JP6223765B2 - refrigerator - Google Patents
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Description
本発明は、冷蔵庫、とくに開いたドアをモータで閉じる構成の冷蔵庫に関する。 The present invention relates to a refrigerator, and more particularly to a refrigerator configured to close an open door with a motor.
近年、例えば家庭用などの比較的小型の冷蔵庫の使い勝手を向上させるため、90°以上開かれ食品等の出し入れを済ましたあとのドアをモータ駆動で自動閉止するものが求められている。
この種の冷蔵庫として、実開平4−135684号公報には、ドアの回転軸と同一軸線上に中心を有する扇形ギアを冷蔵庫本体側に設置し、ドア側にはモータで駆動されて扇形ギアと噛み合う駆動ギアを設けて、モータの回転によりドアを開閉する冷蔵庫が開示されている。
In recent years, in order to improve the usability of a relatively small refrigerator for home use, for example, there is a demand for a door that is opened 90 ° or more and automatically closes by a motor drive after food or the like is taken in and out.
As a refrigerator of this type, Japanese Utility Model Laid-Open No. 4-135684 discloses that a fan-shaped gear having a center on the same axis as the rotation axis of the door is installed on the refrigerator main body side and is driven by a motor on the door side. A refrigerator is disclosed in which a meshing drive gear is provided and the door is opened and closed by rotation of a motor.
また特開2005−120697号公報には、ドアの回転軸と同軸に周囲に多数の歯を形成した固定歯車を設け、ドアには固定歯車の歯に噛み合ってドアの開閉に伴って回転する回転歯車と、回転歯車の回転によって発電する回転機を設けるとともに、ドアの開放に伴う回転機の発電電力を蓄積する蓄電部を設けて、ドアの閉鎖動作時にこの蓄積した電力によって回転機をドア閉鎖方向に回転させるようにした冷蔵庫が開示されている。 Japanese Patent Application Laid-Open No. 2005-120697 is provided with a fixed gear having a large number of teeth around the same axis as the rotation axis of the door, and the door meshes with the teeth of the fixed gear and rotates as the door is opened and closed. A gear and a rotating machine that generates electricity by rotating the rotating gear are provided, and a power storage unit that stores the generated power of the rotating machine that accompanies the opening of the door is provided, and the door is closed by the accumulated power during the door closing operation. A refrigerator that is rotated in a direction is disclosed.
しかしながら、実開平4−135684号公報のものは、駆動ギアを備えたモータがドアの前面に突出して配置され、また固定側の扇形ギアもドアを越えて手前に大きく突出しており、家庭用の冷蔵庫としては商品性を欠くと言わざるを得ない。 However, in Japanese Utility Model Laid-Open No. 4-135684, a motor provided with a drive gear is arranged so as to protrude from the front surface of the door, and a fan-shaped gear on the fixed side protrudes greatly beyond the door. It must be said that the refrigerator lacks merchantability.
特開2005−120697号公報のものは、ドアの開放過程、さらには閉鎖過程の主要範囲において回転機を発電機として用いて、閉鎖過程の最終段階における例えば開度10°以下になったときに蓄電部の電力で回転機をモータとして駆動することによりドアの密閉を確保しようとするものである。図示では回転機や蓄電部がドア内に収納されているが、これは明記されているように閉鎖過程終段の限定された範囲でのみモータ駆動させることによりそれ、ぞれ小型にできたというものであり、90°以上に開かれた全開状態からモータ駆動によって閉じようとすれば、回転機も蓄電部も大型になってドア内に収納することができなくなり、実開平4−135684号公報のもの以上にドアから突出せざるを得なくなる。 Japanese Patent Application Laid-Open No. 2005-120697 uses a rotating machine as a generator in the door opening process, and further in the main range of the closing process, for example, when the opening degree is 10 ° or less in the final stage of the closing process. It is intended to ensure the sealing of the door by driving the rotating machine as a motor with the electric power of the power storage unit. In the illustration, the rotating machine and the power storage unit are housed in the door, but as stated, this was achieved by driving the motor only within a limited range at the end of the closing process, so that each could be made smaller. However, if the motor is driven from the fully open state opened at 90 ° or more, both the rotating machine and the power storage unit become large and cannot be accommodated in the door, and Japanese Utility Model Laid-Open No. 4-135684. You have to protrude beyond the door.
すなわち、90°以上開いたドアをモータ駆動で閉じるためには、いずれの従来例もその駆動部材がドア前面から突出して美観を損ね、使い勝手や安全性が低い冷蔵庫となっている。
したがって本発明は、上記従来の問題点に鑑み、90°以上開いたドアをモータ駆動により閉じることができるとともに、その駆動部材がドアの前面に突出しない冷蔵庫を提供することを目的とする。
In other words, in order to close a door opened 90 ° or more by motor drive, the drive member of each conventional example protrudes from the front surface of the door and impairs its appearance, resulting in a refrigerator that is low in usability and safety.
Accordingly, an object of the present invention is to provide a refrigerator that can close a door opened by 90 ° or more by driving a motor and that does not protrude from the front surface of the door.
このため本発明は、モータを備える駆動部を有して、本体に対して開状態のドアをモータ駆動により閉じる冷蔵庫において、
駆動部が、回転する出力軸を有して本体に取り付けられ、
出力軸が、当該出力軸に結合されたレバーと、両端に回転可能な連結点を有する少なくとも1本の連結部材とからなるリンク機構を介してドアに連結され、
リンク機構はその移動軌跡をドアの厚み内から駆動部までの範囲内として、
ドアを90°以上の全開位置から全閉位置までリンク機構を介してモータ駆動により閉止可能としたものとした。
For this reason, the present invention has a drive unit including a motor, and in the refrigerator that closes the door in an open state with respect to the main body by driving the motor,
The drive unit has a rotating output shaft and is attached to the main body,
The output shaft is connected to the door via a link mechanism including a lever coupled to the output shaft and at least one connecting member having a connecting point rotatable at both ends,
The link mechanism has its movement trajectory within the range from the door thickness to the drive unit,
The door can be closed by a motor drive through a link mechanism from a fully open position of 90 ° or more to a fully closed position.
本発明によれば、ドアを90°以上の全開位置から全閉位置までモータ駆動により閉止可能としながら、モータや連結部材等の駆動部材がドア前面より手前に突出するようなことがない。 According to the present invention, while the door can be closed by driving the motor from the fully open position of 90 ° or more to the fully closed position, a drive member such as a motor or a connecting member does not protrude forward from the front surface of the door.
次に本発明の実施の形態について説明する。
図1は実施の形態にかかる冷蔵庫の外観斜視図、図2はヒンジ装置部分の拡大斜視図である。
冷蔵庫1は前面が開口した本体2内を貯蔵室とし、前面に貯蔵室を閉じるドア3を備える。ドア3は本体2の開口の側部に沿う上下の軸線(回転軸Z)まわりに横方向に回転して開閉可能である。
なお、本実施の形態の説明における上下は、冷蔵庫1の設置状態における上下方向を指す。
本体2の上壁2aとドア3の上端壁3aとの間にドア3を開閉駆動するヒンジ装置10が配置され、とくにヒンジ装置10のモータを備える駆動部20が本体2の上壁2a上に取り付けられるとともに、駆動部20とドア3の上端壁3aに設けた連結軸17との間には駆動部20のレバー13と第1、第2、第3連結部材14、15、16からなるリンク機構12が延びている。なお、駆動部20を本体2に取り付けるボルトは図示省略している。
Next, embodiments of the present invention will be described.
FIG. 1 is an external perspective view of a refrigerator according to the embodiment, and FIG. 2 is an enlarged perspective view of a hinge device portion.
