JP6264316B2 - アンテナ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、マイクロ波、ミリ波等の高周波信号を送信または受信するアンテナ装置に関する。
送信アンテナおよび受信アンテナから構成されるアンテナ装置において、受信アンテナにて受信されたミリ波信号のミクサまでの伝送路を極小に抑えるため、樹脂基板の一方の面に、マイクロストリップ線路を給電線路とする受信アンテナと送信アンテナを形成するとともに、受信アンテナの近くにミクサを実装する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
また、送信アンテナおよび受信アンテナから構成されるアンテナ装置において、レドームにおける送信アンテナと受信アンテナの間に電波吸収体を設けて、送信アンテナから受信アンテナへの送信電力の漏れ込みや回り込みを低減する技術が知られている。
特開2010−273049号公報
しかしながら、特許文献1に示す従来のアンテナ装置は、送信アンテナまたは送信回路から放射された電波が、ミクサ、低雑音増幅器等の受信系の回路に漏れ込み、受信系の回路に電波干渉するもしくはノイズが混入するという問題がある。
この電波干渉を低減するために、送信アンテナとミクサの間に電波吸収体を設けることが可能である。しかしながら電波吸収体は製造価格が高価であり、アンテナ装置の製造価格が高くなるという問題がある。
この発明は係る課題を解決するためになされたものであって、送信アンテナおよび受信アンテナと、ミクサ、低雑音増幅器等の受信回路を基板の同一面に設けるとともに、電波吸収体を用いることなく、送信アンテナから受信回路への送信電波の漏れ込みを抑制することを目的とする。
この発明によるアンテナ装置は、送信電波を放射する送信アンテナと、上記送信電波の反射波を受信する受信アンテナと、送信アンテナ給電線により上記送信アンテナに接続された送信回路と、受信アンテナ給電線により上記受信アンテナに接続されるとともに、ローカル信号線により送信回路に接続された受信回路とを有し、上記送信アンテナ、受信アンテナ、送信回路、および受信回路を囲むように導体膜が実装された樹脂基板と、少なくとも上記送信回路を収納する第1の隔室、および少なくとも上記受信回路を収納する第2の隔室を形成し、当該第1の隔室と第2の隔室の間の隔壁に導体膜を形成するとともに、上記第1の隔室と第2の隔室を連通し、かつ上記ローカル信号線が配置される導体膜で囲まれた溝が形成されたレドームとを備え、上記溝の幅は上記送信アンテナ給電線から漏れ出る電波の半波長以下としたものである。
この発明によれば、送信アンテナ、受信アンテナ、送信回路、および受信回路を、樹脂基板の同一面上に配置したアンテナ装置において、電波吸収体を用いることなく、送信アンテナおよび送信回路から、受信回路への送信電波の漏れ込みを抑制することができる。
実施の形態1によるアンテナ装置の構成を示す上断面面図である。 実施の形態1によるアンテナ装置の構成を示すAA側断面図である。 実施の形態1によるアンテナ装置の構成を示すBB側断面図である。 実施の形態1によるアンテナ装置のレドームの内面構造を示す図である。 実施の形態1によるアンテナ装置のレドームの隔室を接続する溝の周辺部を示す図である。
実施の形態1.
