JP6260317B2 - イムノアッセイ装置およびイムノアッセイ法 - Google Patents

イムノアッセイ装置およびイムノアッセイ法 Download PDF

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Description

本発明は、微弱光をより速く、かつ定量性良く検出可能なイムノアッセイ装置およびイムノアッセイ法に関する。より詳しくは、例えば表面プラズモン共鳴(Surface Plasmon Resonance:SPR)を利用して、検体溶液中に含まれる検体の検出を行うイムノアッセイ装置およびイムノアッセイ法に関する。
従来、検体中に存在する被検出物質を高感度に検出可能なイムノアッセイ装置が知られている(例えば、特許文献1)。
被検出物質(抗原等)を高感度に測定するためには、被検出物質を捕捉する捕捉手段(抗体等)を固定した流路が形成されたセンサーチップを、イムノアッセイ装置にセットした状態で、該センサーチップの流路に検体溶液を送液してイムノアッセイ反応を行い、該反応の直後に捕捉手段に捕捉された被検出物質を素早く測定することが望ましい。このため、イムノアッセイ装置のアッセイ機構は、センサーチップ用の送液ポンプを有するものが多く知られている。
ここで、イムノアッセイ装置が、センサーチップを挿入するスロットを複数有し、かつ、それぞれのスロットに対して独立して送液する送液ポンプを有するものであれば、複数のセンサーチップをスロットに挿入した状態で、同時並行でイムノアッセイ反応を行うことが可能となり、短時間に多くの検査が可能となるため、イムノアッセイ装置の構成として望ましいといえる。
該イムノアッセイ装置にセットされたセンサーチップの流路内で、被検出物質を含有する検体溶液を密閉状態で撹拌または往復送液することで、イムノアッセイ反応の反応性が向上する。しかし、該撹拌または往復送液をするために、一回の測定でポンプのシリンジが動作する回数は、数十〜数百回に及ぶため、ユーザの嗜好等により特定のスロットのみが使用されると、そのスロットに対応する送液ポンプの部材(例えば、シリンジ、ゴム製のOリング等)が偏って消耗してしまい、1つの送液ポンプを交換するために装置全体を停止しなければならず、メンテナンスの時期が送液ポンプ毎に大幅に異なっていたり、メンテナンスの頻度が高くなる問題が生じていた。
特開2012−18159号
本発明は、上記問題に着目してなされたものであり、送液手段(送液ポンプ等)の部材が偏って消耗することなく、メンテナンス時期を送液ポンプ全体でほぼ一定にでき、メンテナンスの頻度を少なくすることのできるイムノアッセイ分析装置、およびイムノアッセイ法の提供を目的とする。
本発明により、下記[1]〜[]のイムノアッセイ装置およびイムノアッセイ法が提供される。
] イムノアッセイ反応用の流路が形成されたセンサーチップへ送液する送液手段を複数有し、前記複数の送液手段のそれぞれが、送液処理を行ったセンサーチップの数を送液手段別にカウントするチップ処理数計測手段を有し、前記チップ処理数に基づいて、次の送液に使用する送液手段を選択する制御手段を少なくとも備えたことを特徴とするイムノアッセイ装置。
] 前記制御手段は、前記チップ処理数が少ない順に、次の送液に使用する送液手段を選択することを特徴とする[1]に記載のイムノアッセイ装置。
] 前記制御手段は、各送液手段が有する耐使用回数と前記チップ処理数とから、各送液手段について残使用可能回数を算出し、残使用可能回数が最も多い送液手段を選択することを特徴とする[1]に記載のイムノアッセイ装置。
] 前記イムノアッセイ装置は、センサーチップを挿入するためのスロットを複数有し、前記センサーチップに送液する送液手段が各スロットに対応してそれぞれ設けられ、前記制御手段を介して前記選択をした送液手段に対応するスロットを使用すべき旨をユーザに呈示する呈示手段を有することを特徴とする[1]〜[]のいずれかに記載のイムノアッセイ装置。
] 前記イムノアッセイ装置は、センサーチップを挿入するためのスロットを複数有し、前記センサーチップに送液する送液手段が各スロットに対応してそれぞれ設けられ、前記スロットを開閉するスロット開閉手段を有し、前記制御手段は、前記スロット開閉手段の開閉を制御して、前記選択をした送液手段に対応するスロットのみを使用可能とすることを特徴とする[1]〜[]のいずれかに記載のイムノアッセイ装置。
] 複数の送液手段があり、イムノアッセイ反応用の流路が形成されたセンサーチップに対し、送液手段が送液したチップ処理数を送液手段別にカウントする工程と、前記カウントする工程でカウントされたチップ処理数に基づいて、次の送液に使用する送液手段を選択する工程と、を少なくとも有することを特徴とするイムノアッセイ法。
] 前記センサーチップを挿入するためのスロットを複数有し、前記センサーチップに送液する送液手段が各スロットに対応してそれぞれ設けられたイムノアッセイ装置を用いて行うイムノアッセイ法であって、前記選択をした送液手段に対応するスロットを使用すべき旨をユーザに呈示する工程と、を少なくとも有することを特徴とする[]に記載のイムノアッセイ法。
本発明によれば、例えばセンサーチップの流路内でイムノアッセイ反応の反応性を高めるために往復送液等の多数回(例えば数十〜数百回)のシリンジ動作を行う場合であっても、各送液手段の消耗の程度を調整して、各送液手段のメンテナンス時期を、ある特定の時期に集中させるか、または一致させることが可能となる。
したがって、送液手段の部材が偏って消耗することなく、メンテナンス時期を送液手段全体でほぼ一定にでき、メンテナンスの労力または頻度を少なくすることができる。
