JP6254700B2 - 拡散バリア層によって改善された気密性を有するマイクロエレクトロニクスデバイスのパッケージ構造 - Google Patents

拡散バリア層によって改善された気密性を有するマイクロエレクトロニクスデバイスのパッケージ構造 Download PDF

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Description

本発明は、キャビティにおける少なくとも1つのマイクロエレクトトロニクスデバイスのパッケージ構造に関し、このキャビティは、このキャビティにおけるマイクロエレクトトロニクスデバイスのシーリングの気密性、または密封性を改善する拡散バリア層を有するキャップを備えている。また本発明は、このパッケージ構造を得るためのパッケージング方法に関する。有利な点は、本発明が1つ以上のマイクロエレクトロニクスデバイスを封入するためのパッケージ工程の間に行われることであり、これらのマイクロエレクトロニクスデバイスは、MEMSおよび/またはMOEMSおよび/またはNEMSおよび/またはNOEMSデバイス、あるいは音響型やセンサ型のデバイスであり、1つ以上のキャビティに管理された雰囲気で配置される。
パッケージの仕様は、カプセル封止されるマイクロエレクトロニクスデバイスのタイプとそのアプリケーションに依存する。通常このパッケージは、デバイスの動きを許容しなければならず、したがって、ダイのソーイングまたは射出成型のような主に後工程の間で、このデバイスを動く部品の損傷から保護しなければならない。このパッケージのもう1つの機能は、上記のキャビティ内の雰囲気(圧力およびガス)をこのデバイスの寿命に渡って維持し、その性能を保証することである。
多種多様なマイクロエレクトロニクスデバイスは、そのデバイスの特定の周囲雰囲気を維持して、このデバイスの信頼性のある動作および/またはこのデバイスの特性内の動作を保証するために密封パッケージされなければならない。たとえばMEMSタイプの加速度計およびジャイロスコープは、これらのデバイスがカプセル封止されているキャビティ内での低圧力(たとえば10〜10-3mbar)を必要とする。
しかしながら、MEMSタイプのRFスイッチは、充分な制動効果をもたらすような高圧力で動作する必要がある。たとえばこのようなRF−MEMSスイッチは、このようなデバイスの開放状態における場合のリンギング効果を最小にするために充分な制動力を発生するため、および/またはこのようなスイッチが閉じる場合のこの閉鎖の衝撃の力を最小とするためにフィルム押圧の制動力を発生するため、通常約100mbarより高い圧力で動作する必要がある。このようなデバイスがカプセル封止される雰囲気のガスまたは複数のガスの性質は、第一にこのデバイスの信頼性を保証するために管理される。MEMSタイプのRFスイッチの場合、たとえば摩擦重合による抵抗接点の劣化を避けるため、または静電アクチュエータの場合、デバイスの誘電体の速い充電を避けるために、キャビティの雰囲気は有機溶媒および湿気が無いようにしなければならない。一般的には不活性ガスがこのような用途に最も適している。
このようなパッケージングで2つの異なる技術が知られている。1つ目のよく知られた技術は、キャップ移動であり、ここではキャップウェーハにおいて微細機械加工することによってキャビティが形成されたキャップウェーハが用いられており、上記のデバイスが配設されたサポートウェーハの上にこれを移動し、最後にこのキャップウェーハとサポートウェーハとの間のボンディング処理を行う。上記のマイクロエレクトロニクスデバイスがカプセル封止されている閉じたキャビティにおける管理された雰囲気(この雰囲気のガスまたは複数のガスの圧力および性質の管理)を得るために、このボンディングステップは、この管理された雰囲気で行われてよい。しかしながら、このプロセスの高温(たとえばガラスフリットボンディングは、300℃より高い温度または350℃より高い温度で行われる。)および2つのウェーハをボンディングするために大きなシリコン領域が必要であるという重大な欠点がある(ある種類のマイクロエレクトロニクスデバイスはこのような高温に耐えられない)。
薄膜パッケージング(TFP "Thin Film packaging"、「薄膜キャッピング」"Thin Film Capping"とも呼ばれる。)は、キャップ移動パッケージングに比べて、パッケージ高さ、面積、サーマルバジェット、およびコストを低減することを可能とするもう1つの技術である。TFP処理の間は、キャップは犠牲層の上に1つ以上の薄膜を堆積することによって生成され、この犠牲層はその後、このデバイスがカプセル封止されるキャビティを形成するために、このキャップを貫通して形成された放出孔(複数)を通ってエッチングされる。
