JP6251995B2 - Liquid level detector - Google Patents
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Description
本発明は、液面検出装置に関する。 The present invention relates to a liquid level detection device.
例えば、特許文献1には、第一成形工程で、端子を、本体部の成形材料によって被覆する。そして、前記端子にコンデンサを接続する接続工程の後、第二成形工程で、前記端子を被覆した被覆部を前記本体部の成形材料によって被覆し、前記本体部の外観を成形する液面検出装置が、開示されている。
For example, in
従来の液面検出装置では、前記端子を前記本体部の成形材料によって被覆する際の成形材料の射出圧力によって、前記端子が変形するおそれがあった。前記端子が変形した前記被覆部は、不良品となり、歩留まりが低下するという問題点があった。 In the conventional liquid level detection device, the terminal may be deformed by the injection pressure of the molding material when the terminal is covered with the molding material of the main body. The covering portion in which the terminal is deformed becomes a defective product, and there is a problem in that the yield decreases.
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、成形材料の射出成形圧力による端子の変形を防止することが可能な液面検出装置を提供することを目的とする。 Therefore, the present invention has been made in view of the above problems, and an object thereof is to provide a liquid level detection device capable of preventing deformation of a terminal due to an injection molding pressure of a molding material.
本発明の液面検出装置は、
液面の変動に伴うフロートアームの動作に応じて回動する磁石を保持するホルダと、
前記磁石の磁極変化を検出する磁気検出素子やコンデンサなどの電子部品と、
前記磁気検出素子と電気的に接続される端子と、
前記端子を内蔵する本体部と、を備えた液面検出装置において、
前記電子部品のリードと前記端子とが、レーザー溶接、または抵抗溶接によって電気的に接続され、
複数設けた前記端子の少なくとも2つを前記本体部の両端側に設け、前記両端側に設けた端子の長手方向に有底状の溝部からなる変形防止部を有し、
この変形防止部の開口は電子部品が実装される側に設けられることを特徴とする。
The liquid level detection device of the present invention is
A holder for holding a magnet that rotates in accordance with the operation of the float arm accompanying the fluctuation of the liquid level;
An electronic component such as a magnetic detection element or a capacitor for detecting a magnetic pole change of the magnet ;
A terminal electrically connected to the magnetic detection element;
In a liquid level detection device comprising a main body portion containing the terminal,
The lead of the electronic component and the terminal are electrically connected by laser welding or resistance welding,
Provided at least two of the plurality of terminals provided on both ends of the main body , and having a deformation preventing portion comprising a bottomed groove portion in the longitudinal direction of the terminals provided on both ends ,
The opening of the deformation preventing portion is provided on the side where the electronic component is mounted.
また、前記本体部を矩形形状とし、前記端子を前記本体部の両端側に設けたものである。 Further, the main body is rectangular and the terminals are provided at both ends of the main body.
また、前記変形防止部が、前記端子の長手方向に沿って折り曲げた壁部である。 Moreover, the said deformation | transformation prevention part is a wall part bent along the longitudinal direction of the said terminal.
本発明に係る液面検出装置によれば、成形材料の射出成形圧力による端子の変形を防止することが可能な液面検出装置を提供することができる。 According to the liquid level detection device of the present invention, it is possible to provide a liquid level detection device capable of preventing the deformation of the terminal due to the injection molding pressure of the molding material.
以下、本発明の実施形態に係る液面検出装置1を図面を参照して説明する。
Hereinafter, a liquid
図1は、本発明の実施形態に係る液面検出装置の分解斜視図、図2は、本発明の実施形態に係る液面検出装置を示した斜視図、図3は図2中の矢視III−IIIで示した本発明の実施形態に係る液面検出装置の断面図である。 1 is an exploded perspective view of a liquid level detection device according to an embodiment of the present invention, FIG. 2 is a perspective view showing the liquid level detection device according to an embodiment of the present invention, and FIG. 3 is an arrow view in FIG. It is sectional drawing of the liquid level detection apparatus which concerns on embodiment of this invention shown by III-III.
