JP6247790B1 - 電線ツイスト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】適切な撚り残し長さを簡易に精度良く形成することができる電線ツイスト装置を提供する。【解決手段】電線ツイスト装置1は、第1電線C1を保持する第1クランプ2aと、第2電線C2を保持する第2クランプ2bとを備えている。第1クランプ2aおよび第2クランプ2bの少なくとも一方は、第1ホルダ15にスライド可能かつ回転可能に支持されたシャフト20と、シャフト20の先端部に連結されたグリップアーム22と、シャフト20に先端部側から根元部側に向かう力を与える付勢部材23と、シャフト20に根元部側から先端部側に向かう力を与えるクランプアクチュエータ24と、を備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、1組の電線を撚り合わせる電線ツイスト装置に関する。
従来から、第1電線および第2電線を撚り合わせる電線ツイスト装置が知られている。例えば特許文献1には、一対の電線のそれぞれの一端部を独立して把持しつつ各電線に当該電線の中心軸回りの回転力を与えることにより拘束した状態で、前記一対の電線を一括して回転させることにより撚り合わせを行う電線ツイスト装置が開示されている。
特開2009−129729号公報
しかしながら、上記特許文献1の電線ツイスト装置では、電線の一端部および他端部において適切な撚り残しを形成し難い。既に切断処理が施された電線の場合、指定された電線長さを確保するには、所望する撚り残し長さを精度良く形成する必要がある。また、その形成において、作業の煩雑化や装置の複雑化を招くことも好ましくない。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、適切な撚り残し長さを簡易に精度良く形成することができる電線ツイスト装置を提供することである。
本発明に係る電線ツイスト装置は、少なくとも、それぞれ第1端部および第2端部を有する第1電線および第2電線を撚り合わせることによってツイスト電線を製作する電線ツイスト装置であって、前記第1電線の前記第1端部を把持する第1クランプと、前記第2電線の前記第1端部を把持する第2クランプと、前記第1クランプおよび前記第2クランプを保持する第1ホルダと、を有する第1把持装置と、前記第1電線の前記第2端部と前記第2電線の前記第2端部とを把持する第2把持装置と、前記第1ホルダに連結され、前記第1クランプと前記第2クランプとの間に位置する公転中心線周りに前記第1ホルダを回転させる第1公転アクチュエータと、少なくとも前記第1クランプに連結され、前記第1クランプを前記公転中心線と平行なまたは前記公転中心線から傾いた第1自転中心線周りに回転させる第1自転アクチュエータと、を備える。前記第1クランプおよび前記第2クランプの少なくとも一方は、先端部および根元部を有し、前記第1ホルダにスライド可能かつ回転可能に支持されたシャフトと、前記シャフトの前記先端部に連結され、前記シャフトが前記根元部側から前記先端部側にスライドすると開き、前記シャフトが前記先端部側から前記根元部側にスライドすると閉じるグリップアームと、前記シャフトに取り付けられ、前記シャフトに前記先端部側から前記根元部側に向かう力を与える付勢部材と、前記シャフトに前記根元部側から前記先端部側に向かう力を与えるクランプアクチュエータと、を備えている。
本発明の好ましい一態様によれば、前記付勢部材はスプリングであり、前記クランプアクチュエータは、前記シャフトと係合する係合位置と前記シャフトから離反する離反位置との間で移動可能な係合部と、前記係合部を移動させる駆動源とを有し、前記係合部が前記シャフトと係合することにより前記シャフトに前記根元部側から前記先端部側に向かう力を与える。
本発明に係る電線ツイスト装置は、少なくとも、それぞれ第1端部および第2端部を有する第1電線および第2電線を撚り合わせることによってツイスト電線を製作する電線ツイスト装置であって、前記第1電線の前記第1端部を把持する第1クランプと、前記第2電線の前記第1端部を把持する第2クランプと、前記第1クランプおよび前記第2クランプを保持する第1ホルダと、を有する第1把持装置と、前記第1電線の前記第2端部と前記第2電線の前記第2端部とを把持する第2把持装置と、前記第1ホルダに連結され、前記第1クランプと前記第2クランプとの間に位置する公転中心線周りに前記第1ホルダを回転させる第1公転アクチュエータと、少なくとも前記第1クランプに連結され、前記第1クランプを前記公転中心線と平行なまたは前記公転中心線から傾いた第1自転中心線周りに回転させる第1自転アクチュエータと、前記第1公転アクチュエータの駆動を開始する前に前記第1自転アクチュエータの駆動を開始する制御装置と、を備える。
本発明に係る電線ツイスト装置は、少なくとも、それぞれ第1端部および第2端部を有する第1電線および第2電線を撚り合わせることによってツイスト電線を製作する電線ツイスト装置であって、前記第1電線の前記第1端部を把持する第1クランプと、前記第2電線の前記第1端部を把持する第2クランプと、を有する第1把持装置と、前記第1電線の前記第2端部と前記第2電線の前記第2端部とを把持する第2把持装置と、前記第1把持装置を公転中心線周りの第1回転方向に回転させ、および/または、前記第2把持装置を公転中心線周りの第2回転方向に回転させる公転アクチュエータと、前記第1クランプを前記公転中心線と平行なまたは前記公転中心線から傾いた第1自転中心線周りの第2回転方向に回転させ、および/または、前記第2クランプを前記公転中心線と平行なまたは前記公転中心線から傾いた第2自転中心線周の第2回転方向に回転させる自転アクチュエータと、前記公転アクチュエータの駆動を開始する前に前記自転アクチュエータの駆動を開始する制御装置と、を備える。
本発明に係る電線ツイスト装置は、それぞれ心線と前記心線の周囲を覆う被覆とを有し、両端の切断処理が施された少なくとも2本の第1電線および第2電線を撚り合わせることでツイスト電線を製造する電線ツイスト装置であって、前記第1電線の一端部を保持しつつ回転可能な第1回転クランプと、前記第1回転クランプの側方に設けられ、前記第2電線の一端部を保持しつつ回転可能な第2回転クランプと、前記第1電線の他端部および前記第2電線の他端部を保持する保持クランプと、前記第1回転クランプと前記第2回転クランプとを電線軸芯回りの一方向または前記一方向と逆方向に回転させる第1回転アクチュエータと、前記第1回転クランプと前記第2回転クランプとを一括して回転させる第2回転アクチュエータと、を備え、前記第1電線および前記第2電線の撚り合わせの前に、前記第1電線および前記第2電線の一端部側および他端部側のうち少なくとも一方の側において、前記撚り合わせを行うべき前記第1電線および前記第2電線の部位である各撚り合わせ部位が、前記撚り合わせを行わない前記第1電線および前記第2電線の部位である各非撚り合わせ部位よりも互いに近接した状態となるように保持されている。