この技術では、上記の犠牲層を取り除くために形成された放出孔(複数)を密封して閉鎖することが課題である。
上記のキャップの上にはこれらの放出孔を封止するためのポリマー層が堆積されてよい。しかしながらこれらの放出孔のこのような封止では、このポリマーのガス透過性のために、上記のキャビティ内部の雰囲気は外側の雰囲気(湿気、ガス組成)と共に変化し、低圧力を達成することができない。
代替として、放出孔を封鎖するためにPSG(phosphorous-doped silicate glass)層が用いられてよい。しかしながら、このPSG層をリフローするための高温硬化(すなわち900℃)は手間のかかるものであり、このような温度はいくつかのMEMSのサーマルバジェットには適用できないものである。
高温を用いずに、また管理された性質のガスをキャビティ内部に有する、約100mbar以上または約10-3mbar以下の圧力で密封されたキャビティは、上述の封止プロセスでは作ることができなかった。
さらに、上記の放出孔の封鎖部がPVD(Physical Vapor Deposition)、CVD(Chemical Vapor Deposition)、またはPECVD(Plasma Enhanced Chemical Vapor Deposition)タイプのSiO2等の鉱物材料の薄膜(厚さ10μm未満)を含む場合、このキャビティ内部に捕獲された、PECVDプロセス等のためのシランまたはTEOSのようなガスは、得られるパッケージの性能および/または信頼性を低下させる。さらに、堆積された層の密封性に限界があるので、これらの堆積処理を行うことができる圧力は限定されており、たとえば10-3mbar〜100mbarとなっている。
特許文献1は、放出孔がこの放出孔の上に配置される封栓材料を用いて封栓され、そして次にキャップに、金属ベースであってよい追加のシーリング層が堆積される方法を開示している。金属層をシーリング層として使用することで、このキャビティの良好な気密性を得ることができる。
しかしながらこのような金属シーリングは、たとえば電気的コンタクト部(複数)のような導電性の部分が基板上にある場合は、回路短絡を生成し得る。さらにこの金属シーリングは、カプセル封止されたデバイスとRF結合を形成し得る。
欧州特許第1708958B1号明細書
本発明の1つの目的は、上述の従来技術のパッケージ構造の欠点を避ける新たなパッケージ構造を提案することである。
以上より本発明は以下のものを備えるパッケージを提案する。
−少なくとも1つのマイクロエレクトロニクスデバイスが配設されている、少なくとも1つの密封シールされたキャビティであって、当該キャビティが、基板と、少なくとも1つのキャップ層との間に形成されており、当該キャップ層を貫通する複数の放出孔が形成されているキャビティ。
これらの複数の放出孔の各々の上および周囲の上記のキャップ層上に配設され、上記の複数の放出孔の各々を密封封栓する分離された複数の金属材料部分。
−上記のキャップ層上に配設され、少なくとも上記の複数の放出孔の周囲で上記のキャビティの外部の雰囲気に対して拡散バリアを形成する、少なくとも1つの非金属材料から成る、少なくとも1つの拡散バリア。
ここで上記の拡散バリア層の複数の部分は、上記の金属材料部分によって覆われていない。
金属材料は低い透過性(たとえば約10-15g/cm・s・torr)を有するので、上記の金属材料部分(複数)を用いたこれらの放出孔の封栓は、これらの放出孔(複数)を密封封止することができ、これらの封栓された放出孔では良好な密封性が得られる。さらに、少なくともこれらの放出孔の周囲で拡散バリアを形成している上記の拡散バリア層は、これらの放出孔の周囲のキャップ層を貫通する拡散経路(これらの拡散経路は、たとえば上記の金属材料部分を生成するために行われる金属層のエッチングに起因し得る)を防ぐ。したがって上記のような非金属拡散バリアは、これらの放出孔の(キャップ層の全体を覆っている金属層に対向している)周囲で拡散経路を形成することなく、これらの放出孔の上および周囲に配置された金属材料部分を用いてこれらの放出孔を封栓することを可能とする。本発明によるパッケージ構造は、こうして1つ以上のマイクロエレクトロニクスデバイスを1つ以上の高信頼性の密封性キャビティにパッケージすることを可能とする。
