JP6263165B2 - 金属の検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、微小金属材料の加熱方法、金属の検出方法及び検出装置に係り、特に誘導加熱を用いた微小金属材料の加熱方法、及び誘導加熱を用いた非導電性材料中の金属の検出方法並びに検出装置に関する。
従来、誘導加熱を用いた金属材料の加熱方法は、半導体素子の溶着用金属ボール(バンプ球)の成型に採用されている。この加熱方法では、粒径700μm程度の金属片を容器内に収容若しくは管内を通過させ、容器若しくは管を誘導加熱することにより、容器または管内の金属片を加熱し、バンプ球を成型している(例えば、特許文献1参照)。
しかし、これまで、粒径3mm以下の金属材料を誘導加熱により直接加熱することは困難であった。その理由は、金属材料の熱容量が小さいため、エネルギーの吸収(蓄熱)と放熱がバランスし、温度の上昇が停止してしまうからである。また、小さい金属片に磁気エネルギーを投入するには困難である。
また、上記従来の加熱方法では、高周波電力発生電源の制約から100kHz未満の高周波が用いられており、大型の装置が必要であり、磁束密度の高密度化に限界があった。
更に、加熱装置が目標としている加熱対象物よりも大きいため、加熱に要するエネルギーが分散し、加熱対象物である金属材料にエネルギーを集約することができず、エネルギーロスが大きいという問題があった。また、加熱装置には、高耐圧、高容量の半導体素子が必要となり、電源も大容量となり、省エネルギー化の傾向に反することになる。
一方、磁性酸化物、セラミックス、樹脂(プラスチック)、フィルム状の電気電子材料、その他種々の工業材料及び工業製品中に、その製造過程で微小な金属異物が混入する場合がある。金属異物が混入した工業材料及び製品は、不良品であり、工業材料及び製品自体を排除するか、工業材料及び製品から金属異物を除去しなければならないため、その前に工業材料及び工業製品を検査する必要がある。
そのような工業材料及び製品金属中の金属異物の有無を検査する方法として、誘導コイルの磁極間に配置された被検査体を誘導加熱し、赤外線カメラを用いて、加熱された被検査体の温度分布を測定することにより、金属異物を検出する方法が知られている(例えば、特許文献2参照)。
しかし、特許文献2に記載の方法では、被検査体を磁極間に挟むように配置する方式のため、被検査体の形状や大きさに制限があるという問題があった。即ち、磁極間に入らない形状やサイズの被検査体は検査することができなかった。この場合、磁極間を広く設計する必要があるが、エネルギー密度が小さくなるため、被検査体内に含まれる金属異物を誘導加熱することは困難であった。
また、被検査体を磁極間に存在する磁路に配置して誘導加熱するので、磁極間に被検査体を保持する必要があり、そのため保持機構を備えなければならなかった。被検査体の任意の部位を検査したい場合には、コアのサイズの範囲でしか被検査体を移動することが出来ないので、被検査体の任意の部位を磁極間に発生する磁束と鎖交する位置に容易に移動することは不可能であった。
更に、特許文献2に記載の方法によっても金属異物の誘導加熱はある程度可能ではあるものの、その金属の種類を特定することまでは難しく、単にサイズの小さな被検査体中の異物の有無を検出するのみであった。
特開2001−181709公報 特開2006−125937号公報
本発明の目的は、金属材料を短時間でかつ小さいエネルギーロスで加熱することを可能とする金属材料の加熱方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、任意の形状及び大きさの被検査体に含まれる金属を短時間で高精度に検出することを可能とする金属の検出方法を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、任意の形状及び大きさの被検査体に含まれる金属を短時間で高精度に検出することを可能とする金属の検出装置を提供することにある。
