JP6258978B2 - 直流モータ - Google Patents

直流モータ Download PDF

Info

Publication number
JP6258978B2
JP6258978B2 JP2015562762A JP2015562762A JP6258978B2 JP 6258978 B2 JP6258978 B2 JP 6258978B2 JP 2015562762 A JP2015562762 A JP 2015562762A JP 2015562762 A JP2015562762 A JP 2015562762A JP 6258978 B2 JP6258978 B2 JP 6258978B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
armature
winding
coils
wound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015562762A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2015122226A1 (ja
Inventor
司 谷口
谷口  司
秀文 岩城
秀文 岩城
浩一 柏
浩一 柏
昌宏 細谷
昌宏 細谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Astemo Ltd
Original Assignee
Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Automotive Systems Ltd filed Critical Hitachi Automotive Systems Ltd
Publication of JPWO2015122226A1 publication Critical patent/JPWO2015122226A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6258978B2 publication Critical patent/JP6258978B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/04Windings characterised by the conductor shape, form or construction, e.g. with bar conductors
    • H02K3/28Layout of windings or of connections between windings
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/22Rotating parts of the magnetic circuit
    • H02K1/26Rotor cores with slots for windings
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K23/00DC commutator motors or generators having mechanical commutator; Universal AC/DC commutator motors
    • H02K23/26DC commutator motors or generators having mechanical commutator; Universal AC/DC commutator motors characterised by the armature windings
    • H02K23/28DC commutator motors or generators having mechanical commutator; Universal AC/DC commutator motors characterised by the armature windings having open windings, i.e. not closed within the armatures
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K23/00DC commutator motors or generators having mechanical commutator; Universal AC/DC commutator motors
    • H02K23/26DC commutator motors or generators having mechanical commutator; Universal AC/DC commutator motors characterised by the armature windings
    • H02K23/30DC commutator motors or generators having mechanical commutator; Universal AC/DC commutator motors characterised by the armature windings having lap or loop windings
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K23/00DC commutator motors or generators having mechanical commutator; Universal AC/DC commutator motors
    • H02K23/26DC commutator motors or generators having mechanical commutator; Universal AC/DC commutator motors characterised by the armature windings
    • H02K23/32DC commutator motors or generators having mechanical commutator; Universal AC/DC commutator motors characterised by the armature windings having wave or undulating windings
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/04Windings characterised by the conductor shape, form or construction, e.g. with bar conductors
    • H02K3/12Windings characterised by the conductor shape, form or construction, e.g. with bar conductors arranged in slots

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Windings For Motors And Generators (AREA)
  • Dc Machiner (AREA)

