JP6264355B2 - 車両用ドア構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用ドア構造に関する。
下記特許文献1には、ドア本体の剛性を向上させた車両用ドア構造が開示されている。この車両用ドア構造が適用されたドア本体は、車幅方向外側に配置されたドアアウタパネルと、当該ドアアウタパネルの車幅方向内側に配置されたドアインナ部材と、を含んで構成されている。そして、アルミダイキャスト製又はアルミ押出合金製とされたドアレインフォース部がドア本体に設けられることで、ドア本体の剛性が向上されている。
特開2009−23473号公報
ところで、熱膨張率が異なる複数の材料を用いて形成された車両用ドアでは、環境温度の変化に伴い、車両の外観意匠の一部を構成するドアアウタパネルに歪が生じることが考えられる。
本発明は上記事実を考慮し、熱膨張率が異なる複数の材料を用いて形成された車両用ドアにおいてドアアウタパネルに生じる歪を抑制することができる車両用ドア構造を得ることが目的である。
請求項1記載の車両用ドア構造は、車両に設けられたドア開口部を開閉する車両用ドアの一部を構成すると共に車両外側に配置されたドアアウタパネルと、前記ドアアウタパネルに対して車両内側に配置されていると共に前記ドアアウタパネルと接合され、車両外側から見て前記ドアアウタパネルの車両上方側の端よりも車両上方側に突出する第1被接合部と、車両外側から見て前記ドアアウタパネルの車両上方側の端よりも車両上方側に突出すると共に前記第1被接合部と車両水平方向に間隔を空けて配置された第2被接合部と、を有するドアインナパネルと、前記ドアインナパネルの熱膨張率と異なる熱膨張率の材料を用いて形成され、前記第1被接合部にリベットで接合された第1接合部と、前記第2被接合部にリベットで接合された第2接合部と、を有するフレーム部と、を備えている。
請求項1記載の車両用ドア構造によれば、ドアアウタパネルがドアインナパネルに接合されていると共に、フレーム部の第1接合部及び第2接合部がドアインナパネルの第1被接合部及び第2被接合部にそれぞれリベットで接合されている。これにより、ドアアウタパネル、ドアインナパネル及びフレーム部が一体化される。
また、請求項1記載の本発明では、フレーム部とドアインナパネルとの熱膨張率が互いに異なっている。そのため、当該フレーム部及びドアインナパネルを含んで構成された車両用ドアが加熱又は冷却されると、フレーム部及びドアインナパネルが互いに異なる割合で膨張又は収縮しようとする。これにより、ドアインナパネルの膨張又は収縮がフレーム部により制限される(フレーム部の膨張又は収縮がドアインナパネルにより制限される)ことで、ドアインナパネルにおいてフレーム部が接合された部位(第1被接合部及び第2被接合部)及びその周縁部が変形する。
ここで、請求項1記載の本発明では、ドアインナパネルに設けられた第1被接合部及び第2被接合部が、車両外側から見てドアアウタパネルの車両上方側の端よりも車両上方側に突出されている。これにより、ドアインナパネルにおいてドアアウタパネルと対向している部位の膨張又は収縮が、フレーム部によって制限されることが抑制される。その結果、ドアインナパネルにおいてドアアウタパネルと対向している部位が当該ドアアウタパネルに追従して膨張又は収縮することが可能となり、ひいては、車両用ドアの温度変化に伴うドアアウタパネルの歪を抑制することができる。
請求項2記載の車両用ドア構造は、請求項1記載の車両用ドア構造において、前記第1接合部と前記第1被接合部及び前記第2接合部と前記第2被接合部の少なくともいずれかが、車両上下方向に間隔を空けて配置された複数の前記リベットで接合されている。
請求項2記載の車両用ドア構造によれば、第1接合部と第1被接合部及び第2接合部と第2被接合部を接合するリベットの数等を調節することにより、ドアインナパネルとフレーム部との接合強度を容易に調節することができる。
請求項3記載の車両用ドア構造は、請求項1又は請求項2記載の車両用ドア構造において、前記フレーム部は、前記第2被接合部から車両上方側に延びる縦フレーム部と、該縦フレーム部の車両上方側の端部から前記第1被接合部側に向けて延びると共に長手方向の中間部が前記ドアインナパネルとは反対側へ向けて凸状に湾曲された湾曲フレーム部と、を含んで構成されており、前記湾曲フレーム部の車両下方側の端部が前記第1接合部とされていると共に、前記縦フレーム部の車両下方側の端部が前記第2接合部とされており、前記第1接合部が前記第2接合部よりも車両上方側に配置された状態で、前記第1接合部及び前記第2接合部が前記第1被接合部及び前記第2被接合部にそれぞれ接合されている。
