JP6228388B2 - 音響信号再生装置 - Google Patents

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Description

この発明は、複数の音響空間層を持つマルチチャンネル音響方式の音響信号再生装置関する。
現在番組制作が行われている2チャンネル音響方式、5.1チャンネル音響方式に加え、7.1チャンネルや22.2チャンネルなどの5.1チャンネル音響方式を超えた「3次元(立体)音響方式」など複数の音響方式が提案されている。オーディオ関連の国際標準化団体であるITU-Rでは、ITU-R勧告として5.1チャンネル音響方式を超えた3次元音響方式(advanced multichannel audio system)に対する要求条件(非特許文献1)を定めており、今後も複数の音響方式が提案されることが予測される。これらの音響方式を共通のフォーマットで表現することで、次世代オーディオシステムに適用可能であり種々の方面への活用が可能な柔軟なシステムとすることができる。
種々の音響方式を表現可能な共通のフォーマットとして、「単一の音響空間層を持つ音響信号」の検討は進んでいる。ここで、空間的に配置された複数のチャンネル信号によって構築される音を単一の音響空間層とする。これまでの番組制作では番組に必要な音を全て単一の音響空間層に配置している。これまで一つにまとめていた音響空間層を幾つかの層に分割して音響番組制作を行い、「複数の音響空間層を持つ音響信号」の形式を用いることで、番組交換時の受取先や家庭の環境に合わせて受信した音響信号の変形・変換・入替を容易に行うことができるようになる。これ以降、「マルチチャンネル音響方式」とは「複数の音響空間層を持つ音響方式」を意図するものとして説明を行う。
例えば、マルチチャンネル音響方式を用いて放送される放送番組は、様々な音響方式によって制作され、様々な再生環境において再生される。視聴者の嗜好や視聴スタイルは多岐に細分化され、好みの球団側の応援席にいるようにスポーツ観戦したいとか、生活音が大きい環境や屋外など再生環境に合わせた補正を行いたいなど、様々な要求がある。これらの要求を満たすには、要求の数だけ放送番組が必要となり、伝送コストがかかってしまう。
したがって、かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、複数の音響空間層を持つマルチチャンネル音響方式に対応し、なるべく伝送コストを増やすことなく所望の音響空間層を選択して再生可能な音響信号再生装置提供することにある。
上述した諸課題を解決すべく、本発明に係る音響信号再生装置は、複数の音響空間層が役割毎にグループ化されたマルチチャンネル音響信号の再生装置であって、前記マルチチャンネル音響信号に含まれるメタデータに基づき、前記グループ毎に再生のオンオフを切り替え、再生がオンのグループは、当該グループから音響空間層を選択して当該音響空間層に含まれる音響チャンネル信号を復号化する復号化部を備える。
また、ユーザから音声の切替入力を受け付けるユーザインタフェースを備え、前記復号化部は、前記切替入力に基づき、前記グループ毎の再生のオンオフと、復号化する音響空間層とを切り替える、ことが好ましい。
また、前記メタデータは、所定の音響空間層から他のグループの他の音響空間層への間のリンク情報を含み、前記復号化部は、前記所定の音響空間層を復号化する場合、前記他のグループでも前記他の音響空間層を復号化する、ことが好ましい。
また、前記メタデータは、所定の音響チャンネル信号から他の音響チャンネル信号へのリンク情報を含み、前記復号化部は、前記所定の音響チャンネル信号を復号化する場合、前記所定の音響チャンネルとして前記他の音響チャンネル信号を復号化する、ことが好ましい。
本発明に係る音響信号再生装置よれば、複数の音響空間層を持つマルチチャンネル音響方式に対応し、伝送コストを増やすことなく所望の音響空間層を選択して再生することが可能となる。
役割毎にグループ化された音響空間層の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る音響信号再生装置の構成を示す図である。 マルチチャンネル音響信号に含まれる音響空間層の一例を示す図である。 マルチチャンネル音響信号における音響チャンネル信号及びメタデータの一例を示す図である。 マルチチャンネル音響信号に含まれる音響空間層の一例を示す図である。 マルチチャンネル音響信号における音響チャンネル信号及びメタデータの一例を示す図である。 マルチチャンネル音響信号における音響チャンネル信号及びメタデータの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る音響信号作成装置の構成を示す図である。