図1は、本発明に係る第1実施形態のイムノアッセイ装置の外観を示した図である。 図2は、図1のイムノアッセイ装置の内部構造を示した図である。 図3は、図1のイムノアッセイ装置の全体の構成を示したブロック図である。 図3Aは、図1のイムノアッセイ装置に挿入されるセンサーチップの斜視図である。 図3Bは、図3Aに示したセンサーチップのA−A線の断面図を示す。 図4は、図1のイムノアッセイ装置を用いて本発明に係るイムノアッセイ法を行う場合のメインフローを示した図である。 図5は、図4の各工程のサブフローを示した図である。(A)は、図4の検査準備工程のサブフローを示した図である。(B)は、図4の送液ポンプ選択工程のサブフローを示した図である。(C)は、図4のポンプ駆動工程のサブフローを示した図である。(D)は、図4の検査工程のサブフローを示した図である。 (A)は、第1実施形態のイムノアッセイ装置の送液ポンプの情報を扱うためのデータ構造体を示した図である。(B)は、第1実施形態のイムノアッセイ装置の記憶手段に記録されているデータベースの内容を示した図である。 (A)は、ソート処理前の送液ポンプのデータ構造体の配列の内容を示した図である。(B)は、ソート処理後の送液ポンプのデータ構造体の配列の内容を示した図である。(C)は、送液予定回数(m)=100回の送液を行った後の送液ポンプのデータ構造体の配列の内容を示した図である。 図8は、本発明に係る第2実施形態のイムノアッセイ装置の外観を示した図である。 図9は、図8のイムノアッセイ装置の概略構成を示したブロック図である。 図10は、図8のイムノアッセイ装置を用いて本発明に係るイムノアッセイ法を行う場合のメインフローを示した図である。 図11は、図10の各工程のサブフローを示した図である。(A)は、図10の検査準備工程のサブフローを示した図である。(B)は、図10の送液ポンプ選択工程のサブフローを示した図である。(C)は、図10のポンプ駆動工程のサブフローを示した図である。(D)は、図10の検査工程のサブフローを示した図である。 図12(A)は、第2実施形態のイムノアッセイ装置のポンプの情報を扱うためのデータ構造体の内容を示した図である。図12(B)は、第2実施形態のイムノアッセイ装置の記憶手段に保存されているデータベースの内容を示した図である。 図13(A)は、送液0回目のソート処理前のポンプのデータ構造体の配列の内容を示した図である。図13(B)は、送液0回目のソート処理後のポンプのデータ構造体の配列の内容を示した図である。図13(C)は、送液200回目のソート処理前のポンプのデータ構造体の配列の内容を示した図である。
《第1実施形態》
以下、図1〜図7を参照しながら本発明に係る第1実施形態のイムノアッセイ装置、およびこれを用いたイムノアッセイ法について詳細に説明する。
[イムノアッセイ装置]
本発明に係る第1の実施形態のイムノアッセイ装置100は、表面プラズモン共鳴(Surface Plasmon Resonance:SPR)現象を応用して検体溶液中に含まれる検体の検出を行う表面プラズモン蛍光分析装置(SPFS装置)である。
このイムノアッセイ装置100は、図1〜図3Bに示したように、イムノアッセイ反応用の微細流路1が形成されたセンサーチップ2を挿入するためのスロット3A,3B,3Cが形成された筐体4と、各センサーチップ2に送液を行う送液機構6と、送液処理を行ったセンサーチップ2の数を計測するチップ処理数計測手段25(制御手段11の一部で構成)と、検出可能位置DT(図3参照)のセンサーチップ2に励起光7を投光する投光光学系8と、励起光7を受けてセンサーチップ2から発光した蛍光9を受光する受光光学系10と、前述した各機構および光学系の動作を制御する制御手段11と、制御手段11に用いられる記憶手段12等を有している。符号5は、各スロット3A,3B,3Cに挿入されたセンサーチップ2をそれぞれ所定の位置に搬送するセンサーチップ搬送機構を示す。なお、図2や図3に示す例では、投光光学系8と受光光学系10とが光学ユニット39として一体に構成されており、この光学ユニット39は光学ユニット移動機構40により移動可能に構成されている。
[センサーチップ]
まず、本実施形態の表面プラズモン蛍光分析装置100に用いられるセンサーチップ2について説明する。
このセンサーチップ2は、図3Aに示したように、誘電体部材13と、誘電体部材13の上面に形成された金属薄膜14と、金属薄膜14上に設けられた微細流路構成部材15とを、少なくとも有している。
誘電体部材13の材質は、励起光7に対して光学的に透明であればよく、各種無機物(SiO2等)や、合成ポリマー(PMMA,PC等)が好ましい。また、励起光照射により発生する自家蛍光が少ない材料が好ましく、例えばシクロオレフィン系ポリマーが好ましい。
誘電体部材13の形状は、例えば、断面略台形状の六面体(戴頭四角錐形状)、四角錐、円錐、三角錐、多角錐などの角錐形状、または戴頭角錐形状などであり、射出成型等で形成することができる。
センサーチップ2の金属薄膜14は、好ましくは金、銀、アルミニウム、銅、および白金からなる群から選ばれる少なくとも1種の金属からなり、スパッタリング法、蒸着法、電解メッキ法、無電解メッキ法等で誘電体部材13の表面に形成することができる。
金属薄膜14の厚さは、好ましくは5〜500nmであり、電場増強効果の観点から、金属薄膜14の材質が金、銀、銅、または白金の場合には20〜70nm、アルミニウムの場合には10〜50nm、これら金属のアロイの場合には10〜70nmであることが好ましい。
金属薄膜14の上に微細流路構成部材15を固定する方法としては、誘電体部材13と同じ光屈折率を有する接着剤、マッチングオイル、透明粘着シートを用いて固定することが好ましい。
図3Bに、図3Aのセンサーチップ2のA−A線の断面図を示す。センサーチップ2は、図3Bに示したように、微細流路構成部材15によって、金属薄膜14上に微細流路1を形成しており、またこの微細流路1の上流側には、液体吐出/吸引部16が設けられ、さらに下流側には液体混合部17が設けられている。
液体吐出/吸引部16と液体混合部17の上面は、図3Aに示したように、密閉シール18,18によって封止されており、液体吐出/吸引部16側のシール18を送液ポンプ23A,23B,23Cの先端(図3参照)で突き破ることで微細流路1に液体(検体溶液、洗浄液、蛍光標識した2次抗体溶液等)を供給することができるように構成されている。
微細流路1には、イムノアッセイ反応を行うためのセンサー部19が設けられており、センサー部19には検体溶液に含まれる特定の抗原と特異的に結合する抗体が固定化されている。
上記固定化の方法としては、例えば、市販のSAM形成試薬(例えば10−カルボキシ−1−デカンチオール等)により、金属薄膜14の表面にSAM(Self−Assembled Monolayer:自己組織化単分子膜)を形成し、続いてN−ヒドロキシコハク酸イミド(NHS)を含むリガンド溶液を前記SAMと接触させることで、前記SAMとリガンドとを結合させて、リガンドをセンサー部19に固定化する方法が挙げられる(不図示)。
別の方法として、カルボキシメチルデキストラン(CMD)等の親水性高分子の還元末端と前記SAMのアミノ基とをシッフ結合させて、親水性高分子をSAMに固定化し、該固定化した部分の金属膜14の領域を50mM〜100mMのN−ヒドロキシコハク酸イミドおよび水溶性カルボジイミドに浸漬した後、リガンド(抗体等)の溶液を前記領域に接触させ、リガンド(抗体等)をCMD等の親水性高分子に固定化することにより、該リガンドを親水性高分子およびSAMを介して金属膜14に固定化する方法が挙げられる。
