JP6273838B2 - 熱交換器 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の一実施形態である熱交換器30が搭載された冷凍装置1の回路図である。冷凍装置1は、室内ユニット2と室外ユニット3とで構成される。この冷凍装置1は、蒸気圧縮式の冷凍サイクル運転を行うことによって建物内の冷暖房を行う。
室内ユニット2は、室内の壁面に壁掛け等により、又は、ビル等の室内の天井に埋め込みや吊り下げ等により設置される。室内ユニット2は、室内熱交換器50と、室内ファン61とを有している。室内熱交換器50は、例えば伝熱管と多数のフィンとにより構成されたクロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器であり、冷房運転時には冷媒の蒸発器として機能して室内空気を冷却し、暖房運転時には冷媒の放熱器として機能して室内空気を加熱する熱交換器である。
室外ユニット3は、内部に圧縮機24、四路切換弁28、室外熱交換器30、膨張弁44、アキュムレータ22及び室外ファン63などを収納している。
(2−1)冷房運転
冷房運転時は、四路切換弁28が図1の実線で示される状態となっている。この冷媒回路において、圧縮機24、室外ファン63および室内ファン61が運転されると、低圧のガス冷媒は、圧縮機24で圧縮されて高圧のガス冷媒となる。
暖房運転時は、四路切換弁28が図1の破線で示される状態となっている。この冷媒回路において、圧縮機24、室外ファン63および室内ファン61が運転されると、低圧のガス冷媒は、圧縮機24で圧縮されて高圧のガス冷媒となる。
図3は、室外熱交換器30の正面図である。図3において、室外熱交換器30は、入口ヘッダ31と、出口ヘッダ33と、複数の扁平管35と、伝熱フィン37と、第1分岐管41と、第2分岐管42とを備えている。
扁平管35は複数の流路穴を有する伝熱管であって、扁平管35自身の表面および伝熱フィン37を介して、室外空気と扁平管35内部を流れる冷媒との間で熱交換を行う。扁平管35は、アルミニウムやアルミニウム合金等の金属部材を押し出し成形することによって形成される。複数の扁平管35それぞれの一端は入口ヘッダ31に接続され、他端は出口ヘッダ33に接続されている。本実施形態の室外熱交換器30は、45段の扁平管35を備えている。
伝熱フィン37は、扁平管35の間に設けられる。言い換えると、伝熱フィン37は、上下に隣接する2つの扁平管35に挟まれた空間に配置されている。伝熱フィン37は、室外ファン63によって供給された空気と熱交換を行う。
入口ヘッダ31および出口ヘッダ33は筒状に成形されている。入口ヘッダ31には冷媒配管18が接続され、出口ヘッダ33には第1分岐管41および第2分岐管42が接続されている。
第1分岐管41の一端は第1ヘッダ部331に接続され、他端は分流器39に接続されている。第2分岐管42の一端は第2ヘッダ部332に接続され、他端は分流器39に接続されている。
図2に示したように、室外ユニット3は、室外ファン63が室外熱交換器30の上方に配置されている、いわゆる上吹きの室外ユニットであって、室外ユニット3に吸い込まれる空気の風速分布は、上部から下部にかけて風速が小さくなっている。それゆえ、第1パス30aに属する扁平管35の数と第2パス30bに属する扁平管35の数とのバランスが適切でない場合は、第1ヘッダ部331から出る冷媒温度と、第2ヘッダ部332から出る冷媒温度との差が大きくなり室外熱交換器30の性能低下という問題を招来する。
図4Aは、仕切板333による分割位置と、第1パス30a及び[第1ヘッダ部331+第1分岐管41]における圧力損失値を示すグラフである。また、図4Bは、仕切板333による分割位置と、第2パス30b及び[第2ヘッダ部332+第2分岐管42]における圧力損失値を示すグラフである。
図5Aは、図4Aの第1パス30a及び[第1ヘッダ部331+第1分岐管41]における圧力損失値を合算した値を示すグラフである。ここで、説明の便宜上、第1パス30a及び[第1ヘッダ部331+第1分岐管41]を第1熱交換部とよぶ。
図6Aは、図5Aおよび図5Bのグラフを同時に表したグラフである。図6Aにおいて、分割位置[38]のとき、第1熱交換部および第2熱交換部における圧力損失値は同じである。つまり、第1ヘッダ部331に[39〜45]段の扁平管35が接続された第1熱交換部における圧力損失値と第2ヘッダ部332に[1〜38]段の扁平管35が接続された第2熱交換部における圧力損失値が同じである。
(5−1)
室外熱交換器30では、出口ヘッダ33を仕切板333で第1ヘッダ部331と第2ヘッダ部332とに仕切ることによって、室外熱交換器30を第1熱交換部と第2熱交換部とに分割することができる。また、仕切板333による分割位置が適切に設定されることによって、入口ヘッダ31〜第1ヘッダ部331〜分流器39の間の圧力損失値と、入口ヘッダ31〜第2ヘッダ部332〜分流器39の間の圧力損失値とを同等にしつつ、入口ヘッダ31〜第1ヘッダ部331の間の冷媒循環量と、入口ヘッダ31〜第2ヘッダ部332の間の冷媒循環量とを異ならせることができる。その結果、第1ヘッダ部331における冷媒の出口温度と第2ヘッダ部332における冷媒の出口温度を等しくすることができ、熱交換器出口の温度分布が一様になる。
