JP6248018B2 - Lac装置及びフェイルオーバ方法 - Google Patents

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Description

本発明は、インターネット通信等に利用されるLAC装置及びフェイルオーバ方法に関する。
現在、通信事業者はL2TP(Layer2 Tunneling Protocol)によるトンネリング方式を用いて、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)やFTTH(Fiber To The Home)によるブロードバンドインターネット接続サービスを加入者に提供している。 従来、L2TPなどのプロトコル処理を行う制御部を冗長化しているLAC(L2TP Access Concentrator)装置において、運用系制御部で障害が発生した場合、旧運用系制御部から新運用系制御部への切替並びにサービスを継続する技術(以下、フェイルオーバと称する)について、L2TPの拡張プロトコルで定義される復旧連絡のためのパケットを用いてフェイルオーバを行う技術が非特許文献1に開示されている。
RFC4951、Fail Over Extensions for Layer 2 Tunneling Protocol (L2TP)、"failover"
L2TPはUDP(User Datagram Protocol)上で動作するプロトコルであり、メッセージの順序性・信頼性は、LAC−LNS(L2TP Network Server)間におけるトンネルの確立、セッションの確立、定期的な生死確認において使用されるコントロールメッセージに含まれるシーケンス番号(Ns)と受信確認応答番号(Nr)を用いて実現されている。 ここで、NsもしくはNrが期待する番号でなかった場合、例えば、ネットワーク上で障害が発生し、LAC−LNS間で疎通ができなくなった場合、LAC−LNS間のL2TPトンネルを切断する仕様になっている。
このため、従来形式で二重化されたLAC装置において、運用系制御部で故障等が発生し、運用系制御部と待機系制御部でコントロールメッセージに含まれるNs、Nrの同期に失敗した状態で系切り替えが発生した場合、新運用系制御部においてL2TPトンネルは切断されてしまい、加入者のインターネット接続による通信は一旦停止してしまう。
上記状態を回避するために非特許文献1ではL2TPプロトコルに拡張を行い、この拡張メッセージを用いて、装置復旧時にはLAC装置からLNS装置へ復旧したことを伝えるメッセージを送信し、LNS装置から通信に必要な情報を再学習することで、通信の継続を実現している。
そして、LAC−LNS間でコントロールメッセージに含まれるNs、Nrの同期ができていない状態では、L2TPトンネルは切断されてしまい、加入者のインターネット接続による通信は一旦停止してしまうため、L2TPトンネルが復旧するまでは、新規セッション接続要求が受け付けられない。L2TPトンネルの復旧には、L2TPトンネル数に比例して時間がかかるため、加入者によっては(使用するL2TPトンネルによっては)長時間、新規セッション接続要求が受け付けられない。特に大容量装置の場合、長時間新規セッション接続ができない加入者がでる可能性がある。例えば、1つのL2TPトンネル当りの復旧時間を10ミリ秒、確立済みL2TPトンネル数が10,000と仮定した場合、100秒間、新規セッション接続要求が受け付けられない。そのため、10,000番目のL2TPトンネルを使用している加入者は、100秒間、インターネット接続をすることができない。
本発明は、以上の点に鑑み、LAC装置またはLNS装置の改良でフェイルオーバ時間を短縮するLAC装置またはLNS装置及びフェイルオーバ方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るLAC装置は、第1の制御部と、第1の制御部が機能しないときに代わりに動作する第2の制御部と、を有し、第2の制御部は、第1の制御部がLNS装置との間で確立している複数のトンネルそれぞれに関するトンネル情報を保持する記憶部を有し、第1の制御部に代わって第2の制御部が動作するときに、第2の制御部は、トンネル情報を参照して、第1の制御部がトンネルを確立していたLNS装置に対し生死確認のメッセージを送信する。そして第2の制御部は、生死確認のメッセージに対する応答メッセージを正常に受信できなかったLNS装置との間で、トンネルを復旧するための処理を行ない、応答メッセージを正常に受信できたLNS装置との間ではトンネルを復旧するための処理を行なわない。
本発明によれば、LAC装置またはLNS装置の改良でフェイルオーバ時間の短縮を可能とするLAC装置またはLNS装置及びフェイルオーバ方法を提供することができる。
本実施形態のネットワーク構成図である 本実施形態上で使用されるプロトコルのシーケンス図である 本実施形態のLAC装置の構成図である 本実施形態のトンネル・セッション情報データベースのデータ構造である 本実施形態1のフェイルオーバのフロー図である 本実施形態2のフェイルオーバのフロー図である 本実施形態3のフェイルオーバのフロー図である