さらに、センサーチップ2は、そのセンサーチップ内に供給される各種溶液(検体溶液、緩衝液、および洗浄液)等が入った薬液ウェル27と一体に構成されていることが望ましい(結合部不図示)。このように一体に構成することで、ユーザが装置内に挿入する手間が1度で済む(図2参照)。
[筐体]
図1に示したように、表面プラズモン蛍光分析装置100の筐体4には、ユーザが所定の操作をして情報を入力するため入力手段(操作ボタン等)を有する操作部20と、ユーザに対して情報を表示するための表示部21、分析結果を出力するためのプリント出力部22等が設けられている。ユーザは、表示部21を確認しながら操作部20のボタンを操作することで、イムノアッセイ反応の開始処理、イムノアッセイ反応による分析の結果の表示・出力処理、後述する送液機構6の送液ポンプ23A,23B,23Cの使用状況の確認や送液ポンプ23A〜23Cの交換処理等のメンテナンス操作の各種操作が行えるようになっている。
また、表面プラズモン蛍光分析装置100の筐体4には、上述したように、センサーチップ2を挿入するための複数のスロット3A,3B,3Cが形成されている。各スロット3A,3B,3Cは、それぞれ独自のスロットIDをスロットに設けられている記録媒体に保持する形で有している。
スロット3A,3B,3Cの近傍の筐体4の内部には、不図示のスロット開閉手段が設けられており、スロット開閉手段は、例えば前記スロット3A,3B,3Cを閉塞するための閉塞部(板部等)を有し、制御手段11の制御により、各スロット3A,3B,3Cの開閉を行うように構成されている。
また、筐体4の各スロット3A,3B,3Cの上には、それぞれランプ24A,24B,24Cが設けられており、このランプ24A,24B,24Cは、後述するように、制御手段11の制御により点灯または消灯するように構成されている。
[センサーチップ搬送機構]
センサーチップ搬送機構5(図2、3参照)は、制御手段11の制御により、スロット3A,3B,3Cに挿入された各センサーチップ2を所定の位置に移動させる公知の手段である。センサーチップ搬送機構5は、図2および図3に示したように、例えば、センサーチップ2を送液可能な所定の位置へ移動させたり、イムノアッセイ反応が終わったセンサーチップ2を検出可能位置DTに移動させる機能を有する。また、例えば、センサーチップ搬送機構5は、光学ユニット移動機構40と共同して動作し、センサーチップ2のセンサー部19が光検出可能な所定の位置となるように、センサーチップ2と光検出手段34とを相対的に移動させる。
[チップ処理数計測手段]
チップ処理数計測手段25は、各送液ポンプ23A,23B,23Cについて、イムノアッセイ反応に必要な一連の送液処理を行ったセンサーチップ2の数(以下、「チップ処理数」という。)を送液ポンプ別に計測する手段であり、少なくとも制御手段11の一部で構成され、計測したチップ処理数を既存のチップ処理数に加算して、データベース37の各送液ポンプ23A〜23C別のチップ処理数として記憶手段12の中に保存する機能を有する(図6(B)参照)。
[送液機構]
送液機構6は、図2及び図3に示したように、送液手段としての送液ポンプ23A,23B,23Cと、送液ポンプ23A,23B,23Cを駆動する送液ポンプ駆動機構26等、を有している。また、送液ポンプ23A,23B,23Cは、図3に示したように、センサーチップ2に一体に設けられた薬液ウェル27から検体溶液、緩衝液、および洗浄液等の各液を採液して、センサーチップ2のセンサー部19に送液する機能を有する。ここで、送液ポンプ23A,23B,23Cは、図1〜図3に示したように、センサーチップ2,2,2を挿入するための各スロット3A,3B,3Cに対応してそれぞれ設けられており、第1実施形態のイムノアッセイ装置100では、該送液ポンプ23A,23B,23Cは、対応するスロット3A,3B,3Cに挿入されたセンサーチップ2,2,2のみへそれぞれ送液が行われるように構成されている。
[送液回数計測手段]
送液回数計測手段28は、各送液ポンプ23A〜23Cのシリンジ駆動回数を送液回数として計測する手段であり、少なくとも制御手段11の一部で構成され、計測した送液回数を既存の送液回数に加算して、データベース37の各送液ポンプ23A〜23C別の駆動回数として記憶手段12に保存等する機能を有する。
この送液回数計測手段28は、例えば、記憶手段12に記憶された後述する制御プログラム38の一部を構成する送液処理用プログラムを実行したオブジェクトであって、ソフト的に上記シリンジ駆動回数を送液回数としてカウントする機能を有するものである。
[投光光学系]
投光光学系8は、例えば図3に示したように、光源29と、光源29の照射角度を調整する角度走査機構30と、光源29を制御して光源29からの発する励起光7の強度等を調節するための光学制御機構31等とを備えている。投光光学系8は、所定の検出可能位置DTに搬送されたセンサーチップ2の誘電体部材13の入射面に対して励起光7を照射し、誘電体部材13の内部を通過した励起光7を全反射条件となる所定の入射角度θでセンサー部19を上面に有する金属薄膜14のセンサー部19に向かって照射させることで、金属薄膜14の表面からエバネッセント波を放出させ、センサーチップ2の微細流路1のセンサー部19に存在する蛍光物質を励起させる機能を有する。なお、符号30は、光源29の投光角度を操作する角度操作機構を示す。
[受光光学系]
受光光学系10は、例えば、図3に示したように、光学レンズ群32と、励起光7の成分をカットするための励起光カットフィルタ33と、蛍光9を受光して検出する光検出手段34と、該光検出手段34の動作を制御するためのセンサー制御機構35と、励起光カットフィルタ33を光学レンズ群32の光軸に配置または光軸から退避させる位置切り替え機構36等を有している。
[制御手段]
制御手段11は、一般的なパーソナルコンピュータ等であり、前述したセンサーチップ搬送機構5、送液機構6、投光光学系8、受光光学系10、および筐体4の各部(操作部20、表示部21、スロット開閉手段、ランプ24A〜24C、プリント出力部22等)等に接続されており、それらの動作を制御する機能を有する。制御手段11は、記憶手段12を有しており、該記憶手段12には、接続されている各送液ポンプ23A,23B,23Cに関する情報を格納したデータベース37(図6(B)参照)と、本発明に係るイムノアッセイ法を行うための制御プログラム38(図4および図5に示したものを含む)等が記録されている。この制御プログラム38は、図6(A)に示したように、送液ポンプ23A,23B,23Cの各項目データ(送液ポンプの駆動回数等)を扱うためのデータ構造体を有している。
