JP6246065B2 - 歯車装置 - Google Patents

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Description

本発明は、歯車装置に関し、特に強制給油式歯車装置に関する。
一般に、産業機械(ガスタービン等)や移動体(自動車、船舶等)で使用される歯車装置は、連続運転、または長時間運転されるものが多い。そのため、歯車装置の伝達効率を向上させることは、省資源の観点から非常に重要である。
ここで、油潤滑される歯車が動力を伝達する際に発生する損失として、次の3つの損失が一般的に挙げられる。これらの損失を低減することが、歯車装置の伝達効率向上につながる。
(i)歯面がこすれ合うことにより生じる摩擦損失
(ii)潤滑油をはね飛ばす際に生じるかくはん損失
(iii)歯車の周囲の流体がつれ回ることにより生じる風損
例えば、潤滑油の粘度を小さくすることにより、上記(ii)の潤滑油をはね飛ばす際に生じるかくはん損失を低減することができるが、この場合、歯面間に形成される油膜厚さが小さくなるため、異物を噛み込んだ際に、歯車歯面に圧痕が発生するリスクが高まる。そして、大きな圧痕は直接的に動荷重発生の原因になり、重大な損傷に繋がる可能性がある。一方、小さな圧痕は微小き裂の原因となり、運転を続けるうちにき裂が進展して大きな損傷となり、重大な損傷に繋がる可能性がある。従って、信頼性を損なわずに潤滑油の粘度を小さくするためには、異物噛み込みによる圧痕の発生を抑止することが非常に重要となる。
この課題に対し、軸受の排油の流路内に磁石を設置して、軸受から発生した磁性体の摩耗粉などを効率的に回収し、他の部位で噛み込むことを抑止する技術が開示されている(例えば特許文献1参照)。また、歯車箱内に磁石を設置して磁性体の異物を回収し、他の部位で噛み込むことを抑止する技術が開示されている(例えば特許文献2参照)。
特開2012‐202417号公報 特開2005‐83491号公報
特許文献1又は2に開示されるような技術では、かみ合い部から排出された潤滑油に含まれる異物を早期に回収できないという問題がある。
本発明の目的は、かみ合い部から排出された潤滑油に含まれる異物を早期に回収できる歯車装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、駆動歯車と、前記駆動歯車とかみ合う従動歯車と、潤滑油を貯留する第1のオイルタンクと、前記第1のオイルタンクに接続され、前記第1のオイルタンクに貯留された潤滑油が流れる第1のオイルラインと、前記第1のオイルラインに接続され、潤滑油を前記駆動歯車と前記従動歯車のかみ合い部に吐出する給油ノズルと、前記かみ合い部から排出された潤滑油を前記第1のオイルタンクへ導く排油ガイドと、を備え、前記排油ガイドは、前記かみ合い部の鉛直方向下側に配置され、潤滑油に含まれる異物を吸着する第1の異物回収材を有するようにしたものである。
本発明によれば、かみ合い部から排出された潤滑油に含まれる異物を早期に回収できる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の第1の実施形態である歯車装置の軸直角断面図である。 本発明の第1の実施形態である歯車装置に用いる排油ガイドの変形例を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態である歯車装置の軸直角断面図である。 本発明の第2の実施形態である歯車装置に用いるオイルタンクの他の変形例を示す模式図である。 本発明の第3の実施形態である歯車装置の軸直角断面図である。 本発明の第3の実施形態である歯車装置の変形例を示す図である。
(第1の実施形態)
最初に、図1を用いて、歯車装置100Aの構成を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態である歯車装置100Aの構成図である。歯車装置100Aは、例えば、減速機として船舶に用いられる。
歯車装置100Aは、駆動歯車101、従動歯車102、給油ノズル103、排油ガイド105、異物回収材106、歯車箱107、オイルタンク108、オイルライン109、オイルポンプ110、オイルフィルタ111を備える。
駆動歯車101には、駆動歯車軸SH1が固定(係止)される。駆動歯車101は、駆動歯車軸SH1と同軸である。駆動歯車軸SH1は、図示しない軸受により回転可能に支持されている。
一方、駆動歯車101とかみ合う従動歯車102には、従動歯車軸SH2が固定(係止)される。従動歯車102は、従動歯車軸SH2と同軸である。従動歯車軸SH2は、図示しない軸受により回転可能に支持されている。
