JP6275015B2 - Air conditioner for railway vehicles - Google Patents
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Description
本発明は、鉄道車両用空調装置に関するものである。 The present invention relates to a railway vehicle air conditioner.
従来のインバータを内蔵した鉄道車両用空調装置としては、「マイコンを用いて空調装置の運転モードに応じた周波数制御運転を行い、かつ、機器の起動時は周波数と電圧を低周波数、低電圧から所定値まで立ち上げる制御をする」(例えば、特許文献1参照)ものがある。すなわち、従来のインバータを内蔵した鉄道車両用空調装置では、空調機器内のファンや圧縮機等の機器の起動時の突入電流を防止するため、当該機器の起動時は周波数と電圧を低周波数、低電圧から所定値まで立ち上げる制御をすることで機器の長寿命化を図っている。 As a conventional railway vehicle air conditioner with a built-in inverter, “the microcomputer performs frequency control operation according to the operation mode of the air conditioner, and when starting up the equipment, the frequency and voltage are changed from low frequency to low voltage. There is a control (for example, refer to Patent Document 1) that controls to start up to a predetermined value. That is, in the conventional railway vehicle air conditioner with built-in inverter, in order to prevent inrush current at the start of the equipment such as fans and compressors in the air conditioning equipment, when starting the equipment, the frequency and voltage are low frequency, By extending the control from a low voltage to a predetermined value, the life of the device is extended.
インバータ装置内のインバータ回路を構成している半導体素子(例えば、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)の回路基板上の半田接合部には、インバータ装置の温度変化による熱応力が絶えず発生している。しかしながら、特許文献1に記載の従来の鉄道車両用空調装置では、このような熱応力を抑制するための制御は行われていない。したがって、温度変化による熱応力によりインバータ装置内のインバータ回路に負荷がかかり、インバータ装置の寿命が短くなる場合があるといった課題があった。
Thermal stress due to a temperature change of the inverter device is constantly generated at a solder joint portion on a circuit board of a semiconductor element (for example, an insulated gate bipolar transistor) constituting the inverter circuit in the inverter device. However, in the conventional railway vehicle air conditioner described in
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、インバータ装置の長寿命化を図ることができる鉄道車両用空調装置を提供することを目的とする。 The present invention has been made to solve the above-described problems, and an object of the present invention is to provide a railway vehicle air conditioner that can extend the life of an inverter device.
本発明に係る鉄道車両用空調装置は、蒸発器として機能する室内熱交換器、圧縮機、凝縮器として機能する室外熱交換器、及び減圧装置を備える冷凍サイクルと、前記室内熱交換器において熱交換された空気を室内に送風する室内送風機と、前記空気を前記室内に誘導する送風路と、前記圧縮機及び前記室内送風機の少なくとも一方に可変周波数の電力を供給するインバータ装置と、前記インバータ装置を冷却する冷却器と、前記送風路と連通し、前記空気の一部を前記冷却器に供給するダクトと、前記ダクト内に形成され、前記ダクトの開口率を調節する可動式の仕切り部と、前記冷却器の温度に基づいてアラーム信号を出力する制御部とを備えるものである。 An air conditioner for a railway vehicle according to the present invention includes an indoor heat exchanger that functions as an evaporator, a compressor, an outdoor heat exchanger that functions as a condenser, and a refrigeration cycle including a decompression device, and heat in the indoor heat exchanger. An indoor fan for blowing the exchanged air into the room, an air passage for guiding the air into the room, an inverter device for supplying variable frequency power to at least one of the compressor and the indoor fan, and the inverter device A cooler that cools the air, a duct that communicates with the air passage and supplies a part of the air to the cooler, and a movable partition that is formed in the duct and adjusts the aperture ratio of the duct ; And a controller that outputs an alarm signal based on the temperature of the cooler .
本発明によれば、ダクトの開口率を調節することによりインバータ装置の温度変化を抑制することができるため、インバータ装置の長寿命化を図ることができる鉄道車両用空調装置を提供することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, since the temperature change of an inverter apparatus can be suppressed by adjusting the opening ratio of a duct, the rail vehicle air conditioner which can aim at the lifetime improvement of an inverter apparatus can be provided. .
実施の形態1.