図1、図2に示すように、本発明の実施形態に係る液面検出装置1は、本体部10と、本体部10に回動可能に取り付けられたホルダ20と、本体部10に溶着されてホルダ20の本体部10からの脱落を防止するカバー30とを備えている。また、ホルダ20には、先端にフロート50が取り付けられたフロートアーム40が装着されている。液面検出装置1は、ガソリンなどの液体燃料を貯留する図示しない燃料タンク内に設置されるものである。
As shown in FIGS. 1 and 2, a liquid
フロート50は、例えば合成樹脂からなり、液位の計測対象である液体から浮力を受け、液体中に浮く。フロート50は、液体中に安定した状態で浮かぶように略俵型に形成されている。
The
フロートアーム40は、例えば金属製のワイヤからなり、フロート50とホルダ20との間に介在して両者を接続する。フロートアーム40は、液位の変動に伴うフロート50の上下動をホルダ20に伝達する。ホルダ20は、フロートアーム40からの力の伝達により本体部10上を回動する。
The
本体部10は、例えば、ポリアセタール等の樹脂材料から構成されている。本体部10の図中上面の略中央部には、円柱状の回動支持部11が突出形成されている。この回動支持部11は、後述するホルダ20に形成された回動孔24が嵌め合わされることで、ホルダ20を周方向に回動可能に支持する。また、本体部10の図中上面には、この回動支持部11を取り囲むように、4つの溶着突起12が形成されている。この溶着突起12がレーザ等により溶融されることで、カバー30と本体部10とが溶着されている。なお、図1に示す溶着突起12は、カバー30との溶着がされる前の状態、すなわち、溶着突起12が溶融される前の状態を示している。
The
図3に示すように、本体部10は、複数の端子16を内蔵し、この端子16に電気的に接続された磁気検出素子14及びノイズ吸収用のコンデンサ15を内部に備えている。磁気検出素子14は、例えば、ホールICからなり、レーザ溶接や抵抗溶接によって端子16に電気的に接続されている。また、端子16に電気的に接続されて、電源供給及び信号出力等を行うための配線コード13が、本体部10から延出している。
As shown in FIG. 3, the
ホルダ20は、本体部10と同様、例えば、ポリアセタール等の樹脂材料から構成されている。ホルダ20には、先端にフロート50が取り付けられたフロートアーム40を保持するためのアーム保持部21が設けられている。
The
また、図3に示すように、ホルダ20の図中下面には、円形状の回動孔24が形成されている。この回動孔24が本体部10に形成された回動支持部11に嵌め合わされることで、ホルダ20は回動孔24の周方向に沿って自在に回動することができる。ホルダ20は、本体部10と同じポリアセタール等の樹脂材料から構成されているため、ホルダ20の回動性を十分に確保することができる。一方、ホルダ20の図中上面には円筒状の突起である回動軸22が形成されている。なお、回動孔24、及び回動軸22の中心軸は、それぞれ同一軸上に位置している。
As shown in FIG. 3, a
ホルダ20は、内部に円柱状の磁石25を備えている。この磁石25は、ホルダ20の成形前に予め金型にセットされ、その後、金型にホルダ20用の樹脂を注入されることで、ホルダ20内に固定されている。磁石25は、例えば、ネオジム−フェライト材料等からなり、本実施形態では2極の着磁が施されている。そして、ホルダ20が本体部10に取り付けられると、ホルダ20内の磁石25は、本体部10に設けられた磁気検出素子14に対向するように配置されている。これにより、磁気検出素子14は、ホルダ20の回動に伴う磁石25の磁極変化を検出することができる。
The
また、ホルダ20の図中上面に設けられた回動軸22の中孔22a、及びホルダ20の図中下面に設けられた回動孔24は、それぞれが磁石25にまで通じている。そのため、中孔22a及び回動孔24を通して、ホルダ20内部に固定された磁石25を、外部から視認することができる。また、このような磁石25にまで通じる中孔22a、及び回動孔24をホルダ20に設けることにより、本体部10を成形する際に、内部に発生したガスを外部へ排出することが可能となる。これにより、磁石25とホルダ20との十分な密着を確保することができる。
Further, each of the
カバー30は、本体部10及びホルダ20と同様、例えば、ポリアセタール等の樹脂材料から構成されている。図1に示すように、カバー30は、本体部10に形成された溶着突起12に溶着される溶着部31と、ホルダ20を図中上方から覆う天板32とを有している。
The
