JP6273838B2 - 熱交換器 - Google Patents

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Description

本発明は、熱交換器に関し、特に上吹き室外ユニットに搭載されるマイクロチャネル熱交換器に関する。
上吹き室外ユニットにおける熱交換器を通過する風の風速分布の不均一は、空気調和機の性能を低下させる要因である。特に、複数パスで構成された熱交換器を放熱器として使用する際、放熱器を通過する空気の速度分布に起因する出口温度分布が生じ、放熱器としての能力が低下する。
それゆえ、特許文献1(特開2006―189196号公報)に記載の空気調和機の室外ユニットでは、風路内に熱交換器を通過する風の風速分布を制御する流体素子を設けて、風速分布を均一にするようにしている。
しかしながら、上記のような空気調和機では、流体素子、及びその流体素子を支持する周辺部材の配置による風速分布への影響を考慮しなければならない上に、室外ユニット内部の構造を複雑にし、コスト増大の要因にもなる。
本発明の課題は、上吹き室外ユニットに搭載される複数パスを有する熱交換器において、出口温度分布を一様にすることができる放熱器を提供することにある。
本発明の第1観点に係る熱交換器は、冷凍装置の熱源ユニットに設けられ、放熱器として機能する熱交換器であって、入口ヘッダと、出口ヘッダと、複数の扁平管と、分流器と、第1分岐管と、第2分岐管とを備えている。入口ヘッダは、冷媒入口側に位置する。出口ヘッダは、冷媒出口側に位置し、内部が仕切板によって第1ヘッダ部と第2ヘッダ部とに仕切られている。複数の扁平管は、入口ヘッダと出口ヘッダとを結ぶ。分流器は、出口側の冷媒配管の端部に設けられている。第1分岐管は、分流器と第1ヘッダ部とを結ぶ。第2分岐管は、分流器と第2ヘッダ部とを結ぶ。仕切板は、第1ヘッダ部と第2ヘッダ部との大きさが異なるように配置されている。また、第1ヘッダ部に向かって流れる冷媒量と、第2ヘッダ部に向かって流れる冷媒量は異なる。そして、第1ヘッダ部、第2ヘッダ部、第1分岐管および第2分岐管の形状は、第1ヘッダ部および第1分岐管における冷媒圧力損失値と、第2ヘッダ部および第2分岐管における冷媒圧力損失値とが異なるように決定されている。
この熱交換器では、出口ヘッダを仕切板で第1ヘッダ部と第2ヘッダ部とに仕切ることによって、熱交換器を2つの熱交換部に分割することができる。また、仕切板による分割位置が適切に設定されることによって、入口ヘッダ〜第1ヘッダ部〜分流器の間の圧力損失値と、入口ヘッダ〜第2ヘッダ部〜分流器の間の圧力損失値とを同等にしつつ、入口ヘッダ〜第1ヘッダ部の間の冷媒循環量と、入口ヘッダ〜第2ヘッダ部の間の冷媒循環量とを異ならせることができる。
例えば、上吹き室外ユニットのような熱交換器の上下で風速分布が一様でないために上下で出口の温度分布も一様でない場合、出口ヘッダを風速の速い側の第1ヘッダ部と風速の遅い側の第2ヘッダ部とに分割することによって、第1ヘッダ部に向かって流れる冷媒量を風速の速い空気との熱交換に適した冷媒量となるように設定し、第2ヘッダ部に向かって流れる冷媒量を風速の遅い空気との熱交換に適した冷媒量となるように設定することができる。
その結果、第1ヘッダ部における冷媒の出口温度と第2ヘッダ部における冷媒の出口温度を等しくすることができ、熱交換器出口の温度分布が一様になる。
また、仕切板による熱交換器の分割だけでは熱交換器出口の温度分布が一様になり難い場合でも、第1ヘッダ部で合流した冷媒が流れる第1分岐管および第2ヘッダ部で合流した冷媒が流れる第2分岐管それぞれにおける圧力損失値を第1分岐管および第2分岐管それぞれの形状で調節することによって、入口ヘッダ〜第1ヘッダ部の間および入口ヘッダ〜第2ヘッダ部の間それぞれに流れる冷媒量が適切な値に維持される。その結果、熱交換器の圧力損失値を大きく増加させることなく、熱交換器出口の温度を一様にすることができ、性能低下を抑制することができる。
本発明の第2観点に係る熱交換器は、第1観点に係る熱交換器であって、入口ヘッダから第1ヘッダ部および第2ヘッダ部へのパス長さが同一である。
この熱交換器ではパス長さが同一であるため圧力損失値の調節は容易ではない(例えば、クロスフィンの場合、キャピラリの径、長さ、伝熱管のターン数で圧力損失値の調節ができる)。しかし、第1ヘッダ部で合流した冷媒が流れる第1分岐管、および第2ヘッダ部で合流した冷媒が流れる第2分岐管を備えているので、第1分岐管および第2分岐管の形状によって圧力損失値を適切に調節することができる。
