JP6217431B2 - 表皮付き製品 - Google Patents

表皮付き製品 Download PDF

Info

Publication number
JP6217431B2
JP6217431B2 JP2014024617A JP2014024617A JP6217431B2 JP 6217431 B2 JP6217431 B2 JP 6217431B2 JP 2014024617 A JP2014024617 A JP 2014024617A JP 2014024617 A JP2014024617 A JP 2014024617A JP 6217431 B2 JP6217431 B2 JP 6217431B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skin
cushion layer
base material
general
thickness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014024617A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015150951A (ja
Inventor
稔 戸田
稔 戸田
千春 戸谷
千春 戸谷
藤田 淳一
淳一 藤田
亮太 稲垣
亮太 稲垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP2014024617A priority Critical patent/JP6217431B2/ja
Publication of JP2015150951A publication Critical patent/JP2015150951A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6217431B2 publication Critical patent/JP6217431B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Air Bags (AREA)

Description

本発明は、基材の表面に表皮を貼着してなる表皮付き製品に関する。
例えば、自動車のインストルメントパネル、コンソール等の内装品として、樹脂製の基材の表面に表皮を貼着してなるもの(以下、「表皮付き製品」という)が知られている。
この表皮付き製品の形態として、複数枚の表皮が用いられる場合がある。この場合には、隣合う表皮が相互に繋がれる。例えば、図12(a)に示すように、隣合う表皮151の各々は、基材154の表面154aに沿って配置される一般部152と、その一般部152の裏側へ折り返された端末部153とを有する。隣合う表皮151の折り返し部分は縫合部155によって相互に繋がれる。
上記表皮151が用いられた表皮付き製品150では、一般部152において端末部153が折り返された箇所では表皮151の厚みが、それ以外の箇所の厚みよりも、端末部153の分だけ大きくなる。そのため、基材154の表面154aが図12(a)において二点鎖線で示すように平坦であった場合、その表面154aに表皮151が貼り合わされると、表皮151のうち端末部153の折り返された箇所がそれ以外の箇所よりも膨らんで段差を生じ、表皮151の繋ぎ部分の見栄えを損なう。
これに対しては、通常、表皮151の端末部153による厚みの増加分を吸収する部位を基材154側に形成することで対処している(例えば、特許文献1,2参照)。
この部位は、例えば、上記図12(a)に示すように、基材154の表面154aにおいて開口され、かつ端末部153の厚みと同程度の深さを有する逃がし溝156によって構成される。この場合、図12(b)に示すように、表皮151毎の端末部153が逃がし溝156内に配置されることで、端末部153による厚みの増加分が吸収される。その結果、表皮151のうち端末部153が折り返された箇所とそれ以外の箇所との間に段差が生じないか、生じたとしてもその段差は目立たないほど小さなものとなる。また、両端末部153が逃がし溝156内に配置されることで、隣合う表皮151の繋ぎ部分の基材154に対する位置合わせがなされる。
また、表皮付き製品150の触感向上を目的として、図13(a)に示すように、基材154と表皮151との間にクッション層157が介在される場合には、クッション層157の厚みよりも高さの低い突部158が基材154に形成される。そして、基材154の表面154aにおいて突部158の回りにクッション層157が貼着される。クッション層157と突部158とによって囲まれた空間は、端末部153の厚みと同程度の深さを有する逃がし溝159を構成する。この場合にも、図13(b)に示すように、両端末部153が逃がし溝159内に配置されることで、表皮151の繋ぎ部分の基材154に対する位置合わせと、端末部153による厚みの増加分の吸収とが行われる。
特開2012−86706号公報 特開2011−194932号公報
ところが、端末部153を基準として、表皮151を基材154に直接、又はクッション層157を介して間接的に貼着する上記両従来構成では、貼着のばらつきがあっても、端末部153を逃がし溝156,159内に配置することができるように、その逃がし溝156,159を貼着のばらつきを見込んで大きめに形成する必要がある。しかし、このように、逃がし溝156,159を大きく形成すると、表皮151の繋ぎ部分の外観に影響を及ぼす懸念がある。例えば、逃がし溝156,159において端末部153が配置されていない箇所へ表皮151が入り込み、同表皮151の表面が凹んだ外観となるおそれがある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、表皮の繋ぎ部分の外観低下を抑制することのできる表皮付き製品を提供することにある。
上記課題を解決する表皮付き製品は、基材と、表皮本体とその裏側に積層されたクッション層とからなるシート体同士を相互に繋ぐことにより形成され、かつ前記基材の表面に貼着される表皮とを備える表皮付き製品であって、前記各シート体は、前記基材の表面に沿って配置される一般部と、前記一般部の縁部から前記基材側へ延びるように同一般部に対し屈曲させられた端末部とを有し、隣合う前記シート体の端末部は、同端末部の基端部に設けられた縫合部により相互に繋がれ、前記各端末部は、その端面において前記基材の表面に貼着されているとともに、前記一般部の縁部は、前記端末部の表側に位置しており、前記各端末部の端面から前記縁部での前記一般部の表面までの長さが、前記表皮の繋ぎ部分の高さとして、同一般部の厚みに揃えられており、前記縫合部での前記クッション層の厚みは、前記一般部での前記クッション層の厚みより減少しているとともに、前記端末部の端面での前記クッション層の厚みより減少している。
