JP6271788B1 - 広告決定プログラム、広告決定装置、及び広告決定方法 - Google Patents

広告決定プログラム、広告決定装置、及び広告決定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】広告配信側が得られる広告料金を最適化すること。【解決手段】本願に係る広告決定プログラムは、受信手順と、取得手順と、決定手順とをコンピュータに実行させる。受信手順は、コンテンツが有する広告枠に表示される広告の配信要求を受信する。取得手順は、受信手順によって受信された配信要求に応じて、複数の広告提供サーバに対して、広告枠に表示される広告の候補である候補広告であって、広告枠の数を超える数の候補広告を要求することで、広告提供サーバの各々から、広告枠の数を超える数の候補広告を取得する。決定手順は、取得手順によって取得された候補広告に設定された入札額に基づいて、広告枠に表示する広告を決定する。【選択図】図1

Description

本発明は、広告決定プログラム、広告決定装置、及び広告決定方法に関する。
近年、所定の広告配信プラットフォームを介して、配信する広告を決定する方法が知られている。このような広告配信プラットフォームとしては、例えば、媒体側の収益を向上させるプラットフォームであるSSP(Supply-Side Platform)が知られている。例えば、SSPにおける広告決定装置は、所定のプラットフォーム(例えば、DSP(Demand-Side Platform))に対して入札要求を行い、DSPの各装置から広告の入札を受け付けたり、所定のアドネットワークに広告を要求し、アドネットワークから広告を取得したりする。そして、SSPにおける広告決定装置は、所定の判定基準に基づいて、取得した広告の中から配信する広告を決定する。
上記のようなネットワーク広告に関する技術として、配信する広告の課金額をセカンドプライス方式のオークションで決定する技術が知られている。
特表2012−503247号公報
しかしながら、上記の従来技術では、広告配信側が得られる広告料金を最適化することができない場合がある。例えば、広告に設定された入札額のばらつきが大きい場合にセカンドプライス方式のオークションで広告を決定すると、決定した広告に設定されていた入札額よりも、広告配信側が得られる広告料金が大幅に減額される場合がある。しかし、広告枠に対する広告料金の最低額などを詳細に規定すると、広告同士の競争が適切に行われず、市場の競争原理を活かすことができなくなるおそれがある。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、広告配信側が得られる広告料金を最適化することができる広告決定プログラム、広告決定装置、及び広告決定方法を提供することを目的とする。
本願に係る広告決定プログラムは、コンテンツが有する広告枠に表示される広告の配信要求を受信する受信手順と、前記受信手順によって受信された配信要求に応じて、複数の広告提供サーバに対して、前記広告枠に表示される広告の候補である候補広告であって、当該広告枠の数を超える数の候補広告を要求することで、広告提供サーバの各々から、前記広告枠の数を超える数の候補広告を取得する取得手順と、前記取得手順によって取得された候補広告に設定された入札額に基づいて、前記広告枠に表示する広告を決定する決定手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、広告配信側が得られる広告料金を最適化することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る広告決定処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る広告決定処理システムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る広告決定装置の構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係る提供元情報記憶部の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係るユーザ情報記憶部の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係るコンテンツ情報記憶部の一例を示す図である。 図7は、実施形態に係る広告情報記憶部の一例を示す図である。 図8は、実施形態に係るコンテンツ配信サーバの構成例を示す図である。 図9は、実施形態に係る処理手順を示すフローチャートである。 図10は、広告決定装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る広告決定プログラム、広告決定装置及び広告決定方法を実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る広告決定プログラム、広告決定装置及び広告決定方法が限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.広告決定処理の一例〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る広告決定処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る広告決定処理の一例を示す図である。図1では、本願に係る広告決定プログラムによって動作するサーバ装置である広告決定装置100によって、実施形態に係る広告決定処理が行われる流れについて説明する。より具体的には、図1では、広告配信要求を送信したユーザ端末10に対して、本願に係る広告決定装置100によって、配信する広告が決定される処理の一例を説明する。
図1に示す広告決定装置100は、広告配信要求を受信した場合に、当該要求に対して配信する広告を決定するサーバ装置である。広告決定装置100は、いわゆるSSPとしての機能を有するサーバであり、広告配信要求に対してオークションを開催し、最も高額な額で入札した広告を当該要求に対して配信する広告として決定する。
図1に示す広告提供サーバ50、広告提供サーバ50、及び広告提供サーバ50は、いわゆるDSPとしての機能を有するサーバ装置である。広告提供サーバ50、広告提供サーバ50、及び広告提供サーバ50は、広告配信要求に対して開催されるオークションに入札する広告を選択し、選択した広告の入札額を広告決定装置100に送信する。なお、以下では、広告提供サーバ50、広告提供サーバ50、及び広告提供サーバ50を区別する必要のない場合には、広告提供サーバ50と総称する。
図1に示すコンテンツ配信サーバ30は、ユーザ端末10にコンテンツを配信するサーバ装置である。コンテンツ配信サーバ30は、ユーザ端末10からアクセスがあった場合、すなわち、コンテンツ配信要求を受信した場合に、ユーザ端末10にコンテンツを配信する。
実施形態では、コンテンツは、広告を表示する枠である広告枠を含み、広告を表示する媒体として機能する。なお、実施形態では、コンテンツとしてウェブページを例に挙げて説明する。すなわち、コンテンツ配信サーバ30は、ウェブサーバとしての機能を有する。なお、コンテンツは、ウェブページに限られず、例えば、広告枠を有するゲームアプリや、書籍閲覧アプリや、音楽配信アプリや、動画配信アプリ等(以下、「アプリ」と総称する)であってもよい。また、コンテンツは、複数の広告枠を有するアプリであってもよい。一例として、コンテンツは、複数のニュースコンテンツ(記事やトピック等)が並んだ形式で表示されるニュースアプリ等である。具体的には、かかるアプリでは、ニュースコンテンツの間に広告が表示される形式の広告枠を複数有する。例えば、コンテンツがタイムライン型のニュースアプリである場合、複数のニュースコンテンツの間に差し込まれるように広告が表示される、いわゆるインフィード広告として広告枠が設置される。
