JP6264091B2 - 交流−直流電力変換装置 - Google Patents

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本発明は、交流−直流電力変換装置に関する。
図8は、非特許文献1で開示されている交流−直流−交流電力変換装置を示すブロック図である。図8に示すように、5レベルダイオードクランプ型変換器が三相交流電圧源4側と負荷(例えば、モータ)8側に整流回路1,インバータ2としてそれぞれ設けられている。さらに、コンデンサC1〜C4のコンデンサ電圧を4分圧にバランスさせるために、電圧バランス回路3が設けられている。
整流回路1とインバータ2との間の直流変換部のコンデンサ電圧をバランスさせることにより、インバータ2が出力する交流電圧の制御が容易になる。
4分圧したコンデンサ電圧を利用した5レベルダイオードクランプ型変換器(整流回路1,インバータ2)は、1相あたり、8個の自己消弧型電力用半導体デバイス(例えば、IGBT)と6個のダイオードから構成され、電圧バランス回路3は4個の自己消弧型電力用半導体デバイス(例えば、IGBT)と2個の直流リアクトルLN,LPから構成される。また、整流回路1,インバータ2は各相にそれぞれ設けられ、電圧バランス回路3は各相共通である。そのため、図1のシステムに必要な自己消弧型電力用半導体デバイス数は52個,ダイオードは36個,直流リアクトルは2個である。
コンデンサ電圧を生成する上で必要な整流回路1および電圧バランス回路3においては、自己消弧型電力用半導体デバイス28個とダイオード18個を必要とする。
近藤 洋介,Hatti Natchpong,赤木 泰文 「5レベルダイオードクランプPWM整流器・インバータによる誘導電動機駆動システム」 電気学会論文誌D分冊 128巻3号,2008年
しかしながら、図8に示す従来技術では、使用する自己消弧型電力用半導体デバイス数とダイオード数が多く、装置の大型化,コストアップにつながっていた。
以上示したようなことから、交流−直流電力変換装置において、使用する自己消弧型電力用半導体デバイス数とダイオード数を削減し、装置の小型化,コストの削減を図ることが課題となる。
本発明は、前記従来の問題に鑑み、案出されたもので、その一態様は、三相交流電圧源の交流電圧を直流電圧に変換する交流−直流電力変換装置であって、三相交流電圧源の電圧を直流に整流する整流回路と、整流回路によって整流された直流電圧を直列接続された4つのコンデンサに4分圧する電圧バランス回路と、4つのコンデンサに充電された電圧から選択して交流電圧として出力するインバータと、を備え、前記整流回路は、三相交流電圧源に対して、三相ブリッジ接続された6つの半導体デバイスを備え、前記電圧バランス回路は、前記整流回路における直流変換部の正極端に、それぞれ一端が接続された第7,第8半導体デバイスと、前記整流回路における直流変換部の負極端に、それぞれ一端が接続された第9,第10半導体デバイスと、第7半導体デバイスの他端と、第10半導体デバイスの他端と、の間に順次直列接続された第1〜第4コンデンサと、第1,第2コンデンサの共通接続点と、第3,第4コンデンサの共通接続点と、の間に順次直列接続された第11〜第14半導体デバイスと、を備え、第8,第9,第12,第13半導体デバイスは自己消弧型電力用半導体デバイスであり、第8半導体デバイスの他端と第11,第12半導体デバイスの共通接続点を接続し、第9半導体デバイスの他端と、第13,第14半導体デバイスの共通接続点を接続し、第12,第13半導体デバイスの共通接続点と、第2,第3コンデンサの共通接続点を接続し、この接続点を中性点としたことを特徴とする。
また、その一態様として、前記整流回路は、各相の半導体デバイスの共通接続点にそれぞれ双方向スイッチの一端を接続し、全相の双方向スイッチの他端同士を接続して、前記電圧バランス回路の中性点に接続したことを特徴とする。
また、その一態様として、前記整流回路の半導体デバイス、および、前記電圧バランス回路の第7,第10,第11,第14半導体デバイスは、ダイオードであることを特徴とする。
