JP6272370B2 - 把手付き持ち運び具 - Google Patents

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Description

本発明は、把手付き持ち運び具に関するものであり、より詳しくは、把手部材に連結された帯状部材によって物品の被保持部を巻回状態に保持でき、該保持状態で該把手部材を把持して物品を運搬し得る把手付き持ち運び具に関するものである。
収容物を収容した袋体の開口部を封止できる一対の挾持部材を具え、且つ、該開口部を封止した状態にある該一対の挾持部材を係合手段の係合によってロックできるように構成された把手付き持ち運び具の一例として特許文献1の図11に示すものが提案されている。
該把手付き持ち運び具aは図25に示すように、一方の端部b,b相互が開閉可能に連結されてなる一対の挾持部材c,cを具え、該一対の挾持部材c,cによって、食品等を収容した袋体dの開口部eを挾持して該開口部eを封止でき、且つ、該開口部eを封止した状態にある該一対の挾持部材c,cを係合手段fの係合によってロックできるように構成されていた。そして、該封止状態の袋体dを、何れか一方の挾持部材c1に設けた把手部fを把持して該袋体dを持ち運び可能となされていた。
しかしながら、かかる把手付き持ち運び具aによるときは、前記袋体dの開口部eの幅が前記一対の挾持部材c,cの長さよりも小さくなければ該開口部eを安定的に封止できない問題があった他、該袋体dの厚さが厚いと、該開口部eを両挾持部材c,cで挾持しきれない状態となる場合が生じた。逆に該袋体dの厚さが薄い場合は、該袋体dの開口部eを該両挾持部材c,cで挾持して持ち運ぶ際、袋体dの材質が滑り易いものであったり、該袋体dの収容物が重いものであるときは、袋体dの開口部eが該両挾持部材c,cから抜けて外れてしまうことにもなった。
このように、袋体dの開口部eを挾持するタイプの把手付き持ち運び具aにあっては、開口部eの幅と袋体dの厚みに制約があったため、持ち運ばんとする袋体に合わせて複数種類の把手付き持ち運び具aを設計、製作する必要があった。
前記問題点の内、袋体dの開口部eの幅違いに応じられるようにした袋口挾塞具gが特許文献2で提供されている。該袋口挾塞具gは、図26に示すように、固定挾塞片hの一端部jに、該固定挾塞片hよりも短い可動挾塞片kの一端部mを回動可能に連結すると共に、該固定挾塞片hの他端部nに、前記可動挾塞片kの前面pに当接し得る鉤状係止片q,qを有して該固定挾塞片hの長さ方向に摺動自在の保持部材rを具えた構成を有していた。かかる構成の袋口挾塞具gによるときは、該保持部材rを、袋体dの開口部eの幅に応じて適宜摺動させることにより、該開口部eを該固定挾塞片hと該回動挾塞片kとの間で挾持できる利点があった。しかしながら、かかる袋口挾塞具gはその構成が複雑であってその製造コストが高くつく問題があった。
又、前記袋体dの肉厚の変化に応じられるように構成された袋口挾塞具gとして、特許文献3の第4図に記載のものが提案されている。該袋口挾塞具gは、図27に示すように、一方挾塞片sの一端部tに枢軸uを設けると共に他方の挾塞片vの一端部wに該枢軸uを挿通させる長孔状の軸孔yを設ける構成を採用していた。そして、材質の厚い袋体を挾塞する場合は、長孔状の軸孔yにおける枢軸uの位置を所要に設定することとしていた。しかしながら、かかる袋口挾塞具gによるときは、袋体dの材質の厚さを見極めて該長孔状の軸孔yにおける該枢軸uの位置を設定しなければならない煩わしさがあった。
特開昭55−5379号公報 実開昭52−31687号公報 実開昭52−31688号公報
本発明は、前記従来の問題点に鑑みて開発されたものであり、袋体の開口部の幅や該袋体の厚さと無関係に該袋体の開口部を巻回状態に容易且つ確実に保持可能とする等、物品の被保持部を巻回状態に容易且つ確実に保持でき、該保持した袋体等の物品を安定的に持ち運び可能とし、又、繰り返して使用し得る把手付き持ち運び具の提供を課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明は以下の手段を採用する。
即ち、本発明に係る把手付き持ち運び具(以下、持ち運び具という)の第1の態様は、物品の被保持部を巻回状態に保持し得る帯状部材と該帯状部材に連結される把手部材とを具えており、前記帯状部材は、可撓性の帯状片を有し、その一面には、長さ方向に第1係合部が並設されてなり、又該帯状片の上端に、係合孔を有する係合体が設けられ、該係合体の上部が、手で把持される前記把手部材の下部に連結されており、又該帯状片は、これをループ状に屈曲させることができ且つその下端から前記係合孔に挿通させ得るようになされており、該帯状片を、前記一面と対向する他面を内側にして前記被保持部を取り囲むようにループ状に屈曲させ、前記係合孔に設けられた第2係合部を前記第1係合部に係合させることによって該帯状片のループ状屈曲部の周方向長さを固定できるようになされており、前記帯状片が前記係合孔を挿通した状態で、前記第1係合部が前記把手部材の下部に面する上向き状態を呈する如くなされている。そして、前記第1係合部と前記第2係合部との係合によるロック状態を解除可能とするロック解除部材が、前記下部の下側に設けられており、又前記帯状片の前記他面に、前記被保持部に接触し得る滑り止め用突部が設けられていることを特徴とするものである。
本発明に係る持ち運び具の第2の態様は、物品の被保持部を巻回状態に保持し得る帯状部材と該帯状部材に連結される把手部材とを具えており、前記帯状部材は、可撓性の帯状片を有し、その一面には、長さ方向に第1係合部が並設されてなり、又該帯状片の上端に、係合孔を有する係合体が設けられ、該係合体の上部が、手で把持される前記把手部材の下部に連結されており、又該帯状片は、これをループ状に屈曲させることができ且つその下端から前記係合孔に挿通させ得るようになされており、該帯状片を、前記一面と対向する他面を内側にして前記被保持部を取り囲むようにループ状に屈曲させ、前記係合孔に設けられた第2係合部を前記第1係合部に係合させることによって該帯状片のループ状屈曲部の周方向長さを固定できるようになされており、前記帯状片が前記係合孔を挿通した状態で、前記第1係合部が前記把手部材の下部に面する上向き状態を呈する如くなされている。そして、前記第1係合部と前記第2係合部との係合によるロック状態を解除可能とするロック解除部材が、前記下部と前記係合孔との間において該下部の直下に設けられており、又前記帯状片の前記他面に、前記被保持部に接触し得る滑り止め用突部が設けられていることを特徴とするものである。
