JP6219941B2 - 計時器用の分解不能な耐衝撃システム - Google Patents

計時器用の分解不能な耐衝撃システム Download PDF

Info

Publication number
JP6219941B2
JP6219941B2 JP2015517751A JP2015517751A JP6219941B2 JP 6219941 B2 JP6219941 B2 JP 6219941B2 JP 2015517751 A JP2015517751 A JP 2015517751A JP 2015517751 A JP2015517751 A JP 2015517751A JP 6219941 B2 JP6219941 B2 JP 6219941B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support
bearing
annular spring
elastic means
bottom plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015517751A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015520390A (ja
Inventor
ジラルダン,イヴァン
ヴィラール,イヴァン
Original Assignee
ウーテーアー・エス・アー・マニファクチュール・オロロジェール・スイス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ウーテーアー・エス・アー・マニファクチュール・オロロジェール・スイス filed Critical ウーテーアー・エス・アー・マニファクチュール・オロロジェール・スイス
Publication of JP2015520390A publication Critical patent/JP2015520390A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6219941B2 publication Critical patent/JP6219941B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B31/00Bearings; Point suspensions or counter-point suspensions; Pivot bearings; Single parts therefor
    • G04B31/02Shock-damping bearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/02Suppression of vibrations of non-rotating, e.g. reciprocating systems; Suppression of vibrations of rotating systems by use of members not moving with the rotating systems
    • F16F15/04Suppression of vibrations of non-rotating, e.g. reciprocating systems; Suppression of vibrations of rotating systems by use of members not moving with the rotating systems using elastic means
    • F16F15/06Suppression of vibrations of non-rotating, e.g. reciprocating systems; Suppression of vibrations of rotating systems by use of members not moving with the rotating systems using elastic means with metal springs
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B31/00Bearings; Point suspensions or counter-point suspensions; Pivot bearings; Single parts therefor
    • G04B31/02Shock-damping bearings
    • G04B31/04Shock-damping bearings with jewel hole and cap jewel

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vibration Dampers (AREA)
  • Springs (AREA)
  • Support Of The Bearing (AREA)
  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • Micromachines (AREA)

