JP6239907B2 - プリント基板切断装置 - Google Patents
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Description
従来の切断装置においては、例えば図3(a)に示すように、実装前の基板の状態でVカットマシンにて予めスクライブラインとなるV溝の形成加工を予め行い、その後V溝に沿って分割する。
このような従来の切断装置を用いた切断方法においては、V溝形成加工用のホイール(回転刃)を基板に押し付け、ホイールを回転させながら基板上を走査させ、基板表面にスクライブライン(V溝)を形成加工し、その後、基板に圧力を印加してスクライブラインに沿って基板を分割するようにしている。
また、特許文献3には、複数の回転刃を同軸上に等間隔で配置してスクライブラインに沿って走行させることによって基板を一度の走査で多列分割する装置が記載されている。
その刃先が対向して配置される回転刃間にプリント基板を搬送して切断するプリント基板切断装置において、
前記回転刃がその軸方向に摺動可能に複数枚多列に配置されている一対の回転軸と、
前記回転軸に配置される複数枚の回転刃を縮小付勢する弾性手段と、
を備え、
前記弾性手段は、一対の回転軸の両端側に配置され、回転軸に複数枚多列に配置される回転刃をその軸方向内側に縮小付勢する一対のスプリングであることを特徴とする。
前記一対の回転軸の軸方向に沿って設けられた溝に前記回転刃が多列に配置され、
前記回転刃の軸方向への自由摺動を可能にすることを特徴とする。
また、不要な切り屑が発生せず、しかも、複数枚多列に配置した回転刃間への安定した基板供給を可能にして連続切断の生産効率性を高めることができる。
これによって、上下に対向配置された複数枚の回転刃間に基板を挿入して、一度の操作で切断する際において、基板の切断部に挿入によって生ずる回転刃の回転軸外側方向へのストレスを、回転刃を軸方向に摺動させることで解消するとともに、回転刃の幅方向への広がりを弾性手段によって縮小付勢するように作用して、切断刃の割れや欠けなどの発生を防止することができる。
プリント基板については、大判の原基板にエッチング・実装を行い、切断してチップ製品とする。その際、最終工程の切断を容易にすべくエッチング処理後基板にV溝を多列直線状または碁盤目状に施すことが一般的である。
これら各工程については機械化が進む中、最終工程である切断については、「くさび型」の回転刃を挿入して切断する作業を行う。
また、回転刃の刃先の断面はV字状を呈しており、先端角度は約15〜50度程度に設定されている。
回転刃材質としては、高速度鋼(SKH51)などを適用でき、さらには特殊コーティングによる長寿命化を図ることもできる。
回転軸を電動モータなどに連結される駆動軸とする場合には、ギアボックスなどを介して動力が伝達される。
なお、上下一対の回転軸間の距離は、ネジスライド機構などを介して調整可能に設定することができる。
各回転刃の間隔は回転刃間に介挿される厚みの異なるスペーサーなどによって調整可能とすることができる。
切断部による回転刃の広がりを縮小付勢させる機能を有している。
これによって、回転刃や基板の割れ、欠けを防止することができる。
なお、基板の幅決めガイドを設けることによって、さらに安定した連続切断が可能である。
これによって、基板の搬送に連動して回転して切断部を形成する。
また、下刃も上刃と同様に軸方向に縮小させる縮小付勢手段を有している。
これによって、プリント基板の切断に用いる回転刃間を伸縮付勢することができるフローティング状態に保持するとともに、装置構成をコンパクトに設定することができる。
すなわち、刃先角度30度の回転刃を基板に挿入すると、基板には上下方向より30度の角度でV溝の切断部が形成されて切断されるが、その際、複数の回転刃を基板に挿入して、一度の操作で多列の切断を実行しようとすると、切断部に挿入されている回転刃も幅方向に広がることになり、回転刃には歪み(ストレス)が発生し破損しやすくなる。
そこで、各回転刃の回転軸方向への摺動を許容し、回転刃には歪み(ストレス)を発生させないようにしている。
このような回転刃の幅広がりによるストレスを効果的に解消するともに、各回転刃をフレキシブルに支持して、スムーズな切断加工を連続的かつ安定的に行うことを可能としている。
これによって、切断時の回転刃の破損を防止している。
図1は本発明の実施例のプリント切断装置の概略正面図であり、図2はその側面図である。
図3は、実施例のプリント切断装置において、回転刃の回転軸への取り付け方法を示す説明図である。
図4はプリント切断装置における問題点を説明する概略説明図である。