本発明に係る電線ツイスト装置によれば、撚り合わせの前に、第1電線の撚り合わせ部位および第2電線の撚り合わせ部位が、第1電線の非撚り合わせ部位および第2電線の非撚り合わせ部位よりも、互いに近接した状態となるように保持されている。これにより、第1電線および第2電線の一端部側および他端部側のうち少なくとも一方の側においてツイスト電線の撚り合わせ長さを簡易に精度良く増加させることができる。このことによって、適切な撚り残しを簡易に精度良く形成することができる。
本発明の好ましい一態様によれば、前記第1回転アクチュエータは前記第1電線および前記第2電線の一端部側に設けられ、前記第2回転アクチュエータは前記第1電線および前記第2電線の一端部側にかつ前記第1回転アクチュエータの側方に設けられている。
上記態様によれば、第1回転アクチュエータを一端部側に設け、第2回転アクチュエータを他端部側に設ける構成に比べて、装置構成の複雑化を回避することができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記第1回転クランプおよび前記第2回転クランプのうち少なくとも一方の回転クランプは、当該一方の回転クランプの先端が他方の回転クランプの方に傾斜するように設けられている。
上記態様によれば、回転クランプを傾斜配置することで、撚り合わせの前に、第1電線および第2電線の一端部側および他端部側のうち少なくとも一方の側において、第1電線の撚り合わせ部位および第2電線の撚り合わせ部位が、第1電線の非撚り合わせ部位および第2電線の非撚り合わせ部位よりも、互いに近接した状態にすることができる。これにより、ツイスト電線の撚り合わせ長さを簡易に増加させることができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記第1電線および第2電線が挿通される第1挿通孔を有する第1ガイドと、前記第1ガイドよりも前記第1電線および前記第2電線の他端部側に設けられ、前記第1電線および第2電線が挿通される第2挿通孔を有する第2ガイドと、のうち少なくとも一方のガイドをさらに備え、前記第1挿通孔の直径は前記第1回転クランプに保持された前記第1電線の一端部と前記第2回転クランプに保持された前記第2電線の一端部との距離よりも小さく、前記第2挿通孔の直径は前記保持クランプに保持された前記第1電線の他端部と前記保持クランプに保持された前記第2電線の他端部との距離よりも小さい。
上記態様によれば、第1ガイドによって、撚り合わせの前に、第1電線および第2電線の一端部側において、第1電線の撚り合わせ部位および第2電線の撚り合わせ部位が、第1電線の非撚り合わせ部位および第2電線の非撚り合わせ部位よりも、互いに近接した状態にすることができる。また、第2ガイドによって、撚り合わせの前に、第1電線および第2電線の他端部側において、第1電線の撚り合わせ部位および第2電線の撚り合わせ部位が、第1電線の非撚り合わせ部位および第2電線の非撚り合わせ部位よりも、互いに近接した状態にすることができる。これにより、ツイスト電線の撚り合わせ長さを簡易に増加させることができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記第1回転アクチュエータに接続された第1回転軸と、前記第1回転軸に接続されたギアと、前記ギアの駆動力を受けて回転する駆動ギアと、前記駆動ギアに噛合され、前記第1回転クランプに連結された第1テーパギアと、前記駆動ギアに噛合され、前記第2回転クランプに連結された第2テーパギアと、をさらに備えている。
上記態様によれば、第1回転クランプの回転軸に対して第1テーパギアの回転軸を一致させることができ、第2回転クランプの回転軸に対して第2テーパギアの回転軸を一致させることができる。このことによって、第1回転クランプおよび第2回転クランプが平面視で傾斜して配置されている構成においても、駆動ギアによって第1回転クランプおよび第2回転クランプをそれぞれ各回転軸回りに回転(つまり自転)させることが可能となる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記第1回転クランプおよび前記第2回転クランプを保持する保持部と、一端が前記第2回転アクチュエータに接続され、他端が前記保持部に接続された第2回転軸と、をさらに備えている。
上記態様によれば、第2回転軸により保持部を介して第1回転クランプおよび第2回転クランプを一括して回転(換言すれば、公転回転)させることができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記第1回転クランプは、当該第1回転クランプの回転軸方向に移動可能な第1シャフトと、前記第1シャフトの一端部に回転可能に接続された第1リンク機構と、前記第1リンク機構に接続され、前記第1電線の一端部を保持する第1保持位置と前記一端部を保持しない第1解除位置との間で回動可能な一対の第1グリップアームと、前記第1グリップアームが前記第1解除位置から前記第1保持位置に向かうように前記第1シャフトを付勢する第1付勢部材と、前記第1付勢部材の付勢力に抗して前記第1シャフトを移動させることにより前記第1リンク機構を回転させて前記第1グリップアームを前記第1保持位置から前記第1解除位置まで回動させる第1グリップ用アクチュエータと、を有し、前記第2回転クランプは、当該第2回転クランプの回転軸方向に移動可能な第2シャフトと、前記第2シャフトの一端部に回転可能に接続された第2リンク機構と、前記第2リンク機構に接続され、前記第2電線の一端部を保持する第2保持位置と前記一端部を保持しない第2解除位置との間で回動可能な一対の第2グリップアームと、前記第2グリップアームが前記第2解除位置から前記第2保持位置に向かうように前記第2シャフトを付勢する第2付勢部材と、前記第2付勢部材の付勢力に抗して前記第2シャフトを移動させることにより前記第2リンク機構を回転させて前記第2グリップアームを前記第2保持位置から前記第2解除位置まで回動させる第2グリップ用アクチュエータと、を有している。
