JP6242420B2 - 調剤支援装置及び調剤支援プログラム - Google Patents

調剤支援装置及び調剤支援プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6242420B2
JP6242420B2 JP2016059328A JP2016059328A JP6242420B2 JP 6242420 B2 JP6242420 B2 JP 6242420B2 JP 2016059328 A JP2016059328 A JP 2016059328A JP 2016059328 A JP2016059328 A JP 2016059328A JP 6242420 B2 JP6242420 B2 JP 6242420B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medicine
display
shelf
drug
marker
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016059328A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017174146A (ja
Inventor
智昭 谷口
智昭 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Information Systems Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Information Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Information Systems Corp filed Critical Mitsubishi Electric Information Systems Corp
Priority to JP2016059328A priority Critical patent/JP6242420B2/ja
Publication of JP2017174146A publication Critical patent/JP2017174146A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6242420B2 publication Critical patent/JP6242420B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)

Description

この発明は、調剤作業を支援する技術に関する。
調剤作業では、まず薬剤師等の作業者は、薬品棚から処方対象の薬品をピッキングする。そして、作業者は、ピッキングされた薬品を袋詰めする等して、患者に薬品を引き渡す。薬品をピッキングする際、作業者は薬品の容器等に付された薬品コードをスキャナで読み取る。すると、読み取られた薬品コードが、処方箋の薬品コードと突き合わされ、正しい薬品がピッキングされたかが確認される。
薬局では多くの薬品が管理されている。慣れた作業者がよく処方される薬品をピッキングする場合、すぐに薬品を見つけることができる。しかし、慣れていない作業者がピッキングする場合と、あまり処方されない薬品をピッキングする場合とには、薬品を見つけることに時間がかかってしまう。慣れていない作業者とは、具体例としては、新人の作業者と、他の店舗から応援に来た作業者とである。
特許文献1には、薬品の自動ピッキングシステムについて記載されている。
国際公開第2011/084672号パンフレット
調剤時間を短くできれば、薬品を受け取りにきた患者の待ち時間を短くすることができる。しかし、薬品のピッキングに時間がかかってしまう場合がある。特許文献1に記載されたような薬品を自動的にピッキングできるシステムを導入できれば、ピッキング作業にかかる時間を短くできる可能性がある。しかし、コスト及び設置場所といった面から導入は困難である。
この発明は、薬品のピッキング作業を効率化させることを目的とする。
この発明に係る調剤支援装置は、
調剤作業を支援するヘッドマウント型のディスプレイを有する調剤支援装置であり、
薬品棚に対応して設けられたマーカを読み取るマーカ読取部と、
薬品の種類を識別する薬品コードを読み取る薬品読取部と、
前記ディスプレイを介して見える風景上の位置であって、前記マーカ読取部によって読み取られたマーカに対応する薬品棚における処方対象の薬品が置かれた位置に重畳させて、前記薬品読取部によって前記位置に置かれた薬品の薬品コードが読み取られたか否かに応じて異なる画像を前記ディスプレイに表示する表示部と
を備える。
