JP6230372B2 - 頭皮用クレンジングオイル化粧料及びその使用方法 - Google Patents

頭皮用クレンジングオイル化粧料及びその使用方法 Download PDF

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Description

本発明は、頭皮用クレンジングオイル化粧料及びその使用方法に関し、更に詳細には、頭皮のマッサージ使用感に優れ、肌なじみがよく、適度な潤いを残しながらも、毛穴奥の皮脂汚れを吸着し、洗い流しができる頭皮用クレンジングオイル化粧料及びその使用方法に関するものである。
従来頭皮マッサージオイルは、マッサージ後にシャンプーや石鹸で洗い流す必要があり、しかも洗浄後も油膜感やべたつきが頭皮や手に残り、不快感があった。
また、特開平9−124435号では、デキストリン脂肪酸エステル及び非イオン性界面活性剤を油性化粧料に配合して使用感と保存安定性の向上を図る技術が開示されており、マッサージ化粧料の実施例も示しているが、その化粧料だけでは洗い流せないばかりか、高い粘稠性から特に頭皮用としては頭全体に広く伸ばしにくく、更に肌や手がべたつき、髪がきしみ、使用感が極めて損なわれるという欠点がある。
特開平9−124435号公報
本発明は、これらの問題点を解消し、頭皮マッサージ使用に際して適度な粘稠性を有し、肌に容易に広げ、伸ばしやすく、マッサージ中の肌なじみなど使用感触に優れるばかりでなく、皮膚油分バランスを整え、適度なうるおいを残しながら、しかも容易に洗い流しができる頭皮用クレンジングオイル化粧料及びその使用方法を提供することを第一の目的とする。
更に、通常のシャンプーだけでは落としきれない毛髪の成長阻害に影響のあるといわれる毛穴奥の皮脂汚れを吸着し、洗い流すことができるので、地肌の清浄化や育毛剤などの有効成分の浸透促進、マッサージによる頭皮地肌をやわらげ、たるみの改善も期待できる頭皮用クレンジングオイル化粧料及びその使用方法を提供することを第二の目的とする。
上記課題を解決すべく、本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、スクワランとスクワラン以外の液状油及び非イオン性界面活性剤を含有することにより、従来のマッサージオイルに比較して、地肌に容易に広げ、伸ばしやすく、マッサージ中の肌なじみが良いばかりでなく、毛穴奥の皮脂汚れを吸着し、すすぎ時に容易に洗い流すことのできる頭皮用クレンジングオイル化粧料が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、次の成分(A)〜(C):
(A)スクワラン 25〜80質量%
(B)上記成分(A)以外の液状油 19〜74質量%
(C)非イオン性界面活性剤 0.1〜25質量%
を含有することを特徴とする頭皮用クレンジングオイル化粧料である。
請求項1に示す発明によれば、頭皮マッサージ使用に際して適度な粘稠性を有し、地肌
に容易に広げ、伸ばしやすく、マッサージ中の肌なじみなど使用感触に優れるばかりでなく、皮膚油分バランスを整え、適度なうるおいを残しながら、しかも容易に洗い流しができる。
更に、通常のシャンプーだけでは落としきれない毛髪の成長阻害に影響のあるといわれる毛穴奥の皮脂汚れを吸着し、洗い流すことができるので、地肌の清浄化や育毛剤などの有効成分の浸透促進、マッサージによる頭皮地肌をやわらげ、たるみの改善も期待できる。
請求項2及び3に示す発明によれば、上記請求項1の効果を高めることができる。
請求項4に示す発明によれば、上記請求項1の効果をより高めることができる。
請求項5に示す発明によれば、上記本発明の効果に加え、頭皮水分量の増加及び弾力性の改善効果がみられる。
本発明に係る頭皮用クレンジングオイル化粧料の皮脂除去効果を示す頭皮の図面代用写真(ビデオマイクロスコープ撮影) 本発明に係る頭皮用クレンジングオイル化粧料の頭皮水分量及び弾力性改善効果を示すグラフ
以下、本発明について詳述する。
本発明の頭皮用クレンジングオイル化粧料を構成する成分(A)のスクワランの水素添加前のスクワレンは、ヒト皮脂中に10−14%含まれているといわれており、水素添加後のスクワランも皮膚清浄化効果、皮膚保護効果、エモリエント効果及びその安全性は長い間多くの化粧品に用いられ既に証明されている。本発明の頭皮用クレンジングオイル化粧料においては、皮膚に対する高浸透性の点から、塗布したときの広がり・感触も良く、鉱物系の炭化水素に比べて油性感も少ないので、使用感改良、クレンジング効果、エモリエント効果等を発現する必須のものであり、化粧品、医薬部外品、皮膚用外用剤等に通常用いられるものを使用することができるが、特に精製度、純度の高いものが望ましい。
