JP6218402B2 - タイル単位に基づいて大きい入力映像の不均一モーションブラーを除去する方法及び装置 - Google Patents

タイル単位に基づいて大きい入力映像の不均一モーションブラーを除去する方法及び装置 Download PDF

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Description

以下の実施形態は、タイル単位に基づいて大きい入力映像の不均一モーションブラーを除去する方法及び装置に関する。
ブラー(blur)現象は、カメラを用いた写真撮影のように映像取得装置を用いて映像を取得する過程で頻繁に発生する現象であり、映像の品質を低下させる主な原因の1つである。
暗い室内や夕方頃の外側のように光量が足りない環境でカメラなどの装置を用いて映像を取得する場合、鮮明な映像を得るためには十分な光量が必要であり、そのためには映像センサを光に長く露出させなければならない。しかし、露出時間が長くなれば、露出時間中に映像センサの揺れによって取得した映像にブラーが発生することがある。
映像からブラーを除去することは与えられた情報量に比べて把握しなければならない多い量の情報を必要とするため依然として解決が困難である問題がある。特に、映像の各ピクセルはカメラの並進運動(translational motion)だけではなく、回転運動(rotational motion)によって互いに異なる方向と大きさの不均一モーションブラーを含む。このような不均一モーションブラーに関する情報は画素(pixel)単位で格納されて処理されるが、実際に日常生活で撮影する10メガピクセル以上の大きさを有する大きい映像を処理するために必要とされる格納空間には限界があるため、不均一モーションブラー情報の推定が極めて難しい。
本発明の目的は、相対的に大きい入力映像をタイル単位の局部領域に分類し、相対的に大きい入力映像のブラーを除去することによって大きい映像を処理するために必要な格納空間の限界を克服する。
本発明の目的は、大きい映像から分類されタイルのうち、不均一モーションブラー情報の推定に最も適する局部領域に対する最適のタイルを選択することによって、大きい映像に対するデブラーリングを容易にする。
本発明の目的は、設定されたタイルの大きさよりもやや大きいタイルをパッディングすることによって、各タイル単位で不均一モーションブラーを除去するときに生じるタイル外角のアーチファクトを効果的に除去すると同時に、鮮明に復元された映像を取得する。
一実施形態に係る入力映像のブラーを除去する方法は、入力映像の複数のタイルのいずれか1つのタイルを選択するステップと、映像整合を行うことによって前記選択されたタイルに対する不均一モーションブラー情報を推定するステップと、前記いずれか1つのタイルの推定された不均一モーションブラー情報に基づいて不均一モーションブラーを除去し、前記複数のタイルそれぞれに対するレイタント映像を取得するステップと、前記複数のタイルそれぞれに対するレイタント映像を用いて前記入力映像を復元するステップとを含む。
前記いずれか1つのタイルを選択するステップは、前記複数のタイルそれぞれが有するエッジピクセル数及び前記エッジピクセルのグラジエント方向に応じて分類される前記エッジピクセルの方向に基づいて前記複数のタイルそれぞれに対するグラジエントヒストグラムを生成するステップと、前記グラジエントヒストグラムを用いて前記いずれか1つのタイルを選択するステップとを含んでもよい。
前記グラジエントヒストグラムを生成するステップは、前記複数のタイルそれぞれに対するグラジエントマップを生成するステップと、前記グラジエントマップのグラジエント大きさ値に基づいてエッジピクセルを決定するステップと、前記エッジピクセルを前記グラジエント方向に応じて分類するステップと、前記分類されたエッジピクセルに基づいて前記複数のタイルそれぞれに対するグラジエントヒストグラムを生成するステップとを含んでもよい。
前記グラジエントヒストグラムを用いて前記いずれか1つのタイルを選択するステップは、前記複数のタイルそれぞれのグラジエントヒストグラムに基づいて、前記複数のタイルそれぞれに対して前記グラジエント方向ごとに属するエッジピクセル数を確認するステップと、前記グラジエント方向ごとに属するエッジピクセル数を用いて前記いずれか1つのタイルを選択するステップとを含んでもよい。
前記レイタント映像を取得するステップは、前記選択されたいずれか1つのタイルの推定された不均一モーションブラー情報を前記入力映像での当該位置に対応するピクセル座標に適するように補正するステップと、前記選択されたいずれか1つのタイルの補正された不均一モーションブラー情報を前記複数のタイル単位ごとに対する不均一モーションブラー情報に用いて前記不均一モーションブラーを除去するステップとを含んでもよい。
前記入力映像は、前記不均一モーションブラーを含む単一フレーム、前記不均一モーションブラーを含むマルチフレーム、前記不均一モーションブラーを含む単一ブラー映像、及びブラーを含まない単一ノイズ映像で構成されたマルチフレームのうち少なくとも1つの形態を有してもよい。
前記レイタント映像を取得するステップは、前記入力映像の形態が前記不均一モーションブラーを含む単一フレーム及び前記不均一モーションブラーを含むマルチフレームのいずれか1つの形態である場合、共役勾配法を用いて前記不均一モーションブラーを除去するステップを含んでもよい。
前記レイタント映像を取得するステップは、前記入力映像の形態が前記不均一モーションブラーを含む単一ブラー映像及びブラーを含まない単一ノイズ映像で構成されたマルチフレームの形態である場合、RL(Richardson−Lucy)デコンボリューションアルゴリズムを用いて前記不均一モーションブラーを除去するステップを含んでもよい。
前記複数のタイルそれぞれの境界部分に対するパッディングを行うステップをさらに含んでもよい。
前記パッディングを行うステップは、前記推定された不均一モーションブラー情報及び前記複数のタイルそれぞれに対応するピクセルの位置情報を用いて、前記複数のタイルそれぞれに対するパッディングの大きさを算出するステップと、前記複数のタイルそれぞれのサイズを前記パッディングの大きさだけ拡張するステップとを含んでもよい。
前記複数のタイルそれぞれに対するパッディングの大きさは、前記複数のタイルそれぞれを構成するピクセルがブラーによって変位することのあるピクセル距離に基づいて算出されてもよい。
前記レイタント映像を取得するステップは、前記パッディングの大きさだけサイズを拡張した複数のタイルそれぞれに対して前記不均一モーションブラーを除去して前記レイタント映像を取得してもよい。
一実施形態に係る入力映像のブラーを除去する装置は、入力映像の複数のタイルのいずれか1つのタイルを選択する選択部と、映像整合を行うことによって前記選択されたタイルに対する不均一モーションブラー情報を推定する推定部と、前記いずれか1つのタイルの推定された不均一モーションブラー情報に基づいて不均一モーションブラーを除去し、前記複数のタイルそれぞれに対するレイタント映像を取得する取得部とを備える。
前記選択部は、前記複数のタイルそれぞれが有するエッジピクセル数及びグラジエント方向に応じて分類される前記エッジピクセルの方向に基づいて前記複数のタイルそれぞれに対するグラジエントヒストグラムを生成する生成手段と、前記グラジエントヒストグラムを用いて前記いずれか1つのタイルを選択する選択手段とを備えてもよい。