本発明の第3観点に係る熱交換器は、第1観点に係る熱交換器であって、圧力損失値が、第1分岐管および第2分岐管の流路断面積を異ならせることによって調整される。
この熱交換器では、仕切板による熱交換器の分割だけでは熱交換器出口の温度分布が一様になり難い場合でも、第1ヘッダ部で合流した冷媒が流れる第1分岐管および第2ヘッダ部で合流した冷媒が流れる第2分岐管それぞれにおける圧力損失値を第1分岐管および第2分岐管それぞれの流路断面積で調節することによって、入口ヘッダ〜第1ヘッダ部の間および入口ヘッダ〜第2ヘッダ部の間それぞれに流れる冷媒量が適切な値に維持される。その結果、熱交換器の圧力損失値を大きく増加させることなく、熱交換器の出口の温度を一様にすることができ、性能低下を抑制することができる。
本発明の第4観点に係る熱交換器は、第1観点に係る熱交換器であって、蒸発器として機能する。
この熱交換器では、蒸発器として使用する際も熱交換器の上下での風速分布があるため、冷房時と同様、上部の熱交換器の冷媒量を大きく、下部の熱交換器の冷媒量を少なくすることで熱交換器出口での冷媒状態(エンタルピー)をより均等にすることができる。
また、分流器より流入した冷媒は仕切板のある入口ヘッダに流入するので、第1ヘッダ部に流入した二相状態の冷媒の液は重力の影響で第2ヘッダ部まで落ちることがなく仕切板で保持さるので、冷媒をより均等に分布させることができる。
本発明の第1観点に係る熱交換器では、出口ヘッダを風速の速い側の第1ヘッダ部と風速の遅い側の第2ヘッダ部とに分割することによって、第1ヘッダ部に向かって流れる冷媒量を風速の速い空気との熱交換に適した冷媒量となるように設定し、第2ヘッダ部に向かって流れる冷媒量を風速の遅い空気との熱交換に適した冷媒量となるように設定することができる。
その結果、第1ヘッダ部における冷媒の出口温度と第2ヘッダ部における冷媒の出口温度を等しくすることができ、熱交換器出口の温度分布が一様になる。
本発明の第2観点に係る熱交換器では、第1ヘッダ部で合流した冷媒が流れる第1分岐管、および第2ヘッダ部で合流した冷媒が流れる第2分岐管を備えているので、第1分岐管および第2分岐管の形状によって圧力損失値を適切に調節することができる。
本発明の第3観点に係る熱交換器では、仕切板による熱交換器の分割だけでは熱交換器出口の温度分布が一様になり難い場合でも、第1ヘッダ部で合流した冷媒が流れる第1分岐管および第2ヘッダ部で合流した冷媒が流れる第2分岐管それぞれにおける圧力損失値を第1分岐管および第2分岐管それぞれの流路断面積で調節することによって、入口ヘッダ〜第1ヘッダ部の間および入口ヘッダ〜第2ヘッダ部の間それぞれに流れる冷媒量が適切な値に維持される。その結果、熱交換器の圧力損失値を大きく増加させることなく、出口の温度を一様にすることができ、性能低下を抑制することができる。
本発明の第4観点に係る熱交換器では、蒸発器として使用する際も熱交換器の上下での風速分布があるため、冷房時と同様、上部の熱交換器の冷媒量を大きく、下部の熱交換器の冷媒量を少なくすることで熱交換器出口での冷媒状態(エンタルピー)をより均等にすることができる。また、分流器より流入した冷媒は仕切板のある入口ヘッダに流入するので、第1ヘッダ部に流入した二相状態の冷媒の液は重力の影響で第2ヘッダ部まで落ちることがなく仕切板で保持されるので、冷媒をより均等に分布させることができる。
本発明の一実施形態である熱交換器が搭載された冷凍装置の冷媒回路図。 室外ユニットにおける風速分布を示す概念図。 室外熱交換器の正面図。 仕切板による分割位置と、第1パス及び[第1ヘッダ部+第1分岐管]における圧力損失値を示すグラフ。 仕切板による分割位置と、第2パス及び[第2ヘッダ部+第2分岐管]における圧力損失値を示すグラフ。 図4Aの第1パス及び[第1ヘッダ部+第1分岐管]における圧力損失値を合算した値を示すグラフ。 図4Bの第2パス及び[第2ヘッダ部+第2分岐管]における圧力損失値を合算した値を示すグラフ。 図5Aおよび図5Bのグラフを同時に表したグラフ。 第2分岐管の内径をパラメータとした第2熱交換部の圧力損失値の変動を表したグラフ。 本発明の熱交換器が適用される2段圧縮冷媒回路の冷媒回路図。
以下図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(1)冷凍装置1の構成
図1は、本発明の一実施形態である熱交換器30が搭載された冷凍装置1の回路図である。冷凍装置1は、室内ユニット2と室外ユニット3とで構成される。この冷凍装置1は、蒸気圧縮式の冷凍サイクル運転を行うことによって建物内の冷暖房を行う。
