慮に入れていないからである。
フォールバック解決策は、ユーザをプロキシテーブルエントリの削除に関与させることであろう。
来るZGP規格は、プロキシテーブルエントリの削除のために下記のメカニズムを提供する。
関連するプロキシテーブルエントリの削除を含む、当該ネットワークからのZGPD装置の削除は、ZGPD装置がZGPD廃棄コマンドを送信することにより、及び/又はシンク/コミッショニングツールが“真”に設定されたRemoveZGDPフラグを持つZGP対形成(ペアリング)コマンドを送信することにより起動され得る(ZGP仕様、09-5499-23、第A.3.3.5.2節参照)。両動作はユーザにより起動されることが予測される。プロキシテーブルエントリからの特定の対形成(即ち、シンク情報)の削除は、シンク/コミッショニングツールが“偽”に設定されたAddSinkフラグを持つZGP対形成コマンドを送信することにより起動され得る。シンクは古いユニキャスト対形成を、“真”に設定されたNoPairingフラグを持つZGP通知応答を送信することにより削除することができる(ZGP仕様、09-5499-23、第A.3.3.5.1節参照)。ビルオートメーション領域で動作しているプロキシ装置は、“偽”に設定されたInRangeフラグを持つプロキシテーブルエントリを消去することが推奨されている(ZBAのためのZGP最良方法、ジグビ文書11-0196-01、第5.4.2.1節、第24頁、第22〜24行参照)。プロキシは“0b0”に設定されたオプションフィールドのEntryActiveフラグを持つエントリも有し得、これはzgppBlockedZGPDIDリストに移動することができる(ジグビ文書09-5499-23、第3.5.2.2.1節、第21〜23行)。
未知の制限装置に関するテーブルエントリは“ぎりぎりで”発見され得るかも知れないが、例えば最初に該装置からのコマンドを観察し、一度削除/無効化されたテーブルエントリを再発見/再活性化することができた場合、良くない経験則が当該システムの重大な故障につながらないことに注意が払われなければならない。携帯者が支援を必要とする場合に操作されることを意図する携帯緊急釦を想像する。斯かる携帯緊急釦を例えば環境エネルギ装置等の資源制限装置として実現させることが有益であり得る。というのは、このことは、空の電池/電池交換を取り扱う必要がないからである。シンク装置との対形成が行われ得る。しかしながら、斯かる釦は非常に希に(例えば、年に数回)、且つ、恐らくは各々異なる場所で(携帯者は移動するので)しか操作されず、保守操作(もし行うとして)でさえも頻繁ではない(例えば、2週間毎)。釦が操作された際に、どのプロキシもテーブルエントリを有していない場合、1つの想定されるシステム構成では、メッセージは転送されず、代わりに質問(query)が送信され得、質問結果のみが次のメッセージを転送するために使用され得る。しかしながら、現在の重大なアラームは転送されないかもしれない。
第1実施態様によれば、少なくとも1つの制限装置に対して、当該システムには、どれだけ多くのプロキシが該制限装置に関するプロキシテーブルエントリを有するかを(時折)決定する少なくとも1つのテーブル管理主体が存在する。該テーブル管理主体は、当該制限装置に代わって転送を行うプロキシ装置のうちの少なくとも1つ、当該制限装置に対して対形成されたシンクのうちの少なくとも1つ、又は当該ネットワーク(例えば、ビル管理システム)の内外のジグビ・トラスト・センタ、ジグビ・コーディネータ、ジグビ・ネットワーク管理者、コミッショニングツール若しくは他のタイプのコントローラ/管理者ノード等の他の装置(例えば、集中保守装置(又は複数の装置))であり得る。活性プロキシ計数を維持することとは別に、活性プロキシの識別子、活性プロキシの信頼性指示情報、活性プロキシの能力、活性プロキシのテーブルの充填レベル、活性プロキシの位置等の1以上を含む追加の情報を記憶することができる。
活性プロキシ装置の数を決定する必要性、並びに正確な決定方法及び該決定から生じる動作は、例えば制限装置のタイプ、アプリケーション、移動性、レポート間隔又は該制限装置の個々の特徴等を考慮に入れて、制限装置毎に異なり得る。上記特徴は、例えば当該ノードの位置(例えば、局部的伝搬条件)及び重要性、又は転送メカニズム(例えば、ユニキャスト、グループキャスト、ワイルドカード・プロキシテーブルエントリ)を含み得る。
制限装置当たりの早期動作可能プロキシ装置の目標数又は、代わりとして、プロキシ装置の数の下側及び上側閾値は、全体的に決定され、規格により固定され、又は特定のネットワーク若しくは製造元の指針であり得る。更に、該目標数は、装置のタイプ、アプリケーション、移動性、レポート間隔、当該制限装置の個々の特徴(例えば、重要性及び位置(例えば、局部的伝搬条件)又は転送メカニズム(例えば、ユニキャスト、グループキャスト))に依存し得る。上記目標数又は閾値は、例えばシンク、管理主体により起動されて、又は例えば当該制限装置のレポート頻度の変更若しくは対形成の変更等の何らかの構成変更に起因して、当該ネットワークの寿命期間にわたって変化し得る。更に、早期動作可能プロキシの選択のための追加の条件を、後述するように(後述する比較評価基準参照)定義することができる。
制限装置に対して一層多くの早期動作可能プロキシ装置を追加することは信頼性を向上させ得るが、余分なネットワークトラフィックも生じ得るので、最適化評価基準は、必ずしも、早期動作可能プロキシ装置の数を最大にすることではない。テーブル管理主体は制限装置当たりの早期動作可能プロキシ装置の数を下限より上に維持することができるが、このことは、テーブル管理主体が早期動作可能プロキシ装置の数を特定の下限閾値より下に維持することと組み合わせることができる。早期動作可能プロキシに対する追加条件が定義された場合(後述する比較評価基準参照)、プロキシが斯かる条件を満たし始める又は満たさなくなるという事実も、早期動作可能プロキシのなかへの該プロキシの追加/早期動作可能プロキシのなかからの該プロキシの削除につながり得る。例えば、或る早期動作可能プロキシが最小信頼度指示条件を最早満たさなくなった場合、該プロキシは活性プロキシ(計数)テーブルから削除され得る。他の例において、特定の能力(ユニキャスト転送を行うことができる)を有する特定の制限装置R2の範囲内の全てのプロキシ装置が、テーブルが満杯であり、制限装置R2のための新たなユニキャストプロキシテーブルエントリが必要とされる場合、同じ範囲内の他のノードR1のためのグループキャストテーブルエントリを、これらプロキシ装置の少なくとも1つ上で開始させ、必要なら、R1の範囲内の1以上のグループキャスト可能プロキシのプロキシテーブルに追加することができる。
プロキシテーブルに少なくとも活性プロキシ計数を維持する提案された解決策は、プロキシ装置を、このプロキシ装置がプロキシ装置一般として又は特別に関連する制限装置のためのプロキシ装置として長い時間にわたり非活性であった場合、又はこのプロキシ装置が自身のプロキシテーブル(又は複数のテーブル)から当該制限装置を外すと決定し又は命令された場合に、テーブル管理主体における活性プロキシ(計数)テーブルから外されるようにするメカニズムと組み合わせることができる。自身のテーブルから装置を外すプロキシ装置は、例えば、該プロキシ装置がそのようにしたことを通知するブロードキャストメッセージを送信することができるか、又は、この情報を自身のプロキシテーブル情報から導出することができる。他の例として、所与の制限装置に関してプロキシ装置を活性プロキシテーブルから外す要求は、プロキシに、この制限装置のための自身のプロキシテーブルエントリを削除するように命令するコマンドから導出することもできる。
更に、上述したプロキシ計数解決策は、特定の装置が活性プロキシ装置として働く機会を全く、殆ど又は所与の長さの最近の期間内に全く得なかった場合に、プロキシ装置による特定の装置のためのテーブルエントリの自主的な削除と有利に組み合わせることができる。このように、制限装置に対して決して役立たないであろう斯様なプロキシ装置を削除することも可能にする。
テーブル管理主体がプロキシ装置を上限閾値で計数することに基づく第1実施態様において、特定の上限閾値を越えるプロキシ装置が特定の制限装置の代わりに転送を行うことを判定が示す場合、テーブル管理主体は、幾つかのプロキシテーブルエントリが削除されるようにする動作を行う。
