JP6257039B2 - 講義支援装置、並びに講義支援プログラム - Google Patents
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Description
近時、インターネットの発展に伴い、特定された人的範囲内で複数の人々が同じ画面を見ながら相互の発言内容を参照できるように構築したネットワーク・サービスが実現し、ネットワーク上での情報交換が容易になってきた。例えば、Facebook(登録商標)などのSNSや、不特定多数人に発言を投げかけるTWITTER(登録商標)などが、その代表といえる。
従来でも、授業の際に双方向コミュニケーション技術を用いることが提案されている。
すなわち、請求項1に記載の発明は、受講者の発言を把握しつつ講義を進める講師を支援する講義支援装置であって、回答要求部、回答履歴管理部、設問要求部、設問作成部、発言情報管理部、特定受講者回答履歴提示部と、を具備するものである。
また、請求項2に記載の発明は、前記請求項1の講義支援装置に、特定発言表示許可制御部を加えたものである。すなわち発言表示許可制御部は、講師によって表示禁止の指定がなかったとき、若しくは表示許可の指定があったときに限り、前記発言情報管理部が管理する受講者の発言を受講者にも提示するように制御する。
また、請求項3に記載の発明は、前記請求項1の講義支援装置に、特定発言強調制御機能を加えたものである。すなわち前記発言情報管理部は、受講者の発言を講師に提示するとともに、講師が指定をした発言には所定のマークを付した上で受講者の発言を受講者にも提示するようになっている。
また、請求項4に記載の発明は、前記請求項1の講義支援装置につき、その特定受講者回答履歴提示部に更に同一発言者に係る他の発言を抽出する機能を追加したものである。すなわち、前記特定受講者回答履歴提示部は、特定の発言者の一の発言について特定があったときには、同一発言者がした他の発言をも併せて提示するようになっている。
また、請求項5に記載の発明は、コンピュータに記録させることで、そのコンピュータに前記請求項1の講義支援装置として機能させるようにしたプログラムに係るものである。
―――――― 目次 ――――――
(0. 図面の表記)
(1. 想定するシナリオの概要)
(1.1. 一般的シナリオ)
(1.2. シナリオの具体例)
(2. 第一の実施の形態)
(2.1. 発明を実装する利用形態例)
(2.2. 構成の説明)
(2.2.1. 装置構成)
(2.2.1.1. 機能構成)
(2.2.1.2. 管理データ構成)
(2.2.2. 講師用情報機器における表示構成)
(2.2.2.1. 認証時の表示構成)
(2.2.2.2. 標準操作時の表示構成)
(2.2.2.2.1. 設問・回答関連操作領域)
(2.2.2.2.2. 発言関連操作領域)
(2.2.3. 受講者用情報機器における表示構成)
(2.2.3.1. 初回接続時の表示構成)
(2.2.3.2. 標準操作時の表示構成)
(2.2.3.2.1. 回答関連操作領域)
(2.2.3.2.2. 発言関連操作領域)
(2.3. シーケンス)
(2.3.1. シーケンスの概要)
(2.3.2. 講師による初期化)
(2.3.3. 受講者の初期設定段階)
(2.3.4. 受講者による自由発言段階)
(2.3.5. 講師による設問作成段階)
(2.3.6. 受講者による回答と集計段階)
(2.3.7. 講師による分析段階)
(3. その他)
(3.1. サーバを独立させる実施の形態)
(3.2. 情報機器の異なる種類についての取扱い)
(0. 図面の表記)
以下の説明では同時に多数の図面を参照することになるので、図面中の符号は下2桁を除く先頭の数値が図面番号を表す表記を採っている。たとえば、「発言1(301)」ならば図3、「回答状況表示領域(1103)」ならば図11に主としてその記載がある。
(1.1. 一般的シナリオ)
本願発明を現実のシステムに実装するにあたり想定している授業のシナリオを、図3を用いて説明する。図3は、図面上から下に流れる時系列の下、各人の行為に着目して、想定する授業進行のシナリオを説明した図である。
