JP6253642B2 - 長距離無線ローカルエリアネットワークにおける周波数領域複製 - Google Patents

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Description

[関連出願の相互参照]
本願は、2012年5月24日出願の、「Frequency Domain 2MHz (64FFT) Duplication in 802.11ah」という発明の名称の米国仮特許出願第61/651,084号の優先権を主張し、その開示は参照として本明細書に組み込まれる。
本開示は概して通信ネットワークに関し、特に、長距離無線ローカルエリアネットワークに関するものである。
インフラストラクチャモードで動作する場合、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)は一般にアクセスポイント(AP)と1または複数のクライアント局を含む。WLANは、過去10年の間に急速に進歩した。米国電気電子学会(IEEE)802.11a規格、802.11b規格、802.11g規格および802.11n規格などのWLAN規格が発展することで、シングルユーザピークデータスループットが向上した。 例えば、IEEE802.11b規格は11メガビット毎秒(Mbps)のシングルユーザピークスループットを規定し、IEEE802.11a規格および802.11g規格は54Mbpsのシングルユーザピークスループットを、IEEE802.11n規格は600Mbpsのシングルユーザピークスループット、そしてIEEE802.11ac規格はギガビット毎秒単位のシングルユーザピークスループットを規定する。
研究は、それぞれがsub−1GHzの周波数における無線ネットワーク動作を規定するであろう、IEEE802.11ahおよびIEEE802.11afの2つの新たな規格から始めた。低周波数通信チャネルは、より高い周波数における送信と比較して、一般的に伝搬品質がより良く、伝搬範囲が拡張されることが特徴である。過去には、sub−1 GHzの周波数域は他の用途(例えば、ライセンスを受けたTV周波数帯、ラジオ周波数帯、その他)に確保されていたために、無線通信ネットワークには使用されてこなかった。sub−1 GHzの周波数域でライセンスを受けないまま残っている周波数帯はほとんどなく、あっても地域が異なれば、特定のライセンスを受けていない周波数も異なるものとなる。IEEE802.11ah規格は、ライセンスを受けていない、利用可能なsub−1GHzの周波数帯における無線動作を規定するであろう。IEEE802.11af規格は、TVホワイトスペース(TVWS)、すなわちsub−1GHzの周波数帯での未使用テレビチャネルにおける無線動作を規定するであろう。
ベーシックサービスセット(BSS)チャネルで送信される直交波周波数分割多重(OFDM)信号の生成方法が、通信プロトコルに従い動作する通信デバイスに実装される。2つ以上のコンポーネントチャネルのセットは、全体としてBSSチャネルと同じ広がりをもつ。通信プロトコルは、(i)2つ以上のコンポーネントチャネルのセット内の単一コンポーネントチャネルに対応する非複製モードデータユニットおよび(ii)2つ以上のコンポーネントチャネルのセット内の隣接するコンポーネントチャネルの第1のセットに対応する非複製モードデータユニットを定義する。単一コンポーネントチャネルに対応する非複製モードデータユニットは、(i)第1の数の下側エッジガードトーンおよび(ii)第1の数の上側エッジガードトーンを有する。隣接するコンポーネントチャネルの第1のセットに対応する非複製モードデータユニットは、(i)第2の数の下側エッジガードトーンおよび(ii)第2の数の上側エッジガードトーンを有する。(i)第2の数の下側エッジガードトーンは第1の数の下側エッジガードトーンよりも多いか、または(ii)第2の数の上側エッジガードトーンは第1の数の上側エッジガードトーンよりも多い、の少なくともどちらか一方である。 この方法は、複製モードが隣接するコンポーネントチャネルの第1のセットにおける第1のOFDM送信に使用されるであろうと通信デバイスにおいて決定する段階と、複製モードが第1のOFDM送信に使用されるであろうとの決定に応じて、隣接するコンポーネントチャネルの第1のセットに対応する第1の複製モードデータユニットが(i)第2の数より少ない数の下側エッジガードトーンおよび(ii)第2の数より少ない数の上側エッジガードトーンのうちの、1つまたは両方を有するように、第1の複製モードデータユニットを通信デバイスにおいて生成する段階と、を含む。第1の複製モードデータユニットは、隣接するコンポーネントチャネルの第1のセット内の各コンポーネントチャネルに対し、単一コンポーネントチャネルに対応する非複製モードデータユニットの、周波数において1つの複製を含む。
別の実施形態において、通信デバイスは通信プロトコルに従い動作すべく構成されるネットワークインタフェースを含む。通信プロトコルは、(i)全体としてベーシックサービスセット(BSS)チャネルと同じ広がりをもつ2以上のコンポーネントチャネルのセット内の、単一コンポーネントチャネルに対応する非複製モードデータユニット、および(ii)2以上のコンポーネントチャネルのセット内の隣接するコンポーネントチャネルの1セットに対応する非複製モードデータユニットを定義する。単一コンポーネントチャネルに対応する非複製モードデータユニットは、(i)第1の数の下側エッジガードトーンおよび(ii)第1の数の上側エッジガードトーンを有する。隣接するコンポーネントチャネルの1セットに対応する非複製モードデータユニットは、(i)第2の数の下側エッジガードトーンおよび(ii)第2の数の上側エッジガードトーンを有し、(i)第2の数の下側エッジガードトーンは第1の数の下側エッジガードトーンより多いか、または(ii)第2の数の上側エッジガードトーンは第1の数の上側エッジガードトーンより多い、の少なくともどちらか一方である。ネットワークインタフェースもまた、複製モードが隣接するコンポーネントチャネルの1セットにおける直交波周波数分割多重(OFDM)送信に使用されるであろうと決定すべく構成され、複製モードがOFDM送信に使用されるであろうとの決定に応じて、隣接するコンポーネントチャネルの1セットに対応する複製モードデータユニットが(i)第2の数より少ない数の下側エッジガードトーンおよび(ii)第2の数より少ない数の上側エッジガードトーンのうちの、1つまたは両方を有するように、複製モードデータユニットを生成すべく構成される。複製モードデータユニットは、隣接するコンポーネントチャネルの1セット内の各コンポーネントチャネルに対し、単一コンポーネントチャネルに対応する非複製モードデータユニットの、周波数において1つの複製を含む。
別の実施形態において、非一時的コンピュータ可読媒体は通信プロトコルに従い動作させる命令を格納する。通信プロトコルは、(i)全体としてベーシックサービスセット(BSS)チャネルと同じ広がりをもつ2以上のコンポーネントチャネルのセット内の、単一コンポーネントチャネルに対応する非複製モードデータユニット、および(ii)2以上のコンポーネントチャネルのセット内の隣接するコンポーネントチャネルの1セットに対応する非複製モードデータユニットを定義する。単一コンポーネントチャネルに対応する非複製モードデータユニットは、(i)第1の数の下側エッジガードトーンおよび(ii)第1の数の上側エッジガードトーンを有する。隣接するコンポーネントチャネルの1セットに対応する非複製モードデータユニットは、(i)第2の数の下側エッジガードトーンおよび(ii)第2の数の上側エッジガードトーンを有する。(i)第2の数の下側エッジガードトーンは第1の数の下側エッジガードトーンより多いか、または(ii)第2の数の上側エッジガードトーンは第1の数の上側エッジガードトーンより多い、の少なくともどちら一方である。1または複数のプロセッサによって実行されると、命令は1または複数のプロセッサに、複製モードが隣接するコンポーネントチャネルの1セットにおける直交波周波数分割多重(OFDM)送信に使用されるであろうと決定させる。複製モードがOFDM送信に使用されるであろうとの決定に応じて、命令は1または複数のプロセッサに、隣接するコンポーネントチャネルの1セットに対応する複製モードデータユニットが、(i)第2の数より少ない数の下側エッジガードトーンおよび(ii)第2の数より少ない数の上側エッジガードトーンのうちの、1つまたは両方を有するように、複製モードデータユニットを生成させる。複製モードデータユニットは、隣接するコンポーネントチャネルの1セット内の各コンポーネントチャネルに対し、単一コンポーネントチャネルに対応する非複製モードデータユニットの、周波数において1つの複製を含む。
ある実施形態による、長距離通信プロトコルが実装される無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)の例のブロック図である。
ある実施形態による、長距離通信プロトコルのチャネライゼーションスキームの例である。
IEEE802.11nおよび/またはIEEE802.11acに準拠する、20MHzのレガシーパケットのトーンマップ図である。 IEEE802.11nおよび/またはIEEE802.11acに準拠する、20MHzの非レガシーパケットのトーンマップ図である。 IEEE802.11nおよび/またはIEEE802.11acに準拠する、真の40MHzのパケットのトーンマップ図である。 IEEE802.11nおよび/またはIEEE802.11acに準拠する、レガシー複製モードの40MHzのパケットのトーンマップ図である。
ある実施形態による、2MHzの長距離データユニットのトーンマップ図の例である。 ある実施形態による、真の4MHzの長距離データユニットのトーンマップ図の例である。 ある実施形態による、複製モードの4MHzの長距離データユニットのトーンマップ図の例である。
ある実施形態による、真の8MHzの長距離データユニットのトーンマップ図の例である。 ある実施形態による、複製モードの8MHzの長距離データユニットのトーンマップ図の例である。
ある実施形態による、ショートプリアンブルフォーマットを有する長距離データユニット例の図である。 ある実施形態による、ロングプリアンブルフォーマットを有する長距離データユニット例の図である。
ある実施形態による、図6Aのショートプリアンブルフォーマットを有する複製モードの4MHzの長距離データユニット例の図である。 ある実施形態による、図6Bのロングプリアンブルフォーマットを有する複製モードの4MHzの長距離データユニット例の図である。
ある実施形態による、複製モードの4MHz長距離ヌルデータパケット例の図である。
ある実施形態による、ベーシックサービスセット(BSS)チャネルで送信される直交波周波数分割多重(OFDM)信号の生成方法例のフロー図である。
以下に記載する実施形態において、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)のアクセスポイント(AP)などの無線ネットワークデバイスは、データストリームを1または複数のクライアント局へ送信する。APは、少なくとも1つの通信プロトコルに従い、クライアント局と共に動作すべく構成
される。この通信プロトコルは、動作をsub−1 GHz周波数範囲内で定義し、一般的に比較的低データレートで長距離無線通信を要する用途向けに用いられる。この通信プロトコル(例えば、IEEE 802.11ahまたはIEEE 802.11af)を、本明細書では「長距離」通信プロトコルと呼ぶ。いくつかの実施形態において、長距離通信プロトコルに準拠する物理層(PHY)データユニット(「長距離データユニット」)は、より高い周波数の、より近距離の通信プロトコル(例えば、IEEE 802.11n、および/またはIEEE 802.11ac)に準拠する「近距離」データユニットと同一または同様であるが、より低いクロックレートを用いて生成される(例えば、IEEE 802.11n信号またはIEEE 802.11ac信号をダウンクロックすることによって)。一実施形態において、例えば、長距離通信プロトコルはIEEE 802.11nまたはIEEE 802.11acの20MHz、40MHz、80MHzおよび160MHzのデータユニットにそれぞれ実質的に同様な、2MHz、4MHz、8MHz、16MHzのデータユニットを定義し、各IEEE 802.11nデータユニットまたはIEEE 802.11acデータユニットと同じ逆高速フーリエ変換(IFFT)のサイズを用いて生成されるが、各IEEE 802.11nデータユニットまたはIEEE 802.11acデータユニットよりも10倍遅いクロックレートを用いて生成される。IEEE 802.11nおよびIEEE 802.11acの近距離データユニットのように、長距離データユニットは無線チャネルによって、直交波周波数分割多重(OFDM)を用いて複数のサブキャリア/複数のトーン上で送信される。さまざまな実施形態による長距離データユニットのフォーマットの例は、米国特許出願第13/359,336号、「Physical Layer Frame Format For Long Range WLAN」に記載されており、その開示を本明細書中参照としてここに組み込む。
