JP6268559B2 - 映像データの符号化および復号方法ならびに装置 - Google Patents

映像データの符号化および復号方法ならびに装置 Download PDF

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本発明は、符号化技術および復号技術の分野、特に映像データの符号化および復号方法ならびに装置に関する。
テレビ会議通信システムにおいて、映像データは、通常はRTP(Real−time Transport Protocol、リアルタイム転送プロトコル)を用いてパケット化されてRTPデータパケットを生成し、RTPデータパケットは、次に、UDP(User Datagram Protocol、ユーザデータグラムプロトコル)を用いて伝送される。映像は、複数のピクチャフレームを含んでいる。しかしながら、UDPは、信頼性の低い伝送プロトコルである。伝送処理では、ネットワーク輻輳中にパケット損失が生じやすく、デコーダで再構成された映像の品質に影響を及ぼす。
前述の問題を解決するために、映像データの符号化処理に冗長ピクチャ技術を導入することができる。映像圧縮符号化技術において、各映像表示画像は、ピクチャと呼ばれる。ピクチャを1列おきに走査することによってフィールドが得られ、これに対応して、列ごとに走査されたピクチャをフレームと呼ぶことができる。1つのフレームは、1つ以上のスライスを含むことができるか、または1つ以上のタイルを含むことができ、違いは、スライス分割は、基本符号化ユニットの順序で行われるが、タイル分割は、ピクチャ領域に従って行われることである。フレームが処理ユニットとして使用される事例のみが、例として用いられるが、具体的には、映像データの符号化処理において、各ピクチャフレームが、主フレームを生成し、同時に主フレームに対応する1つ以上の冗長フレームを生成するために符号化されること、および主スライスおよび冗長スライスは、伝送するために異なるパケットにカプセル化されることを含んでいる。このようにして、デコーダは以下の方法を用いて復号を行い、その方法とは、現在のフレームの属性情報を取得するために、現在のフレームのヘッダ情報を解析することであって、現在のフレームの属性情報は、現在のフレームが主フレームであるか、それとも冗長フレームであるかを示すために用いられ、かつ現在のフレームが冗長フレームであって、現在のフレームに対応する主フレームが通常フレーム(すなわちパケットが失われず、フレームを再構成するためのデータが完全)である場合は、現在の冗長フレームを廃棄すること、もしくは現在のフレームが冗長フレームであって、現在のフレームに対応する主フレームが通常フレームではない(すなわちパケットが失われて、復号を適切に行えない)場合は、冗長フレームを用いて映像を再構成するように、主フレームのヘッダ情報を現在のフレームのヘッダ情報の位置にコピーして、現在のフレームの他の情報の解析を継続することである。
前述の復号方法では、復号位置に関して、主フレームが、主フレームに対応する冗長フレームに隣接していることが必要である。復号位置に関して、主フレームが、主フレームに対応する冗長フレームに隣接していない場合、主フレームと冗長フレームとの間の対応を反映することができず、主フレームおよび冗長フレームの両方を損失する可能性が増す。また、主フレームは、冗長フレームよりも前にデコーダに到達する必要があり、これによって伝送の柔軟性が低下する。
本発明の実施形態は、映像データの符号化および復号方法ならびに装置を提供し、これによって、主フレームおよび冗長フレームの両方を損失する可能性を低減し、伝送のロバスト性および柔軟性を高めることができる。
本発明の実施形態は、
符号化対象映像シーケンスで、符号化対象情報群を判定するステップと、
符号化対象情報群に対応する主情報群を生成するステップであって、主情報群は、第1のデータ情報、符号化対象情報群が、主情報群であるかそれとも冗長情報群であるかを示す指示情報、ならびに主情報群の位置情報を含む、ステップと、
符号化対象情報群に対応する冗長情報群を生成するステップであって、冗長情報群は、第2のデータ情報、冗長情報群の位置情報、符号化対象情報群が、主情報群であるかそれとも冗長情報群であるかを示す指示情報、ならびに冗長情報群と主情報群との位置関係情報を含む、ステップと、
主情報群および冗長情報群を、ビットストリームに符号化するステップと
を含む、映像データの符号化方法を提供する。
本発明の実施形態は、
復号対象ビットストリームを獲得して、復号対象情報群を判定するステップと、
解析によって、復号対象情報群に対応する主情報群を取得するステップであって、主情報群は、第1のデータ情報、復号対象情報群が、主情報群であるかそれとも冗長情報群であるかを示す指示情報、ならびに主情報群の位置情報を含む、ステップと、
解析によって、復号対象情報群に対応する冗長情報群を取得するステップであって、冗長情報群は、第2のデータ情報、冗長情報群の位置情報、復号対象情報群が、主情報群であるかそれとも冗長情報群であるかを示す指示情報、ならびに冗長情報群と主情報群との位置関係情報を含み、冗長情報群と主情報群との位置関係情報は、主情報群の位置情報を推定するために用いられる、ステップと、
解析によって取得された主情報群、または解析によって取得された冗長情報群に基づいて、復号された情報群を獲得するステップであって、復号された情報群は、符号化された映像シーケンスの再構成のために用いられる、ステップと
を含む、映像データの復号方法をさらに提供する。
本発明の実施形態は、
符号化対象映像シーケンスで、符号化対象情報群を判定し、
符号化対象情報群に対応する主情報群を生成し、主情報群は、第1のデータ情報、符号化対象情報群が、主情報群であるかそれとも冗長情報群であるかを示す指示情報、ならびに主情報群の位置情報を含み、
符号化対象情報群に対応する冗長情報群を生成し、冗長情報群は、第2のデータ情報、冗長情報群の位置情報、符号化対象情報群が、主情報群であるかそれとも冗長情報群であるかを示す指示情報、ならびに冗長情報群と主情報群との位置関係情報を含み、
主情報群および冗長情報群を、ビットストリームに符号化する
ように構成された、プロセッサを含む、映像データの符号化装置をさらに提供する。
本発明の実施形態は、
復号対象ビットストリームを獲得して、復号対象情報群を判定し、
解析によって、復号対象情報群に対応する主情報群を取得し、主情報群は、第1のデータ情報、復号対象情報群が、主情報群であるかそれとも冗長情報群であるかを示す指示情報、ならびに主情報群の位置情報を含み、
解析によって、復号対象情報群に対応する冗長情報群を取得し、冗長情報群は、第2のデータ情報、冗長情報群の位置情報、復号対象情報群が、主情報群であるかそれとも冗長情報群であるかを示す指示情報、ならびに冗長情報群と主情報群との位置関係情報を含み、冗長情報群と主情報群との位置関係情報は、主情報群の位置情報を推定するために用いられ、
解析によって取得された主情報群、または解析によって取得された冗長情報群に基づいて、復号された情報群を獲得し、復号された情報群は、符号化された映像シーケンスの再構成のために用いられる
ように構成された、プロセッサを含む、
映像データの復号装置をさらに提供する。
前述の解決策における、符号化および復号方法ならびに装置によれば、ビットストリームで、主フレームの位置と対応する冗長フレームの位置との間隔を維持することが可能になり、主フレームおよび対応する冗長フレームの両方を損失する可能性が低減され、伝送のロバスト性が高まる。また、デコーダの、主フレームおよび冗長フレームを復号する順序に対する要件がなくなり、これによって伝送の柔軟性が向上する。
本発明、または従来技術の実施形態における技術的解決策をより明確に説明するために、本実施形態または先行技術の説明に必要な添付の図面について、以下で簡単に説明する。以下の説明における添付の図面が、単に本発明のいくつかの実施形態を示すのみであることは明らかであり、当業者であれば、創造的な努力をすることなく、これらの添付の図面から他の図面をさらに導き出すことができる。