The
In addition, the upper and lower sides in description of this Embodiment point out the up-down direction in the installation state of the
A
連結軸17はドア3の回転軸Zよりも回転端側へ所定距離離れて設置され、第3連結部材16は連結軸17に回転可能に連結される。ドア3の上端壁3aには第3連結部材16と当接可能の第1係合壁4と第2係合壁5を設けてある。
駆動部20は制御部8に接続され、制御部8はドア閉スイッチ7からの操作信号に基づいて駆動部20のモータを制御する。ドア閉スイッチ7はドア3に配置され、制御部8は本体2側に設置される。
The connecting
The
以下、まず駆動部20の構成について説明する。
図2に示すように、駆動部20はアッパボディ23とロアボディ24を上下に重ねたケース21の外側でかつケース21の上側の面に、回転するレバー13を配している。ここでの上下も、設置状態の冷蔵庫1の本体2に取り付けられた状態における上下方向を指す。
レバー13の先端は第1連結部材14に連結している。
ケース21の外観は、矩形状部分と、矩形状部分の長い一辺より小さい直径を有して矩形状部分の長い一辺の片側から突出させた略円形状部分とからなり、矩形状部分には駆動系の多くを収容し、略円形状部分には後述する第4ギア93を収容している。必要に応じて略円形状部分を出力室22a、矩形状部分を主室22bと呼ぶが、その境界は厳密なものではない。
なお、以下では出力室22aの突出方向を前方とし、前方は冷蔵庫1の本体2からドア3側に向いている。
Hereinafter, the configuration of the
As shown in FIG. 2, the
The tip of the
The appearance of the
In the following, the protruding direction of the
アッパボディ23は、主室22bの上壁25bに対して出力室22aの上壁25aは段差をもって低くなっている。上壁25bはヒンジ装置10の中で最も上方に位置する。
また、レバー13先端の下面に重ねて連結される第1連結部材14との干渉を避けるため、出力室22aと主室22bとにまたがる一部領域が出力室22aの上壁25aよりさらに所定量低くなった上壁25cをもつ逃げ部22c(図3参照)となっている。出力室22aの上壁25a上面にはレバー13の回転範囲を規制する第1レバー規制壁36と第2レバー規制壁37を設けてある。
In the
Further, in order to avoid interference with the first connecting
図3はロアボディ24の外観を示すため駆動部20を斜め下方から見た斜視図である。
ロアボディ24は底壁28の下面が平坦で、周壁29(前側壁29a、左側壁29b(図8参照)、右側壁29c、後側壁29d(図8参照))の高さは全周にわたって一定である。
とくに主室22bの左側壁29bと右側壁29cからは本体2へ固定のための取付けブラケット33が突出し、主室22bの左側壁29bの延長部分に当たる出力室22aの前側壁29aからも取付けブラケット33が突出している。各取付けブラケット33はボルトを貫通させる孔34を有している。
各取付けブラケット33は下面が底壁28と面一である。
FIG. 3 is a perspective view of the
In the
In particular, a mounting
The bottom surface of each mounting
ロアボディ24の周壁29に沿って、主室22bの左右側壁29b、29cの後端(後側壁29dの両端)2箇所、主室22bの右側壁29cの前方寄り、および主室22bと出力室22aの接続部付近2箇所に、底壁28下面から凹んでネジ貫通孔32(図8参照)を有するネジ座31が形成され、ネジ35によりアッパボディ23とロアボディ24が結合されている。
アッパボディ23の形状については追って説明する。
Along the
The shape of the
図4はアッパボディ23を取り外してケース21内部を示す斜視図である。
ケース21内にはモータ70と減速歯車列Gが収容されている。
モータ70の不図示の軸にはウォームギア74が結合され、第1ギア75、第2ギア80、第3ギア83および第4ギア93が順次に噛み合って減速歯車列Gを形成している。第1ギア75、第2ギア80、第3ギア83はそれぞれ大径歯車と小径歯車を備え、小径歯車が次段の大径歯車と噛み合い、各ギアの大径歯車は後段になるほど大径となって歯数が増大して、第4ギア93の歯数が最大となっている。第1ギア75の大径歯車75aはウォームギア74と噛み合うウォームホイールである。ウォームギア74の先端は軸受け69に支持されている。
FIG. 4 is a perspective view showing the inside of the
A
A
第3ギア83にはトルクリミッタTLが形成されている。これについては後述する。
また、第4ギア93と同軸に相対回転可能な出力軸100が設けられている。
出力軸100はフランジ部100bから上方に突出して対向する平行な2面からなる2面幅部101aを有するレバー取り付け部101を備え、その上端面にはネジ孔101bを有している。フランジ部100bの外周縁の下面には当接部102が形成されている。
そして、ケース21内には第4ギア93と位置スイッチ114を関連させる位置レバー110とスプリング112が配置されている。
The
In addition, an
The
In the
駆動部20は、各部品をまず上下反転させたアッパボディ23に取り付けてからロアボディ24でカバーして組み立てる。図5は上下反転させたアッパボディ23の裏面(内側)を示す斜視図、図6はアッパボディ23に各部品を取り付けた状態を示す斜視図、そして図7は同じくアッパボディ23に各部品を取り付けた状態をアッパボディ23の裏面(下側)から見た底面図である。
なお、以下の説明においても、上下は駆動部20を前述のように設置状態の冷蔵庫1の本体2に取り付けた状態における上下方向を指す。
The
In addition, also in the following description, up and down refers to the up-and-down direction in the state which attached the
図5、図6に示すように、アッパボディ23の周壁26(前側壁26a、左側壁26b、右側壁26c、後側壁26d)の下端縁は壁厚の外面側半部が所定高さだけ切り欠かれて段差部27が形成され、図4に示すように、ロアボディ24の周壁29の上端縁からはアッパボディ23の段差部27に対応するフランジ30が外面に沿って立ち上がっている。これにより、アッパボディ23とロアボディ24は段差部27とフランジ30で位置決めされ、周壁26の外周面と周壁29の外周面が面一となるように設定されている。(後掲の図9も参照)
As shown in FIGS. 5 and 6, the lower end edge of the peripheral wall 26 (the
とくに図5、図7に示すように、アッパボディ23の主部22bの天壁(上壁25bの裏面)には、第1モータ支持壁40と、第2モータ支持壁41が形成されている。
第1モータ支持壁40はモータ本体71の軸突出側の端壁71aから突出する突部72aに対応する切り欠き40aを有し、第2モータ支持壁41はモータ本体71の軸突出側と反対側寄りを受けて、それぞれでモータ70の上方および横方向の位置決めを行っている。
なお、天壁は上壁の裏面を指し、以下では上壁と同一参照番号を用いる。
In particular, as shown in FIGS. 5 and 7, a first
The first
The top wall refers to the back surface of the upper wall, and the same reference numbers as those for the upper wall are used below.