図1,図2、図3(a)に示すように、本実施例のプリント基板切断装置10は、装置本体11に支持体11a、11bを介して配置された上下一対の回転軸12、13と、それらの回転軸12,13の軸面に設けられた溝14bに沿って止めネジで複数枚取り付けられた各7枚の回転刃14と、軸上に配置された各回転刃14を縮小付勢するように回転軸12,13の左右両端に配置された弾性手段の一例であるスプリング15、16とを備えている。
また、回転刃14の回転軸12,13の取り付けは、図3(b)に示すように溝14bに沿ってキー14dを差し込む方法や、図3(c)に示すようにスプラインを形成する方法もある。
各7枚の回転刃14は、その中心に回転軸12,13に止めネジ14cよって回転が規制され、回転軸の回転に伴って、全回転刃14が滑ることなく同時回転するようになっている。
また、各回転刃14は軸方向に動き得る自由度を有するように(軸方向に摺動可能)、回転軸12,13への回転刃14の取り付けが調整されている。
また、各回転刃14の間隔は、刃先間隔調整機構18によって上側の回転軸12の位置を調整することによって設定することができる。
本実施例のプリント基板切断装置10はこの分割工程で使用され、複数の回転刃14を回転軸上に配置させたことによる多列切断を可能にするとともに、材質及び形状面で多様化する基板素材(アルミ銅等)にも対応可能な多列切断を実行することができ、回転刃14を破損することなしに、原基板Pを精密に切断することが可能である。
また、回転刃14については、そのV字状の刃先を挿入して切断することはもちろん、原基板Pの素材に応じて刃部の形状の回転刃を用いることができる。
これによって、基板切断工程を歩留まりよく効率的に行うことができ。産業上の利用可能性が極めて高くなり、今後増加が予想される軽金属製基板の切断にも適用が容易となる。
また様々な大きさや素材の基板に柔軟に対応することもでき、汎用性を高めることもできる。
こうして、基板実装工程の完全機械化及び大幅な生産効率の向上が可能であり、各種電子部品等製造メーカー及び産業用機械製造メーカーへの適用が期待される。
11 装置本体
11a、11b 支持体
12、13 回転軸
14 回転刃
14a 回転刃ホルダー
14b 溝
14c 止めネジ
14d キー
14e スプライン
15、16 スプリング(弾性手段)
17 電動モータ
18 刃先間隔調整機構
Claims (3)
- その刃先が対向して配置される回転刃間にプリント基板を搬送して切断するプリント基板切断装置において、
前記回転刃がその軸方向に摺動可能に複数枚多列に配置されている一対の回転軸と、
前記回転軸に配置される複数枚の回転刃を縮小付勢する弾性手段と、
を備え、
前記弾性手段は、一対の回転軸の両端側に配置され、回転軸に複数枚多列に配置される回転刃をその軸方向内側に縮小付勢する一対のスプリングであることを特徴とするプリント基板切断装置。 - 前記一対の回転軸の一方に回転駆動部が設けられ、
他方の回転軸が搬送されるプリント基板に当接する回転刃との摩擦力によって自由回転可能に配置されていることを特徴とする請求項1記載のプリント基板切断装置。 - 前記一対の回転軸の軸方向に沿って設けられた溝に前記回転刃が多列に配置され、
前記回転刃の軸方向への自由摺動を可能にすることを特徴とする請求項1又は2に記載のプリント基板切断装置。
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JP2013184814A JP6239907B2 (ja) | 2013-09-06 | 2013-09-06 | プリント基板切断装置 |
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JP2013184814A JP6239907B2 (ja) | 2013-09-06 | 2013-09-06 | プリント基板切断装置 |
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ID=52700905
Family Applications (1)
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JP2013184814A Active JP6239907B2 (ja) | 2013-09-06 | 2013-09-06 | プリント基板切断装置 |
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- 2013-09-06 JP JP2013184814A patent/JP6239907B2/ja active Active
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