プロキシテーブルエントリを維持すべきプロキシ装置及び/又はプロキシテーブルエントリを削除すべきプロキシ装置を識別するために、テーブル管理主体は、信頼性指示情報(例えば、信号強度若しくはプロキシ装置と制限ノードとの間の距離に基づく)又はどの程度頻繁にプロキシ装置が制限ノードからの通信を受信する/逃すかを示す信頼性指示情報、当該プロキシ装置が非常に活動的である該プロキシ装置のプロキシテーブル内のエントリの数(例えば、この数が大きい場合、このプロキシ装置にとっては1つのエントリを削除することが一層有益である)、プロキシの能力(例えば、サポートされるセキュリティ又は通信モードの点での)、このプロキシ装置が他のプロキシ装置と比較して当該制限装置に対して働く比較率、並びに、例えば、プロキシ装置の互いに対する相対位置(例えば、同じ伝搬妨害を受ける危険性を制限するためには、互いの隣接者ではない活性プロキシ装置を選択することが良いであろう)、当該ネットワークに対する当該プロキシ装置の接続性(例えば、該プロキシ装置が持つ(ルータ)隣接者の数(多数の潜在的経路は転送するメッセージの信頼性を向上させるので、良好に接続されたプロキシを用いる方が良い))、及び、このプロキシ装置の通信の全体的信頼性(例えば、自身の隣接者によりレポートされたリンク品質に示される)等のプロキシ装置の他の特徴等の比較評価基準のうちの少なくとも1つを使用することができる。
第1実施態様の一構成例においては、他の目的で既に交換されたメッセージを決定のために使用することができる。これの一層詳細な例として、或る制限装置に対するシンク装置は、自身に対して該制限装置の代わりにメッセージを転送するプロキシ装置の識別情報を追跡記録することができる。このことは、例えば、転送するプロキシ装置の識別情報を、これらプロキシ装置が送信したメッセージから取得し、これらを“活性プロキシ計数テーブル”に記憶することにより実行することができる。活性プロキシ計数テーブルエントリの数が上側閾値を超えて増加した場合、シンク装置は、例えば前述した条件の1以上に基づいて該“活性プロキシ計数テーブル”からプロキシ装置を選択し、このプロキシ装置に対して、当該制限装置のためのプロキシテーブルエントリを削除する又は、該プロキシ装置が自身のテーブルに他の制限装置を追加する必要がある場合、該テーブルエントリを削除するための有力な候補とすることを告げるメッセージを送信することができる。
第1実施態様の他の構成例において、或る制限装置に対し、早期動作可能プロキシ装置の1以上は、該制限装置に対して早期に動作するものであることが分かったプロキシ装置の活性プロキシ計数テーブルによって記録を維持することができる。例えば、該プロキシ装置は、これらプロキシ装置により送信されたメッセージを聴き取ることにより、これを実行することができる。該プロキシ装置が、他のプロキシ装置が早期に動作したことを示すメッセージを受信し、且つ、このプロキシ装置の識別情報を該メッセージから得ることができた場合、当該プロキシ装置は該新たなプロキシ装置の識別情報を活性プロキシ計数テーブルに記憶することができる。活性プロキシ計数テーブルエントリの数が上側閾値を超えて増加する、及び/又は他のプロキシが早期動作可能プロキシに対する追加の条件を一層良好に満たす場合、当該プロキシ装置は、当該制限装置に対する自身のプロキシテーブルエントリを削除する(若しくは、新たなプロキシテーブルエントリが追加されねばならない場合に削除するための有力な候補にする)、又は、例えば上述した早期動作可能プロキシのための追加の条件の1以上に基づいて、他のプロキシを選択すると共に、このプロキシに自身のプロキシテーブルエントリを削除するように要求することを決定することができる。
来るZGP仕様において、メッセージ発信者(originator)、即ち早期動作可能プロキシ又はシンクテーブルに基づいて転送することができるシンク装置のアドレスは、該発信者が送信したトンネリング停止、ZGPコミッショニング通知及び/又はZGP通知グリーン電力クラスタメッセージから決定することができる。別名が使用されない場合、メッセージ発信者、即ち早期に動作したプロキシ、のアドレスは、NWKソースアドレスフィールド又はZGPP/TempMasterショートアドレスフィールド(もし含まれるなら)に基づいて決定することができる。別名が使用されているなら、メッセージ発信者、即ち早期に動作したプロキシ、のアドレスは、受信されたメッセージにおけるNWKヘッダのRadiusフィールドが初期値を有する場合、MACソースアドレスから決定することができる。該メッセージ(又は複数のメッセージ)は、早期動作プロキシに関する信頼性指示情報を更に含み得る(例えば、Distanceフィールド)。これらのメッセージは他のプロキシにより及びシンクにより受信され得る。
プロキシテーブルエントリの削除は、選択されたプロキシ装置に、“0b0”に設定されたAddSinkサブフィールドを持つ、又は“0b1”に設定されたRemoveZGPDサブフィールドを持つZGP対形成コマンドをユニキャストで送信することにより実行することができる(ジグビ・グリーン電力仕様、09-5499-23、第A.3.3.5.2節参照)。シンクテーブルエントリの削除は、“0b011”又は“0b100”に設定されたActionフィールドのActionサブフィールドを持つZGP対形成構成コマンドにより実行することができる(ジグビ・グリーン電力仕様、09-5499-23、第A.3.3.4.7節;第A.3.5.2.5節、第132頁、第27行〜第134頁、第27行参照)。
第2実施態様によれば、どれだけ多くのプロキシ装置が制限ノードのために登録されているかを追跡するために、及び、この数を下限閾値と比較するために、少なくとも1つのテーブル管理主体が設けられる。少なすぎる早期動作可能プロキシ装置しか、又は早期動作可能プロキシのための追加の評価基準を満たす少なすぎる早期動作可能プロキシ装置しか存在しない場合、又は早期動作可能プロキシのための追加の評価基準を満たす幾つかの非早期動作可能プロキシ装置が利用可能である場合、テーブル管理主体は、より多くの活性プロキシ装置(範囲内早期動作可能プロキシ装置)が作成されるようにする動作を行う。この場合、上記の追跡するテーブル管理主体は、上限閾値に基づいて動作を行う主体と同一でなくてもよい。追跡する手順は、例えば、前述した又は後述するようなものであり得る。該主体は、制限装置の代わりに転送を行うプロキシ装置のうちの少なくとも1つ、制限装置と対形成されるシンクのうちの少なくとも1つ、又は当該ネットワーク(例えば、ビル管理システム)の内外の例えばジグビ・トラスト・センタ、ジグビ・コーディネータ、ジグビ・ネットワーク管理者、コミッショニングツール若しくは他のタイプのコントローラ/管理者ノード等の集中保守装置(又は複数の装置)等の他の装置であり得る。
第3実施態様によれば、プロキシテーブルエントリの追加及び削除は全体的知識に基づいて制御される。ここで、決定するテーブル管理主体は、当該ネットワークの内外の(例えば、インターネット上の)例えばネットワークゲートウェイノード(例えば、エッジルータ又は6lowpanLBR)、ネットワーク管理者(例えばジグビ・トラスト・センタ、ジグビ・コーディネータ、ジグビ・ネットワーク管理者等)、又は他のタイプのコントローラ/管理者ノード(例えば、ビル管理システム又はコミッショニング装置等)等の強力なノード等の他の装置であり得る。該主体の決定は、長期的統計に基づいたものとすることができる。一例において、テーブル管理主体は、全てのプロキシ装置からプロキシテーブル内容及び/又は他の装置(例えば、シンク、コントローラ、ゲートウェイ及びコミッショニングツール等)からプロキシ情報を定期的に収集することができると共に、ネットワークトポロジに関する他のデータを収集し又は発生されるようにすることができる。時折、該主体は自身の記録を見直し、ネットワーク性能を最適化するようにプロキシテーブル内容を決定し、プロキシ装置に対して対応するメッセージを送信することによりプロキシテーブルを更新する。例えば、テーブル管理主体は、プロキシテーブルから永久的又は一時的なエントリを収集して、何のプロキシが何の制限装置の受信距離内にあるかについての長期的履歴記録を自身のメモリ内に作成することができる。他の例において、該テーブル管理主体は、プロキシの位置、プロキシのネットワーク会員資格、プロキシの隣接者情報、プロキシの経路指定情報、プロキシの信頼性情報、プロキシの負荷(自身のアプリケーショントラフィック及び他の経路指定されたトラフィックを含む)、プロキシの能力等を含む、プロキシ動作に関する他の情報を収集することができる。更に、該テーブル管理主体は、例えば詳細なプロキシ位置、部屋/区域配置、障害物、外部妨害物の存在等を含む床配置図等の他のデータにアクセスすることもできる。この場合、該テーブル管理主体はプロキシ装置を制限装置に(再)割り付けして、もしできるならば、各制限装置が自身の範囲内に少なくとも所定数の早期動作可能プロキシ装置を有すべきような全体的規準を目指して試行することができ、その場合において、プロキシ装置の数は、恐らくは、前述したように制限装置の特徴に依存し、早期動作可能プロキシは、オプションとして、前述したように追加のプロキシ評価基準を満たす必要があり得る。
