JP6259660B2 - 流圧を管理するためのデバイス - Google Patents

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Description

関連出願
本発明は、2010年11月9日付けの米国仮特許出願第61/411,856号の優先権を主張し、その全体を本明細書に組み入れる。
本発明は、例えば子宮卵管造影中に、身体に流体を提供しながら、流体の圧力を管理するための方法およびデバイスに関する。
コイル、インプラント、閉塞管を生じる化学物質、管のアブレーション等を含むがこれらに限定されない無数の手段によって卵管を遮断した状態にする永久的な避妊手術を受けた女性は、手術が成功したことを確認する術後確認検査が必要である。典型的に、確認検査は、術後3ヶ月に実施されるが、1回目の所見が不満足または不確定である場合には繰り返される可能性もある。現在の確認方法は、ある種の子宮卵管造影(HSG)が関与し、蛍光透視下で造影剤検査が実施される。確認検査(本明細書では「確認HSG」と言及する)では、医師は、閉塞の排出、除去、または断裂を回避しなければならないため、従来のHSG検査よりもはるかに低い流圧を使用することが必要である。あまりに大きい圧力が印加された場合、成功した避妊手術が無効になる可能性、あるいは子宮および/または卵管が損傷または破損する場合がある。現在、医師が使用するための流圧を表示する方法またはデバイス、あるいは流圧が制御される方法またはデバイスは入手可能ではない。
卵管が閉塞したことを確認するための現在の確認HSG検査処置は、医師が実行するには課題が多く、手間がかかる。医師は、米国食品医薬品局(FDA)によって許容されている、267mbar(200mmHg)という確立された安全な手術の圧力未満に維持することが要求されるが、このレベルの圧力を超えないことを保証するデバイスは現在入手可能ではない。卵管の閉塞を確認する現在の方法および現在利用可能なデバイスは、満足する手法を提供せず、遮断した卵管に起因して子宮内に含有された流体によって生じる圧力に関して、高レベルの保証も実時間の表示も提供しない。
現在の方法は患者にとっても不便である。患者は、初期の卵管閉塞処置後の最初の3ヶ月間は、代替形式の避妊を使用するように指示される。卵管閉塞を評価するために確認HSGが実施されると、卵管の両側の閉塞の証拠が存在する場合に限って、医師は、患者に代替避妊の使用を中止し、閉塞処置に全面的に依存するように指示することができる。確認HSGが卵管閉塞を実証しない、または閉塞器具または手段を越えて卵管の通過性を示す場合、あるいは結果が不確定である場合、患者はさらに3ヶ月間、代替避妊法の使用を継続し、手術から6ヵ月後に確認HSGを繰り返さなければならない。管の閉塞が6ヵ月後に確立されない場合、患者は、避妊のために永久的避妊閉塞方法に依存しないよう忠告されなければならない。これによって、患者が2回目の閉塞処置を受ける場合がある。加えて、評価が不正確であり、卵管が完全に閉塞していない場合、卵管閉塞方法に依存することができると患者に忠告することは、重大かつ可能性として生命に関わる結果が存在する。
永久的避妊手術が成功したことを保証する上で確認HSG検査の重要性を鑑みると、医師がより優れた、より正確な診断を行うことを可能にする、向上した方法およびデバイスに対する必要性が存在する。具体的には、医師が、作成または達成された閉塞を排出、断裂、または除去する恐れなく、確認HSG検査を実行することを可能にする方法およびデバイスに対する必要性が存在する。医師がより正確な結果または診断を達成することを可能にするデバイスは、患者に安心感をもたらすだけでなく、診断をする医師にも安心感をもたらすことになる。
米国特許第7,470,253(B2)号明細書 米国特許出願公開第2005/0187561(A1)号明細書
本発明は、例えば、蛍光透視または超音波下で実施される、例えば、確認の子宮卵管造影または標準の子宮卵管造影中に、流体の圧力調整制御を提供するための方法、システム、および組成物を含む。本発明は、身体構造または組織に流体を提供することと、一定時間、身体構造内に流体を含有させること、または最大の所望の流圧に到達した場合に流体を提供することを中止することと、流体分注中に到達した圧力の表示を提供することと、使用者が身体構造または体腔に過剰な力を不注意にかけることを防止するために、身体構造への流体の流量を制御することとのための方法、システム、および組成物を含む。一態様において、本発明は、子宮および/または卵管等、1つ以上の身体構造を撮像するための造影剤の圧力調整制御のためのデバイスを含む。一態様において、本発明の方法は、変容した体管および体腔等の体管および体腔の蛍光透視または超音波画像診断のために、体管または体腔に流体を提供することを含み、蛍光透視または超音波造影剤の流圧は、造影剤の提供中に監視および/または制御されてもよい。本明細書では確認HSGおよび標準HSGが開示されるが、本発明はこの適用に限定されないことが検討され、本明細書に開示されるデバイスおよびシステムは、人間または動物、あるいは非生物物体の処置のために流圧管理が所望される適用において採用されてもよい。
本発明の目的に従い、本明細書に具現化され、広義に記載されるように、本発明は、例えば、腔および/または管の治療あるいは蛍光透視または超音波画像診断のために、腔または管に送達される流体の圧力管理を提供することを目的とする方法およびデバイスを含む。
本発明は、流圧制御デバイスおよびシステムを含む。本発明は、定荷重ばね流圧制御デバイスを備える、定荷重ばね流圧制御送達デバイスおよびシステムを含む。本発明は、逆止弁流圧制御デバイスを備える、逆止弁流圧制御デバイスおよびシステムを含む。
本発明は、生物学的腔または管の通過性を判定するための流圧制御デバイスおよびシステムを使用する方法を含む。本発明は、1つ以上の卵管が閉塞しているかを判定するための、流圧制御デバイスおよびシステムを含む方法を含む。本発明は、変容または未変容の器官、腔、管、導管、経路、およびこれらによってアクセスされる他の身体構造を処置するための、流圧制御デバイスおよびシステムを含む方法を含む。
本発明の追加の利点は、以下の説明に部分的に記載され、説明から部分的に明らかであるか、または本発明の実践により学習することができる。本発明の利点は、添付の請求項で特に指摘される要素および組み合わせの手段によって実現され、理解されるであろう。前述の一般的説明および後述する詳細説明の両方は、例示および説明に過ぎず、請求されるように、本発明の制限ではないことを理解されたい。
添付の図面は、本明細書に組み込まれ、その一部をなすもので、いくつかの態様を示し、説明と合わせて本発明の原則を説明する役割を果たす。
例示的な流圧制御デバイスを示す。 例示的な流圧制御および造影剤生成の組み合わせデバイスを示す。 流圧制御デバイスとカテーテル送達デバイスとを備える例示的なデバイスシステムを示す。 流圧制御デバイスとカテーテル送達デバイスとを備える例示的なデバイスシステムを示す。 例示的な流圧制御デバイスを示す。 例示的な流圧制御デバイスを示す。 例示的な流圧制御デバイスを示す。 例示的なかさ型逆止弁を示す。 例示的なかさ型逆止弁を示す。 例示的なかさ型逆止弁を示す。 例示的な流圧制御デバイスの詳細を示す。 例示的な流圧制御デバイスの詳細を示す。 本発明の例示的デバイスからの流圧を測定するためのシステムを示す。 本発明の例示的デバイスからの流圧の測定で生成されたデータを示す。 例示的な流圧制御デバイスを示す。 本発明の例示的デバイスからの流圧を測定するためのシステムを示す。 本発明の例示的デバイスからの流圧を測定するためのシステムの模式図を示す。 本発明の例示的デバイスからの流圧の測定で生成されたデータを示す。 本発明の例示的デバイスからの流圧の測定で生成されたデータを示す。 本発明の例示的デバイスからの流圧の測定で生成されたデータを示す。
本発明の追加の利点は、以下の説明に部分的に記載され、説明から部分的に明らかであるか、または本発明の実践により学習することができる。本発明の利点は、添付の請求項で特に指摘される要素および組み合わせの手段によって実現され、理解されるであろう。前述の一般的説明および後述する詳細説明の両方は、例示および説明に過ぎず、請求されるように、本発明の制限ではないことを理解されたい。
本発明は、例えば、蛍光透視または超音波検査において使用される流体の圧力が決定された圧力以下に保たれる、管理条件の下で体管または体腔の状態を判定するために有用な方法、システム、およびデバイスを含む。本発明は、例えば、変容した器官を治療する際に使用される液体の圧力が既定の圧力以下に保たれる、管理された流圧状態の下で、身体の器官、管、または腔へ流体を提供するために有用な方法、システム、およびデバイスを含む。例えば、本発明は、卵管閉塞処置に続いて、1つ以上の卵管の閉塞の程度を判定する際に使用するための方法、システム、およびデバイスを含む。本発明の態様において、方法、デバイス、およびシステムは、提供された流体の圧力が所望の圧力を超えない、メス哺乳動物の子宮へ可視化可能な流体を提供することによって、1つ以上の卵管の閉塞または通過性を判定することを含む。本発明の態様において、方法、デバイス、およびシステムは、提供された流体の圧力が所望の圧力を超えない、メス哺乳動物の子宮および少なくとも1つの卵管へ流体を提供することによって、1つ以上の卵管を処置することを含む。例えば、流体は、子宮および/または少なくとも1つの卵管へ提供されてもよく、流体の圧力は、1,330mbar(1,000mmHg)、1,200mbar(900mmHg)、1,070mbar(800mmHg)、933mbar(700mmHg)、800mbar(600mmHg)、667mbar(500mmHg)、533mbar(400mmHg)、467mbar(350mmHg)、400mbar(300mmHg)、333mbar(250mmHg)、267mbar(200mmHg)、200mbar(150mmHg)、133mbar(100mmHg)、100mbar(75mmHg)、67mbar(50mmHg)、または33mbar(25mmHg)、あるいはその間のレベルに等しいがこれらを超えない。本明細書に開示されるデバイスおよびシステムは、流体の送達のために少なくとも1つのシリンジまたは収容デバイスを備えてもよい。
一態様において、本発明の方法、システム、およびデバイスは、腔、導管、または管へ送達された流体の圧力管理を提供し、流体は、液体、気体、または液体および気体の混合であってもよい。例えば、流体は、蛍光透視または超音波検査画像診断方法において可視化可能であってもよい。例えば、流体は、治療流体であってもよい。一態様において、本発明の撮像方法は、本明細書に開示されるデバイスまたはシステムを使用して、それによって、造影剤流体の流圧を制御して、腔、導管、または経路へ造影剤流体を提供することによって、体内の変容した腔、導管、または経路等の体内の腔、導管、または経路のステータスを判定することを備える。一態様において、評価される経路は卵管であり、腔はメス哺乳動物の子宮腔であってもよい。一態様において、本発明の治療方法は、本明細書に開示されるデバイスまたはシステムを使用して、それによって、治療流体の流圧を制御して、治療流体を提供することによって、体内の変容した腔、導管、または経路を治療することを含む。
本発明の方法は、生体腔への流体の制御された送達を提供するように、本明細書に記載の流圧制御デバイスおよびシステムの使用を含み、流圧制御デバイスは、腔内の流体の圧力を、例えば、約267mbar(200mmHg)以下等、所望の圧力に限定し、任意選択的に、腔内の流圧に関して、情報または表示等のフィードバックを操作者に提供する。本明細書において、器官、腔、または導管のうちの1つ以上が変容された後の、または器官、腔、または導管が変容されていない、哺乳動物において、例えば、子宮等の腔、および/または例えば、少なくとも1つの卵管等の導管のステータスを判定するための方法において使用されるデバイス、システム、および組成物を開示する。本明細書において、器官、腔、または導管のうちの1つ以上が変容された後の、または器官、腔、または導管が変容されていない、哺乳動物において、例えば、子宮等の腔、および/または例えば、少なくとも1つの卵管等の導管を処置するための方法において使用されるデバイス、システム、および組成物を開示する。本発明は、この例によって制限されないこと、当業者は、他の腔、導管、または経路のステータスの他の判定のために本発明を採用することができることが考えられる。
変容した器官を有さない、正常な患者の子宮および卵管を撮像するための一般的な医療処置は、子宮卵管造影である。概して、このような処置は、子宮アクセスカテーテルと、子宮内の内子宮口を密閉するためにカテーテル遠位端近辺に弾性バルーンを有することによる等、卵管内に造影剤を維持するための1つ以上の要素とを使用して、子宮および卵管内へ造影剤を注入することに依存する。次いで、子宮および卵管の組織構造が従来の様式で蛍光透視または超音波検査で撮像される。子宮および卵管のステータスは、医療従事者によって可視化される。卵管に通過性がある場合、造影剤は、子宮内に流入し、卵管から外へ流出し、1つ以上の卵管からの流出が可視化される。一般的に、流体は少なくとも1つの卵管の出口から流出できるため、造影剤の注入によって、子宮内の流圧はほとんど、または全く増加しない。