上記態様によれば、第1シャフトを上記軸方向に移動させることにより第1グリップアームによる第1電線の一端部の保持および非保持を容易に行うことができ、第2シャフトを上記軸方向に移動させることにより第2グリップアームによる第2電線の一端部の保持および非保持を容易に行うことができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記第1回転クランプと前記保持クランプとの間でかつ前記第2回転クランプと前記保持クランプとの間に設けられ、前記第1電線および前記第2電線を保持する中間クランプを備えている。
上記態様によれば、第1電線および第2電線の途中部分を中間クランプで保持することによって、ツイスト電線の途中部分に撚り合わせされない部分を形成することができる。それにより、撚り合わせ部分の長さを調整することができる。これによって、ツイスト電線の特性インピーダンスを調整することができる。また、第1電線および第2電線の一端部側の撚り合わせ部分の撚り合わせ方向(つまり、時計回りまたは反時計回り)と、他端部側の撚り合わせ部分の撚り合わせ方向とを同じにしたり異にしたりすることができる。
本発明によれば、適切な撚り残し長さを簡易に精度良く形成することが可能な電線ツイスト装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る電線ツイスト装置の斜視図である。 第1および第2回転クランプの一対のグリップアームの構成を示す一部断面図である。 グリップアームを開いた状態を示す平面図である。 ツイスト電線を模式的に示す図である。 中間クランプの構成を示す斜視図である。 図5の中間クランプを用いて製造したツイスト電線を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る電線ツイスト装置の斜視図である。 第1ガイドおよび第2ガイドを示す斜視図である。 第1ガイドおよび第2ガイドの他の例を示す斜視図である。 本発明の変形例に係る電線ツイスト装置の斜視図である。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係る電線ツイスト装置1を示す斜視図である。なお、以下の説明では特に断らない限り、図1の右、左、上、下のことをそれぞれ前、後、左、右と称する。これにより、図1の右側、左側は、それぞれ前側、後側となる。電線ツイスト装置1は、所定長さの2本の電線を撚り合わせることによりツイスト電線を自動的かつ連続的に製造するものである。以下、同じ機能を有する構成要素には同じ符号を付与している。
図1に示すように、電線ツイスト装置1は、第1回転クランプ2a、第2回転クランプ2b、第3回転クランプ2c、および第4回転クランプ2dを備えている。また、電線ツイスト装置1は、第1回転アクチュエータ3a、第2回転アクチュエータ3b、第3回転アクチュエータ3c、および第4回転アクチュエータ3dを備えている。本実施形態では、上記各回転アクチュエータとしてモータを用いればよい。ただし、前記回転アクチュエータの種類は特に限定されず、例えばシリンダ等の他のアクチュエータを用いることもできる。図1には、一組の第1電線C1と第2電線C2とが電線ツイスト装置1によって撚り合わされた後のツイスト電線CT(図4参照)が図示されている。図4に示すように、第1電線C1および第2電線C2は、心線151と、心線151の周囲を覆う被覆152とを有している。心線151は金属等の導体からなり、被覆152はビニル樹脂等の絶縁材からなっている。
図1に示すように、第2回転クランプ2bは、第1回転クランプ2aの右方に設けられている。第4回転クランプ2dは、第3回転クランプ2cの右方に設けられている。第3回転クランプ2cおよび第4回転クランプ2dは、第1回転クランプ2aおよび第2回転クランプ2bよりも後方に設けられている。第1回転クランプ2aは、第1電線C1の一端部(つまり前端部)を保持しつつ回転可能に構成されている。第2回転クランプ2bは、第2電線C2の一端部(つまり前端部)を保持しつつ回転可能に構成されている。一方、第3回転クランプ2cは、第1電線C1の他端部(つまり後端部)を保持しつつ回転可能に構成されている。第4回転クランプ2dは、第2電線C2の他端部(つまり後端部)を保持しつつ回転可能に構成されている。
第2回転アクチュエータ3bは第1回転アクチュエータ3aの下方に設けられている。第4回転アクチュエータ3dは第3回転アクチュエータ3cの下方に設けられている。第3回転アクチュエータ3cおよび第4回転アクチュエータ3dは、第1回転アクチュエータ3aおよび第2回転アクチュエータ3bよりも後方に設けられている。第1回転アクチュエータ3aは、第1回転クランプ2aと第2回転クランプ2bとをそれぞれ独立に一方向(側面視で例えば時計回りの方向)または当該一方向と逆方向(側面視で例えば反時計回りの方向)に回転させる。第2回転アクチュエータ3bは、第1回転クランプ2aと第2回転クランプ2bとを一括して前記一方向または前記逆方向に回転させる。また、第3回転アクチュエータ3cは、第3回転クランプ2cと第4回転クランプ2dとをそれぞれ独立に一方向または逆方向に回転させる。第3回転アクチュエータ3cは、第1回転アクチュエータ3aによる第1回転クランプ2aおよび第2回転クランプ2bの回転方向と逆方向に第3回転クランプ2cおよび第4回転クランプ2dを回転させる。第4回転アクチュエータ3dは、第3回転クランプ2cと第4回転クランプ2dとを一括して一方向または逆方向に回転させる。第4回転アクチュエータ3dは、第2回転アクチュエータ3bによる第1回転クランプ2aおよび第2回転クランプ2bの回転方向と逆方向に第3回転クランプ2cおよび第4回転クランプ2dを回転させる。
図1に示すように、電線ツイスト装置1は、前後方向に延びたレール4と、当該レール4に係合した状態でレール4上をスライドし、前後に設けられた一対のスライダ5F,5Rと、スライダ5Fに接続され当該スライダ5Fを前後方向に駆動するモータ6と、スライダ5Fに設けられた保持具7Fと、スライダ5Rに設けられた保持具7Rとを備えている。保持具7Fは、前後方向に間隔を空けて並んだ一対の壁部7a,7bを備えている。保持具7Rは、前後方向に間隔を空けて並んだ一対の壁部7c,7dを備えている。保持具7Fの壁部7aと壁部7bとには第1回転軸8および第2回転軸9が回転可能に挿通されている。第2回転軸9は第1回転軸8よりも下方に設けられている。第1回転軸8の前端は第1回転アクチュエータ3aに接続されている。第1回転軸8は、前後方向回り(側面視において時計回りまたは反時計回り)に回転可能に構成されている。第2回転軸9の前端は第2回転アクチュエータ3bに接続されている。第2回転軸9の後端は後述の保持部15に接続されている。第2回転軸9は、前後方向回りに回転可能に構成されている。なお、第1回転軸8の前端および第2回転軸9の前端は、壁部7aよりも前方に位置している。また、第1回転軸8の後端および第2回転軸9の後端は、壁部7bよりも後方に位置している。保持具7Rの壁部7cと壁部7dとには第3回転軸10および第4回転軸11が回転可能に挿通されている。第4回転軸11は第3回転軸10よりも下方に設けられている。第3回転軸10の後端は第3回転アクチュエータ3cに接続されている。第3回転軸10は、前後方向回りに回転可能に構成されている。第4回転軸11の後端は第4回転アクチュエータ3dに接続されている。第4回転軸11の前端は後述の保持部15(つまり後方側の保持部15)に接続されている。第4回転軸11は、前後方向回りに回転可能に構成されている。なお、第3回転軸10の後端および第4回転軸11の後端は、壁部7dよりも後方に位置している。また、第3回転軸10の前端および第4回転軸11の前端は、壁部7cよりも前方に位置している。