来るZGP仕様では、テーブル管理主体はZGPDに代わって転送を行う装置に関する情報を、プロキシ装置のプロキシテーブルを例えばZCL読出属性(Read Attributes)コマンドを用いて読み出し、シンクテーブルに基づく転送可能シンクのシンクテーブル及び変換テーブルをZCL読出属性及びZGP変換テーブルリクエストコマンドを使用して読み出すことにより収集することができる(ジグビ・グリーン電力仕様、09-5499-23、第A.3.3.4.5節参照)。これらのテーブルは、プロキシ/シンクに対するZGP対形成/ZGP対形成構成コマンドを、各々、送信することにより管理することができる。ZCL書込属性(Write Attribute)コマンドを介してテーブル属性に書き込むことも同様に可能である。
テーブル管理主体の初期検索を簡単にするために、特定のZGPDに関するエントリを有する全ての装置にリクエストを行うコマンドを導入することもできる。例えば、現在のZGP仕様では特定のZGPDと対形成されたシンクを発見することのみを意味するZGP対形成検索(Pairing Search)コマンド(ジグビ・グリーン電力仕様、09-5499-23、第A.3.3.4.2節参照)を、このリクエストに対して何の装置(プロキシ及び/又はシンク)が応答すべきかを示すように拡張することができる。このことは、オプションフィールドの現在予備のサブフィールドに、“0b1”に設定された場合に、このZGPDに対するテーブルエントリを備えたプロキシ装置も、このリクエストに対して応答すべきであることを示すProxyResponseサブフィールドを追加することにより達成することができる。他の例として、プロキシ装置は、全てのモードリクエストサブフィールド(リクエストユニキャストシンク、リクエスト導出(Derived)グループキャストシンク、リクエストコミッショニング(Commissioned)グループキャストシンク)を“0b0”に設定することにより、ZGP対形成検索に対して応答するように起動することもできる。この構成は、シンクからの応答を抑圧するという付加的利点を有する。シンクにおける対形成情報は、通常、プロキシテーブルエントリよりも一層静的であると予測される。シンクテーブルに基づく転送可能シンク、このリクエストに対しても応答し得るか、又は例えば追加のフラグにより別途レポートするようにリクエストされ得る。更に、例えば当該プロキシの無線範囲外の制限装置に関するプロキシテーブルエントリのみ(即ち、“0b0”に設定されたプロキシテーブルエントリのオプションフィールドのInRangeフラグを持つ;ZGP仕様、09-5499-23、第A.3.4.2.2.1節参照)若しくは非活性及び/又は無効プロキシテーブルエントリのみ(即ち、“0b0”に設定されたプロキシテーブルエントリのオプションフィールドのEntryActive及び/又はEntryValidフラグ;ZGP仕様、09-5499-23、第A.3.4.2.2.1節参照)又は試行/自己作成エントリのみ等の、特定のタイプ又はエントリ類のプロキシテーブルエントリをリクエストすることができ、このリクエストのための追加の指示情報が、例えば対形成検索コマンドのオプションフィールドの現在予備のサブフィールドを用いて追加される必要があり得る。このようなリクエストに対する応答は、完全なプロキシテーブルエントリ、又は例えば本発明で説明するレポートコマンドの1つと同一又は類似の選択された情報を伝達する新たなコマンドであり得る。
更に、ZGP対形成検索コマンドは、特定の通信モード(例えば、該通信モードがプロキシテーブルの保守の必要性、及び/又は当該制限装置のアプリケーション及び/又は装置タイプを示す場合)を使用する全ての制限装置を発見するために使用することができる。このことは、例えば、当該ZGP対形成検索コマンドのオプションフィールドの適切なモードリクエストサブフィールド(リクエストユニキャストシンク、リクエスト導出グループキャストシンク、リクエストコミッショニンググループキャストシンク)を“0b1”に設定すると共に、ZGPD SRcIDフィールドを固有の値(例えば、“0xffffffff”)に設定することにより達成することができる。同様に、例えば特定のセキュリティレベル又はキータイプを使用するZGPD装置、携帯型ZGPD装置、双方向通信を行うことができるZGPD装置等の、他のZGPD能力(プロキシテーブルの保守の必要性、及び/又は当該制限装置のアプリケーション及び/又は装置タイプを示す場合)も、リクエストすることができ、このリクエストのためには、例えばオプションフィールドの現在予備のサブフィールドを用いて追加の指示情報が追加される必要がある。
他の例において、特定のZGPD及び/又は特定の能力のZGPDに対するエントリを持つ全ての装置をリクエストするための専用のコマンドを導入することができる。
全体的な規準を適用するテーブル管理主体の一例を以下に説明する。先ず、該主体は、制限装置、プロキシ装置及びシンク装置等の、当該システムにおける全ての現在のノードの完全な寸描(スナップショット)を構築するために、ネットワーク状態検査手段(例えば、前記ZGPコマンド)を使用する。該スナップショットは各装置に関するネットワークアドレスを含む。該スナップショットは、各制限装置に対して、プロキシテーブルに制限装置を現在有する全てのプロキシ装置の識別情報も含む。該スナップショットは、各制限装置に対して、当該装置の性質(例えば、各メッセージを配信するために高い信頼性を必要としない周期的にレポートするセンサノード、若しくは高い信頼性を必要とする人が操作する電灯トグルスイッチ、又は他の特徴である)も含む。該情報は、移動制限ノード(例えば、携帯型リモコン)を許容するシステムにおいては、当該制限装置が静止型か又は移動型かの情報を含むこともできる。全てのプロキシ装置が全ての制限装置の範囲内にあるというのではないので、当該テーブル管理主体は、何のプロキシ装置が何の制限装置の範囲にあるか、プロキシテーブルに制限装置を現在有する何れが同一のプロキシであるか又はないかについての情報も収集する。典型的に、このような情報は、プロキシ-制限装置の対毎の“イエス”又は“ノー”の範囲の二進フラグではなく、対の間の距離、信号強度、及び/又はパケット損失率の推定値であろう。このような情報は、例えば、全てのプロキシ装置及び制限装置の位置を伴う当該建物の既知の床配置図に基づくものとすることができる。このような情報は、例えばパケット受信及び信号強度に関する統計を記録することにより、動的に収集することもできる。更に、プロキシ装置毎に、例えばサポートされる通信モード、サポートされるセキュリティレベル、及び/又は占有された/空きのプロキシテーブルエントリの全数等の、プロキシの能力及び状態に関する情報を記憶することができる。更に、シンク装置毎に、例えばサポートされ且つ必要とされる通信モード、潜在的に通信モードを決定すること、及び/又はこのシンクと対をなす制限装置にとり必要とされるプロキシの数等の、何らかのアプリケーション、能力及び状態情報を記憶することもできる。
次いで、第3実施態様のテーブル管理主体は、上述した情報の幾らか又は全てを使用して、各制限装置に対するプロキシ装置の目標最小数T(Rx)を決定する。例えば、全てが静止型スイッチである正確にNR個の制限装置が存在し、各々が最大で5個のプロキシテーブルエントリを有することができるNP個のプロキシ装置が存在するシステムにおいて、T(Rx)は、
T(Rx)=min(Nmin,floor((NP*5)/NR)) (1)
と計算することができる。ここで、“floor”は数を整数に切り捨てる関数(C標準ライブラリからの)であり、Nminは例示的なアプリケーション定義最小値である。例えば、NR=11及びNP=5の場合、この計算はfloor=2となり、従って、Nmin=4なら、各制限装置に対してT(Rx)=2となる。