図1、図3に示すように、天板32の略中央には、図中下方に向けて円筒状の軸受部33が形成されている。軸受部33の内径は、回動軸22の外径に比べて若干大きい。そして、軸受部33には、ホルダ20に形成された回動軸22が挿通されている。これにより、軸受部33は回動軸22を回動可能に支持することができる。また、カバー30が、溶着部31及び溶着突起12を介して本体部10に固定されることで、図3に示すように、軸受部33の下端で、ホルダ20の浮き上がりを防止することができる。このように、カバー30は、ホルダ20を回動自在に支持するとともに、ホルダ20の浮き上がりを防止して本体部10から抜け落ちることを防止する。
As shown in FIGS. 1 and 3, a
次に、本実施形態に係る液面検出装置1の構成要素である本体部10の製造工程を説明しながら、液面検出装置1の構造についても詳述する。図4(a)〜(c)、及び図5(a)〜(b)の各図は、本実施形態に係る液面検出装置1を構成する本体部10の製造工程を工程順に示した図である。図5(c)は、図5(a)中の矢視Vc−Vcで示した1次成形体60の背面図である。また、図6は、本体部10の詳細を示す図であり、図6(a)は、図4(c)中の“VIa”部の拡大図、図6(b)は、図5(a)中の“VIb”部の拡大図、図6(c)は、図6(b)中の矢視VIc−VIcで示した本体部10の断面図である。
Next, the structure of the liquid
図4(a)は、本体部10に実装される複数の端子16を示している。各端子16は、接続片17で一体化されて1つの端子群18を構成している。端子群18には、折り曲げられて端子16に段差を生じさせる2箇所の屈曲部19が形成されている。この実施形態においては、端子16は平坦状の第1の部分16aと、この第1の部分16aから屈曲部19によって一段下がった位置に段落ちした第2の部分16bとから構成されている。
FIG. 4A shows a plurality of
また、図4(a)、図10、図11で示すように、複数の端子16の内、少なくとも2つの端子16を本体部10の両端側に位置するように設けてある。本実施形態の本体部10は、矩形形状であり、この本体部10の両端側に設けた端子16には、変形防止部である溝部16cが設けてある。この溝部16cは、端子16の長手方向に沿って設けてある。この溝部16cは、端子16をプレス加工することによって形成されるものであり、溝部16cは、窪んでおり、底を有する有底状である。また、溝部16cの開口は、磁気検出素子14やコンデンサ15などの電子部品が実装される側に設けられており、溝部16cの底を備えた凸部16c1は、磁気検出素子14やコンデンサ15などの電子部品が実装されていない側に突出している。また、溝部16cは、接続片17とは離れており、接続片17の除去による影響を受けない位置に設けられている。
Further, as shown in FIGS. 4A, 10, and 11, at least two
端子16に変形防止部である溝部16cを設けたことによって、端子16の剛性が高まり、成形材料の射出圧力による端子16の変形を抑えることができる。また、本体部10の両端側に位置する端子16に溝部16cを設けたことによって、本体部10の剛性が高まり、本体部10の変形を抑えることができる。溝部16cの開口を磁気検出素子14やコンデンサ15などの電子部品が実装される側に設け、凸部16c1を磁気検出素子14やコンデンサ15などの電子部品が実装されていない側に突出するように設けたことにより、端子16の前記電子部品を実装した側と実装していない側に成形材料が均等に流れ、成形後の樹脂の応力による変形を抑えることができる。また、本実施形態の溝部16cは、有底状であったが、溝部16cが底を備えていなくともよい。
By providing the terminal 16 with the
なお、本実施形態に係る液面検出装置1の本体部10は、2回の樹脂成形の工程を経て製造される。図4(b)は、端子群18をインサート成形(1回目の樹脂成形)することにより成形された1次成形体60を示している。これにより、端子群18は、1次成形体60に固定されている。続いて、1次成形体60にプレスを加えて、各端子16を接続する接続片17を除去する(図4(c))。
In addition, the main-
このようにして製造された1次成形体60の構造詳細について説明する。図4(c)に示すように、1次成形体60には、第1乃至3の窪み61、62、63が形成されている。なお、第1乃至3の窪み61、62、63は、それぞれが同様の構成を有している。そのため、第2の窪み62を例にして説明する。
Details of the structure of the primary molded