本発明に係る持ち運び具の第3の態様は、物品の被保持部を巻回状態に保持し得る帯状部材と該帯状部材に連結される把手部材とを具えており、前記帯状部材は、可撓性の帯状片を有し、その一面には、長さ方向に第1係合部が並設されてなり、又該帯状片の上端に、係合孔を有する係合体が設けられ、該係合体の上部に設けた下の回転連結部が、手で把持される前記把手部材の下部に設けた上の回転連結部に、垂直軸線回りに相対的に正逆回転可能に連結されており、又該帯状片は、これをループ状に屈曲させることができ且つその下端から前記係合孔に挿通させ得るようになされており、該帯状片を、前記一面と対向する他面を内側にして被保持部を取り囲むようにループ状に屈曲させ、前記係合孔に設けられた第2係合部を前記第1係合部に係合させることによって該帯状片のループ状屈曲部の周方向長さを固定できるようになされており、前記帯状片が前記係合孔を挿通した状態で、前記第1係合部が前記把手部材の下部に面する上向き状態を呈する如くなされている。そして、前記第1係合部と前記第2係合部との係合によるロック状態を解除可能とするロック解除部材が、前記下の回転連結部と前記係合孔との間に設けられており、又前記帯状片の前記他面に、前記被保持部に接触し得る滑り止め用突部が設けられていることを特徴とするものである。
本発明に係る持ち運び具の第4の態様は、前記第1、第2の態様において、前記把手部材は、中央仕切り部を介して左右二分割された環状を呈し、左右の手で該左右の分割環状部分を把持可能となされており、前記係合体の上部が、前記中央仕切り部の下部としての前記把手部材の下部に連結されていることを特徴とするものである。
本発明に係る持ち運び具の第5の態様は、前記第3の態様において、前記把手部材は、中央仕切り部を介して左右二分割された環状を呈し、左右の手で該左右の分割環状部分を把持可能となされており、前記係合体の上部に設けた前記下の回転連結部が、前記中央仕切り部の下部としての前記把手部材の下部に設けた前記上の回転連結部に、垂直軸線回りに正逆回転可能に連結されていることを特徴とするものである。
本発明に係る持ち運び具の第6の態様は、前記第1〜第5の態様において、前記帯状片の幅方向で見た両側部分と該幅方向で見た中央部分の夫々において、前記滑り止め用突部が、該帯状片の長さ方向に所要間隔で並設されていることを特徴とするものである。この場合、前記両側部分に設けられている前記滑り止め用突部を前記幅方向で見て対向したものとし、前記中央部分に設けられている前記滑り止め用突部は、該両側部分に設けられている、上下隣り合う前記滑り止め用突部間に位置する如くなすのがよい。
本発明は以下の如き優れた効果を奏する。
(1) 本発明に係る持ち運び具は、物品の被保持部を巻回状態に保持し得る帯状部材と該帯状部材に連結される把手部材とを具えており、該帯状部材は、可撓性の帯状片を有し、その一面には、長さ方向に第1係合部が並設されてなり、該帯状片の上端に、係合孔を有する係合体が設けられ、該係合体の上部が、手で把持される前記把手部材の下部に連結されている。そして該帯状片は、これをループ状に屈曲させることができ、その下端から前記係合孔に挿通させ得るようになされており、該帯状片を、前記一面と対向する他面を内側にして前記被保持部を取り囲むようにループ状に屈曲させて、該係合孔に設けられた第2係合部を前記第1係合部に係合させることによって該帯状片のループ状屈曲部の周方向長さを固定できるようになされている。又、前記下部の下側に、前記第1係合部と前記第2係合部との係合によるロック状態を解除を可能とするロック解除部材が設けられ、又前記他面に、前記被保持部に接触し得る滑り止め用突部が設けられている。
従って本発明によるときは、前記物品が、肥料や米、ペットフード、セメント等の収容物を収容した袋体である場合は、該袋体の開口部の幅、該開口部の絞り部の太さや袋体の厚みに影響されることなく、該開口部を絞って形成した被保持部を取り囲むように前記帯状片をループ状に屈曲させて該ループ状屈曲部を所要に絞りさえすれば、該開口部を確実に封止できる。
これによって、従来のように袋体の開口部を一対の挾持部材で挾持する場合に比し、袋体の開口部の幅や袋体の厚みが適合するものでなければ確実な封止を得にくいという問題を生じさせることなく、封止作業の容易化及び確実化を図ることができる。そして該開口部を封止した状態で作業者は、前記把手部材を把持して該袋体を安定状態で持ち運ぶことができる。
袋体以外の他の物品、例えばマットや絨毯等をロール状に巻回してなるロール状体としての物品や、パイプや鉄線等の束としての物品、その他、収容物が収容されてなる横長筒状物としての物品等、各種の物品の被保持部に前記帯状片を巻回状態にして所要に絞りさえすれば、これらの物品についても、その被保持部を容易且つ確実に保持でき、これらを安定的に持ち運びできる。
そして本発明に係る持ち運び具は、前記第1係合部と前記第2係合部との係合によるロック状態を解除可能なロック解除部材を具えるため、該第1係合部と該第2係合部との係合状態を解除すれば、前記帯状部材を該物品と分離できる。従って本発明に係る持ち運び具を、各種の物品の持ち運びに何回も繰り返して使用できることとなる。
又このように帯状部材を所要に絞った状態において、前記滑り止め用突部を、前記袋体の開口部の絞り部等としての被保持部に食い込み状態等に接触させることができるため、該被保持部に対する、前記帯状片をループ状に所要に絞ってなるループ状絞り部の内面部の摩擦抵抗を増大させることができる。従って、該被保持部が該ループ状絞り部を抜け方向に移動して該ループ状絞り部から外れてしまうのを効果的に防止できることとなる。
本発明は、前記帯状片の一面に第1係合部を設けることとし、前記帯状片の他面に滑り止め用突部を設けている。従って、被保持部に対するループ状絞り部の摩擦抵抗を該滑り止め用突部によって確実に発揮させることができながら、該第1係合部は該被保持部に接触して摩耗する恐れがないため、該第1係合部と前記第2係合部との係合によるロック機能を確実に永続的に発揮させることができる。
(2) 前記ロック解除部材を、前記把手部材の下部と前記係合孔との間において該下部の直下に設ける場合は、前記把手部材を手指で保持したままの状態で、例えば親指と人差し指との協働によって、前記第1係合部と前記第2係合部との係合状態を解除できる。
(3) 前記帯状片の上端に設けられている係合体の上部を前記把手部材の下部に連結するに際し、該係合体の上部に設けた下の回転連結部を、前記把手部材の下部に設けた上の回転連結部に、垂直軸線回りに相対的に正逆回転可能に連結する場合は、該相対的な所要の正逆回転作用によって、前記把手部材で吊下状態にある袋体等の物品を安定的な吊下状態にできるため、該帯状体の連結部分に無理な力が作用するのを防止でき、該連結部分の破損を防止できることとなる。
(4) 前記把手部材を、中央仕切部を介して左右に2分割された環状に形成し、左右の手で該左右の分割環状部分を把持可能とする場合は、重量のある物品を、該把手部材を両手で把持して持ち運ぶことができるため、持ち運びの容易化が図られる。
(5) 前記帯状片の幅方向で見た両側部分と該幅方向で見た中央部分の夫々において、前記滑り止め用突部を、該帯状片の長さ方向に所要間隔で並設する場合は、前記物品が袋体である場合、その開口部の絞り部が前記ループ状絞り部を抜け方向に移動しようとしたときは、前記両側部分と前記中央部分に存する前記滑り止め用突部が該抜け方向の移動に対して効果的な障害物として機能し、前記被保持部が前記ループ状絞り部から抜けて外れるのを効果的に防止できる。