このT(Rx)を計算した後、当該テーブル管理主体は、自身のためのプロキシテーブルエントリを持つプロキシ装置をT(Rx)より少しか現在有していない制限装置を識別する。これらの制限装置に対して、該テーブル管理主体はプロキシテーブルエントリを追加する動作を行う。
制限装置のためにエントリを追加する一方法において、テーブル管理主体は、自身のプロキシテーブルに未だ当該制限装置を有していないプロキシ装置を選択し、次いで、このプロキシ装置に対して該プロキシ装置のテーブルに当該制限装置が追加されるようにするコマンドを送信する。この新たなプロキシ装置を選択するために、該テーブル管理主体は、当該制限装置の範囲内にある(又は該制限装置の範囲内にありそうな)プロキシ装置であって、自身のプロキシテーブルに空きスペースを有する、又は自身のプロキシテーブル内に少なくとも1つの他の制限装置を有するプロキシ装置が見付かるまで、当該ネットワークから収集した情報を検索することができる。この場合、上記の少なくとも1つの他の制限装置は、該他の制限装置をプロキシテーブル内に有するプロキシ装置の数が、該他の制限装置のための上記目標最小数T(Rd)を越えるものである。上記方法が、上記新たなプロキシ装置又は上記他の制限装置を選択するための多肢選択となった場合、該テーブル管理主体は該プロキシ選択において、例えばプロキシ能力及び例えばRSSI又は距離に基づく信頼性指示情報等の、追加のプロキシ評価基準(前述したような)を考慮に入れることができる。
制限装置のためにプロキシテーブルのスペースを作成する必要がある場合、選択された他の制限装置を、選択された(新たな)プロキシ装置のプロキシテーブルから削除することができる。従って、第3実施態様により提案された解決策は、プロキシテーブルエントリが削除されるようにもする。
更に、当該主体は或るプロキシを、何らかの追加のプロキシ評価基準を(一層良好に)満たす他のプロキシと交換することができる。
以下では、上記実施態様において制限装置のための新たな活性プロキシを追加又は作成する別の方法を説明する。
第1例においては、ユニキャストメッセージが1以上の選択されたプロキシ装置に送信され、これらプロキシ装置に当該制限装置のためのテーブルエントリを追加するように命令する。この解決策は、当該テーブル管理主体が、ネットワークトポロジに関する情報若しくは何のプロキシ装置が当該制限装置の範囲内にありそうかを示す他の履歴情報、又は特定の若しくは“ワイルドカード”プロキシテーブルエントリを用いて、この制限装置の代わりに過去に働いたプロキシ装置、若しくは例えば過去に限られた期間内で、この制限装置の検索を実行したプロキシ装置のリストを記憶するのに十分なメモリを有する場合に適用可能である。ZGP仕様において、このことは、ユニキャストZGP対形成メッセージを用いて、又はプロキシテーブルに書き込むことにより直接的に達成することができる。
第2の例では、当該制限装置に近い若しくは該制限装置の範囲内であることが分かっている装置(例えばプロキシ又はシンク)から発する制限ホップ数ブロードキャストメッセージが送信され、幾つかの又は全ての受信するプロキシ装置に当該制限装置のためのテーブルエントリを追加又は活性化するように命令することができる。この場合、作成されたエントリは、“試行的”エントリとして見ることができる。しかしながら、斯様な“試行エントリ”はテーブル管理主体とは独立に使用することができること、即ち斯かるエントリはプロキシ自体によっても作成することができることに注意されたい。例えば、プロキシ装置は、自身の隣接者の幾つかにテーブルエントリを追加するように命令し、又は斯かる幾つかの隣接者に、それらの隣接者の間で依頼するように命令することができる。他の例において、シンク装置は、自身の隣接者、プロキシ及び/又はシンクの幾つかに“試行的”テーブルエントリを追加するように命令することができる。
プロキシ装置及びプロキシ機能の能力を持つ装置(例えば、シンクテーブルに基づく転送を行うことができるシンク)は、全ての又は最良のプロキシ装置を見付けるために確立された“試行的”エントリと、自己構成されたエントリ、そのまま使える(out-of-the-box)若しくはデフォルトエントリ、及び/又は主体による選択の後に作成された管理されたエントリ等の他のタイプのエントリとの間を区別するように構成することができる。プロキシ装置は、例えばテーブル作成手順に基づいて設定自体を自身で導出することができ(例えば、受信されたコマンド、コマンド発信者、コマンド通信モード)、又は明示的にメッセージ自体の一部であり得る。このように、試行及び/又は自己構成テーブルエントリは、当該プロキシ装置が、当該エントリが追加されてから後の時点までの期間において早期動作可能プロキシ装置として一度たりとも働かなかった場合、及び/又は該プロキシ装置が上記期間にわたり制限装置から発せられた如何なるメッセージも観察しなかった場合、後の時点(例えば、より多くのスペースが必要とされる場合)に即座に削除することができる。
試行エントリは、これらの存在が知られると共に、これらの信頼性が推定され得るようにするために、新たなプロキシ装置の制限装置のために最初に早期に働く機会が増加されるように設定することができる。来るZGP仕様において、このことは、新たなプロキシエントリの最初に転送フラグを“真”に設定することにより達成することができる(ジグビ・グリーン電力仕様、09-5499-23、第A.3.4.2.2.1節参照)。
拡張例において、早期動作可能プロキシであるとして選択されたプロキシ装置における“試行的”エントリは、テーブル管理主体により確認することができ、管理されたエントリとなる。ZGP仕様において、このことは、ZGP対形成又はZGP構成対形成メッセージを用いて、及び/又はプロキシテーブル若しくはシンクテーブルに直接書き込むことにより達成することができる。更に、早期動作可能プロキシであるとして選択されなかった幾つかのプロキシ装置における試行エントリは、例えば、これらプロキシ装置に個別に(分かるなら)接触することにより、それ以外では“試行”が終了したことを示すブロードキャストコマンドを送信することにより削除することができる。
ZGP仕様の前後関係において、上述した命令の幾つかを伝達するためのメッセージは、しばしば、他の情報又はコマンドも伝達するメッセージパケットに有利にも埋め込むことができる。例えば、ZGPトンネリング停止メッセージ及び/又はZGP通知メッセージ内である。このことは、新たに追加された活性プロキシ装置が、ZGP対形成検索メッセージを介して自身をシンクに即座に通知し、プロキシテーブルエントリを完成させるという付加的利点を提供する。
更に、このことは、テーブル管理主体により、ZGP対形成コマンド(AddSinkフラグ=“0b1”を持つ)及び/又はZGP構成対形成コマンドを送信することによって、及び/又はプロキシテーブル若しくはシンクテーブルに直接書き込むことによって達成することができる。これらコマンドは、受信側装置が、送信者が他のプロキシ装置であること、及び/又は当該メッセージがプロキシ装置の数を増加させるための試みであることを識別することを可能にするであろう。これは、例えば使用される配信モードにより暗示的であり得る(例えば、ブロードキャスト通信は常に試行エントリを意味する)。これは、コマンド内で明示的でもあり得る。例えば、ZGP対形成コマンドのオプションフィールドの現在予備のサブフィールドに試行フラグを定義すると共に、“真”に設定することができ、又はZGP対形成コマンドのオプションフィールドの現在予備のサブフィールドに“一時的/管理エントリ”フラグを定義すると共に、“一時的エントリ”に設定することができる。例えば、受信者がZGPフィーチャをサポートしない場合、受信者が如何なる若しくは所要のプロキシ能力を有さない場合、又はプロキシテーブルが既に満杯の場合、ユニキャストで送信されたなら、当該メッセージは好ましくはZCLデフォルト応答により回答することを可能にする。AddSinkフラグ=“0b0”及び/又はRemoveZGPDフラグ=“0b1”並びに試行フラグ=“0b1”又は“一時的/管理エントリ”フラグ=“一時的”を伴うZGP対形成コマンドは、グループキャスト又はブロードキャストを用いて未確認のエントリを削除するために使用することができる。この目的のために、追加のコマンドを定義することができる。当該テーブル管理主体は、自身の隣接者の中から、有利には、このZGPDの代わりに転送を行うことについて未だ知られていないものを選択することができる。更に、該テーブル管理主体は、シンクを、全て又はシンクテーブルに基づく転送を行うことができないことが分かっているものだけ除外することができる。有利にも、プロキシ装置は、範囲内にあるが積極的に転送しないSrcIDのリストを既に有するであろう。有利には、この追加のプロキシ選択の間又は直ぐ後に、ZGPDはプロキシ装置に受信、距離又は信頼性の推定を確認させるためのメッセージを送信することができる。選択されたプロキシ装置は、ZGPDに対して近い距離内にあるなら、ZGPD伝送のふりをして、これをエミュレーションすることができる。
