JP6251218B2 - 包装機における超音波シール装置 - Google Patents
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Description
請求項4の発明においては、前記アンビル(24)は、前記ホーン(15)との対峙箇所を挟んでフィルム送り方向の上流及び下流がフィルム(F)から徐々に後退するように形成されていることを特徴とする。ここで、徐々に後退するということは、前記対峙箇所からフィルム送り方向の上流側及び下流側に移行することに従って直線状あるいは円弧を含む曲線状に後退することを指す。
本実施形態の包装機は、連続搬送される帯状のフィルムを製袋器などからなるフィルム成形手段で成形しながら、その成形で重合したフィルムの両幅端部の重合部に対して縦シール手段によって溶着による縦シールを施すと共に、その筒状成形中のフィルム内に所定間隔ごとに物品を供給して搬送し、それらの物品の搬送方向における前後の物品間において筒状成形されたフィルムに搬送方向と交差する方向に沿って横シール手段により横シールを施してピロー包装品を得る周知の横形製袋充填機であり、この包装機の縦シール手段には、後述の超音波シール手段12が採用されている。なお、本実施形態においては、筒状成形されたフィルムの搬送方向と、物品の搬送方向と一致しており、以降は、説明の便宜上「搬送方向」又は「フィルム送り方向」と称することとする。
制御部50には、前述したギャップセンサ27からの情報と、包装運転スイッチ90から包装運転の開始・停止の選択切換え操作情報と、包材の種類や包装する物品Mの大きさ等の何れかを変えるごと(包装品種毎)に表示装置54のタッチパネル方式のスイッチから入力され、適正なシールをする為のアンビル24とホーン15との隙間26の広さの適正範囲に関する情報と、それぞれの適正範囲に関する情報に対応付けて、それら適正範囲を得た際に設定していたホーン15を振動させる為の振幅及び振動パターンと冷却手段43による冷却パターンとに関する設定情報と、ギャップセンサ27の原点位置設定情報など暖機運転に関する様々な設定情報とが入力される。前記アンビル24とホーン15との隙間26の広さWの適正範囲は、暖機運転を行う前に予め行った試験データや計算などから得られる。
下限値設定スイッチ59は、表示エリア62に示される上限値を上三角マークに触れて上げ、下三角マークに触れて下げて設定変更し得るようになっている。
S6では、包装運転移行許可情報生成手段73が現在の隙間26の広さW,すなわち、安定化された熱膨張変化に従う隙間26の広さWが適正範囲内か否かについて判定を行い、その判定がYの場合は、即ち、ホーン15の熱膨張変化の安定に関する情報を得ると、S7に進み、一方、Nの場合はS30に進んで表示装置54の表示エリア64や、ランプなどで異常である旨を報知する指令を行って暖機運転モードを終了する。
・本実施形態における暖機運転モードにおいては、ホーンを振動させる為の振幅を一定に設定し、連続して振動させる振動パターンで、フイルム送り方向に沿ってフィルムに連続して超音波シールを施すようにしたが、例えば各袋の端縁として横シール手段による横シールが予定された各フィルム箇所においては、縦シールを行わないようにする際には、ホーンの振動を一時的に停止させ、間欠的に振動させる振動パターンを採用しても良く、このような場合には、横シール予定箇所の付近で振幅を変えてホーンを振動させる動作指令を行うようにしても良く、更にその際には、冷気の流量を停止するなど一時的に変更するなどの冷却パターンを採用しても良い。この場合においても、ホーンを振動させる為の動作指令と、冷却手段に対する動作指令とは、それぞれ暖機運転モード時と包装運転時において同じにすることは言うまでもない。
・フィルム送り方向に沿って、そのフィルムFに超音波シールを施す装置を横形製袋充填機で具体化した例を示したが、例えば横三方シールや四方シールを施す包装機など様々な包装機において、フィルム送り方向に沿って、そのフィルムに超音波シールを施し得るように超音波シール装置を設けても良い。
