JP6259219B2 - 熱交換器組立体およびガスタービンエンジン組立体 - Google Patents

熱交換器組立体およびガスタービンエンジン組立体 Download PDF

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Description

本明細書で説明される出願は、一般にガスタービンエンジンに関し、より詳細には、ガスタービンエンジンを運転するための方法および装置に関する。
ガスタービンエンジンは、一般に、入口部、ファン、低圧圧縮機、高圧圧縮機、燃焼器、および、少なくとも1つのタービンを備える。圧縮機は、燃焼器に導かれる空気を圧縮し、その燃焼器で、空気は燃料と混合される。次いで、混合物は、高温の燃焼ガスを生成するために点火される。燃焼ガスはタービンに導かれ、タービンは、圧縮機を駆動するために、また飛行中の航空機を推進する、または発電機など負荷を駆動するのに有用な仕事を生成するために、燃焼ガスからエネルギーを抽出する。
エンジンの運転中は、かなり大きな熱が生成され、エンジンシステムの温度を許容されないレベルまで上昇させる。様々な潤滑システムが、ガスタービンエンジン内の部品の潤滑を容易にするために利用されている。潤滑システムは、潤滑流体を、ガスタービンエンジン内の様々な軸受組立体と、少なくとも1つの外部発電機とに導くように構成されている。運転中、熱は、エンジンおよび発電機内の軸受やシールなどの部品による摺動摩擦や回転摩擦によって発生した熱から、潤滑流体に伝わる。潤滑流体の作動温度が低下しやすくするために、少なくとも1つの公知のガスタービンエンジンは、内部で循環する流体を冷却するために、エンジン潤滑流体用に1つ、発電機潤滑流体用に1つの別々の熱交換器を利用する。
従来、両熱交換器は、ファン組立体を格納するシュラウドの内側に取り付けられていた。しかしながら、最新のエンジンおよび発電機の熱負荷が増加しているため、流体を十分に冷却するに十分な大きさの熱交換器は、シュラウド内の割り当てられた空間には、もはや収まらなくなっている。そのため、それらの熱交換器は分離され、その結果、一方はシュラウド内に配置することができるが、他方はエンジンコアに取り付けられる。
さらに、エンジンが、運転していない、または、氷点下の温度にさらされる状況で運転しているときは、エンジン潤滑流体の冷却は必要とされず、エンジン潤滑流体が熱交換器内を流れないようにするために、バイパス弁を作動させる。高温のエンジン流体が熱交換器を通過しないため、熱交換器は温度が低下し、内部に残っているエンジン流体が、粘性が増加して凝固し始めてくる。バイパス弁が解除されて、エンジン潤滑流体の流れが熱交換器を通過できるようになったとき、エンジン流体が熱交換器を温めて流れるようになる前に、熱交換器が低温であるためにエンジン流体の流れを凝固させてしまう。
したがって、複数の流体システムを組み合わせ、エンジンが氷点下の温度にさらされるときに、流体の凝固を防止する熱交換器が必要とされている。
米国特許第8387362号公報
一態様では、ガスタービンエンジンで使用するための熱交換器組立体において、ガスタービンエンジンは、回転軸線を有するコアガスタービンエンジンと、コアガスタービンエンジンを実質的に取り囲むファン筺体とを備える熱交換器組立体が提供される。熱交換器組立体は、第1の流体回路および第2の流体回路を含む熱交換器本体を備える。第1の流体回路は、第1の流体回路入口流路と流体連通する第1のバイパス弁を含む。また、第1の流体回路は、第1のバイパス弁と流体連通する複数の冷却流路を含む。第1のバイパス弁は、第1の運転モード中に第1の流体を複数の冷却流路に導き、第1の流体の温度が低下しやすくなるように構成されている。第2の流体回路は、第1の運転モード中に、第2の流体が熱交換器本体の少なくとも一部を通って流れやすくなるように構成されている第2のバイパス弁を含む。
別の態様では、回転軸線を含むガスタービンエンジンを組み立てる方法が提供される。その方法は、ガスタービンエンジンを実質的に取り囲むファン筺体を準備するステップと、熱交換器組立体を準備するステップと、熱交換器組立体をファン筺体に連結するステップとを含む。熱交換器組立体は、第1の流体回路および第2の流体回路を含む熱交換器本体を含む。第1の回路は、第1の流体回路入口流路と流体連通する第1のバイパス弁を含む。また、第1の流体回路は、第1のバイパス弁と流体連通する複数の冷却流路を含む。第1のバイパス弁は、第1の運転モード中に第1の流体を複数の冷却流路に導き、第1の流体の温度が低下しやすくなるように構成されている。第2の流体回路は、第1の運転モード中に、第2の流体が熱交換器本体の少なくとも一部を通って流れやすくなるように構成されている第2のバイパス弁を含む。
さらに別の態様では、ガスタービンエンジン組立体が提供される。ガスタービンエンジン組立体は、回転軸線を備えるコアガスタービンエンジンと、コアガスタービンエンジンを実質的に取り囲むファン筺体と、ファン筺体内に配置された熱交換器組立体とを備える。熱交換器組立体は、第1の流体回路および第2の流体回路を含む熱交換器本体を備える。第1の回路は、第1の流体回路入口流路と流体連通する第1のバイパス弁を含む。また、第1の流体回路は、第1のバイパス弁と流体連通する複数の冷却流路を含む。第1のバイパス弁は、第1の運転モード中に第1の流体を複数の冷却流路に導き、第1の流体の温度が低下しやすくなるように構成されている。第2の流体回路は、第1の運転モード中に、第2の流体が熱交換器本体の少なくとも一部を通って流れやすくなるように構成されている第2のバイパス弁を含む。
