JP6270832B2 - ユニキャストアイドルモードにおいてembmsコンテンツを再生するueのためのネットワーク駆動型のセル再選択方法 - Google Patents

ユニキャストアイドルモードにおいてembmsコンテンツを再生するueのためのネットワーク駆動型のセル再選択方法 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本特許出願は、本出願の譲受人に譲渡され、参照によりその全体が本明細書に明確に組み込まれる、6月27日に出願された「NETWORK DRIVEN CELL RESELECTION METHOD FOR UES PLAYING EMBMS CONTENT IN UNICAST IDLE MODE」と題する米国仮出願第61/665,277号の優先権を主張する。
本開示の態様は、全般にワイヤレス通信システムに関し、より具体的には、ワイヤレス通信ネットワークにおける需要に基づくマルチメディアブロードキャストマルチキャストサービスを管理することに関する。
ワイヤレス通信ネットワークは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャスト(BC)などのような様々な通信サービスを提供するために広く展開されている。これらのワイヤレスネットワークは、利用可能なネットワークリソースを共有することによって複数のユーザをサポートすることが可能な多元接続ネットワークであり得る。そのような多元接続ネットワークの例には、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、およびシングルキャリアFDMA(SC-FDMA)ネットワークがある。
ワイヤレス通信ネットワークは、モバイルエンティティとも呼ばれるいくつかのユーザ機器(UE)の通信をサポートすることができる、いくつかの基地局を含み得る。UEは、ダウンリンクおよびアップリンクを介して基地局と通信し得る。ダウンリンク(または順方向リンク)は、基地局からUEへの通信リンクを指し、アップリンク(または逆方向リンク)は、UEから基地局への通信リンクを指す。本明細書で使用される場合、「基地局」は、evolved Node B(eNB)、Node B、Home Node B、またはワイヤレス通信システムの同様のネットワークコンポーネントを意味する。
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)Long Term Evolution(LTE)は、Global System for Mobile communications(GSM(登録商標))およびUniversal Mobile Telecommunications System(UMTS)の進化として、セルラー技術における重要な進歩を代表する。LTE物理層(PHY)は、eNBなどの基地局と、UEなどのモバイルエンティティとの間で、データと制御情報の両方を伝達する高効率な方法を提供する。従来の適用形態では、マルチメディアのための高帯域幅通信を支援するための方法は、単一周波数ネットワーク(SFN)動作であった。SFNは、たとえば、eNBなどの無線送信機を利用して、加入者UEと通信する。ユニキャスト(UC)動作では、各eNBは、1つまたは複数の特定の加入者UEに宛てられる情報を搬送する信号を送信するように、制御される。ユニキャストシグナリングの特異性は、たとえば、音声通話、テキストメッセージング、またはビデオ通話などの、人対人のサービスを可能にする。
ブロードキャスト動作では、ブロードキャストエリアの中のいくつかのeNBは同期して信号をブロードキャストし、ブロードキャストエリアの中の任意の加入者UEによって受信されアクセスされ得る情報を搬送する。ブロードキャスト動作の一般性は、一般公衆が興味のある情報、たとえば、イベント関連のマルチメディアブロードキャストを送信する際の、より高い効率性を可能にする。イベント関連のマルチメディアおよび他のブロードキャストサービスに対する需要およびシステム能力が高まってきたので、システム運用者は、3GPPネットワークにおいてブロードキャスト動作を利用することに対してますます関心を見せている。これまでは、3GPP LTE技術は主にユニキャストサービスのために使用されており、ブロードキャストシグナリングに関する改善および増強の機会は置き去りにされてきた。
以下で、1つまたは複数の態様の基本的理解を与えるために、そのような態様の簡略化された概要を提示する。この概要は、すべての企図された態様の包括的な概観ではなく、すべての態様の主要または重要な要素を識別するものでも、いずれかまたはすべての態様の範囲を定めるものでもない。その唯一の目的は、後で提示されるより詳細な説明の導入として、1つまたは複数の態様のいくつかの概念を簡略化された形で提示することである。
UEがeMBMSコンテンツを再生している間のネットワーク駆動型のセル再選択のための技法が、提供される。一態様によれば、ワイヤレス通信ネットワークのブロードキャストクライアントのための方法は、キャリアの第1のセットと関連付けられる第1のリソースで、ブロードキャスト配信を介してブロードキャストコンテンツを受信するステップを含み得る。この方法は、ユニキャストアイドルモードの間に、現在のセルの中の近隣のキャリアを含むキャリアの第2のセットを決定するステップを含み得る。この方法は、キャリアの第1のセットおよび第2のセットを含むキャリアの共通のセットの各キャリアのメンバーシップに基づいて、さらに、ワイヤレス通信ネットワークによって規定される優先順序に基づいて、キャリアの第1のセットおよびキャリアの第2のセットのハンドオフ優先順位を修正するステップを含み得る。この方法は、修正されたハンドオフ優先順位を考慮したハンドオフの判断に基づいて、キャリアの第1のセットと第2のセットのうちの1つの中の少なくとも1つのキャリアへとハンドオーバーするかどうかを判定するステップを含み得る。
別の態様によれば、ユニキャストシグナリングとブロードキャストシグナリングの両方が可能な装置は、キャリアの第1のセットと関連付けられる第1のリソースで、ブロードキャスト配信を介してブロードキャストコンテンツを受信するように構成される少なくとも1つの送受信機を含み得る。装置は、ユニキャストアイドルモードの間に、現在のセルの中の近隣のキャリアを含むキャリアの第2のセットを決定し、キャリアの第1のセットおよび第2のセットを含むキャリアの共通のセットの各キャリアのメンバーシップに基づいて、さらに、ワイヤレス通信ネットワークによって規定される優先順序に基づいて、キャリアの第1のセットおよびキャリアの第2のセットのハンドオフ優先順位を修正し、修正されたハンドオフ優先順位を考慮したハンドオフの判断に基づいて、キャリアの第1のセットと第2のセットのうちの1つの中の少なくとも1つのキャリアへとハンドオーバーするかどうかを判定するように構成される、少なくとも1つのプロセッサを含み得る。この装置は、データを記憶するための少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリを含み得る。
別の態様によれば、ユニキャストシグナリングとブロードキャストシグナリングの両方が可能な装置は、キャリアの第1のセットと関連付けられる第1のリソースで、ブロードキャスト配信を介してブロードキャストコンテンツを受信するための手段を含み得る。この装置は、ユニキャストアイドルモードの間に、現在のセルの中の近隣のキャリアを含むキャリアの第2のセットを決定するための手段を含み得る。この装置は、キャリアの第1のセットおよび第2のセットを含むキャリアの共通のセットの各キャリアのメンバーシップに基づいて、さらに、ワイヤレス通信ネットワークによって規定される優先順序に基づいて、キャリアの第1のセットおよびキャリアの第2のセットのハンドオフ優先順位を修正するための手段を含み得る。この装置は、修正されたハンドオフ優先順位を考慮したハンドオフの判断に基づいて、キャリアの第1のセットと第2のセットのうちの1つの中の少なくとも1つのキャリアへとハンドオーバーするかどうかを判定するための手段を含み得る。
別の態様によれば、コンピュータプログラム製品は、少なくとも1つのコンピュータに、キャリアの第1のセットと関連付けられる第1のリソースで、ブロードキャスト配信を介してブロードキャストコンテンツを受信させるためのコードを含む、コンピュータ可読記憶媒体を含み得る。このコンピュータ可読記憶媒体は、少なくとも1つのコンピュータに、ユニキャストアイドルモードの間に、現在のセルの中の近隣のキャリアを含むキャリアの第2のセットを決定させるためのコードを含み得る。このコンピュータ可読記憶媒体は、少なくとも1つのコンピュータに、キャリアの第1のセットおよび第2のセットを含むキャリアの共通のセットの各キャリアのメンバーシップに基づいて、さらに、ワイヤレス通信ネットワークによって規定される優先順序に基づいて、キャリアの第1のセットおよびキャリアの第2のセットのハンドオフ優先順位を修正させるためのコードを含み得る。このコンピュータ可読記憶媒体は、少なくとも1つのコンピュータに、修正されたハンドオフ優先順位を考慮したハンドオフの判断に基づいて、キャリアの第1のセットと第2のセットのうちの1つの中の少なくとも1つのキャリアへとハンドオーバーするかどうか判定させるためのコードを含み得る。
以下の発明を実施するための形態から、他の態様が当業者に容易に明らかになり、例として様々な態様が示され説明されることを理解されたい。図面および詳細な説明は、本質的に例示的なものとみなされるべきであって、限定的なものとみなされるべきではない。
電気通信システムの一例を概念的に示すブロック図である。 電気通信システムのダウンリンクフレーム構造の一例を概念的に示すブロック図である。 本開示の一態様により構成される、基地局/eNBおよびUEの設計を概念的に示すブロック図である。 ユニキャスト信号およびマルチキャスト信号のためのシンボル割振りの一例を示すシグナリングフレームの図である。 単一周波数ネットワーク(MBSFN)サービスエリア内のMBSFNエリアにわたるMBMSを示す図である。 MBSFNサービスを提供またはサポートするためのワイヤレス通信システムのコンポーネントを示すブロック図である。 様々な展開構成のための例示的な複数の周波数帯域の展開構成およびモビリティ状況を示す図である。 UEに対する図7の例示的な複数の周波数帯域の展開構成のためのモビリティ状況の表である。 様々な展開構成のためのコンテンツ重複を伴わない例示的な複数の周波数帯域の展開構成およびモビリティ状況を示す図である。 UEに対する図9のコンテンツ重複を伴わない例示的な複数の周波数帯域の展開構成のためのモビリティ状況の表である。 様々な展開構成のための全国的なコンテンツの重複を伴う例示的な複数の周波数帯域の展開構成およびモビリティ状況を示す図である。 UEに対する図11の全国的なコンテンツの重複を伴う例示的な複数の周波数帯域の展開構成のためのモビリティ状況の表である。 UEが全国的なカバレッジエリアから会場内のカバレッジエリアに移動するときのUEのモビリティを示す図である。 様々な複数の周波数帯域の展開構成による、UEのモビリティのための例示的な流れ図である。 ユニキャストアイドルモードにおいてeMBMSコンテンツを受信するUEのための、ネットワーク駆動型のセル再選択を実施するための方法の実施形態を示す図である。 ユニキャストアイドルモードにおいてeMBMSコンテンツを受信するUEのための、ネットワーク駆動型のセル再選択を実施するための方法の実施形態を示す図である。 図15Aの方法による、ネットワーク駆動型のセル再選択を実施するための装置の実施形態を示す図である。 図15Bの方法による、ネットワーク駆動型のセル再選択を実施するための装置の実施形態を示す図である。
添付の図面に関して下記に記載される詳細な説明は、様々な構成の説明として意図されており、本明細書で説明される概念が実践され得る唯一の構成を表すことは意図されていない。詳細な説明は、様々な概念の完全な理解をもたらす目的で、具体的な詳細を含んでいる。しかしながら、これらの概念がこれらの具体的な詳細を伴わずに実行され得ることが、当業者には明らかであろう。場合によっては、そのような概念を曖昧にするのを回避する目的で、周知の構造およびコンポーネントがブロック図の形式で示されている。