前記取得部は、前記選択されたいずれか1つのタイルの推定された不均一モーションブラー情報を前記入力映像での当該位置に対応するピクセル座標に適するように補正する補正手段と、前記選択されたいずれか1つのタイルの補正された不均一モーションブラー情報を前記複数のタイル単位ごとに対する不均一モーションブラー情報に用いて前記不均一モーションブラーを除去する除去手段とを備えてもよい。
前記入力映像は、前記不均一モーションブラーを含む単一フレーム、前記不均一モーションブラーを含むマルチフレーム、前記不均一モーションブラーを含む単一ブラー映像、及びブラーを含まない単一ノイズ映像で構成されたマルチフレームのうち少なくとも1つの形態を有してもよい。
前記複数のタイルそれぞれの境界部分に対するパッディングを行うパッディング実行部をさらに備えてもよい。
前記パッディング実行部は、前記推定された不均一モーションブラー情報及び前記複数のタイルそれぞれに対応するピクセルの位置情報を用いて前記複数のタイルそれぞれに対するパッディングの大きさを算出する算出手段と、前記複数のタイルそれぞれの大きさを前記パッディングの大きさだけ拡張する拡張手段とを備えてもよい。
前記取得部は、前記パッディングの大きさだけサイズを拡張した複数のタイルそれぞれに対して前記不均一モーションブラーを除去して前記レイタント映像を取得してもよい。
前記入力映像を予め設定された大きさを有する複数のタイルに分類する分割部と、前記複数のタイルそれぞれに対するレイタント映像を用いて前記入力映像を復元する復元部とを備えてもよい。
一実施形態に係る入力映像のブラーを除去する方法は、映像整合を行うことによって入力映像の複数のタイルのいずれか1つのタイルの不均一モーションブラー情報を推定するステップと、前記いずれか1つのタイルの前記推定された不均一モーションブラー情報に基づいて前記いずれか1つのタイルの不均一モーションブラーを除去し、前記複数のタイルそれぞれに対するレイタント映像を取得するステップとを含む。
前記取得されたレイタント映像を用いて前記入力映像を復元するステップと、前記復元された映像を出力するステップとをさらに含んでもよい。
一実施形態に係る入力映像を復元する方法は、複数のタイルのいずれか1つのタイルの推定された不均一モーションブラー情報及び前記複数のタイルそれぞれに対応するピクセルの位置情報に基づいて、複数のタイルそれぞれの境界部分に対するパッディングを行うステップを含み、前記不均一モーションブラー情報は、映像整合によって推定される複数のタイルに分離されてもよい。
一実施形態によれば、相対的に大きい入力映像をタイル単位の局部領域に分類し、相対的に大きい入力映像のブラーを除去することによって大きい映像を処理するために必要な格納空間の限界を克服することができる。
一実施形態によれば、大きい映像から分類されタイルのうち、不均一モーションブラー情報の推定に最も適する局部領域に対する最適のタイルを選択することによって、大きい映像に対するデブラーリングを容易にすることができる。
また、一実施形態によれば、設定されたタイルの大きさよりもやや大きいタイルをパッディングすることによって、各タイル単位で不均一モーションブラーを除去するときに生じるタイル外郭のアーチファクトを効果的に除去すると同時に、鮮明に復元された映像を取得することができる。
一実施形態に係るタイル単位に基づいて大きい入力映像の不均一モーションブラーを除去する方法を示す図である。 一実施形態に係るタイル単位に基づいて大きい入力映像の不均一モーションブラーを除去する方法を示したフローチャートである。 一実施形態に係る入力映像の不均一モーションブラーを除去する方法でいずれか1つのタイルを選択する方法を示したフローチャートである。 一実施形態に係る入力映像の不均一モーションブラーを除去する方法でパッディングを行う方法を示したフローチャートである。 不均一モーションブラーが含まれたブラー入力映像である。 ブラーが含まれていないノイズ入力映像を示す図である。 一実施形態に係る入力映像の不均一モーションブラーを除去する方法でパッディングを行わずにブラーを除去した結果を示す図である。 一実施形態に係る入力映像の不均一モーションブラーを除去する方法でパッディングを行ってブラーを除去した結果を示す図である。 一実施形態に係るタイル単位に基づいて大きい入力映像の不均一モーションブラーを除去する装置のブロック図である。
以下、本発明に係る実施形態を添付する図面を参照しながら詳細に説明する。しかし、本発明が一実施形態によって制限されたり限定されることはない。また、各図面に提示された同一の参照符号は同一の部材を示す。
図1は、一実施形態に係るタイル単位に基づいて大きい入力映像の不均一モーションブラーを除去する方法を示す図である。図1を参照すると、大きい(large scale)サイズの入力映像が提供されれば(110)、一実施形態に係る不均一モーションブラーを除去する装置(以下、「除去装置」と称する)は、入力映像を入力映像に対して相対的に小さい複数のタイル(tile)に分類し、タイルそれぞれに対するグラジエントマップ(gradient map)を求める。
ここで、入力映像の大きさに応じてタイルの大きさ及びタイルの個数は可変的であってもよい。
その後、除去装置は、グラジエント方向に応じてエッジピクセル(edge pixel)数を測定して複数のタイルそれぞれに対するグラジエントヒストグラム(gradient histogram)を生成し、グラジエントヒストグラムを用いて最適のタイルを選択する(120)。
ステップ120において、除去装置は、複数のタイルそれぞれに対するグラジエントヒストグラムを比較してエッジ方向が様々であり、エッジピクセル数の多いタイルを最適のタイルとして選定する。
除去装置は、映像整合(image registration)を行って最適のタイルに対する不均一モーションブラー情報(non−uniform motion blur information)を推定する(130)。ここで、推定された不均一モーションブラー情報は、入力映像におけるタイル位置に該当するピクセル座標に適するように補正され、映像全体に対する(不均一モーション)ブラー情報として用いられてもよい。
除去装置は、複数のタイルそれぞれの外郭領域に対するアーチファクト(artifact)を除去するために、複数のタイルそれぞれの境界部分に対するパッディング(padding)を行う(140)。ここで、除去装置は、推定されたブラー情報とタイルのピクセル位置情報に基づいてパッディングの大きさを算出してパッディングを行う。
その後、除去装置は、入力映像の局部領域のタイルそれぞれに対して順次不均一モーションブラーを除去する(150)。ここで、入力映像の形態が不均一モーションブラーを含む単一フレーム、あるいはマルチフレームである場合、共役勾配法(conjugate gradient method)を用いて後述する数式(7)によってレイタント映像を取得する。
また、入力映像の形態が単一ブラー映像及び単一ノイズ映像で構成されたマルチフレームである場合、後述する数式(11)及び数式(12)に該当するRLデコンボリューションアルゴリズムを用いて不均一モーションブラーを除去したレイタント映像が取得される。
ステップ150の結果、複数のタイルそれぞれに対するレイタント映像が取得されれば、除去装置はこのタイルを付けて最終的に大きい入力映像を鮮明に復元することができる(160)。
以下、一実施形態に係るタイル単位に基づいて大きい入力映像の不均一モーションブラーを除去する方法をより具体的に説明する。
一般的に、カメラの射影変換(projective transform)によって揺れた不均一モーションブラーは数式(1)のように表現されてもよい。
Figure 0006218402