冷凍装置1では、圧縮機24、四路切換弁28、室外熱交換器30、膨張弁44、室内熱交換器50及びアキュムレータ22などが冷媒配管18で接続されることによって、冷媒回路10が構成されている。
また、アキュムレータ22には、アキュムレータ22内から冷媒を抜き出して圧縮機24の吸入側に戻すことが可能な吸入戻し管22cが接続されている。この吸入戻し管22cには、吸入戻し開閉弁23が設けられている。吸入戻し開閉弁23は、電磁弁である。
また、圧縮機24の吸入側に向かう低圧の冷媒はキャピラリー25で減圧された油分離器26から分離した油と合流する。
冷凍装置1内にはCO2冷媒が封入されており、冷媒が圧縮され、冷却され、減圧され、蒸発した後に、再び圧縮されるという冷凍サイクル運転が行われるようになっている。
冷房運転時は、四路切換弁28が図1の実線で示される状態、すなわち、圧縮機24の吐出側が室外熱交換器30のガス側に接続され、かつ、圧縮機24の吸入側がアキュムレータ22を介して室内熱交換器50のガス側に接続された状態となっている。冷房運転では、冷凍装置1は、室外熱交換器30を放熱器として、室内熱交換器50を蒸発器として機能させる。
暖房運転時は、四路切換弁28が図1の破線で示される状態、すなわち、圧縮機24の吐出側が室内熱交換器50のガス側に接続され、かつ、圧縮機24の吸入側がアキュムレータ22を介して室外熱交換器30のガス側に接続された状態となっている。暖房運転では、冷凍装置1は、室内熱交換器50を放熱器として、かつ、室外熱交換器30を蒸発器として機能させる。
(1−1)室内ユニット2
室内ユニット2は、室内の壁面に壁掛け等により、又は、ビル等の室内の天井に埋め込みや吊り下げ等により設置される。室内ユニット2は、室内熱交換器50と、室内ファン61とを有している。室内熱交換器50は、例えば伝熱管と多数のフィンとにより構成されたクロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器であり、冷房運転時には冷媒の蒸発器として機能して室内空気を冷却し、暖房運転時には冷媒の放熱器として機能して室内空気を加熱する熱交換器である。
(1−2)室外ユニット3
室外ユニット3は、内部に圧縮機24、四路切換弁28、室外熱交換器30、膨張弁44、アキュムレータ22及び室外ファン63などを収納している。
図2は、室外ユニット3における風速分布を示す概念図である。図2において、室外ユニット3は側面から空気を吸込み天面から吹き出す、いわゆる上吹き室外ユニットであり、室外ファン63が室外熱交換器30の上方に配置されている。
図2に示すように、室外ユニット3に吸い込まれる空気の風速分布は、上部から下部にかけて風速が小さくなる。
(2)冷凍装置の動作
(2−1)冷房運転
冷房運転時は、四路切換弁28が図1の実線で示される状態となっている。この冷媒回路において、圧縮機24、室外ファン63および室内ファン61が運転されると、低圧のガス冷媒は、圧縮機24で圧縮されて高圧のガス冷媒となる。
この高圧のガス冷媒は、油分離器26、逆止弁27及び四路切換弁28を経由して室外熱交換器30に送られる。その後、高圧のガス冷媒は、室外熱交換器30において、室外ファン63によって供給される室外空気と熱交換を行って放熱する。
そして、室外熱交換器30において冷却された高圧の冷媒は、室外熱交換器30から膨張弁44に送られ、膨張弁44によって減圧されて低圧の気液二相状態の冷媒となる。低圧の気液二相状態となった冷媒は、室内熱交換器50に送られ、室内熱交換器50において室内ファン61によって供給される室内空気と熱交換を行って蒸発して低圧のガス冷媒となる。
この低圧のガス冷媒は、四路切換弁28を経由して、再び圧縮機24に吸入される。なお、圧縮機24の吸入側に向かう低圧の冷媒はキャピラリー25で減圧された油分離器26から分離した油と合流する。このようにして、冷房運転が行われる。
(2−2)暖房運転
暖房運転時は、四路切換弁28が図1の破線で示される状態となっている。この冷媒回路において、圧縮機24、室外ファン63および室内ファン61が運転されると、低圧のガス冷媒は、圧縮機24で圧縮されて高圧のガス冷媒となる。
この高圧のガス冷媒は、油分離器26、逆止弁27及び四路切換弁28を経由して室内熱交換器50に送られる。その後、高圧のガス冷媒は、室内熱交換器50において、室内ファン61によって供給される室内空気と熱交換を行って放熱する。
そして、室内熱交換器50において冷却された高圧の冷媒は、室内熱交換器50から膨張弁44に送られ、膨張弁44によって減圧されて低圧の気液二相状態の冷媒となる。低圧の気液二相状態となった冷媒は、室外熱交換器30に送られ、室外熱交換器30において室外ファン63によって供給される室外空気と熱交換を行って蒸発して低圧のガス冷媒となる。
