JP6241221B2 - 車両用シートのアンダートレー配設構造 - Google Patents

車両用シートのアンダートレー配設構造 Download PDF

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Description

本発明は車両用シートのアンダートレー配設構造に関する。
特許文献1には、フロントシートのシートクッションの下方に、アンダートレーを前方および後方の双方に引き出し可能に配設したアンダートレーの配設構造が開示されている。
この構造では、シートクッションとアンダートレーとの間に、アンダートレーを前方および後方に引き出し可能に支持するガイド機構が設けられている。
特開2004−33267号公報
しかしながら、上記従来技術では、ガイド機構が、シート側に設けられたシート側ガイドレールと、アンダートレーに設けられたトレー側ガイドレールと、それらシート側ガイドレールとトレー側ガイドレールとの双方に嵌合する補助ガイドレールとの3つのガイドレールを含んで構成されている。
そのため、互いに嵌合される3つのガイドレール部材が占有する容積が大きく、シートクッション下方のスペースを大きく占有してしまうため、アンダートレーの物品の収容容積を確保する上で不利がある。
また、3つのガイドレールを要することに加え、各ガイドレールの形状も複雑であるため、部品点数が多く、加工が面倒でコストダウンを図る上で不利がある。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、簡単な構成で前後に引き出し可能とされ、しかもコストダウンを図る上で有利な車両用シートのアンダートレー配設構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、車両用シートのシートクッションの下方に前後方向に引き出し可能に配置されるアンダートレーの配設構造であって、シートクッションの下面の左右両側に一対のレールが設けられ、前記各レールは、前記シートクッションの前部下面から下方に延在する前脚部と、前記シートクッションの後部下面から下方に延在する後脚部と、前記前脚部および前記後脚部の下端から前記シートクッションの幅方向内側に延在する横部と、前記前脚部の横部の内側端と前記後脚部の横部の内側端とを接続しシートクッションの前後方向に延在する前後延在部とを備え、前記アンダートレーは、互いに対向する左右の側面を有する上方に開放状のトレー本体と、前記左右の側面の前後部にそれぞれ突設され前記前後延在部に掛止可能で且つ前記前後延在部から引き上げた状態で前記前脚部の間および前記後脚部の間を通過できる寸法の一対の前掛止片および一対の後掛止片とを備え、前記一対の前掛止片および一対の後掛止片は、前記前後延在部に掛止可能な掛止部と、前記掛止部の先部から下方に延在し前記横部に当接可能な側部とを有していることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記一対の前掛止片および一対の後掛止片の各掛止部が前記前後延在部に掛止し、前記一対の前掛止片の側部の前端が前記一対の前脚部の横部に当接すると共に前記一対の後掛止片の側部の後端が前記一対の後脚部の横部に当接することで前記アンダートレーの収納状態が形成されることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記左右の側面において前記前掛止片と前記後掛止片との間の箇所に、前記前掛止片と前記後掛止片とが前記前後延在部に掛止した状態で前記前後延在部に下方から弾接して前記前後延在部を上方に付勢する弾性片が設けられていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、前記前掛止片の前方の左右の側面の箇所に、前記アンダートレーの収容状態から前記アンダートレーを前方に引き出した状態で、前記前後延在部に下方から当接する前当接部が設けられ、前記アンダートレーの前記前掛止片の後方の左右の側面の箇所に、前記アンダートレーの収容状態から前記アンダートレーを後方に引き出した状態で、前記前後延在部に下方から当接する後当接部が設けられていることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、簡単な構造で、前方および後方への引き出しが可能なアンダートレーを提供することができるので、コストを掛けずにアンダートレーの利便性を向上することができる。しかも、前方および後方への引き出しを確実に規制することができる。したがって特別にロック機構等を設ける必要がなく、急ブレーキ時や急発進時、また衝突時において、慣性力の作用によりアンダートレーがフロントシートの下方から前方または後方に飛び出すことを防止することができる。
