JP6224419B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置に関するものである。
従来、複写機、複合機等の画像処理装置、例えば、複合機においては、スキャナ部で原稿の画像が読み取られ、読取データが入力画像データとして画像処理部に送られ、該画像処理部において入力画像データに基づいて出力画像データが生成されてプリンタ部に送られ、該プリンタ部において出力画像データに基づいて印刷が行われるようになっている。
この場合、画像処理部において、入力画像データに対して、原稿の下地領域の色成分(背景色)を除去するための下地除去処理、原稿の裏面の画像が透けて表面に現れる裏写りを除去するための裏写り除去処理等の補正処理が行われる。
そのために、入力画像データにおける濃度情報のヒストグラムが作成され、該ヒストグラムの最頻値が特徴量(基準濃度)として算出され、該特徴量に基づいて前記下地除去処理、裏写り除去処理等の補正処理が行われる(例えば、特許文献1参照。)。
特開2010−93684号公報
しかしながら、前記従来の複合機においては、入力画像データのすべての濃度情報を取得し、ヒストグラムを作成しようとすると、ヒストグラムを記録するための記憶容量の大きいメモリが必要になり、複合機のコストが高くなってしまう。
そこで、入力画像データを限定したり、濃度情報を間引きしたりしてサンプリングを行い、サンプリングによって取得される濃度情報の数、すなわち、サンプリング数を少なくするようにしているが、サンプリング数が少ないと、ヒストグラムに基づいて特徴量を精度良く算出することができない。したがって、入力画像データに対して適正な補正処理を行うことができなくなってしまう。
本発明は、前記従来の複合機の問題点を解決して、入力画像データに対して適正な補正処理を行うことができる画像処理装置を提供することを目的とする。
そのために、本発明の画像処理装置においては、画像入力部によって取得された入力画像データを記録するための第1の画像記憶部と、該第1の画像記憶部から前記入力画像データを読み出し、色空間を変換して第1の変換画像データを生成する画像読出部と、前記第1の変換画像データに基づいてヒストグラムを作成するヒストグラム作成部と、該ヒストグラム作成部によって作成されたヒストグラムが有効であるかどうかを判断する有効性判定部と、ヒストグラムが有効である場合に、入力画像データを補正するためのパラメータを設定するパラメータ導出部と、該パラメータ導出部によって設定されたパラメータに基づいて、前記第1の変換画像データを補正し、第2の変換画像データを生成する画像補正部と、前記第2の変換画像データを読み込み、色空間を変換して出力画像データを生成し、第2の画像記憶部に記録する画像書込部と、前記第2の画像記憶部に記録された出力画像データを読み出して出力デバイスに送る画像出力部と、前記有効性判定部によるヒストグラムの有効性の判定結果に基づいて制御信号を生成する制御信号制御部とを有する。
そして、前記パラメータ導出部は、初期パラメータとして汎用変換テーブルを設定する。
また、前記ヒストグラム作成部によるヒストグラムの作成と、前記画像補正部による汎用変換テーブルに基づく第1の変換画像データの補正、及び前記画像書込部による出力画像データの書込みとが並列して行われる。
そして、前記制御信号制御部によって生成された制御信号に基づいて、前記画像読出部は、第1の画像記憶部から入力画像データを読み出し、前記画像書込部は、第2の画像記憶部に出力画像データを書き込む。
本発明によれば、画像処理装置においては、画像入力部によって取得された入力画像データを記録するための第1の画像記憶部と、該第1の画像記憶部から前記入力画像データを読み出し、色空間を変換して第1の変換画像データを生成する画像読出部と、前記第1の変換画像データに基づいてヒストグラムを作成するヒストグラム作成部と、該ヒストグラム作成部によって作成されたヒストグラムが有効であるかどうかを判断する有効性判定部と、ヒストグラムが有効である場合に、入力画像データを補正するためのパラメータを設定するパラメータ導出部と、該パラメータ導出部によって設定されたパラメータに基づいて、前記第1の変換画像データを補正し、第2の変換画像データを生成する画像補正部と、前記第2の変換画像データを読み込み、色空間を変換して出力画像データを生成し、第2の画像記憶部に記録する画像書込部と、前記第2の画像記憶部に記録された出力画像データを読み出して出力デバイスに送る画像出力部と、前記有効性判定部によるヒストグラムの有効性の判定結果に基づいて制御信号を生成する制御信号制御部とを有する。
そして、前記パラメータ導出部は、初期パラメータとして汎用変換テーブルを設定する。
また、前記ヒストグラム作成部によるヒストグラムの作成と、前記画像補正部による汎用変換テーブルに基づく第1の変換画像データの補正、及び前記画像書込部による出力画像データの書込みとが並列して行われる。
そして、前記制御信号制御部によって生成された制御信号に基づいて、前記画像読出部は、第1の画像記憶部から入力画像データを読み出し、前記画像書込部は、第2の画像記憶部に出力画像データを書き込む。
この場合、ヒストグラム作成部によって作成されたヒストグラムが有効であるかどうかが判断され、ヒストグラムが有効である場合に、パラメータ導出部によってパラメータが設定され、該パラメータに基づいて第1の変換画像データが補正されるので、ヒストグラムに基づいてパラメータを精度良く算出することができる。したがって、入力画像データに対して適正な補正処理を行うことができる。
本発明の第1の実施の形態における制御部の制御ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における複合機の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における複合機の制御ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態におけるサンプリング条件判定部の制御ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態におけるパラメータ導出部の制御ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における複合機の動作を示す第1のフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における複合機の動作を示す第2のフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における間引き対象画素を説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態におけるヒストグラムの度数分布の例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における設定変換テーブルの例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における汎用変換テーブルの例を示す図である。 ヒストグラムの総画素数が小さい場合の入力画像データの例を示す図である。 ヒストグラムの総画素数が小さい場合の出力画像データの例を示す図である。 ヒストグラムの総画素数が小さい場合に作成されるヒストグラムの例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における制御部の制御ブロック図である。 本発明の第2の実施の形態における複合機の動作を示す第1のフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における複合機の動作を示す第2のフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における画像読出部及び画像書込部の動作を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における画像読出部及び画像書込部の動作を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、画像処理装置としてのカラーの複合機について説明する。
図2は本発明の第1の実施の形態における複合機の斜視図、図3は本発明の第1の実施の形態における複合機の制御ブロック図である。
図において、10はカラーの複合機、20は第1の媒体としての原稿の画像を読み取り、読取データを発生させるスキャナ部、30は、該スキャナ部20から送られた読取データを画像データとして受け、画像データに基づいて第2の媒体としての用紙に画像を形成(印刷)する出力デバイスとしての電子写真方式のプリンタ部、PLは操作パネルである。該操作パネルPLには、スイッチ、ボタン等から成る操作部P1、及び液晶パネル等から成る表示部P2が配設される。
前記スキャナ部20は、原稿を載置するための載置台としてのフラットベッド101、該フラットベッド101を覆うカバー102、該カバー102に配設され、原稿を自動的に給紙するための自動原稿送り装置(ADF)103、前記フラットベッド101の下方に配設され、原稿の画像を読み取る画読取部としての図示されない読取ヘッド、該読取ヘッドによって生成された画像信号に基づいて、ビットマップデータから成る画像データ、すなわち、入力画像データを生成する図示されない信号処理部等を備える。