本発明の実施形態1による、映像データの符号化方法のフローチャートである。 本発明の実施形態2による、映像データの復号方法のフローチャートである。 本発明の実施形態3による、別の映像データの復号方法のフローチャートである。 本発明の実施形態4による、別の映像データの復号方法のフローチャートである。 本発明の実施形態5による、別の映像データの復号方法のフローチャートである。 本発明の実施形態6による、別の映像データの復号方法のフローチャートである。 本発明の実施形態7による、映像データの符号化装置の概略構造図である。 本発明の実施形態8による、映像データの復号装置の概略構造図である。 本発明の実施形態1による、映像の符号化方法の構文構造図である。 本発明の実施形態1による、映像の符号化方法のフレーム構造図である。
以下、本発明の実施形態における技術的解決策について、本発明の実施形態の添付の図面を参照しながら、より明確に、完全に説明する。説明されている実施形態は、本発明の実施形態の全てではなく、一部にすぎないことは明らかである。本発明の実施形態に基づいて、当業者が創造的な努力をすることなく得た他の全ての実施形態は、本発明の保護の範囲に属する。
本明細書の「および/または」という用語は、説明されている関連する対象物の対応関係のみを述べており、3つの関連性が生成されていることを表す。例えば、Aおよび/またはBとは、Aのみが生成される事例、AとBとの両方が生成される事例、およびBのみが生成される事例の3つの事例を表す。また、本明細書における文字「/」は、通常は関連する対象物間の「または」の関係を示す。
全ての実施形態が、例を用いて具体的に説明され、この例において、各主フレームは、最大で1つの対応する冗長フレームを有するが、これは、各主フレームに対して複数の冗長フレームが生成される事例に汎用できることは明らかである。
実施形態1
図1に示すように、本発明のこの実施形態は、以下のステップを含む、映像データを符号化する方法を提供する。
101.符号化対象映像シーケンスから、符号化対象フレームを判定する。
102.主フレームの符号化データ情報を生成するために、映像圧縮符号化標準で指定された手順に従って、符号化対象フレームを処理し、この手順は通常、予測、変換、量子化、エントロピー符号化、フィルタリング等を含み、映像圧縮標準は、H.264、H.265、SVC(Scalable Video Coding、スケーラブル映像符号化)等であり、符号化データ情報は、予測モード情報、パーティショニングモード情報、変換モード情報、量子化パラメータ情報、フィルタリングパラメータ、残差情報等を含む。
103.フレームに対して、POC(picture order count)を判定する。POCは、映像シーケンスにおける、符号化されたフレームの表示順を表す。主フレームおよび冗長フレームは、同一の符号化されたフレームに対応している。したがって、主フレームのPOCが冗長フレームのPOCと同一になるのを防止するために、例示的には、各主フレームが最大で1つの対応する冗長フレームを有する場合に、主フレームのPOCは0、2、4、6……等の連続した偶数に限定されてもよく、冗長フレームのPOCは奇数に限定されてもよい。実際の適用要件によれば、冗長フレームのPOCは、1、3、5、7……等の連続した奇数であってもよく、あるいは連続しない奇数であってもよい。例えば、冗長フレームのPOCは、対応する主フレームのPOCに1を加えた数に設定されてもよい。
104.フレームに対して、主フレームのフラグを判定する。1つのフレームデータは、図10に示すように、異なるネットワーク抽象化層ユニットに分割できることを説明しておかねばならない。ネットワーク抽象化層ユニットは、ネットワーク抽象化層ユニットヘッダ、およびデータ部分を含む。ネットワーク抽象化層ユニットヘッダは、ネットワーク抽象化層ユニットタイプを含み、およびネットワーク抽象化層ユニットタイプは、ネットワーク抽象化層ユニットに含まれるデータのタイプを判定する。以下の説明で述べられているPREFIX_SEI_NUT(付加拡張情報の接頭辞)は、ネットワーク抽象化層ユニットタイプである。例示的には、フラグビットをPREFIX_SEI_NUTに追加することができる。値Aが書き込まれている場合は、フレームは主フレームであり、もしくは値Bが書き込まれている場合は、フレームは冗長フレームであって、これについては、例を用いて具体的に説明することができる。
Figure 0006268559
Figure 0006268559
これについては、ネットワーク抽象化層ユニットタイプが付加拡張情報の接頭辞であり、情報ペイロードタイプが135の場合は、フレームは冗長フレームであり、もしくはネットワーク抽象化層ユニットタイプが付加拡張情報の接頭辞であり、情報ペイロードタイプが136の場合は、フレームは主フレームであると説明することができる。
Figure 0006268559
Figure 0006268559
これについては、ネットワーク抽象化層ユニットタイプが付加拡張情報の接頭辞であり、情報ペイロードタイプが135で、フレームタイプが0の場合は、フレームは冗長フレームであり、もしくは、ネットワーク抽象化層ユニットタイプが付加拡張情報の接頭辞であり、情報ペイロードタイプが135で、フレームタイプが1の場合は、フレームは主フレームであると説明することができる。
Figure 0006268559
Figure 0006268559
これについては、ネットワーク抽象化層ユニットタイプが付加拡張情報の接頭辞であり、情報ペイロードタイプが135の場合は、フレームは冗長フレームであり、もしくはネットワーク抽象化層ユニットタイプが付加拡張情報の接尾辞であり、情報ペイロードタイプが135の場合は、フレームは主フレームであると説明することができる。
105.必要に応じて、フレームと、フレームに対応する冗長フレームとの間の位置関係を判定する。例示的には、現在の主フレームのPOCは、currPicOrderCntValで表され、対応する冗長フレームのPOCは、rdnPicOrderCntValで表され、この2つのフレームのPOC差分は、pic_order_cnt_deltaで表されると仮定される。冗長フレームが生成された場合、位置関係pic_order_cnt_delta=rdnPicOrderCntVal−currPicOrderCntValで、pic_order_cnt_deltaは、正の値かまたは負の値であってもよく、主フレームと、対応する冗長フレームとの間の順序関係を表しており、すなわち、順序関係は、正符号または負符号で示すことができ、pic_order_cnt_deltaの絶対値は、0から256までの範囲とすることができる。冗長フレームが生成されなかった場合、位置関係は、実際の要件に従って、例えば1に設定することができる。
Figure 0006268559
特殊な事例で、主フレームおよび対応する冗長フレームが異なるGOP(group of picture、ピクチャ群)に配置されてもよいときは、位置関係を記述するために、主フレームと、対応する冗長フレームとの間のGOP関係の判定がさらに必要になる。例示的には、主フレームおよび対応する冗長フレームが、同一のGOPに属するかどうかが判定される。主フレームおよび対応する冗長フレームが、同一のGOPに属さない場合は、離間されているGOPの数が判定される。
第1の例で、主フレームおよび対応する冗長フレームが、同一のGOPに属するかどうかを示すフラグは、gop_flagに設定されている。主フレームおよび対応する冗長フレームが、同一のGOPに属する場合は、gop_flagは0であり、もしくは、主フレームおよび対応する冗長フレームが、同一のGOPに属さない場合は、gop_flagは1である。主フレームと対応する冗長フレームとの間に、gop_circle個のGOPの間隔が設定され、ここでgop_circleは正数か、または負数であってもよい。その結果、主フレームと、対応する冗長フレームとの間の実際の位置差は、pic_order_cnt_delta+gop_circle x gop_flagである。
第2の例では、主フレームと対応する冗長フレームとの間に、gop_circle個のGOPの間隔が設定され、ここでgop_circleは整数である。その結果、主フレームと、対応する冗長フレームとの間の実際の位置差は、pic_order_cnt_delta+gop_circleである。
本実施形態の位置関係の記述では、位置を示すために、映像フレームの表示順(すなわちPOC)のみが用いられる。あるいは、データの各フレームの処理の順序を表す実際の符号化順が、位置を示すのに用いられてもよく、符号化されたデータがバイナリ形式でビットストリームに書き込まれる書き込み順が、位置を示すために用いられてもよい等、これは限定されるものではない。
