JP6219706B2 - 電源回路 - Google Patents

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Description

本発明は電源回路に関し、例えば周囲の無線信号を交流電源とし、当該交流電源から直流電源を生成するに関する。
近年、エネルギーの効率的な利用に大きな注目が集まっている。このエネルギーの効率的な利用方法の1つに、エネルギー回収技術がある。そこで、このエネルギー回収技術の一例が特許文献1に開示されている。
特許文献1では、一次巻線に高周波電力増幅器の出力が加えられ、かつ、二次巻線が互いに直接に接続されている複数の単位トランスから、それぞれのトランス装置が構成され、このトランス装置の二次巻線が並列に接続される出力合成回路が開示されている。
特開平8−237063号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、合成する交流信号の位相にずれが生じた場合、合成により得られる交流信号の電力が大きく減少する問題がある。その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態によれば、電源回路は、一次側に対応する入力交流信号が入力され、二次側が互いに直列に接続される複数の交流結合素子を含む交流信号合成部と、合成する入力交流信号の組み合わせを指定する入力選択信号を出力する制御回路と、を有し、制御回路において、交流合成信号部で合成された出力交流信号が最大化されるように入力選択信号を生成する。
なお、上記実施の形態の回路を方法やシステムに置き換えて表現したもの、該装置または該装置の一部の処理をコンピュータに実行せしめるプログラムなども、本発明の態様としては有効である。
前記一実施の形態によれば、エネルギー回収により得られる交流信号の回収効率を改善することができる。
実施の形態1にかかる半導体装置のブロック図である。 実施の形態1にかかる電圧検出回路のブロック図である。 実施の形態1にかかる半導体装置における遮断する交流結合素子を決定するための処理を示すフローチャートである。 実施の形態1にかかる半導体装置の動作を示すタイミングチャートである。 実施の形態2にかかる半導体装置のブロック図である。 実施の形態3にかかる半導体装置のブロック図である。 実施の形態4にかかる半導体装置のブロック図である。 実施の形態4にかかる位相差検出回路及び位相差検出回路内の位相比較器のブロック図である。 実施の形態5にかかる半導体装置のブロック図である。 実施の形態5にかかる電圧検出回路のブロック図である。 実施の形態6にかかる半導体装置のブロック図である。 実施の形態7にかかる半導体装置のブロック図である。 実施の形態8にかかる半導体装置のブロック図である。 実施の形態8にかかる位相調整回路の回路図である。
説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。また、様々な処理を行う機能ブロックとして図面に記載される各要素は、ハードウェア的には、CPU、メモリ、その他の回路で構成することができ、ソフトウェア的には、メモリにロードされたプログラムなどによって実現される。したがって、これらの機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは当業者には理解されるところであり、いずれかに限定されるものではない。なお、各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
また、上述したプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non−transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
まず、実施の形態1にかかる半導体装置1のブロック図を図1に示す。実施の形態1にかかる半導体装置1は、無線信号を受信するアンテナ等を介して生成される受信信号を入力交流信号とするものである。つまり、半導体装置1は、空中に伝搬している無線波に金するエネルギーを回収するものである。また、半導体装置1は、複数のアンテナにより生成される交流信号を表す複数の交流信号源(例えば、交流信号源PS1〜PSn(nは、交流信号源の個数を示す整数))の出力が入力交流信号として接続される。そして、半導体装置1は、複数の入力交流信号に基づき内部で利用する直流の電源電圧を生成する電源回路を含む。
なお、図1では、半導体装置1の電源回路が生成した内部電源電圧により動作する電源回路以外の回路ブロックの図示を省略した。また、以下の説明では、交流信号源以外の回路ブロックが1つの半導体基板上に形成された例を説明するが、交流結合素子等の素子、或いは、回路ブロックの性質に応じて、これらの構成要素は適宜外付け部品で実装される。
図1に示すように、実施の形態1にかかる半導体装置1は、交流信号合成部10、整合回路21、交流直流変換回路22、電圧検出回路23、制御回路24を有する。