本発明の第1の態様によると、磁極間のギャップを有する枠状ヨークコアにコイルを巻回してなる誘導加熱手段の前記ギャップの外側に、金属材料を配置する工程、及び前記コイルに高周波を流し、前記ギャップの外側に湾曲磁界を発生させ、前記金属材料に湾曲磁界を作用させ、前記湾曲磁界により生じた電磁誘導によって前記金属材料を加熱する工程を具備する金属材料の加熱方法が提供される。
本発明の第2の態様によると、磁極間のギャップを有する枠状ヨークコアにコイルを巻回してなる誘導加熱手段の前記ギャップの外側に、金属を含む被検査体を配置する工程、前記コイルに高周波を流し、前記ギャップの外側に湾曲磁界を発生させ、前記金属に湾曲磁界を作用させ、前記湾曲磁界による電磁誘導によって前記金属を加熱する工程、及び前記被検査体内に含まれる金属の発熱を検出する工程を具備する金属の検出方法が提供される。
以上のように構成される本発明の第1及び第2の態様において、前記コイルに100kHz以上の高周波を流すことができる。
金属材料又は金属として、粒径20μm〜3mmのものを用いることができる。
金属材料又は金属として、鉄、鋼、ステンレス、真鍮、銅、アルミニウム、及びこれらの1種以上を含む合金からなる群から選ばれた1種を用いることができる。
高周波の周波数として、特に、100kHz〜100MHzを用いることができる。
本発明の第3の態様によると、磁極間のギャップを有する枠状ヨークコアにコイルを巻回してなり、前記ギャップ近傍に湾曲磁界を発生させ、前記ギャップ近傍に配置された金属を含む被検査体に前記湾曲磁界を作用させる誘導加熱手段、前記被検査体と前記湾曲磁界発生手段とを相対的に移動させ、前記被検査体の被検査部を前記誘導加熱手段により走査する手段、及び前記湾曲磁界による電磁誘導によって加熱された前記被検査体内に含まれる金属の発熱及び周囲への伝熱を検出する手段を具備する金属の検出装置が提供される。
以上のように構成される本発明の第3の態様において、枠状ヨークコアの磁極の下面のギャップ間隙までを緩やかに傾斜させることで、磁束密度の向上を図ることができる。また、枠状ヨークコアの磁極の上面に、ヨークを設けることができる。
更には、金属の発熱を検出する手段を、金属から発生する赤外線を検出する赤外線センサーとすることができる。
この場合、赤外線センサーは、前記湾曲磁界発生手段に対し相対的に移動する前記被検査体の下流側に配置することができる。
あるいは、金属の発熱を検出する手段を、金属から発生した熱による金属材料近傍の被検査体の変色及び/又は変形を検知する手段とすることができる。更には、金属の発熱を検出する手段を、金属から発生した熱による金属近傍の被検査体に形成された空孔を検知する手段とすることができる。
また、金属の発熱を検出する手段を、前記金属の種類に対応する放射率の赤外線を検出する放射温度計とすることができる。
更に、誘導加熱手段は、前記金属の種類に適正な加熱周波数に応じて高周波が制御されるものとすることができる。
本発明の第1の態様によれば、金属を短時間で急速加熱することが可能であり、また装置の小型化、省エネ化を達成することが可能な金属材料の加熱方法が提供される。
本発明の第2の態様によれば、任意の形状及び大きさの被検査体に含まれる金属を短時間で高精度に検出することを可能とする金属の検出方法が提供される。
本発明の第3の態様によれば、任意の形状及び大きさの被検査体に含まれる金属を短時間で高精度に検出することを可能とする金属の検出装置が提供される。