この低圧のガス冷媒は、四路切換弁28を経由して、再び圧縮機24に吸入される。なお、圧縮機24の吸入側に向かう低圧の冷媒はキャピラリー25で減圧された油分離器26から分離した油と合流する。このようにして、冷房運転が行われる。
(3)室外熱交換器30の詳細構成
図3は、室外熱交換器30の正面図である。図3において、室外熱交換器30は、入口ヘッダ31と、出口ヘッダ33と、複数の扁平管35と、伝熱フィン37と、第1分岐管41と、第2分岐管42とを備えている。
なお、入口ヘッダ31および出口ヘッダ33の「入口」および「出口」は、冷房運転時の冷媒流れを基準にしており、冷房運転時は入口ヘッダ31に冷媒が流入し、出口ヘッダ33から冷媒が流出する。
(3−1)扁平管35
扁平管35は複数の流路穴を有する伝熱管であって、扁平管35自身の表面および伝熱フィン37を介して、室外空気と扁平管35内部を流れる冷媒との間で熱交換を行う。扁平管35は、アルミニウムやアルミニウム合金等の金属部材を押し出し成形することによって形成される。複数の扁平管35それぞれの一端は入口ヘッダ31に接続され、他端は出口ヘッダ33に接続されている。本実施形態の室外熱交換器30は、45段の扁平管35を備えている。
(3−2)伝熱フィン37
伝熱フィン37は、扁平管35の間に設けられる。言い換えると、伝熱フィン37は、上下に隣接する2つの扁平管35に挟まれた空間に配置されている。伝熱フィン37は、室外ファン63によって供給された空気と熱交換を行う。
(3−3)入口ヘッダ31および出口ヘッダ33
入口ヘッダ31および出口ヘッダ33は筒状に成形されている。入口ヘッダ31には冷媒配管18が接続され、出口ヘッダ33には第1分岐管41および第2分岐管42が接続されている。
また、出口ヘッダ33の内部は仕切板333によって仕切られ、第1ヘッダ部331と第2ヘッダ部332とが形成されている。入口ヘッダ31から延びる複数の扁平管35のうちの幾つかの扁平管35は第1ヘッダ部331に接続され、他は第2ヘッダ部332に接続されている。
説明の便宜上、第1ヘッダ部331に接続されている扁平管35のグループを第1パス30a、第2ヘッダ部332に接続されている扁平管35のグループを第2パス30bとする。
第1パス30aと第2パス30bは共にパス長さが扁平管35の長さに相当し同等であるが、第1パス30aおよび第2パス30bそれぞれを流れる冷媒量を左右するのは各パスに属する扁平管35の数であって、その数は仕切板333をどの位置に設けるかによって異なる。
(3−4)第1分岐管41及び第2分岐管42
第1分岐管41の一端は第1ヘッダ部331に接続され、他端は分流器39に接続されている。第2分岐管42の一端は第2ヘッダ部332に接続され、他端は分流器39に接続されている。
冷房運転において、入口ヘッダ31から第1パス30aに入った冷媒は、第1パス30aを構成する各扁平管35を流れ、第1ヘッダ部331で集合し、第1分岐管41を通って分流器39に至る。
同様に、入口ヘッダ31から第2パス30bに入った冷媒は、第2パス30bを構成する各扁平管35を流れ、第2ヘッダ部332で集合し、第2分岐管42を通って分流器39に至る。
以上にように、第1パス30aおよび第2パス30bそれぞれに入った冷媒は、最終的に分流器39で合流して、冷媒配管18を通って膨張弁44に送られる。
(4)室外熱交換器30の性能
図2に示したように、室外ユニット3は、室外ファン63が室外熱交換器30の上方に配置されている、いわゆる上吹きの室外ユニットであって、室外ユニット3に吸い込まれる空気の風速分布は、上部から下部にかけて風速が小さくなっている。それゆえ、第1パス30aに属する扁平管35の数と第2パス30bに属する扁平管35の数とのバランスが適切でない場合は、第1ヘッダ部331から出る冷媒温度と、第2ヘッダ部332から出る冷媒温度との差が大きくなり室外熱交換器30の性能低下という問題を招来する。
そこで、本実施形態に係る室外熱交換器30では、上記問題に鑑みて、第1ヘッダ部331、第2ヘッダ部332、第1分岐管41及び第2分岐管42の形状が、第1ヘッダ部331および第1分岐管41における冷媒圧力損失値と、第2ヘッダ部332および第2分岐管42における冷媒圧力損失値とが異なるように決定されている。
ここで、第1ヘッダ部331および第2ヘッダ部332の形状の決定とは、具体的には扁平管35が接続される数の決定であり、仕切板333の位置によって決定される。