図6(a)に示すように、第2の窪み62は、1次成形体60の樹脂体によりその窪みが画定されているが、その底面は端子16(第2の部分16b)が露出した状態にある。また、第2の窪み62から一段上がった領域“a”も同様に、端子16(第1の部分16a)が露出した状態にある。このように、1次成形体60には、高さレベルの異なる端子16(第1の部分16aと第2の部分16b)が存在している。これは、図4(a)を用いて説明したように、端子群18には、折り曲げられて端子16に段差を生じさせる2箇所の屈曲部19が形成されているからである。
As shown in FIG. 6A, the
続いて、1次成形体60に、磁気検出素子14、コンデンサ15、配線コード13を配置し、レーザ溶接や抵抗溶接によって端子16に電気的に接続する。図5(a)に示すように、第1乃至3の窪み61、62、63には、それぞれコンデンサ15が配置される。コンデンサ15を配置する際、その後の樹脂成形時にコンデンサ15の位置にずれを生じることがないように、例えば接着剤により、コンデンサ15を1次成形体60に仮止めすることが望ましい。一般に、コンデンサ15と1次成形体60の樹脂とでは接着剤による接着は困難である。他方、コンデンサ15と端子16(第2の部分16b)とでは接着剤により容易に接着することが可能である。そこで、本実施形態においては、第2の窪み62の底面に端子16(第2の部分16b)を露出させることで、接着剤によるコンデンサ15の仮止めを容易にしている。なお、第2の窪み62の形状は、配置されるコンデンサ15の形状とほぼ同一である。そのため、その後の成形時にコンデンサ15の配置にずれが生じるのが防止できるとともに、コンデンサ15の位置決めを容易に実行できる。これにより、精度の高いコンデンサ15の配置が可能となる。
Subsequently, the
また、本実施形態では、2本のリード15aが本体から延出したコンデンサ15を用いている。このコンデンサ15は、図6(c)に示すように、コンデンサ15の図中下面と本体からリード15aが延出する位置とには、離間距離hが存在する。本実施形態に係る液面検出装置1では、端子16の段差がコンデンサ15の下面とリード15a線との離間距離hと略同一となるように、屈曲部19が形成されている。これにより、第2の窪み62に配置したコンデンサ15のリード15aは、第2の窪み62から一段上がった部分にある端子16に、直線状態のまま抵抗溶接、あるいは半田付けをすることができる。これにより、コンデンサ15本体から延出したリード15aのフォーミング工程を省略することができ、製造コストの抑制が可能となる。
In the present embodiment, the
なお、1次成形体60の上面(図5(a)に示された面)、及び下面(図5(c)に示された面)には、それぞれ2つの位置決め部64が形成されている。この位置決め部64は、磁気検出素子14等が搭載された1次成形体60をインサート成形する際(2次成形時)、金型に設けられたピンが挿入されることにより、1次成形体60の位置決め及び固定を行うものである。なお、1次成形体60に形成された4つの位置決め部64は、同様の構成を有しているため、ここでは1つの位置決め部64について説明する。
Two positioning
図7は、本実施形態に係る液面検出装置1に形成された位置決め部64の詳細であり、図7(a)は、図5(c)中の“VIIa”部の拡大図、図7(b)は、図7(a)中の矢視VIIb−VIIbで示した位置決め部64の断面図である。また、図8は、本発明の実施形態に係る液面検出装置を構成する本体部の2次成形の様子を工程順に示した断面図((a)〜(b))である。
FIG. 7 shows details of the
図7(a)、(b)に示すように、位置決め部64は、断面が三角形のリング状に延びた突起である第2の突起リング66と、この第2の突起リング66の内側に形成された、断面が三角形のリング状に延びた突起である第1の突起リング65と、第1の突起リング65の内側に形成された、2次成形時に後述する金型80(図8(a))に設けられた位置決めピン81(図8(b))が挿入されるピン穴67と、を有している。
As shown in FIGS. 7A and 7B, the positioning
図7(b)に示すように、第1の突起リング65の内側の斜面は、平坦部を有することなく直接的にピン穴67の周縁部に接続する誘いこみ部を形成している。これにより、図8(a)に示すように、金型80に設けられた位置決めピン81の位置が1次成形体60のピン穴67位置に対してずれていたとしても、誘い込み部68により位置決めピン81をピン穴67に導くことができる。これにより、1次成形体60と金型80との位置関係を適切なものとすることができる。
As shown in FIG. 7B, the slope inside the
図8(a)(b)に示すように、まず、金型に設けられた位置決めピン81がピン穴67に挿入されて、1次成形体60の位置決め及び固定がされ、続いて、金型80内に2次成形体70用の樹脂が注入されて、1次成形体60の周りに2次成形体70が形成される。