この場合、前記両側に設けられている前記滑り止め用突部を、前記帯状片の幅方向で見て対向状態とし、前記中央部分に設けられている前記滑り止め用突部は、該両側に設けられている、上下隣り合う前記滑り止め用突部間に位置する如く構成する場合は、前記被保持部が前記ループ状絞り部から抜けて外れるのをより効果的に防止できることとなる。
本発明に係る持ち運び具を示す正面図である。 帯状片の一面側で見た本発明に係る持ち運び具を示す斜視図と、帯状片の部分断面図である。 帯状片の他面側で見た本発明に係る持ち運び具を示す斜視図である。 帯状片の他面に設けられている滑り止め用突部を示す部分正面図と部分断面図である。 本発明に係る持ち運び具を示す把手部材と、帯状部材の上側部分を示す斜視図と、ロック解除部材を示す側面図である。 収容物が収容された袋体の開口部の絞り部に帯状片を絞り状態に装着して、把持部材を把持して該袋体を持ち運んでいる状態を示す斜視図である。 袋体の開口部の形態を例示する斜視図である。 収容物を収容した袋体を持ち運び具によって持ち運んでいる他の態様を示す斜視図である。 帯状片をループ状に屈曲させてその状態を保持している様子を示す斜視図である。 ロック解除部材の構成を説明する正面図である。 帯状片を袋体の絞り部に装着する要領を説明する斜視図である。 第1係合部と第2係合部との係合によって帯状片のループ状屈曲部の周方向長さを固定した状態を示す断面図である。 その状態で帯状片を更に引き出している様子を示す断面図である。 ロック解除部材によって第1係合部と第2係合部とのロック状態を解除した状態と、該ロック解除によって帯状片を係合孔から取り外した状態を示す断面図である。 下の回転連結部の円形軸部を上の回転連結部のC字状軸受孔部に嵌め入れる過程を示す断面図である。 把手部材を手で把持したままの状態で第1係合部と第2係合部との係合状態を解除する解除要領を説明する説明図である。 帯状部材の第1係合部を物品の被保持部に接触させる場合の問題点を説明する斜視図である。 本発明に係る持ち運び具の他の使用状態を示す斜視図である。 把手部材の他の態様を示す正面図である。 帯状片の他面に設けられている滑り止め用突部の他の形態を示す部分斜視図である。 帯状片の他面に設けられている滑り止め用突部のその他の形態を示す斜視図である。 ロック解除部材の他の態様を示す斜視図である。 そのロック解除作用を説明する断面図である。 帯状部材を構成する係合体の上部を把手部材の下部に固定状態に連結してなる持ち運び具を示す斜視図である。 従来の持ち運び具の一例を示す斜視図である。 従来の持ち運び具の他の例を示す斜視図である。 従来の持ち運び具のその他の例を示す斜視図である。
図1〜9において本発明に係る持ち運び具1は例えば肥料や米袋、ペットフード等を収容する袋体2a等としての物品2(図6、図7)の被保持部(該袋体2aの開口部3を絞った絞り部5等)6を、例えば図6や図8に示すように巻回状態に保持し得る帯状部材7と、該帯状部材7に連結される把手部材9とを具えている。該帯状部材7は、図1に示すように、可撓性の帯状片10を有し、その一面11には、該帯状片10の長さ方向に第1係合部12が並設されてなり、又該帯状片10の上端13に、係合孔15を下側部位に有する係合体16が設けられ、該係合体16の上部17が、手で把持される前記把手部材9の下部19に連結されている。該帯状部材7は例えば66ナイロンを用いて形成されており、前記把手部材9は、例えばABS樹脂を用いて形成されている。
又該帯状片10は、図9に示すように、これをループ状に屈曲させることができ且つその下端20(図1)から前記係合孔15に挿通させ得るようになされている。そして、該帯状片10を、前記一面11と対向する他面21(図2〜3)を内側にして前記被保持部6(図6)を取り囲むようにループ状に屈曲させ、前記係合孔15に設けられている第2係合部22を前記第1係合部12に係合させることによって該帯状片10のループ状屈曲部23(図9)の周方向長さを所要に固定できるようになされている。又前記帯状片10が前記係合孔15を挿通した状態で、図9に示すように、前記第1係合部12が前記把手部材9の前記下部19に面する上向き状態を呈する如くなされている。そして図1〜3に示すように、前記第1係合部12と前記第2係合部22との係合によるロック状態を解除可能とするロック解除部材25が前記下部19の下側に設けられている。本実施例においては前記下部19の直下に設けられている。又図3に示すように、前記帯状片10の前記他面21に、前記被保持部6(図6、図8)に接触し得る滑り止め用突部26が設けられている。
本実施例においては、図1〜2、図5に示すように、前記係合体16の上部17に設けた下の回転連結部29が、前記把手部材9の前記下部19に設けた上の回転連結部30に、軸線回りに相対的に正逆回転可能に連結されている。
前記帯状部材7を構成する前記帯状片10の幅寸法は、持ち運ばんとする前記物品2に応じて設定されるものであり、通常は10mm程度に設定される。そして、上下に長い該帯状片10の前記一面11に、図1〜2に示すように、その長さ方向(上下方向)F2に前記第1係合部12が並設されている。該第1係合部12は、本実施例においては図2に示すように、該帯状片10の幅方向の両側で夫々長さ方向に連続する線状突条部31,31間に設けられた鋸刃状突部12aとして構成されている。該鋸刃状突部12aは、図2(B)に示すように、突部先端32で、前記帯状片10の下端20(図2(A))側に向けて緩く傾斜する傾斜案内面33と、該帯状片10に対して直交する係合面35を具えた鋸刃状を呈しており、前記長さ方向F2で連続して設けられている。
又前記のように、前記帯状片10の前記他面21には、図3〜4に示すように、該帯状片10の幅方向F1で見た両側部分36,36と該幅方向F1で見た中央部分37の夫々において、鋸刃状を呈する前記滑り止め用突部26が、該帯状片10の長さ方向F2に所要間隔で並設されている。これによって、両側部分36,36に設けられている滑り止め用突部列39,39と、中央部分に設けられている滑り止め用突部列40との間に、該帯状片10の長さ方向F2に連続する線状溝部41,41が設けられている。該滑り止め用突部26は、前記被保持部6が前記ループ状絞り部23を抜け方向に滑るのを防止し得る突部である。
本実施例においては図4に示すように、前記両側部分36,36に設けられている前記滑り止め用突部26aは、前記幅方向F1で見て対向しており、前記中央部分37に設けられている前記滑り止め用突部26bは、前記帯状片10の長さ方向F2で見て隣り合う前記滑り止め用突部26a1,26a2間に存している。そして本実施例においては、該滑り止め用突部26は図4(B)に示すように、全て、突部先端42で、前記帯状片10の前記上端13(図1)側に向けて緩く傾斜する第1の傾斜面43と、該帯状片10の前記下端20(図1)側に向けて強く傾斜する第2の傾斜面45とを具える鋸刃状突部46として構成されており、上下隣り合う鋸刃状突部46,46の前記第1の傾斜面43の基端47と前記第2の傾斜面45の基端49とは合致している。