図1に示すユーザ端末10は、ユーザによって利用される情報処理端末である。図1では、ユーザ端末10は、例えばスマートフォン(Smartphone)である。図1の例では、ユーザ端末10は、ユーザの一例であるユーザU1によって利用されるものとする。なお、以下では、ユーザをユーザ端末10と読み替える場合がある。例えば、「ユーザU1が広告配信要求を送信する」という記載は、実際には、「ユーザU1が利用するユーザ端末10が広告配信要求を送信する」という状況を示す場合がある。
ここで、実施形態に係る広告決定処理の説明に先立ち、SSPとして機能するサーバが行う一般的なオークションの方式に関して説明する。SSPとして機能するサーバは、広告配信の機会を得た時、すなわち、ユーザ端末10から広告配信要求を受信した場合、オークションを開催し、複数の広告提供サーバ50から広告の入札を受け付ける。オークションでは、最高額で入札した広告が落札される。SSPとして機能するサーバは、落札した広告を、広告配信要求に対して配信する広告として決定する。
なお、オークションでは、セカンドプライス方式によって落札額が決定される。セカンドプライス方式は、広告が落札された場合に、当該広告の入札額ではなく、落札された広告の次順位であった広告(すなわち、オークションにおいて2番目に高額の入札額であった広告)の入札額に、最低単位の額(例えば、1円)を足した額を落札額とする方式である。セカンドプライス方式によれば、入札する側のオークションに対する評価額が正確に反映され易いため、競争原理を働かせつつも、入札する側に不利に働く要因を排除することできる。このため、セカンドプライス方式は、広告決定におけるオークションにおいて広く用いられている。
しかし、セカンドプライス方式を採用する場合、SSP側が得られる広告料金を最適化できない場合がある。例えば、入札を行った複数のDSP側が入札した額のばらつきが大きい場合には、落札した広告に設定されていた入札額よりも、SSP側が得られる広告料金が大幅に減額される場合がある。具体的には、あるDSP側が「300」円で入札し、また別のDSP側が「200」円で入札した場合、落札額は「201」円となる。このため、SSP側は、本来「300」円でオークションを評価していたDSP側が存在していたにもかかわらず、「201」円で落札を行うことになる。このように、SSP側は、本来得られていた広告料金を得られない場合がある。
この状況を解消するため、例えば、2種類のフロアプライスを設定し、1つのフロアプライスを入札最低額とし、もう1つのフロアプライスをSSP側が得る最低額に設定するといった手法も存在する。しかし、このように広告枠に対する広告料金の最低額を詳細に規定すると、広告同士の競争が適切に行われず、市場の競争原理を活かすことができなくなるおそれがある。すなわち、SSP側としては、広告提供側(DSP側)の競争を維持しつつ、得られる広告料金を最適化することが望ましい。
そこで、実施形態に係る広告決定装置100は、以下に説明する広告決定処理により、セカンドプライス方式によるオークションを採用しつつも、広告配信側が得られる広告料金を最適化する。以下、図1を用いて、実施形態に係る広告決定処理を流れに沿って説明する。
まず、ユーザ端末10は、ユーザU1による操作に従って、コンテンツ配信要求をコンテンツ配信サーバ30に送信する(ステップS01)。コンテンツ配信サーバ30は、コンテンツ配信要求を受信した場合、コンテンツ配信要求に対応するコンテンツをユーザ端末10に配信する(ステップS02)。図1の例では、コンテンツ配信サーバ30は、コンテンツとしてウェブページW10を配信する。
図1に示すように、ウェブページW10は、各種トピックを含むウェブページであり、トピックの間に広告を表示する枠である広告枠40や広告枠41を含む。なお、ウェブページW10に含まれる広告枠の数や位置は、ウェブページW10が含む各トピックの大きさや、配信先となるユーザ端末10のディスプレイの大きさや、ユーザU1に関する情報
等に基づいて変動してもよい。
ユーザ端末10は、配信されたウェブページW10をディスプレイに表示する。なお、ユーザ端末10は、ウェブページW10の全体を表示できないので、初期状態ではウェブページW10の先頭から表示する。具体的には、ユーザ端末10は、図1に示すように、ウェブページW10のファーストビューとして、トピック1やトピック2やトピック3や広告枠40を表示する。
ここで、ユーザ端末10は、ウェブページW10に広告枠40や広告枠41が含まれる場合には、広告枠40や広告枠41に表示するための広告を取得する要求(以下、「広告配信要求」と表記する)を広告決定装置100に送信する(ステップS03)。なお、ユーザ端末10は、ファーストビューに含まれる広告枠40に表示する広告のみを要求してもよいが、図1の例では説明を簡単にするために、広告枠40と広告枠41に表示する2つの広告を同時に要求するものとする。
広告決定装置100は、ユーザ端末10から、ウェブページW10が有する広告枠40及び広告枠41に表示される広告の配信要求を受け付ける。この場合、広告決定装置100は、広告枠40及び広告枠41に表示される広告に関するオークションを開催する(ステップS04)。
具体的には、広告決定装置100は、広告枠40及び広告枠41に表示される候補となる広告(以下、「候補広告」と表記する)の入札を広告提供サーバ50、広告提供サーバ50、及び広告提供サーバ50に要求する。なお、図1では図示を省略しているが、広告決定装置100は、さらに多くの広告提供サーバに候補広告の入札を要求してもよい。
ここで、広告決定装置100は、広告提供サーバ50、広告提供サーバ50、及び広告提供サーバ50に対して、ウェブページW10が含む広告枠に表示される候補として、広告枠の数を超える数の候補広告を要求する。具体的には、広告決定装置100は、広告枠40と広告枠41という2つの数の広告枠において表示される候補として、1を足した数である「3つ」の候補広告の入札を広告提供サーバ50、広告提供サーバ50、及び広告提供サーバ50の各々に要求する(ステップS05)。
例えば、広告提供サーバ50は、自身が保持する広告のうち、広告ID「C11」で識別される広告(以下、「広告C11」と表記する。他の広告についても同様に表記する)と、広告C12と、広告C13とを候補広告として入札する(ステップS06)。
同様に、広告提供サーバ50は、自身が保持する広告のうち、広告C21と、広告C22と、広告C23とを候補広告として入札する(ステップS06)。同様に、広告提供サーバ50は、自身が保持する広告のうち、広告C31と、広告C32と、広告C33とを候補広告として入札する(ステップS06)。なお、ステップS06は、必ずしも同時に行われなくてもよい。すなわち、広告提供サーバ50、広告提供サーバ50、又は広告提供サーバ50は、オークションが開催されている期間であれば、任意のタイミングで入札を行ってもよい。
オークションの開催期間が終了したタイミングで、広告決定装置100は、セカンドプライス方式を採用して、入札された候補広告から、広告枠40及び広告枠41に表示する2つの広告を決定する(ステップS07)。
具体的には、広告決定装置100は、入札された候補広告のうち、高額な入札額が設定された上位2つの広告を、広告枠40及び広告枠41に表示する2つの広告として決定する。図1の例では、広告決定装置100は、広告枠40及び広告枠41に表示する2つの広告として、高額な入札額が設定された広告C11と広告C12とを決定する。
広告決定装置100は、配信する広告を広告C11と広告C12に決定したのち、各々の落札額を算出する。具体的には、広告決定装置100は、広告C11の落札額を、次順位の広告である広告C12の入札額「280」円に1円を足した「281」円と算出する。また、広告決定装置100は、広告C12の落札額を、次順位の広告である広告C13の入札額「250」円に1円を足した「251」円と算出する。