図1は、この発明に係る実施の形態1によるアンテナ装置の構成を示す図である。図2は、実施の形態1によるアンテナ装置の構成を示す、図1のAA線の矢視方向から見た側断面図である。図3は、実施の形態1によるアンテナ装置の構成を示す、図1のBB線の矢視方向から見た側断面図である。図4は、実施の形態1によるアンテナ装置のレドームの内面構造を示す図であって、レドームの内面から見た図である。図5はレドームの隔壁に設けられた溝周辺の詳細図である。
図1において、アンテナ装置10は、樹脂基板1とレドーム50を備えて構成される。樹脂基板1は、両面実装されたプリント配線基板の表面(図1の上面)に、送信アンテナ2および受信アンテナ3を構成するアンテナ実装面60が形成されている。
樹脂基板1は、高周波信号の伝送損失を抑えるように、アンテナ実装面60が誘電正接の小さい低損失なフッ化樹脂(例えば誘電正接tanθ=0.0007〜0.0020のポリテトラフルオロエチレン基板)を用いて形成されており、複数の基材を複合して構成されている。また、樹脂基板1のアンテナ実装面60に隣接して高周波回路実装面70が形成されている。樹脂基板1の高周波回路実装面70は、送信回路4と受信回路5が、それぞれ間隔を空けてフリップチップ実装されている。樹脂基板1の裏面は、マイコン、メモリ等の1つもしくは複数の集積回路9が実装されている。集積回路9は、樹脂基板1の配線パターン、導体ビア等を通じて、送信回路4および受信回路5にそれぞれ接続されている。
送信アンテナ2は複数のアンテナ素子から構成され、複数のアンテナ素子は所定の間隔を空けて配置され、アンテナアレイを形成する。送信回路4は、送信アンテナ2の送信アンテナ給電線6に接続される。受信アンテナ3は複数のアンテナ素子から構成され、複数のアンテナ素子は所定の間隔を空けて配置され、アンテナアレイを形成する。また、受信アンテナ3は少なくとも2以上の複数のアンテナアレイから配列される。受信回路5は、受信アンテナ3における複数の送信アンテナ給電線7にそれぞれ接続される。送信回路4は受信回路5にローカル信号線8を介して接続される。
送信回路4は、発振器、高出力増幅器、電力分配器等から構成される。受信回路5は、ミクサ、低雑音増幅器等から構成される。ローカル信号線8は、送信回路4の発振器と受信回路5のミクサの間を接続する。受信アンテナ3の各アンテナアレイはそれぞれ受信回路5の異なるミクサに接続されて、異なる受信チャンネルを構成している。
樹脂基板1の表面における外周縁部は、アンテナ実装面60および高周波回路実装面70の周囲をそれぞれ取り囲むようにグランド導体40が形成されている。例えばグランド導体40は送信アンテナ2および受信アンテナ3の周囲をそれぞれ矩形状に囲んでいる。また、グランド導体40は送信回路4および受信回路5の周囲をそれぞれ矩形状に囲んでいる。また、樹脂基板1の裏面における外周縁部は、外周に沿ってグランド導体41が形成されている。樹脂基板1の内層は、送信アンテナ2および受信アンテナ3の地板をなすグランド導体410が形成されている。樹脂基板1の表面のグランド導体40と裏面のグランド導体41と内層のグランド導体410は、導体ビア55を通じて相互に接続されている。グランド導体410は、送信回路4および受信回路5と集積回路9を接続する図示しない導体ビアを貫通するための導体抜き穴と、導体ビア55を貫通するための導体抜き穴が、それぞれ形成されている。
ただし、グランド導体40は、送信アンテナ2と送信回路4間を接続する送信アンテナ給電線6が通過する部分の表面において、導体がなく誘電体面が露出した切れ間部61が形成されている。また、グランド導体40は、受信アンテナ3と受信回路5間を接続するそれぞれの送信アンテナ給電線7が通過する部分の表面において、導体がなく誘電体面が露出した切れ間部62がそれぞれ形成されている。また、グランド導体40は、送信回路4と受信回路5間を接続するそれぞれのアンテナ給電線8が通過する部分の表面において、導体がなく誘電体面が露出した切れ間部63がそれぞれ形成されている。