請求項3記載の車両用ドア構造によれば、フレーム部の湾曲フレーム部に設けられた第1接合部及び縦フレーム部に設けられた第2接合部が、ドアインナパネルの第1被接合部及び第2被接合部にそれぞれ接合されている。ここで、車両用ドアが加熱又は冷却されると、フレーム部及びドアインナパネルが互いに異なる割合で膨張又は収縮しようとするため、フレーム部は、第1接合部と第2接合部とが互いに離間する又は近接する。そのため、フレーム部の第1接合部と第2接合部とが車両上下方向の同位置に配置された状態で、当該フレーム部の第1接合部及び第2接合部がドアインナパネルの第1被接合部及び第2被接合部にそれぞれ接合された構成では、フレーム部は、湾曲フレーム部の長手方向の中間部を変形起点として変形される。
ここで、請求項3記載の本発明では、フレーム部(湾曲フレーム部)の第1接合部が、当該フレーム部(縦フレーム部)の第2接合部よりも車両上方側に配置された状態で、フレーム部の第1接合部及び第2接合部がドアインナパネルの第1被接合部及び第2被接合部にそれぞれ接合されている。これにより、第1接合部と第2接合部とが互いに離間する又は近接された際のフレーム部の変形起点を湾曲フレーム部における長手方向の中間部から縦フレーム部側にずらすことができる。すなわち、湾曲フレーム部の長手方向の中間部とドア開口部を形成する車体パネル等とのクリアランスの変化を小さくすることができる。
請求項1記載の車両用ドア構造は、熱膨張率が異なる複数の材料を用いて形成された車両用ドアにおいてドアアウタパネルに生じる歪を抑制することができる、という優れた効果を有する。
請求項2記載の車両用ドア構造は、ドアインナパネルとフレーム部との接合強度を容易に調節することができる、という優れた効果を有する。
請求項3記載の車両用ドア構造は、環境温度の変化に伴う湾曲フレーム部の長手方向の中間部とドア開口部を形成する車体パネル等との間のクリアランスの変化を抑制することができる、という優れた効果を有する。
第1実施形態に係る車両用ドア構造が適用されたサイドドアを示す側面図である。 図1に示された2−2線に沿って切断したサイドドアの断面を拡大して示す拡大断面図である。 第1実施形態の車両用ドア構造が適用されたサイドドアを備えた車両を示す側面図である。 第2実施形態に係る車両用ドア構造が適用されたサイドドアを示す図1に対応する側面図である。
(第1実施形態に係る車両用ドア構造)
図1〜図3を用いて本発明の第1実施形態に係る車両用ドア構造について説明する。なお、各図に適宜記す矢印FR、矢印UP、矢印OUTは、車両の前方向(進行方向)、上方向、車幅方向の外側方向をそれぞれ示している。また以下、単に前後、左右、上下の方向を示して説明する場合は、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両左右方向(車幅方向)の左右、車両上下方向の上下を示すものとする。
図3に示されるように、本実施形態の車両用ドア構造は、車両10の側部に形成されたドア開口部としてのフロントサイドドア開口部24を開閉する車両用ドアとしてのフロントサイドドア12に適用されている。以下、車両10の側部の概略の構成について説明し、次いでフロントサイドドア12の構成について説明する。
(車両10の側部の構成)
車両10の側部には、車両前後方向に延びるルーフサイドレール14と、ルーフサイドレール14の前端、前後方向の中間部、及び後端からそれぞれ下方側に向けて延びるフロントピラー16、センタピラー18、及びリヤピラー20と、が設けられている。また、車両10の側部には、フロントピラー16、センタピラー18、及びリヤピラー20の下端を前後方向に繋ぐロッカ22が設けられている。そして、ルーフサイドレール14、フロントピラー16、センタピラー18、及びロッカ22によってフロントサイドドア開口部24が形成されている。また、ルーフサイドレール14、センタピラー18、リヤピラー20、及びロッカ22によって、サイドドア開口部としてのリヤサイドドア開口部26が形成されている。このフロントサイドドア開口部24及びリヤサイドドア開口部26は、フロントサイドドア12及びリヤサイドドア28によって開閉されるようになっている。
(フロントサイドドア12の構成)
図1に示されるように、フロントサイドドア12は、車幅方向外側に配置されていると共に車両10(図3参照)の外観意匠の一部を構成するドアアウタパネル32と、当該ドアアウタパネル32に対して車幅方向内側(キャビン30側(図3参照))に配置されていると共にドアアウタパネル32と接合されるドアインナパネル34と、を備えている。また、フロントサイドドア12は、車両側面視で下方側が開放された略U字状に形成されていると共にフロントサイドドアガラス36(図3参照)の枠を構成するフレーム部としてのドアフレーム38を備えている。