Description

本発明は、直流モータの電機子コイルの構造に係わり、特に自動車電装用として用いられるのに好適な直流モータに関する。
従来、直流モータの回転子への巻線方法として、特開平10−285854号公報(特許文献1)に記載された技術が知られている。
特許文献1の直流モータは、中心部に回転子軸に嵌着した貫通孔を有する回転子軸外周部と、この回転子軸外周部から径方向に向かって形成された多数の略T字型磁極部とを有するアーマチャアコア(電機子)を備えている(段落0012)。このアーマチャアコアには、隣接する略T字型磁極部の間にスロットが形成されることにより、周方向に多数のスロットが構成されている(段落0013)。
さらに、特許文献1には以下の構成が開示されている(段落0013〜0020)。
アーマチャアコアは4極13スロットの構成であり、アーマチャアコイルは波巻で巻線されている。具体的には、一つのコイルは、2つのスロットを間に挟んで、その周方向両側に配置された略T字型磁極部に跨って巻回されている。すなわち、一つのコイルは、任意のスロット(第1のスロット)と、この第1のスロットから2つのスロットを飛び越した先にある第2のスロットとに跨って巻装されている。アーマチャアコイルの数は13であり、各アーマチャアコイルC1〜C13と巻装されるスロットS1〜S13との関係は以下の通りである。第1のアーマチャアコイルC1はスロットS1とS4とに、第2のアーマチャアコイルC2はスロットS7とS10とに、第3のアーマチャアコイルC3はスロットS13とS3とに、第4のアーマチャアコイルC4はスロットS6とS9とに、第5のアーマチャアコイルC5はスロットS12とS2とに、第6のアーマチャアコイルC6はスロットS5とS8とに、第7のアーマチャアコイルC7はスロットS11とS1とに、第8のアーマチャアコイルC8はスロットS4とS7とに、第9のアーマチャアコイルC9はスロットS10とS13とに、第10のアーマチャアコイルC10はスロットS3とS6とに、第11のアーマチャアコイルC11はスロットS9とS12とに、第12のアーマチャアコイルC12はスロットS2とS5とに、第13のアーマチャアコイルC13はスロットS8とS11とに、それぞれ跨って巻装されている。
特開平10−285854号公報
特許文献1を含む従来の技術では、周方向に隣り合うアーマチャアコイル(以下、コイルという)が、コイルエンド部位で一部重なるように順次巻回される波巻を採用しているので、巻線工程を進めていくにつれコイルの重なり回数が多くなり、コイルエンド部が大きくなりがちであった。
そして、特許文献1には記載されていないが、従来の波巻による巻線方法では、コイルと整流子とを接続するコイル接続線は、複数のコイルが高く積み重なったコイルエンド部の外表面を、数多く横断する。このようなコイル接続線は、複数のコイルが積み重なってコイルエンド部の中でも最も高くなる部位で、巻回されたコイルの上側に露出する形で、コイルエンド部を横断する。例えば、4極13スロットの構成である特許文献1の直流モータの場合、このようなコイル接続線はコイルエンド部の7箇所に存在する。
モータの巻線工程では、コイルエンド部の軸方向寸法を所定の寸法に抑えるため、コイル巻装後にコイルエンド部に対して加圧成形を行う。この加圧成型時に、コイル接続線に不用意な成形荷重が加わると断線や絶縁不良を引き起こす可能性がある。そのため、コイルエンド部の外表面を横断するコイル接続線を避けるようにしてコイルエンド部に成形荷重を加えるか、コイルエンド部の外表面を横断するコイル接続線に加わる成形荷重が大きくなりすぎないように、成形荷重を小さな値に設定することが必要になる。しかし、コイルエンド部の外表面を横断するコイル接続線の数が増えると、これらのコイル接続線を避けてコイルエンド部に成形荷重を加えることが難しくなる。また、成形荷重を小さな値に設定すると、コイルエンド部を所定の寸法に抑えることが難しくなる。
本発明の目的は、コイルエンド部の外表面を横断するコイル接続線の本数を少なくした直流モータを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の直流モータは、複数の電機子スロットと、一定数の電機子スロットを挟んで離間する2つの電機子スロットに跨って巻装された電機子コイルとを有する電機子を備えた直流モータにおいて、
コイルエンド部の最下層に、他の電機子スロットに巻装された電機子コイル上に重なることなく巻装された少なくとも4つの電機子コイルを備え、
最下層に巻装された前記4つの電機子コイルの上層に、前記4つの電機子コイルと同じ様式で巻装された少なくとも4つの電機子コイルを備え
最下層に巻装された前記4つの電機子コイルは、隣り合うコイル辺同士がそれぞれ同じ電機子スロットに収容され、
最下層の上層に巻装された前記4つの電機子コイルは、隣り合うコイル辺同士がそれぞれ同じ電機子スロットに収容され、
前記電機子コイルは、一本の連続した巻線導体で巻回された極対数Pに等しい個数のコイルからなる複数のコイル群と、(P−1)個のコイルからなるコイル群とを構成し、
一本の連続した巻線導体で巻回された二つのコイル間が連続した状態のまま整流子片の導体係止部に係止されており、
各コイル群の両端部が前記整流子片とは異なる整流子片の導体係止部に係止された状態で切断されている
電機子コイルのコイルエンド部位におけるコイル同士の重なり数が減少して、電機子コイルの重なりが最も高くなる部分を横切るコイル接続線の本数を少なくすることができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施例1に係る直流モータを側面から見た断面図である。 実施例1に係わる2個のコイルから構成されたコイル群1個と、電機子スロットへの巻装の状況を示す図である。 実施例1における巻装状況の説明図である。 実施例1における電機子への巻装状況を示す外観図である。 実施例1に係わる直流モータの電機子を整流子側からみた図である。 導体係止部へのコイル接続線の係止状態を示す拡大図である。 本発明の実施例2に係わる巻装状況(第4の層)の説明図である。 本発明の実施形態3に係わる巻装状況の説明図である。 本発明との比較例である直流モータにおける巻線の説明図である。 比較例における直流モータの電機子を整流子側からみた図である。
本発明に係る実施例では、ヨーク104と、ヨーク104の内周側に配置された界磁磁石105と、界磁磁石105の内周側に隙間を介して回転可能に支持された電機子101と、電機子101の中心軸上に配置されたシャフト110と、シャフト110の周方向に配置された整流子102と、電機子コア150の外周に配置された複数の電機子スロット171と、一定数の電機子スロット171を挟んで離間する2個の電機子スロット171に巻装された複数のコイルからなる電機子コイル106を備え、コイル接続線188を整流子片182に経由しながら巻装する多層波巻の直流モータにおいて、少なくとも1段の層に巻装した複数のコイル106は、コイルエンド部106aにおいて互いに重なることがなく、かつ、コイル106の巻回開始の巻線導体(コイル辺106b)が収容される電機子スロット171と、他のコイル106の巻回終了の巻線導体(コイル辺106b)が収容される電機子スロット171とが一致、または、コイル106の巻回終了の巻線導体(コイル辺106b)が収容される電機子スロット171と、他のコイル106の巻回開始の巻線導体(コイル辺106b)が収容される電機子スロット171とが一致するように巻装する。
なお、1段の層に巻装した複数のコイル106が相互に重複することなく電機子スロット171に巻装されるが、後述する実施例3では、2つのコイルの間で1箇所にのみ重複部が発生する。
本発明に係る直流モータの巻線方式の特徴を分かり易くするために、比較例となる直流モータについて、図9及び図10を用いて説明する。図9は、本発明との比較例である直流モータにおける巻線の説明図である。図10は、比較例における直流モータの電機子を整流子側から見た図である。
この比較例では、直流モータの電機子の巻線方式である波巻について、巻装の概要と巻装後の電機子の状況を、4極13スロットに対する波巻の遅れ巻を例に説明する。
なお、以下の説明において、電機子コイル(コイル)、電機子スロット及び整流子片について特に位置を特定する必要がある場合は、電機子コイル(コイル)Wn、電機子スロットSn及び整流子片Cn(ただし、n=1,2,3…13)のように記載し、特に位置を特定する必要のない場合は、電機子コイル(コイル)106、電機子スロット171及び整流子片182のように記載する。
図9を用いて巻装の概要を説明する。整流子片No.S1から巻き始め、所定の電機子スロットに対しスロットピッチ3,セグメントピッチ6の条件で、コイル13個を順次巻装する。このとき、コイルW1とコイルW2とを巻き終えると、コイル辺が収容される電機子スロット171をコイルW1とコイルW2とに対して一つずつ同方向にずらしてコイルW3とコイルW4とが巻装される。このとき、コイルW3とコイルW4とはそれぞれコイルW1とコイルW2とに対して、コイル同士がコイルエンドの部位で重なるようにして巻装される。以下、コイルW5とコイルW6、コイルW7とコイルW8、コイルW9とコイルW10、コイルW11とコイルW12が順次同様にして巻装され、最後にコイルW13が巻装される。コイルは、一筆書きでコイル接続線をフック形状に形成した整流子片に引っ掛けながら巻装され、最終的に整流子片No.C1で巻装が終了する。