このように、広告決定装置100は、実際に配信する広告の数をN(Nは任意の数)とした場合に、「N+1」の数の候補広告の入札を広告提供サーバ50、広告提供サーバ50、及び広告提供サーバ50に要求する。これにより、広告決定装置100は、競争原理を働かせつつ、各広告提供サーバ50がオークションに対して評価した額(すなわち、各広告の入札額)に、より近い額を落札額とすることができる。
仮に、広告決定装置100が、実際に配信する広告の数をNとした場合に、「N」の数の候補広告の入札を広告提供サーバ50、広告提供サーバ50、及び広告提供サーバ50に要求した場合について説明する。この場合、広告提供サーバ50は、自身が保持する広告のうち、広告C11と広告C12とを候補広告として入札する。同様に、広告提供サーバ50は、自身が保持する広告のうち、広告C21と広告C22とを候補広告として入札する。同様に、広告提供サーバ50は、自身が保持する広告のうち、広告C31と広告C32とを候補広告として入札する。
この場合、広告決定装置100は、ユーザ端末10に配信する広告を広告C11と広告C12に決定することは変わらない。しかし、この場合、広告C11の落札額は、次順位の広告である広告C12の入札額「280」円に1円を足した「281」円であるのに対して、広告C12の落札額は、次順位の広告である広告C21の入札額「200」円に1円を足した「201」円となる。このように、本来、広告C12のオークションに対する評価額(入札額)は「280」円であったにもかかわらず、落札額は、広告C21に対応する額まで落ち込む事態が起こり得る。これは、各広告提供サーバ50によって、保持する広告の評価額や、各オークションに対する評価額にばらつきがあることを示している。
これに対して、広告決定装置100は、実際に配信する広告の数をNとした場合に、Nよりも大きい(例えば、N+1)数の候補広告の入札を要求することで、落札額と入札額に生じる差額を低く抑制することができる。これによって、広告決定装置100は、広告配信側(ここでは、広告決定装置100)が得られる広告料金を最適化することができる。
広告決定装置100は、決定した広告である広告C11及び広告C12をユーザ端末10に配信する(ステップS08)。ユーザ端末10は、配信された広告C11及び広告C12を、広告枠40又は広告枠41に表示する(ステップS09)。
このように、実施形態に係る広告決定装置100は、ウェブページW10が有する広告枠40及び広告枠41に表示される広告の配信要求をユーザ端末10から受け付ける。そして、広告決定装置100は、受け付けられた配信要求に応じて、複数の広告提供サーバ50に対して、広告枠40及び41に表示される広告の候補である候補広告であって、広告枠の数を超える数の候補広告を要求することで、広告提供サーバ50の各々から、広告枠の数を超える数の候補広告を取得する。さらに、広告決定装置100は、取得した候補広告に設定された入札額に基づいて、広告枠40及び広告枠41に表示する広告を決定する。
これにより、広告決定装置100は、競争原理を働かせつつ、各広告提供サーバ50がオークションに対して評価した額(すなわち、各広告の入札額)に、より近い額を落札額とすることができる。すなわち、広告決定装置100は、広告配信側(例えば、コンテンツを提供する媒体側)が得られる広告料金を最適化することができる。
なお、図1の例では、説明を簡単にするために、広告決定装置100がユーザ端末10へ広告を配信する例を示したが、広告は、広告提供サーバ50や、外部の広告配信サーバによって配信されてもよい。
また、図1の例では、広告決定装置100が、広告枠の数を超える数の候補広告を要求し、広告提供サーバ50の各々から、広告枠の数を超える数の候補広告を取得することを説明したが、広告決定装置100は、候補広告のデータそのもの(例えば広告を構成する画像データなどの、いわゆる広告クリエイティブ)を取得することを要しない。すなわち、広告決定装置100は、候補広告に関する情報(例えば、候補広告のフォーマットや、候補広告に設定された入札額等)を取得すれば、クリエイティブのデータそのものを取得しなくてもよい。
また、図1の例では、実施形態に係る広告決定処理を広告決定装置100が行う例を示したが、より正確には、実施形態に係る広告決定処理は、広告決定装置100で実行される広告決定プログラムによって実行される。以下、このような広告決定プログラムに従って、上述した広告決定処理を実行する広告決定装置100等について詳細に説明する。
〔2.広告決定処理システムの構成〕
次に、図2を用いて、実施形態に係る広告決定装置100が含まれる広告決定処理システム1の構成について説明する。図2は、実施形態に係る広告決定処理システム1の構成例を示す図である。図2に例示するように、実施形態に係る広告決定処理システム1には、ユーザ端末10と、広告主端末20と、コンテンツ配信サーバ30と、広告提供サーバ50と、広告決定装置100とが含まれる。これらの各種装置は、ネットワークNを介して、有線又は無線により通信可能に接続される。また、広告決定処理システム1に含まれる各装置の数は、図2で図示した例に限られない。例えば、広告決定処理システム1には、複数台のユーザ端末10が含まれてもよい。
ユーザ端末10は、デスクトップ型PC(Personal Computer)や、ノート型PCや、タブレット端末や、スマートフォンを含む携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)等の情報処理端末である。また、ユーザ端末10には、眼鏡型や時計型の情報処理端末であるウェアラブルデバイス(wearable device)も含まれる。さらに、ユーザ端末10には、情報処理機能を有する種々のスマート機器が含まれてもよい。例えば、ユーザ端末10には、TV(Television)や冷蔵庫、掃除機などのスマート家電や、自動車などのスマートビークル(Smart vehicle)や、ドローン(drone)、家庭用ロボットなどが含まれてもよい。なお、ユーザ端末10に配信される広告は、必ずしもユーザ端末10のディスプレイに表示されることを要さない。例えばユーザ端末10がディスプレイを有していない場合、ユーザ端末10に配信される広告は、音声によって再生されるフォーマットであってもよい。
広告主端末20は、広告配信を依頼する広告主によって利用される情報処理装置である。広告主端末20は、広告主による操作に従って、広告提供サーバ50に広告を入稿する。なお、広告主端末20は、適切な配信対象に広告を配信させるために、配信先となるターゲティング設定がなされた広告を入稿してもよい。例えば、広告主端末20は、広告の配信先となるデバイスの種別(パソコン向けや、スマートフォン向けなど)や、広告を配信する対象となるユーザの属性情報(年齢や性別等)等が指定された広告を広告提供サーバ50に入稿してもよい。
なお、広告主は、広告主端末20を用いて、広告提供サーバ50に広告を入稿せずに、かかる入稿等を代理店に依頼する場合もある。この場合、広告提供サーバ50に広告を入稿等するのは代理店となる。以下では、「広告主」といった表記は、広告主だけでなく代理店を含む概念であり、「広告主端末」といった表記は、広告主端末だけでなく代理店によって利用される代理店装置を含む概念であるものとする。
コンテンツ配信サーバ30は、ユーザ端末10からアクセスされた場合に、各種ウェブページを提供するサーバ装置である。コンテンツ配信サーバ30は、例えば、ニュースサイト、天気予報サイト、ショッピングサイト、ファイナンス(株価)サイト、路線検索サイト、地図提供サイト、旅行サイト、飲食店紹介サイト、ウェブブログなどに関する各種ウェブページを提供する。