また、第1分岐管41及び第2分岐管42の形状の決定とは、具体的には第1分岐管41及び第2分岐管42の流路断面積の決定であり、第1分岐管41及び第2分岐管42の内径によって決定される。
(4−1)各部の圧力損失値について
図4Aは、仕切板333による分割位置と、第1パス30a及び[第1ヘッダ部331+第1分岐管41]における圧力損失値を示すグラフである。また、図4Bは、仕切板333による分割位置と、第2パス30b及び[第2ヘッダ部332+第2分岐管42]における圧力損失値を示すグラフである。
図4A,図4Bにおいて、横軸は圧力損失値、縦軸は分割位置を示す。なお、分割位置とは、仕切板333が出口ヘッダ33内部を分割している位置であり、例えば分割位置がYの場合は、出口ヘッダ33内部において、下から[Y]段目の扁平管35と[Y+1]段目の扁平管35との間に相当する位置に仕切板333が配置されていることを意味する。
すなわち、本実施形態の室外熱交換器30は45段の扁平管35を備えているので、分割位置が30の場合、第2ヘッダ部332には[1〜30]段目の扁平管35が接続され、第1ヘッダ部331には[31〜45]段目の扁平管35が接続されていることを意味する。
図4Aに示すように、分割位置の数字が大きくなるほど、第1パス30a(の扁平管35)における圧力損失値は大きくなる傾向にある。これは、分割位置の数字が大きくなるほど第1パス30aに属する扁平管35の数が少なくなるので、所定の流量を流そうとした場合に扁平管35一本当たりに流れる冷媒量が増大し、その結果、圧力損失値が増加するからである。
これに対し、図4Bに示すように、分割位置の数字が大きくなるほど、第2パス30b(の扁平管35)における圧力損失値は徐々に大きくなる傾向にあるものの、図4Aの第1パス30aに比べてその増加量は小さい。これは、分割位置の数字が大きくなるほど第2パス30bに属する扁平管35の数が多くなるので、扁平管35一本当たりに流れる冷媒量は増大せず、扁平管35が増加した分だけの圧力損失値が積算されるに過ぎないからである。
他方、図4Aに示すように、分割位置の数字が大きくなるほど[第1ヘッダ部331+第1分岐管41]における圧力損失値は減少している。これは、分割位置の数字が大きくなるほど第1パス30aに属する扁平管35の数が少なくなり、第1パス30aに流れる冷媒量が制限されるので、第1ヘッダ部331および第1分岐管41を流れる冷媒量が減少し、その分だけ圧力損失値が減少する。
これに対し、図4Bに示すように、分割位置の数字が大きくなるほど、[第2ヘッダ部332+第2分岐管42]における圧力損失値は大きくなる傾向にある。これは、分割位置の数字が大きくなるほど第2パス30bに属する扁平管35の数が多くなり、第2ヘッダ部332に集合する冷媒量が増大し、同じく第2分岐管42を流れる冷媒量も増大し、その分だけ圧力損失値が減少する。
とりわけ、第1分岐管41及び第2分岐管42の内径が同じ場合には、第2分岐管42を流れる冷媒量は第1分岐管41よりも多いので圧力損失値の増加は顕著である。なお、図4A及び図4Bにおける第1分岐管41及び第2分岐管42の内径は共にφ7である。
(4−2)全体の圧力損失値について
図5Aは、図4Aの第1パス30a及び[第1ヘッダ部331+第1分岐管41]における圧力損失値を合算した値を示すグラフである。ここで、説明の便宜上、第1パス30a及び[第1ヘッダ部331+第1分岐管41]を第1熱交換部とよぶ。
図5Aにおいて、第1熱交換部の圧力損失値は、仕切板333の分割位置が30段以上になるとほとんど圧力損失値が変動していない。これは、図4Aに示すように、第1パス30aにおける圧力損失値の増大を[第1ヘッダ部331+第1分岐管41]における圧力損失値の減少で相殺しているからである。
図5Bは、図4Bの第2パス30b及び[第2ヘッダ部332+第2分岐管42]における圧力損失値を合算した値を示すグラフである。ここで、説明の便宜上、第2パス30b及び[第2ヘッダ部332+第2分岐管42]を第2熱交換部とよぶ。
図5Bにおいて、第2熱交換部の圧力損失値は、仕切板333の分割位置が上昇するほど圧力損失値が増大している。これは、図4Bに示すように、仕切板333の位置が上昇するほど第2パス30bにおける圧力損失値、および[第2ヘッダ部332+第2分岐管42]における圧力損失値が増大しているからである。
(4−3)仕切板333による最適分割位置の設定
図6Aは、図5Aおよび図5Bのグラフを同時に表したグラフである。図6Aにおいて、分割位置[38]のとき、第1熱交換部および第2熱交換部における圧力損失値は同じである。つまり、第1ヘッダ部331に[39〜45]段の扁平管35が接続された第1熱交換部における圧力損失値と第2ヘッダ部332に[1〜38]段の扁平管35が接続された第2熱交換部における圧力損失値が同じである。