なお、図3の中で、矩形の事項並びに雲形の事項は、それぞれ該当する者の行為を表す。特に発言1(301)、発言2(302)、発言3(304)などの雲形で表記した事項は、その内容が少なくともひとりの他の受講者、又は全ての受講者と講師とが見られるようになっていることを意味する。また、発言は文字、記号、記号又はこれらの結合など、一瞥して意思の表示ができるものでされることを前提としている。
その講義中に、受講者Aは他者から見える形での発言1(301)をしたとする。他者である受講者Bはこの発言1を見て、対応する発言2(302)をする。更に受講者Aが発言2をみて新たな発言3(303)をしたというような状況を想定する。
ここで、このシナリオの具体的な例となる発言・設問を示す。
仮にこの講座が計算機プロミングに係るものであって、プログラムの可読性の重要性について説明する授業であったとする。講師は正の整数を引数とし、1からその引数で示した数値までを加える演算をする函数を例にとり、1から引数までを単純にループ処理で加算するプログラムと、n(n+1)/2という公式を使うプログラムと、を紹介した上で、場合によっては前者の方がよいプログラムであると言えることもあるという説明をした。このとき、受講者からは以下のような発言があった。
受講者B 「でも分かんなくもない」[発言2(302)]
受講者A 「こんなプログラム書く奴、給料イラネwww」[発言3(303)]
講師 「ちょっと訊いてみようか。一切コメントを入れることができないコンパイラを使って、ドキュメントは残さないものとしよう。それから、オーバーフローとスタックエリアの制限を考慮しないとしよう。いま、組み合わせの計算、nCrを演算させるならどうなるだろう。普通にn!/r!(n−r!)を計算させる実装がよいのだろうか、それとも、再帰を使って(n−1)Cr+(n−1)C(r−1)の公式を計算させる実装がよいのだろうか。前者ならyesで、後者ならnoで答えてください。」[設問1(305)]
以上のようなシナリオを具体的にコンピュータ等を用いて実現する場合に、本願発明を実装した支援装置が役立つ。以下、コンピュータ上への実装例として説明する。
なお説明の都合上、「入力を促す表示情報」「回答を促す表示情報」というのは、講師若しくは受講者の情報機器に情報若しくは回答を入力できるように、当該情報機器を仕向ける情報のことをいい、たとえば、入力を促す所定の表示をさせる<FORM>タグを含むHTMLテキスト等がこれにあたる。
まず、本願発明を実施する第一の実施の形態につき、まずコンピュータ環境例について図2を用いて説明する。図2は、本発明を講師用のコンピュータにおいて実装する本実施の形態に係る利用形態例の説明図である。
具体的には、同PC内にアプリケーションコンテナを実装したうえで、同PCに講義支援プログラムを実装する。
(2.2.1. 装置構成)
(2.2.1.1. 機能構成)
本実施の形態に係る講義支援装置要部の構成について、図1と図2とを用いて説明する。図1には、講義支援装置の機能概念をブロックダイアグラムで示してある。
また、講座には講師が自由に講座パスワードを関連付けられるようにし、これも併せて講座管理部で管理しておくのが望ましい。なお、講座パスワードは、受講者が本装置を利用するにあたり、その資格があるかどうかを判断するのに用いることができる。講座パスワードの詳細は後述する。
そして、この内容は、所定の要求があったときには、それぞれの要求に適した形式で、記録した回答履歴情報を出力するようになっている。
よって、設問の識別情報は2種類を同時管理し、受講者の情報機器に表示するには1から始める連番で、またそれ以外の用途にはUUIDで、それぞれ管理するようにするとよい。
次に、前述の発言情報管理部(106)と回答履歴管理部(103)とで管理するデータの構造について、図20を用いて説明する。なお、以下のデータの管理手法は、リレーショナルデータベースを用いた場合のものであるが、Non−SQLなど他の管理手法を採っても構わない。また講義毎にサーバを立ち上げ直すような使い方を採るならば、全発言・全回答をメモリー上に配置しても大きな容量は不要なので、全てプログラムの変数・配列を用いて実現しても構わない。