本発明の第1の実施形態に係る金属材料の加熱方法に用いられる誘導加熱コイルの模式図及び磁気回路図。 本発明の第1の実施形態に用いる誘導加熱装置を示す模式図。 本発明の第2及び第3の実施形態に用いられる誘導加熱コイルを示す図である。 本発明の第2及び第3の実施形態に用いられる誘導加熱コイルの他の例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る金属の検出装置を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る金属の検出装置を示す図である。 本発明の第1の実施形態の実施例2における被加熱試料の位置を示す図である。 本発明の第1の実施形態の実施例2において、被加熱試料の位置をx方向に移動して誘導加熱した結果を示すグラフである。 本発明の第1の実施形態の実施例2において、被加熱試料の位置をy方向に移動して誘導加熱した結果を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態について説明する。
本発明の第1の実施形態に係る金属材料の加熱方法は、磁極間のギャップを有する枠状ヨークコアにコイルを巻回してなる誘導加熱手段の前記ギャップの外側に、金属材料を配置する工程、及び前記コイルに高周波を流し、前記ギャップの外側に湾曲磁界を発生させ、前記金属材料に湾曲磁界を作用させ、前記湾曲磁界により生じた電磁誘導によって前記金属材料を加熱する工程を具備することを特徴とする。
本実施形態に係る金属材料の加熱方法は、どのような大きさ及び形状の金属材料をも対象とすることが出来る。粒径3mm以下の微小な金属材料を加熱することが可能である。特に、粒径20μm〜100μmの極めて微小な金属材料を加熱することも可能である。また、微小金属がいびつな形状の場合は、平均粒径20μm〜100μmを考慮する。なお、この場合の平均粒径は、メジアン径d50である。
このような微小な金属材料は、これまで誘導加熱により直接加熱することが困難であったものである。
鋼管を曲げたり、溶接したりする際に、大きなサイズの金属を誘導加熱により直接加熱することは、従来知られていたが、本発明において初めて、粒径3mm以下の金属材料を誘導加熱により直接加熱することが可能となった。
一方、誘導加熱コイルの中に加熱対象物である金属材料を配置し、コイルに高周波電流を流すと、コイル内に発生する磁界の作用により金属材料に渦電流が発生し、これにより金属材料が加熱されることは知られている。また、コアにギャップを設けてコイルを巻回した事例は今回のように稀にある。しかし、上述したように、このような方法では、ギャップに配置可能な小さいサイズの金属材料や、ギャップに配置可能な位置にある金属材料しか加熱することはできない。
本実施形態では、誘導加熱コイルの磁極間のギャップを狭めた場合、ギャップの外側にも、ある程度磁束密度の高い漏洩磁界が発生する現象を利用し、ギャップの外側に金属材料を配置して加熱することを可能とした。その結果、金属材料のサイズ、形状、位置を問わず、どのようなものでも加熱することが可能となり、加熱の自由度を大きくすることが可能となった。
金属材料は、球形、円筒状、ウィスカー状等、その形態は問わない。金属材料の種類は特に限定されないが、通常、広範な用途に使用される、鉄、鋼、ステンレス、真鍮、銅、アルミニウム、及びこれらの1種以上を含む合金を用いることができる。
図1は、本実施形態に係る加熱方法に用いる金属材料加熱装置の誘導加熱手段としての誘導加熱コイル1を示す図である。図1において、誘導加熱コイル1は、ヨークコア2と、このヨークコア2に巻回されたコイル3とからなる。ヨークコア2は、枠状体の一辺の中央部が除去されて、磁極間のギャップ4が設けられた形状を有し、その両側部に2つのコイル3が巻回されている。ヨークコア2は、軟磁性体、例えば純鉄からなる。
このような誘導加熱コイル1において、コイル3に高周波電流を流すと、磁極間のギャップ4に磁界が発生するが、ギャップ4だけでなく、ギャップ4の外側にも湾曲磁界5が発生する。従って、この誘導加熱コイル1のギャップ4の外側の湾曲磁界5が存在する領域に金属材料を配置した場合、湾曲磁界5の作用により金属材料に渦電流が流れ、それによって金属材料は発熱する。
なお、ヨークコア2の形状を工夫することにより、ギャップ4の外側に発生した湾曲磁界5の磁束密度を更に高めることができる。図2は、このような例を示す。図2(a)に示す例では、ヨークコア2aは、ギャップ4を形成する両磁極の下面(コアの内側の面)が傾斜面Tとなっており、ヨークコア2aをこのような形状とすることにより、高い磁束密度の湾曲磁界5aが発生する。