ここで、b、l、nはブラーが含まれた映像b(blurred image)、レイタント映像l(latent image)、映像取得の過程で導入された確認されない雑音n(noise)に対するベクトル形態の表現を意味する。また、Pは時点tでカメラの射影変換動き(projective transform motion)を代表する行列式であり、wはtでカメラが止まっている時間の相対的な長さ
Figure 0006218402
すなわち、時点tでカメラの露出時間を意味する。
数式(1)が意味することは次の通りである。
ブラー映像bは、カメラが動いた経路上の各地点(coordinate)及び視点(view point)における鮮明な映像lの和に表現されたものである。
一実施形態に係るタイル単位に基づいて大きい入力映像の不均一モーションブラーを除去する方法として、数式(1)を応用してブラインドモーションデブラーリング(blind motion deblurring)を行う。一般的なブラインドモーションデブラーリングでは、入力されたブラー映像bのみを用いてレイタント映像lと不均一モーションブラー情報P、wを算出する。
しかし、一実施形態では、入力映像が不均一モーションブラーを含む単一フレーム、不均一モーションブラーを含むマルチフレーム、あるいは単一ブラー映像及びブラーを含まない単一ノイズ映像で構成されたマルチフレームなどの様々な形態を有してもよい。そのために、一実施形態では互いに異なる形態の入力映像を用いて最終的に鮮明なレイタント映像lと不均一モーションブラー情報P、wを算出する。
一実施形態では、入力映像の不均一モーションブラーを除去するための方法をブラー映像に対して数式(1)を満足する不均一モーションブラー情報P、wの推定と、これを用いたレイタント映像lの取得の問題に区分し、反復処理過程(iterative process)を通した最適化を用いてこの問題を解決する。
ここで、反復処理過程を通した最適化の目的は、不均一モーションブラー情報を含むPとwの正確度を徐々に改善するためである。ブラーの含まれた入力映像から不均一モーションブラーが除去された最終レイタント映像は、最終的に算出された不均一モーションブラー情報P、wと不均一モーションブラーが含まれた入力ブラー映像bを用いて取得される。
不均一モーションブラー情報の推定過程及びレイタント映像の取得過程を交換しながら繰り返し最適化する過程で推定された中間レイタント映像は、不均一モーションブラーが除去された復元された入力映像には直接的な影響を及ぼさない。ただし、推定された中間レイタント映像は、不均一モーションブラー情報P、wの推定に影響を及ぼすことで不均一モーションブラーの除去されたレイタント映像にのみ間接的に影響を及ぼすことになる。
以下は、不均一モーションブラー情報の推定過程について説明する。
一実施形態に係るタイル単位に基づいて大きい入力映像の不均一モーションブラーを除去する方法において、不均一モーションブラー情報の推定は映像整合(image registration)を用いて行われる。この過程は、不均一モーションブラーを表現するホモグラフィPを推定し、当該ホモグラフィの加重値wを算出する2種類のステップで構成されてもよい。
不均一モーションブラー情報の推定過程では、中間レイタント映像lが与えられた場合、まず、不均一モーションブラーを表現するホモグラフィPを算出する。ホモグラフィPは、数式(1)を再配列して取得した下記の数式(2)を算出して求める。
Figure 0006218402
数式(2)で1つのホモグラフィPを算出するために、左辺の
Figure 0006218402
と右辺の
Figure 0006218402
間の差を最小化するホモグラフィPを映像整合方法を適用して算出する。全体ホモグラフィ集合Pを算出するために、数式(2)で各ホモグラフィPは全体ホモグラフィのうち1つに交換して選択され、全てのホモグラフィを算出してもよい。
全体ホモグラフィ集合Pを算出した後には、算出されたPを用いてホモグラフィの加重値wを算出してもよい。
加重値wを算出するために、まず、数式(2)を下記の数式(3)のように表現してもよい。
Figure 0006218402
ここで、
Figure 0006218402
であり、Lは大きさがm×nである行列である。ここで、mは映像のピクセル数であり、nはホモグラフィの個数である。
ここで、一般的にm>>nであり、数式(3)で加重値wは0以上の値を有しなければならないため非負の最小自乗法(non−negative least square method)を用いることができる。
非負の最小自乗法を用いるために数式(3)を下記の数式(4)の正規方程式(normal equation)の形態で表現して加重値wを算出してもよい。
Figure 0006218402
数式(4)でβは括弧の中の行列式の逆行列を求めるとき逆行列が存在しない問題を解決するための正規化パラメータであり、Iは単位行列(identity matrix)である。
不均一モーションブラーを含むマルチフレーム、またはブラー映像及びノイズ映像で構成されたマルチフレームの形態を有する入力映像で仮定する射影変換モーションブラーモデルの場合に、上述したホモグラフィ及び加重値推定方法が共通に用いられてもよい。
しかし、一実施形態のように10メガピクセルの大きさを有する大きい映像には格納空間(メモリ)に限界があるため、上述した不均一モーションブラー情報を推定する方法を行うことができない問題がある。
例えば、推定するホモグラフィのサンプリング数を64個と仮定し、映像の大きさを10メガピクセルと仮定する。
この場合、数式(2)における左辺を算出するために、全体映像のピクセル数字、推定されたホモグラフィの数、浮動小数点演算(floating point operation)を行うために必要なバイト数、カラー映像を処理するために必要なチャネル数を全て乗算する場合、約7ギガバイト以上の一時的な格納空間が必要である。もし、推定されるホモグラフィの個数が増加する場合、あるいは入力映像の大きさがより大きい場合には必要な一時的な格納空間の大きさもそれに比例して増加する。したがって、このような大きい映像に対する(不均一モーション)ブラー情報の推定は、映像全体を用いて1回に算出することができず、映像の局部領域を限定して全体映像に対する(不均一モーション)ブラー情報を推定しなければならない。
図1に示すように、一実施形態に係るタイル単位に基づいて入力映像の不均一モーションブラーを除去する方法では、不均一モーションブラー情報の推定のために、映像全体を数個の小さい単位の局部領域のタイルに分類した後、ブラー情報推定に最も有利な最適タイルを選択する。その後、数式(2)及び数式(4)の反復的な解決によって現在与えられたレイタント映像lに対応する最適化されたホモグラフィPと加重値wを算出する。
ここで、不均一モーションブラー情報を推定するために用いられる映像整合は映像のエッジ情報に敏感である。そのために、一実施形態では入力映像を構成する全てのタイルのうちエッジピクセル数が多く、エッジの方向が様々なタイルを最適のタイルとして決定してもよい。
最適のタイルを決定する方法は次の通りである。
複数のタイルそれぞれに対するグラジエントマップを生成した後、このグラジエントマップのグラジエント大きさ(gradient magnitude)値を基準として一定限界値(gradient threshold)以上のピクセルをエッジピクセルと見なす。エッジピクセルと見なされたピクセルは、グラジエント方向に応じて上下方向、左右方向、対角方向、対角方向に垂直である更なる対角方向の四種類方向の1つに分類されてもよい。
グラジエントの大きさ及び方向に基づいた分類が終了されれば、これに基づいて複数のタイルそれぞれに対するグラジエントヒストグラムを生成してもよい。