本実施形態では、従動歯車102の直径は、駆動歯車101の直径よりも大きい。駆動歯車軸SH1と従動歯車軸SH2は、一例として、鉛直方向の位置が同じになるように配置される。換言すれば、駆動歯車軸SH1と従動歯車軸SH2は1つの水平面上に配置される。ただし、駆動歯車軸SH1と従動歯車軸SH2は1つの水平面上(同一平面上)に配置されなくてもよく、同一平面上に配置される場合に限定されない。
給油ノズル103は、潤滑油を駆動歯車101と従動歯車102のかみ合い部104に吐出する。給油ノズル103は、かみ合い部104近傍に設置されている。一方、排油ガイド105は、かみ合い部104から排出された潤滑油をオイルタンク108へ導く。排油ガイド105は、駆動歯車101と従動歯車102のかみ合い終わり側に設置される。すなわち、排油ガイド105は、かみ合い部104の鉛直方向下側に配置される。
詳細には、給油ノズル103は、駆動歯車101の基準円C1と従動歯車102の基準円C2の接点TPを通る接線上TLであって、接点TPよりも鉛直方向上側に配置される。一方、排油ガイド105は、接線TL上であって、接点TPよりも鉛直方向下側に配置される。なお、排油ガイド105の上端には、かみ合い部104から接線TLに対して斜めに飛散した潤滑油を受ける傾斜部105aが設けられる。排油ガイド105は、例えば、歯車箱107の側壁(図1の紙面と平行な側壁)に固定される。
排油ガイド105の内面(側壁の内側面)には異物回収材106が設置されている。異物回収材106は、潤滑油に含まれる異物を吸着(回収)する。なお、異物回収材106は、磁石や多孔質部材などがよい。異物回収材106を磁石とすることで、磁性体の異物を回収することができる。一方、異物回収材106を多孔質部材とすることで磁性体以外の異物を回収することができる。なお、磁性体の異物は、例えば、駆動歯車101、従動歯車102からの摩耗粉、破片等であり、磁性体以外の異物は、例えば、外部から入り込んだ切削物等である。
ここで、駆動歯車101の軸と従動歯車102の軸は、鉛直方向の位置が同じになるように配置される。そのため、図1に示される接線TLは鉛直である。これにより、余分な潤滑油が効率的に噛み合い部104から排油ガイドへ排出される。
歯車箱107は、上述した駆動歯車101、従動歯車102、給油ノズル103、かみ合い部104、および排油ガイド105を内包している。歯車箱107は、下方(底)にオイルタンク108を有している。オイルタンク108は、潤滑油を貯留する。
オイルタンク108と給油ノズル103の間にはオイルライン109が設置される。すなわち、オイルライン109は、オイルタンク108と給油ノズル103を接続(連通)する。オイルライン109の途中には、オイルポンプ110およびオイルフィルタ111が設置されている。なお、オイルポンプ110はモータにより駆動される。
以上の構成において、駆動歯車軸101を図1に示す矢印151の方向に回転駆動すると、駆動歯車101とかみ合う従動歯車102は、矢印152の方向に回転する。給油ノズル103からかみ合い部104へ供給される潤滑油は、オイルタンク108からオイルライン109、オイルポンプ110、オイルフィルタ111を経由して供給されている。すなわち、オイルタンク108に貯留された潤滑油は、オイルライン109を通って給油ノズル103へ流れる。
潤滑油は、駆動歯車101と従動歯車102の歯面の潤滑及び冷却を行ない、大部分はかみ合い部104から回転下流側へ排出される。排出された潤滑油は、排油ガイド105に導かれてオイルタンク108へ流入する。
ここで、かみ合い部104において、摩耗粉や損傷による破片が発生した場合、これらはかみ合い部104へ供給された潤滑油と共に排出される。そして、摩耗粉や破片は、排油ガイド105を通過する際に、排油ガイド105の内部に設置された異物回収材106によって潤滑油中から分離される。
以上説明したように、本実施形態によれば、かみ合い部104から排出された潤滑油に含まれる異物を早期に回収できる。その結果、かみ合い部104から発生した摩耗粉や破片が、オイルタンク108へ流入することを抑止でき、オイルタンク108から供給される潤滑油中の異物の濃度を低減できる。そのため、かみ合い部104における異物噛み込みのリスクを低減できる。
(変形例)
次に、図2を用いて、排油ガイド105の変形例を説明する。図2は、本発明の第1の実施形態である歯車装置100Aに用いる排油ガイド105の変形例を示す模式図である。なお、図2では、説明を簡単にするため、排油ガイド105の上端に設けられる傾斜部105aは省略している。