例示的なガスタービンエンジンの概略図である。 図1に示すガスタービンエンジンとともに利用することができる例示的な流体システムの概略図である。 図1に示すガスタービンエンジンとともに利用することができる例示的な弓形の熱交換器組立体の斜視図である。 図3に示す、線4−4における熱交換器組立体の断面斜視図である。 図3に示す熱交換器を通る、第1の運転モードの概略図である。 図3に示す熱交換器を通る、第2の運転モードの概略図である。
図1は、長手方向軸線11を有する例示的なガスタービンエンジン組立体10の概略図である。ガスタービンエンジン組立体10は、ファン組立体12とコアガスタービンエンジン13とを含む。コアガスタービンエンジンは、高圧圧縮機14と、燃焼器16と、高圧タービン18とを備える。例示的な実施形態では、ガスタービンエンジン組立体10は、低圧タービン20も備える。ファン組立体12は、ロータディスク26から径方向外向きに延びる一列のファンブレード24を備える。エンジン10は、吸入側28と排出側30とを有する。また、ガスタービンエンジン組立体10は、例えば、ファン組立体12、圧縮機14、高圧タービン18、および低圧タービン20を回転方向および軸線方向で支持するために用いられる複数の軸受組立体(図1には示されていない)を備える。
運転中、空気は、ファン組立体12を通過し、空気流スプリッタ44によって、第1の部分50と第2の部分52とに分けられる。空気流の第1の部分50は圧縮機14を通るように導かれ、圧縮機14では、空気流はさらに圧縮されて燃焼器16に送られる。燃焼器16からの燃焼の高温生成物(図1には示されていない)は、タービン18および20を駆動することでエンジン推力を生成するために利用される。また、ガスタービンエンジン組立体10は、ファン組立体12から排出された空気流の第2の部分52を、コアガスタービンエンジン13の周囲にバイパスするように利用されるバイパスダクト40を含む。より具体的には、バイパスダクト40は、ファン筺体またはシュラウド42の内側壁201とスプリッタ44の外壁203との間で延びている。
図2は、ガスタービンエンジン10とともに利用することができる例示的なエンジン流体システム100、および、エンジン10に連結された発電機101とともに利用することができる例示的な発電機流体システム102の概略図である。例示的な実施形態では、システム100は、第1の流体供給源120と、エンジン潤滑流体を、エンジン10の複数の軸受104、106、108を通して循環させる第1のポンプ110とを備えており、軸受104、106、108によって発生した熱は流体に伝えられる。エンジン潤滑流体は、エンジン流体システム100内を流れ続けて、熱交換器組立体130を経由して第1の流体供給源120に戻ってくる。流体の温度は、流体が熱交換器組立体130内を流れるにつれて低下する。あるいは、凝縮する流体または沸騰する冷媒など、任意の流体が熱交換器組立体130を通るように導かれてもよい。例示的な実施形態では、熱交換器組立体130は、第1の入口ポート132と、第1の出口ポート134と、圧力制御、温度制御、または電気作動のいずれかが行われ得る第1のバイパス弁136とを含むことができる。あるいは、第1のバイパス弁は、本明細書で説明されるような熱交換器組立体130を運転しやすくする任意の方法で制御されてもよい。第1のバイパス弁136は、第1の運転モードまたは第2の運転モードのいずれかにより、潤滑流体の流れを、熱交換器組立体130を通過させるように構成されている。
発電機流体システム102は、第2の流体供給源121と、発電機潤滑流体を、発電機101の複数の軸受105、107を通して循環させ、高温の流体を、熱交換器組立体130を経由して第2の流体供給源121に戻す第2のポンプ112とを備える。同様に、発電機流体の温度は、流体が熱交換器組立体130内を流れるにつれて低下する。あるいは、凝縮する流体または沸騰する冷媒など、任意の流体が熱交換器組立体130を通るように導かれてもよい。タービン18または20の一方は軸75に連結されており、その軸75は発電機101にさらに連結されており、その結果、タービン18または20が回転すると、軸75が発電機101の軸受105および107を回転させて電力を生成する。発電機101は、生成された電力を、消費するために、エンジン10の外部の他のシステムに分配する。例示的な実施形態では、熱交換器組立体130は、第2の入口ポート138と、第2の出口ポート140と、圧力制御または電気作動のいずれかが行われ得る第2のバイパス弁137とを含むことができる。
例示的な実施形態では、熱交換器組立体130は、シュラウド42内に配置された空気冷却式の熱交換器である。熱交換器組立体130は、エンジンにおける、または、エンジン以外における様々な用途で利用することができる。より具体的には、熱交換器組立体130は、エンジン潤滑流体が冷却を必要とする場合は第1の運転モード(図5参照)で運転し、エンジン潤滑流体が冷却を必要としない場合は第2の運転モード(図6参照)で運転する。