一方、設問類型管理テーブルでは、設問が作成される毎にレコードを生成する。そしてこのテーブルでは、設問の識別情報として、連番とは異なるとの対応を把握する。すなわちUUIDをUUIDカラムに記録する。また、このUUIDに対応する前記受講者回答情報テーブルの設問識別情報との対応を採るための設問番号カラム、並びにその回答がYes−No型か選択肢型かを類別するためのカラム、並びに選択肢型であった場合にその肢数を選択肢数カラムに、それぞれ記録する。
次に講師用PCなど講師が使用する情報機器での表示例について、図10乃至図17を用いて説明する。なお、以下に説明する表示はあくまでも例であり、そのレイアウト、ページ配列、デザインはどのようなものであっても、本発明の解釈を左右しない。
後述のシーケンスの項で詳述する通り、受講者が無断で他の受講者の回答などを把握できないようにするために、本装置には講師にしか照会を許さない情報がある。この情報表示を保護するために、サーバは少なくとも、講師と受講者とは異なる操作ができるようになっている必要がある。そして講師による操作であることを確証するために、サーバは講師である旨の認証を行う必要がある。このため、講師が講師用の操作に先立ち、講師認証用の表示を行って講師に認証情報の入力を促すことになる。
次へボタン(1003)がクリックされれば、この表示をした情報機器はサーバに対して、入力した講師コードとパスワードとを送信するようになっている。
後に詳述するが、講師であることが正しく認証された後には、講師が操作できるように標準ページを表示するのが好ましい。使い勝手の点から講師用標準ページには、講師が授業を進めていくにあたり、設問の設定操作、受講者の発言の一覧などを一括して管理できるように配置するのが望ましいことになる。
具体的には、講師用PCが通常の横長の画面を持つのであれば、左プレインに設問・回答関連操作領域を、右プレインには、発言関連操作・表示とその他の処理操作の領域をレイアウトする。また、講師用PCがスマートフォンのような縦長の画面を持つのであれば、これらを縦方向に並べるレイアウトにすればよい。
これらを図11と図12とを用いて説明する。
講師用PCが通常の横長の画面を持つのであれば、そのレイアウトは図11に示すように設問・回答関連操作として、たとえば新規設問追加操作領域(1101)、現在回答可能設問表示領域(1102)、回答状況表示領域(1103)、集計等指示領域(1104)を、含める。以下、各操作表示毎に詳述する。
新規設問追加操作領域(1101)には、Yes−no型設問とすることを選択するYes−No型選択ラジオボタン(1202)と、2以上の選択肢をもつ設問とすることを選択する選択肢型選択ラジオボタン(1203)とを配する。更に、2以上の選択肢をもつ場合にはその選択肢数を指定する選択肢数セレクトボックス(1207)も合わせて設ける。そして、この選択で設問を作成することを最終的に決定してこれをサーバに送信する指示をする、次設問設定ボタン(1204)を設ける。なお、講義開始前に機器のチェックなどをするなどのために設問を作成するなどしたときには全ての設問を削除したいことがある。このため、全設問削除ボタン(1208)を用意しておくと、便利である。
現在回答可能設問表示領域(1102)には、現在の設問等について、の有用な情報を表示する。すなわち、現在回答可能な設問がある場合には、設問番号欄にその設問番号が表示する。また、受講者に回答を求めている途中であれば、これは集計を確定させていないので、公開状況欄には「未公開」と表示し、また既に集計を確定してしまって、受講者に回答を許さないのであれば、「確定・公開中」と表示すればよい。もし、講義が始まってなにも設問を設定していないのであれば、無表示にしても構わない。
回答状況表示領域(1103)には、現在回答を求めている設問若しくは既に締切って集計確定させた直前の設問に対する受講者の回答状況を表示(1206)する。複数の肢をもって設問を作成しているのであるから、その数の肢数分の回答数を表示するようになっている。
集計等指示領域(1104)には、「確定集計」・「一時集計」・「全問表示」・「File記録」の各指示ボタンがレイアウトされている。
次に発言関連操作について、図11と図13乃至図17を用いて説明する。発言関連操作は、発言関連操作・表示領域(1105)で行うようになっている。なおこの操作・表示領域には、受講者発言を表示させることになるので、比較的広い面積をもたせる必要がある。このため、本実施の形態では、所謂タブ形式の表現をすることで、受講者発言関連操作・表示に加え、初期化操作など、一定の他の操作も適宜切り替えて、同一表示領域ですることができるようになっている。
