JP6271113B1 - 時刻同期スレーブ装置及び通信制御方法 - Google Patents

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Abstract

トークン管理スレーブ装置(TSS1)は、通信システムに含まれる。通信システムには、マスタ装置(M)と、マスタ装置(M)と通信する、マスタ装置(M)と時刻同期していない非時刻同期スレーブ装置(AS1、AS2)と、マスタ装置(M)と通信する、マスタ装置(M)と時刻同期している時刻同期スレーブ装置(SS1、SS2、SS3)が含まれる。トークン管理スレーブ装置(TSS1)は、マスタ装置(M)と時刻同期スレーブ装置(SS1、SS2、SS3)とが通信を行う複数の期間である複数の同期通信期間の合間に、マスタ装置(M)と非時刻同期スレーブ装置(AS1、AS2)とが通信を行う期間である非同期通信期間を設定する。そして、トークン管理スレーブ装置(TSS1)は、非同期通信期間が到来した際に、非時刻同期スレーブ装置(AS1、AS2)にマスタ装置(M)と通信するよう指示する。

Description

本発明は、マスタ−スレーブ構成の通信システムに関する。
FA(Factory Automation)システムでは、1台のマスタ装置と複数台のスレーブ装置で制御システムを構成するケースが多い。一般的に、マスタ装置と各スレーブ装置はFA向けの制御ネットワークで通信が行われ、マスタ装置がスレーブ装置に指令を与え、スレーブ装置は指令に対する応答結果をマスタ装置に送信する。
このマスタ装置と複数のスレーブ装置との間で行う指令及び応答が一巡するまでの時間を通信周期と呼ぶ。
FAシステムで用いられる制御ネットワークでは、予め通信周期を設定しておき、この通信周期以内に制御通信を完了させる必要がある。
近年のFAシステムでは、マスタ装置と時刻同期しているスレーブ装置(以下、時刻同期スレーブ装置という)が用いられている。時刻同期スレーブ装置が用いられているFAシステムでは、指定された時刻に時刻同期スレーブ装置に送信起動がかかり、時刻同期スレーブ装置がマスタ装置に通信フレームを送信する。
これに対し、従来のFAシステムでは、マスタ装置と時刻同期していないスレーブ装置(以下、非時刻同期スレーブ装置という)が用いられる。非時刻同期スレーブ装置が用いられるFAシステムでは、マスタ装置が非時刻同期スレーブ装置の送信権を管理し、一定の周期で送信権を非時刻同期スレーブ装置間で巡回させるトークンパッシング方式などが用いられている。
以下、マスタ装置と時刻同期スレーブ装置との間の通信を時刻同期通信といい、マスタ装置と非時刻同期スレーブ装置との間の通信を非時刻同期通信という。
特許文献1では、時刻同期スレーブ装置と非時刻同期スレーブ装置が1つのネットワークに混在する場合に、時分割でマスタ装置とスレーブ装置間の通信時間を切り替える方式が開示されている。つまり、この通信方式では、時刻同期通信を行うタイムスロットとマスタ装置と非時刻同期通信を行うタイムスロットを時分割で切り替える。そして、非時刻同期通信を行うタイムスロットでは、マスタ装置と複数の非時刻同期スレーブ装置との間でトークンパッシングが行われる。
国際公開WO2013−077148
特許文献1の方式では、マスタ装置と全時刻同期スレーブ装置と間の通信が完了するまで、非時刻同期通信を開始することができない。また、非時刻同期通信時にトークンがマスタ装置に返還されるまで、時刻同期通信を開始することができない。このため、時刻同期通信及び非時刻同期通信でリアルタイム性を確保することができないという課題がある。
本発明は、上記の課題を解決することを主な目的としており、時刻同期通信及び非時刻同期通信のリアルタイム性を確保することを主な目的とする。
本発明に係る時刻同期スレーブ装置は、
マスタ装置と、前記マスタ装置と通信する前記マスタ装置と時刻同期していない非時刻同期スレーブ装置とが含まれる通信システムに含まれる、前記マスタ装置と通信する前記マスタ装置と時刻同期している時刻同期スレーブ装置であって、
前記マスタ装置と前記時刻同期スレーブ装置とが通信を行う複数の期間である複数の同期通信期間の合間に、前記マスタ装置と前記非時刻同期スレーブ装置とが通信を行う期間である非同期通信期間を設定する設定部と、
前記非同期通信期間が到来した際に、前記非時刻同期スレーブ装置に前記マスタ装置と通信するよう指示する通信指示部とを有する。
本発明では、同期通信期間の合間に非同期通信期間を設定し、非同期通信期間が到来した際に非時刻同期スレーブ装置にマスタ装置と通信するよう指示する。このため、本発明によれば、時刻同期通信及び非時刻同期通信のリアルタイム性を確保することができる。
実施の形態1に係る通信システムの構成例を示す図。 実施の形態1に係るマスタ装置とスレーブ装置のハードウェア構成例を示す図。 実施の形態1に係るマスタ装置の通信装置の機能構成例を示す図。 実施の形態1に係るスレーブ装置の通信装置の機能構成例を示す図。 実施の形態1に係るマスタ装置とスレーブ装置の動作の概要を示すフローチャート図。 実施の形態1に係る初期設定フェーズでの動作例を示すフローチャート図。 実施の形態1に係る初期設定フェーズでの動作例を示すフローチャート図。 実施の形態1に係る定周期通信フェーズでのトークン管理スレーブ装置の動作例を示すフローチャート図。 実施の形態1に係る空き帯域の例を示す図。 実施の形態1に係る時刻同期通信と非時刻同期通信の通信シーケンスを示す図。 実施の形態2に係る通信システムの構成例を示す図。 実施の形態2に係る空き帯域の例を示す図。 実施の形態2に係る初期設定フェーズでの動作例を示すフローチャート図。
実施の形態1.