もし上記のマイクロエレクトロニクスデバイスがRF結合に敏感である場合、キャップ層全体を覆う金属シール層に比べ、上記の拡散バリア層が非金属材料(複数)で生成され、また上記の放出孔(複数)の封栓がこれらの放出孔の上および周囲に配置される金属材料部分(複数)を用いて、このキャップ層を貫通する拡散経路を形成することなく得られるので、このようなRF結合を防ぐことができる。このパッケージ構造は、大部分のマイクロエレクトロニクスデバイスに適用可能である。さらに上記の非金属拡散バリア層はまた、上記の基板上に配設され得る導電性素子との短絡を、もしこの拡散バリア層がこれらの導電性素子と接触したとしても、防ぐことができる。
上記のマイクロエレクトロニクスデバイスは、MEMSおよび/またはMOEMSおよび/またはNEMSおよびまたはNOEMSデバイスであってよく、および/または低コストのTFP技術を用いた長期間の雰囲気仕様(ジャイロスコープで必要な真空、またはRFスイッチで必要な高圧力)を要求するマイクロエレクトロニクスデバイスであってよい。
「キャップ層」なる表現は、上記のマイクロエレクトロニクスデバイスがパッケージされているキャビティのキャップを形成する層(複数)またこれらの層一部に対応すると理解すべきである。
上記の拡散バリア層は、上記のキャップ層の外表面の全体を覆っていてよく、および/または上記の放出孔の側壁を覆ってよく、および/または上記のキャビティ内に配設されたキャップ層の内表面の少なくとも一部を覆ってよい。
上記の金属材料部分は、少なくとも上記の拡散バリア層上、かつ上記のキャップ層全部および上記の放出孔の上に配設された金属材料の層であってよく、または上記の金属材料部分は、拡散バリア層の部分(複数)が上記の金属材料部分によって覆われないように上記の放出孔の上およびその周囲に配設されていてよい。もし上記のマイクロエレクトロニクスデバイスが寄生結合効果に敏感な場合、拡散バリア層の部分(複数)が上記の金属材料部分(複数)によって覆われないように、放出孔(複数)の周囲に配置された金属材料部分を用いたこれら放出孔の封栓は、このマイクロエレクトロニクスデバイスで起こり得る寄生結合効果を制限し、あるいは防ぐので、こうして特にこのマイクロエレクトロニクスデバイスがMEMS型RFスイッチのようなRFマイクロエレクトロニクスデバイスである場合、このこのマイクロエレクトロニクスデバイスの性能に顕著な影響を与えることを防ぐ。
上記の拡散バリア層の部分(複数)は、上記の金属材料部分と上記のキャップ層との間に配設されていてよい。
上記の拡散バリア層の非金属材料は、セラミック材料および/または酸化物材料であってよく、および/またはこの拡散バリア層の厚さは2,3ナノメータから100nmであってよく、好ましくは10nmから100nmであってよい。このように薄い拡散バリア層の使用は、上記の放出孔(複数)の形成用の容易なエッチング処理および低パッケージ高さをもたらす。
上記のパッケージ構造は、さらに上記の放出孔の側壁の少なくとも一部を覆う中間層を備え、かつ、もし上記の拡散バリア層が、この放出孔の側壁も覆う場合は、この中間層の少なくとも一部は、この放出孔の側壁と拡散バリア層との間に配設されてよい。この放出孔(複数)の側壁の少なくとも一部を覆うことによって、こうしてこのような中間層はこれらの放出孔(複数)の当初のサイズを小さくすることができ、これらの放出孔(複数)の上の拡散バリア層の堆積が小さなサイズとなるようにすることができる。
また本発明は、少なくとも1つのマイクロエレクトロニクスデバイスを少なくとも1つの密封シールされたキャビティにパッケージングする方法に関し、少なくとも以下のステップを備える。
−上記のキャビティを基板と少なくとも1つのキャップ層との間に作製するステップであって、犠牲材料および上記のマイクロエレクトロニクスデバイスがこのキャビティ内に当該基板と当該キャップ層との間に配設されるようにするステップ。
−上記のキャップ層を貫通して作製されている複数の放出孔を通って、上記の犠牲材料をエッチングするするステップ。
−少なくとも1つの非金属材料から成り、少なくとも上記の複数の放出孔の周囲で上記のキャビティの外部の雰囲気に対して拡散バリアを形成する、少なくとも1つの拡散バリアを上記のキャップ層上に作製するステップ。
上記の複数の放出孔の各々の上および周囲の上記のキャップ層上に複数の金属材料部分を作製し、上記の複数の放出孔を密封封栓し、上記の拡散バリア層の複数の部分が上記の分離された複数の金属材料部分によって覆われないようにするステップ。
上記の拡散バリア層は、上記のキャップ層の外表面全体上に堆積されてよく、および/または上記の放出孔の側壁上に堆積されてよく、および/または上記のキャビティ内に配設されたキャップ層の内表面の少なくとも一部に堆積されてよい。