交流信号合成部10は、複数の入力交流信号を合成して出力交流信号として出力する。また、交流信号合成部10は、入力選択信号により指定された合成対象の入力交流信号を合成して力交流信号を出力する。実施の形態1にかかる交流信号合成部10では、入力選択信号に基づき合成の対象とならない入力交流信号を遮断状態とすることで、合成対象外の入力合成信号を合成の対象から除外する。また、図1では、入力選択信号として、制御回路24が入力選択信号Cs1〜Csnを出力する。
また、交流信号合成部10は、交流結合部11〜11nを有する。交流結合部11〜1nは、入力交流信号に対応して設けられるものである。交流結合部11〜1nは、それぞれ、交流結合素子(例えば、トランスT)と入力選択スイッチSWを有する。そして、トランスTは、一次側の入力端子に対応する入力交流信号が入力され、二次側の端子が互いに直列に接続される。また、入力選択スイッチSWは、入力選択信号に応じて対応する交流結合素子の一次側又は二次側の2つの端子間を短絡状態又は開放状態とする。実施の形態1にかかる交流結合部11〜1nでは、入力選択スイッチは、トランスTの二次側の端子の間に設けられる。つまり、実施の形態1では、二次側入力選択スイッチのみが設けられる。
また、別の観点では、複数の入力交流信号が、第1の入力交流信号と、第2の入力交流信号と、を含むと考えた場合、交流信号合成部10は、第1の交流結合部と第2の交流結合部とを有すると考えることもできる。この場合、第1の交流結合部は、交流結合部11〜1nから選択した1つの交流結合部であり、交流結合部11〜1nから選択した第2の交流結合部とは異なる交流結合部である。
そして、第1の交流結合部は、第1の入力交流信号に対応して設けられる第1の交流結合素子(例えば、トランスT)と、第1のトランスTの二次側の第1の出力端子と第2の出力端子との間に設けられる第1の入力選択スイッチSWと、を有する。また、第2の交流結合部は、第2の入力交流信号に対応して設けられる第2の交流結合素子(例えば、トランスT)と、第2のトランスTの二次側の第1の出力端子と第2の出力端子との間に設けられる第2の入力選択スイッチSWと、を有する。
そして、第1のトランスTと、第2のトランスTとは、二次側に設けられる端子が直列に接続される。また、第1の入力選択スイッチSWと第2の入力選択スイッチSWは、それぞれ、対応するトランスTの二次側の第1の出力端子と第2の出力端子との間を短絡状態又は開放状態とする二次側入力選択スイッチSWを有する。
また、交流信号合成部10は、直列に接続されたトランスの出力端子のうち、最下位に位置する第1の出力端子と、最上位に位置する第2の出力端子と、の間から出力交流信号を出力する。
整合回路21は、交流信号合成部10が出力した出力交流信号のインピーダンスを整合する。交流直流変換回路22は、出力交流信号を直流電圧信号に変換する。この直流電圧信号は、接地電圧Vssと直流電圧Vdcとの間の電圧値を有する。また、交流直流変換回路22は、出力交流信号の振幅レベルに応じた大きさの電圧値を有する直流電圧信号を出力する。電圧検出回路23は、直流電圧信号の電圧を検出する。制御回路24は、出力交流信号が最大化されるように交流信号合成部10で合成する入力交流信号の組み合わせを指定する入力選択信号Cs1〜Csnを生成する。
ここで、実施の形態1にかかる半導体装置1では、通常状態で制御回路24が出力する入力選択信号Cs1〜Csnにより指定する合成する入力交流信号の組み合わせを、通常状態で動作を開始する前の動作設定処理の1つとして行う。動作設定処理では、制御回路24は、入力選択信号Cs1〜Csnにより交流信号合成部10で合成される入力交流信号の組み合わせを切り替える。また、電圧検出回路23は、入力交流信号の組み合わせ毎に、直流電圧信号の電圧を検出して、直流電圧信号の電圧値の最大値が更新される毎に電圧検出信号DETを制御回路24に出力する。そして、制御回路24は、電圧検出信号DETに応じて、直流電圧信号の電圧が最も大きくなる入力交流信号の組み合わせを判断し、直流電圧信号の電圧が最も大きくなる入力交流信号の組み合わせに対応した入力選択信号を通常動作状態で出力する。
そこで、まず、電圧検出回路23の回路の詳細な構成について説明する。図2に実施の形態1にかかる半導体装置1の電圧検出回路23のブロック図を示す。図2に示すように、電圧検出回路23は、コンデンサC1、C2、電圧更新スイッチSWv、比較器COMPを有する。
コンデンサC1は、直流電圧Vdcを伝達する第1の配線と、接地電圧Vssを伝達する第2の配線との間に接続される。電圧更新スイッチSWvは、一端が第1の配線に接続され、他端がコンデンサC2の一端に接続される。コンデンサC2は、一端が電圧更新スイッチSWvに接続され、他端が第2の配線に接続される。比較器COMPは、一方の端子(例えば、負入力端子)にコンデンサC1よって平滑化された電圧VC1が入力され、他方の端子(例えば、正入力端子)にコンデンサC2に蓄積された電荷により決まる電圧VC2が入力される。そして、比較器COMPは、電圧VC1が電圧VC2より大きくなったことに応じて検出信号DETをハイレベルとする。また、電圧更新スイッチSWvは、制御回路24から出力される電圧更新信号Cswvにより開閉状態が制御される。