前記調剤支援装置は、さらに、
1つの処方箋についての処方対象の薬品についての薬品コードを取得する取得部
を備え、
前記表示部は、前記取得部によって取得された薬品コードが示す処方対象の薬品について、その薬品が置かれた位置に重畳させて、その薬品の薬品コードが読み取られたか否かに応じて異なる画像を表示する。
前記表示部は、薬品の剤形に応じて異なる画像を表示する。
前記表示部は、一部の剤形の薬品について前記画像を表示し、前記薬品読取部によって前記一部の剤形の薬品の薬品コードが読み取られた後に、他の剤形の薬品について前記画像を表示する。
前記表示部は、薬品の安全度に応じて異なる画像を表示する。
前記表示部は、安全度の高い一部の薬品について前記画像を表示し、前記薬品読取部によって前記一部の剤形の薬品の薬品コードが読み取られた後に、安全度の低い他の薬品について前記画像を表示する。
前記薬品コードは、前記薬品の容器と、前記薬品棚における前記薬品が置かれた位置との少なくともいずれかに示された。
前記表示部は、さらに、前記マーカ読取部によって読み取られたマーカに対応する薬品棚以外の他の薬品棚に処方対象の薬品が置かれている場合には、処方対象の薬品が置かれている前記他の薬品棚の方向を示す画像を表示する。
この発明に係る調剤支援プログラムは、
調剤作業を支援するヘッドマウント型のディスプレイで用いられる調剤支援プログラムであり、
薬品棚に対応して設けられたマーカを読み取るマーカ読取処理と、
薬品の種類を識別する薬品コードを読み取るID読取処理と、
前記ディスプレイを介して見える風景上の位置であって、前記マーカ読取処理で読み取られたマーカに対応する薬品棚における処方対象の薬品が置かれた位置に重畳させて、前記ID読取処理で前記位置に置かれた薬品の薬品コードが読み取られたか否かに応じて異なる画像を前記ディスプレイに表示する表示処理と
をコンピュータに実行させる。
この発明では、ヘッドマウント型のディスプレイを介して見える風景上の、処方対象の薬品が置かれた位置に画像が表示される。これにより、作業者は、処方対象の薬品が置かれた位置を速やかに特定できる。また、この発明では、薬品コードが読み取られていない薬品と薬品コードが読み取られた薬品とで異なる画像が表示される。これにより、既にピッキング済の薬品を重複してピッキングすることを防止できる。したがって、薬品のピッキング作業を効率化させることができる。
実施の形態1に係る調剤支援装置10の構成図。 実施の形態1に係る棚番データ123を示す図。 実施の形態1に係る薬品データ124を示す図。 実施の形態1に係る座標の説明図。 実施の形態1に係る調剤支援装置10の動作を示すフローチャート。 実施の形態1に係るステップS3の明細処理の説明図。 実施の形態1に係るステップS4のマーカ読取処理の説明図。 実施の形態1に係るステップS5の位置表示処理の説明図。 実施の形態1に係るステップS7の表示変換処理の説明図。 変形例1に係る調剤支援装置10の構成図。 実施の形態2に係るステップS5の位置表示処理の説明図。 実施の形態3に係るステップS5の位置表示処理の説明図。 実施の形態4に係るステップS5の位置表示処理の説明図。
実施の形態1.
***構成の説明***
図1を参照して、実施の形態1に係る調剤支援装置10の構成を説明する。
調剤支援装置10は、作業者によって頭部に装着されるヘッドマウント型のコンピュータである。
調剤支援装置10は、プロセッサ11と、記憶装置12と、通信装置13と、撮影装置14と、ディスプレイ15とのハードウェアを備える。プロセッサ11は、信号線を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。
プロセッサ11は、プロセッシングを行うIC(Integrated Circuit)である。プロセッサ11は、具体例としては、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)である。
記憶装置12は、メモリ121と、ストレージ122とを備える。メモリ121は、具体例としては、RAM(Random Access Memory)である。ストレージ122は、具体例としては、HDD(Hard Disk Drive)である。また、ストレージ122は、SD(Secure Digital)メモリカード、CF(CompactFlash)、NANDフラッシュ、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVDといった可搬記憶媒体であってもよい。
通信装置13は、処方箋の情報を管理するレセプトコンピュータ50といった装置と通信する装置である。通信装置13は、具体例としては、NIC(Network Interface Card)である。