ここで、繋ぎ部分の高さを一般部の厚みに揃えることには、同高さを厚みに一致させることが含まれるほか、表皮付き製品を表側から見た場合に、繋ぎ部分で段差が判別できない程度の高低差を有した状態で、繋ぎ部分の高さを一般部の厚みに近づけることも含まれるものとする。
上記の構成によれば、表皮の繋ぎ部分では、端末部は、一般部の縁部から基材側へ延びるように同一般部に対し屈曲させられているにすぎず、一般部の裏側へ折り返されていない。折り返し部分が存在しない分、各端末部の端面から縁部での一般部の表面までの長さが短くなる。しかも、この長さが表皮の繋ぎ部分の高さとして一般部の厚みに揃えられている。従って、一般部の表面の基材表面からの高さは、端末部が屈曲された縁部(表皮の繋ぎ部分)でも、それ以外の箇所でも略一定となる。その結果、端末部を一般部の裏側へ折り返した場合とは異なり、表皮の繋ぎ部分に段差が生じにくく、段差を吸収するための逃がし溝が不要となる。その結果、逃がし溝に起因する、表皮の繋ぎ部分の外観低下が解消される。
上記表皮付き製品において、前記繋ぎ部分の高さの調整は、前記端末部において前記縁部での前記一般部の表面から前記一般部の厚みよりも離れた余剰部分を切除することによりなされることが好ましい。
上記の構成によれば、端末部において、縁部での一般部の表面から、その一般部の厚みよりも離れた箇所が存在する場合には、その箇所が余剰部分として切除される。この切除により、表皮の繋ぎ部分の高さが一般部の厚みに好適に揃えられる。
上記表皮付き製品において、前記クッション層は、一対の編地層を連結糸で連結してなる立体編クッション層からなることが好ましい。
上記のように、クッション層が立体編クッション層によって構成されることにより、クッション層が織物によって構成された場合に比べて同クッション層、ひいては表皮の伸縮性や柔軟性を高めることが可能である。また、発泡ウレタン等によりクッション層が形成された場合よりもクッション性能を高め、表皮付き製品の触感を向上させることが可能である。
上記表皮付き製品において、前記基材及び前記クッション層のうち前記繋ぎ部分から離間した箇所には、展開及び膨張するエアバッグにより押圧された際の破断の起点となるテアラインがそれぞれ形成されてもよい。
上記の構成によれば、表皮付き製品は、展開及び膨張するエアバッグによって押圧されると破断されるが、その際、基材及びクッション層にそれぞれ形成されたテアラインは破断の起点となる。基材及びクッション層は、テアラインに沿って破断される。これらの破断により、表皮付き製品が開かれると、エアバッグが開放部分を通って展開及び膨張する。
ここで、上記両テアラインに沿った破断が適切に行われるためには、表皮を基材の表面に貼着する際に、互いのテアラインが一致するように、すなわち、クッション層のテアラインが同クッション層において基材のテアラインを投影した箇所に位置するように、表皮の基材に対する位置合わせを行なう必要がある。この際、仮に、表皮の繋ぎ部分の基材に対する位置合わせが必要であるとすると、テアラインでの位置合わせと、繋ぎ部分での位置合わせとを行なうこととなり、一方の位置合わせが、他方の位置合わせの障害となるおそれがある。しかし、上述したように、繋ぎ部分での位置合わせが不要となるため、表皮の基材に対する位置合わせに際しては、テアラインでの位置合わせを行なうだけですむ。
上記表皮付き製品によれば、表皮の繋ぎ部分の外観低下を抑制することができる。
表皮付き製品を自動車用のエアバッグドアに具体化した一実施形態を示す図であり、同エアバッグドアが適用されたインストルメントパネルを示す斜視図。 一実施形態を示す図であり、インストルメントパネルのうち、エアバッグドア及びその周辺部分を示す部分平面図。 図2の3−3線に沿ったエアバッグ装置の部分断面図。 図3のX部を拡大して示す部分断面図。 図3のY部を拡大して示す部分断面図。 一実施形態における基材の部分底面図。 一実施形態におけるクッション層の部分底面図。 (a)〜(d)は、エアバッグドアを製造する手順を示す部分断面図。 (a)〜(d)は、エアバッグドアを製造する手順の続きを示す部分断面図。 貫通溝の変形例を示す部分平面図。 エアバッグドアの変形例を示す部分断面図。 従来の表皮付き製品を説明する図であり、(a)は表皮が基材に貼着される前の状態を示す部分断面図、(b)は貼着された状態を示す部分断面図。 従来の表皮付き製品を説明する図であり、(a)は表皮が基材に貼着される前の状態を示す部分断面図、(b)は貼着された状態を示す部分断面図。
以下、表皮付き製品を、自動車の助手席用エアバッグ装置の構成部材として用いられる自動車用エアバッグドアに具体化した一実施形態について、図1〜図9を参照して説明する。
なお、以下の説明では、自動車の前進方向を前方と記載し、それを基準に前、後、上、下、左、右を規定している。左右方向は、自動車の幅方向(車幅方向)と合致している。
図1に示すように、自動車の前席(運転席及び助手席)の前方には、車幅方向に延びるインストルメントパネル10が配置されている。図3に示すように、自動車には、前方から衝撃が加わった場合に、助手席に着座している乗員の前方でエアバッグ38を展開及び膨張させて乗員を衝撃から保護する助手席用エアバッグ装置(以下、単に「エアバッグ装置」という)11が設けられている。
エアバッグ装置11は、インストルメントパネル10の一部(助手席の前方部分)に形成されたエアバッグドア12と、そのエアバッグドア12の裏面側(図3の下側)に設けられたエアバッグモジュールAMとを備えている。エアバッグドア12は、エアバッグ装置11の作動時に展開及び膨張するエアバッグ38によって押圧されて表側(助手席側)へ開き、エアバッグ38の展開を許容する開口13を画成する。次に、エアバッグ装置11の各構成部材について説明する。
<エアバッグドア12の基本構造について>
図3〜図5に示すように、エアバッグドア12は、心材としての基材14と、基材14の表面14aに貼着される表皮20とを備えている。