その後、上述した四種類グラジエント方向に対して各タイル別にエッジピクセル数が何個であるかを確認して記録してもよい。ここで、エッジピクセル数も多くてエッジの方向が様々なタイルを選択するために、複数のタイルそれぞれのグラジエントヒストグラムのうち最小に分類された方向のピクセル数を記録してもよい。ここで、最小に分類された方向のピクセル数は、各タイルの最も少ないエッジピクセルを有する方向のエッジピクセル数である。
入力映像を構成する複数のタイルそれぞれに対して最小に分類された方向のピクセル数を比較し、この値が最も高いタイルを最適タイルとして決定してもよい。最適のタイルに決定された局部領域に対して求めた不均一モーションブラー情報P、wは、タイルの入力映像における当該位置に対応するピクセル座標値に該当する並進変換によって補正される。その後、補正された不均一モーションブラー情報は、映像全体に対する不均一モーションブラー情報として用いられてもよい。
ここで、不均一モーションブラー情報P、wの推定は、レイタント映像lがアップデートされるたびに繰り返し行われ、このような反復処理過程によって最適化されたレイタント映像lとそれに対応する不均一モーションブラー情報P、wを算出する。
レイタント映像の取得過程は次の通りである。
一実施形態では不均一モーションブラーを含む単一フレーム、マルチフレーム、単一ブラー映像と単一ノイズ映像で構成されたマルチフレームなどの様々な形態の入力映像及び推定された不均一モーションブラー情報P、wを用いてレイタント映像lを算出する。
具体的に、単一フレームあるいはマルチフレームを入力して不均一モーションブラーを除去する場合には、下記の数式(5)によってレイタント映像lを算出する。
Figure 0006218402
数式(5)で
Figure 0006218402
であり、λはPの加重値である。
Figure 0006218402
はベクトルの
Figure 0006218402
を意味する。
一般的に自然映像では平らな領域が鮮明なエッジ領域より多い領域を占めるため、平らな領域でのノイズを抑制することが重要であり、鮮明なエッジを効果的に復元することが重要である。一実施形態ではこのような問題を解決するためにスパースネスプライア(sparseness prior)を使用し、ここでのアルファ値はα=0.8を用いる。
数式(5)において、レイタント映像lは反復的な加重値−再算出最小自乗法(iterative reweighted least square method)によって算出され、下記の数式(6)のように正規化項を近似に算出されてもよい。
Figure 0006218402
数式(6)において、WxとWyは対角行列(diagonal matrix)としてk番目の対角元素がそれぞれ
Figure 0006218402
である。ここで、
Figure 0006218402
はそれぞれベクトル
Figure 0006218402
のk番目の元素を意味する。
数式(6)を解決してレイタント映像lを算出するために、共役勾配法を下記の数式(7)に適用してもよい。
Figure 0006218402
ここで、
Figure 0006218402
である。
今まで説明したモデルは、入力されたブラー映像bがシングルフレームである場合に当該される。
入力されたブラー映像bがシングルフレームである場合は、数式(2)を基盤とする整合を用いた不均一モーションブラー情報の推定ステップで鮮明な映像lを予測する過程を必要とする。しかし、不均一モーションブラー情報の推定で用いられるレイタント映像は、整合の性能に直接的に影響を及ぼすことになり、これはデブラーリング結果の品質を左右する。結局、上述した方法によって適切な鮮明な映像を安定に提供することが難しいため、マルチフレームを用いる不均一モーションを除去する方法ではブラー映像に対する鮮明な映像lの初期値で残りのブラー映像を提供する。
入力映像が不均一モーションブラーを含むマルチフレームである場合、反復的な不均一モーションブラー情報の推定過程における最初の反復ではマルチフレームの各映像が他の映像のブラー情報推定に対するレイタント映像の初期値の役割を行い、これはブラー情報推定の精度を高めることになる。また、2番目の反復からは以前の反復過程で推定された不均一モーションブラーが除去されたレイタント映像を用いて、マルチフレーム各映像の不均一モーションブラー情報を推定することが可能になる。
一実施形態に係る入力映像の不均一モーションブラーを除去する方法として、数式(5)を拡張して2枚以上のイメージを用いてブラーを除去することによって、レイタント映像の品質を向上させることができる。
マルチフレームを用いるように拡張するために数式(5)を下記の数式(8)のように変更して表現してもよい。
Figure 0006218402
数式(8)において、P(k,i)とW(k,i)はそれぞれ不均一モーションブラーを含むk番目の画像bkのi番目のホモグラフィと加重値を意味する。
不均一モーションブラーを含むマルチフレームを用いて不均一モーションブラーを除去する場合には、マルチフレームの各映像が互いに異なる不均一モーションブラー情報を含むと仮定し、鮮明な映像を予測しなくてもよいため、より安定に不均一モーションブラー情報を推定して除去することができる。
不均一モーションブラーを含む単一ブラー映像及びブラーを含まないノイズ映像で構成されたマルチフレームが入力されて不均一モーションブラーを除去する場合には、推定された不均一モーションブラー情報P、wと入力ブラー映像b及び入力ノイズ映像lを用いてレイタント映像lを算出してもよい。
まず、レイタント映像lは下記の数式(9)のようにノイズが除去された映像Nと本来の鮮明なエッジ情報を含む残余レイタント映像
Figure 0006218402
の和で表現されてもよい。
Figure 0006218402
ここで、残余レイタント映像
Figure 0006218402
は、ノイズ除去過程で除去される映像のレイタント情報である。
数式(1)と数式(9)を利用すれば、残余レイタント映像
Figure 0006218402
に対する不均一モーションブラーΔbを下記のように表現してもよい。
Figure 0006218402
単一ブラー映像及び単一ノイズ映像で構成されたマルチフレームが入力される場合には、Richardson−Lucy(RL)デコンボリューションを用いて数式(10)を解決することによって、残余レイタント映像
Figure 0006218402
を算出する。
一実施形態では残余ブラー映像を用いたRLデコンボリューションアルゴリズムを不均一モーションブラーに適するように拡張して利用する。残余ブラー映像に対してデコンボリューションを実行すれば、結果映像の品質を低下させるリンギング効果(ringing artifact)を低減することができる。
各反復における残余レイタント映像
Figure 0006218402
は下記の数式(11)によって算出されてもよい。
Figure 0006218402
ここで、PはホモグラフィPを逆に適用する変換である。
数式(11)を解決して取得された残余レイタント映像
Figure 0006218402
とノイズが除去された映像Nを加えれば、最終レイタント映像lを求めることができる。
しかし、数式(11)の結果で取得した残余レイタント映像
Figure 0006218402
は、鮮明な映像以外にも若干のリンギング現象を含む。すなわち、リンギング現象を減らすことはできるものの、完全に除去することはできない。したがって、一実施形態ではこれを解決するためにさらに改善された利益制御RLデコンボリューション(Gain−Controlled RL Deconvolution)を共に利用する。利益制御RLデコンボリューションで各反復の残余レイタント映像