撮影装置14は、調剤支援装置10を装着した利用者が見る方向を撮影する装置である。撮影装置14は、具体例としては、カメラである。
ディスプレイ15は、調剤支援装置10を装着した利用者の少なくとも一方の目を覆うように設けられる。これにより、調剤支援装置10を装着した利用者はディスプレイ15を介して風景を見ることになる。
ディスプレイ15を介して見える風景とは、実施の形態1では、ディスプレイを透過して見える実物である。しかし、ディスプレイ15を介して見える風景とは、カメラによって撮影され、ディスプレイ15に映し出された映像、又は、コンピュータグラフィックによって作成され、ディスプレイ15に映し出された映像であってもよい。
調剤支援装置10は、機能構成要素として、取得部21と、マーカ読取部22と、薬品読取部23と、表示部24とを備える。取得部21と、マーカ読取部22と、薬品読取部23と、表示部24との各部の機能はソフトウェアにより実現される。
記憶装置12のストレージ122には、調剤支援装置10の各部の機能を実現するプログラムが記憶されている。このプログラムは、プロセッサ11によりメモリ121に読み込まれ、プロセッサ11によって実行される。これにより、調剤支援装置10の各部の機能が実現される。
プロセッサ11によって実現される各部の機能の処理の結果を示す情報とデータと信号値と変数値は、メモリ121、又は、プロセッサ11内のレジスタ又はキャッシュメモリに記憶される。以下の説明では、プロセッサ11によって実現される各部の機能の処理の結果を示す情報とデータと信号値と変数値は、メモリ121に記憶されるものとして説明する。
プロセッサ11によって実現される各機能を実現するプログラムは、記憶装置12に記憶されているとした。しかし、このプログラムは、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVDといった可搬記憶媒体に記憶されてもよい。
図1では、プロセッサ11は、1つだけ示されていた。しかし、プロセッサ11は、複数であってもよく、複数のプロセッサ11が、各機能を実現するプログラムを連携して実行してもよい。
また、記憶装置12のストレージ122には、棚番データ123と、薬品データ124とが記憶されている。
図2に示すように、棚番データ123は、薬品棚の識別子である棚番号毎に、棚名称と、マーカと、マーカ情報とを示す。棚名称は、棚の識別可能な名称である。マーカは、薬品棚を識別するための画像であり、薬品棚に対応して設けられる。マーカ情報は、マーカの位置を示すX座標及びY座標と、マーカのサイズとを含む。マーカの位置は、マーカの中心位置である。
図3に示すように、薬品データ124は、薬品の種類を識別する識別子である薬品コード毎に、種別と、棚番号と、薬品位置とを示す。種別は、薬品の分類である。棚番号は、薬品コードが示す薬品が置かれた薬品棚の識別子である。薬品位置は、薬品コードが示す薬品が置かれた薬品棚における位置を示すX座標及びY座標である。
図4に示すように、マーカの位置及び薬品位置を示すX座標及びY座標は、薬品棚の基準点を原点(0,0)とした場合の座標である。図4では、基準点は、薬品棚の左上の座標である。
なお、棚番データ123及び薬品データ124は、ストレージ122ではなくレセプトコンピュータ30といった外部の装置に記憶されていてもよい。この場合、調剤支援装置10は、必要に応じて、通信装置13を介して棚番データ123及び薬品データ124を読み出せばよい。
***動作の説明***
図5から図9を参照して、実施の形態1に係る調剤支援装置10の動作を説明する。
実施の形態1に係る調剤支援装置10の動作は、実施の形態1に係る調剤支援方法に相当する。また、実施の形態1に係る調剤支援装置10の動作は、実施の形態1に係る調剤支援プログラムの処理に相当する。
<図5のステップS1:処方箋登録処理>
患者から受け付けられた処方箋に示された情報が作業者によりレセプトコンピュータ30に登録される。処方箋に示された情報は、(1)患者の氏名及び住所等の患者情報、及び、保険情報と、(2)処方箋を交付した医療機関名、診療科名、及び、医師名と、(3)処方箋を交付した日付と、(4)薬品コード、剤形、分量、日数、総量を含む処方対象の薬品情報とである。また、患者から病名、症状といった情報が得られた場合には、これらの情報もレセプトコンピュータ30に登録される。
ステップS1の処理は、処方箋が受け付けられる度に実行される。そして、レセプトコンピュータ30には、1つ以上の処方箋についての情報が蓄積される。
<図5のステップS2:取得処理>