発言関連操作・表示領域内で選択できる発言リストタブについて、図13を用いて説明する。
発言リストとは、受講者等がした過去の発言情報の総体であって、場合によって強調・アイコンの付与・隠蔽など、一定の加工情報が付されることがある。発言リストタブでは、発言リストが直近の発言から時系列降順に表示されるようになっている(1303)。
受講者の発言表示規制操作部分(1301)には、発言表示ボタン、発言禁止ボタン、Fileリンクボタンが用意されている。
各発言について所定の表示処理や抽出処理をするための発言操作指示領域(1302)には、特定した発言について、それを太字で強調するのか、絵文字を付して強調するか、別の絵文字を伏して強調するのか、その発言を隠蔽するのかを選択する選択肢が表示される。
発言関連操作・表示領域内で選択できる集計タブについて、図14を用いて説明する。
集計タブは、設問/回答関連操作領域中の指示と関連して用いられる。すなわち、前記設問/回答関連操作領域の集計等指示部(1104)内にある全問表示ボタンがクリックされると、サーバがこれに応答する。そして、過去にした設問の集計結果がこのタブ内に表示されるようになっている。このタブは講師のみに表示されるものであるから、確定集計する前のものでも表示してしまっても構わない。
発言関連操作・表示領域内で選択できる設定タブについて、図15を用いて説明する。
設定タブは、講師が認証を経た直後、他のタブに優先して表示されるようになっている。そしてこの表示によって必要な初期情報の入力を促すようになっている。
講師によって担当する講座は決まっているのであるから、講師認証情報に基づいて、ここにはあらかじめ記録されている複数の科目のうちひとつを選択できるようにしておけばよい。
講座の名称はFile記録ボタンを使ってファイルを生成する際に、記録するファイル名の一部として利用できる。具体的には、たとえば、講座名が「電子工学A」となっている場合、「電子工学A_20140520_1210.txt」のように講座名・作成日時時刻を用いたファイル名とすると整理がし易い。
もっとも、付近の教室で本装置を使っているのが自分だけである場合には、この設定は不要である。
発言関連操作・表示領域内で選択できる特定回答タブについて、図16を用いて説明する。
特定回答タブは、講師が受講者の発言を見て、理解度に疑問をもったり、思考の興味をもったりしたときに、前述の発言者抽出ボタン(1302)をクリックすることで表示されるタブである。その発言をした受講者の識別情報(1601)と、その受講者の過去の回答(1602)と、一連の発言(1603)とを同一表示面上に集中して表示する。なお、発言数が多く表示領域を超えてしまうような場合に備えて、スクロールバー(1604)を備えておくのが好ましい。
発言関連操作・表示領域内で選択できる発言タブについて、図17を用いて説明する。
発言タブは、講師が受講者の発言のなかに受講者と同じように発言を書き込むための領域を展開する。そのため、この中には、発言記録テキストフィールド(1701)と登録ボタン(1702)とを備える。Helloボタン(1703)を用意して、講義開始時に最初の書込みのための定型文を発言記録テキストフィールド内に書き込むようにすると便利である。更に、全発言削除ボタン(1704)は、既にサーバに発言が登録されているか否かを問わず、全発言を削除することをサーバに指示するためのボタンであって、機器の初期設定に用いる。
続いて受講者用PCなど受講者が使用する情報機器での表示例について、図9並びに図18乃至図19を用いて説明する。なお、図中の表示例はあくまでも例であり、そのレイアウト、ページ配列、デザインはどのようなものであっても、本発明の解釈を左右しない。
後述のシーケンスの項で詳述する通り、受講者が初めに本実施の形態に係る装置に接続したときには、その後、その受講者であることを他と分離識別できるように、初回接続時に受講者IDが付与されることになる。もっとも、無線LANルータを利用するために、その講義をしている教室とは別の教室にいる部外者が紛れ込むおそれがある。このため、受講者は全操作に先立ち、その教室に居る確証をとることが望ましい。