106.冗長フレームの符号化データ情報を生成するために、映像圧縮符号化標準で指定された手順に従って、符号化対象フレームを処理し、この手順は通常、予測、変換、量子化、エントロピー符号化、フィルタリング等を含み、映像圧縮標準は、H.264、H.265、SVC等であってもよいが、通常は対応する主フレームの圧縮に用いられる圧縮標準と同一であり、符号化データ情報は、予測モード情報、パーティショニングモード情報、変換モード情報、量子化パラメータ情報、フィルタリングパラメータ、残差情報等を含み、生成された対応する主フレームの情報と同一であるか、または異なっていてもよい。
107.フレームに対してPOCを判定し、POC判定方法は、ステップ103と一致する。
108.フレームに対して、冗長フレームのフラグを判定する。例示的には、フラグビットをPREFIX_SEI_NUTに追加することができる。値Aが書き込まれている場合は、フレームは主フレームであり、もしくは値Bが書き込まれている場合は、フレームは冗長フレームであって、冗長フレームのフラグを判定する方式は、ステップ104と一致する。
109.フレームと、フレームに対応する主フレームとの間の位置関係を判定する。例示的には、主フレームが生成された場合、位置関係pic_order_cnt_delta=currPicOrderCntVal−rdnPicOrderCntValで、pic_order_cnt_deltaは、正の値かまたは負の値であってもよく、冗長フレームと、対応する主フレームとの間の順序関係を表し、pic_order_cnt_deltaの絶対値は、0から256までの範囲とすることができる。主フレームが生成されなかった場合、位置関係は、実際の要件に従って、例えば1に設定することができる。
Figure 0006268559
特殊な事例で、冗長フレームおよび対応する主フレームが異なるGOPに配置されてもよいときは、位置関係を記述するために、冗長フレームと、対応する主フレームとの間のGOP関係の判定がさらに必要になる。例示的には、冗長フレームおよび対応する主フレームが、同一のGOPに属するかどうかが判定される。冗長フレームおよび対応する主フレームが、同一のGOPに属さない場合は、離間されているGOPの数が判定される。
110.フレームに対応する主フレームの属性情報を判定する。例示的には、prm_poc_reset_flagは、主フレームが、瞬時リフレッシュフレームであるかどうかを示すと仮定され、つまり、フレームが瞬時リフレッシュフレームであれば、フレームのPOCはリセットされる。
Figure 0006268559
111.主フレームの符号化データ情報、POC情報、およびフラグ情報、ならびに冗長フレームの符号化データ情報、POC情報、およびフラグ情報を符号化順にビットストリームに符号化し、ここで、主フレームおよび冗長フレームの符号化順は限定されない。
図9に示すように、この方法は、実施形態1における、1組の典型的な構文構造を含む。
符号化は、この解決策を用いて行われる。これにより、ビットストリームで、主フレームおよび対応する冗長フレームの位置間の間隔を維持することが可能になり、主フレームおよび対応する冗長フレームの両方を損失する可能性が低減され、伝送のロバスト性が高まる。また、デコーダの、主フレームおよび冗長フレームを復号する順序に対する要件がなくなり、これによって伝送の柔軟性が向上する。
実施形態2
本実施形態で提供される映像データの復号方法は、前述の映像データ符号化方法に対応する。図2に示すように、この方法は、
主フレームの復号順序が、対応する冗長フレームの復号順序よりも前であり、主フレームを損失することはなく、現在の復号対象フレームが、主フレームである事例を含む。
201.復号対象ビットストリームから、復号対象フレームを判定する。
202.フレームが主フレームに属するか、それとも冗長フレームに属するかを示すフラグを導き出すためにビットストリームを解析する。例示的には、nal_unit_typeが解析されてもよく、nal_unit_typeがPREFIX_SEI_NUTである場合は、payloadTypeが解析され、payloadTypeが値Aである場合は、フレームは主フレームに属し、具体例はステップ104に対応する。
203.必要に応じて、ビットストリーム情報に従って、フレームと、フレームに対応する冗長フレームとの間の位置関係を導き出すためにビットストリームを解析する。特殊な事例で、位置関係を記述するために、主フレームおよび対応する冗長フレームが異なるGOPに配置されてもよいときは、位置関係を記述するために、主フレームと、対応する冗長フレームとの間のGOP関係の判定がさらに必要になり、これは、ステップ105に対応する。このステップで取得された情報は、特殊な復号要件のための追加の情報として用いることができる。
204.フレームのPOCを導き出すためにビットストリームを解析するステップであって、これはステップ103に対応する。
205.映像圧縮符号化標準に従って、フレームの符号化データ情報を導き出すためにビットストリームを解析するステップであって、これはステップ102に対応する。
206.フレームに対応するビットストリームを解析によって取得された情報に従って、復号対象フレームを再構成する。
207.POCによって指定された順序で、復号されたフレームを出力する。
実施形態3
本実施形態で提供される映像データの復号方法は、実施形態1の映像データ符号化方法に対応する。図3に示すように、この方法は、主フレームを復号する順序が、対応する冗長フレームを復号する順序よりも前であり、主フレームが失われることはなく、現在の復号対象フレームが、冗長フレームである事例を含む。
301.復号対象ビットストリームから、復号対象フレームを判定する。
302.フレームが主フレームに属するか、それとも冗長フレームに属するかを示すフラグを導き出すためにビットストリームを解析する。例示的には、nal_unit_typeが解析されてもよく、nal_unit_typeがPREFIX_SEI_NUTである場合は、payloadTypeが解析され、payloadTypeが値Bである場合は、フレームは冗長フレームに属し、具体例はステップ108に対応する。
303.フレームと、フレームに対応する主フレームとの間の位置関係を導き出すためにビットストリームを解析する。特殊な事例で、冗長フレームおよび対応する主フレームが異なるGOPに配置されてもよいときは、位置関係を記述するために、冗長フレームと、対応する主フレームとの間のGOP関係の判定がさらに必要になり、これは、ステップ109に対応する。このステップによれば、フレームに対応する主フレームの位置を判定することができる。
304.主フレームが、ステップ303で得られた位置に生成されたかどうかを確認する。
305.主フレームが生成された場合に、復号対象フレームについての全ての情報を廃棄する。
実施形態4
本実施形態で提供される映像データの復号方法は、実施形態1の映像データ符号化方法に対応する。図4に示すように、この方法は、主フレームの復号順序が、対応する冗長フレームの復号順序より前であり、主フレームが失われ、現在の復号対象フレームが冗長フレームである事例を含む。
401.復号対象ビットストリームから、復号対象フレームを判定する。
402.フレームが主フレームに属するか、それとも冗長フレームに属するかを示すフラグを導き出すためにビットストリームを解析する。例示的には、nal_unit_typeが解析されてもよく、nal_unit_typeがPREFIX_SEI_NUTである場合は、payloadTypeが解析され、payloadTypeが値Bである場合は、フレームは冗長フレームに属し、具体例はステップ108に対応する。
403.フレームと、フレームに対応する主フレームとの間の位置関係を導き出すためにビットストリームを解析する。特殊な事例で、冗長フレームおよび対応する主フレームが異なるGOPに配置されてもよいときは、位置関係を記述するために、冗長フレームと、対応する主フレームとの間のGOP関係の判定がさらに必要になり、これは、ステップ109に対応する。このステップによれば、フレームに対応する主フレームの位置を判定することができる。
404.主フレームが、ステップ403で得られた位置に生成されたかどうかを確認する。