As shown in FIGS. 8A and 8B, first, a
上述したように、第1の突起リング65及び第2の突起リング66の断面形状は、頂部が尖った三角形である。そのため、2次成形の成形熱により、第1及び第2の突起リング65、66の頂部は容易に溶融される。そのため、1次成形体60と2次成形体70との溶着を確実に実行することができる。これにより、計測対象である液体が、本体部10の内部へ侵入することを確実に防止でき、実装された電子部品等の腐食を防止することができる。
As described above, the cross-sectional shapes of the first projecting
このようにして、磁気検出素子14等を搭載した1次成形体60がインサート成形されて、図5(b)に示す本体部10が成形される。上述したように、成形された本体部10の図中上面には、回動支持部11を取り囲むように溶着突起12が形成されている。
In this way, the primary molded
図9(a)は溶着突起12を示す図であり、図5(b)中の“IXb”部の拡大図である。図に示すように、溶着突起12の断面は台形状で、図中上方に向かって先細の形状を有している。この溶着突起12にカバー30(図1)の溶着部31を押圧した状態で、レーザ(不図示)により溶着突起12を溶融させる。溶着突起12は、先細の形状であるため、先端部分はレーザにより容易に溶融する。そのため、溶着する際、十分な溶かし込み量を確保でき、本体部10とカバー30との十分な溶着強度を確保することができる。
FIG. 9A is a view showing the
本体部10とカバー30を溶着する際の溶着突起12の溶かし込み量としては、台形高さの半分以上とするのが望ましい。溶着突起12の溶かし込み量の確認は、本体部10とカバー30部との間の隙間量を計測することによって行うことができる。このように、溶融させるものの断面を、先細の台形状の突起とすることで、本体部10とカバー30との適切な溶着強度を容易に確保できるとともに、適切な溶着が実行されているかを容易に確認することが可能である。
The amount of welding
次に、ホルダ20と、ホルダ20にインサート成形されている磁石25について説明する。図9(b)はホルダ20を示す図であり、図1中の矢視IXb−IXbで示すホルダ20の平面図である。
Next, the
上述したように、ホルダ20には、外部から磁石25が視認できるように磁石25にまで通じる中孔22aが形成されている。なお、回動軸22(中孔22a)の中心軸と、磁石25の中心軸とは一致している。そのため、中孔22aを通して磁石25を見た場合、磁石25の中心が中孔22aの中心と一致するように、磁石25はインサート成形される。図9(b)に示すように、本実施形態においては、磁石25の中心に円形の目印25aが表示されている。この目印25aの径は、中孔22aの径よりも小さい。目印25aとしては、円形状の突起、窪み、あるいは印刷による表示等が挙げられるが、図9(b)においては、図の理解を容易にするために黒色で内部を塗り潰した円で目印25aを表現している。
As described above, the
このように、磁石25の中心に表示された目印25aを中孔22aを通して外部から確認できるために、目印25aが中孔22aの中心にある場合には、磁石25がホルダ20内の適切な位置に配置されていると判断することができる。一方で、磁石25の目印25aが中孔22aの中心にない場合には、磁石25の配置にずれが生じていると判断することができ、そのずれ量も確認することが可能である。そのため、磁石25の位置ずれを早期に発見することができ、製造工程における歩留まりを向上させることが可能となる。
Thus, since the
また、本実施形態におけるホルダ20には、磁石25の位置ずれを早期に発見することができる、中孔22aとは別の4つの磁石確認孔23が形成されている。図9(b)に示すように、それぞれの磁石確認孔23は、回動軸22の中心から等距離、かつ等角度間隔でホルダ20に設けられている。磁石確認孔23は、ホルダ20外部から内部にある磁石25が視認できるように、磁石25にまで通じる孔である。そのため、磁石25がホルダ20に精度よく配置されると、磁石25の外形線が各磁石確認孔23から同じように視認される。一方で、4つの磁石確認孔23からの磁石25の見え方が異なる場合には、磁石25の配置にずれが生じていることになる。このように、ホルダ20に形成された4つの磁石確認孔23を通して磁石25を確認することで、磁石25のずれを早期に発見することができ、製造工程における歩留まりを向上させることが可能となる。
In addition, in the