Figure 0006218402
は下記の数式(12)によって算出されてもよい。
Figure 0006218402
ここで、
Figure 0006218402
は下記の数式(13)によって算出されてもよい。
Figure 0006218402
数式(13)でアルファαは利益指標(gain map)の影響を制御するための変数であり、
Figure 0006218402
はノイズが除去された映像のグラジエントを標準偏差が0.5であるガウスピラミッドでブラーさせたとき、ピラミッドでlステップの映像を意味する。数式(13)のアルファα値は0〜1間の任意の値であってもよく、主に0.2を用いる。
数式(12)の利益制御RLデコンボリューション結果は、数式(11)のRLデコンボリューションに比べてよりスムーズ(smooth)な結果映像を取得し、これはリンギング現象を除去するために用いることができる。
一実施形態では数式(11)及び数式(12)の結果を相互補完的に利用してもよい。まず、数式(11)のRLデコンボリューション結果を数式(12)の利益制御RLデコンボリューションの結果と共に共同双方向フィルタ(joint bilateral filter)を適用する。これによって、映像でリンギング現象のみを主に含む映像を取得し、リンギング現象のみを主に含む映像を数式(11)のRLデコンボリューション結果から鮮明でリンギング現象のない残余レイタント映像を取得することができる。その後、残余レイタント映像を数式(12)の利益制御RLデコンボリューション結果に加えて最終的に鮮明なレイタント映像lを取得することができる。
大きい(large scale)映像に対する不均一モーションブラー情報の推定過程と同様に、不均一モーションブラーを除去して鮮明な映像lを取得するレイタント映像の取得ステップでも映像の大きさが大きければ実際に行う環境の制約による問題がある。
レイタント映像を取得する過程でマルチフレームが入力される場合、共役勾配法を用いて数式(7)を算出すると仮定する。
この場合、映像の総ピクセル数、推定されたホモグラフィ数、浮動小数点演算に用いられるバイト数、カラー映像のチャネル数が全て乗算されただけの一時的な格納空間を必要とする。したがって、映像の大きさが10メガピクセル以上であり、推定されたホモグラフィ数が64個であると仮定する場合、約7ギガバイト以上の格納空間が必要である。
単一ブラー映像と単一ノイズ映像で構成されたマルチフレームが入力される場合に、RLデコンボリューション及び利益制御RLデコンボリューションを行う数式(11)、数式(12)の算出過程は数式(7)を算出するときと同様に、約7ギガバイト以上の一時的な格納空間を必要とする。もし、入力映像の大きさがより大きい場合には、必要な一時格納空間の大きさもそれに比例して増大する。
したがって、このような大きい映像に対する不均一モーションブラーの除去ステップ150においても映像全体を用いて一回に行うことができず、映像の局部領域に対して実行環境に適する局部領域に対して順次(不均一モーション)ブラーの除去を行わなければならない。
大きい映像に対するタイル単位の不均一モーションブラーの除去方法は次の通りである。
ステップ120の最適タイルを選択することによって、推定された映像全体に対する不均一モーションブラー情報P、wを各タイルの入力映像での当該位置に対応するピクセル座標による並進変換を用いて補正する。
その後、補正された不均一モーションブラー情報P’、wを複数のタイル単位ごとに対する不均一モーションブラー情報として用いて不均一モーションブラーを除去する。
タイルのオリジナル映像での位置に応じて補正された不均一モーションブラー情報P’は下記の数式(14)によって算出される。
Figure 0006218402
ここで、u、vは現在ブラーを除去しようとするタイルのオリジナル映像におけるピクセル座標であり、Pは映像全体に対して推定されたホモグラフィである。
タイルのオリジナル映像におけるピクセル座標により補正された新しいブラー情報(すなわち、補正された不均一モーションブラー情報P’)を用いて相対的に小さいタイルに対して独立的にブラー除去を行う。ブラー除去が実行された後、ブラーの除去された鮮明なタイルを結合することで、全体映像の相対的に大きいサイズのために映像全体を用いて1回に行うことのできない大きい映像の不均一モーションブラー除去を効果的に行うことができる。
しかし、単に全体映像を数個の局部領域であるタイルに分類しブラー除去を行う場合、後述する図7に示すように、タイル境界部分にアーチファクト(artifact)が生じることがある。このような境界部分に発生するアーチファクトの原因は、タイルのいずれかピクセルを復元するために必要な周辺ピクセルが当該タイルに属することなく、映像の他の局部領域に属しているため、必要なピクセル情報をもってくることができないためである。
したがって、一実施形態ではタイルの大きさよりもやや大きいサイズを使用するようにパッディングし、不均一モーションブラーを除去すれば、パッディング領域を除いたタイル内部は境界部分のアーチファクトがない鮮明な映像を取得できるようになる。
ここで、パッディングは、与えられたタイルの大きさより上、下、左、右など、いずれかの方向及び全ての方向に一定大きさだけの領域を付け加えてブラー除去のために用いられるタイルの大きさを増大させることを意味する。
ここで、パッディングの大きさを決定することが重要である。パッディングの大きさは、タイルの境界付近のアーチファクトが生じないよう十分でなければならない。また、一時的な格納空間の限界が発生せず、パッディングによって増加する実行時間が最小化されるように可能な限り小さく設定しなければならない。
上述した内容を考慮すると、最適のパッディングの大きさは与えられたタイルのオリジナル映像におけるピクセル座標とタイルのピクセル座標に合わせて補正されたブラー情報P’、wにより下記の数式(15)によって算出される。
Figure 0006218402
ここで、
Figure 0006218402
である。また、sは各タイル別パッディングの大きさであり、P’はオリジナル映像におけるタイルのピクセル座標に対して補正されたブラー情報、Xiはタイルの左側上段、右側上段、左側下段、右側下段に位置する4個のピクセルのオリジナル映像におけるピクセル座標である。
すなわち、数式(15)において、各タイルのパッディングの大きさはタイルを構成するピクセルがブラーによって変位することのある最大ピクセルの距離で算出される。各タイルの大きさをパッディングの大きさだけ増大させた後、各タイル別に不均一モーションブラーを除去すれば、後述する図8に示すように、タイル境界部分のアーチファクトがない鮮明なブラー除去映像を取得することができる。
図2は、一実施形態に係るタイル単位に基づいて大きい入力映像の不均一モーションブラーを除去する方法を示したフローチャートである。
一実施形態に係る除去装置は、入力映像を予め設定されたサイズを有する複数のタイルに分割する(S201)。
ここで、入力映像は、10メガピクセル以上の相対的に大きい大きさ(large scale)を有する入力映像であってもよい。
入力映像は、不均一モーションブラーを含む単一フレーム、不均一モーションブラーを含むマルチフレーム、不均一モーションブラーを含む単一ブラー映像及びブラー(blur)を含まない単一ノイズ映像で構成されたマルチフレーム、またはこれを組合わせた形態を有してもよい。
除去装置は、複数のタイルのいずれか1つのタイルを選択する(S203)。
