JP6220104B1 - コーヒー加工装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

コーヒー豆10を挽かれたコーヒー豆20へと挽くための挽き段110と、挽かれたコーヒー豆からコーヒーを煎出するための煎出段140と、の少なくとも一方を有する、コーヒー加工装置100、200、300であって、該コーヒー豆又は挽かれたコーヒー豆により放出された揮発性有機化合物の総濃度を感知するよう構成されたセンサ150と、該センサに応答して、該総濃度に応じて該挽き段及び/又は煎出段を制御するよう構成されたコントローラ160と、を有するコーヒー加工装置が開示される。斯かるコーヒー加工装置を制御する方法も開示される。

Description

本発明は、コーヒー豆を挽かれたコーヒー豆へと挽くための挽き段と、挽かれたコーヒー豆からコーヒーを煎出するための煎出段と、の少なくとも一方を有する、コーヒー煎出装置又はコーヒー挽き装置のような、コーヒー加工装置に関する。
本発明は更に、斯かるコーヒー加工装置の挽き段及び/又は煎出段を制御する方法に関する。
コーヒーは、現代社会において最も人気のある飲料のひとつになっており、コーヒーショップのような店において、又は家庭向けのスーパーマーケットにおいて、多くの様々なコーヒーのタイプ及び味が日常的に消費者に利用可能である。飲料としてのコーヒーの人気の上昇は、例えば家庭での設定において、コーヒーがどのように消費されるかにおける変化を引き起こしている。
コーヒーの煎出(brewing)における課題の1つは、煎出されるコーヒーが一貫した味、即ち消費者によって期待されるような味を持つことを、確実にすることである。コーヒーの味は、煎出工程において用いられる挽かれたコーヒー豆の品質に直接に相関するため、このことは些細なことではなく、挽かれたコーヒーが時間とともに香りの幾分かを失い、古い挽かれたコーヒーから煎出されたコーヒーが一般に、新鮮な挽かれたコーヒーから煎出されたコーヒーとは異なる香りを持つことも、勿論良く知られている。古い炒られたコーヒー豆から新たに挽かれたコーヒーでさえも、斯かる経時作用の欠点を持つ。
例えばコーヒーメーカーのようなコーヒー加工装置により生成されるコーヒーの品質は一貫性のないものとなると考えられるため、このことは、斯かるコーヒー加工装置を購入することを、ユーザに躊躇させることとなる。ユーザはしばしば、このことは煎出工程において用いられる挽かれたコーヒーの経時変化により引き起こされることに気付いており、定期的に新鮮に挽かれたコーヒー又は新鮮なコーヒー豆を購入する必要性、及び、生成される煎出されたコーヒーが所望の味を持つことを確実にするために大量の新鮮でないコーヒー製品を廃棄することは、無駄が多く経済的に望ましくないと考えられるため、多くの消費者を悩ませることである。
本発明の目的は、コーヒーの経時効果が補償されるような知的な態様でコーヒーを加工することができる、コーヒー豆を挽かれたコーヒー豆へと挽くための挽き段と、挽かれたコーヒー豆からコーヒーを煎出するための煎出段と、の少なくとも一方を有する、コーヒー加工装置を提供することにある。
本発明の更なる目的は、斯かる知的な態様でコーヒー加工装置の挽き段及び/又は煎出段を制御する方法を提供することにある。
一態様によれば、コーヒー豆を挽かれたコーヒー豆へと挽くための挽き段と、挽かれたコーヒー豆からコーヒーを煎出するための煎出段と、の少なくとも一方を有する、コーヒー加工装置であって、前記コーヒー豆又は挽かれたコーヒー豆により放出された揮発性有機化合物の総濃度を感知するよう構成されたセンサと、前記センサに応答して、前記総濃度に応じて前記挽き段及び/又は前記煎出段を制御するよう構成されたコントローラと、を有するコーヒー加工装置が提供される。
本発明は、コーヒー豆の経時変化は、元の形においても、挽かれた形態においても、コーヒー豆により放出された揮発性有機化合物(VOC)の量に関連し、該量は、斯かるコーヒー豆から煎出されたコーヒー製品の香りに相関するという洞察に基づく。従って、当該量を決定することにより、元の形又は挽かれた形態のいずれにおいても、コーヒー豆により放出されたVOCの量に応じて、コーヒー豆が加工されることができ、これにより、コーヒー豆からの香りの損失が、煎出工程において補償され得る。