以下、実施例を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の1つの実施形態におけるネットワークの構成図である。加入者端末100は、アクセス網101、LAC装置102、L2TPトンネル106、LNS装置107、ISP(Internet Service Provider)網108を介してインターネット109に接続する。LAC装置102は、加入者端末100を収容するサーバであり、L2TPを用いてLNS装置107と連携動作し、加入者端末100に対しインターネット接続サービスを提供する。加入者端末100はLAC装置102−LNS装置107間で構築されたL2TPトンネル106を用いてインターネット接続サービスを利用する。LAC装置102は、正常時に動作する運用系制御部103と、運用系制御部103が動作できなくなったときに代わりに動作する待機系制御部104とを備える。
図2は、加入者端末100からのインターネット109への接続要求を受け付けて、LAC装置102とLNS装置107との間で取りかわされるメッセージの通信シーケンスを説明する図である。まず、加入者端末100とLAC装置102との間で、PADI201からPADS204までのPPPoE(PPP Over Ethernet:Ethernetは登録商標)に従ったメッセージがやり取りされる。このやり取りにより、加入者端末100とLAC装置102との間でPPP LCP/CHAP205のリンク確立ならびに認証が行なわれる。
そしてLAC装置102はLNS装置107との間で、SCCRQ206からZLB−ACK209までのメッセージをやり取りし、LAC装置102とLNS装置107との間でトンネルを確立する(216)。さらにLAC装置102はLNS装置107との間でICRQ210からZLB−ACK213までのメッセージをやり取りすることで、LAC装置102とLNS装置107との間でセッションを確立する(217)。このセッション確立後、LAC装置102はLNS装置107へ、定期的にHello214メッセージを送信しLNS装置107からZLB−ACK215メッセージを受信することで、生死確認を行なう(218)。
ここでNs番号は、送信する側の装置が、図2中のZLB−ACK(確認応答メッセージ)以外のメッセージを送信する際に、メッセージを一意にするために付与するシーケンス番号である。Ns番号は、メッセージを一意に識別するために、送信メッセージ毎に1ずつ増加される。なお、ZLB−ACK送信後のメッセージについては例外的に増加されない。数字の範囲は例えば0〜65535で、65535に達した場合は0に戻る。
Nr番号は、受信側する側の装置が、送信する側の装置に対し次に受信を期待するメッセージのNs番号を通知するために使われる番号である。逆に言うと、Nr番号−1のメッセージを受信したことを送信側の装置に通知するために使用される確認応答番号である。数字の範囲は例えば0〜65535で、65535に達した場合は0に戻る。
図3は、本実施の形態の中継システム300を示す図であり、加入者端末100、LAC装置102、LNS装置107の接続関係を図示している。特に、LAC装置102については機能ブロックにより詳細な構成を図示している。
中継システム300は、LAC装置(アクセス装置)102と、LAC装置102と通信可能な複数の加入者端末100と、LAC装置102と通信可能な複数のLNS装置(ネットワークサーバ)107と、を有する。LAC装置102は、複数の加入者端末100と通信を行う複数の送信部及び受信部301と、複数のLNS装置107と通信を行う複数の送信部・受信部301と、送信部・受信部301へパケット転送処理を行うパケット転送部302と、ホットスタンバイ形式で二重化された制御部(運用系制御部103と待機系制御部104)とを備える。
加入者端末100は、LAC装置102に接続されたパーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。例えば、加入者端末100は、一般家庭等においてユーザが使用するパーソナルコンピュータやブロードバンドルータである。加入者端末100は、LAC装置102の送信部・受信部301と、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)やFTTH(Fiber To The Home)などの通信回線を介してPPPoEプロトコルを用いて接続される。加入者端末100は、LAC装置102を介してLNS装置107と接続することで、LNS装置107に接続されたISP網108との接続を確立し、インターネットに接続する。
LAC装置102やLNS装置107は、ISP網108への接続サービスを提供するサーバ装置であり、例えば通信事業者等が準備するサーバ装置である。複数の送信部・受信部301は、加入者端末100とLAC装置102と、LAC装置102とLNS装置107をそれぞれ接続し通信を行うためのインタフェースである。パケット通信は送信部・受信部301を介して行われる。パケット転送部302は、受信部から受信したパケットを運用系制御部103、待機系制御部104へ転送し、また、運用系制御部103、待機系制御部104から送信されたパケットをそれら制御部の指示に従い適切な送信部に転送する。
運用系制御部103並びに待機系制御部104はそれぞれ、プロトコル処理部303と、トンネル・セッション情報データベース304と、トンネル・セッション情報管理部305と、監視部306と、同期制御部307と、を有する。