本明細書で説明される技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMAおよび他のネットワークのような、様々なワイヤレス通信ネットワークに使用され得る。「ネットワーク」および「システム」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAネットワークは、Universal Terrestrial Radio Access(UTRA)、CDMA2000などの無線技術を実装し得る。UTRAは、Wideband CDMA(WCDMA(登録商標))およびCDMAの他の変形形態を含む。CDMA2000は、IS-2000規格、IS-95規格およびIS-856規格を包含する。TDMAネットワークは、GSM(登録商標)のような無線技術を実装し得る。OFDMAネットワークは、Evolved UTRA(E-UTRA)、Ultra Mobile Broadband(UMB)、IEEE802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash-OFDMAなどのような無線技術を実装し得る。UTRAおよびE-UTRAはUMTSの一部である。3GPP LTEおよびLTE-Advanced(LTE-A)は、E-UTRAを使用するUMTSの新たなリリースである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTE-A、およびGSM(登録商標)は、3GPPからの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「3rd Generation Partnership Project 2」(3GPP2)という名称の組織からの文書に記載されている。本明細書で説明される技法は、上記のワイヤレスネットワークおよび無線技術、ならびに他のワイヤレスネットワークおよび無線技術で使用され得る。明快のために、本技法のいくつかの態様が、以下ではLTEに関して説明され、以下の説明の大部分でLTE用語が使用される。
図1は、LTEネットワークであり得るワイヤレス通信ネットワーク100を示す。ワイヤレスネットワーク100は、いくつかのeNB110と他のネットワークエンティティとを含み得る。eNBは、UEと通信する局であってよく、基地局、Node B、アクセスポイントなどとも呼ばれ得る。各eNB110a、110b、110cは、特定の地理的エリアに対して通信カバレッジを提供することができる。3GPPでは、「セル」という用語は、この用語が使用される状況に応じて、eNBのカバレッジエリアおよび/またはこのカバレッジエリアにサービスしているeNBサブシステムを指すことがある。
eNBは、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、および/または他のタイプのセルに通信カバレッジを提供し得る。マクロセルは、比較的大きな地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーすることができ、サービスに加入しているUEによる無制限のアクセスを可能にできる。ピコセルは、比較的小さい地理的エリアをカバーすることができ、サービスに加入しているUEによる無制限のアクセスを可能にできる。フェムトセルは、比較的小さい地理的エリア(たとえば、家)をカバーすることができ、フェムトセルとの関連を有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG)中のUE、家の中のユーザのUEなど)による限定されたアクセスを可能にできる。マクロセルのためのeNBは、マクロeNBと呼ばれ得る。ピコセルのためのeNBは、ピコeNBと呼ばれ得る。フェムトセルのためのeNBは、フェムトeNBまたはホームeNB(HNB)と呼ばれ得る。図1に示される例では、eNB110a、110bおよび110cは、それぞれマクロセル102a、102bおよび102cのマクロeNBであり得る。eNB110xは、UE120xにサービスする、ピコセル102xのピコeNBであり得る。また、eNB110yおよび110zは、それぞれ、フェムトセル102yおよび102zのためのフェムトeNBである。eNBは、1つまたは複数(たとえば、3つ)のセルをサポートすることができる。
ワイヤレスネットワーク100はまた、中継局110rを含み得る。中継局は、上流の局(たとえば、eNBまたはUE)からデータおよび/または他の情報の伝送を受信し、下流の局(たとえば、UEまたはeNB)へデータおよび/または他の情報の伝送を送信する局である。中継局はまた、他のUEのための伝送を中継するUEであってもよい。図1に示される例では、中継局110rは、eNB110aとUE120rとの間の通信を支援するために、eNB110aおよびUE120rと通信し得る。中継局はまた、中継eNB、リレーとして、または他の用語でも呼ばれ得る。
ワイヤレスネットワーク100は、様々なタイプのeNB、たとえば、マクロeNB、ピコeNB、フェムトeNB、リレーなどを含む異種ネットワークであり得る。これらの様々なタイプのeNBは、様々な送信電力レベル、様々なカバレッジエリア、およびワイヤレスネットワーク100中での干渉に対する様々な影響を有し得る。たとえば、マクロeNBは高い送信電力レベル(たとえば、20ワット)を有することがあり、一方でピコeNB、フェムトeNBおよびリレーはより低い送信電力レベル(たとえば、1ワット)を有することがある。
ワイヤレスネットワーク100は、同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、eNBは同様のフレームタイミングを有してよく、異なるeNBからの送信は概ね時間的に揃えられ得る。非同期動作の場合、eNBは異なるフレームタイミングを有してよく、異なるeNBからの送信は時間的に揃えられないことがある。本明細書で説明される技法は、同期動作と非同期動作の両方に対して使用され得る。
ネットワークコントローラ130は、eNBのセットに結合し、これらのeNBの調整および制御を行い得る。ネットワークコントローラ130は、バックホールを介してeNB110と通信し得る。eNB110はまた、たとえば、直接または間接的にワイヤレスバックホールまたは有線バックホールを介して互いに通信し得る。
UE120は、ワイヤレスネットワーク100全体に分散され、各UEは固定式または移動式であり得る。UEはまた、端末、移動局、加入者ユニット、局、モバイルエンティティとして、または他の用語で呼ばれ得る。UEは、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、携帯型デバイス、ラップトップコンピュータ、コードレス電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、または他のモバイルエンティティであってよい。UEは、マクロeNB、ピコeNB、フェムトeNB、リレー、または他のネットワークエンティティと通信することが可能であり得る。図1では、両側に矢印がある実線が、UEとサービングeNBとの間の所望の伝送を示し、サービングeNBは、ダウンリンクおよび/またはアップリンクでUEをサービスするように指定されるeNBである。両矢印の破線は、UEとeNBとの間の干渉する送信を示している。
LTEは、ダウンリンクで直交周波数分割多重化(OFDM)を利用し、かつアップリンクでシングルキャリア周波数分割多重化(SC-FDM)を利用する。OFDMおよびSC-FDMは、システムの帯域幅を複数の(K個の)直交サブキャリアに区分し、この複数の直交サブキャリアはまた、一般に、トーン、ビンとして、または他の用語で呼ばれる。各サブキャリアはデータで変調され得る。一般に、変調シンボルは、OFDMでは周波数領域で、SC-FDMでは時間領域で送られる。隣接するサブキャリア間の間隔は固定されてよく、サブキャリアの全体の数(K)は、システムの帯域幅に依存し得る。たとえば、Kは、1.25、2.5、5、10、または20メガヘルツ(MHz)のシステム帯域幅に対して、それぞれ、128、256、512、1024、または2048に等しくなり得る。システム帯域幅はまた、サブバンドに区分され得る。たとえば、サブバンドは1.08MHzをカバーすることができ、1.25、2.5、5、10または20MHzのシステム帯域幅に対して、それぞれ、1、2、4、8または16個のサブバンドが存在し得る。
図2は、LTEにおいて使用されるダウンリンクフレーム構造200を示す。ダウンリンクの伝送タイムラインは、無線フレームの単位202、204、206に区分され得る。各無線フレームは、所定の持続時間(たとえば、10ミリ秒(ms))を有することができ、0〜9のインデックスを有する10個のサブフレーム208に区分され得る。各サブフレームは、2つのスロット、たとえばスロット210を含み得る。したがって、各無線フレームは、0〜19のインデックスを有する20個のスロットを含み得る。各スロットは、L個のシンボル期間を含んでもよく、たとえば、図2に示されるように、通常のサイクリックプレフィックス(CP)に対して7個のシンボル期間212を含んでもよく、または、拡張されたサイクリックプレフィックスに対して6個のシンボル期間を含んでもよい。通常のCPおよび拡張CPは、本明細書では、異なるCPタイプとして言及され得る。各サブフレーム中の2L個のシンボル期間には0〜2L-1のインデックスが割り当てられ得る。利用可能な時間周波数リソースはリソースブロックに区分され得る。各リソースブロックは、1つのスロット中でN個のサブキャリア(たとえば、12個のサブキャリア)をカバーし得る。
LTEでは、eNBは、eNBの各セルに対して、主要な同期信号(PSS)および二次的な同期信号(SSS)を送ることができる。図2に示されるように、主要な同期信号および二次的な同期信号は、通常のサイクリックプレフィックスを有する各無線フレームのサブフレーム0および5の各々において、それぞれシンボル期間6および5で送られ得る。同期信号が、セルの検出および取得のためにUEにより使用され得る。eNBは、サブフレーム0のスロット1において、シンボル期間0から3で、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)を送ることができる。PBCHは、特定のシステム情報を搬送することができる。
図2においては第1のシンボル期間全体が描かれているが、eNBは、各サブフレームの第1のシンボル期間の一部のみにおいて物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH)を送ることができる。PCFICHは、制御チャネルのために使用されるシンボル期間の数(M)を搬送することができ、Mは、1、2または3に等しくてよく、サブフレームにより異なっていてもよい。Mは、小さいシステム帯域幅、たとえば、10個未満のリソースブロックを有する帯域幅に対しては、4に等しくてもよい。図2に示される例では、M=3である。eNBは、各サブフレームの最初のM個のシンボル期間において(図2ではM=3)、物理HARQインジケータチャネル(PHICH)および物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を送ることができる。PHICHは、ハイブリッド自動再送信(HARQ)をサポートするための情報を搬送することができる。PDCCHは、UEに対するリソースの割振りに関する情報と、ダウンリンクチャネルに対する制御情報とを、搬送することができる。図2における第1のシンボル期間には示されていないが、PDCCHおよびPHICHは第1のシンボル期間にも含まれることを理解されたい。同様に、図2にはそのように示されていないが、PHICHおよびPDCCHは両方とも、第2のシンボル期間および第3のシンボル期間内にもある。eNBは、各サブフレームの残りのシンボル期間において、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を送ることができる。PDSCHは、ダウンリンクでのデータ送信がスケジューリングされている、UEのためのデータを搬送することができる。LTEにおける様々な信号およびチャネルは、「Evolved Universal Terrestrial Radio Access(E-UTRA)、Physical Channels and Modulation」という表題の3GPP TS 36.211で説明され、これは公開されている。
