JP6261142B2 - 収容物取出装置 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載の物品取出装置では、物品取出装置に収容されている硬貨収容装置にコインを挿入し、操作ハンドルを操作して,収容されている玩具等の物品を取り出す。
その際、省エネの観点および故障が少ないことから、コインの選別および物品の取り出しを電気的に行うのではなく、機械的に選別および物品の取出が行われている。
また、本発明の収容物取出装置は、第1種類のコインまたは当該第1種類のコインよりも直径が大きい第2種類のコインを所定枚数挿入して操作部を操作することにより収容物収容部より収容物が取り出される収容物取出装置であって、前記第1種類のコインを所定枚数保持可能な第1コイン保持部と前記第2種類のコインを所定枚数保持可能な第2コイン保持部とからなるコイン保持部と、前記操作部の初期操作に応じて、前記第1コイン保持部に第1種類のコインが所定枚数保持されているか否かまたは前記第2コイン保持部に第2種類のコインが所定枚数保持されているか否かを検出するコイン検出装置と、からなり、前記コイン検出装置は、前記コイン保持部において前記第1種類のコインまたは前記第2種類のコインの両方が所定枚数保持されていないことを検出したとき、前記操作部の初期操作以降の操作を阻止し、また、前記コイン保持部において前記第1種類のコインまたは前記第2種類のコインが所定枚数保持されていることを検出したとき、前記操作部の初期操作以降の操作を許容する、ことを特徴とする。
また、本発明の収容物取出装置は、第1種類のコインと当該第1種類のコインよりも直径が大きい第2種類のコインをそれぞれ所定枚数挿入して操作部を操作することにより収容物収容部より収容物が取り出される収容物取出装置であって、前記第1種類のコインと前記第2種類のコインをそれぞれ所定枚数保持可能なコイン保持部と、前記操作部の初期操作に応じて、前記コイン保持部に第1種類のコインと第2種類のコインがそれぞれ所定枚数保持されているか否かを検出するコイン検出装置と、からなり、前記コイン保持部においては、保持可能な第1種類のコインと第2種類のコインの所定枚数をそれぞれ個別に少なくとも0枚と1枚の間で変更することが可能であり、前記コイン検出装置は、前記コイン保持部において前記第1種類のコインまたは前記第2種類のコインのいずれか一方または両方が所定枚数保持されていないことを検出したとき、前記操作部の初期操作以降の操作を阻止し、また、前記コイン保持部において前記第1種類のコインまたは前記第2種類のコインの両方が所定枚数保持されていることを検出したとき、前記操作部の初期操作以降の操作を許容することを特徴とする。
また、本発明の収容物取出装置は、第1種類のコインと当該第1種類のコインよりも直径が大きい第2種類のコインをそれぞれ所定枚数挿入して操作部を操作することにより収容物収容部より収容物が取り出される収容物取出装置であって、前記第1種類のコインと前記第2種類のコインをそれぞれ所定枚数保持可能なコイン保持部と、前記操作部の初期操作に応じて、前記コイン保持部に第1種類のコインと第2種類のコインがそれぞれ所定枚数保持されているか否かを検出するコイン検出装置と、からなり、前記コイン保持部においては、保持可能な第1種類のコインと第2種類のコインの所定枚数をそれぞれ個別に少なくとも0枚と1枚の間で変更することが可能であり、前記コイン検出装置は、ストッパーと、前記操作部の操作に伴い回転し、回転中心から離間する方向に突出した突出位置と、回転中心に接近する方向に没入した没入位置の間を移動可能な出没部材と、を有し、前記出没部材は突出位置にあるとき前記ストッパーと当接して回転が阻止されることにより前記操作部の操作を阻止可能であり、前記コイン保持部において前記第1種類のコインまたは前記第2種類のコインのいずれか一方または両方が所定枚数保持されていないことを検出したとき、前記出没部材は突出位置となり、前記ストッパーと当接し回転が阻止されることにより、前記操作部の初期操作以降の操作を阻止し、また、前記コイン保持部において前記第1種類のコインまたは前記第2種類のコインの両方が所定枚数保持されていることを検出したとき、前記出没部材は没入位置となり、前記ストッパーと当接せず回転が阻止されず、前記操作部の初期操作以降の操作を許容する、ことを特徴とする。