コンテンツ配信サーバ30によって配信されるウェブページには、広告を表示するための広告枠が含まれる。そして、広告枠を含むウェブページには、広告枠に表示する広告を取得するための広告取得命令が含まれる。例えば、ウェブページを形成するHTML(HyperText Markup Language)ファイル等には、広告決定装置100のURL等が広告取得命令として記述される。この場合、ユーザ端末10は、HTMLファイル等に記述されているURLにアクセスすることで、広告決定装置100等から広告の配信を受ける。
広告提供サーバ50は、広告決定装置100からの要求に応答して、広告を入札するサーバ装置である。すなわち、広告提供サーバ50は、広告を提供する提供元となるサーバ装置である。なお、広告提供サーバ50は、いわゆるDSPの機能を有するサーバであり、DSPの機能を実現するため、複数台のサーバによって構成される場合もある。すなわち、広告提供サーバ50は、1つのDSPを概念的に示したものであり、必ずしも1台のサーバ装置を示しているとは限らない。
広告決定装置100は、上述のように、ユーザ端末10に配信する広告を決定するサーバ装置である。広告決定装置100は、広告提供サーバ50の各々から、配信予定の広告枠の数を超える数の候補広告を取得することで、広告配信側が得られる広告料金を最適化する。なお、広告決定装置100は、いわゆるSSPの機能を有するサーバであり、SSPの機能を実現するため、複数台のサーバによって構成される場合もある。すなわち、広告決定装置100は、1つのSSPを概念的に示したものであり、必ずしも1台のサーバ装置を示しているとは限らない。
〔3.広告決定装置の構成〕
次に、図3を用いて、実施形態に係る広告決定装置100の構成について説明する。図3は、実施形態に係る広告決定装置100の構成例を示す図である。図3に示すように、広告決定装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、広告決定装置100は、広告決定装置100を利用する管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。かかる通信部110は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、ユーザ端末10等との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図3に示すように、記憶部120は、提供元情報記憶部121と、ユーザ情報記憶部122と、コンテンツ情報記憶部123と、広告情報記憶部124とを有する。以下、記憶部120に含まれる各記憶部について順に説明する。なお、重複する項目に関する説明は、適宜省略する。
(提供元情報記憶部121について)
提供元情報記憶部121は、広告、及び広告を提供する提供元(実施形態では、広告提供サーバ50)に関する情報を記憶する。ここで、図4に、実施形態に係る提供元情報記憶部121の一例を示す。図4は、実施形態に係る提供元情報記憶部121の一例を示す図である。図4に示した例では、提供元情報記憶部121は、「提供元ID」、「広告ID」、「入札額」、「フォーマット」といった項目を有する。
「提供元ID」は、提供元を識別する識別情報である。「広告ID」は、広告を識別する識別情報である。なお、実施形態では、図4に示す識別情報は、説明で用いる参照符号と共通するものとする。例えば、提供元ID「50」によって識別される提供元は、「広告提供サーバ50」を意味する。また、例えば、広告ID「C11」によって識別される広告を「広告C11」と表記する場合がある。
「入札額」は、広告に設定される入札額を示す。なお、入札額は、オークションの度に異なる入札額が設定されてもよい。「フォーマット」は、広告のデータ形式を示す。なお、図4に示す例では、フォーマットの項目に記憶される情報を「F11」のように概念的に示しているが、実際には、フォーマットの項目に記憶される情報には、広告が対応するデバイスを示す情報や、広告が含むデータ形式(画像データや動画データ等)や、広告の表示サイズや解像度等の種々の情報が含まれる。
すなわち、図4に示したデータの一例は、提供元ID「50」で識別される提供元である広告提供サーバ50が、広告ID「C11」、「C12」、及び「C13」で識別される広告を保持していることを示している。そのうち、例えば広告C11の入札額は「300」円であり、フォーマットは「F11」であることを示している。
(ユーザ情報記憶部122について)
ユーザ情報記憶部122は、ユーザに関する情報を記憶する。ここで、図5に、実施形態に係るユーザ情報記憶部122の一例を示す。図5は、実施形態に係るユーザ情報記憶部122の一例を示す図である。図5に示した例では、ユーザ情報記憶部122は、「ユーザID」、「デバイスID」、「年齢」、「性別」、「ターゲティング情報」といった項目を有する。
「ユーザID」は、ユーザを識別する識別情報である。「デバイスID」は、ユーザが利用するユーザ端末10を識別する識別情報である。「年齢」は、ユーザの年齢を示す。「性別」は、ユーザの性別を示す。
「ターゲティング情報」は、広告ターゲティングに用いられる種々の情報を示す。図5に示す例では、ターゲティング情報の項目に記憶される情報を「T1」のように概念的に示しているが、実際には、ターゲティング情報の項目に記憶される情報には、各ユーザが閲覧したコンテンツ(例えばウェブサイト)の履歴や、過去の購買履歴や、過去の検索履歴等のログが含まれる。また、ターゲティング情報には、当該ユーザの広告に対する反応に関する情報(広告をクリックしやすいか否か、コンバージョンに至りやすいか否か等)が含まれてもよい。すなわち、ターゲティング情報には、広告提供元が広告の配信先として所望するユーザの条件に関する種々の情報が含まれる。
すなわち、図5に示したデータの一例は、ユーザID「U1」で識別されるユーザU1が、デバイスID「D1」で識別されるユーザ端末10を利用しており、ユーザU1の年齢が「30代」であり、性別が「男性」であり、ターゲティング情報が「T1」であることを示している。
なお、ユーザ情報記憶部122は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、ユーザ情報記憶部122は、ユーザのデモグラフィック属性に関する情報やサイコグラフィック属性に関する情報を記憶してもよい。例えば、ユーザ情報記憶部122は、ユーザの自宅の所在地や勤務地、興味・関心、氏名、家族構成、収入等の情報を記憶してもよい。
(コンテンツ情報記憶部123について)
コンテンツ情報記憶部123は、ユーザに配信されるコンテンツに関する情報を記憶する。ここで、図6に、実施形態に係るコンテンツ情報記憶部123の一例を示す。図6は、実施形態に係るコンテンツ情報記憶部123の一例を示す図である。図6に示した例では、コンテンツ情報記憶部123は、「コンテンツID」、「カテゴリ」、「禁止広告情報」といった項目を有する。
「コンテンツID」は、コンテンツを識別する識別情報を示す。「カテゴリ」は、コンテンツのカテゴリを示す。「禁止広告情報」は、コンテンツが含む広告枠において、表示することが禁止される広告の情報を示す。図6に示す例では、禁止広告情報の項目に記憶される情報を「P01」のように概念的に示しているが、実際には、禁止広告情報の項目に記憶される情報には、例えば広告が宣伝する情報の内容や、広告主に関する情報等を含む。例えば、コンテンツ提供者は、成人向けのカテゴリに属する広告を表示させたくないとか、競合する事業者の広告を表示させたくないといった要望を設定する場合がある。禁止広告情報には、このようなコンテンツ提供者によって設定される情報や、あるいは、広告配信側がポリシーに従い、コンテンツに対して配信することを禁じている広告に関する情報等が含まれる。
すなわち、図6に示したデータの一例では、コンテンツID「W10」で識別されるコンテンツであるウェブページW10は、カテゴリが「ニュース」であり、禁止広告情報として「P01」という設定がなされていることを示している。