eNBは、eNBにより使用されるシステム帯域幅の中心1.08MHzにおいて、PSS、SSSおよびPBCHを送ることができる。eNBは、これらのチャネルが送られる各シンボル期間の中の、全体のシステム帯域幅にわたって、PCFICHおよびPHICHを送ることができる。eNBは、システム帯域幅のある部分で、UEのグループにPDCCHを送ることができる。eNBは、システム帯域幅の特定の部分で、特定のUEにPDSCHを送ることができる。eNBは、ブロードキャスト方式で、PSS、SSS、PBCH、PCFICHおよびPHICHをすべてのUEに送ることができ、ユニキャスト方式で、PDCCHを特定のUEに送ることができ、ユニキャスト方式で、PDSCHを特定のUEに送ることもできる。
いくつかのリソース要素が、各シンボル期間において利用可能であり得る。各リソース要素は、1つのシンボル期間において1つのサブキャリアをカバーすることができ、実数または複素数の値であり得る1つの変調シンボルを送るために使用され得る。各シンボル期間において参照信号に使用されないリソース要素は、リソース要素グループ(REG)となるように並べられ得る。各REGは、1つのシンボル期間に4個のリソース要素を含み得る。PCFICHは4個のREGを占有してよく、4個のREGは、シンボル期間0において、周波数にわたってほぼ等しく間隔を置かれ得る。PHICHは3個のREGを占有してよく、3個のREGは、1つまたは複数の構成可能なシンボル期間において、周波数全体に分散され得る。たとえば、PHICHのための3個のREGは、すべてシンボル期間0に属してもよく、または、シンボル期間0、1および2に分散されてもよい。PDCCHは、9、18、32、または64個のREGを占有してよく、これらのREGは、最初のM個のシンボル期間において、利用可能なREGから選択され得る。REGの特定の組合せのみが、PDCCHに対して許可され得る。
UEは、PHICHおよびPCFICHのために使用される特定のREGを知っていることがある。UEは、PDCCHのためにREGの異なる組合せを検索してもよい。検索すべき組合せの数は、通常、PDCCHに対して許可された組合せの数よりも少ない。eNBは、UEが検索する組合せのいずれでも、PDCCHをUEに送ることができる。
UEは、複数のeNBのカバレッジ内にあり得る。そのUEにサービスするために、これらのeNBのうちの1つが選択され得る。サービングeNBは、受信電力、経路損失、信号対雑音比(SNR)のような、様々な基準に基づいて選択され得る。
図3は、図1の基地局/eNBの1つおよびUEの1つであり得る、基地局/eNB110およびUE120の設計のブロック図を示す。制限された接続の状況の場合、基地局110は図1のマクロeNB 110cであってよく、UE120はUE120yであってよい。基地局110はまた、何らかの他のタイプの基地局であってもよい。基地局110は、アンテナ334a〜334tを備えてもよく、UE120は、アンテナ352aから352rを備えてもよい。
基地局110において、送信プロセッサ320は、データソース312からデータを受信し、コントローラ/プロセッサ340から制御情報を受信することができる。制御情報は、PBCH、PCFICH、PHICH、PDCCH、または他の制御チャネルのためのものであり得る。データは、PDSCHまたは他のデータチャネルのためのものであり得る。プロセッサ320は、データと制御情報とを処理(たとえば、符号化およびシンボルマッピング)して、それぞれデータシンボルと制御シンボルとを取得することができる。プロセッサ320はまた、たとえば、PSS、SSS、およびセル固有参照信号のための参照シンボルを生成することができる。送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ330は、適用可能な場合、データシンボル、制御シンボル、および/または参照シンボルに対して空間処理(たとえば、プリコーディング)を実行することができ、出力シンボルストリームを変調器(MOD)332a〜332tに提供することができる。各変調器332は、(たとえば、OFDMなどの)それぞれの出力シンボルストリームを処理して出力サンプルストリームを取得することができる。各変調器332はさらに、ダウンリンク信号を取得するために、出力サンプルストリームを処理(たとえば、アナログへの変換、増幅、フィルタリング、およびアップコンバート)することができる。変調器332a〜332tからのダウンリンク信号は、それぞれアンテナ334a〜334tを介して送信され得る。
UE120において、アンテナ352a〜352rは、基地局110からダウンリンク信号を受信することができ、それぞれ、受信された信号を復調器(DEMOD)354a〜354rに提供することができる。各復調器354は、それぞれの受信された信号を調整(たとえば、フィルタリング、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)して入力サンプルを取得することができる。各復調器354はさらに、(たとえば、OFDMなどのための)入力サンプルを処理して受信されたシンボルを取得することができる。MIMO検出器356は、すべての復調器354a〜354rから、受信されたシンボルを取得して、可能な場合には受信されたシンボルに対してMIMO検出を実行し、検出されたシンボルを提供することができる。受信プロセッサ358は、検出されたシンボルを処理(たとえば、復調、デインターリーブ、および復号)し、UE120のための復号されたデータをデータシンク360に提供し、かつ復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ380に提供することができる。プロセッサ380はまた、図15A〜図15Bに示される機能ブロックの実行、および/または、本明細書で説明される技法に従ってUEにより実行される他のプロセスを、実施または指示することができる。
アップリンクでは、UE120において、送信プロセッサ364が、データソース362からのデータ(たとえば、PUSCHのための)、およびコントローラ/プロセッサ380からの制御情報(たとえば、PUCCHのための)を受信して処理することができる。プロセッサ364はまた、参照信号のための参照シンボルを生成することもできる。送信プロセッサ364からのシンボルは、TX MIMOプロセッサ366によりプリコーディングされ、可能な場合には、(たとえばSC-FDMなどのために)変調器354a〜354rによりさらに処理され、基地局110に送信され得る。基地局110において、UE120からのアップリンク信号は、アンテナ334により受信され、復調器332により処理され、可能な場合にはMIMO検出器336により検出され、受信プロセッサ338によりさらに処理されて、UE120により送られた、復号されたデータおよび制御情報を得ることができる。プロセッサ338は、復号されたデータをデータシンク339に提供し、かつ復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ340に提供することができる。
コントローラ/プロセッサ340および380は、それぞれ基地局110およびUE120における動作を指示することができる。プロセッサ340ならびに/または基地局110における他のプロセッサおよびモジュールは、本明細書で説明される技法の様々な処理の実行を、実施または指示することができる。UE120におけるプロセッサ380ならびに/または他のプロセッサおよびモジュールも、図15A〜図15Bに示される機能ブロックの実行、および/または本明細書で説明される技法に従ってUEにより実行される他のプロセスを、実施または指示することができる。メモリ342および382は、それぞれ、基地局110およびUE120のためのデータおよびプログラムコードを記憶することができる。スケジューラ344は、ダウンリンクおよび/またはアップリンクでのデータ送信について、UEをスケジューリングすることができる。本明細書で説明される技法の他の態様は、本明細書の他の箇所で説明されるようなワイヤレス通信システムの他のネットワークエンティティによって実行され得る。
マルチメディアのための高帯域幅の通信を支援するための1つの機構は、SFN動作であった。具体的には、evolved MBMS(eMBMS)(最近ではLTEの文脈においてマルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)として知られるようになったものを含む)としても知られる、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)と、LTEのためのMBMSは、そのようなSFN動作を利用することができる。SFNは、たとえば、eNBなどの無線送信機を利用して、加入者UEと通信する。eNBのグループは、信号が受信機において互いに干渉するのではなく互いに補強し合うように、同期された方式で情報を送信することができる。eMBMSの状況では、共有されるコンテンツが、LTEネットワークの複数のeNBから複数のUEに送信される。したがって、所与のeMBMSエリア内で、UEは、無線範囲内の任意の1つのeNB(または複数のeNB)からeMBMS信号を受信することができる。しかしながら、eMBMS信号を復号するために、各UEは、非eMBMSチャネルを通じて、サービングeNBからマルチキャスト制御チャネル(MCCH)情報を受信する。MCCH情報は時間とともに変化し、変更の通知が別の非eMBMSチャネルであるPDCCHを通じて提供される。したがって、特定のeMBMSエリア内でeMBMS信号を復号するために、各UEは、エリア中のeNBの1つによって、MCCH信号およびPDCCH信号を与えられる。
本開示の主題の態様によれば、eMBMSのための単一キャリアの最適化に関する特徴を有するワイヤレスネットワーク(たとえば、3GPPネットワーク)が提供される。eMBMSは、共有されるコンテンツを、LTEのネットワークから、たとえばUEのような複数のモバイルエンティティに送信するための効率的な方法を提供する。
LTE周波数分割複信(FDD)のためのeMBMSの物理層(PHY)に関して、チャネル構造は、混合キャリアでeMBMSとユニキャスト送信を区分する時分割多重化(TDM)リソースを含んでよく、これによって、柔軟で動的なスペクトルの利用が可能になる。現在、MBSFNサブフレームとして知られている、サブフレームのサブセット(最大で60%)が、eMBMS送信のために確保され得る。そのような現在のeMBMS設計は、10個のサブフレームのうち最大で6個のサブフレームを、eMBMSに対して許容する。
eMBMSのためのサブフレーム割振りの例が図4に示され、図4は、単一キャリアの場合の、MBSFNサブフレーム400上でのMBSFN参照信号の既存の割振りを示す。図4に示されるコンポーネントは図2に示されるコンポーネントに対応し、図4は、各スロット402およびリソースブロック(RB)404内の個々のサブキャリアを示す。3GPP LTEでは、RB404は、0.5msのスロット期間にわたる12個のサブキャリアにまたがり、各サブキャリアは15kHzの帯域幅を有し、全体でRB当たり180kHzにわたる。サブフレームは、たとえば0、1、2、3、4、5、6、7、8、および9と標識されたサブフレームのシーケンス408で、ユニキャストまたはeMBMSに対して割り振られてよく、サブフレーム0、4、5、および9はFDDにおいてeMBMSから除外されてよい。サブフレーム0、1、5、および6は、時分割複信(TDD)においてeMBMSから除外されてよい。より具体的には、サブフレーム0、4、5、および9は、PSS/SSS/PBCH/ページング/システム情報ブロック(SIB)およびユニキャストサービスのために使用され得る。シーケンス中の残りのサブフレーム、たとえば、サブフレーム1、2、3、6、7、および8は、eMBMSサブフレームとして構成され得る。
図4の参照を続けると、各eMBMSサブフレーム400内で、最初の1個または2個のシンボルが、ユニキャスト参照シンボル(RS)および制御シグナリングのために使用され得る。最初の1個または2個のシンボルのCP長は、サブフレーム0のCP長に従い得る。CP長が隣接するサブフレームにおいて異なると、最初の1個または2個のシンボルとeMBMSシンボルの間に送信ギャップが発生することがある。関連する態様では、全体のeMBMS帯域幅の利用率は、RSのオーバーヘッドを考慮すると(たとえば、各eMBMSサブフレーム内に6個のeMBMSサブフレームおよび2個の制御シンボル)、42.5%であり得る。MBSFN RSおよびユニキャストRSを提供するための既知の技法は通常、MBSFNサブフレーム上でMBSFN RSを割り振ること(図4に示されるように)と、別個に、非MBSFNサブフレーム上でユニキャストRSを割り振ることとを伴う。より具体的には、図4が示すように、MBSFNサブフレーム400の拡張CPは、MBSFN RS410を含むがユニキャストRSを含まない。本技術は、図2および図4によって示される特定のフレーム割振り方式に限定されず、図2および図4は限定ではなく例として提示される。マルチキャストセッション(場合によってはマルチキャストブロードキャストとも呼ばれることがある)は、任意の適切なフレーム割振り方法を使用することができる。
