JP6214122B1 - 無線通信システム、管理装置および通信経路切り替え方法 - Google Patents

無線通信システム、管理装置および通信経路切り替え方法 Download PDF

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Abstract

【課題】端末の消費電力を抑えるとともに、ユーザデータの通信経路の通信品質が劣化した場合に、別の通信経路に短時間に切り替えることができるようにする。【解決手段】第1の基地局が、通常時の通信経路となる第2の基地局およびバックアップ用の通信経路となる第3の基地局を決定して、接続を要求するメッセージを端末および第2,第3の基地局に送信するとともに、通信を要求するメッセージを第2の基地局に送信し、第2の基地局が、通常時の通信経路として端末と通信中に、その端末からの上り信号の受信状況に基づいて、通信品質の劣化(遮蔽)を検出すると、経路切り替えを要求するメッセージを、第1の基地局に送信し、第1の基地局が、第2の基地局から受信した経路切り替えを要求するメッセージを第3の基地局に転送する。【選択図】図9

Description

本発明は、端末装置と上位ネットワークとの間でのユーザデータの通信を、前記端末装置と無線通信を行う基地局装置を経由して行う無線通信システム、この無線通信システムにおいて端末装置および基地局装置を管理する管理装置、ならびに無線通信システムにおける通信経路切り替え方法に関するものである。
近年、移動体通信の分野では、5G(第5世代移動通信システム)の検討が進められている。5Gでは、高周波数帯、すなわち、高SHF(Super High Frequency)帯やEHF(Extremely High Frequency)帯の利用が想定されているが、この周波数帯では、電波の直進性が強いため、伝搬路の途中に遮蔽物が存在すると、電波が遮蔽されて通信品質が大きく劣化するという問題がある。
このような遮蔽による通信品質の劣化の問題に対して、従来、複数の基地局に接続して、その複数の基地局をともにユーザデータの通信経路として利用する技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2016−171497号公報
さて、前記従来の技術では、端末が複数の基地局と同時に通信するため、通信品質を安定させることができる。しかしながら、端末は自局宛のユーザデータの有無を示す制御チャネルを複数の基地局に対して常時監視する必要があるため、端末の消費電力が増大するという問題があった。また、従来の技術では複数の基地局との通信を継続させるために、同一の内容のパケットを複数の基地局から端末へ送信するため、周波数利用効率が大きく低下するという問題があった。
また、通信品質が劣化すると、別の通信経路に切り替えることが考えられるが、この通信経路の切り替えに時間がかかると、端末において再生中の映像が停止したり、ダウンロード時間が増加したりするなど、体感品質の低下を招くことがある。このため、通信経路を短時間に切り替えることができる技術が望まれる。
そこで、本発明は、端末の消費電力を抑えるとともに、ユーザデータの通信経路の通信品質が劣化した場合に、別の通信経路に短時間に切り替えることができる無線通信システム、管理装置および通信経路切り替え方法を提供することを主な目的とする。
本発明の無線通信システムは、端末装置と上位ネットワークとの間でのユーザデータの通信を、前記端末装置と無線通信を行う基地局装置を経由して行う無線通信システムであって、前記端末装置と、ユーザデータの通常時の通信経路となる主基地局装置およびバックアップ用の通信経路となるバックアップ用基地局装置からなる複数の基地局装置と、前記端末装置および前記基地局装置を管理する管理装置と、を備え、前記管理装置は、前記端末装置および前記基地局装置と通信を行う通信部と、前記主基地局装置、および前記バックアップ用基地局装置を決定して、接続を要求するメッセージを前記端末装置および前記主基地局装置および前記バックアップ用基地局装置に送信するとともに、通信を要求するメッセージを前記主基地局装置に送信し、前記主基地局装置から、経路切り替えを要求するメッセージを受信すると、そのメッセージを前記バックアップ用基地局装置に転送する制御部と、を有し、前記基地局装置は、前記端末装置および前記管理装置と通信を行う通信部と、前記管理装置から受信した前記メッセージに応じて、前記端末装置との間の接続および通信を制御し、前記主基地局装置として前記端末装置と通信中に、その端末装置からの上り信号の受信状況に基づいて、通信品質の劣化を検出すると、経路切り替えを要求するメッセージを、前記管理装置に送信する制御部と、を有し、前記端末装置は、前記管理装置および前記基地局装置と通信を行う通信部と、前記管理装置から受信した前記メッセージに応じて、前記基地局装置との間の接続および通信を制御する制御部と、を有する構成とする。