熱交換器組立体130は、エンジン軸受104、106、108、および、発電機軸受105、107への流体を冷却するように本明細書では説明されているが、代わりに、または同時に、他の流体を冷却してもよい。例えば、熱交換器組立体130は、エンジンで使用されるアクチュエータから熱を取り除くために用いられる流体を冷却してもよい。また、熱交換器組立体130は、エンジン制御機器などの電子装置から熱を取り除く流体を冷却するのに用いられてもよい。ガスタービンエンジン組立体によって利用される様々な流体の冷却に加えて、熱交換器組立体130、および本明細書で説明される方法は、熱交換器組立体130が、機体に取り付けられた、エンジンの一部ではない装置も冷却できることを例示することは理解されるべきである。他の用途では、熱交換器組立体130は、例えば、航空機の外表面上といった、ガスタービンエンジンから離れて取り付けられてもよい。また、エンジン流体の冷却が必要とされないとき、熱交換器組立体130を使用し、第1のバイパス弁136が作動された後に、熱交換器組立体130に残っているエンジン潤滑流体を融解してもよい。したがって、熱交換器組立体130は、エンジン流体の流れを通すために第1のバイパス弁136が再作動されるときエンジン流体が凝固していないほど、十分に暖かい温度のままである。
図1に示す例示的な実施形態では、熱交換器組立体130は、ファン組立体12の上流側において、ファンシュラウド42の内側壁201に結合されており、その結果、吸入側28に導かれた空気は、まず、ファン組立体12に供給される前に、熱交換器組立体130を通過するように導かれ、熱交換器組立体130を通るように導かれたエンジン流体および発電機流体の作動温度が低下しやすくなる。あるいは、熱交換器組立体130は、外側ガイドベーン25とファン支柱150との間で内側壁201に結合されてもよい。一般的には、熱交換器組立体130は、ファン筺体42の内側壁201の軸線方向の長さに沿ういずれかの位置、または、バイパスダクト40内のスプリッタ44の径方向外側面203に沿ういずれかの位置に配置されてもよい。例示的な実施形態では、熱交換器組立体130が、ファン組立体12の直径が最も大きくなるエンジン吸入側28に隣接して配置されたとき効率が高まる。エンジン流体システム100および発電機流体システム102を1つの熱交換器組立体130に組み合わせることで、エンジン10のコストおよび重量を低減することになるが、それは、1つの熱交換器組立体が、2つに分かれている熱交換器組立体よりも少ない部品しか必要としないためである。さらに、熱交換器組立体130がシュラウド42の内側面201に結合されている場合、コアエンジン13にアクセスすることができるが、それは、スプリッタ44の近くでコア13に一般的に結合される別の発電機熱交換器を、必要としないためである。
図3は、熱交換器組立体130の斜視図であり、図4は、図3に示す線4−4における熱交換器組立体130の断面斜視図である。例示的な実施形態では、組み立ての間、熱交換器組立体130は、シュラウド42の少なくとも一部の周方向および軸線方向形状と実質的に同様の周方向および軸線方向形状を有するように形成される。より具体的には、図1に示されるように、熱交換器組立体130は、それが取り付けられる位置において、ファンシュラウド42の内側面201の周方向および軸線方向形状に一致する、周方向および軸線方向形状を有するように形成されている。このようにして、熱交換器組立体130は、エンジン10内の交互となる位置で、ファンシュラウド42の内側面201に隣接して配置することができるように、実質的に弓形の形状となる。また、熱交換器組立体130は、スプリッタ44の外側面203の周方向および軸線方向形状と実質的に同様の周方向および軸線方向形状を備えるように形成されてもよい。
図3に示すように、熱交換器組立体130は、シュラウド42またはスプリッタ44の一方の周囲の実質的にすべて(約320°)を端から端まで覆うように取り付けられた複数の分割部204によって形成されている。あるいは、熱交換器組立体130は、同じ周方向の長さを覆う単一の分割部204によって形成されてもよい。
再び図3および図4を参照すると、熱交換器組立体130の各分割部204は、第1の端部210と、反対にある第2の端部212とを備える熱交換器本体部202を含む。また、本体部202は、径方向内側面220、径方向外側面222、上流側壁226、および反対にある下流側壁224を含む。また、本体部202は、径方向内側面220から径方向内向きに延びる複数の冷却フィン230を含んでもよい。任意で、熱交換器組立体130がファンシュラウド42の外側面に隣接して配置される場合には、冷却フィン230は、図3および図4に示すように径方向内向きに延びてもよいし、もしくは、径方向外向きに延びてもよいし、または、本体部202から径方向内向きおよび径方向外向きの両方に延びるフィンを含んでもよい。また、熱交換器組立体130がスプリッタ44の外側面203に隣接して配置される場合には、冷却フィン230は、図3および図4に示すように径方向内向きに延びてもよいし、もしくは、径方向外向きに延びてもよいし、または、本体部202から径方向内向きおよび径方向外向きの両方に延びるフィンを含んでもよい。
