JP6220139B2 - 家庭用薄葉紙収納容器 - Google Patents
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Description
さらに、近年においては、回動式の蓋体以外にもスライド式の蓋体を備えた家庭用薄葉紙収納容器の開発も進んでいる。このスライド式においても、自動で蓋体を開放状態とする機能が搭載されることも考えられるが、その場合においても容器全体の見栄えが損なわれることを抑制しつつ、開放状態となる際の振動を和らげることが望まれる。
このため、本発明の課題は、容器全体の見栄えを損なうことなく、蓋体が開放状態となる際の衝撃を抑制することである。
上面に取出口を有し、内側に家庭用薄葉紙を収納するケース体と、
前記取出口を開閉するように前記ケース体に取り付けられた蓋体と、
前記蓋体を開放状態となる方向に付勢する付勢部材と、
前記蓋体の下面側に備えられ、前記付勢部材の付勢力によって前記蓋体が開放状態となる際の衝撃を吸収するダンパーと、
前記ケース体に対してスライド移動することで前記取出口を開閉させる前記蓋体に対して、前記付勢部材の付勢力を作用させることで当該蓋体を開放状態となる方向にスライド移動させるスライド機構と、
前記取出口の周縁と前記蓋体との隙間を封止する気密手段と、
を備え、
前記ダンパーは、前記気密手段に形成され、
前記蓋体の状態に関わらず、前記蓋体によって外部から視認不能となる位置に配置されていることを特徴としている。
前記気密手段は、前記蓋体に取り付けられる蓋側パッキンを含み、
前記ダンパーは、前記蓋側パッキンのうち前記開放状態となる方向側の端部に形成された突起であり、
前記突起は、孔を有し、当該孔の開口面積が縮小するように弾性変形可能であることを特徴としている。
前記気密手段は、前記蓋体に取り付けられる蓋側パッキンを含み、
前記蓋側パッキンは、開口部を備え、当該開口部には、当該開口部を横断する橋渡部が形成されていることを特徴としている。
前記ケース体は、前記蓋体の開放状態において前記ダンパーに当接する突出部を備え、当該突出部は、前記ダンパーが乗り上げる傾斜面を備えていることを特徴としている。
また、取出口の周縁と蓋体との隙間を封止する気密手段にダンパーが形成されているので、閉塞状態時には蓋体と取出口の気密性を確保しつつ、蓋体が開放状態となる際の衝撃を抑制することができる。
まず、本実施形態の家庭用薄葉紙収納容器の構成について説明する。
なお、以下の説明では、家庭用薄葉紙収納容器の平面視長手方向を左右方向、平面視短手方向を前後方向、高さ方向を上下方向とする。
具体的には、家庭用薄葉紙収納容器1は、例えば、図1(a),(b)、図2から図5に示すように、上面に家庭用薄葉紙Pを取り出すための取出口11を有するとともに下面に家庭用薄葉紙Pが積層された薄葉紙積層体Qを詰め替えるための底面開口12を有し、内側の収納空間部Sに薄葉紙積層体Qを収納する容器本体10と、容器本体10の上面にスライド移動自在に設けられ、取出口11を開閉させる蓋体としての上蓋20と、上蓋20を容器本体10に取り付けるためのシャーシ30と、容器本体10の底面開口12を塞ぐ底蓋40と、上蓋20を開放状態となる方向に付勢する付勢部材50と、等を備えて構成される。
また、容器本体10、上蓋20、シャーシ30及び底蓋40は、例えば、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)等の熱可塑性樹脂から形成されている。
また、本実施形態においては、付勢部材50として、引張コイルばねを用いることとする。
なお、薄葉紙積層体Qを、包装体によって内包することとしても良い。特に、家庭用薄葉紙収納容器1に収納する家庭用薄葉紙Pが、本実施形態のようにウェットタイプの家庭用薄葉紙Pである場合には、薄葉紙積層体Qを防湿性の包装体によって内包することが好ましい。
なお、本実施形態では、下面が開口した容器本体10を用い、薄葉紙積層体Qを容器本体10の下面側から詰め替えるように構成したが、これに限ることはなく、例えば、下面は閉口して前後左右の何れかの面が開口した容器本体10を用い、薄葉紙積層体Qを容器本体10の前後左右の何れかの面側から詰め替えるように構成することも可能である。
取出口11は、容器本体10の内部の収納空間部Sに収納された家庭用薄葉紙Pを取り出すための、平面視にて角のとれた略長方形状に形成された開口である。
