JP6244533B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
そして、そのような第1の構成を採用することにより、半透明図柄が停止表示のみならず、変動表示する可能性もあるという従来にない斬新な遊技を遊技者に提供することができるという効果を奏することができる。また、半透明図柄による演出を行ったり行わなかったりするため、少ないデータ容量で演出のバリエーションを多くもつことができるという効果を奏することもできる。
そして、第2の構成を採用することにより、図柄と同形状の半透明図柄、及び半透明図柄の変動表示態様を記憶しているとともに、図柄の変動表示を開始してから、どの図柄も変動表示している間に半透明図柄を図柄表示装置に表示させ、全ての図柄が一旦停止表示となるまでの間の所定のタイミングまで半透明図柄を停止表示させた後、その半透明図柄を変動表示態様にしたがって変動表示させる演出を実行する第1図柄変動パターンを記憶しているため、半透明図柄が停止表示のみならず、変動表示する可能性もあるという従来にない斬新な遊技を遊技者に提供することができるという効果がある。また、所定条件の充足をもって特別遊技状態を生起すると決定した場合、半透明図柄を変動表示させない第2図柄変動パターンよりも第1図柄変動パターンの方が選択されやすいようにしているため、半透明図柄が変動表示されることにより、遊技者は大当たりの期待感が高まるように感じられ、半透明図柄が変動するかしないかに興趣をもって遊技することができる。
さらにまた、図柄制御装置は、図柄の変動方向と同じ方向へ所定距離だけスライド表示させる態様で半透明図柄を変動表示させる第2変動表示態様を記憶しているという第4の構成を採用することも可能である。
図1は、パチンコ機1を前面側から示した説明図である。また、図2は、遊技盤2を前面側から示した説明図である。さらに、図3は、パチンコ機1を後面側から示した説明図である。
パチンコ機1は、遊技盤2の前面に形成された遊技領域16内へ遊技球を打ち込み、遊技領域16内を流下させて遊技するものであって、遊技盤2は、支持体として機能する機枠3の前面上部に、金属製のフレーム部材であるミドル枠5を介して設置されている。また、遊技盤2の前方には、ガラス板を嵌め込み設置してなる前扉4が、左端縁を軸として片開き可能に機枠3に蝶着されており、該前扉4によって閉塞される遊技盤2の前方空間が遊技領域16とされている。
さらに、前扉4の上部には、効果音や各種メッセージ等を報音する一対のスピーカ14、14が設けられており、前扉4の側部には、パチンコ機1の遊技状態等に応じて点灯・点滅する複数のLEDを備えたランプ部材15、15が設けられている。
メイン制御装置30には、大当たり抽選の実行とともに下記部材の動作を制御するメインCPU32、ROMやRAM等といった記憶手段33、タイマ34、及びインターフェイス35等が搭載されたメイン制御基板31が内蔵されている。そして、該メイン制御基板31は、インターフェイス35を介して、始動入賞口20やチューリップ式電動役物17、大入賞装置18、ゲート部材19、払出制御装置28、電源装置29等と接続されている。また、メイン制御基板31は、サブ制御装置40内に内蔵されたサブ統合基板41とも電気的に接続されている。
遊技者によってハンドル9が回動操作されると、発射装置10が作動し、発射通路13を介して遊技球を遊技領域16内へ打ち込む。そして、遊技領域16内へ打ち込まれた遊技球がゲート部材19を通過すると、当該通過がメインCPU32により検出される。すると、メインCPU32は、通過検出のタイミングでaカウンタから1つの数値を取得し、取得した数値が所定の「当たり数値(“7”)」であるか否かを判定するといった「当たり判定」を実行するとともに、普通図柄表示部において「普通図柄」を変動表示させる。そして、「当たり判定」の結果、「当たり」である(すなわち、取得数値が「当たり数値」である)と、「普通図柄」の変動表示を所定時間(たとえば30秒間)にわたり継続した後、図5(a)に示す如き「普通図柄(“1”)」を確定表示させるとともに、チューリップ式電動役物17の爪片を所定の設定時間(たとえば1.0秒間)だけ開動作させる。一方、「当たり判定」の結果、「外れ」である(すなわち、取得した数値が「当たり数値」以外の数値である)と、「普通図柄」の変動表示を所定時間にわたり継続した後、図5(a)に示す如き「普通図柄(“−”)」を確定表示させる。
ここで、本発明の要部となる「半透明図柄」を用いた演出について説明する。
「半透明図柄」は、サブ統合基板41の記憶手段43に記憶されており、各「装飾図柄」と同じ形状であるものの半透明に形成されている。また、「半透明図柄」の表示態様として、停止表示態様のみならず、「装飾図柄」同様に高速でスクロールするように見える変動表示態様(第1変動表示態様)も記憶手段43に記憶されている。したがって、サブ統合CPU42による制御のもと、「半透明図柄」を所定の時間にわたり停止表示させた後に変動表示させることで、従来「装飾図柄」で行っているスベリ演出に類似した演出を実行可能としている。さらに、サブ統合CPU42は、「半透明図柄」を用いた後述する演出を実行するか否かをランダムに決定可能な演出決定手段(たとえば「大当たり抽選」等と同様の乱数取得により決定)46を備えている。
以上のようなパチンコ機1によれば、「半透明図柄」の表示態様として高速でスクロールするように見える変動表示態様も有しているため、「半透明図柄」が停止表示のみならず、変動表示する可能性もあるという従来にない斬新な遊技を遊技者に提供することができる。また、「大当たり抽選」の結果、「大当たり」である場合に選択されやすい詳細変動パターンにおいて「半透明図柄」を変動表示させるため、「半透明図柄」が変動表示されることにより、遊技者は大当たりの期待感が高まるように感じられ、「半透明図柄」が変動するかしないかに興趣をもって遊技することができる。