卵管に透過性がない場合、卵管から流出する流体は全く確認されず、出口(卵管)が遮断されるので、子宮内の流圧が増加する。現在、変容した身体構造のない正常な患者において、流圧増加は、正常な患者に対して有害であると考えられず、子宮/卵管内の流圧増加は、痛みまたは不快感を生じる場合であっても制御されない。本発明のデバイス、システム、および方法は、緩和された痛みまたは全く痛みがない撮像手順および/または処置を提供するために、正常な患者のために使用されてもよい。卵管の通過性を判定するために卵管の検査を受けた女性は、流体を提供する際に使用される正当な制御された圧力から利益を享受し、制御された流圧の使用によって、不快感および血管迷走神経反応の発生を実質的に排除する。十分な流圧を印加すれば、粘液または自然に発生する閉塞要素が卵管から「流し出され」または移動させられることにより通過性を確保し得るので卵管の処置に有益であるが、過剰な流圧はどの患者にとっても不要であり、処置中または処置後に患者は、非常に不快および気分が悪くなり得る。本発明は、人間または動物等の哺乳動物の1つ以上の卵管へ既定圧レベル未満の流体を提供するために、流圧制御デバイスを使用して流体を提供することを含む、妊娠を促進するための方法を含む。子宮および/または少なくとも1つの卵管の処置または撮像中の痛みを緩和する方法が、人間または動物等の哺乳動物の1つ以上の卵管へ既定圧レベル未満の流体を提供するために、流圧制御デバイスを使用して流体を提供することを含む。
子宮/卵管のステータスが判定されると、内子宮口のバルーン、または使用される他の要素が解放され、流体は頸部を通って子宮の外へ流出することが可能になる。
子宮および/または少なくとも1つの卵管が、例えば、1つ以上の卵管の手術、外傷、閉塞、遮断、または切断によって、あるいは1つ以上の卵管の復位または開口によって、変容されるとき、造影剤の流圧は、例えば、制限された流体流量に起因して、正常な患者内と同じではないため、通常の子宮卵管造影処置が、変容した器官を損傷するかもしれない流圧レベルで、身体構造、子宮、および卵管の少なくとも開口部へ、流体を提供する場合があり、増加した流圧は、移植された構造または細胞あるいは組織による内部成長を除去したり、子宮および/または卵管内の縫合または他の付設物を除去または断裂したりする場合がある。手術、外傷、ポリープ除去、または再建手術の後等に変容した子宮のステータスを判定することは、制御された流圧処置を必要としてもよく、変容した子宮のステータスを可視化するために使用される造影剤の流圧は、変容した子宮への損傷を防止するために特定のレベルまたはそのレベル未満に保たれなければならない。手術または他の医療処置等の処置後に、変容した子宮および/または卵管等の器官のステータスを検査する処置は、本明細書において、確認処置として言及される。確認HSGは、手術または他の医療処置が子宮および/または少なくとも1つの卵管で実施された後に実施されてもよい。
多数の身体構造が身体内部に含まれ、外部から可視的ではないため、医療従事者は、外部から可視化可能な方法によってのみ、修復した子宮または卵管の閉鎖等、変容した器官のステータスを判定することができる。本発明は、制御された流圧レベルで、および任意選択的に、器官が変容されていない正常な患者で実施されるHSGにおいて使用される流圧レベルよりも低い流圧レベルで、子宮および/または卵管のステータスを判定するために可視化可能な流体を提供する確認HSGのためのデバイス、システム、および組成物を含む。本発明は、制御された流圧レベルで、および任意選択的に、器官が変容されていない正常な患者で実施される際の処置において使用される流圧レベルよりも低い流圧レベルで、変容した子宮および/または卵管のステータスを判定するために可視化可能な流体を提供する処置のためのデバイス、システム、および組成物を含む。本発明は、医療従事者が、器官、導管、閉塞、外科的修復、または器官、導管、または経路に対する変容の排出、除去、または断裂を回避することが必要な処置に有用である。例えば、大きすぎる流圧が閉塞している1つ以上の卵管に印加された場合、成功した避妊処置が無効になる場合、あるいは子宮および/または卵管が傷害または損傷される場合がある。
本明細書に使用される場合、変容した器官、導管、または他の身体構造は、外科的処置、医療処置、または外傷の直前に存在していた身体構造から、器官、導管、または他の身体構造の物理的構造を変化させた、1つ以上の外科的処置、医療処置、あるいは外傷を受けた器官、導管、または他の身体構造を指す。一態様において、変容した身体構造は、少なくとも1つの卵管であり、少なくとも1つの卵管は、1つ以上の卵管を閉塞、遮断、その中に栓または他の構造を配置するため、または卵管を切断するために、医療または外科的処置を受けている。本発明の態様は、器官または身体構造の変容したステータスは、器官または身体構造を変容する目的で行われた行動に起因すると考える。本発明は、正常な、変容していない身体構造および変容した身体構造に対する医療処置に有用である。
本発明の方法は、造影剤の安定化した圧力制御のために制御された送達デバイスの使用によって造影剤を変容した身体構造へ提供することを含む、超音波検査または蛍光光度分析の可視化技法による等、変容した身体構造のステータスを判定することを含み、デバイスは、少なくとも、出口ポートと流体接続した、流体のための第1の容器と、圧力安全弁であって、出口ポートと第1の容器との間で流体接続した、圧力安全弁と、任意選択的に、弁が開くと、流体が第2の容器に流入するように、圧力安全弁と流体接続した第2の容器と、第1の容器から出口ポートへ流体を移動させるための要素とを備える。デバイスは、第1の容器によって収容された造影剤をさらに備えてもよく、あるいは、ステップは、容器を装填または充填すると言及される、造影剤を第1の容器へ提供すること、または当初の第1の容器のようにデバイスの残り部分と流体接続して配置されてもよい、予め充填された第1の容器を提供することを含んでもよい。
第1の容器から出口ポートへ流体を移動させることによって、造影剤流体は、任意選択的にカテーテルを通って、第1の容器から出口ポートの外へ流出し、身体構造に入り、流体が移動中に、造影剤流体の流圧は、既定のレベル以下のレベルに維持される。流体の有効量が所望の圧力で1つ以上の身体構造へ提供された後、流体流は、停止してもよく、および/または他の処置が続いて起きてもよい。例えば、方法は、造影剤流体の有効量を変容した子宮および/または卵管へ提供することを含み、次いで、変容した子宮および/または卵管内の造影剤の可視化ならびに器官のステータスの判定のための可視化技法が実施されてもよい。
本発明の方法は、治療流体の安定化した圧力制御のための流圧制御デバイスの使用によって治療流体を変容した身体構造へ提供することを含む、変容した身体構造へ治療組成物を提供することによって等、変容した身体構造を処置することを含み、デバイスは、少なくとも、出口ポートと流体接続した、流体のための第1の容器と、圧力安全弁であって、出口ポートと第1の容器との間で流体接続した、圧力安全弁と、任意選択的に、弁が開くと、流体が第2の容器に流入するように、圧力安全弁と流体接続した第2の容器と、第1の容器から出口ポートへ流体を移動させるための要素とを備える。デバイスは、第1の容器によって収容された治療流体をさらに備えてもよく、または、ステップは、治療流体を第1の容器へ提供することを含んでもよい。デバイスは、第1の容器によって収容された治療組成物をさらに備えてもよく、あるいは、ステップは、容器を装填または充填すると言及される、治療組成物を第1の容器へ提供すること、または当初の第1の容器のようにデバイスの残り部分と流体接続して配置されてもよい、予め充填された第1の容器を提供することを含んでもよい。
第1の容器から出口ポートへ流体を移動させることによって、治療流体は、任意選択的にカテーテルを通って、第1の容器から出口ポートの外へ流出し、身体構造に入り、流体が移動している間、治療流体の流圧は、既定のレベル以下のレベルに維持される。流体の有効量が所望の圧力で1つ以上の身体構造へ提供された後、流体流は、停止してもよく、および/または他の処置が続いて起きてもよい。例えば、方法は、変容した子宮および/または卵管へ治療流体の有効量を提供することと、治療流体が変容した子宮および/または卵管と接触したままであることを可能にすることとを含む。治療流体は、例えば、治療流体が頸部を通って排出することを可能にすることによって、変容した子宮および/または卵管との接触から解放されてもよい。
本発明の方法は、造影剤の安定した圧力制御のための流圧制御デバイスの使用によって造影剤を身体構造へ提供することを含む、超音波検査または蛍光光度分析の可視化技法による等、例えば、器官、腔、または導管等の身体構造のステータスを判定することを含み、デバイスは、少なくとも、出口ポートと流体接続した、流体のための第1の容器と、圧力安全弁であって、出口ポートと第1の容器との間で流体接続した、圧力安全弁と、任意選択的に、弁が開くと、流体が第2の容器に流入するように、圧力安全弁と流体接続した第2の容器と、第1の容器から出口ポートへ流体を移動させるための要素とを備える。デバイスは、第1の容器によって収容される造影剤をさらに備えてもよく、あるいは、ステップは、容器を装填または充填すると言及される、造影剤を第1の容器へ提供すること、または当初の第1の容器であるかのように、デバイスの残り部分と流体接続して配置されてもよい、予め充填された第1の容器を提供することを含んでもよい。
第1の容器から出口ポートへ流体を移動させることによって、造影剤は、任意選択的にカテーテルを通って、第1の容器から出口ポートの外へ流出し、身体構造に入り、流体が移動している間、造影剤流体の流圧は、既定のレベル以下のレベルに維持される。流体の有効量が所望の圧力で1つ以上の身体構造へ提供された後、流体流は、停止してもよく、および/または他の処置が続いて起きてもよい。例えば、方法は、造影剤流体の有効量を正常な子宮および/または卵管へ提供することを含み、次いで、例えば、器官のステータスを判定するために、正常な子宮および/または卵管内の造影剤の可視化のための可視化技法が実施されてもよい。
本発明の方法は、治療流体の安定化した圧力制御のための流圧制御デバイスの使用によって治療流体を身体構造へ提供することを含む、身体構造へ治療組成物を提供することによって等、例えば、器官、腔、または導管等の身体構造を処置することを含み、デバイスは、少なくとも、出口ポートと流体接続した、流体のための第1の容器と、圧力安全弁であって、出口ポートと第1の容器との間で流体接続した、圧力安全弁と、任意選択的に、弁が開くと、流体が第2の容器に流入するように、圧力安全弁と流体接続した第2の容器と、第1の容器から出口ポートへ流体を移動させるための要素とを備える。デバイスは、第1の容器によって収容された治療流体をさらに備えてもよく、または、ステップは、治療流体を第1の容器へ提供することを含んでもよい。デバイスは、第1の容器によって収容された治療組成物をさらに備えてもよく、あるいは、ステップは、容器を装填または充填すると言及される、治療組成物を第1の容器へ提供すること、または当初の第1の容器のようにデバイスの残り部分と流体接続して配置されてもよい、予め充填された第1の容器を提供することを含んでもよい。
第1の容器から出口ポートへ流体を移動させることによって、治療流体は、任意選択的にカテーテルを通って、第1の容器から出口ポートの外へ流出し、身体構造に入り、流体が移動している間に、治療流体の流圧は、既定のレベル以下のレベルに維持される。流体の有効量が所望の圧力で1つ以上の身体構造へ提供された後、流体流は、停止してもよく、および/または他の処置が続いて起きてもよい。例えば、方法は、正常な子宮および/または卵管へ治療流体の有効量を提供することと、治療流体が正常な子宮および/または卵管と接触したままであることを可能にすることとを含む。治療流体は、例えば、治療流体が頸部を通って排出することを可能にすることによって、子宮および/または卵管との接触から解放されてもよい。
変容した器官、腔、または導管、あるいは変容していない正常な器官、腔、または導管への流体の提供中、流体の流圧が、既定または所望の圧力レベルを上回る、またはこれを超えて上昇する場合、1方向の圧力安全弁が開き、流体は、圧力が既定または所望の圧力レベル未満に低下し、その時点で安全弁がその閉鎖位置へ弛緩し、流れを許可するまで、デバイスから外および/または第2の容器内へ迂回され、第1の容器から、および出口ポートから外へ流体が流れることを停止する。止水弁が、出口ポートと安全弁との間に流体接続して配置されてもよい。流体を提供する際、止水弁または他の制御可能な開/閉流体ライン弁は、流体が出口から外へ流出するように、開位置にある。安全弁が開くと、止水弁は、逆行流体が出口ポートへ流入することを防止するために閉じられてもよい。止水弁は、身体構造の可視化、または治療流体の身体構造との接触等、他の処置を可能にするために、システム(カテーテルおよび流圧制御デバイス)内に流体を維持するように、十分な量の流体が変容した器官へ提供されると閉じられてもよい。