図5は、複数のMBSFNエリア504、506、508を包含するMBMSサービスエリア502を含むシステム500を示し、複数のMBSFNエリアはそれら自体が、複数のセルまたは基地局510を含む。本明細書で使用される場合、「MBMSサービスエリア」は、あるMBMSサービスが利用可能であるワイヤレス送信セルのグループを指す。たとえば、特定のスポーツまたは他の番組が、特定の時間において、MBMSサービスエリア内で基地局によってブロードキャストされ得る。特定の番組がブロードキャストされるエリアが、MBMSサービスエリアを定義する。MBMSサービスエリアは、504、506、および508において示されるような1つまたは複数の「MBSFNエリア」で構成され得る。本明細書で使用される場合、MBSFNエリアは、MBSFNプロトコルを使用して同期された方式で特定の番組を現在ブロードキャストしているセルのグループ(たとえば、セル510)を指す。「MBSFN同期エリア」は、MBSFNプロトコルを使用して特定の番組をブロードキャストするように同期された方式で動作することが、現在そうしているかどうかに関係なく可能となるように、相互接続され構成されるセルのグループを指す。各eNBは、所与の周波数レイヤ上で、1つのMBSFN同期エリアだけに属し得る。MBMSサービスエリア502が1つまたは複数のMBSFN同期エリア(図示されず)を含み得ることは、留意に値する。逆に、MBSFN同期エリアは、1つまたは複数のMBSFNエリアまたはMBMSサービスエリアを含み得る。一般に、MBSFNエリアは、単一のMBSFN同期エリアのすべてまたは一部で構成され、単一のMBMSサービスエリア内に位置する。様々なMBSFNエリアの重複がサポートされ、単一のeNBはいくつかの異なるMBSFNエリアに属し得る。たとえば、異なるMBSFNエリアのメンバーシップとなることをサポートするように、最大で8個の独立したMCCHが、システム情報ブロック(SIB)13において構成され得る。MBSFNエリア予備セルまたは基地局は、MBSFN送信に寄与しないMBSFNエリア内のセル/基地局、たとえば、MBSFN同期エリアの境界の近くのセル、または、その位置が原因でMBSFN送信に必要とされないセルである。
図6は、MBSFNサービスを提供またはサポートするための、ワイヤレス通信システム600の機能エンティティを示す。Quality of Service(QoS)に関して、システム600は保証ビットレート(GBR)タイプのMBMSベアラを使用し、ここで最大ビットレート(MBR)はGBRに等しい。これらのコンポーネントは例として示され説明されており、本明細書で説明される進歩性のある概念を限定するものではなく、この概念は、マルチキャスト送信を配信し制御するための他のアーキテクチャおよび機能の分配に適合され得る。
システム600は、MBMSゲートウェイ(MBMS GW)616を含み得る。MBMS GW616は、M1インターフェースを介したeNodeB604へのMBMSユーザプレーンデータのインターネットプロトコル(IP)マルチキャスト配信を制御し、多くの可能なeNBのうちの1つのeNB604が示されており、「M1」はLTEのための技術的な規格および関連する規格によって記述されるような論理インターフェースを指す。加えて、MBMS GW616は、M1インターフェースを介したUTRAN無線ネットワークコントローラ(RNC)620へのMBMSユーザプレーンデータのIPマルチキャスト配信を制御し、多くの可能なRNCのうちの1つのUTRAN RNC620が示されている。M1インターフェースは、MBMSデータ(ユーザプレーン)に関連付けられ、データパケットの配信のためにIPを利用する。eNB604は、E-UTRAN Uuインターフェースを介してUE/モバイルエンティティ602にMBMSコンテンツを提供することができ、「Uu」は、LTEのための技術的な規格および関連する規格によって記述されるようなエアインターフェースを指す。RNC620は、Uuインターフェースを介してMBMSコンテンツをUEモバイルエンティティ622に提供することができる。MBMS GW616はさらに、モビリティ管理エンティティ(MME)608およびSmインターフェースを介して、MBMSセッション制御シグナリング、たとえば、MBMSセッション開始およびセッション停止を実行することができ、「Sm」は、LTEのための技術的な規格および関連する規格によって記述されるような論理インターフェースを指す。MBMS GW616はさらに、SG-mb(ユーザプレーン)の基準点を通じてMBMSベアラを使用してエンティティに対するインターフェースを提供し、SGi-mb(ユーザプレーン)の基準点を通じてMBMSベアラを使用してエンティティに対するインターフェースを提供することができ、「SG-mb」および「SGi-mb」は、LTEのための技術的な規格および関連する規格によって記述されるような論理インターフェースを指す。SG-mbインターフェースは、MBMSベアラサービス固有のシグナリングを搬送する。SGi-mbインターフェースは、MBMSデータ配信のためのユーザプレーンインターフェースである。MBMSデータ配信は、デフォルトモードであり得るIPユニキャスト送信によって、またはIPマルチキャストによって実行され得る。MBMS GW616は、Serving General Packet Radio Service Support Node(SGSN) 618およびSn/Iuインターフェースを介して、UTRAN上でMBMSに対する制御プレーン機能を提供することができる。
システム600はさらに、マルチキャスト協調エンティティ(MCE)606を含み得る。MCE606は、MBMSコンテンツのためのアドミッション制御機能を実行し、MBSFN動作を使用するマルチセルMBMS送信のためにMBSFNエリア中のすべてのeNBによって使用される時間および周波数無線リソースを割り振ることができる。MCE606は、たとえば、変調および符号化方法のような、MBSFNエリアに対する無線構成を決定することができる。MCE606は、MBMSコンテンツのユーザプレーン送信をスケジューリングおよび制御し、どのサービスがどのマルチキャストチャネル(MCH)において多重化されるべきかを判定することによって、eMBMSサービスの多重化を管理することができる。MCE606は、M3インターフェースを通じてMME608とのMBMSセッション制御シグナリングに参加することができ、eNB604に制御プレーンインターフェースM2を提供することができ、「M2」および「M3」は、LTEのための技術的な規格および関連する規格によって記述されるような論理インターフェースを指す。
システム600はさらに、コンテンツプロバイダサーバ614と通信しているブロードキャストマルチキャストサービスセンター(BM-SC)612を含み得る。BM-SC612は、コンテンツプロバイダ614のような1つまたは複数のソースからのマルチキャストコンテンツの取り込みを処理し、以下で説明されるような他の高水準の管理機能を提供することができる。これらの機能は、たとえば、特定されたUEに対するMBMSサービスの認証および開始を含む、メンバーシップ機能を含み得る。BM-SC612はさらに、MBMSセッションおよび送信機能、ライブブロードキャストのスケジューリング、ならびに、MBMSおよび関連する配信機能を含む配信を、実行することができる。BM-SC612はさらに、サービスの告知および説明、たとえば、マルチキャストに利用可能なコンテンツの告知を行うことができる。別個のパケットデータプロトコル(PDP)コンテキストが、UEとBM-SCとの間で制御メッセージを搬送するために使用され得る。BM-SCはさらに、鍵管理のようなセキュリティ機能を提供し、データ量およびQoSのようなパラメータに従ってコンテンツプロバイダの課金を管理し、ブロードキャストモードのために、UTRANおよびE-UTRANにおいてMBMSのためのコンテンツの同期を行い、UTRANにおいてMBSFNデータのヘッダ圧縮を行うことができる。BM-SC612は、QoSのようなセッション属性およびMBMSサービスエリアを含めて、セッションの開始、更新、および停止を、MBMS-GW616に対して示すことができる。
システム600はさらに、MCE606およびMBMS-GW608と通信しているモビリティ管理エンティティ(MME)608を含み得る。MME608は、E-UTRAN上でMBMSのための制御プレーン機能を提供することができる。加えて、MMEは、MBMS-GW616によって定義されるマルチキャスト関連の情報を、eNB604およびRNC620に提供することができる。MME608とMBMS-GW616との間のSmインターフェースは、MBMS制御シグナリング、たとえば、セッション開始信号およびセッション停止信号を搬送するために使用され得る。
システム600はさらに、P-GWと省略されることがあるパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(GW)610を含み得る。P-GW610は、シグナリングおよび/またはユーザデータのために、UE602とBM-SC612の間にEvolved Packet System(EPS)ベアラを提供することができる。したがって、P-GW610は、UEに割り当てられたIPアドレスに関連して、UEが起源であるUniform Resource Locator(URL)に基づく要求を受信することができる。BM-SC612はまた、P-GW610を介して1つまたは複数のコンテンツプロバイダにリンクされてよく、P-GW610は、IPインターフェースを介してBM-SC612と通信することができる。
UEのようなeMBMSデバイスは、単一の周波数帯域または複数の周波数帯域でサービスをサポートすることができる。eMBMSデバイスが利用可能なeMBMS周波数帯域の数は、eMBMSデバイスにおいてサポートされる周波数帯域の数より大きいことがある。eMBMSデバイスによって使用されない周波数帯域は、eMBMSデバイスによって現在使用されている周波数で提供されるコンテンツに加えて、コンテンツを搬送することができる。したがって、eMBMSデバイスは、eMBMSデバイスがアイドルモードにあるときのセル再選択または周波数間のハンドオフのために、利用可能な周波数帯域を優先順位付けることを望み得る。利用可能な周波数帯域を決定するために、eMBMSデバイスは、user service description(USD)とも呼ばれるユーザサービスガイドと、システム情報ブロック5(SIB5)とを読み取る。USDから、eMBMSデバイスは、サービスがブロードキャストされる周波数帯域を決定することができる。SIB5から、eMBMSデバイスは、近隣のノードの周波数帯域、さらには、ネットワークにより規定される周波数帯域の優先順位を判定することができる。一態様では、eMBMSデバイスは、eMBMSデバイスが現在サービスを受けている周波数帯域を優先することができる。この場合、eMBMSデバイスは、他の利用可能な周波数帯域で利用可能な追加のコンテンツによる恩恵を受けないことがある。コンテンツがすべてのサービスエリア中のUSDで列挙されているすべての周波数帯域で重複されている場合、好ましい構成は、eMBMSデバイスが周波数帯域に対するネットワーク優先順位を使用することであってよく、それは、ネットワークがその優先順位を使用して、大半のコンテンツを搬送する周波数帯域へとユーザを案内できるからである。
UEの観点からは、マルチバンドのサポートについての問題があり得る。UEに対するネットワークカバレッジを決定する際、UEは、UEの現在のセルにおいてSIB13ブロードキャストメッセージをスキャンすることができる。しかしながら、すべての周波数をスキャンすることは、UEにとって、電流の消費を含むバッテリーの電力における犠牲が大きいことがあり、ユニキャストサービスに影響を与えることがある(たとえば、ページングメッセージの欠損)。サービスの利用可能性を判定する際、UEは、現在のセル上で一時的モバイルグループ識別情報(TMGI)のブロードキャストをスキャンすることができる。加えて、UE上のアプリケーションは、利用可能なTMGIを使用して、グローバルサービスリストをフィルタリングする必要があり得る。接続モードでサービスのアクセス可能性を判定する際、UEは、現在の周波数上にあるサービスだけにアクセスすることができる。TMGIがアクティブになると、サービスへのアクセスは、現在の周波数上にあるサービスに限定され得る。UEの接続モードにおけるサービスの持続可能性のために、ネットワークは、任意の時間において、UEにおいて受信されているeMBMSサービスが利用可能ではない周波数へと、UEを切り替える(たとえば、負荷平衡のためにUEをハンドオーバーして、ユーザを移動させる、など)ことができる。UEのユニキャストアイドルモードでは、任意のユニキャスト活動が、ユーザを接続モードへと切り替えることがあり、ネットワークが任意の時間にUEを切り替え得るという欠点を伴う。