プロトコル処理部303は、加入者端末100とLAC装置102間で交換されるパケットの処理を行い、加入者端末100とPPPoEセッションを確立する。またプロトコル処理部303は、LAC装置102とLNS装置107間で交換されるパケットの処理を行いLNS装置107とL2TPトンネル・セッションを確立する。さらにプロトコル処理部303は、確立したセッションに対応するデータ通信に対しては、トンネル・セッション情報データベース304に基づき加入者端末100とLNS装置107間でIP通信を行うためのパケットのエンカプセリング・デカプセリング処理を行う。
トンネル・セッション情報管理部305は、系切替時に、トンネル・セッション情報データベース304を利用してトンネル・セッションを復旧する管理を行う。監視部306はホットスタンバイ形式の二重化を実現するために運用系制御部103と待機系制御部104で運用系制御部103・待機系制御部104の制御を行う。例えば監視部306は、運用系・待機系の生存確認を行う。なお、監視部306は各制御部にあってもよいし、制御部とは別の構成でもよい。
同期制御部307は、運用系制御部103と待機系制御部104の間でホットスタンバイ形式の二重化を実現するために、これら制御部間でのトンネル・セッション情報データベース304の同期処理を行う。同期処理は、例えば一方のトンネル・セッション情報データベース304のレコードが追加・削除されたタイミングで、他方のトンネル・セッション情報データベース304を更新するなどにより実施される。
図4に、トンネル・セッション情報データベース304のデータ構造を示す。トンネル・セッション情報データベース304は、プロトコル処理部303で処理されたトンネル情報400とセッション情報411との組み合わせで構成される。トンネル情報400はL2TPトンネル106に関する情報を保持するものであり、複数のトンネル情報400の中で各々のトンネル情報を識別するための番号等の識別情報(L2TP Key)401と、LNS装置107毎のトンネル情報(ID)402、404と、IPアドレス情報403、405と、Ns情報(シーケンス番号情報)406とNr情報(確認応答番号情報)407と、当該トンネルに属するセッション情報411を示すSession Info408と、トンネル・セッション復旧有無を管理するRecovery Flag 409とを有する。
トンネル情報(ID)は、L2TPトンネル106の生成時、自装置(本実施の形態ではLAC装置102)で個別に使用するLocal Tunnel ID402と対向装置(本実施の形態ではLNS装置107)から通知されるRemote Tunnel ID404との組み合わせに対して運用系制御部103が付与するIDであり、L2TPトンネル106を特定するために使用する。IPアドレス情報は、自装置(LAC装置102)が使用するLocal IP Address403と、対向装置(LNS装置107)が使用するRemote IP Address405である。運用系制御部103は、例えばLNS装置107とL2TPトンネル106を確立したタイミング(図2の216)で新たなトンネル情報400をトンネル・セッション情報データベース304に追加し、またL2TPトンネル106を切断したタイミングで削除する。運用系制御部103は、L2TP制御パケットの送受信(図2:206〜215)によりNsとNrが更新される度に、L2TP Ns406とL2TP Nr407とを更新する。これにより、LAC装置102は現状使用しているNsとNrの値を保持し、LNS装置107から受信したメッセージに含まれるNsやNrの値と比較して、メッセージの順序性を確認することができる。Recovery Flag409は本実施例では運用系制御部103から待機系制御部104への系切り替え時に使用される情報であり、このRecoveryFlag409がOffのトンネルは本実施例によるトンネル・セッション復旧処理が未実行であり、Onのものは復旧処理が実行済みであることを表す。
セッション情報411は、複数のセッション情報411の中で各々のセッション情報を識別するための番号等の識別情報(Session Key)412と、VLAN(Virtual LAN) ID413とプロトコル処理部303で処理された加入者端末100毎のPPPoEセッション情報(ID)414とL2TPセッション情報(ID)415とL2TP Key401とを有する。セッション情報411が有するL2TP Key401は、セッション情報411から当該セッションが属するトンネル情報400を特定するために使用される。運用系制御部103は、例えばLNS装置107とセッションを確立したタイミング(図2の217)で新たなセッション情報411をトンネル・セッション情報データベース304に追加し、をまたセッションを切断したタイミングで削除する。
図5に本実施形態1のフェイルオーバ処理のフロー図を示す。運用系制御部103と待機系制御部104との間で、確立済みのトンネル・セッションのトンネル・セッション情報データベース304が同期状態となっており、さらにLAC装置102とLNS装置107との間でもトンネル・セッション情報データベース304の情報について同期状態となっており、LNS装置107にもLAC装置102が保持するのと同じトンネル情報400やセッション情報411が保持されている状態で、LAC装置102の運用系制御部103において故障が発生すると、運用系の切替(フェイルオーバ)が発生する。