室外熱交換器30の特徴は、第1ヘッダ部331および第1分岐管41における冷媒圧力損失値と、第2ヘッダ部332および第2分岐管42における冷媒圧力損失値とが異なるように決定されているにもかかわらず、第1熱交換部および第2熱交換部における冷媒圧力損失値がほぼ同じになることである。
仮に、図6Aに示す分割位置[38]で第1ヘッダ部331に向かって流れる冷媒量が風速の速い空気との熱交換に適した冷媒量となり、第2ヘッダ部332に向かって流れる冷媒量が風速の遅い空気との熱交換に適した冷媒量となっているならば、第1ヘッダ部331における冷媒の出口温度と第2ヘッダ部332における冷媒の出口温度を等しくすることができ、室外熱交換器30の出口の温度分布が一様になる。
逆に、分割位置[38]でも室外熱交換器30の出口の温度分布が一様になっていない場合は、分割位置を変更する必要がある。
しかしながら、図6Aによれば、第1熱交換部については分割位置[30]以上の範囲では圧力損失値に変動はないが、分割位置[30]未満では圧力損失値が増大する。第2熱交換部については分割位置の上昇にともなって圧力損失値が増大する。室外熱交換器30の性能低下を抑制するという観点からすれば、第1熱交換部及び第2熱交換部の圧力損失値は等しく低く抑えられることが好ましい。
そこで、分割位置[30]以上の範囲において第1熱交換部の圧力損失値がほとんど一定であることを利用して、その範囲内での分割位置の変更と、第2分岐管42の内径の変更を同時に行いながら第1熱交換部及び第2熱交換部の圧力損失値が一致する分割位置を求めた。
図6Bは、第2分岐管42の内径をパラメータとした第2熱交換部の圧力損失値の変動を表したグラフである。図6Bにおいて、第1熱交換部の圧力損失値が一定に保たる分割位置の下限である[30]において、第2熱交換部の第2分岐管42の内径をφ5とすることで、第1熱交換部および第2熱交換部の圧力損失値が一致していることが分かる。
出願人の研究によれば、分割位置[30]、第1分岐管41の内径がφ7、第2分岐管42の内径がφ5において、第1ヘッダ部331に向かって流れる冷媒量が風速の速い空気との熱交換に適した冷媒量となり、第2ヘッダ部332に向かって流れる冷媒量が風速の遅い空気との熱交換に適した冷媒量となって、第1ヘッダ部331における冷媒の出口温度と第2ヘッダ部332における冷媒の出口温度を等しくすることができ、室外熱交換器30の出口の温度分布が一様になることが確認されている。
(5)特徴
(5−1)
室外熱交換器30では、出口ヘッダ33を仕切板333で第1ヘッダ部331と第2ヘッダ部332とに仕切ることによって、室外熱交換器30を第1熱交換部と第2熱交換部とに分割することができる。また、仕切板333による分割位置が適切に設定されることによって、入口ヘッダ31〜第1ヘッダ部331〜分流器39の間の圧力損失値と、入口ヘッダ31〜第2ヘッダ部332〜分流器39の間の圧力損失値とを同等にしつつ、入口ヘッダ31〜第1ヘッダ部331の間の冷媒循環量と、入口ヘッダ31〜第2ヘッダ部332の間の冷媒循環量とを異ならせることができる。その結果、第1ヘッダ部331における冷媒の出口温度と第2ヘッダ部332における冷媒の出口温度を等しくすることができ、熱交換器出口の温度分布が一様になる。
(5−2)
また、仕切板333による室外熱交換器30の分割だけでは室外熱交換器30の出口の温度分布が一様になり難い場合でも、第1ヘッダ部331で合流した冷媒が流れる第1分岐管41および第2ヘッダ部332で合流した冷媒が流れる第2分岐管42それぞれにおける圧力損失値を第1分岐管41および第2分岐管42それぞれの形状(流路断面積)で調節することによって、入口ヘッダ31〜第1ヘッダ部331の間および入口ヘッダ31〜第2ヘッダ部332の間それぞれに流れる冷媒量が適切な値に維持される。その結果、室外熱交換器30の圧力損失値を大きく増加させることなく、室外熱交換器30の出口の温度を一様にすることができ、性能低下を抑制することができる。
(5−3)
第1分岐管41および第2分岐管42それぞれの内径で調節することによって、入口ヘッダ31〜第1ヘッダ部331の間および入口ヘッダ31〜第2ヘッダ部332の間それぞれに流れる冷媒量が適切な値に維持される。
(5−4)