第1回転軸8の後端にはギア12が接続されている。このギア12の下方に当該ギア12に噛合されたギア13が設けられている。ギア13は前後方向回りに回転可能に壁部7bに支持されている。このギア13の下方に当該ギア13に噛合された駆動テーパギア14が設けられている。駆動テーパギア14は前後方向回りに回転可能に壁部7bに支持されている。また、駆動テーパギア14は、例えばブロック状の保持部15に連結されている。保持部15は、第1回転クランプ2aおよび第2回転クランプ2bを保持している。第1回転クランプ2aおよび第2回転クランプ2bは、保持部15の後方に配置されている。保持部15の前方には、それぞれ駆動テーパギア14に噛合された第1テーパギア16および第2テーパギア17が設けられている。第2テーパギア17は、第1テーパギア16の右方に設けられている。駆動テーパギア14、第1テーパギア16および第2テーパギア17は、それぞれ平面視で第1回転クランプ2aおよび第2回転クランプ2bの方に向けて先細りとなるようテーパ形状に形成されている。なお、図1に示すように、第3回転軸10および第4回転軸11にも上記と同じギア構成が連結されているため、説明を省略する。
次に、回転クランプの詳細について説明する。図1に示すように、第1回転クランプ2aは、平面視において当該第1回転クランプ2aの先端が第2回転クランプ2bの方に傾斜して設けられている。第2回転クランプ2bは、平面視において当該第2回転クランプ2bの先端が第1回転クランプ2aの方に傾斜して設けられている。同様に、図2に示すように、第3回転クランプ2cは、平面視において当該第3回転クランプの先端が第4回転クランプ2dの方に傾斜して設けられている。第4回転クランプ2dは、平面視において当該第4回転クランプ2dの先端が第3回転クランプ2cの方に傾斜して設けられている。このように、隣り合う回転クランプが傾斜して設けられていることにより、図4においてツイスト電線CTの撚り合わせ部分の前端部CTfと第1電線C1の前端部との撚り残し長さL1、および前端部CTfと第2電線C2の前端部との撚り残し長さL2をそれぞれ短くすることができる。換言すれば、ツイスト電線CTの撚り合わせ長さを長くすることができる。また、ツイスト電線CTの撚り合わせ部分の後端部CTrと第1電線C1の後端部との撚り残し長さL3、および後端部CTrと第2電線C2の後端部との撚り残し長さL4をそれぞれ短くすることができる。換言すれば、ツイスト電線CTの撚り合わせ長さを長くすることができる。
第1回転クランプ2a、第2回転クランプ2bおよび第4回転クランプ2dの構成は、第3回転クランプ2cの構成と同じであるため、以下では第3回転クランプ2cについて代表的に説明する。図2に示すように、第3回転クランプ2cは、シャフト20と、リンク機構21と、一対のグリップアーム22と、圧縮ばね23と、グリップ用アクチュエータ24とを備えている。シャフト20の後端部には当該シャフト20よりも大径な被押圧部20aが設けられている。シャフト20は、保持部15に回転可能に挿通されている。シャフト20の後端部は上述の第2テーパギア17に連結されている。シャフト20は、第2テーパギア17と共に回転可能に構成されている。シャフト20は、グリップ用アクチュエータ24の後述の動作により第3回転クランプ2cの回転軸方向に往復動可能となっている。シャフト20の前端部はリンク機構21に接続されている。グリップアーム22は、リンク機構21の前端部に回転可能に接続されている。シャフト20の回転軸とグリップアーム22の回転軸とは一致している。第1テーパギア16の回転軸と右方のグリップアーム22の回転軸とは一致している。第2テーパギア17の回転軸と左方のグリップアーム22の回転軸とは一致している。グリップアーム22は、シャフト20の前記往復動に応じて、第1電線C1の後端部を保持する保持位置P1と、当該後端部の保持を解除する(つまり、当該後端部を保持しない)解除位置P2(図3参照)との間で回動可能に構成されている。なお、図2のグリップアーム22は保持位置P1にある。
本実施形態において、グリップ用アクチュエータ24としてエアシリンダを用いればよい。ただし、これに限定されるわけではなく、グリップ用アクチュエータ24として例えば油圧シリンダ等の他のアクチュエータを用いてもよい。図2に示すように、グリップ用アクチュエータ24は、シリンダ24aと、シリンダ24内に往復動可能に設けられたピストン24bと、ピストン24bの前端部に設けられたピストンロッド24cとを備えている。ここで、圧縮ばね23は、通常時にグリップアーム22が解除位置P2(図3参照)から保持位置P1に向かうようにシャフト20を付勢している。図3に示すように、リンク機構21は、シャフト20に回転可能に支持された第1リンク21aと、第1リンク21aに回転可能に支持された第2リンク21bとを備えている。グリップアーム22は、第2リンク21bに回転可能に支持されている。このような構成において、図3に示すように、ピストンロッド24cが前方に移動することによって、当該ピストンロッド24cが被押圧部20aに接触する。そのままピストンロッド24cがさらに前方に移動することによって、圧縮ばね23の付勢力に抗してシャフト20が斜め前方に移動する。このとき、グリップアーム22はリンク機構21を介して解除位置P2まで移動する。すなわち、グリップアーム22が開いて第1電線C1(図2参照)の後端部の保持が解除される。逆に、ピストンロッド24cが後方に移動してシャフト20が斜め後方に移動すると、グリップアーム22はリンク機構21を介して前記解除位置P2から保持位置P1(図2参照)まで移動する。すなわち、グリップアーム22が閉じて第1電線C1の後端部が保持される。以上により、第1電線C1の後端部の保持および保持解除が行われる。