さらに、天壁25bにはモータ本体71の軸突出側と反対側の端壁71bから突出する突部72bに軸方向から当接する位置にモータ支持コラム42が形成されている。これにより、モータ70は第1モータ支持壁40とモータ支持コラム42の間に挟まれて軸方向が位置決めされる。
左側壁26bにはウォームギア74の軸受け69を保持する軸受け保持部43が形成されている。軸受け保持部43内の43aは軸受け69の上下方向位置を規制する位置決め壁である。
Further, a
A bearing holder 43 that holds the bearing 69 of the
とくに図6、図7に示すように、モータ本体71の突部72bが突出する端壁71bには、モータ70への配線が形成されるとともに第4ギア93の回転位置を検出するための位置スイッチ114を備える基板113が取り付けられている。
すなわち、基板113には突部72bに対応する孔113aが形成されており、モータ70の突部72bがこの孔に貫通するとともに、端壁71bから突出している端子73が基板113を貫通して配線に接続することにより、基板113が端壁71bに取り付け状態となっている。
アッパボディ23の右側壁26cのモータ支持コラム42近傍には配線を通過させる切り欠き45を設けてある。
In particular, as shown in FIGS. 6 and 7, the
That is, a
In the vicinity of the
図5に示すように、アッパボディ23の主部22bと逃げ部22c間の段差部の内壁には、基板113の位置スイッチ114取り付け位置に近い端辺を挟む基板保持部44が形成されている。
さらに、主部22bと逃げ部22c間の段差部とモータ70との間には下方から見てコ字形のスプリング保持部46が形成され、位置スイッチ114に対向する側が第2モータ支持壁41とほぼ並ぶ位置で開口している。スプリング保持部46内の46aはスプリング112の上下方向位置を規制する位置決め壁である。なお、スプリング保持部46の一辺は位置レバー110との干渉回避のため切り欠かれている。
周壁26に沿ってロアボディ24のネジ貫通孔32に対応するネジ孔38が形成されている。
As shown in FIG. 5, a
Further, a U-shaped
A
主部22bの天壁25bには、第1ギア75を支持する支持軸50、第2ギア80を支持する支持ボス52、および第3ギア83を支持する支持ボス53が形成されている。
支持ボス52は第2ギア80の軸部81aが挿入される軸穴52aを有する。支持ボス53は第3ギア83の支持軸92の上端が挿入される軸穴53aを有する。
出力室22aの天壁25aには、貫通孔54が形成され、この貫通孔54にレバー取り付け部101を貫通させた出力軸100の下に第4ギア93が重ねられる。貫通孔54はその孔縁にケース21内に突出するリング堤54aを有している。
天壁25aにはさらに、円弧状の周壁(前側壁26a)に沿う所定の角度間隔位置に第1、第2ストッパ壁55、56が下方に向けて形成されている。
アッパボディ23の逃げ部22cの天壁25cには、位置レバー110を支持する支持軸47が形成されている。
A
The
A through
Further, first and
A
図6に示すように、第4ギア93はディスク部93aの外周に円筒部93bを有して、円筒部93bの外周面に歯を備え、ディスク部93aの中央には貫通孔93dを有する内筒93cを備える。
下方に開口する円筒部93bの内周面はカム面94とされ、カム面94は第4ギア93の所定の回転角度範囲の両端にドアの開閉に対応する開位置山部95と閉位置山部96を有している。
カム面94の開位置山部95の近傍において、円筒部93bは軸方向下面から周方向所定幅で下方に歯を延ばした突出部97を有している。突出部97の歯幅は第3ギア83の小径歯車83bの歯幅に略対応している。
As shown in FIG. 6, the
An inner peripheral surface of the
In the vicinity of the open position
位置レバー110は支持軸47を貫通させる軸穴110aを回転中心として、第4ギア93のカム面94を摺動するピン111を先端に備えたアーム部110bと、基板113の位置スイッチ114に対向する押圧部110cとを有し、押圧部110cはスプリング保持部46に保持されたスプリング112により位置スイッチ114方向に付勢されている。アーム部110bのピン111がカム面の開位置山部95および閉位置山部96に乗り上げた位置では押圧部110cは位置スイッチ114から離間して位置スイッチ114をオフ(OFF)させ、他の位置では押圧部110cが位置スイッチ114を押してオン(ON)させている。
第4ギア93と出力軸100の関係については後述する。
The
The relationship between the
図8はロアボディ24の裏面(内側)を示す斜視図である。
ロアボディ24の周壁29に沿って、ネジ座31のネジ貫通孔32が設けられるとともに、底壁28には第1ギア75の軸方向を規制する押えボス60、第2ギア80を支持する支持ボス61、第3ギア83を支持する支持ボス62、および第4ギア93と出力軸100を支持する支持軸63が形成されている。
押えボス60は第1ギア75の下端に対向する上端に小径の球面突起60aを有している。支持ボス61は第2ギア80の軸部81bが挿入される軸穴61aを有し、支持ボス62は第3ギア83の支持軸92の下端が挿入される軸穴62aを有する。支持軸63は中間に隔壁63aを残して上下を肉抜きしてあり、隔壁63aにより剛性を確保している。
FIG. 8 is a perspective view showing the back surface (inner side) of the
A screw through
The
底壁28にはまた、位置レバー110を支持する支持軸47の下端が挿入される軸穴64aを有する支持ボス64と、スプリング保持部に保持されるスプリング112の上下位置を規制する縦壁状のスプリング押え65、軸受け保持部43に保持される軸受け69の上下位置を規制するブロック状の軸受け押え66、およびモータ70の上下変位を抑える突起状のモータ押さえ67が形成されている。
右側壁29cにはアッパボディ23の切り欠き45に嵌る配線受け68が端縁より所定量上方に突出して設けられ、最小限の配線通過口を形成するようになっている。
The
A
図9は上述した各ギアからなる減速歯車列Gの展開図である。
第1ギア75を支持するアッパボディ23の支持軸50は、天壁(上壁25b)から延びる基部50aの下端面からさらに先細の円錐部50bを経て、先端に小径部50cを有している。小径部50cの下端面には球面突起50dを備えている。支持軸50には軸方向適宜の深さまで上壁25b外面に開口する肉抜き穴を形成可能である。
第1ギア75は、支持軸50の基部50aに嵌合する円筒基部76に接続して当該円筒基部76を囲むリング部77の外周面に歯を形成して大径歯車75aとし、円筒基部76の底壁76aから小径歯車75bを軸方向に延ばしている。
FIG. 9 is a development view of the reduction gear train G composed of the above-described gears.
The
The
そして、第1ギア75は円筒基部76の中心軸と同軸に底壁76aから小径歯車75bにわたって支持軸50の円錐部50bおよび小径部50cに対応する断面の有底穴78を有する。
有底穴78の底壁78aが支持軸50の球面突起50dと当接するようになっており、これにより、第1ギア75は支持軸50の球面突起50dとロアボディ24の押えボス60の球面突起60aとの間で軸方向位置が規制される。
押えボス60にも軸方向適宜の深さまでロアボディ24の底壁28外面に開口する肉抜き穴を形成可能である。
The
The
The
第2ギア80は、大径歯車80aの軸方向上側に小径歯車80bを延ばして形成され、両端に軸部81a、81bを有している。
第2ギア80の上端の軸部81aはアッパボディ23の支持ボス52の軸穴52aに支持され、下端の軸部81bはロアボディ24の支持ボス61の軸穴61aに支持されて、大径歯車80aが第1ギア75の小径歯車75bと噛み合う。
軸部81a、81bの各端面からは軸方向適宜の深さまで肉抜き穴が形成されている。
第2ギア80は軸部81aの上端面が支持ボス52の軸穴52aの天面と対向し、大径歯車80aの下端面が支持ボス61の上端面と対向して軸方向位置が規制される。