405.主フレームが生成されなかった場合に、フレームに対応する主フレームの属性情報を導き出すためにビットストリームを解析するステップであって、これはステップ110に対応する。属性情報は、復号対象フレームの属性情報として用いられる。
406.フレームのPOCを導き出すためにビットストリームを解析するステップであって、これはステップ107に対応する。POCは、復号対象フレームのPOCとして用いられる。
407.映像圧縮符号化標準に従って、フレームの符号化データ情報を導き出すためにビットストリームを解析するステップであって、これはステップ106に対応する。
408.フレームに対応するビットストリームを解析によって取得された情報に従って、復号対象フレームを再構成する。
409.POCによって指定された順序で、復号されたフレームを出力する。
実施形態5
本実施形態で提供される映像データの復号方法は、実施形態1の映像データ符号化方法に対応する。図5に示すように、この方法は、冗長フレームの復号順序が、対応する主フレームの復号順序より前であり、現在の復号対象フレームが冗長フレームである事例を含む。
501.復号対象ビットストリームから、復号対象フレームを判定する。
502.フレームが主フレームに属するか、それとも冗長フレームに属するかを示すフラグを導き出すためにビットストリームを解析する。例示的には、nal_unit_typeが解析されてもよく、nal_unit_typeがPREFIX_SEI_NUTである場合は、payloadTypeが解析され、payloadTypeが値Bである場合は、フレームは冗長フレームに属し、具体例はステップ108に対応する。
503.フレームと、フレームに対応する主フレームとの間の位置関係を導き出すためにビットストリームを解析する。特殊な事例で、冗長フレームおよび対応する主フレームが異なるGOPに配置されてもよいときは、位置関係を記述するために、冗長フレームと、対応する主フレームとの間のGOP関係の判定がさらに必要になり、これは、ステップ109に対応する。このステップによれば、フレームに対応する主フレームの位置を判定することができる。
504.主フレームが、ステップ503で得られた位置に生成されたかどうかを確認する。
505.主フレームが生成されなかった場合に、フレームに対応する主フレームの属性情報を導き出すためにビットストリームを解析するステップであって、これはステップ110に対応する。属性情報は、復号対象フレームの属性情報として用いられる。
506.フレームのPOCを導き出すためにビットストリームを解析するステップであって、これはステップ107に対応する。POCは、復号対象フレームのPOCとして用いられる。
507.映像圧縮符号化標準に従って、フレームの符号化データ情報を導き出すためにビットストリームを解析するステップであって、これはステップ106に対応する。
508.フレームに対応するビットストリームを解析によって取得された情報に従って、復号対象フレームを再構成する。
509.POCによって指定された順序で、復号対象フレームを格納する。
510.復号対象フレームに対応する主フレームデータが、所定の遅延後に、解析によって取得されない場合は、POCによって指定された順序で復号されたフレームを出力する。
実施形態6
本実施形態で提供される映像データの復号方法は、前述の映像データ符号化方法に対応する。図6に示すように、この方法は、冗長フレームの復号順序が、対応する主フレームの復号順序より前であり、現在の復号対象フレームが主フレームである事例を含む。
601.復号対象ビットストリームから、復号対象フレームを判定する。
602.フレームが主フレームに属するか、それとも冗長フレームに属するかを示すフラグを導き出すためにビットストリームを解析する。例示的には、nal_unit_typeが解析されてもよく、nal_unit_typeがPREFIX_SEI_NUTである場合は、payloadTypeが解析され、payloadTypeが値Aである場合は、フレームは主フレームに属し、具体例はステップ104に対応する。
603.必要に応じて、ビットストリーム情報に従って、フレームと、フレームに対応する冗長フレームとの間の位置関係を導き出すためにビットストリームを解析する。特殊な事例で、位置関係を記述するために、主フレームおよび対応する冗長フレームが異なるGOPに配置されてもよいときは、位置関係を記述するために、主フレームと、対応する冗長フレームとの間のGOP関係の判定がさらに必要になり、これは、ステップ105に対応する。このステップで取得された情報は、特殊な復号要件のための追加の情報として用いることができる。
604.フレームのPOCを導き出すためにビットストリームを解析するステップであって、これはステップ103に対応する。
605.映像圧縮符号化標準に従って、フレームの符号化データ情報を導き出すためにビットストリームを解析するステップであって、これはステップ102に対応する。
606.フレームに対応するビットストリームを解析によって取得された情報に従って、復号対象フレームを再構成する。
607.POCによって指定された順序で、復号されたフレームを出力する。
既存の解決策に比べて、実施形態2から実施形態6までにおいて提供された復号方法によれば、主フレームと対応する冗長フレームとの位置関係情報は、ビットストリームに維持されて、ビットストリームで、主フレームの位置と対応する冗長フレームの位置との間隔を保持することが可能になり、これにより、主フレームおよび対応する冗長フレームの両方を損失する可能性が低減され、伝送のロバスト性が高まる。また、デコーダの、主フレームおよび冗長フレームを復号する順序に対する要件がなくなり、これによって伝送の柔軟性が向上する。
実施形態7
図7に示すように、本発明のこの実施形態は、映像データ符号化装置1110を提供する。具体的には、本装置は、図1に示すような映像データの符号化方法を実行するように構成された、汎用プロセッサ(例えばCPU)、または専用プロセッサ(例えばGPU)を含むことができる。装置1110は、プロセッサ1111、伝送回路1114、メモリ1112、およびバス1113を含む。具体的には、伝送回路は、符号化後に取得されたビットストリームを送信するように構成することができ、メモリは、処理工程で取得されたデータを格納するように構成され、バスは、通信を行う様々な装置を接続するように構成される。プロセッサ1111は、以下のように構成することができる。
プロセッサ1111は、符号化対象映像シーケンスから符号化対象フレームを判定するように構成される。
プロセッサ1111は、主フレームの符号化データ情報を生成するために、映像圧縮符号化標準で指定された手順に従って、符号化対象フレームを処理するようにさらに構成され、この手順は通常、予測、変換、量子化、エントロピー符号化、フィルタリング等を含み、映像圧縮標準は、H.264、H.265、SVC等であり、符号化データ情報は、予測モード情報、パーティショニングモード情報、変換モード情報、量子化パラメータ情報、フィルタリングパラメータ、残差情報等を含む。
プロセッサ1111は、フレームに対してPOCを判定するようにさらに構成される。POCは、映像シーケンスにおける、符号化されたフレームの表示順を表す。主フレームおよび冗長フレームは、同一の符号化されたフレームに対応している。したがって、主フレームのPOCが冗長フレームのPOCと同一になるのを防止するために、例示的には、各主フレームが最大で1つの対応する冗長フレームを有する場合に、主フレームのPOCは連続した偶数に限定されてもよく、冗長フレームのPOCは奇数に限定されてもよい。具体的には、冗長フレームのPOCは、対応する主フレームのPOCに1を加えた数に設定されてもよい。
プロセッサ1111は、フレームに対して、主フレームのフラグを判定するようにさらに構成される。例示的には、フラグビットをPREFIX_SEI_NUTに追加することができる。値Aが記述されている場合は、フレームは主フレームであり、値Bが記述されている場合は、フレームは冗長フレームである。