続いて、実施の形態1にかかる半導体装置1における遮断する交流結合素子を決定するための処理(例えば、動作設定処理)を示すフローチャートを図3に示す。なお、動作設定処理は、直流電圧の電圧値の測定精度を高めるために、無負荷状態で行われることが好ましい。
図3に示すように、動作設定処理では、半導体装置1の制御回路24は、まず、交流結合部11〜11nの入力選択スイッチを開放状態とすることで、交流結合部11〜1nを全て有効(例えば、トランスモード)とする。また、制御回路24は、電圧検出回路23の電圧更新スイッチSWvをオン状態とする。これにより、電圧検出回路23は、その時点における直流電圧Vdcの電圧レベルをコンデンサC2に記憶する(ステップS1)。
続いて、制御回路24は、交流結合部の番号を示す値iをゼロとし(ステップS2)、その後、値iを1つ増加させる(ステップS3)。これにより、制御回路24は、i番目の交流結合部の入力選択スイッチSWを短絡状態として、当該交流結合部を遮断状態とする。
続いて、電圧検出回路23では、コンデンサC2の両端に生成されている電圧VC2と、直流電圧Vdcの電圧レベルを反映した電圧VC1とを比較する(ステップS5)。そして、電圧VC1が電圧VC2よりも大きいと判断された場合、制御回路24は、電圧更新スイッチSWvをオン状態として、コンデンサC2の両端の電圧VC2と、コンデンサC1の両端の電圧VC1とを同電位とする(ステップS6)。また、制御回路24は、そのときのiをメモリ等の記憶部に記憶する(ステップS7)。一方、ステップS5で、電圧VC1が電圧VC2以下と判断された場合、制御回路24は、ステップS6、S7の処理、つまり、コンデンサC2で保持されている電圧値の更新及びメモリに記憶されている値iの更新を行うことなく次のステップに処理を進める。
ステップS8では、制御回路24が、値iがn(nは、交流結合部の数を表す整数)以上であるか否かを判断する。このステップS8において、値iがnよりも小さい場合、制御回路24は、ステップS3で値iを1つ増加させ、ステップS4からステップS8までの処理を再度実行する。一方、ステップS8において、値iがn以上である場合、制御回路24は、動作設定処理を終了させる。そして、制御回路24は、動作設定処理により決定した値iに対応する交流結合部を遮断状態とする入力選択信号Cs1〜Csnをその後の通常状態で出力する。なお、値iに値がない、或いは、値iが初期値(例えば、0)であった場合、制御回路24は、全ての入力選択スイッチSWを開放状態とすることで、全ての交流結合部をトランスモードで使用する入力選択信号Cs1〜Csnをその後の通常状態で出力する。
続いて、実施の形態1にかかる半導体装置1の動作について説明する。そこで、図4に実施の形態1にかかる半導体装置1の動作を示すタイミングチャートを示す。図4に示すタイミングチャートは、交流結合部の個数を示すnを4とし、交流信号源PS2が出力する入力交流信号の位相が他の位相とずれたときの出力交流信号の電圧レベルを示すものである。なお、図4の下段のグラフの横軸は、交流信号源PS2が出力する入力交流信号と、他の入力交流信号との位相差を示す。また、縦軸は、出力交流信号の信号レベルを示すものであるが、1つの交流結合部が出力する交流信号の信号レベルを単位電圧Voで示したものである。なお、単位電圧Voは、交流結合部における損失がゼロのときに出力される交流電圧であり、実際には交流結合部において何らかの損失が生じる。
図4に示すように、全てのトランスを有効(入力選択スイッチを開放状態としたトランスモード)としたときは、交流信号源PS2が出力する入力交流信号と他の入力交流信号との位相差が大きくなるに従って、出力交流信号の信号レベルが、1つの交流結合部を失った場合よりも低下する。
一方、図4に示すように、実施の形態1にかかる半導体装置1では、交流信号源PS2が出力する入力交流信号と他の入力交流信号との位相差が大きくなり、出力交流信号の信号レベルが、単位電圧Voの3倍よりも小さくなった時点で、交流信号源PS2が出力する入力交流信号を受信する交流結合部12の入力選択スイッチSWを短絡状態とする。これにより、実施の形態1にかかる半導体装置1は、交流信号源PS2が出力する入力交流信号と他の入力交流信号との位相差が大きくなっても、出力交流信号の信号レベルを、交流結合部12の入力選択スイッチSWを短絡状態とする信号レベル以上に維持することができる。
上記説明より、実施の形態1にかかる半導体装置1では、出力交流信号の信号レベルが当初予定した信号レベルよりも小さくなる状態において、信号レベルの低下の原因となる入力交流信号を交流信号合成部10で遮断する。これにより、実施の形態1にかかる半導体装置1は、入力交流信号の間の位相差によらず、一定以上の出力交流信号の信号レベルを維持することができる。つまり、実施の形態1にかかる半導体装置1は、エネルギー回収効率の効率を向上させることができる。