上記のキャップ層上に上記金属材料部分を作製するステップは、少なくとも上記の拡散バリア層上および上記のキャップ層および上記の放出孔全体の上へ上記金属材料の層を堆積するステップを備える。
本方法は、さらに、上記の金属材材料の層を堆積するステップの後に、上記の金属材料の層の少なくとも1つの残っている部分が、上記の放出孔の上および周囲に配設された金属材料部分に対応し、拡散バリア層の複数の部分がこの金属材料部分によって覆われないように、上記の金属材料の層をエッチングするステップを備える。上記の拡散バリア層は、上記の金属材料の層のエッチングの際のエッチング停止層として用いられてよい。
上記の金属材料の層をエッチングするステップは、この拡散バリア層をエッチング停止層として用いて行われてよい。
本方法は、さらに、上記の犠牲材料をエッチングするステップと上記の拡散バリア層を作製するステップとの間に、上記の放出孔の側壁の少なくとも一部を覆う中間層を堆積するステップを備えてよく、もし上記の拡散バリア層が、この放出孔の側壁にも堆積される場合は、この中間層の少なくとも一部は、この放出孔の側壁と拡散バリア層との間に配設されてよい。
本パッケージング方法は、複数のマイクロエレクトロニクスデバイスを複数のキャビティ内に密封シールするために有利にウェーハレベルで行うことができ、有利に管理された雰囲気で行うことができる。
上記の金属材料部分を作製するステップは、管理された雰囲気で行うことができる。この管理された雰囲気は、特定の圧力および特定のガス組成の雰囲気に相当する。当該圧力およびガス組成は、上記のマイクロエレクトロニクスデバイスのカプセル封止、またはパッケージングに要求されている仕様に合わせて選択されてよい。
以下のような添付した図を参照して、以下に示す例示的かつ限定目的でない実施形態例に基づいて本発明が容易に理解される。
本発明の第1の実施形態による、本発明の対象物であるパッケージ構造の側部から見た断面図を示す。 本発明の第2の実施形態による、本発明の対象物であるパッケージ構造の側部から見た断面図を示す。 本発明の第3の実施形態による、本発明の対象物であるパッケージ構造の側部から見た断面図を示す。 少なくとも1つのマイクロエレクトロニクスデバイスを、本発明の対象物である、少なくとも1つの密封封止されたキャビティ内にパッケージングする、1つの特定の実施形態の方法のステップを示す。 少なくとも1つのマイクロエレクトロニクスデバイスを、本発明の対象物である、少なくとも1つの密封封止されたキャビティ内にパッケージングする、1つの特定の実施形態の方法のステップを示す。 少なくとも1つのマイクロエレクトロニクスデバイスを、本発明の対象物である、少なくとも1つの密封封止されたキャビティ内にパッケージングする、1つの特定の実施形態の方法のステップを示す。 少なくとも1つのマイクロエレクトロニクスデバイスを、本発明の対象物である、少なくとも1つの密封封止されたキャビティ内にパッケージングする、1つの特定の実施形態の方法のステップを示す。 少なくとも1つのマイクロエレクトロニクスデバイスを、本発明の対象物である、少なくとも1つの密封封止されたキャビティ内にパッケージングする、1つの特定の実施形態の方法のステップを示す。 1つの変形実施例による、本発明の対象物であるパッケージ構造の一部を側部から見た断面図を示す。
異なる図で同一、同様または等価な部分は、以下の説明では、図面間の対応を分かり易くするために、同じ参照番号を有している。
これらの図では、分かり易くするために、それぞれの部分は必ずしも正確な寸法で示されていない。
これらの異なる可能性(代替および実施形態)は、互いに排他的に理解されるべきではなく、互いに組み合わせることが可能である。
第1の実施形態によるパッケージ構造100の側面断面図を表す図1を参照する。
パッケージ構造100は、密封封止されたキャビティ102を備え、このキャビティにはマイクロエレクトロニクスデバイス104がパッケージングされている。マイクロエレクトロニクスデバイス104は、ここではたとえばMEMSタイプのRFスイッチである。キャビティ102は、基板106またはウェーハと、この基板106上に作製された、このキャビティ102のキャップを形成しているキャップ層108との間に形成されている。基板106はここでは半導体ベースのものであり、たとえばシリコンから成っている。このキャップ層108は単層または複数層の積層体であり、たとえば約1μm〜10μmの厚さを有する層である。この第1の実施形態においては、キャップ層108はSiO2ベースまたはSiNベースである。