又前記帯状片10の上端13に、図5に示すように、前記係合孔15を有する前記係合体16が設けられ、該係合体16の上部17に前記下の回転連結部29が設けられ、該下の回転連結部29と前記係合孔15との間に、前記ロック解除部材25が設けられている。
前記係合体16は図5、図9に示すように、前記帯状片10を、前記一面11を外側に向けてループ状に屈曲させつつ該帯状片10をその下端20から挿通させ得る前記係合孔15を具えた横長角筒状の係合筒部18を有している。そして図1〜2、図10に示すように、該係合孔15の上面部の両側には、図10(B)に示すように前記第1係合部12と前記第2係合部22との係合が解除された状態において前記両側の線状突条部31,31の上面51,51と当接し得る当接面部52,52を具えた上のガイド突部53,53が設けられている。又、該係合孔15の下面部の両側部位には、前記線状溝部41,41に嵌まり合う下のガイド突部56,56が設けられている。これによって、帯状片10を前記係合孔15に挿通させた状態(該挿通させた状態で、図9に示すように、前記第1係合部12が前記把手部材9の前記下部19に面する上向き状態を呈する)で、図11に示すように、該帯状片10の下端部分57を手で把持して前記係合孔15から引き出すように引っ張ることにより、該帯状片10を、前記係合孔15で安定的に案内させつつ、該帯状片10が形成するループ状屈曲部23(図9、図11)を徐々に引き絞ることができる。
そして図12に示すように、該係合孔15に設けられている前記第2係合部22を前記第1係合部12に係合させることによって、該帯状片10の前記ループ状屈曲部23の周方向長さを固定できるようになされている。
本実施例においては図1に示すように、前記係合筒部18の両側で起立片59,59が起立され、該両起立片59,59の上端相互が連結片61で連結されることにより形成された矩形状枠部62が設けられており、該矩形状枠部62は、前記係合体16の一部をなしている。
前記ロック解除部材25は、図5、図10、図12に示すように、前記矩形状枠部62の開口部63の下縁枠部65の上面66で立設された垂直片部67と、前記下縁枠部65の下面の中央部分において、前記帯状片10の前記係合孔15への挿通方向、即ち、前記帯状片10の引出し方向F3に突出する水平片部69(図5、図12)とを具え、該水平片部69部の先端70に、下方に向けて突出する第2係合部22が設けられている。該垂直片部67は、後述する逆方向F4への回動を指の押圧操作によって容易化し得るように、図12に示すように、下端から上端に向けて且つ該逆方向F4に向けて稍傾斜する状態に立設されている。
そして図5、図12に示すように、前記垂直片部67の、前記引出し方向部F3で見た先側の立面71の上側部分72に、該引出し方向F3の先側に向けて突出する如く、押しボタン状の押圧突部73が突設されている。そして図12に示すように、該押圧突部73の先端の押圧面76は、その下端77からその上端79に向けて前記引出し方向に傾斜する傾斜面80として形成されている。又図5に示すように、前記水平片部69の上面81と前記垂直片部67の前記先側の立面71の下側部分とは、補強リブ83で連結されている。
前記第2係合部22は、図12(B)に示すように、前記両側の線状突条部31,31間において前記第1係合部12と係合し得るものであり、前記傾斜案内面33と当接し得る係合下端85と、前記直交する係合面35と当接し得る係合当接面86を具えており、前記帯状片10を引き出す際に、図13に示すように、該係合下端85が前記傾斜案内面33に徐々に乗り上がる。この際、前記ロック解除部材25の前記垂直片部67が、前記下縁枠部65(図5、図12)の弾性的な捩じれ変形を伴って回動できる。そして該係合下端85が前記傾斜案内面33から外れることにより、図13に一点鎖線で示すように、該下縁枠部65の弾性復元作用によって前記係合面86が前記係合面35に係合状態となる。これによって、前記のように、前記帯状片10のループ状屈曲部23の長さを固定できることとなる。
そして前記第1係合部12と前記第2係合部22とが係合した状態において、例えば図14(A)に示すように、前記押圧突部73の押圧面76を指で、前記引出し方向F3と逆方向F4に押圧することによって、前記垂直片部67を、前記下縁枠部65の弾性変形によって、前記逆方向F4に弾性的に回動させることができ、これに伴い、図14(A)に示すように、前記水平片部69を該下縁枠部65を中心として該逆方向F4に回動させることができる。この回動は、前記補強リブ83の補強作用によって安定的に行うことができる。
このように水平片部69を回動させることにより、前記第2係合部22と前記第1係合部12との係合状態を、図14(A)に示すように解除できる。これによって図14(A)に矢印F5で示すように、前記帯状片10を前記係合孔15から引き抜いて取り外すことができる。図14(B)は、該帯状片10を該係合孔15から取り外した状態を示している。前記押圧突部73から指を離すと、前記垂直片部67が弾性復帰して、前記第1係合部12と前記第2係合部22とが係合した状態に戻る。
前記下の回転連結部29は、図5、図12に示すように、前記連結片61の中央部分に形成されている円板状ベース部89の上部に一体に設けられており、該円板状ベース部89よりも稍小径の下の円板部90を有し、該下の円板部90上に、比較的小径の円形軸部91を有し、該円形軸部91上に、前記下の円板部90と同径の上の円板部92を有し、該上下の円板部92,90と該円形軸部91は同心である。
前記把手部材9は図5に示すように、横長の略楕円形のリング状を呈しており、図6に示すように、その挿入孔93に手指を挿入した手95で、上縁部分としての把手部96を把持可能となされている。又図5に示すように、前記下部19には前記上の回転連結部30が設けられており、前記下の回転連結部29が該上の回転連結部30に、垂直軸線回りに相対的に正逆回転可能に連結されている。該連結状態で、前記第1係合部12と前記第2係合部22との係合状態を解除可能とする前記ロック解除部材25が、前記下部19の下側に設けられた状態にある。
該上の回転連結部30は図5、図12に示すように、その下端部100とその前側の側面部101が開口されてなる円筒状部102を以て構成されている。そして、該円筒状部102の上下方向の中央部位には、図15に示すように、前記下の回転連結部29の有する前記円形軸部91を抜け出し不能に保持する、入口103が幅狭であるC字状軸受孔部105が設けられている。該C字状軸受孔部105の両側には、前記前側の側面部101の開口部106(図5)において、前記円形軸部91を案内してこれを該C字状軸受孔部105内に誘導するV字状ガイド溝107が連設されている。
