JP6230800B2 - 車載装置 - Google Patents

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Description

本発明は、二輪車等の車両に搭載されて無線方式によって電子デバイスが接続可能な車載装置に関する。
ブルートゥース(Bluetooth、登録商標)によって電子デバイス間を相互接続する場合には、最初にペアリング処理を行ってこれらの電子デバイス間を関連づける必要がある。このペアリング処理では、一方の電子デバイスにおいて通信可能な他方の電子デバイスを検出する必要があるが、検出時には通信範囲内に存在するその他の電子デバイスも検出されてしまう。このようにして多数の電子デバイスが検出されるとその中から利用者が接続を希望する電子デバイスを選択する操作が必要になる。このような選択操作を回避する従来技術として、ペアリング処理を行う際に出力電力を下げたり、問い合わせの応答信号を検出するための検出感度を減衰させることにより通信範囲を狭く設定して、一方の電子デバイスに対して近い距離に配置された他方の電子デバイスのみを検出したり、この通信範囲を徐々に広げることにより最も近傍の位置にある電子デバイスを検出するようにしたペアリング方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特表2007−536852号公報
ところで、上述した特許文献1に開示されたペアリング方法では、通信範囲を狭く設定して利用者本人が所持する他方の電子デバイスを検出しようとしているが、通信範囲を狭くしたとしても近くに利用者本人以外に誰かいる場合にはその人が所持する電子デバイスを検出してしまうおそれがある。また、上述した特許文献1に開示されたペアリング方法では、通信範囲を徐々に広げて最も近傍の位置にある利用者本人の電子デバイスを検出しようとしているが、利用者本人以外の誰かが所持する電子デバイスを最初に検出してしまうことを確実に排除することはできない。
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、利用者本人が接続を希望する電子デバイスを確実に検出することができる車載装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の車載装置は、無線方式で接続可能な電子デバイスを検出するデバイス検出手段と、デバイス検出手段によって検出された電子デバイスが送信する電波の強度を検出する電波強度検出手段と、電波強度検出手段によって検出された電波強度の変化の状態に基づいて、接続対象候補としての電子デバイスの絞り込みを行うデバイス絞込手段とを備えている。具体的には、上述したデバイス絞込手段は、電波強度が変化しない電子デバイスを接続対象候補としての電子デバイスとして抽出することが望ましい。あるいは、上述したデバイス絞込手段は、電波強度が所定の範囲を超えて変化する電子デバイスを接続対象候補から除外し、それ以外の電子デバイスを接続対象候補とすることが望ましい。
車両に搭乗した利用者が所持していない電子デバイスの電波強度は、車両が走行するに従って
減衰(遠ざかる場合)や増大(近づく場合)するはずであり、このような電波強度の変化の様子を観察することにより、利用者が接続を希望しない電子デバイスを排除し、反対に利用者が接続を希望する電子デバイスを確実に検出することが可能となる。
また、上述したデバイス絞込手段は、所定の間隔をあけて複数回実施される電波強度検出手段による検出によって得られる電波強度に基づいて電波強度の変化の有無を判定することが望ましい。これにより、電波強度が変化していることを確実に検出することが可能となる。
また、上述した無線方式は、ブルートゥース方式である。これにより、ブルートゥース方式によって接続対象候補となる電子デバイスの数を減らすことができる。
また、上述したデバイス絞込手段によって絞り込まれた電子デバイスに対してペアリング設定を行うペアリング処理手段と、ペアリング処理手段によってペアリング設定が成功した電子デバイスとの間で無線接続を行う無線接続手段とをさらに備える。特に、上述したデバイス絞込手段によって絞り込まれた電子デバイスが複数存在する場合に、ペアリング処理手段は、デバイス絞込手段によって絞り込まれた複数の電子デバイスに対して、ペアリング設定が成功するまで順番に電子デバイスを切り替えてペアリング設定を行うことが望ましい。これにより、ペアリング設定の対象となる電子デバイスの数を減らして、ペアリング設定に要する時間を短縮することができる。