***構成の説明***
図1は、本実施の形態に係る通信システムの構成例を示す。
図1に示すように、本実施の形態に係る通信システムでは、マスタ装置と時刻同期スレーブ装置と非時刻同期スレーブ装置が存在する。
具体的には、マスタ装置M、時刻同期スレーブ装置SS1、SS2、SS3、非時刻同期スレーブ装置AS1、AS2がネットワークに接続している。
時刻同期スレーブ装置SS1、SS2、SS3を区別する必要がない場合は、時刻同期スレーブ装置SS1、SS2、SS3を総称して時刻同期スレーブ装置SSという。
非時刻同期スレーブ装置AS1、AS2を区別する必要がない場合は、非時刻同期スレーブ装置AS1、AS2を総称して非時刻同期スレーブ装置ASという。
時刻同期スレーブ装置SSは、マスタ装置Mと通信する、マスタ装置Mと時刻同期しているスレーブ装置である。時刻同期スレーブ装置SSは、トークンパッシングを行うことなく、マスタ装置Mと通信を行う。
非時刻同期スレーブ装置ASは、マスタ装置Mと通信する、マスタ装置Mと時刻同期していないスレーブ装置である。非時刻同期スレーブ装置ASは、トークンパッシングによりトークンを受信した際に、マスタ装置Mと通信を行う。
以下では、時刻同期スレーブ装置SS及び非時刻同期スレーブ装置ASを総称してスレーブ装置Sという。
本実施の形態では、時刻同期スレーブ装置SS1がトークン管理スレーブ装置として選択されている。トークン管理スレーブ装置は、マスタ装置Mと非時刻同期スレーブ装置ASとが非同期通信を行う期間を設定し、また、非時刻同期スレーブ装置ASの間でのトークンパッシングを制御する。以下、時刻同期スレーブ装置SS1はトークン管理スレーブ装置TSS1とも表記する。なお、時刻同期スレーブ装置SS1による動作は、通信制御方法の例に相当する。
また、以下では、マスタ装置Mを単にマスタと表記する場合がある。更に、時刻同期スレーブ装置SSを単に時刻同期スレーブと表記する場合がある。更に、非時刻同期スレーブ装置ASを単に非時刻同期スレーブと表記する場合がある。更に、トークン管理スレーブ装置TSS1を単にトークン管理スレーブと表記する場合がある。
図1では、リング型ネットワークを示しているが、ネットワークトポロジーはリング型に限らず、例えば、スイッチングハブを介したスター型ネットワークでもよい。
図2は、本実施の形態に係るマスタ装置M及びスレーブ装置Sのハードウェア構成例である。
本実施の形態では、マスタ装置M及びスレーブ装置Sは、共通して図2のハードウェア構成を備えるものとする。
マスタ装置M及びスレーブ装置Sは、マイクロコンピュータ01、通信装置02、入力装置03、入力インターフェース04、ディスプレイインターフェース05、ディスプレイ06から構成される。マイクロコンピュータ01には、CPU07、メモリ08が含まれる。
なお、マイクロコンピュータ01、入力装置03、入力インターフェース04、ディスプレイインターフェース05、ディスプレイ06は、既存のマスタ装置及びスレーブ装置に含まれるものと同様であるため、説明を省略し、以下では、通信装置02の機能構成についてのみ説明を行う。
図3は、マスタ装置Mの通信装置02の機能構成例を示し、図4は、スレーブ装置Sの通信装置02の機能構成例を示す。
図3に示すように、マスタ装置Mの通信装置02は、送受信部10、管理部11、内部レジスタ12で構成される。
また、図4に示すように、スレーブ装置Sの通信装置02は、送受信部20、管理部21、内部レジスタ22で構成される。
なお、図3に示す機能構成は、ハードウェア実装される。具体的には、送受信部10、管理部11、内部レジスタ12は回路で実現される。
また、図4に示す機能構成は、ハードウェア実装される。具体的には、送受信部20、管理部21、内部レジスタ22は回路で実現される。
「回路」は、ロジックIC(Integrated Circuit)、Gate Array、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)といった種類の処理回路を包含する概念である。
図3において、ネットワークインターフェース101、104は、ネットワークポート102、103から受信した通信フレーム(以下、受信フレームという)のFCS(Frame Check Sequence)を用いたエラーチェック及び、通信フレームの送信時に通信フレームにFCSを付加する。また、ネットワークインターフェース101、104は、受信フレームの宛先を判定し、受信フレームが自局宛の場合はフレーム転送部112またはフレーム転送部113に受信フレームを転送する。一方、受信フレームが他局宛の場合は、ネットワークインターフェース101、104は、受信フレームの中継のために、受信フレームをデータ調停部106に転送する。
ネットワークポート102、103は、それぞれ、ネットワークに対する物理的なインターフェース(コネクタ)である。
バッファ105は、ネットワークポート102、103で受信された中継フレームと通信フレーム生成部109で生成された通信フレームが、データ調停部106で送信競合した場合に、送信待機させるフレームを保持する。
データ調停部106は、ネットワークポート102、103で受信された中継フレームと通信フレーム生成部109で生成された通信フレームとの間の送信調停を行う。
フェーズ管理部107は、通信フェーズを管理するステートマシンである。
本実施の形態に係る通信フェーズには、初期設定フェーズと定周期通信フェーズとがある。
ネットワーク構成情報管理部108は、マスタ装置Mに接続するスレーブ装置Sの台数、各スレーブ装置Sが送信するストリームのストリームサイズ、ストリーム数、各スレーブ装置のフレーム受信期限を内部レジスタ12から読み出す。また、ネットワーク構成情報管理部108は、初期設定フェーズにおける、スレーブ装置Sの設定用の通信フレームを生成する。なお、ストリームとは、1台のマスタ装置M又は1台のスレーブ装置Sが1周期に送信するフレームの集合である。非同期通信のトークンフレームもストリームに含まれる。