例えば、コーヒー加工装置が挽き段を有する場合、センサが該挽き段の容器におけるコーヒー豆により放出された揮発性有機化合物の総濃度を感知し、当該濃度を決定して、例えば該挽き段により生成される挽かれたコーヒーの量及び/又は粒度のような、コーヒー豆の挽き工程を制御するよう構成されても良い。
該容器は、通常の使用の間にコーヒー豆で満たされる区画を有しても良く、センサが当該区画と流体連結される。このことは、感知されるコーヒー豆の略一定の量を確実にし、それによりVOCの総濃度が当該略一定の量と関連するようにし、斯くして感知されるコーヒー豆の量を決定する必要性を回避する。
斯かる挽き段については、センサは、該挽き段により生成される挽かれたコーヒー豆により放出された揮発性有機化合物の総濃度を感知するよう構成されても良く、この場合には、コントローラは、該総濃度の検出のために、十分な量の、即ち比較的一定の量のコーヒー豆の挽きを制御するよう構成されても良く、斯くして感知されるコーヒー豆の量を決定する必要性を回避する。
挽き段は更に、挽かれたコーヒー豆の放出を遮断するためのシャッタを有しても良く、このときコントローラは更に、前記総濃度に応じて、該シャッタを制御するよう構成される。このことは例えば、挽き段により放出される挽かれたコーヒー豆の量を制御することを可能とし、これにより、センサされるコーヒーの濃さ及び香りが、放出される挽かれたコーヒーの量を制御することにより制御され得る。
一実施例においては、該コーヒー加工装置は煎出段を有し、該煎出段は、前記コントローラの制御の下、挽かれたコーヒー豆に第1の量の水を供給するよう構成された水供給段を有し、該量は、前記総濃度に応じて決定される。コーヒー豆により放出されたVOCの総濃度に応じて、既知の品質の挽かれたコーヒー豆に対して放出されるべき水の量を制御することにより、煎出されるコーヒー製品の最終的な香りが制御されることができる。
該水供給段は更に、該煎出段により煎出されるコーヒーに第2の量の水を供給するよう構成されても良く、該第2の量は、前記総濃度に応じて決定される。このことは例えば、煎出されるコーヒー製品の濃さの低減が、コーヒー製品の望ましい香りを実現するために必要とされる場合に、斯かる低減のために用いられても良い。
一実施例においては、該コーヒー加工装置は、前記コントローラの制御下にある水供給段及び挽かれたコーヒー供給段の両方を有し、該挽かれたコーヒー供給段は、前記煎出段に第3の量の挽かれたコーヒー豆を供給するよう構成され、該第3の量は、前記総濃度に応じて決定される。本実施例においては、水供給段及び挽かれたコーヒー供給段の両方が、煎出されるコーヒー製品の所望の香りを実現するよう、相乗的な態様で制御されても良い。特に有利な実施例においては、該コントローラは、或る比率の挽かれたコーヒー豆と水とを煎出段へ供給するよう構成されても良く、ここで該比率は、前記総濃度に応じて決定される。
この目的のため、該コーヒー加工装置は更に、複数の前記比率を有するルックアップテーブルを含むデータ記憶要素を有しても良く、ここで各比率は、前記揮発性有機化合物の特定の総濃度に関連し、これにより、該コントローラが、検出されたVOCの総濃度に応じて、水供給段及び挽かれたコーヒー供給段を制御するための適切な比率を見出すことができる。
一実施例においては、該挽かれたコーヒー供給段は、挽き段を含み、これにより、挽かれたコーヒー豆が、その場で生成されることができる。
該コーヒー加工装置は更に、ユーザインタフェースを有しても良く、このとき該コントローラは、前記総濃度及び前記ユーザインタフェースを通して供給されたユーザ入力に応じて、前記挽き段及び/又は前記煎出段を制御するよう構成される。例えば、ユーザは、煎出されるべきコーヒー製品の所望の濃さを定義しても良く、該コントローラが、(挽かれた)コーヒー豆により放出されたVOCの総濃度の決定に応じて、ユーザにより選択された濃さに対して適切な制御パラメータを選択しても良い。
他の態様によれば、コーヒー加工装置の挽き段及び/又は前記煎出段を制御する方法であって、元の形の又は挽かれたコーヒー豆により放出される揮発性有機化合物の総濃度を決定するステップと、前記決定された総濃度に応じて挽き条件及び/又は煎出条件を選択するステップと、前記選択された条件に応じて、前記挽き段及び/又は前記煎出段を制御するステップと、を有する方法が提供される。このことは、煎出工程において用いられるコーヒー豆の新しさ又は状態にかかわらず、より一定の味を持つコーヒー製品の煎出を容易化する。