Description

本発明は、計時器の可動部のスタッフ用の耐衝撃ベアリングに関する。このスタッフは支持体を有する小型ロッドを有し、支持体には、小型ロッドが挿入されるピボットシステムを受けるように意図されたハウジングが設けられている。この耐衝撃ベアリングは、さらに、ピボットシステムをハウジング内に保持するために、ピボットシステムに少なくとも1つの軸方向の力を及ぼすように構成した弾性手段を有する。
本発明の技術分野は、精密工学の技術分野である。
本発明は、計時器用のベアリングに関し、特に、衝撃を吸収することができる種類のものに関する。機械的腕時計の製造者は、長い期間にわたって、横断するベースブロックの穴の壁に当接することによって、衝撃、特に横方向の衝撃に起因するエネルギーをスタッフが吸収することを可能にしつつ、ばねの作用の下でロック位置に戻る前に小型ロッドの瞬間的な変位を可能にするような多数のデバイスを設計してきている。
図1及び図2は、現在市場で存在する計時器において使用される逆ダブルコーンと名前が付けられたデバイスを示している。
支持体1であって、そのベースが端が小型ロッド3aとなっているバランススタッフ3を通す穴2を有するものによって、小型ロッド3a及び反ピボット石5によって横断される穴が開けられた石4が中で動けなくされた装飾されたベアリング20を位置合わせすることが可能になる。装飾されたベアリング20は、ばね10によって支持体1のハウジング6に保持される。このばね10は、この例において、反ピボット石5を押す半径方向に延在する部分9を有する。ハウジング6は、逆円錐型の形をしている2つの支え面7及び7aを有し、この上で、装飾されたベアリング20の相補的な支え面8、8aが支持され、これらの支え面は非常に高い精度で作る必要がある。軸方向への衝撃の場合には、穴が開けられた石4、反ピボット石5及びバランススタッフは変位し、バランススタッフ3をその初期位置に戻すようにばね10は単独ではたらく。ばね10は、変位限界を有するような寸法構成を有する。これによって、この限界を超えると、バランススタッフ3は、止め14と接触し、スタッフ3が衝撃を吸収することを可能にする。このことは、スタッフ3の小型ロッド3aでは、破損のリスクなしでは達成することができない。横方向の衝撃の場合、すなわち、小型ロッドの端が装飾されたベアリング20をロック平面からバランスを失わせる場合、ばね10は相補的な斜面7、7a;8、8aと連係する。これによって、装飾されたベアリング20を再びセンタリングする。例えば、このようなベアリングは、商標Incablocを使用して販売されている。これらのばねは、クロムコバルト合金又は黄銅で作ることができ、伝統的な切断手段によって製造される。
ここで、これらの緩衝システムの課題は、分解不能であることである。実際に、これらの緩衝ベアリングは、販売後メンテナンス時のサービス作業のために分解できるように意図されている。したがって、組み立てが容易でないような緩衝ベアリングをもたらす。有効に、支持体1及びばね10のようないくつかの部品は、緩衝ベアリングを組み立てるために、組み立て作業時に特定の手法で向きを合わせて操作しなければならない。結果的に、緩衝ベアリングの構成部品が複雑であるだけではなく、組み立ての完全な自動化が不能となり、緩衝ベアリングを高価なものにしてしまう。
本発明の目的は、取り付けが単純な計時器の分解不能な緩衝ベアリングを提供することを提案することによって従来技術の課題に対処することである。
このために、本発明は、計時器の可動部のスタッフ用の緩衝ベアリングであって、当該ベアリングは、前記スタッフと連係するように構成するピボットモジュールを受けるように形成されたハウジングが設けられた支持体を有し、当該ベアリングは、さらに、前記ピボットモジュールをそのハウジング内に保持するように前記ピボットモジュールに対して少なくとも1つの軸方向の力を及ぼすように構成する弾性手段を有し、前記弾性手段は、環状のばねを有し、前記弾性手段と前記支持体の間の結合材によって前記支持体に恒久的に固定され、前記環状のばねは、前記環状のばねを前記支持体に固定するための少なくとも2つの特定の取り付け領域を有するものである。
本発明の第1の利点は、製造及び組み立てのために単純である分解不能な耐衝撃システムを有することが可能になるということである。実際に、本発明は、特定の手法で操作することを必要とせずに、重ね合わされる部品を有するという利点を有する。このようにして、組み立て工程を自動化することができる。部品と組み立て工程が単純であることによって、低コストな緩衝装置を有することが可能になる。
第1の好ましい実施形態において、前記弾性手段は、溶接/はんだによって前記支持体上に固定される。
第2の好ましい実施形態において、前記弾性手段は、接着剤によって前記支持体上に固定される。
前記弾性手段(300)は、環状のばねを有し、当該環状のばねは、その中心軸の方に延在する少なくとも1つの半径方向内側に延在する部分を有する。
別の好ましい一実施形態において、前記環状のばねは、少なくとも2つの半径方向外側に延在する部分を有し、これらは前記環状のばねの外側に延在し、特定の取り付け領域として機能する。
別の好ましい一実施形態において、前記環状のばねは、3つの半径方向外側に延在する部分及び3つの半径方向内側に延在する部分を有する。
本発明は、同様に、底板及び少なくとも1つのブリッジを有する計時器用ムーブメントであって、前記底板は、開口を有するものである。この底板の開口の中に、本発明に係る緩衝ベアリングが挿入されている。
本発明は、同様に、底板及び少なくとも1つのブリッジを有する計時器用ムーブメントであって、前記少なくとも1つのブリッジは開口を有するものである。この少なくとも1つのブリッジの開口に、本発明に係る緩衝ベアリングが挿入されている。
好ましい一実施形態において、前記緩衝ベアリングの前記支持体及び前記底板どうしはモノブロックである。
好ましい一実施形態において、前記緩衝ベアリングの前記支持体及び前記少なくとも1つのブリッジどうしはモノブロックである。
本発明は、同様に、ケース及びベースによって閉じられた幅を有する計時器に関する。当該計時器は、本発明に係る計時器用ムーブメントを有する。