巻線導体が整流子片に2本かかるダブル接続部162は整流子片No.C1のみで、他の整流子片は巻線導体が1本のシングル接続部161となる。また、コイル間はコイル接続線188を介して連続に巻装するので、巻装にかかる時間はコイル13個分の巻線工程の時間が必要となる。
また、図10の電機子コイル巻装後の状況のように、整流子片182を経由してコイルとコイルとの間を接続するコイル接続線188のうちコイル外表面を横断するコイル接続線の本数は、巻装終了時に7本である。図10では、これら7本のコイル接続線188がコイル外表面を横断する箇所(部分)を点線の丸印183で示している。
コイル接続線188がコイル外表面を横断する箇所183とは、複数のコイル106が積み重なってコイルエンド部106aの中でも最も高くなる部位で、積層されたコイル106の上側に露出する形で、コイルエンド部106aを横断する箇所である。例えば、コイルW7から整流子片No.C4に接続されるコイル接続線188は、コイルW5とコイルW3とが積層された部分の上を横切っている。このとき、コイルW5とコイルW3との積層部の近傍でコイルW1がコイルW5とコイルW3との積層部の下側に潜り込んでいる。このため、コイルW7から整流子片No.C4に接続されるコイル接続線188は、実質的にコイルW5とコイルW3とコイルW1との3つのコイル106が積層された部分の上を横切ることになる。この3つのコイルが積層された部分の厚み(高さ)寸法は、コイルエンド106aにおいて、最も大きな厚み(高さ)寸法である。
なお、図10では、整流子片の番号をCn(n=1,2,…,13)でコイル辺が収容されるスロットの番号をSn(n=1,2,…,13)で、コイルが巻き付けられるティースの番号をTn(n=1,2,…,13)で示している。尚、nはスロット数(ティース数)に対応しており、スロット数(ティース数)が変化すると、それに合わせて変化する。これは、後述する図5でも同様である。
近年、自動車の燃費性能向上ため、自動車一台あたりの自動車電装用モータ搭載数が増加傾向にある。このため、小型軽量化したモータを実現して機器搭載性を向上させる、高信頼のモータを実現して機器信頼性を向上するといった要求が高まっている。
上述した比較例や特許文献1の巻線方法では、周方向に隣り合うコイルが、コイルエンド部106aで一部重なるように順次巻回される波巻を採用している。このため、巻線工程を進めていくにつれコイル106の重なり回数が多くなり、コイルエンド部106aが大きくなりがちであった。
また、コイル106と整流子102とを接続するためのコイル接続線188がコイル外表面を数多く横断すると、これらのコイル接続線188はコイル106によって拘束されていなため、僅かながら位置が変化したり振動したりすることが考えられる。そして、これらのコイル接続線188が他の部品と接触したり、振動によってコイル106に擦られたりすると、断線や絶縁不良を生じる可能性がある。自動車に搭載されるモータには振動に対して強い構造が必要である。その信頼性を高めるために、コイルエンド部106aが大きくなると、モータの容積が大きくなり、自動車への搭載性が悪くなる。本発明に係る直流モータの巻線方法によれば、コイル外表面を横断するコイル接続線の本数を減らし、小型化(搭載性)と信頼性とに優れた直流モータを提供することができる。
以下、図1〜図8を用いて本発明の実施例1を説明する。図1は、本実施例に係る直流モータを側面から見た断面図である。図2は、本実施例に係わる2個のコイルから構成されたコイル群1個と、電機子スロットへの巻装の状況を示す図である。図3は、本実施例における巻装状況の説明図である。図4は、本実施例における電機子への巻線状況を示す外観図である。図5は、本実施例に係わる直流モータの電機子を整流子側からみた図である。図6は、導体係止部へのコイル接続線の係止状態を示す拡大図である。
本発明に係わる直流モータは、自動車電装用機器の駆動源として用いられるモータ、例えば、エンジンのバルブ制御に用いるモータ、油圧ポンプ駆動用のモータとして用いるのに、特に好適である。
まず、図1を用いて、直流モータの構成を説明する。
直流モータ200は、ヨーク104、フロントブラケット103、界磁磁石105及び電機子101(回転子)を備える。ヨーク104は、有底の略円筒形状であり、リアベアリング121とブラシホルダ130を備える。リアベアリング121は、ヨーク104の端面の中央部に配置され、シャフト110の一端を回転可能に支持する。
フロントブラケット103は、略円盤状であり、フロントベアリング120を備える。フロントブラケット103は、ヨーク104の端部に配置される。ブラシホルダ130は、ブラシ115を保持する。整流子102への機械的な摺動接触による通電は、回転中でも安定給電できるよう、ブラシ115がブラシ加圧用ばね131により整流子102に向けて付勢されている。電機子コイル106に整流作用に伴う電流が流れると、界磁磁石105が作る磁界と、電機子101が作る磁界との相互作用によって連続的な回転トルクが発生し、機械出力が得られる。以下の説明では、電機子コイル106を単にコイルと呼ぶ場合もある。
次に、図2から図6を用いて、本発明の実施例1に係る直流モータ200の電機子の巻線構造について、説明する。本実施例では、4極13スロット波巻の遅れ巻(オープン巻)を例に説明する。
図2に、コイル同士が巻線導体と同じ連続線で整流子片に電気接続された2個のコイル(極対数P:2)からなるコイル群1個分と、電機子スロット171への巻装の状況を示す。本明細書では、このような巻装方法或いは巻装された状態を2連巻と称する。
また、図2では、コイル巻回数2の場合を例に説明する。巻回数2は、電機子スロットに2回周回することをいい、コイル1個あたり巻線導体が離間した電機子スロットそれぞれに対し、往き2本、戻り2本、計4本が収容されていることをいう。
2個のコイルから構成されたコイル群の巻線は、導体係止部184に係止されたコイル端巻始まり部185から巻き始まり、第1番目のコイルとして所定の巻回数を巻装され、導体係止部184に係止されたコイル間ヘアピン部186を経由して、第2番目のコイルとして所定の巻回数を巻装され、導体係止部184に係止されたコイル端巻き終わり部187で終了する。
次に、具体的な巻線工程について説明する。図3に、実施例1に係る巻装状況を示す。なお、(a)は第1の層、(b)は第2の層、(c)は第3の層、(d)は第4の層について、巻装状況を示している。また、図4に、図3の(a)〜(d)の各巻装状況に対応する電機子の外観を示す。
コイル群には2種類有り、1種類は極対数Pと同じ2個のコイルから構成したコイル群6個[Ns/P=13/2=6.5 小数点第1位切り捨て後6]、もう1種類は1個[(P−1)=2−1=1]のコイルから構成したコイル群1個の計7個のコイル群で構成される。ここで、Ns;スロット数、P;極対数である。
これらコイル群181はコイル106で構成される。コイル数は13個である。具体的には、コイル群(1)−1はコイルW1とコイルW2で構成され、コイル群(1)−2はコイルW3とコイルW4で構成され、コイル群(2)−1はコイルW5とコイルW6で構成され、コイル群(2)−2はコイルW7とコイルW8で構成され、コイル群(3)−1はコイルW9とコイルW10で構成され、コイル群(3)−2はコイルW11とコイルW12で構成され、コイル群(4)−1はコイルW13で構成される。
それぞれのコイル、コイル群毎の巻装順序に従い説明する。なお、図3は巻装状況を簡略化して示しており、コイル106は各電機子スロット171(S1〜S13)に1回巻回した状況を示しており、コイル106を各電機子スロット171に対して複数回巻回した状況については図示していない。また、巻装順序に応じ、番号をコイルおよびコイル群に付けており、巻装順序は、コイルについてはコイルW1、コイルW2、…コイルW13の順序で、またコイル群についてはコイル群(1)−1、コイル群(1)−2、コイル群(2)−1、…コイル群(4)−1の順序で巻装を行っていく。
図3及び図4では、(a)に第1の層を構成するコイル群(1)−1とコイル群(1)−2との巻装結線図及び第1の層巻装後の電機子の外観を示し、(b)に第2の層を構成するコイル群(2)−1とコイル群(2)−2との巻装結線図及び第2の層巻装後の電機子の外観を示し、(c)に第3の層を構成するコイル群(3)−1とコイル群(3)−2との巻装結線図及び第3の層巻装後の電機子の外観を示し、(d)に第4の層を構成するコイル群(4)−1の巻装結線図及び第4の層巻装後の電機子の外観を示している。
まず、コイル群(1)−1及び(1)−2の巻線構成について、図3(a)及び図4(a)を用いて説明する。
