JP6264612B2 - ブラシ - Google Patents

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Description

本発明は、使用により、マッサージ効果も得ることのできるボディや頭髪の洗浄用のブラシに関するものである。
洗浄用のブラシとして、天然ゴム製の底板の上面に把持部を取り付け、底板の下面にブラシ片として機能する複数の突起を垂下設したものが、従来技術(特許文献1)として知られている。
特開平09−276033号公報
この特許文献1に記載された従来技術にあっては、各突起が底板に一体設されたものであるため、常に突出状態にあり、このためブラシ面の洗浄が不十分となり易く、さらに頭髪および頭皮等の皮膚に対する触感が固定的で、この触感を使用者の好みに合わせることができない、と云う不満および問題があった。
そこで、本発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべく創案されたもので、複数のブラシ片の硬さ程度や突出程度を可変とすることを技術的課題とし、もってブラッシング時における触感を、使用者の好みに合うものとすることを目的とするものである。
上記課題を解決する本発明の手段の主たる構成は、
下面を底枠板で塞いだ有頂筒状の枠体の本体部内に、基板に複数のブラシ芯片が垂下設された硬質材製の作動体を昇降変位可能に内装すること、
枠体の本体部から筒状の取っ手を起立設し、取っ手の上端部に回転可能ではあるが抜け出し不能に外嵌して組付く有頂筒状のツマミから、取っ手内に位置する螺合筒片を垂下設した操作体を設け、作動体の基板の上面中央から、螺合筒片と螺合する螺合軸片を起立設し、ツマミの回転操作により作動体を昇降変位させる構成とすること、
作動体の下降変位により、ブラシ芯片が底枠板に開口された穴部から外部に突き出る構成とすること、
穴部から突き出る各ブラシ芯片は、軟質材製のブラシ筒片で覆われていること、
にある。
ブラシ芯片は、枠体内から突き出た状態でブラシ筒片に覆われてブラシ片を構成することになるので、硬質なブラシ芯片は、その外表面に軟質なブラシ筒片を位置させた状態でブラシ片として機能することになる。それゆえ、ブラシ片は、触感の柔らかいものとなる。
また、枠体内からのブラシ芯片の突き出し程度を調整することにより、ブラシ片としての硬さ程度、すなわち撓み変形のし難さ程度を調整することができると共に、皮膚および頭髪に対する接触作用程度を調整することができる。
操作体と作動体を螺合組付けしているため、操作体のツマミの回動操作により、枠体内の作動体を昇降変位させることができ、これにより枠体の外部に位置したツマミの操作により、枠体の内部に位置した作動体のブラシ芯片の穴部からの突き出しを、自在に行うことができる。
また、本発明の別の構成は、上記した主たる構成に、操作体と作動体を螺合組付けし、螺合筒片および螺合軸片の螺条構造を、リード角の大きい多条ねじ構造とした、ことを加えたものである。
螺合筒片および螺合軸片の螺条構造を、リード角の大きい多条ねじ構造としたものにあっては、操作体のツマミの大きな回動操作量を要することなく、ブラシ芯片の穴部からの出し入れを行うことができる。
また、本発明の別の構成は、上記した主たる構成に、螺合筒片を雌ねじ構造とし、取っ手の内周面に、螺合筒片を摺動可能に支える支持リブを設けた、ことをくわえたものである。
支持リブを設けたものにあっては、枠体に対する操作体の安定した姿勢での回動可能な組付けが確実に得られ、これにより枠体内における作動体の安定した昇降変位動作を得ることができる。
また、本発明の別の構成は、上記した主たる構成に、基板の下面に密着形成されたベース板に、各ブラシ芯片に密外装するブラシ筒片を一体設した、ことを加えたものである。
作動体の基板の下面にブラシ片体を密着形成したものにあっては、ブラシ芯片とブラシ筒片の組合わせ物であるブラシ片の構造が一定しているので、ブラッシングの調整が簡単である。