図4において、レドーム50は、平面部51と側壁部52と隔壁部53から一体的に形成されている。平面部51は長方形板状である。平面部51は、送信アンテナ2から外部に送信される所望の送信周波数の電波および外部から入射し受信アンテナ3にて受信される所望の周波数の電波がそれぞれ透過し易いように、その板厚となるレドーム厚さが、電波整合厚となるように形成されている。側壁部52は、平面部51の四辺全周を囲むように立設している。隔壁部53は、平面部51の長方形状の対辺に位置する側壁部52の間をそれぞれ接続している。
図4において、TXは送信アンテナ2および送信回路4が収納され、RXは受信アンテナ3および受信回路5が収納される空間を示している。
また、レドーム50は、側壁部52および隔壁53で囲まれた複数の隔室45、46、47、48が形成されている。ここで、隔室45は受信回路5を収納し、隔室46は送信回路4を収納している。隔室47は受信アンテナ3を内側に配置し、隔室48は送信アンテナ2を内側に配置している。
レドーム50の側壁部52の下端面および隔壁53の下端面は、金属蒸着のようなメタライズ手法により導体膜20が付着している。また、レドーム50の隔室45および隔室46における底面および壁面の内面は、金属蒸着のようなメタライズ手法により導体膜20が付着している。導体膜20はグランド導体40,41を介してグランドに接続されている。
なお、レドーム50の隔室47,48における底面は、送信アンテナ2から送信される送信電波および受信アンテナ3にて受信される受信電波が通過するように、導体膜20がない。
また、レドーム50の隔室47と隔室48の間を隔てる隔壁53は、送信アンテナ2から空間に放射した電波が通過して受信アンテナ3側に入射することがないように、隔室47側または隔室48側の壁に導体膜20を設ける。
レドーム50は、隔壁45の空間と隔壁46の空間を繋いで連通する溝11と、隔壁46の空間と隔壁48の空間を繋いで連通する溝12と、隔壁45の空間と隔壁47の空間を繋いで連通する溝13,14が形成されている。
レドーム50は、下端面の導体膜20が樹脂基板1の導体膜40の上面に接するように配置されて、締結用螺子部または接着剤により固定される。
なお、水密性を保つまたは湿気の混入を防ぐために、レドーム50の外周が樹脂基板1の外周よりも外側に突き出すように、レドーム50を樹脂基板1の上面に配置しても良い。この場合、レドーム50の外周が樹脂基板1よりも外側に突き出す部分において、レドーム50の端面を樹脂ケースに接着することで、水密性を保つとともに湿気の混入を防ぐことができる。また、レドーム50の外周が樹脂基板1よりも外側に突き出す部分において、レドーム50の端面を防水リングに押し当てて樹脂ケースに締結固定して、水密性を保つとともに湿気の混入を防ぐようにしても良い。
図5は、実施の形態1によるアンテナ装置10のレドームの隔室を接続する溝の周辺部を示す図であって、レドーム50が樹脂基板1に接した状態を示している。図4、5において、送信アンテナ給電線6は溝12内に配置され、ローカル信号線8は溝11内に配置され、送信アンテナ給電線7は溝13または溝14内に配置される。
また、図5において、各溝11,12,13,14は、上面と側面が導体膜20によりグランド面に覆われる。また、各溝11,12,13,14は、下部周囲に導体ビア55が設けられる。各溝11,12,13,14を覆う導体膜20は、導体膜40および導体ビア55を介して、樹脂基板1の内層または裏面に形成されたグランド導体410またはグランド導体41に接続され、その下側の空間がグランド面に覆われている。これにより、各溝11,12,13,14は、導体膜20、導体ビア55、およびグランド導体41,グランド導体410により、周囲空間がグランド面に囲まれる。
また、各溝11,12,13,14は、送信アンテナ2の所望の送信周波数fの送信波または送信周波数fの高調波(例えば2倍波)を遮断する溝幅Wとなっている。例えば送信周波数fでの波長がλの場合、溝幅W=λ/2以下または溝幅W=λ/2以下として、遮断する信号のカットオフ周波数以下(カットオフ波長以下)となるように溝幅Wを設定する。