変容した身体構造は、哺乳動物の少なくとも1つの閉塞した卵管であってもよく、または変容した身体構造は、哺乳動物の子宮であってもよい。可視化技法として、超音波検査および蛍光光度分析が挙げられるが、これらに限定されない。治療流体は、器官、腔、導管、または経路へ利点を提供してもよい、器官、腔、導管、または経路へ提供された任意の流体を含んでもよい。圧力安全弁は、既定の流圧で開いてもよく、流圧は、1,200mbar(900mmHg)、1,070mbar(800mmHg)、933mbar(700mmHg)、800mbar(600mmHg)、667mbar(500mmHg)、533mbar(400mmHg)、467mbar(350mmHg)、400mbar(300mmHg)、333mbar(250mmHg)、267mbar(200mmHg)、200mbar(150mmHg)、133mbar(100mmHg)、100mbar(75mmHg)、67mbar(50mmHg)、または33mbar(25mmHg)、あるいはその間のレベルを含むが、これらに限定されない、1,330mbar(1,000mmHg)以下であってもよい。現在の米国食品医薬品局の規制との適合性のために、圧力安全弁は、流圧が267mbar(200mmHg)を超えると開いてもよい。
本発明の方法は、制御された流圧で流体を提供する前に発生する、1つ以上の処置前ステップを含んでもよい。例えば、処置前ステップは、頸部へ消毒液を提供することを含んでもよい。本発明の態様は、頸部内および頸部を通って、子宮内へカテーテルを挿入することを含む方法を含んでもよく、カテーテルは、本明細書に記載の流圧制御デバイスと連通している。カテーテルは、頸部外への流体流を防止するための要素を備えてもよい。そのような要素は当技術分野において知られ、膨張すると、頸部内の内子宮口を密閉し、子宮からの流体流を遮断する、カテーテルの遠位端近辺の弾性バルーンを含むがこれに限定されない。治療流体または造影剤等の流体は、本発明の流圧制御デバイスから、カテーテルを通って子宮内へ分注され、最大流圧は約267mbar(200mmHg)以下に維持される。流圧制御デバイスは、子宮内の流圧が所望限度以下に制御され、維持されることを保証する。蛍光透視X線または超音波検査の画像は、流体が造影剤であるとき、またはそのような可視化が所望される処置において、処置の多様な点で撮影または視認される。
本発明は、流圧制御装置およびシステムを含む。本発明のデバイスは、少なくとも、出口ポートと流体接続した、流体のための第1の容器と、圧力安全弁であって、出口ポートおよび第1の容器と流体接続し、出口ポートと第1の容器との間に位置する、圧力安全弁と、任意選択的に、弁が開くと、流体が第2の容器へ一方向に流れるように、圧力安全弁と流体接続した第2の容器と、第1の容器から出口ポートへ流体を移動させるための要素とを備える。デバイスは、第1の容器によって収容された流体をさらに備えてもよく、または収容された流体を含む第1の容器を備えてもよい。本発明のシステムは、流圧制御装置と、出口ポートの付設要素に付設するカテーテルと、接続要素と、安全弁によって迂回された流体のための第2のカテーテルと、食塩水および空気等、造影剤を生成および/または提供するために卵管またはデバイスへ組成物を直接提供するための本明細書に開示されるデバイスを含む、他のデバイスとを備えてもよい。
流圧制御デバイス10は、図1に示される。11はデバイス10の上部筐体であり、存在してもしなくてもよく、この設計とは異なってもよい。12aおよび12bは、プランジャノブ12の各々半分であり、例えば、筐体11が定位置にあるとき、12aおよび12bは、プランジャノブ12を形成する。第1の容器13内に滑動可能に存在するプランジャ本体は図1に図示されないが、プランジャ本体は、プランジャノブ12に対してその近位端上に付設され、その遠位端上には、流体が容器13および流体密閉要素の遠位面によって収容されるように流体密閉要素を有する。シリンジ等のシリンダ、およびシリンジプランジャは、当技術分野において周知である。図1に示されるように、プランジャ本体は、第1の容器13を通って完全に延在する。プランジャノブが、容器13から離れて、近位方向に引かれると、付設されたプランジャ本体は、容器13の内部を通って滑動し、流体密閉要素を遠位から近位方向(図1において左から右)へ移動させ、第1の容器13内部の流体を収容するための領域を拡大する。
第1の容器13は、圧力安全弁14へ接続され、第1の容器13は、接続要素によって圧力安全弁14へ直接接続されてもよく、または第1の容器13から圧力安全弁14まで接続する管が存在してもよい。圧力安全弁14はまた、デバイスを出てもよい、または第2の容器16と流体接続してもよい、管15にも接続される。圧力安全弁14は、エルボ接続部17、または他の流体接続要素によって、第2の容器16に接続されてもよい。第2の容器16内には、表示要素18があり、流体密閉体または他の移動可能で、その遠位表面上に流体を含む移動要素に対して軽い抵抗性があってもよく、流圧によって近位方向に第2の容器を通って押されるが、表示要素18は、流体にほとんど〜全く抵抗圧を生じない。表示要素18によって、使用者は、流体が収容領域内に排出したこと、すなわち、圧力安全弁が開いたことを確認することが可能になる。例えば、表示要素18は、可視化することを容易にするように、色付けされても、または暗い場所で輝いてもよい。表示要素18は、安全弁を通って第2の容器内に排出する流体を含み、さらに流体が第2の容器に入ると、近位方向に移動し、室全体が充填されると、表示要素18は、圧力の上昇が全くないように、第2の容器の近位端開口部から外へ落下してもよい。図1に示されるように、第2の容器16は、その近位端上で開いている。表示要素18は、圧力に影響を与えないように、移動に対する非常に低い抵抗を有する。圧力安全弁14は、その近位端上で、ハンドル20を有する止水弁19に接続される。圧力安全弁14は、接続要素によって、止水弁19に直接接続されてもよく、または、圧力安全弁14を止水弁19に接続する管が存在してもよい。出口ポート21は、オスまたはメスのルアー係止要素等の付設要素、あるいは流圧デバイス10をカテーテルまたは他のデバイス(図示せず)に接続する他の付設要素を備えてもよい。
流圧制御デバイスから流体を提供するために、容器13が流体を含み、プランジャ本体、流体密閉要素、プランジャノブが、流体密閉要素を容器13の近位端近辺に配置するように、近位場所にあるとき、プランジャノブ12は、近位場所からより遠位場所へ移動する。流体密閉要素を備えるプランジャ本体の滑動可能な移動によって、流体は、第1の容器13から、少なくとも圧力安全弁14を通って、開位置にあるとき、止水弁19を通って、出口ポート21から外へ移動する。止水弁19は、流体の有効量が分注されていたとき、および例えば、器官内部の流体レベルが一定期間維持されるとき等、それ以上の流体流が所望されないとき、オフ位置にあっても(すなわち、閉鎖されても)よい。
流圧が、圧力安全弁の許容限度等、既定レベルより大きいとき、例えば、流圧が267mbar(200mmHg)より大きい場合、圧力安全弁14が開き、流体は、圧力安全弁14から管15へ流れる。止水弁19は、流体の逆流を防止し、分注された流体を維持するために閉じられる。流圧が既定レベル未満に低下すると、圧力安全弁14が閉じ、止水弁19が開かれ、流体が再び第1の容器13から移動してもよい。図1に示されるように、管15に入る流体は、第2の容器16に入ってもよい。第2の容器は、閉鎖容器であっても、なくてもよく、表示要素18を定位置に有しても、有さなくてもよい。流体が第2の容器16に入ると、表示要素18は、第2の容器16の入口から離れて、近位方向に移動する。代替として、図1には図示しないが、圧力安全弁14は、圧力弁によりデバイスから解放される流体に出口を提供する、管15に接続されてもよい。流圧制御デバイス10内部にはない容器は、解放された流体を容器に提供するように、管15によってアクセスされてもよい。
流圧制御デバイス10の使用中、子宮アクセスカテーテル等のカテーテルが、出口ポート21に付設されてもよい。このように、流体は、子宮および卵管へ流体を提供するように、第1の容器13から、圧力安全弁14を通って、止水弁19を通って、出口ポート21から外へ、子宮アクセスカテーテル内および子宮アクセスカテーテルを通って流れることになる。
デバイス10は、任意選択的に、出口ポートの付設要素へ針を付設し、流体の容器内に位置することによって、流体で充填されてもよく、代替として、出口ポート21は、流体内に浸されてもよい。容器13を通ってプランジャ本体を引くように、近位方向にプランジャノブ12を移動させると、容器13内の空間およびより低い圧力が生じるので、流体は、出口ポート21内へ、止水19を通って、安全弁14を通って、容器13内へ移動する。一般的に、本明細書に開示されるデバイスは、この様式で充填されてもよい。
本発明の流圧制御デバイスは、分注される流体の流圧制御を提供するように、他のデバイスと組み合わされてもよい。例えば、本発明の流圧制御デバイス要素は、造影剤組成物を生成するデバイスと組み合わされてもよい。本発明の流圧制御デバイス要素は、少なくとも卵管および/または子宮に流体を直接提供するデバイスと組み合わされてもよい。
本発明は、各々本明細書にその全体を組み入れ、本明細書に開示される流圧制御要素と組み合わされる、米国特許出願第12/245265号および第13/219667号に開示されるように、造影剤組成物を作成するための要素を備える、組み合わせデバイスを含む方法、デバイス、およびシステムを含む。本明細書に使用される場合、造影剤とは、超音波検査と言及される、超音波方法によって可視である組成物を意味し、さらにX線技術によって可視である、透視撮影溶剤も含み、これらの用語は同じ意味で使用される場合がある。本発明の方法は、例えば、子宮および卵管等の器官または身体構造を観察するために有用である造影剤の使用を含む。流圧制御および造影剤生成デバイスと組み合わされる、組み合わせデバイスの例は、図2に示される。
流圧制御および造影剤生成を組み合わせたデバイスは、容器組立部と、任意選択的に、容器組立部に流体結合されたカテーテル組立部と、流圧制御要素とを含む。容器組立部は、流体のための少なくとも1つの容器を備えてもよい。流体は、液体または気体であってもよい。容器組立部は、生理食塩水等の液体のための第1の容器と、空気等の気体のための第2の容器と、気体および液体の交互パターンを生じるための要素とを備えてもよい。容器組立部は、含まれた流体を、容器から造影パターン生成室およびカテーテル組立部へ、あるいは容器組立部の外部から造影パターン生成室および容器へ提供するための、管または流体導管等の接続要素を備えてもよい。接続要素は、デバイスの外部から容器へ流体を提供するために使用されてもよい。容器は、容器から気体または液体等の流体、あるいは食塩水および空気の混合/交互の送達が出る、1つ以上の出口を備えてもよく、あるいは、出口は、液体または気体、あるいは混合物のいずれかの流体を容器内へ提供するために使用されてもよい。容器組立部は、容器内または外へ流体を移動させるように、容器内に含まれた流体にかかる力を提供するための構成要素を備えてもよい。例えば、容器は、シリンジ本体またはシリンダであってもよく、流体にかかる力を提供するための構成要素はシリンジプランジャである。容器組立部は、力を提供するための構成要素を作動させるための構成要素を備えてもよい。例えば、容器は、シリンジ本体またはシリンダであってもよく、含まれた流体にかかる力を提供するための構成要素は、シリンジプランジャであり、プランジャを作動させるための構成要素は、ポンプ、または操作者の手であってもよい。本発明の態様は、造影剤デバイスが、2つのシリンジ本体等の2つの容器を備え、2つのプランジャ終端がアクチュエータ等の構成要素によって1つに保持されているためにシリンジプランジャが同時に移動するので、シリンジプランジャは、内部を通じて同じ比率、速度、および距離でシリンジのシリンダの内部を通って移動するような実施形態を含む。シリンジプランジャは、各プランジャの近位端が要素、アクチュエータ等によって1つに連結されているために、同じ比率、速度、および距離を移動する。
容器組立部は、流体接続をさらに備え、これは、1つ以上の容器および造影パターン生成室等、相互に流体接続している要素の間の流体接続要素である。このような流体接続は、導管、管、または針を含むがこれらに限定されない。容器組立部は、気相および液相が混合する造影パターン生成室を備えてもよく、造影パターン生成室を排出する組成物、すなわち、造影剤組成物は、造影剤組成物のパターンを形成する、気相および液相を交互にすることによって特徴付けられる。容器組立部は、造影剤組成物を、カテーテル組立部へ、または可視化される構造へ直接提供する流体接続を備えてもよい。