次に、第1電線C1および第2電線C2をそれぞれ独立に回転(以下、このような回転を自転と呼ぶ場合がある)させる方法について説明する。第1電線C1および第2電線C2を自転させる際には、図1において第1回転アクチュエータ3aおよび第3回転アクチュエータ3cが作動する。図1において、第1回転アクチュエータ3aにより第1回転軸8が回転方向R1(後方から前方を見た場合に反時計回りの方向)に回転すると、これに伴ってギア12が回転する。これにより、ギア13は回転方向R1と逆方向である回転方向R2に回転する。これに伴って、駆動テーパギア14は回転方向R1に回転する。それにより、第1テーパギア16および第2テーパギア17はそれぞれ回転方向R2に回転する。したがって、第1回転クランプ2aおよび第2回転クランプ2bはそれぞれ回転方向R2に回転する。一方、第3回転アクチュエータ3cにより第3回転軸10が回転方向R2に回転する。すると、これに伴ってギア12(つまり後方側のギア12)が回転する。これにより、ギア13(つまり後方側のギア13)は回転方向R1に回転する。これに伴って、駆動テーパギア14(つまり後方側の駆動テーパギア14)は回転方向R2に回転する。それにより、第1テーパギア16(つまり後方側の第1テーパギア16)および第2テーパギア17(つまり後方側の第2テーパギア17)はそれぞれ回転方向R1に回転する。したがって、第3回転クランプ2cおよび第4回転クランプ2dはそれぞれ回転方向R1に回転する。以上によって、第1電線C1が当該第1電線C1の軸芯回りに捩られ、第2電線C2が当該第2電線C2の軸芯回りに捩られる。
続いて、第1電線C1および第2電線C2を一括して回転(以下、このような回転を公転と呼ぶ場合がある)させて第1電線C1および第2電線C2を撚り合わせる方法について説明する。電線の公転のみを行う場合に生じる当該電線の捩りぐせを抑制することにより各電線の密着性を向上するという観点から、第1電線C1および第2電線C2の公転の方向はこれらの電線の自転の方向と逆方向とする。第1電線C1および第2電線C2の公転は、上述の自転と同時に開始してもよいし、自転開始後に開始してもよい。第1電線C1および第2電線C2を公転させる際には、図1において第2回転アクチュエータ3bおよび第4回転アクチュエータ3dが作動する。図1において、第2回転アクチュエータ3bにより第2回転軸9が回転方向R2に回転すると、保持部15(つまり前方側の保持部15)に保持された第1回転クランプ2aおよび第2回転クランプ2bは一括して回転方向R2に回転する。一方、第4回転アクチュエータ3dにより第4回転軸11が回転方向R1に回転すると、保持部15(つまり後方側の保持部15)に保持された第3回転クランプ2cおよび第4回転クランプ2dは一括して回転方向R1に回転する。これによって、第1電線C1および第2電線C2が撚り合わされ、ツイスト電線CTが製造される。ここで、第1電線C1および第2電線C2が撚り合わされると、それらの見かけ上の長さすなわちツイスト電線CTの長さは、第1電線C1および第2電線C2の本来の長さよりも短くなる。そのため、スライダ5Fはモータ6の動作によって後方(つまり、スライダ5Rに近付く方向)に移動する。これにより、第1回転クランプ2aおよび第2回転クランプ2bが第3回転クランプ2cおよび第4回転クランプ2dに近付く方向に移動する。なお、第2回転軸9の前端部は駆動テーパギア14に挿通され、当該駆動テーパギア14は第2回転軸9と共に回転する。それにより、公転時には第1回転軸8は第2回転軸9の回転に追従しギア12,13を介し回転する。第4回転軸11についても同様である。
図5に示すように、電線ツイスト装置1は中間クランプ30を備えてもよい。中間クランプ30は、第1電線C1および第2電線C2の撚り合わせ前に当該第1電線C1および第2電線を挟持するものである。中間クランプ30は、第1回転クランプ2aと第3回転クランプ2cとの間でかつ第2回転クランプ2bと第4回転クランプ2dとの間に設けられる。中間クランプ30は、レール4に係合可能な中間クランプ係合部31と、レール4の長さ方向に垂直な方向に延びるように中間クランプ係合部31に設けられたレール32と、レール32にスライド可能に設けられた一対の中間保持部33aおよび中間保持部33bとを備えている。中間保持部33aと中間保持部33bとにより第1電線C1および第2電線C2が挟持される。中間クランプ係合部31には図示しない駆動モータが連結されており、中間クランプ係合部31は当該駆動モータの駆動力を受けてレール4上をスライド可能に構成されている。これにより、中間保持部33a,33bによる第1電線C1および第2電線C2の挟持位置を前後方向に調整することができる。また、中間保持部33aおよび中間保持部33bがレール32上を互いに近付く方向にスライドすることにより、第1電線C1および第2電線C1を各回転クランプ2a〜2dで保持した後に、第1電線C1および第2電線C2を挟持することができる。このように、第1電線C1および第2電線C2を中間クランプ30で挟持して製造されたツイスト電線CTには、図6に示すように、撚り合わされない部分である非撚り合わせ部CTnが形成される。
ここで、本発明とは異なり、隣り合うクランプ同士が傾斜せず互いの回転軸が平行になるよう配置されている場合に、撚り残し長さを短くするためには、クランプ同士を極力接近させる必要がある。しかしながら、クランプに接続され当該クランプを回転させるギアが所定の外径を有するため、クランプ同士を接近させるには限度がある。また、隣り合うクランプの回転軸同士が平行である上記構成では、良好な特性インピーダンスを有するツイスト電線を得るのにも限界がある。これに対して、本実施形態の電線ツイスト装置1によれば、隣り合う回転クランプが傾斜して設けられていることにより、撚り合わせの前に、撚り合わせを行うべき第1電線C1および第2電線C2の部位である各撚り合わせ部位Y1(図8参照)が、撚り合わせを行わない第1電線C1および第2電線C2の部位である各非撚り合わせ部位Y2よりも互いに近接した状態にすることができる。換言すれば、ツイスト電線CTの上記前端部CTfと第1回転クランプ2aに保持された第1電線C1の前端部との間における第1電線C1の部分と、ツイスト電線CTの上記前端部CTfと第2回転クランプ2bに保持された第2電線C2の前端部との間における第2電線C2の部分との最大間隔を小さくすることができる。同様に、ツイスト電線CTの上記後端部CTrと第3回転クランプ2cに保持された第1電線C1の後端部との間における第1電線C1の部分と、ツイスト電線CTの上記後端部CTrと第4回転クランプ2dに保持された第2電線C2の後端部との間における第2電線C2の部分との最大間隔を小さくすることができる。このことによって、ツイスト電線CTの前端部CTfと第1電線C1の前端部との撚り残し長さL1、および前端部CTfと第2電線C2の前端部との撚り残し長さL2をそれぞれ短くすることができる。また、ツイスト電線CTの後端部CTrと第1電線C1の後端部との撚り残し長さL3、および後端部CTrと第2電線C2の後端部との撚り残し長さL4をそれぞれ短くすることができる。これによって、ツイスト電線CTの撚り合わせ長さを簡易に精度良く増加させることができる。