前記読取ヘッドは、光源、受光素子等を備え、フラットベッド101に載置された原稿の画像を読み取る場合、フラットベッド101に沿って移動させられ、自動原稿送り装置103によって給紙された原稿の画像を読み取る場合、所定の位置に置かれて、光源からの光を原稿に照射し、原稿によって反射させられた光、すなわち、反射光を受光素子によって受光して画像信号を生成し、前記信号処理部に送る。
該信号処理部は、読取ヘッドから送られた画像信号を受け、画像信号に対してA/D変換、シェーディング補正等の信号処理を行い、前記入力画像データを生成し、入力インタフェース11を介して制御部12に送る。
また、前記プリンタ部30は、用紙を収容する媒体収容部としての用紙カセット111、ブラック、イエロー、マゼンタ及びシアンの4色の図示されない画像形成ユニット、各画像形成ユニットに配設された像担持体としての感光体ドラム、該各感光体ドラムと対向させて配設された露光装置としての図示されないLEDヘッド、前記各画像形成ユニットに配設された現像器、前記各感光体ドラムと対向させて配設された転写部材としての図示されない転写ローラ、定着装置としての図示されない定着器等を備える。
プリンタ部30の前記各LEDヘッドに画像データが送られると、各LEDヘッドは後述される出力画像データに基づいて感光体ドラムを露光し、感光体ドラムの表面に潜像としての静電潜像を形成する。そして、現像器が静電潜像を現像して感光体ドラム上に現像剤像としてのトナー像を形成すると、前記転写ローラは、前記用紙カセット111から送られた用紙に各色のトナー像を順次転写し、カラーのトナー像を形成し、定着器はカラーのトナー像を用紙に定着させて、カラーの画像を形成する。なお、この場合、前記スキャナ部20、プリンタ部30等は制御部12に対して外部装置となる。
前記制御部12は、揮発性のメモリから成る第1の記憶装置としてのRAM13、読込専用のメモリから成る第2の記憶装置としてのROM14、演算装置としてのCPU15等を備え、該CPU15は、各種の演算を行ったり、ROM14に記録されたプログラムを実行したりする。
ところで、本実施の形態においては、スキャナ部20において原稿の画像を読み取った場合に、原稿の下地領域の色成分を除去したり、原稿の裏面の画像が透けて表面に現れる裏写りを除去したりすることができるようになっている。
そのために、前記制御部12は、入力画像データを受け、該入力画像データに対して補正処理を行うことによって出力画像データを生成し、該出力画像データを出力インタフェース16を介してプリンタ部30に送る。
該プリンタ部30は、制御部12から送られた出力画像データを受けると、出力画像データから各色の画像データを抽出し、各色の画像データをLEDヘッドに送る。
次に、前記制御部12の制御ブロックについて説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における制御部の制御ブロック図である。
図に示されるように、制御部12は、画像入力部51、第1の画像記憶部としての入力画像記憶部52、画像処理部40、第2の画像記憶部としての出力画像記憶部53及び画像出力部54を備える。なお、前記入力画像記憶部52は、スキャナ部20から送られた入力画像データを記録するために、出力画像記憶部53は、プリンタ部30に送る出力画像データを記録するためにそれぞれRAM13に形成される。
ところで、本実施の形態においては、前述されたように、原稿の下地領域の色成分を除去したり、原稿の裏面の画像が透けて表面に現れる裏写りを除去したりするために、前記入力画像記憶部52に記録された入力画像データに対して補正処理が行われるようになっている。
そのために、前記入力画像データについて色空間が変換され、色空間が変換された後の画素、すなわち、入力画素の画素値、例えば、明度値のヒストグラムが作成され、ヒストグラムの特徴量が算出され、該特徴量に基づいて、原稿の下地領域の色成分を除去したり、原稿の裏面の画像が透けて表面に現れる裏写りを除去したりするためのパラメータが設定(導出)され、該パラメータに基づいて入力画像データに対して前記補正処理が行われる。
この場合、すべての入力画素についてヒストグラムを作成しようとすると、ヒストグラムを記録するために前記RAM13の記憶容量を大きくする必要があるので、入力画像記憶部52に記録された入力画像データのうちのヒストグラムを作成するのに使用される入力画像データを限定したり、前記入力画素を間引きしたり、画素値に基づいて入力画素を制限したりすることによってサンプリング数を少なくしてサンプリングした入力画素についてヒストグラムを作成するようにしている。
ところが、サンプリング数を少なくすると、ヒストグラムに基づいて特徴量を精度良く算出することができない。したがって、入力画像データに対して適正な補正処理を行うことができなくなってしまう。
そこで、作成したヒストグラムが有効であるかどうかを判断し、ヒストグラムが有効である場合に、算出した特徴量に基づいてパラメータを設定し、該パラメータに基づいて入力画像データに対して前記補正処理を行うようにしている。
そのために、前記画像処理部40は、画像読出部41、サンプリング条件判定部42、ヒストグラム作成部43、有効性判定部44、パラメータ導出部45、画像補正部46及び画像書込部47を備える。なお、各部における通信制御、書込制御、画像処理等の演算は、制御部12において前記CPU15(図3)が、RAM13をワーキングメモリとして使用し、ROM14に記録されたプログラムを実行することによって行われる。
前記画像入力部51は、画像入力処理を行い、スキャナ部20から送られた入力画像データを入力インタフェース11を介して受けることによって取得し、取得した入力画像データを前記入力画像記憶部52に書き込み、記録する。なお、本実施の形態においては、画像入力部51が、スキャナ部20から送られた入力画像データを取得するようになっているが、入力画像データを、上位装置としてのホストコンピュータから取得したり、ネットワークを介して接続されたパソコン、又はHDD等の記憶媒体から取得したり、USBメモリスティック等の可搬の記憶媒体から取得したりすることができる。
前記画像読出部41は、画像読出処理を行い、入力画像記憶部52に記録された入力画像データを入力画像記憶部52の先頭から、すなわち、ページ先頭アドレスから1画素ずつ読み出し、読み出した入力画像データの色空間(例えば、RGB色空間)を所定の色空間(例えば、CIEL*a*b色空間)に変換することによって、所定の色空間の画像データ(以下「第1の変換画像データ」という。)を生成し、サンプリング条件判定部42及びヒストグラム作成部43に送る。また、前記画像読出部41は、入力画像データを、データ量、すなわち、データのサイズが、ヒストグラムを作成するのに必要な第1の読出サイズになるまで読み出し、読み出した入力画像データについて色空間の変換を行うと、入力画像データの読出し及び色空間の変換を停止する。ここで、RGB色空間とは赤、緑及び青の三原色がそれぞれ値R、値G及び値Bで表される色空間であり、CIEL*a*b色空間とは、明るさ、緑及びマゼンタの混合比、並びに青及び黄の混合比で表される色空間である。なお、Lは明度値を0〜100〔%〕で表したものであり、0〔%〕が黒とされ、100〔%〕が白とされる。また、aは緑及びマゼンタの混合比であり、マイナス値では緑が強くなり、プラス値ではマゼンタが強くなる。そして、bは青及び黄の混合比であり、マイナス値では青が強くなり、プラス値では黄が強くなる。
さらに、画像読出部41は、パラメータ導出部45から送られた、パラメータが設定されたことを表す後述される設定終了信号を受けると、入力画像記憶部52に記録された入力画像データを、再びページ先頭アドレスから1画素ずつ読み出し、読み出した入力画像データの色空間の変換を行い、第1の変換画像データを生成して画像補正部46に送る。続いて、前記画像読出部41は、入力画像データを、データのサイズが、画像補正部46における補正処理の処理量に応じて設定された第2の読出サイズになるまで読み出し、読み出した入力画像データについて色空間の変換を行うと、入力画像データの読出し及び色空間の変換を停止する。
前記サンプリング条件判定部42は、サンプリング条件判定処理を行い、画像読出部41から前記第1の変換画像データを読み込み、第1の変換画像データの前記入力画素が、ヒストグラムを作成するために画素をサンプリングする条件、すなわち、サンプリング条件を満たすかどうかを判断する。そして、サンプリング条件判定部42は、入力画素がサンプリング条件を満たす場合、サンプリング判定信号を1にし、入力画素がサンプリング条件を満たさない場合、サンプリング判定信号を0にして、ヒストグラム作成部43に送る。
該ヒストグラム作成部43は、ヒストグラム作成処理を行い、サンプリング条件判定部42によってサンプリング条件を満たすと判断された入力画素に基づいてヒストグラムを作成する。そのために、ヒストグラム作成部43は、サンプリング条件判定部42から送られた前記サンプリング判定信号を受け、サンプリング判定信号が1である場合に、画像読出部41から送られた第1の変換画像データの入力画素の画素値、例えば、明度値Lを参照し、画素値におけるヒストグラムの度数をカウントし、各画素値に対応する度数の分布を表すヒストグラムを作成する。なお、このとき、ヒストグラム作成部43は、ヒストグラムの度数の合計値である総画素数をカウントし、サンプリング判定信号が0である場合は、ヒストグラムの度数及び総画素数をカウントしない。
また、前記ヒストグラム作成部43は、前記第1の読出サイズになるまで読み出された入力画像データについてヒストグラムを作成すると、作成したヒストグラムをRAM13に記録する。