本発明の頭皮用クレンジングオイル化粧料における成分(A)のスクワランの配合量は、25〜80質量%(以下、単に「%」と記す)であり、好ましくは30〜60%である。25%未満では皮膚へのなじみが悪くなったり、成分(B)の液状油とのバランスの点でべたつき感が出るので十分な使用感改良は望めないなどの不都合があり、80%超過では成分(B)の液状油の十分な量の配合ができないので液の粘稠性が出なかったり、成分(C)の非イオン性界面活性剤の配合量が制限されるので、すすぎ性が悪くなるなどの不都合がある。
本発明の頭皮用クレンジングオイル化粧料を構成する成分(B)、すなわち成分(A)のスクワラン以外の液状油は、化粧品、医薬部外品、皮膚用外用剤等に通常用いられるものを使用することができる。具体的には、例えば、流動パラフィン、ワセリン等の炭化水素油類;大豆油、小麦胚芽油、ツバキ油、杏仁油、オリーブ油、サフラワー油、グレープシード油、アボガド油、サザンカ油、アルモンド油、トウモロコシ胚芽油、ヒマワリ油、ヘーゼルナッツ油、マカデミアナッツ油、ホホバ種子油、ローズヒップ油、ヒマシ油、ベルガモット果実油、レモン果皮油、オレンジ果皮油、アトラスシーダー樹皮油、イタリアイトスギ葉/実/茎油、チョウジ葉油、ニオイテンジクアオイ油等の植物油類;ラノリン、ミンク油等の動物油類;2−エチルヘキサン酸セチル、オクタン酸セチル、オレイン酸オレイル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸パルミチル、リンゴ酸ジイソステアリル、トリイソオクタン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリカプリル・カプリン酸グリセリル等の合成油類;ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、オク
タメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等のシリコーン油類;パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油剤等が挙げられ、目的に応じてこれらの一種又は二種以上を適宜、選択又は組み合わせて使用することができる。
本発明の頭皮用クレンジングオイル化粧料における成分(B)の液状油の配合量は、19〜74%であり、好ましくは30〜70%である。19%未満では成分(A)のスクワランとのバランスがくずれるために、十分な粘稠性が出ないなどの不都合があり、74%超過では成分(C)の非イオン性界面活性剤の配合量が制限されるので、十分な洗い流しができないなどの不都合がある。
本発明の頭皮用クレンジングオイル化粧料を構成する成分(C)の非イオン性界面活性剤としては、例えば、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリプロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンフィトステロール、ポリオキシエチレンフィトスタノール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンラノリン、ポリオキシエチレンラノリンアルコール、ポリオキシエチレンミツロウ誘導体、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ポリオキシエチレン変性シリコーン、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等が挙げられる。