また、シートクッション下方で、一対のガイドレール、前掛止片、後掛止片が占有する容積は小さく、アンダートレーのトレー本体の物品の収容容積を大きく確保する上で有利となる。
また、以上の動作を、簡単な構造のレールと、簡単な構造のアンダートレーとの単に2つの部材で達成できるため、部品点数の削減によりコストダウンを図る上で有利となる。
実施の形態に係るアンダートレーの配設構造を示す側面図である。 (A)は図1のAA線断面図、(B)は図1のBB線断面図、(C)は図1のCC線断面図である。 レールの斜視図である。 アンダートレーの斜視図である。 アンダートレーの前部を上方に持ち上げた状態を示す側面図である。 シートクッション前方でのアンダートレーの使用状態を示す側面図である。 アンダートレーが最大限前方に引き出されたアンダートレーの前方限界位置を示す側面図である。 アンダートレーの後部を上方に持ち上げた状態を示す側面図である。 シートクッション後方でのアンダートレーの使用状態を示す側面図である。 アンダートレーが最大限後方に引き出されたアンダートレーの後方限界位置を示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、フロントシート10のシートクッション12の下方に、本発明のアンダートレー配設構造により、アンダートレー14が前方および後方に引き出し可能に配設されている。
アンダートレー配設構造は、シートクッション12の下面1202の左右両側に設けられた一対のレール16とアンダートレー14とを含んで構成されている。
各レール16は、図3に示すように、断面が円形の金属製のロッド材が屈曲されることで形成されている。
各レール16は前脚部1602と、後脚部1604と、前横部1606と、後横部1608と、前後延在部1610とを備えている。したがって、前脚部1602と、後脚部1604と、前横部1606と、後横部1608と、前後延在部1610は、シートクッション12の下面1202の左右両側にそれぞれ一対設けられることになる。
なお、図3において、符号18は、一対のレール16を補強する補強部材である。
図1に示すように、一対の前脚部1602は、シートクッション12の前部下面1202の左右両側からそれぞれ下方に延在し、その上端はシートクッション12のフレームの前部に連結されている。
一対の後脚部1604は、シートクッション12の後部下面1202左右両側からそれぞれ下方に延在し、その上端はシートクッション12のフレームの後部に連結されている。
一対の前横部1606は、一対の前脚部1602の下端からそれぞれシートクッション12の幅方向内側に延在している。
一対の後横部1608は、一対の後脚部1604の下端からそれぞれシートクッション12の幅方向内側に延在している。
一対の前後延在部1610は、シートクッション12の幅方向に間隔をおいて前後方向に延在し一対の前横部1606の内側端と一対の後横部1608の内側端とを接続している。
アンダートレー14は、図2(A)〜(C)、図4に示すように、トレー本体20と、一対の前掛止片22と、一対の後掛止片24と、弾性片26と、前当接部28と、後当接部30、前把手部32、後把手部34とを備える。
アンダートレー14は合成樹脂製であり、前掛止片22、後掛止片24、弾性片26、前当接部28、後当接部30は、トレー本体20に一体に設けられている。
トレー本体20は、矩形板状の底面2002と、前後の側面2004、2006と、左右の側面2008、2010とを備えて、上方が開口した箱型に形成されている。
底面2002は、一対の前後延在部1610間の寸法よりも小さい寸法の幅と、シートクッション12の前後長さよりも小さい寸法の長さとを有する矩形板状を呈している。
前側面2004は底面2002の前辺から起立し、後側面2006は底面2002の後辺から起立し、左側面2008は底面2002の左辺から起立し、右側面2010は底面2002の右辺から起立している。
前後の側面2004、2006は、上方に至るにつれてそれらの間隔が次第に大きくなるように設けられ、左右2008、2010の側面も、上方に至るにつれてそれらの間隔が次第に大きくなるように設けられている。
シートクッション12の幅方向において、左右の側面2008、2010の上端の間の間隔は、一対の前後延在部1610の間にトレー本体20が収容されるように、一対の前後延在部1610の間隔よりも小さい寸法で形成されている。
一対の前掛止片22は、左右の側面2008、2010の上部で前端寄りの箇所に設けられている。
一対の前掛止片22は、左右の側面2008、2010から突出し一対の前後延在部1610に上方から掛止可能な掛止部2202と、掛止部2202の端部から下方に垂設された側部2204とを有し、それら掛止部2202と側部2204は、アンダートレー14の長さ方向に沿った長さを有している。
一対の前掛止片22は、一対の前掛止片22の掛止部2202が一対の前後延在部1610に掛止した状態で、一対の前掛止片22の掛止部2202間においてアンダートレー14の左右方向のがたつきが防止される寸法で形成されている。