以降、諸図面を参照しながら、本発明の実施態様を詳細に説明する。ここで、本発明は、「複数の音響空間層を持つ音響信号」であるマルチチャンネル音響信号に対応するものである。本件出願人は、「単一の音響空間層を持つ音響信号」について韓国特許出願(10-2012-0112984)を行っており、また、「複数の音響空間層を持つ音響信号」について日本国特許出願(特願2013-010544)を行っている。
特に、本発明に係るマルチチャンネル音響信号は、複数の音響空間層が役割毎にグループ化され、グループ毎に再生のオンオフを切り替えたり、再生するグループから選択した音響空間層を組み合わせて音として再生したりするものである。図1は、役割毎にグループ化された音響空間層の一例を示す図である。図1において、マルチチャンネル音響信号のメタデータであるSound Essenceには、役割毎のグループとして、3つのField Classが含まれる。Field Class 01はNarration(解説、ナレーションなど)の役割を持つ音響空間層のグループであり、4つの音響空間層(Sound Field 01〜04)が含まれる。Field Class 02はMusic(背景音、音楽など)の役割を持つ音響空間層のグループであり、2つの音響空間層(Sound Field 05〜06)が含まれる。Field Class 03はAudience(聴衆の歓声など)の役割を持つ音響空間層のグループであり、3つの音響空間層(Sound Field 07〜09)が含まれる。各グループに含まれる音響空間層には、各音響空間層のチャンネル数に対応する音響チャンネル信号(Channel 01〜20)が含まれる。本発明は、例えば、Narration(解説)、Music(背景音)、およびAudience(歓声)の役割を持つ音響空間層のグループから、1つずつ音響空間層を選択し、選択した音響空間層を組み合わせてスポーツ番組などの音として再生するものである。これにより、各音響空間層の組み合わせをそれぞれ独立した番組として伝送する場合に比べ、伝送コストを低減することが可能となる。なお、ある音響空間層のグループについては、音響空間層を再生せず、再生オフ(無音)としても良い。
図2は、本発明の一実施形態に係る音響信号再生装置の構成を示す図である。音響信号再生装置10は、デマルチプレクサ11(DEMUX)と、復号化部12と、再生チャンネル変換部13と、音声切替用IF15(ユーザインタフェース)とを備え、音響信号再生装置10の出力信号はスピーカ14により音として再生される。
デマルチプレクサ11は、入力されたマルチチャンネル音響データストリームをメタデータと音響チャンネル信号に分離する。デマルチプレクサ11は、音響チャンネル信号を復号化部12に出力し、メタデータを復号化部12及び再生チャンネル変換部13に出力する。
図3は、本実施形態におけるマルチチャンネル音響信号(音響データストリーム)に含まれる音響空間層の一例を示す図である。図3のマルチチャンネル音響信号は、5つの音響空間層を含んで構成される。第1の音響空間層200は5チャンネルの音響チャンネル(210〜250)、第2の音響空間層300はステレオ方式(2ch)の音響チャンネル(310、320)、第3の音響空間層400はステレオ方式(2ch)の音響チャンネル(410、420)、第4の音響空間層500はステレオ方式(2ch)の音響チャンネル(510、520)、第5の音響空間層600はモノラル方式(1ch)の音響チャンネル(610)である。