eMBMSは、ブロードキャストおよびマルチキャストサービスの効率的な配信を行うように設計されたインターフェース規格である。UEのようなeMBMSデバイスは、単一の周波数帯域または複数の周波数帯域でサービスをサポートすることができる。eMBMSデバイスが利用可能なeMBMS周波数帯域の数は、eMBMSデバイスにおいてサポートされる周波数帯域の数より大きいことがある。eMBMSデバイスによって使用されない周波数帯域は、eMBMSデバイスによって現在使用されている周波数で提供されるコンテンツに加えて、コンテンツを搬送することができる。したがって、eMBMSデバイスは、eMBMSデバイスがアイドルモードにあるときのセル再選択または周波数間のハンドオフのために、利用可能な周波数帯域を優先順位付けることを望み得る。これは、eMBMSデバイスが、他の周波数帯域において追加のコンテンツを受信することを可能にし得る。
3GPP TS 36.304における現在の規格は、eMBMSデバイスがユニキャストアイドルモードにおいて現在の周波数を優先することを推奨する。この場合、eMBMSデバイスは、他の利用可能な周波数帯域で利用可能な追加のコンテンツによる恩恵を受けないことがある。たとえば、コンテンツがすべてのサービスエリア中のUSDで列挙されている他の周波数帯域(またはすべての周波数帯域)で重複されている場合、好ましい構成は、eMBMSデバイスが周波数帯域に対するネットワーク優先順位を使用することであってよく、それは、ネットワークがその優先順位を使用して、大半のコンテンツを搬送する周波数帯域へとユーザを案内できるからである。
一実施形態では、eMBMSデバイスは、USDと近隣リスト(SIB5で入手可能)の両方に共通の1つまたは複数の周波数帯域を決定することができる。共通の周波数帯域が1つしかない場合、eMBMSデバイスは、その1つの共通の周波数帯域を優先する。2つ以上の共通の周波数帯域がある場合、eMBMSデバイスは、SIB5において与えられたネットワーク優先順位に基づいて、共通の周波数帯域を優先することができる。優先順位の決定の結果として、eMBMSデバイスが場合によっては追加のコンテンツを伴ってある周波数にハンドオーバーするので、わずかな信号の中断があり得る。周波数帯域の優先順位の決定は、1)周波数帯域がUSDと(SIB5からの)近隣リストの両方で見い出されるかどうかに基づき、2)SIB5において与えられるような周波数帯域のネットワーク優先順位に基づき得る。
たとえば、UEは、1つの周波数帯域で、ブロードキャスト配信を介してブロードキャストコンテンツを受信していることがある。周波数帯域は第1のリソースであり得る。コンテンツは、1つの周波数帯域でコンテンツをブロードキャストする第1のキャリアから受信され得る。UEがユニキャストアイドルモードにある間、UEは、(たとえば、コンテンツが利用可能であるUSDから)キャリアの第1のセットを決定することができる。第1のキャリアはUSDに含まれ得る。UEは、現在のセルの中の近隣リスト(たとえば、SIB5で入手可能)から、キャリアの第2のセットを決定することができる。UEは、キャリアの共通のセット、たとえば、キャリアの第1のセットとキャリアの第2のセットの重複部分であるキャリアのセットを決定することができる。UEは、追加のコンテンツを提供しているキャリアの共通のセット中の別のキャリアに、移行またはハンドオーバーすることを望むことがある。UEは、ネットワークによって他のキャリアに移され得る。一例では、UEは、キャリアの第1のセットおよび/または第2のセットのハンドオフ優先順位を修正することができる。一態様では、UEは、ネットワーク優先順位(たとえば、ネットワーク命令)を受信し、ネットワーク優先順位と、各キャリアが共通のセットの一部かどうか(たとえば、キャリアの共通のセットのメンバーかどうか)とに基づいて、キャリアの第1のセットおよび第2のセットのハンドオフ優先順位を修正することができる。UEは、修正されたハンドオフ優先順位に基づいて、第1のセットおよび第2のセットの中のキャリアの1つにハンドオフするかどうかを判定することができる。
ネットワーク事業者は2つ以上の周波数帯域でサービスを提供することができ、少なくとも第1の周波数帯域は全国的なサービスカバレッジを提供し、第2の周波数帯域は局所的なサービスカバレッジを提供する。たとえば、第1の周波数帯域はバンド13(B13)であってよく、第2の周波数帯域はバンド4(B4)であってよい。第1の周波数帯域はB13に限定されず、別の周波数帯域であってよい。第2の周波数帯域はB4に限定されず、別の周波数帯域であってよい。たとえば、局所的なサービスカバレッジは、スポーツスタジアムのような会場のカバレッジエリアを含み得る。B4は、ユニキャスト能力を向上させるために会場内で使用され得る。B13で提供される一部のまたはすべての全国的なコンテンツが、B4で重複されて提供され得る。会場内のコンテンツはB13上で重複されることもされないこともある。eMBMSデバイスのユーザが会場内のカバレッジエリアに入ると、会場内のコンテンツが利用可能であることをeMBMSデバイス(たとえば、UE)のアプリケーションがユーザにシグナリングすることが望ましいことがある。
図7は、様々な展開構成のための例示的な二重の周波数帯域の展開構成およびモビリティ状況を示す。この例では、1つのキャリアがB13で利用可能であってよく、別のキャリアがB4で利用可能であってよい。現在のセルおよび隣接するセルで使用される周波数は、ネットワークによってブロードキャストされるキャリア周波数の近隣リストを参照することから知られ得る。近隣リストの中で、ネットワークは、UEのハンドオフの場合の周波数の相対的な優先順位を規定することができる。相対的な優先順位は、周波数の優先順序を与えることができる。この優先順位のリストは、UEに送信される制御情報の一部として、UEのユニキャスト接続モードの間にUEに伝えられ得る。図7の展開構成は、全国的なカバレッジエリア710、会場内のカバレッジエリア720、および増強されたユニキャストカバレッジエリア730を含み得る。展開構成は、全国的なカバレッジの周波数帯域B13、および会場内の周波数帯域B4を含み得る。B13からのコンテンツは、B4上で重複されることもされないこともある。ユーザは、あるカバレッジエリアから別のカバレッジエリアに(たとえば、全国的なカバレッジエリア710から会場内のカバレッジエリア720に)、ある隣接するカバレッジエリアから別の隣接するカバレッジエリアに(たとえば、全国的なカバレッジエリア710から会場内のカバレッジエリア720に)移動することがある。UEは、アイドル状態または接続されたユニキャスト状態を有し得る。UEは、アイドルモードにあってよく、または、ネットワークからTMGI eMBMS状態の更新を受信していてよい。会場内のカバレッジエリア720または増強されたユニキャストカバレッジエリア730に移動するユーザに対しては、周波数帯域B4とB13の両方が利用可能になり得る。会場内のカバレッジエリア720または増強されたユニキャストカバレッジエリア730から全国的なカバレッジエリア710へと出たユーザに対しては、B4はもはや利用可能ではないことがある。UEは、以下のカバレッジエリアの間を移動するときに、以下のモビリティ状況に遭遇し得る(図8において以下でさらに説明される)。
A+) B13を伴う全国的なカバレッジエリア710から、B4とB13の両方が利用可能になる会場内のカバレッジエリア720へと移動する。
B+) B13を伴う全国的なカバレッジエリア710から、B4とB13の両方が利用可能になる増強されたユニキャストカバレッジエリア730へと移動する。
C+) B4およびB13を伴う増強されたユニキャストカバレッジエリア730から、B4とB13の両方が利用可能なままである会場内のカバレッジエリア720へと移動する。
A-、B-、C-) 上記の状況(すなわち、A+、B+、C+)の各々において逆方向に動くと、周波数帯域の利用可能性は逆になる。
図8は、UEに対する図7の例示的な二重の周波数帯域の展開のためのモビリティ状況の表である。A+、B+、C+、およびC-のモビリティ状況において、マルチバンドの問題には、UEが移動している先の新たなエリアにおける、カバレッジおよびコンテンツの利用可能性、さらには、移動の前から見られているコンテンツの配信の持続可能性があり得る。A+、B+、C+、およびC-のモビリティ状況では、UEはB13とB4の両方に対するアクセス権を有するが、B13上のコンテンツはB4上で重複されないことがある。そのような例では、UEがB13のカバレッジエリアからB4のカバレッジエリアに移動すると、UEはもはや、B13で受信されていたコンテンツを受信できない。B-およびA-のモビリティ状況では、マルチバンドの問題には、移動の前から見られているコンテンツの受信の持続可能性があり得る。B-およびA-の状況では、UEは、会場内のカバレッジエリア720または増強されたユニキャストカバレッジエリア730から出て、B4を失うので、B4で受信されていたコンテンツがもはや利用可能ではなくなることがある。
図9は、様々な展開構成のためのコンテンツ重複を伴わない例示的な複数の周波数帯域の展開構成およびモビリティ状況を示す。図9の展開構成は、全国的なカバレッジエリア910、会場内のカバレッジエリア920、および増強されたユニキャストカバレッジエリア930を含む。展開構成は、全国的なカバレッジの周波数帯域B13、および会場内の周波数帯域B4を含み得る。B13からのコンテンツは、B4上で重複されないことがある。全国的なコンテンツはB13のみで搬送され得る。会場のコンテンツはB4のみで搬送され得る。UEは、コンテンツがB13とB4のいずれかでブロードキャストされる際の周波数帯域を決定することが可能であり得る。UEは、現在のセルにおいて列挙されているような近隣の周波数帯域を決定することが可能であり得る。
図10は、UEに対する図10の例示的な複数の周波数帯域の展開のためのモビリティ状況の表である。この表は、重複を伴わない複数の周波数帯域の展開のためのモビリティ状況を要約する。
図11は、様々な展開構成のための全国的なコンテンツの重複を伴う例示的な複数の周波数帯域の展開構成およびモビリティ状況を示す。図11の展開構成は、全国的なカバレッジエリア1110、会場内のカバレッジエリア1120、および増強されたユニキャストカバレッジエリア1130を含み得る。展開構成は、全国的なカバレッジの周波数帯域B13、および会場内の周波数帯域B4を含む。B13からの全国的なコンテンツは、B4上で重複されることがある。会場内のコンテンツはB4のみで提供され得る。B13は全国的なコンテンツのみを提供することができる。B4は全国的なコンテンツと会場内のコンテンツの両方を提供することができる。UEは、全国的なコンテンツがすべての会場内カバレッジエリア1120においては重複され、またはいずれの場所でも重複されないと、推測し得る。UEは、コンテンツがB4とB4およびB13の両方とのいずれかでブロードキャストされる際の周波数帯域を決定することが可能であり得る。UEは、現在のセルにおいて列挙されているような近隣の周波数帯域を決定することが可能であり得る。