取出口11は、上蓋20が開放状態(図1(b)、図3、図5参照)となった場合に開放され、このとき家庭用薄葉紙Pは、取出口11を通じて一枚毎に収納空間部Sから外部に引き出すことができるようになっている。
また、取出口11は、上蓋20が閉塞状態(図1(a)、図2、図4参照)となった場合に閉塞されるようになっている。
また、上蓋20の下面にも、シリコンゴム等のゴムやオレフィン系エラストマー等の熱可塑性エラストマーなどの弾性体から形成された蓋側パッキン21が取り付けられている。
蓋側パッキン21は、上蓋20の下面のうち上蓋20の閉塞状態においてケース側パッキン14に対応する位置に設けられており、ケース側パッキン14と蓋側パッキン21とは、上蓋20が閉塞状態となった場合に互いに密着して(図4参照)、収納空間部S内の気密性を保持するように構成されている。すなわち、ケース側パッキン14及び蓋側パッキン21が、取出口11の周縁と上蓋20との隙間を封止する気密手段として機能する。
これにより、家庭用薄葉紙収納容器1に収納する家庭用薄葉紙Pが、本実施形態のようにウェットタイプの家庭用薄葉紙Pである場合には、家庭用薄葉紙Pに含浸した薬液の蒸発を防止できるようになっている。
なお、本実施形態では、容器本体10にケース側パッキン14を設けて上蓋20に蓋側パッキン21を設けた、すなわち、容器本体10と上蓋20との双方に気密手段を設けたが、これに限ることはなく、気密手段によって取出口11の周縁と上蓋20との隙間を封止できるのであれば、例えば、容器本体10だけに気密手段を設けても良いし、上蓋20だけに気密手段を設けても良い。
シャーシ30は、例えば、図7に示すように、凹部13の底面部13a上に載置され、取出口11を取り囲む枠部31と、閉塞状態の上蓋20と略面一となるよう枠部31に支持される上壁部32と、を備えて構成される。
ここで、本実施形態では、上蓋20と上壁部32とを合わせると、平面視にて略楕円形状の板状部材を構成するようになっている。また、上蓋20及び上壁部32は、前後方向(短径方向)に下方へ凸となるよう湾曲した形状をなしている。
また、上蓋20の下面のうち前後方向略中央の位置には、例えば、図2、図3、図8に示すように、付勢部材50の他端と係合する可動側係合部22が設けられている。
ここで、例えば、図7に示すように、本実施形態において、家庭用薄葉紙収納容器1は、付勢部材50である引張コイルばねを2本備えている。また、シャーシ30の枠部31は、固定側係合部33を2つ備えている。この2つの固定側係合部33は、上蓋20とシャーシ30とが組み合わされた状態で所定の直線(具体的には、左右方向(長径方向)に平行で可動側係合部22を通る直線)に対して互いに線対称となる位置に配置され、かつ、上蓋20の閉塞状態における可動側係合部22との間隔が、上蓋20の開放状態における可動側係合部22との間隔よりも長くなるように、枠部31に設けられている。そして、2本の付勢部材50のうち一方の一端が、2つの固定側係合部33のうちの一方に掛止されるとともに、2本の付勢部材50のうち他方の一端が、2つの固定側係合部33のうちの他方に掛止され、2本の付勢部材50の双方の他端が、上蓋20に設けられた可動側係合部22に掛止されている。
ここで、付勢部材50は、伸縮部材により構成され、シャーシ30の固定側係合部33が、ケース体(本実施形態の場合、シャーシ30)に設けられ付勢部材50の一端と係合する固定点として機能し、上蓋20の可動側係合部22が、上蓋20に設けられ付勢部材50の他端と係合する可動点として機能する。
そして、付勢部材50、シャーシ30の固定側係合部33及び上蓋20の可動側係合部22が、上蓋20を開放状態となる方向にスライド移動させるスライド機構として機能する。
なお、本実施形態では、固定側係合部33(固定点)をシャーシ30に設けたが、これに限ることはなく、固定側係合部33(固定点)は、容器本体10に設けても良い。
すなわち、上蓋20は、当該上蓋20の状態にかかわらず、外部から視認不能に付勢部材50、シャーシ30の固定側係合部33及び上蓋20の可動側係合部22を遮蔽している。これにより、家庭用薄葉紙収納容器1の美観が向上するとともに、付勢部材50、シャーシ30の固定側係合部33及び上蓋20の可動側係合部22が触られることを防止できるようになっている。