基材14は、サーモプラスチックオレフィン(TPO)、ポリプロピレン等の樹脂材料からなり、射出成形法によって形成されている。基材14の表面14aは平坦に形成されており、従来のもの(図12(a),(b))とは異なり、逃がし溝156は形成されていない。また、従来のもの(図13(a),(b))とは異なり、逃がし溝159を形成するための構造(突部158)も設けられていない。
表皮20は、複数枚のシート体21を繋ぐことにより形成されている。各シート体21は、表皮本体22と、その表皮本体22の裏側に積層されたクッション層25とによって構成されている。
表皮本体22は、主にエアバッグドア12の質感向上、触感向上等を図る目的で設けられており、本実施形態では合皮によって構成されている。合皮からなる表皮本体22は、基布層23と、その基布層23の表側に配置された表皮層24とによって構成された二層構造をなしている。基布層23は、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維等の合成繊維の編物又は織物からなり、その生地を加工することによって形成されている。表皮層24は、エアバッグドア12の意匠面を構成するものであり、例えばポリウレタンによって形成されていて、基布層23に接着されている。
表皮本体22は、0.3mm〜1.0mmの厚みを有していることが好ましい。上記厚みが0.3mmよりも小さいと、クッション層25の表面に対して表皮本体22を接着させる際の強度を確保することが難しく、1.0mmよりも大きいと、エアバッグ38の押圧力が加わったときに表皮本体22を好適に破断させることが難しいからである。なお、表皮本体22の厚みは0.4mm〜0.7mmであることがより好ましい。本実施形態では、0.45mmの厚みを有するものが表皮本体22として用いられている。
クッション層25は、エアバッグドア12に必要なクッション性(弾力性)を付与して触感を向上させるためのものであり、本実施形態では立体編クッション層によって構成されている。立体編クッション層は、例えば、ポリエステル等の合成繊維のダブルラッセル編物からなる。この編物は、ダブルラッセル編機等を用いて形成されたものであり、所定間隔をおいて位置する一対の編地層を連結糸で連結することによって編成されている。クッション層25は、2.5mm〜3.0mmの厚みを有していることが好ましく、本実施形態では、2.5mmの厚みを有しているものが用いられている。
なお、基材14と表皮本体22との間の層(クッション層25)を立体編クッション層によって構成したのは、同立体編クッション層が次の特徴を有しているからである。その特徴とは、クッション層25が織物によって形成されたものよりも伸縮性や柔軟性が高く、また、クッション層25が発泡ウレタン等によって形成されたものよりもクッション性能が高いことである。
<エアバッグモジュールAMの概略構成について>
図2及び図3に示すように、エアバッグドア12の裏側には、例えば、TPOからなり、射出成形法によって形成されたリテーナ30が設けられている。リテーナ30は、前後方向に相対向する一対の壁部31と、車幅方向(図3では紙面に直交する方向)に相対向する一対の壁部32とを備えている。
前側の壁部31における表側の端部には、後側ほど幅の狭くなる台形状の前ドア部33がヒンジ部33aを介して連結されている。また、後側の壁部31における表側の端部には、前側ほど幅の狭くなる台形状の後ドア部34がヒンジ部34aを介して連結されている。前ドア部33及び後ドア部34は、車幅方向に沿って延びる第1溝37aを挟んで互いに離間している。
左側の壁部32における表側の端部には、三角形状の左ドア部35がヒンジ部35aを介して連結されている。また、右側の壁部32における表側の端部には、三角形状の右ドア部36がヒンジ部36aを介して連結されている。前ドア部33及び左ドア部35は、第1溝37aの左端から斜め左前方へ向けて延びる第2溝37bを挟んで互いに離間している。後ドア部34及び左ドア部35は、第1溝37aの左端から斜め左後方へ向けて延びる第2溝37bを挟んで互いに離間している。前ドア部33及び右ドア部36は、第1溝37aの右端から斜め右前方へ向けて延びる第2溝37cを挟んで互いに離間し、後ドア部34及び右ドア部36は、第1溝37aの右端から斜め右後方へ向けて延びる第2溝37cを挟んで互いに離間している。そして、1つの第1溝37aと、前後一対の第2溝37bと、前後一対の第2溝37cとによって貫通溝37が構成されている。
上記前後左右のドア部33,34,35,36及びヒンジ部33a,34a,35a,36aは、上記壁部31,32とともにリテーナ30を構成している。このリテーナ30は上記ドア部33〜36等において、エアバッグドア12の基材14に対し振動溶着法等により固着されている。
リテーナ30において上記両壁部31及び両壁部32によって囲まれた空間には、折り畳まれた状態のエアバッグ38と、膨張用ガスを発生してエアバッグ38に供給するインフレータ39とが配置されている。そして、これらのリテーナ30、エアバッグ38及びインフレータ39によってエアバッグモジュールAMが構成されている。
<テアラインについて>
エアバッグドア12には、その開放のための破断を惹起させるためのテアライン15,26が設けられている。テアライン15,26は、展開及び膨張するエアバッグ38によって押圧されてエアバッグドア12が破断される際の破断の起点となる。これらのテアライン15,26により、エアバッグドア12のスムーズな開放と、エアバッグ38のスムーズな展開及び膨張とが図られている。テアライン15,26は、エアバッグドア12の表側から見えにくくするために、同エアバッグドア12の構成部材のうち表皮本体22よりも裏側の部材である基材14及びクッション層25に対しそれらの裏側から設けられている。
図4及び図6に示すように、基材14のテアライン15は、1つの第1開裂溝15a、一対の第2開裂溝15b、及び一対の第2開裂溝15cによって構成されている。第1開裂溝15aは左右方向(車幅方向)へ延びている。両第2開裂溝15bは、第1開裂溝15aの左端から斜め左前方又は斜め左後方へ延びてV字状をなしている。両第2開裂溝15cは、第1開裂溝15aの右端から斜め右前方又は斜め右後方へ延びてV字状をなしている。テアライン15は、基材14においてリテーナ30の貫通溝37を投影した箇所に位置している。基材14において第1開裂溝15a、両第2開裂溝15b及び両第2開裂溝15cの形成された箇所では、形成されていない箇所よりも肉厚が小さく、破断強度が低くなっている。