本体部202は、弓形の熱交換器組立体分割部204の各々の内部を通って長手方向に延びる複数の冷却流路232も含む。冷却流路232は、それを通って冷却されるエンジン流体を受け入れるように選択的に大きさが決められている。例示的な実施形態では、本体部202は、それを通って延びる16本の冷却流路232を含む。任意で、本体部202は、所望の冷却低下に基づいて、16本より多いまたは少ない数の冷却流路232を含んでもよい。例示的な実施形態では、冷却流路232は、実質的に長方形の断面形状を有している。あるいは、冷却流路232は、例えば、円形などの、長方形でない断面形状を有している。さらに、流路232は、すべてが同じ流体を流すことができる平行な流路であり、または、複数のグループに分け、各グループが、異なる冷却に使用される異なる冷却流体を流してもよい。例えば、あるグループは、軸受用の潤滑流体を流すことができ、別のグループは、エンジンにある電子装置用の別の冷却流体を流してもよい。
例示的な実施形態では、本体部202は、また、非凝固入口流路248と非凝固出口流路250とを含む。流路248および250は、熱交換器組立体130の弓形の各分割部204の内部を通って長手方向に延びており、それを通るエンジン流体を受け入れるように選択的に大きさが決められている。代替実施形態では、本体部202は、2つ以上の非凝固入口流路248と、2つ以上の非凝固出口流路250とを含んでいてもよい。例示的な実施形態では、流路248および250は、実質的に円形の断面形状を有している。あるいは、流路248および250は、例えば、角丸長方形などの、円形でない断面形状を有してもよい。例示的な実施形態では、流路232、248、および250は、エンジン10と第1の流体供給源120との間でエンジン潤滑流体を流す(図2参照)。さらに、流路248および250は、すべてが同じ流体を流すことができる平行な流路であり、または、複数のグループに分け、各グループが、異なる冷却目的に使用される異なる冷却流体を流してもよい。例えば、あるグループは、軸受用の潤滑流体を流すことができ、別のグループは、エンジンにある電子装置用の別の冷却流体を流してもよい。例示的な実施形態では、熱交換器組立体は、冷却流路232が非凝固流路248および250に隣接して配置されるように形成されている。具体的には、冷却流路232は、非凝固入口流路248に隣接して配置されている。あるいは、冷却流路232は、非凝固出口流路250に隣接して配置されてもよい。
例示的な実施形態では、本体部202は、発電機流体入口流路252および発電機流体出口流路254をさらに含む。流路252および254は、熱交換器組立体130の弓形の各分割部204の内部を通って長手方向に延びており、それを通る発電機潤滑流体を受け入れるように選択的に大きさが決められている。代替実施形態では、本体部202は、2つ以上の発電機流体入口流路252と、2つ以上の発電機流体出口流路254とを含んでいてもよい。例示的な実施形態では、流路252および254は、実質的に長方形の断面形状を有している。あるいは、流路252および254は、例えば、円形などの、長方形でない断面形状を有してもよい。例示的な実施形態では、流路252および254は、発電機101と第2の流体供給源121との間で発電機潤滑流体を流す(図2参照)。さらに、流路252および254は、すべてが同じ流体を流すことができる平行な流路であり、または、複数のグループに分け、各グループが、異なる冷却目的に使用される異なる冷却流体を流してもよい。例えば、あるグループは、軸受用の潤滑流体を流すことができ、別のグループは、エンジンにある電子装置用の別の冷却流体を流してもよい。例示的な実施形態では、発電機流体流路252および254は、非凝固流路248および250に隣接して配置されている。あるいは、発電機流体流路252および254は、冷却流路232が、発電機流体流路252および254と、非凝固流路248および250との間に配置されるように、冷却流路232に隣接して配置されてもよい。
例示的な実施形態では、冷却フィン230は、任意の数の列のフィン230が形成されるように、上流側壁226と下流側壁224との間で本体部202の幅に沿って延びている。あるいは、フィン230は、図4に示すように、フィン230の少なくとも2列の間に間隙が形成されるように、本体部202に沿って間隔を置いて配置されてもよい。フィン230の各列は、エンジン流体および発電機流体の両方の温度を低下しやすくする、個々に形成された複数のフィン230から構成されている。各列における複数のフィン230は、フィン230を通過する冷却空気の体積が増加するので、より高効率の熱交換器組立体の助けとなる。タービンエンジン10に設置されるため、フィン230は、中心軸線11に沿って、空気流の方向と平行となって、軸線方向に延びており、ガスタービンエンジン10の内側面または外側面の周りで径方向に配置されている。例示的な実施形態では、冷却フィン230は、各冷却フィン230が開口232と実質的に垂直になるように、かつ、流路232を通るように導かれる流体の方向が、冷却フィン230を通るように導かれる空気流の方向とほぼ垂直になるように、本体部202に結合されている。より具体的には、冷却フィン230は、ファン吸入部28の内部または周囲に導かれる空気流が、まず、隣接する冷却フィン230の間に導かれるように、中心軸線11と実質的に平行に並べられている。
一実施形態では、本体部202は、冷却フィン230が本体部202と一体的に形成されるように、押出工法を利用して形成される。次いで、例えば、フィン加工工法が、冷却フィン230を形成するために行われる。任意で、冷却フィン230は、例えば、溶接処理またはロウ付け処理を用いて、本体部202に結合されてもよい。例示的な実施形態では、本体部202および冷却フィン230は、アルミニウムなどの金属材料から作られている。