このデータ構造体は、一般的なプログラムでいう構造体の配列として構成され、図6(A)に示したように、イムノアッセイ装置100に接続されている送液ポンプの識別IDを格納するための項目「ポンプID」と、イムノアッセイ装置100に接続されている送液ポンプが過去に駆動した回数を格納するための項目「PA」と、送液ポンプの使用可能な残りの回数を格納するための「PZ」と、センサーチップの処理数を格納するための「TN」と、各送液ポンプに対応するスロットの識別IDを格納するための「スロットID」と、を少なくとも有している。
一方、データベース37は、上記接続されている送液ポンプに関する情報として、送液ポンプの製造時に付与されるユニークな識別IDの「ポンプID」と、イムノアッセイ装置100に接続されている各送液ポンプが過去の送液でシリンジ駆動した回数(送液した回数)を示す「駆動回数」と、センサーチップの処理数を示す「チップ処理数」と、製造直後の初期状態またはメンテナンス終了直後の送液ポンプの使用可能回数を示す「耐使用回数」と、接続された送液ポンプに対応するスロットの「スロットID」と、の各データを少なくとも格納している。なお、「送液した回数」は、全くポンプ駆動(送液)していない送液ポンプの場合は「0」であり、「センサーチップの処理回数」は、全くセンサーチップ処理していない送液ポンプの場合には「0」となる。
このデータベース37自体は、例えば、ユーザが制御プログラム38を起動したときに、制御手段11が、データベース37の有無を確認して、存在しなければ生成するものである。データベース37の内容については、例えば、データベース37が作成される際に、制御手段11が、イムノアッセイ装置100に接続された送液ポンプ23A,23B,23Cが有する情報媒体(不図示)から、前述のデータベース37の各項目の情報を読み取ってデータベース37に追加することで生成される。
データベース37に格納された情報のうち、「ポンプID」については、例えば、制御プログラム38の起動の際に、制御手段11が、イムノアッセイ装置に接続されている送液ポンプ23A,23B,23Cの情報記憶媒体(不図示)から同様に読み出して更新する。なお、この「ポンプID」は、上述したように、送液ポンプの製造時にユニークなIDとして付与され、前記情報記憶媒体に記憶される情報である。また、「耐使用回数」については、送液ポンプの製造時又はメンテナンス終了時に送液ポンプの情報記憶媒体に記憶される情報である。
また、「スロットID」については、例えば、制御手段11が、制御プログラム38の起動の際に、イムノアッセイ装置の各スロット3A,3B,3Cが保有するスロットIDの情報を判別して更新する。
「駆動回数」については、例えば、制御プログラム38の起動時に、制御手段11が送液ポンプ23A,23B,23Cの情報記憶媒体(不図示)から読みだして更新する、または、例えば、後述するように各送液処理で送液処理した時点で制御手段11が更新する。
「ポンプの残使用可能回数」については、例えば、制御手段11が、上述したように読み出した「駆動回数」と「耐使用回数」とから、「残使用可能回数=耐使用回数−駆動回数」の式により算出して更新する、または、後述するようにイムノアッセイ反応の際に送液した時点で「駆動回数」が増加するため、その際に上記式により同様に算出して更新する。
<イムノアッセイ法>
以下、本発明に係る第1実施形態のイムノアッセイ装置100を用いてイムノアッセイ法を行った例を、図4〜図7を参照しながら具体的に説明する。なお、具体例として示した図6(B)〜図7に関する送液ポンプは、他のイムノアッセイ装置に用いられるものではないものとする。
[検査準備工程]
ステップS1の検査準備工程(図4)S1のステップS1−1(図5(A))、ユーザにより、イムノアッセイ装置100の筐体4にある操作部20が操作されて、検査開始ボタンがONとされたか否かを判断する。YesであればステップS1−2に進み、Noであれば、ステップS1−1に戻る。
ステップS1−2では、ユーザの操作により、送液予定回数(m)が設定される。例えば、ユーザがステップS1−1でセットした検査の内容に応じて、あらかじめ定められた送液予定回数(m)が設定されるようにしてもよい。なお、第1実施形態で示すイムノアッセイ法の以下の具体例は、1回の検査を予定している状況で、1回の検査で100回の送液を行う場合の例として説明する。送液予定回数(m)は100となる。
[送液ポンプ選択工程]
ステップS2の送液ポンプ選択工程のステップS2−1では、図6(A)に示したデータ構造体の更新処理(初期化処理)を行う。具体例で示すように、制御手段11が、データベース37(図6(B)参照)から送液ポンプ23A,23B,23Cに関する各データを読み出して、送液ポンプのデータ構造体の配列の要素として格納する。格納した後のデータ構造体の状態を図7(A)に示す。
ステップS2−2では、イムノアッセイ装置100に接続されている各送液ポンプの残使用可能回数が送液予定回数(m)以上であるか否かを判断する。制御手段11は、残使用可能回数がm以上の送液ポンプがない場合は、筐体4の表示部21にエラー表示する。具体例では、図7(A)に示したように、いずれの送液ポンプ23A,23B,23Cの残使用可能回数(ポンプ構造体:ポンプ[0].PZ〜ポンプ[2].PZ)も100以上であるため、送液ポンプ23A,23B,23Cの全てが送液予定回数(m)以上であると判断されることとなる。
ステップS2−3では、送液ポンプのデータ構造体の各要素のソート処理を行う。ソート処理後の送液ポンプのデータ構造体を図7(B)に示す。
このソート処理は、例えば、ポンプの駆動回数(ポンプ[].PA)の少ない順、または、「チップ処理数」(ポンプ[].TN)が少ない順にソートする処理が挙げられる。ここで、「チップ処理数」とは、上述したように、イムノアッセイ反応に必要な一連の送液処理を行ったセンサーチップ2の数としてカウントした場合の送液ポンプ別のセンサーチップの処理数を意味する。
しかし、この「チップ処理数」により送液ポンプのデータ構造体の配列をソートすることが特に有効であるのは、具体例で示すように、1回の検査における送液ポンプのシリンジ駆動回数が検査間で一定の場合(例えば、具体例のように「100回の送液/検査」で固定されているような場合)であり、且つ、耐使用回数が送液ポンプ間で同一の場合である。そのため、そのような制限のない送液ポンプの残使用可能回数(ポンプ[].PZ)の大きい順に、送液ポンプのデータ構造体の配列をソートすることが好ましい。