図4及び図7に示すように、クッション層25のテアライン26は、同クッション層25において基材14のテアライン15を投影した箇所に形成されている。テアライン26は、複数の第1開裂溝26a、複数の第2開裂溝26b、及び複数の第2開裂溝26cによって構成されている。複数の第1開裂溝26aは、互いに離間した状態で基材14の第1開裂溝15aに沿って列をなすように一定間隔毎(断続的に)に形成されている。第2開裂溝26b,26cは、互いに離間した状態で基材14の第2開裂溝15b,15cに沿って列をなすように一定間隔毎に形成されている。そして、クッション層25において、各第1開裂溝26a及び各第2開裂溝26b,26cの形成された箇所では、形成されていない箇所よりも破断強度が低くなっている。
なお、各第1開裂溝26a及び各第2開裂溝26b,26cは、クッション層25の裏面から表側へ向けて凹んでいるが、同クッション層25を貫通するものであってもよい。
さらに、本実施形態では、エアバッグドア12が、展開及び膨張するエアバッグ38によって押圧された場合、テアライン15,26のうち第1開裂溝15a,26aが第2開裂溝15b,15c,26b,26cよりも先に破断されるように設定されている。
次に、本実施形態の特徴部分について説明する。本実施形態では、隣合うシート体21の繋ぎ部分(以下、「表皮20の繋ぎ部分20a」という)の形態に特徴がある。この繋ぎ部分20aは、シート体21において上述したテアライン15,26から離間した箇所に設定されている。
図5に示すように、各シート体21は、基材14の表面14aに沿って配置される一般部27と、一般部27の縁部27aから基材14側へ延びるように、その一般部27に対し裏側へ直角又は直角に近い状態に屈曲させられた端末部28とを有している。一般部27はシート体21の大部分を占めている。
隣合うシート体21の端末部28同士は重ね合わされている。この状態で、両端末部28が自身の基端部28b(一般部27の縁部27aとの境界部分)において糸によって縫合されている。図5中の太線は、糸による縫合部29を示しており、この縫合部29によって両端末部28が相互に繋がれている。また、縫合部29が設けられることにより、一般部27の縁部27aと端末部28との境界部分では、クッション層25が圧縮変形させられている。
さらに、各端末部28の端面28aから縁部27aでの一般部27の表面までの長さは表皮20の繋ぎ部分20aの高さH1として、その一般部27(縁部27aを除く部分)の厚みT1に揃えられ(合わせられ)ている。この高さH1の調整は、端末部28において上記縁部27aでの一般部27の表面からその一般部27の厚みT1よりも離れた余剰部分28c(図8(c),(d))を切除することによりなされている。
次に、上記のように構成された本実施形態の作用について説明する。
最初に、表皮20の繋ぎ部分20aの作用について説明する。
本実施形態では、図5に示すように、シート体21毎の端末部28は、一般部27の縁部27aから基材14側へ延びるようにその一般部27に対し基材14側へ直角又は直角に近い状態に屈曲させられているにすぎない。各端末部28は、従来(図12(a),図13(a))のものとは異なり、一般部27の裏側へ折り返されていない。折り返し部分が存在しない分、繋ぎ部分20aの高さH1が低くなる。しかも、この高さH1が一般部27の厚みT1に揃えられている。従って、一般部27の表面の基材14の表面14aからの高さは、端末部28が屈曲された縁部27a(繋ぎ部分20a)でも、それ以外の箇所でも略一定となる。その結果、端末部153を一般部152の裏側へ折り返した従来のものとは異なり、表皮20の繋ぎ部分20aに段差が生じにくい。
なお、表皮本体22自体は薄いため、仮に表皮本体22のみによって表皮20(シート体21)が構成された場合には、上記のように繋ぎ部分20aの高さH1を、一般部27の厚みT1に揃えることが難しい。縫合部29の占める領域と、縫い代である端末部28の占める領域とを確保することが難しいからである。しかし、表皮20(シート体21)の構成部材として、表皮本体22にクッション層25が加わることで、表皮20(一般部27)の厚みがクッション層25の分だけ増す。そのため、縫合部29の占める領域と、縫い代(端末部28)の占める領域とが確保しやすく、繋ぎ部分20aの高さH1を一般部27の厚みT1に揃えることが容易となる。
そして、上記のように繋ぎ部分20aに段差が生じにくいことから、従来のものとは異なり、段差を吸収するための逃がし溝156,159が不要となる。逃がし溝156,159の割愛に伴い、表皮20(シート体21)の繋ぎ部分20aを基準とする位置合わせ、すなわち、繋ぎ部分20aの位置を逃がし溝156,159の位置に合わせる作業が不要となる。表皮20の基材14に対する貼着のばらつきを見込んで逃がし溝156,159を大きめに形成する作業も不要となる。
次に、上記エアバッグドア12を製造する方法について説明する。
エアバッグドア12の製造は、図8(a)〜(d)及び図9(a)〜(d)に示す手順に従って行なわれる。
まず、図8(a)に示すように、基布層23に表皮層24が積層されてなる表皮本体22に対し、接着によってクッション層25が貼着される。この貼着により、図8(b)に示すように、表皮本体22及びクッション層25を積層してなるシート体21が得られる。この作業が、表皮20を形成するのに必要な数のシート体21について行なわれる。その後に、各シート体21が製品形状に打ち抜かれる。
続いて、図8(c),(d)に示すように、表皮本体22同士が接触し、かつクッション層25が互いに離間するように、隣合うシート体21が重ね合わされる。端末部28の基端部28bで、両シート体21がミシンによって縫合されて縫合部29が形成される。この縫合部29により、隣合うシート体21を繋いでなる表皮20が形成される。