本発明は上記実施形態に限定されず、様々な変形や改良が可能である。本実施形態では、本体部10に突状の回動支持部11、ホルダ20に回動支持部11が嵌め合わされる回動孔24が設けられていたが、本体部10に回動するための孔を、ホルダ20にこの孔に嵌め合わせられる突起が形成されてもよい。ホルダ20とカバー30との関係においても同様に、本実施形態に限定されるものではない。
The present invention is not limited to the above embodiment, and various modifications and improvements can be made. In the present embodiment, the
なお、本実施形態においては、端子16は平坦状の第1の部分16aと、この第1の部分16aから屈曲部19によって一段下がった位置に段落ちした第2の部分16bとから構成されている。また、コンデンサ15によるリード15aとコンデンサ15の底面との高さ寸法などにより屈曲部19の折り曲げ寸法が設定されている。また、図4各図に示すように、本実施形態においては、端子16の平坦状の第1の部分16aには、コンデンサ15のリード15aと磁気検出素子14のリード部分とを電気的に引き回し形成するための中継端子85が設けられている。しかしながら、中継端子85を設けることなく、コンデンサ15のリード15aと磁気検出素子14のリード部分とを他の第1の部分16aと接続するようにしてもよい。すなわち、所望の回路を実現できるならば、コンデンサ15のリード15aと磁気検出素子14のリード部分とを端子16の第1の部分16aにおけるどの部分に電気的に接続してもよいし、端子16(特に第1の部分16a)の形状なども適宜変更できる。
In the present embodiment, the terminal 16 is composed of a flat
また、変形防止部の形状は、溝部16cの他に、図12で示すように、端子16の長手方向の一辺を折り曲げた壁部16dであってもよい。この壁部16dは、端子16の長手方向に沿って設けてある。この壁部16dは、磁気検出素子14やコンデンサ15などの電子部品が実装される側に突出するように設けられている。また、壁部16dは、接続片17とは離れており、接続片17の除去による影響を受けない位置に設けられている。この壁部16dを設けたことによって、端子16の剛性が高まり、成形材料の射出圧力による端子16の変形を抑えることができる。
Further, the shape of the deformation preventing portion may be a
また、壁部16dを折り曲げる方向は、磁気検出素子14やコンデンサ15などの電子部品が実装される側ではなく、前記電子部品が実装されていない側であってもよい。また、壁部16dは、端子16の一変の端部を折り曲げて形成したものであったが、例えば、前述した溝部16cの位置に壁部16dを設けたものであってもよい。
Further, the direction in which the
また、図1において、本体部10に溶着突起12が形成された液面検出装置1を示したが、カバー30の溶着部31の図中下面に先細の溶着突起12を形成してもよい。また、図7において、中央にピン穴67が形成された位置決め部64を示したが、ピン穴ではなく、例えば、位置決めをするための突起が設けられていてもよい。
1 shows the liquid
また、上述の実施形態では、接着剤を用いた、コンデンサ15と端子16(第2の部分16b)との接着について説明した。しかしながら、両者の接着を、例えば両面テープ等を用いて実施してもよい。接着剤や両面テープ等を包含する用語として接着材という用語を用いるものとする。
In the above-described embodiment, the bonding between the
また、図7各図に示すように、ピン穴67を取り囲んで2重の突起(第1の突起リング65と第2の突起リング66)が形成された1次成形体60について説明した。しかしながら、外側の第2の突起リング66を省略し、内側の第1の突起リング65のみが1次成形体60に形成されていたとしても、1次成形体60と2次成形体70との溶着強度を確保するという点から観て有効であることは言うまでもない。
Further, as shown in FIGS. 7A and 7B, the primary molded
また、第1の突起リング65と第2の突起リング66との断面形状は、三角形に限定されるものではなく、頂部側が細くなった形状であればよい。これにより、成形熱により頂部を容易に溶融することができ、1次成形体60と2次成形体70とのより確実な溶着を実現することができる。
Moreover, the cross-sectional shape of the