加えて、サブ統合CPU42は、「半透明図柄」を用いた演出を実行するか否かを決定する演出決定手段46を備えているため、同じ詳細変動パターンであっても「半透明図柄」による演出を行ったり行わなかったりするため、少ないデータ容量で演出のバリエーションを多くもつことができる。
なお、本発明の遊技機に係る構成は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、パチンコ機全体の構成、図柄表示部における「装飾図柄」の表示態様や「半透明図柄」の変動に係る構成等について、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で必要に応じて適宜変更可能である。
上記実施形態では、各表示領域6a〜6cにおいて夫々1つの「装飾図柄」しか表示しないものであるため、「半透明図柄」の変動表示態様として高速スクロール変動を記憶させているが、たとえば図10及び図11に示すように、各表示領域60a〜60cにおいて「装飾図柄」の変動方向へ複数の「装飾図柄」を表示可能なものにおいては、「半透明図柄」の変動表示態様が下記のようなものであってもよい。すなわち、、全表示領域60a〜60cにおいて「装飾図柄」の変動を開始した(図10(a)、(b))後、左表示領域6aに「装飾図柄」が一旦停止表示されるまでの間における所定のタイミングで、右表示領域6cに、左表示領域60aで一旦停止表示される「装飾図柄」のうちの1つと同じ「半透明図柄」を表示させる(図10(c))。このとき「半透明図柄」の表示位置は、「半透明図柄」の表示位置へ、「半透明図柄」と同じ「装飾図柄」が一旦停止表示することにより、リーチ表示態様が成立する位置とする。それから、左表示領域60aに「装飾図柄」が一旦停止表示された(図11(a))後、右表示領域60cにおける「装飾図柄」が低速スクロール変動となり、リーチ表示態様が成立するかに見える特定のタイミングで、「半透明図柄」を変動させて「半透明図柄」の表示位置を変更する(図11(b))。つまり、右表示領域60cにおいて、上部に停止表示されている「半透明図柄」を下方へスライド表示し、中部に停止表示させる(「半透明図柄」を「装飾図柄」の変動方向と同方向へ所定距離だけスライド表示させる)。そして、変更後の「半透明図柄」の表示位置へ、「半透明図柄」と同じ「装飾図柄」が一旦停止表示されることで、リーチ表示態様は成立せず、最終的に中表示領域6bに「装飾図柄」が一旦停止表示されたことをもって擬似連表示態様が成立する(図11(c))ように構成してもよい。
上記実施形態及び変更例ともに、「半透明図柄」の表示位置を右表示領域6c、60cとしているが、「半透明図柄」の表示位置は右表示領域6c、60cに何ら限定されないし、変動表示させるタイミング等についても適宜変更可能である。
また、「半透明図柄」の変動表示態様として複数の態様を備えてもよく、たとえば上記変更例のパチンコ機において、「半透明図柄」が高速スクロール変動するような変動表示態様をも備え、大当たり信頼度の高さ等に応じてスライドする変動表示態様と高速スクロールする変動表示態様とを使い分けるようにしてもよい。
さらにまた、上記実施形態では、「半透明図柄」を変動表示させた際、擬似連演出を発生させるようにしているが、擬似連演出ではなく、「半透明図柄」を変動表示させない場合と比較して大当たり信頼度の高いアニメーション演出が開始されるようにしてもよく、「半透明図柄」の変動表示が何を報知するのかについても適宜変更可能である。
加えて、上記実施形態では、遊技機の一例であるパチンコ機について説明しているが、半透明図柄を表示可能な図柄表示装置を備えていれば、スロットマシーン等の他の遊技機にも適用することができる。
Claims (1)
- 複数個の図柄を変動/確定表示する図柄表示手段と、複数種類の前記図柄を記憶しているとともに、前記図柄表示手段における前記図柄の表示動作を制御する図柄制御手段とを備えており、
前記図柄制御手段は、所定条件の充足をもって、前記図柄表示手段における全ての前記図柄を変動表示させるとともに、所定の順で各前記図柄を一旦停止表示させた後、全ての前記図柄を確定表示させる遊技機であって、
前記図柄制御手段は、前記図柄に対応して且つ半透明に形成され、前記図柄表示手段に表示される複数種類の半透明図柄を記憶しているとともに、前記図柄表示手段における前記半透明図柄の表示動作を制御しており、
第1の特定条件の充足をもって、全ての前記図柄を変動表示させている間に、変動表示している何れか一つの前記図柄に重ねて前記半透明図柄を表示させた後、全ての前記図柄を一旦停止表示とする前に、前記半透明図柄を変動表示させる第1の表示演出を実行する一方、
第2の特定条件の充足をもって、全ての前記図柄を変動表示させている間に、変動表示している何れか一つの前記図柄に重ねて前記半透明図柄を表示させた後、全ての前記図柄を一旦停止表示とする前に、前記半透明図柄を変動表示させることなく消去する第2の表示演出を実行することを特徴とする遊技機。
Priority Applications (1)
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-
2016
- 2016-09-08 JP JP2016175825A patent/JP6244533B2/ja active Active
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