流体を、本体部202を通るように導きやすくするために、熱交換器組立体130は、少なくとも1つのエンジン流体入口接続部240、少なくとも1つのエンジン流体出口接続部242、少なくとも1つの発電機流体入口接続部244、少なくとも1つの発電機流体出口接続部246、第1のバイパス弁136、および第2のバイパス弁137も含む。接続部240および242は、第1のバイパス弁136と流体連通して結合されており、接続部244および246は、互いと流体連通し、かつ、第2のバイパス弁137と流体連通して結合されている。例示的な実施形態では、接続部240、242、244、246およびバイパス弁137は、それぞれ、分割部204の第1の端部210または第2の端部212のいずれかに、マニホールド206を介して結合されており、バイパス弁136は、反対の端部210または212で分割部204に連結されている。あるいは、バイパス弁136は、接続部240、242、244、246およびバイパス弁137と同じ端部である、端部210または212のいずれかに結合されてもよい。バイパス弁136および137は、分割部204に全く結合されていなくてもよく、分割部204と流体連通したままで離されてもよい。
例示的な実施形態では、ポート132および134を、所望の運転条件の間に、エンジン潤滑流体をシステム100から熱交換器組立体130を通って導くように作動させることができるように、エンジン流体入口接続部240はポート132(図2に図示)に結合されてもよく、エンジン流体出口接続部242はポート134(図2に図示)に結合されてもよい。第1のバイパス弁136は、エンジン潤滑流体を、第1の運転モード中に冷却流路232を通して導くか、または、第2の運転モード中に非凝固出口流路250を通して導くように構成されており、以下でより詳細に説明する。同様に、ポート138および140を、ある運転条件の間に発電機潤滑流体をシステム102から熱交換器組立体130を通って導くように作動させることができるように、発電機流体入口接続部244はポート138(図2に図示)に結合されてもよいし、発電機流体出口接続部246はポート140(図2に図示)に結合されてもよい。第2のバイパス弁137は、発電機潤滑流体を、第1の運転モード中に流路252および254を通して導くか、または、流路252および254がパイパスされる第2の運転モード中に接続部244および246だけを通して導くように、構成されている。
熱交換器組立体130は、複数の流体回路を含むように構成されており、各回路は、入口接続部および出口接続部を備えている。これらの回路は、それぞれ、個別の明確な目的を有しており、異なる装置を冷却するために使用される非混合流体を流す。具体的には、入口240、出口242、流路232、248、250、およびバイパス弁136は、システム100からのエンジン潤滑流体を流すように構成されており、入口244、出口246、流路252、254、およびバイパス弁137は、システム102からの発電機潤滑流体を流すように構成されている。
熱交換器組立体130をガスタービンエンジン組立体10に固定しやすくするために、本体部202は、上流側壁226に結合される第1のタブ290と、下流側壁224に結合される第2のタブ292とを含む。例示的な実施形態では、タブ290および292は、それぞれ、本体部202と同じ金属材料から作られており、押出工法を利用して本体部202と一体に形成される。あるいは、タブ290および292は、例えば、溶接処理またはロウ付け処理を用いて本体部202に取り付けられる別の部品として形成される。
例示的な実施形態では、熱交換器組立体130は、ファンシュラウド42の内側壁201が熱交換器組立体130の受け入れる凹部(図示せず)を含むように、ガスタービンエンジン組立体10内に配置されている。熱交換器組立体130は、内側壁201の内側面がフィン230の基部において本体部202の径方向内側面220と面一となるように、シュラウド42に結合されており、空気流の中にある熱交換器組立体130による圧力損失を低減または排除しやすくしている。より具体的には、熱交換器組立体130は、冷却フィン230だけが表面201から径方向内向きに延び出るように、ガスタービンエンジン組立体10内に結合されている。このようにして、ファンシュラウド42の内側壁201は、冷却空気流が冷却フィン230だけを通って導かれるように、本体部202を実質的に覆うために利用されている。
熱交換器組立体130は、ファン筺体内側面201またはスプリッタ外側面203の形状に実質的に一致する形状を含むように形成されている。そして、熱交換器組立体130は、前述のように、内側壁201の内側面が、フィン230の基部において、本体部202の径方向内側面220と面一となるように、ガスタービンエンジン組立体10に結合されている。
図5は、図3に示す熱交換器組立体130を通る、実線で示した、第1の運転モードの概略図である。第1の運転モードは、熱交換器組立体130の通常の運転モードであり、その運転モードでは、高温の循環流体は、エンジン10および発電機101の様々な部品から熱を奪い、熱交換器組立体130内を通る冷却を必要とする。第1の運転モード中、高温の循環流体は、ガスタービンエンジン10から、入口接続部240を通って、熱交換器組立体130の各分割部204に導かれる。次いで、高温のエンジン流体は、非凝固入口流路248を通って分割部204の長さだけ流れ、また、第1のバイパス弁136によって、冷却流路232を経由して分割部204の中を戻り、出口接続部242を通って熱交換器組立体130から流れ出ていくように向けて送られる。