コイル群(1)−1は、整流子片No.C1から巻装を開始する。コイル群(1)−1の構成要素であるコイルW1のコイル端巻始まり部185を整流子片No.C1に引っ掛けて、電機子スロットNo.S1から電機子スロットNo.S4に渡ってコイルW1を巻装する。次にコイル間ヘアピン部を整流子片No.C7に引っ掛けて、電機子スロットNo.S7から電機子スロットNo.S10に渡ってコイルW2を巻装する。コイル端巻き終わり部187を整流子片No.C13に引っ掛けて、コイル群(1)−1の巻装を終了する。コイル群(1)−1のコイルW1とコイルW2とは、1本の巻線導体が途中で切断されることなく、連続して巻装されている。コイル群(1)−1は、1本の巻線導体による2連巻によって巻装されたコイルW1とコイルW2とにより、構成されている。
コイル群(1)−2は、整流子片No.C4から巻装を開始する。コイル群(1)−2の構成要素であるコイルW3のコイル端巻始まり部185を整流子片No.C4に引っ掛けて、電機子スロットNo.S4から電機子スロットNo.S7に渡ってコイルW3を巻装する。次にコイル間ヘアピン部を整流子片No.C10に引っ掛けて、電機子スロットNo.S10から電機子スロットNo.S13に渡ってコイルW4を巻装する。コイル端巻き終わり部187を整流子片No.C3に引っ掛けて、コイル群(1)−2の巻装を終了する。コイル群(1)−2のコイルW3とコイルW4とは、1本の巻線導体が途中で切断されることなく、連続して巻装されている。コイル群(1)−2は、1本の巻線導体による2連巻によって巻装されたコイルW3とコイルW4とにより、構成されている。
電機子スロットNo.S4,No.S7,No.S10において、異なるコイル同士がコイル辺の収容されるスロットを一致させて共有することで、図4(a)に示すように、第1の層を構成するコイル同士が重ならないように、分布させて巻装することができる。すなわち、この第1の層により、異なる電機子スロット間に巻装された電機子コイル106上に重なることなく最下層に巻装され、順次隣り合うように配置された第1乃至第4の電機子コイル106(W1〜W4)が構成される。そして、第1乃至第4の電機子コイル106(W1〜W4)は相互に隣り合うコイル辺同士がそれぞれ同じ電機子スロット171(S4,S7,S10)に収容されている。
次に、第2の層のコイル群(2)−1及び(2)−2の巻線について、図3(b)及び図4(b)を用いて説明する。
コイル群(2)−1は、整流子片No.C13から巻装を開始する。コイル群(2)−1の構成要素であるコイルW5のコイル端巻始まり部185を整流子片No.C13に引っ掛けて、電機子スロットNo.S13から電機子スロットNo.S3に渡ってコイルW5を巻装する。次にコイル間ヘアピン部を整流子片No.C6に引っ掛けて、電機子スロットNo.S6から電機子スロットNo.S9に渡ってコイルW6を巻装する。コイル端巻き終わり部187を整流子片No.C12に引っ掛けて、コイル群(2)−1の巻装を終了する。コイル群(2)−1のコイルW5とコイルW6とは、1本の巻線導体が途中で切断されることなく、連続して巻装されている。コイル群(2)−1は、1本の巻線導体による2連巻によって巻装されたコイルW5とコイルW6とにより、構成されている。
コイル群(2)−2は、整流子片No.C3から巻装を開始する。コイル群(2)−2の構成要素であるコイルW7のコイル端巻始まり部185を整流子片No.C3に引っ掛けて、電機子スロットNo.S3から電機子スロットNo.S6に渡ってコイルW7を巻装する。次にコイル間ヘアピン部を整流子片No.C9に引っ掛けて、電機子スロットNo.S9から電機子スロットNo.S12に渡ってコイルW8を巻装する。コイル端巻き終わり部187を整流子片No.C2に引っ掛けて、コイル群(1)−2の巻装を終了する。コイル群(2)−2のコイルW7とコイルW8とは、1本の巻線導体が途中で切断されることなく、連続して巻装されている。コイル群(2)−2は、1本の巻線導体による2連巻によって巻装されたコイルW7とコイルW8とにより、構成されている。
電機子スロットNo.S3,No.S6,No.S9において、異なるコイル同士がコイル辺の収容されるスロットを一致させて共有することで、図4(b)に示すように、第2の層を構成するコイル同士が重ならないように、分布させて巻装することができる。
第2の層により、最下層(第1の層)に巻装された電機子コイルW1〜W4の上に、第1乃至第4の電機子コイルW1〜W4と同じスロットピッチ3で巻装された複数の電機子コイルW5〜W8が構成される。
次に、第3の層のコイル群(3)−1及び(3)−2の巻線について、図3(c)及び図4(c)を用いて説明する。
コイル群(3)−1は、整流子片No.C12から巻装を開始する。コイル群(3)−1の構成要素であるコイルW9のコイル端巻始まり部185を整流子片No.C12に引っ掛けて、電機子スロットNo.S12から電機子スロットNo.S2に渡ってコイルW9を巻装する。次にコイル間ヘアピン部を整流子片No.C5に引っ掛けて、電機子スロットNo.S5から電機子スロットNo.S8に渡ってコイルW10を巻装する。コイル端巻き終わり部187を整流子片No.C11に引っ掛けて、コイル群(3)−1の巻装を終了する。コイル群(3)−1のコイルW9とコイルW10とは、1本の巻線導体が途中で切断されることなく、連続して巻装されている。コイル群(3)−1は、1本の巻線導体による2連巻によって巻装されたコイルW9とコイルW10とにより、構成されている。
コイル群(3)−2は、整流子片No.C2から巻装を開始する。コイル群(3)−2の構成要素であるコイルW11のコイル端巻始まり部185を整流子片No.C2に引っ掛けて、電機子スロットNo.S2から電機子スロットNo.S5に渡ってコイルW11を巻装する。次にコイル間ヘアピン部を整流子片No.C8に引っ掛けて、電機子スロットNo.S8から電機子スロットNo.S11に渡ってコイルW12を巻装する。コイル端巻き終わり部187を整流子片No.C1に引っ掛けて、コイル群(3)−2の巻装を終了する。コイル群(3)−2のコイルW11とコイルW12とは、1本の巻線導体が途中で切断されることなく、連続して巻装されている。コイル群(3)−1は、1本の巻線導体による2連巻によって巻装されたコイルW11とコイルW12とにより、構成されている。
電機子スロットNo.S2,No.S5,No.S8において、異なるコイル同士がコイル辺の収容されるスロットを一致させて共有することで、図4(c)に示すように、第3の層を構成するコイル同士が重ならないように、分布させて巻装することができる。
第3の層により、下層(第2の層)に巻装された電機子コイルW5〜W8の上に、第1乃至第4の電機子コイルW1〜W4と同じスロットピッチ3で巻装された複数の電機子コイルW5〜W8が構成される。
次に第4の層のコイル群(4)−1の巻線について、図3(d)及び図4(d)を用いて説明する。
コイル群(4)−1は、整流子片No.C11から巻装を開始する。コイル群(4)−1の構成要素であるコイルW13のコイル端巻始まり部185を整流子片No.C11に引っ掛けて、電機子スロットNo.S11から電機子スロットNo.S1に渡ってコイルW13を巻装する。コイル端巻き終わり部187を整流子片No.C4に引っ掛けて、コイル群(4)−1の巻装を終了する。
以上のように、巻装を完了した後、導体係止部184に溶接の処理を行い、コイル106と整流子片182との電気接続を確立させて、これを電機子101とする。
本実施例では、コイルエンド部106aの最下層が、2つのコイル群(1)−1および(1)−2で構成されている。一方のコイル群の電機子コイル106と他方のコイル群の電機子コイル106とが周方向に交互に配置され、かつ2つのコイル群に含まれる4つの電機子コイル106が相互に重ならないように巻装されている。
コイル群(2)−1、(2)−2、(3)−1および(3)−2は、最下層を構成するコイル群(1)−1および(1)−2の上層に巻装され、中間層の電機子コイル106を構成する。中間層は1つの層が2つのコイル群で構成されている。中間層では、一つの層に着目すると、2つのコイル群に含まれる4つの電機子コイル106が、最下層に配置された4つの電機子コイル106と同じスロットピッチかつコイル間隔で巻装されている。コイル間隔は4つのコイル106が相互に重ならないような間隔に設定されている。
なお、コイル群(1)−1と(1)−2の巻線順序は入れ替わっていてもよい。(2)−1と(2)−2,(3)−1と(3)−2についても同様である。
本発明の趣旨は、巻装の順序を特定するものではなく、コイルならびにコイル群と整流子片との周方向位置さえ確立していればよく、各層のコイルについて、コイルエンド部のコイル同士の重なりを解消することにある。
図5に、本実施例に係る直流モータ200の電機子101の整流子102側からみた巻線の説明図を示す。コイル接続線188が、コイル外表面を横断する箇所は、コイル群(4)−1のコイル13の電機子スロットNo.S1から整流子片No.C4に接続されるコイル接続線188(点線丸印で囲んだ箇所183)のみである。これにより、冶具を用いてコイルを加圧成形して、さらにコイルエンドを小さくする場合、この一箇所を外して加圧成形すれば、コイル接続線188にダメージを与えることなく、効果的にコイルエンドを小さくできる。なお、加圧成形は、各層の巻装後に段階的に行ってもよい。
