JP6259344B2 - 複合建具の固定部材と複合建具 - Google Patents
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Description
このように、方立を設けた複合型の連窓において、方立の室内側の面は室内への露出面となるため他の枠部材と異なって屋外と屋内との間での熱移動が大きく、連窓全体における熱の損失が大きい箇所になるので、方立部分は断熱性能の弱点になっていた。
本発明によれば、固定部材が外側金属部材と内側部材とに分離されているため、外側金属部材と内側部材との間の熱の受け渡しを小さくして、屋外側と屋内側との間の熱移動を低減することができ、更に内側部材の屋内側に樹脂部材を設けたために熱の移動を一層低減することができ、高い断熱性と防露性能を確保できる。外側金属部材と内側部材との間に熱伝導性の小さい樹脂製のブリッジを設けたことで、外側金属部材と内側部材との間の熱移動を一層抑制できる。
また、前記内側部材の前記ブリッジ材を設けた室外側の面の裏面に前記樹脂部材の端部を当接させていてもよい。
外側金属部材より内側部材の横幅を小さくすることで外側金属部材と内側部材との間の熱の受け渡しを小さくして、断熱性を向上できる。
樹脂部材を格子状に形成することで、格子状部によって区画された複数の空気室を縦方向と横方向の一方または両方に配列することができて熱移動を一層低減できる。内側部材と樹脂部材の間に断熱層を配設することで、内側部材と樹脂部材との間の熱移動を断熱層によって更に低減することができる。
外側金属部材と内側部材の側部に空気層を設けて仕切り部材によって屋外側の空気層分室と屋内側の空気層分室に分離したため、空気層によって屋内外の熱移動を抑制できる上に、屋外側の空気層分室と屋内側空気層分室との間での熱の受け渡しを抑制することができて高断熱を達成できる。
複合建具の方立は枠体と比較して屋外側と屋内側との間での熱移動が大きいが、方立に上述した構成を備えることで熱の受け渡しを低減して高い断熱性と防露性を確保できる。
なお、方立の両側の窓は框を枠体の左右両側の樹脂縦枠と樹脂上枠及び樹脂下枠とによって屋内側を隠すようにした隠し框構造を採用してもよい。
図1に示す実施形態による連窓1は、建物の躯体に形成された建物開口部に取り付けられる例えば四角形の枠体2内に、例えばフィックス(FIX)窓3と縦辷り出し窓4とを方立5を挟んで左右方向に配列した構成を備えている。フィックス窓3は枠体2と方立5で仕切られた一方の開口に固定した障子7であり、縦辷り出し窓4は枠体2と方立5との間の他方の開口に、障子8を吊元側の縦框回りに外側に開放可能に納めたものである。しかも、連窓1はアルミ合金等の金属と樹脂とからなる複合型の建具である。
図1及び図2に示すフィックス窓3は、金属縦枠12と金属上枠14と金属下枠15と、方立5に設けた金属縦枠22の各呑み込み部に嵌め込まれた嵌め殺し窓であり、例えば二層等の複層ガラス23を備えている。
そして、縦辷り出し窓4は吊元側の金属縦框25を回転軸として屋外側にのみ開閉可能とされている。また、図1に示す連窓1において、フィックス窓3と縦辷り出し窓4は方立5に対して屋内方向と屋外方向にずらして配設されており、縦辷り出し窓4を開閉操作のために屋外側に設置している。
フィックス窓3と縦辷り出し窓4の間に設置された方立5は縦方向(上下方向)に延びており、屋外側に水平断面視で例えば略長方形筒状の外側金属枠部36を有しており、一方の側部にはフィックス窓3の縦枠22が連結されており、他方の側部にはパッキン36aが形成され、パッキン36aの他端部は縦辷り出し窓4の吊元側の金属縦框25に接続されている。外側金属枠部36の屋内側には水平断面視で例えば略長方形筒状の内側金属枠部37が設けられている。なお、金属製の内側金属部材37に代えて樹脂製の内側樹脂部材を設けてもよく、これらを総称して内側部材という。また、外側金属枠部36は外側金属部材を構成する。
外側金属枠部36と内側金属枠部37の間にブリッジ38を設けたことで、外側金属枠部36と内側金属枠部37との間の熱の受け渡しが小さくなり、断熱性が向上する。しかも、外側金属枠部36の横幅Aより内側金属枠部37の横幅Bを短く設定したことによっても、外側金属枠部36と内側金属枠部37との間の熱の受け渡し量が小さくなり、断熱性が向上する。
上述したフィックス窓3の左右の金属縦枠12,22に設けた空気層45B,45Aをフィン46B,46Aによって屋外側の空気層分室45aと屋内側の空気層分室45bとに仕切る構成を備えたことで、フィックス窓3の左右の金属縦枠12、22における屋外側と屋内側との熱の受け渡しを低減して断熱性を向上できる。