V字状ガイド溝107は、図15(A)に示すように、対向する傾斜ガイド面109,109間の間隔がその外端110からその奥端(前記入口)103に向けて小さくなるV字状溝を呈し、該V字状溝の該奧端103の間隔は前記円形軸部91の径よりも小さく設定されている。該V字状ガイド溝107は、その外端側112で当てがわれた前記円形軸部91を、該V字状ガイド溝107の拡開を伴いながら前記入口103に向けて案内移動させ(図15(B))、図15(C)に示すように、前記円形軸部91を前記C字状軸受孔部105に嵌合状態とする。
そして図5、図12に示すように、前記C字状軸受孔部105の上下に、前記上下の円板部92,90を回転可能に保持する上下のU字状保持孔部113,115が設けられており、前記円形軸部91を前記のようにして前記C字状軸受孔部105に嵌合状態とすると、図12に示すように、前記上下の円板部92,90が前記上下のU字状保持孔部113,115に収容状態となる。これによって、上の回転連結部30に下の回転連結部29が、垂直軸線回りに相対的に正逆回転可能に連結される。
本実施例においては、前記ロック解除部材25を、前記下部19と前記係合孔15との間に設けているため、前記把持部材9の前記把手部96を手で把持したままの状態で、前記第1係合部12と前記第2係合部22との係合状態を無理なく解除できる。前記第1係合部12と前記第2係合部22との係合状態を解除する一例を説明すれば、前記把手部96を手95で把持した図16(A)に示す状態から、図16(B)に示すように、親指116の腹117を前記円筒状部102の後側の側面(前記前側の側面101と対向する側面)119に当て且つ人指し指120の腹121を前記押圧突部73の前記押圧面76に当てる。該押圧面76は図12に示すように、下端77から上端79に向けて前記引出し方向F3に傾斜する傾斜面80として形成されているため、人指し指120の腹121を該押圧面76に馴染みよく当てることができる。
この状態で該押圧突部73を、前記引出し方向F3と逆方向F4に押圧するのであるが、この押圧操作は、親指116が、前記押圧面76と反対側に存する前記側面119を支持した状態で行われるために安定状態で容易に行うことができる。
このように押圧突部73を押すと、図16(C)に示すように、前記垂直片部67が、前記下縁枠部65(図12)での弾性変形によって、図16(C)に矢印F6で示す時計回りに回動される。これに伴い前記水平片部69が時計回りF6に回動され、図14(A)に示すように、前記第1係合部12と前記第2係合部22との係合状態が解除されることとなる。
次に、かかる構成を有する持ち運び具1の使用状態の一例を説明する。図6及び図8は、例えば肥料が収容されている袋体2aの開口部3を絞った絞り部5(前記被保持部6の一種)を取り囲むように前記帯状片10を、その他面21を内側にしてループ状に屈曲させて絞り、この状態を前記第1係合部12と前記第2係合部22との係合によって保持させた状態を示している。図7(A)においては、正面視で長方形状の袋体2aの上端を全長に亘って開口123しており、図7(B)においては、その袋体2aの上端の一方のコーナー部分を斜めにカットして開口123している。
このように、前記被保持部6としての前記絞り部5を取り囲むように前記帯状片10を所要に絞ると、該絞り部5に、前記滑り止め用突部26が食い込み状態に接触することになる。従って、図6、図8に示すように、前記把手部材9の前記把手部96を手で把持して持ち上げたとき、該滑り止め用突部26が前記絞り部5に食い込んだ接触状態となり得るため、該食い込んだ接触状態となることに伴う摩擦力の増大によって、該絞り部5が、前記帯状片10が形成する、所要に絞られたループ状屈曲部23(以下ループ状絞り部123ともいう)の内面部125を滑りにくく、該ループ状絞り部123から抜けて外れてしまう恐れがない。
より詳しくは、本実施例においては図3〜4に示すように、前記他面21の両側部分36,36に設けられている前記滑り止め用突部26a,26aが、前記幅方向F1で見て対向状態にあり、且つ、前記中央部分37に設けられている前記滑り止め用突部26bが、該両側部分に設けられている上下隣り合う(即ち、前記帯状片10の長さ方向で見て隣り合う)滑り止め用突部26a1,26a2間に存する如くなされている。そのため、前記絞り部5が前記ループ状絞り部123を抜け方向(図4に示す前記幅方向F1)に移動しようとしたときは、前記両側部分に存する滑り止め用突部26a,26aと前記中央部分に存する滑り止め用突部26bとの協働によって、該絞り部5が該抜け方向に移動しようとするのを効果的に防止できる。即ち、上下隣り合う滑り止め用突部26a1,26a2間に存する絞り部の部分が前記帯状片10の幅方向F1で前記抜け方向に移動しようとしたとき、前記中央部分に存する前記滑り止め用突部26bが障害物となって該抜け方向の移動を困難とするからである。これによって、袋体2aの材質がポリエチレン等の滑り易いものであっても、或いは、肥料が収容された前記袋体(肥料袋)2aの重量が重い場合であっても、前記被保持部6が前記ループ状絞り部123から抜けて外れるのを効果的に防止できることとなる。
このように前記帯状片10によるときは、前記開口部3の前記絞り部5の太さや前記袋体2aの幅や厚みに影響されることなく、前記開口部3を絞って形成した被保持部6を取り囲むように該帯状片10をループ状に屈曲させて該絞り部5を所要に絞りさえすれば、該開口部3を確実に封止できることとなる。
それ故、従来のように袋体2aの開口部3を一対の挾持部材で挾持する構成を採用する特許文献1の把手付き持ち運び具における問題、即ち、該一対の挾持部材が袋体の開口部の幅や袋体の厚みに適合するものでなければ確実な封止を得にくいという問題を生じさせることなく、該封止作業の容易化及び確実化を図ることができる。このように開口部3を封止した状態で、作業者は、図6、図8に示すように、前記把手部材7を把持して該袋体2aを安定状態で持ち運ぶことができる。
そしてこの持ち運びの際、本実施例においては、前記下の回転連結部29が前記把手部材9の下部19に設けられている前記上の回転連結部30に、垂直軸線回りに相対的に正逆回転可能に連結されているため、該相対的な所要の正逆回転作用によって、前記把手部材9で吊下状態にある前記袋体2aが安定的な吊下状態となることができる。従って、前記把手部材9に対する前記帯状部材7の連結部分126に無理な力が作用するのを防止でき、該連結部分126の破損を防止できることともなる。もしも、前記把手部材9の下部19に対する前記係合体16の上部の連結部が回転できない固定状態にあるとすれば、例えば物品の持ち上げの際や物品の持ち運び中において、手で把持した把手部材9が、水平面内で少し回転した状態になったとすると、それに伴って前記袋体(物品2)2aも回転することとなり、物品の持ち上げや持ち運びを円滑に行いにくい問題が生ずることとなって好ましくない。