また、電機子コイル106を複数個のコイル群に分割し、各々を整流子片182の導体係止部184に接続しながら巻装したので、ダブルフック(コイル接続線188が2本、導体係止部184に引っ掛かっている接続部)が複数箇所ある。具体的には整流子片No.C11,No.C12,No.C13,No.C1,No.C2,No.C3,No.C4の計7箇所である。このように本実施例では、ダブルフックがまとまって存在する1つの領域(整流子の周方向範囲)と、1つのコイル群に含まれる2つのコイルの中間部が係止される導体係止部184(シングルフック)がまとまって存在する1つの領域(整流子の周方向範囲)とが形成される。すなわち、シングルフックとダブルフックとが2つの領域に分かれて整列されている。
コイル106と整流子片182の電気接続のために行うヒュージング処理条件は、シングル接続部161とダブル接続部162とで巻線導体数が異なるから、接続状態を安定化するために、溶接機の電圧や溶接処理時間をシングル接続部161とダブル接続部162とで適正に調整しながらヒュージング処理を行うとよい。
また、コイル巻装用の導体は、通常、巻線ボビンから連続した導体を供給しながら、巻線を行う。本実施例では、複数のコイル群の巻装方法について、コイル群の巻線−巻線導体の切断−コイル群の巻線というように、コイル群とコイル群の切替え操作を行う必要がある。巻線導体の切断は、導体係止部184のフック形状を利用して引きちぎり動作により行っても、或いは専用のカッターを利用してもよく、適宜工法を選択すればよい。
図6に、コイル接続線188および導体係止部184の拡大図を示す。図面中央及び左側に位置する整流子片182の導体係止部184がダブル接続部162であり、右側に位置する整流子片182の導体係止部184がシングル接続部161である。シングル接続部161は、コイル接続線188がフック形状の導体係止部184にα状に引っ掛け、フック形状から整流子内径側に塑性加工した後、溶接処理を施してコイル接続線188と整流子片182とを電気接続する。
図7を用いて、本発明の実施例2について説明する。図7に、本実施例に係る第4の層について、巻装状況の説明図を示す。
実施例1において、コイル接続線188が一箇所でコイル外表面を横断することに対し、この改善を図ることができる巻装方法である。コイル13(コイル群(4)−1)のみ説明し、他のコイル群の巻線については、実施例1と同一であるので説明を省略した。図7に示したように、コイル群(4)−1の構成要素であるコイル13のコイル端巻始まり部185を整流子片No.C11に引っ掛けて、電機子スロットNo.S11から電機子スロットNo.S1に渡ってコイル13を巻装し、コイル13の最終の巻線導体のみ、電機子スロットNo.S2に周回させて、コイル端巻き終わり部187を整流子片No.C4に引っ掛ける。これにより、コイル13の整流子片No.C4に接続されるコイル接続線188が、コイル外表面を横断することを防ぐことができる。これにより、コイル外表面を横断するコイル接続線188がなくなる。
図8を用いて、本発明の実施例3について説明する。図8に、本実施例に係る6極17スロット波巻の進み巻(クローズ巻)の巻装状況を示す。
コイル群には2種類有り、1種類は極対数Pと同じ3個のコイルから構成したコイル群5個[Ns/P=17/3≒5.667 小数点第1位切り捨て後は5]、もう1種類は2個[(P−1)=3−1=2]のコイルから構成したコイル群1個の計6個のコイル群で構成される。ここで、Ns;スロット数、P;極対数である。
本実施例では、3連巻を基本にしてコイルを巻装し、一部に2連巻を採用する。なお、3連巻は最下層から最上層までの各層を構成するコイル群に適用され、最上層では一部のコイル群が3連巻で巻装されている。2連巻は最上層を構成する一部のコイル群に適用されている。
次に、具体的な巻線工程について説明する。コイル数は17個であり、コイル群(1)−1はコイルW1、コイルW2およびコイルW3で構成され、コイル群(1)−2はコイルW4、コイルW5およびコイルW6で構成され、コイル群(2)−1はコイルW7、コイルW8およびコイルW9で構成され、コイル群(2)−2はコイルW10、コイルW11およびコイルW12で構成され、コイル群(3)−1はコイルW13、コイルW14およびコイルW15で構成され、コイル群(3)−2はコイルW16およびコイルW17構成で構成される。
コイルおよびコイル群の巻装順序に従い説明する。
なお、図8は巻装状況を簡略化して示しており、コイル106は各電機子スロット171(S1〜S17)に1回巻回した状況を示しており、コイル106を各電機子スロット171に対して複数回巻回した状況については図示していない。また、巻装順序に応じ、番号をコイルおよびコイル群に付けており、巻装順序は、コイルについてはコイルW1,コイルW2,…,コイルW17、コイル群についてはコイル群(1)−1,コイル群(1)−2,コイル群(2)−1,…,コイル群(3)−2の順序で巻装を行っていく。
図8では、(a)に第1の層を構成するコイル群(1)−1とコイル群(1)−2との巻装結線図を示し、(b)に第2の層を構成するコイル群(2)−1とコイル群(2)−2との巻装結線図を示し、(c)に第3の層を構成するコイル群(3)−1とコイル群(3)−2との巻装結線図を示している。
まず、図8(a)を用いて、第1の層について、コイル群(1)−1およびコイル群(1)−2の巻線構成について説明する。コイル群(1)−1は、整流子片No.C1から巻装を開始する。コイル群(1)−1の構成要素であるコイルW1のコイル端巻始まり部185を整流子片No.C1に引っ掛けて、電機子スロットNo.S1から電機子スロットNo.S4に渡ってコイルW1を巻装する。次にコイル間ヘアピン部を整流子片No.C7に引っ掛けて、電機子スロットNo.S7から電機子スロットNo.S10に渡ってコイルW2を巻装する。次にコイル間ヘアピン部を整流子片No.C13に引っ掛けて、電機子スロットNo.S13から電機子スロットNo.S16に渡ってコイルW3を巻装する。コイル端巻き終わり部187を整流子片No.C2に引っ掛けて、コイル群(1)−1の巻装を終了する。コイル群(1)−1のコイルW1〜W3は、1本の巻線導体が途中で切断されることなく、連続して巻装されている。コイル群(1)−1は、1本の巻線導体による3連巻によって巻装されたコイルW1〜W3により、構成されている。
コイル群(1)−2は、整流子片No.4から巻装を開始する。コイル群(1)−2の構成要素であるコイルW4のコイル端巻始まり部185を整流子片No.C4に引っ掛けて、電機子スロットNo.S4から電機子スロットNo.S7に渡ってコイルC4を巻装する。次にコイル間ヘアピン部を整流子片No.C10に引っ掛けて、電機子スロットNo.S10から電機子スロットNo.S13に渡ってコイルW5を巻装する。次にコイル間ヘアピン部を整流子片No.C16に引っ掛けて、電機子スロットNo.S16から電機子スロットNo.S2に渡ってコイルW6を巻装する。コイル端巻き終わり部187を整流子片No.C5に引っ掛けて、コイル群(1)−2の巻装を終了する。コイル群(1)−1のコイルW4〜W6は、1本の巻線導体が途中で切断されることなく、連続して巻装されている。コイル群(1)−1は、1本の巻線導体による3連巻によって巻装されたコイルW4〜W6により、構成されている。
電機子スロットNo.S4,No.S7,No.S10,No.S13,No.S16において、異なるコイル同士がコイル辺の収容されるスロットを一致させて共有することで、第1の層を構成するコイルW1〜W6のうちコイルW1〜W5を、コイル同士が重ならないように分布させて巻装することができる。コイルW6は先に巻装されたコイルW1の上に重なって巻装される。すなわち、この第1の層を構成するコイルW1〜W5は、異なる電機子スロット間に巻装された電機子コイル106上に重なることなく最下層に巻装され、順次隣り合うように配置された第1乃至第5の電機子コイル106(W1〜W5)が構成される。そして、第1乃至第5の電機子コイル106(W1〜W5)は相互に隣り合うコイル辺同士がそれぞれ同じ電機子スロット171(S4,S7,S10,S13,S16)に収容されている。
次に、図8(b)を用いて、第2の層について、コイル群(2)−1およびコイル群(2)−2の巻線構成について説明する。コイル群(2)−1は、整流子片No.C17から巻装を開始する。コイル群(2)−1の構成要素であるコイルW7のコイル端巻始まり部185を整流子片No.C17に引っ掛けて、電機子スロットNo.S17から電機子スロットNo.S3に渡ってコイルW7を巻装する。次にコイル間ヘアピン部を整流子片No.C6に引っ掛けて、電機子スロットNo.S6から電機子スロットNo.S9に渡ってコイルW8を巻装する。次にコイル間ヘアピン部を整流子片No.C12に引っ掛けて、電機子スロットNo.S12から電機子スロットNo.S15に渡ってコイルW9を巻装する。コイル端巻き終わり部187を整流子片No.C1に引っ掛けて、コイル群(2)−1の巻装を終了する。コイル群(2)−1のコイルW7〜W9は、1本の巻線導体が途中で切断されることなく、連続して巻装されている。コイル群(2)−1は、1本の巻線導体による3連巻によって巻装されたコイルW7〜W9により、構成されている。