また、ペアリング設定の対象として想定されている電子デバイスには、所定の識別情報があらかじめ対応付けられており、ペアリング処理手段は、識別情報を用いてペアリング設定を行うことが望ましい。特に、上述したペアリング設定の対象として想定されている電子デバイスは、ヘッドセットであることが望ましい。これにより、車両とともに移動する電子デバイスに絞り込んだ後に、利用者が確実に接続を希望する特定の電子デバイス(ヘッドセット)との間のペアリング設定を成功させることができる。
また、上述した無線接続手段によって無線接続された電子デバイスについて電波強度検出手段によって検出された電波強度を監視し、電波強度が所定の範囲を超えて減衰あるいは増大する場合に、この電子デバイスとの間の無線接続を解除する接続解除手段をさらに備える。これにより、誤ったペアリング設定による無線接続を取り消すことが可能となる。
また、上述した接続解除手段は、電波強度の減衰あるいは増大連続して検出した回数が所定回に達したときに無線接続の解除を行う。これにより、誤って無線接続を解除することを防止することができる。
また、上述した接続解除手段によって無線接続が解除された後に、デバイス検出手段、電波強度検出手段、デバイス絞込手段、ペアリング処理手段による一連のペアリング設定処理が行われることが望ましい。これにより、誤った無線接続を取り消した後に再度正しい接続先となる電子デバイスに対してペアリング設定以降の処理を行うことができる。
また、二輪車に搭載されるとともに、ペアリング設定時に設定内容を確認するための表示部を有しないことが望ましい。これにより、表示部を用いてペアリング設定の対象となる電子デバイスを選択することができない二輪車搭載の車載装置において、利用者が接続を希望する電子デバイスを抽出することが可能となる。
一実施形態の二輪車用オーディオ装置の構成を示す図である。 ペアリング設定を行う機能ブロック図である。 ペアリングモードの動作手順を示す図である。 電波強度の検出結果を示す図である。 電波強度監視モードの動作手順を示す図である。
以下、本発明の車載装置を適用した一実施形態の二輪車用オーディオ装置について、図面を参照しながら説明する。図1は、一実施形態の二輪車用オーディオ装置の構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態の二輪車用オーディオ装置100は、チューナ部10、キー入力インタフェース部(キー入力I/F)20、BT(ブルートゥース)ユニット30、USB(Universal Serial Bus)ユニット40、制御部50を備えている。
チューナ部10は、ラジオ放送の信号を受信し、音声を再生する処理を行う。キー入力インタフェース部20は、ハンドルリモコン22に備わった各種キーの操作状態に応じた信号が入力される。このハンドルリモコン22は、二輪車のハンドルに取り付けられており、「Up/Down」キー、「SELECT」キー、「再生」キー、「停止」キーなどが含まれている。
BTユニット30は、ブルートゥースによって二輪車用オーディオ装置100と各種の電子デバイスとの間で各種データの送受信を行う通信装置(ブルートゥース機器)である。このBTユニット30には、無線通信に必要なハードウェアと、このハードウェアを制御してペアリング設定や無線接続を行うために必要な各種の処理部が含まれる。本実施形態では、接続対象として想定している電子デバイスには、ヘッドセット200やスマートフォンと称される携帯端末装置210などが含まれる。また、電子デバイスの検出やペアリング設定などのブルートゥースを用いた無線接続に必要な各種の処理はこのBTユニット30によって行われる。
USBユニット40は、各種のUSBデバイスとの間で信号の入出力を行うためのものであり、USBポートやUSBホストコントローラが含まれる。本実施形態では、音楽データが記録されている外部の記憶媒体としてのUSBメモリ220が接続されることを想定している。