図2(b)に示す例では、傾斜面Tを有するヨークコア2aのギャップ4を形成する磁極の外側(ギャップ4の近傍の両磁極の上面)に更に、ヨーク2bが追加されている。このような構成により、図2(a)に示す例よりも更に高い磁束密度の湾曲磁界5bを得ることができる。
本実施形態に係る金属材料の加熱方法では、周波数100kHz以上の高周波による誘導加熱を用いることが望ましい。周波数100kHz以上の高周波を用いることにより、従来困難であった、粒径3mm以下の微小な金属材料を誘導加熱により直接加熱することが可能である。
周波数100kHz未満の高周波を用いたのでは、例えば、粒径3mm以下の微小な金属材料を短時間で加熱することは困難な場合がある。例えば、粒径3mm以下の金属材料は熱容量が小さいため、100kHz未満の高周波による誘導加熱では、単位時間当たりの効率的なエネルギーの供与が出来ず、温度上昇の速度が低下し、更にはエネルギーの吸収(蓄熱)と放熱がバランスし、温度上昇が停止してしまう。
高周波の周波数は、100kHz以上が好ましいが、更に有効な加熱を行う観点から、100kHz〜100MHzがより好ましく、100kHz〜10MHzがより更に好ましく、500kHz〜2MHzが最も好ましい。
加熱温度は、特に限定されず、加熱の用途に応じて、室温〜1500℃の加熱が可能である。
以上のように、本実施形態に係る金属材料の加熱方法において、100kHz以上の、従来使用されていなかった高周波による誘導加熱を用いると、粒径3mm以下の金属材料を、急速に短時間で加熱することが可能である。
通常、粒径3mm以下の金属材料では、磁束の表皮効果が期待できないが、100kHz以上の超高周波の交番磁束のため、磁束の表皮効果を期待することが出来、それを活用することで急昇温が可能となる。
また、100kHz以上の高周波を用いることにより、誘導加熱装置を従来使用されてきたものよりもはるかに小型化することが可能である。そのため、磁束密度の高密度化を図ることができ、エネルギーロスのない高効率の加熱が可能である。
即ち、誘導加熱装置を小型化できるようになると、加熱対象物である微小金属材料に対する装置の加熱部分の比率が近づき、加熱対象物に対して磁束密度の集約化も可能となり、エネルギー損失を少なくすることが出来るのである。
以下、100kHz以上の高周波を用いることにより装置の小型化が可能となる理由について説明する。
図3(a)は、本実施形態に係る金属材料の加熱方法に用いられる誘導加熱コイルの模式図を示し、図3(b)はその磁気の等価回路図を示す。図3(a)に示す誘導加熱コイル11は、コア12に巻数Nのコイル13を巻回してなり、コア12は、例えば、図示する寸法を有する枠状体の一辺にギャップ長Lgのギャップ14が設けられた形状を有する。
図3(b)は誘導加熱コイル11の磁気回路図である。図3(b)の磁気回路図において、φは磁束、Rm,R’mは、磁気抵抗を示す。
このような誘導加熱装置において、コイル13にI(A)の電流を流し、1MHz及び75kHzの高周波を発生させ、ギャップ14間に配置されたステンレス(SUS304)の金属材料(図示せず)を加熱する場合を考える。
(1)磁束密度の算出
粒径1mmのステンレス(SUS304)の金属材料を5秒間に200℃昇温するのに必要な磁束密度を、磁束密度の公式により計算で求めると、次のようになる。
1MHzの高周波の場合 4.6mT
75kHzの高周波の場合 60.96mT
(2)コイルの巻数Nの算出
コイルの巻数Nは、下記式により表される。
N=BLg/μ
ここで、Bは上で求めた磁束密度であり、ギャップ長Lgを5mm、真空の透磁率μを4π・10−7、電流実効値Iを8Aとすると、コイルの巻数Nは次のようになる。
1MHzの高周波の場合 N=2.4
75kHzの高周波の場合 N=30.3