本発明の管理装置は、端末装置および前記端末装置と無線通信を行う基地局装置を管理する管理装置であって、前記端末装置および前記基地局装置と通信を行う通信部と、前記基地局装置の中から、通常時の通信経路となる主基地局装置、およびバックアップ用の通信経路となるバックアップ用基地局装置を決定して、接続を要求するメッセージを前記端末装置および前記主基地局装置および前記バックアップ用基地局装置に送信するとともに、通信を要求するメッセージを前記主基地局装置に送信し、前記主基地局装置から、通信品質の劣化が発生した場合に送信される、経路切り替えを要求するメッセージを受信すると、そのメッセージを前記バックアップ用基地局装置に転送する制御部と、を備える構成とする。
また、本発明の通信経路切り替え方法は、端末装置と無線通信を行う基地局装置を切り替える通信経路切り替え方法であって、前記端末装置および前記基地局装置を管理する管理装置が、通常時の通信経路となる主基地局装置、およびバックアップ用の通信経路となるバックアップ用基地局装置を決定して、接続を要求するメッセージを前記端末装置および前記主基地局装置および前記バックアップ用基地局装置に送信するとともに、通信を要求するメッセージを前記主基地局装置に送信し、前記主基地局装置および前記バックアップ用基地局装置が、前記管理装置から受信した前記メッセージに応じて、前記端末装置との間の接続を完了し、前記主基地局装置が、前記端末装置と通信中に、その端末装置からの上り信号の受信状況に基づいて、通信品質の劣化を検出すると、経路切り替えを要求するメッセージを、前記管理装置に送信し、前記管理装置が、前記主基地局装置から、経路切り替えを要求するメッセージを受信すると、そのメッセージを前記バックアップ用基地局装置に転送する構成とする。
本発明によれば、通常時の通信経路となる基地局装置とともにバックアップ用の通信経路となる基地局装置が事前に端末と接続されるため、通信品質の劣化により通信経路の切り替えが必要となると、通常時の通信経路となる基地局装置からバックアップ用の通信経路となる基地局装置に通信経路を切り替える処理を短時間に行うことができる。また、バックアップ用の通信経路となる基地局装置は、事前に端末に接続するが、端末と通信しないため、端末の消費電力を抑えることができる。また、バックアップ用の通信経路となる基地局装置に対する経路切り替えの要求を、管理装置を介して行うことから、基地局装置で接続状態管理を行う必要がないため、基地局装置の構成を簡素化することができる。
第1実施形態に係る無線通信システムの全体構成図 基地局2〜4が形成するセルの状況を示す説明図 端末1の概略構成を示すブロック図 第1の基地局2の概略構成を示すブロック図 接続状態管理テーブルの一例を示す説明図 第2の基地局3の概略構成を示すブロック図 第3の基地局4の概略構成を示すブロック図 初期接続時の動作手順を示すシーケンス図 経路切り替え時の動作手順を示すシーケンス図 比較例における経路切り替え時の動作手順を示すシーケンス図 経路切り替え時の状況を示す説明図 第2実施形態に係る第2の基地局3の概略構成を示すブロック図 第2実施形態に係る経路切り替え時の動作手順を示すシーケンス図 第3実施形態に係る第1の基地局2の概略構成を示すブロック図 第3実施形態に係る経路切り替え時の動作手順を示すシーケンス図 第4実施形態に係る端末1の概略構成を示すブロック図 第4実施形態に係る端末1での制御チャネルの監視状況を示す説明図 第5実施形態に係る端末1での制御チャネルの監視状況を示す説明図 第6実施形態に係る端末1での制御チャネルの監視状況を示す説明図