作業者によってレセプトコンピュータ30が操作され、1つの処方箋、または同時に受け付けた複数の診療科の処方箋が選択される。すると、選択された処方箋についての情報がレセプトコンピュータ30から調剤支援装置10に送信される。取得部21は、送信された情報を受信することにより、1つの処方箋、または同時に受け付けた複数の診療科の処方箋についての情報を取得する。
ここでは、取得部21は、レセプトコンピュータ30から、患者の氏名を含む患者情報と、医療機関名と、医師名と、処方箋を交付した日付と、薬品情報とを取得する。
<図5のステップS3:明細処理>
表示部24は、ステップS2で取得された情報を、ディスプレイ15における、作業者の視界の端の領域に表示する。
この際、表示部24は、薬品情報が示す処方対象の薬品について、薬品コードに対応する薬品データ124を検索して、その薬品が置かれた薬品棚を特定する。そして、表示部24は、図6に示すように、患者情報と、医療機関名と、診療科名と、医師名と、処方箋を交付した日付とをヘッダとして表示するとともに、薬品情報については、薬品が置かれた薬品棚毎に分類して明細として、薬品棚のマーカとともに表示する。図6では、薬品棚Aには、薬品a,bが置かれており、薬品棚Bには、薬品cが置かれていることが示されている。
<図5のステップS4:マーカ読取処理>
調剤支援装置10を装着した状態で作業者が移動し、薬品棚の前に立つ。すると、マーカ読取部22は、撮影装置14によって薬品棚に設けられたマーカを読み取り、マーカに対応する薬品棚を特定することにより、作業者の前にある薬品棚を特定する。
図7に示すように、作業者が薬品棚Aの前に薬品棚Aの方を向いて立つと、マーカ読取部22は、薬品棚Aに設けられたマーカを読み取り、作業者の前に薬品棚Aがあると特定する。
<図5のステップS5:位置表示処理>
表示部24は、ディスプレイ15を介して見える風景上の位置であって、ステップS4で特定された薬品棚における処方対象の薬品が置かれた位置に重畳させて、薬品が置かれたことを示す画像を表示する。
この際、表示部24は、ステップS4で読み取られたマーカの位置及び大きさから、撮影装置14によって撮影された画像における基準点の位置を特定する。そして、表示部24は、特定された基準点の位置と、薬品データ124が示す薬品が置かれた薬品棚における位置を示すX座標及びY座標とから、画像を表示する位置を特定する。
具体例としては、表示部24は、撮影装置14で撮影された画像のピクセル数におけるマーカが占めるピクセル数の割合から、1cm(センチメートル)当たりのピクセル数を計算する。表示部24は、特定されたピクセル数と、棚番データ123に記憶されたマーカの位置とから、薬品棚の基準点の位置を特定する。そして、表示部24は、特定されたピクセル数と、薬品データ124が示す薬品が置かれた薬品棚における位置とから、画像を表示する位置を特定する。なお、表示部24は、マーカの傾きから、薬品棚の正面に対する調剤支援装置10の角度を特定し、特定された角度を考慮して基準点の位置を特定してもよい。
図7に示すように、作業者が薬品棚Aの前に立った場合には、図8に示すように、表示部24は、薬品棚Aに置かれた薬品a,bについて、その薬品a,bが置かれた位置に重畳させて画像を表示する。図8では、薬品が置かれた位置に丸型の画像が表示されるとともに、丸型の画像の横に薬品コードが示されている。
なお、表示部24は、定期的に薬品が置かれた位置を特定し直す。これにより、作業者が移動して、位置がずれても、正しい位置に画像が表示される。
<図5のステップS6:薬品読取処理>
作業者によって処方対象の薬品がピッキングされる。この際、薬品読取部23は、撮影装置14により、ピッキングされた薬品の薬品コードを示すバーコードのような識別画像を読み取り、ピッキングされた薬品を特定する。識別画像は、薬品の容器と、薬品棚における薬品が置かれた位置との少なくともいずれかに示されており、薬品をピッキングする際、容易に読み取ることができるようになっている。
<図5のステップS7:表示変換処理>
表示部24は、図9に示すように、ステップS6で読み取られた識別画像によって特定される薬品が置かれた位置に表示された画像を変化させる。図9では、薬品bがピッキングされ、ステップS6で薬品bの薬品コードを示す識別画像が読み取られたため、薬品bが置かれた位置に示された画像が丸型の画像から三角の画像に変化している。そして、三角の画像の横に示された薬品コードに“済”の文字が付されている。また、明細として表示された薬品コードにも“済”の文字が付されている。
つまり、表示部24は、ディスプレイ15を介して見える風景上の位置であって、読み取られたマーカに対応する薬品棚における処方対象の薬品が置かれた位置に重畳させて、表示部24によって薬品の薬品コードが読み取られたか否かに応じて異なる画像をディスプレイ15に表示する。