前記選択するステップは、前記決定された総濃度に応じて煎出工程のための熱い水に対する挽かれたコーヒー豆の比率を決定するステップを有しても良く、前記制御するステップは、前記決定された比率に応じてコーヒーを煎出するステップを有しても良い。このことは、コーヒー豆の新しさ又は状態にかかわらず、煎出されるコーヒー製品に、特に一定の香りを与えるため、斯かる工程を制御する特に有利な態様である。
本発明の実施例は、添付図面を参照しながら、限定するものではない例として、以下に詳細に説明される。
一実施例によるコーヒー煎出装置を模式的に示す。 一実施例によるコーヒー挽き装置を模式的に示す。 代替実施例によるコーヒー挽き装置を模式的に示す。 図2のコーヒー挽き装置を含むコーヒー煎出装置を模式的に示す。 図3のコーヒー挽き装置を含むコーヒー煎出装置を模式的に示す。 一実施例によるコーヒー煎出工程のためのコーヒーを挽く方法を模式的に示す。 他の実施例によるコーヒーを煎出する方法を模式的に示す。
図は単に模式的なものであり、定縮尺で描かれているわけではないことは、理解されるべきである。また、他に言及がない限り、図を通して、同一の又は類似する部分を示すために、同一の参照番号が用いられていることは、理解されるべきである。
本発明の状況において、VOCは、例えば50乃至250℃の範囲内の沸点のような、250℃以下の沸点を持つ有機化合物のような、室温(298K又は25℃)において定義された最小蒸気圧を持つ、有機化合物である。VOCの総濃度は、VOCセンサにより検出されることができるコーヒー豆10により放出された全てのVOCの総濃度であっても良いし、又は、VOCセンサにより検出されることができるコーヒー豆10により放出されたVOCのうち選択されたものの総濃度であっても良い(例えばVOCセンサは当該選択されたもののみを検出することが可能であっても良い)。
本発明の状況において、コーヒー加工装置は、挽かれたコーヒー豆からのコーヒー製品の煎出を容易化するため、炒られたコーヒー豆により放出されたVOCの総濃度に応じて、炒られたコーヒー豆を加工する装置であり、ここで挽かれたコーヒー豆の量及び粒度のうち少なくとも一方は、コーヒー製品が一定の香りを持つよう煎出されること、即ち挽かれたコーヒー豆の新しさ及び/又は品質にはあまり依存しない香りを持つことを確実にするために制御される。斯かるコーヒーの加工は、炒られたコーヒー豆を挽くことを含んでも良く、ここで挽き工程は、炒られたコーヒー豆又は挽き工程において生成される挽かれたコーヒー豆により放出されるVOCの総濃度に応じて制御されても良い。該コーヒー加工装置は例えば、所望の煎出パラメータに応じて挽かれたコーヒーを生成するための、コーヒー挽き装置であっても良い。該コーヒー加工装置は、コーヒー煎出装置であっても良く、ここで熱い水の量、挽かれたコーヒー豆の量及び/又は粒度、及び/又は熱い水の量と挽かれたコーヒー豆の量との間の比率といった、煎出工程のパラメータが、炒られたコーヒー豆又は挽かれたコーヒー豆により放出されたVOCの総濃度に応じて決定され、それにより、コーヒー製品が、煎出工程において用いられる挽かれたコーヒー豆の新しさ及び/又は品質にはあまり依存しない香りを持つよう、煎出工程を制御する。斯かるコーヒー煎出装置は、コーヒー挽き装置を含んでも良いし、又は含まなくても良い。
本発明は、炒られたコーヒー豆は、挽かれた形態においても元の形においても、状態に依存したVOCの放出プロファイルを持つという、本発明者による洞察に基づく。この目的のため、本発明者は、当該原理を示すために、種々の新しさの、種々の条件において保存された、種々のタイプのコーヒー豆に対して、一連の測定を実行し、45gの元の形のコーヒー豆により放出されたVOCの総濃度(ppb)が、VOCセンサを用いて測定された。該測定の結果は、表1に要約されている。表1において、YGはイルガチェッフェ(Yirgacheffe)豆を示し、MLはマンデリン(Mandheling)豆を示す。「新たに開けられた」とは、豆を含む真空包装袋を開けてすぐに実行された測定を示し、「開けて7日」とは、該袋を開けた7日後に実行された測定を示し、「開けて14日」とは、該袋を開けた14日後に実行された測定を示し、「長期間開けられて保存」とは、少なくとも2ヶ月の間、保存袋が開けられた後に、豆に対して実行された測定を示す。
Figure 0006220104