コイル群(2)−2は、整流子片No.C3から巻装を開始する。コイル群(2)−2の構成要素であるコイルW10のコイル端巻始まり部185を整流子片No.C3に引っ掛けて、電機子スロットNo.S3から電機子スロットNo.S6に渡ってコイルW10を巻装する。次にコイル間ヘアピン部を整流子片No.C9に引っ掛けて、電機子スロットNo.S9から電機子スロットNo.S12に渡ってコイルW11を巻装する。次にコイル間ヘアピン部を整流子片No.C15に引っ掛けて、電機子スロットNo.S15から電機子スロットNo.S1に渡ってコイルW12を巻装する。コイル端巻き終わり部187を整流子片No.C4に引っ掛けて、コイル群(2)−2の巻装を終了する。コイル群(2)−2のコイルW10〜W12は、1本の巻線導体が途中で切断されることなく、連続して巻装されている。コイル群(2)−2は、1本の巻線導体による3連巻によって巻装されたコイルW10〜W12により、構成されている。
電機子スロットNo.S3,No.S6,No.S9,No.S12,No.S15において、異なるコイル同士がコイル辺の収容されるスロットを一致させて共有することで、第2の層を構成するコイルW7〜W12のうちコイルW7〜W11を、コイル同士が重ならないように分布させて巻装することができる。
第2の層により、下層(第1の層)に巻装された電機子コイルW1〜W6の上に、第1乃至第6の電機子コイルW1〜W6と同じスロットピッチ3で巻装された複数の電機子コイルW7〜W12が構成される。
次に、図8(c)を用いて第3の層について、コイル群(3)−1およびコイル群(3)−2の巻線構成について説明する。コイル群(3)−1は、整流子片No.C2から巻装を開始する。コイル群(3)−1の構成要素であるコイルW13のコイル端巻始まり部185を整流子片No.C2に引っ掛けて、電機子スロットNo.S2から電機子スロットNo.S5に渡ってコイルW13を巻装する。次にコイル間ヘアピン部を整流子片No.C8に引っ掛けて、電機子スロットNo.S8から電機子スロットNo.S11に渡ってコイルW14を巻装する。次にコイル間ヘアピン部を整流子片No.S14に引っ掛けて、電機子スロットNo.S14から電機子スロットNo.S17に渡ってコイルW15を巻装する。コイル端巻き終わり部187を整流子片No.C3に引っ掛けて、コイル群(3)−1の巻装を終了する。コイル群(3)−1のコイルW13〜W15は、1本の巻線導体が途中で切断されることなく、連続して巻装されている。コイル群(3)−1は、1本の巻線導体による3連巻によって巻装されたコイルW13〜W15により、構成されている。
コイル群(3)−2は、整流子片No.C5から巻装を開始する。コイル群(3)−2の構成要素であるコイルW16のコイル端巻始まり部185を整流子片No.C5に引っ掛けて、電機子スロットNo.S5から電機子スロットNo.S8に渡ってコイルW16を巻装する。次にコイル間ヘアピン部を整流子片No.C11に引っ掛けて、電機子スロットNo.S11から電機子スロットNo.S14に渡ってコイルW17を巻装する。コイル端巻き終わり部187を整流子片No.C17に引っ掛けて、コイル群(3)−2の巻装を終了する。コイル群(3)−2のコイルW16およびW17は、1本の巻線導体が途中で切断されることなく、連続して巻装されている。コイル群(3)−1は、1本の巻線導体による2連巻によって巻装されたコイルW16およびW17により、構成されている。
電機子スロットNo.S5,No.S8,No.S11,No.S14において、異なるコイル同士がコイル辺の収容されるスロットを一致させて共有することで、第3の層を構成するコイルW13〜W17を、コイル同士が重ならないように分布させて巻装することができる。
第3の層により、下層(第2の層)に巻装された電機子コイルW7〜W12の上に、第1乃至第6の電機子コイルW1〜W6と同じスロットピッチ3で巻装された複数の電機子コイルW13〜W17が構成される。
本実施例においては、2本の独立したコイル接続線が接続されるダブルフックとなる整流子片は、No.C1〜C5およびC17の計6箇所であり、シングルフックとなる整流子片は、No.C6〜C16の計11箇所である。このように本実施例では、ダブルフックがまとまって存在する1つの領域(整流子の周方向範囲)と、シングルフックがまとまって存在する1つの領域(整流子の周方向範囲)とが形成される。すなわち、シングルフックとダブルフックとが2つの領域に分かれて整列されている。
巻装を完了した後、導体係止部184に溶接の処理を行い、コイル106と整流子片182の電気接続を確立させて、これを電機子101とする。
本実施例では、コイルエンド部106aの最下層が、2つのコイル群(1)−1および(1)−2で構成されている。一方のコイル群の電機子コイル106と他方のコイル群の電機子コイル106とが周方向に交互に配置され、かつ2つのコイル群に含まれる6つの電機子コイル106が相互に重ならないように巻装されている。
コイル群(2)−1および(2)−2は、最下層を構成するコイル群(1)−1および(1)−2の上層に巻装され、中間層の電機子コイル106を構成する。中間層は1つの層が2つのコイル群で構成されている。中間層では、一つの層に着目すると、2つのコイル群に含まれる6つの電機子コイル106が、最下層に配置された6つの電機子コイル106と同じスロットピッチかつコイル間隔で巻装されている。コイル間隔は6つのコイル106が相互に重ならないような間隔に設定されている。
実施例1、実施例2および実施例3では、全ての層毎に、コイルエンド部106aでコイルが重ならないように、或いはコイルが重なる部分を1箇所にして、コイル106を巻装した。コイル重なり部の解消は必ずしも全ての層を対象としなくてもよく、少なくとも1段の層を対象にコイルの重なり部を解消することで、コイルエンド部の重なりをシンプルにすることができ、コイル巻装時にコイルの崩れを抑制する効果を奏することができる。
本発明は、界磁磁極数が4以上(極対数2以上)のモータに適用されることが望ましい。
図5および図10に示すように、一つのティースに対して二つのコイル106がたすき掛けに巻装され、たすき掛けに巻装されるこれら二つのコイル106の間に挟まれて巻装されているコイル106が存在する。図5では、ティースT1,T4,T7,T10,T13の部分におけるコイルW5,W7,W6,W8,W9が二つのコイル106の間に挟まれて巻装されるコイル106に相当する。一方、図10では、ティースT1,T4,T5,T6,T7,T10,T11,T12,T13の部分におけるコイルW3,W10,W8,W6,W4,W11,W9,W7,W5が二つのコイル106の間に挟まれて巻装されるコイル106に相当する。このようなコイル106は、下層のコイル106上に巻装された上、テンションをかけながら上層に巻装されるコイル106から力を受けるため、巻崩れを起こし易い。このような巻崩れを起こし易い箇所が、図5では5箇所であるのに対して、図10では9箇所も存在する。したがって、上記の各実施例によれば、巻崩れを起こし易い箇所を少なくしてコイル106を巻装できるので、巻崩れが起こりにくく、コイルエンド部106aをコンパクトに構成するのに有利である。
また、波巻方式で巻装する電機子コイル106を有する直流モータであれば、上述の極数・スロット数に限らず本発明の形態を適用でき、効果を奏することができることはいうまでもない。
一般的には、図10のような巻装方式を波巻と呼ぶ。本発明係る各実施例の巻装方式は、正確には波巻とは異なっている。しかし、各実施例の巻装方式は、一般的に波巻と呼ばれる巻装形態と同じように動作する巻装形態を実現するための巻装方式であり、波巻に類するものとして波巻と呼んでいる。
上述の各実施例によれば、電機子コイルのコイルエンド部106aのコイル同士の重なり数が減少して、コイルエンド高さを低く設定することができ、モータの小形化を図ることができる効果がある。また、コイル接続線が、コイル内側に配置されるようになり、他の部品への接触や振動を抑制して、高信頼のモータとすることができる効果がある。
或いは、コイルエンド部の外表面を横断するコイル接続線を少なくして、コイルエンド部をコンパクトに構成できる。そして、自動車電装用モータとしての小形化を達成し、その搭載性を向上することができる。さらに、コイル接続線が他の部品と接触または振動で擦られたりする可能性を低減でき、コイル接続線の断線や絶縁不良を防止して、高い信頼性を確保することができる。
なお、本発明は上記した各実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
101…電機子、102…整流子、103…フロントブラケット、104…ヨーク、105…界磁磁石、106…電機子コイル、110…シャフト、115…ブラシ、120…フロントベアリング、121…リアベアリング、130…ブラシホルダ、131…ブラシ加圧用ばね、150…電機子コア、161…シングル接続部、162…ダブル接続部、171…電機子スロット、172…電機子ティース、181…コイル群、182…整流子片、183…コイル接続線がコイル外表面を横断する箇所、184…導体係止部、185…コイル端巻始まり部、186…コイル間ヘアピン部、187…コイル端巻き終わり部、188…コイル接続線、200…直流モータ。