(広告情報記憶部124について)
広告情報記憶部124は、広告に関する情報を記憶する。ここで、図7に、実施形態に係る広告情報記憶部124の一例を示す。図7は、実施形態に係る広告情報記憶部124の一例を示す図である。図7に示した例では、広告情報記憶部124は、「広告ID」、「配信数」、「CTR(Click Through Rate)」といった項目を有する。
「配信数」は、広告がユーザ端末10に配信された累積数を示す。「CTR」は、配信された広告がクリックされた割合を示す。
すなわち、図7に示したデータの一例では、広告C11は、配信数が「1000」回であり、CTRが「0.2」であることを示している。
なお、広告情報記憶部124には、CTRの他にも、広告の評価指標値として、eCPM(effective Cost Per Mille)や、CPC(Cost Per Click)や、CVR(Conversion Rate)等の数値が記憶されてもよい。
(制御部130について)
図3に戻って説明を続ける。制御部130は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、広告決定装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(例えば、広告決定プログラム)がRAM(Random Access Memory)を作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図3に示すように、制御部130は、受信部131と、要求部132と、取得部133と、決定部134と、配信部135を有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。また、制御部130が有する各処理部は、本願に係る広告決定プログラムによって実行される各手順に対応する。例えば、受信部131が実行する処理は、広告決定プログラムが広告決定装置100に実行させる受信手順に対応する。同様に、要求部132が実行する処理は要求手順に対応し、取得部133が実行する処理は取得手順に対応し、決定部134が実行する処理は決定手順に対応し、配信部135が実行する処理は配信手順に対応する。
(受信部131について)
受信部131は、各種情報を受信する。例えば、受信部131は、コンテンツが有する広告枠に表示される広告の配信要求をユーザ端末10から受信する。
具体的には、ユーザ端末10は、図1で示したウェブページW10のような広告枠を有するコンテンツを表示する場合に、広告枠に含まれる広告配信要求のスクリプトに従い、広告配信要求を広告決定装置100に送信する。そして、広告決定装置100に係る受信部131は、ユーザ端末10から送信された広告配信要求を受信する。
例えば、受信部131は、コンテンツが有する一の広告枠に表示される広告の配信要求を受信する。具体的には、受信部131は、コンテンツのファーストビューに含まれる一の広告枠に関する広告配信要求を受信する。また、受信部131は、ユーザ端末10がコンテンツに含まれる広告枠を新たに表示するタイミングで、次の一の広告枠に関する広告の配信要求を受信する。図1の例では、受信部131は、まず広告枠40に関する広告配信要求を受信する。その後、ユーザ端末10が広告枠41を表示するタイミングで、受信部131は、広告枠41に関する広告配信要求を受信する。
なお、受信部131は、コンテンツが有する複数の広告枠に表示される広告の配信要求を受信してもよい。例えば、受信部131は、図1で示したように、広告枠40及び広告枠41という複数の広告枠に対する広告配信要求を受信してもよい。
また、受信部131は、広告配信要求を受信するとともに、広告配信先となるコンテンツや、ユーザ端末10や、ユーザ端末10を利用するユーザに関する各種情報等を受信してもよい。
例えば、受信部131は、コンテンツのメディア(ウェブページか、あるいはアプリであるか等)や、コンテンツのカテゴリや、コンテンツに設定された禁止広告情報等を受信する。
また、受信部131は、例えばクッキー情報やウェブページに登録されている情報に基づいて、ユーザに関する情報を受信する。例えば、受信部131は、ユーザの性別や年齢や、ユーザの行動履歴等に基づくターゲティング情報を受信する。なお、受信部131は、ユーザの情報をコンテンツ配信サーバ30等のサービス側から受信してもよい。
また、受信部131は、ユーザ端末10のデバイスIDや、ユーザ端末10のCPUや、OS(Operating System)、メモリ等に関する情報、アンテナ等のネットワーク機能、インストールされたソフトウェア、使用されるブラウザソフトウェア、ユーザ端末10が備える入力手段(例えば、マイクロフォンや、タッチパネル、指紋データを受信可能な指紋リーダ)等の情報を受信してもよい。また、ユーザ端末10が表示可能な広告のフォーマットに関する情報を受信してもよい。
受信部131は、受信した情報を記憶部120内に適宜格納するとともに、受信した広告配信要求に関する情報を要求部132に送る。
(要求部132について)
要求部132は、受信部131によって受信された配信要求に応じて、複数の広告提供サーバ50に対して、広告枠に表示される広告の候補である候補広告であって、広告枠の数を超える数の候補広告を要求する。
例えば、要求部132は、広告配信要求に対応する広告枠の数がNである場合、Nを超える数の候補広告を広告提供サーバ50に要求する。なお、要求部132が要求する候補広告とは、候補広告に関する情報を含むものであり、例えば、候補広告に設定された入札額に関する情報である。すなわち、要求部132は、候補広告のデータそのものは要求しなくてもよい。
具体的には、要求部132は、広告配信要求に対応する広告枠の数に一を足した数の候補広告を各広告提供サーバ50に要求する。すなわち、要求部132は、広告配信要求に対応する広告枠の数がNである場合、N+1個の候補広告を各広告提供サーバ50に要求する。
なお、要求部132は、入札する広告に対する所定の条件であるフィルタを設定してもよい。例えば、要求部132は、設定したフィルタによって、オークションに適合する候補広告のみが入札できるよう制御する。例えば、要求部132は、設定したフィルタに関する情報を広告提供サーバ50に提示することで、広告提供サーバ50に対して、オークションに適合する候補広告のみを要求することができる。また、要求部132は、入札してきた不適合な候補広告をフィルタによって排除することができる。
例えば、要求部132は、広告提供サーバ50が入札可能な広告のフォーマットに応じて、広告提供サーバ50に対して候補広告を要求してもよい。具体的には、要求部132は、広告配信要求に対応する広告のフォーマットを提示し、フォーマットに適合する候補広告を広告提供サーバ50に要求する。これにより、要求部132は、実際に表示するコンテンツに対して適合しない広告を要求することを防止することができる。
また、要求部132は、広告枠において表示が許可される内容に応じて、広告提供サーバ50に対して候補広告を要求する。例えば、要求部132は、コンテンツの禁止広告情報を提示し、禁止広告情報に該当しない候補広告を広告提供サーバ50に要求する。
また、要求部132は、コンテンツを表示するユーザ端末10のユーザの情報に応じて、広告提供サーバ50に対して候補広告を要求してもよい。例えば、要求部132は、ユーザの属性情報やターゲティング情報を提示し、当該ユーザに対して訴求効果が高いと想定される候補広告を広告提供サーバ50に要求する。
(取得部133について)
取得部133は、受信部131によって受信された配信要求に応じて、複数の広告提供サーバ50に対して、広告枠に表示される広告の候補である候補広告であって、広告枠の数を超える数の候補広告を要求することで、広告提供サーバ50の各々から、広告枠の数を超える数の候補広告を取得する。具体的には、取得部133は、配信要求に応答してオークションを開催し、各広告提供サーバ50から入札される候補広告であって、オークションで決定される広告の数よりも多い数の候補広告を取得する。