そして、前記有効性判定部44は、有効性判定処理を行い、ヒストグラム作成部43によってカウントされたヒストグラムの総画素数を読み込み、総画素数が有効条件を満たすかどうかによってヒストグラムが有効であるかどうかを判断する。すなわち、前記有効性判定部44は、ヒストグラムの総画素数が所定の閾値以上である場合、有効条件を満たすとしてヒストグラムが有効であると判断し、有効性判定信号を1(有効)にして生成し、パラメータ導出部45に送り、ヒストグラムの総画素数が前記所定の閾値未満である場合、有効条件を満たさないとしてヒストグラムが有効ではないと判断し、有効性判定信号を0(無効)にして生成し、パラメータ導出部45に送る。
該パラメータ導出部45は、パラメータ導出処理を行い、前記RAM13に記録されたヒストグラムを参照し、有効性判定部44から送られた有効性判定信号に基づいて、入力画像データを補正するためのパラメータを設定し、画像補正部46に送る。このとき同時に、パラメータ導出部45は、前記設定終了信号を1にして画像読出部41及び画像書込部47に送る。パラメータが設定されないときの前記設定終了信号は0にされる。
前記画像補正部46は、画像補正処理を行い、パラメータ導出部45によって設定されたパラメータに基づいて、画像読出部41から送られた第1の変換画像データに対して、原稿の下地領域の色成分を除去するための下地除去処理、原稿の裏面の画像が透けて表面に現れる裏写りを除去するための裏写り除去処理等の補正処理を行い、補正処理が行われた後の画像データ(以下「第2の変換画像データ」という。)を生成し、画像書込部47に送る。
該画像書込部47は、画像書込処理を行い、画像補正部46から第2の変換画像データを受け、パラメータ導出部45から送られた設定終了信号に基づいて出力画像データを生成し、出力画像記憶部53に書き込む。すなわち、画像書込部47は、設定終了信号が1である場合、前記第2の変換画像データの色空間(例えば、CIEL*a*b色空間)を、プリンタ部30の色空間(例えば、CMYBk色空間)に変換し、プリンタ部30の色空間に変換された画像データを前記出力画像データとし、前記出力画像記憶部53の先頭から、すなわち、ページ先頭アドレスから1画素ずつ出力画像記憶部53に書き込む。なお、設定終了信号が0である場合、画像書込部47は出力画像データを生成しない。また、CMYBk色空間は、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの各色を値C、値M、値Y及び値Bkで表す色空間である。
そして、前記画像出力部54は、画像出力処理を行い、出力画像記憶部53から出力画像データを読み出し、出力インタフェース16(図3)を介してプリンタ部30に送る。該プリンタ部30は、出力画像データを受けると、出力画像データに基づいて、前述されたように用紙に画像を形成する。
なお、本実施の形態においては、プリンタ部30に出力画像データが送られるようになっているが、出力画像データを、ホストコンピュータに送ったり、ネットワークを介して接続されたパソコン、又はHDD等の記憶媒体に送ったり、USBメモリスティック等の可搬の記憶媒体に送ったりすることができる。さらに、出力画像データをモニタに送ることができる。
次に、前記サンプリング条件判定部42について説明する。
図4は本発明の第1の実施の形態におけるサンプリング条件判定部の制御ブロック図である。
図に示されるように、サンプリング条件判定部42は、間引き判定部42a、閾値判定部42b及び総合判定部42cを備える。
間引き判定部42aは、入力画素が画像平面上のどの座標に位置するかを判断するとともに、位置する座標に基づいて、入力画素が第1の条件を満たすかどうかを、あらかじめ設定された間引き間隔パラメータに基づいて間引かれる対象となる画素、すなわち、間引き対象画素でないかどうかによって判断する。そして、間引き判定部42aは、入力画素が間引き対象画素でなく、第1の条件を満たすと判断すると、第1の判定信号を1にして総合判定部42cに送り、入力画素が間引き対象画素であり、第1の条件を満たさないと判断すると、第2の判定信号を0にして総合判定部42cに送る。
閾値判定部42bは、入力画素の画素値を参照し、画素値が第2の条件を満たすかどうかを、あらかじめ設定された有効範囲内に収まるかどうかによって判断する。そして、閾値判定部42bは、画素値が有効範囲内に収まり、第2の条件を満たすと判断すると、第2の判定信号を1にして総合判定部42cに送り、画素値が有効範囲内に収まらず、第2の条件を満たさないと判断すると、第2の判定信号を0にして総合判定部42cに送る。
該総合判定部42cは、間引き判定部42a及び閾値判定部42bから送られた第1、第2の判定信号の論理積(AND)を採ることによって、第1、第2の条件が満たされるかどうかを判断し、第1、第2の条件が満たされる場合に、サンプリング条件が満たされると判断し、サンプリング判定信号を1にし、第1、第2の条件のうちの少なくとも一方が満たされない場合に、サンプリング条件が満たされないと判断し、サンプリング判定信号を0にする。
なお、本実施の形態においては、サンプリング条件を満たすかどうかを判断するための判定項目として、間引き判定部42a及び閾値判定部42bによる二つの判定項目が設定され、第1、第2の条件が満たされる場合に、サンプリング条件が満たされると判断するようになっているが、一つの判定項目を設定し、第1、第2の条件のうちの一方が満たされる場合に、サンプリング条件が満たされると判断することができる。また、三つ以上の判定項目を設定することができる。
次に、前記パラメータ導出部45について説明する。
図5は本発明の第1の実施の形態におけるパラメータ導出部の制御ブロック図である。
図に示されるように、パラメータ導出部45は、パラメータを設定するために特徴量算出部45a及びパラメータ設定部45bを備える。
前記特徴量算出部45aは、前記RAM13(図3)に記録されたヒストグラムを参照し、ヒストグラムの特徴量、本実施の形態においては、原稿の下地領域の色成分を除去するための明度値Lの閾値Lthを算出する。そして、前記パラメータ設定部45bは、前記有効性判定部44から送られた有効性判定信号が1であるかどうかを判断し、有効性判定信号が1である場合、特徴量算出部45aによって算出された明度値Lの閾値Lthを読み込み、該閾値Lthに基づいて、第1のパラメータとしての設定変換テーブルを設定する。また、有効性判定部44から送られた有効性判定信号が0である場合、パラメータ設定部45bは、あらかじめ設定された第2のパラメータとしての汎用変換テーブルを設定する。そして、パラメータ設定部45bは、設定変換テーブル又は汎用変換テーブルを設定するのと同時に、設定終了信号を1にして生成し、画像読出部41及び画像書込部47に送る。
次に、前記構成の複合機10の動作について説明する。
この場合、第1の変換画像データの画素値として明度値Lを使用して作成されたヒストグラムに基づいて、原稿の下地領域の色成分を除去する下地除去処理について説明する。
図6は本発明の第1の実施の形態における複合機の動作を示す第1のフローチャート、図7は本発明の第1の実施の形態における複合機の動作を示す第2のフローチャート、図8は本発明の第1の実施の形態における間引き対象画素を説明するための図、図9は本発明の第1の実施の形態におけるヒストグラムの度数分布の例を示す図、図10は本発明の第1の実施の形態における設定変換テーブルの例を示す図、図11は本発明の第1の実施の形態における汎用変換テーブルの例を示す図である。なお、図9において、横軸に明度値Lを、縦軸に度数G(L)を採ってあり、図10及び11において、横軸に入力側の明度値Liを、縦軸に出力側の明度値Loを採ってある。
まず、前記画像入力部51は、スキャナ部20から送られた入力画像データを入力インタフェース11を介して取得し、取得した入力画像データを前記入力画像記憶部52に書き込む。
続いて、前記画像読出部41は、入力画像記憶部52における読出位置を初期化してページ先頭アドレスにする。
この場合、画像読出部41は、入力画像データを1ラインずつ主走査方向に読み出し、1ラインの読出しが終了するたびに、読み出すラインを副走査方向に順次変更する。
なお、前記入力画像データの主走査方向におけるサイズ、すなわち、画像幅をWとし、副走査方向におけるサイズ、すなわち、画像高さをHとし、読み出す入力画像データのページ先頭アドレスに対応する入力画素の座標(x,y)の先頭の座標を(0,0)としたとき、読出位置を初期化したときの入力画素の座標(x,y)は、
x=0
y=0
になり、n画素目(0≦n≦(W−1)*(H−1))の画素の座標は(xn ,yn )になり、xn はn/Wの剰余で表され、yn はn/Wの商で表される。
この場合、前記画像読出部41は、入力画像記憶部52に記録された入力画像データのうちの、原稿における、文字、図形等の画像が形成されていない下地領域の入力画像データを読み出す。したがって、読み出される入力画像データに応じて前記画像高さHが設定される。
次に、画像読出部41は、入力画像記憶部52に記録された入力画像データをページ先頭アドレスから1画素ずつ読み出し、読み出した入力画像データの色空間、本実施の形態においては、RGB色空間を、所定の色空間、本実施の形態においては、CIEL*a*b色空間に変換し、CIEL*a*b色空間に変換された第1の変換画像データをサンプリング条件判定部42及びヒストグラム作成部43に送る。この場合、n画素目の入力画像データ、すなわち、RGBデータ(Rn ,Gn ,Bn )が読み出され、色空間が変換され、CIEL*a*bデータ(Ln ,an ,bn )が第1の変換画像データにされる。