本発明に用いられる成分(C)をより具体的に挙げる。モノステアリン酸プロピレングリコール、モノミリスチン酸グリセリル、モノステアリン酸グリセリル、モノオレイン酸グリセリル、モノイソステアリン酸グリセリル、ジステアリン酸グリセリル、ジオレイン酸グリセリル、モノステアリン酸POE(5)グリセリル、モノステアリン酸POE(15)グリセリル、モノオレイン酸POE(5)グリセリル、モノオレイン酸POE(15)グリセリル、モノステアリン酸ジグリセリル、モノオレイン酸ジグリセリル、ジオレイン酸ジグリセリル、モノイソステアリン酸ジグリセリル、モノステアリン酸テトラグリセリル、モノオレイン酸テトラグリセリル、トリステアリン酸テトラグリセリル、ペンタステアリン酸テトラグリセリル、ペンタオレイン酸テトラグリセリル、モノラウリン酸ヘキサグリセリル、モノミリスチン酸ヘキサグリセリル、モノステアリン酸ヘキサグリセリル、モノオレイン酸ヘキサグリセリル、トリステアリン酸ヘキサグリセリル、ペンタステアリン酸ヘキサグリセリル、ペンタオレイン酸ヘキサグリセリル、ポリリシノール酸ヘキサグリセリル、モノラウリン酸デカグリセリル、モノミリスチン酸デカグリセリル、モノステアリン酸デカグリセリル、モノオレイン酸デカグリセリル、モノリノール酸デカグリセリル、モノイソステアリン酸デカグリセリル、ジステアリン酸デカグリセリル、ジオレイン酸デカグリセリル、ジイソステアリン酸デカグリセリル、トリステアリン酸デカグリセリル、トリオレイン酸デカグリセリル、トリイソステアリン酸デカグリセリル等が挙げられる。
更に、ペンタステアリン酸デカグリセリル、ペンタオレイン酸デカグリセリル、ペンタイソステアリン酸デカグリセリル、ヘプタステアリン酸デカグリセリル、ヘプタオレイン酸デカグリセリル、ヘプタイソステアリン酸デカグリセリル、デカステアリン酸デカグリセリル、デカオレイン酸デカグリセリル、デカイソステアリン酸デカグリセリル、モノラウリン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビタン、セスキステアリン酸ソルビタン、トリステアリン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン、モノイソステアリン酸ソルビタン、セスキイソステアリン酸ソルビタン、モノラウリン酸POE(20)ソルビタン、モノパルミチン酸POE(20)ソルビタン、モノステアリン酸POE(20)ソルビタン、トリステアリン酸POE(20)ソルビタン、モノステアリン酸POE(6)ソルビ
タン、モノオレイン酸POE(20)ソルビタン、トリオレイン酸POE(20)ソルビタン、モノオレイン酸POE(6)ソルビタン、モノイソステアリン酸POE(20)ソルビタン、モノラウリン酸POE(6)ソルビット、ヘキサステアリン酸POE(6)ソルビット、テトラステアリン酸POE(60)ソルビット、テトラオレイン酸POE(6)ソルビット、テトラオレイン酸POE(30)ソルビット、テトラオレイン酸POE(40)ソルビット、テトラオレイン酸POE(60)ソルビット、モノラウリン酸PEG(10EO)、モノステアリン酸PEG(2EO)、モノステアリン酸PEG(10EO)、モノステアリン酸PEG(40EO)等が挙げられる。
更にまた、モノオレイン酸PEG(6EO)、モノステアリン酸エチレングリコール、ジステアリン酸PEG、ジオレイン酸PEG、ジイソステアリン酸PEG、POE(3)ヒマシ油、POE(20)ヒマシ油、POE(50)ヒマシ油、POE(5)硬化ヒマシ油、POE(10)硬化ヒマシ油、POE(20)硬化ヒマシ油、POE(40)硬化ヒマシ油、POE(80)硬化ヒマシ油、POE(100)硬化ヒマシ油、POE(2)ラウリルエーテル、POE(9)ラウリルエーテル、POE(25)ラウリルエーテル、POE(7)セチルエーテル、POE(20)セチルエーテル、POE(40)セチルエーテル、POE(4)ステアリルエーテル、POE(20)ステアリルエーテル、POE(15)オレイルエーテル、POE(50)オレイルエーテル、POE(10)ベヘニルエーテル、POE(5)フィトステロール、POE(30)フィトステロール、POE(25)フィトスタノール、POE(1)POP(4)セチルエーテル、POE(20)POP(4)セチルエーテル、POE(1)POP(8)セチルエーテル、POE(20)POP(8)セチルエーテル、POE(20)POP(6)デシルテトラデシルエーテル、POE(5)ラノリンアルコール、POE(40)ラノリンアルコール、POE(6)ソルビットミツロウ、POE(20)ソルビットミツロウ、POE(5)ステアリルアミン、POE(15)ステアリルアミン、POE(15)オレイルアミン、POE(8)ステアリルプロピレンジアミン、POE(4)ステアリン酸アミド、POE(15)ステアリン酸アミド、POE(5)オレイン酸アミド等が挙げられる。
本発明の頭皮用クレンジングオイル化粧料における成分(C)の非イオン性界面活性剤は、クレンジング効果およびエモリエント効果等の目的に配合され、一種又は二種以上が適宜、選択又は組み合わせて使用することができる。成分(C)の頭皮用クレンジングオイル化粧料への配合量は0.1〜25%、好ましくは0.5〜20%である。0.1%未満では十分な洗い流しができないなどの不都合があり、25%超過では液状油との相溶性の点から濁りを生じて保存安定性が損なわれるなどの不都合がある。