図4は、図3に示す音響空間層の音響チャンネル信号及びメタデータの一例を示す図である。図4のメタデータ(Sound Essence 000)には、当該マルチチャンネル音響信号が3つの音響空間層のグループ(Field)を持つドラマ(Drama)の音であることが記載され、第1のグループは第1の音響空間層200(Sound Field 01)が再生オン又は再生オフ(off)、第2のグループは第2の音響空間層300(Sound Field 02)若しくは第3の音響空間層400(Sound Field 03)が再生オン又は再生オフ(off)、第3のグループは第4の音響空間層500(Sound Field 04)又は第5の音響空間層600(Sound Field 05)が選択され常に再生される(再生オン)ことが規定される。ここで、複数の音響空間層を持つ第2のグループは音楽に関するものであって、例えば、第2の音響空間層300は標準のBGM(Back Ground Music)であり、第3の音響空間層400は、視聴者の好みに対応するための異なる楽曲や、背景音が多い屋外で聴取できるようにダイナミックレンジや周波数特性が調整されたBGMである。また、第3のグループは音声に関するものであって、例えば、第4の音響空間層500は標準用音声信号であり、第5の音響空間層600は、聞き取りやすいように調整された音声や、他の言語、解説放送、地震情報などの緊急情報などである。
第1のグループである第1の音響空間層200(Sound Field 01)は、5チャンネルの環境音(Environmental sound)であり、グループ内での初期状態が選択(On)であることと、各音響チャンネル信号210〜250のチャンネル番号(Channel 01-05)及びチャンネルラベル(L R C BL BR)が記載されている。
第2グループである第2の音響空間層300(Sound Field 02)は、2チャンネルの標準BGM(Music original)であり、グループ内での初期状態が選択(On)であることと、各音響チャンネル信号310〜320のチャンネル番号(Channel 06-07)及びチャンネルラベル(L R)が記載されている。また、第3グループである第4の音響空間層500(Sound Field 04)とリンクしており、第2グループから第2の音響空間層300を選択した場合には、第3グループからは第4の音響空間層500が自動的に選択されることが記載されている。
また、第2グループである第3の音響空間層400(Sound Field 03)は、2チャンネルの調整されたBGM(Music adjusted)であり、グループ内での初期状態が非選択(Off)であることと、各音響チャンネル信号410〜420のチャンネル番号(Channel 08-09)及びチャンネルラベル(L R)が記載されている。また、第3グループである第5の音響空間層600(Sound Field 05)とリンクしており、第2グループから第3の音響空間層400を選択した場合には、第3グループからは第5の音響空間層600が自動的に選択されることが記載されている。
第3グループである第4の音響空間層500(Sound Field 04)は、2チャンネルの日本語音声(Dialogue Japanese)であり、グループ内での初期状態が選択(On)であることと、各音響チャンネル信号510〜520のチャンネル番号(Channel 10-11)及びチャンネルラベル(L R)が記載されている。また、第2グループである第2の音響空間層300(Sound Field 02)とリンクしており、第3グループから第4の音響空間層500を選択した場合には、第2グループからは第2の音響空間層300が自動的に選択されることが記載されている。
また、第3グループである第5の音響空間層600(Sound Field 05)は、1チャンネルの日本語音声(Dialogue Japanese)であり、グループ内での初期状態が非選択(Off)であることと、音響チャンネル信号610のチャンネル番号(Channel 12)及びチャンネルラベル(C)が記載されている。また、第2グループである第3の音響空間層400(Sound Field 03)とリンクしており、第3グループから第5の音響空間層600を選択した場合には、第2グループからは第3の音響空間層400が自動的に選択されることが記載されている。