続いて、サンプリング条件判定部42において、間引き判定部42aは、第1の変換画像データを読み込み、入力画素が間引き対象画素でないかどうかを判断する。入力画素が間引き対象画素でない場合に、閾値判定部42bは、入力画素の画素値があらかじめ設定された画素値の有効範囲内に収まるかどうかを判断する。入力画素の画素値があらかじめ設定された画素値の有効範囲内に収まる場合に、総合判定部42cはサンプリング判定信号を1にする。
一方、入力画素が間引き対象画素であるか、又は入力画素の画素値があらかじめ設定された画素値の有効範囲内に収まらない場合に、総合判定部42cはサンプリング判定信号を0にする。
本実施の形態においては、図8に示されるように、例えば、画像幅Wが8であり、画像高さHが8である入力画像データにおいて、主走査方向のサンプリング間隔xiが4とされ、副走査方向のサンプリング間隔yiが2として設定された場合に、前記入力画素の座標(xn ,yn )に対して、xn /xiの剰余が0であり、かつ、yn /yiの剰余が0である画素、例えば、図8における画素q1について、間引き判定部42aは間引き対象画素ではないと判断し、xn /xiの剰余が0でないか、又はyn /yiの剰余が0でない画素、例えば、図8における画素q2について、間引き判定部42aは間引き対象画素であると判断する。
また、例えば、n画素目の画素値(Ln ,an ,bn )に対して、それぞれの有効範囲の最大値をLmax 、amax 、bmax とし、最小値をLmin 、amin 、bmin とし、高明度・低彩度の領域だけを有効範囲とした場合、最大値Lmax 、amax 、bmax 及び最小値Lmin 、amin 、bmin は、
max =100
min =80
max =5
min =−5
max =5
min =−5
に設定される。
そして、閾値判定部42bは、n画素目の画素値(Ln ,an ,bn )を参照し、画素値Ln ,an ,bn が、
min ≦Ln ≦Lmax
であり、かつ、
min ≦an ≦amax
であり、かつ、
min ≦bn ≦bmax
である場合、画素値(Ln ,an ,bn )は有効範囲内に収まると判断し、画素値Ln ,an ,bn が、
min ≦Ln ≦Lmax
ではないか、又は、
min ≦an ≦amax
ではないか、又は、
min ≦bn ≦bmax
ではない場合、画素値(Ln ,an ,bn )は有効範囲内に収まらないと判断する。
次に、前記ヒストグラム作成部43は、サンプリング条件判定部42から送られたサンプリング判定信号を受け、サンプリング判定信号が1である場合に、画像読出部41から送られた第1の変換画像データの画素値、本実施の形態においては、明度値Lを参照し、該明度値Lにおけるヒストグラムの度数(L)をカウントする。すなわち、ヒストグラム作成部43は、各明度値Lごとの度数G(L)をインクリメントする。また、ヒストグラム作成部43は、サンプリング判定信号が1である場合、ヒストグラムの総画素数Nqをカウントし、サンプリング信号が0である場合、ヒストグラムの度数G(L)及び総画素数Nqをカウントしない。
そして、前記画像読出部41は、入力画像記憶部52から読み出した入力画像データのサイズZが第1の読出サイズZ1より小さいかどうかを判断し、入力画像データのサイズZが第1の読出サイズZ1より小さい場合、入力画像データの読出位置をインクリメントし、次の入力画像データを読み出し、読み出した入力画像データの色空間の変換を行い、第1の変換画像データをサンプリング条件判定部42及びヒストグラム作成部43に送る。この場合、入力画像データのサイズZ及び第1の読出サイズZ1は、いずれも画素数で表され、第1の読出サイズZ1は、前記画像高さHである256ライン分の値、すなわち、
Z1=W×256
にされる。
続いて、前記ヒストグラム作成部43は、サンプリング条件判定部42から送られたサンプリング判定信号を受け、サンプリング判定信号が1である場合は、第1の変換画像データの明度値Lを参照し、該明度値Lにおけるヒストグラムの度数(L)をカウントするとともに、ヒストグラムの総画素数Nqをカウントする。
このようにして、ヒストグラム作成部43は、前記第1の読出サイズZ1になるまで読み出された入力画像データについて、第1の変換画像データの入力画素の明度値Lを参照することによって、図9に示されるような、各明度値Lに対する度数G(L)の分布を表すヒストグラムを作成し、RAM13に記録する。
そして、画像読出部41が入力画像記憶部52から読み出した入力画像データのサイズZが第1の読出サイズZ1と等しくなると、前記有効性判定部44は、ヒストグラム作成部43からヒストグラムの総画素数Nqを読み出し、総画素数Nqが閾値Nth以上であるかどうかによって、総画素数Nqが有効条件を満たすかどうかを判断する。
本実施の形態において、閾値Nthは、前記第1の読出サイズZ1の所定の割合、本実施の形態においては、20〔%〕の値にされ、総画素数Nqが、
Nq≧Nth
=Z1×0.2
である場合、前記有効性判定部44は、総画素数Nqが有効条件を満たし、ヒストグラムが有効であると判断し、有効性判定信号を1にし、総画素数Nqが、
Nq<Nth
=Z1×0.2
である場合、前記有効性判定部44は、総画素数Nqが有効条件を満たさず、ヒストグラムが有効でないと判断し、有効性判定信号を0にし、パラメータ導出部45に送る。
続いて、パラメータ導出部45は、有効性判定信号を読み込み、有効性判定信号が1である場合に、前記特徴量算出部45aはヒストグラム作成部43から送られたヒストグラムを参照し、ヒストグラムの明度値Lの閾値Lthを算出する。
そのために、特徴量算出部45aは、前記ヒストグラムにおいて明度値Lが高い(L=100)側から低い(L=0)側にかけて順次度数G(L)を読み込み、最初に、
G(L)>G(L+1)
になる明度値Lをピーク開始明度値Lsとし、最初に
G(L−1)>G(L)
になる明度値Lをピーク明度値Lpとする。
ところで、原稿の下地領域の明度値Lは、一般的に、ピーク明度値Lpを中心にほぼ正規分布となる度数分布を有するので、特徴量算出部45aは、原稿の下地領域の色成分を除去するための明度値Lの閾値Lth
Lth=Lp−(Ls−Lp)
を算出する。
次に、パラメータ導出部45のパラメータ設定部45bは、特徴量算出部45aによって算出された閾値Lthに基づいて、原稿の下地領域の色成分を除去するための、図10に示されるような設定変換テーブルを設定し、同時に、設定終了信号を1にし、画像読出部41及び画像書込部47に送る。前記設定変換テーブルは、0〜100で表された、画像補正部46の入力側、すなわち、変換前の明度値Li、及び明度値Liに対応させて設定され、かつ、0〜100で表された、画像補正部46の出力側、すなわち、変換後の明度値Loから成り、明度値Liが所定の値Lf(例えば、50)未満である場合、図10においてラインf1で示されるように、明度値Loは明度値Liと等しくされ、明度値Liが閾値Lth以上である場合、ラインf2で示されるように、明度値Liの大小に関係なく、明度値Loは100にされる。また、明度値Liが前記値Lf以上、かつ、閾値Lth未満である場合に、ラインf1における明度値Liが値Lfになるポイントをpt1とし、ラインf2における明度値Liが閾値Lthになるポイントをpt2としたとき、明度値Loはポイントpt1、pt2を結ぶラインf3上の値にされる。
これにより、明度値Liは、値Lfから閾値Lthまで変化するのに伴って、ラインf3で示されるように徐々に大きくなるので、原稿の下地領域の色成分を除去するのに伴って、階調飛びが生じることがなくなる。
また、有効性判定信号が0である場合、パラメータ設定部45bは、あらかじめ設定された汎用変換テーブルを設定し、同時に、設定終了信号を1にして生成し、画像読出部41及び画像書込部47に送る。本実施の形態において、汎用変換テーブルにおいては、図11に示されるように、入力側の明度値Liと出力側の明度値Loとが等しくされるが、画像補正部46における補正処理の内容に応じて明度値Liと明度値Loとを異ならせることができる。
そして、画像読出部41は、設定終了信号を受けると、前記パラメータ設定部45bによって設定された設定変換テーブル又は汎用変換テーブルに基づいて、入力画像データに対して補正処理を行うために、再び入力画像記憶部52における読出位置を初期化してページ先頭アドレスにする。また、画像書込部47は、設定終了信号を受けると、出力画像記憶部53に、補正処理が行われた後の出力画像データを書き込むための書込位置を初期化してページ先頭アドレスにする。
すなわち、読出位置及び書出位置を初期化したときの各座標(x,y)は、
x=0
y=0
にされる。
次に、画像読出部41は、入力画像記憶部52に記録された入力画像データをページ先頭アドレスから1画素ずつ読み出し、読み出した入力画像データのRGB色空間をCIEL*a*b色空間に変換し、画像補正部46に送る。この場合、n画素目の入力画像データ、すなわち、RGBデータ(Rn ,Gn ,Bn )が読み出され、色空間が変換され、CIEL*a*bデータ(Ln ,an ,bn )が第1の変換画像データにされ、画像補正部46に送られる。
続いて、前記画像補正部46は、第1の変換画像データを受けると、画像補正処理を行い、パラメータ導出部45において設定された設定変換テーブルを参照し、第1の変換画像データにおける明度Lを、明度値Liと明度値Loとで変換することによって、下地除去処理の補正処理を行い、補正処理が行われた後の第2の変換画像データを画像書込部47に送る。