上述した第1ないし第3実施態様は、プロキシ装置に下記の追加の対策を設け、他の主体が当該プロキシ装置を計数し及び/又はプロキシ関連統計情報を収集することを一層容易にすることにより強化することができる。
第1強化例において、プロキシ装置は、自身のプロキシテーブル内の制限装置、例えば全ての制限装置又は特定の評価基準(例えば、プロキシテーブルの保守の必要性、範囲内のもの、当該プロキシが積極的に転送するもの等)を満たす制限装置のみ、の識別情報を含むブロードキャストメッセージを周期的に送信することができる。このようなブロードキャストメッセージを受信するテーブル管理主体は、これらメッセージを自身の活性プロキシ計数テーブルを更新するために使用することができる。該メッセージは、プロキシテーブルの保守のために使用することが可能な追加の情報(例えば、プロキシ距離等)を含むこともできる。
ZGP仕様においては、ZGPプロキシテーブル全体を、例えばZGP属性レポートで送信することができる。他の例として、関連するデータのみを伝達する専用のコマンドを、例えばZGPトンネリング停止コマンドと同様のフォーマットで定義することができる。来るZGP仕様においては、ユニキャスト転送が使用される場合及び/又はZGPDが双方向動作をサポートする場合、ZGPDに代わって既に転送を行ったプロキシ装置が、転送を継続するように促され得る。この場合、このことは、当該プロキシ装置に、例えば受信されたGDBF(グリーン電力装置フレーム)の受信信号強度指示情報(RSSI)等のZGP仕様で定義された固有の情報、過去において最初に転送するものであった事実、及び、ユニキャストの場合、ネットワークトポロジ又は信頼性指示情報とは独立に、当該プロキシの転送確率を増加させる追加の成分により拡張された、対にされたシンクへの全てのユニキャスト経路の利用可能性に基づいて計算された遅延、即ちトンネリング遅延、の後に転送をスケジュールさせることにより達成することができる。
第2強化例において、プロキシ装置は予測可能な規則性(即ち、非零転送確率)でメッセージを発するように制御される。これを達成するために、当該システムは、制限装置の範囲内の各早期動作可能プロキシ装置がメッセージを送信する非零確率を有し、かくしてシンク及び/又は当該主体に該制限装置のための早期動作可能プロキシ装置としての自身の状態に関して通知することを保証するように構成することができ、その場合において、この非零確率は、当該制限装置の周りの局部的ネットワークトポロジが如何様であっても、又は同一の制限装置の代わりに転送する他のプロキシの信頼性指示情報がどの様であっても零より大幅に高い。
この第2強化例のうちの一例において、制限装置からメッセージを受信し、且つ、自身のプロキシテーブルに該制限装置を有するプロキシ装置は、平均してN回毎に1度“レポート動作”を実行することができ、ここで、Nは例えば10である。該“N回毎に1度”の挙動を生成するメカニズムは、Nから減算計数するカウンタ、又は平均して1/N回毎に“イエス”判断を発する乱数に基づくメカニズムであり得る。Nは、当該制限装置に代わって転送するプロキシの数、又は、この制限装置のために利用可能な早期動作可能プロキシ装置の実際の数から導出することができる。Nが、この制限装置のために利用可能な早期動作可能プロキシ装置の実際の数、又は実現されるべき目標数である場合、プロキシ集団(プロキシ数)を管理している主体は、このNを構成ステップにおいて当該プロキシに送信することができる。他の実施態様において、この制限装置のために利用可能な早期動作可能プロキシ装置の実際の数は、少なくとも部分的に、同制限装置に代わって転送する他のプロキシ装置の転送挙動の観察に基づいて導出することができる。
上記レポート動作は、他の主体が制限装置のためのプロキシ装置としての当該プロキシの状態に関して知ることを可能にするメッセージ送信動作であり得る。該レポート動作を実現するための1つの方法は、当該プロキシ装置に、該プロシキ装置これは最早必要ではないと決定していても、受信者に配信された当該制限装置からのメッセージ、即ち、有利にも送信プロキシの明確な識別を含むメッセージを得るために、ブロードキャスト/グループキャストZGP通知メッセージ又はユニキャストZGP通知メッセージを送信させることであり得。他のメッセージを送信する(周期的に)こともできる。
来るZGP仕様の前後関係において、このようなメッセージは、例えば、当該制限装置の少なくとも1つのシンク装置に対するユニキャストZGP通知(ZGP仕様、ジグビ文書09-5499-23、第A.3.3.4.1節参照)メッセージであって、ユニキャスト送信者としての自身のアドレス以外に、該制限装置の早期動作プロキシ装置(もしあるなら)により送信されたのと同一のペイロード及びシーケンスカウンタ内容を伴うメッセージであり得る。又は、例えばワイルドカードテーブルエントリに指定されたもの等の、プロキシテーブル測定を行うことが可能な他の主体に対するユニキャストZGP通知又は他のメッセージであり得る。
更に、来るZGP規格の前後関係において、当該制限装置が自身のシンクとしてマルチキャストグループを有している場合、プロキシ装置は、自身のプロキシテーブル内容を反映するユニキャスト、マルチキャスト若しくはブロードキャストメッセージ、又は別名なしで送信されるZGP通知(ZGP仕様、ジグビ文書09-5499-23、第A.3.3.4.1節参照)若しくはZGPトンネリング停止(ZGP仕様、ジグビ文書09-5499-23、第A.3.4.4.1節参照)メッセージを送信することができる。
追跡記録するテーブル管理主体が、当該制限装置及び/又は該装置の代わりに転送するプロキシの範囲内のプロキシ装置若しくは他の装置である場合、別名メッセージ(前述したような)からのプロキシ情報の導出も可能であり得る。
第3強化例では、第1動作プロキシとして動作する非零確率が全ての範囲内の早期動作可能プロキシ装置に対して保証される。この第3強化例のうちの一例においては、全ての早期動作可能プロキシ装置P1…Pnが、制限装置からメッセージを受信した際、プロキシ装置として動作するために無線媒体にアクセスする最初のプロキシ装置となることを試みる前に、プロキシ固有の遅延時間WT1…WTnだけ待つと同時に、他のプロキシ装置が既に最初に動作したかを知るために該媒体を観察するような設計前後関係が前提とされる。このようなメカニズムは、例えば、来るZGP仕様に存在する。この強化例において、転送アルゴリズムは、どの様なネットワークトポロジが使用されていても、又は特定のプロキシ装置の信頼性指示情報がどの様なものであっても、単一のプロキシ装置又はプロキシ群が常に当該制限装置の代わりに最初に動作するものとならないように、適応化することができる。
第3強化例のうちの提案される第1構成例において、他の各プロキシ装置におけるプロキシ固有の遅延時間の計算は、各プロキシ装置が、時々、転送の機会を得るように制御することができる。一つの提案構成対策例として、各プロキシ装置が如何なる他のランダム数発生器とも同期されない自身のランダム数発生器を使用することにより、上記プロキシ固有の遅延時間に乱数成分を組み込むことができ、結果として、異なる値のプロキシ固有の遅延時間が、その都度、幾らかは均一に分配されるようにする。
第3強化例のうちの提案される第2構成例において、各早期動作可能プロキシ装置は、当該制限装置に対して、どのくらい最近に、最初の(転送する)プロキシとして動作したかを追跡記録する。該プロキシ装置が次に制限装置からのメッセージを検出した場合、該プロキシ装置は自身のプロキシ固有遅延時間の計算に、この情報に依存する成分を含める。例えば、当該プロキシ装置が直前に第1(転送)プロキシとして動作した場合、該プロキシ装置は他のプロキシ装置に最初に動作する一層大きな機会を与えるために、自身のプロキシ固有遅延時間に(大きな)成分を追加する。当該プロキシ装置が、暫くの間、第1(転送)プロキシとして働いていない場合、該プロキシ装置は、それ以上、(大きな)成分は追加せず、該プロキシ装置が再び最初に動作する傾向となるようにさせるか、又は該プロキシ装置は幾らかの時間成分を減算することさえできる。プロキシ固有遅延時間に対する他の計算方法も使用することができる。例えば、当該プロキシ装置が最初に動作したのが遙か以前であるほど、プロキシ固有遅延時間を短くする。