IEEE 802.11n規格およびIEEE 802.11ac規格はそれぞれ、1または複数の「複製」モードを定義する。複製モードでは、20MHzのデータユニット(パケット)のいくつか、または全てが40MHzまたはそれより大きいデータユニットの2以上のサブバンドに複製される。周波数複製することで、受信機における合成(例えば、最大比合成)を可能にし、それが回りまわって受信感度を高め、受信範囲を拡張できる。複製することで、ベーシックサービスセット(BSS)内での、または、BSSと別のAPのBSS(OBSS)との間での帯域幅保護を向上させもする。IEEE 802.11nおよびIEEE 802.11acの両方は、「レガシー複製モード」を定義する。レガシー複製モードでは、20MHzのレガシーパケットのプリアンブルおよびデータ部分(すなわち、IEEE 802.11aまたはIEEE 802.11gに準拠する受信機によってデコード可能なデータユニット)は、OFDM信号のピーク対平均電力比(PAPR)を低減させるべく40MHzまたはそれより大きいパケットの20MHzのサブバンドの各々に異なる位相シフト因子を適用して、20MHzのサブバンドの各々に複製される。また、IEEE 802.11n規格は、特別な変調および符号化スキーム(MCS)、「MCS32」を定義する。MCS32では、40MHzの信号は20MHzのレガシーパケットの6メガビット毎秒(Mbps)のデータ部分を下側の20MHzのサブバンドおよび上側の20MHzのサブバンドに複製する。一方、40MHzの信号のプリアンブルは、代わりに真の40MHzのパケットのプリアンブルに続くショートトレーニングフィールド(STF)、ロングトレーニングフィールド(LTF)、および信号(SIG)フィールドを含む。本明細書で用いられるように、修飾語「真の」は、データユニット(例えばパケット)が周波数複製を使用しない(すなわち、複数のサブバンドの各々内のより狭い帯域幅のデータユニットのプリアンブル、プリアンブル部分、および/またはデータ部分を複製しない)ことを示すために用いる。IEEE 802.11nおよびIEEE 802.11acのレガシー複製モードにおいてそうであるように、MCS32複製モードは、OFDM信号のPAPRを低減すべく20MHzのサブバンドの各々に異なる位相シフト因子を適用する。IEEE 802.11nのMCS32複製モードおよびIEEE 802.11nおよびIEEE 802.11acのレガシー複製モードは、図3A−3Dを参照して以下でより詳細に議論する。以後明らかになるように、20MHzのレガシーパケットは各々、20MHzの非レガシーパケットよりも、多数の上側エッジガードトーンまたは下側エッジガードトーンを(LTFおよびデータ部分に)含む。非レガシーパケットは、IEEE 802.11n/acレガシー複製モードまたはIEEE 802.11n MCS32複製モードを用いる場合は一定の利点を与える。長距離通信プロトコルがIEEE 802.11nの信号またはIEEE 802.11acの信号のダウンクロックされたバージョンと実質的に同様な長距離データユニットを定義するいくつかの実施形態において、長距離通信プロトコルは、しかしながら、レガシーパケットのダウンクロックされたバージョンは1つも定義しない。従って、このような実施形態においては長距離通信プロトコルはレガシー複製モードを定義せず、レガシーデータ部分が複数のサブバンドの各々に複製されるMCS32複製モードのダウンクロックされたバージョンをサポートしない。結果的に、受信感度を高めるべく長距離通信プロトコルが複製モードを提供するには異なる手法が必要となる。そのような手法のさまざまな実施形態が、IEEE 802.11n規格およびIEEE 802.11ac規格下で現在定義される複製モードのより詳細な説明とともに、以下に記載される。
図1は、ある実施形態による、長距離通信プロトコルが実装されるWLAN10の例のブロック図である。WLAN10は、ネットワークインタフェース16に連結されるホストプロセッサ15を有するAP14を含む。ネットワークインタフェース16は媒体アクセス制御(MAC)プロセッシングユニット18および物理層(PHY)プロセッシングユニット20を含む。PHYプロセッシングユニット20は複数の送信機21を含み、複数の送信機21は複数のアンテナ24に連結される。図1においては、3機の送信機21および3機のアンテナ24が図示されているが、他の実施形態においては、AP14は異なる数(例えば、1、2、4、5、など)の送信機21およびアンテナ24を含み得る。
WLAN10はさらに複数のクライアント局25を含む。図1においては、4局のクライアント局25が図示されているが、さまざまなシナリオおよび実施形態においては、WLAN10は異なる数(例えば、1、2、3、5、6、など)のクライアント局25を含み得る。クライアント局25―1はネットワークインタフェース27に連結されるホストプロセッサ26を含む。ネットワークインタフェース27はMACプロセッシングユニット28およびPHYプロセッシングユニット29を含む。PHYプロセッシングユニット29は複数の送信機30を含み、複数の送信機30は複数のアンテナ34に連結される。図1においては、3機の送信機30および3機のアンテナ34が図示されているが、他の実施形態においては、クライアント局25―1は、異なる数(例えば、1、2、4、5、など)の送信機30およびアンテナ34を含み得る。
いくつかの実施形態において、クライアント局25―2、25―3および25―4のうちの1つ、いくつか、または全てが、クライアント局25―1と同一のまたは同様の構造を有する。これらの実施形態においては、クライアント局25―1と同一の、または同様の構造を有するクライアント局25は、同一のまたは異なる数の送信機およびアンテナを有する。例えば、ある実施形態によると、クライアント局25―2は2機の送信機および2機のアンテナのみ有する(図示せず)。
ある実施形態において、AP14のPHYプロセッシングユニット20は、長距離通信プロトコルに準拠するデータユニットを生成すべく構成され、送信機21はアンテナ24を介して、生成されたデータユニットを送信すべく構成される。同様に、ある実施形態において、AP14のPHYプロセッシングユニット20は、長距離通信プロトコルに準拠する受信データユニットを処理すべく構成される。データユニットはアンテナ24を介して送信機21によって受信される。長距離プロトコルに準拠するデータユニットは、さまざまな異なる実施形態により、図4−8を参照して説明される。
ある実施形態において、クライアントデバイス25―1のPHYプロセッシングユニット29は長距離通信プロトコルに準拠するデータユニットを生成すべく構成され、送信機30はアンテナ34を介して、生成されたデータユニットを送信すべく構成される。同様に、ある実施形態において、クライアントデバイス25―1のPHYプロセッシングユニット29は、長距離通信プロトコルに準拠する受信データユニットを処理すべく構成される。データユニットはアンテナ34を介して送信機30によって受信される。
図2は、ある実施形態による、例示的な長距離通信プロトコルのチャネライゼーションスキーム40の図である。ある実施形態において、チャネライゼーションスキーム40は、WLANにおけるデータストリーム送信に使用される(例えば、図1のWLAN10)。例えば、さまざまな実施形態および/またはシナリオにおいて、チャネライゼーションスキーム40内の1または複数のチャネルは、図1のAP14からクライアント局25―1へ、および/またはその逆のOFDM送信に用いられる。さまざまな異なるシナリオにおいて、チャネライゼーションスキーム40内では、「コンポーネント」チャネル42は、個々でデータ送信に使用され、または、ある実施形態においては、より大きな通信チャネルを形成すべく連結される。いくつかの実施形態において、図2に図示するよりも多い、または少ない数のコンポーネントチャネル42が存在し得る。
いくつかの実施形態において、2つの隣接するコンポーネントチャネル42が連結されてチャネル44を形成し得る。例えば、コンポーネントチャネル42―1および42―2は連結されてチャネル44―1を形成し得る。同様に、コンポーネントチャネル42―3および42―4は連結されてチャネル44―2を形成し得る。さらに、いくつかの実施形態において、4つの隣接するコンポーネントチャネル42は連結されてチャネル46を形成し得る。例えば、コンポーネントチャネル42―1から42−4は連結されてチャネル46―1を形成し得る。同様に、コンポーネントチャネル42―5から42−8は連結されてチャネル46―2を形成し得る。さらにいくつかの実施形態において、8つの隣接するコンポーネントチャネル42は連結されてチャネル48を形成し得る。例えば、コンポーネントチャネル42―1から42−8は連結されてチャネル48―1を形成し得る。
ある実施形態において、BSSを確立する際、AP(例えば、図1のAP14)はコンポーネントチャネル42の1または複数に優先度を割り当てる。一実施形態において、例えば、APはチャネル42のうちの1つを「プライマリ」チャネルに指定し、コンポーネントチャネル42のうちの1または複数を「セカンダリ」チャネルに指定する。いくつかの実施形態において、1または複数の追加的な優先度レベル(「ターシャリ(tertiary)」など)も、他のコンポーネントチャネル42に割り当てられる。ある実施形態において、割り当てられたプライマリ、セカンダリ、などのコンポーネントチャネル42は、媒体アクセス制御の目的(すなわち、BSS内のデータ送信に利用可能なチャネルを決定するため)でモニタされる。
例示するチャネライゼーションスキーム40において、各コンポーネントチャネル42は2MHzの帯域幅、各チャネル44は4MHzの帯域幅、各チャネル46は8MHzの帯域幅、およびチャネル48―1は16MHzの帯域幅を有する。他の実施形態において、各コンポーネントチャネル42は、1MHz、5MHz、10MHz、20MHz、などの異なる適切な帯域幅を有する。一実施形態において、長距離データユニットは、帯域幅が、チャネル42、44、46および48のうちの最も広い利用可能なチャネルの帯域幅と等しくなるべくAP(例えばAP14)またはクライアント局(例えばクライアント局25―1)によって生成される。一実施形態において、最も広い利用可能なチャネルは、1または複数の媒体アクセス規則に応じるチャネルである。一実施形態において、例えば、何れのBSSチャネルも、APがプライマリチャネルに指定したコンポーネントチャネル42を含まなくてはならない(すなわち、プライマリチャネルがアイドルであると決定されない限り送信が許可されない)。より一般的には、いくつかの実施形態において、優先度の高い別のコンポーネントチャネル42がビジーであると決定される場合、優先度の低いコンポーネントチャネル42はビジーとみなされる(コンポーネントチャネル42のビジーまたはアイドルに関わらず)。 さまざまな実施形態による、プライマリ、セカンダリ、などのチャネル割り当てを用いる媒体アクセス技術の例が、米国特許出願第13/034,409号、「Methods and Apparatus for Determining a Composite Channel」に記載されており、その開示を本明細書中参照としてここに組み込む。
図3A−3Dは、現在利用可能なIEEE 802.11n規格および/またはIEEE 802.11ac規格に準拠するデータユニット(パケット)のトーンマップの図である。まず図3Aを参照すると、トーンマップ50は、レガシーIEEE 802.11aまたはIEEE 802.11gのデバイスによりデコード可能な20MHzのレガシーパケットのLTFおよびデータ部分のOFDMトーンマップである。トーンマップ50は、低帯域側ノンゼロトーン52―1および高帯域側ノンゼロトーン52―2を含む。データ部分を具体的に参照すると、トーンマップ50は、トーン52―1内に24の低帯域側データトーンおよび2つの低帯域側パイロットトーンを含み、トーン52―2内に24の高帯域側データトーンおよび2つの高帯域側パイロットトーンを含む。トーンマップ50はまた、1つのDC(ヌル)トーン54、6つの下側エッジガード(ヌル)トーン56―1、および5つの上側エッジガード(ヌル)トーン56―2を含む。
図3Bのトーンマップ60は、IEEE 802.11n規格およびIEEE 802.11ac規格に準拠する非レガシーの20MHzのパケットのLTFおよびデータ部分のOFDMトーンマップである。トーンマップ60は低帯域側ノンゼロトーン62―1および高帯域側ノンゼロトーン62―2を含む。データ部分を具体的に参照すると、トーンマップ60は、トーン62―1内に26の低帯域側データトーンおよび2つの低帯域側パイロットトーンを含み、トーン62―2内に26の高帯域側データトーンおよび2つの高帯域側パイロットトーンを含む。トーンマップ60はまた、1つのDC(ヌル)トーン64、4つの下側エッジガード(ヌル)トーン66―1、および3つの上側エッジガード(ヌル)トーン66―2を含む。ゆえに、トーンマップ60を有する20MHzの非レガシーパケットは、図3Aのトーンマップ50を有する20MHzのレガシーパケットより、下側エッジガードトーンは2つ少なく、上側エッジガードトーンも2つ少ない。
図3Cのトーンマップ70は、IEEE 802.11n規格およびIEEE 802.11ac規格に準拠する真の(非複製モードの)40MHzのパケットのLTFおよびデータ部分のOFDMトーンマップである。トーンマップ70は低帯域側ノンゼロトーン72―1および高帯域側ノンゼロトーン72―2を含む。データ部分を具体的に参照すると、トーンマップ70は、トーン72―1内に54の低帯域側データトーンおよび3つの低帯域側パイロットトーンを含み、トーン72―2内に54の高帯域側データトーンおよび3つの高帯域側パイロットトーンを含む。トーンマップ70はまた、3つのDC(ヌル)トーン74、6つの下側エッジガード(ヌル)トーン76―1、および5つの上側エッジガード(ヌル)トーン76―2を含む。ゆえに、トーンマップ70を有する真の40MHzのパケットは、20MHzのレガシーパケット(トーンマップ50)と下側エッジおよび上側エッジガードトーンの数が同じであり、真の40MHzのパケットおよび20MHzのレガシーパケットの両方は、20MHzの非レガシーパケット(トーンマップ60)よりも下側エッジおよび上側エッジガードトーンの数が多い。