また、本実施形態の電線ツイスト装置1によれば、第1電線C1および第2電線C2を自転させる第1回転アクチュエータ3aとこれらの電線を公転させる第2回転アクチュエータ3bとを当該電線の前方側に設けるようにした。これにより、第1回転アクチュエータ3aを上記電線の一端部側に設け、第2回転アクチュエータ3bを前記電線の他端部側に設ける構成に比べて、装置構成の複雑化を回避することができる。第3回転アクチュエータ3cおよび第4回転アクチュエータ3dについても同様の効果が奏される。
また、本実施形態の電線ツイスト装置1によれば、第1回転クランプ2aの回転軸に対して第1テーパギア16の回転軸が一致し、第2回転クランプ2bの回転軸に対して第2テーパギア17の回転軸が一致している。これにより、第1回転クランプ2aおよび第2回転クランプ2bが平面視で傾斜している構成でも、駆動テーパギア14によって第1回転クランプ2aおよび第2回転クランプ2bを各回転軸回りに回転させることが可能となる。
また、本実施形態の電線ツイスト装置1によれば、第1回転クランプ2aおよび第2回転クランプ2bを保持する前方側の保持部15に第2回転軸9を接続し、第3回転クランプ2cおよび第4回転クランプ2dを保持する後方側の保持部15に第4回転軸11を接続した。これにより、第2回転軸9により第1回転クランプ2aおよび第2回転クランプ2bを一括して回転(つまり公転)させることができ、第4回転軸11により第3回転クランプ2cおよび第4回転クランプ2dを一括して公転させることができる。
また、本実施形態の電線ツイスト装置1によれば、各回転クランプ2a〜2dにおいてシャフト20を往復動させるだけでグリップアーム22による各電線の一端部の保持および非保持を容易に行うことができる。
また、本実施形態の電線ツイスト装置1によれば、第1電線C1および第2電線C2の途中部分を中間クランプ30で保持することによって、ツイスト電線CTの途中部分に非撚り合わせ部CTnを形成することができる。それにより、ツイスト電線CTにおいて撚り合わせ部分の長さを調整することができる。これによって、ツイスト電線CTの特性インピーダンスを調整することができる。また、第1電線C1および第2電線C2の前端部側の撚り合わせ部分の撚り合わせ方向と、後端部側の撚り合わせ部分の撚り合わせ方向とを同じにしたり異にしたりすることができる。
また、本実施形態の電線ツイスト装置1によれば、中間クランプ30のレール4の長さ方向における位置を変更することによって、ツイスト電線CTの非撚り合わせ部CTnの位置を変更することができる。これによって、ツイスト電線CTの特性インピーダンスを調整することができる。
また、本実施形態の電線ツイスト装置1によれば、中間保持部33aおよび中間保持部33bを互いに近付く方向にスライドさせるだけで、撚り合わせ前に第1電線C1および第2電線C2の途中部分を保持することができる。また、中間保持部33aおよび中間保持部33bを互いに離れる方向にスライドさせるだけで、撚り合わせ後にツイスト電線CTの途中部分の保持を解除することができる。このため、ツイスト電線CTを取り出し易くなる。これにより、作業効率が向上する。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る電線ツイスト装置1aについて説明する。この電線ツイスト装置1aも、上述の電線ツイスト装置1と同様に、ツイスト電線CTにおける撚り残しの長さを少なくすることができるものである。第2実施形態に係る電線ツイスト装置1aの構成が上述の第1実施形態に係る電線ツイスト装置1の構成と異なる点は、以下の点である。図7に示すように、第1回転クランプ2aおよび第2回転クランプ2bは、それぞれ平面視で傾斜しておらず各回転軸が前後方向に平行になるよう配置されている。同様に、第3回転クランプ2cおよび第4回転クランプ2dは、それぞれ平面視で傾斜しておらず各回転軸が前後方向に平行になるよう配置されている。また、駆動テーパギア14の代わりに平歯車である駆動ギア14aを用い、第1テーパギア16および第2テーパギア17の代わりにそれぞれ平歯車であるギア16aおよびギア17aを用いている。さらに、第1ガイド40および第2ガイド41を設ける。以下、詳しく説明する。
図7に示すように、第1回転クランプ2aと第2回転クランプ2bとが前後方向に平行に配置されていることで、当該第1回転クランプ2aの先端と第2回転クランプ2bの先端との距離は、上述の第1実施形態に比べて大きくなる。そこで、第1ガイド40によってツイスト電線CTの前端部側の撚り残し(すなわち、撚り合わされていない第1電線C1および第2電線C2)の長さを低減し、第2ガイド41によってツイスト電線CTの後端部側の撚り残しの長さを低減する。
第1ガイド40は、第1回転クランプ2aに保持された第1電線C1の前端部の近傍および第2回転クランプ2bに保持された第2電線C2の前端部の近傍に配置されている。詳細には、第1ガイド40は、撚り合わせ前の第1電線C1および第2電線C2の中心よりも第1回転クランプ2aおよび第2回転クランプ2bの側の位置において前方側の保持板42により保持されている。第2ガイド41は、第3回転クランプ2cに保持された第1電線C1の後端部の近傍および第4回転クランプ2dに保持された第2電線C2の後端部の近傍に配置されている。詳細には、第2ガイド41は、前記中心よりも第3回転クランプ2cおよび第4回転クランプ2dの側の位置において後方側の保持板42により保持されている。