図1乃至図3に示すように、本発明にかかる実施形態の収容物取出装置10は、箱型の筐体11を有しており、筐体11の上部には、例えば玩具等をカプセル等の容器に包装した収容物Aを収容する収容物収容部である収納ケース12が設けられている。収納ケース12の底面は後部に向かって傾斜しており、底面の後部の中間壁13には、収容物Aが落下可能な取出孔131が1個設けられている。なお、本実施形態においては、収容物Aを玩具等をカプセル等の容器に包装したものとして説明するが、本発明が解決しようとする課題との関係からも明らかなとおり、収容物取出装置に収容可能であり、かつ、取出可能なものであれば、どのようなものでも良い。したがって、収容物には本実施形態のように固定形状のものも含まれるし、不定形の気体、液体でも良い。また、収容物は本実施形態のように自重により落下して取り出されるものでも良いが、自重による落下ではなく、何らかの手段により収容物取出装置外に送り出されることにより取り出されるものでも良い。
さらに、この小歯車44の上方には、この小歯車44と噛み合う平歯車45が、回転可能に軸支されている。この平歯車45には互いに中心軸が同じとなる歯車部45Aが一体的に形成されている。
従って、回転ハンドル41を手動で矢印T1方向に回転させると、主軸体42を介して回転力が平歯車43に伝えられ、これに噛合している小歯車44および歯車45を介して矢印T2方向の回転力が回転台14に伝達される。
そして、回転ハンドル41の操作を続けることにより回転台14が所定角度回転して、回転台14の切欠141の一つが収納ケース13の中間壁13の取出孔131と一致すると、収納ケース12の中に収納された収容物Aの一つが、回転台14の切欠141を通って取出孔131から落ち、収容物取出口15に送られる。
コイン保持部60は、幅方向中央にコインCの下部と当接して支持するコイン支持部材61を有し、コイン支持部材61の左右には第1コインガイド部62R、第2コインガイド部62Lが設けられている。コイン支持部材61およびコインガイド部62L、62Rは、筐体11の前面に向かって傾斜しており、先端はコイン受け皿16に接続される。
なお、第1、第2コインガイド部62R、62Lを総称する際には、「コインガイド部62」と記し、区別する場合には「第1コインガイド部62R」、「第2コインガイド部62L」と記すこととする。
コインガイド部62には、所定間隔で複数のストッパ取付部621が設けられており、当該ストッパ取付部621にはストッパ622が着脱可能に取り付けられる。ストッパ622をどの位置のストッパ取付部621に取り付けるかによって、コイン保持部60が保持可能な第1種類、第2種類のコインの枚数を変更することができる。すなわち、ストッパ622には、コイン保持部60内に突出するコイン支持突起6221が設けられており、コイン支持突起6221は、コイン保持部60へと進入してきて、コイン支持部材61の傾斜に沿ってコイン保持部60内を筐体11の前方へ向けて転動しようとするコインCの側部と当接し、その位置で保持可能である。さらにコイン枚数の設定機能について具体的に説明すると、例えば、第1種類のコインが100円硬貨、第2種類のコインが10円硬貨である場合に、収容物Aの提供者が、収容物Aの価格を110円にすることを希望する場合は、収容物Aの提供者は、図7に示すように、ストッパ622を、最も後方に位置するストッパ取付部621から1間隔分前方に位置するストッパ取付部621に取り付け、第1種類、第2種類のコインそれぞれをコイン保持部60で保持可能な枚数を1枚に設定すれば良い。
コイン選別部21は、コインCを挿入するためのコイン挿入口22、コイン挿入口22と連続するコイン通路23、コイン通路23と連続する第1コイン通路27、第2コイン通路28を有している。