復号化部12は、マルチチャンネル音響信号に含まれるメタデータに基づき、グループ毎に再生のオンオフを切り替え、再生がオンのグループは、当該グループから復号化する音響空間層を選択し、当該音響空間層に含まれる音響チャンネル信号を復号化する。また、復号化部12は、音声切替用IF15からの音声の切替入力に基づき、グループ毎の再生のオンオフと、復号化する音響空間層とを切り替えることができる。例えば、図4に示すメタデータにおいては、第1のグループ〜第3のグループの音響空間層の初期値として、第1の音響空間層200、第2の音響空間層300、第4の音響空間層500がそれぞれ規定されている。そのため、復号化部12は、音響信号再生装置10の起動時などに、メタデータに初期値として記載された音響空間層を復号化することができる。また、復号化部12は、ユーザの嗜好(BGM調整の有無や所望の言語など)や再生環境の情報(スピーカのチャンネル数、屋内屋外など)、直前に選択された音響空間層などの情報を保持しておき、当該情報に基づき復号化する音響空間層を選択して復号化することもできる。また、復号化部12は、音声切替用IF15から音声の切替入力を受けると、当該入力に基づき復号化する音響空間層を切り替える。復号化部12は、ユーザから入力された音響空間層のメタデータに他のグループの音響空間層へのリンクが設定されている場合には、当該リンクが設定されたグループでも音響空間層を切り替えて復号化を行う。
音声切替用IF15(ユーザインタフェース)は、例えばユーザが操作するリモコン等の入力機器であって、ユーザから各グループの音響空間層への切替入力を受け付ける。なお、音声切替用IF15は、内蔵または外部のディスプレイやタッチパネルなどにマルチチャンネル音響信号に含まれるグループや各グループの再生のオンオフ及び音響空間層の情報を表示してもよい。音声切替用IF15は、ユーザからの音声の切替入力を復号化部12に出力する。
再生チャンネル変換部13は、復号化部12が復号化した各グループの音響空間層を一つの音響空間にまとめ、各再生スピーカへと出力する。
このように、本実施形態によれば、復号化部12は、マルチチャンネル音響信号に含まれるメタデータに基づき、グループ毎に再生のオンオフを切り替え、再生がオンのグループは、当該グループから音響空間層を選択して当該音響空間層に含まれる音響チャンネル信号を復号化する。これにより、複数の音響空間層を持つマルチチャンネル音響方式に対応し、伝送コストを増やすことなく所望の音響空間層を選択して再生することが可能となる。すなわち、家庭でマルチチャンネル音響信号を受信したのち、各グループから所望の音響空間層を選択して組み合わせることで一つの番組を生成ことが可能となり、各音響空間層の組み合わせをそれぞれ独立した番組として伝送する場合に比べ、伝送コストを低減することが可能となる。
また、復号化部12は、音声切替用IF15からの切替入力に基づき、グループ毎の再生のオンオフと、復号化する音響空間層とを切り替える。これにより、ユーザが所望する音響空間層を組み合わせて音として再生することが可能となる。
また、メタデータが所定の音響空間層から他のグループの他の音響空間層への間のリンク情報を含む場合、復号化部12は、所定の音響空間層を復号化する場合、リンク先の他のグループでも他の音響空間層を復号化する。これにより、例えば屋内視聴用の音響空間層や、屋外視聴用の音響空間層など、異なるグループ間で関連する音響空間層を同時に切り替えることが可能になる。なお、例えば音響空間層にリンクが設定されている場合であっても、緊急情報など特殊な音響空間層の場合は、必ずしも音響空間層の切り替えを連動させないことも可能である。
図5、図6は、3つの音響空間層のグループを持つスポーツ中継番組のマルチチャンネル音響信号の一例を示す図である。例えば、スポーツ中継番組などにおいて、観客の歓声のグループを規定し、ホームチーム側の歓声とアウェイチーム側の歓声とを異なる音響空間層として当該グループに含めることが考えられる。
図5は、本実施形態におけるマルチチャンネル音響信号に含まれる音響空間層の一例を示す図である。図5のマルチチャンネル音響信号は、4つの音響空間層を含んで構成される。第1の音響空間層200は5チャンネルの音響チャンネル(210〜250)、第2の音響空間層300は4チャンネルの音響チャンネル(310〜340)、第3の音響空間層400は4チャンネルの音響チャンネル(410〜440)、第4の音響空間層500はモノラル方式(1ch)の音響チャンネル(510)である。