支持ボス52には軸方向適宜の深さまで上壁25b外面に開口する肉抜き穴を形成可能である。
The
The
From the respective end faces of the
In the
The
第3ギア83は、大径歯車83aと小径歯車83bの間にトルクリミッタTLを形成している。
小径歯車83bからは軸方向上方に、別体の大径歯車83aを支持する大径歯車支持部84と、アダプタ90を支持するアダプタ支持部85とが順次に延びており、小径歯車83bからアダプタ支持部85にわたる貫通孔86に支持軸92が貫通している。
The
A large-diameter
図10は第3ギア83を分解して示す斜視図である。なお、図10には支持軸92を省略している。
大径歯車支持部84は軸線と直交する横断面が円形で、アダプタ支持部85は大径歯車支持部84と同径であるが軸方向全長にわたって2面幅部85aを有している。
大径歯車83aはディスク部87の外周縁から軸方向に延びる円筒部88の外周面に歯を有し、大径歯車支持部84に対応する貫通孔87aをディスク部87の中央に有して、小径歯車83bに対し相対回転可能になっている。円筒部88の内側には溝を形成して、後述のコイルスプリング89の一端を保持するコイル係止部88aとしている。
FIG. 10 is an exploded perspective view showing the
The large-diameter
The
アダプタ90は、外形が円筒状のスプリング嵌合部90aの上端にフランジ90bを有し、軸心に2面幅をもった貫通孔90cを有してアダプタ支持部85に嵌り、小径歯車83bと一体に回転する。
アダプタ90のスプリング嵌合部90aには所定の締め代をもってコイルスプリング89が巻き付けられ、コイルスプリング89の下端はコイルの径方向外方に曲げられて大径歯車83aのコイル係止部88aに係止する。コイルスプリング89の上端は自由状態である。アダプタ90のフランジ90bはコイルスプリング89の上方変位を規制して、コイル係止部88aからの抜けを防止する。
The
A
アダプタ支持部85の上端部にはリング溝85bが形成されており、リング溝85bにクリップ91を組み付けることによりアダプタ90および大径歯車83aが抜け止めされる。
アダプタ90のフランジ90b上面には貫通孔90cの2面幅の開口縁(直線部)に沿って突起90dが形成され、リング溝85bへのクリップ91の差込み方向を規制して、クリップ91とアダプタ支持部85との十分な係り代が確保されるようになっている。
A
A
以上の構成により、通常はアダプタ90に巻き付けられたコイルスプリング89を介して小径歯車83bと大径歯車83aは一体回転するが、例えば小径歯車83bが停止しているのに大径歯車83aが上方から見て反時計方向に回転する外力が加えられると、コイルスプリング89は拡径方向に緩む結果、コイルスプリング89の内周とスプリング嵌合部90aの外周の間に働く摩擦力が低下し、大径歯車83aと小径歯車83bは相対回転する。すなわち、大径歯車83aと、コイルスプリング89と、小径歯車83bに結合されたアダプタ90とでトルクリミッタTLが形成されている。
With the above configuration, the small-
図9に戻って、第3ギア83の大径歯車83aは第2ギア80の小径歯車80bと噛み合う。
第3ギア83の支持軸92の上端はアッパボディ23の支持ボス53の軸穴53aに支持され、下端はロアボディ24の支持ボス62の軸穴62aに支持される。
アダプタ支持部85の上端面は支持ボス53の下端面に対向している。
小径歯車83bはロアボディ24の底壁28近傍まで延びるとともに下端面に凹部86aが開口して支持ボス62を受容することにより歯の軸方向幅を確保している。小径歯車83bの歯幅は第4ギア93の前述した突出部97の歯幅に対応している。
第3ギア83は支持ボス53の下端面と、凹部86aの天面が対向する支持ボス62の上端面との間で軸方向位置が規制される。
Returning to FIG. 9, the large-
The upper end of the
The upper end surface of the
The small-
The axial position of the
第4ギア93は、内筒93cを出力軸100の後述の第1円筒部100aの外周に相対回転可能に嵌合させてロアボディ24の底壁28に着座させている。
出力軸100は、下から上へ第1円筒部100a、フランジ部100b、および第2円筒部100cを有し、第1円筒部100aを支持軸63の外周に嵌合させて、下端をロアボディ24の底壁28に着座させている。第2円筒部100cは第1円筒部100aの板厚分だけ小径でアッパボディ23の貫通孔54を貫通している。
第2円筒部100cのケース21外部、すなわちアッパボディ23の上面上に露出する部分は2面幅部101a(図11参照)を有するレバー取り付け部101となっている。レバー取り付け部101の上端にはネジ孔101bが開口している。
The
The
A portion of the second
出力軸100はそのフランジ部100bが第4ギア93の内筒93cの上端と貫通孔54のリング堤54aの間に規制され、上方への抜け止めとなっている。そして、第4ギア93は軸方向をロアボディ24の底壁28と出力軸100のフランジ部100bの間に規制されている。
The
図11はレバー13、出力軸100および第4ギア93を分離して示す斜視図、図12はレバー13の裏面を示す斜視図である。
レバー13は、出力軸100に連結される側を基部として、先端に第1連結部材14の後述するピン軸115が挿入連結される貫通孔106を有する。レバー13は先細の板状であるが、適宜に肉抜きされている。
とくに図12に示すように、基部には、レバー取り付け部101に対応する2面幅をもって下方に開口する嵌合穴105aを備えてその上壁にネジ貫通孔105bを形成した出力軸結合部105を有する。そして、ネジ109をネジ貫通孔105bを通してレバー取り付け部101のネジ孔101bにねじ込むことにより、レバー13が出力軸100に結合される。
FIG. 11 is a perspective view showing the
The
In particular, as shown in FIG. 12, the base is provided with an output
つぎに第4ギア93まわりには回転を制御する機構が設けられている。
図11に示すように、第4ギア93のディスク部93aの上面からは、突壁98が軸方向上方に立ち上がるとともに円筒部93bから内径方向に延びている。(図4も参照)
この突壁98がアッパボディ23の第1、第2ストッパ壁55、56に当接することにより、第4ギア93の回転範囲が2つのストッパ壁間の角度α(図13参照)に規制される。
また第4ギア93のディスク部93aの上面には内筒93cから外径方向にプッシャ99が延びるとともに、出力軸100のフランジ部100bの下面には第1円筒部100aから外径方向に当接部102が突出してプッシャ99と当接可能となっている。
プッシャ99(第4ギア93)は突壁98が第1ストッパ壁55に当接する位置を待機位置とする。
Next, a mechanism for controlling rotation is provided around the
As shown in FIG. 11, from the upper surface of the
When the projecting
A
The pusher 99 (fourth gear 93) sets the position where the protruding
図13は回転制御の動作を上方から透視して示す説明図である。
(a)は第4ギア93の待機位置を示し、位置レバー110のピン111はカム面94の開位置山部95に乗り上がっている。
この待機位置において、第4ギア93の歯は突出部97で第3ギア83と噛み合う。なお明確化のため突出部97にはハッチングを施している。
そして、ドア3が全開している状態において出力軸100の当接部102が第4ギア93のプッシャ99に当接状態にある。
ドア3の全開状態において、使用者がドア閉スイッチ7を操作すると制御部8がモータ70を駆動させ、第3ギア83を介して第4ギア93が図中時計方向に回転を開始する。
FIG. 13 is an explanatory view showing the operation of the rotation control seen through from above.