コイン挿入口22は、図4および図5に示すように、重力方向に対して傾けて設けられている。このことによりコイン挿入口22に挿入されたコインCは重力方向に対して傾いた傾斜状態で、コイン挿入口22の後方に連続して設けられたコイン通路23へと進入する。また、コイン挿入口22の下方には、挿入したコインCを返却させるための返却レバー17が突出する開口25が設けられている。また、外周部には、筐体11に取り付けるための取付部26が外側に突出して設けられている。
一方、10円硬貨のような大径のコインCをコイン挿入口22に挿入すると、傾いた大径コインCの上部がコイン通路23の上に設けられているコイン姿勢変更部24によって傾斜と反対方向(左側)へと案内され、反対側に傾いて左方向へ導かれ、第2コイン通路28へと進入する。
ベース部65は、筐体11の前面に向かって幅が細くなる細長い板状部材であり、上面の略四隅に係止ブロック651が設けられている。係止ブロック651には、左右両外側および上方に向かって開口する係止凹部652が設けられている。
なお、図8(B)に示すように、係止部634,644は上下方向にずれて設けられており、第2コイン保持部63および第1コイン保持部64が互いに接近しても、係止部634,644が互いに干渉しないようになっている。なお、どちらの係止部634,644が上であるかは、任意である。
すなわち、第2コイン保持部63の保持部材本体631においては、ネジ穴635は後方に向かって左端部側へ傾斜しており、第1コイン保持部64のネジ穴645は、後方に向かって右端部側へ傾斜している。すなわち、ネジ穴635およびネジ穴645は、八の字形状となっている。
従って、第2コイン保持部63および第1コイン保持部64を、ベース部65に対して相対的に後方へ移動させることにより、ネジ66がネジ穴635,645の前端に移動する。これにより、第2コイン保持部63および第1コイン保持部64は互いに離間する方向へ移動するので、コイン支持部材61の全幅が大きくなる。常時は、付勢部材(図示省略)により第2コイン保持部63および第1コイン保持部64が拡がる方向へ付勢されてこの状態となっている。すなわち、この状態が第2コイン保持部63および第1コイン保持部64が初期位置にある状態であり、この時に第2コイン保持部63および第1コイン保持部64がコインCを保持できる。
図7に示すように、コイン保持部60の後方(図7において左側)には、コイン検出装置70が設けられている。コイン検出装置70は、第1種類および第2種類のコインCが、各々所定枚数コイン保持部60に保持されているか否かを検出し、保持されていることを検出した場合にのみ回転ハンドル41の回転を許容して収容物Aの取出を可能にするとともに、コイン保持部60に保持されているコインCをコイン貯め部53へ落下させて収容するものである。
なお、左右の揺動部材を総称する際には、「揺動部材71」と記し、左右を区別する場合には「揺動部材71L」、「揺動部材71R」と記すこととする。
従って、第1コイン通路27および第2コイン通路28から落下してきたコインCは、各々揺動部材71の傾斜面712に当接してコイン支持部材61の上に保持される。このとき、投入されたコインCの枚数が,所定の枚数に達していない場合には、コイン支持部材61の上を転動して前方へ移動し、コインガイド部62に設定されているストッパ622に当接して停止し、コイン支持部材61の上に保持される。
所定枚数のコインCが投入されると、最後のコインCは揺動部材71を図7中時計回りに回動させた状態で停止する。
なお、出没部材72Rについては、図示を省略している。また、左右の出没部材を総称する際には、「出没部材72」と記し、左右を区別する場合には「出没部材72L」、「出没部材72R」と記すこととする。
まず、コインCを投入する前は、回転ハンドル41の初期操作以降の回転が阻止されており、収容物Aを取り出す回転台14が回転しないので、収容物Aを取り出すことはできない。
一方、同時に、収容物Aを保持した回転台14が回転して、回転台14の切欠141が、中間壁13の取出孔131の位置に来たときに、収容物Aを落下し、収容物取出口15に収容物Aを取り出す。