また、一対の前掛止片22の側部2204間の寸法L1は、一対の前脚部1602の間また後脚部1604の間からアンダートレー14が前方、後方に引き出されるように、一対の前脚部1602間および後脚部1604間の寸法L2よりも小さく形成されている。
側部2204の前端2204Aは、レール16の前横部1606に当接可能で、側部2204の後端2204Bは、レール16の後横部1608に当接可能に設けられている。
一対の後掛止片24は、左右の側面2008、2010の上部で後端寄りの箇所に設けられている。
一対の後掛止片24は、左右の側面2008、2010から突出し一対の前後延在部1610に上方から掛止可能な掛止部2402と、掛止部2402の端部から下方に垂設された側部2404とを有し、それら掛止部2402と側部2404は、アンダートレー14の長さ方向に沿った長さを有している。
一対の後掛止片24は、一対の後掛止片24の掛止部2402が一対の前後延在部1610に掛止した状態で、一対の後掛止片24の掛止部2402間においてアンダートレー14の左右方向のがたつきが防止される寸法で形成されている。
また、一対の後掛止片24の側部2404間の寸法L1は、一対の前脚部1602の間また後脚部1604の間からアンダートレー14が前方、後方に引き出されるように、一対の前脚部1602間および後脚部1604間の寸法L2よりも小さく形成されている。
側部2404の前端2404Aは、レール16の前横部1606に当接可能で、側部2404の後端2404Bは、レール16の後横部1608に当接可能に設けられている。
図1に示すように、トレー本体20が一対のレール16の前後延在部1610の間に位置し、一対の前掛止片22と一対の後掛止片24とが一対の前後延在部1610に掛止した状態で、一対の前掛止片22の側部2204の前端2204Aが一対のレール16の前横部1606に当接し、一対の後掛止片24の側部2404の後端2404Bが一対のレール16の後横部1608に当接し、アンダートレー14収容状態における前後方向の位置決めがなされ、前後方向におけるアンダートレー14のがたつきが防止される。これにより、収納状態では、アンダートレー14の前方または後方への引き出しが規制される。
弾性片26は、図1、図4に示すように、前掛止片22と後掛止片24との間の左右の側面2008、2010の箇所にそれぞれ設けられている。
弾性片26は、一対の前掛止片22と一対の後掛止片24とが一対の前後延在部1610に掛止した状態で、前後延在部1610に下方から当接して前後延在部1610を上方に付勢し、上下方向におけるアンダートレー14のがたつきを防止するものである。
弾性片26は、左右の側面2008、2010の箇所にそれぞれ膨出されアンダートレー14の長手方向に延在する基部2602と、基部2602の前後部から上方に起立しその上部が前後延在部1610に弾接する上下方向に弾性変形可能なアーム部2604とを備えている。
前当接部28は、図1、図4に示すように、左右の側面2008、2010において前掛止片22の前方に設けられ前後延在部1610の後部に下方から当接可能に設けられている。
前当接部28は、後述するように、アンダートレー14が方に引き出された際に、前掛止片22と協働してアンダートレー14の部の下方への揺動限界位置を決定し、アンダートレー14の水平状態を形成するものである。
後当接部30は、図1、図4に示すように、左右の側面2008、2010において後掛止片24の後方に設けられ前後延在部1610の後部に下方から当接可能に設けられている。
後当接部30は、後述するように、アンダートレー14が方に引き出された際に、後掛止片24と協働してアンダートレー14の部の下方への揺動限界位置を決定し、アンダートレー14の水平状態を形成するものである。
前把手部32は、アンダートレー14を前方に引き出す際に把持される箇所であり、前側面上縁に設けられている。
後把手部34は、アンダートレー14を後方に引き出す際に把持される箇所であり、後側面上縁に設けられている。
次に、アンダートレー14の使用方法について説明する。
まず、アンダートレー14の収納状態から説明する。
図1に示すように、アンダートレー14の収納状態では、左右一対のレール16の前後延在部1610に一対の前掛止片22と一対の後掛止片24がそれぞれ掛止されている。
前後延在部1610に前掛止片22と後掛止片24とが掛止することで、前掛止片22の側部2204の前端2204Aがレール16の前横部1606に当接し、後掛止片24の側部2404の後端2404Bがレール16の後横部1608に当接し、アンダートレー14の前後方向への引き出しが規制されるとともにがたつきが防止されている。