実施形態において、造影剤デバイスは、造影パターン生成室として機能することができる容器を備えてもよく、造影剤は容器内で作製され、造影パターン生成室は全く存在せず、例えば気相および液相を含む造影剤組成物は、造影剤デバイスの外側へ提供される。
流圧制御デバイスおよび造影剤生成デバイス200の組み合わせの例は、図2に示される。図2は、造影剤生成デバイスおよび流圧制御デバイスの構成要素の組み合わせの例示である。図2のデバイス200において、第1の容器13(図1に示され、番号が付けられている)は存在せず、コネクタ207から始まり、少なくとも構成要素番号201〜205、207〜208、210〜212、214によって置換される。プランジャ終端207aおよび207bは、シリンジ本体204aおよび204b内部に維持されたシリンジプランジャ(図示せず)に付設される。図示しないが、プランジャ終端207aおよび207bが同時に作動してもよいように、2つのプランジャ終端を接続する要素がある。プランジャは、本明細書において理解を容易にするために、個別に移動すると記載するが、プランジャは、本発明によって、流体を送達および/あるいは流体を投入または再充填するように同時に移動してもよいことが検討される。各プランジャの全体の長さも図示しないが、各プランジャ終端は、シリンジ本体内で変位されたピストンおよび流体密閉体に接続されてもよい。
シリンジ本体(容器)204bは、空洞であり、食塩水等の液体を含むことができ、流体のための導管、接続部203bと流体接続する。接続部203bは、各容器とそれぞれ流体接続した導管(接続部211aおよび211b)と、混合室201と、静的ミキサー212とを備える、造影剤生成室208に接続する。シリンジ本体(容器)204aは、空洞であり、気体を含むことができ、空気ポート開口部205からの空気経路内で接続部210と直列である逆止弁202aと直列に気体接続する。接続部210は、空気ポート開口部205と直列で流体接続する、エアフィルタ209と直列に流体接続する。容器204aを充填するために、空気ポート開口部205を通って、フィルタ209内へおよびフィルタ209を通って、接続部210を通って、逆止弁202aを通って、接続部203aを通って、容器出口ポート214aを通って、容器204a内へ空気を引き込むことができる。空気を造影剤生成室208へ提供するために、空気は、プランジャ終端207aに圧力を印加することによって、容器204aから、容器出口ポート214aを通って、接続部203a内へ移動し、これは、プランジャピストンおよび流体密閉体を容器204aの内部本体を通って、近位から遠位位置へ移動させ、近位は出口ポート230から離れる方向であり、遠位は出口ポート230の方向である。逆止弁202bは、造影剤生成室208と流体(気体)連通しているので、容器204aからの気体は、容器204aから、容器出口ポート214aを通って、接続部203aを通って、逆止弁202bを通って、造影剤生成室208内の接続部211aで造影剤生成室208の近位端へ、さらに、静的ミキサー212を備えてもよい、混合室201へ移動する。
食塩水または任意の他の流体を造影剤生成室208へ提供する際、プランジャ終端207bに圧力を印加して、プランジャピストンおよび流体密閉体を容器204bの内部本体を通って移動させることによって、食塩水(または他の流体)が容器204bから接続部203b内へ移動する。接続部203bから、生理食塩水は、混合室201と直列で流体接続している、接続部211bを備える、造影剤生成室208の近位端に入る。造影剤生成室208の遠位端は、静的ミキサー212および出口ポート230と流体接続している。
図2のデバイスに食塩水等の流体を充填する際、出口ポート230、または針等の出口ポート230の付設物は、生理食塩水等の流体内に漬かり、この流体は、ボウルまたは他の流体容器等の容器内にある。プランジャ207bのピストンおよび流体密閉体終端は、容器204b内のより遠位位置に位置し、プランジャ終端、ピストン、および流体密閉体を、出口ポート230から離れて、容器204bの近位端に向かって移動させるように力が印加される。流体密閉体が近位方向に容器を通って移動すると、生理食塩水は、出口ポート230内および出口ポート230を通って、造影剤生成室208を通って、接続部211aおよび211bを通って引き込まれ、生理食塩水は、逆止弁202b(一方向弁)によって211a接続部を越えて流れることが防止され、生理食塩水は引き続き、接続部203bを通って、容器204b内へ流れる。
容器204aを充填するために、空気ポート開口部205を通って、フィルタ209内へおよびフィルタ209を通って、接続部210を通って、逆止弁202aを通って、接続部203aを通って、容器204a内へ空気を引き込むことができる。造影剤生成室208に空気を提供するために、プランジャ終端207aに圧力を印加して、プランジャピストンおよび流体密閉体を容器204aの内部本体を通って移動させることにより、空気が容器204aから接続部203a内へ移動する。逆止弁202bは、造影剤生成室208と流体(気体)連通であるので、容器204aからの気体は、容器204aから、容器出口ポート214aを通って、接続部203aを通って、逆止弁202bを通って、造影剤生成室208内の接続部211aで造影剤生成室208の近位端へ、さらに、静的ミキサー212を備えてもよい、混合室201へ移動する。
コネクタ220の遠位端は、少なくとも要素221a、221b、222、215、216、217および219を備える、圧力***分のチャネル221aと直列に流体接続する。圧力***分のチャネル221aは、止水弁215の止水ハンドルの使用によって開または閉位置をとり得る止水弁215を備える接続部219と流体接続し、さらに、コネクタ218および出口ポート230と直列に流体接続する。圧力安全弁221bは、閉位置にあり、弁の流圧が許容圧を超えると開く。許容圧を超えると、安全弁221bが開き、流体は、チャネル221aから(または接続部219からチャネル221aへ)、安全弁221bを通って、コネクタ216内へ、コネクタ216を通って流れ、コネクタ216は、管接続部222によって安全弁221bに接続される。コネクタ216は、出口ポート217を通って流れる流体のために、容器、バッグ、または回収デバイス(図示せず)を付設するための付設要素である。安全弁221bが開くと、止水弁215は、流体が安全弁221bへ流れることを止めるように、止水弁215ハンドルを移動させることによって閉じるように回転されてもよい。付設要素218は、カテーテルに付設されてもよい(図示せず)。流体は、出口ポート230を出て、カテーテル内へ排出し、器官、腔、または導管へ提供される。
本発明は、流圧制御を用いて、造影剤または治療媒体等の流体を構造へ送達するための組み合わせデバイスを含む。本発明の実施形態によって、流体が、カテーテル組立体によって子宮、卵管へ直接、あるいは治療または可視化される構造へ直接提供されることが考えられる。使用される流体の量は、任意の量であってもよく、例えば、構造の正確な可視化または有効な治療を提供するに十分な量であってもよい。造影剤流体は、可視化される構造を実質的に充填してもよく、または構造内の特定の場所に存在するだけでもよい。治療流体は、構造を実質的に充填してもよく、または構造内の特定の場所に存在するだけでもよい。
可視化または治療される構造物が卵管であるとき、カテーテルを子宮および/または卵管へ提供するカテーテル送達デバイスを備える組み合わせデバイスが使用されてもよい。カテーテルの付設端(図示されるように、カテーテルの近位端上)は、本明細書に記載の流圧制御デバイスの出口ポートへ接続されてもよい。カテーテルを卵管等の身体構造へ提供するため、および卵管にアクセスする方法において有用なデバイスは、米国特許番号第8,048,086号、第8,048,101号、第8,052,669号、および米国特許出願第12/504,912号に教示され、これらの各々はその全体を本明細書に組み入れ、本明細書においてカテーテル送達デバイスと言及する。概して、シャフトの先端が子宮の基底部に近づく、または触れるまで、子宮に入り、横断するために使用されるイントロデューサシャフトを備えるカテーテル送達デバイスが開示される。イントロデューサシャフトの先端が子宮の基底部にあると、デバイスは安定化されてもよい。図3の2つのような1つ以上のカテーテル、318aおよび/または318bは、イントロデューサシャフトを通って送られ、子宮腔内で外に出る。イントロデューサシャフトの配置によって、カテーテルの子宮角との3次元整合が可能になる。カテーテルは、カテーテルの送達終端が角内に入るまで、前進させられる。バルーン、カップ、またはノズル等の終端構造物は、カテーテルを卵管口に安定化させるために膨張または係合され、終端構造物は、カテーテル送達終端を出る物質の逆流を防止または抑制してもよい。終端構造物が係合した後、カテーテルは、物質の送達または他の動作の準備が整う。流体は、イントロデューサシャフトデバイスによって提供される1つ以上のカテーテルに付設された1つ以上のカートリッジの定位置に付設された本発明の流圧制御デバイスを用いて送達されてもよい。
例えば、図3を参照すると、米国特許第8,048,086号、第8,048,101号、第8,052,669号、および米国特許出願第12/504,912号において教示されるカテーテル送達デバイスが、子宮および/または卵管へ流体を提供するために使用される。図3および4に示されるように、流圧制御デバイス10が図示されるが、本明細書に開示される流圧制御デバイスを使用することができ、本発明は図示によって限定されないことを理解されたい。314と番号がつけられたカートリッジまたはシリンジユニットは、例えば、図1のデバイス、流圧制御デバイスと置換される。図3は、流体の導入のためのカテーテル送達システムを示す。イントロデューサシャフト303が子宮の基底部で先端を閉鎖した状態で定位置にある場合、操作者は、各カテーテルがイントロデューサシャフトルーメン出口ポート302から出るまで、カテーテル挿入穴306を通り、イントロデューサシャフトルーメンを通って、ダブルルーメンカテーテル318a/318bを移動させ、カテーテルの送達終端(遠位終端)は、操作者の触覚、超音波等の撮像、または感覚および撮像の組み合わせによって、判定されるように、子宮角324内に配置される。
カテーテル318の送達終端が子宮角324内に位置付けられると、カテーテルの位置は、カテーテル挿入穴で306またはその近辺、筐体305内の別の場所で筐体305に付設されてもよい係止機構によって、あるいは筐体305から分離する、移動しないように、かつ送達終端が標的場所にとどまるように、カテーテルを接着、クランプ、固定、またはその他安定させるように機能する機構によって、維持されてもよい。本発明の別の態様において、カテーテル318a/bのバルーンまたは他の終端構造物の膨張は、カテーテルの位置を維持するために十分であり、追加の係止機構は全く必要がなくてもよい。
バルーン膨張媒体を含むカートリッジ312は、接続金具に付設され、終端構造物308の膨張を有効にするように送達されてもよい。膨張媒体は、終端構造物308の材料と化学的に相溶性がある材料等、終端構造物308の膨張のために適した任意の流動性または液体材料を含んでもよく、膨張媒体が子宮腔または卵管内に導入された場合に生物学的に適合してもよい。例示的な膨張媒体として、空気および滅菌等張食塩水が挙げられるが、これらに限定されない。カートリッジ312は、取り外されて、処置が、反対側でバルーンを膨張するために繰り返されてもよい。バルーンは、2つのカートリッジを使用して同時に膨張してもよい。本発明の流圧安全弁は、例えば、図1で記載するように、接続金具311でカテーテル318a/bに付設され、シリンジカートリッジ314を置換してもよい。図1で記載するように、流体が流圧制御デバイスから提供され、容器13が流体を含み、プランジャ本体、流体密閉要素およびプランジャノブが、容器13の近位端近辺に流体密閉要素を配置するように、近位位置にあるとき、プランジャノブ12は、近位位置からより遠位位置へ移動する。密閉要素を備えるプランジャ本体の滑動可能な移動によって、流体は、第1の容器13から、少なくとも圧力安全弁14を通って、開位置にあるとき、止水弁19を通って、出口ポート21から外へ移動する。容器13からの流体は、カテーテル内へおよびカテーテルを通って、カテーテル307の送達終端を通って排出し、例えば、卵管の入口部および管領域等の標的に向かう。