複数の放出孔110がこのキャップ層108を貫通して作製されており、さらに詳細には、キャビティ102の上壁を形成する、このキャップ層108の部分を貫通して作製されている。典型的には、各々の放出孔は、このキャップ層108の部分に対し平行(図1に示す平面(X,Y)に対し平行)な平面において、約1μm〜5μmの大きさを有する。これらの放出孔110は、基板106上に以前に作製されまたその上にキャップ層108が堆積された、犠牲材料をエッチングするために用いられる。基板106上に配設されている素子のアクセス部を形成するために、開口部112もキャップ層108を形成している層を貫通して作製されている。図1では、これらの開口部112が、キャビティ102の外に配設された、マイクロエレクトロニクスデバイス104の電気的コンタクト部(複数)113へのアクセス部を形成している。
拡散バリア層114は、キャップ層108の外面116の全体に配設されている。この拡散バリア層114は、放出孔110の側壁118に対しても配設されている。拡散バリア層114は、1つ以上の、低透過性の、たとえば10-15g/cm・s・torr未満の非金属材料、好ましくはAl23,ZrO2,またはHfO2等のセラミックおよび/または酸化物材料から作製されている。この拡散バリア層114は、上記の電気的接続部113がこれらの開口部112を通って接続することができるように、これらの開口部112がエッチングされている。この拡散バリア層114は、1つ以上の非金属材料を含み、この拡散バリア層114の複数の部分は、短絡を形成することなく上記の電気的接続部113と接触することができる。この拡散バリア層114の厚さは、10nm〜100nmとなっている。
各々の放出孔110は、拡散バリア層114上に配設され、これらの放出孔110の上および周囲にある、複数の金属材料部分120で封栓されている。
図1に示すように、複数の金属材料部分120は、拡散バリア層114と接続されている。ここでこれらの金属材料部分120は、事前にエッチングされた金属層の残りの部分に対応し、たとえばAlベースの1μm〜3μmの厚さ(Z軸に平行な大きさ)を有し、またその上にこれらの部分120が(図1に示す平面(X,Y)に対し平行に)作製されているキャップ層108の部分に対して平行な平面で、放出孔110の大きさに合わせて約5μm〜30μmの大きさを有している。このような複数の金属材料部分120を用いた複数の放出孔110の封栓は、これらの封栓された放出孔110での極めて小さなガス透過性を保証し、非常に信頼性の高い雰囲気のキャビティ102となる。
これらの放出孔110を封栓するためにキャップ層108の外表面116全体の上に形成された金属材料の層に比べ、それぞれ1つの放出孔110の上および周囲に配置された、分離された金属材料部分(複数)120によってこれらの放出孔110を封栓することは、寄生カップリング効果、たとえば上記のマイクロエレクトロニクスデバイス104とのRFカップリング効果を制限または防止することを可能とし、また、基板106上に配設された電気的コンタクト部113等の導電性素子との短絡を防止する。したがってこのマイクロエレクトロニクスデバイス104の上の金属材料部分(複数)120は、このマイクロエレクトロニクスデバイス104の性能に顕著な影響を与えない。
さらに放出孔が拡散バリア層無しに直接金属材料部分(複数)によって封栓されるパッケージ構造に比べ、本発明によるパッケージ構造の作り方では、上記の拡散バリア層114が、こうして形成されたキャビティ102の密封性を高める。実際もし放出孔を封栓するために用いられた金属材料が良好な拡散バリアの特性(たとえば10-15g/cm・s・torrより大きい透過性)を有していても、複数の金属材料部分を形成するための金属層のパターニングは、キャップ層を貫通する拡散経路(複数)を形成し、もしこの金属層のエッチングされた部分の下に、これらの金属材料部分に隣接した拡散バリア層が全く存在していなければ、これは外部の雰囲気が貫通し得るキャップ層の領域になり、こうしてキャビティに到達し得る。したがってこれらの拡散経路はキャビティの信頼性を低下させる。
これらの拡散経路は、少なくとも上記の金属材料部分(複数)120に隣接したキャップ層108を覆う上記の拡散バリア層114によって避けられる。なおここではこの拡散バリア層はキャップ層108全体を覆っている。
キャップ層を形成するために用いられる層を貫通する開口部112等の開口部のエッチングは、これらの開口部に隣接したキャップ層を貫通する拡散経路も生成し得る。この拡散バリア層114は、これらの開口部112に隣接したキャップ層108も覆っているので、これらの開口部112に隣接した拡散経路も避けられる。