ここで、送液ポンプ23A〜23Cの間で、残使用可能回数やチップ処理数が同値である場合には、残使用可能回数が同値である配列要素間で順序を入れ替えないものとする。
ステップS2−4では、ユーザに対して使用すべきスロットを呈示するための表示または動作処理を行う。
具体的には、上記ソート処理後の配列要素の番号が一番若い送液ポンプ、すなわち、イムノアッセイ装置100に接続された送液ポンプ23A〜23Cの中で最も老朽化していない送液ポンプのデータ構造体の配列要素(ポンプ[0])のスロットID(ポンプ[0].スロットID)を取り出す。具体例では、図7(B)に示したように、ソート処理後のポンプ[0].スロットIDに格納された「スロット3C」が取り出される。そして、制御手段11は、該スロット3Cに対応して設けられた呈示手段に該スロット3Cを使用すべき旨の呈示させる処理を行う。
例えば、イムノアッセイ装置100の筐体4の各スロット3A〜3Cの上側に設けられた呈示手段としてのランプ24A〜24C(図1参照)のうち、スロット3Cに対応するランプ24Cのみを点灯させ、それ以外のスロット3A,3Bに対応するランプ24A,24Bを消灯する処理をして、ユーザに対してスロット3Cを使用すべき旨の呈示をする。
別の例としては、筐体4の各スロット3A〜3Cの近傍に設けられた呈示手段としてのスロット開閉手段(不図示)を制御して、使用すべきスロット3Cのみを開放させ、それ以外のスロット3A,3Bを閉塞する処理をして、ユーザに対してスロット3Cを使用すべき旨の呈示をする。上述した例以外にも、ユーザに特定のスロットを使用すべき旨の呈示をする呈示手段であれば、それを用いてもよい。
[ポンプ駆動工程]
ステップS3のポンプ駆動工程(図4)のステップS3−1では、ソート処理の後の送液ポンプのデータ構造体の配列要素のうち、最も番号の若いもの(ポンプ[0])からポンプID(ポンプ[0].ポンプID)を取り出して、当該ポンプIDに該当する送液ポンプをm回駆動する。具体例では、図7(B)に示したように、データ構造体の配列要素のポンプ[0]から、ポンプID「KM333311」を取り出し、このポンプIDに該当する送液ポンプ(スロット3Cに対応して設けられた送液ポンプ23C)を100回駆動する。これにより、センサーチップ2の微細流路1に検体溶液、蛍光標識された2次抗体の溶液、または洗浄液等が送液されて抗原抗体反応(イムノアッセイ反応)が行われる。
ステップS3−2では、上記ステップS3−1の送液ポンプの駆動内容に従って、データ構造体の各要素を更新する処理と、該更新したデータ構造体の情報でもってデータベース37および各送液ポンプの情報記憶媒体の情報の更新をする処理を行う。
具体的には、送液ポンプの駆動回数(ポンプ[0].PA)を100増加させる。同時に、ポンプ残使用可能回数(ポンプ[0].PZ)を100減少させるとともに、チップ処理数(ポンプ[0].TN)を1増加させ(図7(B)と(C)とを対比して参照)、これらのデータ構造体の情報でもってデータベース37および各送液ポンプ23A〜23Cの情報記憶媒体の情報(「駆動回数」等の情報)の更新をする処理を行う。
また、合計のポンプ駆動回数Ttlを100増加させる処理をする。なお、合計のポンプ駆動回数Ttlは、ステップS1−2の段階で、事前に初期化されて0に設定されているものとする。
[検査工程]
ステップS4の検査工程(図4)のステップS4−1では、制御手段11が、記憶手段12に記録された検査シークエンスのプログラムを読み出して、制御手段11が有するメモリーにロードする。
ステップS4−2では、検査シークエンスのプログラムに基づいて、図3に示したように、イムノアッセイ反応を行ったセンサーチップ2をセンサーチップ搬送機構5により検出可能位置DTに搬送し、上述した投光光学系8および受光光学系10により、微細流路1のリガンドに捕捉された被検出物質の各種分析(定量分析や定性分析)を行う。
ステップS4−3では、ステップS4−2の検査の結果を出力する。例えば、該結果をイムノアッセイ装置100の表示部21に表示したり、プリント出力部22から出力する。そして、ステップS4−3の後、メインフローが終了される。
以下、本発明の第1実施形態に係るイムノアッセイ装置およびイムノアッセイ法による作用および効果を説明する。
(1)上述したように、各送液ポンプ23A〜23Cが駆動した回数(送液した回数)基づいて、送液ポンプ23A〜23Cの中から次の送液に使用する送液ポンプを選択し、送液ポンプ23A〜23Cの消耗の程度を調整することとすれば、送液ポンプ23A〜23Cのメンテナンスの時期を、ある特定の時期に集中させる、または、送液ポンプ間で一致させることが可能となり、メンテナンスの労力または回数を低減させることが可能となる。結果的に、メンテナンス不要な期間(イムノアッセイ装置の連続稼働時間)をより長くすることが可能となる。
ここで、1回の検査における送液回数が検査間で一定であり、且つ、各送液ポンプ23A〜23Cの耐使用回数が送液ポンプ23A〜23C間で同値であれば、送液ポンプ23A〜23のメンテナンスの時期を一致させやすくなるため、好適にメンテナンスの労力または回数を低減させることができる。
(2)各送液ポンプ23A〜23Cが駆動した回数に基づいて決定される各チップ処理数の少ない順に、次に使用する送液ポンプを送液ポンプ23A〜23Cの中から選択することとすれば、各送液ポンプ23A〜23Cの消耗が均一となる方向に調節されるため、送液ポンプのメンテナンスの時期が、ある特定の時期に集中する方向に調節され、メンテナンスの労力または回数が低減する。
ここで、1回の検査あたりの送液回数が検査間で一定であり、且つ、各送液ポンプ23A〜23Cの耐使用回数が送液ポンプ間で同一である場合、送液ポンプ23A〜23Cのメンテナンスの時期が一致し、メンテナンスの回数が低減する。結果的に、メンテナンス不要な期間(イムノアッセイ装置の連続稼働時間)を最長にすることが可能となる。