また、実施の形態1にかかる半導体装置1は、電圧検出回路23及び制御回路24により、出力交流信号の信号レベルが最大値となる入力交流信号の組み合わせを選択することができる。これにより、実施の形態1にかかる半導体装置1は、エネルギー回収効率を最大化することができる。
また、実施の形態1にかかる半導体装置1は、入力交流信号が直接トランスTに入力されるため、入力端子の負荷容量が小さく、高周波の入力交流信号を用いたエネルギー回収により好適である。
なお、上記実施の形態1にかかる説明では、制御回路24が出力交流信号或いは直流電圧が最大化するように合成する入力交流信号の組み合わせを決定したが、制御回路24が出力交流信号或いは直流電圧が予め設定した所定の電圧以上となるように合成する入力交流信号の組み合わせを決定することもできる。この所定の電圧は、例えば、交流直流変換回路22の後段に接続される内部回路が動作可能な電圧を設定することができる。また、別の例として、1つのトランスTに希望する最低限の出力振幅が決まっていれば、その最低限の出力振幅のn−1倍に対応する出力交流信号或いは直流電圧を、所定の電圧とすることもできる。
実施の形態2
実施の形態2では、実施の形態1にかかる半導体装置1の別の形態となる半導体装置2について説明する。そこで、実施の形態2にかかる半導体装置2のブロック図を図5に示す。
図5に示すように、実施の形態2にかかる半導体装置2は、実施の形態1にかかる半導体装置1の交流信号合成部10を交流信号合成部30に置き換えたものである。交流信号合成部30は、交流結合部31〜交流結合部3nを有する。交流結合部31〜3nは、実施の形態1にかかる交流結合部11〜1nのトランスTの一次側と二次側との両方に入力選択スイッチを設けたものである。
より具体的には、交流結合部31〜3nの入力選択スイッチは、対応するトランスTの一次側に設けられる一次側入力選択スイッチSWiと、二次側に設けられる二次側入力選択スイッチSWを有する。一次側入力選択スイッチSWiは、トランスTの一次側の第1の入力端子と第2の入力端子の間を、短絡状態とするか開放状態とするか、を対応する入力選択信号によって切り替える。二次側入力選択スイッチSWは、トランスTの二次側の第1の出力端子と第2の出力端子との間を、短絡状態とするか開放状態とするか、を対応する入力選択信号によって切り替える。つまり、一次側入力選択スイッチSWと二次側入力選択スイッチは、同じ入力選択信号によって対応するトランスTを遮断モードとするか、トランスモードとするかを切り替える。
なお、実施の形態2にかかる半導体装置2では、交流結合部31〜3nのトランスTの一次側と二次側との両方に入力選択スイッチを設けたが、入力選択スイッチは、トランスTの一次側のみとしても良い。
実施の形態2にかかる半導体装置2では、トランスTの一次側にも入力選択スイッチを設けることで、トランスTの一次側遮断状態となるため、トランスTの一次側から二次側への信号の漏れを低減することができる。特に、交流信号源PS1〜PSnが出力する入力交流信号の電力が大きな場合(例えば、周波数が低く、振幅が大きい信号である場合)、トランスTの一次側から二次側への信号の漏れの影響が大きくなるため、トランスTの一次側にも入力選択スイッチを設ける効果は大きい。
実施の形態3
実施の形態3では、実施の形態1にかかる半導体装置1の別の形態となる半導体装置3について説明する。そこで、実施の形態3にかかる半導体装置3のブロック図を図6に示す。
図6に示すように、実施の形態3にかかる半導体装置3は、実施の形態1にかかる半導体装置1の交流信号合成部10を交流信号合成部40に置き換えたものである。交流信号合成部40は、交流結合部41〜交流結合部4nを有する。交流結合部41〜4nは、実施の形態1にかかる交流結合部11〜1nのトランスTをバランBLに置き換えた物である。
バランも、トランスと同様に交流信号を伝達することができる。しかしながら、トランスとバランとでは、伝達する信号の対応周波数と回路面積が異なる。バランは、5GHz程度までの高周波信号を伝達することができる。一方、トランスは、外付け部品として設ける場合は、100kHz程度までの対応周波数となる。また、半導体基板上に形成する配線パターンによりトランスを構成する場合は、対応周波数を任意に設定することができる。
また、回路面積を考えると、バラン及び外付け部品として設けられるトランスは、チップ上に回路を必要としないため、チップ面積を小さくすることができる。また、半導体基板上の配線パターンで形成されたトランスは、大きなチップ面積を要する。
つまり、交流結合素子として、どのような素子を利用するかは、製品の仕様等によって適宜設定することができる。
上記説明より、実施の形態3にかかる半導体装置3は、交流結合素子としてバランを用いた交流信号合成部40を用いることで、高い周波数を有する入力交流信号の合成が可能となる。なお、バランは、外付け部品として実装されるが、部品サイズが小さく、実装面積を小さくできる。また、バランには、巻線型のチップバラン、コンデンサやインダクタなどを用いる一般的なバランを用いることができる。