実施の形態1によるアンテナ装置10は、次のように動作する。
送信アンテナ2から送信電波が放射され、外部の目標(ターゲット)で送信電波が反射してアンテナ装置側に戻り、受信アンテナ3にてその反射電波が受信される。
送信回路4は、その発振器が所望周波数の源信号を発信し、高出力増幅器が源信号を増幅して、送信アンテナ給電線6から送信アンテナ2に、高出力に増幅された送信信号を給電する。送信アンテナ2は、送信アンテナ給電線6から給電された送信電波を放射する。また、送信回路4は、ローカル信号線8から受信回路5に上記送信信号を電力分配したローカル信号を送る。受信回路5は、受信アンテナ3の受信した受信電波を受信回路5に入力する。受信回路5は、受信アンテナ3の受信した受信電波を増幅し、ローカル信号線8から入力されたローカル信号と周波数混合することにより、ベースバンドのダウンコンバート信号を生成する。送信回路4は、集積回路9の出力するバイアス電源および制御信号に基づいて動作処理を行う。また、受信回路5は、集積回路9の出力するバイアス電源および制御信号に基づいて動作処理を行う。また、受信回路5は、ダウンコンバート信号を集積回路9に送り、アナログディジタル変換、フーリエ変換等のベースバンドの信号処理を行う。
実施の形態1によるアンテナ装置10がレーダ装置である場合は、集積回路9は、ベースバンドの信号処理結果に基づいて、目標検出、目標までの距離、ドップラー信号の抽出、目標の測角処理等のレーダ信号処理を行う。また、受信回路5の受ける複数の受信信号に基づき、受信チャネル間の位相差を求め、測角処理を行う。
ここで、送信回路4、送信アンテナ給電線6、およびローカル信号線8は、空間に漏れ電波を放射する。特に、送信アンテナ給電線6は、送信回路4の高出力増幅器により増幅された高出力な電波が放射される。この空間に放射された漏れ電波は、導体膜20によって反射し、レドーム50の隔室46から隔室47の内部に漏れ出ることはない。また、溝11,12,13,14はカットオフ周波数に設定されているので、この空間に放射された漏れ電波が溝11,12,13,14を通じて漏れ出ることはない。
隔室46内の反射信号が共振しないように、隔室46の寸法は、送信周波数fまたは送信周波数fの高調波(例えば2倍波)の波長λの整数倍または波長λ/4の奇数倍にならないようにすると良い。
また、隔室46の側壁部52における少なくとも一部の領域の壁面90は、導体膜20を設けないようにしている。ここで、隔室46における溝11,12が形成されていない側壁部52の少なくとも一部の領域の壁面90は、導体膜20が形成されない誘電体窓となっている。
この場合、導体膜20の付着していない部分から、隔室46内の反射信号が外部に漏れ出るため、隔室46内の反射信号は共振を生じない。また、このとき壁面90から外部に漏れ出た信号が回り込んで、受信回路5、送信アンテナ給電線7および受信アンテナ3に入射する信号は減少する。このため、送信回路4、送信アンテナ給電線6、およびローカル信号線8から漏れ出て、受信回路5、送信アンテナ給電線7および受信アンテナ3に入射する信号は低減する。
また、レドーム50の隔室47と隔室48の間を隔てる隔壁53に導体膜20を設けているので、送信アンテナ2から空間に放射した電波が、隔室48から隔室47内の受信アンテナ3へ漏出することを抑えることができる。
なお、送信回路4からの漏れ電波の信号強度が小さい場合は、隔室46と隔室48の間を隔てる隔壁53を除去した構成としても良い。また、送信アンテナ2から送信され、外部で反射されて戻るもしくは送信アンテナ2から直接入射する電波が、受信アンテナ給電線7または受信回路5に給電する信号強度が小さい場合は、隔室45と隔室47の間を隔てる隔壁53を除去した構成としても良い。