また、シャーシ30には、上壁部32の一部を操作面34aとしたスイッチ部34が設けられている。スイッチ部34は、前後方向に沿って延設された軸部34bを回動軸として回動可能に構成されており、左端側(すなわち、上蓋20側)に爪部23が上方から進入して係合する爪受部34cを有している。また、スイッチ部34は、図示しない付勢手段によって、押圧されて回動する方向とは逆方向に付勢されている。
すなわち、爪部23及び爪受部34cが、付勢部材50の付勢力に抗して上蓋20が閉塞状態となるように係止するとともに、当該係止を解除可能な係止手段として機能する。
なお、本実施形態では、係止手段による係止を解除する際に押圧されるスイッチ部34をシャーシ30に設けたが、これに限ることはなく、スイッチ部34は、容器本体10に設けても良い。
また、例えば、図8に示すように、上蓋20には、レール部31aに対してスライド移動可能に係合するスライド部24が設けられている。スライド部24は、例えば、上蓋20とシャーシ30とが組み合わされた状態で、当該スライド部24の下面が、対応するレール部31aの上面に当接するように、上蓋20の下面から垂下する垂壁部(図示省略)の下端に接続されている。
これにより、上蓋20をスムーズかつ確実に開閉できるようになっている。
なお、本実施形態では、上蓋20のスライド移動をガイドするためのレール部31aをシャーシ30に設けたが、これに限ることはなく、レール部31aは、容器本体10に設けても良い。
また、例えば、図6に示すように、容器本体10の凹部13の周縁のうち、上蓋20の閉塞状態においてスライド部24の左端側(ダンパー24aを含む)に対応する位置には、上蓋20が閉塞状態から開放状態へと移行する際にスライド部24が入り込む横穴部15が形成されており、上蓋20の開放状態において、横穴部15内でスライド部24のダンパー24aが容器本体10に当接するように構成されている。すなわち、スライド部24が容器本体10に衝突することによって、付勢部材50の付勢力による上蓋20のスライド移動が停止するように構成されており、当該衝突の際の衝撃を、ダンパー24aによって吸収できるようになっている。
そして、横穴部15は、上蓋20が閉塞状態又は開放状態であっても上蓋20に上方が閉塞された位置に配置されている。また、上蓋20の下面に形成されたスライド部24の一端部にダンパー24aが形成されているため、ダンパー24aは、上蓋20が閉塞状態又は開放状態のいずれであっても、外部から視認不能となる位置に配置されることになる。
なお、本実施形態では、撓むことで衝撃を吸収できるようにダンパー24aを左方へ凸となるよう内側から外側に向けて湾曲した弓状に形成したが、これに限ることはなく、ダンパー24aの形状は、上蓋20が開放状態となる際の衝撃を吸収できるのであれば、適宜任意に変更可能である。
また、ケース体(本実施形態の場合、シャーシ30)のうち係止手段(本実施形態の場合、爪受部34c)よりも右側(すなわち、上蓋20の閉塞状態となる方向側)には、上蓋20を閉める際等に指を掛けるための不動側指掛部35が設けられている。具体的には、シャーシ30には、不動側指掛部35として、シャーシ30の端部(本実施形態の場合、上壁部32の右端部)を上側に向けて起立させることにより形成された突起部が設けられている。
また、本実施形態の場合、不動側指掛部35は、スイッチ部34に離間してケース体(本実施形態の場合、シャーシ30)に設けられている。これにより、不動側指掛部35に掛けた指でスイッチ部34を誤操作してしまうことを防止できるようになっている。
なお、本実施形態では、不動側指掛部35をシャーシ30に設けたが、これに限ることはなく、不動側指掛部35は、容器本体10に設けても良い。
また、例えば、図6に示すように、容器本体10の凹部13の周縁のうち、上蓋20の閉塞状態において突片部27の先端側(ダンパー27a(後述)を含む)に対応する位置には、上蓋20が閉塞状態から開放状態へと移行する際に突片部27が入り込む横穴部16が形成されており、上蓋20が開放状態になると、上蓋20の突片部27の先端側が容器本体10の横穴部16に入り込んで、突片部27の上下方向の移動が規制されるように構成されている。これにより、上蓋20の開放状態において、上蓋20の左端側が上方向へと移動して上蓋20が起き上がってしまうことを防止できるようになっている。