また、弾性片26がレール16の前後延在部1610に弾接する。これにより前後延在部1610が前掛止片22、後掛止片24と弾性片26とにより挟持されアンダートレー14の上下方向のがたつきが防止される。
次に、アンダートレー14を収納状態から前方に引き出す場合について説明する。
図5に示すように、前把手部32を把持してアンダートレー14の前部を上方に持ち上げる。
これにより前掛止片22が上方に変位し、前掛止片22の側部2204の下端が前横部1606から上方に離れた箇所に位置する。
アンダートレー14の前部を上方に持ち上げた状態で、弾性片26の前後のアーム部2604は、このアンダートレー14の傾動を許容するように弾性変形する。この状態で、前掛止片22に対する前横部1606の規制が解除され、アンダートレー14の前方への引き出しが可能となる。
次に、アンダートレー14の前部を上方に持ち上げた状態で、所定のストロークでアンダートレー14を前方に引き出す。
これにより前掛止片22が前横部1606を通過して前横部1606の前方に移動する。
次に、アンダートレー14を上方に持ち上げる操作を解除し、アンダートレー14を前方に引き出し、図6に示すように、シートクッション12前方でのアンダートレー14の使用状態が形成される。
アンダートレー14の上方に持ち上げる操作を解除すると、アンダートレー14の前部が下方に揺動しようとする。この場合、後掛止片24と後当接部30により前後延在部1610を挟持した状態が保持されるため、アンダートレー14の前部の下方への揺動が阻止され、アンダートレー14は水平状態に保持される。
さらにアンダートレー14を前方に引き出すと、図7に示すように、後掛止片24の側部2404の前端2404Aがレール16の前横部1606に当接し、アンダートレー14が最大限前方に引き出されたアンダートレー14の前方限界位置が形成される。
このアンダートレー14の前方限界位置においても、アンダートレー14の前部の下方への揺動が阻止され、アンダートレー14は水平状態に保持される。
また、アンダートレー14をシートクッション12の前方から取り外す場合には、前方限界位置からアンダートレー14の後部を持ち上げ、後掛止片24の側部2404の下端を前横部1606から上方に離れた箇所に位置させ、その状態でアンダートレー14を前方に移動させることによりなされる。
なお、アンダートレー14をシートクッション12の前方で取り外した状態から、あるいは、アンダートレー14の前方限界位置から収納状態にするには、前記と逆の動作でなされる。
次に、アンダートレー14を収納状態から後方に引き出す場合について説明する。
図8に示すように、後把手部34を把持してアンダートレー14の後部を上方に持ち上げる。
これにより後掛止片24が上方に変位し、後掛止片24の側部2404の下端が後横部1608から上方に離れた箇所に位置する。
アンダートレー14の後部を上方に持ち上げた状態で、弾性片26の前後のアーム部2604は、このアンダートレー14の傾動を許容するように弾性変形する。
この状態で、後掛止片24に対する後横部1608の規制が解除され、アンダートレー14の後方への引き出しが可能となる。
次に、アンダートレー14の後部を上方に持ち上げた状態で、所定のストロークでアンダートレー14を後方に引き出す。
これにより後掛止片24が後横部1608を通過して後横部1608の後方に位置する。
次に、アンダートレー14を上方に持ち上げる操作を解除し、アンダートレー14を後方に引き出し、図9に示すように、シートクッション12後方でのアンダートレー14の使用状態が形成される。
アンダートレー14の上方に持ち上げる操作を解除すると、アンダートレー14の後部が下方に揺動しようとする。この場合、前掛止片22と前当接部28により前後延在部1610を挟持した状態が保持されるため、アンダートレー14の後部の下方への揺動が阻止され、アンダートレー14は水平状態に保持される。
さらにアンダートレー14を後方に引き出すと、図10に示すように、前掛止片22の側部2204の後端2204Bがレール16の後横部1608に当接し、アンダートレー14が最大限後方に引き出されたアンダートレー14の後方限界位置が形成される。
このアンダートレー14の後方限界位置においても、アンダートレー14の後部の下方への揺動が阻止され、アンダートレー14は水平状態に保持される。
また、アンダートレー14をシートクッション12の後方から取り外す場合には、後方限界位置からアンダートレー14の前部を持ち上げ、前掛止片22の側部2204の下端を後横部1608から上方に離れた箇所に位置させ、その状態でアンダートレー14を後方に移動させることによりなされる。
なお、アンダートレー14をシートクッション12の後方で取り外した状態から、あるいは、アンダートレー14の後方限界位置から収納状態にするには、前記と逆の動作でなされる。