制御部50は、二輪車用オーディオ装置100の全体を制御するためのものであり、ROMやRAMなどに格納された所定のプログラムをCPUで実行することにより実現される。この制御部50は、操作内容判定部51、チューナ処理部52、オーディオ処理部53、BT(ブルートゥース)処理部54を有する。
操作内容判定部51は、キー入力インタフェース部20を介して接続されたハンドルリモコン22を用いた利用者の操作内容を判定する。チューナ処理部52は、チューナ部10に対する動作指示を行う。例えば、受信周波数の設定および変更や音量設定などがチューナ処理部52によって行われる。オーディオ処理部53は、USBメモリ220に記録された音楽データを読み出して再生する一連の処理を行う。例えば、音楽データのフォルダ構成、ファイル構成およびファイル属性を含むコンテンツリストを作成するとともに、このコンテンツリストを用いた選曲などが行われ、1つの楽曲が選択されたときにその再生が行われる。
なお、楽曲の再生については、USBメモリ220に記録された音楽データを読み出して行う場合の他に、ブルートゥースによって接続された携帯端末装置210と連携して行うようにしてもよい。例えば、USBメモリ220から音楽データを読み出す場合と同様に、携帯端末装置210内の記憶装置(半導体メモリやハードディスク装置など)に記録されている音楽データを読み出して楽曲の再生を行う場合が考えられる。あるいは、携帯端末装置210の楽曲再生機能を利用し、オーディオ処理部53によって選曲指示を行うとともに、選択された楽曲の再生データを取得する場合が考えられる。
BT処理部54は、ヘッドセット200や携帯端末装置210との間でペアリング設定を行う際に必要な処理を行う。例えば、ヘッドセット200との間でペアリング設定を行う際に、ヘッドセット200に割り当てられた固有の識別情報としてのパスコード“0000”を指定する処理などがBT処理部54によって行われる。
本実施形態の二輪車用オーディオ装置100はこのような構成を有しており、次に、ヘッドセット200との間でペアリング設定を行う動作について説明する。
図2は、ペアリング設定を行う機能ブロック図である。図2に示すように、本実施形態の二輪車用オーディオ装置100は、ペアリング設定を行うために、デバイス検出部41、電波強度検出部42、デバイス絞込部43、ペアリング処理部44、無線接続部45、無線接続解除部46、パスコード指定部47を有する。これらの中で、パスコード指定部47は制御部50内のBT処理部54によって実現され、それ以外の機能ブロックはBTユニット30によって実現される。但し、BTユニット30と制御部50のいずれによって各機能ブロックを実現するかは、適宜変更することができる。
デバイス検出部41は、SDP(Service Discovery Profile)を用いて、ブルートゥースを用いて通信可能な所定範囲(例えば、半径10m以内)に存在する電子デバイスを検索する。電波強度検出部42は、デバイス検出部41によって検出された各電子デバイスが送信する電波の強度を検出する。デバイス絞込部43は、電波強度検出部42によって検出された電波強度の変化の状態に基づいて、無線接続対象候補としての電子デバイスの絞り込みを行う。
ペアリング処理部44は、デバイス絞込部43によって絞り込まれた電子デバイスに対してペアリング設定を行う。無線接続部45は、ペアリング処理部44によってペアリング設定が成功した電子デバイスとの間で無線接続を行う。無線接続解除部46は、無線接続部45によって無線接続された電子デバイスについて電波強度検出部42によって検出された電波強度を監視し、電波強度が所定の範囲を超えて減衰する場合に、この電子デバイスとの間の無線接続を解除する。パスコード指定部47は、ヘッドセット200に割り当てられた固有の識別情報としてのパスコード“0000”を指定する。
上述したデバイス検出部41がデバイス検出手段に、電波強度検出部42が電波強度検出手段に、デバイス絞込部43がデバイス絞込手段に、ペアリング処理部44がペアリング処理手段に、無線接続部45が無線接続手段に、無線接続解除部46が接続解除手段にそれぞれ対応する。