図12は、UEに対する図11の全国的なコンテンツの重複を伴う例示的な複数の周波数帯域の展開構成のためのモビリティ状況の表である。この表は、B4での全国的なコンテンツの重複を伴う、複数の周波数帯域の展開のためのモビリティ状況を要約する。UEのユニキャストアイドルモードおよびeMBMS受信モードでは、UEは、選択肢1において、UEが現在eMBMSサービスを受けている周波数を優先し、または、選択肢2において、ネットワーク優先順位で示されるような1つまたは複数の周波数を優先するように構成され得る。ユニキャストアイドルモードおよびeMBMS受信モードのUEでは、現在の周波数(B13)を優先すること(選択肢1)でUEが全国的なコンテンツの受信を続けることが可能になるが、UEは利用可能な会場内のコンテンツを決定または受信することが可能ではないことがあるということを、列A+およびC+の状況は示す。上記の状況では、ネットワーク優先順位に基づいて優先して(たとえば、B4に切り替えて)(選択肢2)、UEは、全国的なコンテンツの受信を続けることができ(全国的なコンテンツはB4で重複されるので)、会場内のコンテンツを受信することも可能であり得る。ユニキャストアイドルモードおよびeMBMS受信モードのUEでは、列B+の状況は、UEがB4とB13のいずれかで全国的なコンテンツを維持できることを示す。しかしながら、全国的なコンテンツのみが利用可能であり得る。ユニキャストアイドルモードおよびeMBMS受信モードのUEでは、列C-の状況は、UEが会場のコンテンツを失い得ることを示す。
上で説明されたように、マルチバンド展開におけるUEのモビリティに対する可能な解決法は、すべての会場内のカバレッジエリアおよび増強されたユニキャストカバレッジエリアにおいて全国的なコンテンツを重複させ、ネットワークが会場内カバレッジエリアおよび増強されたユニキャストカバレッジエリアの周波数帯域を優先する、ということであり得る。UEは、全国的なコンテンツを失うことなく、会場内のカバレッジエリア1120または増強されたユニキャストカバレッジエリア1130の周波数帯域に切り替えることができ、場合によっては、コンテンツのさらなる利用可能性を得ることができる。接続モードのUEに対して、ネットワークは、UEをB4に移すように構成され得る。全国的なコンテンツのコンテンツ重複および会場内のカバレッジエリア/増強されたカバレッジエリアの周波数帯域の優先がなければ、ユニキャスト活動が原因で接続モードに切り替わるUEが、ユーザに現在のeMBMSコンテンツを失わせ得るので、上記の解決法は有益であり得る。利用可能なコンテンツは、上記の解決法がなければ、UEがキャンプオンしている周波数帯域に依存し得る。
図13は、UEが全国的なカバレッジエリア1310から会場内のカバレッジエリア1320に移動するときのUEのモビリティを示す図である。ユニキャストアイドルモードおよびeMBMS受信モードのUEは、1310において、全国的なカバレッジエリア1310から会場内のカバレッジエリア1320に移り得る。UEは、B13でeMBMSコンテンツを利用していることがあり、会場内のカバレッジエリア1320に移動することがある。UEは、以下の構成のうちの1つに従い得る。以下の構成は、UEがハンドオフ優先順位のセットを適用すること、または、それぞれのカバレッジエリアにおけるキャリアのハンドオフ優先順位を修正/変更することに基づき得る。第1の構成では、UEは、B13でのeMBMSコンテンツの利用が原因で、B13に最高の優先順位を与える(たとえば、B13と関連付けられるキャリアに最高の優先順位を与える)ことによって、B13にとどまり得る。UEがB13でのeMBMSコンテンツの受信を停止しB4に移るまで、UEは会場内のコンテンツの利用可能性を検出できない。第2の構成では、UEは、会場内に移動したときに周波数優先順位についてのネットワーク命令(たとえば、ネットワークから受信されたハンドオフ優先順位)に従うことができ、B4がネットワークによって優先されているので、B4に移ることができる。第3の構成では、UEは、全国的なコンテンツがB13のみで利用可能であり、B4上で全国的なコンテンツの重複がない場合、第1の構成に従い得る。UEは、コンテンツがB4とB13の両方で利用可能である場合、第2の構成に従い得る。第3の構成は、第1の構成および第2の構成に対する利点を提供し得る。第3の構成では、UEは、コンテンツがブロードキャストされる既知の周波数に基づいて、ハンドオフのための周波数のネットワーク優先順位を設定することができる。たとえば、コンテンツがB13周波数で告知されるようなサービス告知で列挙されている場合、かつ上記の使用事例では、UEは、現在のB13周波数を優先し、B4周波数により低い優先順位を与えることができる。コンテンツがB13周波数およびB4周波数でブロードキャストされるようなサービス告知で列挙されている場合、デバイスは、B13周波数とB4周波数の両方により高い優先順位を与え、ネットワーク優先順位を使用して2つの周波数の間の相対的な優先順位を設定することができる。この解決法は利点を有し得る。それは、a)コンテンツがサービスのためのサービス告知で列挙されるすべての周波数ですべてのエリアにおいて送信される場合、または代替的には、b)コンテンツがサービス告知で列挙されるすべての周波数で、いくつかの、しかしすべてではないエリアにおいて送信される場合、ネットワーク優先順位に従うことで、現在のコンテンツを搬送している周波数上で利用可能なコンテンツの少なくとも複製を搬送する周波数へとデバイスが導かれる(すなわち、より高い優先順位の周波数上のコンテンツが、より低い優先順位の周波数のコンテンツの上位集合である)ように、ネットワーク優先順位が設定されるからである。a)とb)のいずれかが所与のサービスエリアにおいて当てはまる場合、本明細書で提案される解決法は、二重の帯域展開におけるコンテンツの利用可能性および持続可能性の問題を解決するための利点を提供することができる。
上記の解決法は、図15A〜図15Bを参照して以下で説明される方法を使用して、任意の数の帯域に拡張され得る。方法は、(上で図3に関して説明されたように)複数の受信チェーンを有するデバイスによって実行され得る。マルチバンド構成をサポートするUEでは、UEは、ハンドオフのために少なくとも1つの周波数帯域を優先し選択することができる。近隣列挙メッセージ(たとえば、SIB5)から、eMBMSデバイスは、近隣のノードの周波数帯域、さらには、周波数帯域のネットワークにより規定される優先順位を決定することができる。UEは、UEが現在サービスを受けている周波数帯域を優先することができ、または、UEは、周波数帯域に対するネットワーク優先順位を使用することができる。残りの周波数間でのハンドオフ優先順位は、残りの所望のコンテンツを発見することの優先順位を最大にするように設定されてよく、これによって、周波数の望ましさは、UEによって学習されたようなユーザ選好に基づき得る。最も単純な場合、このユーザ選好は、最近アクセスされたコンテンツのリストに反映され得る。
図13の上記の状況では、UEは、会場内のカバレッジエリア1320に入ったとき、コンテンツの利用可能性を判定する必要があり得る。会場内のカバレッジエリア1320に入ると、UE上のアプリケーションが、会場内のコンテンツの利用可能性をユーザにシグナリングすることが望ましいことがある。この挙動は、複数の方法で実現され得る。一態様では、会場内のアプリケーションは、ユーザが会場内のカバレッジエリア1320に入ると起動される別個のアプリケーションであり得る。別の態様では、スポーツのアプリケーションなどのアプリケーションは、B13セルおよびB4セルのグローバルセルID(GCI)を通じて、会場およびカバレッジのエリアを認識することができる。さらに別の態様では、UEは、GPS位置決定またはネットワークにより支援される位置決定を使用して、UEが会場内のブロードキャストのカバレッジエリアの中にあることを認識することができる。他の方法も可能であり得る。
別の態様では、そのTMGIが現在のセルで利用可能であるサービスをUEが報告するだけで十分であり得る。この実施形態の要件には、1)ネットワークが会場内のカバレッジエリア1320においてB4上でB13のコンテンツを重複させること、2)UEのアイドルモードと接続モードの両方においてネットワークが会場エリアでユーザをB4に移行させること、および3)ネットワークが増強されたカバレッジエリア1330においてB4上でB13のコンテンツを重複させることがあってよく、そうでなければ、UEが増強されたカバレッジエリア1330に入るとB4に移りB13のコンテンツを失い得る。
図14は、様々な複数の周波数帯域の展開構成による、UEのモビリティのための例示的な流れ図を示す。UEは、アプリケーション層1410、ミドルウェア(またはファームウェア)1420、およびモデム1430を含み得る。ユーザは、UE上でストリーミングサービスをアクティブ化することができる(ブロック1442)。アプリケーション層1410は、開始メッセージ(たとえば、StartServiceコマンド)をミドルウェア1420に通信することができる。今度は、ミドルウェア1420が、メッセージ(たとえば、activateTMGIコマンド)をモデム1430に通信することができる。UEは次いで、ユニキャストアイドルモードにある間、eMBMSサービスをB13上で受けることができる(受信eMBMSモード)(ブロック1448)。たとえば、UEはB13にキャンプオンしていてよい(ブロック1448)。UEは、ミドルウェア1450においてeMBMSサービスに対するデータを受信し、データを復号してアプリケーション層1410におけるセグメントを取り出すことができる(ブロック1452)。UEは、B4が利用可能な会場内のカバレッジエリアに入り得る(ブロック1454)。第1の実施形態では、モデムは、B13でのコンテンツ消費が原因でB13を優先し、B13にとどまる(ブロック1460)。第2の実施形態では、モデムは、ネットワーク優先命令に基づいてB4を優先し、B4に切り替える(ブロック1470)。第1の実施形態では、UEは、B13でコンテンツの受信を続ける(ブロック1462、1464)。アプリケーションは、他の機構を通じて会場サービスの利用可能性を判定することができる(ブロック1466)。第2の実施形態では、UEはB4に切り替え、B4でコンテンツを受信する。第2の実施形態では、UEは、利用可能なTMGIのリストの更新を受信することができ、ユーザは、利用可能な会場内のサービス(または追加のコンテンツ)を通知され得る(ブロック1472、1474)。第2の実施形態では、B13上のコンテンツはB4上で重複され得る。UEは、B13上のコンテンツがB4上で重複されることを(たとえば、事前の構成またはネットワークメッセージを通じて)知っていることがある。コンテンツが会場内のカバレッジエリアでは重複されるが増強されたユニキャストカバレッジエリアでは重複されない(B13上のコンテンツがいくつかのエリアのみでB4上で重複される)場合、増強されたユニキャストカバレッジエリアにおいて、モデムはB4に切り替え、サービス利用を中断して、サービスの利用可能性を判定することができる。
図15Aに関して、本明細書で説明される実施形態の1つまたは複数の態様によれば、たとえば、UE、モバイルエンティティなどのような装置によって動作可能な方法1500が示される。方法は、UEによる実行に限定されず、定義された動作が可能である、かつ/または定義された動作が適用可能な規格によって許容される、任意のワイヤレスエンティティまたはエンティティの組合せによって実行され得る。方法1500は、1502において、キャリアの第1のセットと関連付けられる第1のリソースで、ブロードキャスト配信を介してブロードキャストコンテンツを受信するステップを含み得る。方法1500はさらに、1504において、ユニキャストアイドルモードの間に、現在のセルの中の近隣のキャリアを含むキャリアの第2のセットを決定するステップを含み得る。方法1500は、1506において、キャリアの第1のセットおよび第2のセットを含むキャリアの共通のセットの各キャリアのメンバーシップに基づいて、さらに、ワイヤレス通信ネットワークによって規定される優先順序に基づいて、キャリアの第1のセットおよびキャリアの第2のセットのハンドオフ優先順位を修正するステップを含み得る。方法1500は、1508において、修正されたハンドオフ優先順位を考慮したハンドオフの判断に基づいて、キャリアの第1のセットと第2のセットのうちの1つの中の少なくとも1つのキャリアへとハンドオーバーするかどうかを判定するステップを含み得る。
図15Bを参照すると、方法1500のさらなる任意選択の動作または態様が示されている。方法1500が図15Bの少なくとも1つのブロックを含む場合、方法1500は、任意の後続の下流ブロックを含むことなく、少なくとも1つのブロックの後で終了することができる。ブロックの番号は、ブロックが方法1500に従って実行され得る具体的な順序を示唆していないことに、さらに留意されたい。たとえば、方法1500はさらに、キャリアの第1のセットに含まれないキャリアの第2のセットの中のキャリアを含む、キャリアの第3のセットを決定するステップを含み得る(1515)。たとえば、方法1500はさらに、共通のセットの中のキャリアが最高の優先順位を有し、第3のセットの中のキャリアが最低の優先順位を有し、共通のセット内でのキャリアの相対的な優先順位がワイヤレス通信ネットワークによって規定される優先順序に従うように、ハンドオフ優先順位を修正するステップを含み得る(1516)。たとえば、方法1500はさらに、少なくとも1つのキャリアから追加のマルチメディアコンテンツを受信するステップ(ブロック1517)と、マルチキャリア受信モードでコンテンツを受信するステップ(ブロック1518)と、ハンドオーバーすることを決定すると少なくとも1つのキャリアにハンドオーバーするステップ(ブロック1520)とを含み得る。