ステップS4で特定された薬品棚に置かれた処方対象の薬品が全てピッキングされるまで、ステップS6からステップS7の処理が繰り返し実行される。ステップS4で特定された薬品棚に置かれた処方対象の薬品が全てピッキングされると、処理がステップS4に戻され、作業者が移動して他のマーカが読み取られる。処方対象の薬品が全てピッキングされると、処理が終了する。
***実施の形態1の効果***
以上のように、実施の形態1に係る調剤支援装置10は、ヘッドマウント型のディスプレイ15を介して見える風景上の、処方対象の薬品が置かれた位置に、薬品が置かれたことを示す画像を表示する。これにより、作業者は、処方対象の薬品が置かれた位置を速やかに特定できる。したがって、薬品のピッキング作業を効率化させることができる。
特に、実施の形態1に係る調剤支援装置10は、薬品コードが読み取られていない薬品と薬品コードが読み取られた薬品とで異なる画像が表示される。これにより、既にピッキング済の薬品を重複してピッキングすることを防止できる。
***他の構成***
<変形例1>
実施の形態1では、調剤支援装置10の各部の機能がソフトウェアで実現された。しかし、変形例1として、調剤支援装置10の各部の機能はハードウェアで実現されてもよい。この変形例1について、実施の形態1と異なる点を説明する。
図10を参照して、変形例1に係る調剤支援装置10の構成を説明する。
各部の機能がハードウェアで実現される場合、調剤支援装置10は、プロセッサ11と記憶装置12とに代えて、処理回路16を備える。処理回路16は、調剤支援装置10の各部の機能及び記憶装置12の機能を実現する専用の電子回路である。
処理回路16は、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ロジックIC、GA(Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)が想定される。
各部の機能を1つの処理回路16で実現してもよいし、各部の機能を複数の処理回路16に分散させて実現してもよい。
<変形例2>
変形例2として、一部の機能がハードウェアで実現され、他の機能がソフトウェアで実現されてもよい。つまり、調剤支援装置10の各部のうち、一部の機能がハードウェアで実現され、他の機能がソフトウェアで実現されてもよい。
実施の形態2.
実施の形態2は、薬品の剤形に応じて表示を変える点が実施の形態1と異なる。実施の形態2では、この異なる点を説明する。
薬品には、錠剤、顆粒剤、カプセル剤、液剤、軟膏、貼付剤といった複数の剤形がある。錠剤、カプセル剤については、PTP (press through package)包装されている場合が多く、ピッキングしたものをそのまま患者に渡すことが可能な場合が多い。これに対して顆粒剤については、患者の体重等に応じた分量毎に袋詰めした上で患者に渡す必要がある。多くの薬局には、顆粒剤を袋詰めするための機械があり、機械に顆粒剤を設置すれば、機械によって袋詰め作業が行われる。
処方対象の薬品に、錠剤等と顆粒剤とが含まれている場合、先に顆粒剤をピッキングして袋詰めの機械に設置し、機械が袋詰めしている間に錠剤をピッキングすると、短時間で処方対象の薬品を準備することができる。
***動作の説明***
図5及び図11を参照して、実施の形態2に係る調剤支援装置10の動作を説明する。
実施の形態2に係る調剤支援装置10の動作は、実施の形態2に係る調剤支援方法に相当する。また、実施の形態2に係る調剤支援装置10の動作は、実施の形態2に係る調剤支援プログラムの処理に相当する。
ステップS5以外の処理は、実施の形態1と同じである。
<図5のステップS5:位置表示処理>
表示部24は、薬品の剤形に応じて異なる画像を表示する。
具体例としては、図11に示すように、優先的にピッキングを行うべき、顆粒剤のような剤形の薬品(図11では薬品a)については、星型の画像を表示し、他の薬品(図11では薬品b)については丸型の画像を表示する。
***実施の形態2の効果***
以上のように、実施の形態2に係る調剤支援装置10は、薬品の剤形に応じて異なる画像を表示する。これにより、優先的にピッキングすべき薬品からピッキングすることができ、薬品のピッキング作業を効率化させることができる。
***他の構成***
<変形例3>
実施の形態2では、薬品の剤形に応じて異なる画像を表示した。変形例3として、優先的にピッキングすべき一部の剤形の薬品について画像を表示し、画像を表示した一部の剤形の薬品の薬品コードが薬品読取部23によって読み取られた後に、他の剤形の薬品について画像を表示してもよい。この場合であっても、実施の形態2と同様に、優先的にピッキングすべき薬品からピッキングすることができる。
実施の形態3.