通信フレーム生成部109は、マイクロコンピュータ01より出力された定周期通信の情報から、通信フレームを生成する。
時刻管理部110は、現在時刻をカウントする。また、時刻管理部110は、設定された周期で、マイクロコンピュータ01に通信フレームの送信起動をかける。
時間計算部111は、通信周期、ネットワーク構成情報、フレームサイズ、フレーム数をもとに、各スレーブ装置Sから送信される通信フレームの受信期限を計算する。
フレーム転送部112、113は、受信した自局宛の通信フレームをマイクロコンピュータ01に転送する。
図4において、ネットワークインターフェース201、204は、マスタ装置Mのネットワークインターフェース101、104と同様に、ネットワークポート202、203から受信した通信フレーム(以下、受信フレームという)のFCSを用いたエラーチェック及び、通信フレームの送信時に通信フレームにFCSを付加する。また、ネットワークインターフェース201、204は、受信フレームの宛先を判定し、受信フレームが自局宛の場合はフレーム転送部213またはフレーム転送部214に受信フレームを転送する。一方、受信フレームが他局宛の場合は、ネットワークインターフェース201、204は、受信フレームの中継のために、受信フレームをデータ調停部206に転送する。
ネットワークポート202、203は、マスタ装置Mのネットワークポート102、103と同様に、それぞれ、ネットワークに対する物理的なインターフェース(コネクタ)である。
バッファ205は、マスタ装置Mのバッファ105と同様に、ネットワークポート202、203で受信された中継フレームと通信フレーム生成部209で生成された通信フレームが、データ調停部206で送信競合した場合に、送信待機させるフレームを保持する。
データ調停部206は、マスタ装置Mのデータ調停部106と同様に、ネットワークポート202、203で受信された中継フレームと通信フレーム生成部209で生成された通信フレームとの間の送信調停を行う。
フェーズ管理部207は、マスタ装置Mのフェーズ管理部107と同様に、通信フェーズ(初期設定フェーズ、定周期通信フェーズ)を管理するステートマシンである。
ネットワーク構成情報管理部208は、自局(スレーブ装置S)がトークン管理スレーブ装置である場合に、自局が管理する非時刻同期スレーブ装置ASの数を認識している。
通信フレーム生成部209は、マスタ装置Mの通信フレーム生成部109と同様に、マイクロコンピュータ01より出力された定周期通信の情報から、通信フレームを生成する。また、通信フレーム生成部209は、トークンフレームを生成する。
時刻管理部210は、マスタ装置Mの時刻管理部110と同様に、現在時刻をカウントする。また、時刻管理部210は、設定された周期で、マイクロコンピュータ01に通信フレームの送信起動をかける。
また、時刻管理部210は、自局(スレーブ装置S)がトークン管理スレーブ装置である場合に、ネットワークで通信が行われていない時間を空き帯域として抽出し、トークン管理部212に送信起動を出力する。
また、時刻管理部210は、自局(スレーブ装置S)がトークン管理スレーブ装置である場合に、抽出した空き帯域(非時刻同期通信帯域)でトークンを渡らせることができる非時刻同期スレーブ装置ASの数を特定し、特定した非時刻同期スレーブ装置ASの数をトークン管理部212に通知する。
時間計算部211は、マスタ装置Mから通知された、各スレーブ装置Sのフレーム受信期限から、自局の通信フレームの送信時刻を計算する。
トークン管理部212は、時刻管理部210から通知された、抽出した空き帯域(非時刻同期通信帯域)でトークンを渡らせることができる非時刻同期スレーブ装置ASの数に基づきトークンルートを選択する。
また、トークン管理部212は、選択したトークンルートの情報を管理(記憶)している。更に、トークン管理部212は、時刻管理部210からの送信起動に従い、トークンルートの情報を通信フレーム生成部209に出力する。
フレーム転送部213、214は、マスタ装置Mのフレーム転送部112、113と同様に、受信した自局宛の通信フレームをマイクロコンピュータ01に転送する。
スレーブ装置Sがトークン管理スレーブ装置であれば、管理部21は、設定部として機能する。
つまり、トークン管理スレーブ装置TSS1の管理部21は、マスタ装置Mと時刻同期スレーブ装置SS1、SS2、SS3とが時刻同期通信を行う複数の期間である複数の時刻同期通信帯域(時刻同期通信帯域は同期通信期間に相当する)の合間に、マスタ装置Mと非時刻同期スレーブ装置AS1、AS2とが通信を行う期間である非時刻同期通信帯域(非時刻同期通信帯域は非同期通信期間に相当する)を設定する。より具体的には、トークン管理スレーブ装置TSS1の管理部21は、マスタ装置Mと時刻同期スレーブ装置SS1(トークン管理スレーブ装置TSS1)との間の通信を監視する。そして、トークン管理スレーブ装置TSS1の管理部21は、マスタ装置Mと時刻同期スレーブ装置SS1(トークン管理スレーブ装置TSS1)との間で通信が行われている期間を時刻同期通信帯域として抽出し、抽出した時刻同期通信帯域の合間に非時刻同期通信帯域を設定する。
また、トークン管理スレーブ装置TSS1の管理部21は、非時刻同期通信帯域を複数設定し、非時刻同期通信帯域ごとに、非時刻同期通信帯域内に非時刻同期スレーブ装置AS1、AS2の全てにトークンが渡り非時刻同期スレーブ装置AS1、AS2の全てがマスタ装置Mとの通信を完了することができるか否かを判定する。具体的には、トークン管理スレーブ装置TSS1の管理部21は、非時刻同期スレーブ装置AS1、AS2の全てがマスタ装置Mとの通信を完了するのに必要な時間を計測して、非時刻同期通信帯域ごとに、非時刻同期スレーブ装置AS1、AS2の全てがマスタ装置Mとの通信を完了することができるか否かを判定する。