本発明の実施の形態1に係る鉄道車両用空調装置1について説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る鉄道車両用空調装置1の構成を示す概略図である。なお、図1を含む以下の図面では各構成部材の寸法の関係や形状が異なることがある。また、以下の図面では、同一の又は類似する部材又は部分には、同一の符号を付すか、又は、符号を付すことを省略している。
A
本実施の形態1に係る鉄道車両用空調装置1は、第1の枠体2、第2の枠体3、第3の枠体4、及びインバータ室5に区画されており、制御部9はインバータ室5に収納されている。
The railway
第1の枠体2には、室内熱交換器20、室内送風機21、及び室内電動機22が収納されている。本実施の形態1においては、室内熱交換器20は蒸発器として機能する熱交換器である。室内熱交換器20では、内部を流通する冷媒と室内送風機21により送風される空気との間で熱交換が行われる。室内送風機21としては、遠心ファン(例えば、シロッコファン、ターボファン等)、クロスフローファン等のファンが用いられる。これらのファンを回転させることによって、室内熱交換器20を通過する空気流が生成される。室内電動機22は、室内送風機21を回転させるものであり、例えば三相誘導電動機等が用いられる。室内電動機22は、複数の室内送風機21を連動して回転させるように構成してもよい。
The
第2の枠体3には、圧縮機30が収納されている。圧縮機30は、吸入した低圧冷媒を圧縮し、高圧冷媒として吐出する流体機械である。
A
第3の枠体4には、室外熱交換器40、減圧装置41、及び室外送風機42が収納されている。本実施の形態1においては、室外熱交換器40は凝縮器として機能する熱交換器である。室外熱交換器40では、内部を流通する冷媒と、室外送風機42により送風される空気(外気)との間で熱交換が行われる。減圧装置41は、高圧冷媒を減圧して低圧冷媒とする装置である。減圧装置41としては、開度を調節可能な電子膨張弁等の膨張弁が用いられる。室外送風機42は、1以上(本実施の形態1においては2台)の室外熱交換器40に外気を供給するものである。室外送風機42としては例えば、プロペラファンが用いられ、プロペラファンを回転させることによって、室外熱交換器40を通過する空気流が生成される。
The
図1に点線で示すように、室内熱交換器20、圧縮機30、室外熱交換器40、及び減圧装置41は、冷媒を循環させるための冷凍サイクル6を構成する。本実施の形態1においては、室内熱交換器20に低温低圧の冷媒を供給する冷房運転が行われる。
As shown by a dotted line in FIG. 1, the
以下に、鉄道車両用空調装置1の冷凍サイクル6における冷房運転動作について説明する。圧縮機30から吐出された高温高圧の気相冷媒は室外熱交換器40に流入する。室外熱交換器40では、室外熱交換器40の内部を流通する冷媒と、室外送風機42により送風される空気(外気)との熱交換が行われ、冷媒の凝縮熱が送風された空気に放熱される。これによって、室外熱交換器40に流入した高温高圧の気相冷媒は、二相冷媒を経て、高圧の液相冷媒となる。高圧の液相冷媒は減圧装置41に流入し、減圧されて低圧の二相冷媒となり、室内熱交換器20に流入する。室内熱交換器20では、室内熱交換器20の内部を流通する冷媒と、室内送風機21により送風される空気との熱交換が行われ、冷媒の蒸発熱が送風された空気から吸熱される。これによって、室内熱交換器20に流入した低圧の二相冷媒は、低圧の気相冷媒又は乾き度の高い低圧の二相冷媒となる。低圧の気相冷媒又は乾き度の高い低圧の二相冷媒は圧縮機30に吸入される。圧縮機30に吸入された低圧の気相冷媒は、圧縮されて高温高圧の気相冷媒となる。鉄道車両用空調装置1の冷房運転においては、以上のサイクルが行われる。
Below, the cooling operation operation | movement in the refrigerating
本実施の形態1に係る鉄道車両用空調装置1において、第1の枠体2とインバータ室5とを連通するダクト7が形成されている。図2は、本発明の実施の形態1に係る鉄道車両用空調装置1のダクト7の内部構成を示す概略的な断面図である。すなわち、図2は、図1のA−A断面(一点鎖線で表示)を示す概略的な断面図である。以降は、図1及び図2を用いて本実施の形態1に係る鉄道車両用空調装置1を説明する。
In the railway