以上説明した通り、実施の形態1によるアンテナ装置10は、送信電波を放射する送信アンテナ2と、上記送信電波の反射波を受信する受信アンテナ3と、送信アンテナ給電線6により上記送信アンテナ2に接続された送信回路4と、受信アンテナ給電線7により上記受信アンテナ3に接続されるとともに、ローカル信号線8により送信回路4に接続された受信回路5とを有し、上記送信アンテナ2、受信アンテナ3、送信回路4、および受信回路5を囲むように導体膜20が実装された樹脂基板1と、少なくとも上記送信回路4を収納する第1の隔室46、および少なくとも上記受信回路5を収納する第2の隔室45を形成し、当該第1の隔室46と第2の隔室45の間の隔壁53に導体膜20を形成するとともに、上記第1の隔室46と第2の隔室45を連通し、かつ上記ローカル信号線8が配置される導体膜20で囲まれた溝11が形成されたレドーム50を備え、上記溝11の幅は上記送信アンテナ給電線6から漏れ出る電波の半波長(λ/2)以下としたことを特徴とする。
また、送信電波を放射する送信アンテナ2と、上記送信電波の反射波を受信する受信アンテナ3と、送信アンテナ給電線6により上記送信アンテナ2に接続された送信回路4と、受信アンテナ給電線7により上記受信アンテナ3に接続されるとともに、ローカル信号線8により送信回路4に接続された受信回路5とを有し、上記送信アンテナ2、受信アンテナ3、送信回路4、および受信回路5を囲むように導体膜20が実装された樹脂基板1と、少なくとも上記送信回路4を収納する第1の隔室46、上記受信回路5を収納する第2の隔室45、上記受信アンテナ3を収納する第3の隔室47を形成し、当該第1の隔室46と第2の隔室45の間の第1の隔壁53および第2の隔室45と第3の隔室47の間の第2の隔壁53にそれぞれ導体膜20を形成するとともに、上記第1の隔室46と第2の隔室45を連通して上記ローカル信号線8が配置される導体膜20で囲まれた第1の溝11と、上記第2の隔室45と第3の隔室47を連通して上記受信アンテナ給電線7が配置される導体膜20で囲まれた第2の溝13,14が形成されたレドーム50とを備え、上記第1、第2の溝の幅11,13,14は上記送信アンテナ給電線から漏れ出る電波の半波長以下であるアンテナ装置。また、上記第1の隔室46は底面および壁面が導体膜20で覆われている。
また、送信電波を放射する送信アンテナ2と、上記送信電波の反射波を受信する受信アンテナ3と、送信アンテナ給電線6により上記送信アンテナ2に接続された送信回路4と、受信アンテナ給電線7により上記受信アンテナ3に接続されるとともに、ローカル信号線8により送信回路4に接続された受信回路5と有し、上記送信アンテナ2、受信アンテナ3、送信回路4、および受信回路5を囲むように導体膜20が実装された樹脂基板1と、上記送信回路4を収納する第1の隔室46、上記受信回路5を収納する第2の隔室45、上記受信アンテナ3を収納する第3の隔室47を形成し、上記送信アンテナ2を収納する第4の隔室48を形成し、当該第1の隔室46と第3の隔室47の間の第1の隔壁53、第2の隔室45と第3の隔室47の間の第2の隔壁53、第1の隔室46と第4の隔室48の間の第3の隔壁53および第2の隔室45と第4の隔室48の間の第4の隔壁53にそれぞれ導体膜20を形成するとともに、上記第2の隔室45と第1の隔室46を連通して上記ローカル信号線8が配置される導体膜20で囲まれた第1の溝11と、上記第2の隔室45と第3の隔室47を連通して上記受信アンテナ給電線7が配置される導体膜20で囲まれた第2の溝13,14と、上記第1の隔室46と第4の隔室48を連通して上記送信アンテナ給電線6が配置される導体膜20で囲まれた第3の溝12が形成されたレドーム50とを備え、上記第1、第2、第3の溝11,13,14,12の幅は上記送信アンテナ給電線から漏れ出る電波の半波長以下であり、上記第2、第4の隔室45,48は底面および壁面が導体膜20で覆われるとともに、上記第4の隔室48における上記第1、第3の溝11,12が形成されていない側壁部の少なくとも一部は導体膜20が形成されない誘電体窓となっている。
これによって、送信アンテナ2、受信アンテナ3、送信回路4、および受信回路5を、樹脂基板1の同一面上に配置したアンテナ装置10において、電波吸収体を用いることなく、送信アンテナ2および送信回路4から、受信回路5への送信電波の漏れ込みを抑制することができる。
実施の形態2.