次へボタン(902)がクリックされれば、受講者の情報機器はサーバに対して、講座パスワードを送信するようになっている。
後に詳述するが、当該講義のある教室内にいる受講者であることが確認された後には、受講者が操作できるように受講者用標準ページを表示するのが好ましい。使い勝手の点から受講者用標準ページには、回答する設問回答欄、回答結果表示欄、全受講者の発言の一覧などを一括して管理できるように配置するのが望ましい。
具体的には、受講者用PCが通常の横長の画面を持つのであれば、回答関連操作領域と発言関連操作表示領域とを横方向に並べたレイアウトにする。受講者用PCがスマートフォンのような縦長の画面を持つのであれば、これらを縦方向に並べたレイアウトにすればよい。
この表示例を図18と図19とを用いて説明する。
受講者用PCが通常の横長の画面を持つのであれば、そのレイアウトは図18に示すように回答関連操作のために、たとえば回答操作領域(1801)、回答状況表示領域(1804)、発言関連操作表示領域(1808)を、含める。以下、各操作領域毎に詳述する。本実施の形態においては、回答操作領域(1801)、回答状況表示領域(1804)を左プレインに、発言関連操作表示領域(1808)を右プレインにそれぞれ表示することにした。
次に発言関連操作の領域について、図19を用いて説明する。なおこの領域には発言リストが表示させるので、比較的広い面積をもつ必要がある。このため本実施の形態では、所謂タブ形式の表現技法を採ることで、受講者発言関連操作・表示に加え、結果総合表示も同一表示領域でされるようになっている。具体的には、発言リストタブと結果総合タブとを含む。
発言リストタブについて、図19を用いて説明する。
発言リスト表示には、発言を行う操作領域と、受講者等の発言リストを表示する領域とが含まれる。
図中上段に配置された発言を行う操作領域には、発言テキストフィールド(1902)と、発言ボタン(1903)が配置されている。
また、図中下段に配置された受講者等の発言リストを表示する領域には、発言リストが直近のものから時系列降順に表示されるようになっている(1904)。この欄には一定の量しか表示できないために、それをスクロールするためのスクロールバー(1905)を表示することが望ましい。
結果総合タブについて、図19を用いて説明する。
結果総合タブは、回答状況表示領域(1804)中の結果総合表示ボタン(1807)と関連して用いられる。すなわち、結果総合表示ボタン(1807)がクリックされると、サーバはこれに応答し、過去にされた回答の集計結果を抽出し、このタブ内に表示させる。このプレインは全受講者に表示されるものであるから、確定集計する後に表示させることになり、確定集計前には該当する設問については「未集計」と表示させることになる。
次に、本実施の形態について、その動作を図4乃至図8のシーケンス図、並びに図9乃至図19のレイアウト例図を使って説明する。
本実施の形態においては、講師が受講者の発言状況を見ながら逐次講義シナリオを修正しつつ本装置を操作する。具体的な操作内容として、設問の設定、設問の締め切り、受講者からの回答の集計指示があげられる。また、受講者の発言を参照しつつ発言を特定したうえでその発言をした受講者の過去の発言と回答を抽出して傾向を分析するための指示もある。このため装置は、講師である旨を確認する認証を行うシーケンスも含まれることになる。
以下、具体的なシーケンスについて説明する。
講師は講師用PCを立ち上げたあと、講義支援プログラムにログイン認証、続いて初期設定をすることになる。具体的に図1、図2、図4、図10、図11、図15を用いて説明する。
この認証で当該接続が講師であることを確認できたら、サーバは講師が初期値を入力できるように、初期情報要求情報を準備する(405)。具体的には、あらかじめ定められた設定値若しくは前回の講義で用いられた設定値を表示するように各管理部から情報を読み出して、講師用標準ページ右プレインで、発言関連操作・表示領域(1105)中で設定タブ(図15)を優先表示させるように表示情報を準備する。
サーバが以上の準備を終えたら、または準備が出来た表示情報から順次、上記事項を表示し若しくは入力を促す表示情報を、講師の情報端末に送り出す(407)。