全ての早期動作可能プロキシ装置に対する、最初に動作するプロキシとして動作する非零機会を保証する上述した様なメカニズムが整っている場合、各制限装置に対する活性プロキシの数(population)を管理するための第4実施態様に基づく下記の方法をとることができる。
第4実施態様は、直接的なプロキシの計数をおこなわないでプロキシの数を管理する方法に向けられたものである。何らかのテーブル管理主体(例えば、各プロキシ装置自体)が、全てが期間Tにわたって計数された、当該プロキシ装置(Py)が制限装置(Rx)に対する第1動作プロキシとして動作した回数と、該制限装置が伝送を行った回数との間の比Ratio.Py(Rx)を、追跡記録又は近似する。従って、
Ratio.Py(Rx)=RL/RR (2)
であり、ここで、RLはプロキシ(Py)が期間Tの間に制限装置(Rx)のためのプロキシとして動作した回数を示し、RRは制限装置(Rx)が期間Tの間にメッセージを送信した回数を示す。この比は、当該プロキシ装置によって、制限装置によりなされた伝送の全数(このプロキシ装置により逃された伝送も含む)に対して該制限装置から受信された伝送をローカルに聴き取り、このカウントを当該式の右辺として使用することにより近似することもできる。動作したプロキシ装置の該比が閾値(例えば、50%)を越えた場合、テーブル管理主体は当該制限装置に対して一層多くの早期動作可能プロキシを作成するための動作を行う。上記閾値は、好ましくは、この制限装置Rxに対するプロキシの最適数であるMxに関係するのもとし、該最適数は、前述したように、この制限装置のアプリケーション及び/又は能力に関係し得る。例えば、上記閾値は[100%/Mx]とすることができる。通常、上記閾値判定は、或る最少量の統計データが収集された後に、例えば上記(2)式の右辺のカウントのRL及び/又はRRカウントが所要の最小値(例えば、少なくとも3)に到達した後のみに実行することが有利であることに注意されたい。第4実施態様による方法は、“直接的な計数なしで”と称される。何故なら、この方法では制限装置に対する早期動作可能プロキシ装置の数を概算するために値1/Ratio.Py(Rx)が使用されるからである。この方法は、早期動作可能プロキシ装置を幾らか同様に等しく動作するようにさせる等化メカニズム(第1ないし第3実施態様の第3強化例のような)が配備された場合に改善することができる。
第4実施態様において、プロキシ装置は自身の比Ratio.Py(Rx)を追跡することができる。該比が(上側)閾値を超えた場合、当該プロキシ装置は自身の近傍の他の早期動作可能プロキシ装置が作成されるようにするメッセージを送信することができる。例えば、来るZGP仕様の状況では、前記“新たな活性プロキシを追加する方法”の節で説明したような特定のメッセージを発することができる。代替例として、プロキシ装置は、例えば制限装置に対する最初に動作するプロキシとして動作する際に、既に送信しなければならないメッセージの幾つかと一緒に該制限装置及び/又はシンク装置に対し自身の比に関する情報を送信することができ、斯様なメッセージを受信する他のプロキシは、この比の情報を処理することができる。
非早期動作可能プロキシ装置が、他のプロキシ装置の前記比が閾値以上であることに気付く一方、自身も当該制限装置の範囲内にある場合、該非早期動作可能プロキシ装置は自身で該制限装置のための早期動作プロキシになるための動作を行うことができる。非早期動作可能プロキシが斯様な動作を行う判断は、自身のプロキシテーブルにおける利用可能なスペース、自身の能力、又はシステム性能に影響を与えることなく削除することができる利用可能性テーブルエントリ(例えば、小さな比を持つ、若しくは“試行”エントリ)等の要因にも基づくものとすることができる。信号強度指示情報制限装置と他のプロキシ装置との間の、及び制限装置と非早期動作可能プロキシとの間の、受信信号強度指示情報又は距離指示情報の比較も役割を果たすことができる。
更に他の例において、上記比が閾値を超えた場合、プロキシ装置は他の主体に、ZGP仕様の“新たな活性プロキシを追加する方法”の節で説明した他の動作を起動させることができることを通知することができる。
更なるオプションとして、上記比が(下側)閾値より低下した場合、プロキシ自体であっても又はなくてもよいテーブル管理主体は、当該プロキシ装置から当該制限装置のためのプロキシテーブルエントリを削除する動作、又は該エントリを削除のための有力な候補にさせる動作を行うことができる一方、オプションとして、このノードのための早期動作可能プロキシ装置としての動作を停止するか、又は前述した自身のプロキシ固有の遅延時間に大きな時間成分を追加する。更に、信頼性指示情報(例えば(最近又は連続して)逃した制限装置からのコマンド数、及び/又は制限装置までの距離若しくは制限装置からのRSSI/LQI)、又は他のプロキシ状態及び/又は能力情報を含む追加の評価基準を、プロキシテーブルの掃除のために考慮に入れることができる。
例示的な構成例は、固定の下限閾値、及びプロキシ装置における当該制限装置のプロキシテーブルエントリの、上記比Ratio.Py(Rx)が該閾値より下に低下するやいなやの削除又は削除するための候補としての印付けを想定する。例えば、上記閾値が25%である(即ち、このRxに対するプロキシの最適数Mxが、100%/25%=4プロキシである)場合、5以上のプロキシが制限装置の範囲内にあり、この制限装置のためのプロキシテーブルエントリを有する状況において、早期動作可能な範囲内のプロキシの間で早期動作する機会が均等化されるなら、活性プロキシの集団の大きさは4(即ち、1/0.25)の周辺で安定する傾向となるであろう。少ない数のプロキシの周辺での安定化は有利であり得る。何故なら、これは、変化及び移動型制限ノードを処理するために幾つかのテーブルエントリを空き状態に維持すると共に、当該システムが変化全般に対して応答するのを高速にするからである。この解決策には、複数のプロキシが、自身の比が閾値より下であると幾らか同時に決定してしまい、制限装置に対するプロキシの集団を非常に小さな大きさに突然縮めさせ得るという危険性が存在する。殆どの状況では、比の判定が過度に早期に実行されない限り、このような危険性は発生しないであろう。このような状況では、当該システムの自然なランダムさ、及び特に例えば信頼性指示情報等の追加の評価基準を考慮に入れることが、多くのプロキシが閾値より下に殆ど同時に低下することが起こりそうにないことを保証するであろう。より大きな数のプロキシの周辺での安定化は、各メッセージの配信の機会を増加させるために有益であり得る。
極端な状況を防止するために、プロキシ装置が自身のテーブルから制限装置を削除した場合、該プロキシ装置が、その旨のブロードキャストメッセージを送信し、他のプロキシ装置が当該ブロードキャストメッセージを受信及び処理するように設定されるようにする特別な対策を追加することが有益であり得る。上記メッセージを処理する1つの方法は、例えば、プロキシ装置が自身の比を計算するためのカウンタを、該比を一時的に増加させるように調整することである。
第4実施態様によれば、1以上の比の閾値のための構成メカニズムを各プロキシ装置に設けることができ、これら閾値が当該システムにおける制限装置の数及び/又はプロキシ装置の数に関する知識に基づいて構成することができるようにする。この構成は、例えばシステムインストーラにより生じ得るか、又は斯様な数に関する情報を収集するツール又は監視システム(例えば、テーブル管理主体)によりリアルタイムに供給することができると共に、例えば当該制限装置の変化する対形成関係、伝搬条件及び/又は変化するレポート頻度等により変化され得る。しかしながら、上記構成は固定のパラメータとすることもできる。上記閾値(又は複数の閾値)は、制限装置、制限装置のタイプ及び/又はアプリケーション毎に、及び/又は使用される通信モード毎に異なる値を有することができる。プロキシ、シンク又はテーブル管理主体は、サービスを受けなかったメッセージ、即ちプロキシの何れも転送しなかったメッセージも追跡記録する必要があり得る。これらは、例えばシンク又はテーブル管理主体により供給するか又はローカルに計数することができる。