表1は、幾分かの一貫した傾向を明らかに示している。コーヒー豆が、例えば真空包装された袋のような良く封止された容器に保存された場合、袋を開けると、コーヒー豆は全て、比較的高い総VOC(TVOC)量を含み、即ち最小限の経時効果しか呈さない。しかしながら、封止された容器が開けられると、古いコーヒー豆の総VOC量は、7日後には約60にまで減少するが、新鮮なコーヒー豆は総VOC量において、あまり大きくない減少を示し、又は僅かな増大さえ示す。更に、プロフェッショナルのバリスタを含む盲検試験を実行することにより、これらのコーヒー豆から生成されるコーヒーの香りは、コーヒー豆のTVOC量に強く相関することが分かった。これら試験の幾つかの重要な発見が、表2に示される。これらの盲検試験においては、マンデリンコーヒー豆が用いられ、新鮮に挽かれてコーヒー製品を煎出した。
Figure 0006220104
これらの実験は、コーヒー豆により放出されたVOCの総濃度に応じて煎出工程を制御することにより、煎出されるコーヒー製品の香りが制御されることができ、それにより、VOCの総濃度に応じて煎出パラメータを調節することにより、煎出されるコーヒー製品の品質における改善された一貫性が達成されることを、明確に示している。以上の実験においては例えば、コーヒー煎出工程における好適な一貫性を達成するため、VOCの決定された総濃度に応じて、豆/水の比率が選択され得ることを示している。表2には示されていないが、以下に更に詳細に説明されるように、挽かれたコーヒーの粒度も、コーヒー煎出工程の一貫性を改善させるために用いられ得る更なるパラメータである。
更なる実験は、当該相関が、元の形のコーヒー豆と同様に、挽かれたコーヒー豆についても存在することを示している。このことは表3に示されており、表3は、挽かれたコーヒーを含む真空包装袋を開いた後の特定の時間において、コスタリカ(Costa Rica)及びゴールデンマンデリン(Golden Mandheling)の挽かれたコーヒー豆により放出されたVOCの総濃度を示している。
Figure 0006220104
表3において、VOCの総濃度(TVOC)は、3回の独立した実験にわたり平均化されている。異なる量のVOCを放出する挽かれたコーヒー豆、即ち異なる期間空気にさらされた挽かれたコーヒー豆からコーヒー製品が煎出された、プロフェッショナルのバリスタを含む盲検試験が、煎出条件の調節が、煎出されたコーヒー製品からの味の損失を補償し得ることを裏付けた。これらの結果は表4に示され、ここではバリスタらがコスタリカコーヒー豆から煎出された3つの異なるコーヒー製品に接した。第1のサンプルは、挽かれたコーヒーの袋を開けてすぐに煎出された。第2及び第3のサンプルは、挽かれたコーヒーの袋を開けてから24時間後に煎出された。
Figure 0006220104
以下に説明される本発明の実施例においては、一貫した特性(例えば味及び香り)を持つ煎出されたコーヒー製品に導く煎出工程を容易化する目的のため、元の形の又は挽かれた形態のいずれにおいてもコーヒー豆により放出されたVOCの総濃度が決定される、コーヒー加工装置及び斯かるコーヒー加工装置を制御する方法を提供するため、これらの洞察が利用される。
図1は、煎出段140を有するコーヒー煎出装置100であって、煎出段140に熱い水及び挽かれたコーヒー20を供給するための水供給段120及び挽かれたコーヒー供給段130を含む装置を、模式的に示す。煎出段140は更に、例えばコーヒーカップ又はマグ、コーヒー瓶又はポット等のような適切な容器に、煎出されたコーヒー製品を供給するための、出口145を持つ。
コーヒー煎出装置100は更に、煎出段140への水及び挽かれたコーヒー20の供給を制御するためのコントローラ160を有する。例えば、水供給段120は、コントローラ160の制御下の水供給弁122等を有しても良く、挽かれたコーヒー供給段130は、コントローラ160の制御下の挽かれたコーヒー供給弁132を含んでも良い。コントローラ160は、単一のコントローラであっても良いし、又は、それ自体が良く知られたマスタコントローラの制御下にある別個のサブコントローラを有する分散型コントローラであっても良い。いずれの適切なコントローラ構成が利用されても良い。図1に示されるように、水供給段120は更に、水供給弁122から(図示されるように)上流に又は下流に配置されても良い、例えば加熱コイル等のような加熱要素121を有し、これにより測定の前又は後に、測定された量の水が加熱されても良い。