図16Aは、図15A〜図15Bの方法による、ネットワーク駆動型のセル再選択を実施するための装置のある実施形態を示す。図16Aを参照すると、UE、モバイルエンティティなどとして、または、デバイスの1つの中で使用するためのプロセッサもしくは同様のデバイス/コンポーネントとして構成され得る、例示的な装置1600が提供される。装置1600は、プロセッサ、ソフトウェア、またはその組合せ(たとえばファームウェア)によって実施される機能を表し得る機能ブロックを含み得る。たとえば、装置1600は、キャリアの第1のセットと関連付けられる第1のリソースで、ブロードキャスト配信を介してブロードキャストコンテンツを受信するためのコンポーネントまたはモジュール1622を含み得る。装置1600はまた、ユニキャストアイドルモードの間に、現在のセルの中の近隣のキャリアを含むキャリアの第2のセットを決定するためのコンポーネントまたはモジュール1624を含み得る。装置1600はまた、キャリアの第1のセットおよび第2のセットを含むキャリアの共通のセットの各キャリアのメンバーシップに基づいて、さらに、ワイヤレス通信ネットワークによって規定される優先順序に基づいて、キャリアの第1のセットおよびキャリアの第2のセットのハンドオフ優先順位を修正するためのコンポーネントまたはモジュール1626を含み得る。装置1600はまた、修正されたハンドオフ優先順位を考慮したハンドオフの判断に基づいて、キャリアの第1のセットと第2のセットのうちの1つの中の少なくとも1つのキャリアへとハンドオーバーするかどうかを判定するためのコンポーネントまたはモジュール1628を含み得る。
関連する態様では、装置1600は、プロセッサとしてではなく、UEまたはモバイルエンティティとして構成されている装置1600の場合、少なくとも1つのプロセッサを有するプロセッサコンポーネント1610を任意選択で含み得る。プロセッサ1610は、そのような場合、バス1612または同様の通信結合を介してコンポーネント1622〜1634と動作可能に通信し得る。プロセッサ1610は、電気的コンポーネント1622〜1634によって実行されるプロセスまたは機能の開始およびスケジューリングを実施することができる。
さらなる関連する態様において、装置1600はシグナリングコンポーネント1614を含み得る。装置1600は任意選択で、たとえば、メモリデバイス/コンポーネント1616のような、情報を記憶するためのコンポーネントを含み得る。コンピュータ可読記憶媒体またはメモリコンポーネント1616は、バス1612などを介して装置1600の他のコンポーネントに動作可能に結合され得る。メモリコンポーネント1616は、コンポーネント1622〜1634およびそのサブコンポーネント、またはプロセッサ1610、または本明細書で開示される方法のプロセスおよび挙動を実施するための、コンピュータ可読命令およびデータを記憶するように適応され得る。メモリコンポーネント1616は、コンポーネント1622〜1634と関連付けられる機能を実行するための命令を保持することができる。コンポーネント1622〜1634は、メモリ1616の外部にあるものとして示されているが、メモリ1616内に存在し得ることを理解されたい。図16Aにおけるコンポーネントは、プロセッサ、電子デバイス、ハードウェアデバイス、電子サブコンポーネント、論理回路、メモリ、ソフトウェアコード、ファームウェアコードなど、またはそれらの任意の組合せを含み得ることにさらに留意されたい。
図16Bを参照すると、装置1600のさらなる任意選択のコンポーネントまたはモジュールが示されている。たとえば、装置1600はさらに、キャリアの第1のセットに含まれないキャリアの第2のセットの中のキャリアを含む、キャリアの第3のセットを決定するためのコンポーネントまたはモジュール1635を含み得る。たとえば、装置1600はさらに、共通のセットの中のキャリアが最高の優先順位を有し、第3のセットの中のキャリアが最低の優先順位を有し、共通のセット内でのキャリアの相対的な優先順位がワイヤレス通信ネットワークによって規定される優先順序に従うように、ハンドオフ優先順位を修正するためのコンポーネントまたはモジュール1636を含み得る。たとえば、装置1600はさらに、少なくとも1つのキャリアから追加のマルチメディアコンテンツを受信するためのコンポーネントまたはモジュール1637を含み得る。たとえば、装置1600はさらに、マルチキャリア受信モードでコンテンツを受信するためのコンポーネントまたはモジュール1638を含み得る。たとえば、装置1600はさらに、ハンドオーバーすることを決定すると少なくとも1つのキャリアにハンドオーバーするためのコンポーネントまたはモジュール1640を含み得る。
情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得ることが、当業者には理解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
さらに、本明細書の開示に関して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装され得ることを、当業者は理解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的なコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、上記では概してそれらの機能に関して説明された。そのような機能がハードウェアとして実装されるか、ソフトウェアとして実装されるかは、具体的な適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。当業者は、説明された機能を具体的な適用例ごとに様々な方法で実装し得るが、そのような実装の決定は、本開示の範囲からの逸脱をもたらすものと解釈されるべきではない。
本明細書の開示に関して説明される様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェアコンポーネント、または、本明細書で説明される機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せで実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。
本明細書の開示に関して説明される方法またはアルゴリズムのステップは、直接ハードウェアで実施されるか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで実施されるか、またはその2つの組合せで実施され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体中に存在し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体はプロセッサと一体であり得る。プロセッサおよび記憶媒体はASIC中に存在し得る。ASICはユーザ端末中に存在し得る。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末中に個別コンポーネントとして存在し得る。
1つまたは複数の例示的な設計では、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、または任意のそれらの組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読記憶媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体とコンピュータ通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であってよい。限定ではなく例として、コンピュータ可読記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROM、または他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、または、命令もしくはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を記憶するために使用され、汎用もしくは専用コンピュータまたは汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を含み得る。また、送信される信号の非一時的な記憶を伴う限り、任意の接続がコンピュータ可読記憶媒体と適切に呼ばれ得る。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペアケーブル、デジタル加入者線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用してウェブサイト、サーバ、またはその他の遠隔のソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペアケーブル、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、任意の非一時的な時間の長さの間、信号が記憶媒体またはデバイスメモリ上の送信チェーンに保持される限り、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用される場合、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、およびブルーレイディスクを含み、ディスク(disk)は、通常、磁気的にデータを符号化し、ディスク(disc)は、レーザーで光学的に符号化されたデータを保持する。上記の組合せもコンピュータ可読記憶媒体の範囲内に含まれるべきである。特許請求の範
囲を含め本明細書で使用される場合に、「少なくとも1つの」という前置きが付けられた項目の列挙で使用される「または」は、選言的な列挙を示しており、たとえば「A、BまたはCのうちの少なくとも1つ」という列挙は、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AとBとC)を意味する。
本開示の前述の説明は、任意の当業者が本開示を作成または使用できるように提供されている。本開示への様々な修正が当業者には容易に明らかになり、本明細書で定義される一般原理は、本開示の趣旨および範囲を逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明される例および設計に限定されるものではなく、本明細書で開示される原理および新規の特徴に一致する最大の範囲を与えられるものである。
102a マクロセル
102b マクロセル
102c マクロセル
102x ピコセル
102y フェムトセル
102z フェムトセル
110a eNB
110b eNB
110c eNB
110r リレー
120 UE
130 ネットワークコントローラ
202 無線フレームt-1
204 無線フレームt
206 無線フレームt+1
208 サブフレーム
210 スロット
212 シンボル期間
312 データソース
320 送信プロセッサ
330 送信MIMOプロセッサ
332a 変調器
332t 変調器
336 MIMO検出器
338 受信プロセッサ
339 データシンク
340 コントローラ/プロセッサ
342 メモリ
344 スケジューラ
354a 復調器
354r 復調器
356 MIMO検出器
358 受信プロセッサ
360 データシンク
362 データソース
364 送信プロセッサ
366 送信MIMOプロセッサ
380 コントローラ/プロセッサ
382 メモリ
400 サブフレーム
402 スロット
404 リソースブロック
408 サブフレーム
410 MBSFN RS
500 システム
502 MBMSサービスエリア
504 MBSFNエリア
506 MBSFNエリア
508 MBSFNエリア
510 セルまたは基地局
600 ワイヤレス通信システム
602 UE
604 eNB
606 MCE
608 MME