例えば、取得部133は、広告提供サーバ50の各々から、配信要求に対応する広告枠の数に一を足した数の候補広告を取得する。具体的には、取得部133は、コンテンツが有する一の広告枠に表示される広告の配信要求が受信された場合には、広告提供サーバ50の各々から、候補広告を二個ずつ取得する。
また、取得部133は、コンテンツが有する複数の広告枠に表示される広告の配信要求が受信された場合には、広告提供サーバ50の各々から、広告枠の数に一を足した数の候補広告をそれぞれ取得する。
また、取得部133は、広告提供サーバ50が入札可能な広告のフォーマットに応じて、広告提供サーバ50に対して候補広告を要求することにより、広告提供サーバ50から広告枠の数を超える数の候補広告を取得する。
また、取得部133は、広告枠において表示が許可される内容に応じて、広告提供サーバ50に対して候補広告を要求することにより、広告提供サーバ50から広告枠の数を超える数の候補広告を取得する。
また、取得部133は、コンテンツを表示するユーザ端末10のユーザの情報に応じて、広告提供サーバ50に対して候補広告を要求することにより、広告提供サーバ50から広告枠の数を超える数の候補広告を取得する。
取得部133は、取得した候補広告に関する情報等を適宜記憶部120内に格納する。また、取得部133は、取得した候補広告に関する情報を決定部134に送る。
(決定部134について)
決定部134は、取得部133によって取得された候補広告に設定された入札額に基づいて、広告枠に表示する広告を決定する。
具体的には、決定部134は、取得部133によって取得された候補広告に設定された入札額のうち、高額な入札額の候補広告から順に広告枠に表示する広告として決定するとともに、当該広告の広告料金(実施形態では、落札額と読み替えてもよい)を、直後の順の候補広告の入札額に所定金額を足した額に決定する。
例えば、取得部133が、図4に示す候補広告を取得したとする。そして、決定部134は、このうち、1つの広告を決定するものとする。仮に、取得部133が、各広告提供サーバ50から1つの候補広告しか取得していない場合には、決定部134は、各広告提供サーバ50が入札した1つの候補広告である、図4に示す広告C11、広告C21、広告C31のなかから1つの広告を決定する。この場合、決定部134は、広告C11を配信する広告として決定するとともに、その落札額を、次順位である広告C21の入札額に1円を足した「201」円に決定する。
一方、取得部133が、各広告提供サーバ50から2つの候補広告を取得していたとすると、決定部134は、各広告提供サーバ50が入札した2つの候補広告である、図4に示す広告C11、広告C12、広告C21、広告C22、広告C31、広告C32のなかから1つの広告を決定する。この場合、決定部134は、広告C11を配信する広告として決定するとともに、その落札額を、次順位である広告C12の入札額に1円を足した「281」円に決定する。このように、実施形態に係る決定部134は、より本来の評価額に近い値で、広告を決定することができる。
(配信部135について)
配信部135は、決定部134によって決定された広告をユーザ端末10に配信する。なお、配信部135は、自身が広告をユーザ端末10に配信するのではなく、広告提供サーバ50や外部の広告配信サーバに配信命令を送信し、ユーザ端末10に広告を配信させるよう制御してもよい。
〔4.コンテンツ配信サーバの構成〕
次に、図8を用いて、実施形態に係るコンテンツ配信サーバ30の構成について説明する。図8は、実施形態に係るコンテンツ配信サーバ30の構成例を示す図である。図8に示すように、コンテンツ配信サーバ30は、通信部31と、コンテンツ記憶部32と、制御部33とを有する。
通信部31は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部31は、ネットワークNと有線または無線で接続され、ユーザ端末10等との間で情報の送受信を行う。
コンテンツ記憶部32は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。そして、コンテンツ記憶部32は、コンテンツ(実施形態では、ウェブページW10等)を記憶する。具体的には、コンテンツ記憶部32は、コンテンツを形成するHTMLファイルや、コンテンツに表示される静止画像や動画像を記憶する。なお、コンテンツ記憶部32に記憶されるコンテンツには、コンテンツの広告枠に表示させる広告を取得するための広告取得命令が含まれる。
制御部33は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、コンテンツ配信サーバ30内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部33は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図8に示すように、制御部33は、受付部34と、配信部35とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部33の内部構成は、図8に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部33が有する各処理部の接続関係は、図8に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
受付部34は、ユーザ端末10からコンテンツの取得要求を受け付ける。例えば、受付部34は、コンテンツがウェブページである場合、コンテンツの取得要求として、HTTPリクエストを受け付ける。
配信部35は、受付部34によってコンテンツの取得要求が受け付けられた場合に、コンテンツをユーザ端末10に配信する。具体的には、配信部35は、コンテンツ記憶部32から取得要求対象のコンテンツを取得し、取得したコンテンツをユーザ端末10に配信する。
〔5.処理手順〕
次に、図9を用いて、実施形態に係る広告決定装置100による処理の手順について説明する。図9は、実施形態に係る処理手順を示すフローチャートである。
図9に示すように、広告決定装置100は、ユーザ端末10から広告の配信要求を受信したか否かを判定する(ステップS101)。広告の配信要求を受信していない場合(ステップS101;No)、広告決定装置100は、広告の配信要求を受信するまで待機する。
一方、広告の配信要求を受信した場合(ステップS101;Yes)、広告決定装置100は、配信先の情報に基づいてフィルタを設定する(ステップS102)。具体的には、広告決定装置100は、配信先のコンテンツやユーザ端末10に対応したフォーマットや、禁止広告情報等の情報に基づいて、フィルタを設定する。
続けて、広告決定装置100は、広告枠の数に一を足した数の広告の入札を要求する(ステップS103)。そして、広告決定装置100は、要求に応じた各広告提供サーバ50から、候補広告を取得する(ステップS104)。
そして、広告決定装置100は、オークション開催期間が経過したか(すなわち、候補広告の入札期間が終了したか)否かを判定する(ステップS105)。オークション開催期間が経過していない場合(ステップS105;No)、広告決定装置100は、候補広告を取得する処理を継続する。
一方、オークション開催期間が経過した場合(ステップS105;Yes)、広告決定装置100は、入札してきた候補広告のなかから、ユーザ端末10に配信する広告を決定する(ステップS106)。そして、広告決定装置100は、決定した広告を配信する(ステップS107)。
〔6.変形例〕