講師用の情報機器がこれを受けると、情報機器上に当該ページを表示する。
受講者は受講者用の情報機器を立ち上げたあと、講義支援プログラムに接続する。具体的には図1,図2、図5、図9を用いて説明する。
この認証で当該接続がその教室での受講者(公衆送信回線を用いた講座であれば、そのライブを見ている者も含む)からのものであることを確認したら、受講者管理部(111)はその受講者を識別できる識別情報、すなわち受講者IDを決定し、以降その者の操作にはこの受講者IDを付して管理する。受講者IDは、例えば1から始まる連番とすればよい。あらかじめ登録したログイン名などとは異なり、連番を付与することで、特定の発言者がする一連の発言が同一人がした発言であることは把握できても匿名性は維持できるため、自由な発言活動を維持できる利点がある。なお、受講者IDをセッション変数で管理しておけば、途中で本装置を初期化したとしても、初期化前の情報は失われるために、重複記録となる虞がなく、設問のための識別情報のようにUUIDで管理する必要性は低い。
以上の準備が整えば、受講者はいつでもサーバに対して発言を登録することができるようになる。このシーケンスを図1,図6、図19を用いて説明する。
受講者は自分の情報機器に発言可能な表示がされているとき、すなわち図19のように発言テキストフィールド(1902)と発言ボタン(1903)が表示されているときには、発言テキストフィールドに呟きたいことを記入して発言ボタンを押す。すると、情報機器は、サーバに対して入力した発言情報を送信する(601)。サーバ中の発言入力部(108)はこれを受けて、その発言に他の発言と弁別するための発言識別情報を生成する。そして、その発言内容と受講者ID、並びに発言識別情報とを発言情報管理部(106)に渡し、発言情報管理部がこれを記録・管理することになる(602)。
次に、講師が設問を作成するシーケンスについて、図1、図7、図11,図12、並びに図18を用いて説明する。
この表示情報は、講師の情報機器上では新規設問追加領域(1101)を形成し、これに対して講師が操作をすることができるようになる。
具体的には、設問作成部は、指定された選択肢数を持つ新規な設問として、その設問を特定するための識別情報を作成するとともに、指定の選択肢数の記録管理領域を生成するように回答履歴管理部(103)に指示し、回答履歴管理部は回答受け入れの準備を行う(702)。設問作成部は、あわせて回答要求部(101)に対して、これを全受講者の情報端末に送信するように指示する。これに基づいて回答要求部は、本装置に接続している全受講者の情報端末に対し、指定された選択肢数の選択肢を持つ入力を促す表示情報を送出する(703、704)。受講者の情報端末では、これを受けて回答操作領域(1801)のごとき表示をするようにレンダリング処理をしてこれを表示することになる。
講師が設問を作成した後には受講者は自分の情報機器を通じて、その設問に対する回答をすることができるようになる。この受講者による回答と集計段階のシーケンスについて、図1、図8、並びに図18を用いて説明する。
これを契機に受講者の情報機器は、その選択した肢に係る回答情報と、その設問の識別情報とをサーバに送信する(801)。サーバ内の回答入力部(102)は、この回答情報を受けるとともに、併せて受けた設問の識別情報が現在募集中の回答であることを確認する。そして、その回答が現在募集中のものである場合には、この接続をしている受講者ID情報を付加して回答履歴管理部(103)に渡す。回答履歴管理部では、少なくとも設問の識別情報とともに、当該受講者ID、回答結果を記録する(802)。
このとき、受講者用の情報機器上の設問回答領域には、回答済みである旨の表示をして、再回答を許さないようにしておくことが望ましい。
講師は、複数の発言や回答が得られると、その中の回答傾向や発言に気になるところがでてくる。そして、特定の発言をした者の回答傾向を知ると講義のきめ細かい進行に役立つことが多い。本実施の形態に係る支援装置は、講師が得た発言からその発言者の回答傾向を分析するために役立つ機能を提供する。
この講師による分析段階のシーケンスについて、図1、図8、図13、並びに図16を用いて説明する。
以下、本実施の形態について、シナリオとは独立して用いることができる機能と設計変更等について触れる。