添付図面に図示された本発明の少なくとも1つの実施形態(これらに限定されない)の以下の詳細な説明を読むことによって、本発明に係る緩衝ベアリングの目的、利点及び特徴をより明確に理解できるであろう。
既に前記で引用しており、従来技術に係る計時器の緩衝システムを概略的に表す斜視図である。 図1と同様の断面図である。 本発明に係る計時器の緩衝システムを概略的に表す断面図である。 本発明に係る計時器の緩衝システム用のばねを上から見た概略図である。 本発明に係る計時器の緩衝システム用のばねの好ましい実施形態の様々な図の概略図である。 図5と同様の斜視図である。 本発明に係る計時器の緩衝システムのピボットモジュールの様々な変種の概略図である。 図7と同様の断面図である。 図7と同様の断面図である。 本発明に係る計時器の緩衝システムのモノブロック変種の概略図である。
本発明は、単純な分解不能な緩衝システムを作ることに伴う大きな創造性のあるアイデアから発生したものである。この緩衝システムは、計時器用ムーブメントの底板及び/又は少なくとも1つのブリッジに取り付けられるように設計されている。この計時器用ムーブメントは、ベースと表蓋によって閉じられる幅を有する計時器の中に配置される。
図3において、耐衝撃システム100とも呼ばれる緩衝ベアリングを示す。この緩衝ベアリング100は、支持体200を有する。この支持体200は、ベース201の形状を有し、穴202が設けられており、これから周縁リム203が延在している。後者は、外部フランク204及び内部フランク205を有する。このリム203によって、ハウジング206を形成することができ、そこにピボットモジュール400が挿入される。この標準的なピボットモジュール400は、装飾されたベアリング401、すなわち、円形の中央開口、外部壁及び内部壁を有する部品を有する。この内壁に、穴が開いた石402が挿入され、その直径は中央開口の直径に対応するものである。内部壁は、反ピボット石403を固定できるように肩部を有する。ピボットモジュール400は支持体200のハウジング206に配置され、スタッフの小型ロッドと連係する。好ましくは、支持体200、ハウジング206及びピボットモジュール400は、円形である。
緩衝ベアリング100は、さらに、ピボットモジュール400と連係するように設計された弾性手段300を有し、これによって、衝撃を吸収し、衝撃に関連づけられた応力が弱まったときに、ピボットモジュール400をロック位置に戻す。
好ましいことに、本発明によると、弾性手段300は、支持体200と一体化されるように固定される。これによって、支持体200に固定されると、弾性手段300は、支持体と分離して一体化されていない状態にすることはできないことを理解することができるであろう。すなわち弾性手段300は、支持体200に恒久的に固定される。したがって、支持体200への弾性手段300の固定は確実である。このために、弾性手段300は、溶接又ははんだ付け又は接着剤によって支持体200上に固定される。したがって、結合材が弾性手段300と支持体200の間に存在する。この結合材による接合は、接着剤、はんだ付け又は溶接で行うことができる。弾性手段300は、ピボットモジュール400をハウジング206内に保持する支持体に配置されたカバーを形成し、このようにして、耐衝撃システム100は、分解不能となる。
支持体200へのこの固定は、リム203の高さで行われる。リム203は、その端207において、弾性手段300を上で固定することができる支持表面としてはたらく表面207aを有する。支持体200の外部フランク204は、同様に、弾性手段300を上に固定する表面としてはたらくことができる。
このような特徴の利点は、緩衝ベアリング100を単純化することができるということである。なぜなら、分解可能であることに伴う制約がなくなり、形をより単純にすることができるからである。
耐衝撃システム100の組み立て時に、軸方向の取り付けが行われる。したがって、第1のステップは、支持体200を用意することを伴う。その後、ピボットモジュール400が用意され、これは、支持体のハウジング206内に配置される。その後、弾性手段300が配置され固定される。支持表面207aとしてはたらく支持体200の端207に弾性手段300が固定される場合には、弾性手段300は、支持体200上に単に配置される。その後、前記弾性手段300を固定するために、接着剤又はスポット溶接が適用される。
弾性手段の一実施形態において、弾性手段300は、環状のばね301の形を有する。この環状のばねは、平坦な種類のものであり、金属性細長片から形成され、すなわち、これは、厚みよりも大きな幅を有する。支持体200のハウジング206内に前記ピボットモジュール400を配置するために、環状のばね301は半径方向内側に延在する部分302を有する。これらの半径方向内側に延在する部分302は、リング301の内部の方へ曲げられるリング301を形成する細長片で形成されている。これらの半径方向内側に延在する部分301は、好ましくは、平坦なリング301にわたって規則的に分布する。これによって、図4に示すように、環状のばね301は均質的に作用することができる。支持体200への環状のばね301の固定は、半径方向内側に延在する部分302間に位置する円形部分303の高さで行われる。環状のばね301は、黄銅のような金属性材料、又は計時器アプリケーションにおいて使用することができる他の材料で作ることができる。
第1の好ましい変種において、図5及び図6に示すように、環状のばね301は、特定の取り付け領域304を有する。実際に、図4に示す環状のばね301の場合には、円形部分303による支持体200への固定は、環状のばね301の性質の改質を伴うことができる。