本実施の形態1に係る鉄道車両用空調装置1は、鉄道車両10の屋根100に設置されている。室内熱交換器20で熱交換された空気(以降、「冷却風」と称する。)は、室内送風機21によって鉄道車両10の室内110に送風される。第1の枠体2は、冷却風を鉄道車両10の室内110に誘導する送風路8を備える。図2の矢印に示されるように冷却風は、室内開口部81(点線で表示)を介して鉄道車両10の室内110に送風される。
The railway
インバータ室5には、インバータ装置50及び冷却器51が収納されている。インバータ装置50は、室内送風機21及び圧縮機30の少なくとも一方に可変周波数の電力を供給するものであり、インバータ装置50内部の半導体回路は例えば、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)等で構成される。冷却器51はインバータ装置50を冷却するものであり、冷却フィンを有する空冷式冷却器が用いられる。
In the
本実施の形態1に係る鉄道車両用空調装置1においては、第1の枠体2の送風路8と連通し、冷却風の一部をインバータ室5内の冷却器51に供給するダクト7が形成される。ダクト7のインバータ室5側の終端には排気口72が設けられている。図1及び図2の矢印に示されるように、冷却風の一部は、第1の枠体2とインバータ室5との境界であるインバータ室開口部71(図2では点線で表示)を介して冷却器51に供給され、冷却器51で熱交換されて排気口72から排気される。
In the railway
本実施の形態1に係る鉄道車両用空調装置1においては、可動式の仕切り部70がダクト7内に形成されている。可動式の仕切り部70は制御部9によって制御される。可動式の仕切り部70の制御によりダクト7の開口率が調節され、冷却器51に供給される冷却風の量が増減される。
In the railway
送風路8には、送風路8を流れる冷却風の温度を検知するための冷却風温度センサ80が設置されている。本実施の形態1では、冷却風温度センサ80で検知された温度は電気信号に変換されて制御部9に送信される。冷却風温度センサ80としては、半導体素子(例えば、サーミスタ)等が用いられる。
A cooling
冷却器51には、インバータ装置50内の半導体回路の温度を間接的に検知するためのインバータ温度センサ52が設置されている。例えば冷却フィンを有する空冷式冷却器の場合、インバータ温度センサ52は冷却フィン上に設置することができる。本実施の形態1では、インバータ温度センサ52で検知された温度は電気信号に変換されて制御部9に送信される。インバータ温度センサ52としては、半導体素子(例えば、サーミスタ)等が用いられる。
The cooler 51 is provided with an
制御部9は、CPU、メモリ(例えば、ROM、RAM等)、I/Oポート等を備えたマイクロコンピュータを有している。本実施の形態1における制御部9は、冷却風温度センサ80及びインバータ温度センサ52から送信された電気信号を受信し、それらの受信信号に応じて可動式の仕切り部70を制御するように構成されている。また、制御部9は、冷却器51の温度がインバータ回路(例えば、IGBT)の上限温度に達する可能性がある場合には鉄道車両10の任意の場所(例えば、鉄道車両10の運転室等)にアラームを出力するように構成されている。
The
制御部9のROM内には、冷却器51の目標温度データのテーブル(以下、「目標値テーブル」と称する。)、鉄道車両用空調装置1の空調強度の段数(以下、「空調能力段数」と称する。)ごとのインバータ発生損失データのテーブル(以下、「インバータ損失テーブル」と称する。)、及びダクト7の開口率ごとの冷却器51の冷却性能データのテーブル(以下、「冷却性能テーブル」と称する。)が記憶されている。目標値テーブルに含まれる目標温度データは、例えば月ごと、隔月ごとの目標温度としてもよい。
In the ROM of the
次に、本実施の形態1に係る鉄道車両用空調装置1の制御部9における、ダクト7の開口率の調節によるインバータ装置50の温度制御を説明する。図3は、本発明の実施の形態1に係るインバータ装置50の温度制御を示す制御フロー図である。図3の制御フロー図は、鉄道車両用空調装置1の起動から停止までの流れを示している。
Next, temperature control of the
鉄道車両用空調装置1の起動後、制御部9は、制御部9のROM内に記憶された目標値テーブルの目標温度データに基づき、目標温度Trefを設定する(ステップS10)。目標温度Trefは、例えば月ごとの目標温度である場合、暦のデータに基づいて設定される。