また、上記縫合部29の形成の際には、重ね合わされた両端末部28から余剰部分28cが裁断されることにより、繋ぎ部分20aの高さH1が一般部27の厚みT1に揃えられる。この際、余剰部分28cの裁断箇所は、図8(c)において二点鎖線で示す、縫合部29の形成箇所又は形成予定箇所を基準位置とし、一般部27の縁部27aの厚みを考慮して設定される。すなわち、一般部27の厚みT1から縁部27aの厚み分を減じた長さだけ基準位置から離れた箇所が裁断箇所とされる。このように、隣合うシート体21を縫合して縫合部29を形成することと、両端末部28から余剰部分28cを裁断して高さH1を厚みT1に揃えることとが同時に行われる。
また、上記縫合部29の形成の際には、図8(d)に示すように、一般部27の縁部27aと端末部28との境界部分では、クッション層25が圧縮変形させられる。この圧縮変形により、クッション層25の厚みが、上記境界部分ではそれ以外の箇所よりも減少する。
次に、図9(a)において二点鎖線(矢印を含む)で示すように、シート体21毎の一般部27が、互いに遠ざかる側へ開かれる。図9(b)に示すように、端末部28が縫合部29を支点として一般部27に対し直角又は直角に近い状態となるように屈曲させられる。この際、上述したように、一般部27の縁部27aと端末部28との境界部分で、クッション層25が圧縮変形させられているため、圧縮変形させられていない場合に比べ、端末部28は縫合部29を支点として屈曲しやすい。また、クッション層25が上記のように圧縮変形させられているため、端末部28の屈曲に伴い、表皮20の繋ぎ部分20aが表側へ膨らむことが起りにくい。
次に、図9(c)に示すように、所定の(テアライン26の必要な)クッション層25に対し、その裏側からテアライン26が形成される。テアライン26の形成箇所は、一般部27におけるクッション層25のうち繋ぎ部分20aから離間した箇所である。
ここで、クッション層25にテアライン26を形成する方法としては、トムソン刃を用いた加工、コールドナイフやホットナイフを用いた加工、あるいはレーザー加工等が挙げられる。トムソン刃を用いた加工の場合には、製造ライン等のコストの点で他の加工に比べて有利である。また、この場合、特にミラー刃を用いると、他のトムソン刃に比べて刃の高さのばらつきが小さいことから、テアライン26の加工精度を好適に高めることができる。一方、レーザー加工の場合には、テアライン26の加工精度を好適に高めることが容易である。
一方、上記表皮20とは別に、図9(d)に示すように、テアライン15を有する基材14が射出成形等により形成される。この基材14の表側には、上述したように、従来技術とは異なり、逃がし溝156、及び逃がし溝159を形成するための形状(突部158等)が形成されていない。
上記基材14の表面14a、又は表皮20の裏面の少なくとも一方に接着剤が塗布される。表皮20において、接着剤が塗布される対象箇所は、一般部27において縁部27aを除く部分の裏面、及び端末部28の端面28aである。
そして、クッション層25のテアライン26が、同クッション層25において基材14のテアライン15を投影した箇所に位置するように、表皮20の基材14に対する位置合わせが行なわれる。この際、仮に、表皮20の繋ぎ部分20aの基材14に対する位置合わせが必要であると、テアライン26での位置合わせと、繋ぎ部分20aでの位置合わせとを行なうこととなり、一方の位置合わせが、他方の位置合わせの障害となるおそれがある。しかし、上述したように、本実施形態では、繋ぎ部分20aでの位置合わせが不要であるため、表皮20の基材14に対する位置合わせに際しては、テアライン26での位置合わせを行なうだけですみ、繋ぎ部分20aでの位置合わせがテアライン26での位置合わせの障害となることがない。
上記表皮20の基材14に対する位置合わせが行なわれた状態で、表皮20が基材14の表面14aに貼着されることにより、所望のエアバッグドア12が形成される。
次に、上記エアバッグドア12が用いられたエアバッグ装置11の作用について説明する。
自動車に対し前方から衝撃が加わらないときには、エアバッグ装置11では、膨張用ガスがインフレータ39から噴出されず、エアバッグ38に供給されない。そのため、エアバッグ38は折り畳まれた状態に保持され続ける。
図3に示すように、エアバッグドア12では、基材14は心材として機能し、クッション層25は自身の弾力性により触感を向上させ、表皮本体22は、質感、触感等を向上させる。
これに対し、前面衝突等により自動車に前方からの衝撃が加わると、インフレータ39から膨張用ガスが噴出され、エアバッグ38に供給される。この膨張用ガスが供給されたエアバッグ38は、折り状態を解消(展開)しながら膨張する。この展開及び膨張の過程で、エアバッグ38の押圧力がリテーナ30の前後左右のドア部33〜36に加わる。ドア部33〜36がヒンジ部33a〜36aによって支持されながら表側に向けて押し広げられようとする。
このとき、前ドア部33及び後ドア部34を介して基材14が表側へ押圧されることにより、同基材14が、まずは図6の第1開裂溝15aを起点として前後に破断されるとともに、同基材14の前ドア部33及び後ドア部34に対応する部分が表側に向けて押し広げられる。
また、図7に示すクッション層25の第1開裂溝26aが前後に引っ張られる。第1開裂溝26aが、その車幅方向における中央部を起点として同車幅方向に沿って破断されるとともに、表側に向けて押し広げられる。クッション層25が第1開裂溝26aを起点として前後に円滑に破断される。特に、本実施形態では、上記のように位置合わせにより、テアライン26が、クッション層25において基材14のテアライン15を投影した箇所に位置しているため、クッション層25の第1開裂溝26aを起点とした前後の破断が好適に行なわれる。また、表皮本体22(基布層23及び表皮層24)が第1開裂溝15a,26aに対応する部位を起点として前後に円滑に破断される。
このようにして基材14の第1開裂溝15aでの破断、及びクッション層25の第1開裂溝26aでの破断がそれぞれ車幅方向の両端まで進行すると、これら第1開裂溝15a,26aの両端からV字状に延びる第2開裂溝15b,15c,26b,26cの破断が進行する。
図2及び図3に示すように、前後左右の各ドア部33〜36が、上記のように破断された基材14、クッション層25、表皮本体22(基布層23及び表皮層24)を伴って、ヒンジ部35a〜36aを支点として開く(図3の二点鎖線参照)ことにより、インストルメントパネル10に開口13が形成される。エアバッグ38は、この開口13を通って、インストルメントパネル10と助手席の乗員との間で展開及び膨張し、同乗員に前方から加わる衝撃を緩和する。