第1ガイド40は、第1電線C1および第2電線C2が挿通される第1挿通孔40aを備えている。第1挿通孔40aの高さ位置は、第1電線C1および第2電線C2の高さ位置とほぼ同じに設定されている。第1挿通孔40aの直径は第1回転クランプ2aに保持された第1電線C1の前端部と第2回転クランプ2bに保持された第2電線C2の前端部との距離よりも小さい。同様に、第2ガイド41は、第1電線C1および第2電線C2が挿通される第2挿通孔41aを備えている。第2挿通孔41aの高さ位置は、第1電線C1および第2電線C2の高さ位置とほぼ同じに設定されている。第2挿通孔41aの直径は第3回転クランプ2cに保持された第1電線C1の後端部と第4回転クランプ2dに保持された第2電線C2の後端部との距離よりも小さい。このように、第1ガイド40を第1電線C1および第2電線C2の前端部の近傍に設けることにより、撚り合わせの前に、撚り合わせを行うべき第1電線C1および第2電線C2の部位である各撚り合わせ部位Y1(図8参照)が、撚り合わせを行わない第1電線C1および第2電線C2の部位である各非撚り合わせ部位Y2よりも互いに近接した状態にすることができる。換言すれば、図4においてツイスト電線CTの撚り合わせ部分の前端部CTfと第1電線C1の前端部との撚り残し長さL1、および前端部CTfと第2電線C2の前端部との撚り残し長さL2をそれぞれ短くすることができる。同様に、第2ガイド41をこれらの電線の後端部の近傍に設けることにより、ツイスト電線CTの撚り合わせ部分の後端部CTrと第1電線C1の後端部との撚り残し長さL3、および後端部CTrと第2電線C2の後端部との撚り残し長さL4をそれぞれ短くすることができる。
図8に示すように、前後方向にスライド可能に構成され、左右方向にスライド可能に構成された第1ガイド44および第2ガイド45を採用してもよい。第1ガイド44は、レール4(図7参照)に係合可能なガイド係合部46と、当該ガイド係合部46に設けられ、左右方向にスライド可能に設けられた一対の第1ガイド分割部47および第2ガイド分割部48とを備えている。第1ガイド44はレール4上をスライド可能に構成されている。撚り合わせ前に第1ガイド44をスライド移動させることによって、ツイスト電線CTの撚り残し長さを調整することができる。これにより、ツイスト電線CTの特性インピーダンスを調整することができる。また、撚り合わせ中に第1ガイド44スライド移動させることによって、ツイストピッチPT(図4参照)を可変することができる。それにより、ツイスト電線CTの特性インピーダンスを可変することができる。
第1ガイド分割部47および第2ガイド分割部48は、互いに近付く方向および離れる方向にガイド係合部46上をスライド可能に構成されている。第2ガイド分割部48は、第1ガイド分割部47の右方に設けられている。第1ガイド分割部47および第2ガイド分割部48は、第1電線C1および第2電線C2が第1ガイド分割部47と第2ガイド分割部48との間に配置されるよう設けられている。第1ガイド分割部47には第2ガイド分割部48の方に第1凹部47aが形成され、第2ガイド分割部48には第1ガイド分割部47の方に第2凹部48aが形成されている。第1電線C1および第2電線C2が各回転クランプ2a〜2dに保持された後、撚り合わせを行う前に、第1ガイド分割部47を第2ガイド分割部48に向かってスライドさせる。これに伴って、第2ガイド分割部48を第1ガイド分割部47に向かってスライドさせる。これにより、第1ガイド分割部47と第2ガイド分割部48とが互いに接触したときに上記第1凹部47aおよび第2凹部48aにより挿通孔49が形成される。これによって、第1電線C1および第2電線C2は挿通孔49に挿通された状態となる。それにより、第1電線C1および第2電線C2を各回転クランプ2a〜2dに保持させる前に挿通孔49に挿通させる必要がないため、作業効率が向上する。また、第1ガイド44を第1ガイド分割部47と第2ガイド分割部48とに分割するだけで、撚り合わせされたツイスト電線CTを取り出し易くなる。なお、第2ガイド45の構成は第1ガイド44の構成と同じであるため、説明を省略する。
上述の第1ガイド44および第2ガイド45の代わりに、図9に示すようなガイド50を採用することもできる。ガイド50は、図8のガイド係合部46に左右方向にスライド可能に設けられた一対の第1ガイド分割部51および第2ガイド分割部52を備えている。第2ガイド分割部52は、第1ガイド分割部51の右方に設けられている。第1ガイド分割部51および第2ガイド分割部52は、レール4(図7参照)の長さ方向に並んで設けられている。第1ガイド分割部51には第2ガイド分割部52の方に第1凹部51aが形成され、第2ガイド分割部52には第1ガイド分割部51の方に第2凹部52aが形成されている。第1凹部51aおよび第2凹部52aは、側面視で例えば三角形状に形成されている。このような構成において、第1ガイド分割部51および第2ガイド分割部52が互いに近付く方向にスライドして、第1ガイド分割部51と第2ガイド分割部52とがレール4の長さ方向に重なったときに第1凹部51aおよび第2凹部52aにより挿通孔53が形成される。このような構成によって、第1ガイド分割部51および第2ガイド分割部52のスライド量に応じて挿通孔53の大きさを変化させることができる。これにより、ツイスト電線CTの撚り合わせ長さを調整することができる。
以上、本発明の各実施形態について説明したが、本発明は前述の実施形態に限らず、さらに次の変形例にて実施することができる。以下のような電線ツイスト装置1bを構成してもよい。図10に示すように、電線ツイスト装置1bの構成が上述の第1実施形態に係る電線ツイスト装置1の構成と異なる点は、上述の第2実施形態と同じ第1ガイド40および第2ガイド41を設ける点である。この電線ツイスト装置1bによれば、ツイスト電線CTにおける撚り残し長さをより少なくすることができる。
上記実施形態では、第1回転クランプ2aおよび第2回転クランプ2bを互いに傾斜させ、第3回転クランプ2cおよび第4回転クランプ2dを互いに傾斜させるようにしたが、これに限定されるものではない。第1回転クランプ2aおよび第2回転クランプ2bのうち何れか一方のみを他方に向けて傾斜させ、第3回転クランプ2cおよび第4回転クランプ2dのうち何れか一方のみを他方に向けて傾斜させるようにしてもよい。このような構成によっても、撚り残し長さを短くすることが可能である。なお、このような構成は、第1電線C1および第2電線C2の一端部側および他端部側の何れか一方の側にのみ適用することも可能である。すなわち、第1〜第4回転クランプ2a〜2dのうち何れか一つの回転クランプのみを当該回転クランプに隣り合う他方の回転クランプに向けて傾斜させるようにしてもよい。
上記実施形態では、第1電線C1の他端部と第2電線C2の他端部とをそれぞれ個別に第3回転クランプ2cおよび第4回転クランプ2dによって保持するように構成したが、これに限定されるものではない。第1電線C1の他端部と第2電線C2の他端部とを一つのユニット体にクランプするように構成してもよい。
上記実施形態では、複数の電線として、第1電線C1および第2電線C2の2本の電線の撚り合わせを行う場合について説明したが、撚り合わせる電線の数は3本以上としてもよい。この場合、第1〜第4回転アクチュエータ3a〜3dの回転力を伝達するギアの数は、撚り合わせに用いる電線の数に応じて適宜変更可能である。