必要に応じて、プロセッサ1111は、フレームと、フレームに対応する冗長フレームとの位置関係を判定するようにさらに構成される。例示的には、現在の主フレームのPOCは、currPicOrderCntValで表され、対応する冗長フレームのPOCは、rdnPicOrderCntValで表され、この2つのフレームのPOC差分は、pic_order_cnt_deltaで表されると仮定される。冗長フレームが生成された場合、位置関係pic_order_cnt_delta=rdnPicOrderCntVal−currPicOrderCntValで、pic_order_cnt_deltaは、正の値かまたは負の値であってもよく、主フレームと、対応する冗長フレームとの間の順序関係を表し、pic_order_cnt_deltaの絶対値は、0から256までの範囲とすることができる。冗長フレームが生成されなかった場合、位置関係は、実際の要件に従って、例えば1に設定することができる。
特殊な事例で、主フレームおよび対応する冗長フレームが異なるGOPに配置されてもよいときは、位置関係を記述するために、主フレームと、対応する冗長フレームとの間のGOP関係の判定がさらに必要になる。例示的には、主フレームおよび対応する冗長フレームが、同一のGOPに属するかどうかが判定される。主フレームおよび対応する冗長フレームが、同一のGOPに属さない場合は、離間されているGOPの数が判定される。
必要に応じて、プロセッサ1111は、冗長フレームの符号化データ情報を生成するために、映像圧縮符号化標準で指定された手順に従って、符号化対象フレームを処理するようにさらに構成され、この手順は通常、予測、変換、量子化、エントロピー符号化、フィルタリング等を含み、映像圧縮標準は、H.264、H.265、SVC等であってもよいが、通常は対応する主フレームの圧縮に用いられる圧縮標準と同一であり、符号化データ情報は、予測モード情報、パーティショニングモード情報、変換モード情報、量子化パラメータ情報、フィルタリングパラメータ、残差情報等を含み、生成された対応する主フレームの情報と同一であるか、または異なっていてもよい。
プロセッサ1111は、フレームに対してPOCを判定するようにさらに構成され、POC判定方法は、ステップ103と一致する。
プロセッサ1111は、フレームに対して、冗長フレームのフラグを判定するようにさらに構成される。例示的には、フラグビットをPREFIX_SEI_NUTに追加することができる。値Aが書き込まれている場合は、フレームは主フレームであり、もしくは値Bが書き込まれている場合は、フレームは冗長フレームであって、冗長フレームのフラグを判定する方式は、ステップ104と一致する。
プロセッサ1111は、フレームと、フレームに対応する主フレームとの位置関係を判定するようにさらに構成される。例示的には、主フレームが生成された場合、位置関係pic_order_cnt_delta=currPicOrderCntVal−rdnPicOrderCntValで、pic_order_cnt_deltaは、正の値かまたは負の値であってもよく、冗長フレームと、対応する主フレームとの間の順序関係を表し、pic_order_cnt_deltaの絶対値は、0から256までの範囲とすることができる。主フレームが生成されなかった場合、位置関係は、実際の要件に従って、例えば1に設定することができる。
特殊な事例で、冗長フレームおよび対応する主フレームが異なるGOPに配置されてもよいときは、位置関係を記述するために、冗長フレームと、対応する主フレームとの間のGOP関係の判定がさらに必要になる。例示的には、冗長フレームおよび対応する主フレームが、同一のGOPに属するかどうかが判定される。冗長フレームおよび対応する主フレームが、同一のGOPに属さない場合は、離間されているGOPの数が判定される。
プロセッサ1111は、フレームに対応する主フレームの属性情報を判定するようにさらに構成される。例示的には、prm_poc_reset_flagは、主フレームが、瞬時リフレッシュフレームであるかどうかを示すと仮定され、つまり、フレームが瞬時リフレッシュフレームであれば、フレームのPOCはリセットされる。
プロセッサ1111は、主フレームの符号化データ情報、POC情報、およびフラグ情報、ならびに冗長フレームの符号化データ情報、POC情報、およびフラグ情報を符号化順にビットストリームに符号化するようにさらに構成され、ここで、主フレームおよび冗長フレームの符号化順は制限されない。
本発明のこの実施形態で提供される、映像データ符号化装置によれば、ビットストリームで、主フレームの位置と対応する冗長フレームの位置との間隔を維持することが可能になり、主フレームおよび対応する冗長フレームの両方を損失する可能性が低減され、伝送のロバスト性が高まる。また、デコーダの、主フレームおよび冗長フレームを復号する順序に対する要件がなくなり、これによって伝送の柔軟性が向上する。
実施形態8
図8に示すように、本発明のこの実施形態は、映像データ復号装置1000を提供する。具体的には、本装置は、図2に示すような映像データの復号方法を実行するように構成された、汎用プロセッサ(例えばCPU)、または専用プロセッサ(例えばGPU)を含むことができる。装置1000は、プロセッサ1001、受信回路1004、メモリ1002、およびバス1003を含む。具体的には、受信回路は、符号化されたビットストリームを受信するように構成することができ、メモリは、処理工程で取得されたデータを格納するように構成され、バスは、通信を行う様々な装置を接続するように構成される。前述の装置は、図2に示すような映像データの復号方法を実行するように構成され、プロセッサ1001は、以下のように構成することができる。
プロセッサ1001は、復号対象ビットストリームから、復号対象フレームを判定するように構成される。
プロセッサ1001は、フレームが、主フレームに属するか、それとも冗長フレームに属するかを判定するようにさらに構成される。例示的には、nal_unit_typeが解析されてもよく、nal_unit_typeがPREFIX_SEI_NUTである場合は、payloadTypeが解析され、payloadTypeが値Aである場合は、フレームは主フレームに属する。
必要に応じて、プロセッサ1001は、ビットストリーム情報に従って、フレームと、フレームに対応する冗長フレームとの位置関係を判定するようにさらに構成される。特殊な事例で、主フレームおよび対応する冗長フレームが異なるGOPに配置されてもよいときは、位置関係を記述するために、主フレームと、対応する冗長フレームとの間のGOP関係の判定がさらに必要になる。
プロセッサ1001は、フレームのPOCを判定するようにさらに構成される。
プロセッサ1001は、映像圧縮符号化標準に従って、フレームの符号化データ情報を導き出すためにビットストリームを解析するようにさらに構成される。
プロセッサ1001は、フレームに対応するビットストリームを解析によって取得された情報に従って、復号対象フレームを再構成するように、さらに構成される。
プロセッサ1001は、POCによって指定された順序で、復号されたフレームを出力するようにさらに構成される。
実施形態9
本発明のこの実施形態は、図3に示す映像データ復号方法を実行するように構成されたプロセッサを含む、映像データ復号装置を提供する。プロセッサは、具体的には以下のように構成することができる。
プロセッサは、復号対象ビットストリームから、復号対象フレームを判定するように構成される。
プロセッサは、フレームが、主フレームに属するか、それとも冗長フレームに属するかを判定するようにさらに構成される。例示的には、nal_unit_typeが解析されてもよく、nal_unit_typeがPREFIX_SEI_NUTである場合は、payloadTypeが解析され、payloadTypeが値Bである場合は、フレームは冗長フレームに属する。
プロセッサは、フレームと、フレームに対応する主フレームとの位置関係を判定するようにさらに構成される。特殊な事例で、冗長フレームおよび対応する主フレームが異なるGOPに配置されてもよいときは、位置関係を記述するために、冗長フレームと、対応する主フレームとの間のGOP関係の判定がさらに必要になる。
プロセッサは、主フレームが、前述によって得られた位置で生成されたかどうかを判定するように、さらに構成される。
プロセッサは、主フレームが生成された場合に、復号対象フレームについての全ての情報を廃棄するようにさらに構成される。
実施形態10
本発明のこの実施形態は、図4に示す映像データ復号方法を実行するように構成されたプロセッサを含む、映像データ復号装置を提供する。プロセッサは、具体的には以下のように構成することができる。
プロセッサは、復号対象ビットストリームから、復号対象フレームを判定するように構成される。