次に、ペアリング設定を行うペアリングモードの動作について説明する。本実施形態では、表示部を有しない二輪車用オーディオ装置100とパスコード“0000”のヘッドセット200との間でペアリング設定を行うことを想定している。
図3は、ペアリングモードの動作手順を示す図である。二輪車用オーディオ装置100が起動されるとペアリングモードの動作が開始される。まず、デバイス検出部41は、周辺検索を行って(ステップ100)、通信可能範囲に存在する接続対象製品としての電子デバイスを検出する(ステップ102)。例えば、利用者が所持するヘッドセット200や携帯端末装置210や、二輪車の周囲にいる第三者が所持する携帯端末装置やその他のブルートゥース機器が検出される。
次に、電波強度検出部42は、検出された複数の電子デバイスのそれぞれについて、所定の時間間隔で所定回数電波強度を検出する(ステップ104)。また、デバイス絞込部43は、この電波強度の検出結果に基づいて、ステップ102において検出された複数の電子デバイスの中から、ペアリング対象製品となりうる電子デバイスを絞り込むペアリング対象製品最適化を実施する(ステップ106)。
図4は、電波強度の検出結果を示す図である。図4に示す例では、ステップ102において6つの電子デバイスaa〜ffが検出され、それぞれについて5回の電波強度検出が行われている。電波強度検出は、例えば500ms間隔で行われる。ステップ106のペアリング対象製品最適化は、電波強度が変化しない電子デバイスを残し、電波強度が変化した電子デバイスを外すことにより行われる。電波強度が変化したか否かは、例えば1回目に検出された電波強度を基準にして、5回目までの電波強度が所定の範囲内(例えば10%以内)に含まれる場合に変化なしとし、所定の範囲から外れる場合に変化ありとする場合が考えられる。図4に示す例では、電子デバイスddとffの電波強度の変化の程度が大きいため、これらの電子デバイスがペアリング対象製品から外される。なお、図4に示す例では、電波強度の変化の程度が大きい例として電波強度が減衰する場合を示したが、反対に所定の範囲を超えて増大する場合も電波強度の変化の程度が大きいと判定される。このようにして、4つの電子デバイスaa、bb、cc、eeがステップ106のペアリング対象製品最適化によって絞り込まれる。
次に、ペアリング処理部44は、ステップ106において絞り込まれた複数の電子デバイスの中の一つをペアリング対象製品として選定する(ステップ108)。例えば、図4に示す電子デバイスaaが選定される。次に、ペアリング処理部44は、この選定した電子デバイスに対してパスコード“0000”を送信してペアリング設定を行い(ステップ110)、このペアリング設定が成功したか否かを判定する(ステップ112)。成功した場合(電子デバイスaaがヘッドセット200の場合)には肯定判断が行われ、一連のペアリング設定が終了する。以後、無線接続部45によってヘッドセット200との間で無線接続が行われ、音楽データ等の送受信が可能となる。
また、ステップ110のペアリング設定が失敗した場合(電子デバイスaaがヘッドセット200ではなかった場合)にはステップ112の判定において否定判断が行われる。この場合には、ペアリング処理部44は、次のペアリング対象製品としての電子デバイスがあるか否かを判定し(ステップ114)、他にペアリング設定の候補となる電子デバイスがない場合には否定判断が行われ、一連のペアリング設定が終了する。この場合には、例えば、一定時間経過後に再度ペアリングモードの動作を実施することが望ましい。
また、他にペアリング設定の候補となる電子デバイスがある場合にはステップ114の判定において肯定判断が行われる。この場合には、ステップ104に戻って所定回数の電波強度検出以降の動作が繰り返される。なお、ステップ110におけるペアリング設定が失敗している電子デバイスは、電波強度の検出(ステップ104)とペアリング製品最適化(ステップ106)の対象から除外され、その他の電子デバイスについてペアリング設定が行われる。
ところで、二輪車用オーディオ装置100が停車中でその近傍に利用者以外にヘッドセットを所持した人がいる場合などでは、そのヘッドセットとの間で誤ってペアリング設定を行ってしまう場合がある。このような場合を想定して、本実施形態では、ペアリング設定が成功した後に、電子デバイスの電波強度を監視する電波強度監視モードの動作が行われる。