代替のカテーテル送達デバイスは図4に示される。本発明は、例えば、図4に示されるような方法および装置を含み、流圧制御デバイスと組み合わされたカテーテル送達デバイスは、子宮および/または少なくとも1つの卵管へ流体を送達するために使用される。カテーテル送達デバイスのイントロデューサシャフトが定位置にあるとき、ダブルルーメンバルーンカテーテル等のカテーテルは、単一の出口ポートを出て、子宮角に入るまで、イントロデューサルーメンの外へ前進させられ、カテーテルの送達終端の配置は、操作者の知覚によって(感覚によって)、または超音波によって、または両方の方法によって判定されてもよい。
図4において、操作者は、イントロデューサ筐体405を支え、触覚、超音波等の視覚化、または触覚および可視化の両方の組み合わせによって、無傷型先端部401が子宮基底部419に接触するまで、イントロデューサ403のシャフトを頸部を通して挿入する。無傷型先端部401が、子宮基底部に対して等、適切に配置されると、イントロデューサシャフトルーメンの出口ポート402は、開口部が子宮角423に向けられるように、位置する。任意選択的に、無傷型先端部401が子宮基底部419と接触した後、送達デバイス安定器404を定位置に移動する。一実施形態において、送達デバイス安定器404は、操作者が、例えば、子宮穿孔を防止するとともに、処置中にシャフトルーメン出口ポート402の位置を維持するために、イントロデューサシャフトの固定位置を維持することを確実にするように機能する、構成要素または構造を備えてもよい。別の実施形態において、送達デバイス安定器404は、送達デバイスに深さ停止機構または子宮長マーカを提供するための構成要素または構造を備えてもよい。また別の実施形態において、送達デバイス安定器404は、送達デバイスに深さ停止機構または子宮長マーカおよび安定化を提供するための構成要素または構造を備える。そのような安定器は、参照する特許および出願に教示される。
イントロデューサが定位置にある状態で、操作者は、イントロデューサシャフトルーメンに予め装着されていてもよい、ダブルルーメンカテーテル等のカテーテル418を移動させ、カテーテル418が、出口ポート402でイントロデューサシャフトルーメンから出ることを可能にし、カテーテル418の送達終端407は、操作者の触感、超音波等の撮像、または感覚および撮像の組み合わせによって判定されるように、子宮角423に、またはその内部に配置される。カテーテルの送達終端407が子宮角423内に位置付けられた後、カテーテルの位置は、筐体に、または筐体内の別の場所に付設されてもよい係止機構によって、あるいは移動しないように、かつ送達終端が標的場所にとどまるように、カテーテルを接着、クランプ、固定、またはその他を安定させるように機能する、筐体から分離する機構によって、維持されてもよい。本発明の別の態様において、カテーテルの終端構造物407は、例えば、カテーテルの位置を維持するようにバルーンの膨張によって、使用されてもよく、追加の係止機構は全く必要がなくてもよく、あるいは、バルーンまたは終端構造物は、カテーテル安定化構成要素のうちの1つと併用されてもよい。例えば、バルーンカテーテルが使用される場合、その前に調合またはそのような混合が必要な場合は混合されている、バルーン膨張媒体422を含むカートリッジは、次いで、接続金具に接合され、膨張媒体は、バルーンの膨張を有効にするために送達される。膨張媒体は、バルーンの材料と化学的に相溶性がある材料等、バルーンの膨張のために適した任意の流動性または液体材料を含んでもよく、膨張媒体が子宮腔または卵管内に導入された場合に、生物学的に適合してもよい。例示的な膨張媒体として、空気および滅菌等張食塩水が挙げられるが、これらに限定されない。バルーンの膨張に続いて、カートリッジ422は、接続金具から切断されてもよく、またはイントロデューサ筐体要素内の機構によって自動的に膨張が保たれる。
図1で記載したような流圧制御デバイス430は、出口ポート21で、カテーテル接続金具421に付設される。図1で記載するように、流体が流圧制御デバイスから提供され、容器13が流体を含み、プランジャ本体、流体密閉要素およびプランジャノブが、容器13の近位端近辺に流体密閉要素を配置するように、近位位置にあるとき、プランジャノブ12は、近位位置からより遠位位置へ移動する。密閉要素を備えるプランジャ本体の滑動可能な移動によって、流体は、第1の容器13から、少なくとも圧力安全弁14を通って、開位置にあるとき、止水弁19を通って、出口ポート21から外へ移動する。容器13からの流体は、カテーテル内へ、カテーテルを通って、カテーテル418の送達終端407を通って排出し、例えば、卵管の入口部および管領域等の標的423に向かう。
本発明の方法は、1つ以上のカテーテルを通って標的場所まで、既定圧以下で流体を提供することを含み、本明細書に記載されるような流圧制御デバイスが、例えば、シリンジデバイス等の流体提供容器またはデバイスの代わりに使用される。流体提供容器の代わりに流圧制御デバイスを使用する例は、図2、3および4に示されるが、本発明は開示される実施形態のみに限定されず、流体容器の代わりの流圧制御デバイスを備えるデバイスおよびシステム、ならびに流圧制御が所望される方法、システム、およびデバイスのために、流体容器の代わりに流圧制御デバイスを備えるデバイスおよびシステムを使用することを検討する。
造影剤は、薬理学的に許容されるX線不透化性物質を含んでもよく、または超音波的に検出可能な組成物を含んでもよい。造影剤は、油溶性、水溶性、低浸透圧水溶性、および高浸透性水溶性材料を含んでもよい。一態様において、造影剤は、イオヘキソール、イオジキサノール、イオバーソル、ジアトリゾアート、メトリゾアート、イオキサグラート、イオパミドール、イオキシラン、リピオドール、ジアトリゾ酸メグルミン、およびヨード化ケシ油から選択される。一態様では、造影剤は、ヨード化造影剤であり、油溶性、水溶性、等浸透圧性および低浸透圧性、ならびに非イオン化水溶性から選択される。一態様において、造影剤は、ヨード化、低浸透性の非イオン材料である。一態様において、造影剤は、イオヘキソール、イオキサグラート、ジアトリゾ酸メグルミン、およびヨード化ケシ油を含む。
本発明の組成物は、本明細書において造影剤と言及されてもよい、可視化組成物を含む。本発明の造影剤は、液体キャリア内の気相を含んでもよい。気相は泡であってもよく、または液相領域に隣接した液体のない気体で充填された領域であってもよく、気体充填領域および液体領域を交互にすることを複数回繰り返してもよい。気体充填領域または液体充填領域の寸法は、寸法が同じであっても、なくてもよい。一態様において、造影剤は、可視化される構造(すなわち、卵管)の実質的に内部または非常に近辺で造影剤を提供することによって、20mL以上であってもよい、現在使用された量に比較すると、少ない量で提供されてもよい。本発明は、構造に入る、気体/液体の混合組成物を形成するために組み合わせて使用される気体および液体の量を制御する。造影剤組成物のパターンは、主に気(空気または他の気体)相から主に液(食塩水または他の液体)相までに及ぶことができ、規則的なパターンまたは不規則的なパターンで提供することができる。気体と液体の比率は、それぞれのシリンジの寸法によって決定されてもよい。空気のシリンジが大きくなればなるほど、組成物のパターンの空気部分が大きくなる。多孔構造物の使用は、より無作為または不規則なパターンを生じてもよい。送達される造影剤の量は、シリンジプランジャの変位量によって制御されてもよい。
本発明の組成物は、液体と、気体と、任意選択的に、界面活性剤、乳化剤、または他の安定剤とを含んでもよい。液体は、気相のキャリアとして考えられてもよく、実質的に固体を含まず通常温または体温で流動する任意の液体であってもよい。例えば、液体は、生理電解質溶液、生理食塩水、リンガー液または塩化ナトリウム、塩化カルシウム、炭酸水素ナトリウム、クエン酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、または酒石酸ナトリウムの水溶液、グルコース溶液、あるいは溶液、あるいは、例えば、エタノール、n−ブタノール、エチレングリコール、ポリビニルピロリドン、あるいはこれらの混合物または組み合わせ等の一価または多価アルコール溶液を含むが、これらに限定されない、水または生理学的に許容可能な水溶液であってもよい。さらに、液体キャリアは、無水または実質的に無水のキャリア液体、アルコール、グリコール、ポリグリコール、合成ペルフルオロ化炭化水素化、あるいは他の非水溶性または水溶性液体との混合物または組み合わせを含むが、これらに限定されない、生理学的に許容可能な非水溶性溶液であってもよい。
本発明の造影剤または可視化組成物は、気体と液体の界面を安定化させる界面活性剤または化合物を含んでもよい。界面活性組成物は、造影剤が、造影剤を運ぶために使用されるカテーテルの寸法よりも大きい構造物へ提供される際に有用であってもよい。界面活性剤は、レシチン;ソルビトール、グリコール、およびグリセロール類似のポリオキシエチレンおよびポリオキシエチル化ポリオールを含む脂肪酸および脂肪族アルコールのエステルおよびエーテル、コレステロール;ならびにポリオキシ‐エチレン‐ポリオキシプロピレンポリマー、粘度上昇および安定化化合物、単糖類および多糖類(グルコース、ラクトース、スクロース、デキストラン、ソルビトール);例えば、グリセロール、ポリグリコール等のポリオール;ならびにタンパク類似ポリペプチド、ゼラチン、オキシポリゼラチン、プラズマタンパク、水および気体の存在下で安定膜を形成することができる両親媒性化合物、レシチン(ホスファチジルコリン)および他のリン脂質等、とりわけ、ホスファチジン酸(PA)、ホスファチジルイノシトール、ホスファチジルエタノールアミン(PE)、ホスファチジルセリン(PS)、ホスファチジルグリセロール(PG)、カルジオリピン(CL)、スフィンゴミエリン、プラズモゲン(plasmogen)、セレブロシド、卵レシチンまたは大豆レシチン等の天然レシチン、あるいは、例えば、ジミリストイルホスファチジルコリン、ジパルミトイルホスファチジルコリン、またはジステアロイルホスファチジルコリン等の飽和合成レシチンのような合成レシチン、あるいはジオレイルホスファチジルコリンまたはジリノレイルホスファチジルコリンのような不飽和合成レシチン、自由脂肪酸、ポリオキシプロピレングリコールおよびポリオキシアルキレングリコール類似のポリオキシアルキレン化合物を含む脂肪酸のエステル;ポリオキシアルキレングリコールを含む脂肪族アルコールのエーテル;ポリオキシアルキレンソルビタンを含む脂肪酸のエステル;石鹸;グリセロール‐ポリアルキレンステアレート;グリセロール‐リシノレイン酸ポリオキシエチレン(polyoxyethylene ricinoleate);ポリアルキレングリコールのホモポリマーおよびコポリマー;ポリエトキシ化大豆油およびひまし油ならびに水素化誘導体;脂肪酸、脂肪族アルコールを含むスクロースまたはその他の炭水化物のエーテルおよびエステル、これらは任意選択的にポリオキシアルキレート化される;飽和または不飽和脂肪酸のモノグリセリド、ジグリセリドおよびトリグリセリド;大豆油およびスクロースのグリセリド、ポリオキシプロピレンおよびポリオキシエチレンのブロックコポリマー(ポロキサマー)、ポリオキシエチレンソルビタン、ソルビトール、グリセロール―ポリアルキレンステアレート、リシノール酸グリセロポリオキシエチレン、ポリアルキレングリコール、大豆油、ならびに水素化誘導体のホモポリマーおよびコポリマー、脂肪酸、脂肪族アルコール、大豆油のグリセリド、デキストラン、スクロース、および炭水化物を含むスクロースまたは他の炭水化物のエーテルおよびエステル等の界面活性剤を含む。界面活性剤は、膜を形成しても、膜を形成しなくてもよく、リノレイル‐レシチンまたはドデカン酸ポリエチレンの種類の重合可能な両親性化合物、ホスファチジン酸、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルグリセロール、ホスファチジルイノシトール、カルジオリピン、スフィンゴミエリン、ならびに水相および気体の存在下で安全な膜を形成することが可能な生体適合および両親生化合物、飽和脂肪および未飽和脂肪の両方を含むホスファチジルコリン(PC)を含むリン脂質を含んでもよく、ホスファチジルコリン(ジオレイルホスファチジルコリン;ジミリストイルホスファチジルコリン(DMPC)、ジペンタデカノイルホスファチジルコリン−、ジラウロイルホフファチジルコリン(DLPC);ジパルミトイルホスファチジルコリン(DPPC);ジステアロイルホスファチジルコリン(DSPC);およびジアラキドニルホフファチジルコリン(DAPC)等);ジオレイルホスファチジルエタノールアミン、ジパルミトイルホスファチジルエタノールアミン(DPPE)、およびジステアロイルホスファチジルエタノールアミン(DSPE)等のホスファチジルエタノールアミン(PE);ジパルミトイルホスファチジルセリン(DPPS)、ジステアラオイルホスファチジルセリン(DSPS)等のホスファチジルセリン(PS);ジパルミトイルホスファチジルグリセロール(DPPG)、ジステアロイルホスファチジルグリセロール(DSPG)等のホスファチジルグリセロール(PG);ならびにホスファチジルイノシトールを含む。