コントローラ160は、挽かれたコーヒー供給段130におけるVOCの総濃度を決定するためのVOCセンサ150(以下、単にセンサと示される)に応答する。この目的のため、センサ150は、挽かれたコーヒー供給段130と流体連通している。斯かるセンサは、それ自体良く知られており、それ故単に簡潔さのため更に詳細には説明されない。いずれの適切なVOCセンサもが、センサ150として用いられても良い。
一実施例においては、挽かれたコーヒー供給段130は、コーヒー煎出装置100の通常の使用の間、挽かれたコーヒー豆20により完全に満たされる区画132を有し、これにより、センサ150は、既知の測定された挽かれたコーヒー豆20の量から、総VOC濃度を決定する。VOCの総濃度は典型的にはVOCを放出する挽かれたコーヒー豆の量に依存するため、固定された(既知の)量の挽かれたコーヒー豆20からVOCの総濃度が決定されることを確実にすることは、例えば単位量の挽かれたコーヒー豆20により放出されたVOCの量を決定するために、総VOC濃度を決定するときに、挽かれたコーヒー豆20の量を決定する(例えば重み付けする)必要性を取り除く。勿論、区画132は省略されても良く、その代わりに、コーヒー煎出装置100は、例えば単位量の挽かれたコーヒー豆20により放出されたVOCの量を決定するために、挽かれたコーヒー豆20により占有される量を重み付け又は決定することにより、挽かれたコーヒー供給段130における挽かれたコーヒー豆20の実際の量を決定しても良いことは、理解されるであろう。
コントローラ160は典型的には、例えば以上に説明されたような決定されたTVOCに応じて挽かれたコーヒーに対する水の比率を制御するため、センサ150により決定されたTVOCに応じて、煎出段140の水供給段120及び挽かれたコーヒー供給段130の少なくとも一方を制御するよう構成される。実際のTVOCは、センサ150により供給されるセンサ測定値からコントローラ160により決定されても良い。代替としては、実際のTVOCは、別個のプロセッサにより決定され、コントローラ160に送られても良い。該別個のプロセッサは、センサ150の一部を形成していても良いし、又は該センサの外部にあっても良い。
コントローラ160は例えば、TVOCの関数としての適用可能な比率が記憶されたルックアップテーブルを含む、データ記憶要素162へのアクセスを有しても良い。表5は、斯かるルックアップテーブルの簡略化された限定するものではない例を示す。
Figure 0006220104
斯かるルックアップテーブルの内容は実験的に生成されても良く、例えば、所与のTVOC値について水に対する挽かれたコーヒー豆の適切な比率を決定するための味実験を用いて生成されても良い。斯かる実験は、適切な粒度、即ち挽きの度合いを、特定のTVOC値の関数として決定するため、挽かれたコーヒー豆の粒度の変動も更に含む。
一実施例においては、データ記憶要素162は、複数の斯かるルックアップテーブルを有しても良く、例えば異なるルックアップテーブルは、異なるタイプのコーヒー豆についてのものであり、これにより例えば表1から明らかであるTVOC量における豆タイプによる相違を考慮しても良い。この目的のため、コーヒー煎出装置100は更に、煎出工程において用いられる豆のタイプをユーザが規定することを可能とするユーザインタフェース164を有しても良く、これによりコントローラ160が、規定された豆タイプに応じて適切なルックアップテーブルを調べても良い。ユーザインタフェース164は更に、例えば濃さのような煎出されるべきコーヒー製品の他の所望の特性を規定するために用いられても良く、この場合には、データ記憶要素162におけるルックアップテーブルは、TVOC値及び任意に濃さ及び/又は豆タイプに依存する豆対水の比率を有しても良い。
データ記憶要素162は、例えばROM、EEPROM、フラッシュメモリ等といったいずれかの適切な不揮発性記憶要素のような、いずれの適切な態様で実装されても良い。同様に、ユーザインタフェース164は、例えばダイアル、一連のボタン、タッチ画面ディスプレイ等であっても良いプログラム可能なディスプレイのような、いずれの適切な態様で実装されても良い。