ここで第2の実施形態によるパッケージ構造100の側面断面図を表す図2を参照する。
図1に関連して上記で説明したパッケージ構造100に比べ、この第2の実施形態によるパッケージ構造100は、キャップ層108の外表面116全体の上および放出孔(複数)110の側壁118の上に形成された拡散バリア層114を備えるが、ただしこのキャビティ102の内側に配設されているキャップ層108の表面である、このキャップ層108の内面122全体の上も覆っている。この第2の実施形態においては、拡散バリア層114は、キャビティ102内部に配設されているマイクロエレクトロニクスデバイス104の表面の上にも形成されており、こうしてこのマイクロエレクトロニクスデバイス104の汚染(アウトガス、粒子等)が防止される。
このようなキャップ層108の両側を覆う拡散バリア層114は、原子層堆積(ALD)を実行することで堆積することができ、放出孔110が、たとえば1より大きい高アスペクト比(このアスペクト比とは放出孔の幅と高さの比である)を有する場合有利に作製される。
ここで第3の実施形態によるパッケージ構造100の側面断面図を表す図3を参照する。
図1に関連して上記に説明したパッケージ構造100に比べ、放出孔(複数)110は、複数の金属材料部分120によって封栓されておらず、金属材料の1つの単層124によって全ての放出孔110が覆われており、またキャップ層108全体の上に配置されている拡散バリア層114を覆っている。この第3の実施形態は、マイクロエレクトロニクスデバイス104が金属材料の存在によって影響を受けないかもしくはあまり影響を受けない場合に、たとえばこのデバイス104に隣接して配設された金属層とのRFカップリングで影響を受けない場合に、実施することができる。
ここで特別な実施形態による、密封シールされたキャビティ102におけるマイクロエレクトロニクスデバイス104をパッケージングするための方法を示す図4A〜4Eを参照する。図4A〜4Eは、この方法で作製されたパッケージ構造を側面から見た断面図である。ここで得られているパッケージ構造は、図1に関連して上記で説明されたパッケージ構造100に対応する。
図4Aに示すように、このマイクロエレクトロニクスデバイス104は、まず基板106の上に作製される。次にデバイス100はTFP処理を実行することでカプセル封止される。基板106およびデバイス104の上に犠牲材料126が作製される。
この犠牲材料126は、デバイス104がカプセル封止されることになるキャビティ102の体積に、この犠牲材料126の体積が対応するように形成される。次にキャップ層108を形成するために用いられる層107が基板106上、デバイス104上、そして犠牲材料126上に堆積される。この犠牲材料126は、デバイス104および層107の材料を損傷せずに、これを選択的にエッチングすることができるように選択されている(たとえば、層107がSiO2ベースの場合、この犠牲材料は、Siベースであってよい)。
次に放出孔(複数)110が層107を貫通してエッチングされ、特に、その中にデバイス104がカプセル封止されるキャビティ102の上壁を形成することになる層107の一部を貫通してエッチングされる。たとえばこれらの放出孔110は円形であり、すなわち各々は層107の外表面に平行な平面における円盤形状の断面を有する。つぎに犠牲材料126がこれらの放出孔110を通ってエッチングされ、その中にマイクロエレクトロニクスデバイス104が配設されるキャビティ102が形成される。キャビティ102を形成する層107の一部は、キャップ層108に対応する。デバイス104の、このキャビティ102にカプセル封止されない部分(電気的コンタクト部等)へのアクセス部を形成するために、または基板106の上に配設された素子へのアクセス部を形成するために、他の開口部(複数)112が層107を貫通してエッチングされてよい。図4Bでは、層107を貫通して作製された2つの開口部112が、デバイス104の電気的コンタクト部113への電気的アクセス部を形成している。キャップ層108のみが基板106の上に保持されるように、層107をエッチングすることも可能である。