本発明によれば、交流−直流電力変換装置において、使用する自己消弧型電力用半導体デバイス数とダイオード数を削減し、装置の小型化,コストの削減を図ることが可能となる。
実施形態1における交流−直流電力変換装置の整流回路と電圧バランス回路を示す回路構成図。 三相交流電圧の線間電圧を示すタイムチャート。 実施形態1における交流−直流電力変換装置の動作例を示す図。 実施形態1における交流−直流電力変換装置のシステム構成図。 実施形態2における交流−直流電力変換装置の整流回路と電圧バランス回路を示す回路構成図。 実施形態2における交流−直流電力変換装置の動作例を示す図。 実施形態3における交流−直流電力変換装置の整流回路と電圧バランス回路を示す回路構成図。 従来の交流−直流−交流電力変換装置を示すブロック図。
本発明の目的は、三相交流電圧を直接、交流−直流変換して、4分圧された直流電圧源を生成し、半導体デバイス数を低減できる整流回路,電圧バランス回路を実現することである。
特に、三相交流電圧源の三つの線間電圧から何れかを選択し、交流リアクトルを介して、4分圧したコンデンサC1〜C4のうち4個,3個,2個,1個に充放電させることにより、4個のコンデンサ電圧を任意の電圧に制御することができる交流−直流電力変換器を実現することを目的としている。
[実施形態1]
図1に実施形態1における交流−直流電力変換装置の整流回路1と電圧バランス回路3を示す。ここでは、整流回路1,電圧バランス回路3についてのみ示すが、図8に示すような4つのコンデンサに充電された電圧から選択して交流電圧として出力するマルチレベルインバータ2、または、その他のマルチレベルインバータが接続されているものとする。S1〜S14は、例えば、IGBT等の半導体デバイスである。これらS1〜S14はIGBT以外の自己消弧型電力用半導体デバイスに置き換えてもよい。三相交流電圧源4にリアクトルLを介して、第1〜第6半導体デバイスS1〜S6を三相ブリッジ接続した整流回路1を設ける。この整流回路1を用いて交流−直流変換を行い、整流回路1における直流変換部の直流電圧をVDCとする。
さらに、この直流変換部に第7〜第14半導体デバイスを備えた電圧バランス回路3が接続される。具体的には、整流回路1における直流変換部の正極端に、第7半導体デバイスS7のエミッタ端子と第8半導体デバイスS8のコレクタ端子とを接続し、直流変換部の負極端に第9半導体デバイスS9のエミッタ端子と第10半導体デバイスS10のコレクタ端子とを接続する。また、第7半導体デバイスS7のコレクタ端子と第10半導体デバイスS10のエミッタ端子との間に第1〜第4コンデンサC1〜C4を順次直列接続する。
また、第1,第2コンデンサC1,C2の共通接続点と第3,第4コンデンサC3,C4の共通接続点との間に、第11〜第14半導体デバイスS11〜S14を順次直列接続する。
なお、第8半導体デバイスS8のエミッタ端子と第11,第12半導体デバイスS11,S12の共通接続点とを接続し、第9半導体デバイスS9のコレクタ端子と第13,第14半導体デバイスS13,S14の共通接続点とを接続する。また、第12,第13半導体デバイスS12,S13の共通接続点と第2,第3コンデンサC2,C3の共通接続点とを接続し、この接続点を中性点NPとする。
第7半導体デバイスS7のコレクタ端子をP1、第11半導体デバイスS11のコレクタ端子をP2、第12半導体デバイスS12のエミッタ端子(第13半導体デバイスS13のコレクタ端子)を中性点NP、第14半導体デバイスS14のエミッタ端子をN1、第10半導体デバイスS10のエミッタ端子をN2に出力する。前記P1,P2,中性点NP,N1,N2には、4分圧したコンデンサC1,C2,C3,C4を接続する。
[実施形態1の整流回路の動作]
上記のような構成により、整流回路1における直流変換部に、三相交流電圧源4の線間電圧VRS,VST,VTRを発生させることができる。表1に示すように、第7〜第14半導体デバイスS7〜S14のスイッチングパターンによって、直流変換部の直流電圧VDCを、4分圧されたコンデンサC1〜C4のうち、いずれかのコンデンサへ接続し、各コンデンサ電圧を調節する動作、または、リアクトルLで短絡する動作を行うことができる。