該画像書込部47は、画像補正部46から送られた第2の変換画像データを受け、パラメータ導出部45から送られた設定終了信号に基づいて出力画像データを生成し、出力画像記憶部53に書き込む。すなわち、画像書込部47は、設定終了信号が1である場合、前記第2の変換画像データのCIEL*a*b色空間を、プリンタ部30のCMYBk色空間に変換し、CMYBk色空間に変換された画像データを前記出力画像データとし、ページ先頭アドレスから1画素ずつ前記出力画像記憶部53に書き込む。この場合、n画素目の第2の変換画像データ、すなわち、CIEL*a*bデータ(Ln ,an ,bn )が読み込まれ、色空間が変換され、CMYBkデータ(Cn 、Mn 、Yn 、Bkn )が出力画像データにされ、出力画像記憶部53に記録される。なお、設定終了信号が0である場合、画像書込部47は出力画像データを生成しない。
そして、前記画像読出部41は、入力画像記憶部52から読み出した入力画像データのサイズZが第2の読出サイズZ2より小さいかどうかを判断し、入力画像データのサイズZが第2の読出サイズZ2より小さい場合、入力画像データの読出位置をインクリメントし、次の入力画像データを読み出し、読み出した入力画像データの色空間の変換を行い、第1の変換画像データを画像補正部46に送る。該画像補正部46は、第1の変換画像データを受けると、補正処理を行い、第1の変換画像データにおける明度Lを明度値Liと明度値Loとで変換することによって、下地除去処理を行い、下地除去処理が行われた後の第2の変換画像データを画像書込部47に送る。
また、画像書込部47は、第2の変換画像データの色空間の変換を行い、出力画像データの書込位置をインクリメントし、出力画像データを出力画像記憶部53に書き込む。
画像読出部41が入力画像記憶部52から読み出した入力画像データのサイズZが第2の読出サイズZ2と等しくなると、画像出力部54は出力インタフェース16を介してプリンタ部30に出力画像データを送る。プリンタ部30は、制御部12から送られた出力画像データを受けると、出力画像データから各色の画像データを抽出し、各色の画像データをLEDヘッドに送る。
この場合、第2の読出サイズZ2は
Z2=W×H
にされる。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS1 画像入力部51は入力画像データを取得する。
ステップS2 画像読出部41は読出位置を初期化する。
ステップS3 画像読出部41は入力画像データを読み出し、色空間を変換する。
ステップS4 間引き判定部42aは入力画素が間引き対象画素でないかどうかを判断する。入力画素が間引き対象画素でない場合はステップS5に、入力画素が間引き対象画素である場合はステップS7に進む。
ステップS5 閾値判定部42bは入力画素の画素値が有効範囲内に収まるかどうかを判断する。入力画素の画素値が有効範囲内に収まる場合はステップS6に、入力画素の画素値が有効範囲内に収まらない場合はステップS7に進む。
ステップS6 総合判定部42cはサンプリング判定信号を1にする。
ステップS7 総合判定部42cはサンプリング判定信号を0にする。
ステップS8 ヒストグラム作成部43はサンプリング判定信号が1であるかどうかを判断する。サンプリング信号が1である場合はステップS9に、サンプリング信号が1でない場合はステップS10に進む。
ステップS9 ヒストグラム作成部43はヒストグラムの度数G(L)をカウントし、ヒストグラムの総画素数Nqをカウントする。
ステップS10 画像読出部41は入力画像データのサイズZが第1の読出サイズZ1より小さいかどうかを判断する。入力画像データのサイズZが第1の読出サイズZ1より小さい場合はステップS11に、入力画像データのサイズZが第1の読出サイズZ1以上である場合はステップS12に進む。
ステップS11 画像読出部41は読出位置をインクリメントし、ステップS3に戻る。
ステップS12 パラメータ導出部45は有効性判定信号が1であるかどうかを判断する。有効性判定信号が1である場合はステップS13に、有効性判定信号が1でない場合はステップS15に進む。
ステップS13 特徴量算出部45aは特徴量を算出する。
ステップS14 パラメータ設定部45bは設定変換テーブルを設定する。
ステップS15 パラメータ設定部45bは汎用変換テーブルを設定する。
ステップS16 画像読出部41は読出位置を初期化し、画像書込部47は書込位置を初期化する。
ステップS17 画像読出部41は入力画像データを読み出し、色空間を変換する。
ステップS18 画像補正部46は画像補正処理を行う。
ステップS19 画像書込部47は色空間を変換し、出力画像データを書き込む。
ステップS20 画像読出部41は入力画像データのサイズZが第2の読出サイズZ2より小さいかどうかを判断する。入力画像データのサイズZが第2の読出サイズZ2より小さい場合はステップS21に、入力画像データのサイズZが第2の読出サイズZ2以上である場合はステップS22に進む。
ステップS21 画像読出部41は読出位置をインクリメントし、画像書込部47は書込位置をインクリメントし、ステップS17に戻る。
ステップS22 画像出力部54は出力画像データを生成し、処理を終了する。
このように、本実施の形態においては、ヒストグラム作成部43によって作成されたヒストグラムが有効であるかどうかが判断され、ヒストグラムが有効である場合に、パラメータ導出部45によってパラメータが設定され、該パラメータに基づいて、第1の変換画像データが補正されるので、ヒストグラムに基づいてパラメータを精度良く算出することができる。したがって、前記入力画像データに対して適正な補正処理を行うことができる。
また、ヒストグラムが有効でない場合は、パラメータとして汎用変換テーブルが設定されるので、画像補正部46における画像補正処理を簡素化することができる。
次に、ヒストグラムの総画素数Nqが閾値Nthより小さく、総画素数Nqが有効条件を満たさない場合に、下地除去処理を行ったときの画像品位について説明する。
図12はヒストグラムの総画素数が小さい場合の入力画像データの例を示す図、図13はヒストグラムの総画素数が小さい場合の出力画像データの例を示す図、図14はヒストグラムの総画素数が小さい場合に作成されるヒストグラムの例を示す図である。なお、図14において、横軸に明度値Lを、縦軸に度数G(L)を採ってある。
この場合、原稿の下地領域の色成分が白ではなく、高明度・低彩度の色及び低明度・高彩度の色から成る場合について説明する。
図12において、Diは入力画像データであり、この場合、該入力画像データDiの画像幅は12にされ、画像高さは6にされ、主走査方向のサンプリング間隔及び副走査方向のサンプリング間隔がいずれも2に設定される。
この場合、図面上でハッチングが付された画素dz1〜dz4等は、低明度・高彩度の色によって下地領域を形成する画素であり、図面上で網目が付された画素dz5〜dz8等は、高明度・低彩度の色によって下地領域を形成する画素である。また、図面上で四角形の中に円が描かれた画素dz3、dz4、dz7、dz8等は、間引く対象とならない画素、すなわち、非間引き対象画素であり、図面上で四角形の中に円が描かれていない画素dz1、dz2、dz5、dz6等は間引き対象画素である。
ところで、本実施の形態においては、間引き判定部42aによって、入力画素が間引き対象画素でないと判断され、閾値判定部42bによって、入力画素の画素値があらかじめ設定された有効範囲内に収まると判断された場合に、総合判定部42cにおいてサンプリング判定信号が1にされ、ヒストグラム作成部43によってヒストグラムが作成されるようになっている。
ここで、間引き判定部42aによって、入力画素が間引き対象画素でないと判断され、かつ、入力画素が高明度・低彩度の画素である場合にだけ、閾値判定部42bによって、入力画素の画素値があらかじめ設定された有効範囲内に収まると判断されると、総合判定部42cにおいてサンプリング判定信号が1にされるのは、図面上で網目が付され、四角形の中に円が描かれた画素dz7、dz8等だけになる。
その場合、サンプリング判定信号が1にされた画素dz7、dz8等に基づいて、ヒストグラム作成部43によって形成されるヒストグラムの度数分布は、図14に示されるようになり、ピーク明度値Lp及びその近傍の明度値Lにおける度数G(L)が極めて小さくなり、これに伴い、ヒストグラムの総画素数Nqも小さくなる。
この状態で、仮に、有効性判定部44がヒストグラムが有効であると判断し、パラメータ導出部45が、図14に示されるヒストグラムを参照し、明度値Lの閾値Lthを算出し、該閾値Lthに基づいて、パラメータ設定部45bが図10に示されるような設定変換テーブルを設定すると、入力側の明度値Liが閾値Lth以上である高明度・低彩度の画素dz7、dz8等だけ、出力側の明度値Loが白色と同じ最大の100にされてしまう。
その結果、図13に示されるような出力画像データDoが生成されてしまう。
図13において、Doは出力画像データであり、該出力画像データDoの画像幅は12にされ、画像高さは6にされ、主走査方向のサンプリング間隔及び副走査方向のサンプリング間隔がいずれも2に設定される。出力画像データDoの画素dz1’〜dz8’は前記入力画素データDiの画素dz1〜dz8に対応する。
この場合、図14のヒストグラムは画素dz7、dz8等だけによって作成され、入力側の明度値Liが閾値Lth以上である高明度・低彩度の画素dz5〜dz8等だけ、出力側の明度値Loが白色と同じ最大の100にされ、出力画像データDoの画素dz5’〜dz8’等において色成分が除去される。
ところが、入力画素データDiの低明度・高彩度の色によって下地領域を形成する画素dz1〜dz4等については、出力側の明度値Loが入力側の明度値Liと等しくされるので、出力画像データDoの画素dz1’〜dz4’等において色成分は除去されない。