次に拡散バリア層114が、たとえばALD,PVD,PECVD,またはパルスレーザー堆積によって、上記で得られた構造体の上に堆積され、特にキャップ層108の外表面116全体の上に、および放出孔110の側壁118に対して堆積される。ALDは、有利には、拡散バリア層114の高均質性が要求される場合に実行され、および/またはもしこの拡散バリア層114が、少なくともキャップ層108の内側表面122の一部の上および/またはマイクロエレクトロニクスデバイス104上にも堆積される場合に実行される。ここでこの拡散バリア層114は、開口部(複数)112の上、およびこれらの開口部112に隣接して基板106の上に配設されている層107の残りの部分の上にも堆積される。次に金属材料の層124が、たとえばPVDによってこの拡散バリア層114の上に堆積され、こうしてこれらの放出孔110が封栓される(図4C)。この金属材料の層124を堆積するステップは、有利には管理された雰囲気下で実行され、たとえば真空(典型的に10-4〜10-6mbar)から100mbarあるいはこれ以上の圧力を用い、および/または、その中にマイクロエレクトロニクスデバイス104がカプセル封止されるキャビティ102の内側の管理された雰囲気を得るために、特定のガス雰囲気(典型的には不活性ガスすなわち窒素またはアルゴン等)を用いて実行される。
図4Dに示すように、次に金属材料の層124が、残っている金属材料部分(複数)120が放出孔(複数)110の各々の栓を形成するように、エッチングされる。このような金属材料部分(複数)120を用いて、マイクロエレクトロニクスデバイス104とのRFカップリングが避けられる。このエッチングステップの間に、拡散バリア層114がエッチング停止層として用いられる。変形例として、金属材料の層124は、図3に関連して上記で説明したように、この層の残っている部分がキャップ層108の全体を覆うように、エッチングされてよい。
最後に、図4Eに示すように、拡散バリア層114の一部(複数)がエッチングされ、ここでは開口部112に配置された電気的コンタクト部113へのアクセス部が形成される。
拡散バリア層114の残っている部分(複数)は、キャップ領域全体を覆って、開口部(複数)112からのいかなる拡散も防止し、および/または金属材料部分(複数)120に隣接したキャップ層108の領域からのいかなる拡散も防止する。
上記で説明した方法は、有利にはウェーハレベルで実行され、すなわち基板106の上で、上記のパッケージ構造100と同様な複数のパッケージ構造を作製するために実行される。こうしてコスト効率のよいパッケージ工程が得られる。
すべての上述の実施形態において、もし(平面(X,Y)に平行な)キャップ層108の外表面116の平面における放出孔110の大きさが大きい場合、(たとえば犠牲材料126の部分の大きさが大きい場合、この犠牲材料をエッチングするために)たとえば2μmより大きい場合、少なくとも放出孔(複数)110の側壁118の一部の上に、これらの放出孔110の大きさを低減するために、上記の拡散バリア層を堆積する前に、ピンチング層(pinching layer)と呼ばれる中間層を堆積することが可能である。たとえばもし放出孔(複数)110の元々の大きさが約2μmである場合、このような中間層はこれらの大きさを約1μmまで低減することができる。次に拡散バリア層114が、この中間層の上に堆積され、これらの放出孔110の上にこれらの穴を封栓する金属材料が形成され、こうしてこれらの当初の大きさと比較して低減されたものとなる。このような中間層は非金属材料、たとえばSiO2等の酸化物から成り、堆積される材料の均質性に応じて1μm〜3μmの厚さを有する。図5は、側壁118の一部を覆い、またキャップ層108の上に堆積された、このような中間層128を有する放出孔110を示す。
さらに上記のすべての実施形態において、低真空仕様あるいは高信頼性を実現するために、ゲッター材料がキャビティ102内に追加されてよい。

Claims (9)

  1. パッケージ構造(100)であって、
    少なくとも1つのマイクロエレクトロニクスデバイス(104)が配設されている、少なくとも1つの密封シールされたキャビティ(102)であって、当該キャビティ(102)が、基板(106)と、SiO またはSiNのいずれかを主成分とする少なくとも1つのキャップ層(108)との間に形成されており、当該キャップ層を貫通する複数の放出孔(110)が形成されているキャビティと、
    前記複数の放出孔(110)の各々の上および周囲の前記キャップ層(108)上に配設され、前記複数の放出孔(110)の各々を個々に密封封栓する分離された複数の金属材料部分(120)と、
    前記キャップ層(108)上に配設され、少なくとも前記複数の放出孔(110)の周囲で前記キャビティ(102)の外部の雰囲気に対して拡散バリアを形成する、セラミック材料および酸化物の少なくとも1つを含む非金属材料から成る、少なくとも1つの拡散バリア層(114)と、
    を備え、