各非時刻同期通信帯域で非時刻同期スレーブ装置AS1、AS2の全てがマスタ装置Mとの通信を完了することができない場合に、トークン管理スレーブ装置TSS1の管理部21は、非同期通信期間ごとにマスタ装置Mと通信を行う非時刻同期スレーブ装置ASを、トークンパッシングの順序に基づいて、非時刻同期スレーブ装置AS1、AS2の中から選択する。
スレーブ装置Sがトークン管理スレーブ装置TSS1であれば、送受信部20は、通信指示部として機能する。
つまり、トークン管理スレーブ装置TSS1の送受信部20は、非時刻同期通信帯域が到来した際に、トークンフレームの送信により、非時刻同期スレーブ装置AS1、AS2にマスタ装置Mと通信するよう指示する。
***動作の説明***
図5は、マスタ装置Mとスレーブ装置Sにより行われる動作の概要を示す。
マスタ装置Mとスレーブ装置Sは、まず、初期設定フェーズの処理を行う(ステップS101)。初期設定フェーズでは、マスタ装置Mと時刻同期スレーブ装置SSとの間で、時刻同期通信帯域を設定する。また、トークン管理スレーブ装置TSS1が時刻同期通信帯域の合間に非時刻同期通信帯域を設定する。
次に、マスタ装置Mとスレーブ装置Sは、定周期通信フェーズの処理を行う(ステップS102)。定周期通信フェーズでは、時刻同期通信帯域においてマスタ装置Mと時刻同期スレーブ装置SSとの間で時刻同期通信が行われる。また、非時刻同期通信帯域においてマスタ装置Mと非時刻同期スレーブ装置ASとの間で非時刻同期通信が行われる。定周期通信フレーズでは、時刻同期通信帯域と非時刻同期通信帯域とが交互に到来する。システム停止まで原則として定周期通信フェーズが繰り返される。
次に、図6及び図7を参照して、初期設定フェーズでの動作を説明する。
先ず、ステップS300にて、マスタ装置Mのネットワーク構成情報管理部108が、各スレーブ装置Sからネットワーク構成情報を取得し、各スレーブ装置Sの設定と予めユーザが設定した時刻同期通信の通信周期T_aを時間計算部111に通知する。
次に、ステップS301にて、マスタ装置Mと時刻同期スレーブ装置SS1、SS2、SS3は時刻同期を行う。時刻同期処理は、以下の参考文献に記載の方式で行う。
参考文献:IEEE Std 1588−2008
次に、ステップS302にて、マスタ装置Mの時間計算部111が、ネットワーク構成情報管理部108に格納している時刻同期通信のフレームサイズとフレーム数から、時刻同期通信にかかる時間を算出する。時刻同期通信のフレームサイズとフレーム数は、それぞれ固定値である。そして、マスタ装置Mの時間計算部111は、各時刻同期スレーブ装置SSからのフレームのマスタ装置Mでの受信期限を以下の式(3)により算出する。
なお、前述したように、機器1台が1周期に送信するフレームの集合をストリームと呼ぶ。時刻同期スレーブ装置nのストリームサイズS_nは以下の式(1)で算出する。なお、時刻同期スレーブ装置nは、n番目の時刻同期スレーブ装置SSを表す。
Figure 0006271113
上記において、Fn_iは時刻同期スレーブ装置nのi番目のフレームのフレームサイズを表す。LIFGはフレーム間ギャップ長を表す。Mは機器1台が送信するフレーム数を表す。
また、時刻同期スレーブnの時刻同期通信帯域T_nは、以下にて算出される。
T_n=通信周期T_a×(時刻同期スレーブ装置nのストリームサイズS_n/全時刻同期スレーブの送信ストリームサイズの合計)
つまり、T_nは、以下の式(2)で表すことができる。
Figure 0006271113
時刻同期スレーブ装置nのフレームに対するマスタでの受信期限は、以下の式(3)で表すことができる。なお、T_kはk番目の時刻同期スレーブ装置SSの帯域を示す。
Figure 0006271113
時刻同期通信の通信周期T_a、時刻同期通信帯域T_n、受信期限t_lim_nを図9に示す。図9において縦軸は時間を示す。
前述のように、T_aは、時刻同期通信の通信周期である。T_0、T_1、T_2は通信周期の中で、トークン管理スレーブ装置TSS1、時刻同期スレーブ装置SS2、SS3のフレーム送信に割り当てられる時間(タイムスロット長)である。t_lim_0、t_lim_1、t_lim_2はトークン管理スレーブ装置TSS1、時刻同期スレーブ装置SS2、SS3のそれぞれが送信するストリームのマスタ装置Mでの受信期限である。
なお、「空き」と書かれている時間は、空き帯域であり、いずれの時刻同期スレーブ装置においても通信が行われていない。後述するように、トークン管理スレーブ装置TSS1は、空き帯域にトークンパッシングを行い、非時刻同期スレーブ装置AS1、AS2に非時刻同期通信を行わせる。
ステップS303では、マスタ装置Mの通信フレーム生成部109が、時刻同期スレーブ装置nが送信するフレームの受信期限t_lim_nを通知するフレームを生成し、ネットワークポート102、103が各時刻同期スレーブ装置に当該フレームを送信する。
ステップS304では、各時刻同期スレーブ装置SSの時間計算部211が、マスタ装置Mから通知された受信期限から、自局の送信開始時刻t_txlim_nを算出する。
時間計算部211は、以下の式(4)に従って、送信開始時刻t_txlim_nを算出する。なお、tdelay_nはマスタ装置Mから伝搬遅延分を補正した時刻同期スレーブ装置nまでの伝搬遅延である。T_sは伝送速度である。
Figure 0006271113
次に、ステップS305で、各時刻同期スレーブ装置SSの時間計算部211は、算出した送信開始時刻をトークン管理スレーブ装置TSS1の時刻管理部210に通知し、時刻管理部210は、通知された送信開始時刻を記憶する。また、各時刻同期スレーブ装置SSは、マスタ装置Mに自局の送信開始時刻を通知する。
次に、ステップS306で、トークン管理スレーブ装置TSS1の時刻管理部210が、時刻同期通信帯域を設定する。つまり、トークン管理スレーブ装置TSS1の時刻管理部210は、時刻同期スレーブ装置SS1、SS2、SS3の各々のストリームサイズ、ストリーム数、通信フレームの送信開始時刻から、時刻同期通信帯域を設定する。