前記課題を解決するためになされた第1の発明は、端末装置と上位ネットワークとの間でのユーザデータの通信を、前記端末装置と無線通信を行う基地局装置を経由して行う無線通信システムであって、前記端末装置と、ユーザデータの通常時の通信経路となる主基地局装置およびバックアップ用の通信経路となるバックアップ用基地局装置からなる複数の基地局装置と、前記端末装置および前記基地局装置を管理する管理装置と、を備え、前記管理装置は、前記端末装置および前記基地局装置と通信を行う通信部と、前記主基地局装置、および前記バックアップ用基地局装置を決定して、接続を要求するメッセージを前記端末装置および前記主基地局装置および前記バックアップ用基地局装置に送信するとともに、通信を要求するメッセージを前記主基地局装置に送信し、前記主基地局装置から、経路切り替えを要求するメッセージを受信すると、そのメッセージを前記バックアップ用基地局装置に転送する制御部と、を有し、前記基地局装置は、前記端末装置および前記管理装置と通信を行う通信部と、前記管理装置から受信した前記メッセージに応じて、前記端末装置との間の接続および通信を制御し、前記主基地局装置として前記端末装置と通信中に、その端末装置からの上り信号の受信状況に基づいて、通信品質の劣化を検出すると、経路切り替えを要求するメッセージを、前記管理装置に送信する制御部と、を有し、前記端末装置は、前記管理装置および前記基地局装置と通信を行う通信部と、前記管理装置から受信した前記メッセージに応じて、前記基地局装置との間の接続および通信を制御する制御部と、を有する構成とする。
これによると、通常時の通信経路となる基地局装置とともにバックアップ用の通信経路となる基地局装置が事前に端末と接続されるため、通信品質の劣化により通信経路の切り替えが必要となると、通常時の通信経路となる基地局装置からバックアップ用の通信経路となる基地局装置に通信経路を切り替える処理を短時間に行うことができる。また、バックアップ用の通信経路となる基地局装置は、事前に端末に接続するが、端末と通信しないため、端末の消費電力を抑えることができる。また、バックアップ用の通信経路となる基地局装置に対する経路切り替えの要求を、管理装置を介して行うことから、基地局装置で接続状態管理を行う必要がないため、基地局装置の構成を簡素化することができる。
また、第2の発明は、端末装置と上位ネットワークとの間でのユーザデータの通信を、前記端末装置と無線通信を行う基地局装置を経由して行う無線通信システムであって、前記端末装置と、ユーザデータの通常時の通信経路となる主基地局装置およびバックアップ用の通信経路となるバックアップ用基地局装置からなる複数の基地局装置と、前記端末装置および前記基地局装置を管理する管理装置と、を備え、前記管理装置は、前記端末装置および前記基地局装置と通信を行う通信部と、前記主基地局装置、および前記バックアップ用基地局装置を決定して、接続を要求するメッセージを前記端末装置および前記主基地局装置および前記バックアップ用基地局装置に送信するとともに、通信を要求するメッセージを前記主基地局装置に送信する制御部と、を有し、前記基地局装置は、前記端末装置および前記管理装置と通信を行う通信部と、前記管理装置から受信した前記メッセージに応じて、前記端末装置との間の接続および通信を制御し、前記主基地局装置として前記端末装置と通信中に、その端末装置からの上り信号の受信状況に基づいて、通信品質の劣化を検出すると、経路切り替えを要求するメッセージを、前記バックアップ用基地局装置に送信する制御部と、を有し、前記端末装置は、前記管理装置および前記基地局装置と通信を行う通信部と、前記管理装置から受信した前記メッセージに応じて、前記基地局装置との間の接続および通信を制御する制御部と、を有する構成とする。
これによると、第1の発明と同様に、端末の消費電力を抑えるとともに、ユーザデータの通信経路の通信品質が劣化した場合に、別の通信経路に短時間に切り替えることができる。また、通常時の通信経路となる基地局装置からバックアップ用の通信経路となる基地局装置に経路切り替えを要求するメッセージが直接送信されるため、経路切り替えに有する時間を短縮することができる。
また、第3の発明は、端末装置と上位ネットワークとの間でのユーザデータの通信を、前記端末装置と無線通信を行う基地局装置を経由して行う無線通信システムであって、前記端末装置と、ユーザデータの通常時の通信経路となる主基地局装置およびバックアップ用の通信経路となるバックアップ用基地局装置からなる複数の基地局装置と、前記端末装置および前記基地局装置を管理する管理装置と、を備え、前記管理装置は、前記端末装置および前記基地局装置と通信を行う通信部と、前記主基地局装置、および前記バックアップ用基地局装置を決定して、接続を要求するメッセージを前記端末装置および前記主基地局装置および前記バックアップ用基地局装置に送信するとともに、通信を要求するメッセージを前記主基地局装置に送信し、前記端末装置から受信したメッセージに含まれる無線品質情報に基づいて、通信品質の劣化を検出すると、経路切り替えを要求するメッセージを、前記バックアップ用基地局装置に送信する制御部と、を有し、前記基地局装置は、前記端末装置および前記管理装置と通信を行う通信部と、前記管理装置から受信した前記メッセージに応じて、前記端末装置との間の接続および通信を制御する制御部と、を有し、前記端末装置は、前記管理装置および前記基地局装置と通信を行う通信部と、前記管理装置から受信した前記メッセージに応じて、前記基地局装置との間の接続および通信を制御する制御部と、を有する構成とする。