After activation of the railway
次いで、制御部9では、インバータ損失テーブルからインバータ損失のデータL(単位:K/W)を選択し、冷却性能テーブルから冷却性能のデータR(単位:W)を選択し、インバータ損失のデータL、冷却性能のデータR、及び冷却風温度センサ80で検知された冷却風の温度Taから、冷却器51の予測温度Tf1が算出される(ステップS11)。インバータ損失のデータLについては、現時点で選択されている空調能力段数でのインバータ損失のデータが、制御部9のROM内に記憶されたインバータ損失テーブルから選択される。冷却性能のデータRについては、現時点でのダクト7の開口率での冷却性能のデータRが、制御部9のROM内に記憶された冷却性能テーブルから選択される。制御部9では、インバータ損失のデータLと冷却性能のデータRとを乗算することによって、冷却器51の温度上昇の予測値ΔTを算出する。制御部9は、冷却器51の温度上昇の予測値ΔTと冷却風温度センサ80で検知された冷却風の温度Taとを加算することにより、冷却器51の予測温度Tf1を算出する。
Next, the
次いで、制御部9では、空調能力段数の変更があったか否かが判定される(ステップS12)。ステップS12で空調能力段数の変更がないと判定された場合は、制御部9では、ステップS12で空調能力段数の変更があったと判定されるか、鉄道車両用空調装置1が停止(ステップS18)するまで、冷却器51の予測温度Tf1の算出(ステップS11)が行われる。
Next, the
ここで、空調能力段数は、鉄道車両10の室内110の最適温度(例えば、25℃)を基準として、室内110の温度の上昇及び低下に対応して自動的に増減するように制御できる。例えば、最適温度(例えば、25℃)から一定の値(例えば、30℃)まで室内110の温度が上昇した場合、空調能力段数が自動的に増加するように制御される。空調能力段数が増加すると、インバータ装置50によって圧縮機30の回転数、室内送風機21の回転数、又はその双方の回転数が増加するため、室内110の冷却能力が増加する。なお、空調能力段数の制御は制御部9で行ってもよいし、別の制御部で行ってもよい。
Here, the number of air conditioning capacity steps can be controlled so as to automatically increase or decrease in response to an increase or decrease in the temperature of the
ステップS12で空調能力段数の変更があったと判定された場合、制御部9では、冷却器51の予測温度Tf1から目標温度Trefを減算した予測差分値ΔTf1−refが算出される(ステップS13)。
When it is determined in step S12 that the air conditioning capacity stage number has been changed, the
次いで、制御部9では、ステップS13で算出された予測差分値ΔTf1−refが上限の閾値Tsより大きいか否かが判定される(ステップS14)。ステップS14で予測差分値ΔTf1−refが上限の閾値Tsより大きいと判定された場合、制御部9は可動式の仕切り部70を制御することにより、ダクト7の開口率を下げる(ステップS15)。その後、制御部9では、ステップS12で空調能力段数の変更があったと判定されるか、鉄道車両用空調装置1が停止(ステップS18)するまで、冷却器51の予測温度Tf1の算出(ステップS11)が行われる。上限の閾値Tsは例えば、20(K)以下に設定される。
Next, the
ステップS14で予測差分値ΔTf1−refが上限の閾値Ts以下であると判定された場合、制御部9では、予測差分値ΔTf1−refが下限の閾値−Ts未満であるか否かが判定される(ステップS16)。予測差分値ΔTf1−refが下限の閾値−Ts未満であると判定された場合、制御部9は可動式の仕切り部70を制御することにより、ダクト7の開口率を上げる(ステップS17)。その後、制御部9では、ステップS12で空調能力段数の変更があったと判定されるか、鉄道車両用空調装置1が停止(ステップS18)するまで、冷却器51の予測温度Tf1の算出(ステップS11)が行われる。
When it is determined in step S14 that the predicted difference value ΔTf1-ref is equal to or less than the upper limit threshold Ts, the