マスタ装置Mはトークン管理スレーブ装置TSS1に時刻同期スレーブ装置SS1、SS2、SS3のストリームサイズ、ストリーム数、通信フレームの送信開始時刻を通知する。
トークン管理スレーブ装置TSS1は、マスタ装置Mから通知された情報を用いて、式(1)と式(4)より、(t_txlim_n)から(t_txlim_n+S_n/Ts)までの時間を一通信周期の中の時刻同期通信の帯域として設定する。
次に、ステップS307で、トークン管理スレーブ装置TSS1の時刻管理部210が、一通信周期の中でのトークン管理スレーブ装置TSS1の空き帯域を抽出する。まず、ネットワークに接続されたマスタ装置M及び全時刻同期スレーブ装置SSに、時刻同期通信を一周期行う。マスタ装置Mが通信開始を通知するフレームを送信することで時刻同期通信が開始する。マスタ装置Mから当該フレームを受信した各時刻同期スレーブ装置SSは、時刻同期通信が開始したと認識し、S304で算出された送信開始時刻に自局のフレームを送信する。
この時、トークン管理スレーブ装置TSS1の時間計算部211は、一通信周期の中で自局の帯域が空いている時間を記録する。
トークン管理スレーブ装置TSS1のデータ調停部206は、自局からの通信フレームの送信中、または通信フレームの中継中に、回線使用フラグをアサートする。また、トークン管理スレーブ装置TSS1の時間計算部211は、回線使用フラグがネゲートしている時間を記録する。
また、トークン管理スレーブ装置TSS1の時間計算部211は、通信周期開始時刻後、帯域が空く時間、つまり回線使用フラグがネゲートしている時間を時刻管理部210に通知する。時刻管理部210はこの結果を記憶する。
そして、トークン管理スレーブ装置TSS1の時刻管理部210は、時間計算部211から通知された帯域が空く時間を非時刻同期通信帯域として設定する。つまり、トークン管理スレーブ装置TSS1の時刻管理部210は、時刻同期通信帯域の合間の時間を非時刻同期通信帯域として設定する。なお、本実施の形態では、時刻同期通信帯域の間の間隔は等間隔であるため、非時刻同期通信帯域は固定値である。
次に、ステップS308において、トークン管理スレーブ装置TSS1の時間計算部211は、非同期通信(トークンパッシング)の通信時間を計測する。トークン管理スレーブ装置TSS1の時間計算部211は、トークン管理スレーブ装置TSS1からトークンフレームが送信されてから、各非時刻同期スレーブ装置ASからトークンフレームを受信するまでの時間を測定する。なお、トークンフレームはマルチキャストで送信されるため、トークン管理スレーブ装置TSS1の時間計算部211は、非時刻同期スレーブ装置ASからトークンフレームを受信するまでの時間を、非時刻同期スレーブ装置ASごとに測定することが可能である。
次に、ステップS309において、トークン管理スレーブ装置TSS1のトークン管理部212が、非時刻同期通信帯域でのトークンルートを決定する。トークンルートとは、非時刻同期通信帯域内でトークンを巡回させることができる非時刻同期スレーブ装置ASの組合せ及び順序である。トークン管理スレーブ装置TSS1の時刻管理部210は、ステップS308で計測した時間に基づき、非時刻同期通信帯域内でトークンを渡らせることができる非時刻同期スレーブ装置ASの数を特定する。また、時刻管理部210は、特定した非時刻同期スレーブ装置ASの数をトークン管理部212に通知する。トークン管理部212は、時刻管理部210から通知された、非時刻同期スレーブ装置ASの数を、ネットワーク構成情報管理部208に記憶させる。
トークン管理部212は、非時刻同期通信帯域で非時刻同期スレーブ装置ASの全てにトークンを渡らせることができるか否かを判定する。そして、非時刻同期通信帯域で非時刻同期スレーブ装置ASの全てにトークンを渡らせることができる場合は、トークン管理部212は、各非時刻同期通信帯域で、全ての非時刻同期スレーブ装置ASが含まれるルートをトークンルートとして採用する。一方、非時刻同期通信帯域で非時刻同期スレーブ装置ASの全てにトークンを渡らせることができない場合は、トークン管理部212は非時刻同期通信帯域ごとにトークンを巡回させる非時刻同期スレーブ装置AS(マスタ装置Mと通信させる非時刻同期スレーブ装置AS)を選択する。
具体的には、トークン管理部212は、非時刻同期通信帯域でトークンを渡らせることができる非時刻同期スレーブ装置ASの数の範囲内で、トークンパンシングの順序に従って、非時刻同期通信帯域ごとにトークンを巡回させる非時刻同期スレーブ装置ASを選択する。非時刻同期通信帯域ごとに選択した非時刻同期スレーブ装置ASで構成されるルートが、各非時刻同期通信帯域のトークンルートとして採用される。採用されたトークンルートの情報は、トークン管理スレーブ装置TSS1のトークン管理部212で記憶される。
トークン管理部212が記憶するトークンルートの情報には、トークンを巡回させる非時刻同期スレーブ装置ASの組合せ及び順序が示される。
例えば、1つの非時刻同期通信帯域で非時刻同期スレーブ装置AS1、AS2の双方にトークンを巡回させることができる場合は、トークン管理部212は、各非時刻同期通信帯域のトークンルートとして、非時刻同期スレーブ装置AS1、AS2の双方が含まれるトークンルートを決定する。
一方、1つの非時刻同期通信帯域では非時刻同期スレーブ装置AS1、AS2の双方にトークンを巡回させることができない場合は、トークン管理部212は、最初の非時刻同期通信帯域のトークンルートとして、非時刻同期スレーブ装置AS1のみのトークンルートを決定し、次の非時刻同期通信帯域のトークンルートとして、非時刻同期スレーブ装置AS2のみのトークンルートを決定する。
なお、トークン管理スレーブ装置TSS1のトークン管理部212は、特定の非時刻同期通信帯域のトークンルートを変更することができる。
以上より、初期設定フェーズが完了し、定周期通信フェーズが開始する(ステップS310)。