一実施例においては、コントローラ160は、煎出されるコーヒー製品の総量が可変とならないこと、即ち決定されるTVOC値の関数とならないことを確実にするため、煎出工程において用いられる挽かれたコーヒーの量のみを変更させ、TVOC値とは独立である即ち一定である量の熱い水を供給するよう構成される。
他の実施例においては、コントローラ160は、表3に示されたルックアップテーブルの例に示されるように、所望の特性即ち味及び/又は香りを持つ煎出されたコーヒー製品を実現するため、煎出段140の水供給段120から送られる水の量を変化させ(例えば減少させ)、水(好適には熱い水)を煎出されたコーヒー製品に加えるよう構成されても良い。この目的のため、該コーヒー煎出装置は、限定するものではない例として、水供給段120から出口145へと煎出段140を迂回する迂回路123を有し、該迂回路123は、煎出されたコーヒー製品へと供給される(熱い)水の量を調整するための、コントローラ160の制御下にある弁のような供給部材124を含んでも良い。当業者には明らかであるように、VOCの決定された総濃度に応じて、測定される水の量を供給するための、いずれの適切な構成もが考えられ得る。それぞれの供給要素122及び124を通り供給される水の量は、供給される水の総量が一定となるよう、即ち煎出されるコーヒーの量がVOCの決定された総濃度に依存しないよう、制御されても良い。代替としては、このようにして供給される水の総量は、TVOC量に応じて変化しても良い。
図2及び3は、他の実施例によるコーヒー加工装置、即ち、センサ150により決定されたTVOCに応じて、炒られたコーヒー豆10から挽かれたコーヒー豆20を生成するための、コントローラ160の制御下にある挽き段110を含む、コーヒー挽き装置200を模式的に示す。コーヒー挽き装置200は典型的には、炒られたコーヒー豆10を保持するための室115と、挽かれたコーヒー豆20を保持するための下流区画114と、を有する。図2において、センサ150は、下流区画114と流体連通しているが、図3においては、センサ150は、室115と流体連通しており、一実施例においては、室115は、測定された量の炒られたコーヒー豆10を保持するための区画111を有し、それにより、以上に説明されたように、炒られたコーヒー豆10の量が決定を必要としない。図2において、斯かる測定された量は、固定された量の炒られたコーヒー豆10を挽くよう構成されたコーヒー挽き装置200により供給され、固定された量の挽かれたコーヒー豆20を生成する。代替として、又はこれに加えて、コーヒー挽き装置200は、VOCの総濃度の決定の間、下流区画114の一部が封止されるよう制御され得る、例えば弁やシャッタ等のような供給要素112を含んでも良く、これにより、当該封止された区画114の一部を挽かれたコーヒー豆20によって満たすことにより、挽かれたコーヒー豆20の測定された一部が生成される。
コントローラ160は典型的には、センサ150により直接に又は間接的に決定されたVOCの決定された総濃度に応じて、コーヒー挽き装置200を動作させるよう構成される。例えば、コントローラ160は、例えば細かく又は粗く挽かれたコーヒー豆のような、挽き段110により生成された挽かれたコーヒー豆20の粒度を制御するため、挽き段110を制御するよう構成されても良く、及び/又は、出口116を通して供給されるべき挽かれたコーヒーの量を制御するため、供給要素112を制御するよう構成されても良い。図2及び3には具体的には示されていないが、コーヒー挽き装置200は典型的には更に、決定されたVOCの総濃度に応じてコーヒー挽き装置200の動作パラメータを規定するルックアップテーブルを保存するためのデータ記憶要素を有し、更に、例えば煎出されるべきコーヒー製品の濃さのようなコーヒー製品の特性、及び/又はコーヒー挽き工程において用いられる炒られたコーヒー豆のタイプをユーザが規定することを可能とするための、以上に説明されたようなユーザインタフェースを更に有しても良く、これにより、コントローラ160が、これら選択されたユーザの好みに応じてコーヒー挽き工程のための適切な動作パラメータを選択できるようにしても良い。