(A) shows the standby position of the
In this standby position, the teeth of the
The
When the user operates the
第4ギア93のプッシャ99が出力軸100の当接部102を押すので、図13の(b)に示すように、出力軸100も時計方向に回転する。
位置レバー110はピン111がカム面94の開位置山部95を降りて位置スイッチ114をオンするので、これにより位置レバー110のピン111がカム面94の閉位置山部96に達するまでモータ駆動が継続する。第4ギア93の突壁98はアッパボディ23の第1ストッパ壁55を離れる。
Since the
The
図13の(c)に示すように、位置レバー110のピン111がカム面94の閉位置山部96に乗り上げるまで第4ギア93が回転すると位置スイッチ114はオフとなるが、その後制御部8が所定時間だけモータ駆動を継続することによりドア3が完全に閉じられるとともに、第4ギア93は突壁98がアッパボディ23の第2ストッパ壁56に当接して回転を停止する。
As shown in FIG. 13C, when the
このあと引き続いて、制御部8はモータ70を逆回転させ、図13の(d)に示すように、第4ギア93を待機位置まで戻してドア3の閉じ制御を終了する。第4ギア93を戻す場合も位置レバー110のピン111がカム面94の閉位置山部96を降りると位置スイッチ114がオンするので、ピン111がカム面94の開位置山部95に乗り上げるまでモータ駆動が継続される。
この際、第4ギア93のプッシャ99は出力軸100の当接部102から離間していくだけで、出力軸100は閉じ位置に残される。
Subsequently, the control unit 8 reversely rotates the
At this time, the
これにより、プッシャ99と当接部102の離間の結果、出力軸100に連なるドア3が減速歯車列Gおよびモータ70から自由となるので、ドア3を手動あるいは別途のモータアクチュエータなどで開く場合に、必要とする力が極めて小さくて済むことになる。
また、開いているドア3を手動で閉じた場合、図13の(a)に示す状態から出力軸100(当接部102)のみが時計方向に回転して図13の(d)に示す状態になる。この移動の間も当接部102がプッシャ99から離間して減速歯車列Gおよびモータ70から自由となっているので、極めて小さな力でドア3が閉じられる。
As a result, the
When the
なお、第4ギア93の閉じ方向については第3ギア83のトルクリミッタTLにより減速歯車列Gおよびモータ70に所定以上の力が及ばないようになっているが、開き方向についても、第4ギア93に設けた歯幅の長い突出部97が待機位置で第3ギア83と噛み合うように設定してあるので、第4ギア93が待機位置(全開位置)まで回転して突壁98が第1ストッパ壁55に当接し、それ以上回転できないにもかかわらず、何らかの障害で位置スイッチ114がオフとならずモータ70が回転し続けようとして減速歯車列Gおよびモータ70に大きな負荷がかかる場合でも破損を確実に免れる。
The closing direction of the
ところで、位置スイッチ114は第4ギア93が待機位置でも全閉位置でもオフとなるので、冷蔵庫1の電源が切断されるなどした後は第4ギア93の状態が不明となる。このため、冷蔵庫1の電源が再投入された際、制御部8はイニシャライズを行う。
すなわち、位置スイッチ114がオフの場合、所定時間モータ70を開方向に駆動し、その間に位置スイッチ114がオンになったら、引き続き位置スイッチ114がオフになるまで開方向に駆動することにより第4ギア93を待機位置にする。一方、所定時間モータ70を開方向に駆動しても位置スイッチ114がオンにならないときは、第4ギア93はすでに待機位置にあるものと判断してモータ70を停止させる。
また、位置スイッチ114がオンの場合は、第4ギア93が待機位置と全閉位置の間にあることになるので、位置スイッチ114がオフになるまで開方向に駆動することにより第4ギア93を待機位置にする。
以上のイニシャライズ動作は第4ギア93を待機位置へ移動させる方向であるので、これによってドア3が開閉されることはない。
By the way, since the
That is, when the
When the
Since the above initialization operation is a direction in which the
次に駆動部20とドア3を結ぶリンク機構について説明する。
まず駆動部20側のレバー13について説明しておく。
先の図11、図12にも示すように、基部の端縁は回転中心(ネジ貫通孔105b)を中心とする円弧、先端も貫通孔106を中心とする円弧である。
一方の側縁のストッパ片107は先端方向に向いた面を第1連結部材14の後述するストッパ突部121との当り面としている。他方の側縁の張出し部108は基部の回転中心を中心とする円弧面108aを有して略扇状をなすとともに、その側辺は基部の円弧への接線状に直線となっている。
レバー13もリンク機構12の一部を構成している。
Next, a link mechanism that connects the
First, the
As shown in FIGS. 11 and 12, the edge of the base is an arc centered on the rotation center (screw through
The
The
図14はレバー13、および第1〜第3連結部材14〜16を分離して示す斜視図である。
第1連結部材14は、上方から見てアッパボディ23の前側壁26aに沿って曲がった一定幅の板状で、両端に板面より上方に延びるピン軸115、118を有している。
第1連結部材14は一端にピン軸115を備えてピン軸118近傍まで延びる領域を主部14aとし、ピン軸118を備える端部をオフセット部14bとしている。
第1連結部材14の両端縁は上方から見てそれぞれピン軸115、118を中心とする円弧である。
FIG. 14 is a perspective view showing the
The first connecting
The first connecting
Both end edges of the first connecting
図15はピン軸115を示す拡大図で、(a)は上面図、(b)は(a)におけるA‐A部断面図、(c)は(a)におけるB‐B部断面図である。
(a)に示すように、ピン軸115は筒状で、直径線上に切割り115aを有し、各切割り115a内に、残部と同径の弧状断面を有する係止片116を立ち上げている。ピン軸115は(b)、(c)に示すように、上面に開口して形成した凹部117の底部から立ち上げ、切割り115aはピン軸115の上端から凹部117の底面近傍まで延びて、係止片116が撓み易くなっている。
係止片116はその先端に径方向外方を向いた爪116aを備えている。
ピン軸118、および後述の第3連結部材16のピン軸126も同様の構成である。
15A and 15B are enlarged views showing the
As shown in (a), the
The
The
図14に戻って、第1連結部材14は、一端のピン軸115がレバー13先端の下面側から貫通孔106に嵌合して係止片116の爪116aで抜け止めされ、レバー13に連結される。同様に、第1連結部材14の他端はピン軸118によって第2連結部材15と連結される。
ピン軸118が形成されているオフセット部14bの上面は主部14aの上面よりも所定量下方にオフセットしており、オフセット量は第2連結部材15の板厚と同等とし、これにより、第1連結部材14の主部14aの上面と第2連結部材15の上面とが同レベルとなる。
Returning to FIG. 14, the first connecting
The upper surface of the offset
主部14aとオフセット部14bの上面における境界はピン軸118を中心とする円弧壁119をなしている。
第1連結部材14の曲がり部内側の側縁には、レバー13の張出し部108の円弧面108aに倣う弧状部120を有し、弧状部120は上方に所定量延びて、張出し部108の円弧面108aと対向するようになっている。
レバー13連結側のピン軸115近傍には、弧状部120を設けた側と反対側の側縁に、先端方向に向いた面をレバー13のストッパ片107との当り面とするストッパ突部121が突出している。
なお、レバー13と同じく第1連結部材14も適宜肉抜きを施してよい。第2、第3連結部材15、16も同様である。
The boundary on the upper surface of the
An arc-shaped
In the vicinity of the
Note that the first connecting
第2連結部材15は、一定幅直線の板状で、両端に貫通孔122、123を有している。
一端の貫通孔122には下面側から第1連結部材14のピン軸118が嵌合して連結され、他端の貫通孔123には上面側から第3連結部材16のピン軸126が嵌合して連結される。
第2連結部材15の第1連結部材14との連結側の端縁は、上方から見て、当該連結側に向かって右から左途中まで貫通孔122を中心として第1連結部材14の円弧壁119に対応する円弧をなすとともに、それより左方は所定角度の接線となって、左側縁と直線同士で交差して角部124を形成している。
The second connecting
The
The end edge of the second connecting
これにより、第1連結部材14と第2連結部材15が相対回転してその連結点が、レバー13の回転中心方向に変位し、レバー13と第1連結部材14の連結点と第2連結部材15と第3連結部材16の連結点とを結ぶ直線に所定距離まで接近すると、角部124と円弧壁119とが当接してそれ以上の相対回転を規制するようになっている。
第2連結部材15における第3連結部材16との連結側の端縁は貫通孔123を中心とする円弧である。
第2連結部材15は、上方から見て、第3連結部材16との連結側に向かって右側の側縁にストッパ突部125を有し、ストッパ突部125は第3連結部材16との連結側に向いた面を第3連結部材16の後述する係合片128との当り面としている。
As a result, the first connecting
An end edge of the second connecting
The second connecting
第3連結部材16は一端に第2連結部材15の貫通孔123に嵌合して連結するピン軸126を有し、他端にドア3の回転軸Zから所定距離離れて設置された連結軸17が嵌合する貫通孔127を有する板状である。