また、本発明の別の構成は、上記した主たる構成に、底枠板の上面に密着形成されたベース板に、各穴部を塞いで密着位置する有底筒状のブラシ筒片を一体設し、このブラシ筒片は、上方に開放してブラシ芯片の出入りが自在である中空部を形成すると共に、底壁部分を伸縮自在とした、ことを加えたものである。
底枠板の上面にブラシ片体を密着形成すると共に、穴部をブラシ筒片で塞いだものにあっては、ブラシ芯片を枠体内に上昇後退させた状態では、ブラシの底面は略平坦面状態となり、抜けた頭髪やゴミ等の異物が付着残存することがない。
また、本発明の別の構成は、上記した主たる構成に、底枠板の上面に密着形成されたベース板に、各穴部を密に塞いで突き出る先細り棒状のブラシ筒片を一体設し、このブラシ筒片は、上方に開放してブラシ芯片の摺接状の出入りが自在である中空部を形成した、ことを加えたものである。
底枠板の上面にブラシ片体を密着形成すると共に、穴部をブラシ筒片で塞いでブラシ筒片を設けたものにあっては、ブラシ芯片の下降前進程度、すなわちブラシ筒片の中空部に対するブラシ芯片の侵入程度により、ブラシ片の硬さ程度を自在に調整することができる。
また、本発明の別の構成は、作動体の基板の下面にブラシ片体を密着形成したものにおいて、ベース板とブラシ筒片を有するブラシ片体を、ブラシ芯片とこのブラシ芯片を垂下設した基板の下面をインサート材として成形されたインサート成形品とした、ことを加えたものである。
ブラシ芯片とこのブラシ芯片を垂下設した基板の下面をインサート材として、ブラシ片体をインサート成形したものにあっては、作動体に対するブラシ片体の密着組付きが強固で安定している。
また、本発明の別の構成は、ベース板とブラシ筒片を有するブラシ片体を、穴部を開設した底枠板の上面と、穴部の穴周面をインサート材として成形されたインサート成形品とした、ことを加えたものである。
底枠板の上面と、穴部の穴周面をインサート材として、ブラシ片体をインサート成形したものにあっては、ブラシ片体による穴部の密閉状態が、強力で完全であり、これにより洗浄時に頭髪やゴミ等の異物が穴部部分に挟み込まれると云う不都合の発生を無くすことができる。
また、本発明の別の構成は、操作体と作動体を螺合組付けした構成に、ツマミを、ボトルに装着されたヒンジキャップの開閉蓋とした、ことを加えたものである。
操作体のツマミを、シャンプーやボディーソープ等の内容物を収納したボトルのヒンジキャップの開閉蓋としたものにあっては、洗浄用のブラシを、内容物を収納したボトルに一体的に付帯させることができ、またツマミはヒンジキャップの開閉蓋として利用されるので、開閉蓋の機能を損なうことなく動作することができる。
本発明は、上記した構成となっているので、以下に示す効果を奏する。
本発明におけるブラシの主たる構成においては、ブラシ片はブラシ筒片により触感の柔らかいものとなり、これによりマッサージ効果を得ることができると共に、使用感が心地よいものとなる。
また、枠体内からのブラシ芯片の突き出し程度を調整することにより、ブラシ片としての硬さ程度を調整することができると共に、洗浄部分に対する接触作用程度を調整することができるので、ブラッシングの作用程度を調整して好みの使い勝手を得ることが可能となる。
さらに、操作体と作動体を螺合組付けしたので、ツマミの操作により作動体のブラシ芯片の穴部からの突き出しを、自在に行うことがで、これにより使用感の調整操作が簡単である。
螺合筒片および螺合軸片の螺条構造を、リード角の大きい多条ねじ構造としたものにあっては、操作体のツマミの大きな回動操作量を要することなく、ブラシ芯片の穴部からの出し入れを行うことができるので、ツマミによる調整量を大きくすることなく、簡単に適正な調整量を得ることができる。