以上詳述した本実施形態によれば、次の効果が得られる。
(1)表皮20を構成する複数のシート体21として、基材14の表面14aに沿って配置される一般部27と、一般部27の縁部27aから基材14側へ延びるようにその一般部27に対し屈曲させられた端末部28とを有するものを用いる。隣合うシート体21の端末部28を、同端末部28の基端部28bに設けられた縫合部29によって相互に繋ぐ。さらに、各端末部28の端面28aから縁部27aでの一般部27の表面までの長さを表皮20の繋ぎ部分20aの高さH1として、その一般部27(縁部27aを除く部分)の厚みT1に揃えている(図5)。
そのため、一般部27の表面の基材14からの高さを、端末部28が屈曲された縁部27a(繋ぎ部分20a)でも、それ以外の箇所でも略一定にし、表皮20の繋ぎ部分20aで段差が生ずるのを抑制し、基材14側の逃がし溝156,159を不要にすることができる。逃がし溝156,159に起因する、繋ぎ部分20aの外観低下を解消(抑制)することができる。
(2)端末部28において、縁部27aでの一般部27の表面から、その一般部27の厚みT1よりも離れた箇所が存在する場合には、その箇所を余剰部分28cとして切除している(図5、図8(c),(d))。
そのため、この切除により、繋ぎ部分20aの高さH1を一般部27の厚みT1に好適に揃えることができる。
(3)クッション層25を、ダブルラッセル編物からなる立体編クッション層によって構成している。
そのため、基材14及び表皮本体22の間の層(クッション層25)が織物によって構成された場合に比べてクッション層25、ひいては表皮20の伸縮性や柔軟性を高めることができる。また、発泡ウレタン等によりクッション層25が形成された場合よりもクッション性能を高め、エアバッグドア12の触感を向上させることができる。
(4)基材14及びクッション層25のうち、繋ぎ部分20aから離間した箇所には、展開及び膨張するエアバッグ38により押圧された際の破断の起点となるテアライン15,26をそれぞれ形成している(図3、図4)。
そのため、表皮20の基材14に対する位置合わせに際しては、テアライン15,26での位置合わせを行なうだけですむ。繋ぎ部分20aでの位置合わせがテアライン15,26での位置合わせの障害となるのを解消し、表皮20の基材14に対する位置合わせをしやすくすることができる。
なお、上記実施形態は、これを以下のように変更した変形例として実施することもできる。
<テアラインについて>
・基材14のテアライン15は、クッション層25のテアライン26と同様に、線状をなすように配置された複数の短い開裂溝によって構成されてもよい。
また、クッション層25のテアライン26は、基材14のテアライン15と同様に、単一の長い開裂溝によって構成されてもよい。
なお、テアライン15,26が複数の短い開裂溝によって構成される場合には、隣り合う開裂溝間に厚みの大きな箇所が断続的に残されることとなり、テアライン15,26の剛性を確保したいときに有効である。
・リテーナ30の貫通溝37、基材14のテアライン15、及びクッション層25のテアライン26が上記実施形態とは異なる形状、例えば平面視でH字状をなす形状に変更されてもよい。
この変形例では図10に示すように、インストルメントパネル110の一部を構成するリテーナ130の貫通溝137は、左右方向(車幅方向)へ延びる第1溝137aと、同第1溝137aの左右両端から前後に延びる第2溝137b,137cとを有する。
こうした構成においては、リテーナ130は、第1溝137aの前後にそれぞれ位置するとともに、第2溝137b,137cの車幅方向についての内側に位置する前ドア部133及び後ドア部134を備える。前ドア部133はヒンジ部133aにより前側の壁部31(図3参照)に連結される。後ドア部134はヒンジ部134aにより後側の壁部31(図3参照)に連結される。左ドア部35及び右ドア部36は形成されない。
この場合には、上記実施形態に比べて、前ドア部133及び後ドア部134が表側に押し広げられたときの開口13の面積が大きくなる。
<表皮20について>
・表皮本体22は、上記実施形態とは異なり基布層23がなく、表皮層24のみからなる単層構造をなすものであってもよい。本革の場合がこれに該当する。
・クッション層25を構成する立体編クッション層は、ダブルラッセル編物とは異なる編物、例えばトリコット編物によって形成されてもよい。
・クッション層25として、立体編クッション層に代えて、ウレタンフォーム、エチレンフォーム、プロピレンフォーム等の発泡材からなるものが用いられてもよい。これらの発泡材には、気泡が連通していて柔らかく、復元性を有するという特徴がある。
<その他>
・図8(c),(d)において、縫合部29の形成と余剰部分28cの裁断とは、互いに異なるタイミングで行なわれてもよい。
・図11に示すように、隣合うシート体21の一般部27において縫合部29の近傍となる箇所に、その縫合部29に沿って延びる飾りステッチ41が形成されてもよい。
飾りステッチ41は、隣合うシート体21の縫い合わせを擬似的に再現することで、本革を使用しているような外観を表皮付き製品に持たせて高級感を演出するためのものであり、装飾(加飾)を目的として設けられる。飾りステッチ41は、各シート体21を上糸及び下糸で縫うことにより形成され、繋ぎ部分20aに沿って線状をなすように配列された複数の縫い目からなる。
・両端末部28の一般部27の縁部27aとの境界部分と基材14との間にスペーサ(図示略)が配置されてもよい。このようにすると、表皮20の繋ぎ部分20aをスペーサによって、高さH1が一般部27の厚みT1に揃えられた状態に保持することが可能である。
・上記エアバッグドア12は、インストルメントパネル10のほかにも、サイドドア(ドアトリム)、ピラー(ピラーガーニッシュ)、フロントシート、バックシート等の自動車用内装品におけるエアバッグドアにも適用可能である。
・上記表皮付き製品は、エアバッグドア等の自動車用内装品に限らず、表皮を表面に有する表皮付き製品であれば広く適用可能である。
12…エアバッグドア(表皮付き製品)、14…基材、14a…表面、15,26…テアライン、20…表皮、20a…繋ぎ部分、21…シート体、22…表皮本体、25…クッション層、27…一般部、27a…縁部、28…端末部、28a…端面、28b…基端部、28c…余剰部分、29…縫合部、38…エアバッグ、H1…高さ、T1…厚み。