複製モードの40MHz(またはより広い)パケットが、真の40MHz(またはより広い)パケットよりも厳しいフィルタ設計要件を必要とするシナリオを回避すべく、IEEE 802.11n規格およびIEEE 802.11ac規格は、トーンマップ60を有する20MHzの非レガシーパケットがより広い帯域幅の信号の2以上のサブバンドに複製される何れのモードまたはデータユニットも定義しない。その代わりに上述したように、IEEE 802.11n規格およびIEEE 802.11ac規格は、完全な(プリアンブルおよびデータ部分)20MHzのレガシーパケットが、2以上のサブバンドに複製されるレガシー複製モードを定義し、IEEE 802.11nはさらに、レガシーパケットのデータ部分は2つのサブバンドに複製されるが、プリアンブル部分は真の40MHzのパケットと同じであるMCS32複製モードを定義する。
図3Dのトーンマップ80は、IEEE 802.11n規格およびIEEE 802.11ac規格に準拠するレガシー複製モードの40MHzのパケットのLTFおよびデータ部分のOFDMトーンマップである。トーンマップ80は低帯域側ノンゼロトーン82―1および高帯域側ノンゼロトーン82―2を含む。トーンマップ80はレガシー複製モードに対応しているので、トーン82―1はトーンマップ50に示す20MHzのレガシーデータユニットのトーン52―1、54および52―2と同一であり、トーン82―2はまた、トーンマップ50に示す20MHzのレガシーデータユニットのトーン52―1、54および52―2と同一である。トーンマップ80はまた、11のDC(ヌル)トーン84、6つの下側エッジガード(ヌル)トーン86―1、および5つの上側エッジガード(ヌル)トーン86―2を含む。
レガシー複製モードでは、パケットはLTFおよびデータ部分の両方に対して20MHzのレガシーパケット(トーンマップ50)の周波数複製を使用するので、レガシー複製モードパケット全体に6つの下側エッジガードトーンおよび5つの上側エッジガードトーンが維持される。故に、レガシー複製モードの40MHzのパケットは、図3Cのトーンマップ70に対応する真の40MHzのパケットと同じガードトーン保護を有する。従って、所与の帯域幅を有するパケットに対して、そのパケットがレガシー複製モードに対応しているかどうかに関わらず、同じ送受信フィルタ設計要件を用いることが可能である。送受信フィルタリング要件は、一般に、より小さい数のガードトーンに対応するバンドエッジによって決定づけられる。例えば、6つの下側エッジガードトーンおよび5つの上側エッジガードトーンを有するパケットに対する送受信フィルタ設計要件は、一般的に5つの上側エッジガードトーンによって決定づけられるであろう。
IEEE 802.11n規格のMCS32複製モードにおいて、40MHzのデータユニットは真の40MHzのデータユニットのプリアンブルを使用し、一方でデータ部分はレガシー複製モードにおけるものと同じである(すなわち、データ部分は2つの20MHzのサブバンドの各々内の20MHzのレガシーパケットの周波数複製から成る)。従って、MCS32複製モードの40MHzのパケットは、トーンマップ70を有するLTF、およびトーンマップ80を有するデータ部分を有する。ゆえに、レガシー複製モードにおいてそうであるように、MCS32複製モードの40MHzのパケットは、真の40MHzのパケットと同じ数の下側エッジガードトーンおよび上側エッジガードトーンを提供し、真の40MHzのパケットと同じ送受信フィルタ設計要件を可能にする。真の40MHzのパケットのプリアンブルを用いることで、しかしながら、MCS32複製モードは、SIGフィールドのデコードの際、受信機が合成技術を使用できなくし、受信感度上のボトルネックを生むことになり得る。
特に、20MHzのレガシーパケットのLTFのノンゼロトーンは、真の40MHzのパケットのLTFの上側および下側の20MHzのサブバンドの各々における各ノンゼロトーンと同じトーン値を有する。ゆえに、MCS32複製モードの40MHzのパケットは、レガシー複製モードの40MHzのパケットと同じく、20MHzのサブバンドそれぞれが、受信デバイスには、スタンドアロンの20MHzのレガシーデータユニットのように見えることがあるという特性を有する。
いくつかの実施形態において、長距離通信プロトコルは周波数複製を使用してBSSおよび/またはOBSSの帯域幅保護を与え、および/または受信感度を高めるが、レガシーパケット(またはその部分部分)のダウンクロックされたバージョンに対応するいかなるデータユニットも定義しない。ゆえに、これらの実施形態において、長距離通信プロトコルはMCS32複製モードデータユニット(レガシーパケットのデータ部分を複製する)またはレガシー複製モードデータユニット(レガシーパケット全体を複製する)のいずれかのダウンクロックされたバージョンを使用し得ない。従って、これらの実施形態においては、長距離通信プロトコルは、複製モードデータユニットを生成すべくIEEE 802.11n規格およびIEEE 802.11ac規格のものとは異なる技術を用いなくてはならない。一実施形態において、複製モードの長距離データユニット(例えば、パケット)は、非レガシーの、より狭い帯域幅の長距離データユニットを2以上のサブバンドの各々に複製して生成される。一実施形態において、例えば、非レガシーの、可能な限り狭いBSSチャネル帯域幅に対応する長距離データユニットは各サブバンドに複製される。説明を簡単にするために、可能な限り狭いBSSチャネル帯域幅が2MHzで、複製モードまたは非複製モードの長距離データユニットの帯域幅が、BSSチャネルに応じて2MHz、4MHz、8MHzまたは16MHzであるような、図2に示すものと同様なチャネライゼーションスキームを使用するある実施形態を参照して、長距離通信プロトコルが以下に説明される。
図4A、4Bおよび4Cは、一実施形態による、それぞれ2MHzの長距離データユニットのトーンマップ図の例、真の4MHzの長距離データユニット(周波数複製を用いずに形成された)のトーンマップ図の例、および複製モードの4MHzの長距離データユニットのトーンマップ図の例である。図4A―4Cのトーンマップは、各データユニットのうちの少なくともデータ部分のトーンを表している。さまざまな実施形態および/またはシナリオにおいて、図4A―4Cのトーンマップは、図1のAP14のPHYプロセッシングユニット20またはクライアント局25―1のPHYプロセッシングユニット29によって生成される長距離データユニットに対応する。
まず図4Aを参照すると、トーンマップ200は、2MHzの長距離データユニットが低帯域側ノンゼロトーン202―1および高帯域側ノンゼロトーン202―2を含むことを示している。例えば一実施形態において、2MHzの長距離データユニットのデータ部分を参照すると、トーンマップ200は、トーン202―1内に26の低帯域側データトーンおよび2つの低帯域側パイロットトーンを含み、トーン202―2内に26の高帯域側データトーンおよび2つの高帯域側パイロットトーンを含む。トーンマップ200はまた、1つのDC(ヌル)トーン204、4つの下側エッジガード(ヌル)トーン206―1、および3つの上側エッジガード(ヌル)トーン206―2を含む。ある実施形態において、トーンマップ200は64ポイントIFFTを利用して生成される。さらに、ある実施形態において、トーンマップ200に対応する2MHzの長距離データユニットは、IEEE 802.11n規格またはIEEE 802.11ac規格で定義されるように、20MHzの非レガシーパケットの10倍ダウンクロックされたバージョンである。
図4Bを参照すると、トーンマップ220は、周波数複製を用いずに形成された真の4MHzの長距離データユニットが低帯域側ノンゼロトーン222―1および高帯域側ノンゼロトーン222―2を含むことを示している。例えば一実施形態において、真の4MHzの長距離データユニットのデータ部分を参照すると、トーンマップ220は、トーン222―1内に54の低帯域側データトーンおよび3つの低帯域側パイロットトーンを含み、トーン222―2内に54の高帯域側データトーンおよび3つの高帯域側パイロットトーンを含む。トーンマップ220はまた、3つのDC(ヌル)トーン224、6つの下側エッジガード(ヌル)トーン226―1、および5つの上側エッジガード(ヌル)トーン226―2を含む。さまざまな実施形態において、トーンマップ220は、128ポイントIFFT、または2つの64ポイントIFFTを並列で利用して、などで生成される。さらに、ある実施形態において、トーンマップ220に対応する真の4MHzの長距離データユニットは、IEEE 802.11n規格またはIEEE 802.11ac規格で定義されるように、真の40MHzのデータユニットの10倍ダウンクロックされたバージョンである。
図4Cは、複製モードの4MHzの長距離データユニットに対応するトーンマップ240を示す。複製モードの4MHzの長距離データユニットにおいては、データユニットは、例えば、真の4MHzの長距離データユニットよりも受信感度を向上させ、および/または、より強固なチャネル保護を与えるべく、トーンマップ200に対応する2MHzの長距離データユニットを2MHzのサブバンドの各々に複製して生成される。トーンマップ240は低帯域側ノンゼロトーン242―1および高帯域側ノンゼロトーン242―2を含む。例えば一実施形態において、複製モードの4MHzの長距離データユニットのデータ部分を参照すると、トーンマップ240は、トーン242―1内に52の低帯域側データトーンおよび4つの低帯域側パイロットトーンを含み、トーン242―2内に52の高帯域側データトーンおよび4つの高帯域側パイロットトーンを含む。トーンマップ240はまた、7つのDC(ヌル)トーン244、4つの下側エッジガード(ヌル)トーン246―1、および3つの上側エッジガード(ヌル)トーン246―2を含む。ある実施形態において、トーンマップ240のインデックス−64から−1のトーンはそれぞれ、トーンマップ200のインデックス−32から+31のトーンと同一であり、トーンマップ240のインデックス0から+63のトーンはまたそれぞれ、トーンマップ200のインデックス−32から+31のトーンと同一である。
他の実施形態において、トーンマップ200、220および/または240は、図4A−4Cに示されるものとは異なる数のノンゼロトーン(例えば、データトーンおよび/またはパイロットトーン)、DCトーン、下側エッジガードトーン、および/または上側エッジガードトーンを含む。図4A−4Cにあるように、しかしながら、これらの代替実施形態の各々におけるトーンマップ200は、真の4MHzの長距離データユニットのトーンマップ220より少ない数の下側エッジおよび上側エッジガードトーンを含み、それが今度は複製モードのトーンマップ240に、トーンマップ220より少ない数の下側エッジガードトーンおよび上側エッジガードトーンを含ませることになる。これらの代替実施形態においては、図4A−4Cに示される実施形態にあるように、複製モードの4MHzの長距離データユニット(トーンマップ240)においてガードトーンの数が減ったことで、真の4MHzの長距離データユニット(トーンマップ220)に比べ、より厳しい送信および/または受信フィルタ要件をもたらす。
ある実施形態において、長距離通信プロトコルはまた、4MHzより大きい帯域幅を有する、1または複数タイプの複製モードの信号をサポートする。図5Aおよび5Bは、8MHzの長距離データユニットが、真の8MHzの長距離データユニットまたは複製モードの8MHzの長距離データユニットの何れかとして生成され得る一実施形態に対応する。図5Aおよび図5Bのトーンマップは、それぞれのデータユニットのうちの少なくともデータ部分のトーンを表している。さまざまな実施形態および/またはシナリオにおいて、図5Aおよび5Bのトーンマップは、図1におけるAP14のPHYプロセッシングユニット20またはクライアント局25―1のPHYプロセッシングユニット29により生成される長距離データユニットに対応する。
まず図5Aを参照すると、トーンマップ300は、周波数複製しない、真の8MHzの長距離データユニットが、低帯域側ノンゼロトーン302―1および高帯域側ノンゼロトーン302―2を含むことを示している。例えば一実施形態において、真の8MHzの長距離データユニットのデータ部分を参照すると、トーンマップ300は、トーン302―1内に117の低帯域側データトーンおよび4つの低帯域側パイロットトーンを含み、トーン302―2内に117の高帯域側データトーンおよび4つの高帯域側パイロットトーンを含む。トーンマップ300はまた、3つのDC(ヌル)トーン304、6つの下側エッジガード(ヌル)トーン306―1、および5つの上側エッジガード(ヌル)トーン306―2を含む。さまざまな実施形態において、トーンマップ300は、256ポイントIFFT、または4つの64ポイントIFFTを並列で利用して、などで生成される。さらに、ある実施形態において、トーンマップ300に対応する真の8MHzの長距離データユニットは、IEEE 802.11ac規格で定義されるように、真の80MHzのデータユニットの10倍ダウンクロックされたバージョンである。