図5は、電波強度監視モードの動作手順を示す図である。ペアリング設定が成功して無線接続が開始された後、電波強度検出部42は、ペアリング対象製品(ヘッドセット200)の電波強度を検出する(ステップ200)。次に、無線接続解除部46は、電波強度が変化したか否かを判定する(ステップ202)。ステップ200の電波強度の検出が複数回繰り返し行われている場合には、前回検出された電波強度に対して所定の範囲を超えて変化しているか否かが判定される。また、ステップ100の電波強度の検出が1回目である場合には、ペアリングモードの動作で最後に検出された電波強度に対して所定の範囲を超えて変化しているか否かが判定される。変化していない場合には否定判断が行われ、ステップ200に戻って電波強度の検出動作が繰り返される。なお、ステップ200の電波強度の検出動作を繰り返す場合には、所定の時間をあけて(一定の時間間隔で)検出動作が行われる。
また、電波強度が変化した場合にはステップ202の判定において肯定判断が行われる。次に、無線接続解除部46は、連続してn回以上電波強度が変化したか否かを判定する(ステップ204)。n回以上電波強度が変化していない場合には否定判断が行われ、ステップ200に戻って電波強度の検出動作が繰り返される。また、n回以上電波強度が変化した場合にはステップ204の判定において肯定判断が行われる。この場合には、無線接続解除部46は、無線接続部45によって行われている無線接続を解除する(ステップ206)。その後、ペアリングモードに移行する(ステップ208)。
このように、本実施形態の二輪車用オーディオ装置100では、二輪車に搭乗した利用者が所持していない電子デバイスの電波強度は、二輪車が走行するに従って減衰(遠ざかる場合)や増大(近づく場合)するはずであり、このような電波強度の変化の様子を観察することにより、利用者が接続を希望しない電子デバイスを排除し、反対に利用者が接続を希望する電子デバイスを確実に検出することが可能となる。特に、所定の間隔をあけて複数回実施される電波強度検出部42による検出によって得られる電波強度に基づいて電波強度の変化の有無を判定しており、電波強度が変化していることを確実に検出することが可能となる。
また、ペアリング設定の対象となる電子デバイスの数を減らして、ペアリング設定に要する時間を短縮することができる。さらに、二輪車とともに移動する電子デバイスに絞り込んだ後に、利用者が確実に接続を希望する特定の電子デバイス(ヘッドセット200)との間のペアリング設定を成功させることができる。
また、ペアリング設定が成功して無線接続を行った後に、この電子デバイスの電波強度を監視し、検出した電波強度が所定の範囲を超えて減衰する場合に、この電子デバイスとの間の無線接続を解除している。これにより、誤ったペアリング設定による無線接続を取り消すことが可能となる。特に、電波強度の減衰を検出した回数が所定回に達したときに無線接続の解除を行うことにより、誤って無線接続を解除することを防止することができる。また、誤った無線接続を取り消した後に再度正しい接続先となる電子デバイスに対してペアリング設定以降の処理を行うことができる。
また、本実施形態では、表示部を用いてペアリング設定の対象となる電子デバイスを選択することができない二輪車用オーディオ装置100において、利用者が接続を希望する電子デバイスを抽出することが可能となる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、ブルートゥース方式で通信を行う場合の接続対象候補としての電子デバイスを検索して登録する場合の動作について説明したが、他の通信方式、例えば無線LAN方式で接続対象候補としての電子デバイスを検出する場合についても本発明を適用することができる。
また、上述した実施形態では、二輪車用オーディオ装置100について説明したが、二輪車用の他の車載装置や、二輪車以外の車両に搭載された車載装置に本発明を適用することができる。