上記の一般化として、プロキシ装置は、自身が制限装置にサービスを提供する前記比を追跡記録することができると共に、自身のプロキシ固有の遅延時間の成分を、上記比が特定の閾値より下である場合は一層大きくなるように、該比が特定の閾値以上である場合は一層小さくなるように変更することができる。例えば、プロキシ装置は、上記比が20%より小さい場合は自身のプロキシ固有の遅延時間に50msを加えることができ、該比が30%より大きい場合は0msを加えることができ、該比が30%より小さい場合は(30%−比)*2msを加えることができる。このことは、より小さな比を持つプロキシ装置は活動的でない傾向を有し、活性プロキシの集団の一層速い安定性につながるという効果を有する。
上述した実施態様のうちの少なくとも幾つかにおいて、テーブル管理主体は統計的情報を検索及び使用するために用いられている。以下では、統計的情報を収集し及び利用可能にする追加の実施態様が説明される。
第5実施態様によれば、制限装置に対して(現在のところ)早期動作可能でないプロキシ装置は、該制限装置からの伝送を監視すると共に該伝送に関するデータ(例えば、制限装置から受信されたメッセージのカウント、制限装置からの信号強度(最新の、平均、等)、制限装置からのメッセージにおける最後に受信されたフレームカウンタ、並びに最近に制限装置に対して早期動作すると観察されたプロキシ又は複数のプロキシのカウント、識別情報、信頼性指示情報、能力及び/又は転送比のうちの少なくとも1つ)を収集するように設定される(例えば、この機能を製造時に組み込むことにより、又は当該プロキシ装置を(動的に)構成することにより)。
この第5実施態様の一構成例において、当該制限装置に対してプロキシ数を管理するテーブル管理主体は、非早期動作可能プロキシ装置から該制限装置に関する監視情報を積極的に取り込んで、該制限装置に対する早期動作可能プロキシ装置の数を最適化することができる。この第5実施態様の他の構成例において、非早期動作可能装置は、自身で、早期動作可能プロキシ装置の数を増加させる動作を行うことができる。
一例として、制限装置としての定期的にレポートを行うセンサノードに対して、テーブル管理主体が当該制限装置の範囲内には1個のみの早期動作可能プロキシ装置が存在すべきであるとの方針を実施しようと試みていると仮定する(このような方針は、信頼性を犠牲にしてではあるが、ネットワークトラフィックを低下させる効果を有する)。この単一のプロキシ装置が当該制限装置の範囲を離れることが起こり得る(例えば、環境の変化により)。テーブル管理主体が、当該制限装置から得ることを期待している多くのメッセージが、最早、到着していないことを検出した場合、該主体は当該制限装置の周辺の、該制限装置を監視していた該制限装置の周囲の幾つかの他のプロキシ装置に尋ねることができる。最後に受信されたフレームカウンタ等の情報を収集することにより、該テーブル管理主体は、“制限装置が当該制限装置の範囲外に居る”又は“プロキシ装置が壊れ、転送を停止した”なる状況と、“制限装置が壊れ、完全に伝送することを停止した”なる状況との間を区別することができる。幾つかの監視しているプロキシ装置から信号強度に関する情報を収集すると共に該情報を比較することにより、テーブル管理主体は当該制限装置のための新たな早期動作可能プロキシ装置になる最良のものを選択することができる。
ZGP仕様の状況において、テーブル管理主体はプロキシ装置を制限装置に対して非早期動作可能あるが依然として監視するように、該プロキシ装置内に不活性であるが有効なプロキシテーブルエントリ(ZGP仕様、09-5499-23、第A.3.4.2.2.1節及び第A.3.5.2.2.2節、第127頁、第26〜27行参照)を、又はzgppBlockedZGPDIDエントリ(ZGP仕様、09-5499-23、第A.3.4.2.6節参照)を作成することにより、設定することができる。この場合、プロキシ装置は制限装置のフレームカウンタを自身のプロキシテーブルに追跡記録し、これはコマンドを用いてテーブル管理主体により読み出され又は、時折、レポートされることができる。上述した解決策を一層有効にするために、プロキシテーブルは追加のフィールドにより拡張することができる。更に、この不活性且つ有効なプロキシテーブルエントリの使用は当該仕様内で明確にされる必要があるか、又は、その代わりに、監視情報を収集するために専用化された他の(より小さな)データ構造を追加することができる。
多くのシステム(特にはメモリ制約のあるシステム)においては、制限装置のために、該制限装置がメッセージを送信した直後にプロキシテーブル管理を提供することが有益である。このようなシステムをサポートするために、全てのプロキシ装置は制限装置から受信した最後のN(N>=1)個のメッセージの監視記録を保持することができる。想定される監視記録は、制限装置からの1以上の受信メッセージに関する何らかの統計情報を記憶する。特定の制限装置のための監視記録は、該制限装置のための完全なプロキシテーブルエントリよりも大幅に小さいメモリサイズを有すると予想される。何故なら、制限装置のためのプロキシテーブルエントリは、制限装置から、それらの宛先にメッセージを転送するために当該プロキシにより必要とされる情報も記憶しなければならないからである。各監視記録は、少なくとも当該制限装置の識別情報を含むことができると共に、幾つかの代替例をサポートするために、オプションとして、制限装置からのメッセージが受信された際の信号強度、早期動作するものであると観察された全てのプロキシ装置の識別情報及び/又は信号強度、並びにフレームカウンタ又は該フレームカウンタのL個の最下位側ビットのうちの少なくとも1つを含むことができる。この情報は幾つかの方法で使用することができる。第1に、当該制限装置のために一層多くのプロキシ装置を追加したいテーブル管理主体は、これらの監視記録を得るために幾つかの又は全てのプロキシ装置に尋ねると共に、追加すべき最良のプロキシ装置(又は複数の装置)を選択することができる。第2に、当該制限装置のために一層多くのプロキシを追加したいテーブル管理主体は、ブロードキャスト又はグループキャストメッセージを送信して、該メッセージを受信する全てのプロキシ装置に、自身の記録に当該制限装置を有するかをチェックし、該制限装置が存在するなら及び、オプションとして、幾つかの他の評価基準が満たされるなら(例えば、該制限装置が当該プロキシの範囲内にあることであり、これは例えば当該メッセージ内に含まれるシーケンス番号又はフレームカウンタを当該監視記録の対応する値と比較することにより導出することができる)何らかの動作を行うように命令することにより、そのようにすることができる。
ZGP仕様の前後関係において、このような命令はZGP対形成コマンド内の追加のフラグの形をとることができる。
プロキシ装置が条件付で実行する1つの可能性のある動作は、制限装置を自身のプロキシテーブルに追加することであり得る。この動作を条件付きにすることは、当該制限装置の範囲外にあるプロキシ装置内でのプロキシテーブルエントリの作成が回避されるという利点をもたらす。プロキシ装置にとっての他の可能性のある動作は、これらプロキシ装置の幾つか又は全てに自身をテーブル管理主体に通知させる(例えば、該テーブル管理主体に対してユニキャストメッセージを送信させる)動作を行うことである。
リクエストされ得る1つの可能性のある動作は、自身のプロキシテーブルに当該制限装置を有している又は監視記録を有している非早期動作可能プロキシ装置が該制限装置の発見を開始することである。該発見メカニズムは、シンクが、発見を行う全てのうちの1以上のプロキシ装置を選択し、該プロキシ装置を新たな早期動作可能プロキシ装置として指定することを可能にする。有利にも、ユニキャストの代わりに発見を使用することは、しばしば、少ないトラフィックしか生成せず、ZGP構成のコード基盤に対する少ない新たな拡張しか必要としない。また、この解決策が使用される場合、より多くのプロキシ装置が必要であると判断するテーブル管理主体は、上記新たなプロキシ装置を選択するものとは異なる主体となり得る。
第6実施態様によれば、プロキシテーブルエントリは再作成により管理することができる。この第6実施態様において、プロキシテーブルエントリは限られた寿命を有し、テーブル寿命管理指針はテーブル管理主体により知られている。該寿命は、時間単位(例えば、48時間)で、絶対時点(例えば、2012年、10月、12日、18:00CETまで有効)で、又は制限装置から受信されるべき/制限装置の代わりに転送されるべきメッセージの数(例えば、1000メッセージ若しくはフレームカウンタ0x87654321まで)で表現することができる。このように、エントリ寿命の経過時点又は経過前にテーブル管理主体は選択されたプロキシ装置において新たなテーブルエントリを作成することができる。他の構成例においては、エントリ寿命の経過時点又は経過前に、プロキシは、例えばブロードキャスト若しくはグループキャスト検索コマンドを送信して、例えばシンクに接触することにより、及び/又はユニキャストコマンドを送信して、例えばシンク若しくは中央保守主体に接触することにより、更新手続きを起動する。