610 PDNゲートウェイ
612 BM-SC
614 コンテンツプロバイダ
616 MBMS GW
618 SGSN
620 UTRAN
622 UE
710 全国的なカバレッジエリア
720 会場のカバレッジエリア
730 増強されたユニキャストカバレッジエリア
910 全国的なカバレッジエリア
920 会場のカバレッジエリア
930 増強されたユニキャストカバレッジエリア
1110 全国的なカバレッジエリア
1120 会場のカバレッジエリア
1130 増強されたユニキャストカバレッジエリア
1310 全国的なカバレッジエリア
1320 会場のカバレッジエリア
1330 増強されたユニキャストカバレッジエリア
1410 アプリケーション
1420 ミドルウェア
1430 モデム
1600 装置
1610 プロセッサ
1612 バス
1614 ネットワークインターフェース
1616 メモリ

Claims (24)

  1. ワイヤレス通信ネットワークのブロードキャストクライアントのための方法であって、
    キャリアの第1のセットと関連付けられる第1のリソースで、ブロードキャスト配信を介してブロードキャストコンテンツを受信するステップと、
    ユニキャストアイドルモードの間に、現在のセルの近隣に位置するセルのキャリアを含むキャリアの第2のセットを決定するステップと、
    キャリアの前記第1のセットおよび前記第2のセットを含むキャリアの共通のセットの各キャリアのメンバーシップに基づいて、さらに、前記ワイヤレス通信ネットワークによって規定される優先順序に基づいて、キャリアの前記第1のセットおよびキャリアの前記第2のセットのハンドオフ優先順位を修正するステップと、
    前記修正されたハンドオフ優先順位を考慮したハンドオフの判断に基づいて、キャリアの前記第1のセットと前記第2のセットのうちの1つの中の少なくとも1つのキャリアへとハンドオーバーするかどうかを判定するステップとを含む、方法。
  2. キャリアの前記第1のセットに含まれないキャリアの前記第2のセットの中のキャリアを含む、キャリアの第3のセットを決定するステップをさらに含み、
    キャリアの前記共通のセットが、キャリアの前記第1のセットとキャリアの前記第2のセットの重複部分を含み、ハンドオフ優先順位を修正するステップが、前記共通のセットの中のキャリアが最高の優先順位を有し、前記第3のセットの中のキャリアが最低の優先順位を有し、前記共通のセット内でのキャリアの相対的な優先順位がワイヤレス通信ネットワークによって規定される優先順序に従うように、前記ハンドオフ優先順位を修正するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記少なくとも1つのキャリアから追加のマルチメディアコンテンツを受信するためのマルチキャリア受信モードでコンテンツを受信するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記少なくとも1つのキャリアが、前記修正されたハンドオフ優先順位に基づいて第1のキャリアを選択すること、かつさらに、前記第1のキャリアで利用可能ではない前記ブロードキャストコンテンツに基づいて第2のキャリアを選択することに基づいて決定される、請求項3に記載の方法。
  5. コンテンツの所望のセットが、前記ブロードキャストコンテンツを含むハンドオーバー前に示されたコンテンツのセットであり、ハンドオーバーするかどうかを判定するステップがさらに、前記少なくとも1つのキャリア上でのコンテンツの前記所望のセットの利用可能性に基づく、請求項1に記載の方法。
  6. ハンドオーバーすることを決定すると前記少なくとも1つのキャリアにハンドオーバーするステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  7. ユニキャストシグナリングとブロードキャストシグナリングの両方が可能な装置であって、
    キャリアの第1のセットと関連付けられる第1のリソースで、ブロードキャスト配信を介してブロードキャストコンテンツを受信する
    ように構成される少なくとも1つの送受信機と、
    ユニキャストアイドルモードの間に、現在のセルの近隣に位置するセルのキャリアを含むキャリアの第2のセットを決定し、
    キャリアの前記第1のセットおよび前記第2のセットを含むキャリアの共通のセットの各キャリアのメンバーシップに基づいて、さらに、ワイヤレス通信ネットワークによって規定される優先順序に基づいて、キャリアの前記第1のセットおよびキャリアの前記第2のセットのハンドオフ優先順位を修正し、
    前記修正されたハンドオフ優先順位を考慮したハンドオフの判断に基づいて、キャリアの前記第1のセットと前記第2のセットのうちの1つの中の少なくとも1つのキャリアへとハンドオーバーするかどうかを判定する
    ように構成される少なくとも1つのプロセッサと、
    データを記憶するための前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを含む、装置。
  8. キャリアの前記第1のセットに含まれないキャリアの前記第2のセットの中のキャリアを含む、キャリアの第3のセットを決定するステップを含み、
    キャリアの前記共通のセットが、キャリアの前記第1のセットとキャリアの前記第2のセットの重複部分を含み、ハンドオフ優先順位を修正するステップが、前記共通のセットの中のキャリアが最高の優先順位を有し、前記第3のセットの中のキャリアが最低の優先順位を有し、前記共通のセット内でのキャリアの相対的な優先順位がワイヤレス通信ネットワークによって規定される優先順序に従うように、前記ハンドオフ優先順位を修正するステップを含む、請求項7に記載の装置。
  9. 前記送受信機がさらに、前記少なくとも1つのキャリアから追加のマルチメディアコンテンツを受信するためのマルチキャリア受信モードでコンテンツを受信するように構成される、請求項7に記載の装置。
  10. 前記少なくとも1つのキャリアが、前記修正されたハンドオフ優先順位に基づいて第1のキャリアを選択すること、かつさらに、前記第1のキャリアで利用可能ではない前記ブロードキャストコンテンツに基づいて第2のキャリアを選択することに基づいて決定される、請求項9に記載の装置。
  11. コンテンツの所望のセットが、前記ブロードキャストコンテンツを含むハンドオーバー前に示されたコンテンツのセットであり、ハンドオーバーするかどうかを判定することがさらに、前記少なくとも1つのキャリア上でのコンテンツの前記所望のセットの利用可能性に基づく、請求項7に記載の装置。
  12. 前記少なくとも1つのプロセッサがさらに、ハンドオーバーすることを決定すると前記少なくとも1つのキャリアにハンドオーバーするように構成される、請求項7に記載の装置。
  13. ユニキャストシグナリングとマルチキャストシグナリングの両方が可能な装置であって、
    キャリアの第1のセットと関連付けられる第1のリソースで、ブロードキャスト配信を介してブロードキャストコンテンツを受信するための手段と、
    ユニキャストアイドルモードの間に、現在のセルの近隣に位置するセルのキャリアを含むキャリアの第2のセットを決定するための手段と、
    キャリアの前記第1のセットおよび前記第2のセットを含むキャリアの共通のセットの各キャリアのメンバーシップに基づいて、さらに、ワイヤレス通信ネットワークによって規定される優先順序に基づいて、キャリアの前記第1のセットおよびキャリアの前記第2のセットのハンドオフ優先順位を修正するための手段と、
    前記修正されたハンドオフ優先順位を考慮したハンドオフの判断に基づいて、キャリアの前記第1のセットと前記第2のセットのうちの1つの中の少なくとも1つのキャリアへとハンドオーバーするかどうかを判定するための手段とを含む、装置。
  14. キャリアの前記第1のセットに含まれないキャリアの前記第2のセットの中のキャリアを含む、キャリアの第3のセットを決定するための手段をさらに含み、
    キャリアの前記共通のセットが、キャリアの前記第1のセットとキャリアの前記第2のセットの重複部分を含み、ハンドオフ優先順位を修正するステップが、前記共通のセットの中のキャリアが最高の優先順位を有し、前記第3のセットの中のキャリアが最低の優先順位を有し、前記共通のセット内でのキャリアの相対的な優先順位がワイヤレス通信ネットワークによって規定される優先順序に従うように、前記ハンドオフ優先順位を修正するステップを含む、請求項13に記載の装置。
  15. 前記少なくとも1つのキャリアから追加のマルチメディアコンテンツを受信するためのマルチキャリア受信モードでコンテンツを受信するための手段をさらに含む、請求項13に記載の装置。
  16. 前記少なくとも1つのキャリアが、前記修正されたハンドオフ優先順位に基づいて第1のキャリアを選択すること、かつさらに、前記第1のキャリアで利用可能ではない前記ブロードキャストコンテンツに基づいて第2のキャリアを選択することに基づいて決定される、請求項15に記載の装置。
  17. コンテンツの所望のセットが、前記ブロードキャストコンテンツを含むハンドオーバー前に示されたコンテンツのセットであり、ハンドオーバーするかどうかを判定するための前記手段がさらに、前記少なくとも1つのキャリア上でのコンテンツの前記所望のセットの利用可能性に基づいて判定することのために構成される、請求項13に記載の装置。
  18. ハンドオーバーすることを決定すると前記少なくとも1つのキャリアにハンドオーバーするための手段をさらに含む、請求項13に記載の装置。
  19. コンピュータプログラムであって、少なくとも1つのコンピュータに、
    キャリアの第1のセットと関連付けられる第1のリソースで、ブロードキャスト配信を介してブロードキャストコンテンツを受信させ、
    ユニキャストアイドルモードの間に、現在のセルの近隣に位置するセルのキャリアを含むキャリアの第2のセットを決定させ、
    キャリアの前記第1のセットおよび前記第2のセットを含むキャリアの共通のセットの各キャリアのメンバーシップに基づいて、さらに、ワイヤレス通信ネットワークによって規定される優先順序に基づいて、キャリアの前記第1のセットおよびキャリアの前記第2のセットのハンドオフ優先順位を修正させ、
    前記修正されたハンドオフ優先順位を考慮したハンドオフの判断に基づいて、キャリアの前記第1のセットと前記第2のセットのうちの1つの中の少なくとも1つのキャリアへとハンドオーバーするかどうかを判定させるためのコードを含む、コンピュータプログラム。
  20. 前記少なくとも1つのコンピュータに、キャリアの前記第1のセットに含まれないキャリアの前記第2のセットの中のキャリアを含む、キャリアの第3のセットを決定させるためのコードを含み、
    キャリアの前記共通のセットが、キャリアの前記第1のセットとキャリアの前記第2のセットの重複部分を含み、ハンドオフ優先順位を修正することが、前記共通のセットの中のキャリアが最高の優先順位を有し、前記第3のセットの中のキャリアが最低の優先順位を有し、前記共通のセット内でのキャリアの相対的な優先順位がワイヤレス通信ネットワークによって規定される優先順序に従うように、前記ハンドオフ優先順位を修正することを含む、請求項19に記載のコンピュータプログラム。
  21. 前記少なくとも1つのコンピュータに、前記少なくとも1つのキャリアから追加のマルチメディアコンテンツを受信するためのマルチキャリア受信モードでコンテンツを受信させるためのコードを含む、請求項19に記載のコンピュータプログラム。
  22. 前記少なくとも1つのキャリアが、前記修正されたハンドオフ優先順位に基づいて第1のキャリアを選択すること、かつさらに、前記第1のキャリアで利用可能ではない前記ブロードキャストコンテンツに基づいて第2のキャリアを選択することに基づいて決定される、請求項21に記載のコンピュータプログラム。
  23. コンテンツの所望のセットが、前記ブロードキャストコンテンツを含むハンドオーバー前に示されたコンテンツのセットであり、ハンドオーバーするかどうかを判定することがさらに、前記少なくとも1つのキャリア上でのコンテンツの前記所望のセットの利用可能性に基づく、請求項19に記載のコンピュータプログラム。
  24. 前記少なくとも1つのコンピュータに、ハンドオーバーすることを決定すると前記少なくとも1つのキャリアへハンドオーバーさせるためのコードを含む、請求項19に記載のコンピュータプログラム。
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