前記袋体2aを所要場所に持ち運んだ後は、ロック解除部材25の前記押圧突部73を前記のように押圧すると、前記第2係合部22と前記第1係合部12との係合状態(ロック状態)を解除できる。該ロック状態の解除は、例えば図16に示すように、前記把手部材9の上部96を手指で保持したままの状態で前記押圧突部73を押圧すると、前記垂直片部67の前記逆方向F4への回動に伴う前記水平片部69の回動によって、前記第1係合部12と前記第2係合部22との係合状態を解除できる(図14(A))。
このようにして前記第1係合部12と前記第2係合部22との係合状態を解除すれば、前記帯状片10が前記袋体2aと分離されるため、前記持ち運び具1を、袋体2a等としての物品2の持ち運びに何回も繰り返して使用できることとなる。
そして前記滑り止め用突部26は、前記帯状片10の前記他面21に設けられているため、該滑り止め用突部26を前記被保持部6に接触させて、該帯状片10を該被保持部6を取り囲むようにループ状に屈曲させることができる。これによって、前記したように、該滑り止め用突部26を、前記袋体2aの開口部3の絞り部5(被保持部6)に、食い込み状態等に接触させることができるので、前記被保持部6に対する前記ループ状絞り部123の摩擦抵抗を増大させることができる。従って、該被保持部6が前記ループ状絞り部123を前記抜け方向に移動し、該被保持部6が該ループ状絞り部123から外れてしまうのを効果的に防止できる。
又、前記係合孔15に設けられている前記第2係合部22と係合し得る前記第1係合部12を前記帯状片10の前記一面11に設けているため、該帯状片10が該係合孔15に挿通した状態で、該第1係合部12が前記把手部材9の下部19に面する上向き状態を呈するようになし得る。従って該第1係合部12が前記被保持部6と接触することはない。
前記帯状片10は前記のように、前記第1係合部12と前記第2係合部22との係合によるロック状態をロック解除部材25で解除することによって繰り返して使用できるものであるが、もしも、該第1係合部12が例えば図17に示すように前記帯状片10の他面21に設けられているとすれば、該第1係合部12が、該帯状片10をループ状に屈曲させて絞った状態において、該第1係合部12が前記被保持部6に接触することになる。このように接触することにより、該第1係合部12が前記滑り止め用突部26と同様に機能して、該被保持部6がループ状絞り部123を滑りにくく、該被保持部6が該ループ状絞り部123から抜けて外れてしまわないようになすことは可能である。しかしこのように構成する場合は、次の第1、第2の問題点が生じて好ましくない。
〔第1の問題点について〕
前記帯状片10の繰り返し使用によって、前記被保持部6に接触する該第1係合部12が摩耗しやすい。このように摩耗すると、該第1係合部12と前記第2係合部22との係合状態が不安定化し、両者の確実なロック機能が得られなくなり、その結果、該帯状片10の繰り返し使用ができなくなってしまう。
かかる問題点に鑑みて本発明においては、第1に、所要に絞られたループ状絞り部123の長さを固定するために必要な前記第1係合部12と前記第2係合部22との係合によるロック機能を確実に発揮させんとして、第2に、前記被保持部6に対する該ループ状絞り部123の摩擦抵抗を増大させて該被保持部6が前記ループ状絞り部123から抜けてしまうのを防止せんとして、前記第1係合部12は前記帯状片10の前記一面11に設けることとし、且つ、前記滑り止め用突部26は前記他面21に設けることとしているのである。かかる構成の採用によって、該第1、第2の両目的を同時に達成できることとなる。
〔第2の問題点について〕
前記第1係合部12に、前記第2係合部22との係合による前記ループ状絞り部123の長さの固定機能と、該帯状片10によるループ状絞り部123からの前記被保持部6の抜け出し防止機能の両方の機能を発揮させんとする場合は、例えば図17に示すように、前記第1係合部12と前記第2係合部22との係合によるロック状態を解除可能とするロック解除部材25aを、前記係合筒部18の下側に位置させて設けざるを得なくなる。しかしながらこのように構成した場合は、手指が前記把手部材9の前記把手部96を把持したままの状態で前記第1係合部12と前記第2係合部22との係合ロック状態を解除せんとしても、前記係合筒部18が障害となって該ロック解除操作が難しくなる問題も併せて生ずることとなる。
図18は、本発明に係る持ち運び具1の他の使用状態を示すものである。図18(A)は、マットや絨毯をロール状に巻回してなるロール状体2b(物品2)を持ち運ぶ場合の一例を示すものであり、該ロール状体2bの両側に持ち運び具1,1を装着した状態を示している。
そのために、前記帯状部材7の帯状片10を、その他面21を内側にして、該ロール状体2bの両端側部位をなす被保持部6,6を取り囲むようにループ状に屈曲させ、該帯状片10を所要の屈曲状態に絞り、この状態で、前記第1係合部12と前記第2係合部22とを係合させることによって、該帯状片10のループ状絞り部123の長さを固定した状態を示している。このようにして持ち運び具1,1をロール状体2bに装着したときは、該ロール状体2bの両端側において、二人の作業者が手で把手部材9,9を把持して該ロール状体2bを持ち運ぶことができる。この場合、前記帯状片10の前記他面21に設けられている前記滑り止め用突部26が該ロール状体2bの前記被保持部6,6の表面に食い込み状態に接触するため、これにより発生する摩擦作用によって、ループ状絞り部123が該ロール状体2bの前記被保持部6,6から外れる恐れなく、該ロール状体2bを二人で安定的に持ち運ぶことができる。
図18(B)は、パイプや鉄線等の束2cとしての物品2を持ち運ぶ場合に関するものであり、前記ロール状体2bにおけると同様に、該束2cの両端側部位をなす前記被保持部6,6に、前記帯状部材7の帯状片10を、前記他面21を内側にして該被保持部6を取り囲むようにループ状に屈曲させ、該帯状片10を絞った状態を示している。これにより、前記第1係合部12と前記第2係合部22とが係合して、ループ状絞り部123が所要に絞られた状態で該束2cに装着されることとなる。このようにして持ち運び具1を該束2cに装着したときは、該束2cの両端側において、二人の作業者が手で把手部材9,9を把持して該束2cを持ち運ぶことができる。この場合、前記帯状片10の前記他面21に設けられている前記滑り止め用突部26が該束2cの前記被保持部6,6の表面に接触するため、これによって発生する摩擦作用により、該ループ状絞り部123が該束2cの前記被保持部6,6から外れる恐れなく、該束2cを二人で安定的に持ち運ぶことができる。