実施の形態1のレドーム50において、導体膜20の全部または一部に、抵抗膜を用いても良い。導体膜20に抵抗膜を用いることにより、送信回路4、送信アンテナ給電線6、およびローカル信号線8から空間に放射した電波は、レドーム50の隔室46内で減衰し、隔室45および隔室47に入射する漏れ電波が低減する。また、各溝11,12,13,14の内面の導体膜20に抵抗膜を用いることにより、溝11,12,13,14を通過する送信周波数fの高調波(例えば3倍波、4倍波)の通過を抑制することができる。
ただし、レドーム50の隔室47と隔室48の間を隔てる隔壁53は、送信アンテナ2から空間に放射した電波が通過しないように、導体膜20を金属膜で覆っておくのが良い。
1 樹脂基板、2 送信アンテナ、3 受信アンテナ、4 送信回路、5 受信回路、6 送信アンテナ給電線、7 送信アンテナ給電線、8 ローカル信号線、9 集積回路、10 アンテナ装置、11 溝、12 溝、13 溝、14 溝、20 導体膜、40 導体膜、45 隔室、46 隔室、47 隔室、48 隔室、50 レドーム、53 隔壁。

Claims (4)

  1. 送信電波を放射する送信アンテナと、
    上記送信電波の反射波を受信する受信アンテナと、
    送信アンテナ給電線により上記送信アンテナに接続された送信回路と、
    受信アンテナ給電線により上記受信アンテナに接続されるとともに、ローカル信号線により送信回路に接続された受信回路と、
    を有し、上記送信アンテナ、受信アンテナ、送信回路、および受信回路を囲むように導体膜が実装された樹脂基板と、
    少なくとも上記送信回路を収納する第1の隔室、および少なくとも上記受信回路を収納する第2の隔室を形成し、当該第1の隔室と第2の隔室の間の隔壁に導体膜を形成するとともに、上記第1の隔室と第2の隔室を連通し、かつ上記ローカル信号線が配置される導体膜で囲まれた溝が形成されたレドームと、
    を備え、
    上記溝の幅は上記送信アンテナ給電線から漏れ出る電波の半波長以下であるアンテナ装置。
  2. 送信電波を放射する送信アンテナと、
    上記送信電波の反射波を受信する受信アンテナと、
    送信アンテナ給電線により上記送信アンテナに接続された送信回路と、
    受信アンテナ給電線により上記受信アンテナに接続されるとともに、ローカル信号線により送信回路に接続された受信回路と、
    を有し、上記送信アンテナ、受信アンテナ、送信回路、および受信回路を囲むように導体膜が実装された樹脂基板と、
    少なくとも上記送信回路を収納する第1の隔室、上記受信回路を収納する第2の隔室、上記受信アンテナを収納する第3の隔室を形成し、当該第1の隔室と第2の隔室の間の第1の隔壁および第2の隔室と第3の隔室の間の第2の隔壁にそれぞれ導体膜を形成するとともに、上記第1の隔室と第2の隔室を連通して上記ローカル信号線が配置される導体膜で囲まれた第1の溝と、上記第2の隔室と第3の隔室を連通して上記受信アンテナ給電線が配置される導体膜で囲まれた第2の溝が形成されたレドームと、
    を備え、
    上記第1、第2の溝の幅は上記送信アンテナ給電線から漏れ出る電波の半波長以下であるアンテナ装置。
  3. 上記第1の隔室は底面および壁面が導体膜で覆われたことを特徴とする請求項2記載のアンテナ装置。
  4. 送信電波を放射する送信アンテナと、
    上記送信電波の反射波を受信する受信アンテナと、
    送信アンテナ給電線により上記送信アンテナに接続された送信回路と、
    受信アンテナ給電線により上記受信アンテナに接続されるとともに、ローカル信号線により送信回路に接続された受信回路と、
    を有し、上記送信アンテナ、受信アンテナ、送信回路、および受信回路を囲むように導体膜が実装された樹脂基板と、
    上記送信回路を収納する第1の隔室、上記受信回路を収納する第2の隔室、上記受信アンテナを収納する第3の隔室を形成し、上記送信アンテナを収納する第4の隔室を形成し、当該第1の隔室と第3の隔室の間の第1の隔壁、第2の隔室と第3の隔室の間の第2の隔壁、第1の隔室と第4の隔室の間の第3の隔壁および第2の隔室と第4の隔室の間の第4の隔壁にそれぞれ導体膜を形成するとともに、上記第2の隔室と第1の隔室を連通して上記ローカル信号線が配置される導体膜で囲まれた第1の溝と、上記第2の隔室と第3の隔室を連通して上記受信アンテナ給電線が配置される導体膜で囲まれた第2の溝と、上記第1の隔室と第4の隔室を連通して上記送信アンテナ給電線が配置される導体膜で囲まれた第3の溝が形成されたレドームと、
    を備え、
    上記第1、第2、第3の溝の幅は上記送信アンテナ給電線から漏れ出る電波の半波長以下であり、
    上記第2、第4の隔室は底面および壁面が導体膜で覆われるとともに、上記第4の隔室における上記第1、第3の溝が形成されていない側壁部の少なくとも一部に導体膜が形成されていないアンテナ装置。
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