実施の形態3は、薬品の安全度に応じて表示を変える点が実施の形態1と異なる。実施の形態3では、この異なる点を説明する。
薬品には、毒薬、劇薬、麻薬といった取扱いに注意が必要な危険な種類のものが含まれる。これらの種類の薬品は、他の薬品と分けて貯蔵することが決められている。
処方対象の薬品に、これらの種類の薬品が含まれている場合、先に他の薬品をピッキングし、後からこれらの種類の薬品をまとめてピッキングすると、危険な薬品を持ち歩かずに済み、薬品の管理上適切である。
***動作の説明***
図5及び図12を参照して、実施の形態3に係る調剤支援装置10の動作を説明する。
実施の形態3に係る調剤支援装置10の動作は、実施の形態3に係る調剤支援方法に相当する。また、実施の形態3に係る調剤支援装置10の動作は、実施の形態3に係る調剤支援プログラムの処理に相当する。
ステップS5以外の処理は、実施の形態1と同じである。
<図5のステップS5:位置表示処理>
表示部24は、薬品の安全度に応じて異なる画像を表示する。
具体例としては、図12に示すように、安全度が高く優先的にピッキングを行うべき薬品(図12では薬品a)については、丸型の画像を表示し、毒薬等の危険な薬品(図12では薬品b)については四角型の画像を表示する。
***実施の形態3の効果***
以上のように、実施の形態3に係る調剤支援装置10は、薬品の安全度に応じて異なる画像を表示する。これにより、安全な薬品からピッキングすることができ、薬品の管理上適切なピッキング作業を行うことができる。
***他の構成***
<変形例4>
実施の形態3では、薬品の安全度に応じて異なる画像を表示した。変形例4として、安全度の高い一部の薬品について画像を表示し、画像を表示した一部の薬品の薬品コードが薬品読取部23によって読み取られた後に、安全度の低い他の薬品について画像を表示してもよい。
実施の形態4.
実施の形態4は、他の薬品棚に処方対象の薬品があることを表示する点が実施の形態1と異なる。実施の形態4では、この異なる点を説明する。
***動作の説明***
図5及び図13を参照して、実施の形態4に係る調剤支援装置10の動作を説明する。
実施の形態4に係る調剤支援装置10の動作は、実施の形態4に係る調剤支援方法に相当する。また、実施の形態4に係る調剤支援装置10の動作は、実施の形態4に係る調剤支援プログラムの処理に相当する。
ステップS5以外の処理は、実施の形態1と同じである。
<図5のステップS5:位置表示処理>
表示部24は、ステップS4で読み取られたマーカに対応する薬品棚以外の他の薬品棚に処方対象の薬品が置かれている場合には、処方対象の薬品が置かれている他の薬品棚の方向を示す画像を表示する。
処方対象の薬品a,bが薬品棚Aが置かれており、薬品cが薬品棚Bに置かれているとする。この場合、図13に示すように、表示部24は、薬品棚Aに置かれた薬品a,bについて、薬品a,bが置かれた位置に重畳させて画像を表示しているときに、薬品棚Bの方を示す矢印を表示し、矢印の横に薬品棚Bに置かれた薬品の薬品コードである薬品cを表示する。
***実施の形態4の効果***
以上のように、実施の形態4に係る調剤支援装置10は、処方対象の薬品が置かれている他の薬品棚の方向を示す画像を表示する。これにより、現在処理対象として薬品棚のピッキング作業が終わった後に移動すべき方向を特定できる。したがって、薬品のピッキング作業を効率化させることができる。
10 調剤支援装置、11 プロセッサ、12 記憶装置、121 メモリ、122 ストレージ、123 棚番データ、124 薬品データ、13 通信装置、14 撮影装置、15 ディスプレイ、21 取得部、22 マーカ読取部、23 薬品読取部、24 表示部、30 レセプトコンピュータ。

Claims (7)

  1. 調剤作業を支援するヘッドマウント型のディスプレイを有する調剤支援装置であり、
    薬品棚に対応して設けられたマーカを読み取るマーカ読取部と、
    薬品の種類を識別する薬品コードを読み取る薬品読取部と、
    前記ディスプレイを介して見える風景上の位置であって、前記マーカ読取部によって読み取られたマーカに対応する薬品棚における処方対象の薬品が置かれた位置に重畳させて、前記薬品読取部によって前記位置に置かれた薬品の薬品コードが読み取られたか否かに応じて異なる画像を前記ディスプレイに表示する表示部であって、一部の剤形の薬品について前記画像を表示し、前記薬品読取部によって前記一部の剤形の薬品の薬品コードが読み取られた後に、他の剤形の薬品について前記画像を表示する表示部と
    を備える調剤支援装置。