これによると、第1の発明と同様に、端末の消費電力を抑えるとともに、ユーザデータの通信経路の通信品質が劣化した場合に、別の通信経路に短時間に切り替えることができる。また、管理装置が、通信品質の劣化を検出するため、基地局装置の各々に通信品質の劣化を検出する機能を設ける必要がなくなり、基地局装置の構成を簡素化することができる。
また、第4の発明は、前記管理装置は、マクロセルを構成する制御プレーンの基地局装置であり、前記基地局装置は、スモールセルを構成するユーザプレーンの基地局装置である構成とする。
これによると、マクロセルを構成する制御プレーンの基地局装置では、端末装置との間での制御データのやり取りが集約されており、また、通信エリアが大きいため、端末装置および基地局装置の管理を効率よく行うことができる。
また、第5の発明は、前記管理装置の前記制御部は、高SHF帯またはEHF帯を利用した通信を行う前記基地局装置を、前記主基地局装置として選択し、低SHF帯を利用した通信を行う前記基地局装置を、前記バックアップ用基地局装置として選択する構成とする。
これによると、高SHF帯またはEHF帯の基地局装置は、スループットが高いため、ユーザデータの通信経路に適している。また、マクロセルの基地局装置では、高SHF帯またはEHF帯の基地局装置のトラフィックを収容できないため、バックアップ用の通信経路に適していないが、低SHF帯の基地局装置は、スループットが比較的高く、また、遮蔽物の影響を受けにくいため、バックアップ用の通信経路に適している。
また、第6の発明は、前記端末装置の前記制御部は、前記バックアップ用基地局装置との接続が完了すると、当該バックアップ用基地局装置に関する制御チャネルの全ての領域の監視を停止し、前記主基地局装置との間の通信品質の劣化を検出すると、当該バックアップ用基地局装置に関する制御チャネルの全ての領域を監視する状態に移行する構成とする。
これによると、端末の消費電力を抑えることができる。
また、第7の発明は、前記端末装置の前記制御部は、前記バックアップ用基地局装置との接続が完了すると、当該バックアップ用基地局装置に関する制御チャネルの一部の領域のみを監視し、当該バックアップ用基地局装置からの制御データを受信すると、当該バックアップ用基地局装置に関する制御チャネルの全ての領域を監視する状態に移行する構成とする。
これによると、端末の消費電力を抑えることができる。また、通常時の通信経路となる基地局装置、およびバックアップ用の通信経路となる基地局装置と、同時に制御データのやり取りを行うことが可能となる。
また、第8の発明は、前記端末装置の前記制御部は、前記バックアップ用基地局装置との接続が完了すると、当該バックアップ用基地局装置に関する制御チャネルの全ての領域を監視しない非監視状態と、前記制御チャネルの一部の領域のみを監視する限定監視状態と、を所定周期で交互に繰り返す制御を行い、当該バックアップ用基地局装置からの制御データを受信すると、当該バックアップ用基地局装置に関する制御チャネルの全ての領域を監視する状態に移行する構成とする。
これによると、端末の消費電力を抑えることができる。また、通常時の通信経路となる基地局装置、およびバックアップ用の通信経路となる基地局装置と、同時に制御データのやり取りを行うことが可能となる。
また、第9の発明は、端末装置および前記端末装置と無線通信を行う基地局装置を管理する管理装置であって、前記端末装置および前記基地局装置と通信を行う通信部と、前記基地局装置の中から、通常時の通信経路となる主基地局装置、およびバックアップ用の通信経路となるバックアップ用基地局装置を決定して、接続を要求するメッセージを前記端末装置および前記主基地局装置および前記バックアップ用基地局装置に送信するとともに、通信を要求するメッセージを前記主基地局装置に送信し、前記主基地局装置から、通信品質の劣化が発生した場合に送信される、経路切り替えを要求するメッセージを受信すると、そのメッセージを前記バックアップ用基地局装置に転送する制御部と、を備える構成とする。
これによると、第1の発明と同様に、端末の消費電力を抑えるとともに、ユーザデータの通信経路の通信品質が劣化した場合に、別の通信経路に短時間に切り替えることができ、さらに、基地局装置の構成を簡素化することができる。