図5Bは、別の8MHzの長距離データユニットに対応するトーンマップ320を示す。別の8MHzの長距離データユニットにおいては、データユニットは、例えば、トーンマップ300を有する真の8MHzの長距離データユニットよりも受信感度を向上させ、および/または、より強固なチャネル保護を与えるべく、2MHzの長距離データユニット(図4Aのトーンマップ200に対応する)を2MHzのサブバンドの各々内に複製して生成される。トーンマップ320は、低帯域側ノンゼロトーン322―1および322―2、および高帯域側ノンゼロトーン322―3および322―4を含む。トーンマップ320はまた、7つのDC(ヌル)トーン324、4つの下側エッジガード(ヌル)トーン330―1、および3つの上側エッジガード(ヌル)トーン330―2を含む。ある実施形態において、トーンマップ320のインデックス−128から−65の1セットのトーン、トーンマップ320のインデックス−64から−1の1セットのトーン、トーンマップ320のインデックス0から+63の1セットのトーン、およびトーンマップ320のインデックス+64から+127の1セットのトーンはそれぞれ、図4Aのトーンマップ200のインデックス−32から+31の各トーンと同一である。さまざまな実施形態において、トーンマップ320は、256ポイントIFFT、または4つの64ポイントIFFTを並列で利用して、などで生成される。
トーンマップ300および/またはトーンマップ320の他の実施形態は、図5Aおよび図5Bに示されるものとは異なる数のノンゼロトーン(例えば、データトーンおよび/またはパイロットトーン)、DCトーン、下側エッジガードトーン、および/または上側エッジガードトーンを含む。図5Aおよび図5Bに示される実施形態にあるように、しかしながら、これらの代替実施形態の各々におけるトーンマップ320は、トーンマップ300(真の8MHzの長距離データユニットの)より少ない数の下側エッジガードトーンおよび上側エッジガードトーンを含み、それが今度は複製モードのトーンマップ320に、トーンマップ300より少ない数の下側エッジガードトーンおよび上側エッジガードトーンを含ませることになる。これらの代替実施形態においては、図5Aおよび図5Bの実施形態にあるように、複製モードの8MHzの長距離データユニット(トーンマップ320)においてガードトーンの数が減ったことで、真の8MHzの長距離データユニット(トーンマップ300)に比べ、より厳しい送信および/または受信フィルタ要件をもたらす。
いくつかの実施形態において、複製モードは、より広い帯域幅の信号にも用いられ得る。例えば一実施形態において、長距離通信プロトコルは、図4Cのトーンマップ240に対応する4MHzの複製モード、図5Bのトーンマップ320に対応する8MHzの複製モード、および16MHzの複製モード(図示せず)をサポートする。このような一実施形態において、真の16MHzの長距離データユニットは、8MHzのサブバンドの各々が真の8MHzの長距離データユニット(トーンマップ300を有する)と同一であるように生成され、複製モードの16MHzの長距離データユニットは、8MHzのサブバンドの各々が複製モードの8MHzの長距離データユニット(トーンマップ320を有する)と同一であるように生成される。この実施形態において、これまで議論した4MHzのデータユニットおよび8MHzのデータユニットと同様に、複製モードの16MHzの長距離データユニットは、真の16MHzの長距離データユニットよりも厳しい送信および/または受信フィルタ設計要件をもたらす。ある実施形態において、真の16MHzの長距離データユニットは、IEEE 802.11ac規格で定義されるように、真の160MHzのデータユニットの10倍ダウンクロックされたバージョンである。
いくつかの実施形態において、各長距離データユニットは、図6Aおよび図6Bに示されるプリアンブルフォーマットなどの複数の異なるプリアンブルフォーマットのうちの1つを有し得る。図6Aは、そのような一実施形態による、「ショートプリアンブル」フォーマットを有する例示的な長距離データユニット400の図である。長距離データユニット400はショートプリアンブル402およびデータ部分404を含む。図6Aおよび図6Bの例示的な実施形態において、ショートプリアンブル402は、2つのOFDMシンボルを有するSTF410、2つのOFDMシンボルを有する第1のLTF(LTF1)412、2つのOFDMシンボルを有するSIGフィールド414、および、それぞれが1つのOFDMシンボルを有する全N−1個の追加のLTF(416−1から416−N)を含む。ある実施形態において、STF410はパケット検出および自動利得制御に用いられ、LTF412および416−1から416−Nはチャネル推定に用いられ、SIGフィールド414は、データユニットの特定のPHY特性(例えば、長さまたは期間、MCS、など)を示す。ある実施形態において、ショートプリアンブル402は、複数の多入力多出力(MIMO)空間ストリームの各々に対して1つのLTFを含む(例えば、2つの空間ストリームに対しては、ショートプリアンブル402はLTF1 412およびLTF2 416−1を含み、それ以上のLTFは含まないように)。ある実施形態において、長距離データユニット400は、「グリーンフィールド」プリアンブルフォーマットを有するIEEE 802.11nのデータユニットと同じフォーマットを有する。
図6Bは「ロングプリアンブル」フォーマットを有する例示的な長距離データユニット420の図である。長距離データユニット420は、ロングプリアンブル422およびデータ部分424を含む。図6Aおよび図6Bの例示的な実施形態において、ロングプリアンブル422は2つのOFDMシンボルを有する第1のレガシーSTF(L−STF)430、2つのOFDMシンボルを有する第1のレガシーLTF(L−LTF1)432、2つのOFDMシンボルを有する第1のレガシーSIG(SIGA)フィールド434、1つのOFDMシンボルを有する第2の非レガシーSTF440、それぞれが1つのOFDMシンボルを有する、N−1個の追加的な非レガシーLTF(442−1から442−N)、および1つのOFDMシンボルを有する第2の非レガシーSIG(SIGB)フィールド444を含む。ある実施形態において、長距離データユニット420のロングプリアンブルフォーマットは、マルチユーザモードである場合に用いられ、ロングプリアンブル422のLTF442は1ユーザにつき1つのLTFを含む。いくつかの実施形態において、受信機は、第1のSIGフィールド内(すなわち、長距離データユニット400のSIGフィールド414、または長距離データユニット420のSIGAフィールド434)の1または複数のOFDMシンボルの変調タイプを決定することによって、長距離データユニットがショートプリアンブルフォーマットとロングプリアンブルフォーマットのどちらを有するか自動検出する。ある実施形態において、長距離データユニット420は、「混合モード」のプリアンブルフォーマットを有するIEEE 802.11nのデータユニットと同じフォーマットを有するか、またはIEEE 802.11acのデータユニットと同じフォーマットを有する。
いくつかの実施形態において、複製モードの長距離データユニットは、2MHzの長距離データユニットのデータ部分の周波数複製のみならず、2MHzの長距離データユニットのプリアンブル部分の周波数複製をも含む。2MHzの長距離データユニットが、STF、LTFおよびSIGフィールドを有するプリアンブルを有する一実施形態においては、例えば、複製モードの4MHzまたはそれより大きい長距離データユニットは2MHzのSTFを2MHzのサブバンドの各々に複製し、2MHzのLTFを2MHzのサブバンドの各々に複製し(例えば、ある実施形態においては、結果的にLTFトーンは図4Cのトーンマップ240になる)、2MHzのSIGフィールドを2MHzのサブバンドの各々に複製する。真の4MHz(またはそれより大きい)長距離データユニットプリアンブルを用いるのではなく、2MHzの信号のLTFを複製することによって、受信デバイスは複製モードの長距離データユニットのデータ部分の全てのノンゼロトーンにわたって、有効なチャネルの推定を得ることが可能である。
他の実施形態において、しかしながら、複製モードの長距離データユニットは、代わりにLTFに真の4/8/16MHzの長距離データユニットのトーンプランを用いる。例えば、複製モードの4MHzの長距離データユニットが、図4Cのトーンプラン240を有するデータ部分を有する一実施形態においては、複製モードの4MHzの長距離データユニットのLTFは、むしろ図4Bのトーンプラン220を有する。そのような実施形態においては、受信機性能は、下側および上側の2MHzのサブバンドにおいて低下することもある。なぜならそれらのサブバンドの各々におけるデータ部分は、それらのサブバンドにおけるLTFの対応する2MHzの部分よりも2つ多いトーンを有するからである。
複製モードの長距離データユニットがデータ部分のみならずプリアンブルも複製する一実施形態において、各複製された2MHzのSIGフィールド内のフィールドは、スタンドアロンの2MHzの長距離データユニット内のフィールドと同じであり(例えば、ある実施形態においては、帯域幅フィールド、MCSフィールド、符号化フィールドなどを含む)、帯域幅フィールドは2MHzの帯域幅を示す。この実施形態においては、複製モードの信号の2MHzのサブバンドの各々は、受信デバイスにはスタンドアロンの2MHzの信号と同じであるように見える。
長距離データユニットが、図6Aのショートプリアンブルフォーマットまたは図6Bのロングプリアンブルフォーマットの何れかを有し得る一実施形態において、長距離通信プロトコルはショートプリアンブルフォーマットを有する長距離データユニットのためだけの複製モードをサポートする。別の実施形態においては、長距離通信プロトコルは、ショートプリアンブルフォーマットまたはロングプリアンブルフォーマットの何れかを有する長距離データユニットのための複製モードをサポートする。図7Aおよび図7Bはそれぞれ、ある実施形態による、図6Aのショートプリアンブルフォーマットを有する例示的な複製モードの4MHzの長距離データユニットの図と、図6Bのロングプリアンブルフォーマットを有する例示的な複製モードの4MHzの長距離データユニットの図である。まず図7Aを参照すると、複製モードの4MHzの長距離データユニット500は複製されたショートプリアンブル502および複製されたデータ部分504を含む。ある実施形態において、複製されたショートプリアンブル502は、複製された、STF510、LTF1 512、SIGフィールド514、およびLTF516―1から516−Nを含み、その2MHzの複製の各々は、図6AのSTF410、LTF1 412、SIGフィールド414、およびLTF416―1から416−Nとそれぞれ同じである(すなわち、同じトーンマップを有し、いくつかの実施形態においては同じSIGフィールドコンテンツを有する)。ある実施形態において、複製されたデータ部分504内の2MHzの複製の各々は、図6Aのデータ部分404と同じである(すなわち、同じトーンマップを有する)。
図7Bを参照すると、複製モードの4MHzの長距離データユニット520は、複製されたロングプリアンブル522および複製されたデータ部分524を含む。ある実施形態において、複製されたロングプリアンブル522は、複製された、L−STF530、L−LTF1 532、SIGAフィールド534、STF536、LTF540―1から540−N、およびSIGBフィールド542を含み、その2MHzの複製の各々は、図6BのL−STF430、L−LTF1 432、SIGAフィールド434、STF440、LTF442―1から442−N、およびSIGBフィールド444とそれぞれ同じである(すなわち、同じトーンマップを有し、いくつかの実施形態においては同じSIGフィールドコンテンツを有する)。ある実施形態において、複製されたデータ部分524における2MHzの複製の各々は、図6Bのデータ部分424と同じである(すなわち、同じトーンマップを有する)。
いくつかの実施形態において、長距離通信プロトコルは「協調的な(coordinated)複製モード」をサポートする。協調的な複製モードにおいては、データプランおよびプリアンブルは、上述した実施形態のいずれかに従って複製されるが、SIGフィールド(例えば、図7Aの複製されたSIGフィールド514)またはSIGAフィールド(例えば、図7Bの複製されたSIGAフィールド534)は2MHzの信号を示すのではなく複製モードを示す。 そのような一実施形態において、SIG/SIGAフィールドの帯域幅フィールドは複製モードの長距離データユニットの完全な帯域幅(例えば、ある実施形態においては4MHz、8MHzまたは16MHz)を受信デバイスに示し、別途未使用/確保済のMCSは複製モードを受信デバイスに示す。長距離通信プロトコルが、例えば、さまざまな非複製モードの変調タイプおよび符号化タイプ/レートに対する「MCS0」から「MCS9」を定義し、「MCS10」は定義しない一実施形態において、「MCS10」は複製モードを受信機に示すために用いられる。そのような一実施形態において、長距離通信プロトコルは、複製モードに対し、1つの変調タイプおよび符号化タイプ/レート(例えば、1/2BCC符号化でのBPSK変調)、および/または、ただ1つの数の空間ストリーム(例えば、1つの空間ストリーム)を許容するのみである。
SIG/SIGAフィールドの帯域幅フィールドが、複製モードの長距離データユニットの完全な帯域幅を示す別の実施形態において、別途未使用/確保済のSIG/SIGAフィールドのビットの組み合わせ、またはSIG/SIGAフィールドにおける新たな「複製フィールド」は、複製モードを受信機に示すために用いられる。これらの実施形態のいくつかにおいて、長距離通信プロトコルは、複製モードの複数の異なる変調タイプおよび/または符号化タイプ/レートのうちの何れか1つを許容する。この実施形態の一例が、ショートプリアンブルにおけるSIGフィールド(例えば、長距離データユニット500のショートプリアンブルフォーマットの複製されたSIGフィールド514)およびロングプリアンブルにおけるSIGフィールド(例えば、長距離データユニット520のロングプリアンブルフォーマットの複製されたSIGフィールド534)の両方について、表1に示される。