  2. 前記調剤支援装置は、さらに、
    1つの処方箋についての処方対象の薬品についての薬品コードを取得する取得部
    を備え、
    前記表示部は、前記取得部によって取得された薬品コードが示す処方対象の薬品について、その薬品が置かれた位置に重畳させて、その薬品の薬品コードが読み取られたか否かに応じて異なる画像を表示する
    請求項に記載の調剤支援装置。
  3. 前記表示部は、薬品の安全度に応じて異なる画像を表示する
    請求項1又は2に記載の調剤支援装置。
  4. 前記表示部は、安全度の高い一部の薬品について前記画像を表示し、前記薬品読取部によって前記一部の安全度の高い薬品の薬品コードが読み取られた後に、安全度の低い他の薬品について前記画像を表示する
    請求項1からまでのいずれかに記載の調剤支援装置。
  5. 前記薬品コードは、前記薬品の容器と、前記薬品棚における前記薬品が置かれた位置との少なくともいずれかに示された
    請求項1からまでのいずれかに記載の調剤支援装置。
  6. 前記表示部は、さらに、前記マーカ読取部によって読み取られたマーカに対応する薬品棚以外の他の薬品棚に処方対象の薬品が置かれている場合には、処方対象の薬品が置かれている前記他の薬品棚の方向を示す画像を表示する
    請求項1からまでのいずれかに記載の調剤支援装置。
  7. 調剤作業を支援するヘッドマウント型のディスプレイで用いられる調剤支援プログラムであり、
    薬品棚に対応して設けられたマーカを読み取るマーカ読取処理と、
    薬品の種類を識別する薬品コードを読み取るID読取処理と、
    前記ディスプレイを介して見える風景上の位置であって、前記マーカ読取処理で読み取られたマーカに対応する薬品棚における処方対象の薬品が置かれた位置に重畳させて、前記ID読取処理で前記位置に置かれた薬品の薬品コードが読み取られたか否かに応じて異なる画像を前記ディスプレイに表示する表示処理であって、一部の剤形の薬品について前記画像を表示し、前記ID読取処理によって前記一部の剤形の薬品の薬品コードが読み取られた後に、他の剤形の薬品について前記画像を表示する表示処理と
    をコンピュータに実行させる調剤支援プログラム。
JP2016059328A 2016-03-24 2016-03-24 調剤支援装置及び調剤支援プログラム Active JP6242420B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016059328A JP6242420B2 (ja) 2016-03-24 2016-03-24 調剤支援装置及び調剤支援プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016059328A JP6242420B2 (ja) 2016-03-24 2016-03-24 調剤支援装置及び調剤支援プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017174146A JP2017174146A (ja) 2017-09-28
JP6242420B2 true JP6242420B2 (ja) 2017-12-06

Family

ID=59973478

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016059328A Active JP6242420B2 (ja) 2016-03-24 2016-03-24 調剤支援装置及び調剤支援プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6242420B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6757081B2 (ja) 2018-12-17 2020-09-16 有限会社クロマニヨン 物品管理システム、方法及びコンピュータプログラム

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007293910A (ja) * 1999-05-24 2007-11-08 Yoshiro Mizuno 複数機能を統合する薬局システム
JP2004157579A (ja) * 2002-11-01 2004-06-03 Tadanori Munemoto 調剤薬局の業務管理システム
JP2005255390A (ja) * 2004-03-15 2005-09-22 Arkpia Kk 物流管理システム