プロセッサは、フレームが、主フレームに属するか、それとも冗長フレームに属するかを判定するようにさらに構成される。例示的には、nal_unit_typeが解析されてもよく、nal_unit_typeがPREFIX_SEI_NUTである場合は、payloadTypeが解析され、payloadTypeが値Bである場合は、フレームは冗長フレームに属する。
プロセッサは、フレームと、フレームに対応する主フレームとの位置関係を判定するようにさらに構成される。特殊な事例で、冗長フレームおよび対応する主フレームが異なるGOPに配置されてもよいときは、位置関係を記述するために、冗長フレームと、対応する主フレームとの間のGOP関係の判定がさらに必要になる。
プロセッサは、主フレームが、前述によって得られた位置で生成されたかどうかを判定するように、さらに構成される。
プロセッサは、主フレームが生成されなかった場合に、フレームに対応する主フレームの属性情報を判定するように構成される。
プロセッサは、フレームのPOCを判定するようにさらに構成される。
プロセッサは、映像圧縮符号化標準に従って、フレームの符号化データ情報を導き出すためにビットストリームを解析するようにさらに構成される。
プロセッサは、フレームに対応するビットストリームを解析によって取得された情報に従って、復号対象フレームを再構成するように構成される。
プロセッサは、POCによって指定された順序で、復号されたフレームを出力するようにさらに構成される。
実施形態11
本発明のこの実施形態は、図5に示す映像データ復号方法を実行するように構成されたプロセッサを含む、映像データ復号装置を提供する。プロセッサは、具体的には以下のように構成することができる。
プロセッサは、復号対象ビットストリームから、復号対象フレームを判定するように構成される。
プロセッサは、フレームが、主フレームに属するか、それとも冗長フレームに属するかを判定するようにさらに構成される。例示的には、nal_unit_typeが解析されてもよく、nal_unit_typeがPREFIX_SEI_NUTである場合は、payloadTypeが解析され、payloadTypeが値Bである場合は、フレームは冗長フレームに属する。
プロセッサは、フレームと、フレームに対応する主フレームとの位置関係を判定するようにさらに構成される。特殊な事例で、冗長フレームおよび対応する主フレームが異なるGOPに配置されてもよいときは、位置関係を記述するために、冗長フレームと、対応する主フレームとの間のGOP関係の判定がさらに必要になる。
プロセッサは、主フレームが、前述の位置で生成されたかどうかを判定するように、さらに構成される。
プロセッサは、主フレームが生成されなかった場合に、フレームに対応する主フレームの属性情報を判定するように構成される。
プロセッサは、フレームのPOCを判定するようにさらに構成される。
プロセッサは、映像圧縮符号化標準に従って、フレームの符号化データ情報を導き出すためにビットストリームを解析するようにさらに構成される。
プロセッサは、フレームに対応するビットストリームを解析によって取得された情報に従って、復号対象フレームを再構成するように、さらに構成される。
プロセッサは、POCによって指定された順序で、復号対象フレームを格納するようにさらに構成される。
プロセッサは、復号対象フレームに対応する主フレームデータが、所定の遅延後に、解析によって取得されない場合は、POCによって指定された順序で復号されたフレームを出力するように構成される。
実施形態12
本発明のこの実施形態は、図6に示す映像データ復号方法を実行するように構成されたプロセッサを含む、映像データ復号装置を提供する。プロセッサは、具体的には以下のように構成することができる。
プロセッサは、復号対象ビットストリームから、復号対象フレームを判定するように構成される。
プロセッサは、フレームが、主フレームに属するか、それとも冗長フレームに属するかを判定するようにさらに構成される。例示的には、nal_unit_typeが解析されてもよく、nal_unit_typeがPREFIX_SEI_NUTである場合は、payloadTypeが解析され、payloadTypeが値Aである場合は、フレームは主フレームに属する。
必要に応じて、プロセッサは、ビットストリーム情報に従って、フレームと、フレームに対応する冗長フレームとの位置関係を判定するように構成される。特殊な事例で、主フレームおよび対応する冗長フレームが異なるGOPに配置されてもよいときは、位置関係を記述するために、主フレームと、対応する冗長フレームとの間のGOP関係の判定がさらに必要になる。
プロセッサは、フレームのPOCを判定するようにさらに構成される。
プロセッサは、映像圧縮符号化標準に従って、フレームの符号化データ情報を導き出すためにビットストリームを解析するようにさらに構成される。
プロセッサは、フレームに対応するビットストリームを解析によって取得された情報に従って、復号対象フレームを再構成するように、さらに構成される。
プロセッサは、POCによって指定された順序で、復号されたフレームを出力するようにさらに構成される。
本発明の実施形態7から実施形態12までにおいて提供された復号装置によれば、主フレームと対応する冗長フレームとの位置関係情報は復号することができ、これによって、ビットストリームで、主フレームの位置と、対応する冗長フレームの位置との間隔を維持することが可能になり、これにより、主フレームおよび対応する冗長フレームの両方を損失する可能性が低減され、伝送のロバスト性が高まる。また、デコーダの、主フレームおよび冗長フレームを復号する順序に対する要件がなくなり、これによって伝送の柔軟性が向上する。
本発明の実施形態では、符号化処理において、符号化対象情報群に対応する主情報群を生成するステップと、符号化対象情報群に対応する冗長情報群を生成するステップとは順不同であることにさらに留意すべきである。本発明の実施形態は、符号化対象情報群に対応する主情報群を生成するステップが、符号化対象情報群に対応する冗長情報群を生成するステップの前に形成されることを、必ずしも必要としていない。これに対応して、復号処理において、本発明のこの実施形態もまた、解析によって復号対象情報群に対応する主情報群を取得するステップと、解析によって復号対象情報群に対応する冗長情報群を取得するステップとの順序を限定しない。
簡便かつ簡潔な説明のために、前述のシステム、装置、およびユニットの詳細な作業工程については、前述の方法の実施形態の対応する工程を参照することができ、ここでは再度詳細に説明されないことが、当業者には明確に理解されよう。
この用途で提供されるいくつかの実施形態において、開示されたシステム、装置、および方法は、他の方法で実施されてもよいことが理解されるべきである。例えば、説明された装置の実施形態は、単なる例示である。例えば、ユニット分割は、単なる論理的機能分割であって、実際の実施においては他の分割であってもよい。例えば、複数のユニットまたは構成要素が、別のシステムと組み合わせられるか、またはこれと一体化されてもよく、あるいはいくつかの特徴は、無視するかまたは実行しなくてもよい。また、示されるかあるいは論じられた、相互結合または直接結合、もしくは通信接続は、いくつかのインターフェースを用いて実施されてもよい。装置間またはユニット間の間接的結合もしくは通信接続は、電子的形態、機械的形態、または他の形態で実施されてもよい。
個別の部分として説明されたユニットは、物理的に分離していても分離していなくてもよく、また、ユニットとして示された部分は、物理的ユニットであってもそうでなくてもよく、すなわち、1つの位置に配置されても、複数のネットワークユニット上に分散していてもよい。実施形態の解決策の目的を達成するための実際の必要性に応じて、ユニットの一部または全体を選択してもよい。
また、本発明の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに一体化されてもよく、またはユニットのそれぞれが単独で物理的に存在してもよく、または2つ以上のユニットが1つのユニットに一体化されてもよい。一体化されたユニットは、ハードウェアの形態で実施されてもよく、またはソフトウェアの機能ユニットに付加したハードウェアの形態で実施されてもよい。