また、図9(b)に示すように、磁石25まで通じる中孔22a及び磁石確認孔23が形成されたホルダ20について説明した。しかしながら、必ずしも両方の孔がホルダ20に形成されている必要はなく、一方の孔のみが形成されていたとしても、磁石25の位置ずれを発見することは可能である。
Further, as shown in FIG. 9B, the
また、磁石25の中心に表示された目印25aは円形であると説明した。しかしながら、この目印25aは、視認されることで磁石25の中心位置が理解されるものであればよい。例えば、目印25aは、磁石25の中心位置を十字で示す態様であってもよい。
Further, it has been described that the
また、図7(b)に示すように、第1の突起リング65の誘い込み部68は、ピン穴67に向けて一定角度の斜面を形成しているが、位置決めピン81をピン穴67に誘い込めるのであれば、斜面に角度変化が存在してもよい。
Further, as shown in FIG. 7B, the guiding
本発明は、端子を樹脂にてインサート成形する液面検出装置に利用可能である。 The present invention can be used for a liquid level detection device in which a terminal is insert-molded with a resin.
1 液面検出装置
10 本体部
11 回動支持部
12 溶着突起
14 磁気検出素子
15 コンデンサ
15a リード
16 端子
16a 第1の部分
16b 第2の部分
19 屈曲部
20 ホルダ
21 アーム保持部
22 回動軸
22a 中孔
23 磁石確認孔
24 回動孔
25 磁石
25a 目印
30 カバー
31 溶着部
33 軸受部
40 フロートアーム
50 フロート
60 1次成形体
62 第2の窪み
64 位置決め部
65 第1の突起リング
66 第2の突起リング
67 ピン穴
68 誘い込み部
70 2次成形体
80 金型
81 位置決めピン
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記磁石の磁極変化を検出する磁気検出素子やコンデンサなどの電子部品と、
前記磁気検出素子と電気的に接続される端子と、
前記端子を内蔵する本体部と、を備えた液面検出装置において、
前記電子部品のリードと前記端子とが、レーザー溶接、または抵抗溶接によって電気的に接続され、
複数設けた前記端子の少なくとも2つを前記本体部の両端側に設け、前記両端側に設けた端子の長手方向に有底状の溝部からなる変形防止部を有し、
この変形防止部の開口は電子部品が実装される側に設けられることを特徴とする液面検出装置。 A holder for holding a magnet that rotates in accordance with the operation of the float arm accompanying the fluctuation of the liquid level;
An electronic component such as a magnetic detection element or a capacitor for detecting a magnetic pole change of the magnet ;
A terminal electrically connected to the magnetic detection element;
In a liquid level detection device comprising a main body portion containing the terminal,
The lead of the electronic component and the terminal are electrically connected by laser welding or resistance welding,
Provided at least two of the plurality of terminals provided on both ends of the main body , and having a deformation preventing portion comprising a bottomed groove portion in the longitudinal direction of the terminals provided on both ends ,
An opening of the deformation preventing portion is provided on a side where an electronic component is mounted .
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