ステップS16で予測差分値ΔTf1−refが下限の閾値−Ts未満ではないと判定された場合、すなわち予測差分値ΔTf1−refが−Ts≦ΔTf1−ref≦Tsの範囲内にあると判定された場合、ダクト7の開口率は維持される。この場合、制御部9では、ステップS12で空調能力段数の変更があったと判定されるか、鉄道車両用空調装置1が停止(ステップS18)するまで、冷却器51の予測温度Tf1の算出(ステップS11)が行われる。
When it is determined in step S16 that the predicted difference value ΔTf1-ref is not less than the lower threshold −Ts, that is, when the predicted difference value ΔTf1-ref is determined to be within the range of −Ts ≦ ΔTf1−ref ≦ Ts. The opening ratio of the
次に、本実施の形態1の効果について説明する。
Next, the effect of this
図4は、本発明の実施の形態1に係るインバータ装置50の温度制御による効果を概略的に示すグラフである。グラフの横軸は、起動時を0とした時間を表している。グラフの縦軸は、冷却器51の温度を表している。グラフの実線は、本発明の形態1に係る温度制御がある場合の冷却器51の温度変化を表す。グラフの破線は、従来技術に係る冷却器51の温度変化を表す。グラフ内の符号A、Bは空調能力段数の切り替わった時点を表している。
FIG. 4 is a graph schematically showing the effect of the temperature control of the
本実施の形態1においては、予測差分値ΔTf1−refが−Ts≦ΔTf1−ref≦Tsの範囲にない場合に、制御部9は、ダクト7の開口率を目標温度Trefに近づくように調節することによって、インバータ装置50の温度の予測制御を行うことができる。よって、本実施の形態1では、冷却器51の温度制御を迅速かつ正確に行うことができるため、図4の実線に示すように、従来技術と比較して冷却器51の温度変化を小さくすることができる。したがって、本実施の形態1では、インバータ装置50の温度変化を抑制することができるため、インバータ装置50の長寿命化を図ることができる。
In the first embodiment, when the predicted difference value ΔTf1−ref is not in the range −Ts ≦ ΔTf1−ref ≦ Ts, the
また、本実施の形態1においては、室内送風機21によって送風される冷却風を用いてインバータ装置50の温度変化を抑制するものであるため、インバータ装置50の部品や冷却器51を高性能化することなくインバータ装置50の長寿命化を図ることができる。したがって、本実施の形態1では、インバータ装置50の部品の高性能化による高コスト化をすることなくインバータ装置50の長寿命化を図ることができる。
Moreover, in this
実施の形態2.
以下に、本発明の実施の形態2に係る温度制御について説明する。本実施の形態2における鉄道車両用空調装置1の構造は、上述の実施の形態1における鉄道車両用空調装置1の構造と同一であるため説明は省略する。図5は、本発明の実施の形態2に係るインバータ装置50の温度制御を示す制御フロー図である。図5の制御フロー図は、鉄道車両用空調装置1の起動から停止までの流れを示している。
The temperature control according to
本実施の形態2に係る温度制御は、上述の実施の形態1における温度の予測制御の精度を向上させるための補正制御である。上述の実施の形態1の予測制御についての説明は省略する。 The temperature control according to the second embodiment is correction control for improving the accuracy of the temperature predictive control in the first embodiment. The description of the predictive control in the first embodiment is omitted.