ここで、特定の取り付け領域304は、溶接又は接着剤による固定の前記環状のばね301の特性に対しての影響を制限するように設計された領域である。これらの領域は、リング301の外部の方へ延在する半径方向外側に延在する部分304aの形を有する。したがって、これらの特定の取り付け領域304が、リング301の外部の方へ曲げられるリング301を形成する細長片によって形成されることは理解することができるであろう。好ましくは、半径方向外側に延在する部分304aの曲がりは、半径方向内側に延在する部分302のものほど大きくない。これによって、半径方向外側に延在する部分304aの端と、リング301を形成する細長片との間の距離が、半径方向内側に延在する部分302の端とリング301を形成する前記細長片の端との間の距離よりも大きいことが理解することができるであろう。この変種による環状のばね301は、支持体200への前記リング301の固定時に、半径方向外側に延在する部分304aによって形成された特定の取り付け領域304のみが支持体200に接し、これによって固定が可能になるように、有利に寸法構成が定められる。この構成によって、軸方向応力がスタッフによってピボットモジュール400に対して与えられた場合に、これらの特定の取り付け領域304以外の領域を自由に変形させることが可能になる。
好ましくは、環状のばね301は、3つの半径方向内側に延在する部分302と、3つの特定の取り付け領域304、すなわち、3つの半径方向外側に延在する部分304aを有するように形成されている。3つの半径方向内側に延在する部分302は、互いに120°ずれているように形成されている。3つの半径方向外側に延在する部分304aは、互いに120°ずれているように形成されている。半径方向外側に延在する部分304a及び半径方向内側に延在する部分302は、半径方向外側に延在する部分304a及び半径方向内側に延在する部分302が交互になっていて60°それぞれが互いにずれているように作られている。なお、1つの半径方向内側に延在する部分302は、2つの半径方向外側に延在する部分304aの間に位置している。
緩衝ベアリング100の利点は、いずれの特定の向きがないことである。実際に、前記耐衝撃システム100のすべての構成部品は円形であるので、互いに対して向きを合わせる必要はない。支持体200には、環状のばね301を固定する必要がある特定の領域はない。このようにして、このような緩衝システム100の組み立て工程を完全に自動化することができる。
第2の変種において、内部フランク205は、斜面部分を有し、これによって、ピボットモジュール400のセンタリングが改善する。実際に、軸方向の衝撃を受けた際、スタッフはピボットモジュール400に軸方向の力を及ぼす。これによって、後者は、弾性手段300を変形させる。これらの弾性手段300は、ピボットモジュール400が応力を受けなくなった場合に弾性手段300がロック位置に戻りピボットモジュール400をハウジング206内に位置するように、ピボットモジュール400を保持する。ここで、ピボットモジュール400がスタッフによってハウジング206から持ち上げられる場合、ピボットモジュール400が、重力のような力の影響の下でずれて半径方向に変位する可能性がある。この場合、ピボットモジュール400がハウジング206内の位置に戻ると、ピボットモジュール400が内部フランク205の斜面部分と接触する。この斜面部分205は、ピボットモジュール400が完全に中心合わせされるように、ピボットモジュール400を初期位置、すなわち、ロック位置へとガイドする。
第3の変種では、ピボットモジュール400はモノブロック形状を有する。
図7に示す第1の代替構成において、ピボットモジュール400は、単一の石410を有する。この単一の石410は、半径に対して小さな高さを有する円筒状の形状を有する。この単一の石410は、中心軸方向の高さにおいて、スタッフの小型ロッドを中に挿入することができる凹んだ穴411を有する。単一の石410を備えたこの構成は、ピボットモジュール400を小さく単純化することを可能にする。なぜなら、3つの部品のみからなる緩衝システム100を有することが可能になるからである。すなわち、支持体200、単一の石410及び環状のばね301である。結果的に、支持体200の寸法構成を小さくすることができる。
図8に示す第2の代替構成において、穴が開けられた石430及び反ピボット石420どうしが、装飾されたベアリングの仲介なしで固定される。このために、反ピボット石420は、装飾されたベアリングとしてはたらく。その後、反ピボット石420には、穴が開けられた石430が中に配置されるハウジング422を定める周縁リム421が設けられる。この代替構成によって、単純化されたピボットモジュール400にもかかわらず、装飾されたベアリングを備えたピボットモジュール400の寸法構成と同様な寸法構成を有することが可能になる。したがって、この代替構成に適応する場合は、支持体の寸法は変わらない。
図9に示す別の代替構成において、穴が開けられた石450及び反ピボット石440どうしはモノブロックである。ピボットモジュール400は、穴が開けられた石450及び反ピボット石440どうしを固定する代わりにそれらが取り付け要素445の傾斜を介して直接一体化されていることを除いて、第2の代替構成のピボットモジュールと同様である。利点は、穴が開けられた石及び反ピボット石が中に配置された装飾されたベアリングを有する標準的なピボットモジュールのものに標準寸法を維持しつつ、単一の部品となっていることで発生する。
図10に示す別の変種において、支持体は、緩衝ベアリングが固定される箇所とモノブロックである。実際に、緩衝ベアリングは、ブリッジ、又は計時器用ムーブメントの底の箇所の高さにおいて設けられるように形成されている。この計時器用ムーブメントは、底板又はブリッジ上で設けられた横断する開口を有する。これらの開口内に、耐衝撃システム100が挿入され、各開口は、支持体200がそこで滑ることができるような寸法構成を有する。
組み立てステップを行うためには、支持体は、一又は複数のブリッジ及び底板上に直接作って緩衝アセンブリ1000を形成する。底板及び/又はブリッジは、支持体2000を形成し、穴2002を有するベース2001を残すように機械加工される。支持体2000は、ピボットモジュール400が中に配置されるハウジング2006を有する。環状のばね300は、支持体2000の上面に固定される。この変種は、同様に、部品を1つ少なくすることを可能にする。支持体200が存在しないからである。
なお、添付した請求の範囲によって定められる本発明の範囲から逸脱せずに、上で説明した本発明の様々な実施形態に対して当業者にとって明らかな様々な変更及び/又は改善及び/又は組み合わせを行うことができることを理解することができるであろう。