Figure 0006264091
このとき、整流回路1の交流側の電圧(リアクトルL通過後)V’RS,V’ST,V’TRは、表2に示すように,U相であれば半導体デバイスS1とS2のスイッチング動作により、整流回路1の直流変換部に発生した電圧+VDC、または、−VDCとなる。
Figure 0006264091
本実施形態1における交流−直流電力変換装置によれば、これらの動作を利用して、第1〜第4コンデンサC1〜C4の電圧をバランスさせること、および、入力電流の高調波を低減する動作を行うことができる。
図2は、三相交流電圧源4から出力される線間電圧|VRS|,|VST|,|VTR|を示すタイムチャートである。この線間電圧|VRS|,|VST|,|VTR|は、リアクトルLを介して第1〜第6半導体デバイスS1〜S6によって、直流電圧VDCに接続できる。そして、この線間電圧|VRS|,|VST|,|VTR|を第1〜第6半導体デバイスS1〜S6が選択し、直流変換部に出力する。
次に、充放電させたい第1〜第4コンデンサC1〜C4を、各コンデンサ電圧Vc1〜Vc4の検出値と、コンデンサ電圧指令値Vc1*より選択する。
次に、第1〜第6半導体デバイスS1〜S6と第7〜第14半導体デバイスS7〜S14の動作により、三相交流電圧源4の線間電圧VRS,VST,VTRのうち、その絶対値が充放電するコンデンサの印加電圧合計値と最も近い線間電圧を選択し、充放電するコンデンサに接続して、各コンデンサ電圧Vc1〜Vc4を制御する。
その動作例を図3に示す。ここでは、直流電流IDCの向きが図3に示す向きである力行負荷状態であるとする。ここで例として、コンデンサ電圧指令値Vc1*=100Vに対して、第1〜第4コンデンサC1〜C4のコンデンサ電圧Vc1〜Vc4が、Vc1=Vc2=98V,Vc3=Vc4=102Vであるとする。この状態ではコンデンサ電圧Vc1とVc2がコンデンサ電圧指令値Vc1*未満であるため、第1,第2コンデンサC1とC2を充電させる。第1,第2コンデンサC1とC2を充電させるためには、表1のMode4に示すように、第7,第9,第13半導体デバイスS7,S9,S13をオンさせる。
さらに、このとき、線間電圧VRS=200V,VST=−100V,VTR=−100Vであれば、印加電圧合計値Vc1+Vc2=196Vで線間電圧VRSと最も近く、かつ、線間電圧VRS>0であるため、第1,第4半導体デバイスS1,S4をオンさせる。また、各半導体デバイスのオンオフ動作は、図4に示す制御部5から出力されるゲート信号Gate Signalsによって制御される。この時、第3,第4コンデンサC3,C4は三相交流電圧源4とは接続されないため、負荷(図示省略)によって放電される。
このように、線間電圧VRS,VST,VTRと各コンデンサ電圧Vc1〜Vc4を検出し、第1〜第14半導体デバイスS1〜S14のスイッチングパターンを決定しスイッチングさせることによって、各コンデンサ電圧Vc1〜Vc4をコンデンサ電圧指令値Vc1*に制御し、4つの第1〜第4コンデンサC1〜C4のコンデンサ電圧Vc1〜Vc4をバランスさせることができる。
なお、直流電流IDCの向きが図3とは逆の回生負荷状態の場合は、三相交流電圧源4と第1〜第4コンデンサC1〜C4が接続されているときに第1〜第4コンデンサC1〜C4は放電状態、接続されていないときに第1〜第4コンデンサC1〜C4は充電状態となるため、それに応じて第1〜第14半導体デバイスS1〜S14を制御する。負荷状態が力行か回生かは、直流電流IDCを検出することにより判定できる。
また、整流回路1の第1〜第6半導体デバイスS1〜S6のスイッチングを図4の三角波キャリア信号Carrierと同期させることによって、第1〜第6半導体デバイスS1〜S6のスイッチング周波数は数kHzレベルになる。この高速スイッチング動作によって、整流回路1への入力電流IR,IS,ITの高調波成分を低減できる。