鉄道車両用空調装置1の起動後、制御部9は、制御部9のROM内に記憶された目標値テーブルの目標温度データに基づき、目標温度Trefを設定する(ステップS20)。目標温度Trefは、例えば月ごとの目標温度である場合、暦のデータに基づいて設定される。
After activation of the railway
次いで、制御部9では、冷却器温度Tf0から目標温度Trefを減算した実測差分値ΔTf0−refが算出され(ステップS21)、ステップS21で算出された実測差分値ΔTf0−refが限界温度差Trdより大きいか否かが判定される(ステップS22)。ステップS22の判定は、冷却器温度Tf0が安定してから行ってもよい。ステップS22で実測差分値ΔTf0−refが限界温度差Trdより大きいと判定された場合、制御部9はアラームを出力し(ステップS23)、可動式の仕切り部70を制御することによりダクト7の開口率を下げる(ステップS24)。その後、制御部9では、鉄道車両用空調装置1が停止(ステップS29)するまで、ステップS21の実測差分値ΔTf0−refの算出が行われる。限界温度差Trdは上限の閾値Ts以上であればよく、例えば、20(K)以下に設定される。
Next, the
ステップS22で実測差分値ΔTf0−refが限界温度差Trd以下であると判定された場合、制御部9では実測差分値ΔTf0−refが、上述の実施の形態1で設定した上限の閾値Tsよりも大きいか否かが判定される(ステップS25)。ステップS25で実測差分値ΔTf0−refが上限の閾値Tsより大きいと判定された場合、制御部9は可動式の仕切り部70を制御することにより、ダクト7の開口率を下げる(ステップS26)。その後、制御部9では、鉄道車両用空調装置1が停止(ステップS29)するまで、ステップS21の実測差分値ΔTf0−refの算出が行われる。
When it is determined in step S22 that the actually measured difference value ΔTf0−ref is equal to or less than the limit temperature difference Trd, the
ステップS25で実測差分値ΔTf0−refが上限の閾値Ts以下であると判定された場合、制御部9では、実測差分値ΔTf0−refが下限の閾値−Ts未満であるか否かが判定される(ステップS27)。実測差分値ΔTf0−refが下限の閾値−Ts未満であると判定された場合、制御部9は可動式の仕切り部70を制御することにより、ダクト7の開口率を上げる(ステップS28)。その後、制御部9では、鉄道車両用空調装置1が停止(ステップS29)するまで、ステップS21の実測差分値ΔTf0−refの算出が行われる。
When it is determined in step S25 that the actually measured difference value ΔTf0-ref is equal to or less than the upper limit threshold value Ts, the
ステップS27で実測差分値ΔTf0−refが下限の閾値−Ts未満ではないと判定された場合、すなわち実測差分値ΔTf0−refが−Ts≦ΔTf0−ref≦Tsの範囲内にあると判定された場合、ダクト7の開口率は維持される。この場合、制御部9では、鉄道車両用空調装置1が停止(ステップS29)するまで、ステップS21の実測差分値ΔTf0−refの算出が行われる。
When it is determined in step S27 that the actually measured difference value ΔTf0−ref is not less than the lower limit threshold −Ts, that is, when the actually measured difference value ΔTf0−ref is determined to be within the range of −Ts ≦ ΔTf0−ref ≦ Ts. The opening ratio of the
本実施の形態2においては、上述のような補正制御を行うことによって、上述の実施の形態1の予測制御の精度を更に向上させることができるため、従来技術と比較して冷却器51の温度変化を小さくすることができる。したがって、本実施の形態1では、インバータ装置50の温度変化を抑制することができるため、インバータ装置50の長寿命化を図ることができる。
In the second embodiment, the accuracy of the predictive control in the first embodiment can be further improved by performing the correction control as described above. Change can be reduced. Therefore, in this
また、本実施の形態2においては、鉄道車両10の任意の場所(例えば、鉄道車両10の運転室等)にアラームを出力することによって、例えば冷却器51の清掃を促すことができるため、鉄道車両用空調装置1の安全性を高めることができる。
In the second embodiment, since an alarm is output to an arbitrary location of the railway vehicle 10 (for example, the cab of the railway vehicle 10), for example, the cleaning of the cooler 51 can be urged. The safety of the
実施の形態3.
以下に、本発明の実施の形態3に係る温度制御について説明する。本実施の形態3における鉄道車両用空調装置1の構造は、上述の実施の形態1における鉄道車両用空調装置1の構造と同一であるため説明は省略する。図6は、本発明の実施の形態3に係るインバータ装置50の温度制御を示す制御フロー図である。図6の制御フロー図は、鉄道車両用空調装置1の起動から停止までの流れを示している。
The temperature control according to
本実施の形態3においては、鉄道車両用空調装置1の起動後、制御部9では、インバータ温度センサ52で検知された冷却器温度Tf0が限界温度Trより大きいか否かが判定される(ステップS30)。ステップS30で冷却器温度Tf0が限界温度Trより大きいと判定された場合に制御部9はアラームを出力する(ステップS31)。ここで、限界温度Trはインバータ装置50内のインバータ回路を構成する半導体素子(例えば、IGBT)の限界温度以下とすることができる。
In the third embodiment, after starting the railway
その後、鉄道車両用空調装置1が停止(ステップS32)するまで、ステップS30の判定が繰り返される。
Thereafter, the determination in step S30 is repeated until the
本実施の形態3においては、鉄道車両10の任意の場所(例えば、鉄道車両10の運転室等)にアラームを出力することによって、例えば冷却器51の清掃を促すことができるため、鉄道車両用空調装置1の安全性を高めることができる。
In the third embodiment, by outputting an alarm to an arbitrary location of the railway vehicle 10 (for example, the cab of the railway vehicle 10), for example, cleaning of the cooler 51 can be urged. The safety of the
その他の実施の形態.