実施の形態4
実施の形態4では、実施の形態1にかかる半導体装置1の別の形態となる半導体装置4について説明する。そこで、実施の形態4にかかる半導体装置4のブロック図を図7に示す。
図7に示すように、実施の形態4にかかる半導体装置4は、実施の形態1にかかる半導体装置1の制御回路24を制御回路25に置き換え、電圧検出回路23に代えて位相差検出回路50を設けたものである。
位相差検出回路50は、複数の入力交流信号の間の位相差を検出する。そして、位相差検出回路50は、検出した位相差情報DIFFを制御回路25に出力する。制御回路25は、位相差検出回路で検出された位相差に基づき、複数の入力交流信号のうち第1の入力交流信号(以下、グループ内入力交流信号と称す)との位相差が予め設定した位相差以上となる第2の入力交流信号(以下、グループ外入力交流信号と称す)を合成対象から外すことを指示する入力選択信号Cs1〜Csnを出力する。
ここで、位相差検出回路50の詳細についてより具体的に説明する。実施の形態4にかかる位相差検出回路50及び及び位相差検出回路50内の位相比較器のブロック図のブロック図を図8に示す。図8では、上段に位相差検出回路50のブロック図を示し、下段に位相差検出回路50内の位相比較器のブロック図を示した。
図8の上段に示すように、位相差検出回路50は、n個の入力交流信号に対してn−1個の位相比較器を有する。図8では、位相差検出回路50として、位相比較器51〜5(n−1)を示した。位相比較器51〜5(n−1)は、それぞれ、端子S1に複数の入力交流信号のうち上位側に位置する入力交流信号の反転信号が入力され、端子S2に下位側に位置する入力交流信号の正転信号が入力される。位相比較器51〜5(n−1)は、それぞれ、端子S1に入力された信号と端子S2に入力された信号との位相差の大きさに応じたパルス幅を有する位相差判定信号DIFF1〜DIFF(n−1)nを出力する。位相差情報DIFFは、この位相差判定信号DIFF1〜DIFF(n−1)nを含む信号である。
また、位相比較器51〜5(n−1)は、同じ回路であるため、位相比較器51のブロック図を図8の下段に示した。図8の下段に示すように、位相比較器51は、Dラッチ511、512、NAND回路513を有する。Dラッチ511には、端子S1に入力される信号がトリガ信号として入力され、データとして1(例えば、ハイレベルであって、電源電圧レベルの電圧を有する値)が入力される。また、Dラッチ511には、リセット信号としての出力信号が与えられる。Dラッチ512には、端子S2に入力される信号がトリガ信号として入力され、データとして1が入力される。また、Dラッチ512には、リセット信号としての出力信号が与えられる。NAND回路513は、Dラッチ511、512の出力信号の反転論理積をDラッチ511、512のリセット端子に出力する。
この位相比較器51は、端子S1に入力される信号と、端子S2に入力される信号と、に位相差がない場合、Dラッチ511、512の出力信号が同時に1となり、Dラッチ511、512が即座にリセット状態となる。そのため、位相比較器51は、、端子S2に入力される信号と、に位相差がない場合、出力信号となる位相差判定信号DIFF12としてごく短いパルス幅のパルス信号を出力する。
一方、位相比較器51は、端子S1に入力される信号の位相が、端子S2に入力される信号の位相に対して進んでいる場合、Dラッチ511の出力信号が1となり、その後、位相差に対応した時間が経過した後にDラッチ512の出力信号が1となる。これにより、NAND回路513の出力信号は、位相差に対応した時間だけハイレベルとなる。そのため、位相比較器51は、端子S1に入力される信号と、端子S2に入力される信号と、に位相差がある場合、当該位相差に相当する時間に対応したパルス幅を有する位相差判定信号を出力する。
制御回路25は、位相差検出回路50が出力する位相情報DIFFが上記のような位相差判定信号により構成されるため、パルス幅が予め設定したパルス幅閾値よりも大きな位相差判定信号に基づきグループ内入力交流信号との位相差が所定の位相差以上となるグループ外入力交流信号を特定することができる。そして、位相差検出回路50は、特定したグループ外入力交流信号に対応する交流信号合成部を遮断モードとする入力選択信号Cs1〜Csnを出力する。これにより、半導体装置4は、グループ外入力交流信号を合成する入力交流信号から外し、出力交流信号をグループ内入力交流信号のみにより最大化することができる。
上記説明より、実施の形態4にかかる半導体装置4は、入力交流信号の間の位相差を観測することで、入力交流信号から出力交流信号への変換効率を低下させる、位相差の大きな入力交流信号を無効化する。これにより、実施の形態4にかかる半導体装置4は、出力交流信号の大きさを入力交流信号の位相差によらず最大化することができる。
実施の形態5