Claims (4)

  1. 基材と、
    表皮本体とその裏側に積層されたクッション層とからなるシート体同士を相互に繋ぐことにより形成され、かつ前記基材の表面に貼着される表皮と
    を備える表皮付き製品であって、
    前記各シート体は、前記基材の表面に沿って配置される一般部と、前記一般部の縁部から前記基材側へ延びるように同一般部に対し屈曲させられた端末部とを有し、
    隣合う前記シート体の端末部は、同端末部の基端部に設けられた縫合部により相互に繋がれ、
    前記各端末部は、その端面において前記基材の表面に貼着されているとともに、前記一般部の縁部は、前記端末部の表側に位置しており、
    前記各端末部の端面から前記縁部での前記一般部の表面までの長さが、前記表皮の繋ぎ部分の高さとして、同一般部の厚みに揃えられており、
    前記縫合部での前記クッション層の厚みは、前記一般部での前記クッション層の厚みより減少しているとともに、前記端末部の端面での前記クッション層の厚みより減少している表皮付き製品。
  2. 前記繋ぎ部分の高さの調整は、前記端末部において前記縁部での前記一般部の表面から前記一般部の厚みよりも離れた余剰部分を切除することによりなされる請求項1に記載の表皮付き製品。
  3. 前記クッション層は、一対の編地層を連結糸で連結してなる立体編クッション層からなる請求項1又は2に記載の表皮付き製品。
  4. 前記基材及び前記クッション層のうち前記繋ぎ部分から離間した箇所には、展開及び膨張するエアバッグにより押圧された際の破断の起点となるテアラインがそれぞれ形成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の表皮付き製品。
JP2014024617A 2014-02-12 2014-02-12 表皮付き製品 Active JP6217431B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014024617A JP6217431B2 (ja) 2014-02-12 2014-02-12 表皮付き製品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014024617A JP6217431B2 (ja) 2014-02-12 2014-02-12 表皮付き製品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015150951A JP2015150951A (ja) 2015-08-24
JP6217431B2 true JP6217431B2 (ja) 2017-10-25