前述の一体型ユニットが、ソフトウェアの機能ユニットの形態で実施されるとき、この一体型ユニットは、コンピュータ可読記憶媒体の中に格納されてもよい。ソフトウェア機能ユニットは、記憶媒体に格納され、本発明の実施形態で説明された方法のいくつかのステップを実行するように、コンピュータ機器(例えばパーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワーク装置)に指示するのに用いられるいくつかの命令を含んでいる。前述の記憶媒体には、USBフラッシュドライブ、着脱式ハードディスク、ROM(Read−Only Memory、読み出し専用メモリ)、RAM(Random Access Memory、ランダムアクセスメモリ)、磁気ディスク、または光ディスク等、プログラムコードを格納できる任意の媒体が含まれる。
最後に、前述の実施形態は、単に本発明の技術的解決策を説明することが意図されており、本発明を限定することは意図していないことに留意されたい。本発明は、前述の実施形態を参照しながら詳細に説明されているが、本発明の実施形態の技術的解決策の精神および範囲から逸脱することなく、前述の実施形態で説明した技術的解決策にさらに修正を加えたり、あるいはそのいくつかの技術的特徴を均等物で置き換えられることが、当業者には理解されるべきである。
1000 映像データ復号装置
1001 プロセッサ
1002 メモリ
1003 バス
1004 受信回路
1008 処理ユニット
1110 映像データ符号化装置
1111 プロセッサ
1112 メモリ
1113 バス
1114 伝送回路
1203 判定ユニット

Claims (32)

  1. 符号化対象映像シーケンスで、符号化対象情報群を判定するステップと、
    前記符号化対象情報群に対応する主情報群を生成するステップであって、前記主情報群は、第1のデータ情報、前記符号化対象情報群が、主情報群であるかそれとも冗長情報群であるかを示す指示情報、ならびに前記主情報群の位置情報を含む、ステップと、
    前記符号化対象情報群に対応する冗長情報群を生成するステップであって、前記冗長情報群は、第2のデータ情報、前記冗長情報群の位置情報、前記符号化対象情報群が、主情報群であるかそれとも冗長情報群であるかを示す指示情報、ならびに前記冗長情報群と前記主情報群との位置関係情報を含む、ステップと、
    前記主情報群および前記冗長情報群を、ビットストリームに符号化するステップと
    を含む、映像データの符号化方法。
  2. 前記主情報群の前記位置情報が、前記ビットストリームにおける前記主情報群の位置、符号化処理における前記主情報群の順序、または前記主情報群のピクチャ表示順を含み、
    前記冗長情報群の前記位置情報が、前記ビットストリームにおける前記冗長情報群の位置、符号化処理における前記冗長情報群の順序、または前記冗長情報群のピクチャ表示順を含む、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記位置関係情報が、前記冗長情報群および前記主情報群の順序間の、位置差の絶対値を含み、
    前記位置差の前記絶対値、および前記順序が、前記ビットストリームにおける、前記主情報群および前記冗長情報群の前記順序間の位置差の絶対値か、前記符号化処理における、前記主情報群および前記冗長情報群の前記順序間の順序差の絶対値か、もしくは前記主情報群および前記冗長情報群の前記順序間の、ピクチャ表示の順序差の絶対値を含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記位置関係情報が、
    前記冗長情報群の前記位置情報と、前記主情報群の前記位置情報とが同一のピクチャ群に属するかどうかを示すフラグ情報
    をさらに含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記冗長情報群の前記位置情報と、前記主情報群の前記位置情報とが同一のピクチャ群に属さないときに、前記位置関係情報が、前記冗長情報群と前記主情報群とが離間されているピクチャ群の数をさらに含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記位置関係情報が、前記冗長情報群と前記主情報群とが離間されているピクチャ群の数をさらに含む、請求項3に記載の方法。
  7. 前記符号化対象情報群に対応する冗長情報群を生成する前記ステップが、
    前記主情報群が生成されたかどうかを判定するステップと、
    前記主情報群が生成されなかった場合は、予め定められた位置関係情報を、前記冗長情報群および前記主情報群の前記位置関係情報として設定して、前記第2のデータ情報および前記冗長情報群の前記位置情報を生成する、ステップ、あるいは前記主情報群が生成された場合は、前記位置関係情報を、前記冗長情報群および前記主情報群の前記位置関係情報として用いて、前記冗長情報群および前記主情報群の前記位置関係情報を計算して、前記第2のデータ情報、および前記冗長情報群の前記位置情報を生成する、ステップと
    を含む
    請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記符号化対象情報群に対応する主情報群を生成する前記ステップが、
    前記冗長情報群が生成されたかどうかを判定するステップと、
    前記冗長情報群が生成されなかった場合は、前記主情報群および前記冗長情報群の予め定められた位置関係情報を、前記冗長情報群と前記主情報群との前記位置関係情報として設定して、前記第1のデータ情報および前記主情報群の前記位置情報を生成する、ステップ、あるいは前記冗長情報群が生成された場合は、前記位置関係情報を、前記冗長情報群および前記主情報群の前記位置関係情報として用いて、前記冗長情報群および前記主情報群の前記位置関係情報を計算して、前記第1のデータ情報、および前記主情報群の前記位置情報を生成する、ステップと
    を含む
    請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記位置情報が前記ピクチャ表示順である場合に、前記符号化対象情報群に対応する前記主情報群が生成され、かつ前記符号化対象情報群に対応する前記冗長情報群が生成されるときに、前記方法が、
    前記主情報群の前記ピクチャ表示順が、前記冗長情報群の前記ピクチャ表示順と異なるように、予め定められた規則に従って、前記主情報群および前記冗長情報群の前記ピクチャ表示順を設定するステップ
    をさらに含む、請求項2に記載の方法。
  10. 前記主情報群の前記ピクチャ表示順が、前記冗長情報群の前記ピクチャ表示順と異なるように、予め定められた規則に従って、前記主情報群および前記冗長情報群の前記ピクチャ表示順を設定する前記ステップが、
    前記主情報群の前記ピクチャ表示順を連続した偶数に設定するステップと、前記冗長情報群の前記ピクチャ表示順を、前記対応する主情報群の前記ピクチャ表示順に1を加えた数に設定するステップと
    を含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記主情報群が、
    前記冗長情報群と前記主情報群との前記位置関係情報をさらに含む、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記冗長情報群が、
    前記冗長情報群に対応する前記主情報群の属性情報をさらに含む、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記主情報群の前記属性情報が、
    前記主情報群が瞬時リフレッシュフレームに属するかどうかを示す情報を含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記符号化対象情報群が、ピクチャ、フレーム、スライス、タイル、または1組の基本符号化ユニットのうちの任意の1つ以上を含む、請求項1から13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記位置関係情報が、付加拡張情報、ネットワーク抽象化層ユニットヘッダ、スライスヘッダ、フレームヘッダ、タイルヘッダ、またはピクチャパラメータセットのうちの少なくとも1つに配置される、請求項1から14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 前記符号化対象情報群が主情報群であるかそれとも冗長情報群であるかを示す前記指示情報、ならびに前記冗長情報群に対応する前記主情報群の前記属性情報が、付加拡張情報、ネットワーク抽象化層ユニットヘッダ、スライスヘッダ、フレームヘッダ、タイルヘッダ、またはピクチャパラメータセットのうちの少なくとも1つに配置される、請求項12または13に記載の方法。