造影剤組成物は、気体を含んでもよく、任意の生理学的に許容される気体が本発明の組成物中に存在してもよい。本明細書に使用される場合、「気体」という用語は、通常の人体(37℃)で実質的に気体状の形態にある任意の物質(混合物を含む)を含む。200種に近い気体が超音波造影剤を作成するために潜在的に有用であると特定されており、酸素、空気、窒素、二酸化炭素またはこれらの混合物、ヘリウム、アルゴン、ゼノン、クリプトン、CHClFまたは亜酸化窒素、六フッ化硫黄、テトラフルオロエタン、塩化フッ化メタン、ジクロロジフルオロメタン、ブロモトリフルオロメタン、ブロモクロロジフルオロメタン、ジブロモジフルオロメタン、ジクロロテトラフルオロエタン、クロロペンタフルオロエタン、ヘキサフルオロエタン、へキサフルオロプロピレン、オクタフルオロプロパン、へキサフルオロ−ブタジエン、オクタフルオロ−2‐ブテン、オクタフルオロシクロブタン、デカフルオロブタン、ペルフルオロシクロペンタン、ドデカフルオロペンタン、SF等の少なくとも1つのフッ素原子を含む物質を含むフッ素化ガス、フレオン(1つ以上の炭素原子およびフッ素を含む有機化合物)、すなわち、CF、C、C、C、C10、CBrF、CC12、CClFおよびCBrClF、ならびにペルフルオロカーボンを含む。ペルフルオロカーボンという用語は、炭素およびフッ素原子だけを含む化合物を指し、ペルフルオロメタン、ペルフルオロエタン、ペルフルオロプロパン、ペルフルオロブタン(例えば、ペルフルオロ‐n‐ブタン、任意選択的に、ペルフルオロ−イソブタン等の他の異性体との混合剤)、ペルフルオロペンタン、ペルフルオロヘキサン、およびペルフルオロへプタン等のペルフルオロアルカン;ペルフルオロプロペン、ペルフルオロブテン(例えば、ペルフルオロブタ−2エン)およびペルフルオロブタジエン等のペルフルオロアルケン;ペルフルオロブタ−2‐イン等のペルフルオロアルキン;ならびに、ペルフルオロシクロブタン、ペルフルオロメチルシクロブタン、ペルフルオロジメチルシクロブタン、ペルフルオロトリメチルシクロブタン、ペルフルオロシクロペンタン、ペルフルオロメチルシクロペンタン、ペルフルオロジメチルシクロペンタン、ペルフルオロシクロへキサン、ペルフルオロメチルシクロヘキサンおよびペルフルオロシクロへプタン(perfluorocycloheptane)等のペルフルオロシクロアルカン等の飽和、不飽和、および環状ペルフルオロカーボン、を含む。飽和ペルフルオロカーボンは、通常好ましく、化学式CnFn+2を有し、nは1〜12、好ましくは2〜10、最も好ましくは3〜8、さらにより好ましくは3〜6である。適したペルフルオロカーボンは、例えば、CF、C、C、C、C10、C12、C12、C14、C18、およびC20を含む。
本発明の処置組成物は、人間または動物に提供されてもよい、診断用または治療用の組成物を含んでもよい。処置組成物は、治療薬を含んでもよい。例えば、処置組成物は、本明細書に記載するように、変容した器官または未変容の器官に提供されてもよい。例えば、処置組成物は、メトトレキサート、化学療法組成物、放射性核種構成組成物、ホルモン、妊娠促進化合物、避妊化合物、運動促進化合物、運動妨害化合物、繊毛/繊毛消失サイクルに影響する化合物、繊毛成長促進または妨害化合物、卵胞治療化合物、抗細菌性、抗菌性、抗真菌性、抗ウィルス性、抗マイコプラズマ、または抗寄生虫性化合物、炎症または瘢痕組織の形成を削減する化合物、1つ以上の抗生物質、抗マイコプラズマ剤、または抗ウィルス化合物を含む組成物化合物;妊娠を促進または阻害するムコタンパク、電解質、または酵素を含む組成物、プロゲステロン、エストロゲン、アドレナリン活性化合物、ノルアドレナリン作動化合物、非ステロイド系抗炎症薬、プロスタグランジン、卵管、子宮、卵巣、または卵管の角または入口から流れる組成物によって到達される他の器官または被膜に関係する症状を治療または予防することができる他の化合物、またはこれらの組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されない。処置組成物は、妊娠ホルモン、妊娠促進化合物、配偶子、***、卵子、***および卵子の組み合わせ、1つ以上の受精卵、または1つ以上の胚、またはこれらの組み合わせを含んでもよい。組成物は、処置組成物を含む気体の混合物を含んでもよく、組成物の送達は、超音波等の技法によって監視されてもよい。本発明のデバイスを使用して、治療用組成物と気体を混合することによって作成された界面と混合される治療薬を含む組成物は、組成物を送達する1つのステップにおいて、構造物の状態の治療および診断の両方を提供してもよい。代替として、気相/液相からの界面と混合された治療薬組成物は、診断および治療が同時にまたは順次に発生することを可能にする、超音波撮像の支援を用いて、標的構造内の薬剤を限定または配置するために採用されてもよい。
本発明は、説明する方法に有用であり得る特定のデバイスを記載する。しかしながら、当業者は、圧力を逃し、流れを規制し、それによって、圧力に到達した後、圧力を安定させ、流体を含むためのその他のデバイスおよび方法を利用する。
本発明の態様は、変容した器官を有する患者に子宮卵管造影を実施するための方法を含み、例えば、その遠位終端近くの場所に、任意選択的にバルーンを有する、カテーテルを含む、カテーテル組立部を提供することと、バルーンが頸部を越えて子宮内に位置するように、カテーテル組立部を患者の膣を通して導入することと、頸部を密閉するようにバルーンを膨張させることと、内部カテーテルを通って子宮内へ、造影剤または治療流体等の流体を導入することとを含む。方法は、1つ以上の卵管の閉塞、遮断、または結さつ、あるいは切断等、避妊手術を受けた場合がある、子宮および1つ以上の卵管等、変容した器官、または関連の変容または未変容の器官を撮像することを含んでもよく、可視化流体が提供される。方法は、1つ以上の卵管の閉塞、遮断、あるいは結さつまたは切断等、避妊手術を経ていてもよい、子宮(未変容)および1つ以上の卵管(変容)等、変容した器官、あるいは関連の変容または未変容の器官を治療することを含んでもよく、治療用流体が提供される。流体は、逆止弁、安全弁および/または定荷重ばねを備える流圧制御システムおよびデバイスによって、例えば、267mbar(200mmHg)等の既定のレベルを超えない圧力で、子宮および/または卵管に提供される。
一態様において、本発明は、定荷重ばね流圧制御デバイスを含む。態様において、定荷重ばね流圧制御デバイスは、図5に示される構成要素を備える。一態様において、定荷重ばね流圧制御デバイスは、本明細書に開示される流体組成物の送達を含み、ばね505は、出口ポート503から離れて近位方向に、プランジャヘッド502に付設されるばね終端501a、501bを伸ばすことによって、力がかかる、または引かれる。プランジャヘッド502は、トリガ504によって定位置に固定される。流体は、ここではシリンジとして示される容器506内に含まれる。トリガ504は、プランジャヘッド502および付設されたばね終端501を解放するように移動し、流体が一定の流速で移動し、例えば、約200〜267mbar(150〜200mmHg)の最大所望または既定の圧力を超えないような流量で送達されることを可能にする。プランジャ507によって容器506を通って移動することは、容器506内に示される円によって表される。態様において、定荷重ばね流圧制御デバイスを使用する方法は、プランジャヘッド502を制御するために、ピストンポンプ、ローラポンプ、または蠕動ポンプを使用する流体の送達を含んでもよく、電気または機械的に駆動してもよい。デバイスはまた、流速を決定または規制する細い管を通って流体を推進するために一定の力を使用して動作してもよい。定荷重ばね流圧制御デバイスは、出口ポート、または出口ポートに付設された針を流体内に配置し、流体を容器506内に引き込むために、近位方向にプランジャ本体を移動させることによって、満たされてもよい。プランジャヘッド502は、トリガ504に係合し、定位置に固定され、解放され、流体を送達する準備ができている。
一態様において、本発明は、第2のシリンダが貯留/排液および圧力制御点として機能するように、デュアルシリンジ流圧制御デバイスを含む。シリンジの代わりに他の容器が使用されてもよい。態様において、デュアルシリンジ流圧制御デバイスは、図6に示されるデバイスを備える。態様において、デュアルシリンジ流圧制御デバイスは、必要な流圧を掛けるために適切な張力のプランジャ駆動ばねを備え、操作者がシリンジに流体を入れてから、ばね圧力を流圧が超えるまで、例えば、カテーテル内、そして器官、腔または導管、身体構造内へ流体を送達するために、プランジャを前進させ、そこで、ばねは圧縮を受け、漏れまたは他の流量に起因してそれ自体が再停止するまで、所望の圧力を維持する。再停止すると、操作者は、再び既定の圧力に到達するまで、さらに送達を続けてもよい。
図6のデュアルシリンジ流圧制御デバイス600を使用する方法において、操作者は、本明細書の他のデバイスに記載されるようにシリンジ601を充填し、プランジャ602を制御する。プランジャ602が出口ポート610に向かって移動すると、流体は、システム内で流圧に到達するまで、出口ポート610から流出する。出口ポート610はカテーテルに付設されることが検討される。デバイスを排出する流体に、例えば、出口ポート610からの流体流に対する抵抗から、背圧があると、余分な流体は、ばね604を収容する第2の容器603内へ移動する。態様において、デュアルシリンジデバイスは、伸張したばねの圧力が克服されるまで、流体流を防止する、ゴム製密閉体605を備える。移動可能なゴム製密閉体は、図1の表示要素18に類似して機能し、シリンダ内を、操作者に向かって移動し、流圧に起因して、ばねに向かって押す。流体がばね室内を通過することを許可しない。近位排出口は、背圧がないように、室内の空気が外へ移動することを可能にする。ばねが流体によって移動し、操作者が停止すると、ばねは、密閉体が再停止するまで、その力によって流体を前進させる。操作者は、次いで、ばねが再び圧縮を開始するまで、流体の注入を再び開始し、それによって、圧力がばねを移動させることを確認する。力は、最終的な所望の圧力を与えるための適切なばね定数に考慮されてもよい。排出口は、残されたシリンジのばね室部分で密閉体の後ろ側に圧力がたまらないことの保証として機能する。使用中、操作者は、プランジャを前進させ、所望の圧力に達すると、システムの圧力をバランスさせるために後退するにつれてばねの移動を視覚化することができる。デバイスは、ばねの張力およびデュアルシリンダの特長を使用する。
一態様において、本発明は、逆止弁流圧制御デバイス700を含む。一態様において、逆止弁流圧制御デバイスは、外側シリンジ701と、かさ型逆止弁704を有する密閉体703と適合する内側シリンジ702とを備える伸縮式シリンジ設計を備える。内側シリンジ702は、内側シリンジ702が、近位から遠位場所へ、または遠位場所から外側シリンジ701内部の近位場所へ滑動可能に移動すると、空気の排出を可能にするように、空気排出開口部711を有してもよい。遠位場所は、出口ポート710により近い。内側シリンジ702は中空であり、腔は、既定の流圧を超え、逆止弁704が開くと、入る流体のための容器領域705を提供する。逆止弁シリンジシステムのこの態様において使用するために適切な弁は、販売業者から入手可能である。逆止弁は、既定の圧力制御を提供するように硬度を提供する周知のエラストマーから作製されてもよい。流体逃し開口部704aおよび704bは、流体が内側シリンジ702の容器領域705へ入ることを可能にする。使用中、内側シリンジ702は、シリンジのプランジャのように作用して、外側シリンジ701によって収容された流体を、出口ポート710を通って、外側シリンジ701の外側へ移動させる。流体排出デバイス700上に、例えば、出口ポート710からの流体流に対する抵抗からの背圧がある場合、流圧は逆止弁704を開き、流体は、流体逃し入口704aおよび704bを通って、シリンジ702内へ移動する。逆止弁および内側シリンダの構成の例示は、図8、9、10、および11に示され、図10において、Oリング101が内側シリンジ702内に存在してもよく、図11において、内側シリンジ702は、流体が開口部1103を通って流入する、小腔1102を形成する、可撓性のある流体密閉体1101を備えて示される。流体排出デバイス700上に、例えば、出口ポート710からの流体流に対する抵抗からの背圧がある場合、流圧は逆止弁704を開き、流体は、逃し入口704aおよび704bを通って、内側シリンジ702内の容器領域705へ移動する(図11には図示せず)。態様において、逆止弁シリンジデバイスは、かさ型逆止弁のための第1の中央取付穴と、かさの下の第2の排出開口部とを備えてもよい。態様において、内側シリンジ702は、容器領域705内が吸収材料で充填されてもよい。そのような吸収材料は、吸収材料によって、湿るまたは色変化によって、入る流体を表示することが可能であってもよい。一般に、本発明の逆止弁流圧制御デバイスは、2つの同心シリンジ701および702を使用し、内側シリンジ702は、密閉体/逆止弁ヘッドを有する。