また、仕切板333による室外熱交換器30の分割だけでは室外熱交換器30の出口の温度分布が一様になり難い場合でも、第1ヘッダ部331で合流した冷媒が流れる第1分岐管41および第2ヘッダ部332で合流した冷媒が流れる第2分岐管42それぞれにおける圧力損失値を第1分岐管41および第2分岐管42それぞれの形状(流路断面積)で調節することによって、入口ヘッダ31〜第1ヘッダ部331の間および入口ヘッダ31〜第2ヘッダ部332の間それぞれに流れる冷媒量が適切な値に維持される。その結果、室外熱交換器30の圧力損失値を大きく増加させることなく、室外熱交換器30の出口の温度を一様にすることができ、性能低下を抑制することができる。
第1分岐管41および第2分岐管42それぞれの内径で調節することによって、入口ヘッダ31〜第1ヘッダ部331の間および入口ヘッダ31〜第2ヘッダ部332の間それぞれに流れる冷媒量が適切な値に維持される。
なお、室外熱交換器30では、蒸発器として使用する際もその上下での風速分布があるため、冷房時と同様、室外熱交換器30の上部の冷媒量を大きく、下部の冷媒量を少なくすることで室外熱交換器30出口での冷媒状態(エンタルピー)をより均等にすることができる。また、分流器39より流入した冷媒は仕切板333のある入口ヘッダ31に流入するので、第1ヘッダ部331に流入した二相状態の冷媒の液は重力の影響で第2ヘッダ部332まで落ちることがなく仕切板333で保持されるので、冷媒をより均等に分布させることができる。
上記実施形態では、室外熱交換器30は単段圧縮冷媒回路に適用されているが、2段圧縮冷媒回路への適用も可能である。
図7は、本発明の熱交換器が適用される2段圧縮冷媒回路110の回路図である。図7において、冷媒回路110は、2つの圧縮機241,242、2つの四路切換弁281,282、室外熱交換器30、膨張弁44,46,47,48、室内熱交換器50、ブリッジ回路17、アキュムレータ22、エコノマイザ熱交換器45、インタークーラ55を備えている。
冷媒回路110の構成要素のうち、2つの圧縮機241,242、2つの四路切換弁281,282、室外熱交換器30、室内熱交換器50、アキュムレータ22については、上記実施形態との重複説明を避けるため詳細な説明を省略し、ここでは、インタークーラ55、ブリッジ回路17、及びエコノマイザ熱交換器45を中心に説明する。なお、説明の便宜上、2つの圧縮機のうち低段側を低段圧縮機241、高段側を高段圧縮機242、低段圧縮機241の吐出管側に接続される四路切換弁を低段側四路切換弁281、高段圧縮機242の吐出管側に接続される四路切換弁を高段側四路切換弁282とする。
インタークーラ55は、冷房運転時に低段側四路切換弁281の下流側となる位置に設けられている。インタークーラ55は、低段圧縮機241で中間圧力まで圧縮された後に吐出され、油分離器261、逆止弁271及び低段側四路切換弁281を経由して送られてきた冷媒を冷却する。
ブリッジ回路17は室外熱交換器30と室内熱交換器50との間に設けられており、アキュムレータ22の入口に接続されるアキュムレータ入口管22a、及び、アキュムレータ22の出口に接続されるアキュムレータ出口管22bに接続されている。
エコノマイザ熱交換器45は、室外熱交換器30又は室内熱交換器50において冷却された冷媒と分岐管19を流れる冷媒との熱交換を行う熱交換器である。分岐管19には、エコノマイザ熱交換器45の上流側となる位置に膨張弁48が設けられている。
31 入口ヘッダ
33 出口ヘッダ
35 扁平管
39 分流器
41 第1分岐管
42 第2分岐管
331 第1ヘッダ部
332 第2ヘッダ部
333 仕切板
Claims (4)
- 冷凍装置の熱源ユニットに設けられ、放熱器として機能する熱交換器であって、
冷媒入口側に位置する入口ヘッダ(31)と、
冷媒出口側に位置し、内部が仕切板(333)によって第1ヘッダ部(331)と第2ヘッダ部(332)とに仕切られている出口ヘッダ(33)と、
前記入口ヘッダ(31)と前記出口ヘッダ(33)とを結ぶ複数の扁平管(35)と、
出口側の冷媒配管の端部に設けられた分流器(39)と、
前記分流器(39)と前記第1ヘッダ部(331)とを結ぶ第1分岐管(41)と、
前記分流器(39)と前記第2ヘッダ部(332)とを結ぶ第2分岐管(42)と、
を備え、
前記仕切板(333)は、前記第1ヘッダ部(331)と前記第2ヘッダ部(332)との大きさが異なるように配置されており、
前記第1ヘッダ部(331)に向かって流れる冷媒量と、前記第2ヘッダ部(332)に向かって流れる冷媒量は異なり、
前記第1ヘッダ部(331)、前記第2ヘッダ部(332)、前記第1分岐管(41)および前記第2分岐管(42)の形状は、前記第1ヘッダ部(331)および前記第1分岐管(41)における冷媒圧力損失値と、前記第2ヘッダ部(332)および前記第2分岐管(42)における冷媒圧力損失値とが異なるように決定されている、
熱交換器(30)。 - 前記入口ヘッダ(31)から前記第1ヘッダ部(331)および前記第2ヘッダ部(332)へのパス長さが同一である、
請求項1に記載の熱交換器(30)。 - 前記冷媒圧力損失値は、前記第1分岐管(41)および前記第2分岐管(42)の流路断面積を異ならせることによって調整される、
請求項1に記載の熱交換器(30)。 - 蒸発器として機能する、
請求項1に記載の熱交換器(30)。
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