斯かるコーヒー挽き装置200は、スタンドアロン型のコーヒー加工装置であっても良いし、又はコーヒー煎出工程のための新たに挽かれたコーヒー20を生成するためのコーヒー煎出装置におけるコーヒー挽きモジュールとして用いられても良い。図4は、図2のコーヒー挽き装置を含むコーヒー煎出装置300を模式的に示し、図5は、図3のコーヒー挽き装置を含むコーヒー煎出装置300を模式的に示す。図1を参照しながらより詳細に説明されたように、斯かるコーヒー煎出装置は、以上に説明されたように、例えば煎出工程において用いられる熱い水と挽かれたコーヒー豆との比率を制御することにより、元の形の炒られたコーヒー豆10又は挽かれたコーヒー豆20により放出されたVOCの検出された総濃度に応じて、水供給段120及び挽かれたコーヒー供給段130(ここではコーヒー挽き装置として実施化される)の少なくとも一方を制御する、コントローラ160を持っていても良い。一実施例においては、供給要素112は基本的に、図1に示された供給要素132の機能を実行する。
図4及び5には明確には示されていないが、コーヒー煎出装置300の水供給段120は更に、以上に説明されたように、データ記憶要素(図4及び5には図示されていない)における煎出パラメータに応じて、煎出されたコーヒー製品を(熱い)水によって希釈するため、コントローラ160の制御下にある煎出段140の迂回路を有しても良いことは、理解されるであろう。更に、コーヒー煎出装置300は更に、以上により詳細に説明されたようなコーヒー豆タイプ及び煎出の好みといったユーザ情報をコントローラ160に供給するための、以上に説明されたユーザインタフェース(図4及び5には図示されていない)を有しても良いことは、明らかであろう。
要約すると、コーヒー煎出装置300は、それぞれ図2及び3に示されたコーヒー挽き装置200により提供されるコーヒー挽き段の追加を伴う、コーヒー煎出装置100と同じであっても良い。
コーヒー挽き装置200は、独立してでも又はコーヒー煎出装置300の一部としてでも、フロー図が図6に示される方法600に従って動作させられても良い。方法600は、コーヒー挽き装置200を起動することによりステップ610において開始し、その後、方法600はステップ620に進み、該ステップ620において、元の形のコーヒー豆10又は挽かれたコーヒー豆20により放出されたVOCの総濃度が、センサ150を用いて決定される。続いて、ステップ630において、決定されたTVOCに応じて、挽かれるべきコーヒー豆の量及び挽きの粒度といった挽きパラメータが、コントローラ160により決定され、その後、ステップ640において、これらパラメータに応じて挽き段110を制御することにより、選択された挽きパラメータに応じてコーヒー豆10が挽かれ、その後に該方法600はステップ650において終了する。
コーヒー煎出装置100又は300は、フロー図が図7に示される方法700に従って動作させられても良い。方法700は、コーヒー煎出装置100又は300を起動することによりステップ710において開始し、その後、方法700はステップ720に進み、該ステップ720において、元の形のコーヒー豆10又は挽かれたコーヒー豆20により放出されたVOCの総濃度が、センサ150を用いて決定される。続いて、ステップ730において、決定されたTVOCに応じて、データ記憶要素162におけるこれらパラメータを調べることにより、以上に説明されたような、熱い水と挽かれたコーヒー豆20との比率のような煎出パラメータ、及び、利用可能であれば、コーヒー挽き段を含むコーヒー煎出装置300の場合に、挽かれたコーヒー豆20の粒度が、決定され、その後、ステップ740において、取得されたパラメータに応じて、コーヒー製品が煎出される。当該ステップは、以上に説明されたように取得されたパラメータに応じた炒られたコーヒー豆10の挽きを含んでも良い。コーヒー製品の煎出の後、方法700はステップ750において終了する。
上述の実施例は本発明を限定するものではなく説明するものであって、当業者は添付する請求項の範囲から逸脱することなく多くの代替実施例を設計することが可能であろうことは留意されるべきである。請求項において、括弧に挟まれたいずれの参照記号も、請求の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。動詞「有する(comprise)」及びその語形変化の使用は、請求項に記載されたもの以外の要素又はステップの存在を除外するものではない。要素に先行する「1つの(a又はan)」なる語は、複数の斯かる要素の存在を除外するものではない。本発明は、幾つかの別個の要素を有するハードウェアによって実装されても良い。幾つかの手段を列記した装置請求項において、これら手段の幾つかは同一のハードウェアのアイテムによって実施化されても良い。特定の手段が相互に異なる従属請求項に列挙されているという単なる事実は、これら手段の組み合わせが有利に利用されることができないことを示すものではない。