ドアアウタパネル32は、アルミニウム合金を用いて形成された板状の部材にプレス加工等が施されることによって形成されており、このドアアウタパネル32は、車両側面視で前後方向を長手方向とする矩形状に形成されている。
ドアインナパネル34は、ドアアウタパネル32と同様にアルミニウム合金を用いて形成された板状の部材にプレス加工等が施されることによって形成されており、このドアインナパネル34は、車両側面視でドアアウタパネル32の形状に対応する矩形状に形成されている。そして、ドアインナパネル34の前端部、下端部及び後端部は、ドアアウタパネル32が接合されるドアアウタパネル接合部34Aとされている。そして、ドアアウタパネル32の前端部、下端部及び後端部にヘミング加工が施されることで、ドアアウタパネル32の前端部、下端部及び後端部がドアインナパネル34のドアアウタパネル接合部34Aに接合されている。なお、ドアアウタパネル32とドアインナパネル34との間には、フロントサイドドアガラス36(図3参照)、当該フロントサイドドアガラス36を昇降させるドアガラス昇降装置、及びフロントサイドドア12を閉止位置に保持するドアロック装置等が設けられている。
また、ドアインナパネル34の前端部には、車両側面視で当該ドアインナパネル34に接合されたドアアウタパネル32の上方側の端32Aよりも上方側に突出する第1被接合部34Bが設けられている。さらに、ドアインナパネル34の後端部には、ドアアウタパネル32の上方側の端32Aよりも上方側に突出する第2被接合部34Cが設けられている。なお、ドアインナパネル34において第1被接合部34Bが設けられた部位と第2被接合部34Cが設けられた部位との前後方向の中間部の上方側の端34Dとドアアウタパネル32の上方側の端32Aとは、上下方向のほぼ同位置に位置するようになっている。
ドアフレーム38は、上下方向に延びる縦フレーム部40と、当該縦フレーム部40の上方側の端部から車両前方側に向かうにつれて車両下方側に湾曲して延びる湾曲フレーム部42と、を備えている。
縦フレーム部40は、ドアインナパネル34及びドアアウタパネル32を形成するアルミニウム合金の熱膨張率よりも小さな熱膨張率の材料である鋼材を用いて形成されている。一例として、縦フレーム部40は、鋼板材にロールフォーミング加工等が施されることにより形成されており、この縦フレーム部40を上方側から見た断面は略矩形状断面に形成されている。また、縦フレーム部40の車両下方側の端部は、ドアインナパネル34の第2被接合部34Cにリベットとしての単一のセルフピアスリベット44で接合される第2接合部40Aとされている。なお、縦フレーム部40は、押出成形により構成してもよく、また縦フレーム部40は、プレス加工により形成された複数のプレス成形品を組み合わせることによって構成してもよい。
湾曲フレーム部42は、縦フレーム部40と同様に鋼板材にロールフォーミング加工等が施されることにより形成されている。この湾曲フレーム部42は、フロントピラー16(図3参照)に対応する形状に湾曲されている。すなわち、湾曲フレーム部42は、ドアインナパネル34とは反対側に向けて凸状に湾曲されている。また、湾曲フレーム部42の上端部(後端部)は、縦フレーム部40の上端部に溶接等により接合されている。
図2に示されるように、湾曲フレーム部42をその長手方向と直交する方向に沿って切断した断面は中空の略矩形状断面に形成されている。また、湾曲フレーム部42の下端部42Lは、ドアインナパネル34の第1被接合部34Bの車幅方向外側の面に沿って配置されると共に当該第1被接合部34Bに単一のセルフピアスリベット44で接合される第1接合部42Aと、第1接合部42Aの前端及び後端から車幅方向外側に向けてそれぞれ延びる一対の側壁部42B,42Cと、一対の側壁部42B,42Cを前後方向に繋ぐ外壁部42Dと、を備えている。そして、一対の側壁部42B,42Cの下端部の車幅方向外側の部位及び外壁部42Dの下端部が切り欠かれることで(当該切り欠かれた部位を「切欠部42E」という)、セルフピアスリベット44を打ち込むための工具を切欠部42Eを通じて第1接合部42A側に向けて挿入することが可能となっている。また、一対の側壁部42B,42Cにおいて切欠部42Eが形成された部位よりも車幅方向内側の部位は、車幅方向外側に向かうにつれて車両前後方向に互いに離間するようになっている。これにより、セルフピアスリベット44を打ち込むための工具を第1接合部42A側に向けて容易に挿入することが可能となっている。なお、縦フレーム部40の下端部も湾曲フレーム部42の下端部42Lと同様の構成とされている。また、湾曲フレーム部42は、鋼材を用いて押出成形により構成してもよく、また湾曲フレーム部42は、プレス加工により形成された複数のプレス成形品を組み合わせることによって構成してもよい。