運用系の切替によりLAC装置102の待機系制御部104が新たな運用系の制御となり、フェイルオーバ処理501を開始する。まず、プロトコル処理部303が、加入者端末100からの新規セッション受付接続要求受付を抑止し(ステップ502)、トンネル・セッション情報管理部305が、トンネル・セッション情報データベース304が保持する確立済みの全トンネル情報400のRecovery Flag409をOffにする(ステップ503)とともに該当全トンネルに対し(ステップ504)、トンネル・セッション復旧処理(505)を開始する。
該トンネル・セッション復旧処理(ステップ505)では、トンネル・セッション情報データベース304にトンネル情報400が保持されている全てのトンネルについて、当該トンネルを形成しているLNS装置107に対し、トンネル・セッション情報管理部305が、プロセス処理部303経由でL2TPの定期的な生死確認メッセージであるHello214を送信する(ステップ506)。そしてトンネル・セッション情報管理部305は、LNS装置107からの該当Helloの応答(ZLB−ACK215)により、それぞれのL2TPトンネル106について、非特許文献1によるトンネル・セッション復旧処理を実施するか否かを判断(ステップ507)する。
トンネル・セッション情報管理部305は、LNS装置107からのZLB−ACK205に含まれるNs、Nrをトンネル・セッション情報データベース304で保持しているトンネル・セッション復旧チェック対象のトンネル情報400内のL2TP Ns406、L2TP Nr407と比較する。受信したZLB−ACK215のNs、Nrが、データベースに保持している期待値と一致している場合、LAC装置102とLNS装置107の間のメッセージの一意性は保たれているため、トンネル・セッション情報管理部305は、非特許文献1によるトンネル・セッション復旧処理は必要ないと判断し、当該トンネルに対する新規セッション接続要求受付抑止を解除(ステップ508)するとともにトンネル・セッション情報データベース304内の該当トンネル情報400内のRecovery Flag406をOnにし(ステップ509)、トンネル・セッション復旧処理は完了したと判断する。
一方、LNS装置107からのZLB−ACK205のNs、Nrをトンネル・セッション情報データベース304で保持しているトンネル・セッション復旧チェック対象のトンネル情報400内のL2TP Ns406、L2TP Nr407と比較し、期待値と一致していない場合(異常応答)やZLB−ACK205が受信できない場合(応答タイムアウト)、トンネル・セッション情報管理部305は、LAC装置102とLNS装置107の間のメッセージの一意性は保たれていないと判断し、非特許文献1によりNsとNrの補正を行うことでトンネル・セッション復旧処理(ステップ510)を実施する。そしてトンネル・セッション情報管理部305は、トンネル・セッション復旧処理を完了したトンネルに対する新規セッション接続要求受付抑止を解除(ステップ511)するとともにトンネル・セッション情報データベース304内の該当トンネル情報400内のRecovery Flag406をOnにする(ステップ509)。
上述のように、本実施例のLAC装置102は、非特許文献1のトンネル・セッション復旧処理(ステップ510)を実施する前に、トンネルを形成する他端のLNS装置107にHello214メッセージを送信してNsやNrの順序が保たれているか、もしくは応答メッセージを受信することができるか、を確認する。この確認により、NsやNrの順序が保たれているLNS装置107との間のトンネルやセッションはそのまま通信を継続することができるため、非特許文献1によるトンネル・セッション復旧処理(ステップ510)を実施せずに済む。これにより本実施例では、非特許文献1のトンネル・セッション復旧処理(ステップ510)を実施するトンネル数を少なくし、フェイルオーバ時間を短縮することができる。
本実施例では、加入者端末100より受け付けた新規セッション接続要求が属するL2TPトンネル106を優先して復旧させるLAC装置102の例を説明する。LAC装置の構成は図3と同様であるが、実施例1と異なり実施例2では新規セッション接続要求保留部308が機能する。この新規セッション接続要求保留部308とは、LAC装置102が実施例1における既設L2TPトンネル106の導通確認又は復旧処理を行なっている最中に加入者端末100からL2TPトンネル106を介した新規セッションの確立要求を受信した場合に、当該要求されたセッションに必要なL2TPトンネル106の情報を保持するものである。
図6に、本実施の形態のフェイルオーバ処理時のトンネル・セッション復旧処理において、LAC装置102が加入者端末100より受け付けた新規セッション接続要求の属するL2TPトンネル106を優先して復旧させる処理のフロー図を示す。
運用系制御部103と待機系制御部104で確立済みのトンネル・セッションのトンネル・セッション情報データベース304が同期状態となっており、同じ情報がLNS装置107にある状態で、運用系制御部103において故障が発生し、フェイルオーバ処理501が動作し、プロトコル処理部303が、加入者端末100からの新規セッション接続要求受付を抑止し(ステップ502)、トンネル・セッション情報管理部305が、トンネル・セッション情報データベース304が保持する確立済みの全トンネル情報400のRecovery Flag409をOffにする(ステップ503)までは、図5と同様のフローであり、上述の通りである。