Claims (7)

  1. 複数の電機子スロットと、一定数の電機子スロットを挟んで離間する2つの電機子スロットに跨って巻装された電機子コイルとを有する電機子を備えた直流モータにおいて、
    コイルエンド部の最下層に、他の電機子スロットに巻装された電機子コイル上に重なることなく巻装された少なくとも4つの電機子コイルを備え、
    最下層に巻装された前記4つの電機子コイルの上層に、前記4つの電機子コイルと同じ様式で巻装された少なくとも4つの電機子コイルを備え
    最下層に巻装された前記4つの電機子コイルは、隣り合うコイル辺同士がそれぞれ同じ電機子スロットに収容され、
    最下層の上層に巻装された前記4つの電機子コイルは、隣り合うコイル辺同士がそれぞれ同じ電機子スロットに収容され、
    前記電機子コイルは、一本の連続した巻線導体で巻回された極対数Pに等しい個数のコイルからなる複数のコイル群と、(P−1)個のコイルからなるコイル群とを構成し、
    一本の連続した巻線導体で巻回された二つのコイル間が連続した状態のまま整流子片の導体係止部に係止されており、
    各コイル群の両端部が前記整流子片とは異なる整流子片の導体係止部に係止された状態で切断されていることを特徴とする直流モータ。
  2. 請求項に記載の直流モータにおいて、
    P個のコイルからなるコイル群の数は、スロット数Nsを極対数Pで除した値の小数第1位以下を切り捨てた自然数と一致し、(P−1)個のコイルからなるコイル群は1個であることを特徴とする直流モータ。
  3. 請求項に記載の直流モータにおいて、
    整流子は、各コイル群の両端部が係止されることにより独立した2本の巻線導体が係止された複数の導体係止部と、一本の連続した巻線導体で巻回された二つのコイル間が連続した状態のまま係止されることにより1本の巻線導体が係止された複数の導体係止部とを備え、
    2本の巻線導体が係止された複数の導体係止部と1本の巻線導体が係止された複数の導体係止部とは、前記整流子の周方向における2つの領域に分かれて整列していることを特徴とする直流モータ。
  4. 請求項に記載の直流モータにおいて、
    界磁磁極数が4以上であることを特徴とする直流モータ。
  5. 請求項に記載の直流モータにおいて、
    前記コイル群が4個以上であることを特徴とする直流モータ。
  6. 請求項に記載の直流モータにおいて、
    界磁磁極数が4であり、スロット数が13であることを特徴とする直流モータ。
  7. 請求項に記載の直流モータにおいて、
    前記コイル群が4個以上であり、界磁磁極数が6であり、スロット数が17であることを特徴とする直流モータ。
JP2015562762A 2014-02-17 2015-01-14 直流モータ Active JP6258978B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014027190 2014-02-17
JP2014027190 2014-02-17
PCT/JP2015/050705 WO2015122226A1 (ja) 2014-02-17 2015-01-14 直流モータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2015122226A1 JPWO2015122226A1 (ja) 2017-03-30
JP6258978B2 true JP6258978B2 (ja) 2018-01-10