本実施の形態によれば、簡単な形状のレール16と、アンダートレー14に設けた簡単な形状の前掛止片22、後掛止片24とを備えることにより、簡単な構造で、前方および後方への引き出しが可能なアンダートレー14とすることができ、コストを掛けずにアンダートレー14の利便性を向上することができる。
しかも収納状態において、アンダートレー14をがたつきなく安定した状態に維持することができるとともに、前方および後方への引き出しを確実に規制することができる。
したがって特別にロック機構等を設ける必要がなく、急ブレーキ時や急発進時、また衝突時において、慣性力の作用によりアンダートレー14がフロントシート10の下方から前方または後方に飛び出すことを防止することができる。
また、シートクッション12下方で、一対のガイドレール16、前掛止片22、後掛止片24が占有する容積は小さく、アンダートレー14のトレー本体20の物品の収容容積を大きく確保する上で有利となる。
また、以上の動作を、簡単な構造の一対のレール16と、前掛止片22、後掛止片24が一体に形成された簡単な構造のアンダートレー14との単に2つの部材で達成できるため、部品点数の削減によりコストダウンを図る上で有利となる。
また、弾性片26を備えることにより、アンダートレー14の収納状態における上下方向のがたつきを防止でき、アンダートレー14の利便性の向上を図る上で有利となる。
また、前当接部28と後当接部30とを備えることにより、アンダートレー14の前引き出し状態および後引き出し状態においてアンダートレー14の水平状態を保持でき、アンダートレー14への物品の出し入れがしやすく、アンダートレー14の利便性を向上することが可能となる。
12 シートクッション
1202 下面
14 アンダートレー
16 レール
1602 前脚部
1604 後脚部
1606 前横部
1608 後横部
1610 前後延在部
20 トレー本体
2008 左側面
2010 右側面
22 前掛止片
2202 掛止部
2204 側部
2204A 前端
2204B 後端
24 後掛止片
2402 掛止部
2402A 前端
2402B 後端
2404 側部
26 弾性片
28 前当接部
30 後当接部

Claims (4)

  1. 車両用シートのシートクッションの下方に前後方向に引き出し可能に配置されるアンダートレーの配設構造であって、
    シートクッションの下面の左右両側に一対のレールが設けられ、
    前記各レールは、前記シートクッションの前部下面から下方に延在する前脚部と、前記シートクッションの後部下面から下方に延在する後脚部と、前記前脚部および前記後脚部の下端から前記シートクッションの幅方向内側に延在する横部と、前記前脚部の横部の内側端と前記後脚部の横部の内側端とを接続しシートクッションの前後方向に延在する前後延在部とを備え、
    前記アンダートレーは、互いに対向する左右の側面を有する上方に開放状のトレー本体と、前記左右の側面の前後部にそれぞれ突設され前記前後延在部に掛止可能で且つ前記前後延在部から引き上げた状態で前記前脚部の間および前記後脚部の間を通過できる寸法の一対の前掛止片および一対の後掛止片とを備え、
    前記一対の前掛止片および一対の後掛止片は、前記前後延在部に掛止可能な掛止部と、前記掛止部の先部から下方に延在し前記横部に当接可能な側部とを有している
    ことを特徴とする車両用シートのアンダートレーの配設構造。
  2. 前記一対の前掛止片および一対の後掛止片の各掛止部が前記前後延在部に掛止し、前記一対の前掛止片の側部の前端が前記一対の前脚部の横部に当接すると共に前記一対の後掛止片の側部の後端が前記一対の後脚部の横部に当接することで前記アンダートレーの収納状態が形成される、
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用シートのアンダートレーの配設構造。
  3. 前記左右の側面において前記前掛止片と前記後掛止片との間の箇所に、前記前掛止片と前記後掛止片とが前記前後延在部に掛止した状態で前記前後延在部に下方から弾接して前記前後延在部を上方に付勢する弾性片が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の車両用シートのアンダートレーの配設構造。
  4. 前記前掛止片の前方の左右の側面の箇所に、前記アンダートレーの収容状態から前記アンダートレーを前方に引き出した状態で、前記前後延在部に下方から当接する前当接部が設けられ、
    前記アンダートレーの前記前掛止片の後方の左右の側面の箇所に、前記アンダートレーの収容状態から前記アンダートレーを後方に引き出した状態で、前記前後延在部に下方から当接する後当接部が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載の車両用シートのアンダートレーの配設構造。

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