支持リブを設けたものにあっては、枠体に対する操作体の安定した姿勢での回動可能な組付けが確実に得られ、これにより枠体内における作動体の安定した昇降変位動作を得ることができるので、ブラシ芯片の枠体内からの出入り動作を安定して良好なものとすることができる。
作動体の基板の下面にブラシ片体を密着形成したものにあっては、ブラシ芯片とブラシ筒片の組合わせ物であるブラシ片の構造が一定しているので、ブラッシング時の皮膚に対する刺激の調整が簡単であり、これにより取扱いが簡単となる。
底枠板の上面にブラシ片体を密着形成すると共に、穴部をブラシ筒片で塞いだものにあっては、ブラシ芯片を枠体内に上昇後退させた状態では、ブラシの底面は平坦面状態となり、抜けた頭髪やゴミ等の異物が付着残存することがなく、これによりブラシを常に清潔な状態に保つのが容易である。
底枠板の上面にブラシ片体を密着形成すると共に、穴部をブラシ筒片で塞いでブラシ筒片を設けたものにあっては、ブラシ芯片の下降前進程度、すなわちブラシ筒片の中空部に対するブラシ芯片の侵入程度により、ブラシ片の硬さ程度を自在に調整することができるので、発揮されるブラシ片の硬さ程度の変化範囲を広いものとすることができ、これにより広いブラッシング状態の選択範囲を得ることができる。
ブラシ芯片とこのブラシ芯片を垂下設した基板の下面をインサート材として、ブラシ片体をインサート成形したものにあっては、作動体に対するブラシ片体の密着組付きが強固で安定しているので、ブラシ筒片の一定して適正な姿勢を安定的に維持することができる。
底枠板の上面と、穴部の穴周面をインサート材として、ブラシ片体をインサート成形したものにあっては、ブラシ片体による穴部の密閉状態が、強力で完全であり、これにより洗浄時に頭髪やゴミ等の異物が穴部部分に挟み込まれると云う不都合の発生を無くすことができ、安全なブラッシング動作を得ることができる。
操作体のツマミを、シャンプーやボディーソープ等の内容物を収納したボトルのヒンジキャップの開閉蓋としたものにあっては、洗浄用のブラシを、内容物を収納したボトルに一体的に付帯させることができ、またツマミはヒンジキャップの開閉蓋として利用されるので、開閉蓋の機能を損なうことなく動作することができるので、ボトルとブラシの組合わせ物の取扱いが便利となる。
本発明の実施形態例の、全体下面図である。 本発明の第1実施形態例の非使用時の、半縦断面図である。 図2に示した第1実施形態例の使用時の、半縦断面図である。 本発明の第2実施形態例の非使用時の、半縦断面図である。 図4に示した第2実施形態例の使用時の、半縦断面図である。 本発明の第3実施形態例の非使用時の、半縦断面図である。 図6に示した第3実施形態例の使用時の、半縦断面図である。 操作体と作動体の螺合組付きの例を示す、要部拡大半縦断面図である。 本発明の第4実施形態例を示す、全体外観図である。
以下、本発明の実施形態例を、図面を参照しながら説明する。
なお、以下の実施形態例の説明では、ツマミ9が位置する側を上方とし、その反対の底枠板19が位置する側を下方とする。
本発明による洗浄用のブラシ(以下、図1〜図7参照)は、有頂筒状の枠体1と、この枠体1の開放された下面を塞ぐ底枠板19と、枠体1の本体部4内に昇降変位可能に内装された硬質材料製の作動体11と、作動体11のブラシ芯片14を覆うブラシ筒片17を有する軟質材料製のブラシ片体15と、作動体11を枠体1の外部から昇降変位させる操作体8とから構成されている。
枠体1は、頂壁5の周端から周壁7を垂下設した高さの低い有底筒状の本体部4と、この本体部4の頂壁5中央部から筒状の取っ手2を起立設して構成されており、取っ手2の上端部の組付け筒片3は、操作体8の組付き部分を提供している。周壁7の内周面には、底枠板19がアンダーカット結合を利用して嵌め込み固定されるアンダーカット結合機能部が形成されている。
底枠板19は、平板状をした本体部分の周端部に、周壁状の壁部分を立上げ周設し、この立上げ周設した壁部分を周壁7内に嵌め込んでアンダーカット結合することにより、枠体1に対して強固に組付き固定される。この底枠板19平板状の主体部分には、複数の穴部20(特に、図1参照)が上下に貫通して形成されている。