    前記拡散バリア層(114)の複数の部分が前記複数の金属材料部分(120)によって覆われていないことを特徴とするパッケージ構造。
  2. 前記拡散バリア層(114)は、前記キャップ層(108)の外表面(116)の全体を覆い、および/または前記複数の放出孔(110)の側壁(118)を覆い、および/または前記キャビティ(102)内に配設された前記キャップ層(108)の内表面(122)の少なくとも一部を覆うことを特徴とする、請求項1に記載のパッケージ構造。
  3. 前記拡散バリア層(114)の非金属材料は、セラミック材料および/または酸化物材料であり、および/または前記拡散バリア層(114)の厚さは10nm〜100nmであることを特徴とする、請求項1または2に記載のパッケージ構造。
  4. さらに前記複数の放出孔(110)の側壁(118)の少なくとも一部を覆う中間層(128)を備え、かつ、もし前記拡散バリア層(114)が、前記放出孔(110)の側壁(118)も覆う場合は、当該中間層(128)の少なくとも一部は、前記複数の放出孔(110)の側壁(118)と前記拡散バリア層(114)との間に配設されることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のパッケージ構造。
  5. 少なくとも1つのマイクロエレクトロニクスデバイス(104)を少なくとも1つの密封シールされたキャビティ(102)にパッケージングする方法であって、少なくとも以下のステップ、
    前記キャビティ(102)を基板(106)と、SiO またはSiNのいずれかを主成分とする少なくとも1つのキャップ層(108)との間に作製するステップであって、犠牲材料(126)および前記マイクロエレクトロニクスデバイス(104)が前記キャビティ(102)内に前記基板(106)と前記キャップ層(108)との間に配設されるようにするステップと、
    前記キャップ層(108)を貫通して作製されている複数の放出孔(110)を通って、前記犠牲材料(126)をエッチングするステップと、
    セラミック材料および酸化物の少なくとも1つを含む非金属材料から成り、前記キャップ層(108)上に少なくとも前記複数の放出孔(110)の周囲で前記キャビティ(102)の外部の雰囲気に対して拡散バリアを形成する、少なくとも1つの拡散バリア(114)を作製するステップと、
    前記複数の放出孔(110)の各々の上および周囲の前記キャップ層(108)上に分離された複数の金属材料部分(120)を作製するステップであって、前記複数の放出孔(110)の各々を密封封栓し、前記拡散バリア層(114)の複数の部分が分離された前記複数の金属材料部分(120)によって覆われないようにするステップと、
    を備えることを特徴とする方法。
  6. 前記拡散バリア層(114)は、前記キャップ層(108)の外表面(116)全体の上に堆積され、および/または前記複数の放出孔(110)の側壁(118)の上に堆積され、および/または前記キャビティ(102)内に配設された前記キャップ層(108)の内表面(122)の少なくとも一部の上に堆積されることを特徴とする、請求項5に記載の方法。
  7. 前記分離された複数の金属材料部分(120)を作製するステップは、少なくとも1つの拡散バリア層(114)上、および前記キャップ層(108)および前記複数の放出孔(110)の全体の上へ金属材料の層(124)を堆積するステップと、
    前記金属材料の層(124)の複数の残っている部分が、前記複数の金属材料部分(120)に対応するように前記金属材料の層(124)をエッチングするステップと、
    を備えることを特徴とする、請求項5または6に記載の方法。
  8. 前記金属材料の層(124)をエッチングするステップは、前記拡散バリア層(114)をエッチング停止層として用いて行われることを特徴とする、請求項7に記載の方法。
  9. さらに、前記犠牲材料(126)をエッチングするステップと前記拡散バリア層(114)を作製するステップとの間に、前記複数の放出孔(110)の側壁(118)の少なくとも一部を覆う中間層(128)を堆積するステップを備え、もし前記拡散バリア層(114)が、前記複数の放出孔(110)の側壁(118)にも堆積される場合は、当該中間層(128)の少なくとも一部は、前記複数の放出孔(110)の側壁(118)と前記拡散バリア層(114)との間に配設されることを特徴とする、請求項5乃至8のいずれか1項に記載の方法。
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