第3連結部材16は先端に貫通孔127を有してピン軸126近傍まで延びる領域を主部16aとし、ピン軸126を有する端部をオフセット部16bとしている。
オフセット部16bの下面は主部16aの下面から第2連結部材15の板厚と同等だけ上方にオフセットしている。これにより第3連結部材16の主部16aの下面と第2連結部材15の下面とがほぼ面一の同レベルとなる。
図14では隠れているが、主部16aとオフセット部16bの下面における境界はピン軸126を中心として、第2連結部材15の他端(貫通孔123側)の端縁に対応する円弧壁をなしている。
The third connecting
The third connecting
The lower surface of the offset
Although hidden in FIG. 14, the boundary between the lower surface of the
第3連結部材16のピン軸126近傍には、上方から見て、ピン軸126に向いて左側の側縁に、貫通孔127とピン軸126を結ぶ中心線に平行な面をもって下方に延びる係合片128が突出している。
係合片128の第2連結部材15との連結側を向いた面を第2連結部材15のストッパ突部125との当り面とし、下方に延びて右方に向いた面をドア3上の第1係合壁4との当り面、左方に向いた面を第2係合壁5との当り面としている。
第1、第2係合壁4、5の高さは連結軸17に連結した第3連結部材16の主部16aの下面よりも低くなるように設定してある。
In the vicinity of the
The surface of the
The heights of the first and
つぎに、ドア3の開閉にかかるリンク機構12の動きについて説明する。
図16はモータ駆動によるドア3の90°を越える全開位置から全閉位置までのリンク機構12の変化を示す。
ドア3の閉状態において駆動部20の第4ギア93は待機位置(全開位置)にあり、リンク機構12に連なる出力軸100の当接部102はプッシャ99と離間して第4ギア93から自由であるため、手でドア3を引くと抵抗なく第1〜第3連結部材14〜16がドア3に引っ張られ、レバー13も回転して軽い力で開くことができる。
ドア開きの過程の途中から、第3連結部材16はその係合片128をドア3の第1係合壁4に押されてドア3とともに回転軸Zまわりに回転する。
Next, the movement of the
FIG. 16 shows the change of the
In the closed state of the
In the middle of the door opening process, the third connecting
図16の(a)はドア3が90°以上の全開位置にある状態を示し、第3連結部材16の係合片128が開き過程のままドア3の第1係合壁4に当接している。なお、第1係合壁4は第3連結部材16の下に位置するが、簡単のため透視して実線で示している。
また、第1連結部材14が連結するレバー13は張出し部108の側縁がケース21(アッパボディ23)上面の第1レバー規制壁36に当接している。
第1連結部材14と第2連結部材15は先のドア開き過程時に第3連結部材16に引っ張られて直線状態になろうとし、角部124と円弧壁119(図14参照)とが当接して第1連結部材14と第2連結部材15の連結点P2がレバー13と第1連結部材14の連結点P1と第2連結部材15と第3連結部材16の連結点P3とを結ぶ直線に最接近した最直伸状態となって、それ以上第1連結部材14と第2連結部材15が相対回転しないようにロックされる。
なお、レバー13が結合された出力軸100は全開位置でその当接部102を第4ギア93のプッシャ99と当接させている(図13参照)。
FIG. 16A shows a state in which the
Further, the
The first connecting
The
モータ70が駆動されると、第4ギア93のプッシャ99が当接部102を押して出力軸100、したがってレバー13を回転開始させる。
レバー13に引っ張られる第1連結部材14と第2連結部材15は最直伸状態のまま第3連結部材16を回転させるので、図16の(b)に示すように、第3連結部材16の係合片128が当接している第1係合壁4を押して、ドア3を回転軸Zまわりに回転させる。
ドア3の開きが90°以下の所定角度になるまで、図16の(c)、(d)に示すように、第1連結部材14と第2連結部材15が最直伸状態で、第3連結部材16の係合片128が第1係合壁4を押す状態が継続する。
When the
Since the first connecting
Until the
そして、図16の(e)に示すように、第1連結部材14がレバー13の張出し部108に接触する直前には、第2連結部材15と第3連結部材16が一直線状態となるとともに、このあと第3連結部材16の係合片128は第1係合壁4から離れはじめる。
図16の(f)に示すように、第1連結部材14がレバー13の張出し部108に接触するようになったあとは、第1連結部材14と第2連結部材15の最直伸状態が崩れ、第1連結部材14は弧状部120(図14参照)を張出し部108の円弧面108aにスライドさせながら、周方向に移動する。係合片128が第1係合壁4から離れた第3連結部材16は、第2連結部材15と一直線を保持したまま、貫通孔127(図14参照)において連結軸17を直接引っ張ることによりドア3を回転軸Zまわりに回転させる。
And as shown in (e) of FIG. 16, immediately before the
As shown in FIG. 16 (f), after the first connecting
このあと、第3連結部材16による連結軸17の引っ張りが継続して、ドア3が回転軸Zまわりに回転し、最終的に図16の(g)に示すように、ドア3の全閉位置となる。
第2連結部材15と第3連結部材16が一直線になっているので、第2連結部材のストッパ突部125と第3連結部材の係合片128とが当接している。
第1連結部材14の経路が張出し部108に沿って規制されるので、ドアの全閉位置近傍でレバー13と第1連結部材14の連結点が、レバー13の回転中心と、連結軸17とを結ぶ直線の延長上に接近・位置しても、第1連結部材14と第2連結部材15の連結点P2は上記直線上のデッドポイントから十分に離間し、効率よくドア3が全閉位置まで回転させる。
レバー13は張出し部108と反対側の側縁がケース21(アッパボディ23)上面の第2レバー規制壁37に当接して停止する。
前述のとおり、第4ギア93が閉位置に到達するとモータ70が逆転され、第4ギア93は待機位置へ戻される。
Thereafter, the pulling of the connecting
Since the second connecting
Since the path of the first connecting
The side edge of the
As described above, when the
また、第3連結部材16の主部16aの下面と第2連結部材15の下面が同レベルとなっているので、ドア3の上端面3aに第3連結部材16と近接する部材が配置される場合でも第2連結部材15が当該部材と干渉する恐れがない。
第3連結部材16はドア3の厚み内に設けられた連結軸17に連結し、各連結部材14、15、16はドア3が手動で開けられる際およびモータ駆動で閉じられる際のいずれにおいてもレバー13と連結軸17の間で引っ張られる動きであるから、駆動部材をなすリンク機構12(第1連結部材14等)の軌跡がドア3の前面より手前に突出して現れることはない。
減速歯車列Gの第3ギア83にはトルクリミッタTLが形成されているので、モータ駆動によってドア3が閉じられる途中で物や手が挟まれても損傷を受けることが防止される。また、ドア3が閉じられる途中でドア3を手で開いても減速歯車列Gおよびモータ70の破損を防止できる。
Further, since the lower surface of the
The third connecting
Since the torque limiter TL is formed in the
次に図17は、ドア閉スイッチ7を操作しないでドア3を手で閉める場合の全開位置から全閉位置までのリンク機構12の変化を示す。
図17の(a)はドア3が全開位置にある状態を示し、図16の(a)と同じである。ドア3の第1係合壁4が第3連結部材16の係合片128に当接している。
この状態からドア3を閉方向に回転させると、ドア3の第1係合壁4が係合片128から離れ、図17の(b)に示すように、ドア3の第2係合壁5が係合片128に当接する。
Next, FIG. 17 shows the change of the
FIG. 17A shows a state in which the
When the
この間、第2連結部材15と第3連結部材16の連結点P3は回転軸Zに対する連結軸17の回転により移動するが、その変位はレバー13と第1連結部材14の連結点P1を支点として、当該連結点P1と第2連結部材15と第3連結部材16の連結点P3とを結ぶ直線を第1連結部材14と第2連結部材15の連結点P2に近づける方向となる一方、第1連結部材14と第2連結部材15は互いの連結点P2がそれ以上当該直線に接近できない最直伸状態にあるので、その最直伸状態を保持したままレバー13を閉方向に付勢することになる。
During this time, the connecting point P3 of the second connecting
その後、図17の(c)に示すように、第2係合壁5が係合片128を押し続けて第3連結部材16がドア3と一体に回転して、第1連結部材14と第2連結部材15の最直伸状態が崩れなければ、レバー13の回転が継続する。
そして、図17の(c)から(e)に示されるように、第2連結部材15と第3連結部材16の連結点P3がレバー13の回転中心へ接近し、かつ第1連結部材14と第2連結部材15の連結点P2と連結軸17とを結ぶ直線に接近する方向(換言すれば、第2連結部材15と第3連結部材16を伸ばす方向)に変位するので、これにより第1連結部材14がレバー13を押して、ドア3が全閉となった時にはレバー13も全閉位置となる。
After that, as shown in FIG. 17C, the
Then, as shown in FIGS. 17C to 17E, the connecting point P3 of the second connecting
なお、例えば図17の(b)以降、各連結点の回転に対する抵抗の相違等により、(c’)に示すように、第1連結部材14と第2連結部材15の最直伸状態が崩れて第1連結部材14と第2連結部材15の連結点P2がレバー13と第1連結部材14の連結点P1と第2連結部材15と第3連結部材16の連結点P3を結ぶ直線から遠のいていく場合には、レバー13は当座滑らかな回転を継続しないが、ドア3の回転に伴っていずれは図17の(d’)に示す状態となる。