図6は、図5に示す音響空間層の音響チャンネル信号及びメタデータの一例を示す図である。図6のメタデータ(Sound Essence 000)には、当該マルチチャンネル音響信号が3つの音響空間層のグループ(Field)を持つスポーツ番組(Football)の音であることが記載され、第1のグループは第1の音響空間層200(Sound Field 01)が常に再生オン、第2のグループは第2の音響空間層300(Sound Field 02)又は第3の音響空間層400(Sound Field 03)が再生オン、第3のグループは第4の音響空間層500(Sound Field 04)が再生オン又は再生オフ(off)となることが規定される。また、図6には、各音響空間層200〜500のチャンネル数、チャンネルの役割、グループ内での初期状態、各音響チャンネル信号、チャンネル番号及びチャンネルラベルが記載されている。ここで、複数の音響空間層を持つ第2のグループは観客席の歓声に関するものであって、例えば、第2の音響空間層300はホームチーム側の観客席の歓声であり、第3の音響空間層400は、アウェイチーム側の観客席の歓声である。
この場合、復号化部12は、マルチチャンネル音響信号に含まれるメタデータに基づき、第1のグループの第1の音響空間層200は効果音として常に再生がオンであるものとして復号化する。また、復号化部12は、第2のグループについては、ホームチーム側の歓声である第2の音響空間層300又はアウェイチーム側の歓声である第3の音響空間層400のいずれかを選択して復号化することができる。また、復号化部12は、第3のグループについては、ユーザからの入力に応じて、アナウンサーや解説者のコメントである第4の音響空間層500を復号化したり、再生オフとしたりすることができる。なお、本実施形態では第3のグループのみ再生オフを選択可能としたが、他のグループも必要に応じて設定することが可能である。
図7は、複数の音響空間層における音響チャンネル信号の共有化の一例を示す図である。図7に示すメタデータは(Sound Essence 000)には、当該マルチチャンネル音響信号が1つの音響空間層のグループ(Field)を持つスポーツ番組(Football)の音であることが記載され、第1のグループは第1の音響空間層200(Sound Field 01)、第2の音響空間層300(Sound Field 02)、第3の音響空間層400(Sound Field 03)のいずれかが再生オンとなることが規定されている。また、図7には、各音響空間層200〜400のチャンネル数、チャンネルの役割、グループ内での初期状態が記載され、さらに、各音響チャンネル信号のチャンネル番号及びチャンネルラベルが記載されている。
さらに、図7の各音響チャンネル信号には、他の音響チャンネル信号へのリンク情報が記載されている。例えば、第2の音響空間層300(Sound Field 02)の音響チャンネル信号310〜340と、第3の音響空間層400(Sound Field 03)の音響チャンネル信号410〜440とは、他の音響チャンネル信号へのリンクが設定されておらず(Unlinked)、各音響チャンネル信号がそれぞれ独立した音響信号データを含むことが記載されている。
一方、第1の音響空間層200の音響チャンネル信号210には第2の音響空間層300の音響チャンネル信号310(Channel 06)、音響チャンネル信号220には第3の音響空間層400の音響チャンネル信号420(Channel 11)、音響チャンネル信号240には第2の音響空間層300の音響チャンネル信号330(Channel 08)、音響チャンネル信号250には第3の音響空間層400の音響チャンネル信号430(Channel 12)へのリンクがそれぞれ設定されている。この場合、マルチチャンネル音響信号は、第1の音響空間層200の音響チャンネル信号210、220、240、250について、リンク先の音響チャンネル信号を用いるものとして、各音響チャンネル信号の音響信号を個別に含むことなく伝送することが可能となる。この例では、音響チャンネル信号のリンクを1対1としたが、複数の音響チャンネル信号をリンクさせることも可能である。
メタデータが、所定の音響チャンネル信号から他の音響チャンネル信号へのリンク情報を含む場合、復号化部12は、所定の音響チャンネル信号を復号化する場合、所定の音響チャンネルとして他の音響チャンネル信号を復号化する。このように、複数の音響空間層において音響チャンネル信号の共有化することにより、各音響信号を独立した音響信号データとして伝送する必要がなく、伝送コストを低減させることが可能となる。すなわち、少ない音響チャンネル信号を共有して受信側で切り替え可能とすることで、番組交換や視聴者の好みに合った番組視聴を少ない伝送コストで実現することができる。
図8は、本発明の一実施形態に係る音響信号作成装置の構成を示す図である。音響信号作成装置20は、ミキサ21と、符号化部22と、マルチプレクサ23(MUX)とを備える。