より具体的には、トークン管理スレーブ装置TSS1は、トークンルートを決定すると、マスタ装置Mにトークンルートを決定したことを通知し、マスタ装置Mは、各スレーブ装置Sに定周期通信開始の通知を送信する。
そして、マスタ装置Mのフェーズ管理部107は定周期通信フェーズに状態遷移する。各スレーブ装置Sでは、定周期通信開始の通知を受信するとフェーズ管理部207が定周期通信フェーズに状態遷移する。
時刻同期スレーブ装置SS1、SS2、SS3では、時刻管理部210は、定周期通信開始時刻と認識すると、通信周期1周期をカウントするタイマを起動し、タイマがカウントアップを開始する。
時刻同期スレーブ装置SS1、SS2、SS3では、前記タイマにおいて、ステップS304で算出された送信開始時刻が到来すると、時刻管理部210は、通信フレーム生成部209に通信フレームの生成を指示する。通信フレーム生成部209は、時刻同期通信のための通信フレームを生成する。生成された通信フレームは、データ調停部206、ネットワークインターフェース201、204、ネットワークポート202、203を経由して、ネットワークに送信される。
また、トークン管理スレーブ装置TSS1では、前記タイマにおいて、非時刻同期通信帯域の開始時刻が到来すると、時刻管理部210がトークン管理部212にトークンルートの情報を通信フレーム生成部209に出力するよう指示する。トークン管理部212は、トークンルートの情報を通信フレーム生成部209に出力する。通信フレーム生成部209は、トークンルートの情報に基づいて、トークンフレームを生成する。生成されたトークンフレームは、データ調停部206、ネットワークインターフェース201、204、ネットワークポート202、203を経由して、ネットワークに送信される。トークンフレームの送信手順の例を図8に示す。
先ず、トークン管理スレーブ装置TSS1のタイマにおいて非時刻同期通信帯域の開始時刻が到来すると(ステップS311でYES)、ステップS312において、トークン管理スレーブ装置TSS1の時刻管理部210が、トークンフレームの送信をトークン管理部212に指示する。トークン管理部212は記憶しているトークンルートの情報を通信フレーム生成部209に出力して通信フレーム生成部209にトークンフレームの生成を指示する。
次に、ステップS313において、通信フレーム生成部209は、トークン管理部212から出力されたトークンルートの情報を参照して、トークンフレームの送信先の非時刻同期スレーブ装置ASを確認する。トークンルートの先頭に位置する非時刻同期スレーブ装置ASがトークンフレームの送信先である。
次に、ステップS314において、通信フレーム生成部209は、データ調停部206、ネットワークインターフェース201又はネットワークインターフェース204、ネットワークポート202又はネットワークポート203を経由して、送信先の非時刻同期スレーブ装置ASにトークンフレームを送信する。
次に、ステップS315において、時刻管理部210が、ネットワークポート202又はネットワークポート203、ネットワークインターフェース201又はネットワークインターフェース204、データ調停部206を介して、トークンルートの最後に位置する非時刻同期スレーブ装置ASからトークンフレームを受信する。
トークン管理スレーブ装置TSS1では、以上の手順を繰り返して、非時刻同期通信帯域ごとに、トークンフレームの送信により非時刻同期スレーブ装置AS1、AS2に、マスタ装置Mへのデータ送信を指示している。
図10は、定周期通信フェーズでのマスタ装置M、トークン管理スレーブ装置TSS1、時刻同期スレーブ装置SS2、SS3、非時刻同期スレーブ装置AS1、AS2の動作例を示す。
図10において、縦軸は時間を表す。S_Streamは時刻同期通信のストリームを表し、A_Streamは非時刻同期通信のストリームを表す。図10の構成では、トークン管理スレーブ装置TSS1が、非時刻同期スレーブ装置AS1、非時刻同期スレーブ装置AS2のトークン管理を行う。
トークン管理スレーブ装置TSS1は、自局のストリームをマスタ装置Mに送信した後に、次の時刻同期ストリーム(時刻同期スレーブ装置SS2からの時刻同期ストリーム)を中継するまでの空き帯域を非時刻同期通信帯域に設定し、この非時刻同期通信帯域において、非時刻同期スレーブ装置AS1にトークンフレームを送信する。トークンフレームにはトークンが含まれている。非時刻同期スレーブ装置AS1は、トークンフレームを受信するとマスタ装置Mに自局のストリームを送信する。非時刻同期スレーブ装置AS1は、自局のストリームの送信完了後、トークン管理スレーブ装置TSS1にトークンフレームを送信する。
次に、トークン管理スレーブ装置TSS1は、時刻同期スレーブ装置SS2からのストリームを中継する。トークン管理スレーブ装置TSS1は中継完了後に、非時刻同期スレーブ装置AS2にトークンフレームを送信する。非時刻同期スレーブ装置AS2はトークンフレームを受信すると、マスタ装置Mに、自局のストリームを送信する。非時刻同期スレーブ装置AS2は、自局のストリームの送信完了後、トークン管理スレーブ装置TSS1にトークンフレームを送信する。
スレーブ装置Sの制御情報を演算して更新するのはマスタ装置Mであるため、非時刻同期スレーブ装置AS1、AS2はトークンフレーム以外のフレームをマスタ装置Mに送信する。マスタ装置Mは非時刻同期スレーブ装置AS1、AS2に対して、一定の周期で更新したデータを送信する。
以上の動作を定周期通信フェーズで繰り返す。
***実施の形態の効果の説明***
以上、本実施の形態によれば、時刻同期スレーブ装置と、非時刻同期スレーブ装置とが混在するネットワークにおいて、時刻同期通信の間の空き帯域でトークンパッシングを行うことで、従来のようなネットワーク全体でトークンパッシングだけを行うタイムスロットを設定する必要がないため、時刻同期通信、非時刻同期通信のリアルタイム性を確保することができる。また、本実施の形態によれば、通信帯域を有効に利用することができ、通信周期を短縮することができる。
実施の形態2.