除去装置は、複数のタイルそれぞれが有するエッジピクセル数及びグラジエント方向に応じて分類されるエッジピクセルの方向に基づいて複数のタイルそれぞれに対するグラジエントヒストグラムを生成する。そして、生成されたグラジエントヒストグラムに基づいていずれか1つのタイルを選択してもよい。ここで、選択されたいずれか1つのタイルは、入力映像に対する不均一モーションブラー情報を推定するために適する最適のタイルであってもよい。ここで、グラジエント方向は、上下方向、左右方向、対角方向及び対角方向に垂直である他の対角方向のいずれか1方向であってもよい。除去装置がいずれか1つのタイルを選択する具体的な方法については図3を参照して説明する。
除去装置は、映像整合を行うことによって選択されたタイルに対する不均一モーションブラー情報を推定する(S205)。
除去装置は、複数のタイルそれぞれの境界部分に対するパッディングを行う(S207)。パッディングを行う具体的な方法については図4を参照して説明する。
除去装置は、推定された不均一モーションブラー情報に基づいて不均一モーションブラーを除去し、複数のタイルそれぞれに対するレイタント映像を取得する(S209)。除去装置は、推定された不均一モーションブラー情報を入力映像での当該位置に対応するピクセル座標に適するように補正する。その後、除去装置は補正された不均一モーションブラー情報を複数のタイル単位ごとに対する不均一モーションブラー情報として用いて不均一モーションブラーを除去する。
パッディングを行った場合、除去装置は、パッディングの大きさだけサイズを拡張した複数のタイルそれぞれに対して不均一モーションブラーを除去してレイタント映像を取得する。
ここで、除去装置は、入力映像の形態に係るそれぞれ異なる方法によって不均一モーションブラーを除去してレイタント映像を取得してもよい。すなわち、入力映像の形態が不均一モーションブラーを含む単一フレーム及び不均一モーションブラーを含むマルチフレームのいずれか1つの形態である場合、除去装置は、共役勾配法を用いて不均一モーションブラーを除去することによってレイタント映像を取得することができる。一方、入力映像の形態が不均一モーションブラーを含む単一ブラー映像及びブラーを含まない単一ノイズ映像で構成されたマルチフレームの形態である場合、除去装置はRL(Richardson−Lucy)デコンボリューションアルゴリズムを用いて不均一モーションブラーを除去することによってレイタント映像を取得してもよい。
除去装置は、複数のタイルそれぞれに対するレイタント映像を結合して入力映像を復元する(S211)。
図3は、一実施形態に係る入力映像の不均一モーションブラーを除去する方法からいずれか1つのタイルを選択する方法を示したフローチャートである。除去装置は、複数のタイルそれぞれに対するグラジエントマップを生成する(S301)。
除去装置は、グラジエントマップのグラジエント大きさ値に基づいてエッジピクセルを決定してもよい。より具体的には、除去装置はピクセルに対するグラジエントマップのグラジエント大きさ値が予め設定された閾値以上を有するか否かを判断する(S303)。
除去装置は、予め設定された閾値以上を有するピクセルをエッジピクセルに決定する(S305)。もし、ピクセルに対するグラジエントマップのグラジエント大きさ値が予め設定された閾値よりも小さければ、除去装置は303に戻ってピクセルに対するグラジエントマップのグラジエント大きさ値が予め設定された閾値以上になるまで待機する。
除去装置は、エッジピクセルをグラジエント方向に応じて分類する(S307)。ここで、グラジエント方向は、上下方向、左右方向、対角方向及び対角方向に垂直である他の対角方向のいずれか1つの方向であってもよい。
除去装置は、複数のタイルそれぞれに対する決定が終了したか否かを判断する(S309)。すなわち、除去装置は、複数のタイル全てに対するグラジエントマップのグラジエント大きさ値に基づいたエッジピクセルの決定が終了していなければ、再びステップS303の動作を行う。一方、複数のタイルそれぞれに対するエッジピクセルの決定が終了した場合、除去装置は分類されたエッジピクセルに基づいて複数のタイルそれぞれに対するグラジエントヒストグラムを生成する(S311)。
除去装置は、複数のタイルそれぞれのグラジエントヒストグラムに基づいて、複数のタイルそれぞれに対してグラジエント方向ごとに属するエッジピクセル数を確認する(S313)。
除去装置は、グラジエント方向ごとに属するエッジピクセル数を用いていずれか1つのタイルを選択する(S315)。一実施形態では上述したように様々な方向のエッジピクセル数が多い領域、例えば、タイルを入力映像に対する不均一モーションブラー情報を推定するために適する最適のタイルに選択することによって、不均一モーションブラー情報の推定に対する精度を高めて映像をより鮮明に復元することができる。
図4は、一実施形態に係る入力映像の不均一モーションブラーを除去する方法でパッディングを行う方法を示したフローチャートである。
除去装置はステップS205の過程で推定された不均一モーションブラー情報及び複数のタイルそれぞれに対応するピクセルの位置情報を用いて複数のタイルそれぞれに対するパッディングの大きさを算出する(S401)。ここで、複数のタイルそれぞれに対するパッディングの大きさは、複数のタイルそれぞれを構成するピクセルがブラーによって変位することのあるピクセル距離に基づいて算出される。例えば、ピクセルがブラーにより変位することのある最大ピクセル距離によって複数のタイルそれぞれに対するパッディングの大きさが決定されてもよい。
除去装置は、複数のタイルそれぞれの大きさをパッディングの大きさだけ拡張してパッディングを行う(S403)。
パッディングを行った場合、除去装置はパッディングの大きさだけサイズを拡張した複数のタイルそれぞれに対して不均一モーションブラーを除去してレイタント映像を取得することができる。
図5は不均一モーションブラーが含まれたブラー入力映像であり、図6は、ブラーが含まれていないノイズ入力映像を示す図である。図5及び図6は、一実施形態に係る入力映像のある形態の不均一モーションブラーを含む単一ブラー映像及びブラーを含まないノイズ映像で構成されたマルチフレームであることを示す。
図7は、一実施形態に係る入力映像の不均一モーションブラーを除去する方法でパッディングを行わずにブラーを除去した結果を示す図であり、図8は、一実施形態に係る入力映像の不均一モーションブラーを除去する方法でパッディングを行ってブラーを除去した結果を示す図である。
図7及び図8は、推定された不均一モーションブラー情報を用いてブラーを除去した最終映像である。図7は、タイル外郭のアーチファクトをなくすためのパッディング作業を実行していないときの結果であり、図8は、パッディング作業を行ったときの結果である。図8に示すようにパッディング作業を行ったとき、タイル外郭のアーチファクトが効果的に除去されたことが確認される。
図9は、一実施形態に係るタイル単位に基づいて大きい入力映像の不均一モーションブラーを除去する装置のブロック図である。
図9を参照すると、一実施形態に係る除去装置900は、分割部910、選択部920、推定部930、パッディング実行部940、取得部950、復元部960を備える。
分割部910は、入力映像を予め設定されたサイズを有する複数のタイルに分割する。ここで、入力映像は、例えば、10メガピクセル以上の相対的に高い解像度を有する映像であってもよい。
選択部920は複数のタイルのいずれか1つのタイルを選択する。選択部920は生成手段921及び選択手段925を含んでもよい。生成手段921は、複数のタイルそれぞれが有するエッジピクセル数(quantity)及びグラジエント方向に応じて分類されるエッジピクセルの方向に基づいて複数のタイルそれぞれに対するグラジエントヒストグラムを生成してもよい。