Claims (15)

  1. コーヒー豆を挽かれたコーヒー豆へと挽くための挽き段と、
    挽かれたコーヒー豆からコーヒーを煎出するための煎出段と、
    の少なくとも一方を有する、コーヒー加工装置であって、
    前記コーヒー豆又は挽かれたコーヒー豆により放出された揮発性有機化合物の総濃度を感知するよう構成されたセンサと、
    前記センサに応答して、前記総濃度に応じて前記挽き段及び/又は前記煎出段を制御するよう構成されたコントローラと、
    を有するコーヒー加工装置。
  2. 挽き段を有し、前記センサは、前記挽き段の容器における前記コーヒー豆により放出された揮発性有機化合物の総濃度を感知するよう構成された、請求項1に記載のコーヒー加工装置。
  3. 前記容器は、区画を有し、前記センサは、前記区画と流体連通された、請求項2に記載のコーヒー加工装置。
  4. 挽き段を有し、前記センサは、前記挽き段により生成された前記挽かれたコーヒー豆により放出された揮発性有機化合物の総濃度を感知するよう構成された、請求項1に記載のコーヒー加工装置。
  5. 前記コントローラは、前記総濃度の検出のために十分な量のコーヒー豆の挽きを制御するよう構成された、請求項4に記載のコーヒー加工装置。
  6. 前記挽き段は更に、挽かれたコーヒー豆の放出を遮断するためのシャッタを有し、前記コントローラは更に、前記総濃度に応じて前記シャッタを制御するよう構成された、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のコーヒー加工装置。
  7. 煎出段を有し、前記煎出段は、前記挽かれたコーヒー豆に第1の量の水を供給するよう構成された、前記コントローラの制御下にある水供給段を有し、前記量は、前記総濃度に応じて決定される、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のコーヒー加工装置。
  8. 前記水供給段は、前記煎出段により煎出されたコーヒーに第2の量の水を供給するよう構成され、前記第2の量は、前記総濃度に応じて決定される、請求項7に記載のコーヒー加工装置。
  9. 前記煎出段に第3の量の挽かれたコーヒー豆を供給するよう構成された、前記コントローラの制御下にある挽かれたコーヒー供給段を更に有し、前記第3の量は、前記総濃度に応じて決定される、請求項7又は8に記載のコーヒー加工装置。
  10. 前記コントローラは、或る比率の挽かれたコーヒー豆と水とを煎出段へ供給するよう構成され、前記比率は、前記総濃度に応じて決定される、請求項9に記載のコーヒー加工装置。
  11. 複数の前記比率を有するルックアップテーブルを含むデータ記憶要素を更に有し、各前記比率は、前記揮発性有機化合物の特定の総濃度に関連付けられた、請求項10に記載のコーヒー加工装置。
  12. 前記挽かれたコーヒー供給段は、前記挽き段を含む、請求項9乃至11のいずれか一項に記載のコーヒー加工装置。
  13. ユーザインタフェースを更に有し、前記コントローラは、前記総濃度及び前記ユーザインタフェースを通して供給されたユーザ入力に応じて、前記挽き段及び/又は前記煎出段を制御するよう構成された、請求項1乃至12のいずれか一項に記載のコーヒー加工装置。
  14. コーヒー加工装置の挽き段及び/又は前記煎出段を制御する方法であって、
    元の形の又は挽かれたコーヒー豆により放出される揮発性有機化合物の総濃度を決定するステップと、
    前記決定された総濃度に応じて挽き条件及び/又は煎出条件を選択するステップと、
    前記選択された条件に応じて、前記挽き段及び/又は前記煎出段を制御するステップと、
    を有する方法。
  15. 前記選択するステップは、前記決定された総濃度に応じて煎出工程のための熱い水に対する挽かれたコーヒー豆の比率を決定するステップを有し、
    前記制御するステップは、前記決定された比率に応じてコーヒーを煎出するステップを有する、
    請求項14に記載の方法。
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