  17. 復号対象ビットストリームを獲得して、復号対象情報群を判定するステップと、
    解析によって、前記復号対象情報群に対応する主情報群を取得するステップであって、前記主情報群は、第1のデータ情報、前記復号対象情報群が、主情報群であるかそれとも冗長情報群であるかを示す指示情報、ならびに前記主情報群の位置情報を含む、ステップと、
    解析によって、前記復号対象情報群に対応する冗長情報群を取得するステップであって、前記冗長情報群は、第2のデータ情報、前記冗長情報群の位置情報、前記復号対象情報群が、主情報群であるかそれとも冗長情報群であるかを示す指示情報、ならびに前記冗長情報群と前記主情報群との位置関係情報を含み、前記冗長情報群と前記主情報群との前記位置関係情報は、前記主情報群の前記位置情報を推定するために用いられる、ステップと、
    解析によって取得された前記主情報群、または解析によって取得された前記冗長情報群に基づいて、復号された情報群を獲得するステップであって、前記復号された情報群は、符号化された映像シーケンスの再構成のために用いられる、ステップと
    を含む、
    映像データの復号方法。
  18. 前記主情報群の前記位置情報が、前記ビットストリームにおける前記主情報群の位置、符号化処理における前記主情報群の順序、または前記主情報群のピクチャ表示順を含み、
    前記冗長情報群の前記位置情報が、前記ビットストリームにおける前記冗長情報群の位置、符号化処理における前記冗長情報群の順序、または前記冗長情報群のピクチャ表示順を含む、
    請求項17に記載の復号方法。
  19. 前記位置関係情報が、前記冗長情報群および前記主情報群の順序間の、位置差の絶対値を含み、
    前記位置差の前記絶対値および前記順序が、前記ビットストリームにおける、前記主情報群、および前記冗長情報群の前記順序間の位置差の絶対値か、前記符号化処理における、前記主情報群および前記冗長情報群の前記順序間の順序差の絶対値か、もしくは前記主情報群および前記冗長情報群の前記順序間の、ピクチャ表示の順序差の絶対値を含む、
    請求項18に記載の復号方法。
  20. 前記位置関係情報が、
    前記冗長情報群の前記位置情報と、前記主情報群の前記位置情報とが同一のピクチャ群に属するかどうかを示すフラグ情報
    をさらに含む、請求項19に記載の復号方法。
  21. 前記冗長情報群の前記位置情報と、前記主情報群の前記位置情報とが同一のピクチャ群に属さないときに、前記位置関係情報が、前記冗長情報群と前記主情報群とが離間されているピクチャ群の数をさらに含む、請求項20に記載の復号方法。
  22. 前記位置関係情報が、前記冗長情報群と前記主情報群とが離間されているピクチャ群の数をさらに含む、請求項19に記載の復号方法。
  23. 解析によって、前記復号対象情報群に対応する冗長情報群を取得する前記ステップが、
    前記主情報群が、解析によって正しく取得されたかどうかを判定するステップと、
    解析によって前記主情報群が正しく取得された場合は、前記復号対象情報群に対応する前記冗長情報群の、解析による取得をさらに必要とすることなく、前記復号対象情報群の解析を停止し、解析によって取得された前記主情報群に基づいて、前記復号された情報群を獲得し、前記復号された情報群は、前記符号化された映像シーケンスの前記再構成のために用いられる、ステップ、あるいは解析によって前記主情報群が正しく取得されない場合は、前記復号対象情報群に対応する前記冗長情報群の解析による取得を継続し、前記冗長情報群は、前記第2のデータ情報、前記冗長情報群の前記位置情報、前記復号対象情報群が主情報群であるかそれとも冗長情報群であるかを示す前記指示情報、ならびに前記冗長情報群と前記主情報群との前記位置関係情報を含み、前記冗長情報群と前記主情報群との前記位置関係情報が、前記主情報群の前記位置情報を推定するために用いられ、解析によって取得された前記冗長情報群に基づいて、前記復号された情報群を獲得し、前記復号された情報群は、前記符号化された映像シーケンスの前記再構成のために用いられる、ステップと
    を含む
    請求項17から22のいずれか一項に記載の復号方法。
  24. 前記位置情報が前記ピクチャ表示順である場合に、前記復号対象情報群に対応する前記主情報群が生成され、かつ前記復号対象情報群に対応する前記冗長情報群が生成されるときに、前記方法が、
    前記主情報群および前記冗長情報群の、予め定められた規則に従って設定されるピクチャ表示順に従って、前記主情報群および前記冗長情報群の前記ピクチャ表示順を確認するステップであって、前記主情報群の前記ピクチャ表示順は、前記冗長情報群の前記ピクチャ表示順とは異なる、ステップ
    をさらに含む、請求項18に記載の復号方法。
  25. 前記主情報群の前記ピクチャ表示順が、連続した偶数に設定され、前記冗長情報群の前記ピクチャ表示順が、前記対応する主情報群の前記ピクチャ表示順に1を加えた数に設定される、請求項24に記載の復号方法。
  26. 前記冗長情報群が、
    前記冗長情報群に対応する前記主情報群の属性情報をさらに含む、請求項17から25のいずれか一項に記載の復号方法。
  27. 前記主情報群の前記属性情報が、
    前記主情報群が瞬時リフレッシュフレームに属するかどうかを示す情報を含む、請求項26に記載の復号方法。
  28. 前記復号対象情報群が、ピクチャ、フレーム、スライス、タイル、または1組の基本符号化ユニットのうちの任意の1つ以上を含む、請求項17から27のいずれか一項に記載の復号方法。
  29. 前記位置関係情報が、付加拡張情報、ネットワーク抽象化層ユニットヘッダ、スライスヘッダ、フレームヘッダ、タイルヘッダ、またはピクチャパラメータセットのうちの少なくとも1つに配置される、請求項17から28のいずれか一項に記載の復号方法。
  30. 前記復号対象情報群が主情報群であるかそれとも冗長情報群であるかを示す前記指示情報、ならびに前記冗長情報群に対応する前記主情報群の前記属性情報が、付加拡張情報、ネットワーク抽象化層ユニットヘッダ、スライスヘッダ、フレームヘッダ、タイルヘッダ、またはピクチャパラメータセットのうちの少なくとも1つに配置される、請求項26または27に記載の復号方法。
  31. 符号化対象映像シーケンスで、符号化対象情報群を判定し、
    前記符号化対象情報群に対応する主情報群を生成し、前記主情報群は、第1のデータ情報、前記符号化対象情報群が主情報群であるかそれとも冗長情報群であるかを示す指示情報、および前記主情報群の位置情報を含み、
    前記符号化対象情報群に対応する冗長情報群を生成し、前記冗長情報群は、第2のデータ情報、前記冗長情報群の位置情報、前記符号化対象情報群が、主情報群であるかそれとも冗長情報群であるかを示す指示情報、ならびに前記冗長情報群と前記主情報群との位置関係情報を含み、
    前記主情報群および前記冗長情報群を、ビットストリームに符号化するように構成された、
    プロセッサを備える、映像データを符号化する装置。
  32. 復号対象ビットストリームを獲得して、復号対象情報群を判定し、
    解析によって、前記復号対象情報群に対応する主情報群を取得し、前記主情報群は、第1のデータ情報、前記復号対象情報群が、主情報群かそれとも冗長情報群かを示す指示情報、および前記主情報群の位置情報を含み、
    解析によって、前記復号対象情報群に対応する冗長情報群を取得し、前記冗長情報群は、第2のデータ情報、前記冗長情報群の位置情報、前記復号対象情報群が、主情報群かそれとも冗長情報群かを示す指示情報、ならびに前記冗長情報群と前記主情報群との位置関係情報を含み、前記冗長情報群と前記主情報群との前記位置関係情報は、前記主情報群の前記位置情報を推定するために用いられ、
    解析によって取得された前記主情報群、または解析によって取得された前記冗長情報群に基づいて、復号された情報群を獲得し、前記復号された情報群は、符号化された映像シーケンスの再構成のために用いられるように構成された、
    プロセッサを備える、映像データの復号装置。
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