この場合、出力画像データDoに基づいて用紙に画像を形成すると、下地領域の色合いが大きく変わってしまう。
これに対して、本実施の形態においては、図14に示されるように、ヒストグラムが画素dz7、dz8等だけによって作成される場合には、ヒストグラムの総画素数Nqが閾値Nthより小さく、総画素数Nqが有効条件を満たさないので、下地除去処理が行われない。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図15は本発明の第2の実施の形態における制御部の制御ブロック図である。
この場合、画像処理部40に制御信号制御部48が配設される。
そして、画像読出部41は、第1の画像記憶部としての入力画像記憶部52に記録された入力画像データをページ先頭アドレスから1画素ずつ読み出し、読み出した入力画像データの色空間(例えば、RGB色空間)を、所定の色空間(例えば、CIEL*a*b色空間)に変換し、所定の色空間に変換された画像データである第1の変換画像データをサンプリング条件判定部42、ヒストグラム作成部43及び画像補正部46に送る。
また、画像読出部41は、前記制御信号制御部48から送られる制御信号に従って、入力画像データの読出しを開始したり、入力画像データの読出しを継続したり、入力画像データの読出しを停止したり、入力画像データの読出しを停止した位置から読み出しを再開したりする。
前記画像補正部46は、あらかじめ指定された初期パラメータとしての、かつ、第2のパラメータとしての汎用変換テーブルに基づいて、画像読出部41から送られた第1の変換画像データを補正し、補正した画像データである第2の変換画像データを画像書込部47に送る。
該画像書込部47は、画像補正部46から送られた第2の変換画像データを出力デバイスの色空間(例えば、CMYBk色空間等)に変換して出力画像データを生成し、ページ先頭アドレスから1画素ずつ出力画像記憶部55に書き込む。そして、制御信号制御部48から送られた制御信号に従って、出力画像データの読出しを開始したり、出力画像データの書込みを継続したり、出力画像データの書込みを停止したり、出力画像データの書込みを停止した位置から書込みを再開したりする。
また、前記制御信号制御部48は、制御信号制御処理を行い、有効性判定部44からの有効性判定信号及びパラメータ導出部45からの設定終了信号に基づいて、画像読出部41において、入力画像データの読出しを開始したり、入力画像データの読出しを継続したり、入力画像データの読出しを停止したり、入力画像データの読出しを停止した位置から読出しを再開したり、画像書込部47において、出力画像データの書込みを開始したり、出力画像データの書込みを継続したり、出力画像データの書込みを停止したり、出力画像データの書込みを停止した位置から書込みを再開したりするための制御信号を生成する。
次に、前記構成の画像処理装置としての複合機10の動作について説明する。
この場合、第1の実施の形態と同様に、第1の変換画像データの画素値として明度値Lを使用して作成されたヒストグラムに基づいて、原稿の下地領域の色成分を除去するための下地除去処理について説明する。
図16は本発明の第2の実施の形態における複合機の動作を示す第1のフローチャート、図17は本発明の第2の実施の形態における複合機の動作を示す第2のフローチャートである。
まず、前記画像入力部51は、スキャナ部20から送られた入力画像データを入力インタフェース11を介して取得し、取得した入力画像データを前記入力画像記憶部52に書き込む。
続いて、制御信号制御部48は制御信号の初期値として開始信号を生成し、画像読出部41及び画像書込部47に送る。前記画像読出部41は、制御信号制御部48から送られた開始信号を受けて、入力画像記憶部52における読出位置を初期化してページ先頭アドレスにする。読出位置を初期化したときの入力画素の座標(x,y)は、
x=0
y=0
になる。また、前記画像書込部47は、制御信号制御部48から送られた開始信号を受けて、出力画像記憶部53における書込位置を初期化してページ先頭アドレスにする。書込位置を初期化したときの出力画素の座標(x,y)は、
x=0
y=0
になる。
次に、パラメータ導出部45のパラメータ設定部45bは、初期パラメータとして、図11に示されるような汎用変換テーブルを設定する。
続いて、画像読出部41は、入力画像記憶部52に記録された入力画像データをページ先頭アドレスから1画素ずつ読み出し、読み出した入力画像データのRGB色空間をCIEL*a*b色空間に変換し、CIEL*a*b色空間に変換された第1の変換画像データをサンプリング条件判定部42、ヒストグラム作成部43及び画像補正部46に送る。この場合、n画素目の入力画像データ、すなわち、RGBデータ(Rn ,Gn ,Bn )が読み出され、色空間が変換され、CIEL*a*bデータ(Ln ,an ,bn )が第1の変換画像データになる。
続いて、サンプリング条件判定部42はサンプリング条件判定処理を行い、ヒストグラム作成部43はサンプリング条件判定部42の判定結果に基づいてヒストグラム作成処理を行うが、このとき、画像補正部46は画像補正処理を並列処理によって行う。すなわち、図16におけるステップS35〜S40とステップS41〜ステップS42とが並列して行われる。
この場合、前記サンプリング条件判定部42において、間引き判定部42a(図4)は、第1の変換画像データを読み込み、第1の実施の形態と同じ方法で、入力画素が間引き対象画素でないかどうかを判断する。入力画素が間引き対象画素でない場合に、閾値判定部42bは、第1の実施の形態と同じ方法で、入力画素の画素値があらかじめ設定された画素値の有効範囲内に収まるかどうかを判断する。そして、入力画素の画素値があらかじめ設定された画素値の有効範囲内に収まる場合に、総合判定部42cはサンプリング判定信号を1にする。
一方、入力画素が間引き対象画素であるか、又は入力画素の画素値があらかじめ設定された画素値の有効範囲内に収まらない場合に、総合判定部42cはサンプリング判定信号を0にする。
次に、前記ヒストグラム作成部43は、サンプリング条件判定部42から送られたサンプリング判定信号を受け、サンプリング判定信号が1である場合に、画像読出部41から送られた第1の変換画像データの画素値、本実施の形態においては、明度値Lを参照し、明度値Lにおけるヒストグラムの度数(L)をカウントする。すなわち、ヒストグラム作成部43は、各明度値Lごとの度数G(L)をインクリメントする。また、ヒストグラム作成部43は、サンプリング判定信号が1である場合、ヒストグラムの総画素数Nqをカウントし、サンプリング信号が0である場合、ヒストグラムの度数G(L)及び総画素数Nqをカウントしない。
一方、前記画像補正部46は、画像読出部41から送られた第1の変換画像データを受けると、パラメータ導出部45のパラメータ設定部45bにおいて設定された汎用変換テーブルを参照し、第1の変換画像データを補正し、補正された画像データである第2の変換画像データを画像書込部47に送る。なお、汎用変換テーブルにおいては、図11に示されるように、入力側の明度値Liと出力側の明度値Loとが等しくされるので、第1の変換画像データはそのまま第2の変換画像データになる。
続いて、画像書込部47は、前記第2の変換画像データのCIEL*a*b色空間を、出力デバイスとしてのプリンタ部30のCMYBk色空間に変換し、プリンタ部30の色空間に変換された画像データを前記出力画像データとし、ページ先頭アドレスから1画素ずつ前記出力画像記憶部53に書き込む。この場合、n画素目の第1の変換画像データ、すなわち、CIEL*a*bデータ(Ln ,an ,bn )が読み込まれ、色空間が変換され、CMYBkデータ(Cn 、Mn 、Yn 、Bkn )が出力画像データとして生成され、出力画像記憶部53に記録される。
このようにして、サンプリング条件判定部42によってサンプリング条件判定処理が行われ、ヒストグラム作成部43によってサンプリング条件判定部42の判定結果に基づいてヒストグラム作成処理が行われるとともに、画像補正部46によって画像補正処理が並列処理によって行われている間に、前記画像読出部41は、入力画像記憶部52から読み出した入力画像データのサイズZが第1の読出サイズZ1より小さいかどうかを判断し、入力画像データのサイズZが第1の読出サイズZ1より小さい場合に、制御信号制御部48は、入力画像データの読出しを継続する制御信号として継続信号を生成し、画像読出部41に送るとともに、出力画像データの書込みを継続する制御信号として継続信号を生成し、画像書込部47に送る。これにより、画像読出部41は、入力画像データの読出位置をインクリメントし、次の入力画像データを読み出し、読み出した入力画像データの色空間の変換を行い、第1の変換画像データをサンプリング条件判定部42、ヒストグラム作成部43及び画像補正部46に送る。また、画像書込部47は、第2の変換画像データの色空間の変換を行い、出力画像データの書込位置をインクリメントし、出力画像データを出力画像記憶部53に書き込む。この場合、入力画像データのサイズZ及び第1の読出サイズZ1は、いずれも画素数で表され、第1の読出サイズZ1は256ライン分の値、すなわち、
Z1=W×256
にされる。
そして、画像読出部41が入力画像記憶部52から読み出した入力画像データのサイズZが第1の読出サイズZ1と等しくなると、前記制御信号制御部48は、入力画像データの読出しを停止する制御信号として停止信号を生成し、画像読出部41に送るとともに、出力画像データの書込みを停止する制御信号として停止信号を生成し、画像書込部47に送る。これにより、画像読出部41は、入力画像データの読出しを停止し、画像書込部47は、出力画像データの書込みを停止する。