操作体8は、枠体1の組付き筒片3に、外嵌して、回動可能であるが抜け出し離脱不能にアンダーカット結合するキャップ状の有頂筒構造をしたツマミ9の頂壁から、雌ねじ構造をした筒状の螺合筒片10を垂下設して構成されている。この螺合筒片10は、枠体1の取っ手2内に位置することになるが、この取っ手2の内周面下端部には、螺合筒片10を周囲から支えて、その回動動作を安定させるための支持リブ6が設けられている。
作動体11は、硬質材料(例えば、ポリプロピレン)製で、平板状の基板13の下面から、底枠板19の各穴部20に一対一で対向する複数のブラシ芯片14を垂下設し、基板13の上面中央部から、操作体8の螺合筒片10と螺合する雄ねじ筒状の螺合筒片12を起立設して構成されている。この作動体11は、その主体部分である基板13とブラシ芯片14の組合わせ部分を、枠体1の本体部4内に、昇降変位自在ではあるが、回動変位不能に組付け位置させており、これにより各ブラシ芯片14を、常に穴部20に上方から対向させている。
ブラシ片体15は、平板状のベース板16の下面からブラシ筒片17を垂下状に設けて構成されており、その全体を軟質材料(例えば、軟質ゴムやエラストマー)製となっている。ブラシ筒片17は、ブラシ片体15が作動体11に組付けられた状態で、個々にブラシ芯片14を覆うことができる位置および構造で形成されている。
図2および図3は、第1実施形態例を示すもので、図2は非使用状態を、そして図3は使用状態を示している。この第1実施形態例において、ブラシ片体15は、作動体11の基板13の下面、およびこの基板13の下面に垂下設された複数のブラシ芯片14を覆って、すなわちブラシ片体15のベース板16が基板13の下面を覆うと共に、ブラシ筒片17が各ブラシ芯片14を覆って密着状に組付いている。ブラシ芯片14とブラシ筒片17が組合わさって構成されるブラシ片は、作動体11の昇降変位に関わりなく、一定した構造をしていて、上昇限界位置(図2参照)に位置した状態で、その先端を、外部に突出させることなく、穴部20に塞ぐように位置させている。
それゆえ、図3に示した使用状態から図2に示した非使用状態に戻した際には、例えば抜けてブラシ片に絡み付いた頭髪やゴミ等の異物は、底枠板19に扱かれてブラシ片から離脱することになり、また図2に示した非使用状態では、ブラシの下面を構成する底枠板19の下面は、凹凸の少ない平坦面を形成することになるので、洗浄がし易く清潔な状態を維持することが容易である。また、図示したように、各ブラシ筒片17をブラシ芯片14よりも長く成形して、ブラシ筒片17の下端部がブラシ芯片14の下端から下方に延出する構成とすることにより、使用状態で、この延出したブラシ筒片17の下端部分が、好ましいマッサージ効果を発揮することになる。
また、この第1実施形態例においては、作動体11に対するブラシ片体15の密着固定手段として、作動体11の基板13の下面、および各ブラシ芯片14をインサート材として、ブラシ片体15をインサート成形すると良い。作動体11をインサート材として、ブラシ片体15をインサート成形することにより、作動体11に対するブラシ片体15の密着組付きが、強固で確実に得ることができるので、軟質材料製のブラシ片体15の所望する動作を安定して発揮させることができる。
図4および図5は、第2実施形態例を示すもので、図4は非使用状態を、そして図5は使用状態を示している。この第2実施形態例において、ブラシ片体15は、底枠板19の上面、およびこの底枠板19に開設された複数の穴部20を塞ぐようにして覆って、密着状に組付いている。穴部20を塞いで覆うブラシ片体15部分である各ブラシ筒片17は、有底短筒状となっていて、ブラシ芯片14が位置する上方に開放した中空部18を形成しており、さらにこのブラシ筒片17の底壁部分は、底枠板19の下面と面一状に位置している。