上記実施形態では、撚り合わせの前に予め両端の被覆が剥ぎ取られて端子打ち等のいわゆる端部処理が完了した電線を撚り合わせることとしたが、これに限定されるものではない。少なくとも両端の切断処理が済んだ電線、例えば両端の被覆を剥ぎ取る前の電線についても撚り合わせの適用対象とすることができる。
また、上記実施形態では、第1電線C1および第2電線C2の両端部側にそれぞれ回転クランプと当該回転クランプを回転させる機構とを設けるようにしたが、一方端部側にのみ前記回転クランプと前記機構とを設ける構成としてもよい。
さらに、上記実施形態では、ギア12と駆動テーパギア14との間にギア13を設けるようにしたが、これに限定されるものではない。ギア13を設けずに、ギア12と駆動テーパギア14とを噛合するようにしてもよい。またこの場合、ギア12と駆動テーパギア14とを噛合させる代わりに、ギア12の回転力をベルトやチェーン等の伝達手段を介して駆動テーパギア14に伝達するようにしてもよい。
1 第1実施形態の電線ツイスト装置
1a 第2実施形態の電線ツイスト装置
1b 第3実施形態の電線ツイスト装置
2a 第1回転クランプ(第1クランプ)
2b 第2回転クランプ(第2クランプ)
2c 第3回転クランプ
2d 第4回転クランプ
3a 第1回転アクチュエータ(第1自転アクチュエータ)
3b 第2回転アクチュエータ(第1公転アクチュエータ)
3c 第3回転アクチュエータ
3d 第4回転アクチュエータ
4 レール
6 モータ
8 第1回転軸
9 第2回転軸
10 第3回転軸
11 第4回転軸
14 駆動テーパギア(駆動ギア)
14a 駆動ギア
15 保持部(第1ホルダ)
16 第1テーパギア
17 第2テーパギア
20 シャフト
21 リンク機構
22 グリップアーム
23 圧縮ばね(付勢部材)
24 グリップ用アクチュエータ(クランプアクチュエータ)
24a シリンダ(駆動源)
24c ピストンロッド(係合部)
30 中間クランプ
31 中間クランプ係合部
33a 中間保持部
33b 中間保持部
40 第1ガイド
41 第2ガイド
47 第1ガイド分割部
48 第2ガイド分割部
49 挿通孔
50 ガイド
51 第1ガイド分割部
52 第2ガイド分割部
53 挿通孔
151 心線
152 被覆
C1 第1電線
C2 第2電線
CT ツイスト電線
P1 保持位置
P2 解除位置
Y1 撚り合わせ部位
Y2 非撚り合わせ部位

Claims (4)

  1. 少なくとも、それぞれ第1端部および第2端部を有する第1電線および第2電線を撚り合わせることによってツイスト電線を製作する電線ツイスト装置であって、
    前記第1電線の前記第1端部を把持する第1クランプと、前記第2電線の前記第1端部を把持する第2クランプと、前記第1クランプおよび前記第2クランプを保持する第1ホルダと、を有する第1把持装置と、
    前記第1電線の前記第2端部と前記第2電線の前記第2端部とを把持する第2把持装置と、
    前記第1ホルダに連結され、前記第1クランプと前記第2クランプとの間に位置する公転中心線周りに前記第1ホルダを回転させる第1公転アクチュエータと、
    少なくとも前記第1クランプに連結され、前記第1クランプを前記公転中心線と平行なまたは前記公転中心線から傾いた第1自転中心線周りに回転させる第1自転アクチュエータと、を備え、
    前記第1クランプおよび前記第2クランプの少なくとも一方は、
    先端部および根元部を有し、前記第1ホルダにスライド可能かつ回転可能に支持されたシャフトと、
    前記シャフトの前記先端部に連結され、前記シャフトが前記根元部側から前記先端部側にスライドすると開き、前記シャフトが前記先端部側から前記根元部側にスライドすると閉じるグリップアームと、
    前記シャフトに取り付けられ、前記シャフトに前記先端部側から前記根元部側に向かう力を与える付勢部材と、
    前記シャフトに前記根元部側から前記先端部側に向かう力を与えるクランプアクチュエータと、を備えている、電線ツイスト装置。
  2. 前記付勢部材はスプリングであり、
    前記クランプアクチュエータは、前記シャフトと係合する係合位置と前記シャフトから離反する離反位置との間で移動可能な係合部と、前記係合部を移動させる駆動源とを有し、前記係合部が前記シャフトと係合することにより前記シャフトに前記根元部側から前記先端部側に向かう力を与える、請求項1に記載の電線ツイスト装置。
  3. 少なくとも、それぞれ第1端部および第2端部を有する第1電線および第2電線を撚り合わせることによってツイスト電線を製作する電線ツイスト装置であって、
    前記第1電線の前記第1端部を把持する第1クランプと、前記第2電線の前記第1端部を把持する第2クランプと、前記第1クランプおよび前記第2クランプを保持する第1ホルダと、を有する第1把持装置と、
    前記第1電線の前記第2端部と前記第2電線の前記第2端部とを把持する第2把持装置と、
    前記第1ホルダに連結され、前記第1クランプと前記第2クランプとの間に位置する公転中心線周りに前記第1ホルダを回転させる第1公転アクチュエータと、
    少なくとも前記第1クランプに連結され、前記第1クランプを前記公転中心線と平行なまたは前記公転中心線から傾いた第1自転中心線周りに回転させる第1自転アクチュエータと、
    前記第1公転アクチュエータの駆動を開始する前に前記第1自転アクチュエータの駆動を開始する制御装置と、
    を備えた、電線ツイスト装置。
  4. 少なくとも、それぞれ第1端部および第2端部を有する第1電線および第2電線を撚り合わせることによってツイスト電線を製作する電線ツイスト装置であって、
    前記第1電線の前記第1端部を把持する第1クランプと、前記第2電線の前記第1端部を把持する第2クランプと、を有する第1把持装置と、
    前記第1電線の前記第2端部と前記第2電線の前記第2端部とを把持する第2把持装置と、
    前記第1把持装置を公転中心線周りの第1回転方向に回転させ、および/または、前記第2把持装置を公転中心線周りの第2回転方向に回転させる公転アクチュエータと、
    前記第1クランプを前記公転中心線と平行なまたは前記公転中心線から傾いた第1自転中心線周りの第2回転方向に回転させ、および/または、前記第2クランプを前記公転中心線と平行なまたは前記公転中心線から傾いた第2自転中心線周の第2回転方向に回転させる自転アクチュエータと、
    前記公転アクチュエータの駆動を開始する前に前記自転アクチュエータの駆動を開始する制御装置と、
    を備えた、電線ツイスト装置。
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