一態様において、逆止弁シリンジデバイスは、表1に示されるかさ型逆止弁を備えてもよい。これらの例示のかさ型逆止弁は、商業的供給源から取得することができる。その他のかさ型逆止弁は、当業者には周知であり、表1に記載の代わりに満足して使用することができる。表1に記す値は、弁の弁座の横断面に依存する。かさ型逆止弁は、EPDMエラストマーから製造されてもよい。さらなる態様において、かさ型逆止弁は、ニトリルから製造されてもよい。本発明において逆止弁として機能するであろう他の材料は、当業者には周知であり、本発明によって検討される。
Figure 0006259660
本発明は、その他特に記載のない限り、特定の合成材料、またはその他特に記載のない限り特定の試薬に限定されず、言うまでもなく変更してもよいことを理解されたい。また、本明細書に使用される用語は、特定の態様を記載する目的のみであり、限定することを意図しないことも理解されたい。本明細書に記載に類似または同等の任意の方法および材料を本発明の実践または試験に使用することができるが、例示的方法および材料をここで記載する。
本発明の態様は、体系法定分類等、特定の法定分類において記載および請求することができるが、これは、便宜性のためだけであり、当業者は、本発明の各態様は、任意の法定分類に記載および請求できることを理解するであろう。その他明示的に記載のない限り、本明細書に記載の任意の方法または態様はそのステップが特定の順序で実施されることを要求すると解釈されることを一切意図しない。したがって、方法の請求が、請求における状態、またはステップが特定の順序に限定されることの記載を指定しない場合、順序は、どの点でも、推論されることを一切意図しない。これは、ステップまたは動作の流れの配列に関する論理の事項、文法的体型または句読点から派生する平易な意味、または仕様書に記載の態様の数または種類など、解釈に対する任意の可能な非明示的根拠に対して有効である。
本明細書全体で、多様な文献が参照される。これらの文献のその全体の開示は、本書が関係する最新技術を寄り完全に記載するために、本明細書に参照することによって組み入れられるものとする。開示される参考文献もまた、参考文献に依存する文章で検討される、それらの中に含まれる材料に対して、本明細書において参照によって個別かつ具体的に組み入れられる。本明細書において、本発明が先行の発明を理由として、そのような発行物に先行する権利を与えられないことを認めるとして解釈されることは全くない。さらに、本明細書に提供される発行物の日付は、実際の発行日と異なる場合があり、これらは独立して確認を要求することができる。
定義
本明細書および添付の請求項に使用されるように、単数の1つ(a、an)およびその(the)は、文脈がそうでないことを明確に示さない限り、複数の参照を含む。このため、例えば、「1つの卵管」に対する言及は、2つ以上の複数のそのような生体構造等を含む。
範囲は、本明細書において、「約」1つの特定値から、および/または「約」の別の特定値までとして記載することができる。そのような範囲が記載される際、別の態様は、その1つの特定値から、および/または他の特定値まで含む。同様に、値が、先行する「約」を使用することによって、およそ、として記載される際、特定値は別の態様を形成することが理解される。範囲の各々の終点は、他の終点に対する関係において、および他の終点と独立して、の両方で有意であることがさらに理解される。また、本明細書に開示されるいくつかの値が存在し、各値は本明細書において、その特定値自体に加えて「約」その特定値でもあると理解される。例えば、値「10」が開示される場合、「約10」も開示される。また、2つの特定の数字の間の各数字もまた開示されると理解される。例えば、10および15が開示される場合、11、12、13、14もまた開示される。
実施例
以下の例は、本明細書に請求される合成物、組成物、物品、デバイス、および/または方法がどのように作成され、評価されるかの完全な開示および記載を当業者に提供するように記載され、例示に過ぎないことを目的とし、本開示を制限することを意図しない。数字(例えば、量、温度等)に関して正確性を期すように努力が払われているが、いくつかの誤差および偏差を考慮されたい。その他特に記載のない限り、部は重量で表した部であり、温度は℃であるかまたは大気温度であり、圧力は、大気圧またはその近似である。
その他明示的に記載のない限り、本明細書に記載の任意の方法はそのステップが特定の順序で実施されることを要求すると解釈されることを一切意図しない。したがって、方法の請求項がそのステップによって従われる順序を実際に記載しない、またはステップが特定の順序に限定されることを請求項または説明にその他特に記載しない場合、順序がどの点でも推論されることをどのようにも意図しない。これは、ステップまたは動作の流れの配列に関する論理の事項、文法的体型または句読点から派生する平易な意味、あるいは明細書に記載の実施形態の数または種類など、解釈に対する任意の可能な非明示的根拠に対して有効である。
例1:流圧制御デバイス
流圧制御デバイスは、オスルアースリップ先端部を備える10mlシリンジと、オスルアーロック先端部を備える10mLシリンジシリンダと、10mLシリンジシリンダの内径を横断するに適した最大外径を備える可撓性ゴムダイヤフラム(Femasys部品番号330−009)と、メスルアー入口ポートを備える3.0PSI圧力安全弁と、オスルアースリップ出口ポートと、5.5mm除去ポート(Femasys部品番号330−007)と、2つのメスポートを備えるエルボコネクタ(Femasys部品番号330−005)と、2センチメートル(0.8インチ)の管(Femasys部品番号330−006)と、1方向止水栓本体(Femasys部品番号330−002)と、1方向止水栓ハンドル(Femasys部品番号330−001)とを備える構成要素から作製された。内部構成要素は、上部筐体(Femasys部品番号330−013)と、下部筐体(Femasys部品番号330−014)と、2つのプランジャノブ(Femasys部品番号330−012)とを備える筐体構成要素内に含まれた。構成要素は、概して、図1に示され、記載のように組み立てられた。
流圧制御デバイス10を試験するためのシステム1200は、使い捨て圧力トランスデューサ1202(Utah Medical部品番号DPT−100)と、圧力モニタ1203(PendoTech PressureMat 3Plus)と、標準のデジタルコンピュータ1204とを備えて作製された。構成要素は、概して、図12に示されるように組み立てられた。
この例の流圧制御デバイスおよびシステムは、密閉システム内へ注入される流体の注入圧を267mbar(200mmHg)、または目標の用途のために該当するように選択された他の圧力以下の値に限定するように設計された。流圧制御デバイス10は、この例において、10mlシリンジと直列に位置付けられた圧力安全弁を備えた。流体は、プランジャノブの手動作動を介して注入された。次いで、流体は、圧力安全組立部を通過し、圧力安全組立部の主通過部のインライン圧力がその圧力定格(207mbar(3.0 PSI))を満たす、または超えた場合、圧力安全弁が開き、流体は、10mL回収シリンジシリンダ内へ向かった。圧力安全装置の除去ポートから放出された流体の収容を促進するため、回収シリンジシリンダは、10mLシリンジシリンダが充填する際に、その内径に沿ってシリンダの長さを横断するダイヤフラムを含んだ。
密閉システム内のデバイスの流体注入圧測定は、以下のように観察された。X線不透過性造影剤(Bracco DiagnosticのISO−VUE 370)がデバイスを通して注入され、圧力トランスデューサが、流圧制御システムの出口ポートから下流に直列に配置され、キャップがトランスデューサの反対終端上のポート上に配置されて、密閉システムを作成する。正確な流圧測定値を確実にするために、トランスデューサは造影剤でプライムされ、圧力測定が観察される前に、トランスデューサの感知部分の近辺に空泡がないことが視覚的に検証された。10mlの造影剤がデバイスを通して注入され、圧力測定が観察された。試験は6回繰り返された。典型的なデータは図13に示される。
6つの圧力曲線の期間/幅は、10mLシリンジのプランジャにかけられた多様な力の範囲を示し、これは、圧力安全組立部の出口ポートからの流体流速の変動に直接関係する。流速が速くなると、圧力安全シリンジの出口ポートで測定された最大注入圧は267mbar(200mmHg)を超える可能性がある。
例2:圧力等化器を備える圧力除去シリンジシステム
例1で記載のデバイスに類似の流圧制御デバイスが、図14に示される圧力等化器を追加するように適合された。第1の容器1401は、10mlシリンジ、T型接続金具1402は、第1の容器1401と流体接続し、圧力等化器1403は、対象容器(器官、腔、または導管)への流体経路および逆止弁への経路がどちらも同様な出口圧を有するように、流体接続され、寸法決めされる。これらの寸法を予想通りに得るために、ポアズイユ(Poiseuielle)の式を使用して変更することができる。また、逆止弁1404は、例えば、267mbar(200mmHg)等の特定の圧力定格を備えて、示されるように位置決めされる。デバイスは、カテーテル1405に付設される。試験構成は、実際の使用に類似し、流圧制御デバイスが標準の子宮内カテーテル(この例では、5外径(fr)サイズが使用された)へ、最終的に患者内部へ造影剤または流体を前進させる。
圧力除去シリンジシステムに圧力等化器を追加する効果を評価するために、シリンジプランジャが一定速度で造影剤を送達するために制御可能に前進することを可能にするために、ユニット全体が卓上力試験機1501(すなわち、Instron)上に搭載された(図15を参照)。Instron1501は、試験ベンチに水平に位置し、正当かつ予測される流速の5センチメートル(2インチ)/分(0.14cc/秒)および13センチメートル(5インチ)/分(0.35cc/秒)を達成するように2つの速度が選択された。人間の女性の卵管で見られる直径(2mm)の卵管ライン1507a/bを組み入れた、シミュレーションの子宮モデル1506が使用された。1つの卵管ライン1507bは、圧力除去測定を取得するために、圧力ゲージ1510に接続された。もう一方の卵管ライン1507aは、密閉システムを可能にするために閉塞された。
以下の表2は、ポアズイユの法則を強調し、導管を流れる流体に関して、粘度、距離、および導管の内径を因子とする。逆止弁は、操作者に、デバイスが検査されている構造に適切な圧力を印加したことを知らせる機構を提供した。ポアズイユの効果は、距離および直径が変化すると、受ける圧力も変化することを予測する。つまり、距離が長くなり、直径が小さくなると、評価される構造において感知される実際の圧力は低くなる。逆止弁は、デバイス内のその位置で最大圧を記録した。出口ポートに向かって遠ざかると、その先頭の流体点での圧力は、低下を開始して、十分な長さの場合、圧力は0まで低下し得て、操作者は、デバイスが構造に対して適当な圧力を表したと考えるようになる。出口圧および逆止弁の性能の真の等価性を得るために、逆止弁を、送達する導管によって示された圧力低下に一致させた。これは、逆止弁に付設された導管内のこれらの寸法の長さまたは内径あるいは組み合わせのいずれかによって達成することができる。
以下に示す表2の例のように、流体の流速の増加は、子宮モデル圧の増加となる。これは、圧力等化器を有さない以下の例3、4、および5に明らかであり、逆止弁は、T型接続金具に直接組み入れた。この構成は、送達の速度において自由度を有するという安全な態様を示したが、逆止弁の除去圧力をはるかに下回る。例4および11を比較すると、子宮モデルの圧力は、0.35cc/秒の同じ送達速度で、粘度が水の1cPsから石鹸液の8.3cPsまで増加したとき、160mbar(120mmHg)から173mbar(130mmHg)に上昇することを観察することが可能であった。
例は、感知される圧力を一致させるために、多様な寸法および流体粘度をどのように変更できるかを示すことを目的とする。例は、両方の子宮モデル圧力が逆止弁に一致する事例を示さないが、ここでも、変数の適切な選択によって、そのような一致を両方の場所で有することができることを示すことが目的であった。
Figure 0006259660
例3:定荷重ばね設計による制御送達機構
定荷重ばねを備える流圧制御デバイスは、図5に示されるように、オスルアースリップ先端部を備える10mLシリンジと、2つの定荷重ばねと、シリンジプランジャのためのトリガとを備えて作製された。データシミュレーションシステムは、3つの一方向止水栓(Merit Medical P/N S1LFP)と、Sorin Bonchek静脈拡張システム267mbar(200mmHg)(参照番号BSVD−200)のバルーン構成要素と、Sorin Bonchek静脈拡張システム267mbar(200mmHg)(参照番号BSVD−200)の60ccシリンジ構成要素とを備えて作製された。圧力測定システムは、使い捨て圧力トランスデューサ(Utah Medical P/N DPT− 100)と、圧力モニタ(PendoTech PressureMat 3Plus)と、標準のデジタルコンピュータとを備えて作製された。これらの構成部品の組立は、図16に示される。