歯車101、102の歯幅が小さい場合、異物回収材106の形状は円筒状で良い。これに対し、本変形例では、異物回収材106が螺旋状になっている。詳細には、図2に示すように、円筒状の排油ガイド105の内周面に、異物回収材106付き薄板が螺旋状に設置されている。なお、薄板はなくてもよい。前述したように、異物回収材106は、例えば、磁石でもよい。
本変形例によれば、螺旋状の異物回収材106を通過する間に油の流速が数10m/sから徐々に減速し、異物を捕獲する確率が向上する。
また、異物回収材106の下端を網Mで覆っても良い。金属磨耗個所の直近に網Mを設置できるので、通常の減速機油タンクのように、網をタンクの隅に置くより、異物回収能率が向上する。減速機ケーシング(歯車箱107)の側面に点検窓を設け、ここから異物回収材106を取り外せる構造にしてもよい。これにより、容易に減速機の運転状況を確認でき、通常は減速機タンク内の油を抜かなければ確認できない大がかりなメンテナンスを行わなくとも、短時間で確認できる。
(第2の実施形態)
次に、図3を用いて、歯車装置100Bの構成を説明する。図3は、本発明の第2の実施形態である歯車装置100Bの構成図である。なお、図3において、図1と同一部分には同一符号を付する。
図3に示される歯車装置100Bは、図1に示される歯車装置100Aと比較して、オイルタンク201をさらに備える。オイルタンク201は、排油ガイド105によって導かれた潤滑油を貯留する。オイルタンク201は、排油ガイド105の下方(鉛直方向下側)に設置されている。なお、オイルタンク201は、例えば、歯車箱107の側壁(図3の紙面と平行な側壁)に固定される。
オイルタンク201の内部(内面)には、異物回収材202が設置されている。異物回収材202は、潤滑油に含まれる異物を吸着する。なお、異物回収材202は、磁石や多孔質部材などがよい。
オイルタンク201は、その内部に貯留された潤滑油が所定量を超えた場合に、オイルタンク108へオーバーフローさせる開口部201aを有する。
以上の構成において、かみ合い部104から回転下流側へ排出された潤滑油は、排油ガイド105に導かれてオイルタンク201に貯留される。オイルタンク201に貯留された潤滑油は、オーバーフローして、オイルタンク108へ流入する。なお、図3の例では、オイルタンク108の右側の側壁201RWの高さは左側の側壁201LWの高さよりも高い。そのため、潤滑油は、左側の側壁201LW側からオーバーフローする。
ここで、かみ合い部104において、摩耗粉や損傷による破片が発生した場合、これらはかみ合い部104へ供給された潤滑油と共に排出される。そして、摩耗粉や破片は、排油ガイド105を通過する際に、排油ガイド105の内部に設置された異物回収材106によって潤滑油中から分離される。更に、摩耗粉や破片は、オイルタンク201に貯留されている間も、オイルタンク201の内部に設置された異物回収材202によって潤滑油中から分離される。
以上説明したように、本実施形態によれば、かみ合い部104から排出された潤滑油に含まれる異物を早期に回収できる。すなわち、排油ガイド105に設けられた異物回収材106及びオイルタンク201に設けられた異物回収材202により異物が早期に回収される。その結果、かみ合い部104から発生した摩耗粉や破片が、オイルタンク108へ流入することを抑止でき、オイルタンク108から供給される潤滑油中の異物の濃度を低減できる。そのため、かみ合い部104における異物噛み込みのリスクを低減できる。
(第2の実施形態の変形例)
上記第2の実施形態では、排油ガイド105の内部に異物回収材106を設置しているが、これを省いてもよい。本変形例によれば、第2の実施形態と同様の一定の効果が得られる。
(第2の実施形態の他の変形例)
次に、図4を用いて、オイルタンク201の変形例を説明する。図4は、本発明の第2の実施形態である歯車装置100Bに用いるオイルタンク201の他の変形例を示す模式図である。
一例として、図3に示す減速機(歯車装置100B)の紙面前後方向(x軸の正方向及び負方向)で、両端側の壁の高さを30mm下げ、かつ、端から全長(x軸に垂直な端面間の距離)の1/5の間で、上カバー201bを設け、3-5mm程度の***を隣同士20mm間隔で開ける。すなわち、オイルタンク201は、両端部が中央部より低くなっており、両端部の上に複数の孔を有する上カバー201bを有する。これにより、油を意図的に両端側に流し、異物を効率的に捕獲する。他の例として、歯幅より大きな幅で、図3の紙面の左右方向(y軸の正方向及び負方向)に延ばした所謂、シュラウドでも同様に、異物回収材202を内面に設置し、上カバー201bを歯車との隙間部に設置しても良い。
(第3の実施形態)