また、第10の発明は、端末装置および前記端末装置と無線通信を行う基地局装置を管理する管理装置であって、前記端末装置および前記基地局装置と通信を行う通信部と、前記基地局装置の中から、通常時の通信経路となる主基地局装置、およびバックアップ用の通信経路となるバックアップ用基地局装置を決定して、接続を要求するメッセージを前記端末装置および前記主基地局装置および前記バックアップ用基地局装置に送信するとともに、通信を要求するメッセージを前記主基地局装置に送信し、前記主基地局装置から、通信品質の劣化が発生した場合に送信される、経路切り替えを報告するメッセージを受信する制御部と、を備える構成とする。
これによると、第2の発明と同様に、端末の消費電力を抑えるとともに、ユーザデータの通信経路の通信品質が劣化した場合に、別の通信経路に短時間に切り替えることができ、さらに、経路切り替えに有する時間を短縮することができる。
また、第11の発明は、端末装置および前記端末装置と無線通信を行う基地局装置を管理する管理装置であって、前記端末装置および前記基地局装置と通信を行う通信部と、前記基地局装置の中から、通常時の通信経路となる主基地局装置、およびバックアップ用の通信経路となるバックアップ用基地局装置を決定して、接続を要求するメッセージを前記端末装置および前記主基地局装置および前記バックアップ用基地局装置に送信するとともに、通信を要求するメッセージを前記主基地局装置に送信し、前記端末装置から受信したメッセージに含まれる無線品質情報に基づいて、前記主基地局装置と前記端末装置との間の通信品質の劣化を検出すると、経路切り替えを要求するメッセージを、前記バックアップ用基地局装置に送信する制御部と、を備える構成とする。
これによると、第3の発明と同様に、端末の消費電力を抑えるとともに、ユーザデータの通信経路の通信品質が劣化した場合に、別の通信経路に短時間に切り替えることができ、さらに、基地局装置の構成を簡素化することができる。
また、第12の発明は、端末装置と無線通信を行う基地局装置を切り替える通信経路切り替え方法であって、前記端末装置および前記基地局装置を管理する管理装置が、通常時の通信経路となる主基地局装置、およびバックアップ用の通信経路となるバックアップ用基地局装置を決定して、接続を要求するメッセージを前記端末装置および前記主基地局装置および前記バックアップ用基地局装置に送信するとともに、通信を要求するメッセージを前記主基地局装置に送信し、前記主基地局装置および前記バックアップ用基地局装置が、前記管理装置から受信した前記メッセージに応じて、前記端末装置との間の接続を完了し、前記主基地局装置が、前記端末装置と通信中に、その端末装置からの上り信号の受信状況に基づいて、通信品質の劣化を検出すると、経路切り替えを要求するメッセージを、前記管理装置に送信し、前記管理装置が、前記主基地局装置から、経路切り替えを要求するメッセージを受信すると、そのメッセージを前記バックアップ用基地局装置に転送する構成とする。
これによると、第1の発明と同様に、端末の消費電力を抑えるとともに、ユーザデータの通信経路の通信品質が劣化した場合に、別の通信経路に短時間に切り替えることができ、さらに、基地局装置の構成を簡素化することができる。
また、第13の発明は、端末装置と無線通信を行う基地局装置を切り替える通信経路切り替え方法であって、前記端末装置および前記基地局装置を管理する管理装置が、通常時の通信経路となる主基地局装置、およびバックアップ用の通信経路となるバックアップ用基地局装置を決定して、接続を要求するメッセージを前記端末装置および前記主基地局装置およびバックアップ用基地局装置に送信するとともに、通信を要求するメッセージを前記主基地局装置に送信し、前記主基地局装置および前記バックアップ用基地局装置が、前記管理装置から受信した前記メッセージに応じて、前記端末装置との間の接続を完了し、前記主基地局装置が、前記端末装置と通信中に、その端末装置からの上り信号の受信状況に基づいて、通信品質の劣化を検出すると、経路切り替えを要求するメッセージを、前記バックアップ用基地局装置に送信する構成とする。
これによると、第2の発明と同様に、端末の消費電力を抑えるとともに、ユーザデータの通信経路の通信品質が劣化した場合に、別の通信経路に短時間に切り替えることができ、さらに、経路切り替えに有する時間を短縮することができる。