(3)コア1のサイズの算出
コア1の窓面積Q(mm)は、下記の式により表される。
Q=IN/pq (pは電流密度、qは占積率)
コア1の体積Vは、下記式により表される。
V=a・b・c
=(Q1/2+2Ae1/2・Ae1/2 (Aeはコア断面積)
電流密度pを3A/mm、占積率qを0.1、コア断面積Aeを100mmとすると、Vは次のようになる。
1MHzの高周波の場合 V=7734mm
75kHzの高周波の場合 V=23445mm
以上のように、1MHzの高周波を用いた場合に必要なコア1の体積は、75kHzの高周波を用いた場合に必要なコア1の体積の約3分の1でよいことがわかる。
このように、100kHzを超える高周波を用いた場合には、誘導加熱装置を従来使用されてきたものよりもはるかに小型化することが可能である。そのため、エネルギーロスのない高効率の加熱が可能である。
本実施形態における実施例について説明する。
実施例1
図4は、本実施形態において金属材料の加熱に用いた誘導加熱装置21の模式図を示す。図4に示す誘導加熱装置21は、図3(a)に示す誘導加熱コイル11と同様の構成を有し、コア22に巻数Nのコイル23を巻回してなる。コア22は、例えば、図示する寸法を有する枠状体の一辺にギャップ長Lg(5mm)のギャップ24が設けられた形状を有する。
コイル23は、電圧50V、周波数1MHzのフルブリッジ高周波電源(図示せず)に接続されている。
なお、図3(a)に示す誘導加熱コイル11ではなく、図1(a)に示す2つのコイルが巻回された誘導加熱コイル1を用いてもよい。
ギャップ24の外側の、湾曲磁界が存在する領域には被加熱試料25が配置されており、被加熱試料25の上方には、被加熱試料25の温度分布を測定するためのサーモグラフィー26が設けられている。
コイル23に周波数1MHz、電流8Aの高周波を5秒間流し、被加熱試料25の誘導加熱を行った。なお、被加熱試料25としては、平均粒径約1mmの鉄粒子を用いた。
被加熱試料25の上方に配置されたサーモグラフィー26により、被加熱試料25である鉄粒子の温度を測定したところ、鉄粒子は、室温18℃から193.7℃上昇した。
比較例
コイル23に周波数75kHzにおいて、共振する回路定数を与え、エネルギーの投入条件を同等にして、電流8Aの高周波を5秒間流し加熱したところ、鉄粒子は、室温17.8℃から6.9℃しか上昇しなかった。また、3秒間加熱しても、16.0℃しか上昇せず、5分間加熱しても16.8℃しか上昇しなかった。
参考例
図4に示す誘導加熱装置21のコア22にコイル23を10回巻き、周波数1MHz、電流7Aの高周波を5秒間流し、被加熱試料25をギャップ24内の中心に配置して誘導加熱を行った。なお、被加熱試料25としては、木製の支持棒に固定した300μmの鋼球(SUS304)を用いた。コア22の正面に配置したサーモグラフィー(図示せず)により、被加熱試料25である鋼球の温度を測定したところ、鋼球は室温17.3℃から9.8℃上昇した。さらに、鋼球から指示棒に熱伝導が行われ、サーモグラフィー上では加熱された鋼球が5〜30倍の大きさに拡大されて観察された。
実施例2
図4に示す誘導加熱装置21のコア22にコイル23を8回巻き、周波数1MHz、電流8Aの高周波を5秒間流し、被加熱試料25をギャップ24の中心から8.0mm上方に配置して誘導加熱を行った。なお、被加熱試料25としては、木製の支持棒に固定した1.0mmの鋼球(SUJ−2)を用いた。コア22の正面に配置したサーモグラフィー(図示せず)により、被加熱試料25である鋼球の温度を測定した。
同様の実験を、図7のようにギャップ24の中心から8.0mm上方を原点とし、被加熱試料25の位置を原点から側面方向(x方向とする)に1.0mmずつ移動して誘導加熱した結果を図8に、正面方向(y方向とする)に1.0mmずつ移動して誘導加熱した結果を図9にそれぞれ示す。なお、図8及び図9の横軸はそれぞれx(原点から側面方向の距離)、y(原点から正面方向の距離)であり、縦軸はいずれも室温21.1℃から上昇した温度を示す。