実施の形態5では、実施の形態1にかかる半導体装置1の別の形態となる半導体装置5について説明する。そこで、実施の形態5にかかる半導体装置5のブロック図を図9に示す。
図9に示すように、実施の形態5にかかる半導体装置5は、実施の形態1にかかる半導体装置1の電圧検出回路23を電圧検出回路60に置き換えたものである。電圧検出回路60は、出力交流信号の電圧を検出する。つまり、実施の形態5にかかるは、直流電圧の電圧値を検出する電圧検出回路23を出力交流電圧の電圧を検出する電圧検出回路60に置き換えたものであり、制御回路24の処理は、実施の形態1と同じ動作設定処理を行うことができる。
ここで、電圧検出回路60の具体的な回路構成について説明する。そこで、図10に実施の形態5にかかる電圧検出回路60のブロック図を示す。図10に示すように、電圧検出回路60は、実施の形態1にかかる電圧検出回路23の直流電圧Vdcを伝達する配線にダイオードDを挿入したものである。直流電圧Vdcを伝達する配線にダイオードDを挿入することで、電圧検出回路60は、出力交流信号を整流した電圧をコンデンサC1、C2に蓄積することができる。そして、電圧検出回路60は、出力交流信号を整流して得られる電圧VC1、VC2を比較した結果を電圧検出信号DETとして出力する。
上記説明より、実施の形態5にかかる半導体装置5は、出力交流信号の電圧を直接計測することで合成する入力交流信号の組み合わせを決定する。そのため、実施の形態5にっかる半導体装置5は、実施の形態1にかかる半導体装置1よりも精度良く合成する入力交流信号の組み合わせを決定することができる。
実施の形態6
実施の形態6では、実施の形態1にかかる半導体装置1の別の形態となる半導体装置6について説明する。そこで、実施の形態6にかかる半導体装置6のブロック図を図11に示す。
図11に示すように、実施の形態6にかかる半導体装置6は、実施の形態1にかかる半導体装置1にレギュレータ回路70を追加したものである。レギュレータ回路70は、直流電圧信号を降圧又は昇圧して内部電源を生成する。この内部電源電圧は、図示しない内部回路に供給する内部電源の電圧により決定されるものである。また、レギュレータ回路70として昇圧回路を用いるか、降圧回路を用いるかは、内部電源の電圧と交流直流変換回路22が出力する直流電圧との大小関係によってきまる。
また、図11に示すように、実施の形態6にかかる半導体装置6では、電圧検出回路23、制御回路24の動作電源として、レギュレータ回路70が出力する内部電源を用いる。なお、実施の形態1にかかる半導体装置1では、図示しないバッテリーから供給される電源、或いは、外部電源に基づき電圧検出回路23及び制御回路24を動作させる。
上記説明より、実施の形態6にかかる半導体装置6は、レギュレータ回路70を用いることで、交流信号合成部10を用いて回収したエネルギーにより電圧検出回路23及び制御回路24を含む内部回路を動作させることができる。
また、実施の形態6にかかる半導体装置6では、レギュレータ回路70を用いることで、交流直流変換回路22が出力する直流電圧に変動が生じた場合においても、内部回路に安定した電圧の内部電源を供給することができる。
実施の形態7
実施の形態7では、実施の形態6にかかる半導体装置6の別の形態となる半導体装置7について説明する。そこで、実施の形態7にかかる半導体装置7のブロック図を図12に示す。
図12に示すように、実施の形態7にかかる半導体装置7は、実施の形態6にかかる半導体装置6にスタートアップ回路80、内部電圧検出回路81、電源切替スイッチSWpを追加したものである。
スタートアップ回路80は、レギュレータ回路70と並列に設けられ、レギュレータ回路よりも低い入力電圧に基づき内部電源を生成し、レギュレータ回路70の出力端子に出力する。電源切替スイッチSWpは、交流直流変換回路22が出力する直流電圧信号をレギュレータ回路70とスタートアップ回路80のいずれか一方に伝達する。内部電圧検出回路81は、レギュレータ回路70の出力端子の電圧を監視し、レギュレータ回路の出力端子の電圧が予め設定した電圧以上に達したことに応じて、直流電圧信号をレギュレータ回路70に伝達することを指示する電源選択信号を電源切替スイッチSWpに出力する。また、内部電圧検出回路81は、レギュレータ回路の出力端子の電圧が予め設定した電圧未満である期間は、直流電圧信号をスタートアップ回路80に伝達することを指示する電源選択信号を電源切替スイッチSWpに出力する。
実施の形態7にかかる半導体装置7では、上記構成により、交流直流変換回路22が出力する直流電圧がレギュレータ回路70が動作しない電圧レベルであり、レギュレータ回路70が十分な内部電源を生成できない期間は、スタートアップ回路80により内部電源を生成する。
上記説明より、実施の形態7にかかる半導体装置7は、例えば、交流信号合成部10から出力される出力交流電圧が十分な信号レベルにないことに起因して、直流電圧がレギュレータ回路70を動作させるのに十分な電圧に達しない状態であっても、スタートアップ回路80により内部電源を生成することができる。つまり、実施の形態7にかかる半導体装置7は、他の実施の形態にかかる半導体装置よりも安定した動作を実現することができる。