ミキサ21は、複数の音響信号をミキシングして、音響空間層毎の音響チャンネル信号として符号化部22に出力する。
符号化部22は、ミキサ21からの各音響空間層の音響チャンネル信号を符号化してマルチプレクサ23に出力する。
マルチプレクサ23(多重化部)は、各音響空間層の音響チャンネル信号と、音響空間層の役割毎のグループとグループの再生のオンオフ情報とを含むメタデータと、を多重化するものであり、番組制作者等により入力されるメタデータと、符号化された音響チャンネル信号を多重化して複数の音響空間層を持つマルチチャンネル音響信号を作成する。マルチプレクサ23は、放送又は伝送によりマルチチャンネル音響信号を伝えるため、マルチチャンネル音響信号を多重化して電波またはIP回線等で家庭など遠隔地に伝送する。
このように、本実施形態によれば、マルチプレクサ23は、各音響空間層の音響チャンネル信号と、音響空間層の役割毎のグループとグループの再生のオンオフ情報とを含むメタデータとを多重化する。これにより、音響信号再生装置側で、複数の音響空間層を持つマルチチャンネル音響方式に対応し、伝送コストを増やすことなく所望の音響空間層を選択して再生することが可能となる。すなわち、家庭でマルチチャンネル音響信号を受信したのち、各グループから所望の音響空間層を選択して組み合わせることで一つの番組を生成ことが可能となり、各音響空間層の組み合わせをそれぞれ独立した番組として伝送する場合に比べ、伝送コストを低減することが可能となる。
また、マルチプレクサ23は、所定の音響空間層から他のグループの他の音響空間層への間のリンク情報をメタデータに含めることができる。これにより、音響信号再生装置側で、例えば屋内視聴用の音響空間層や、屋外視聴用の音響空間層など、異なるグループ間で関連する音響空間層を同時に切り替えることが可能になる。
また、マルチプレクサ23は、所定の音響チャンネル信号から他の音響チャンネル信号へのリンク情報をメタデータに含めることができる。これにより、音響信号再生装置側で、少ない音響チャンネル信号を共有して切り替えることが可能となり番組交換や視聴者の好みに合った番組視聴を少ない伝送コストで実現することができる。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各部材、各手段、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段やステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
10 音響信号再生装置
11 デマルチプレクサ
12 復号化部
13 再生チャンネル変換部
14 スピーカ
15 音声切替用IF(ユーザインタフェース)
20 音響信号作成装置
21 ミキサ
22 符号化部
23 マルチプレクサ(多重化部)

Claims (4)

  1. 複数の音響空間層が役割毎にグループ化されたマルチチャンネル音響信号の再生装置であって、
    前記マルチチャンネル音響信号に含まれるメタデータに基づき、前記グループ毎に再生のオンオフを切り替え、再生がオンのグループは、当該グループから音響空間層を選択して当該音響空間層に含まれる音響チャンネル信号を復号化する復号化部を備える音響信号再生装置。
  2. ユーザから音声の切替入力を受け付けるユーザインタフェースを備え、
    前記復号化部は、前記切替入力に基づき、前記グループ毎の再生のオンオフと、復号化する音響空間層とを切り替える、請求項1に記載の音響信号再生装置。
  3. 前記メタデータは、所定の音響空間層から他のグループの他の音響空間層への間のリンク情報を含み、
    前記復号化部は、前記所定の音響空間層を復号化する場合、前記他のグループでも前記他の音響空間層を復号化する、請求項1又は2に記載の音響信号再生装置。
  4. 前記メタデータは、所定の音響チャンネル信号から他の音響チャンネル信号へのリンク情報を含み、
    前記復号化部は、前記所定の音響チャンネル信号を復号化する場合、前記所定の音響チャンネルとして前記他の音響チャンネル信号を復号化する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の音響信号再生装置。
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