図8及び図9から、ギャップ24の直上のみでなく、ギャップ24の直上から水平方向に、前後左右に移動した位置においても、鋼球の温度上昇が観測され、本加熱方法の有効な範囲が広範囲に渡ることが確認できた。
以上のように、周波数1MHzの高周波を用いて誘導加熱を行うことにより、平均粒径1mmという微小の鉄粒子を、5秒間という短期間に約200℃の昇温という急速加熱を行うことが可能であることがわかる。
以上説明した本発明の第1の実施形態は、金属材料の様々な加熱に適用することが出来る。例えば、金属材料の溶融、半溶融、若しくは、金属材料と他素材の接合、溶着、更には、金属材料性を加熱し、その金属の発熱を利用して、非磁性で絶縁体素材の微細加工への応用などが考えられる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
誘導加熱コイルの中に金属を配置し、コイルに高周波電流を流すと、コイルに発生する磁界の作用により金属に渦電流が発生し、これにより金属が加熱されることはよく知られている。更にこの応用技術として、コアを入れギャップを設けることにより、この現象を利用して、ギャップに被検査体を配置し、被検査体に含まれる金属を検出することが出来る。
しかし、上述したように、このような方法では、被検査体としてギャップに配置可能な小さいサイズのものしか用いることはできない。
本実施形態では、磁極間のギャップだけでなくギャップの外側にも、磁束密度の高い漏洩磁界(湾曲磁界)が発生する現象に着目し、ギャップの外側に被検査体を配置して、その中に含まれる金属を検出することを可能とした。なお、このような湾曲磁界は、特に誘導加熱コイルの磁極間のギャップを狭めた場合に発生する。
その結果、長尺な被検査体と誘導加熱コイルとを相対的に被検査体の長手方向に移動させつつ、被検査体を検査し、その中に含まれる金属を連続的に検出することが可能となった。
被検査体としては、特に限定されないが、例えば、異物である金属の混入を検査するための樹脂シートや樹脂ペレットに応用ができる。
本実施形態は、このような知見に基づきなされたものである。
図5は、本実施形態に係る金属検出装置の概略を示す図である。図5に示す金属検出装置では、図1に示す誘導加熱コイル1の上に近接して、被検査体としての、例えば樹脂シート36が配置されている。樹脂シート36の右側上方には、赤外線検出器39が配置されている。
まず、誘導加熱コイル31のコイルに高周波電源(図示せず)から高周波電流を流すとともに、誘導加熱コイル31を樹脂シート36の上面に対し走査する。コイル33に高周波電流が流れると、ギャップ34の近傍に湾曲磁界35が発生し、この湾曲磁界内の樹脂シート36の部分に金属37が存在すると、金属37に渦電流が生じ、加熱される。金属37が加熱されると、樹脂シート36の金属37の周辺部38も昇温する。これら金属37及び周辺部38から発する赤外線40を赤外線検出器39により検出することにより、樹脂シート36に含まれる金属37の存在を検出することが容易にできる。金属の発熱が周囲の非金属に伝熱することによる熱拡大も検出の一助となる。
この場合、誘導加熱コイル31を樹脂シート36の全面に対し走査することにより、樹脂シート36の全体に対し金属の存在の有無を検査することができる。あるいは、樹脂シート36の任意の領域を走査し、検査することも可能である。
本実施形態に係る金属検出装置において、誘導加熱コイル31に流す高周波としては、既に記述したが高い周波数であることが好ましく、100kHz〜100MHzが好ましい。このように100kHz以上の高周波を用いることにより、粒径3mm以下の微小金属を短時間で検出することが可能である。
被検査体である樹脂シート36に含まれる金属37及び周辺部38から発する赤外線40を赤外線検出器39により精度よく検出するためには、金属が所定の発熱量を有することが必要である。この場合、発熱量は、金属37に生ずる渦電流量に依存し、渦電流量は磁束密度に依存する。磁束密度はコイル33の巻数N及び高周波の電流Iに依存するので、コイル33の巻数N及び高周波の電流Iを制御することにより、赤外線検出器39により精度よく検出可能な金属37の発熱量とすることが可能である。