Figure 0006253642
ある実施形態において、上に示したさまざまなフィールドは、現在のパケットの肯定応答(ACK)フレームのフォーマットを示す「ACKインジケーション」フィールド以外は、IEEE 802.11ac規格において定義されるものと同じである。
いくつかの実施形態において、表1のショートプリアンブルの符号化フィールドは、BCC符号化またはLDPC符号化のどちらが用いられているかを示す第1のビット、およびLDPC符号化中に特別なシンボルを示す第2のビットを含む。そのような一実施形態においては、しかしながら、複製モードはBCC符号化と共に用いられるのみである。複製モードを示すべく、この実施形態において、符号化フィールドの第1のビットは、BCC符号化が用いられていることを示し、一方第2のビット(さもなければBCC符号化に対する「確保済」ビットになるであろう)は、受信機に複製モードを示すために用いられる。ゆえに、この実施形態において、符号化フィールドの第2のビットは、1)特別なシンボルが存在するかどうか(第1のビットがLDPC符号化を示す場合)、または2)長距離データユニットが複製モードデータユニット(第1のビットがBCC符号化を示す場合)であるかどうか、の何れかを示す。他の実施形態において(例えば、複製モードがBCC符号化に限らない実施形態)、表1のショートプリアンブルおよび/またはロングプリアンブルの「確保済」ビットのうちの1つは、代わりに「複製フィールド」として指定され、長距離データユニットが複製モードデータユニットであるかどうかを示すために用いられる。
複製モードがSIG(またはSIGA)フィールドにおいて(さまざまな実施形態では、例えば、MCSフィールド、符号化フィールド、または専用の「複製フィールド」において)示されるいくつかの実施形態において、受信機は2以上の異なる2MHzのサブバンドの各々において複数の2MHzの信号をコヒーレントに合成すべく選び、受信を改善し得る。一実施形態およびシナリオにおいて、例えば、受信機は、現在の長距離データユニットが複製モードデータユニットであることをSIGまたはSIGAフィールドから知り、それに応じて、複製された2MHzの信号をデコードする前に異なる2MHzのサブバンド信号上でMRC合成を実行する。2MHzのサブバンド上でMRC合成を使用することで、合成利得およびダイバーシチ利得の両方を得ることもできて、長距離データユニットがより小さい信号対雑音比(SNR)点で正しく受信されデコードされることを可能にする。
いくつかの実施形態において、長距離通信プロトコルは、図7Aの長距離データユニット500のデータ部分504、または図7Bの長距離データユニット520のデータ部分524などのデータ部分を有するデータユニットに対し、複製モードを許容するのみである。さまざまな他の実施形態においては、しかしながら、長距離通信プロトコルは代わりに、または更に、データ部分を含まないヌルデータパケット(NDP)のショートMACフレームに対し、複製モードを許容する。一実施形態においては、複製モードは、NDPショートMACフレームに対しても、データ部分が含まれないこと以外は長距離データユニットを参照して上述した複製モードと同じである(例えば、STF、LTFおよびSIGフィールドは2MHzのサブバンドの各々において複製される)。さまざまなタイプのNDP制御フレーム(例えば、NDPショートACKフレームまたはNDPショートCTSフレーム)が、米国特許出願第13/586,678号に記載されている。
図8は、このような一実施形態による、例示的な複製モードの4MHzの長距離NDP560の図である。ある実施形態において、複製モードの4MHzの長距離NDP560は、図7Aの長距離データユニット500の、複製されたSTF510、複製されたLTF1 512、および複製されたSIGフィールド514と同様な、複製されたSTF562、複製されたLTF1 564、および複製されたSIGフィールド566を含む。長距離データユニット500とは異なり、しかしながら、複製モードの4MHzの長距離NDP560は、データ部分を含まない。一実施形態において、複製モードの4MHzの長距離NDP560は、4MHzのBSSチャネルの4MHzの帯域幅全体を保護すべく用いられるショートACKフレームである。
ある代替実施形態において、4MHzの帯域幅のNDPショートMACフレームは、帯域幅保護として直接、真の4MHzのNDPショートMACフレームを用いる。この実施形態において、4MHzのNDPショートMACフレームのLTF1は、真の4MHzの信号のトーンプラン(例えば、6つの下側エッジガードトーンおよび5つの上側エッジガードトーンを有する)を用い、2MHzのサブバンドの各々におけるSIGフィールドは、LTF1と同じ数の下側エッジガードトーンおよび上側エッジガードトーンを有する(例えば、ある実施形態においては、最も低いデータレートの、10倍ダウンクロックされたIEEE 802.11a/gレガシーパケットと同じ)。データ部分は含まれないので、LTF1のトーンプランは、受信機が4MHzのNDPショートMACフレームの2MHzのサブバンドの各々における2MHzのSIGフィールドをデコードするのに十分である。いくつかの実施形態において、複製モードのNDPフレームは、周波数複製を追加で用いることによって、より広い帯域幅(例えば、8MHzおよび/または16MHz)で生成されることも可能である。
いくつかの実施形態において、長距離通信プロトコルは、2MHzのサブバンドの各々の複製された2MHzの長距離データユニットに異なる位相シフトを適用して、信号のPAPRを低減させる。一実施形態において、例えば、[1,j]の位相シフトが、複製モードの4MHzの長距離データユニットの2つの2MHzのサブバンドに適用され(すなわち、下側の2MHzのサブバンドは位相シフトなし、かつ上側の2MHzのサブバンドは90度の位相シフト)、[1,−1,−1,−1]の位相シフトが、複製モードの8MHzの長距離データユニットの4つの2MHzのサブバンドに適用される(すなわち、最も下側の2MHzのサブバンドは位相シフトなし、かつ上側の3つの2MHzのサブバンドはそれぞれ180度の位相シフト)。位相シフトがさまざまな2MHzのサブバンドに適用される一実施形態において、位相シフトは各2MHzのサブバンドのプリアンブルおよびデータ部分の両方に適用される。長距離通信プロトコルがNDPフレームに対して複製モードを許容するいくつかの実施形態において、同様な1セットの位相シフトが、複製モードのNDPフレームの各々の2MHzのサブバンドに適用される。
図9は、ある実施形態による、BSSチャネルで送信される例示的なOFDM信号の生成方法600のフロー図である。方法600は、2以上のコンポーネントチャネルのセットが集約されてBSSチャネルを形成するチャネライゼーションスキームを採用する通信ネットワークにおいて用いられる(例えば、ある実施形態においては、図2のチャネライゼーションスキーム40)。ある実施形態において、コンポーネントチャネルの帯域幅は、許容される限り最も低いBSSチャネル帯域幅(例えば、2/4/8/16MHzのBSSチャネル帯域幅が許されるある実施形態においては2MHz)に等しい。さまざまな実施形態およびシナリオにおいて、方法600は、例えば図1のAP14のネットワークインタフェース16によって、または局25―1のネットワークインタフェース27によって実装される。
ある実施形態において、方法600を実装する通信デバイスは、BSSチャネルのコンポーネントチャネル内の単一コンポーネントチャネルに対応する非複製モードデータユニットと、BSSチャネルのコンポーネントチャネル内の隣接するコンポーネントチャネルの1セットに対応する非複製モードデータユニットとの両方を定義する長距離通信プロトコルに従い動作する。いくつかの実施形態および/またはシナリオにおいて、隣接するコンポーネントチャネルの1セットは、BSSチャネルと同じ(すなわち、全体としてBSSチャネルと同じ広がりをもつ)である(例えば、図2のチャネル44、46または48のうちの1つ)。他の実施形態および/またはシナリオにおいて、隣接するコンポーネントチャネルの1セットはBSSチャネル全体よりも狭い範囲を占める。各コンポーネントチャネルが2MHzの帯域幅を有するいくつかの実施形態において、隣接するコンポーネントチャネルの1セットは、Nを0より大きい整数とすると、総帯域幅は2×(2MHz)である。
ある実施形態において、通信プロトコルは、隣接するコンポーネントチャネルの1セットに対応する非複製モードデータユニット(例えば、4MHzまたはそれより大きい非複製モードデータユニット)は、単一のコンポーネントチャネルに対応する非複製モードデータユニット(例えば、2MHzの非複製モードデータユニット)よりも、下側エッジガードトーンおよび/または上側エッジガードトーンを多く有することを規定する。一実施形態において、例えば、単一のコンポーネントチャネルに対応する非複製モードデータユニットは、図4Aのトーンマップ200を有し、隣接するコンポーネントチャネルの1セットに対応する非複製モードデータユニットは、図4Bのトーンマップ220を有する真の4MHzのデータユニット、または図5Aのトーンマップ300を有する真の8MHzのデータユニットの何れかである。
ブロック602において、複製モードをOFDM送信に使用することが決定される。一実施形態およびシナリオにおいては、例えば、チャネル状態が悪いことを検知した結果、(ダイバーシチ利得および/または合成利得を得るべく)複製モードを使用することが決定される。一実施形態および/またはシナリオにおいて、複製モードを用いるかどうかについての決定は早い時期に最初に成され、ブロック602における決定は、先の決定に基づき設定されたインジケータまたはフラグの値をチェックして成される。
ブロック604において、ブロック602における、複製モードを使用するとの決定に応じて、隣接するコンポーネントチャネルの1セット(例えば、一実施形態および/またはシナリオにおいては、BSSチャネル全体)に対応する複製モードデータユニットが生成される。複製モードデータユニットは、隣接するコンポーネントチャネルの1セット内の各コンポーネントチャネルに対して、単一コンポーネントチャネルに対応する非複製モードデータユニットの1つの複製(周波数における)を含むように生成される。ゆえに、複製モードデータユニットは、同じ隣接するコンポーネントチャネルの1セットに対応する非複製モードデータユニットよりも少ない下側エッジガードトーン、および/または少ない上側エッジガードトーンを有するように生成される。一実施形態において、生成された複製モードデータユニットは、その単一コンポーネントチャネルに対応する非複製モードデータユニットと同じ数の下側エッジガードトーンおよび同じ数の上側エッジガードトーンを有する。例えば、通信プロトコルが、図4Aのトーンマップ200を有するような単一コンポーネントチャネルに対応する非複製モードデータユニットを定義し、図4Bのトーンマップ220を有するような隣接するコンポーネントチャネルの1セットに対応する非複製モードデータユニットを定義する一実施形態において、複製モードデータユニットは、図4Cのトーンマップ240を有するように生成される。
隣接するコンポーネントチャネルの1セットが、Nをゼロより大きい整数とすると、総帯域幅が2×(2MHz)である一実施形態において、ブロック604において複製モードデータユニットを生成する段階は、サイズが32×(N+1)のIFFTを利用する段階を含む。一実施形態において、ブロック604において複製モードデータユニットを生成する段階は、複製モードデータユニット信号のPAPRを低減させるべく、各複製に、異なる位相回転乗数を乗算する段階を含む。
ある実施形態において、単一コンポーネントチャネルに対応する非複製モードデータユニットは、プリアンブルおよびデータ部分の両方を含み、ブロック604において生成された複製モードデータユニットも、ゆえに、(複製された)プリアンブルおよびデータ部分を含む(例えば、ある実施形態においては、図7Aまたは図7Bに示すように)。代替実施形態において、ブロック604において生成された複製モードデータユニットは、単一コンポーネントチャネルに対応する非複製モードデータユニットのデータ部分を複製し、プリアンブル(またはプリアンブル全体)は複製しない。一実施形態において、例えば、ブロック604において生成された複製モードデータユニットは、単一コンポーネントチャネルに対応する非複製モードデータユニットのデータ部分、STFおよびSIGフィールドを複製し、LTFは複製しない。LTFは代わりに、隣接するコンポーネントチャネルの1セットに対応する非複製モードデータユニットのLTFと同じトーンマップを有する。