この実施形態1の回路の構成は、整流回路1および電圧バランス回路3を、自己消弧型電圧半導体デバイス数14個,ダイオード数0個で実現できる。整流回路1および電圧バランス回路3をIGBT28個とダイオード18個を必要とする図8に示す従来回路と比較して、半導体デバイス数を低減させることができる。また、本実施形態1における交流−直流−交流変換装置によれば、図8のリアクトルLP,LNも不要となる。これにより装置の小型化・低コスト化を実現することが可能となる。
[実施形態2]
図5は、本実施形態2における交流−直流電力変換装置の整流回路1および電圧バランス回路3を示すブロック図である。本実施形態2は、実施形態1に、双方向スイッチS15,S16,S17を追加し、整流回路1を3レベル変換器とした構成である。
前記双方向スイッチS15,S16,S17の一端は、整流回路1の各相の半導体デバイスS1とS2,S3とS4,S5とS6の共通接続点にそれぞれ接続される。双方向スイッチS15,S16,S17の他端同士は接続され、電圧バランス回路3の中性点NPに接続される。なお、双方向スイッチS15〜S17は、自己消弧型電力用半導体デバイスを逆極性直列接続することなどによって構成できる。
本実施形態2では、整流回路1の入力電圧V’RS,V’ST,V’TRを4分圧したコンデンサの中性点NPに接続することができる。本実施形態2によれば、スイッチングパターンが増加し、直流電圧+VDC,−VDCに追加して、中性点NPの0電圧を出力できるため、入力電流の高調波をより低減できる。
図6に本実施形態2における交流−直流電力変換装置の動作例を示す。第1,第7,第10,第4半導体デバイスS1,S7,S10,S4をONとすることにより、第1〜第4コンデンサC1,C2,C3,C4を充電しながら、T相のリアクトルLの整流回路1側のT’点には、中性点NPの電位(ゼロ)を接続できる。
本実施形態2における第1〜第4コンデンサC1〜C4の充電状態での、T’点の電位(NP点基準)と第5,第6半導体デバイスS5,S6,双方向スイッチS17のON/OFF状態との関係を、表3に示す。
Figure 0006264091
一方、実施形態1において、第1〜第4コンデンサC1〜C4を充電する状態(表1のMode1)では、双方向スイッチS17が存在しないため、T’点の電位はVc1+Vc2、もしくは−(Vc3+Vc4)に限られる。
すなわち、本実施形態2は実施形態1と比較して、T’点の電位の自由度を拡張することができる。これにより、入力電流の高調波をより低減させることが可能となる。
なお、図4の整流回路1における第1〜第6半導体デバイスS1〜S6、電圧バランス回路3における第7,第10,第11,第14半導体デバイスS7,S10,S11,S14はダイオードに置き換えてもよい。
以上示したように、本実施形態2における交流−直流電力変換装置によれば、双方向スイッチS15〜S17を半導体デバイス2個の逆極性直列接続として整流回路1と電圧バランス回路3との間に設けることにより、20個の自己消弧型電力用半導体デバイスによって整流回路1と電圧バランス回路3とを実現できる。そのため、28個の自己消弧型電力用半導体デバイスを必要とした従来回路と比較して自己消弧型電力用半導体デバイス数を低減し、装置の小型化,コストの削減を図ることができる。さらに、実施形態1よりも、入力電流の高調波をより低減できる。
[実施形態3]
実施形態1を力行負荷状態のみに限定して、一方向の電力融通とした構成にする場合(直流電流Idcの向きを一方向のみとする場合)には、回路の一部を自己消弧型電力用半導体デバイスからダイオードに置き換え、スイッチングパターンを限定して動作させることができる。その構成を図7に示す。
図7に示すように、三相交流電圧を直流電圧に変換するダイオードD1〜D6を備えた三相全波整流回路1と、順次直列接続した第8,第12,第13,第9半導体デバイスS8,S12,S13,S9と、その第8,第12,第13,第9半導体デバイスS8,S12,S13,S9と第1〜第4コンデンサC1〜C4間に図のような方向で中性点に対して対称に接続した第7,第10,第11,第14ダイオードD7,D10,D11,D4と、を有している。