以上の説明では、誘導加熱コイル31を移動して樹脂シート36の全面を走査したが、誘導加熱コイル31を固定し、樹脂シート36を移動することも可能である。
なお、誘導加熱コイル31のギャップの直上に赤外線検出器39を配置し、垂直な位置から発熱部を検出した場合には、ギャップ近傍全体が発熱として検出されてしまい、金属37の発熱を正確に検出することが困難な場合がある。このような場合、図5に示すように、赤外線検出器39を樹脂シート36の移動方向下流側に配置し、斜め方向から赤外線を検出することが望ましい。
以上説明した本発明の第2の実施形態に係る金属材料検出装置によると、被検査体に含まれる金属を、高周波を用いた誘導加熱により短時間で加熱することにより、その発熱を赤外線センサーにより高精度に検出することが可能である。また、その金属と被検査体に伝導した発熱を含めて検出できるため、更に容易に、また、簡便に検出が可能である。
図6は、本発明の第3の実施形態に係る金属検出装置を示す図である。図5に示す金属検出装置では、金属37及び周辺部38から発する赤外線40を赤外線検出器39により検出したが、図6に示す金属検出装置では、被検査体が非耐熱性樹脂シート42である場合に、それに含まれる金属43の発熱によりその周囲の非耐熱性樹脂を溶融して空孔化し、その空孔46を検出するものである。
即ち、図6において、図5に示す誘導加熱コイル31と同様の構成の誘導加熱装置41が配置され、この誘導加熱装置41に隣接して光源45が配置されており、光源45の上方にCCDカメラ48が設置されている。
右方向に走行する非耐熱性樹脂シート42に含まれる金属43が、誘導加熱装置41により加熱されると発熱し、周囲の非耐熱性樹脂44が溶融する。溶融した非耐熱性樹脂44の部分は更に微細な空孔46となり、光源45からの光47を透過して、光の拡散により拡大してCCDカメラ48に撮像される。撮像された画像は、モニター49により画像50として映し出される。
なお、図6に示す例では、非耐熱性樹脂シート42を走行させて誘導加熱装置41に対し走査したが、非耐熱性樹脂シート42を固定して、誘導加熱装置41、光源45及びCCDカメラ48を移動してもよい。
また、図6に示す例では、空孔46からの透過光が拡散され拡大した光をCCDカメラ48により撮像し、金属43の存在を検出したが、電極を設けて空孔46内の導通や電気容量の変化を測定し、それによって金属43の存在を検出することも可能である。
以上説明した本発明の第3の実施形態に係る金属検出装置によると、被検査体に含まれる金属を、短時間で加熱し、その周囲を溶融・空孔化することにより、その微細な空孔をCCDカメラにより高精度に検出することが可能である。
以上の本発明の第3の実施形態では、被検査体として非耐熱性樹脂シートを用い、金属の周辺を溶融・空孔化したが、空孔化に至らない、変色、変形化し、視覚的に検出可能としてもよい。即ち、金属の周辺の表層部を焦がして褐色化または黒色化してもよく、また、金属の周辺の表層部を***や陥没させてもよい。このような金属の周辺の変色、変形化することにより、金属の存在を誇張し、検出し易くすることができる。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。第2及び第3の実施形態では、被検査体に含まれる金属の存在の有無を検査したが、本実施形態では、被検査体に含まれる金属の種類を検出する。
即ち、上述の第2の実施形態において、樹脂シート36に含まれる金属37及び周辺部38から発する赤外線40を赤外線検出器39により検出しているが、発熱した金属37からの赤外線の放射率は、金属の種類により相違する。従って、金属37からの赤外線の放射率を検出すれば、金属37の種類を特定することができる。