上述した実施形態に係る処理は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。以下では、広告決定装置100又は広告決定処理システム1の他の実施形態(変形例)について説明する。
〔6−1.入札を受け付ける広告の数〕
上記実施形態では、広告決定装置100は、広告枠の数に一を足した数の候補広告の入札を受け付ける(取得する)例を示した。しかし、広告決定装置100は、より多くの候補広告の入札を受け付け、より多くの数の候補広告を取得してもよい。
例えば、候補広告の中には、フィルタで排除されなかったにもかかわらず、フォーマットが不適合であるとか、コンテンツに適しない内容の広告など、実際にユーザ端末10に配信することができない広告が混在している可能性がある。このため、広告決定装置100は、配信予定の広告枠の数よりも多くの数の候補広告を取得しておき、オークションの開催時に、各広告提供サーバ50から取得した候補広告の数が、広告枠の数を下回らないよう調整してもよい。
〔6−2.フィルタ〕
上記実施形態では、広告決定装置100は、広告のフォーマットや、禁止広告情報等に基づいて、オークションに入札する候補広告に対してフィルタを設定する例を示した。ここで、フィルタには、上記以外の種々の情報が利用されてもよい。例えば、フィルタは、コンテンツのドメイン名等によって設定されてもよい。また、フィルタは、コンテンツ提供主の業種や、広告主の業種等によって設定されてもよい。具体的には、広告決定装置100は、あるドメインを有するコンテンツには、特定の広告を配信しないような処理を行ってもよい。また、広告決定装置100は、ある特定の業種に属するコンテンツ提供主のコンテンツには、ある特定の業種に属する広告主の広告を配信しないような処理を行ってもよい。
〔6−3.広告決定プログラム〕
上記実施形態では、本願に係る広告決定プログラムは、広告決定装置100内部で実行されることを示した。しかし、本願に係る広告決定プログラムは、他の装置で実行されてもよい。例えば、広告決定プログラムは、1つのSSPに属する複数の装置において協働して実行されてもよい。
〔7.ハードウェア構成〕
上述してきた実施形態に係る広告決定装置100や、ユーザ端末10や、広告主端末20や、コンテンツ配信サーバ30や、広告提供サーバ50は、例えば図10に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、広告決定装置100を例に挙げて説明する。図10は、広告決定装置100の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に記憶されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を記憶する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス1500は、通信網500(図2に示したネットワークNに対応)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを、通信網500を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に記憶されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る広告決定装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラム(例えば、実施形態に係る広告決定プログラム)を実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部120内のデータが記憶される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から通信網500を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔8.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、図3に示した受信部131と、取得部133とは統合されてもよい。また、例えば、記憶部120に記憶される情報は、ネットワークNを介して、外部に備えられた記憶装置に記憶されてもよい。
また、例えば、上記実施形態では、広告決定装置100が、広告の配信要求を受信する受信処理と、候補広告を取得する取得処理と、配信する広告を決定する決定処理とを行う例を示した。しかし、上述した広告決定装置100は、受信処理を行う受信装置と、取得処理を行う取得装置と、決定処理を行う決定装置に分離されてもよい。この場合、例えば、実施形態に係る広告決定装置100による処理は、受信装置と、取得装置と、決定装置といった各装置を有する広告決定処理システム1によって実現される。
また、上述してきた各実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔9.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る広告決定プログラムは、受信手順と、取得手順と、決定手順とをコンピュータ(例えば、実施形態に係る広告決定装置100)に実行させる。受信手順は、コンテンツが有する広告枠に表示される広告の配信要求を受信する。取得手順は、受信手順によって受信された配信要求に応じて、複数の広告提供サーバ50に対して、広告枠に表示される広告の候補である候補広告であって、広告枠の数を超える数の候補広告を要求することで、広告提供サーバ50の各々から、広告枠の数を超える数の候補広告を取得する。決定手順は、取得手順によって取得された候補広告に設定された入札額に基づいて、広告枠に表示する広告を決定する。
このように、実施形態に係る広告決定プログラムは、配信要求に対応する広告枠の数ではなく、広告枠の数を超える数の候補広告を取得し、取得した候補広告に設定された入札額に基づいて、広告枠に表示する広告を決定する。これにより、広告決定プログラムは、広告提供サーバ50間の競争原理を働かせつつ、各広告提供サーバ50がオークションに対して評価した額(すなわち、各広告の入札額)に、より近い額を落札額とすることができる。すなわち、広告決定プログラムによれば、広告配信側が得られる広告料金を最適化することができる。
また、取得手順は、広告提供サーバ50の各々から、広告枠の数に一を足した数の候補広告を取得する。
このように、実施形態に係る広告決定プログラムは、少なくとも広告枠の数に一を足した数の候補広告を取得することで、上記した広告決定処理を行うことができる。このため、広告決定プログラムは、広告枠の数でオークションする場合と比べて特に処理負荷を増大させずとも、上記した広告決定処理によって最適化された広告料金を算出することができる。
また、受信手順は、コンテンツが有する一の広告枠に表示される広告の配信要求を受信する。取得手順は、広告提供サーバ50の各々から、候補広告を二個ずつ取得する。
このように、実施形態に係る広告決定プログラムは、一の広告枠について配信要求が送信される度に、二個の候補広告を取得し、配信する広告を決定するようにしてもよい。上述のように、広告決定プログラムによれば、従来のオークションよりも高額な広告料金を算出することができるため、オークションを多く開催することで、配信側により多くの広告料金をもたらすことができる。
また、受信手順は、コンテンツが有する複数の広告枠に表示される広告の配信要求を受信する。取得手順は、広告提供サーバ50の各々から、広告枠の数に一を足した数の候補広告を取得する。
このように、実施形態に係る広告決定プログラムは、複数の広告枠に対してオークションを開催してもよい。この場合、広告決定プログラムは、一度に多くの広告を決定することができるため、1回ずつのオークションでは広告配信機会を得にくい広告提供サーバ50に対しても、広告配信機会を与えやすくすることができる。結果として、広告決定プログラムは、広告配信側が得られる広告料金を最適化するとともに、多様な広告をユーザ端末10に配信することができる。