本実施例では、新規セッション接続要求受付抑止(ステップ502)後の新規セッション接続要求は、プロトコル処理部303が新規セッション接続要求保留部308に保留し、その状態で、トンネル・セッション情報管理部305が、トンネル・セッション情報データベース304が保持する全確立済みL2TPトンネル106に対し(ステップ504)、トンネル・セッション復旧処理を開始する。
該トンネル・セッション復旧処理では、トンネル・セッション復旧処理を実施する前にトンネル・セッション情報管理部305が新規セッション接続要求保留部308に新規セッション接続要求の有無を確認する。(ステップ601)新規セッション接続要求が無い場合、トンネル・セッション情報管理部305は、現在のループ処理で対象となるL2TPトンネル106に対応するトンネル情報400をトンネル・セッション情報データベース304から取得し、当該L2TPトンネル106の復旧状態を、取得したトンネル情報400のRecovery Flag409を参照して確認する(ステップ602)。何故この処理が必要かと言うと、ループの順番でL2TPトンネル106の復旧がなされる前に、加入者端末100からの新規セッション接続要求によってL2TPトンネルの復旧処理がされている場合があるためである。つまり、新規セッション接続要求によって復旧処理がなされたトンネルであっても、トンネル・セッション情報管理部305はトンネル・セッション情報データベース304に格納されたトンネル情報400について所定の順番で復旧処理を行っていくため、既に復旧がなされたL2TPトンネル106についてはこのステップ602の処理にて復旧処理をスキップすることができる。
ステップ602で当該L2TPトンネル106のRecovery Flag409がOffとなっておりまだ復旧処理がなされていない場合は、非特許文献1によるトンネル・セッション復旧処理(ステップ603)を実施し、トンネル・セッション復旧処理を完了したトンネルに対する新規セッション接続要求受付抑止を解除(ステップ604)するとともにトンネル・セッション情報データベース304内の該当トンネル情報400内のRecovery Flag406をOnにする(ステップ605)。
一方、トンネル・セッション情報管理部305が新規セッション接続要求保留部308に新規セッション接続要求の有無を確認し(ステップ601)、新規セッション接続要求が有る場合は、新規セッション接続要求に含まれているトンネルIDよりトンネル・セッション情報データベース304内のトンネル情報400を検索する。新規セッション接続要求から得られるトンネルIDとトンネル情報400内のトンネルID(402、404)が一致したトンネル情報400が見つからなかった場合(該当トンネル情報なし)は、当該L2TPトンネル106は既設のトンネルではなく新しく作成すべきトンネルでありトンネル・セッション復旧処理は不要のため、プロトコル処理部303は新規セッション接続要求を受付けて(ステップ607)、新たなL2TPトンネル106を対向のLNS装置107との間で形成し(図2の216の処理)、さらにセッションを確立する(図2の217の処理)。
新規セッション接続要求から得られるトンネルIDとトンネル情報400内のトンネルID(402、404)が一致したトンネル情報400が見つかった場合、本実施例ではそのL2TPトンネル106の復旧処理を他のL2TPトンネル106よりも優先して実行する。トンネル・セッション情報管理部305は当該トンネル情報400内のRecovery Flag409を確認する。Recovery Flag409がOnの場合(トンネル復旧済)、該当トンネルは、トンネル・セッション復旧処理済みのため、トンネル・セッション復旧処理は不要であり、そのトンネル上で設定されるセッションの新規セッション接続要求を受付ける(ステップ607)。これは、もともとのループの順番でL2TPトンネル106の復旧処理をしている間に、既に当該L2TPトンネル106の復旧処理がなされた後で、当該トンネルを用いた新規のセッション確立要求が生じた場合である。
当該トンネル情報400内のRecovery Flag409がOff(トンネル未復旧)の場合、該当トンネルはまだ復旧されていないため、セッション接続の前にL2TPトンネル106の復旧処理が必要である。トンネル・セッション情報管理部305は、該当トンネルをトンネル・セッション復旧処理の順番に関わらず、優先して非特許文献1によるトンネル・セッション復旧処理を実施し(ステップ608)、トンネル・セッション復旧処理を完了したトンネルに対する新規セッション接続要求受付抑止を解除(ステップ609)するとともにトンネル・セッション情報データベース304内の該当トンネル情報400内のRecovery Flag406をOnにする(ステップ610)。そして、プロトコル処理部303は復旧したL2TPトンネル106を使用する新規セッション接続要求を受け付ける(ステップ607)。
なお、トンネル・セッション情報管理部305が全確立済みトンネルを順番にトンネル・セッション復旧処理を実施している間に、新規セッション接続要求に伴うトンネル・セッション復旧処理を実施した場合、優先してトンネル・セッション復旧処理を実施したL2TPトンネル106に対してトンネル・セッション復旧処理を実施する順番となる。その際、再度、トンネル・セッション情報管理部305がトンネル・セッション復旧処理を実施しないように、前述のとおり、トンネル・セッション情報管理部305がループ上での処理順番が回ってきたL2TPトンネル106のトンネル復旧処理を実施したかどうかを判断する(ステップ602)。ステップ602の判断は、トンネル・セッション情報管理部305がトンネル・セッション復旧対象のトンネルに関するトンネル・セッション情報データベース304内のトンネル情報400内のRecovery Flag409を確認することで実施する。該Recovery Flag409がOnの場合は、トンネル・セッション情報管理部305は新規セッション接続要求に伴うトンネル復旧が実施済みと判断し、何もせずに次のL2TPトンネル106のトンネル・セッションの復旧処理を実施する。該Recovery Flag409がOffの場合は、新規セッション接続要求に伴うトンネル復旧が未実施と判断し、上述したステップ603〜605の処理を実施する。