(3)(各送液ポンプの耐使用回数−各送液ポンプの送液した回数)の式で算出される各送液ポンプ23A〜23Cの残使用可能回数が最も多い送液ポンプの順に、次の送液に使用する送液ポンプを送液ポンプ23A〜23Cの中から選択することとすれば、仮に、前記耐使用回数が送液ポンプ間で相違していたり、1回の検査当たりの送液回数が検査間で相違する場合など、前記送液した回数またはセンサーチップ2のチップ処理数のみに基づくと適切に送液ポンプを選択し難い場合であっても、次の送液に使用する送液ポンプが適切に選択されて、送液ポンプ23A〜23C間で消耗が均一となる方向に調節されるので、送液ポンプ23A〜23Cのメンテナンスの時期が、ある特定の時期に集中するか、または、送液ポンプ間で一致し、メンテナンスの労力または回数が低減する。結果的に、メンテナンス不要な期間(イムノアッセイ装置の連続稼働時間)を最長にすることが可能となる。
(4)前記選択した送液ポンプ23A〜23Cに対応するスロット3A〜3Cのいずれかのみを使用すべき旨をユーザに呈示する呈示手段(ランプ24A〜24C、スロット開閉手段等)を備えれば、それ以外の前記選択がされていない送液ポンプに対応するスロットに、ユーザが誤ってセンサーチップ2を挿入することがない。
具体例で前述したように、制御手段11の制御により、前記選択した送液ポンプ23Cに対応するスロット3C上のランプ24Cのみを点灯すれば、ユーザは他の駆動しない送液ポンプ23A,23Bに対応するスロット3A,3Bに誤ってセンサーチップ2を挿入することが殆どなくなる。
また、具体例で前述したように、制御手段11の制御により、前記選択した送液ポンプ23Cに対応するスロット3Cのみを開放すれば、ユーザは他の駆動しない送液ポンプ23A,23Bに対応するスロット3A,3Bに誤ってセンサーチップ2を挿入することがなくなる。
(5)制御手段11が、イムノアッセイ装置100の筐体4の表示部21に、使用すべきスロットを表示すれば、ユーザが、駆動しない送液ポンプに対応するスロットに誤ってセンサーチップを挿入することが殆どなくなる。
具体例で前述したように、例えば、制御手段11が、イムノアッセイ装置100の筐体4の表示部21に、使用すべきスロットとしてスロット3Cであることを表示すれば、ユーザは他の駆動しない送液ポンプ23A,23Bに対応するスロット3A,3Bにセンサーチップ2を挿入することが殆どなくなる。
《第2実施形態》
図8に、本発明に係る第2実施形態のイムノアッセイ装置100Aを示す。
このイムノアッセイ装置100Aは、図8〜図9に示したように、イムノアッセイ反応用の微細流路(流路)1が形成されたセンサーチップ2を挿入するためのスロット3Dが形成された筐体4Aと、所定の位置に移動したセンサーチップ2に送液を行う送液機構6Aと、検出可能位置DTに移動したセンサーチップ2に励起光7を投光する投光光学系8(図3参照)と、励起光7を受けて該センサーチップ2から発光した蛍光9を受光する受光光学系10(図3参照)と、前述した各機構および各光学系8,10の動作を制御する制御手段11Aと、該制御手段11Aに用いられる記憶手段12等を有している。
なお、センサーチップ2、投光光学系8、および受光光学系10については、第1実施形態のそれと同じ構成であるので、その説明および図示を一部省略する。また、符号5Aは、スロット3Dに挿入されたセンサーチップ2をそれぞれ所定の位置に搬送するセンサーチップ搬送機構を示している。
[筐体]
第2実施形態のイムノアッセイ装置100Aの筐体4Aは、第1実施形態のイムノアッセイ装置100と異なり、呈示手段(ランプ24A〜24C、スロット開閉手段)を有しておらず、上述したようにセンサーチップ2を挿入するためのスロットとして、スロット3Dのみ設けられていること以外は、第1実施形態のイムノアッセイ装置100の筐体4と同様の構成となっている。
[送液機構]
また、第2実施形態のイムノアッセイ装置100Aの送液機構6Aは、図9に示したように、送液手段としての送液ポンプ23D,23E,23Fと、送液ポンプ23D〜23Fを駆動する送液ポンプ駆動機構26と、送液ポンプ23D〜23Fのそれぞれが送液した回数を計測する送液回数計測手段等と、を有している。
また、送液機構6Aは、スロット3Dに挿入された1つのセンサーチップ2に対して複数の送液ポンプ23D〜23Fが送液可能に構成されていることを除いて、第1実施形態のイムノアッセイ装置100の送液機構6と同様の構成となっている。
[送液回数計測手段]
送液回数計測手段は、図9に示すように、例えば、送液ポンプ23D,23E,23Fの近傍に設けられた送液回数計測機構28Aと制御手段11Aの一部とから少なくとも構成され、送液ポンプ23D,23E,23Fのシリンジ駆動の動作をハード(機械)的に検知して、この動作回数を送液回数としてカウントする。
送液回数計測機構28Aは、例えば、送液ポンプ23D,23E,23Fの先端ノズルに併設されて送液ポンプ23D,23E,23Fの送出する液圧の変化を常時監視する液圧検知手段を有し、該液圧の変化の仕方から送液ポンプ23D,23E,23Fのシリンジ駆動の動作をハード(機械)的に検知して、この動作回数を送液回数としてカウントする機構である。上述例以外にも、送液回数計測機構28Aは、何らかの手段で送液ポンプ23D,23E,23Fのシリンジ駆動を検知できればよい。
上述した例のように、シリンジ駆動の動作をハード(機械)的に検知して、この動作回数を送液回数としてカウントする場合には、制御手段11Aは、シリンジ駆動の動作情報に基づき、複数の送液ポンプ23D,23E,23Fのそれぞれの送液回数を送液ポンプ別にカウントする機能を有する。
[センサーチップ搬送機構]
また、第2実施形態のイムノアッセイ装置100Aのセンサーチップ搬送機構5Aは、第1実施形態のイムノアッセイ装置100のセンサーチップ搬送機構5と同様の構成となっているので、その説明を省略する。
[制御手段]
制御手段11Aは、一般的なパーソナルコンピュータ等であり、前述したセンサーチップ搬送機構5A、送液機構6A、投光光学系8、受光光学系10、および筐体4Aの各部(操作部20、表示部21、プリント出力部22等)等に接続されており、それらの動作を制御する機能を有する。制御手段11Aは、記憶手段12を有しており、該記憶手段12には、イムノアッセイ装置100Aに接続されている各送液ポンプ23D〜23Fに関する情報を格納したデータベース37A(図12(B)参照)と、本発明に係るイムノアッセイ法を行うための制御プログラム38A(図10および図11に示したものを含む)等が記録されている。この制御プログラム38Aは、図12(A)に示したように、送液ポンプ23D〜23Fの各項目データ(送液ポンプの駆動回数等)を扱うためのデータ構造体を有している。