単一コンポーネントチャネルに対応する非複製モードデータユニットがSIGフィールドを有するプリアンブルを含むいくつかの実施形態において、SIGフィールドは受信デバイスに帯域幅を示す帯域幅フィールドを含む。そのような一実施形態において、ブロック604において複製モードデータユニットを生成する段階は、単一コンポーネントチャネルの帯域幅(例えば、2MHz)と等しい帯域幅を示すべく、SIGフィールドの各複製に帯域幅フィールドを設定する段階を含む。代替実施形態において、各複製における帯域幅フィールドは、隣接するコンポーネントチャネルの1セットの総帯域幅(例えば、4MHzまたはそれより大きい)、すなわちブロック604において生成される複製モードデータユニットの完全な帯域幅、を示すべく設定される。この代替実施形態においては、受信機は帯域幅フィールドに基づく複製モードの検出ができないこともある(ゆえに、例えばSIGフィールドのMRC合成を実行できないこともある)。ゆえに、そのような一実施形態においては、SIGフィールド内の異なるフィールドが受信機に複製モードを示す。さまざまな実施形態において、例えば、SIGフィールド内のMCSフィールド、符号化フィールド、専用の「複製フィールド」、または他の適切なフィールドが、ブロック604において生成されたデータユニットは複製モードデータユニットであると示す。
一実施形態において、方法600は、隣接するコンポーネントチャネルの1セットがOFDM送信に用いられると決定されるブロック604の前(および/またはブロック602の前)に、追加のブロック(図9には図示せず)を含む。方法600が局25―1内に実装される一実施形態において、例えば、局25―1のネットワークインタフェース27は、隣接するコンポーネントチャネルの1セットが、AP14から受信する、その隣接するコンポーネントチャネルの1セットを特定する情報に基づき使用されると決定する(例えば、隣接するコンポーネントチャネルがBSSチャネルと同じ広がりを持つある実施形態においては、BSSチャネルのインジケータを受信することによって)。別の実施形態においては、方法600はAP14内に実装され、AP14のネットワークインタフェース16は、既知の媒体アクセス技術を用いて隣接するコンポーネントチャネルの1セットを直接決定する。他の実施形態および/またはシナリオにおいて、使用される隣接するコンポーネントチャネルの1セットは、先だって設定されたフラグまたは他のインジケータの値をチェックすることによって決定される。
さらに、一実施形態においては、方法600は、ブロック604において生成された複製モードデータユニットを、方法600を実装する通信デバイス以外の1または複数の通信デバイスへ送信する、または送信させる、追加のブロック(図9には図示せず)を含む。この実施形態において、単一コンポーネントチャネルに対応する非複製モードデータユニットの各複製が、隣接するコンポーネントチャネルの1セットの異なるコンポーネントチャネルを介して送信されるように、複製モードデータユニットを送信する、または送信させる。
いくつかのシナリオにおいて、方法600(または方法600のステップ604のみ)は、複数回イタレーションを繰り返し、複数の複製モードデータユニットを生成する。さらに、いくつかの実施形態およびシナリオにおいては、方法600と同様な方法が実行されて異なる帯域幅を有する1または複数の複製モードデータユニットを追加で生成する。例えば、方法600が、2つの2MHzのデータユニットの複製を含む4MHzの複製モードデータユニットを生成する一実施形態において、ブロック602および604と同様なステップを追加して、第2の回を実行して4つの2MHzのデータユニットの複製を含む8MHzの複製モードデータユニットを生成してもよく、第3の回を実行して8つの2MHzのデータユニットの複製を含む16MHzの複製モードデータユニットを生成してもよい。
いくつかの実施形態において、長距離通信プロトコルは、BSSチャネルに対応する非複製モードデータユニットおよび複製モードデータユニット(例えば、ある実施形態においては、2MHz、4MHz、8MHzまたは16MHz)のみならず、いかなるBSSチャネルよりも狭い帯域幅(例えば、1MHzの帯域幅)で送信され、より低いデータレートを有する「低帯域幅モード」データユニットをも定義する。「通常モード」(すなわち、低帯域幅モードには対応しない)の2MHzまたはそれより大きなデータユニットが、64ポイントまたはそれより大きいIFFTを用いて生成される一実施形態においては、例えば、低帯域幅モードの1MHzのデータユニットは32ポイントのIFFTを用いて生成される。低帯域幅モードのデータユニットのデータレートがより低ければ、ある実施形態においては、低帯域幅モードはさらに通信範囲を拡張でき、一般的に受信感度を向上させる。さまざまな実施形態において、低帯域幅モードは制御モード(例えば、信号ビーコンまたはアソシエーション手続き(association procedure)、送信ビームフォーミングのトレーニングオペレーションなどのための)としてのみに、拡張された範囲のデータ通信のためのみに、またはその両方に用いられる。さまざまな実施形態による、低帯域幅モードのデータユニットのフォーマットの例、およびそのようなデータユニットの生成が、米国特許出願第13/366,064号、「Control Mode PHY for WLAN」、および米国特許出願第13/494,505号、「Low Bandwidth PHY for WLAN」に記載されており、その開示を本明細書中参照としてここに組み込む。
さまざまな実施形態および/またはシナリオにおいて、低帯域幅モードのデータユニットは、単独(例えば、2MHzまたはそれそり大きなチャネル帯域幅における1MHzの送信)で、または複製(2MHzまたはそれより大きなチャネル帯域幅における1MHzの送信の、周波数領域における2以上の複製またはレプリカ)で、のどちらかで、長距離通信プロトコルで定義されるチャネル内で送信される。より広いBSSチャネル帯域幅における低帯域幅モードのデータユニットの複製を使用する例示的な実施形態が、米国特許出願第13/586,678号、「Long Range WLAN Data Unit Format」、および米国特許出願第13/768,876号、「Low Bandwidth PHY Transmission in a Wider Bandwidth」に記載されており、その開示を本明細書中参照としてここに組み込む。さらに、いくつかの実施形態において、長距離通信プロトコルは、例えばさらに通信範囲を拡張すべく、低次変調(例えば、BPSK)および低レート符号化(例えば、レート1/2の符号化)が時間領域の反復と共に用いられる、低帯域幅モードのデータユニットに対する特別なMCSを定義する。低帯域幅モードのデータユニットに時間領域の反復を使用する例示的な実施形態は、米国特許出願第13/494,505号、「Low Bandwidth PHY for WLAN」に記載されている。
長距離通信プロトコルが、通常モードのデータユニットおよび低帯域幅モードのデータユニットの両方を定義するいくつかの実施形態において、長距離通信プロトコルは図7Aの例示的な長距離データユニット500、または図7Bの例示的な長距離データユニット520などの通常モードのデータユニットの複製を許容するのみである。他の実施形態においては、長距離通信プロトコルは更に、低帯域幅モードのデータユニットの複製を許容する。1MHzの低帯域幅モードデータユニットの複製が許容される一実施形態において、1MHzの低帯域幅モードデータユニットを複製することで形成される2MHzまたはそれよりも広い複製モードの信号(例えば、一実施形態においては、2MHz、4MHz、8MHzまたは16MHz)は、3つの下側エッジガードトーンおよび2つの上側エッジガードトーンのみを有することになり、比較的厳しいフィルタ設計要件を持つことになる。
いくつかの実施形態において、長距離通信プロトコルは、1MHzの低帯域幅モードデータユニットの、BSSチャネルの1つの1MHzのサブバンドにおける送信しか許容しない。一実施形態においては、例えば、1MHzの低帯域幅モードデータユニットは、2MHzのBSSチャネルの下側の1MHzのサブバンドにおいてのみ送信可能である。別の例示的な実施形態において、1MHzの低帯域幅モードデータユニットは、2MHzのプライマリチャネルがBSSチャネルの最も下側の2MHzのサブバンドに位置する限り、4MHzまたはそれより大きな帯域幅のBSSチャネル内の2MHzのプライマリチャネルの下側の1MHzのサブバンドにおいてのみ送信可能である。この実施形態においては、しかしながら、1MHzの低帯域幅モードデータユニットは、2MHzのプライマリチャネルがBSSチャネルの最も下側の2MHzのサブバンドに位置する場合は、1MHzの低帯域幅モードデータユニットがBSSチャネルのエッジに位置することを回避すべく、2MHzのプライマリチャネルの上側半分において送信される。
他の実施形態において、1MHzの低帯域幅モードデータユニットの周波数複製は1MHzのOBSSに対する帯域幅保護を与える。一実施形態において、例えば、1MHzの低帯域幅モードデータユニットは、1または複数のトーンをスケールダウンまたはゼロにすることで、真の、より広い帯域幅の信号のスペクトルマスクに合わせて、より広い帯域幅の信号(例えば、2MHz、4MHz、8MHz、または16MHz)の1MHzのサブバンドの各々に複製される。1MHzの低帯域幅モードデータユニットの各々が3つの下側エッジガードトーンおよび2つの上側エッジガードトーンを有する一実施形態において、例えば、1MHzの低帯域幅モードデータユニットを複製して形成された2MHzのデータユニットは、上側の1MHzのサブバンドにある1MHzの低帯域幅モードデータユニットの最も上側のトーンをゼロにして、またはスケールダウンして真の2MHzの信号のスペクトルマスクに合わせることが可能である。ある実施形態において、1MHzの低帯域幅モードデータユニットが複製される場合、位相回転は1MHzのサブバンドの各々に適用される(例えば、1MHzの低帯域幅モードデータユニットを複製して形成される2MHzの信号に対しては[1,j]の位相回転)。これらの実施形態においては、STFおよびLTFは1MHzのサブバンドの各々に複製されるので、1MHzのサブバンドの各々は、受信機にはスタンドアロンの1MHzの低帯域幅モードデータユニットのように見える。ゆえに、デバイスフィルタ帯域幅をわずか1MHzに設定するデバイスも、デバイスフィルタ帯域幅を2MHzまたはそれより大きく設定するデバイスが受信できるようなデータユニットを変わらず受信可能である。そのような両デバイスは、データユニットを単一の1MHzのサブバンドにおいてスタンドアロンの1MHzのデータユニットとして受信可能なので、両デバイスは追加の処理を(通常の1MHzのデータユニットを受信する際にすでに必要とするもの以上に)必要としない。
1MHzの低帯域幅モードデータユニットまたはその複製をBSSチャネル内に配置する他の実施形態(1または複数のトーンをゼロにする、またはスケールダウンする実施形態を含む)が、米国特許出願第13/768,876号に記載されている。
上述したさまざまなブロック、動作および技術のうちの少なくともいくつかは、ハードウェア、ファームウェア命令を実行する1または複数のプロセッサ、ソフトウェア命令を実行する1または複数のプロセッサ、またはそれらの任意の組み合わせを使用して実装される。ソフトウェア命令またはファームウェア命令を実行する1または複数のプロセッサを使用して実装される場合、ソフトウェア命令またはファームウェア命令は、RAMまたはROMまたはフラッシュメモリ、プロセッサ、ハードディスクドライブ、光ディスクドライブ、テープドライブ、などの中の磁気ディスク、光ディスク、または他の格納媒体などの任意のコンピュータ可読メモリに格納されてもよい。同じく、ソフトウェア命令またはファームウェア命令は、例えば、コンピュータ可読ディスクまたは他の可搬コンピュータストレージ機構上または通信媒体を介して、を含む任意の既知のまたは所望の配信方法でユーザまたはシステムに配信され得る。通信媒体は、搬送波または他の搬送機構などの変調データ信号に、コンピュータ可読命令、データ構造体、プログラムモジュールまたは他のデータを取り入れる。「変調データ信号」という用語は、その特性のセットのうちの1または複数を有する、または信号内に情報を符号化する方法で変換された信号を意味する。例として、限定はしないが、通信媒体は、有線ネットワークまたは直接配線された接続などの有線媒体、および、音波、無線周波、赤外線および他の無線媒体などの無線媒体を含む。ゆえに、ソフトウェア命令またはファームウェア命令は、電話回線、DSL回線、ケーブルテレビ回線、光ファイバ回線、無線通信チャネル、インターネット、などの通信チャネルを介してユーザまたはシステムに配信されてもよい(可搬の記憶媒体を介して、そのようなソフトウェアを提供するのと同じ、または交換可能とみなされる)。ソフトウェア命令またはファームウェア命令は、1または複数のプロセッサで実行されると、1または複数のプロセッサにさまざまな動作を実行させるマシン可読命令を含み得る。
ハードウェアに実装される場合は、ハードウェアは、ディスクリート部品、集積回路、特定用途向け集積回路(ASIC)の1または複数を備え得る。
発明の例示としてのみであって、限定することを意図しない具体的な例を参照して本発明を説明してきたが、特許請求の範囲を逸脱することなく開示された実施形態に変更、追加および/または削除が成され得る。本明細書によれば、以下の各項目に記載の事項もまた開示される。
[項目1]
通信プロトコルに従って動作する通信デバイスにおける、ベーシックサービスセットチャネル(BSSチャネル)内で送信される直交波周波数分割多重(OFDM)信号を生成する方法であって、
2以上のコンポーネントチャネルのセットは、全体として前記BSSチャネルと同じ広がりをもち、
前記通信プロトコルは、(i)前記2以上のコンポーネントチャネルのセット内の単一コンポーネントチャネルに対応する非複製モードデータユニット、および(ii)前記2以上のコンポーネントチャネルのセット内の隣接するコンポーネントチャネルの第1のセットに対応する非複製モードデータユニットを定義し、
前記単一コンポーネントチャネルに対応する前記非複製モードデータユニットは、(i)第1の数の下側エッジガードトーンおよび(ii)第1の数の上側エッジガードトーンを有し、