すなわち、前述した実施形態では、1台の収容物取出装置10について説明したが、2台の収容物取出装置10を上下に積層して使用することができる。これにより、店舗の限られたスペースの有効利用を図るとともに、例えば年少の背の低い子供などが下段の収容物取出装置を操作し、大人が上段の収容物取出装置の操作を行うことができる。
12 収納ケース(収容物収容部)
14 回転台(収容物取出機構)
20 ユニット
21 コイン選別部
22 コイン挿入口
23 コイン通路
24 コイン姿勢変更部
27 第1コイン通路
28 第2コイン通路
40 操作部
53 コイン貯め部
60 コイン保持部
63 第1コイン保持部
64 第2コイン保持部
70 コイン検出装置
A 収容物
C コイン
Claims (3)
- 第1種類のコインと当該第1種類のコインよりも直径が大きい第2種類のコインをそれぞれ所定枚数挿入して操作部を操作することにより収容物収容部より収容物が取り出される収容物取出装置であって、
前記第1種類のコインと前記第2種類のコインをそれぞれ所定枚数保持可能なコイン保持部と、
前記操作部の初期操作に応じて、前記コイン保持部に第1種類のコインと第2種類のコインがそれぞれ所定枚数保持されているか否かを検出するコイン検出装置と、
からなり、
前記コイン保持部においては、保持可能な第1種類のコインと第2種類のコインの所定枚数をそれぞれ個別に少なくとも0枚と1枚の間で変更することが可能であり、
前記コイン検出装置は、
ストッパーと、
前記操作部の操作に伴い回転し、回転中心から離間する方向に突出した突出位置と、回転中心に接近する方向に没入した没入位置の間を移動可能な出没部材と、
を有し、
前記出没部材は突出位置にあるとき前記ストッパーと当接して回転が阻止されることにより前記操作部の操作を阻止可能であり、
前記コイン保持部において前記第1種類のコインまたは前記第2種類のコインのいずれか一方または両方が所定枚数保持されていないことを検出したとき、前記出没部材は突出位置となり、前記ストッパーと当接し回転が阻止されることにより、前記操作部の初期操作以降の操作を阻止し、
また、前記コイン保持部において前記第1種類のコインまたは前記第2種類のコインの両方が所定枚数保持されていることを検出したとき、前記出没部材は没入位置となり、前記ストッパーと当接せず回転が阻止されず、前記操作部の初期操作以降の操作を許容する、
ことを特徴とする収容物取出装置。 - 挿入されたコインを第1種類のコインと第2種類のコインに選別可能なコイン選別部を有し、
当該コイン選別部は、
重力方向に対して傾斜して形成されたコイン挿入口と、
コイン挿入口から挿入されたコインが通過するコイン通路と、
前記コイン通路に設けられ、コイン挿入口に挿入され重力方向に対して傾斜した傾斜状態で前記コイン通路を通過中の第1種類のコインについては、傾斜状態のまま通過することを許容し、コイン挿入口から挿入されて重力方向に対して傾斜した傾斜状態で前記コイン通路を通過中の第2種類のコインについては、その上部と接触することにより、第2種類のコインの姿勢を傾斜状態から重力方向と平行となる平行状態に向けて変更するコイン姿勢変更部と、
前記コイン姿勢変更部を傾斜状態のまま通過した第1種類のコインが進入する第1コイン通路と、
前記コイン姿勢変更部により姿勢を変更された第2種類のコインが進入する第2コイン通路と、
を有することを特徴とする請求項1記載の収容物取出装置。 - 前記コイン保持部は、
第1種類のコインを所定枚数保持可能な第1コイン保持部と第2種類のコインを所定枚数保持可能な第2コイン保持部とからなり、かつ、
前記第1コイン保持部は、初期位置にあるとき第1種類のコインと当接して支持し、
前記第2コイン保持部は、初期位置にあるとき第2種類のコインと当接して支持しており、
また、前記操作部における初期操作以降の操作に応じて、初期位置にある第1コイン保持部、第2コイン保持部を退避位置へと略同時に移動させ、第1コイン保持部、第2コイン保持部それぞれにおけるコインの支持を略同時に解除する解除手段が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の収容物取出装置。
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