本実施の形態では、複数のトークン管理スレーブ装置が存在する通信システムについて説明する。
***構成の説明***
図11は、本実施の形態に係る通信システムの構成例を示す。
図11に示すように、本実施の形態に係る通信システムでは、複数のトークン管理スレーブ装置が存在する。
また、本実施の形態に係る通信システムでは、時刻同期スレーブ装置SS及び非時刻時同期スレーブ装置ASは複数のトークン管理グループのうちのいずれかに所属する。各トークン管理グループには、1つのトークン管理スレーブ装置が含まれる。
図11の例では、トークン管理スレーブ装置TSS1、非時刻同期スレーブ装置AS1−1、非時刻同期スレーブ装置AS1−2がトークン管理グループ1に所属し、トークン管理スレーブ装置TSS2、非時刻同期スレーブ装置AS2−1、非時刻同期スレーブ装置AS2−2、時刻同期スレーブ装置SS3がトークン管理グループ2に所属している。
なお、以下では、トークン管理スレーブ装置TSS1、トークン管理スレーブ装置TSS2を総称して、トークン管理スレーブ装置TSSという。
また、トークン管理グループには優先順位が設定されている。
本実施の形態では、トークン管理グループ1はトークン管理グループ2よりも優先順位が高いものとする。
本実施の形態では、マスタ装置M、スレーブ装置Sのハードウェア構成例は図2に示したものと同じである。
また、マスタ装置Mの通信装置02の機能構成例は図3に示したものと同じであり、スレーブ装置Sの通信装置02の機能構成例は図4に示したものと同じである。
以下では、主に実施の形態1との差異を説明する。以下で説明していない事項は実施の形態1と同じである。
***動作の説明***
本実施の形態では、トークン管理スレーブ装置TSS間で、トークンパッシングの開始タイミングのスケジューリングを行う。つまり、本実施の形態では、トークン管理スレーブ装置TSS間でトークンパッシング開始時刻を調整する。この処理により、各非時刻同期スレーブ装置ASが同時にトークンパッシングを開始しないようにする。この処理を行う理由は次の通りである。
各非時刻同期スレーブ装置ASが同時にトークンパッシングを行うと、各非時刻同期スレーブ装置ASが自局のフレームを送信中に他の非時刻同期スレーブ装置ASからのフレームを受信する場合がある。この場合に、各非時刻同期スレーブ装置ASは、自局のフレームの送信が完了するまで、他の非時刻同期スレーブ装置ASからのフレームを中継できず、フレームの中継において遅延が発生する。この中継の遅延の発生により、マスタ装置Mが非時刻同期スレーブ装置ASに要求する送信タイミングに対し、非時刻同期スレーブ装置ASのフレーム送信タイミングが遅延する。このような遅延を防ぐために、各非時刻同期スレーブ装置ASが同時にトークンパッシングを行わないようにトークン管理スレーブ装置TSS間でトークンパッシング開始時刻を調整する。
次に、本実施の形態に係る動作例を、図13のフローチャートを参照して説明する。
図13は、図6に示すS300〜S305が終了した後の処理を示す。
ステップS306は、実施の形態1で説明したステップS306と同じであるため、説明を省略する。
通信システムに複数のトークン管理スレーブ装置TSSが存在している場合、マスタ装置Mが各トークン管理スレーブ装置TSSに複数のトークン管理スレーブ装置TSSが通信システムに存在することを通知する。各トークン管理スレーブ装置TSSはS306の処理後にS401の判断を行う。複数のトークン管理スレーブ装置TSSが存在する場合(ステップS401でYES)はステップS403が行われ、通信システムに1つのトークン管理スレーブ装置TSSのみ存在している場合(ステップS401でNO)は、ステップS402において、実施の形態1で説明したステップS307〜S310が行われる。
ステップS403では、各トークン管理スレーブ装置TSSの時刻管理部210は、空き帯域を抽出する。空き帯域の抽出手順は、実施の形態1で説明したステップS307と同じである。
次に、ステップS404において、各トークン管理スレーブ装置TSSの時間計算部211は、非時刻同期通信(トークンパッシング)の通信時間を計測する。
つまり、各トークン管理スレーブ装置の時間計算部211は、実施の形態1で説明したステップS308の処理を行って、トークン管理スレーブ装置TSSからトークンフレームが送信されてから、同じトークン管理グループに所属する非時刻同期スレーブ装置ASからトークンフレームを受信するまでの時間を測定する。
図11の構成例では、トークン管理スレーブ装置TSS1の時間計算部211は、トークン管理スレーブ装置TSS1からトークンフレームが送信されてから、非時刻同期スレーブ装置AS1−1、AS1−2からトークンフレームを受信するまでの時間を測定する。また、トークン管理スレーブ装置TSS2の時間計算部211は、トークン管理スレーブ装置TSS2からトークンフレームが送信されてから、非時刻同期スレーブ装置AS2−1、AS2−2からトークンフレームを受信するまでの時間を測定する。なお、各トークン管理スレーブ装置TSSは、S404の計測を並行して行う。
次に、ステップS405において、優先度nのトークン管理スレーブ装置TSSの時刻管理部210が、非時刻同期通信帯域でのトークンルートを決定する。つまり、優先順位が高いトークン管理グループに所属するトークン管理スレーブ装置TSSから順に非時刻同期通信帯域でのトークンルートを決定する。トークンルートの決定手順は、実施の形態1で説明したS309と同じである。
本実施の形態では、トークン管理グループ1の方がトークン管理グループ2よりも優先順位が高いため、先ず、トークン管理スレーブ装置TSS1がトークンルートを決定する。
例えば図12において、トークン管理スレーブ装置TSS1の時刻管理部210は、空き帯域1を所属グループであるトークン管理グループ1の非時刻同期通信帯域として設定する。
そして、トークン管理スレーブ装置TSS1の時刻管理部210は、空き帯域1において非時刻同期スレーブ装置AS−1、AS−2でトークンを巡回させることができるか否かを判定してトークン管理グループ1でのトークンルートを決定する。空き帯域1において非時刻同期スレーブ装置AS−1、AS−2でトークンを巡回させることができる場合は、時刻管理部210は、非時刻同期スレーブ装置AS−1、AS−2が含まれるトークンルートを決定する。一方、空き帯域1では非時刻同期スレーブ装置AS−1にのみトークンを渡すことが可能な場合は、時刻管理部210は、空き帯域1では、非時刻同期スレーブ装置AS−1のみが含まれるトークンルートを決定する。そして、時刻管理部210は、空き帯域2において、非時刻同期スレーブ装置AS−2のみが含まれるトークンルートを決定する。なお、トークンルートの決定手順は、実施の形態1で説明したステップS309と同じである。
次の優先度のトークン管理スレーブ装置TSSが存在すれば(ステップS406でYES)、次の優先度のトークン管理スレーブ装置TSSの時刻管理部210が、ステップS405において、当該トークン管理グループのトークンルートを決定する。