続いて、有効性判定部44は、ヒストグラム作成部43から送られたヒストグラムの総画素数Nqを参照し、総画素数Nqが閾値Nth以上であるかどうかによって、総画素数Nqが有効条件を満たすかどうかを判断する。
本実施の形態において、閾値はNthは、前記第1の読出サイズZ1の20〔%〕の値にされ、総画素数Nqが、
Nq≧Nth
=Z1×0.2
である場合、前記有効性判定部44は、総画素数Nqが有効条件を満たし、ヒストグラムが有効であると判断し、有効性判定信号を1にして生成し、パラメータ導出部45に送る。また、総画素数Nqが、
Nq<Nth
=Z1×0.2
である場合、前記有効性判定部44は、総画素数Nqが有効条件を満たさず、ヒストグラムが有効でないと判断し、有効性判定信号を0にして生成し、制御信号制御部48に送る。
これにより、該制御信号制御部48は、直ちに、入力画像データの読出しを再開する制御信号として再開信号を生成し、画像読出部41に送るとともに、出力画像データの書込みを再開する制御信号として再開信号を生成し、画像書込部47に送る。前記画像読出部41は、制御信号制御部48から送られた再開信号を受け、読出しを停止した位置から読出しを再開し、画像書込部47は、制御信号制御部48から送られた再開信号を受け、書込みを停止した位置から書込みを再開する。
また、パラメータ導出部45は、有効性判定信号を読み込み、有効性判定信号が1である場合、前記特徴量算出部45a(図5)はヒストグラム作成部43から送られたヒストグラムを参照し、ヒストグラムの明度値Lの閾値Lthを算出する。
次に、パラメータ導出部45のパラメータ設定部45bは、特徴量算出部45aによって算出された閾値Lthに基づいて、原稿の下地領域の色成分を除去するための、図10に示されるような第1のパラメータとしての設定変換テーブルを設定し、同時に、設定終了信号を1にして生成し、制御信号制御部48に送る。
そして、該制御信号制御部48は、パラメータ導出部45から送られた設定終了信号を受けることによって、入力画像データの読出しをページ先頭アドレスから開始する制御信号として開始信号を生成し、画像読出部41に送る。
該画像読出部41は、制御信号制御部48から送られた開始信号を受けると、入力画像記憶部52における読出位置を初期化してページ先頭アドレスにする。また、画像書込部47は、制御信号制御部48から送られた開始信号を受けると、出力画像記憶部53に出力画像データを書き込むための書込位置を初期化してページ先頭アドレスにする。
すなわち、読出位置及び書出位置を初期化したときの入力画素の各座標(x,y)は、
x=0
y=0
にされる。
次に、画像読出部41は、入力画像記憶部52に記録された入力画像データをページ先頭アドレスから1画素ずつ読み出し、読み出した入力画像データのRGB色空間をCIEL*a*b色空間に変換し、画像補正部46に送る。この場合、n画素目の入力画像データ、すなわち、RGBデータ(Rn ,Gn ,Bn )が読み出され、色空間が変換され、CIEL*a*bデータ(Ln ,an ,bn )が第1の変換画像データになり、画像補正部46に送られる。
続いて、前記画像補正部46は、第1の変換画像データを受けると、パラメータ導出部45において設定された設定変換テーブルを参照し、第1の変換画像データにおける明度Lを変換することによって、下地除去処理の補正処理を行い、補正処理が行われた後の第2の変換画像データを画像書込部47に送る。
該画像書込部47は、画像補正部46から送られた第2の変換画像データを受け、制御信号制御部48から送られた開始信号を受けると、出力画像データを生成し、出力画像記憶部53に書き込む。すなわち、画像書込部47は、開始信号を受けると、前記第2の変換画像データのCIEL*a*b色空間をプリンタ部30のCMYBk色空間に変換し、CMYBk色空間に変換された画像データを前記出力画像データとし、ページ先頭アドレスから1画素ずつ前記出力画像記憶部53に書き込む。この場合、n画素目の第2の変換画像データ、すなわち、CIEL*a*bデータ(Ln ,an ,bn )が読み込まれ、色空間が変換され、CMYBkデータ(Cn 、Mn 、Yn 、Bkn )が出力画像データにされ、出力画像記憶部53に記録される。
そして、前記画像読出部41は、入力画像記憶部52から読み出した入力画像データのサイズZが第2の読出サイズZ2より小さいかどうかを判断し、入力画像データのサイズZが第2の読出サイズZ2より小さい場合に、制御信号制御部48は、入力画像データの読出しを継続する制御信号として継続信号を生成し、画像読出部41に送るとともに、出力画像データの書込みを継続する制御信号として継続信号を生成し、画像書込部47に送る。これにより、画像読出部41は、入力画像データの読出位置をインクリメントし、次の入力画像データを読み出し、読み出した入力画像データの色空間の変換を行い、第1の変換画像データをサンプリング条件判定部42、ヒストグラム作成部43及び画像補正部46に送る。また、画像書込部47は、第2の変換画像データの色空間の変換を行い、出力画像データの書込位置をインクリメントし、出力画像データを出力画像記憶部53に書き込む。
画像読出部41が入力画像記憶部52から読み出した入力画像データのサイズZが第2の読出サイズZ2と等しくなると、制御信号制御部48は、入力画像データの読出しを停止する制御信号として停止信号を生成し、画像読出部41に送るとともに、出力画像データの書込みを停止する制御信号として停止信号を生成し、画像書込部47に送る。
これにより、画像読出部41は入力画像データの読出しを停止し、画像書込部47は出力画像データの出力画像記憶部53への記録を停止し、画像出力部54は出力インタフェース16を介してプリンタ部30に出力画像データを送る。プリンタ部30は、制御部12から送られた出力画像データを受けると、出力画像データから各色の画像データを抽出し、各色の画像データをLEDヘッドに送る。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS31 画像入力部51は入力画像データを取得する。
ステップS32 制御信号制御部48は開始信号を送り、画像読出部41は読出位置を初期化し、画像書込部47は書込位置を初期化する。
ステップS33 パラメータ設定部45bは汎用変換テーブルを設定する。
ステップS34 画像読出部41は入力画像データを読み出し、色空間を変換する。
ステップS35 間引き判定部42aは入力画素が間引き対象画素でないかどうかを判断する。入力画素が間引き対象画素でない場合はステップS36に、入力画素が間引き対象画素である場合はステップS38に進む。
ステップS36 閾値判定部42bは入力画素の画素値が有効範囲内に収まるどうかを判断する。入力画素の画素値が有効範囲内に収まる場合はステップS37に、入力画素の画素値が有効範囲内に収まらない場合はステップS38に進む。
ステップS37 総合判定部42cはサンプリング判定信号を1にする。
ステップS38 総合判定部42cはサンプリング判定信号を0にする。
ステップS39 ヒストグラム作成部43はサンプリング判定信号が1であるかどうかを判断する。サンプリング判定信号が1である場合はステップS40に、サンプリング判定信号が1でない場合はステップS43に進む。
ステップS40 ヒストグラム作成部43はヒストグラムの度数G(L)をカウントする。
ステップS41 画像補正部46は画像補正処理を行う。
ステップS42 画像書込部47は色空間を変換し、出力画像データを書き込む。
ステップS43 画像読出部41は入力画像データのサイズZが第1の読出サイズZ1より小さいかどうかを判断する。入力画像データのサイズZが第1の読出サイズZ1より小さい場合はステップS44に、入力画像データのサイズZが第1の読出サイズZ1以上である場合はステップS45に進む。
ステップS44 制御信号制御部48は継続信号を送り、画像読出部41は読出位置をインクリメントし、画像書込部47は書込位置をインクリメントし、ステップS34に戻る。
ステップS45 制御信号制御部48は停止信号を送る。
ステップS46 パラメータ導出部45は有効性判定信号が1であるかどうかを判断する。有効性判定信号が1である場合はステップS47に、有効性判定信号が1でない場合はステップS53に進む。
ステップS47 特徴量算出部45aは特徴量を算出する。
ステップS48 パラメータ設定部45bは設定変換テーブルを設定する。
ステップS49 制御信号制御部48は開始信号を送り、画像読出部41は読出位置を初期化し、画像書込部47は書込位置を初期化する。
ステップS50 画像読出部41は入力画像データを読み出し、色空間を変換する。
ステップS51 画像補正部46は画像補正処理を行う。
ステップS52 画像書込部47は色空間を変換し、出力画像データを書き込む。
ステップS53 画像読出部41は入力画像データのサイズZが第2の読出サイズZ2より小さいかどうかを判断する。入力画像データのサイズZが第2の読出サイズZ2より小さい場合はステップS55に、入力画像データのサイズZが第2の読出サイズZ2以上である場合はステップS56に進む。
ステップS55 制御信号制御部48は継続信号を送り、画像読出部41は読込位置をインクリメントし、画像書込部47は書込位置をインクリメントし、ステップS50に戻る。
ステップS56 制御信号制御部48は停止信号を送る。
ステップS57 画像出力部54は出力画像データをプリンタ部30に送り、処理を終了する。
次に、第1、第2の実施の形態における画像読出部41及び画像書込部47の動作について説明する。