第1の運転モード中、高温のエンジン潤滑流体は、冷却流路232の中を流れるにつれてフィン230を通る空気流によって冷却され、実質的により低い温度で第1の流体供給源120(図2に図示)に排出される。具体的には、エンジン潤滑流体は、ガスタービンエンジン10内または周囲で、実質的に周方向に向くように導かれる。同時に、ファン吸入部28の内部または周囲に供給された冷却空気流は、冷却フィン230を通るように導かれて、熱交換器組立体130の中を通るように導かれたエンジン潤滑流体の作動温度が低下しやすくなる。具体的には、第1の運転モード中、高温のエンジン潤滑流体は、開口232を通るように導かれ、そこで、流体は、その熱を、伝熱面、つまり、熱交換器組立体130の本体部202に、ひいては冷却フィン230に伝達する。入口部28を介して供給される比較的冷たい空気は、冷却フィン230と交差して、および/または、冷却フィン230を通って導かれ、そこで、熱が、冷却フィン230から、ダクト40を通るように導かれた空気流に伝達される。
さらに、第1の運転モード中、高温の発電機循環流体は、発電機101から、入口接続部244を通って、熱交換器組立体130の各分割部204に導かれる。次いで、高温の発電機流体は、発電機流体入口流路252を通って分割部204の長さだけ流れ、発電機流体出口流路254を経由して分割部204の中を戻り、出口接続部246を通って熱交換器組立体130から流れ出ていく。バイパス弁137は、第1の運転モードでは解除されて、発電機流体は各分割部204の長さだけ流れることができる。高温の発電機潤滑流体は、流路252および254内を流れるにつれてフィン230を通る空気流によって冷却され、実質的により低い温度で第2の流体供給源121(図2に図示)に排出される。具体的には、比較的高温の発電機潤滑流体は、流路252および254を通るように導かれ、そこで、高温の流体は、その熱を、伝熱面、つまり、熱交換器組立体130の本体部202に、ひいては冷却フィン230に伝達する。入口部28を介して供給される比較的冷たい空気は、冷却フィン230と交差して、および/または、冷却フィン230を通って導かれ、そこで、熱が、冷却フィン230から、ダクト40を通るように導かれた空気流に伝達される。
図6は、熱交換器組立体130を通る、(実線で示した)第2の運転モードの概略図である。第2の運転モードは、熱交換器本体202の入口において計測された所定温度にエンジン潤滑流体が達するような低温の中にエンジン10があるときに用いられる、非凝固モードである。このような所定温度において、エンジン潤滑流体は、粘度が高くなり過ぎて、冷却流路232内を容易に流れることができない。エンジン潤滑流体が、約華氏100度の所定温度に達したときは、第1の運転モード(図6で点線で示される)のように、冷却流路232を通す冷却を必要とするほど高温ではなく、冷却流路232に残っている流体は、凝固し始める可能性がある。熱交換器組立体130は、流体が冷却を必要とするほど高温でないときは、熱交換器組立体130の各分割部204にある流体を凝固させないように、十分に暖かくなっていなければならない。第2の運転モード中、エンジン潤滑流体は、冷却を必要としないが、エンジン10で用いるため、いくらかの熱をなお保持している。
第2の運転モード中、エンジン循環流体は、ガスタービンエンジン10から、入口接続部240を通って、熱交換器組立体130の各分割部204に導かれる。次いで、エンジン流体は、非凝固入口流路248を通って分割部204の長さだけ流れ、第1のバイパス弁136は、流れを、第1の運転モードのように冷却流路232を通す代わりに、冷却流路232をバイパスし、非凝固出口流路250を経由して分割部204の中を戻るように向かわせる。そして、エンジン流体は、熱交換器組立体130から、出口接続部242を介して、液貯め120に排出される。あるいは、エンジン流体を利用可能な最大断面積で流して、熱交換器組立体130における圧力損失を低減するために、第2の運転モードは、エンジン潤滑流体の流れを、非凝固流路250および冷却流路232を経由して分割部204の中を戻るように向かわせることを含んでいてもよい。
第2の運転モード、つまり非凝固モード中、熱交換器組立体130の各分割部204の全体の長さを、非凝固流路248および250を通って流れるエンジン流体は、熱を各分割部204の本体部202に伝達し、熱交換器組立体130は、伝熱によって加熱され、熱交換器組立体130を、その冷却流路232内のエンジン流体を凝固させることのない十分な温度で保持する。本体部202を加熱することで、冷却流路232内のいずれのエンジン流体も凝固することはなく、エンジン流体は冷却流路232を通って容易に流れる。1つの流路232にあるエンジン流体が凝固しない場合は、残りの流路232がその後すぐには凝固しないような十分な熱が伝達される。さらに、暖かいエンジン潤滑流体を含む非凝固入口流路248が冷却流路232に隣接していることで、熱がさらに伝達するため、凝固させないように分割部204を加熱するのに必要な時間が短くなる。そのため、本体部202の単一の壁によって各流路232が非凝固入口流路248から隔てられるように、流路248を流路232の近くに配置することは有益である。