前記隣接するコンポーネントチャネルの第1のセットに対応する前記非複製モードデータユニットは、(i)第2の数の下側エッジガードトーンおよび(ii)第2の数の上側エッジガードトーンを有し、
(i)前記第2の数の下側エッジガードトーンは、前記第1の数の下側エッジガードトーンよりも多いか、(ii)前記第2の数の上側エッジガードトーンは、前記第1の数の上側エッジガードトーンよりも多い、の少なくともどちらか一方であり、
前記方法は、
複製モードを前記隣接するコンポーネントチャネルの第1のセットにおける第1のOFDM送信に使用することを、前記通信デバイスにおいて決定する段階と、
前記複製モードを前記第1のOFDM送信に使用するとの決定に応じて、
前記通信デバイスにおいて、前記隣接するコンポーネントチャネルの第1のセットに対応する第1の複製モードデータユニットが、(i)前記第2の数より少ない数の下側エッジガードトーン、および(ii)前記第2の数より少ない数の上側エッジガードトーンのうちの、1つまたは両方を有するように、前記第1の複製モードデータユニットを生成する段階と、
を備え、
前記第1の複製モードデータユニットは、前記隣接するコンポーネントチャネルの第1のセット内の各コンポーネントチャネルに対して、前記単一コンポーネントチャネルに対応する前記非複製モードデータユニットの周波数において1つの複製を含む
方法。
[項目2]
前記第1の複製モードデータユニットを生成する段階は、前記第1の複製モードデータユニットが、(i)前記第1の数の下側エッジガードトーンおよび(ii)前記第1の数の上側エッジガードトーンを有するように前記複製モードデータユニットを生成する段階を含む
項目1に記載の方法。
[項目3]
前記単一コンポーネントチャネルに対応する前記非複製モードデータユニットの各複製が、前記隣接するコンポーネントチャネルの第1のセットの異なるコンポーネントチャネルを介して送信されるように、前記第1の複製モードデータユニットを1または複数の他の通信デバイスに送信する段階をさらに備える
項目1または2に記載の方法。
[項目4]
前記単一コンポーネントチャネルに対応する前記非複製モードデータユニットはプリアンブルおよびデータ部分を含む
項目1から3の何れか一項に記載の方法。
[項目5]
前記プリアンブルは信号フィールドを含み、
前記信号フィールドは帯域幅フィールドを含み、
前記第1の複製モードデータユニットを生成する段階は、前記単一コンポーネントチャネルの帯域幅と等しい帯域幅を示すべく、各複製に前記帯域幅フィールドを設定する段階を含む
項目4に記載の方法。
[項目6]
前記プリアンブルは、信号フィールドを含み、
前記信号フィールドは帯域幅フィールドを含み、
前記第1の複製モードデータユニットを生成する段階は、前記隣接するコンポーネントチャネルの第1のセットの総帯域幅と等しい帯域幅を示すべく、各複製に前記帯域幅フィールドを設定する段階を含む
項目4または5に記載の方法。
[項目7]
前記信号フィールドは、変調および符号化スキームフィールド(MCSフィールド)をさらに含み、
前記第1の複製モードデータユニットを生成する段階は、前記第1の複製モードデータユニットが前記複製モードに対応することを示すべく、各複製に前記MCSフィールドを設定する段階を含む
項目6に記載の方法。
[項目8]
前記信号フィールドは、符号化フィールドをさらに含み、
前記第1の複製モードデータユニットを生成する段階は、前記第1の複製モードデータユニットが前記複製モードに対応することを示すべく、各複製に前記符号化フィールドを設定する段階を含む
項目6または7に記載の方法。
[項目9]
前記信号フィールドは、複製フィールドをさらに含み、
前記第1の複製モードデータユニットを生成する段階は、前記第1の複製モードデータユニットが前記複製モードに対応することを示すべく、各複製に前記複製フィールドを設定する段階を含む
項目6から8の何れか一項に記載の方法。
[項目10]
前記通信プロトコルは、前記2以上のコンポーネントチャネルのセット内の隣接するコンポーネントチャネルの第2のセットに対応する非複製モードデータユニットをさらに定義し、
前記隣接するコンポーネントチャネルの第2のセットは、前記隣接するコンポーネントチャネルの第1のセットよりも多くコンポーネントチャネルを含み、
前記隣接するコンポーネントチャネルの第2のセットに対応する前記非複製モードデータユニットは、(i)第3の数の下側エッジガードトーンおよび(ii)第3の数の上側エッジガードトーンを有し、
(i)前記第3の数の下側エッジガードトーンは前記第1の数の下側エッジガードトーンよりも多いか、または(ii)前記第3の数の上側エッジガードトーンは前記第1の数の上側エッジガードトーンよりも多い、の少なくともどちらか一方であり、
前記方法は、
前記通信デバイスにおいて、前記複製モードを前記隣接するコンポーネントチャネルの第2のセットにおける第2のOFDM送信に使用することを決定する段階と、
前記複製モードを前記第2のOFDM送信に使用することの決定に応じて、
前記通信デバイスにおいて、前記隣接するコンポーネントチャネルの第2のセットに対応する第2の複製モードデータユニットが、(i)前記第3の数よりも少ない数の下側エッジガードトーンおよび(ii)前記第3の数よりも少ない数の上側エッジガードトーンのうちの、1つまたは両方を有すように、前記第2の複製モードデータユニットを生成する段階と、
をさらに備え、
前記第2の複製モードデータユニットは、前記隣接するコンポーネントチャネルの第2のセット内の各コンポーネントチャネルに対して、前記単一コンポーネントチャネルに対応する前記非複製モードデータユニットの周波数において1つの複製を含む
項目1から9の何れか一項に記載の方法。
[項目11]
前記第1の複製モードデータユニットを生成する段階は、前記単一コンポーネントチャネルに対応する前記非複製モードデータユニットの各複製に、異なる位相回転乗数を乗算する段階を含む
項目1から10の何れか一項に記載の方法。
[項目12]
前記2以上のコンポーネントチャネルのセット内の各コンポーネントチャネルは、2MHzの帯域幅を有し、
Nは0より大きい整数であり、前記隣接するコンポーネントチャネルの第1のセットは、2 ×(2MHz)の総帯域幅を有し、
前記第1の複製モードデータユニットを生成する段階は、サイズが32×(N+1)の逆高速フーリエ変換(IFFT)を利用する段階を含む
項目1から11の何れか一項に記載の方法。
[項目13]
前記第1の複製モードデータユニットを生成する段階の前に、前記通信デバイスにおいて、前記隣接するコンポーネントチャネルの第1のセットを前記第1のOFDM送信に使用することを決定する段階をさらに含む
項目1から12の何れか一項に記載の方法。
[項目14]
ネットワークインタフェースを備える通信デバイスであって、
前記ネットワークインタフェースは、
通信プロトコルに従って動作し、
前記通信プロトコルは、(i)全体としてベーシックサービスセット(BSS)チャネルと同じ広がりをもつ2以上のコンポーネントチャネルのセット内の、単一コンポーネントチャネルに対応する非複製モードデータユニット、および(ii)前記2以上のコンポーネントチャネルのセット内の隣接するコンポーネントチャネルの1セットに対応する非複製モードデータユニットを定義し、
前記単一コンポーネントチャネルに対応する前記非複製モードデータユニットは、(i)第1の数の下側エッジガードトーンおよび(ii)第1の数の上側エッジガードトーンを有し、
前記隣接するコンポーネントチャネルの1セットに対応する前記非複製モードデータユニットは、(i)第2の数の下側エッジガードトーンおよび(ii)第2の数の上側エッジガードトーンを有し、
(i)前記第2の数の下側エッジガードトーンは、前記第1の数の下側エッジガードトーンよりも多いか、または(ii)前記第2の数の上側エッジガードトーンは、前記第1の数の上側エッジガードトーンよりも多い、の少なくともどちらか一方であり、
複製モードを前記隣接するコンポーネントチャネルの1セットにおける直交波周波数分割多重送信(OFDM送信)に使用することを決定し、
前記複製モードを前記OFDM送信に使用することの決定に応じて、前記隣接するコンポーネントチャネルの1セットに対応する複製モードデータユニットが、(i)前記第2の数よりも少ない数の下側エッジガードトーンおよび(ii)前記第2の数よりも少ない数の上側エッジガードトーンのうちの、1つまたは両方を有するように、前記複製モードデータユニットを生成し、
前記複製モードデータユニットは、前記隣接するコンポーネントチャネルの1セット内の各コンポーネントチャネルに対して、前記単一コンポーネントチャネルに対応する前記非複製モードデータユニットの周波数において1つの複製を含む
通信デバイス。
[項目15]
前記ネットワークインタフェースはさらに、前記単一コンポーネントチャネルに対応する前記非複製モードデータユニットの各複製が前記隣接するコンポーネントチャネルの1セットの異なるコンポーネントチャネルを介して送信されるように、前記複製モードデータユニットを1または複数の他の通信デバイスへ送信する
項目14に記載の通信デバイス。
[項目16]
前記単一コンポーネントチャネルに対応する前記非複製モードデータユニットは、プリアンブルおよびデータ部分を含み、
前記プリアンブルは信号フィールドを含み、
前記信号フィールドは帯域幅フィールドを含み、
前記ネットワークインタフェースは、少なくとも一部は、前記単一コンポーネントチャネルの帯域幅と等しい帯域幅を示すべく各複製に前記帯域幅フィールドを設定することにより、前記複製モードデータユニットを生成する
項目14または15に記載の通信デバイス。
[項目17]
前記ネットワークインタフェースは、少なくとも一部は、前記単一コンポーネントチャネルに対応する前記非複製モードデータユニットの各複製に異なる位相回転乗数を乗算することによって、前記複製モードデータユニットを生成する
項目14から16の何れか一項に記載の通信デバイス。
[項目18]
通信プロトコルに従って動作させる命令を有するプログラムであって、
前記通信プロトコルは、(i)全体としてベーシックサービスセット(BSS)チャネルと同じ広がりをもつ2以上のコンポーネントチャネルのセット内の、単一コンポーネントチャネルに対応する非複製モードデータユニット、および(ii)前記2以上のコンポーネントチャネルのセット内の隣接するコンポーネントチャネルの1セットに対応する非複製モードデータユニットを定義し、
前記単一コンポーネントチャネルに対応する前記非複製モードデータユニットは、(i)第1の数の下側エッジガードトーンおよび(ii)第1の数の上側エッジガードトーンを有し、
前記隣接するコンポーネントチャネルの1セットに対応する前記非複製モードデータユニットは、(i)第2の数の下側エッジガードトーンおよび(ii)第2の数の上側エッジガードトーンを有し、
(i)前記第2の数の下側エッジガードトーンは、前記第1の数の下側エッジガードトーンよりも多いか、または(ii)前記第2の数の上側エッジガードトーンは、前記第1の数の上側エッジガードトーンよりも多い、の少なくともどちらか一方であり、
前記命令は1または複数のプロセッサによって実行されると、前記1または複数のプロセッサに、
複製モードを前記隣接するコンポーネントチャネルの1セットにおける直交波周波数分割多重送信(OFDM送信)に使用すると決定させ、
前記複製モードを前記OFDM送信に使用するとの決定に応じて、
前記隣接するコンポーネントチャネの1セットに対応する複製モードデータユニットが、(i)前記第2の数よりも少ない数の下側エッジガードトーンおよび(ii)前記第2の数よりも少ない数の上側エッジガードトーンのうちの、1つまたは両方を有するように、前記複製モードデータユニットを生成させ、
前記複製モードデータユニットは、前記隣接するコンポーネントチャネルの1セット内の各コンポーネントチャネルに対して、前記単一コンポーネントチャネルに対応する前記非複製モードデータユニットの周波数において1つの複製を含む
プログラム。
[項目19]
前記単一コンポーネントチャネルに対応する前記非複製モードデータユニットはプリアンブルおよびデータ部分を含み、
前記プリアンブルは信号フィールドを含み、
前記信号フィールドは帯域幅フィールドを含み、
前記命令は前記1または複数のプロセッサに、少なくとも一部は、前記単一コンポーネントチャネルの帯域幅と等しい帯域幅を示すべく各複製に前記帯域幅フィールドを設定することによって、前記複製モードデータユニットを生成させる
項目18に記載のプログラム。
[項目20]
前記命令は、前記1または複数のプロセッサに、少なくとも一部は、前記単一コンポーネントチャネルに対応する前記非複製モードデータユニットの各複製に異なる位相回転乗数を乗算することによって、前記複製モードデータユニットを生成させる
項目18または19に記載のプログラム。

Claims (19)

  1. 通信プロトコルに従って動作する通信デバイスにおける、ベーシックサービスセットチャネル(BSSチャネル)内で送信される直交波周波数分割多重(OFDM)信号を生成する方法であって、
    2以上のコンポーネントチャネルのセットは、全体として前記BSSチャネルと同じ広がりをもち、
    前記通信プロトコルは、(i)前記2以上のコンポーネントチャネルのセット内の単一コンポーネントチャネルに対応する非複製モードデータユニット、および(ii)前記2以上のコンポーネントチャネルのセット内の隣接するコンポーネントチャネルの第1のセットに対応する非複製モードデータユニットを定義し、
    前記単一コンポーネントチャネルに対応する前記非複製モードデータユニットは、(i)第1の数の下側エッジガードトーンおよび(ii)第1の数の上側エッジガードトーンを有し、