・フィルムFの有無がホーンの発熱に影響を及ぼすことについては、無視できるレベルであるが、フィルム無しの状態で暖機運転する際は、試験データや熱量計算など暖機運転前に予め得た情報に基づき、フィルムFとホーンが接触する包装運転時とのホーン熱損失量の差分についての情報を考慮して、適正なシール圧となり得るよう暖機運転モード時における隙間の最大値・最小値からなる範囲などを設定するようにしても良い。
・前記実施形態では、ホーン15とアンビル24との間に隙間26を設ける構成に本発明を具体化したが、ホーンを振動させない状態において、スプリングなどの弾性体からなる付勢手段によりホーン15とアンビル24とを接触させる構成において本発明を具体化してもよい。この場合においても、同様に予め設定された暖機運転モードにおけるホーン15を振動させる為の動作指令と冷却手段に対する動作指令とが設定された期間経過してから、ホーンの熱膨張変化の安定に関する情報を得て、包装運転に移行するように構成する。従って、この構成においては、ホーン15の熱膨張変化によって変動するホーン15とアンビル24との接触圧力を安定させ、適正なシール圧として設定することができる。なお、安定したシール圧が予め設定された適正範囲内にあるか否かを確認する手法としては、例えば、非接触温度センサで逐次得たホーン15の温度情報に基づき、温度が安定している際、すなわちホーン15の熱膨張が安定している際のシール圧を推定する手法や、暖機運転における前述のそれぞれの動作指令が設定された期間を経過してから、ホーン15を振動させない状態で、ホーン15に向けてばねで弾性付勢されるアンビル24の端部などの特定位置の変化を位置センサなどで検出し、その検出情報に基づき、シール圧を推定する手法などを採用し得る。
・暖機運転モード切換スイッチ55と暖機動作開始スイッチ56を一つにまとめて操作部57上において構成してもよい。
Claims (4)
- ホーンとアンビルを有した超音波シール手段と、
前記ホーンを冷却する冷却手段と、
前記ホーンが設定された振幅及び振動パターンで超音波振動するようにそのホーンを振動させる為の動作指令と、前記冷却手段が予め設定された冷却パターンで動作するようにその冷却手段に対する動作指令とを行うと共に、物品を包装する為の包装運転に関する動作指令を行う制御部と
を備え、
前記制御部からの前記ホーンを振動させる為の動作指令及び前記冷却手段に対する動作指令と、前記包装運転に関する動作指令とによって、搬送中のフィルムに対して前記ホーンを冷却しながら前記超音波シール手段によって前記フィルムの送り方向に沿って超音波シールを施す包装機において、
前記制御部に操作信号を出力する操作部を有しており、
前記制御部は、前記操作部からの操作信号に基づき、前記ホーンを振動させる為の動作指令と、前記冷却手段に対する動作指令とを行うと共に、各動作指令が設定された期間を経過してから、前記ホーンの熱膨張変化の安定に関する情報を得て、前記包装運転に移行することを許可する情報を出力する暖機運転モードを備える包装機における超音波シール装置。 - 前記ホーンと前記アンビルとの間の隙間の広さを検出する検出手段を備え、
前記ホーンの熱膨張変化の安定に関する情報は、前記検出手段により検出された隙間の広さが、適正範囲内であるか否かについての情報であり、前記隙間が適正範囲内である場合に、前記包装運転に移行することを許可する情報を出力する請求項1に記載の包装機における超音波シール装置。 - 前記ホーンとアンビルとの間の隙間の広さを調節する為の隙間調節手段と、
その隙間調節手段によって調節されている現在の隙間情報と隙間の許容値に関する情報とを比較表示するようにした表示手段とを備えた請求項1または2に記載の包装機における超音波シール装置。 - 前記アンビルは、前記ホーンとの対峙箇所を挟んでフィルム送り方向の上流及び下流がフィルムから徐々に後退するように形成されている請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の包装機における超音波シール装置。
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