金属の種類と赤外線の放射率は、例えば、波長1μmに対する放射率として下記の通りである。
鉄の場合:非酸化面 0.35、 酸化面 0.85
真鍮の場合:酸化面0.7
銅の場合:0.06
アルミニウムの場合:非酸化面0.13、酸化面0.4
例えば、鉄を検出したい場合、赤外線センサー39の代わりに放射温度計を設置し、放射温度計の放射率を0.85に設定しておくと、鉄以外の金属は放射率が0.85ではないため検出できないが、鉄を検出することができる。
また、異なる放射率に設定した放射温度計を複数個、設置しておけば、複数種の金属の種類を特定することが可能である。
また、金属の種類の特定は、高周波の周波数の制御によっても行うことができる。即ち、高周波により金属を誘導加熱する場合、金属の種類に応じて適正加熱周波数が存在する。従って、検出の対象となる金属の適正加熱周波数により被検査体に含まれる金属を誘導加熱すれば、他の金属を加熱することなく目的の金属を加熱することができるので、目的金属を検出することが可能である。
この場合、適正加熱周波数は大きな金属(数cm以上)の金属では形状、サイズ、昇温速度、電源等により異なるが、例えば、下記の通りである。
鋼(1200℃):500Hz〜1kHz
ステンレス/18−8(1200℃):1kHz
真鍮(1800℃):500Hz〜3kHz
銅(850℃):50Hz〜10kHz
アルミニウム(500℃):50Hz〜10kHz
しかし、今回のように100kHz以上の高い周波数で微小金属の加熱行う場合でも、本発明の第4の実施形態によれば100kHz以上での適正周波数と温度上昇率から、被検査体に含まれる金属の存在の有無の検出にとどまらず、金属の種類を特定することが可能である。
このように微小金属の加熱技術は、ピンポイントで金属の一部を短時間で加熱することにより、微細金属加工であったり、微細な金属同士の溶着、金属微小ヘッドを持つ樹脂の熱加工機、さらには、がん細胞に金属片を挿入し焼損させる加熱ヘッドなどに応用分野を広げることが可能である。
1,11,31…誘導加熱コイル
2,2a,12,22,32…ヨークコア
2b…ヨーク
3,13,23,33…コイル
4,14,24,34…ギャップ
5,5a,5b,35…湾曲磁界
21,41…誘導加熱装置
25…被加熱試料
26…サーモグラフィー
36…樹脂シート
37,43…金属
38…金属材料周辺部
39…赤外線検出器
40…赤外線
42…非耐熱性樹脂シート
44…溶融樹脂
45…光源
46…空孔
47…光
48…CCDカメラ
49…モニター
50…画像

Claims (4)

  1. 磁極間のギャップを有する枠状ヨークコアにコイルを巻回してなり、前記ギャップ近傍に湾曲磁界を発生させ、前記ギャップ近傍に配置された被検査体に前記湾曲磁界を作用させる誘導加熱手段、
    前記被検査体と前記誘導加熱手段とを相対的に移動させ、前記被検査体の被検査部を前記誘導加熱手段により走査する手段、及び
    前記湾曲磁界による電磁誘導によって加熱された前記被検査体内に含まれる金属の発熱及び周囲への伝熱を赤外線により検出する赤外線センサーを備え、
    前記赤外線センサーは、前記誘導加熱手段に対し相対的に移動する前記被検査体の下流側に配置されることを特徴とする金属の検出装置。
  2. 前記枠状ヨークコアの磁極の下面のギャップ間隙までが緩やかに傾斜していることを特徴とする請求項に記載の金属の検出装置。
  3. 前記枠状ヨークコアの磁極の上面には、ヨークが設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の金属の検出装置。
  4. 前記誘導加熱手段は、前記金属の種類に適正な加熱周波数に応じて高周波が制御されることを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載の金属の検出装置。
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