また、本実施形態では、突片部27にダンパー27aを設けてスライド部24にダンパー24aを設けた、すなわち、突片部27とスライド部24との双方にダンパーを設けたが、これに限ることはなく、ダンパーによって上蓋20が開放状態となる際の衝撃を吸収すること(衝撃を緩めること)ができるのであれば、例えば、突片部27だけにダンパーを設けても良いし、スライド部24だけにダンパーを設けても良いし、突片部27及びスライド部24以外の部分にダンパーを設けても良い。
具体的には、図9(a)に示すように、ケース体(容器本体10及び/又はシャーシ30)における、開放状態の上蓋20の蓋側パッキン21に当接する位置に突出部201を設けておけば、上蓋20が開放状態となる際に蓋側パッキン21が突出部201に接触する。つまり、蓋側パッキン21自体がダンパーとして機能することになる。
また、図9(b)に示すように、突出部201に向かって凸となる補助突部211を蓋側パッキン21に設けることで、より衝撃吸収性を高めることができる。この補助突部211は、蓋側パッキン21と同様に弾性体であることが好ましい。
さらに、図9(c)に示すように、蓋側パッキン21に接触する弾性部202を突出部201に設けても、より衝撃吸収性を高めることが可能である。
また、ダンパーとして蓋側パッキン21に形成される補助突部211の個数は適宜任意に変更可能であり、例えば図10(a),(b)に示すように2個であってもよいし、3個以上であってもよい。
また、突出部201の形状は任意であり、例えば図11(a),(b)に示すように、突出部201に、上蓋20の開放状態(図11(b)参照)において蓋側パッキン21が乗り上げる傾斜面を形成すると、上蓋20が開放状態となる際の衝撃を効果的に緩めることができる。なお、図11(a),(b)では突出部201をシャーシ30に設けたが、突出部201は、ケース体に設けられていればよく、例えば、容器本体10に設けられていてもよい。
また、橋渡部212は、成型時に樹脂を流す口(ゲート)としても利用できる。ゲート部分は突起や凹みができるため、パッキン嵌合部分や容器への嵌めこみ部分に設けることができないが、橋渡部212をゲートとして利用することで、蓋側パッキン21自体の機能を損なわず、成型不良がおきないよう均一に樹脂を流すことができる。
すなわち、上蓋20は付勢部材50の付勢力によって自動的に開くが、その際の衝撃がダンパー24a,27aによって吸収されるので、上蓋20が開放状態となる際の衝撃に伴う上蓋20やケース体(本実施形態の場合、主に容器本体10)の磨耗を抑制したり、上蓋20が開放状態となる際に生じる衝突音を軽減したりすることができる。
そして、ダンパー24a,27aが、上蓋20の状態に関わらず、外部から視認不能となる位置に配置されているので、スライド式の上蓋20であっても容器全体の見栄えを損なうことなく、上蓋20が開放状態となる際の衝撃を抑制することができる。
この場合、取出口11の周縁と上蓋20との隙間を封止する気密手段にダンパーが形成されているので、閉塞状態時には上蓋20と取出口11の気密性を確保しつつ、上蓋20が開放状態となる際の衝撃を抑制することができる。
この場合、ダンパーは、上蓋20に取り付けられる蓋側パッキン21のうち開放状態となる方向側の端部に形成された補助突部211であり、この補助突部211は、孔を有し、当該孔の開口面積が縮小するように弾性変形可能であるので、上蓋20が開放状態となる際の衝撃を効率よく抑制することができる。
例えば、上記実施形態では、上蓋20がスライド式である場合を例示して説明したが、回動式の上蓋であっても構わない。
例えば、図12に示す家庭用薄葉紙収納容器100は、上面に取出口を有する容器本体110と、容器本体110に対して上下方向に回動することで取出口を開閉させる上蓋120と、上蓋120の上方への回動の規制及び当該規制の解除を行うスイッチ部130とを備えている。
図13に示すように、容器本体110における閉塞状態の上蓋120の基端部に対向する位置には、上方に向けて突出したダンパー111が設けられている。ダンパー111は、容器本体110から垂直に立設した基部112と、基部112の上端から下方に向けて凸となるように湾曲した湾曲部113と、湾曲部113の先端から後方に向けて水平に延出した水平部114とを備えている。このダンパー111は、上蓋120の閉塞状態においては、当該上蓋120によって覆われ、外部から視認不能となる。