また、図3に示す縦辷り出し窓3において、樹脂上枠19の屋外側端面19aとパッキン49Cとリブ48Cとで仕切る空気層50Cを形成している。また、樹脂下枠20と樹脂下框34との間にも同様に第一パッキン48D、第二パッキン49Dで囲われた空気層50Dを形成している。
これら縦辷り出し窓4と枠体2との間にそれぞれ設けた第一パッキン48A、48B、48Dと第二パッキン49A、49B、49Dによって縦辷り出し窓4を開閉可能に支持することができる。しかも、縦辷り出し窓3の閉鎖状態において、縦辷り出し窓4における障子8と枠体2との間の空気層50A、50B、50C、50Dによって屋外側と屋内側との熱移動を低減して断熱性を向上できる。
本実施形態による連窓1において、フィックス窓3と縦辷り出し窓4の障子7、8を、枠体2の金属枠10及び樹脂枠11と方立5とで仕切られた枠部にそれぞれ納めて閉鎖状態に保持する。そして、フィックス窓3では、複層ガラス23の部分は二層のガラスによって断熱性が確保されており、枠体2の樹脂上枠19及び樹脂下枠20、そして躯体側の樹脂縦枠17がフィックス窓3の框部分を覆う隠し框構造であるから、断熱性を向上できる。
以下に、本発明の変形例について説明するが、上述した実施形態で説明した部材、部品等と同一または同様のものには同一の符号を用いて説明する。
また、ブリッジ38を省略して外側金属枠部36の幅Aより内側金属枠部37の横幅Bを小さくした構成を配列してもよく、この場合でも屋外側と屋内側とにおいて、外側金属枠部36と内側金属枠部37との間で幅の違いによる熱の受け渡し量を低減することができて方立5の高断熱性を得られる。
また、上述した実施形態による連窓1は枠体2の樹脂縦枠17,18及び樹脂上枠19及び樹脂下枠20による隠し框構造を採用したが、隠し框構造に限定されない。その場合でも、フィックス窓3の両縦枠側に設けた空気層45A、45B、縦辷り出し窓4の上下左右に設けた空気層50A〜50Dによっても方立5以外の部分の断熱性を確保できる。
2 枠体
3 フィックス窓
4 縦辷り出し窓
5 方立
12、13、22 金属縦枠
14 金属上枠
15 金属下枠
17、18 樹脂縦枠
19 樹脂上枠
20 樹脂下枠
36 外側金属枠
37 内側金属枠
38 ブリッジ
40 樹脂方立部
45A、45B 空気層
45a、45b 空気層分室
46A、46B フィン
Claims (8)
- 金属製の部材と樹脂製の部材で形成した複合建具の固定部材であって、
屋外側に設けた外側金属部材と、
該外側金属部材の屋内側に設けた内側部材と、
前記外側金属部材と前記内側部材との間に設けた樹脂製のブリッジ材と、
前記内側部材の屋内側に設けた樹脂部材と、を備え、
前記内側部材の側面及び屋内側及び屋外側の面の全体を前記ブリッジ材及び前記樹脂部材で囲っていることを特徴とする複合建具の固定部材。 - 前記内側部材は内側金属部材または内側樹脂部材である請求項1に記載された複合建具の固定部材。
- 前記内側部材の前記ブリッジ材を設けた室外側の面の裏面に前記樹脂部材の端部を当接させている請求項1または2に記載された複合建具の固定部材。
- 前記外側金属部材と前記内側部材とは見込み方向に直線状に配列されており、前記内側部材の見付け幅は前記外側金属部材の見付け幅より小さい請求項1から3のいずれか1項に記載された複合建具の固定部材。
- 前記内側部材と樹脂部材の間に断熱層が配設され、
前記断熱層の屋内側に配置された前記樹脂部材は、水平断面視で複数の空気室を縦方向と横方向の少なくとも一方に配列した格子状部を備えた請求項1から4のいずれか1項に記載された複合建具の固定部材。 - 前記内側部材の側面を覆う前記樹脂部材をフィックス窓の複層ガラス近傍まで延長させ、その先端にフィンを設け、前記フィンは前記複層ガラスに向けて突出している請求項1から5のいずれか1項に記載された複合建具の固定部材。
- 前記外側金属部材と内側部材との間の側部に空間を仕切られた空気層が形成されており、前記空気層に仕切り部材を設けて屋外側の空気層分室と屋内側の空気層分室とに仕切った請求項1から6のいずれか1項に記載された複合建具の固定部材。
- 請求項1から7のいずれか1項に記載された固定部材は方立であり、その両側に窓を備えており、一方の前記窓はFIX窓であって前記方立の前記外側金属部材よりも屋内側にずらして配設されていることを特徴とする複合建具。
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