図11の例では、トークン管理スレーブ装置TSS2がトークンルートを決定する。なお、図12の例において、トークン管理スレーブ装置TSS1がステップS405を実施した後に空き帯域1の一部が残っていれば、トークン管理スレーブ装置TSS1の時刻管理部210がトークン管理スレーブ装置TSS2の時刻管理部210に空き帯域1の残りの帯域を通知する。トークン管理スレーブ装置TSS2の時刻管理部210は、空き帯域1の残り帯域を所属グループであるトークン管理グループ2の非時刻同期通信帯域として設定する。そして、トークン管理スレーブ装置TSS2の時刻管理部210は、空き帯域1の残りの帯域において、非時刻同期スレーブ装置AS2−1、AS2−2でトークンを巡回させることができるか否かを判定してトークン管理グループ2でのトークンルートを決定する。
全てのトークン管理グループのトークン管理スレーブ装置TSSにおいてトークンルートが決定した場合(ステップS406でNO)は、ステップS407において、初期設定フェーズが完了し、定周期通信フェーズが開始する。
ステップS407は、実施の形態1で説明したステップS301と同じである。
***実施の形態の効果の説明***
以上、本実施の形態によれば、トークン管理スレーブ装置を分散して配置し、各トークン管理スレーブ装置が適切なタイミングでトークンパッシング(非時刻同期通信)を行うことで、非時刻同期通信が占有する帯域を短縮できる。このため、時刻同期スレーブと非時刻同期スレーブが多数混在する大規模なネットワークにおいても非時刻同期通信による通信周期の長大化を回避することができ、短い周期での通信を可能にする。
M マスタ装置、SS1 時刻同期スレーブ装置、SS2 時刻同期スレーブ装置、SS3 時刻同期スレーブ装置、AS1 非時刻同期スレーブ装置、AS2 非時刻同期スレーブ装置、AS1−1 非時刻同期スレーブ装置、AS1−2 非時刻同期スレーブ装置、AS2−1 非時刻同期スレーブ装置、AS2−2 非時刻同期スレーブ装置、TSS1 トークン管理スレーブ装置、TSS2 トークン管理スレーブ装置、01 マイクロコンピュータ、02 通信装置、03 入力装置、04 入力インターフェース、05 ディスプレイインターフェース、06 ディスプレイ、07 CPU、08 メモリ、10 送受信部、11 管理部、12 内部レジスタ、101 ネットワークインターフェース、102 ネットワークポート、103 ネットワークポート、104 ネットワークインターフェース、105 バッファ、106 データ調停部、107 フェーズ管理部、108 ネットワーク構成情報管理部、109 通信フレーム生成部、110 時刻管理部、111 時間計算部、112 フレーム転送部、113 フレーム転送部、20 送受信部、21 管理部、22 内部レジスタ、201 ネットワークインターフェース、202 ネットワークポート、203 ネットワークポート、204 ネットワークインターフェース、205 バッファ、206 データ調停部、207 フェーズ管理部、208 ネットワーク構成情報管理部、209 通信フレーム生成部、210 時刻管理部、211 時間計算部、212 トークン管理部、213 フレーム転送部、214 フレーム転送部。

Claims (8)

  1. マスタ装置と、前記マスタ装置と通信する前記マスタ装置と時刻同期していない非時刻同期スレーブ装置とが含まれる通信システムに含まれる、前記マスタ装置と通信する前記マスタ装置と時刻同期している時刻同期スレーブ装置であって、
    前記マスタ装置と前記時刻同期スレーブ装置とが通信を行う複数の期間である複数の同期通信期間の合間に、前記マスタ装置と前記非時刻同期スレーブ装置とが通信を行う期間である非同期通信期間を設定する設定部と、
    前記非同期通信期間が到来した際に、前記非時刻同期スレーブ装置に前記マスタ装置と通信するよう指示する通信指示部とを有する時刻同期スレーブ装置。
  2. 前記通信システムには、複数の時刻同期スレーブ装置が含まれ、
    前記時刻同期スレーブ装置は、前記複数の時刻同期スレーブ装置の中から選択されており、
    前記設定部は、
    前記マスタ装置と前記複数の時刻同期スレーブ装置とが通信を行う前記複数の同期通信期間の合間に、前記非同期通信期間を設定する請求項1に記載の時刻同期スレーブ装置。
  3. 前記設定部は、
    前記マスタ装置と前記時刻同期スレーブ装置との間の通信を監視し、前記マスタ装置と前記時刻同期スレーブ装置との間で通信が行われている期間を前記複数の同期通信期間として抽出し、抽出した前記複数の同期通信期間の合間に前記非同期通信期間を設定する請求項1に記載の時刻同期スレーブ装置。
  4. 前記通信システムには、トークンパッシングを行う複数の非時刻同期スレーブ装置が含まれており、
    前記設定部は、
    前記非同期通信期間を複数設定し、
    各非同期通信期間で前記複数の非時刻同期スレーブ装置の全てにトークンが渡り前記複数の非時刻同期スレーブ装置の全てが前記マスタ装置との通信を完了することができるか否かを判定し、各非同期通信期間で前記複数の非時刻同期スレーブ装置の全てが前記マスタ装置との通信を完了することができない場合に、非同期通信期間ごとに前記マスタ装置と通信を行う非時刻同期スレーブ装置を、前記トークンパッシングの順序に基づいて、前記複数の非時刻同期スレーブ装置の中から選択し、
    前記通信指示部は、
    非同期通信期間ごとに、トークンの送信により、前記設定部により選択された非時刻同期スレーブ装置に前記マスタ装置と通信するよう指示する請求項1に記載の時刻同期スレーブ装置。
  5. 前記設定部は、
    前記複数の非時刻同期スレーブ装置の全てが前記マスタ装置との通信を完了するのに必要な時間を計測して、各非同期通信期間で前記複数の非時刻同期スレーブ装置の全てが前記マスタ装置との通信を完了することができるか否かを判定する請求項4に記載の時刻同期スレーブ装置。
  6. 前記通信システムには、複数の非時刻同期スレーブ装置が含まれ、
    各非時刻同期スレーブ装置は、複数のグループのうちのいずれかのグループに所属し、
    前記時刻同期スレーブ装置は、前記複数のグループのうちのいずれかのグループに所属し、
    前記複数のグループには優先順位が設定されており、
    前記設定部は、
    前記時刻同期スレーブ装置が所属するグループである所属グループの優先順位に従って、前記所属グループに所属する非時刻同期スレーブ装置に前記非同期通信期間を設定する請求項1に記載の時刻同期スレーブ装置。
  7. 前記設定部は、
    前記所属グループよりも優先度が高いグループに所属する非時刻同期スレーブ装置に前記非同期通信期間が設定された後に、前記所属グループに所属する非時刻同期スレーブ装置に前記非同期通信期間を設定する請求項6に記載の時刻同期スレーブ装置。
  8. マスタ装置と、前記マスタ装置と通信する前記マスタ装置と時刻同期していない非時刻同期スレーブ装置とが含まれる通信システムに含まれる、前記マスタ装置と通信する前記マスタ装置と時刻同期しているコンピュータである時刻同期スレーブ装置が、
    前記マスタ装置と前記時刻同期スレーブ装置とが通信を行う複数の期間である複数の同期通信期間の合間に、前記マスタ装置と前記非時刻同期スレーブ装置とが通信を行う期間である非同期通信期間を設定し、
    前記非同期通信期間が到来した際に、前記非時刻同期スレーブ装置に前記マスタ装置と通信するよう指示する通信制御方法。
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