このデータ構造体は、一般的なプログラムでいう構造体の配列として構成され、図12(A)に示したように、イムノアッセイ装置100Aに接続されている送液ポンプの識別IDを格納するための項目「ポンプID」と、イムノアッセイ装置100Aに接続されている送液ポンプが駆動した回数を格納するための項目「PA」と、送液ポンプの残使用可能回数を格納するための「PZ」と、を少なくとも有している。
一方、データベース37A(図12(B)参照)は、送液ポンプに関する情報として、送液ポンプの製造時に付与されるユニークな識別IDの「ポンプID」と、イムノアッセイ装置100Aに接続された送液ポンプが過去に送液した回数を示す「駆動回数」と、各送液ポンプの使用可能な残りの回数を示す「残使用可能回数」と、製造直後の初期状態のポンプの寿命を示す「耐使用回数」と、を少なくとも格納している。
このデータベース37A自体は、例えば、ユーザが制御プログラム38Aを起動したときに、制御手段11Aが、データベース37Aの有無を確認して、存在しなければ生成するものである。データベース37Aの内容については、例えば、データベース37Aが作成される際に、制御手段11Aが、イムノアッセイ装置100Aに接続された送液ポンプ23D〜23Fが有する情報記憶媒体(不図示)から、前述のデータベース37Aの各項目の情報を読み取ってデータベース37Aに追加等することで生成される。
データベース37Aの情報のうち、「ポンプID」については、例えば、制御プログラム38Aの起動の際に、制御手段11Aが、イムノアッセイ装置に接続されている送液ポンプ23D,23E,23Fの情報記憶媒体から同様に読み出して更新する。なお、この「ポンプID」は、送液ポンプの製造時にユニークなIDとして付与され前記情報記憶媒体に記憶される情報である。
「駆動回数」については、送液ポンプの製造時又はメンテナンス終了時に送液ポンプの情報記憶媒体に記憶される情報であり、例えば、制御手段11Aが、制御プログラム38Aの起動時に送液ポンプ23D,23E,23Fの情報記憶媒体(不図示)から読みだして更新する、または、例えば、後述するように1個のセンサーチップに対する各送液処理で送液処理した各送液ポンプ23D,23E,23Fのシリンジが駆動した回数を別にカウントしておき、1個のセンサーチップの送液処理終了後に駆動回数を更新する。
「ポンプの残使用可能回数」については、例えば、制御手段11Aが、上述したように読み出した「駆動回数」と「耐使用回数」とから、「残使用可能回数=耐使用回数−駆動回数」の式により算出して更新する、または、後述するようにイムノアッセイ反応の際に各送液を行うことで「駆動回数」が増加するため、1個のセンサーチップの送液処理終了後に上記式により同様に算出して更新する。
<イムノアッセイ法>
以下、本発明に係る第2実施形態のイムノアッセイ装置100Aを用いてイムノアッセイ法を行った例を、図10および図11を参照しながら、具体的に説明する。
ステップS1Aの検査準備工程(図10)のステップS1A−1(図11)では、図11(A)に示したように、ユーザにより筐体4Aの操作部20が操作されて検査開始ボタンがONとされたか否かを判断する。YesであればステップS1A−2に進み、NoであればステップS1A−1に戻る。
ステップS1A−2では、ユーザの操作により、送液予定回数(m)が設定される。例えば、ユーザがステップS1A−1でセットした検査の内容に応じて、あらかじめ定められた送液予定回数(m)が設定されるようにしてもよい。なお、第2実施形態で示すイムノアッセイ法の以下の具体例は、1回の検査を予定している状況で、1回の検査で200回の送液を行う場合の例として説明する。送液予定回数(m)は200回となる。
[送液ポンプ選択工程]
ステップS2Aの送液ポンプ選択工程のステップS2A−1では、図12(A)に示したデータ構造体の更新処理(初期化処理)を行う。この初期化処理では、制御手段11Aが、図12(B)に示したデータベース37Aからポンプに関するデータを読み出して、データ構造体の配列の要素として格納する。格納した後のデータ構造体の状態を図13(A)に示す。
ステップS2A−2では、イムノアッセイ装置100Aに接続されている全ての送液ポンプ23D,23E,23Fの残使用可能回数(ポンプ[0].PZ、ポンプ[1].PZ、ポンプ[0].PZ)が送液予定回数(m)以上であるか否かを判断する。送液予定回数(m)以上であり、Yesの場合にはステップS2A−3に進み、送液予定回数(m)未満である場合には、例えば、表示部21にエラー表示する。具体例では、図13(A)に示したように、いずれの送液ポンプ23D,23E,23Fの残使用可能回数も200以上であるため、Yesと判断されて、ステップS2A−3に進む。
ステップS2A−3は、送液ポンプのデータ構造体の各要素を、送液ポンプの残使用可能回数(PZ)の大きい順にソートする処理を行う。具体例としてのソート処理前の送液ポンプのデータ構造体を図13(A)に示す。ここで、ポンプID「KM4971Y」の送液ポンプ23Dの駆動回数(PA)は、過去に全く駆動しておらず「0」であるが、残使用可能回数(PZ)が「200000」であり、他の送液ポンプ23Eの残使用可能回数「588000」および送液ポンプ23Fの残使用可能回数「594000」よりも小さい値であるため、ソート処理をすると、配列の一番末尾に格納されることとなる(図13(B)参照)。なお、送液ポンプ23D〜23Fのうち、残使用可能回数が同値である場合には、残使用可能回数が同値である配列要素間で順序を入れ替えないものとする。
[ポンプ駆動工程]
ステップS3Aのポンプ駆動工程(図10)のステップS3A−1では、ソート処理後の送液ポンプのデータ構造体の最も番号の若いもの(ポンプ[0])からポンプID(ポンプ[0].ポンプID)を取り出して、当該ポンプIDに該当する送液ポンプをm回駆動する。具体例では、図13(B)に示したように、データ構造体の配列要素のポンプ[0]から、ポンプID「KM553311」を取り出し、このポンプIDに該当する送液ポンプ23Dを200回駆動する。これにより、センサーチップ2の微細流路1に検体溶液、蛍光標識された2次抗体の溶液、または洗浄液等が送液されて抗原抗体反応(イムノアッセイ反応)が行われる。なお、ポンプID「KM443311」は送液ポンプ23EのポンプIDであり、ポンプID「KM4971Y」は送液ポンプ23FのポンプIDを示す。
ステップS3A−2では、上記ステップS3A−1の送液ポンプの駆動内容に従って、データ構造体の各要素を更新する処理と、該更新したデータ構造体の情報でもってデータベース37Aおよび各送液ポンプの情報記憶媒体の情報の更新をする処理を行う。