要約すると、プロキシテーブルの内容を、通信ネットワークの性能、レイテンシ及び信頼性を最適化する一方、制限装置当たり特定の数の早期動作可能プロキシを保証する態様で管理するための幾つかの技術を説明した。主体は、プロキシテーブルエントリを削除又は追加することにより、資源制限装置当たり所要数のプロキシを保つことを可能にされる。更に、該主体は、早期動作可能プロキシを転送戦略、レポート戦略及び/又はポーリング戦略に基づいて追跡記録することを可能にされる。これにより、プロキシテーブルエントリは、全体のシステム性能及び信頼性特性を最適化するように制御することができる。上記主体は、早期動作可能プロキシ、非早期動作可能プロキシ及び/又はシンク等の、制限装置の通信に関与する1つ又は多数の装置に含めることができ、ローカルな最適化を提供することができる。該主体は、コントローラ、保守、構成又は管理装置等の、1つ又は複数の専用の装置に含めることができ、全体の最適化を提供することができる。
更に、当該プロキシ装置は、従って請求項に記載の方法は、制限装置のために中継機能を果たす如何なる装置にも適用可能であることに注意されたい。例えば、ZGP仕様においては、当該装置は、自身のプロキシテーブル内の情報に基づいて中継機能を果たす、ZGPプロキシ、ZGPプロキシ・ミニマム、ZGPコンボ;及び自身のシンクテーブル内の情報に基づいて中継機能を果たす、ZGPコンボ・ミニマム等の如何なる装置タイプのものでもあり得る。
以上、本発明を図面及び上記記載において詳細に図示及び説明したが、このような図示及び説明は解説的又は例示的なものであって、限定するものではないと見なされるべきである。本発明は、開示された実施態様に限定されるものではない。上記実施態様は、殆どの場合、ジグビ・グリーン電力の例を用いて説明されたが、本発明は、通常のジグビ・ネットワーク、6LoWPANネットワーク、Wi-Fiメッシュネットワーク等を含む、資源制限装置を伴う如何なるネットワークにも適用可能である。本発明の提案される応用例は、照明制御システム、暖房、換気及びエアコンシステム、ブラインド制御システム、安全、セキュリティ及びアクセス制御システムを含む如何なるビル制御アプリケーション又はビル管理システム;人及び資産管理;制限装置の利益を受ける何らかの他の制御、感知、監視及び自動化アプリケーションであり得る。
開示された実施態様の他の変形例は、当業者によれば、請求項に記載の本発明を実施する際に、当該図面、開示内容及び添付請求項の精査から理解し実施することができる。尚、請求項において“有する”なる用語は他の構成要素又はステップを除外するものではなく、単数形は複数を除外するものではない。また、単一のプロセッサ又は他のユニットは、請求項に記載された幾つかの項目の機能を果たすことができる。また、特定の手段が相互に異なる従属請求項に記載されているという単なる事実は、これら手段の組み合わせを有利に使用することができないということを示すものではない。また、上記記載は本発明の特定の実施態様を詳述するものである。しかしながら、上記が文書において如何に詳細に見えても、本発明は多数の方法で実施することができ、従って、開示された実施態様に限定されるものではない。また、本発明の特定のフィーチャ又は態様を説明する際の特定の用語の使用は、この用語が、該用語が関連された本発明のフィーチャ又は態様の何らかの特定の特徴を含むものであると本明細書で再定義されていることを意味すると解釈してはならない。

Claims (7)

  1. 通信ネットワークにおけるプロキシ装置のプロキシテーブルを管理する管理装置であって、前記通信ネットワークにおいてプロキシ装置は資源制限装置からのメッセージを宛先装置に転送する中継装置として動作し、前記プロキシテーブルはプロキシ装置が転送することができる前記資源制限装置をリストにし、当該管理装置が、少なくとも1つの資源制限装置に関して、少なくとも、該資源制限装置のためのプロキシテーブルエントリを有するか又は該資源制限装置に代わって転送するプロキシ装置の数を決定し、当該管理装置は、決定された前記プロキシ装置の数が所定の下側閾値より下であるか、既存の前記プロキシ装置が十分な信頼性指示情報を有さないか、他の前記プロキシ装置が十分な若しくは一層良好な信頼性指示情報を有するか、前記閾値が変化したか、前記資源制限装置の特性が変化したか、又は前記資源制限装置と前記宛先装置とのペアリングの変化という条件のうちの少なくとも1つが決定された場合に、前記資源制限装置のためのプロキシテーブルエントリを備える又は該資源制限装置に代わって転送を行う更なる前記プロキシ装置を生成させる動作を開始する、管理装置。
  2. 前記管理装置が、前記プロキシ装置の数を、前記プロキシ装置若しくは前記ネットワーク内の他の装置から受信されるプロキシテーブル情報に基づいて、及び/又は前記資源制限装置に対する中継装置として動作している間に前記プロキシ装置の少なくとも1つにより送信されるメッセージの観察に少なくとも部分的に基づいて決定する、請求項1に記載の管理装置。
  3. 前記管理装置が、前記決定された数をプロキシ計数テーブルに記憶すると共に、該プロキシ計数テーブルからプロキシ装置を、該プロキシ装置が自身のプロキシテーブルから前記資源制限装置を削除した又は該資源制限装置の代理としての転送を停止したことを示すメッセージに応答して削除する、請求項2に記載の管理装置。
  4. 前記管理装置が、前記資源制限装置のためのプロキシテーブルエントリを持つ又は該資源制限装置の代わりに転送を行うプロキシ装置が所定の上側閾値より多く存在するか、プロキシ装置が不十分な信頼性指示情報を有するか、所与の領域内の又は所与の能力の全てのプロキシ装置が満杯のプロキシテーブルを有するか、前記閾値が変化したか、前記資源制限装置の特性が変化したか、前記ペアリングの変化という条件のうちの少なくとも1つを検出した場合に、少なくとも1つの前記プロキシ装置からの前記資源制限装置のための前記プロキシテーブルエントリの削除若しくは削除のための候補としての印付け又は前記資源制限装置に代わっての転送の停止を、前記プロキシ装置に指示する、請求項1に記載の管理装置。
  5. 前記管理装置が、前記プロキシテーブルエントリを前記プロキシテーブルエントリの寿命の経過の際に又は経過の前に更新するように、前記プロキシ装置に指示する、請求項1に記載の管理装置。
  6. 通信ネットワークにおけるプロキシ装置のプロキシテーブルを管理する方法であって、前記通信ネットワークにおいてプロキシ装置は資源制限装置からのメッセージを宛先装置に転送する中継装置として動作し、前記プロキシテーブルはプロキシ装置が転送することができる前記資源制限装置をリストにし、当該方法が、少なくとも1つの資源制限装置に関して、該資源制限装置のためのプロキシテーブルエントリを有するか又は該資源制限装置に代わって転送するプロキシ装置の数を、前記プロキシ装置及び/又は前記ネットワーク上の他の装置から受信されたプロキシテーブル情報に基づいて、及び/又は前記資源制限装置に対する中継装置として動作している間に前記プロキシ装置の少なくとも1つにより送信されるメッセージの観察に少なくとも部分的に基づいて決定するステップを有し、決定された前記プロキシ装置の数が所定の下側閾値より下であるか、既存の前記プロキシ装置が十分な信頼性指示情報を有さないか、他の前記プロキシ装置が十分な若しくは一層良好な信頼性指示情報を有するか、前記閾値が変化したか、前記資源制限装置の特性が変化したか、又は前記資源制限装置と前記宛先装置とのペアリングの変化という条件のうちの少なくとも1つが決定された場合に、前記資源制限装置のためのプロキシテーブルエントリを備える又は該資源制限装置に代わって転送を行う更なる前記プロキシ装置を生成させる動作を開始するステップを更に有する、方法。
  7. コンピュータ装置上で動作した場合に、請求項6に記載の方法のステップを生じさせるコード手段を有する、コンピュータプログラム。
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