Family

ID=53799974

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015562762A Active JP6258978B2 (ja) 2014-02-17 2015-01-14 直流モータ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10170954B2 (ja)
JP (1) JP6258978B2 (ja)
CN (1) CN106030992B (ja)
WO (1) WO2015122226A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102233309B1 (ko) * 2014-04-28 2021-03-29 삼성전자주식회사 모터 및 모터의 제조방법
FR3090235A1 (fr) * 2018-12-14 2020-06-19 Valeo Equipements Electriques Moteur Moteur électrique, pour démarreur, comprenant un rotor à épingles et un collecteur
FR3090236B1 (fr) * 2018-12-14 2021-01-15 Valeo Equip Electr Moteur Moteur électrique, pour démarreur, comprenant un rotor à épingles et un collecteur
CA3132276A1 (en) 2019-03-01 2020-09-10 Pratt & Whitney Canada Corp. Cooling system configurations for an aircraft having hybrid-electric propulsion system
US11628942B2 (en) 2019-03-01 2023-04-18 Pratt & Whitney Canada Corp. Torque ripple control for an aircraft power train
US11574548B2 (en) 2019-04-25 2023-02-07 Pratt & Whitney Canada Corp. Aircraft degraded operation ceiling increase using electric power boost
US11667391B2 (en) 2019-08-26 2023-06-06 Pratt & Whitney Canada Corp. Dual engine hybrid-electric aircraft
US11738881B2 (en) 2019-10-21 2023-08-29 Hamilton Sundstrand Corporation Auxiliary power unit systems

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3913220A (en) * 1968-02-09 1975-10-21 Globe Tool Eng Co Armature winding method
US3705459A (en) * 1971-06-24 1972-12-12 Globe Tool Eng Co Wave winding of armatures
US3818257A (en) * 1972-04-14 1974-06-18 Ametek Inc Rotary armature for a rotary dynamoelectric machine
DE2744222C2 (de) * 1977-09-30 1984-10-18 Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München Wicklungsanordnung für einen elektrischen Zweimotorenantrieb
DE2744472C2 (de) * 1977-10-03 1983-11-03 Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München Elektrischer Zweimotorenantrieb
US4329610A (en) * 1980-04-14 1982-05-11 Black & Decker Inc. Armature winding pattern for an electric motor
US4417388A (en) * 1980-11-28 1983-11-29 Allied Corporation Method of making a multiple open turn lap wound dynamoelectric machine
JPS60103270U (ja) * 1983-12-20 1985-07-13 株式会社 三ツ葉電機製作所 直流機
US4616788A (en) * 1985-02-05 1986-10-14 The Globe Tool & Engineering Co. Method and apparatus for winding dynamoelectric devices
JPS61231853A (ja) * 1985-04-08 1986-10-16 Igarashi Denki Seisakusho:Kk 無整流子直流モ−タコイルの巻線方法と無整流子直流モ−タ
IT1259575B (it) * 1992-05-08 1996-03-20 Magneti Marelli Spa Procedimento ed apparecchiatura per la realizzazione degli avvolgimenti statorici di un motore elettrico, in particolare di un motore brushless
JPH10285854A (ja) 1997-03-31 1998-10-23 Sawafuji Electric Co Ltd 直流モータ回転子及びその巻線方法
JP4025250B2 (ja) * 2003-06-17 2007-12-19 ヤマハモーターエレクトロニクス株式会社 直流電動機
JP5129613B2 (ja) * 2008-03-04 2013-01-30 株式会社ミツバ 電動モータ

Also Published As

Publication number Publication date
CN106030992B (zh) 2018-12-21
CN106030992A (zh) 2016-10-12
US10170954B2 (en) 2019-01-01
WO2015122226A1 (ja) 2015-08-20
US20160352171A1 (en) 2016-12-01
JPWO2015122226A1 (ja) 2017-03-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6258978B2 (ja) 直流モータ
US8482180B2 (en) Stator, brushless motor, and manufacturing method of the same
JP3903922B2 (ja) 回転電機の集中巻きステータコイル
JP5918353B2 (ja) 回転電機のステータ構造
JP6457198B2 (ja) ブラシレスモータ
JP4704177B2 (ja) 3相9極のステータ及びそのステータコイル巻線方法
JP6046987B2 (ja) ステータ、ブラシレスモータ、ステータの製造方法
JP2012152028A (ja) 回転電機
US9450463B2 (en) Phase winding and connection methods for three phase dynamoelectric machines
WO2017110760A1 (ja) 回転電機およびその製造方法
JP2018093577A (ja) 巻線用電線並びにそれを用いたコイル及び回転機
KR101533519B1 (ko) 전기 기계 및 전기 기계의 코일 권취 방법
JP2013223414A (ja) ステータ
JP5055937B2 (ja) 回転電機の巻線絶縁構造
JP6167049B2 (ja) 電機子の巻線方法
JP2006187164A (ja) 回転電機
JP2021100345A (ja) インシュレータ及びモータ
EP2672609B1 (en) Three-phase motor structure
US9583985B2 (en) DC commutator motor and automobile including the same
JP4057266B2 (ja) 電気モータ及びその巻線方法
TWI547065B (zh) 雙相馬達定子及其繞線方法
WO2017126381A1 (ja) モータ
JP2002369429A (ja) 回転電機
JP6582973B2 (ja) 回転電機およびその製造方法
JP7483577B2 (ja) ステータ-コイルアセンブリ及びこれを備えた電動モータ

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170516

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170707

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171114

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6258978

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250