Claims (9)

  1. 計時器の可動部のスタッフ用の緩衝ベアリング(100)であって、
    当該ベアリングは、前記スタッフと連係するように構成したピボットモジュール(400)を受けるように形成されたハウジング(206)が設けられた支持体(200)を有し、
    当該ベアリングは、前記ピボットモジュールを前記ハウジング(206)内に保持するように前記ピボットモジュールに対して少なくとも1つの軸方向の力を及ぼすように構成された弾性手段(300)を有し、
    前記弾性手段(300)は、環状のばね(301)を有し、前記弾性手段と前記支持体の間を溶接、はんだ付け又は接着剤によって前記支持体の上に恒久的に固定され、
    前記環状のばね(301)は、この環状のばねを前記支持体の上に固定するための少なくとも2つの特定の取り付け領域(304)を有し、
    前記弾性手段(300)は、前記支持体の上に恒久的に固定されている
    ことを特徴とする緩衝ベアリング。
  2. 前記弾性手段(300)は、環状のばね(301)を有し、当該環状のばねは、その中心軸の方に延在する少なくとも1つの半径方向内側に延在する部分(302)を有する
    ことを特徴とする請求項に記載の緩衝ベアリング。
  3. 前記環状のばね(301)は、少なくとも2つの半径方向外側に延在する部分(304a)を有し、これらは前記環状のばねの外側に延在し、特定の取り付け領域(304)として機能する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の緩衝ベアリング。
  4. 前記環状のばねは、3つの半径方向外側に延在する部分(304a)及び3つの半径方向内側に延在する部分(302)を有する
    ことを特徴とする請求項又はに記載の緩衝ベアリング。
  5. 底板(2000)及び少なくとも1つのブリッジ(2000)を有する計時器用ムーブメントであって、
    前記底板は、開口を有し、この底板の開口の中に、請求項1〜のいずれか一項に記載の緩衝ベアリング(100)が挿入されている
    ことを特徴とする計時器用ムーブメント。
  6. 底板及び少なくとも1つのブリッジを有する計時器用ムーブメントであって、
    前記少なくとも1つのブリッジは開口を有し、この少なくとも1つのブリッジの開口に、請求項1〜のいずれか一項に記載の緩衝ベアリング(100)が挿入されている
    ことを特徴とする計時器用ムーブメント。
  7. 前記緩衝ベアリング(100)の前記支持体(200)及び前記底板どうしはモノブロックである
    ことを特徴とする請求項に記載の計時器用ムーブメント。
  8. 前記緩衝ベアリング(100)の前記支持体(200)及び前記少なくとも1つのブリッジどうしはモノブロックである
    ことを特徴とする請求項に記載の計時器用ムーブメント。
  9. ケース及びベースによって閉じられた幅を有する計時器であって、
    当該計時器は、請求項のいずれか一項に記載の計時器用ムーブメントを有することを特徴とする計時器。
JP2015517751A 2012-06-21 2013-06-19 計時器用の分解不能な耐衝撃システム Active JP6219941B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP12173045.1A EP2677371A1 (fr) 2012-06-21 2012-06-21 Systeme antichoc non demontable pour pièce d'horlogerie
EP12173045.1 2012-06-21
PCT/EP2013/062801 WO2013190011A2 (fr) 2012-06-21 2013-06-19 Système antichoc non démontable pour pièce d'horlogerie