Family

ID=53893678

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014024617A Active JP6217431B2 (ja) 2014-02-12 2014-02-12 表皮付き製品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6217431B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10151357B2 (en) * 2013-01-30 2018-12-11 Ntn Corporation Rotation transmission device

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6706966B2 (ja) * 2016-04-28 2020-06-10 日本プラスト株式会社 エアバッグ装置のカバー体
KR101987404B1 (ko) * 2017-09-26 2019-06-11 전운관 취약부가 형성된 차량용 내장재
JP7133485B2 (ja) * 2019-01-07 2022-09-08 日本プラスト株式会社 加飾成形品及びその製造方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3932900B2 (ja) * 2002-01-16 2007-06-20 日産自動車株式会社 内装部品
JP2009196610A (ja) * 2008-02-25 2009-09-03 Calsonic Kansei Corp 内装部品縫製部構造
JP2010018099A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 Toyoda Gosei Co Ltd 助手席用エアバッグ装置
JP5468518B2 (ja) * 2010-10-20 2014-04-09 株式会社イノアックコーポレーション 車両内装部材
PL2749458T3 (pl) * 2012-12-28 2015-09-30 Faurecia Innenraum Systeme Gmbh Element wykładzinowy z osłoną poduszki powietrznej i sposób wytwarzania elementu wykładzinowego
JP6127952B2 (ja) * 2013-12-10 2017-05-17 豊田合成株式会社 エアバッグドア及びエアバッグ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10151357B2 (en) * 2013-01-30 2018-12-11 Ntn Corporation Rotation transmission device

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015150951A (ja) 2015-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9260074B2 (en) Vehicle interior panel and vehicle airbag apparatus
US20140333052A1 (en) Automobile airbag door
EP2722238B1 (en) Vehicle interior panel and vehicle airbag device
JP6451551B2 (ja) 自動車用エアバッグドア
JP6237377B2 (ja) 表皮付き製品の端末部の構造
JP6217431B2 (ja) 表皮付き製品
CN102795190B (zh) 特别是用于汽车安全气囊的安全气囊盖及其制造方法
US10773676B2 (en) Spacer fabric having hinge function
WO2017043201A1 (ja) 自動車用エアバッグドア
JP6127952B2 (ja) エアバッグドア及びエアバッグ装置
US7093850B2 (en) Instrument panel with integral hidden door cover and method of manufacture thereof
US8210567B2 (en) Seat side airbag seam
JP6327120B2 (ja) 乗物用シート及びシートパッドの製造方法
JP2017039444A (ja) 自動車用エアバッグドア
JP6117088B2 (ja) エアバッグドア用立体編クッション層及びそのテアライン加工方法
JP7347383B2 (ja) エアバッグ装置
WO2022113513A1 (ja) インストルメントパネル
JP2015140134A (ja) エアバッグドア及びエアバッグ装置
JP2016210218A (ja) エアバッグ装置
US11267428B2 (en) Airbag cover
JP6930470B2 (ja) インストルメントパネル用表皮材の製造方法
JP5895814B2 (ja) 車両用内装パネル及び車両用エアバッグ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160328

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170131

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170403

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170829

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170911

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6217431

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150