また、取得手順は、広告提供サーバ50が入札可能な広告のフォーマットに応じて、広告提供サーバ50に対して候補広告を要求することにより、広告提供サーバ50から広告枠の数を超える数の候補広告を取得する。
このように、実施形態に係る広告決定プログラムは、適合するフォーマットを提示したうえで、広告提供サーバ50から広告枠の数を超える数の候補広告を取得してもよい。これにより、広告決定プログラムは、ユーザ端末10に配信できないような広告の入札を事前に防止できるので、広告決定処理を円滑に行うことができる。
また、取得手順は、広告枠において表示が許可される内容に応じて、広告提供サーバ50に対して候補広告を要求することにより、広告提供サーバ50から広告枠の数を超える数の候補広告を取得する。
このように、実施形態に係る広告決定プログラムは、コンテンツにおける禁止広告情報等を提示したうえで、広告提供サーバ50から広告枠の数を超える数の候補広告を取得してもよい。これにより、広告決定プログラムは、ユーザ端末10に配信できないような広告の入札を事前に防止できるので、広告決定処理を円滑に行うことができる。
また、取得手順は、コンテンツを表示するユーザ端末10のユーザの情報に応じて、広告提供サーバ50に対して候補広告を要求することにより、広告提供サーバ50から広告枠の数を超える数の候補広告を取得する。
このように、実施形態に係る広告決定プログラムは、広告提供サーバ50に対してーザ情報に適合する広告を要求してもよい。これにより、広告決定プログラムは、よりユーザに訴求する広告を優先的に取得できるので、広告配信側が得られる広告料金を最適化するとともに、広告効果の高い広告を優先的にユーザ端末10に配信することができる。
また、決定手順は、取得手順によって取得された候補広告のうち、高額な入札額が設定された候補広告から順に広告枠に表示する広告として決定するとともに、当該広告の広告料金を、直後の順の候補広告の入札額に所定金額を足した額に決定する。
このように、実施形態に係る広告決定プログラムは、広告枠の数を超える数の候補広告に対して、セカンドプライス方式によるオークションによって広告料金を決定する。これにより、広告決定プログラムは、より本来の評価額に近い値で、広告料金を決定することができる。
以上、本願の実施形態を図面に基づいて詳細に説明したが、これは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、受信部は、受信手段や受信回路に読み替えることができる。
1 広告決定処理システム
10 ユーザ端末
20 広告主端末
30 コンテンツ配信サーバ
50 広告提供サーバ
100 広告決定装置
110 通信部
120 記憶部
121 提供元情報記憶部
122 ユーザ情報記憶部
123 コンテンツ情報記憶部
124 広告情報記憶部
130 制御部
131 受信部
132 要求部
133 取得部
134 決定部
135 配信部

Claims (9)

  1. コンテンツが有する広告枠に表示される広告の配信要求を受信する受信手順と、
    前記受信手順によって受信された配信要求に応じて、複数の広告提供サーバに対して、前記広告枠に表示される広告の候補である候補広告であって、当該広告枠の数を超える数の候補広告を要求することで、広告提供サーバの各々から、前記広告枠の数を超える数の候補広告を取得する取得手順と、
    前記取得手順によって取得された候補広告のうち、高額な入札額が設定された候補広告から順に前記広告枠に表示する広告として決定するとともに、当該広告の広告料金を、直後の順の候補広告の入札額に所定金額を足した額に決定する決定手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする広告決定プログラム。
  2. 前記取得手順は、
    前記広告提供サーバの各々から、前記広告枠の数に一を足した数の候補広告を取得する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の広告決定プログラム。
  3. 前記受信手順は、
    前記コンテンツが有する一の広告枠に表示される広告の配信要求を受信し、
    前記取得手順は、
    前記広告提供サーバの各々から、候補広告を二個ずつ取得する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の広告決定プログラム。
  4. 前記受信手順は、
    コンテンツが有する複数の広告枠に表示される広告の配信要求を受信し、
    前記取得手順は、
    前記広告提供サーバの各々から、前記広告枠の数に一を足した数の候補広告を取得する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の広告決定プログラム。
  5. 前記取得手順は、
    前記広告提供サーバが入札可能な広告のフォーマットに応じて、当該広告提供サーバに対して候補広告を要求することにより、当該広告提供サーバから前記広告枠の数を超える数の候補広告を取得する、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の広告決定プログラム。
  6. 前記取得手順は、
    前記広告枠において表示が許可される内容に応じて、前記広告提供サーバに対して候補広告を要求することにより、当該広告提供サーバから前記広告枠の数を超える数の候補広告を取得する、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の広告決定プログラム。
  7. 前記取得手順は、
    前記コンテンツを表示する端末装置のユーザの情報に応じて、前記広告提供サーバに対して候補広告を要求することにより、当該広告提供サーバから前記広告枠の数を超える数の候補広告を取得する、
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の広告決定プログラム。
  8. コンテンツが有する広告枠に表示される広告の配信要求を受信する受信部と、
    前記受信部によって受信された配信要求に応じて、複数の広告提供サーバに対して、前記広告枠に表示される広告の候補である候補広告であって、当該広告枠の数を超える数の候補広告を要求することで、広告提供サーバの各々から、前記広告枠の数を超える数の候補広告を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された候補広告のうち、高額な入札額が設定された候補広告から順に前記広告枠に表示する広告として決定するとともに、当該広告の広告料金を、直後の順の候補広告の入札額に所定金額を足した額に決定する決定部と、
    を備えたことを特徴とする広告決定装置。
  9. コンピュータが実行する広告決定方法であって、
    コンテンツが有する広告枠に表示される広告の配信要求を受信する受信工程と、
    前記受信工程によって受信された配信要求に応じて、複数の広告提供サーバに対して、前記広告枠に表示される広告の候補である候補広告であって、当該広告枠の数を超える数の候補広告を要求することで、広告提供サーバの各々から、前記広告枠の数を超える数の候補広告を取得する取得工程と、
    前記取得工程によって取得された候補広告のうち、高額な入札額が設定された候補広告から順に前記広告枠に表示する広告として決定するとともに、当該広告の広告料金を、直後の順の候補広告の入札額に所定金額を足した額に決定する決定工程と、
    を含んだことを特徴とする広告決定方法。
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