それゆえ、図4に示した非使用状態から図5に示した使用状態にした際には、下降変位して穴部20から突き出るブラシ芯片14に押されて、ブラシ筒片17の底壁部分は延び変形し、ブラシ芯片14を覆って、このブラシ芯片14と一緒に突出することになる。図5に示した使用状態から、図4に示した非使用状態に戻ると、底枠板19の下面は、穴部20がブラシ筒片17で塞がれた平坦面となるので、洗浄がし易く清潔な状態を維持することが容易である。
図6および図7は、第3実施形態例を示すもので、ブラシ片体15は、底枠板19の上面、およびこの底枠板19に開設された複数の穴部20を塞ぐようにして覆って、密着状に組付いている。穴部20を塞いで覆うブラシ片体15部分である各ブラシ筒片17は、穴部20から突き出る先細りの棒状をしていて、ブラシ芯片14が位置する上方に開放した中空部18を形成しており、この中空部18は、ブラシ芯片14の摺接状の出入りが自在となっている。
それゆえ、図6では、ブラシ片はブラシ筒片17だけで構成されていることになるので、きわめて柔らかい状態となっているが、図7に示した、ブラシ筒片17内にブラシ芯片14挿入された状態では、その挿入量に応じてブラシ筒片17の柔軟性が規制されて、ブラシ片の硬さが調整される。このブラシ片の硬さ程度は、ブラシ筒片17の中空部18に対するブラシ芯片14の挿入程度により設定されるものであるので、使用者は、このブラシ筒片17の中空部18に対するブラシ芯片14の挿入程度を、ツマミ9の操作により適当に設定し、自分好みのブラッシング状態を設定する。また、図示したように、各ブラシ筒片17の下端部分を中空部18の下端よりも下方に延出状に形成することにより、この延出したブラシ筒片17の下端部分が、好ましいマッサージ効果を発揮するようにしている。
第2実施形態例および第3実施形態例においては、底枠板19に対するブラシ片体15の密着固定手段として、底枠板19の上面、および各穴部20の穴周面をインサート材として、ブラシ片体15をインサート成形すると良い。底枠板19をインサート材として、ブラシ片体15をインサート成形することにより、底枠板19に対するブラシ片体15の密着組付きが、強固で確実に得ることができるので、軟質材料製のブラシ片体15の所望する動作を安定して発揮させることができる。
図8は、操作体8の螺合筒片10と作動体11の螺合軸片12の螺合組付き構成例を示すもので、図8(b)が一条螺合組付き構造を示しているのに対して、図8(a)は二条螺合組付き構造を示している。図8(a)に示した二条螺合組付き構造のものは、そのリード角aが、図8(b)の一条螺合組付き構造のリード角bに比べて、2倍の大きさとなっており、このため図8(a)に示したものは、図8(b)に示したものに比べて、同じツマミ9の操作量で、作動体11を大きく昇降変位操作することができることになる。この多条螺合組付き構造としては、螺条同士の組合わせに限ることはなく、例えばリード角の大きい螺条とこの螺条に螺合する螺合突起の組合わせであっても良い。
図9は、第4の実施形態例を示すもので、シャンプーやボディーソープ等の内容物を収納したボトル21に装着されたヒンジキャップ22の、上下方向に書籍状に搖動開閉する開閉蓋23としてツマミ9を適用して構成したものである。この第4実施形態例にあっては、ボトル21の開閉が開閉蓋23(ツマミ9)の搖動変位であるのに対して、ブラシの非使用状態と使用状態の切替えや、ブラッシング作用の調整が開閉蓋23(ツマミ9)の回動変位と云う、全く異なる動作形態であるので、互いに不都合な影響を与え合う恐れがなく、好適に使い分けることができる。また、ブラシがボトル21に、常に一体的に付帯することになるので、使用時の高い利便性を得ることができると共に、格納管理し易いことになる。