図14に示すように、この回動軸121は、剛体からなる複数の軸体122と、各軸体122に挟まれた弾性体からなる付勢部材123とが同軸上に配置されて構成されている。中央の軸体122aは容器本体110に固定されていて、両側方の軸体122bは上蓋120に固定されている。ここで、上蓋120が閉塞状態である場合には、当該上蓋120を開放する方向へ付勢するように付勢部材123が捻られている。そして、スイッチ部130によって上蓋120の上方への回動の規制が解除されると、付勢部材123の弾性復帰によって上蓋120が自動で上方へ向けて回動し、図15に示すように開放状態となる。このように、上蓋120が開放状態となる際に当該上蓋120の基端部がダンパー111の湾曲部113に当接するため、湾曲部113が衝撃を吸収することになる。そして、ダンパー111全体は、可撓性或いは弾性を有しているので、上蓋120の基端部が湾曲部113に当接した後に、さらに上蓋120を回動させるとダンパー111が変形して、上蓋120の基端部が湾曲部113を乗り越え、図16に示すように、水平部114まで達することになる。このとき、上蓋120の上面と、水平面とがなす角度θが90度以上となり、薄葉紙積層体Qを容器本体110から取り出す際に、上蓋120がじゃまとなることを防止することが可能となる。
また、上蓋120に対して付勢部材123の付勢力を作用させることで当該上蓋120を開放状態となる方向に回動させる回動機構が、弾性体からなる付勢部材123を上蓋120の回動軸121に適用した構成であるので、簡素な構成で上蓋120を自動で開放状態とすることができる。
10 容器本体(ケース体)
11 取出口
13 凹部
14 ケース側パッキン(気密手段)
20,220 上蓋(蓋体)
21 蓋側パッキン(気密手段)
22 可動側係合部(スライド機構)
23 爪部
24 スライド部
24a ダンパー
25 可動側指掛部
27a ダンパー
30,230 シャーシ(ケース体)
31a レール部
33 固定側係合部(スライド機構)
34 スイッチ部
34c 爪受部(係止手段)
35,335,435,535 不動側指掛部
37 突出部
50,150,250 付勢部材(スライド機構)
211 補助突部(ダンパー、突起)
237 固定部(スライド機構)
238a 可動部(スライド機構)
P 家庭用薄葉紙
Q 薄葉紙積層体(家庭用薄葉紙積層体)
Claims (4)
- 上面に取出口を有し、内側に家庭用薄葉紙を収納するケース体と、
前記取出口を開閉するように前記ケース体に取り付けられた蓋体と、
前記蓋体を開放状態となる方向に付勢する付勢部材と、
前記蓋体の下面側に備えられ、前記付勢部材の付勢力によって前記蓋体が開放状態となる際の衝撃を吸収するダンパーと、
前記ケース体に対してスライド移動することで前記取出口を開閉させる前記蓋体に対して、前記付勢部材の付勢力を作用させることで当該蓋体を開放状態となる方向にスライド移動させるスライド機構と、
前記取出口の周縁と前記蓋体との隙間を封止する気密手段と、
を備え、
前記ダンパーは、前記気密手段に形成され、
前記蓋体の状態に関わらず、前記蓋体によって外部から視認不能となる位置に配置されていることを特徴とする家庭用薄葉紙収納容器。 - 前記気密手段は、前記蓋体に取り付けられる蓋側パッキンを含み、
前記ダンパーは、前記蓋側パッキンのうち前記開放状態となる方向側の端部に形成された突起であり、
前記突起は、孔を有し、当該孔の開口面積が縮小するように弾性変形可能であることを特徴とする請求項1に記載の家庭用薄葉紙収納容器。 - 前記気密手段は、前記蓋体に取り付けられる蓋側パッキンを含み、
前記蓋側パッキンは、開口部を備え、当該開口部には、当該開口部を横断する橋渡部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の家庭用薄葉紙収納容器。 - 前記ケース体は、前記蓋体の開放状態において前記ダンパーに当接する突出部を備え、当該突出部は、前記ダンパーが乗り上げる傾斜面を備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の家庭用薄葉紙収納容器。
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