実施の形態8
実施の形態8では、実施の形態1にかかる半導体装置1の別の形態となる半導体装置8について説明する。そこで、実施の形態8にかかる半導体装置8のブロック図を図13に示す。
図13に示すように、実施の形態8にかかる半導体装置8は、実施の形態1にかかる半導体装置1の制御回路24を制御回路90に置き換え、位相調整回路91〜9nを追加したものである。
制御回路90は、制御回路24に位相調整回路91〜9nを制御する位相制御信号Cpc1〜Cpcnを出力する機能を追加したものである。位相調整回路91〜9nは、複数の入力交流信号を出力する交流電源PS1〜PSnと交流信号合成部10との間に設けられ、位相が他の入力交流信号との位相差が所定の位相差以上であると判断された入力交流信号の位相を調整する。
ここで、位相調整回路91〜9nの詳細な回路について具体的に説明する。そこで、図14に実施の形態8にかかる位相調整回路の回路図を示す。なお、位相調整回路91〜9nは同じ回路構成であるため、ここでは、位相調整回路91のみを説明する。また、図14では、入力交流信号の正転信号が入力される端子をVn+、入力交流信号の反転信号が入力される端子Vn−で表し、入力交流信号の正転信号を出力する端子をVxn+、入力交流信号の反転信号を出力する端子をVxn−で表した。
図14に示すように、位相調整回路91は、スイッチ911〜914を有する。スイッチ911は、入力端子Vn+と出力端子Vxn+とを結ぶ配線に挿入される。スイッチ912は、入力端子Vn−と出力端子Vxn−とを結ぶ配線に挿入される。スイッチ913は、入力端子Vn+と出力端子Vxn−とを結ぶ配線に挿入される。スイッチ914は、入力端子Vn−と出力端子Vxn+とを結ぶ配線に挿入される。そして、スイッチ911、912と、スイッチ913、914とは、位相制御信号Cpc1に応じて、互いに排他的に導通状態となる。つまり、位相調整回路91は、位相制御信号Cpc1が1(例えば、ハイレベル)であれば入力交流信号の極性を代えずに交流信号合成部10に伝達し、位相制御信号Cpc1が0(例えば、ロウレベル)であれば入力交流信号の極性を反転(位相を180度変えてた状態)して交流信号合成部10に伝達する。
ここで、実施の形態8にかかる半導体装置8の動作について説明する。実施の形態8にかかる半導体装置8は、まず、位相制御信号Cpc1を全て1として、図3で説明した動作設定処理を実行する。この動作設定処理において、合成対象から除外すべきグループ外入力交流信号があると判断された場合、半導体装置8は、当該グループ外入力交流信号に対応する位相調整回路に与える位相制御信号の論理を反転させる。これにより、半導体装置8では、最初の動作設定処理においてグループ外入力交流信号と判定された信号の極性が反転される。そして、半導体装置8は、グループ外入力交流信号の極性を反転させた状態で再度図3の動作設定処理を実施する。この2度目の動作設定処理において、グループ外入力交流信号がないと判断された場合、半導体装置8は、n個の入力交流信号を合成して出力交流信号を生成する。一方、2度目の動作設定処理において、グループ外入力交流信号があると判断された場合、半導体装置8は、グループ外入力交流信号を除くn−1個の入力交流信号を合成して出力交流信号を生成する。
上記説明より、実施の形態8にかかる半導体装置8は、位相調整回路91〜9nを有することで、グループ外入力交流信号がある場合においても、グループ外入力交流信号の位相を変化させて、n個の入力交流信号を合成してより高い電圧を有する出力交流信号を生成することができる。つまり、実施の形態8にかかる半導体装置8は、他の実施の形態にかかる半導体装置よりも高い効率で出力交流信号を生成することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は既に述べた実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることはいうまでもない。
1〜8 半導体装置
10 交流信号合成部
11〜1n、31〜3n、41〜4n 交流結合部
21 整合回路
22 交流直流変換回路
23 電圧検出回路
24、25、90 制御回路
30 交流信号合成部
40 交流信号合成部
50 位相差検出回路
51〜5(n−1) 位相比較器
511、512 Dラッチ
513 NAND回路
60 電圧検出回路
70 レギュレータ回路
80 スタートアップ回路
81 内部電圧検出回路
91〜9n 位相調整回路
911〜914 スイッチ
D ダイオード
C1、C2 コンデンサ
COMP 比較器
DET 電圧検出信号
Cswv 電圧更新信号
Cs1〜Csn 入力選択信号
PS1〜PSn 交流信号源
SW 入力選択スイッチ
SWv 電圧更新スイッチ
SWp 電源切替スイッチ
T トランス
BL バラン
DIFF 位相差情報

Claims (14)

  1. 複数の入力交流信号を合成して出力交流信号として出力する交流信号合成部と、