定荷重ばねを備える流圧制御デバイスは、10mLシリンジのプランジャと界面する定荷重トリガを組み入れることによって、密閉システム内に分注される流体の注入圧を目標値未満に限定するように設計された。例のデバイスは、圧力を267mbar(200mmHg)未満に限定するように作製された。任意選択的に、流体は、10mLシリンジのプランジャに物理的に付設されているトリガを引き戻すことによって、デバイス内へ手動で引き込まれた。プランジャが解放されると、トリガは、使用者が力をかけることを必要としない、2つの定荷重ばねの引く力を介して、シリンジプランジャ上に一定の既知の力をかけた(図5および本明細書の記載を参照)。シリンジプランジャ上にかけられた力は一定であるため、密閉システム内への流体注入は、システムの圧力が、トリガ/ばね構成によってシリンジプランジャにかけられた力に対応する圧力を満たすと、停止した。このように、密閉システムにおいて、デバイスの注入圧は、トリガ/ばね構成によって、シリンジプランジャにかけられた力に対応する一定圧力に維持することができる。
密閉システムにおいてシミュレーションされた流体注入圧測定を取得するために、膨張されたバルーン(Sorin Bonchek静脈拡張システムから取得された)は圧力トランスデューサと直列に位置付けられ、閉じた一方向止水栓がトランスデューサの反対終端に付設された。図16を参照する。Bonchekシステムは、使用者が力をかけることを必要としない、一定の既知の圧力で流体を送達するために、膨張したバルーンの弾性特性を利用する。この例に記載の様式に類似して、密閉システム内への流体注入は、システム内の圧力が、バルーンの弾性特性によってかけられた力に相関する注入圧を満たすと、停止した。このように、この例のシミュレーションされた設定において、密閉システムの注入圧は、バルーンによって流体にかけられた力に相関する一定圧力に維持することができる。
止水栓の全ては開位置にあって、図16に示されるシステムは、バルーンが、膨張しないが、充填されるまで、食塩水を用いてプライムし、トランスデユーサには、そのセンサの近位に空泡は視認できなかった。プライムした後、設定の遠位部分にある止水栓は、閉位置に維持された。バルーンを膨張させるため、トランスデューサとバルーンとの間に位置する止水栓は閉じられ、60mLのシリンジを使用して、20mLの食塩水がバルーンに注入された。バルーンが膨張した後、60mLシリンジとバルーンとの間の止水栓を閉じ、トランスデューサとバルーンとの間の止水栓を開けて、圧力測定値を記録した。
図17に示されるデータは、密閉システムに設定された注入圧は、267mbar(200mmHg)未満の値に維持され、注入圧は2.7mbar(2mmHg)以内に一定であったことを示す。
この例で使用されたデバイスの実施形態は、ABCシリンジ点滴ポンプ(Elixir)、Crono S−Pid50、およびこの使用に該当すると判定される他のシリンジポンプを備えた。点滴ポンプは、使用目的、身体領域、および動作原理に起因して、Sorin静脈拡張システムおよび関連デバイスよりも望ましかった。
例4:逆止弁シリンジシステム
逆止弁流圧制御デバイスは、VerneyVL2491−102およびVL1195−102等のかさ型逆止弁の取り付けを可能にするために、中央および中央以外(流体解放のため)に穴があけられた先端を備える12ccのモノジェクトシリンジプランジャ先端部を備える。逆止弁シリンジシステムは、12ccモノジェクトシリンジシリンダ内に適合することを可能にするように寸法決めされたデルリン(Delrin)の中空ではないロッドプランジャを備えてもよい。3cc〜12ccを含む、他のシリンジおよびプランジャを使用することができる。より大型の寸法は、特定の用途の必要に応じて、実装することができる。特定の逆止弁は、所望の圧力限度によって判定される。この例では、逆止弁は、圧力を267mbar(200mmHg)限度未満に限定する。
逆止弁流圧制御デバイスの例は、図7に示される。シリンジシリンダは、かさ型逆止弁のために中央に付設穴を有し、1つ以上の第2の排出穴がかさ型逆止弁のすぐ下に位置する。外部シリンジから分注された流圧がかさ型逆止弁の解放圧を超えると、流体は内部シリンジに流入することになる。内部シリンジは、最終的な使用の要件によって決定されるように、流体によって湿ると、内部シリンジ内を湿らすことによって、または代替として色の変化を経ることによって、流体を表示することが可能な吸収材料と適合することができる。
逆止弁シリンジシステム内の使用に適したかさ型逆止弁は、表3に与えられる(上記を参照、表1に示されるかさ型逆止弁の材料および寸法情報)逆止弁流圧制御デバイスにおける使用が適した追加のかさ型逆止弁は、以下の表3に与えられる。
Figure 0006259660
この例では、シリンジプランジャの終端上にあるゴム隔壁が、かさ型逆止弁を含むように変更された。シリンジプランジャは、少なくとも1つの流体排出穴を有するようにさらに変更された。このように変更されたゴム隔壁は、通常のシリンジシリンダを置換する中空のシリンダ管上に適合する。中空シリンダは、図10に示されるように、外部シリンジとの流体密封を確実にするために、外部Oリングと任意選択的に適合することができる。容器領域705は、かさ型逆止弁の解放時に、流体捕捉室として機能する。
逆止弁流圧制御デバイスの例は、図11に示される。この例において、上記のゴム隔壁は、硬い、シート状材料(例えば、ポリエチレン、ナイロン、ポリエステル、ポリカーボネート、または他の適切なポリマー)から加工された、または、そのようなポリマーから成形され、中空シリンダ管の終端に適合するように寸法決めされた、硬い、円形の生体適合性終端部によって置換される。終端部は、少なくとも1つの排出穴、およびかさ型逆止弁を受容する穴を備える。次いで、シリンダの凹部に付着することなく圧力安全動作が実施できるように、中空のシリンダ内へ圧入される。この例では、この組立部が挿入される外側のシリンダに対して密閉を提供するために、Oリングが必要であってもよい。この中空シリンダは、オレフィン等の柔らかいポリマーから任意選択的に製作し、外側のシリンダに対して必要な密閉を提供するために、Oリングスロットの代わりにわずかなへりと適合することができる。
手法は、可能な限り12ccシリンジを利用したため、ゴム製プランジャがプランジャロッドの再形成を可能にするために除去されたので、円錐先端は存在せず、中央穴は、解放された流体が操作者に向かって通過することを可能にするために作製される。ゴム製プランジャは、変更され、変更されたプランジャロッドに再適合された。この変形によって、プランジャロッドは、可視化のため、ならびに使用者が解放された流体と接触しないようにするための吸収材料と近位に適合することになり、それによって、対象領域に望ましいと思われる一連の値を提供する。
複合型逆止弁を備えるシリンジが試験され、逆止弁のリテーナとしても作用する単一の排出ポイントを有する。圧力測定値は、上記の他の逆止弁のそれよりも低かった。
シリンジプランジャの接続金具は、図11に示される。この接続金具は、例えば、デルリンを含む、適切な弾性材料から製造することができる。示される接続金具は、3ccシリンジのために寸法決めされているが、他のシリンジタイプに対して適切に変更され、寸法を変更することができる。
逆止弁の流圧制御デバイスの圧力特性は図18および19に示される。
当業者には、本発明の範囲または精神から逸脱することなく、本発明に多様な変更および変形を行うことができることは明らかであろう。本発明の他の実施形態は、本明細書に開示される本発明の仕様および実践の検討から、当業者には明らかであろう。仕様および例は例示のみとして検討され、本発明の真の範囲および精神は添付の請求項によって示されることを意図する。

Claims (17)

  1. 定の圧力以下の圧力で流体を身体構造へ提供するための流圧制御デバイスであってなくとも、
    流体のための第1の容器と、
    出口ポートと、
    流圧を利用して前記既定の圧力で開く圧力安全弁であって、前記出口ポートと前記流体のための第1の容器との間で流体接続状態にある圧力安全弁と、
    流体が前記流体のための第1の容器から前記出口ポートへ向かって移動するように、前記流体のための第1の容器内の流体へ力を提供するための要素と、
    前記圧力安全弁と流体接続状態にある第2の容器であって、前記既定の圧力を超えると前記圧力安全弁が開いて前記第2の容器内へ流体が流入する第2の容器と
    を含む、流圧制御デバイス
  2. 既定の圧力以下の圧力で流体を身体構造へ提供するための流圧制御デバイスであって、少なくとも、
    液体のための第1の容器、及び空気のための第2の容器と、
    出口ポートと、
    流圧を利用して前記既定の圧力で開く圧力安全弁であって、前記出口ポートと前記第1の容器との間で及び前記出口ポートと第2の容器との間で流体接続状態にある圧力安全弁と、
    液体が前記第1の容器から前記出口ポートへ向かって移動するとともに空気が前記第2の容器から前記出口ポートへ向かって移動するように、前記流体のための第1の容器内の液体へ力を提供するための要素、及び前記空気のための第2の容器内の空気へ力を提供するための要素と、
    前記圧力安全弁と流体接続状態にある第3の容器であって、前記既定の圧力を超えると前記圧力安全弁が開いて前記第3の容器内へ流体が流入する第3の容器と
    を含む、流圧制御デバイス。
  3. 前記身体構造は、哺乳動物の少なくとも1つの卵管である、請求項1又は2に記載の流圧制御デバイス
  4. 前記身体構造は、哺乳動物の子宮である、請求項1又は2に記載の流圧制御デバイス
  5. 前記流体は、超音波検査によって可視化可能である、請求項1又は2に記載の流圧制御デバイス
  6. 前記流体は、蛍光光度分析によって可視化可能である、請求項1又は2に記載の流圧制御デバイス
  7. 前記圧力安全弁は、200mbar(150mmHg)〜267mbar(200mmHg)で開く、請求項1又は2に記載の流圧制御デバイス
  8. 前記流体は、治療流体である、請求項1又は2に記載の流圧制御デバイス
  9. 前記身体構造は、変容した身体構造である、請求項1又は2に記載の流圧制御デバイス
  10. 前記変容した身体構造は、少なくとも1つの閉塞、遮断、または切断された卵管である、請求項に記載の流圧制御デバイス
  11. 前記変容した身体構造は、子宮である、請求項に記載の流圧制御デバイス
  12. 前記既定の圧力は33mbar(25mmHg)〜1330mbar(1000mmHg)で開く、請求項1に記載の流圧制御デバイス
  13. 身体構造への流体の制御された流圧の流動のためのデバイスであって、少なくとも、
    出口ポートと流体接続状態にある、流体のための第1の容器と、
    出口ポートと、
    流圧を利用して既定の圧力で開く圧力安全弁であって、前記出口ポートと前記流体のための第1の容器との間で流体接続状態にある圧力安全弁と、
    前記流体のための第1の容器から前記出口ポートへ向かって前記流体を移動させるための要素と、
    前記圧力安全弁と流体接続状態にある第2の容器であって、前記既定の圧力を超えると前記圧力安全弁が開いて前記第2の容器内へ流体が流入する第2の容器と
    を含む、デバイス。
  14. 身体構造への流体の制御された流圧の流動のためのデバイスであって、少なくとも、
    出口ポートと、
    それぞれが前記出口ポートと流体接続状態にある、液体のための第1の容器、及び空気のための第2の容器と、
    流圧を利用して既定の圧力で開く圧力安全弁であって、前記出口ポートと前記液体のための第1の容器及び前記空気のための第2の容器との間で流体接続状態にある圧力安全弁と、
    前記第1の容器から前記出口ポートへ向かって前記液体を移動させるための要素と、
    前記第2の容器から前記出口ポートへ向かって前記空気を移動させるための要素と、
    前記圧力安全弁と流体接続状態にある第3の容器であって、前記既定の圧力を超えると前記圧力安全弁が開いて前記第3の容器内へ流体が流入する第3の容器と
    を含む、デバイス。
  15. 造影剤生成デバイスをさらに含む、請求項13又は14に記載のデバイス。
  16. カテーテル送達デバイスをさらに含む、請求項13又は14に記載のデバイス。
  17. 造影パターン生成室をさらに含む、請求項15又は16に記載のデバイス。
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