選択手段925は、グラジエントヒストグラムを用いていずれか1つのタイルを選択してもよい。推定部930は、映像整合(image registration)を行うことによって選択されたタイルに対する不均一モーションブラー情報を推定する。
パッディング実行部940は、複数のタイルそれぞれの境界部分に対するパッディングを行う。一実施形態では複数のタイルそれぞれの境界部分に対するアーチファクトを除去するためにパッディングを行う。
パッディング実行部940は、算出手段941及び拡張手段945を含んでもよい。
算出手段941は、推定された不均一モーションブラー情報及び複数のタイルそれぞれに対応するピクセルの位置情報を用いて複数のタイルそれぞれに対するパッディングの大きさを算出する。
拡張手段945は、複数のタイルそれぞれのサイズをパッディングの大きさだけ拡張してもよい。取得部950は、最適タイルとして選択されたいずれか1つのタイルの推定された不均一モーションブラー情報に基づいて複数のタイルそれぞれに対する不均一モーションブラーを除去し、複数のタイルそれぞれに対するレイタント映像を取得する。取得部950は、補正手段951及び除去手段955を含んでもよい。
取得部950は、パッディングの大きさだけサイズを拡張した複数のタイルそれぞれに対して不均一モーションブラーを除去してレイタント映像を取得する。
補正手段951は、推定された不均一モーションブラー情報を入力映像での当該位置に対応するピクセル座標に適するように補正する。
除去手段955は、補正された不均一モーションブラー情報を複数のタイル単位ごとに対する不均一モーションブラー情報として用いて不均一モーションブラーを除去する。
入力映像は、不均一モーションブラーを含む単一フレーム、不均一モーションブラーを含むマルチフレーム、不均一モーションブラーを含む単一ブラー映像、及びブラーを含まない単一ノイズ映像で構成されたマルチフレームまたはこの組合のいずれか1つの形態を有してもよい。
一実施形態に係る除去装置900は、入力映像の形態に係るそれぞれ異なる方法によって不均一モーションブラーを除去してレイタント映像を取得してもよい。
復元部960は、複数のタイルそれぞれに対するレイタント映像を用いて入力映像を復元する。
本発明の一実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって行うことができるプログラム命令の形態で実現されても良く、かかるプログラム命令は、コンピュータ読み出し可能媒体に記録されてもよい。前記コンピュータ読み出し可能媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独または組み合わせたものを含んでもよい。前記媒体に記録されるプログラム命令は、本発明のために特別に設計して構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知のものであり使用可能なものであってもよい。コンピュータ読み出し可能記録媒体の例には、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体(magnetic media)、CD−ROM、DVDのような光記録媒体(optical media)、フロプティカルディスク(floptical disk)のような磁気−光媒体(magneto−optical media)、及びROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を格納し遂行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。プログラム命令の例には、コンパイラによって作られるような機械語コードだけでなく、インタープリタなどを用いてコンピュータによって実行できる高級言語コードが含まれる。前記したハードウェア装置は、本発明の動作を行うために1つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成されてもよく、その逆も同様である。
以上のように本発明を限定された実施形態と図面によって説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明が属する分野における通常の知識を有する者であれば、このような記載から多様な修正及び変形が可能である。
したがって、本発明の範囲は、説明された実施形態に限定されて定められるものではなく、特許請求の範囲及び特許請求の範囲と均等なものなどによって定められるものである。
110 入力映像を提供
120 グラジエントヒストグラムを用いて最適のタイルを選択
130 整合を用いた最適のタイルのモーションブラー情報を推定
140 タイル別のパッディングを行う
150 タイル単位の不均一モーションブラーを除去
160 入力映像を復元
900 除去装置
910 分割部
920 選択部
921 生成手段
925 選択手段
930 推定部
940 パッディング実行部
941 算出手段
945 拡張手段
950 取得部
951 補正手段
955 除去手段
960 復元部

Claims (24)

  1. 入力映像の複数のタイルのいずれか1つのタイルを選択するステップと、
    記選択されたタイルに基づいて前記入力映像に対する第1不均一モーションブラー情報を推定するステップと、
    前記第1不均一モーションブラー情報に基づいて前記複数のタイルに対する第2不均一モーションブラー情報を推定するステップと、
    前記第2不均一モーションブラー情報に基づいて記複数のタイルそれぞれに対するレイタント映像を取得するステップと、
    前記複数のタイルそれぞれに対するレイタント映像を用いて前記入力映像を復元するステップと、
    を含むことを特徴とする入力映像のブラーを除去する方法。
  2. 前記いずれか1つのタイルを選択するステップは、
    前記複数のタイルそれぞれが有するエッジピクセル数及び前記エッジピクセルのグラジエント方向に応じて分類される前記エッジピクセルの方向に基づいて前記複数のタイルそれぞれに対するグラジエントヒストグラムを生成するステップと、
    前記グラジエントヒストグラムを用いて前記いずれか1つのタイルを選択するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の入力映像のブラーを除去する方法。
  3. 前記グラジエントヒストグラムを生成するステップは、
    前記複数のタイルそれぞれに対するグラジエントマップを生成するステップと、
    前記グラジエントマップのグラジエント大きさ値に基づいてエッジピクセルを決定するステップと、
    前記エッジピクセルを前記グラジエント方向に応じて分類するステップと、
    前記分類されたエッジピクセルに基づいて前記複数のタイルそれぞれに対するグラジエントヒストグラムを生成するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項2に記載の入力映像のブラーを除去する方法。
  4. 前記グラジエントヒストグラムを用いて前記いずれか1つのタイルを選択するステップは、
    前記複数のタイルそれぞれのグラジエントヒストグラムに基づいて、前記複数のタイルそれぞれに対して前記グラジエント方向ごとに属するエッジピクセル数を確認するステップと、
    前記グラジエント方向ごとに属するエッジピクセル数を用いて前記いずれか1つのタイルを選択するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項3に記載の入力映像のブラーを除去する方法。