近時のOS(基本ソフト)はシームレスな機器接続ができるように設計されているので、本実施の形態に係る支援装置も、サーバ部分を独立させて動作させることができる。
具体的には、アプリケーションコンテナ(204)と講義支援プログラム(203)とを独立したサーバに置くことになる。
本実施の形態においては、受講者用のページと講師用のページとのいずれのレイアウトも、扱いやすさの点で例示しているが、機器毎に最適な表示をすることが望ましい。この場合、レスポンシブWebデザインという技法を用いて、CSS(Custom Style Sheet)を書き換えれば機器が自動でそのデザインを変更するので便利である。
本実施の形態においては、受講者のした発言を受講者の情報機器に表示させるにあたり、強調表示ができるようになっている。これは、講師が特定の発言に着目し、これにコメントを加えたいとき、どの発言についてコメントをしているかを受講者の情報機器の上で明示することが出来るようにするためである。この点を図13を用いて説明する。
この一連の動作によって、講師の指定した発言を受講者は簡単に視認して注目することができるようになる。
本実施の形態においては、受講者のした発言を受講者の情報機器に送信するにあたり、一時的にその発言を表示しないようにすることができるようになっている。この点について、図13を用いて説明する。
以上の機能を具備することにより、一時的に受講者同士のコミュニケーションを抑圧し、ひとりで考えるという機会を与えられるようになる。
101 回答要求部
102 回答入力部
103 回答履歴管理部
104 設問要求部
105 設問作成部
106 発言情報管理部
107 特定受講者回答履歴提示部
108 発言入力部
111 受講者管理部
112 講座管理部
1101 新規設問追加領域
1102 現在回答可能設問表示領域
1103 回答状況表示領域
1104 集計等指示領域
1301 発言規制操作領域
1302 発言操作指示領域
1801 回答操作領域
1804 回答状況表示領域
1808 発言関連操作領域
2001 発言情報管理部内の管理テーブル
2002 回答履歴管理部内の管理テーブル群
2003 受講者回答情報テーブル
2004 設問類型管理テーブル
Claims (5)
- 受講者の発言を把握しつつ講義を進める講師を支援する講義支援装置であって、
受講者に選択肢による回答を促す回答要求部と、
回答を促された受講者からの回答を受けて、複数の選択肢について各選択肢毎に受講者の回答数を管理するとともに、受講者毎の選択肢回答履歴を管理する回答履歴管理部と、
講師に選択肢数の指定を促すとともに、該指定数の選択肢による設問を作成するように促す設問要求部と、
設問作成を促された講師から設問作成指示があったときに該選択肢数をもつ設問の表示を該回答要求部に指示する設問作成部と、
発言を促された受講者からの発言を受けてこれを管理する発言情報管理部と、
講師により該発言情報管理部に記録された発言について特定されたときに、その発言をした発言者に係る回答履歴を該回答履歴管理部から取得し、これを講師に対して提示する特定受講者回答履歴提示部と、
を具備することを特徴とする講義支援装置。 - 更に、前記発言情報管理部が管理する受講者の発言を講師に提示するとともに、講師の表示許可指定があったときには受講者の発言を受講者にも提示する発言表示許可制御部を具備することを特徴とする請求項1に記載の講義支援装置。
- 更に、前記発言情報管理部は、管理する受講者の発言を講師に提示するとともに、講師が指定をした発言には所定のマークを付して受講者にも提示する発言強調制御することを特徴とする請求項1に記載の講義支援装置。
- 前記特定受講者回答履歴提示部は、講師により該発言情報管理部に記録された発言について特定されたときに、その発言をした発言者に係る回答履歴を講師に対して提示する際、前記発言情報管理部より当該発言者の発言についても併せて提示すること
を特徴とする請求項1に記載の講義支援装置。 - コンピュータに記録して、同コンピュータに、請求項1に記載の講義支援装置として機能させることを特徴とする講義支援プログラム。
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