次に、図5を用いて、歯車装置100Cの構成を説明する。図5は、本発明の第3の実施形態である歯車装置100Cの構成図である。なお、図5において、図3と同一部分には同一符号を付する。
図5に示される歯車装置100Cは、図3に示される歯車装置100Bと比較して、オイルライン301、オイルポンプ302、オイルフィルタ303をさらに備える。
オイルライン301は、オイルタンク201とオイルタンク108の間に設置される。すなわち、オイルライン301は、オイルタンク201とオイルタンク108を接続(連通)する。オイルライン301の途中には、オイルポンプ302およびオイルフィルタ303が設置されている。なお、オイルポンプ302は、モータにより駆動される。
以上の構成において、オイルタンク201に貯留された潤滑油は、オイルライン301へ導かれ、ポンプ302およびオイルフィルタ303を経由して、オイルタンク108へ流入する。すなわち、オイルタンク201に貯留された潤滑油は、オイルライン301を通ってオイルタンク108へ流れる。
また、かみ合い部104から排出され、オイルタンク201へ流入する潤滑油量が、オイルライン301の流量よりも多い場合、オイルタンク201に貯留された潤滑油はオーバーフローして、オイルタンク108へ流入する。
ここで、かみ合い部104において、摩耗粉や損傷による破片が発生した場合、これらはかみ合い部104へ供給された潤滑油と共に排出される。そして、摩耗粉や破片は、排油ガイド105を通過する際に、排油ガイド105の内部に設置された異物回収材106によって潤滑油中から分離される。更に、摩耗粉や破片は、オイルタンク201に貯留されている間も、オイルタンク201の内部に設置された異物回収材202によって潤滑油中から分離される。オイルタンク201に貯留された潤滑油はオイルライン301へガイドされ、潤滑油に含まれる摩耗粉や破片はオイルフィルタ303によって潤滑油中から分離される。
なお、オイルフィルタ303のろ過精度は、オイルフィルタ111よりも高いことが望ましい。一般に、オイルフィルタ111、303は、ろ過精度を高くしすぎると目詰まりを起こす。ここで、オイルフィルタ111が目詰まりを起こすと給油ノズル103から潤滑油が噛み合い部104へ供給されなくなる。一方、オイルフィルタ303が目詰まりを起こしても、潤滑油はオイルタンク201の開口部201aからオーバーフローするので問題はない。つまり、オイルフィル303は、オイルフィルタ111に比較して制約がないので、オイルフィルタ111よりも濾過精度を高くしてもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、かみ合い部104から排出された潤滑油に含まれる異物を早期に回収できる。すなわち、排油ガイド105に設けられた異物回収材106、オイルタンク201に設けられた異物回収材202、及びオイルライン201に設けられたオイルフィルタ303により異物が早期に回収される。その結果、かみ合い部104から発生した摩耗粉や破片が、オイルタンク108へ流入することを抑止でき、オイルタンク108から供給される潤滑油中の異物の濃度を低減できる。そのため、かみ合い部104における異物噛み込みのリスクを低減できる。
マイクロピッチングにより脱落した金属粒や摩耗粉は初期摩耗や加工粉等の異物とは違って、異物の大きさは、1μm程度で従来のフィルタやタンク投入式マグネットでは、異物捕獲が困難である。しかし、本実施形態によれば、異物回収材106、202、オイルフィルタ111、303が協働することにより、1μm程度の異物を捕獲することができる。
(第3の実施形態の変形例)
上記第3の実施形態では、排油ガイド105の内部に異物回収材106を設置し、オイルタンク201の内部に異物回収部材202を設置しているが、これらのいずれか、または両方を省いてもよい。本変形例によれば、第3の実施形態と同様の一定の効果が得られる。
(第3の実施形態の他の変形例)
異物捕獲をさらに効果的に実施するため、図6に示すように、オイルライン301、オイルポンプ302、オイルフィルタ303からなるラインと、オイルライン301、オイルポンプ302、オイルフィルタ303からなるラインを設置する。これにより、24時間連続運転の歯車装置100Cであっても、一方の系統のオイルポンプ302を止めて、オイルフィルタ303を点検できる。通常でも、この別ラインのオイルフィルタを設けることはあるが、全減速機の油量の濾過機能を持たせるため、小形化できない。本変形例では、異物回収材202付きタンク201を対象とするので、ポンプ110やモータ容量は小形で十分となり、歯車装置100Cを小形化できるメリットがある。また、濾過の能率も向上する。