上述のように、全確立済みトンネルを順番にトンネル・セッション復旧処理を実施する際に、新規セッション接続要求の有無を確認し、新規セッション接続要求に伴うトンネル・セッション復旧処理を優先的に実施することで、インターネット接続サービスを停止することなく継続することができる。
本実施例では、フェイルオーバ時間を短縮し、かつ、加入者より受け付けた新規セッション接続要求が属するL2TPトンネルを優先して復旧させるLAC装置102の例を説明する。
本実施例は、実施例1と実施例2の組み合わせによる形態であり、本実施形態のフェイルオーバのフロー図は、図7の通りになる。本実施例では、実施例2における非特許文献1によるトンネル・セッション復旧処理からトンネル・セッション情報データベース304内の該当トンネル情報400内のRecovery Flag406をOnにする一連の処理(ステップ603からステップ605までの一連の処理、およびステップ608からステップ610までの一連の処理)を、実施例1におけるトンネル・セッション復旧処理(ステップ505)に置き換えて実施するフェイルオーバ方法である。
上述のように本実施例では、全確立済みトンネルを順番にトンネル・セッション復旧処理を実施する際に、新規セッション接続要求の有無を確認し、新規セッション接続要求に伴うトンネル・セッション復旧処理を優先的に実施し、かつ、NsとNrを補正するトンネル・セッション復旧処理を実施する前にHello送信214を実施することで、フェイルオーバ時間を短縮し、かつ、インターネット接続サービスを停止することなく継続することができる。
本実施例では、フェイルオーバ時間を短縮するLNS装置107の例を説明する。本実施形態のLNS装置107の構成は、LAC装置102とほぼ同じであり、違いは、通信送受信相手が、LAC装置102では加入者端末100であったのがLNS装置107ではLAC装置102となり、もう一方の通信送受信相手が、LAC装置102ではLNS装置107であったのがLNS装置107ではISP網108となることである。この他の違いは、LNS装置107ではLAC装置102のように加入者端末100からの新規セッション接続要求は受けないため、新規セッション接続要求保留部308は必要ないことが異なる。
また、LNS装置107におけるフェイルオーバ方法は、LAC装置102における実施例1のフェイルオーバ方法(図5)とほぼ同じであり、違いは、LNS装置107では加入者端末100からの新規セッション接続要求は受けないため、新規セッション接続要求受付を抑止する処理(ステップ502)と新規セッション接続要求受付抑止を解除する処理(ステップ508、511)が必要ないこと、LNS装置107のプロトコル処理部303が送受信する定期的な生死確認218の通信先がLAC装置102になることである。
このように、実施例1〜実施例3では本発明をLAC装置102で実施した場合の実施例を説明したが、本発明はLNS装置107でも実施することができる。上述のように、非特許文献1のトンネル・セッション復旧処理(ステップ510)を実施する前にHello送信214を実施することで、非特許文献1のトンネル・セッション復旧処理(ステップ510)を実施するトンネル数を少なくし、フェイルオーバ時間を短縮することができる。
このように実施例1では、LAC装置102またはLNS装置107の運用系制御部の故障等が発生し、系切替えが発生した場合、定期的な生死確認において使用されるコントロールメッセージを送信することで復旧が必要なL2TPトンネルを選別し、選別したL2TPトンネルに上記非特許文献1を適用することで、フェイルオーバ時間を短縮し、インターネット接続サービスを停止することなく継続することができる場合がある。
また、実施例2によると、上記非特許文献1によるL2TPトンネル復旧中に復旧対象のL2TPトンネルを使用する加入者より新規セッション接続要求を受け付けた場合、該当のL2TPトンネルの復旧を優先して復旧させることにより、L2TPトンネルの切断をなくし、インターネット接続サービスを停止することなく継続することができる場合がある。
本実施例に係るLAC装置102またはLNS装置107は、LAC装置またはLNS装置における運用系制御部の切替が故障等により発生した場合は、運用系制御部と待機系制御部でコントロールメッセージに含まれるNs、Nrの同期が保証されないため、切替後に定期的な生死確認において使用されるコントロールメッセージをLNS装置またはLAC装置へ送信し、LNS装置またはLAC装置からの応答の有無により、復旧が必要なL2TPトンネルを選別し、復旧するL2TPトンネル数を減少させることでフェイルオーバ時間を短縮する。また、LAC装置102においてL2TPトンネル復旧中に復旧対象のL2TPトンネルを使用する加入者より新規セッション接続要求を受け付けた場合、該当のL2TPトンネルの復旧を優先して復旧させることでL2TPトンネル切断によるインターネット接続サービス停止を回避する。