また、図1に示されるように、本実施形態では,ドアフレーム38の第1接合部42Aと第2接合部40Aとが車両上下方向の同位置に配置された状態で、当該ドアフレーム38の第1接合部42A及び第2接合部40Aがドアインナパネル34の第1被接合部34B及び第2被接合部34Cにそれぞれ接合されている。
(本実施形態の作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
図1に示されるように、本実施形態の車両用ドア構造が適用されたフロントサイドドア12では、ドアアウタパネル32がドアインナパネル34に接合されていると共に、ドアフレーム38の第1接合部42A及び第2接合部40Aがドアインナパネル34の第1被接合部34B及び第2被接合部34Cにそれぞれセルフピアスリベット44で接合されている。これにより、ドアアウタパネル32、ドアインナパネル34及びドアフレーム38が一体化される。
また、本実施形態では、ドアフレーム38が鋼製とされていると共にドアインナパネル34がアルミニウム合金製とされている。そのため、当該ドアフレーム38及びドアインナパネル34を含んで構成されたフロントサイドドア12が加熱又は冷却されると、ドアフレーム38及びドアインナパネル34が互いに異なる割合で膨張又は収縮しようとする。これにより、ドアインナパネル34の膨張又は収縮がドアフレーム38により制限される(ドアフレーム38の膨張又は収縮がドアインナパネル34により制限される)ことで、ドアインナパネル34においてドアフレーム38が接合された部位(第1被接合部34B及び第2被接合部34C)及びその周縁部が変形する。
ここで、本実施形態では、ドアインナパネル34に設けられた第1被接合部34B及び第2被接合部34Cが、車両外側から見てドアアウタパネル32の上方側の端32Aよりも車両上方側に突出されている。これにより、ドアインナパネル34においてドアアウタパネル32と対向している部位の膨張又は収縮が、ドアフレーム38によって制限されることが抑制される。その結果、ドアインナパネル34においてドアアウタパネル32と対向している部位が当該ドアアウタパネル32に追従して膨張又は収縮することが可能となり、ひいては、フロントサイドドア12の温度変化に伴うドアアウタパネル32の歪を抑制することができる。
(第2実施形態に係る車両用ドア構造)
次に、図4を用いて本発明の第2実施形態に係る車両用ドア構造について説明する。なお、上記実施形態と同一の機能を有する部材及び部分については、上記実施形態と同一の符号を付してその説明を省略することがある。
図4に示されるように、本実施形態の車両用ドア構造が適用されたフロントサイドドア12では、ドアフレーム38の第1接合部42Aとドアインナパネル34の第1被接合部34Bとが車両上下方向に間隔を空けて配置された2つのセルフピアスリベット44で接合されていると共に、ドアフレーム38の第2接合部40Aとドアインナパネル34の第2被接合部34Cとが車両上下方向に間隔を空けて配置された2つのセルフピアスリベット44で接合されている。また、本実施形態のフロントサイドドア12では、ドアフレーム38の第1接合部42Aが当該ドアフレーム38の第2接合部40Aよりも車両上方側に配置された状態で、ドアフレーム38の第1接合部42A及び第2接合部40Aがドアインナパネル34の第1被接合部34B及び第2被接合部34Cにそれぞれ接合されている。
以上説明した本実施形態では、ドアフレーム38の第1接合部42Aとドアインナパネル34の第1被接合部34B及びドアフレーム38の第2接合部40Aとドアインナパネル34の第2被接合部34Cを接合するセルフピアスリベット44の数を複数にすることにより、上記第1実施形態に比して、ドアインナパネル34とドアフレーム38との接合強度を向上させることができる。また、ドアフレーム38の第1接合部42Aとドアインナパネル34の第1被接合部34B及びドアフレーム38の第2接合部40Aとドアインナパネル34の第2被接合部34Cを接合する2つのセルフピアスリベット44を上下方向に配列することにより、ドアフレーム38の第1接合部42A及び第2接合部40Aの前後方向の寸法が増加することを抑制することができる。これにより、キャビン30(図3参照)からの視界が狭まることを抑制することができる。
ところで、図1に示された第1実施形態のように、ドアフレーム38の第1接合部42Aと第2接合部40Aとが車両上下方向の同位置に配置された状態で、当該ドアフレーム38の第1接合部42A及び第2接合部40Aがドアインナパネル34の第1被接合部34B及び第2被接合部34Cにそれぞれ接合された構成では、フロントサイドドア12が加熱又は冷却されると、ドアフレーム38が湾曲フレーム部42の前後方向の中央部42Fを変形起点42Gとして変形される。