熱交換器組立体130が、第2の運転モード中に流路248および250によって加熱されなかった場合、第1の運転モード中に冷却流路232を通るエンジン流体の流れは、低温の熱交換器組立体の中にある凝固したエンジン流体によって妨げられる可能性がある。また、エンジン流体を凝固させないように熱交換器組立体を温めるのに必要な時間は、第2の運転モード中に暖かいエンジン流体が常に流れる熱交換器組立体130の温度よりも最初は低い温度であるため、より長くなる可能性がある。
さらに、第2の運転モード中、バイパス弁137が、発電機潤滑流体が流路252および254を流れないようにするために係合される。発電機流体は、第1の運転モードと同じ方法で、発電機101から、入口接続部244を通って、熱交換器組立体130の各分割部204に導かれる。次いで、流体は、バイパス弁137を通過して、出口接続部246を通って熱交換器組立体130から流れ出ていく。第2の運転モード中、発電機流体は、第1の運転モードのように冷却を必要としないため、熱交換器組立体130の各分割部204を通る流れは、バイパスされる。流路248および250を流れるエンジン流体の伝熱は、第2の運転モード中、熱交換器組立体130を温めるので、流路252および254に残っているいずれの発電機流体も凝固しない。具体的には、第2の運転モード中、非凝固入口248を流れるエンジン流体は、冷却流路232で凝固せず、非凝固出口流路250を通って流れるエンジン流体は、発電機流路252および254で凝固しない。
上記の熱交換器組立体130は、エンジン流体システム100からの潤滑流体の導入と、発電機流体システム102からの発電機潤滑流体の導入とを、1つの熱交換器組立体130に組み合わせている。フィン230がより効率的であるため、熱交換器組立体130は、シュラウドにおいてより小さな空間しか必要とせず、そのため、システム100および102を、1つの熱交換器組立体130に組み合わせることができる。エンジン流体システム100および発電機流体システム102を1つの熱交換器組立体130に組み合わせることで、エンジン10のコストおよび重量を低減することになるが、それは、1つの熱交換器組立体が、2つに分かれている熱交換器組立体よりも少ない部品しか必要としないためである。さらに、熱交換器組立体130がシュラウド42の内側面201に結合されており、エンジンコア13またはスプリッタ44に結合されていないため、コアエンジン13にアクセスすることができるが、それは、コア13またはスプリッタ44に一般的に結合される別の発電機熱交換器を、必要としないためである。
熱交換器組立体の例示的な実施形態は、上記で詳細に説明されている。熱交換器組立体は、本明細書で説明された具体的な実施形態に限定されることはなく、むしろ、各システムの部品は、本明細書で説明された他の部品から独立して、および、分離して利用されてもよい。例えば、各熱交換器組立体は、様々なガスタービンエンジンで利用されてもよく、ガスタービンエンジン内の様々な位置に配置されてもよい。また、本明細書で説明された熱交換器組立体は、望ましい場合には、ファンシュラウドの外表面に結合されてもよい。実用上、熱交換器組立体は、冷却を実現する空気流があるいずれの場所にも取り付けることができる。
本発明の様々な実施形態の具体的な特徴は、一部の図面には示され、他の図面には示されていないことがあるが、これは単に便宜的なものである。本発明の本質に従って、図面のいずれの特徴も、他のいずれの図面のいずれの特徴と組み合わされて、参照および/または特許請求されてもよい。
本書は、最良の形態を含めて本発明を開示するために、また、任意の装置またはシステムを製作および使用すること、および、組み入れられた任意の方法を実施することを含めて、当業者が本発明を実施できるように、例を用いている。本発明の特許性のある範囲は、特許請求の範囲によって定義され、当業者に思いつく他の例を含む可能性がある。このような他の例は、特許請求の範囲の文言と異ならない構成要素を備える場合、または、特許請求の範囲の文言と実質的に異ならない等価の構成要素を備える場合、特許請求の範囲内にあるものとする。
10 ガスタービンエンジン組立体
11 回転軸線
12 ファン組立体
13 コアガスタービンエンジン
14 高圧圧縮機
16 燃焼器
18 高圧タービン
20 低圧タービン
24 ファンブレード
25 外側ガイドベーン
26 ロータディスク
28 エンジン吸入側
30 エンジン排出側
40 バイパスダクト
42 ファン筐体
44 スプリッタ
50 第1の部分
52 第2の部分
75 シャフト
100 エンジン流体システム
101 発電機
102 発電機流体システム
104 軸受
105 軸受
106 軸受
107 軸受
108 軸受
110 第1のポンプ
112 第2のポンプ
120 第1の流体供給源
121 第2の流体供給源
130 熱交換器組立体
132 第1の入口ポート
134 第1の出口ポート
136 第1のバイパス弁
137 第2のバイパス弁
138 第2の入口ポート
140 第2の出口ポート
150 ファン支柱
201 内側面
202 熱交換器本体部
203 径方向外側面
204 分割部
206 マニホールド
210 第1の端部
212 第2の端部
220 径方向内側面
222 径方向外側面
224 下流側壁
226 上流側壁
230 冷却フィン
232 冷却流路
240 エンジン流体入口接続部
242 エンジン流体出口接続部
244 発電機流体入口接続部
246 発電機流体出口接続部
248 非凝固入口流路
250 非凝固出口流路