また、LAC装置102またはLNS装置107は、例えば、ホットスタンバイ形式で二重化された制御部を有し、制御部内には、トンネル・セッション情報を保持するデータベースと、運用状態を監視する監視部と、制御部間で情報を同期するための同期制御部と、制御部の系切り替えが発生した場合は、LNS装置またはLAC装置へ送信したコントロールメッセージの応答の有無によりフェイルオーバ時間を短縮する制御を行うトンネル・セッション管理部を具備する。
また、LAC装置102は、例えば、ホットスタンバイ形式で二重化された制御部を有し、制御部内には、トンネル・セッション情報を保持するデータベースと、運用状態を監視する監視部と、制御部間で情報を同期するための同期制御部と、制御部の系切り替えが発生した場合のトンネル・セッション情報を復旧している場合に、加入者端末からの新規セッション接続要求は優先的に処理をするトンネル・セッション管理部を具備する。
また、LAC装置102は、ホットスタンンバイ形式で二重化された制御部を有し、制御部内には、トンネル・セッション情報を保持するデータベースと、運用状態を監視する監視部と、制御部間で情報を同期するための同期制御部と、制御部の系切り替えが発生した場合は、LNS装置へ送信したコントロールメッセージの応答の有無によりフェイルオーバ時間を短縮する制御を行うとともに、トンネル・セッション情報を復旧している際に、加入者端末からの新規セッション接続要求は優先的に処理をするトンネル・セッション管理部を具備する。
第1の実施例では、LNS装置107とL2TPトンネル106を確立して通信するLAC装置102で、LAC装置102はLNS装置107と定期的な生死確認において使用されるコントロールメッセージを送受信して非特許文献1のトンネル復旧を実施するか否かを判断するトンネル・セッション情報管理部305を内包する第一制御部として運用系制御部103を有し、この第一制御部の障害が検出されると現用系に切り替わる待機系の第二制御部として待機系制御部104を有し、少なくとも第1制御部の障害を検出する監視部306を具備し、運用系制御部103が障害を検出し、待機系制御部104へ切り替わった後、定期的な生死確認において使用されるコントロールメッセージをLNS装置107に対し全確立済みL2TPトンネル106毎に送信し、各々の確認応答メッセージの受信を待ち、LNS装置107からの確認応答メッセージがLAC装置102で受信できなかったり、LNS装置107からの確認応答メッセージに含まれるシーケンス番号がLAC装置102が期待するシーケンス番号でないL2TPトンネル106に対してのみ、非特許文献1によるトンネル復旧を実施するLAC装置102を説明した。
第2の実施例では、LNS装置107とL2TPトンネル106を確立して通信するLAC装置102で、非特許文献1によるL2TPトンネル106復旧中に加入者端末100からの新規セッション接続要求を受け付けた際、使用される当該セッションに必要なL2TPトンネル106を優先的に復旧するか否かを判断するトンネル・セッション情報管理部305を内包する第一制御部として運用系制御部103を、第1制御部の障害が検出されると現用系に切り替わる待機系の第2制御部として待機系制御部104を、それぞれ備え、さらに、少なくとも第1制御部の障害を検出する監視部306を具備し、運用系制御部103が障害を検出し、待機系制御部104へ切り替わった後、非特許文献1によるL2TPトンネル106の復旧中に加入者端末100からの新規セッション接続要求を受け付けた際、新規セッション接続要求が属するL2TPトンネル106が未復旧の場合、該当L2TPトンネル106を優先的に復旧するLAC装置102を説明した。
第3の実施例では、LNS装置107とL2TPトンネル106を確立して通信するLAC装置102において、LAC装置102はLNS装置107と定期的な生死確認において使用されるコントロールメッセージを送受信して非特許文献1のトンネル復旧を実施するか否かを判断するとともに、非特許文献1によるトンネル復旧中に加入者端末100からの新規セッション接続要求を受け付けた際、新規セッション接続要求が属するトンネルを優先的に復旧するか否かを判断するトンネル・セッション情報管理部305を内包する第一制御部として運用系制御部305と、第1制御部の障害が検出されると現用系に切り替わる待機系の第2制御部として待機系制御部104と、少なくとも第1制御部の障害を検出する監視部306とを具備し、運用系制御部103が障害を検出し、待機系制御部104へ切り替わった後、定期的な生死確認において使用されるコントロールメッセージをLNS装置107に対し全確立済みトンネル毎に送信し、各々の確認応答メッセージの受信を待ち、LNS装置107からの確認応答メッセージがLAC装置102で受信できなかったり、LNS装置107からの確認応答メッセージに含まれるシーケンス番号がLAC装置102が期待するシーケンス番号でないトンネルに対してのみ、非特許文献1によるトンネル復旧を実施するとともに、非特許文献1によるトンネル復旧中に加入者端末100からの新規セッション接続要求を受け付けた際、新規セッション接続要求が属するトンネルが復旧対象かつ未復旧の場合、該当トンネルを優先的に復旧するLAC装置を説明した。
100 加入者端末
101 アクセス網
102 LAC(L2TP Access Concentrator)装置