しかしながら、図4に示された本実施形態では、ドアフレーム38の第1接合部42Aが当該ドアフレーム38の第2接合部40Aよりも車両上方側に配置された状態で、ドアフレーム38の第1接合部42A及び第2接合部40Aがドアインナパネル34の第1被接合部34B及び第2被接合部34Cにそれぞれ接合されている。そのため、本実施形態では、フロントサイドドア12が加熱又は冷却された際のドアフレーム38の変形起点42Gを湾曲フレーム部42における縦フレーム部40側にオフセットさせることができる。これにより、フロントサイドドア12が加熱又は冷却された際に、ドアフレーム38の湾曲フレーム部42の中央部42Fとフロントピラー16(図3参照)とが所定のクリアランスに対して狭まる又は離間させることを抑制することができる。
なお、本実施形態では、ドアフレーム38の第1接合部42Aとドアインナパネル34の第1被接合部34B及びドアフレーム38の第2接合部40Aとドアインナパネル34の第2被接合部34Cをそれぞれ複数のセルフピアスリベット44で接合した例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、ドアフレーム38の第1接合部42Aとドアインナパネル34の第1被接合部34Bとを単一又は複数のセルフピアスリベット44で接合し、ドアフレーム38の第2接合部40Aとドアインナパネル34の第2被接合部34Cとを単一又は複数のセルフピアスリベット44で接合した構成としてもよい。
また、上記第1実施形態及び第2実施形態では、フロントサイドドア12に本発明の車両用ドア構造を適用した例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図3に示されたリヤサイドドア28やハッチバックタイプの車両のバックドアに本発明の車両用ドア構造を適用してもよい。
さらに、上記第1実施形態及び第2実施形態では、アルミニウム合金を用いてドアアウタパネル32及びドアインナパネル34を形成した例について説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば、繊維強化樹脂を用いてドアアウタパネル32及びドアインナパネル34を形成してもよい。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10 車両
24 フロントサイドドア開口部(ドア開口部)
32 ドアアウタパネル
32A ドアアウタパネルの車両上方側の端
34 ドアインナパネル
34B 第1被接合部
34C 第2被接合部
38 ドアフレーム(フレーム部)
40 縦フレーム部
40A 第2接合部
42 湾曲フレーム部
42A 第1接合部
44 セルフピアスリベット(リベット)

Claims (3)

  1. 車両に設けられたドア開口部を開閉する車両用ドアの一部を構成すると共に車両外側に配置されたドアアウタパネルと、
    前記ドアアウタパネルに対して車両内側に配置されていると共に前記ドアアウタパネルと接合され、車両外側から見て前記ドアアウタパネルの車両上方側の端よりも車両上方側に突出する第1被接合部と、車両外側から見て前記ドアアウタパネルの車両上方側の端よりも車両上方側に突出すると共に前記第1被接合部と前記ドアアウタパネルの車両上方側の端に沿って車両水平方向に間隔を空けて配置された第2被接合部と、を有するドアインナパネルと、
    前記ドアインナパネルの熱膨張率と異なる熱膨張率の材料を用いて形成され、前記第1被接合部にリベットで接合された第1接合部と、前記第2被接合部にリベットで接合された第2接合部と、を有するフレーム部と、
    を備えた車両用ドア構造。
  2. 前記第1接合部と前記第1被接合部及び前記第2接合部と前記第2被接合部の少なくとも一方が、車両上下方向に間隔を空けて配置された複数の前記リベットで接合されている請求項1記載の車両用ドア構造。
  3. 前記フレーム部は、前記第2被接合部から車両上方側に延びる縦フレーム部と、該縦フレーム部の車両上方側の端部から前記第1被接合部側に向けて延びると共に長手方向の中間部が前記ドアインナパネルとは反対側へ向けて凸状に湾曲された湾曲フレーム部と、を含んで構成されており、
    前記湾曲フレーム部の車両下方側の端部が前記第1接合部とされていると共に、前記縦フレーム部の車両下方側の端部が前記第2接合部とされており、
    前記第1接合部が前記第2接合部よりも車両上方側に配置された状態で、前記第1接合部及び前記第2接合部が前記第1被接合部及び前記第2被接合部にそれぞれ接合されている請求項1又は請求項2記載の車両用ドア構造。
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