JP4691343B2 (ja) * 2004-09-17 2011-06-01 株式会社湯山製作所 調剤管理システム
JP5621359B2 (ja) * 2010-06-30 2014-11-12 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 伝票管理システム、制御方法、およびプログラム
JP5334145B1 (ja) * 2012-06-29 2013-11-06 トーヨーカネツソリューションズ株式会社 物品のピッキング作業の支援システム
JP6321326B2 (ja) * 2013-05-02 2018-05-09 株式会社イシダ ピッキングカート
JP5975941B2 (ja) * 2013-06-21 2016-08-23 富士フイルム株式会社 分包薬剤検査装置及び方法
WO2015125217A1 (ja) * 2014-02-18 2015-08-27 株式会社日立製作所 搬送車制御装置および搬送車制御システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017174146A (ja) 2017-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10297019B2 (en) Remote pharmaceutical verification
JP6419984B2 (ja) 薬剤検査装置及び方法並びにプログラム
JP6981499B2 (ja) 病棟薬剤業務支援システム
JP6009888B2 (ja) 薬剤検査装置及び方法
JP6900474B2 (ja) 薬剤管理システム、クラウドサーバ、薬剤分包装置、薬剤分包監査装置及び薬剤管理方法
JP2014067342A (ja) 薬剤検査支援装置及び方法
JP6701248B2 (ja) 医学的用量調製システムのための画像収集の改善
JP6155149B2 (ja) 薬剤ピッキング検査等に適したピッキング薬剤特定システム
JP6886003B2 (ja) 服薬支援装置、服薬支援システム、服薬支援方法及びプログラム
JP7016209B2 (ja) 医療情報提供システム、サーバ、端末装置、医療情報提供方法及びプログラム
WO2018221065A1 (ja) 薬剤検査支援装置及び薬剤検査支援方法
JP6242420B2 (ja) 調剤支援装置及び調剤支援プログラム
JP5492333B1 (ja) ディスプレイを使用した薬剤ピッキング支援システム
JP2024015507A (ja) 薬剤配置確認システム、薬剤配置確認方法並びに薬剤配置確認プログラム
JP5785961B2 (ja) 薬剤登録装置、プログラムおよび薬剤登録方法
JP6545446B2 (ja) 処方箋情報送信システム、患者情報管理サーバ、情報送信方法及びプログラム
JP6582499B2 (ja) 薬剤認証システム、薬剤認証方法、およびプログラム
JP6809475B2 (ja) 鑑査支援装置、鑑査支援方法、鑑査支援システム
JP2015119749A (ja) 薬剤混合調製管理装置及び制御プログラム
CN107563138A (zh) 基于互联网的医院付费、挂号、取药***
CN113874304A (zh) 药剂管理***
JP2017058919A (ja) 薬剤情報登録装置、薬剤情報登録方法、及びプログラム
JP6073731B2 (ja) 医用情報管理装置
US20150019245A1 (en) Medicament registration apparatus and method
JP2022067762A (ja) 添付文書管理装置、端末装置、添付文書管理システム、添付文書管理方法、端末装置の添付文書確認方法、コンピュータプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170919

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171011

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171031

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171107

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6242420

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250