103 運用系制御部
104 待機系制御部
105 通信事業者IPネットワーク
106 L2TP(Layer2 Tunneling Protocol)トンネル
107 LNS(L2TP Network Server)装置
108 ISP(Internet Service Providor)網
109 インターネット
206 SCCRQ(Start−Control−Connection−Request)
207 SCCRP(Start−Control−Connection−Reply)
208 SCCCN(Start−Control−Connection−Connected)
209、213、215 ZLB−ACK(Zero Length Byte ACKnowledgement)
210 ICRQ(Incoming−Call−Request)
211 ICRP(Incoming−Call−Reply)
212 ICCN(Incoming−Call−Connected)
214 Hello
300 中継システム
301 加入者端末100とLAC装置102、LAC装置102とLNS装置107のインタフェース送信部・受信部
302 LAC装置のパケット転送部
303 LAC装置のプロトコル処理部
304 LAC装置のトンネル・セッション情報データベース
305 LAC装置のトンネル・セッション情報管理部
306 LAC装置の監視部
307 LAC装置の同期制御部
308 LCA装置の新規セッション接続要求保留部

Claims (5)

  1. 第1の制御部と、前記第1の制御部が機能しないときに代わりに動作する第2の制御部と、を有し、
    前記第2の制御部は、前記第1の制御部がLNS装置との間で確立している複数のトンネルそれぞれに関するトンネル情報を保持する記憶部を有し、
    前記第1の制御部に代わって前記第2の制御部が動作するときに、前記第2の制御部は、
    前記トンネル情報を参照して、前記第1の制御部が前記トンネルを確立していた前記LNS装置に対し生死確認のメッセージを送信し、
    前記生死確認のメッセージに対する応答メッセージを正常に受信できなかった前記LNS装置との間で、前記トンネルを復旧するための処理を行ない、
    前記応答メッセージを正常に受信できた前記LNS装置との間では前記トンネルを復旧するための処理を行なわないことを特徴とするLAC装置。
  2. 請求項1に記載のLAC装置であって、
    前記第2の制御部は、前記生死確認のメッセージに自らが付与するシーケンス番号(Ns)および確認応答番号(Nr)と、前記LNS装置により前記応答メッセージに付与される前記シーケンス番号(Ns)および前記確認応答番号(Nr)の値を使用して、前記応答メッセージが正常に受信できたか否かを確認することを特徴とするLAC装置。
  3. 請求項1に記載のLAC装置であって、
    前記第2の制御部は、前記生死確認のメッセージの送信もしくは前記トンネルの復旧処理をしている間、または前記応答メッセージの受信を待っている間に新たなセッション接続要求を受信すると、
    当該新たなセッション接続要求にかかる前記トンネルの復旧処理が終わっているか否かを確認し、
    当該トンネルの復旧処理が終わっていない場合は、当該トンネルを確立していた前記LNS装置に対し生死確認のメッセージを送信し、前記生死確認のメッセージに対する応答メッセージを正常に受信できなかった場合は前記LNS装置との間で、当該トンネルを復旧するための処理を行ない、前記応答メッセージを正常に受信できた場合は前記LNS装置との間では当該トンネルを復旧するための処理を行なわないことを特徴とするLAC装置。
  4. LAC装置に異常もしくは障害が発生して前記LAC装置の内部で運用系から待機系への系切り替えが発生したときに、前記LAC装置により、前記LAC装置との間でL2TPトンネルを形成していたLNS装置へ、生死確認のメッセージを送信し、
    前記LAC装置により、前記LNS装置から前記生死確認のメッセージに対する応答メッセージを正常に受信できたか否かを確認し、
    前記応答メッセージを正常に受信できなかった場合は前記LNS装置との間で前記L2TPトンネルの復旧処理を前記LAC装置により実行し、前記応答メッセージを正常に受信できた場合は前記LAC装置による前記復旧処理を実行しないことを特徴とするフェイルオーバ方法。
  5. 請求項4に記載のフェイルオーバ方法であって、
    前記LAC装置により、前記生死確認のメッセージの送信もしくは前記トンネルの復旧処理をしている間、または前記応答メッセージの受信を待っている間に、新たなセッション接続要求を受信すると
    前記LAC装置により、当該新たなセッション接続要求にかかる前記トンネルの復旧処理が終わっているかを確認し、
    当該トンネルの復旧処理が終わっていない場合は、前記LAC装置により、当該トンネルを確立していた前記LNS装置に対し生死確認のメッセージを送信し、
    前記生死確認のメッセージに対する応答メッセージを正常に受信できなかった場合は、前記LAC装置により前記LNS装置との間で当該トンネルを復旧するための処理を行ない、前記応答メッセージを正常に受信できた場合は、前記LAC装置と前記LNS装置との間では当該トンネルを復旧するための処理を行なわないことを特徴とするフェイルオーバ方法。
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