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015520390A JP2015520390A (ja) 2015-07-16
JP6219941B2 true JP6219941B2 (ja) 2017-10-25

Family

ID=48741074

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015517751A Active JP6219941B2 (ja) 2012-06-21 2013-06-19 計時器用の分解不能な耐衝撃システム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9678479B2 (ja)
EP (2) EP2677371A1 (ja)
JP (1) JP6219941B2 (ja)
WO (1) WO2013190011A2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3106931A1 (fr) * 2015-06-16 2016-12-21 Nivarox-FAR S.A. Pièce à surface de soudage découplée
EP3106934A1 (fr) * 2015-06-16 2016-12-21 Montres Breguet S.A. Dispositif magnétique de pivotement d'un arbre dans un mouvement horloger
EP3182211A1 (fr) * 2015-12-17 2017-06-21 Nivarox-FAR S.A. Pièce composite avec moyens élastiques sous contrainte
CN105700329A (zh) * 2016-05-06 2016-06-22 深圳市中世纵横设计有限公司 一种具有抗震功能的镂空表结构
EP3543798B1 (fr) * 2018-03-20 2020-12-30 Omega SA Systeme de lunette tournante annulaire comprenant au moins un bras elastique
EP3543800B1 (fr) * 2018-03-20 2021-11-10 Omega SA Systeme de lunette tournante annulaire comprenant un anneau ressort