具体的には、送液ポンプの駆動回数(ポンプ[0].PA)を200増加させる。同時に、ポンプ残使用可能回数(ポンプ[0].PZ)を200減少させ(図13(B)と(C)とを対比して参照)、これらのデータ構造体の情報でもってデータベース37Aおよび送液ポンプ23Dの情報記憶媒体の情報(「駆動回数」等の情報)の更新をする処理を行う。
また、合計のポンプ駆動回数Ttlをインクリメントする。なお、合計のポンプ駆動回数Ttlは、ステップS1A−2の段階で、初期化されて0に設定されているものとする。
[検査工程]
ステップS4A(図10)の検査工程のステップS4A−1(図11)では、制御手段11Aが、記憶手段12に記録された検査シークエンスのプログラムを読み出して、メモリーにロードする。
ステップS4A−2では、検査シークエンスのプログラムに基づいて、イムノアッセイ反応を行ったセンサーチップ2を検出可能位置DT(図3参照)に搬送し、上述した投光光学系8および受光光学系10により、微細流路1のリガンドに捕捉された被検出物質の各種分析を行う。
ステップS4A−3では、ステップS4A−2の分析結果を出力する。例えば、該分析結果をイムノアッセイ装置100Aの筐体4Aの表示部21に表示したり、プリント出力部22から出力する。ステップS4A−3の後、メインフローが終了される。
以下、本発明に係る第2実施形態のイムノアッセイ装置、およびイムノアッセイ法について、作用・効果を説明する。
送液ポンプ23D,23E,23Fのそれぞれが送液した回数に基づいて決定された残使用可能回数の多い順に、送液ポンプ23D,23E,23Fの中から次に使用する送液ポンプを選択し、各送液ポンプ23D〜23Fの消耗の程度を調整することとすれば、送液ポンプ23D〜23Fのメンテナンスの時期を、ある特定の時期に集中させる、または、送液ポンプ間で一致させることが可能となり、メンテナンスの労力または回数を低減させることができる。結果的に、メンテナンス不要な期間(イムノアッセイ装置の連続稼働時間)をより長くすることが可能となる。
以上、本発明に係るイムノアッセイ装置およびイムノアッセイ法について、実施形態に基づいて詳細に説明してきたが、本発明は特許請求の範囲に記載された発明の要旨を逸脱しないかぎり、設計変更は許容される。
例えば、第2実施形態のイムノアッセイ装置100Aにおいて、スロット3Dを介して、イムノアッセイ装置100Aの筐体4Aの中に複数枚(例えば2枚)のセンサーチップ2を挿入し、このセンサーチップ2,2に対して、送液ポンプ23D,23E,23Fがそれぞれ送液するようにしてもよい。
1 微細流路(流路)
2 センサーチップ
3A,3B,3C,3D スロット
4、4A 筐体
5、5A センサーチップ搬送機構
6、6A 送液機構
7 励起光
8 投光光学系
9 蛍光
10 受光光学系
11、11A 制御手段(送液回数計測手段、チップ処理数計測手段)
12 記憶手段
13 誘電体部材
14 金属薄膜
15 微細流路構成部材
16 液体吐出/吸引部
17 液体混合部
18 密閉シール
19 センサー部
20 操作部
21 表示部
22 プリント出力部
23A,23B,23C 送液ポンプ(送液手段)
24A,24B,24C ランプ(呈示手段)
25 チップ処理数計測手段
26 送液ポンプ駆動機構
27 薬液ウェル
28 送液回数計測機構(送液回数計測手段)
29 光源
30 角度操作機構
31 光学制御機構
32 光学レンズ群
33 励起光カットフィルタ
34 光検出手段
35 センサー制御機構
36 位置切り替え機構
37,37A データベース
38,38A 制御プログラム
39 光学ユニット
40 光学ユニット移動機構
100,100A 表面プラズモン蛍光分析装置(イムノアッセイ装置)
DT 検出可能位置

Claims (7)

  1. イムノアッセイ反応用の流路が形成されたセンサーチップへ送液する送液手段を複数有し、
    前記複数の送液手段のそれぞれが、送液処理を行ったセンサーチップの数(チップ処理数)を送液手段別にカウントするチップ処理数計測手段を有し、
    前記チップ処理数に基づいて、次の送液に使用する送液手段を選択する制御手段を少なくとも備えたことを特徴とするイムノアッセイ装置。
  2. 前記制御手段は、前記チップ処理数が少ない順に、次の送液に使用する送液手段を選択することを特徴とする請求項に記載のイムノアッセイ装置。
  3. 前記制御手段は、各送液手段が有する耐使用回数と前記チップ処理数とから、各送液手段について残使用可能回数を算出し、残使用可能回数が最も多い送液手段を選択することを特徴とする請求項に記載のイムノアッセイ装置。
  4. 前記イムノアッセイ装置は、センサーチップを挿入するためのスロットを複数有し、
    前記センサーチップに送液する送液手段が各スロットに対応してそれぞれ設けられ、
    ユーザに対して情報を表示する表示部を有し、
    前記制御手段は、前記選択をした送液手段に対応するスロットを使用すべき旨の表示を前記表示部に行うことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のイムノアッセイ装置。
  5. 前記イムノアッセイ装置は、センサーチップを挿入するためのスロットを複数有し、
    前記センサーチップに送液する送液手段が各スロットに対応してそれぞれ設けられ、
    前記スロットを開閉するスロット開閉手段を有し、
    前記制御手段は、前記スロット開閉手段の開閉を制御して、前記選択をした送液手段に対応するスロットのみを使用可能とすることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のイムノアッセイ装置。
  6. 複数の送液手段があり、イムノアッセイ反応用の流路が形成されたセンサーチップに対し、送液手段が送液したチップ処理数を送液手段別にカウントする工程と、
    前記カウントする工程でカウントされたチップ処理数に基づいて、次の送液に使用する送液手段を選択する工程と、を少なくとも有することを特徴とするイムノアッセイ法。
  7. 前記センサーチップを挿入するためのスロットを複数有し、前記センサーチップに送液する送液手段が各スロットに対応してそれぞれ設けられたイムノアッセイ装置を用いて行うイムノアッセイ法であって、
    前記選択をした送液手段に対応するスロットを使用すべき旨をユーザに呈示する工程と、を少なくとも有することを特徴とする請求項に記載のイムノアッセイ法。
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