図18は本発明の第1の実施の形態における画像読出部及び画像書込部の動作を示す図、図19は本発明の第2の実施の形態における画像読出部及び画像書込部の動作を示す図である。
図18に示されるように、第1の実施の形態においては、タイミングt0で画像読出部41による入力画像データのページ先頭アドレス(先頭)からの読出しが開始され、サンプリング条件判定部42によるサンプリング条件判定処理、及びヒストグラム作成部43によるヒストグラム作成処理が行われている間、画像書込部47による出力画像データの書込みは行われない。
そして、タイミングt1で、画像読出部41が入力画像記憶部52から読み出した入力画像データのサイズZが前記第1の読出サイズZ1と等しくなると、画像読出部41による入力画像データの読出しが停止され、有効性判定部44による有効性判定処理、及びパラメータ導出部45によるパラメータ設定処理が行われ、タイミングt2でパラメータ導出部45によって設定終了信号が出力され、画像読出部41及び画像書込部47に送られると、画像読出部41による入力画像データのページ先頭アドレスからの読出しが開始され、すべての入力画像データについて画像補正部46による補正処理が行われるとともに、画像書込部47による出力画像データのページ先頭アドレスからの書込みが開始される。
また、図19に示されるように、第2の実施の形態においては、タイミングt0で画像読出部41による入力画像データのページ先頭アドレス(先頭)からの読出しが開始され、サンプリング条件判定部42によるサンプリング条件判定処理、及びヒストグラム作成部43によるヒストグラム作成処理が行われ、このとき、画像補正部46によって汎用変換テーブルが使用されて画像補正処理が並列処理によって行われるとともに、画像書込部47による出力画像データのページ先頭アドレス(先頭)からの書込みが開始される。
そして、タイミングt1で、画像読出部41が入力画像記憶部52から読み出した入力画像データのサイズZが第1の読出サイズZ1と等しくなると、画像読出部41による入力画像データの読出し、及び画像書込部47による出力画像データの書込みが停止される。
続いて、有効性判定部44による有効性判定処理が行われ、有効性判定部44によって、有効性判定信号が0(無効)にされて出力されると、タイミングt2で制御信号制御部48によって、制御信号として再開信号が生成され、画像読出部41及び画像書込部47に送られる。そして、前記画像読出部41は、入力画像データの読出しを再開し、画像書込部47は出力画像データの書込みを再開する。
その後、画像読出部41が入力画像記憶部52から読み出した入力画像データのサイズZが前記第2の読出サイズZ2と等しくなるまで、画像読出部41による入力画像データの読出し、画像補正部46による汎用変換テーブルを使用することによる画像補正処理、及び画像書込部47による出力画像データの書込みが行われる。
この場合、有効性判定信号が0(無効)であり、汎用変換テーブルが継続して使用されるので、既に画像補正処理が行われた画像データは有効であり、タイミングt2で画像補正処理を開始する必要がない。したがって、画像読出部41及び画像書込部47による処理時間を短くすることができる。
このように、本実施の形態においては、有効性判定部44によってヒストグラムが有効でないと判断されると、制御信号として再開信号が生成され、該再開信号が画像読出部41及び画像書込部47に送られ、画像読出部41による入力画像データの読出し、画像補正部46による汎用変換テーブルに基づく補正処理、及び画像書込部47による出力画像データの書込みが継続されるので、画像読出部41及び画像書込部47による処理時間を短くすることができる。
また、前記各実施の形態においては、明度値Lに基づいてヒストグラムが作成されるようになっているが、画素値の要素に基づいてヒストグラムを作成することができる。
そして、前記各実施の形態においては、画像読出部41が、入力画像記憶部52に記録された入力画像データのうちの、原稿における、文字、図形等の画像が形成されていない下地領域の入力画像データを読み出し、ヒストグラム作成部43が、画像が形成されていない下地領域の入力画像データに対応する第1の変換画像データの入力画素の画素値に基づいてヒストグラムを作成するようになっているが、画像読出部41によって、すべての入力画像データに対応する第1の変換画像データの入力画素の画素値に基づいてヒストグラムを作成することができる。
その場合、作成されたヒストグラムには、下地領域の色成分によって形成される度数分布のほかに、文字、図形等の画像によって複数の度数が形成されるが、下地領域の色成分によって形成される度数分布は、明度値Lが最も高くなるので、有効性判定部44は、明度値Lが最も高い度数分布に基づいてヒストグラムが有効であるかどうかを判断し、パラメータ導出部45は、明度値Lが最も高い度数分布に基づいて設定パラメータを設定する。
さらに、前記各実施の形態においては、カラーの複合機10について説明しているが、本発明を、モノクロの複合機に適用したり、複写機、ファクシミリ等の画像処理装置に適用したりすることができる。
なお、本発明は前記各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
10 複合機
30 プリンタ部
41 画像読出部
43 ヒストグラム作成部
44 有効性判定部
45 パラメータ導出部
46 画像補正部
47 画像書込部
51 画像入力部
52 入力画像記憶部
53 出力画像記憶部
54 画像出力部

Claims (8)

  1. (a)画像入力部によって取得された入力画像データを記録するための第1の画像記憶部と、
    (b)該第1の画像記憶部から前記入力画像データを読み出し、色空間を変換して第1の変換画像データを生成する画像読出部と、
    (c)前記第1の変換画像データに基づいてヒストグラムを作成するヒストグラム作成部と、
    (d)該ヒストグラム作成部によって作成されたヒストグラムが有効であるかどうかを判断する有効性判定部と、
    (e)ヒストグラムが有効である場合に、入力画像データを補正するためのパラメータを設定するパラメータ導出部と、
    (f)該パラメータ導出部によって設定されたパラメータに基づいて、前記第1の変換画像データを補正し、第2の変換画像データを生成する画像補正部と、
    (g)前記第2の変換画像データを読み込み、色空間を変換して出力画像データを生成し、第2の画像記憶部に記録する画像書込部と、
    (h)前記第2の画像記憶部に記録された出力画像データを読み出して出力デバイスに送る画像出力部と
    (i)前記有効性判定部によるヒストグラムの有効性の判定結果に基づいて制御信号を生成する制御信号制御部とを有するとともに、
    (j)前記パラメータ導出部は、初期パラメータとして汎用変換テーブルを設定し、
    (k)前記ヒストグラム作成部によるヒストグラムの作成と、前記画像補正部による汎用変換テーブルに基づく第1の変換画像データの補正、及び前記画像書込部による出力画像データの書込みとが並列して行われ、
    (l)前記制御信号制御部によって生成された制御信号に基づいて、前記画像読出部は、第1の画像記憶部から入力画像データを読み出し、前記画像書込部は、第2の画像記憶部に出力画像データを書き込むことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記有効性判定部は、ヒストグラム作成部によって作成されたヒストグラムの度数の合計値が閾値以上であるかどうかを判断し、合計値が閾値以上である場合に、ヒストグラムが有効であると判断する請求項1に記載の画像処理装置。
  3. (a)前記入力画像データの入力画素がサンプリング条件を満たすかどうかを判断するサンプリング条件判定部を有するとともに、
    (b)前記入力画素がサンプリング条件を満たす場合に、前記ヒストグラム作成部は、サンプリング条件を満たすと判断された入力画素に基づいてヒストグラムを作成する請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記サンプリング条件判定部は、入力画素が間引き対象画素でない場合に、入力画素がサンプリング条件を満たすと判断する請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記サンプリング条件判定部は、入力画素の画素値が有効範囲内に収まる場合に、入力画素がサンプリング条件を満たすと判断する請求項3又は4に記載の画像処理装置。
  6. 前記パラメータ導出部によってパラメータが設定されるのに伴って、前記画像読出部は、第1の画像記憶部の先頭から入力画像データの読出しを再度開始し、前記画像書込部は、第2の画像記憶部の先頭から出力画像データの書込みを開始する請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記パラメータ導出部は、前記有効性判定部によってヒストグラムが有効であると判断された場合、パラメータとして設定変換テーブルを設定し、前記有効性判定部によってヒストグラムが有効でないと判断された場合、パラメータとして汎用変換テーブルを設定する請求項6に記載の画像処理装置
  8. 記制御信号制御部は、前記有効性判定部によってヒストグラムが有効であると判断された場合、制御信号として開始信号を生成し、開始信号を画像読出部及び画像書込部に送り、前記有効性判定部によってヒストグラムが有効でないと判断された場合、制御信号として再開信号を生成し、再開信号を画像読出部及び画像書込部に送る請求項に記載の画像処理装置。
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