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH201334A (fr) * 1937-11-08 1938-11-30 Fritz Marti Dispositif de fixation élastique de palier.
CH302821A (fr) * 1950-10-19 1954-10-31 Parechoc Sa Dispositif de montage d'un contre-pivot d'axe d'horlogerie sur son support.
CH291856A (fr) * 1951-09-27 1953-07-15 Vuilleumier Marcel Palier pour piéce d'horlogerie.
CH304438A (fr) * 1951-11-07 1955-01-15 Voumard Bertrand Palier amortisseur de chocs.
CH301023A (fr) * 1952-08-14 1954-08-31 Ciana Jean Palier pour mobile de montre.
US2891379A (en) * 1953-12-17 1959-06-23 Seitz Pierre Shock-absorbing bearing
CH328802A (fr) * 1955-02-18 1958-03-31 Eirsmann Gerard Palier
FR1143836A (fr) * 1956-02-24 1957-10-04 Ile D Etudes De Brevets D App Perfectionnement aux paliers amortisseurs de chocs plus particulièrement destinés aux mécanismes d'horlogerie
US2973618A (en) * 1958-01-11 1961-03-07 Morf Pierre Shock-absorbing pivot bearing
CH356723A (de) * 1959-08-22 1961-08-31 Steffen Giovanni Stossdämpfendes Lager, insbesondere für die Lagerung der Zapfen von Uhrwellen
GB1029700A (en) * 1963-05-24 1966-05-18 Parechoc Sa A shock-damping bearing for the movement of a time-piece or other small mechanism and a method for the manufacture thereof
US3306028A (en) * 1966-01-04 1967-02-28 Citizen Watch Co Ltd Shock-proof device for watches
US3500632A (en) * 1967-09-11 1970-03-17 Portescap Le Porte Bearing for a timepiece pivot
FR2197423A5 (ja) * 1972-08-25 1974-03-22 Cattin Sa Ets
JPS522543A (en) * 1975-06-24 1977-01-10 Citizen Watch Co Ltd Vibration proof bearing
FR2336588A1 (fr) * 1975-12-24 1977-07-22 Epsilon Sarl Ressort pour palier amortisseur de chocs
CH615311B (fr) * 1976-11-22 Ebauches Bettlach Sa Palier amortisseur de chocs pour mouvement d'horlogerie.
EP1359475A1 (en) * 2000-12-20 2003-11-05 Seiko Instruments Inc. Mechanical timepiece with posture detector and the posture detector
WO2004068247A1 (ja) * 2003-01-28 2004-08-12 Seiko Epson Corporation 多機能時計
EP1705537B1 (fr) * 2005-03-23 2008-05-14 Rolex S.A. Palier amortisseur de chocs pour pièce d'horlogerie
CH698675B1 (fr) * 2005-07-08 2009-09-30 Patek Philippe Sa Palier amortisseur de chocs pour pièce d'horlogerie.
JP2010256337A (ja) * 2009-04-01 2010-11-11 Seiko Epson Corp 時計
EP2469357B2 (fr) * 2010-12-21 2016-06-29 The Swatch Group Research and Development Ltd. Palier amortisseur de chocs pour un mobile tournant d'un mouvement d'horlogerie

Also Published As

Publication number Publication date
EP2864843B1 (fr) 2019-12-11
EP2677371A1 (fr) 2013-12-25
US9678479B2 (en) 2017-06-13
EP2864843A2 (fr) 2015-04-29
JP2015520390A (ja) 2015-07-16
US20150198926A1 (en) 2015-07-16
WO2013190011A2 (fr) 2013-12-27
WO2013190011A3 (fr) 2014-03-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6219941B2 (ja) 計時器用の分解不能な耐衝撃システム
US7344303B2 (en) Shock absorber bearing for a timepiece
JP6388687B2 (ja) 差し込み式フィッティングを備えたショックアブソーバー
US10114339B2 (en) Anti-shock system with angular locking
US10012955B2 (en) Bimaterial anti-shock system for timepieces
CN203930351U (zh) 减震轴承、包括该减震轴承的机芯及包括该机芯的钟表
KR101777490B1 (ko) 타임피스 메카니즘을 위한 피봇
JP6067845B2 (ja) 組み立てが単純化された計時器用の耐衝撃システム
JP6190951B2 (ja) 確実にマウントされる耐衝撃システム
JP2016520848A5 (ja)
JP6114860B2 (ja) 計時器用ムーブメントにおいてアーバーを回転させる磁気デバイス
US11169487B2 (en) Angular locking shockproof system
CN109212944B (zh) 用于钟表轮副的心轴的减震轴承
CN203930350U (zh) 减震轴承、包括该减震轴承的机芯及包括该机芯的钟表
US2282122A (en) Shock absorber for the balance staff of watches
JP2017044487A (ja) 機械式時計の脱進機及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160105

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160823

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161208

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20161215

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20170303

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170928

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6219941

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250