本発明の頭皮用クレンジングオイル化粧料では、本発明の必須成分(A)〜(C)の他、さらに、化粧料、医薬部外品、皮膚外用剤に通常使用される固形状、半固形状の油剤、アルコール類、アニオン性、カチオン性、両性の界面活性剤、油溶性ゲル化剤、有機変性粘土鉱物、樹脂、粉体、生理活性成分、防腐剤、香料、酸化防止剤、キレート剤、抗炎症剤、ビタミン類、アミノ酸類等を、本発明の効果を損なわない範囲で配合することができる。
上記生理活性成分としては、皮膚に塗布した場合に皮膚に何らかの生理活性を与える物質が挙げられる。例えば、抗炎症剤、老化防止剤、紫外線防御剤、ひきしめ剤、抗酸化剤、保湿剤、血行促進剤、抗菌剤、殺菌剤、乾燥剤、冷感剤、温感剤、ビタミン類、アミノ酸、創傷治癒促進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦活剤、酵素成分等が挙げられる。これらの中でも、特に天然系の植物抽出成分.海藻抽出成分、生薬成分が安全性の点で好まし
い。
上記天然系の植物抽出成分、海藻抽出成分、生薬成分の例としては、例えばアシタバエ
キス、アマチャエキス、アルテアエキス、アロエエキス、アンズエキス、イチョウエキス、ウイキョウエキス、ウーロン茶エキス、エイジツエキス、オウゴンエキス、オウバクエキス、オタネニンジン根エキス、オトギリソウエキス、オランダカラシエキス、オレンジエキス、海水乾燥物、海藻エキス、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カモミラエキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、甘草エキス、カキョクエキス、キウイエキス、キューカンバーエキス、クチナシエキス、クマザサエキス、クララ根エキス、クルミエキス、グレープフルーツエキス、クロレラエキス、クワエキス、紅茶エキス、酵母エキス、コメ胚芽油、コラーゲン、サルビアエキス、サボンソウエキス、サンザシエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シソエキス、シナノキエキス、シャクヤクエキス、ショウガ根エキス、シラカバエキス、スギナエキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、セージエキス、センキュウエキス、センブリエキス、タイソウエキス、タイムエキス、茶エキス、チョウジエキス、チンピエキス、トウキエキス、トウニンエキス、ドクダミエキス、トマトエキス、納豆エキス、ニンジンエキス、ニンニクエキス、ノバラエキス、蜂蜜、ハマメリスエキス、ヒキオコシエキス、ピサボロール、ビワエキス、ビワ葉エキス、ブクリョウエキス、プロポリス、ヘチマエキス、ペパーミントエキス、ボダイジュエキス、ホップエキス、マロニエエキス、ムクロジエキス、メリッサエキス、モモエキス、ユキノシタエキス、ユズエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、レモンエキス、レンゲソウエキス、ローズマリーエキス、ローヤルゼリーエキス等を挙げることができる。
また、上記天然系の植物抽出成分、海藻抽出成分、生薬成分以外の成分としては、例えばデオキシリボ核酸、ムコ多糖類、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、コラーゲン、エラスチン、キチン、キトサン、加水分解卵殻膜などの生体高分子、アミノ酸、乳酸ナトリウム、尿素、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ベタイン、ホエイなどの保湿成分、スフィンゴ脂質、セラミド、コレステロール、コレステロール誘導体、リン脂質などの油性成分、ε一アミノカブロン酸、グリチルリチン酸、β一グリチルレチン酸、塩化リゾチーム、グアイアズレン、ヒドロコルチゾン等の抗炎症剤、ビタミン類(A、B2、B6、C、D、E)、パントテン酸カルシウム、ビオチン、ニコチン酸アミド、ビタミンCエステル等のビタミン類、アラントイン、ジイソプロピルアミンジクロロアセテート、4一アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸等の活性成分、トコフェロール、カロチノイド、フラボノイド、タンニン、リグナン、サポニン等の抗酸化剤、α一ヒドロキシ酸、β一ヒドロキシ酸などの細胞賦活剤、γ一オリザノール、ビタミンE誘導体などの血行促進剤