又図18(C)は、両端開放の横長袋127の内部に収容物が収容されてなる筒状物2dとしての物品2を持ち運ぶ場合に関するものであり、該横長袋127の両端の開口部を絞ってなる絞り部5,5としての被保持部6,6の夫々を、前記帯状片10を、その他面21を内側にして該被保持部6を取り囲むようにループ状に屈曲させ、該帯状片10を絞った状態を示している。これにより、前記第1係合部12と前記第2係合部22とが係合して、ループ状屈曲部23が所要に絞られた状態で前記持ち運び具1,1が該絞り部5,5に装着されることとなる。このようにして持ち運び具1,1を該絞り部5,5に装着したときは、前記筒状体2dの両端側において、二人の作業者が手で把手部材9,9を把持して該筒状体2dを持ち運ぶことができる。この場合、前記帯状片10の前記他面21に設けられている滑り止め用突部26が該筒状体2dの前記被保持部6,6に接触するため、これにより発生する摩擦作用によって、ループ状絞り部123が該筒状体2dの前記被保持部6,6から外れる恐れなく、該筒状体2dを二人で安定的に持ち運ぶことができる。
これらの場合において、物品2を所要場所に持ち運んだ後は、前記と同様にして、前記第1係合部12と前記第2係合部22との係合状態をロック解除部材25で解除することにより、前記帯状片10を物品2から取り外すことができ、持ち運び具1を、同様の作業を行う場合等において再使用できる。
本発明は、前記実施例で示したものに限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内で種々の設計変更が可能であることはいうまでもない。その一例を挙げれば次のようである。
(1) 図19は、前記把手部材9が、中央仕切り部125を介して左右二分割された環状を呈しており、左右の手で、該左右の分割環状部分126を構成する上部分としての把手部96,96を把持可能となされている。これによって、重量のある物品の場合は、該把手部材9を両手で把持して持ち運ぶことができるため持ち運びの容易性が図られる。図19においては、持ち運びの安定性を向上させるため、前記帯状片10の上端13を前記中央仕切り部125の下部19a(前記把手部材9の下部19)に連結している。より具体的には、該中央仕切り部125の下部19aに、前記と同様構成の上の回転連結部30を設け、該上の回転連結部30に、前記係合体16の上部17に設けられている下の回転連結部29を、垂直軸線回りに相対的に正逆回転可能に連結している。
(2) 前記把手部材9は、必ずしも環状を呈するものには特定されず、手で把持可能な各種形態のものとして構成できる。
(3) 図20は、前記帯状片10の前記他面21に設けられている前記滑り止め用突部26の形態の他の態様を示すものである。これらにおける滑り止め用突部26の配置状態は、実施例1で説明したと同様であり、前記帯状片10の両側部材36,36に設けられている滑り止め用突部26a,26aは、該帯状片10の幅方向で見て対向しており、前記中央部分37に設けられている前記滑り止め用突部26bは、該両側部分36,36に設けられている、上下隣り合う前記滑り止め用突部26a1,26a2間に位置している。
該滑り止め用突部26の具体的な構成は、図20(A)に示すように、突部先端42で、前記帯状片10の下端側に向けて緩く傾斜する傾斜面127と、該帯状片10に対して直交する直交面129を具えた鋸刃状を呈している。又、図20(B)に示す滑り止め用突部26は半球状に構成されており、図20(C)に示す滑り止め用突部26は四角錐状に形成されている。該四角錐状の滑り止め用突部26を三角錐状に変更してもよい。滑り止め用突部26を、このように四角錐状や三角錐状に構成する場合は、袋体が厚くても該四角錐状や三角錐状の滑り止め用突部26が被保持部6に食い込み状態に接触し易く、これによって、前記被保持部6に対する前記ループ状絞り部123の摩擦抵抗を増大させ得る。この場合、前記角錐状の滑り止め用突部26の稜線の傾斜角度は、該滑り止め用突部26の先端部分が袋体等の被保持部6に大きく食い込んで該被保持部6を破ることがないように設定する。その他、該滑り止め用突部26の形態は、該滑り止め用突部26が前記被保持部6と接触して滑り止め作用を発揮するものであれば所要に設定できる。
(4) 前記帯状片10に設ける滑り止め用突部26の配置状態は、持ち運ばんとする物品の重量等や袋体等の材質を考慮して所要に設定でき、例えば図21に示すように、該帯状片10の両側部分36,36にのみ、該帯状片10の長さ方向(上下方向)に並設される如く設けられてもよい。その場合、図21(A)に示すように、両側部分36,36に位置する滑り止め用突部26,26を該帯状片10の幅方向F1で見て対向状態とする他、図21(B)に示すように、該滑り止め用突部26,26を前記帯状片10の長さ方向で千鳥配置としてもよい。更には図21(C)に示すように、該帯状片10の中央部分37にのみ該帯状片10の長さ方向に所要間隔で並設する如く設けてもよい。これらの場合、該滑り止め用突部26の形態は、該滑り止め用突部26が前記被保持部6と接触して滑り止め作用を発揮するものであれば、問わない。
(5) 図22〜23は前記ロック解除部材25の他の態様を示すものであり、前記第2係合部22を構成する前記水平片部69の先端に、前記引出し方向F3に向けて斜め上方に突出する解除レバー130を具えて構成されている。該解除レバー130は、前記把手部材9の下部19と前記係合孔15との間において該下部19の直下に設けられている。図23(A)は、前記第1係合部12と前記第2係合部22とが係合した状態を示しており、図23(B)は、前記解除レバー130を前記逆方向F4に向けて指先で引き上げることによって前記第1係合部12と前記第2係合部22との係合状態を解除した状態を示している。この引き上げ操作は、例えば前記と同様にして、該解除レバー130を、前記下縁枠部65の弾性変形によって、前記逆方向F4に弾性的に回動させて行うことができる。これによって、前記帯状片10を前記係合孔15から引き抜いて取り外すことができる。そして前記解除レバー130から指を離すと、該解除レバー130が弾性復帰して、図23(A)に示すように、前記第1係合部12と前記第2係合部22とが係合した状態に戻る。かかる構成を採用する場合も、前記把手部材9を手指で保持したままの状態で前記解除レバー130の回動操作を行うことが可能である。
(6) 前記上の回転連結部30と前記下の回転連結部29の構成は上下逆としてもよい。この場合は、該下の回転連結部29を前記と同様の円筒状部102を以て構成し、該上の回転連結部30を前記と同様の軸状に構成し、該下の回転連結部29と該上の回転連結部30相互を、前記と同様にして、垂直軸線回りに相対的に正逆回転可能に連結する。
(7) 図24は、帯状部材7を構成する前記係合体16の上部17を前記把手部材9の前記下部19に固定状態に連結した場合の一例を示すものである。
(8) 前記帯状片10の幅寸法は、持ち運ぼうとする物品2の重量やその被保持部61の大きさ等、対象となる物品2に合わせて所要に設定することができる。