For example, after (b) of FIG. 17, due to a difference in resistance to rotation of each connection point, the most extended state of the
図17の(d’)では、ストッパ突部125と係合片128とが当接して、第2連結部材15と第3連結部材16が相対回転を規制されて一直線状にロックされ、一体となってドア3の回転とともに第1連結部材14を押しレバー13を回転させるので、最終的にドア3が全閉となったときには先の図17の(e)の状態となる。
In (d ′) of FIG. 17, the
また、図17の(d’)に代わって、ストッパ突部125と係合片128とが当接する前に、ストッパ片107とストッパ突部121とが当接してレバー13と第1連結部材14が一直線状にロックされる場合があっても、第2連結部材15が第1連結部材14と第2連結部材15の連結点P2を押すことにより、第1連結部材14と一体となったレバー13が回転することにより、同様に先の(e)の状態となる。
Further, instead of (d ′) in FIG. 17, before the
以上のように、レバー13と第1連結部材14の間、第1連結部材14と第2連結部材15の間、および第2連結部材15と第3連結部材16の間の相対的な回転角度がそれぞれ規制されているので、リンク機構12が種々の変化形態をとり得るけれども、全開のドア3を手動で閉じることができ、しかも第3連結部材16がその係合片128を第2係合壁5に当接されてドア3の厚み内でドア3と一体化されることも相俟って、途中でいずれかの連結部材がドア3の前面より突出することもなく、ドア3が全閉したとき駆動部20のレバー13も全閉位置に戻っている。
この間、レバー13が結合している出力軸100の当接部102は第4ギア93のプッシャ99から単に離れていくだけなので、第4ギア93に連結した減速歯車列Gやモータ70の抵抗を受けず、軽い力で閉じることができる。
As described above, the relative rotation angles between the
During this time, the
上述の構成により、モータ駆動によりドアを全閉する冷蔵庫において、手動で容易に全開および全閉も可能となり、しかもヒンジ装置10のモータや大サイズの部品がドア前面や手前に突出しない。
また電気的には、ドア3にはドア閉スイッチ7を配置するだけであり、モータ70を駆動する電力線や蓄電部を使用者が日常接触するドア側に配置することによる感電の心配もない。なお、ドア閉スイッチも設けず、ドア3が開かれてから所定時間経過すると自動的にモータ70を駆動してドア3を閉じるようにすることも可能である。
With the above-described configuration, in a refrigerator in which the door is fully closed by driving the motor, the door can be easily fully opened and closed manually, and the motor of the
Electrically, only the
本実施の形態では、ケース21における前側壁26aが発明における円弧周壁に該当する。
また、第1〜第3連結部材14〜16が複数の連結部材に該当し、とくに第1連結部材14が初段連結部材に、第3連結部材16が最終段連結部材に該当する。そして、第2連結部材15が初段連結部材に対する次段連結部材、および最終段連結部材に対する前段連結部材に該当している。
In the present embodiment, the
Further, the first to third connecting
連結点P1がレバーと初段連結部材の連結点に該当し、連結点P2が初段連結部材とその次段連結部材の連結点に、連結点P3が最終段連結部材とその前段連結部材の連結点に該当する。また、連結軸17が最終段連結部材とドアの連結点に該当する。
第1係合壁4が第1の規制部に該当し、レバー13の張出し部108が第2の規制部に、第2係合壁5が第3の規制部に該当する。
そして、ストッパ片107とストッパ突部121とが当接してレバー13と第1連結部材14の相対回転をロックする構成、角部124と円弧壁119とが当接して第1連結部材14と第2連結部材15の相対回転をロックする構成、およびストッパ突部125と係合片128とが当接して第2連結部材15と第3連結部材16の相対回転をロックする構成が第4の規制部に該当する。
The connection point P1 corresponds to the connection point between the lever and the first stage connection member, the connection point P2 is the connection point between the first stage connection member and the next stage connection member, and the connection point P3 is the connection point between the last stage connection member and the previous stage connection member. It corresponds to. Further, the connecting
The first
The
実施の形態は以上のように構成され、駆動部20は、回転する出力軸100を有して本体2に取り付けられ、出力軸100が、当該出力軸100に結合されたレバー13と、これに順次連結されて両端に回転可能な連結点を有する第1〜第3連結部材14〜16とからなるリンク機構12を介してドア3に連結され、リンク機構12はその移動軌跡をドア3の厚み内から駆動部20までの範囲内としたので、ドアを90°を越える全開位置から全閉位置までモータ駆動により閉止しても、従来例のようにモータや連結部材等の駆動部材がドア前面より手前に突出するようなことはない。
(請求項1、3に対応する効果)
The embodiment is configured as described above, and the
(Effects corresponding to
駆動部20のケース21が上方から見て出力軸100を中心とする略円形をなす前側壁26aを有し、レバー13に一端が連結された第1連結部材14が、上方から見て前側壁26aに沿って曲がり、径方向から見て前側壁26aと重なっているので、駆動部20の軸方向サイズが小さくなるとともに、前側壁26aに沿って移動する第1連結部材14を直線状とした場合と比較して、レバー13を短くできてその移動軌跡も縮小され、この点でも駆動部20が小型化される。
(請求項2に対応する効果)
The
(Effects corresponding to claim 2)
ドア3には、第2連結部材15と第3連結部材16の連結点P3が、レバー13と第1連結部材14の連結点P1とドア3の回転軸Zとを結ぶ直線から離間するように、第3連結部材16の回転範囲を規制する第1係合壁4を設けてあるので、複数の連結部材を用いてドア3の全開角度を大きくした場合でも、リンク機構12でドア3を引っ張る際の力のドア3側の作用点が直線上のデッドポイントにくるのを避けることができる。
(請求項4に対応する効果)
In the
(Effects corresponding to claim 4)
レバー13と第1連結部材14の間には、レバー13の回転中心を挟んで当該レバー13と第1連結部材14の連結点P1がドア3の連結軸17と反対側にあるとき、連結点P1をレバー13の回転中心と連結軸17とを結ぶ直線の延長から離間させる張出し部108を設けてあるので、ドア3が全閉位置に近くなっても連結点P1が上記直線の延長上のデッドポイントから離間しているので、確実にドア3を全閉させることができる。
(請求項5に対応する効果)
When the connecting point P1 between the
(Effects corresponding to claim 5)
ドア3には、モータ駆動なしに当該ドア3を閉方向に回転させるときに第3連結部材16に当接して第3連結部材16をドア3と一体に回転させる第2係合壁5を設けるとともに、連結点P1、P2、P3がそれぞれの両側の連結点を結ぶ直線を横切らないように、レバー13と第1連結部材14間には互いに当接可能なストッパ片107とストッパ突部121、第1連結部材14と第2連結部材15間には互いに当接可能な角部124と円弧壁119、第2連結部材15と第3連結部材16間には互いに当接可能なストッパ突部125と係合片128を設けて、互いの相対回転を規制するようにしているので、手動でもドア3を90°を越える全開位置から全閉まで閉じることができ、その間、リンク機構12の各連結部材がドア3よりも手前に突出することはない。
(請求項6に対応する効果)
The
(Effect corresponding to claim 6)
なお、実施の形態ではレバー13の張出し部108が円弧面108aを有するものとしたが、これに限定されず、弧状部120が接触してスライドし第1連結部材14と第2連結部材15の連結点P2をレバー13の回転中心と連結軸17とを結ぶ直線から離間させることができれば、張出し部108は簡単な突起部を有するものでもよい。
In the embodiment, the protruding
実施の形態におけるリンク機構12は、ドア3の全閉から全開までの開き角度が90°を越える場合について3本の連結部材(第1連結部材14〜第3連結部材16)を用いた例を示したが、変形例として、例えば図18に示すように、1本の連結部材14’を用いて開き角度を例えば90°とすることもできる。図18の(a)〜(d)は90°の全開位置からモータ駆動で閉じる過程を示している。
この例でも、リンク機構がドアの前面から突出することはない。
なおこの場合は、レバー13の必要回転角度に応じて、ケース21上面の第1レバー規制壁36と第2レバー規制壁37間や、ケース21内部における第1ストッパ壁55と第2ストッパ壁56間、およびカム面の開位置山部95と閉位置山部96間の各配置角度を設定すればよい。
The
Even in this example, the link mechanism does not protrude from the front surface of the door.