  5. 前記第2不均一モーションブラー情報を推定するステップは、
    前記第1不均一モーションブラー情報を前記入力映像での当該位置に対応するピクセル座標に適するように補正するステップを含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の入力映像のブラーを除去する方法。
  6. 前記入力映像は、不均一モーションブラーを含む単一フレーム、前記不均一モーションブラーを含むマルチフレーム、前記不均一モーションブラーを含む単一ブラー映像、及びブラーを含まない単一ノイズ映像で構成されたマルチフレームのうち少なくとも1つの形態を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の入力映像のブラーを除去する方法。
  7. 前記レイタント映像を取得するステップは、
    前記入力映像の形態が前記不均一モーションブラーを含む単一フレーム及び前記不均一モーションブラーを含むマルチフレームのいずれか1つの形態である場合、共役勾配法を用いて前記不均一モーションブラーを除去するステップを含むことを特徴とする請求項6に記載の入力映像のブラーを除去する方法。
  8. 前記レイタント映像を取得するステップは、
    前記入力映像の形態が前記不均一モーションブラーを含む単一ブラー映像及びブラーを含まない単一ノイズ映像で構成されたマルチフレームの形態である場合、RL(Richardson−Lucy)デコンボリューションアルゴリズムを用いて前記不均一モーションブラーを除去するステップを含むことを特徴とする請求項6に記載の入力映像のブラーを除去する方法。
  9. 前記複数のタイルそれぞれの境界部分に対するパッディングを行うステップをさらに含むことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1つに記載の入力映像のブラーを除去する方法。
  10. 前記パッディングを行うステップは、
    前記第1不均一モーションブラー情報及び前記複数のタイルそれぞれに対応するピクセルの位置情報を用いて、前記複数のタイルそれぞれに対するパッディングの大きさを算出するステップと、
    前記複数のタイルそれぞれのサイズを前記パッディングの大きさだけ拡張するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項9に記載の入力映像のブラーを除去する方法。
  11. 前記複数のタイルそれぞれに対するパッディングの大きさは、前記複数のタイルそれぞれを構成するピクセルがブラーによって変位することのあるピクセル距離に基づいて算出されることを特徴とする請求項10に記載の入力映像のブラーを除去する方法。
  12. 前記レイタント映像を取得するステップは、前記パッディングの大きさだけサイズを拡張した複数のタイルそれぞれに対して前記不均一モーションブラーを除去して前記レイタント映像を取得することを特徴とする請求項10に記載の入力映像のブラーを除去する方法。
  13. 請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の方法を実行するプログラムが記録されているコンピュータで読み出し可能な記録媒体。
  14. 入力映像の複数のタイルのいずれか1つのタイルを選択する選択部と、
    記選択されたタイルに基づいて前記入力映像に対する第1不均一モーションブラー情報を推定する第1推定部と、
    前記第1不均一モーションブラー情報に基づいて前記複数のタイルに対する第2不均一モーションブラー情報を推定する第2推定部と、
    前記第2不均一モーションブラー情報に基づいて前記複数のタイルそれぞれに対するレイタント映像を取得する取得部と、
    前記複数のタイルそれぞれに対するレイタント映像を用いて前記入力映像を復元する復元部と、
    を備えることを特徴とする入力映像のブラーを除去する装置。
  15. 前記選択部は、
    前記複数のタイルそれぞれが有するエッジピクセル数及びグラジエント方向に応じて分類される前記エッジピクセルの方向に基づいて前記複数のタイルそれぞれに対するグラジエントヒストグラムを生成する生成手段と、
    前記グラジエントヒストグラムを用いて前記いずれか1つのタイルを選択する選択手段と、
    を備えることを特徴とする請求項14に記載の入力映像のブラーを除去する装置。
  16. 前記第2推定部は、
    前記第1不均一モーションブラー情報を前記入力映像での当該位置に対応するピクセル座標に適するように補正する補正手段を備えることを特徴とする請求項14に記載の入力映像のブラーを除去する装置。
  17. 前記入力映像は、前記不均一モーションブラーを含む単一フレーム、前記不均一モーションブラーを含むマルチフレーム、前記不均一モーションブラーを含む単一ブラー映像、及びブラーを含まない単一ノイズ映像で構成されたマルチフレームのうち少なくとも1つの形態を有することを特徴とする請求項14乃至16のいずれか1つに記載の入力映像のブラーを除去する装置。
  18. 前記複数のタイルそれぞれの境界部分に対するパッディングを行うパッディング実行部をさらに備えることを特徴とする請求項14乃至17のいずれか1つに記載の入力映像のブラーを除去する装置。
  19. 前記パッディング実行部は、
    前記第1不均一モーションブラー情報及び前記複数のタイルそれぞれに対応するピクセルの位置情報を用いて前記複数のタイルそれぞれに対するパッディングの大きさを算出する算出手段と、
    前記複数のタイルそれぞれの大きさを前記パッディングの大きさだけ拡張する拡張手段と、
    を備えることを特徴とする請求項18に記載の入力映像のブラーを除去する装置。
  20. 前記取得部は、前記パッディングの大きさだけサイズを拡張した複数のタイルそれぞれに対して前記不均一モーションブラーを除去して前記レイタント映像を取得することを特徴とする請求項18に記載の入力映像のブラーを除去する装置。
  21. 前記入力映像を予め設定された大きさを有する複数のタイルに分類する分割部を備えることを特徴とする請求項14に記載の入力映像のブラーを除去する装置。
  22. 力映像の複数のタイルのいずれか1つのタイルに映像整合を行うことによって、前記入力映像に対する第1不均一モーションブラー情報を推定するステップと、
    前記第1不均一モーションブラー情報に基づいて前記複数のタイルに対する第2不均一モーションブラー情報を推定するステップと、
    前記第2不均一モーションブラー情報に基づいて前記入力映像の不均一モーションブラーを除去し、前記複数のタイルそれぞれに対するレイタント映像を取得するステップと、
    を含むことを特徴とする入力映像のブラーを除去する方法。
  23. 前記取得されたレイタント映像を用いて前記入力映像を復元するステップと、
    前記復元された映像を出力するステップと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項22に記載の入力映像のブラーを除去する方法。
  24. 前記第1不均一モーションブラー情報及び前記複数のタイルそれぞれに対応するピクセルの位置情報に基づいて、複数のタイルそれぞれの境界部分に対するパッディングを行うステップを更にことを特徴とする請求項22に記載の入力映像のブラーを除去する方法。
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