上述の実施の形態に限らず種々の変形が可能である。例えば、上述の実施の形態においては、制御部9はインバータ室5に収納されているが、各々のインバータ装置50の内部に独立して設けてもよいし、インバータ室5以外の枠体(例えば、第1の枠体2)に設けてもよい。また、制御部9は、鉄道車両用空調装置1以外の場所(例えば、鉄道車両10の運転室等)に設けられた操作ユニット(例えば、操作パネル、リモコン等)と相互にデータ通信できるように構成してもよい。
Other embodiments.
The present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be made. For example, in the above-described embodiment, the
また、上述の実施の形態においては、鉄道車両用空調装置1は鉄道車両10の屋根100に設置されているが、鉄道車両10の床下に設置してもよい。
In the above-described embodiment, the railway
また、上述の実施の形態においては、鉄道車両用空調装置1の冷凍サイクル6は、冷房運転を行うことができるように構成されているが、冷媒流路切替装置(例えば、四方弁)を冷凍サイクル6上に設けることによって暖房運転を行うことができるように構成してもよい。
In the above-described embodiment, the
また、上述の実施の形態2の図5の温度制御は、上述の実施の形態1と組み合わせずに単独で行うことも可能である。 Further, the temperature control in FIG. 5 of the second embodiment described above can be performed independently without being combined with the first embodiment described above.
なお、室内送風機21は、鉄道車両用空調装置1の必要冷房能力を満たす送風性能と、インバータ室5(例えば、冷却器51の冷却フィン、排気口72)の目詰まり等による冷却性能の低下を考慮した必要冷却能力を満たす送風性能とを確保できるものであれば特に限定されない。
The
また、上述の各実施の形態や変形例は、互いに組み合わせて実施することが可能である。 In addition, the above-described embodiments and modifications can be implemented in combination with each other.
1 鉄道車両用空気調和装置、2 第1の枠体、3 第2の枠体、4 第3の枠体、5 インバータ室、6 冷凍サイクル、7 ダクト、8 送風路、9 制御部、10 鉄道車両、20 室内熱交換器、21 室内送風機、22 室内電動機、30 圧縮機、40 室外熱交換器、41 減圧装置、42 室外送風機、50 インバータ装置、51 冷却器、52 インバータ温度センサ、70 可動式の仕切り部、71 インバータ室開口部、72 排気口、80 冷却風温度センサ、81 室内開口部、100 屋根、110 室内。
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記室内熱交換器において熱交換された空気を室内に送風する室内送風機と、
前記空気を前記室内に誘導する送風路と、
前記圧縮機及び前記室内送風機の少なくとも一方に可変周波数の電力を供給するインバータ装置と、
前記インバータ装置を冷却する冷却器と、
前記送風路と連通し、前記空気の一部を前記冷却器に供給するダクトと、
前記ダクト内に形成され、前記ダクトの開口率を調節する可動式の仕切り部と、
前記冷却器の温度に基づいてアラーム信号を出力する制御部と
を備える鉄道車両用空調装置。 A refrigeration cycle comprising an indoor heat exchanger that functions as an evaporator, a compressor, an outdoor heat exchanger that functions as a condenser, and a decompression device;
An indoor blower for blowing the air heat-exchanged in the indoor heat exchanger into the room;
An air passage for guiding the air into the room;
An inverter device for supplying variable frequency power to at least one of the compressor and the indoor blower;
A cooler for cooling the inverter device;
A duct communicating with the air passage and supplying a part of the air to the cooler;
A movable partition that is formed in the duct and adjusts the aperture ratio of the duct;
A railway vehicle air conditioner comprising: a control unit that outputs an alarm signal based on the temperature of the cooler .
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