252 発電機流体入口流路
254 発電機流体出口流路
290 第1のタブ
292 第2のタブ

Claims (10)

  1. 回転軸線(11)とコアガスタービンエンジン(13)を実質的に取り囲むファン筺体(42)とを備えるコアガスタービンエンジン(13)を含むガスタービンエンジン(10)で使用するための熱交換器組立体(130)であって、
    熱交換器本体(202)を備えており、
    前記熱交換器本体は、第1の流体回路(100)を含み、
    前記第1の流体回路は、
    第1のバイパス弁(136)と、
    前記第1のバイパス弁と流体連通する第1の流体回路入口流路(248)と、
    前記第1のバイパス弁と流体連通する複数の冷却流路(232)であって、前記第1のバイパス弁が、第1の運転モード中に第1の流体を該複数の冷却流路に送出し、前記第1の流体の温度を低下させ、第2の運転モード中に第1の流体前記複数の冷却流路バイパスるように構成されている、複数の冷却流路(232)と
    を備え、
    前記熱交換器本体はさらに、
    第2のバイパス弁(137)を含む第2の流体回路(102)であって、前記第2のバイパス弁が、前記第1の運転モード中に熱交換器本体の少なくとも一部を通る第2の流体の流れを促進し、第2の運転モード中に第2の流体前記熱交換器本体の前記少なくとも一部をバイパスるように構成されている、第2の流体回路(102)
    を含む、熱交換器組立体。
  2. 前記第1の流体回路(100)が、前記第1のバイパス弁(136)と流体連通する第1の流体回路出口流路(250)を含み、前記第1のバイパス弁が、第2の運転モード中に、前記第1の流体を前記第1の流体回路出口流路に送るように構成されている、請求項1記載の熱交換器組立体(130)。
  3. 前記第1のバイパス弁(136)が、前記第1の流体が所定温度を下回るときに、前記第1の流体を前記第1の流体回路出口流路(250)に送るように構成されている、請求項2記載の熱交換器組立体(130)。
  4. 前記第2のバイパス弁(137)が、第2の運転モード中に、前記熱交換器本体(202)の少なくとも一部を通る前記第2の流体の流れを妨げるように構成されている、請求項1乃至3のいずれかに記載の熱交換器組立体(130)。
  5. 前記第2の流体回路(102)が、
    前記第2のバイパス弁(137)と流体連通する第2の流体回路入口流路(252)と、
    前記第2のバイパス弁および前記第2の流体回路入口流路と流体連通する第2の流体回路出口流路(254)と
    を含む、請求項1乃至4のいずれかに記載の熱交換器組立体(130)。
  6. 回転軸線(11)を備えるコアガスタービンエンジン(13)と、
    前記コアガスタービンエンジンを実質的に取り囲むファン筺体(42)と、
    前記ファン筺体内に配置された熱交換器組立体(130)と
    を備えるガスタービンエンジン組立体(10)であって、
    前記熱交換器組立体は、熱交換器本体(202)を備え、
    前記熱交換器本体は、第1の流体回路(100)を含み、
    前記第1の流体回路は、
    第1のバイパス弁(136)と、
    前記第1のバイパス弁と流体連通する第1の流体回路入口流路(248)と、
    前記第1のバイパス弁と流体連通する複数の冷却流路(232)であって、前記第1のバイパス弁は、第1の運転モード中に第1の流体を前記複数の冷却流路に送出し、前記第1の流体の温度が低下しやすくし、第2の運転モード中に第1の流体前記複数の冷却流路バイパスるように構成されている複数の冷却流路と
    を備え、
    前記熱交換器本体はさらに、
    第2のバイパス弁(137)を含む第2の流体回路(102)であって、前記第2のバイパス弁は、前記第1の運転モード中に、第2の流体が前記熱交換器本体の少なくとも一部を通って流れやすくし、第2の運転モード中に第2の流体前記熱交換器本体の前記少なくとも一部をバイパスるように構成されている、第2の流体回路
    を含むガスタービンエンジン組立体。
  7. 前記第1の流体回路(100)が、前記第1のバイパス弁(136)と流体連通する第1の流体回路出口流路(250)を含み、前記第1のバイパス弁は、第2の運転モード中に、前記第1の流体を前記第1の流体回路出口流路に送るように構成されている、請求項6記載のガスタービンエンジン組立体(10)。
  8. 前記第1のバイパス弁(136)が、前記第1の流体が所定温度を下回るときに、前記第1の流体を前記第1の流体回路出口流路(250)に送るように構成されている、請求項7記載のガスタービンエンジン組立体(10)。
  9. 前記第2のバイパス弁(137)が、第2の運転モード中に、前記熱交換器本体(202)の少なくとも一部を通る前記第2の流体の流れを妨げるように構成されている、請求項6乃至8のいずれかに記載のガスタービンエンジン組立体(10)。
  10. 前記第2の流体回路(102)が、
    前記第2のバイパス弁(137)と流体連通する第2の流体回路入口流路(252)と、
    前記第2のバイパス弁および前記第2の流体回路入口流路と流体連通する第2の流体回路出口流路(254)と
    を含む、請求項6乃至9のいずれかに記載のガスタービンエンジン組立体(10)。
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