    前記出力交流信号を直流電圧信号に変換する交流直流変換回路と、
    前記出力交流信号又は前記直流電圧信号が最大化されるように合成する前記入力交流信号の組み合わせを指定する入力選択信号を生成する制御回路と、を有し、
    前記交流信号合成部は、前記入力選択信号により指定された合成対象の入力交流信号を合成して前記出力交流信号を出力する電源回路。
  2. 前記複数の入力交流信号は、無線信号を受信するアンテナを介して生成される受信信号である請求項1に記載の電源回路。
  3. 前記交流信号合成部は、
    一次側の入力端子に対応する前記入力交流信号が入力され、二次側の端子が互いに直列に接続される複数の交流結合素子と、
    前記入力選択信号に応じて対応する交流結合素子の一次側の2つの端子間及び二次側の2つの端子間の少なくとも一方を短絡状態又は開放状態とする複数の入力選択スイッチと、
    を有する請求項1に記載の電源回路。
  4. 前記直流電圧信号の電圧を検出する電圧検出回路を有し、
    前記制御回路は、前記入力選択信号により前記交流信号合成部で合成される前記入力交流信号の組み合わせを切り替え、
    前記電圧検出回路は、前記入力交流信号の組み合わせ毎に、前記直流電圧信号の電圧を検出して、前記直流電圧信号の電圧値の最大値が更新される毎に電圧検出信号を前記制御回路に出力し、
    前記制御回路は、前記電圧検出信号に応じて、前記直流電圧信号の電圧が最も大きくなる前記入力交流信号の組み合わせを判断し、前記直流電圧信号の電圧が最も大きくなる前記入力交流信号の組み合わせに対応した前記入力選択信号を通常動作状態で出力する請求項1に記載の電源回路。
  5. 前記直流電圧信号を降圧又は昇圧して内部電源を生成するレギュレータ回路を有する請求項1に記載の電源回路。
  6. 前記出力交流信号の電圧を検出する電圧検出回路を有し、
    前記制御回路は、前記入力選択信号により前記交流信号合成部で合成される前記入力交流信号の組み合わせを切り替え、
    前記電圧検出回路は、前記入力交流信号の組み合わせ毎に、前記出力交流信号の電圧を検出して、前記出力交流信号の電圧の最大値が更新される毎に電圧検出信号を前記制御回路に出力し、
    前記制御回路は、前記電圧検出信号に応じて、前記出力交流信号の電圧が最も大きくなる前記入力交流信号の組み合わせを判断し、前記出力交流信号の電圧が最も大きくなる前記入力交流信号の組み合わせに対応した前記入力選択信号を通常動作状態で出力する請求項1に記載の電源回路。
  7. 前記複数の入力交流信号の間の位相差を検出する位相差検出回路を有し、
    前記制御回路は、前記位相差検出回路で検出された位相差に基づき、前記複数の入力交流信号のうち第1の入力交流信号との位相差が予め設定した位相差以上となる第2の入力交流信号を合成対象から外すことを指示する前記入力選択信号を出力する請求項1に記載の電源回路。
  8. 前記複数の入力交流信号を出力する複数の交流電源と前記交流信号合成部との間に設けられ、位相が他の入力交流信号との位相差が所定の位相差以上であると判断された入力交流信号の位相を調整する位相調整回路を有する請求項1に記載の電源回路。
  9. 前記交流信号合成部は、交流結合素子としてトランス又はバランを含む請求項1に記載の電源回路。
  10. 前記複数の入力交流信号は、無線信号を受信するアンテナを介して生成される受信信号である請求項1に記載の電源回路。
  11. それぞれが、一次側に入力交流信号が入力される第1の入力端子と第2の入力端子とを有し、二次側に第1の出力端子と第2の出力端子とを有し、二次側の前記第1の出力端子と前記第2の出力端子とが直列に接続され、最下位に位置する前記第1の出力端子と最上位に位置する前記第2の出力端子との間から出力交流信号を出力する複数の交流結合素子と、
    前記交流結合素子のそれぞれに設けられ、一次側の端子の間、又は、二次側の端子との間に設けられる複数の入力選択スイッチと、
    前記出力交流信号を直流電圧信号に変換する交流直流変換回路と、
    前記出力交流信号又は前記直流電圧信号が最大化されるように合成する前記入力交流信号の組み合わせを指定する入力選択信号を生成する制御回路と、を有し、
    前記複数の入力選択スイッチは、前記入力選択信号に応じて、前記一次側の端子間と前記二次側の端子間と、を短絡状態するか開放状態とするかを切り替える電源回路。
  12. 前記複数の交流結合素子は、前記複数の入力選択スイッチ、前記交流直流変換回路、及び前記制御回路と同じ半導体基板上に形成される請求項11に記載の電源回路。
  13. 前記入力選択スイッチは、それぞれ、一次側の端子の間に設けられる一次側入力選択スイッチと、二次側の端子の間に設けられる二次側入力選択スイッチと、の少なくとも一方を含む請求項11に記載の電源回路。
  14. 前記交流結合素子は、トランス又はバランである請求項11に記載の電源回路。
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