    前記隣接するコンポーネントチャネルの第1のセットに対応する前記非複製モードデータユニットは、(i)第2の数の下側エッジガードトーンおよび(ii)第2の数の上側エッジガードトーンを有し、
    (i)前記第2の数の下側エッジガードトーンは、前記第1の数の下側エッジガードトーンよりも多いか、(ii)前記第2の数の上側エッジガードトーンは、前記第1の数の上側エッジガードトーンよりも多い、の少なくともどちらか一方であり、
    前記方法は、
    複製モードを前記隣接するコンポーネントチャネルの第1のセットにおける第1のOFDM送信に使用することを、前記通信デバイスにおいて決定する段階と、
    前記複製モードを前記第1のOFDM送信に使用するとの決定に応じて、
    前記通信デバイスにおいて、前記隣接するコンポーネントチャネルの第1のセットに対応する第1の複製モードデータユニットが、(i)前記第2の数より少ない数の下側エッジガードトーン、および(ii)前記第2の数より少ない数の上側エッジガードトーンのうちの、1つまたは両方を有するように、前記第1の複製モードデータユニットを生成する段階と、
    を備え、
    前記第1の複製モードデータユニットは、前記隣接するコンポーネントチャネルの第1のセット内の各コンポーネントチャネルに対して、前記単一コンポーネントチャネルに対応する前記非複製モードデータユニットの周波数において1つの複製を含み、
    前記単一コンポーネントチャネルに対応する前記非複製モードデータユニットはプリアンブルおよびデータ部分を含む
    方法。
  2. 前記第1の複製モードデータユニットを生成する段階は、前記第1の複製モードデータユニットが、(i)前記第1の数の下側エッジガードトーンおよび(ii)前記第1の数の上側エッジガードトーンを有するように前記第1の複製モードデータユニットを生成する段階を含む
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記単一コンポーネントチャネルに対応する前記非複製モードデータユニットの各複製が、前記隣接するコンポーネントチャネルの第1のセットの異なるコンポーネントチャネルを介して送信されるように、前記第1の複製モードデータユニットを1または複数の他の通信デバイスに送信する段階をさらに備える
    請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記プリアンブルは信号フィールドを含み、
    前記信号フィールドは帯域幅フィールドを含み、
    前記第1の複製モードデータユニットを生成する段階は、前記単一コンポーネントチャネルの帯域幅と等しい帯域幅を示すべく、各複製に前記帯域幅フィールドを設定する段階を含む
    請求項1から3の何れか一項に記載の方法。
  5. 前記プリアンブルは、信号フィールドを含み、
    前記信号フィールドは帯域幅フィールドを含み、
    前記第1の複製モードデータユニットを生成する段階は、前記隣接するコンポーネントチャネルの第1のセットの総帯域幅と等しい帯域幅を示すべく、各複製に前記帯域幅フィールドを設定する段階を含む
    請求項1から4の何れか一項に記載の方法。
  6. 前記信号フィールドは、変調および符号化スキームフィールド(MCSフィールド)をさらに含み、
    前記第1の複製モードデータユニットを生成する段階は、前記第1の複製モードデータユニットが前記複製モードに対応することを示すべく、各複製に前記MCSフィールドを設定する段階を含む
    請求項に記載の方法。
  7. 前記信号フィールドは、符号化フィールドをさらに含み、
    前記第1の複製モードデータユニットを生成する段階は、前記第1の複製モードデータユニットが前記複製モードに対応することを示すべく、各複製に前記符号化フィールドを設定する段階を含む
    請求項またはに記載の方法。
  8. 前記信号フィールドは、複製フィールドをさらに含み、
    前記第1の複製モードデータユニットを生成する段階は、前記第1の複製モードデータユニットが前記複製モードに対応することを示すべく、各複製に前記複製フィールドを設定する段階を含む
    請求項からの何れか一項に記載の方法。
  9. 前記通信プロトコルは、前記2以上のコンポーネントチャネルのセット内の隣接するコンポーネントチャネルの第2のセットに対応する非複製モードデータユニットをさらに定義し、
    前記隣接するコンポーネントチャネルの第2のセットは、前記隣接するコンポーネントチャネルの第1のセットよりも多くコンポーネントチャネルを含み、
    前記隣接するコンポーネントチャネルの第2のセットに対応する前記非複製モードデータユニットは、(i)第3の数の下側エッジガードトーンおよび(ii)第3の数の上側エッジガードトーンを有し、
    (i)前記第3の数の下側エッジガードトーンは前記第1の数の下側エッジガードトーンよりも多いか、または(ii)前記第3の数の上側エッジガードトーンは前記第1の数の上側エッジガードトーンよりも多い、の少なくともどちらか一方であり、
    前記方法は、
    前記通信デバイスにおいて、前記複製モードを前記隣接するコンポーネントチャネルの第2のセットにおける第2のOFDM送信に使用することを決定する段階と、
    前記複製モードを前記第2のOFDM送信に使用することの決定に応じて、
    前記通信デバイスにおいて、前記隣接するコンポーネントチャネルの第2のセットに対応する第2の複製モードデータユニットが、(i)前記第3の数よりも少ない数の下側エッジガードトーンおよび(ii)前記第3の数よりも少ない数の上側エッジガードトーンのうちの、1つまたは両方を有すように、前記第2の複製モードデータユニットを生成する段階と、
    をさらに備え、
    前記第2の複製モードデータユニットは、前記隣接するコンポーネントチャネルの第2のセット内の各コンポーネントチャネルに対して、前記単一コンポーネントチャネルに対応する前記非複製モードデータユニットの周波数において1つの複製を含む
    請求項1からの何れか一項に記載の方法。
  10. 前記第1の複製モードデータユニットを生成する段階は、前記単一コンポーネントチャネルに対応する前記非複製モードデータユニットの各複製に、異なる位相回転乗数を乗算する段階を含む
    請求項1からの何れか一項に記載の方法。
  11. 前記2以上のコンポーネントチャネルのセット内の各コンポーネントチャネルは、2MHzの帯域幅を有し、
    Nは0より大きい整数であり、前記隣接するコンポーネントチャネルの第1のセットは、2×(2MHz)の総帯域幅を有し、
    前記第1の複製モードデータユニットを生成する段階は、サイズが32×(N+1)の逆高速フーリエ変換(IFFT)を利用する段階を含む
    請求項1から1の何れか一項に記載の方法。
  12. 前記第1の複製モードデータユニットを生成する段階の前に、前記通信デバイスにおいて、前記隣接するコンポーネントチャネルの第1のセットを前記第1のOFDM送信に使用することを決定する段階をさらに含む
    請求項1から1の何れか一項に記載の方法。
  13. ネットワークインタフェースを備える通信デバイスであって、
    前記ネットワークインタフェースは、
    通信プロトコルに従って動作し、
    前記通信プロトコルは、(i)全体としてベーシックサービスセット(BSS)チャネルと同じ広がりをもつ2以上のコンポーネントチャネルのセット内の、単一コンポーネントチャネルに対応する非複製モードデータユニット、および(ii)前記2以上のコンポーネントチャネルのセット内の隣接するコンポーネントチャネルの1セットに対応する非複製モードデータユニットを定義し、
    前記単一コンポーネントチャネルに対応する前記非複製モードデータユニットは、(i)第1の数の下側エッジガードトーンおよび(ii)第1の数の上側エッジガードトーンを有し、
    前記隣接するコンポーネントチャネルの1セットに対応する前記非複製モードデータユニットは、(i)第2の数の下側エッジガードトーンおよび(ii)第2の数の上側エッジガードトーンを有し、
    (i)前記第2の数の下側エッジガードトーンは、前記第1の数の下側エッジガードトーンよりも多いか、または(ii)前記第2の数の上側エッジガードトーンは、前記第1の数の上側エッジガードトーンよりも多い、の少なくともどちらか一方であり、
    複製モードを前記隣接するコンポーネントチャネルの1セットにおける直交波周波数分割多重送信(OFDM送信)に使用することを決定し、
    前記複製モードを前記OFDM送信に使用することの決定に応じて、前記隣接するコンポーネントチャネルの1セットに対応する複製モードデータユニットが、(i)前記第2の数よりも少ない数の下側エッジガードトーンおよび(ii)前記第2の数よりも少ない数の上側エッジガードトーンのうちの、1つまたは両方を有するように、前記複製モードデータユニットを生成し、
    前記複製モードデータユニットは、前記隣接するコンポーネントチャネルの1セット内の各コンポーネントチャネルに対して、前記単一コンポーネントチャネルに対応する前記非複製モードデータユニットの周波数において1つの複製を含み、
    前記単一コンポーネントチャネルに対応する前記非複製モードデータユニットは、プリアンブルおよびデータ部分を含む
    通信デバイス。
  14. 前記ネットワークインタフェースはさらに、前記単一コンポーネントチャネルに対応する前記非複製モードデータユニットの各複製が前記隣接するコンポーネントチャネルの1セットの異なるコンポーネントチャネルを介して送信されるように、前記複製モードデータユニットを1または複数の他の通信デバイスへ送信する
    請求項1に記載の通信デバイス。
  15. 記プリアンブルは信号フィールドを含み、
    前記信号フィールドは帯域幅フィールドを含み、
    前記ネットワークインタフェースは、少なくとも一部は、前記単一コンポーネントチャネルの帯域幅と等しい帯域幅を示すべく各複製に前記帯域幅フィールドを設定することにより、前記複製モードデータユニットを生成する
    請求項1または1に記載の通信デバイス。
  16. 前記ネットワークインタフェースは、少なくとも一部は、前記単一コンポーネントチャネルに対応する前記非複製モードデータユニットの各複製に異なる位相回転乗数を乗算することによって、前記複製モードデータユニットを生成する
    請求項1から1の何れか一項に記載の通信デバイス。
  17. 通信プロトコルに従って動作させる命令を有するプログラムであって、
    前記通信プロトコルは、(i)全体としてベーシックサービスセット(BSS)チャネルと同じ広がりをもつ2以上のコンポーネントチャネルのセット内の、単一コンポーネントチャネルに対応する非複製モードデータユニット、および(ii)前記2以上のコンポーネントチャネルのセット内の隣接するコンポーネントチャネルの1セットに対応する非複製モードデータユニットを定義し、
    前記単一コンポーネントチャネルに対応する前記非複製モードデータユニットは、(i)第1の数の下側エッジガードトーンおよび(ii)第1の数の上側エッジガードトーンを有し、
    前記隣接するコンポーネントチャネルの1セットに対応する前記非複製モードデータユニットは、(i)第2の数の下側エッジガードトーンおよび(ii)第2の数の上側エッジガードトーンを有し、
    (i)前記第2の数の下側エッジガードトーンは、前記第1の数の下側エッジガードトーンよりも多いか、または(ii)前記第2の数の上側エッジガードトーンは、前記第1の数の上側エッジガードトーンよりも多い、の少なくともどちらか一方であり、
    前記命令は1または複数のプロセッサによって実行されると、前記1または複数のプロセッサに、
    複製モードを前記隣接するコンポーネントチャネルの1セットにおける直交波周波数分割多重送信(OFDM送信)に使用すると決定させ、
    前記複製モードを前記OFDM送信に使用するとの決定に応じて、
    前記隣接するコンポーネントチャネの1セットに対応する複製モードデータユニットが、(i)前記第2の数よりも少ない数の下側エッジガードトーンおよび(ii)前記第2の数よりも少ない数の上側エッジガードトーンのうちの、1つまたは両方を有するように、前記複製モードデータユニットを生成させ、
    前記複製モードデータユニットは、前記隣接するコンポーネントチャネルの1セット内の各コンポーネントチャネルに対して、前記単一コンポーネントチャネルに対応する前記非複製モードデータユニットの周波数において1つの複製を含み、
    前記単一コンポーネントチャネルに対応する前記非複製モードデータユニットはプリアンブルおよびデータ部分を含む
    プログラム。
  18. 記プリアンブルは信号フィールドを含み、
    前記信号フィールドは帯域幅フィールドを含み、
    前記命令は前記1または複数のプロセッサに、少なくとも一部は、前記単一コンポーネントチャネルの帯域幅と等しい帯域幅を示すべく各複製に前記帯域幅フィールドを設定することによって、前記複製モードデータユニットを生成させる
    請求項1に記載のプログラム。
  19. 前記命令は、前記1または複数のプロセッサに、少なくとも一部は、前記単一コンポーネントチャネルに対応する前記非複製モードデータユニットの各複製に異なる位相回転乗数を乗算することによって、前記複製モードデータユニットを生成させる
    請求項1または1に記載のプログラム。
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