すなわち、実施形態1における整流回路1の第1〜第6半導体デバイスS1〜S6,電圧バランス回路3の第7,第10,第11,第14半導体デバイスS7,S10,S11,S14をダイオードD1〜D6,D7,D10,D11,D14に変更している。また、スイッチングパターンジェネレータ6では、各コンデンサのコンデンサ電圧Vc1〜Vc4の検出値と電圧指令値VDC *より充電するコンデンサを決め、さらに表4に示すようなスイッチパターンを決める。
Figure 0006264091
表4に示すようなスイッチングモードを利用することによって、実施形態1と同様に、各コンデンサ電圧Vc1〜Vc4を電圧指令値VDC *に充放電制御することができ、コンデンサ電圧Vc1〜Vc4をバランスさせることができる。
以上示したように、本実施形態3によれば、実施形態1と比較して、力行負荷のみに適用が限定され、整流回路1の半導体デバイスがダイオードD1〜D6であるため、高速スイッチング動作ができず入力電流IR,IS,ITの高調波成分が増加する短所がある。一方、より少ない半導体デバイス数(例えば、自己消弧型電力用半導体デバイス4個,ダイオード10個)で構成できる長所がある。
例えば、自己消弧型電力用半導体デバイス4個、ダイオード10個で図8と同様の交流−直流電力変換装置の整流回路1、および、電圧バランス回路3を実現できる。また、28個の自己消弧型電力用半導体デバイスと、18個のダイオードを必要とした図8の従来回路よりも、半導体デバイス数を低減することが可能となる。
以上、本発明において、記載された具体例に対してのみ詳細に説明したが、本発明の技術思想の範囲で多彩な変形および修正が可能であることは、当業者にとって明白なことであり、このような変形および修正が特許請求の範囲に属することは当然のことである。
1…整流回路
2…インバータ
3…電圧バランス回路
4…三相交流電圧源
S1〜S14…半導体デバイス
C1〜C4…コンデンサ
D1〜D6,D7,D10,D11,D14…ダイオード

Claims (3)

  1. 三相交流電圧源の交流電圧を直流電圧に変換する交流−直流電力変換装置であって、
    三相交流電圧源の電圧を直流に整流する整流回路と、
    整流回路によって整流された直流電圧を直列接続された4つのコンデンサに4分圧する電圧バランス回路と、
    4つのコンデンサに充電された電圧から選択して交流電圧として出力するインバータと、を備え、
    前記整流回路は、三相交流電圧源に対して、三相ブリッジ接続された6つの半導体デバイスを備え、
    前記電圧バランス回路は、
    前記整流回路における直流変換部の正極端に、それぞれ一端が接続された第7,第8半導体デバイスと、
    前記整流回路における直流変換部の負極端に、それぞれ一端が接続された第9,第10半導体デバイスと、
    第7半導体デバイスの他端と、第10半導体デバイスの他端と、の間に順次直列接続された第1〜第4コンデンサと、
    第1,第2コンデンサの共通接続点と、第3,第4コンデンサの共通接続点と、の間に順次直列接続された第11〜第14半導体デバイスと、を備え、
    第8,第9,第12,第13半導体デバイスは自己消弧型電力用半導体デバイスであり、
    第8半導体デバイスの他端と第11,第12半導体デバイスの共通接続点を接続し、
    第9半導体デバイスの他端と、第13,第14半導体デバイスの共通接続点を接続し、
    第12,第13半導体デバイスの共通接続点と、第2,第3コンデンサの共通接続点を接続し、この接続点を中性点としたことを特徴とする交流−直流電力変換装置。
  2. 前記整流回路は、
    各相の半導体デバイスの共通接続点にそれぞれ双方向スイッチの一端を接続し、全相の双方向スイッチの他端同士を接続して、前記電圧バランス回路の中性点に接続したことを特徴とする請求項1記載の交流−直流電力変換装置。
  3. 前記整流回路の半導体デバイス、および、前記電圧バランス回路の第7,第10,第11,第14半導体デバイスは、ダイオードであることを特徴とする請求項1または2記載の交流−直流電力変換装置。
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