なお、室外熱交換器30では、蒸発器として使用する際もその上下での風速分布があるため、冷房時と同様、室外熱交換器30の上部の冷媒量を大きく、下部の冷媒量を少なくすることで室外熱交換器30出口での冷媒状態(エンタルピー)をより均等にすることができる。また、分流器39より流入した冷媒は仕切板333のある入口ヘッダ31に流入するので、第1ヘッダ部331に流入した二相状態の冷媒の液は重力の影響で第2ヘッダ部332まで落ちることがなく仕切板333で保持されるので、冷媒をより均等に分布させることができる。
(6)他の適用例
上記実施形態では、室外熱交換器30は単段圧縮冷媒回路に適用されているが、2段圧縮冷媒回路への適用も可能である。
(6−1)2段圧縮冷媒回路110の構成
図7は、本発明の熱交換器が適用される2段圧縮冷媒回路110の回路図である。図7において、冷媒回路110は、2つの圧縮機241,242、2つの四路切換弁281,282、室外熱交換器30、膨張弁44,46,47,48、室内熱交換器50、ブリッジ回路17、アキュムレータ22、エコノマイザ熱交換器45、インタークーラ55を備えている。
(6−2)詳細構成
冷媒回路110の構成要素のうち、2つの圧縮機241,242、2つの四路切換弁281,282、室外熱交換器30、室内熱交換器50、アキュムレータ22については、上記実施形態との重複説明を避けるため詳細な説明を省略し、ここでは、インタークーラ55、ブリッジ回路17、及びエコノマイザ熱交換器45を中心に説明する。なお、説明の便宜上、2つの圧縮機のうち低段側を低段圧縮機241、高段側を高段圧縮機242、低段圧縮機241の吐出管側に接続される四路切換弁を低段側四路切換弁281、高段圧縮機242の吐出管側に接続される四路切換弁を高段側四路切換弁282とする。
(6−2−1)インタークーラ55
インタークーラ55は、冷房運転時に低段側四路切換弁281の下流側となる位置に設けられている。インタークーラ55は、低段圧縮機241で中間圧力まで圧縮された後に吐出され、油分離器261、逆止弁271及び低段側四路切換弁281を経由して送られてきた冷媒を冷却する。
このインタークーラ55において冷却された冷媒は、分岐管19から高段圧縮機242に戻される冷媒と合流することでさらに冷却される。分岐管19から戻る冷媒と合流した中間圧の冷媒は、高段圧縮機242に吸入されてさらに圧縮されて、高段圧縮機242から吐出管に吐出される。
高段圧縮機242から吐出された冷媒は、油分離器262、逆止弁272及び高段側四路切換弁282を経由し、冷房運転時は室外熱交換器30に送られ、暖房運転時は室内熱交換器50に送られる。
また、高段圧縮機242の吸入側に向かう中間圧冷媒はキャピラリー251で減圧された油分離器261から分離した油と合流する。
なお、低段圧縮機241の吸入側に向かう冷媒はキャピラリー252で減圧された油分離器262から分離した油と合流する。
(6−2−2)ブリッジ回路17
ブリッジ回路17は室外熱交換器30と室内熱交換器50との間に設けられており、アキュムレータ22の入口に接続されるアキュムレータ入口管22a、及び、アキュムレータ22の出口に接続されるアキュムレータ出口管22bに接続されている。
ブリッジ回路17は、3つの逆止弁17a、17b、17cと、膨張弁44を有している。そして、入口逆止弁17aは、室外熱交換器30からアキュムレータ入口管22aへの冷媒の流通のみを許容する逆止弁である。入口逆止弁17bは、室内熱交換器50からアキュムレータ入口管22aへの冷媒の流通のみを許容する逆止弁である。
出口逆止弁17cは、膨張弁44から室内熱交換器50への冷媒の流通のみを許容する逆止弁である。膨張弁44は、冷房運転時には、閉じられる。暖房運転時には、アキュムレータ入口膨張弁46によって減圧された冷媒を室外熱交換器30に送る前に低圧になるまでさらに減圧する。
アキュムレータ入口膨張弁46は、アキュムレータ入口管22aに設けられた減圧機構であり、電動膨張弁が使用されている。また、アキュムレータ入口膨張弁46は、冷房運転時には、室外熱交換器30において冷却された高圧の冷媒をアキュムレータ22に送る前に減圧し、暖房運転時には、室内熱交換器50において冷却された高圧の冷媒をアキュムレータ22に送る前に減圧する。
アキュムレータ22は、アキュムレータ入口膨張弁46で減圧された後の冷媒を一時的に溜めるために設けられた容器であり、その入口がアキュムレータ入口管22aに接続され、その出口がアキュムレータ出口管22bに接続されている。
アキュムレータ出口管22bは、途中、膨張弁44に向かう冷媒が流れるアキュムレータ出口第1分岐管221と、アキュムレータ出口第1分岐膨張弁47(あるいは蒸発器として働くインタークーラ55)に向かう冷媒が流れるアキュムレータ出口第2分岐管222とに分岐している。