本発明は、上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明したすべての構成を備えるものに限定されるものではない。ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
101…駆動歯車
102…従動歯車
103…給油ノズル
104…かみ合い部
105…排油ガイド
106…異物回収材
107…歯車箱
108…オイルタンク
109…オイルライン
110…オイルポンプ
111…オイルフィルタ
151、152…歯車の回転方向を示す矢印
201…オイルタンク
201a…上カバー
202…異物回収材
301…オイルライン
302…オイルポンプ
303…オイルフィルタ
SH1…駆動歯車軸
SH2…従動歯車軸
C1…駆動歯車の基準円
C2…従動歯車の基準円
M…網

Claims (15)

  1. 駆動歯車と、
    前記駆動歯車とかみ合う従動歯車と、
    潤滑油を貯留する第1のオイルタンクと、
    前記第1のオイルタンクに接続され、前記第1のオイルタンクに貯留された潤滑油が流れる第1のオイルラインと、
    前記第1のオイルラインに接続され、潤滑油を前記駆動歯車と前記従動歯車のかみ合い部に吐出する給油ノズルと、
    前記かみ合い部から排出された潤滑油を前記第1のオイルタンクへ導く排油ガイドと、を備え、
    前記排油ガイドは、
    前記かみ合い部の鉛直方向下側に配置され、
    潤滑油に含まれる異物を吸着する第1の異物回収材を有する
    ことを特徴とする歯車装置。
  2. 請求項1に記載の歯車装置であって、
    前記給油ノズルは、
    前記駆動歯車の基準円と前記従動歯車の基準円の接点を通る接線上であって、前記接点よりも鉛直方向上側に配置され、
    前記排油ガイドは、
    前記接線上であって、前記接点よりも鉛直方向下側に配置される
    ことを特徴とする歯車装置。
  3. 請求項1に記載の歯車装置であって、
    前記排油ガイドの鉛直方向下側に配置され、前記排油ガイドによって導かれた潤滑油を貯留する第2のオイルタンクをさらに備える
    ことを特徴とする歯車装置。
  4. 請求項3に記載の歯車装置であって、
    前記第2のオイルタンクは、
    その内部に貯留された潤滑油が所定量を超えた場合に、前記第1のオイルタンクへオーバーフローさせる開口部を有する
    ことを特徴とする歯車装置。
  5. 請求項4に記載の歯車装置であって、
    前記第2のオイルタンクは、
    潤滑油に含まれる異物を吸着する第2の異物回収材を有する
    ことを特徴とする歯車装置。
  6. 請求項5に記載の歯車装置であって、
    前記第1のオイルラインは、第1のオイルフィルタを有する
    ことを特徴とする歯車装置。
  7. 請求項6に記載の歯車装置であって、
    前記第2のオイルタンクと前記第1のオイルタンクを接続し、前記第2のオイルタンクに貯留された潤滑油が流れる第2のオイルラインをさらに備え、
    前記第2のオイルラインは、第2のオイルフィルタを有する
    ことを特徴とする歯車装置。
  8. 請求項7に記載の歯車装置であって、
    前記第2のオイルフィルタの濾過精度は、前記第1のオイルフィルタの濾過精度よりも高い
    ことを特徴とする歯車装置。
  9. 請求項2に記載の歯車装置であって、
    前記第1の異物回収材は磁石である
    ことを特徴とする歯車装置。
  10. 請求項2に記載の歯車装置であって、
    前記第1の異物回収材は多孔質部材である
    ことを特徴とする歯車装置。
  11. 請求項5に記載の歯車装置であって、
    前記第2の異物回収材は磁石である
    ことを特徴とする歯車装置。
  12. 請求項5に記載の歯車装置であって、
    前記第2の異物回収材は多孔質部材である
    ことを特徴とする歯車装置。
  13. 請求項1に記載の歯車装置であって、
    前記駆動歯車の軸と従動歯車の軸は、鉛直方向の位置が同じになるように配置される
    ことを特徴とする歯車装置。
  14. 請求項1に記載の歯車装置であって、
    第1の異物回収材は、
    前記排油ガイドの内周面に螺旋状に設置されている
    ことを特徴とする歯車装置。
  15. 請求項3に記載の歯車装置であって、
    前記第2のオイルタンクは、
    両端部が中央部より低くなっており、
    前記両端部の上に複数の孔を有するカバーを有する
    ことを特徴とする歯車装置。
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