以上、実施形態例に沿って本発明の構成とその作用効果について説明したが、本発明の実施の形態は上記実施形態例に限定されるものではない。例えば、ブラシの下面形状は、円形状に限定されることはなく楕円状であっても良く、また螺合筒片10と螺合軸片12の組合わせは、螺合筒片10が雄ねじ構造で、螺合軸片12が雌ねじ構造であっても良い。
本発明の洗浄用のブラシは、各ブラシ片のブラッシング時における触感を、使用者の好みに合わせて設定することができ、マッサージ効果を発揮できる洗浄用のブラシとして広い分野での適用を可能とすることができる。
1 ;枠体
2 ;取っ手
3 ;組付け筒片
4 ;本体部
5 ;頂壁
6 ;支持リブ
7 ;周壁
8 ;操作体
9 ;ツマミ
10;螺合筒片
11;作動体
12;螺合軸片
13;基板
14;ブラシ芯片
15;ブラシ片体
16;ベース板
17;ブラシ筒片
18;中空部
19;底枠板
20;穴部
21;ボトル
22;ヒンジキャップ
23;開閉蓋
a ;リード角
b ;リード角

Claims (9)

  1. 下面を底枠板(19)で塞いだ有頂筒状の枠体(1)の本体部(4)内に、基板(13)に複数のブラシ芯片(14)が垂下設された硬質材製の作動体(11)を昇降変位可能に内装し、前記枠体(1)の本体部(4)から筒状の取っ手(2)を起立設し、該取っ手(2)の上端部に回転可能ではあるが抜け出し不能に外嵌して組付く有頂筒状のツマミ(9)から、前記取っ手(2)内に位置する螺合筒片(10)を垂下設した操作体(8)を設け、前記作動体(11)の基板(13)の上面中央から、前記螺合筒片(10)と螺合する螺合軸片(12)を起立設し、前記ツマミ(9)の回転操作により該作動体(11)を昇降変位させる構成とし、前記作動体(11)の下降変位により、前記ブラシ芯片(14)が底枠板(19)に開口された穴部(20)から外部に突き出る構成とし、前記穴部(20)から突き出る各ブラシ芯片(14)は、軟質材製のブラシ筒片(17)で覆われていることを特徴とするブラシ。
  2. 螺合筒片(10)および螺合軸片(12)の螺条構造を、リード角の大きい多条ねじ構造とした請求項に記載のブラシ。
  3. 螺合筒片(10)を雌ねじ構造とし、取っ手(2)の内周面に、前記螺合筒片(10)を摺動可能に支える支持リブ(6)を設けた請求項またはに記載のブラシ。
  4. 基板(13)の下面に密着形成されたベース板(16)に、各ブラシ芯片(14)に密外装するブラシ筒片(17)を一体設した請求項1〜の何れか1項に記載のブラシ。
  5. 底枠板(19)の上面に密着形成されたベース板(16)に、各穴部(20)を塞いで密着位置する有底筒状のブラシ筒片(17)を一体設し、該ブラシ筒片(17)は、上方に開放してブラシ芯片(14)の出入りが自在である中空部(18)を形成すると共に、底壁部分を伸縮自在とした請求項1〜の何れか1項に記載のブラシ。
  6. 底枠板(19)の上面に密着形成されたベース板(16)に、各穴部(20)を密に塞いで突き出る先細り棒状のブラシ筒片(17)を一体設し、該ブラシ筒片(17)は、上方に開放してブラシ芯片(14)の摺接状の出入りが自在である中空部(18)を形成した請求項1〜の何れか1項に記載のブラシ。
  7. ベース板(16)とブラシ筒片(17)を有するブラシ片体(15)を、ブラシ芯片(14)と該ブラシ芯片(14)を垂下設した基板(13)の下面をインサート材として成形されたインサート成形品とした請求項に記載のブラシ。
  8. ベース板(16)とブラシ筒片(17)を有するブラシ片体(15)を、穴部(20)を開設した底枠板(19)の上面と、前記穴部(20)の穴周面をインサート材として成形されたインサート成形品とした請求項またはに記載のブラシ。
  9. ツマミ(9)を、ボトル(21)に装着されたヒンジキャップ(22)の開閉蓋(23)とした請求項の何れか1項に記載のブラシ。
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