In this case, the
1 冷蔵庫
2 本体
3 ドア
4 第1係合壁
5 第2係合壁
7 ドア閉スイッチ
8 制御部
10 ヒンジ装置
12 リンク機構
13 レバー
14 第1連結部材
15 第2連結部材
16 第3連結部材
17 連結軸
20 駆動部
21 ケース
26a 前側壁
36 第1レバー規制壁
37 第2レバー規制壁
47 支持軸
54 貫通孔
55 第1ストッパ壁
56 第2ストッパ壁
70 モータ
74 ウォームギア
75 第1ギア
80 第2ギア
83 第3ギア
83a 大径歯車
83b 小径歯車
84 大径歯車支持部
85 アダプタ支持部
85a 2面幅部
85b リング溝
86 貫通孔
87 ディスク部
87a 貫通孔
88 円筒部
88a コイル係止部
89 コイルスプリング
90 アダプタ
90a スプリング嵌合部
90b フランジ
90c 貫通孔
90d 突起
91 クリップ
93 第4ギア
94 カム面
95 開位置山部
96 閉位置山部
97 突出部
98 突壁
99 プッシャ
100 出力軸
100a 第1円筒部
100b フランジ部
100c 第2円筒部
101 レバー取り付け部
102 当接部
105 出力軸結合部
105b ネジ貫通孔
106 貫通孔
107 ストッパ片
108 張出し部
108a 円弧面
110 位置レバー
111 ピン
112 スプリング
113 基板
114 位置スイッチ
115、118、126 ピン軸
116 係止片
116a 爪
119 円弧壁
120 弧状部
121 ストッパ突部
122、123 貫通孔
124 角部
125 ストッパ突部
127 貫通孔
128 係合片
G 減速歯車列
TL トルクリミッタ
Z 回転軸
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Refrigerator 2 Main body 3 Door 4 1st engagement wall 5 2nd engagement wall 7 Door closing switch 8 Control part 10 Hinge apparatus 12 Link mechanism 13 Lever 14 1st connection member 15 2nd connection member 16 3rd connection member 17 Connection Shaft 20 Drive unit 21 Case 26a Front side wall 36 First lever restriction wall 37 Second lever restriction wall 47 Support shaft 54 Through hole 55 First stopper wall 56 Second stopper wall 70 Motor 74 Warm gear 75 First gear 80 Second gear 83 Third gear 83a Large-diameter gear 83b Small-diameter gear 84 Large-diameter gear support 85 Adapter support 85a Two-sided width 85b Ring groove 86 Through hole 87 Disk part 87a Through hole 88 Cylindrical part 88a Coil locking part 89 Coil spring 90 Adapter 90a Spring fitting portion 90b Flange 90c Through hole 90d Projection 91 Lip 93 Fourth gear 94 Cam surface 95 Open position crest 96 Closed crest 97 Projection 98 Projection wall 99 Pusher 100 Output shaft 100a First cylinder 100b Flange 100c Second cylinder 101 Lever attachment 102 Contact part 105 Output shaft coupling portion 105b Screw through hole 106 Through hole 107 Stopper piece 108 Overhang portion 108a Arc surface 110 Position lever 111 Pin 112 Spring 113 Substrate 114 Position switch 115, 118, 126 Pin shaft 116 Locking piece 116a Claw 119 Arc wall 120 Arc-shaped portion 121 Stopper protrusion 122, 123 Through hole 124 Corner portion 125 Stopper protrusion 127 Through hole 128 Engagement piece G Reduction gear train TL Torque limiter Z Rotating shaft
Claims (6)
前記駆動部が、回転する出力軸を有して前記本体に取り付けられ、
前記出力軸が、当該出力軸に結合されたレバーと、両端に回転可能な連結点を有する少なくとも1本の連結部材とからなるリンク機構を介して前記ドアに連結され、
前記リンク機構はその移動軌跡を前記ドアの厚み内から前記駆動部までの範囲内として、
前記ドアを90°以上の全開位置から全閉位置まで前記リンク機構を介して前記モータ駆動により閉止可能としたことを特徴とする冷蔵庫。 In a refrigerator that has a drive unit with a motor and closes the door in an open state with respect to the main body by driving the motor,
The drive unit is attached to the body with a rotating output shaft;
The output shaft is connected to the door via a link mechanism comprising a lever coupled to the output shaft and at least one connecting member having a connecting point rotatable at both ends;
The link mechanism has its movement trajectory within the range from the thickness of the door to the drive unit,
The refrigerator is characterized in that the door can be closed from the fully open position of 90 ° or more to a fully closed position by the motor drive via the link mechanism .
前記レバーに一端が連結された前記連結部材が、上方から見て前記円弧周壁に沿って曲がり、径方向から見て前記円弧周壁と重なっていることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。 The case of the drive unit has an arc peripheral wall centered on the output shaft as seen from above,
2. The refrigerator according to claim 1, wherein the connecting member having one end connected to the lever is bent along the circular arc wall as viewed from above and overlaps the circular arc wall as viewed from a radial direction.
前記ドアを90°を越える全開位置から全閉位置まで前記モータ駆動により閉止可能としたことを特徴とする請求項1または2に記載の冷蔵庫。 The link mechanism has a plurality of connection members including a first-stage connection member connected to the lever and a final-stage connection member connected to the door,
The refrigerator according to claim 1 or 2, wherein the door can be closed by driving the motor from a fully open position exceeding 90 ° to a fully closed position.
前記リンク機構は、前記連結部材間、および前記レバーと前記初段連結部材間のそれぞれの連結点が、当該連結点の両側の連結点を結ぶ直線を横切らないように、各連結点における相対回転角度を規制する第4の規制部を有することを特徴とする請求項3から5のいずれか1に記載の冷蔵庫。 The door is provided with a third restricting portion that contacts the final stage connecting member and rotates the final stage connecting member integrally with the door when the door is rotated in the closing direction without driving the motor,
The link mechanism includes a relative rotation angle at each connection point so that connection points between the connection members and between the lever and the first-stage connection member do not cross a straight line connecting connection points on both sides of the connection point. The refrigerator according to any one of claims 3 to 5, further comprising a fourth restricting portion that restricts the temperature.
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