上述したように、本発明によれば、車両に搭乗した利用者が所持する電子デバイスの電波強度は、車両が走行するに従って減衰(遠ざかる場合)や増大(近づく場合)するはずであり、このような電波強度の変化の様子を観察することにより、利用者が接続を希望しない電子デバイスを排除し、反対に利用者が接続を希望する電子デバイスを確実に検出することが可能となる。
100 二輪車用オーディオ装置
10 チューナ部
20 キー入力インタフェース部(キー入力I/F)
30 BT(ブルートゥース)ユニット
40 USBユニット
41 デバイス検出部
42 電波強度検出部
43 デバイス絞込部
44 ペアリング処理部
45 無線接続部
46 無線接続解除部
47 パスコード指定部
50 制御部
51 操作内容判定部
52 チューナ処理部
53 オーディオ処理部
54 BT(ブルートゥース)処理部
200 ヘッドセット
210 携帯端末装置
220 USBメモリ

Claims (9)

  1. ブルートゥース方式で接続可能な電子デバイスを検出するデバイス検出手段と、
    前記デバイス検出手段によって検出された電子デバイスが送信する電波の強度を検出する電波強度検出手段と、
    前記電波強度検出手段によって検出された電波強度の変化の状態に基づいて、接続対象候補としての電子デバイスの絞り込みを行うデバイス絞込手段と、
    前記デバイス絞込手段によって絞り込まれた電子デバイスに対してペアリング設定を行うペアリング処理手段と、
    前記ペアリング処理手段によってペアリング設定が成功した前記電子デバイスとの間で無線接続を行う無線接続手段と、
    前記無線接続手段によって無線接続された前記電子デバイスについて前記電波強度検出手段によって検出された電波強度を監視し、電波強度が所定の範囲を超えて減衰あるいは増大する場合に、この電子デバイスとの間の無線接続を解除する接続解除手段と、
    を備え、前記接続解除手段は、電波強度の減衰あるいは増大連続して検出した回数が所定回に達したときに無線接続の解除を行うことを特徴とする車載装置。
  2. 請求項において、
    前記接続解除手段によって無線接続が解除された後に、前記デバイス検出手段、前記電波強度検出手段、前記デバイス絞込手段、前記ペアリング処理手段による一連のペアリング設定処理が行われることを特徴とする車載装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記デバイス絞込手段は、電波強度が変化しない電子デバイスを接続対象候補としての電子デバイスとして抽出することを特徴とする車載装置。
  4. 請求項において、
    前記デバイス絞込手段は、電波強度が所定の範囲を超えて変化する電子デバイスを接続対象候補から除外し、それ以外の電子デバイスを接続対象候補とすることを特徴とする車載装置。
  5. 請求項1〜のいずれか一項において、
    前記デバイス絞込手段は、所定の間隔をあけて複数回実施される前記電波強度検出手段による検出によって得られる電波強度に基づいて電波強度の変化の有無を判定することを特徴とする車載装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項において、
    前記デバイス絞込手段によって絞り込まれた電子デバイスが複数存在する場合に、
    前記ペアリング処理手段は、前記デバイス絞込手段によって絞り込まれた複数の前記電子デバイスに対して、ペアリング設定が成功するまで順番に前記電子デバイスを切り替えてペアリング設定を行うことを特徴とする車載装置。
  7. 請求項において、
    ペアリング設定の対象として想定されている前記電子デバイスには、所定の識別情報があらかじめ対応付けられており、
    前記ペアリング処理手段は、前記識別情報を用いてペアリング設定を行うことを特徴とする車載装置。
  8. 請求項において、
    ペアリング設定の対象として想定されている前記電子デバイスは、ヘッドセットであることを特徴とする車載装置。
  9. 請求項1〜のいずれか一項において、
    二輪車に搭載されるとともに、ペアリング設定時に設定内容を確認するための表示部を有しないことを特徴とする車載装置。
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