、イソプロピルメチルフェノール、トリクロサン、ヒノキチオール、塩化べンザルコニウム等の殺菌剤、1一メントール、ハッカ油等の冷感剤、レチノール、レチノール誘導体等
の創傷治癒剤等が挙げられる。
本発明に係る頭皮用クレンジングオイル化粧料の使用方法は、一般の同種化粧料と同様であり、また、シャンプー又はシャンプー・トリートメントとの併用方法も同様である。併用されるシャンプー又はシャンプー・トリートメントは、公知公用のものを特別の制限なく使用できる。
[実施例]
以下に実施例を挙げて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらにより限定されるものではない。
実施例1〜3及び比較例1〜3
表1に示す組成の頭皮用クレンジングオイル化粧料を以下の製造方法にて調製した。また、調製した頭皮用クレンジングオイル化粧料について、頭皮において「使用時の適度な広がり」、「使用時のべたつきのなさ」、「すすぎ後の油性感のなさ」、「保存安定性」を、以下の評価方法により評価を行った。その結果を併せて表1に示す。
(注1):テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット
製造方法
A.成分1〜9を加熱して均一溶解後、放冷する。
B.Aに成分10を加え、均一に混合する。
C.Bをボトル容器に充填し、頭皮用クレンジングオイル化粧料とした。
表1から明らかなように、実施例1の頭皮用クレンジングオイル化粧料は、下記評価方法による評価の結果、使用時の感触の良さが◎で、適度な粘稠性を有し、頭皮に塗布しやすく、またマッサージのしやすさが◎で、肌なじみが良く、使用時のべたつきも無く、更にすすぎ後の油性感のなさも◎で、良好なものであり、保存安定性も良好であった。実施例2および実施例3は成分(B)および成分(A)の幅下限値における本発明の効果を確認したもので、いずれも良好であった。一方、比較例1〜3は、使用時の感触の良さ、マッサージのしやすさ、すすぎ後の油性感なさ及び保存安定性の全ての項目を満足するものがなかった。
評価方法
(1)使用時の感触の良さ
専門パネラー20−40代の男女10名を対象に、実施例及び比較例の頭皮用クレンジングオイル化粧料を自宅にて各2回使用してもらい、「使用時の感触の良さ」について、良いと評価された合計回数で、下記判定基準により評価をおこなった。
<判定基準> <判定記号>
良いと評価された回数18回以上の場合 : ◎
良いと評価された回数14〜17回以上の場合 : ○
良いと評価された回数8〜13回以上の場合 : △
良いと評価された回数7回以下の場合 : x
(2)マッサージのしやすさ
上記「使用時の適度な広がり」と同様に「マッサージのしやすさ」について、しやすいと評価された合計回数で、下記判定基準により評価をおこなった。
<判定基準> <判定記号>
しやすいと評価された回数18回以上の場合 : ◎
しやすいと評価された回数14〜17回以上の場合 : ○
しやすいと評価された回数8〜13回以上の場合 : △
しやすいと評価された回数7回以下の場合 : x
(3)すすぎ後の油性感のなさ
上記「使用時の適度な広がり」と同様に「すすぎ後の油性感のなさ」について、ないと
評価された合計回数で、下記判定基準により評価をおこなった。
<判定基準> <判定記号>
ないと評価された回数18回以上の場合 : ◎
ないと評価された回数14〜17回以上の場合 : ○
ないと評価された回数8〜13回以上の場合 : △
ないと評価された回数7回以下の場合 : x
(4)保存安定性
実施例及び比較例の頭皮用クレンジングオイル化粧料を室温及び40℃の条件下にて3ヶ月保存した後の状態を観察し、以下の判定基準により評価を行なった。
<判定基準> <判定記号>
室温及び40℃の外観に差が全く見られないもの : ◎
室温及び40℃の外観に殆ど差が見られないもの : ○
室温及び40℃の外観に多少の差が見られるもの : △
室温及び40℃の外観に明らかな差が見られるもの : x
(5)皮脂除去効果
本発明の頭皮用クレンジングオイル化粧料の皮脂除去効果について、シャンプーとの併用効果を使用前後で比較し、その結果を図1に図面代用写真として示した。
なお、シャンプーは市販のものを使用した。
詳しい処理・観察方法は、次の通りである。