また、アキュムレータ22には、アキュムレータ22内から冷媒を抜き出して低段圧縮機241の吸入側に戻すことが可能な吸入戻し管22cが接続されている。この吸入戻し管22cには、吸入戻し開閉弁23が設けられている。吸入戻し開閉弁23は電磁弁である。
アキュムレータ出口第1分岐膨張弁47は、アキュムレータ出口第1分岐管221に設けられた開閉弁である。したがって、アキュムレータ出口第1分岐膨張弁47は、冷房運転時には、閉じられる。
また、暖房運転時には、室内熱交換器50において冷却された高圧の冷媒が、ブリッジ回路17の入口逆止弁17b、アキュムレータ入口管22aのアキュムレータ入口膨張弁46、アキュムレータ22、アキュムレータ出口管22b、及びアキュムレータ出口第1分岐管221を流れ、膨張弁44で減圧されて室外熱交換器30に送られる。アキュムレータ出口第1分岐管221を流れる一部の冷媒はアキュムレータ出口第1分岐膨張弁47で減圧されて蒸発器として働くインタークーラ55に送られる。
(6−2−3)エコノマイザ熱交換器45
エコノマイザ熱交換器45は、室外熱交換器30又は室内熱交換器50において冷却された冷媒と分岐管19を流れる冷媒との熱交換を行う熱交換器である。分岐管19には、エコノマイザ熱交換器45の上流側となる位置に膨張弁48が設けられている。
エコノマイザ熱交換器45は、アキュムレータ入口管22aのアキュムレータ入口膨張弁46の上流側の位置を流れる冷媒と分岐管19を流れる冷媒との熱交換を行うように設けられており、また、両冷媒が対向するように流れる流路を有している。
このため、室外熱交換器30又は室内熱交換器50において冷却された冷媒は、アキュムレータ入口管22aにおいて、エコノマイザ熱交換器45で熱交換される前に分岐管19に分岐され、その後に、エコノマイザ熱交換器45で分岐管19を流れる冷媒と熱交換を行うことになる。
以上のように、室外熱交換器30を出た冷媒は、エコノマイザ熱交換器45を流れることになるが、このような熱交換器の下流にエコノマイザ熱交換器が配置されている場合は、上流の熱交換器での圧力損失値を極力抑制する必要がある。
この点、室外熱交換器30は圧力損失値を大きく増加させることなく出口の温度分布を一様にできるので性能低下を改善できるので有用である。
本発明によれば、単段圧縮式冷凍サイクルに限らず多段圧縮式冷凍サイクルを行う冷媒装置の放熱器として有用である。
30 室外熱交換器(熱交換器)
31 入口ヘッダ
33 出口ヘッダ
35 扁平管
39 分流器
41 第1分岐管
42 第2分岐管
331 第1ヘッダ部
332 第2ヘッダ部
333 仕切板
特開2006−189196号公報

Claims (4)

  1. 冷凍装置の熱源ユニットに設けられ、放熱器として機能する熱交換器であって、
    冷媒入口側に位置する入口ヘッダ(31)と、
    冷媒出口側に位置し、内部が仕切板(333)によって第1ヘッダ部(331)と第2ヘッダ部(332)とに仕切られている出口ヘッダ(33)と、
    前記入口ヘッダ(31)と前記出口ヘッダ(33)とを結ぶ複数の扁平管(35)と、
    出口側の冷媒配管の端部に設けられた分流器(39)と、
    前記分流器(39)と前記第1ヘッダ部(331)とを結ぶ第1分岐管(41)と、
    前記分流器(39)と前記第2ヘッダ部(332)とを結ぶ第2分岐管(42)と、
    を備え、
    前記仕切板(333)は、前記第1ヘッダ部(331)と前記第2ヘッダ部(332)との大きさが異なるように配置されており、
    前記第1ヘッダ部(331)に向かって流れる冷媒量と、前記第2ヘッダ部(332)に向かって流れる冷媒量は異なり、
    前記第1ヘッダ部(331)、前記第2ヘッダ部(332)、前記第1分岐管(41)および前記第2分岐管(42)の形状は、前記第1ヘッダ部(331)および前記第1分岐管(41)における冷媒圧力損失値と、前記第2ヘッダ部(332)および前記第2分岐管(42)における冷媒圧力損失値とが異なるように決定されている、
    熱交換器(30)。
  2. 前記入口ヘッダ(31)から前記第1ヘッダ部(331)および前記第2ヘッダ部(332)へのパス長さが同一である、
    請求項1に記載の熱交換器(30)。
  3. 前記冷媒圧力損失値は、前記第1分岐管(41)および前記第2分岐管(42)の流路断面積を異ならせることによって調整される、
    請求項1に記載の熱交換器(30)。
  4. 蒸発器として機能する、
    請求項1に記載の熱交換器(30)。
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