(9) 本発明に係る把手付き持ち運び具1は、前記した物品の他、米が収容された袋体や、ペットフードが収容された袋体、又、セメントを収容した袋体等、各種物品の持ち運びに利用できる。
1 持ち運び具
2 物品
2a 袋体
5 絞り部
6 被保持部
7 帯状部材
9 把手部材
10 帯状片
11 一面
12 第1係合部
13 上端
15 係合孔
16 係合体
17 上部
19 下部
20 下端
21 他面
22 第2係合部
23 ループ状屈曲部
25 ロック解除部材
26 滑り止め用突部
29 下の回転連結部
30 上の回転連結部
96 把手部
126 分割環状部分
125 中央仕切部

Claims (5)

  1. 袋体としての物品の開口部を絞って形成された絞り部としての被保持部を巻回状態に保持し得る帯状部材と該帯状部材に連結される把手部材とを具えており、
    前記帯状部材は、可撓性の帯状片を有し、その一面には、長さ方向に第1係合部が並設されてなり、又該帯状片の上端に、係合孔を有する係合体が設けられ、該係合体の上部が、手で把持される前記把手部材の下部に連結されており、
    又該帯状片は、これをループ状に屈曲させることができ且つその下端から前記係合孔に挿通させ得るようになされており、該帯状片を、前記一面と対向する他面を内側にして前記被保持部を取り囲むようにループ状に屈曲させ、前記係合孔に設けられた第2係合部を前記第1係合部に係合させることによって該帯状片のループ状屈曲部の周方向長さを固定できるようになされており、
    前記帯状片が前記係合孔を挿通した状態で、前記第1係合部が前記把手部材の下部に面する上向き状態を呈する如くなされており、
    前記第1係合部と前記第2係合部との係合によるロック状態を解除可能とするロック解除部材が、前記下部の下側に設けられており、
    又前記帯状片の前記他面に、前記絞り部に食い込んだ接触状態となり得る滑り止め用突部が設けられ、該滑り止め用突部は、先端が鋭に形成されており、又、該滑り止め用突部は、幅方向で見た両側部分と該幅方向で見た中央部分の夫々において、該帯状片の長さ方向に所要間隔で並設されており、前記両側部分に設けられている前記滑り止め用突部は前記幅方向で見て対向しており、前記中央部分に設けられている前記滑り止め用突部は、前記帯状片の長さ方向を垂直としたときの垂直方向で見て、該両側部分に設けられている、上下隣り合う前記滑り止め用突部間に位置することを特徴とする把手付き持ち運び具。
  2. 袋体としての物品の開口部を絞って形成された絞り部としての被保持部を巻回状態に保持し得る帯状部材と該帯状部材に連結される把手部材とを具えており、
    前記帯状部材は、可撓性の帯状片を有し、その一面には、長さ方向に第1係合部が並設されてなり、又該帯状片の上端に、係合孔を有する係合体が設けられ、該係合体の上部が、手で把持される前記把手部材の下部に連結されており、
    又該帯状片は、これをループ状に屈曲させることができ且つその下端から前記係合孔に挿通させ得るようになされており、該帯状片を、前記一面と対向する他面を内側にして前記被保持部を取り囲むようにループ状に屈曲させ、前記係合孔に設けられた第2係合部を前記第1係合部に係合させることによって該帯状片のループ状屈曲部の周方向長さを固定できるようになされており、
    前記帯状片が前記係合孔を挿通した状態で、前記第1係合部が前記把手部材の下部に面する上向き状態を呈する如くなされており、
    前記第1係合部と前記第2係合部との係合によるロック状態を解除可能とするロック解除部材が、前記下部と前記係合孔との間において該下部の直下に設けられており、
    又前記帯状片の前記他面に、前記絞り部に食い込んだ接触状態となり得る滑り止め用突部が設けられ、該滑り止め用突部は、先端が鋭に形成されており、又、該滑り止め用突部は、幅方向で見た両側部分と該幅方向で見た中央部分の夫々において、該帯状片の長さ方向に所要間隔で並設されており、前記両側部分に設けられている前記滑り止め用突部は前記幅方向で見て対向しており、前記中央部分に設けられている前記滑り止め用突部は、前記帯状片の長さ方向を垂直としたときの垂直方向で見て、該両側部分に設けられている、上下隣り合う前記滑り止め用突部間に位置することを特徴とする把手付き持ち運び具。
  3. 袋体としての物品の開口部を絞って形成された絞り部としての被保持部を巻回状態に保持し得る帯状部材と該帯状部材に連結される把手部材とを具えており、
    前記帯状部材は、可撓性の帯状片を有し、その一面には、長さ方向に第1係合部が並設されてなり、又該帯状片の上端に、係合孔を有する係合体が設けられ、該係合体の上部に設けた下の回転連結部が、手で把持される前記把手部材の下部に設けた上の回転連結部に、垂直軸線回りに相対的に正逆回転可能に連結されており、
    又該帯状片は、これをループ状に屈曲させることができ且つその下端から前記係合孔に挿通させ得るようになされており、該帯状片を、前記一面と対向する他面を内側にして被保持部を取り囲むようにループ状に屈曲させ、前記係合孔に設けられた第2係合部を前記第1係合部に係合させることによって該帯状片のループ状屈曲部の周方向長さを固定できるようになされており、
    前記帯状片が前記係合孔を挿通した状態で、前記第1係合部が前記把手部材の下部に面する上向き状態を呈する如くなされており、
    前記第1係合部と前記第2係合部との係合によるロック状態を解除可能とするロック解除部材が、前記下の回転連結部と前記係合孔との間に設けられており、
    又前記帯状片の前記他面に、前記絞り部に食い込んだ接触状態となり得る滑り止め用突部が設けられ、該滑り止め用突部は、先端が鋭に形成されており、又、該滑り止め用突部は、幅方向で見た両側部分と該幅方向で見た中央部分の夫々において、該帯状片の長さ方向に所要間隔で並設されており、前記両側部分に設けられている前記滑り止め用突部は前記幅方向で見て対向しており、前記中央部分に設けられている前記滑り止め用突部は、前記帯状片の長さ方向を垂直としたときの垂直方向で見て、該両側部分に設けられている、上下隣り合う前記滑り止め用突部間に位置することを特徴とする把手付き持ち運び具。
  4. 前記把手部材は、中央仕切り部を介して左右二分割された環状を呈し、左右の手で該左右の分割環状部分を把持可能となされており、前記係合体の上部が、前記中央仕切り部の下部としての前記把手部材の下部に連結されていることを特徴とする請求項1又は2記載の把手付き持ち運び具。
  5. 前記把手部材は、中央仕切り部を介して左右二分割された環状を呈し、左右の手で該左右の分割環状部分を把持可能となされており、前記係合体の上部に設けた前記下の回転連結部が、前記中央仕切り部の下部としての前記把手部材の下部に設けた前記上の回転連結部に、垂直軸線回りに正逆回転可能に連結されていることを特徴とする請求項3記載の把手付き持ち運び具。
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