1.直径2cmにカットした豚皮を2枚用意し、それぞれ30℃の水に5分間浸し、その後キムタオルで軽く水気を取る。
2.人工皮垢0.05gをそれぞれ塗布し、指で円を描くように20回なじませる。
3.マイクロスコープにて観察を行い、写真を撮る。
4.一方の豚皮のみ、市販のシャンプーを0.1g塗布し、指の腹で円を描くように左右30回なじませる。
5.42℃の流水で30秒間すすぎ、その後キムタオルで軽く水気を取る。
6.本発明実施例1マッサージオイル化粧料0.1gをそれぞれの豚皮に塗布し、指の腹で円を描くように左右30回なじませる。
7.42℃の流水で30秒間すすぎ、その後キムタオルで軽く水気を取る。
8.再度マイクロスコープにて観察を行い、処理前と比較する。
マイクロスコープ:Dino−Lite Digital Microscope サンコー株式会社
人工皮垢組織
ステアリン酸 9.4%
ツバキ油 9.4%
イソステアリン酸水添ヒマシ油 9.4%
オリーブ油 9.4%
セタノール 6.4%
ワセリン 16.1%
コレステロール 3.9%
ゼラチン 6%
タナクラクレイ 30%
図1から明らかなように、本発明の頭皮用クレンジングオイル化粧料を市販のシャンプーと併用した場合、使用処理前に比べて毛穴の皮脂が落ちているのが確認されるのと、シャンプーだけの場合と比べても、本発明の頭皮用クレンジングオイル化粧料との併用効果が認められた。
(6)頭皮水分量及び弾力性改善効果
本発明の頭皮用クレンジングオイル化粧料の頭皮水分量及び弾力性改善効果について、シャンプーとの併用効果を使用前後で比較し、その結果を図2に示した。
なお、詳しい処理・観察方法は、次の通りである。
頭皮の弾力測定:スキングリップメータAS−GP1(株式会社アサヒテクノラボ)
頭皮の水分量測定:高感度角層膜厚・水分計ASA−MX3(株式会社アサヒテクノラボ)
20代〜40代の男女10名が対象。
本発明実施例1頭皮用クレンジングオイル化粧料20mlを使用し、頭皮マッサージ、すすぎ後、市販のシャンプー及びトリートメント(シーボン カンビセイ シリーズ)を使用。
使用前と使用後(乾燥後)の水分量及び弾力を比較。
測定部位は頭頂部。
一人当たりN=3で測定し、平均値を使用。その後、変化率で算出。
図2から明らかなように、本発明の頭皮用クレンジングオイル化粧料を市販のシャンプーと併用した場合、使用処理前後で比べて、頭皮水分量の増加および弾力性の改善が確認された。
頭皮マッサージ使用に際して適度な粘稠性を有し、肌に容易に広げ、伸ばしやすく、マッサージ中の肌なじみなど使用感触に優れるばかりでなく、皮膚油分バランスを整え、適度なうるおいを残しながら、しかも容易に洗い流しができる頭皮用クレンジングオイル化粧料として利用できる。
更に、通常のシャンプーだけでは落としきれない毛髪の成長阻害に影響のあるといわれる毛穴奥の皮脂汚れを吸着し、洗い流すことができるので、地肌の清浄化や育毛剤などの有効成分の浸透促進、マッサージによる頭皮地肌をやわらげ、たるみの改善も期待できるので、頭皮用クレンジングオイル化粧料として広く利用できる。

Claims (3)

  1. 次の成分(A)〜(C):
    (A)スクワラン 25〜80質量%
    (B)上記成分(A)以外の液状油 19〜74質量%
    (C)非イオン性界面活性剤 0.1〜25質量%
    を含有し、
    水を含有せず、
    成分(B)のスクワラン以外の液状油が、ツバキ油、ホホバ種子油及びトリ(カプリル/カプリン酸)グリセリルのいずれか1つ以上であり、その他の液状油を含有せず、
    成分(C)の非イオン性界面活性剤が、セスキオレイン酸ソルビタン、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビットを含有することを特徴とする頭皮用クレンジングオイル化粧料。
  2. 成分(B)のスクワラン以外の液状油の融点が12℃以下である請求項1に記載の頭皮用クレンジングオイル化粧料。
  3. 請求項1又は2のいずれかに記載の頭皮用クレンジングオイル化粧料を単独使用又はシャンプーと併用することを特徴とする頭皮用クレンジングオイル化粧料の使用方法。
JP2013228934A 2013-11-05 2013-11-05 頭皮用クレンジングオイル化粧料及びその使用方法 Expired - Fee Related JP6230372B2 (ja)

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