また、第14の発明は、端末装置と無線通信を行う基地局装置を切り替える通信経路切り替え方法であって、前記端末装置および前記基地局装置を管理する管理装置が、通常時の通信経路となる主基地局装置、およびバックアップ用の通信経路となるバックアップ用基地局装置を決定して、接続を要求するメッセージを前記端末装置および前記主基地局装置およびバックアップ用基地局装置に送信するとともに、通信を要求するメッセージを前記主基地局装置に送信し、前記主基地局装置および前記バックアップ用基地局装置が、前記管理装置から受信した前記メッセージに応じて、前記端末装置との間の接続を完了し、前記管理装置が、前記主基地局装置と前記端末装置との通信中に、前記端末装置から受信したメッセージに含まれる無線品質情報に基づいて、通信品質の劣化を検出すると、経路切り替えを要求するメッセージを、前記バックアップ用基地局装置に送信する構成とする。
これによると、第3の発明と同様に、端末の消費電力を抑えるとともに、ユーザデータの通信経路の通信品質が劣化した場合に、別の通信経路に短時間に切り替えることができ、さらに、基地局装置の構成を簡素化することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る無線通信システムの全体構成図である。図2は、基地局2〜4が形成するセルの状況を示す説明図である。
この無線通信システムは、端末1(端末装置)と、この端末1と無線通信を行う第1の基地局2(基地局装置)、第2の基地局3(基地局装置)、および第3の基地局4(基地局装置)と、を備えている。
第1〜第3の基地局2〜4は、X2インターフェースまたはXnインターフェースを介して相互に接続されている。また、第1〜第3の基地局2〜4は、S1インターフェースまたはNG−Uインターフェース、および上位のコアネットワークを介してインターネットに接続されている。コアネットワークには、サービングゲートウェイ装置5(S−GW)と、モビリティマネージメント装置6(MME)とが配置されている。なお、本実施形態では、コアネットワークの各ノードを4G相当の名称(S−GW、MME)で記載するが、この名称は5Gでは変更されることがある。
第1の基地局2は、UHF帯を利用した無線通信を行うものであり、マクロセルを形成する(図2参照)。この第1の基地局2は、制御信号を伝送するための制御プレーン(C−Plane)の基地局となる。なお、第1の基地局2は、ユーザデータを伝送するためのユーザプレーン(U−Plane)の基地局として使用することも可能である。
第2の基地局3は、高SHF帯またはEHF帯を利用した無線通信を行うものであり、スモールセルを形成する(図2参照)。第3の基地局4は、低SHF帯を利用した無線通信を行うものであり、スモールセルを形成する(図2参照)。この第2,第3の基地局3,4は、ユーザデータを伝送するためのユーザプレーン(U−Plane)の基地局となる。
マクロセル、低SHF帯のスモールセル、および高SHF帯のスモールセルの各通信エリアは重畳して配置されており、端末1は、第1〜第3の基地局2〜4を同時に利用することができる。
次に、端末1の概略構成について説明する。図3は、端末1の概略構成を示すブロック図である。
端末1は、無線通信部11と、制御部12と、記憶部13と、を備えている。
無線通信部11は、基地局2〜4との間で無線通信を行う。
記憶部13は、無線通信部11で送受信される制御データやユーザデータを記憶する。また、記憶部13は、制御部12で実行されるプログラムを記憶する。
制御部12は、接続状態管理部15と、制御チャネル監視部16と、を備えている。この制御部12はプロセッサで構成され、制御部12の各部は、記憶部13に記憶されたプログラムをプロセッサに実行させることで実現される。
接続状態管理部15は、現在接続中の基地局3,4、すなわち、通常時の通信経路となる第2の基地局3(主基地局装置)、およびその第2の基地局3と端末1との間の通信に遮蔽による通信品質の劣化が発生した場合にバックアップ用の通信経路となる第3の基地局4(バックアップ用基地局装置)を管理する。
制御チャネル監視部16は、現在接続中の各基地局3,4に割り当てられた制御チャネル、例えばPDCCH(Physical Downlink Control Channel、物理下り制御チャネル)を監視し、受信した制御チャネルから自局宛の制御チャネルを検出する。
次に、第1の基地局2の概略構成について説明する。図4は、第1の基地局2の概略構成を示すブロック図である。
第1の基地局2は、無線通信部21と、基地局間通信部22と、制御部23と、記憶部24と、を備えている。
無線通信部21は、端末1との間で無線通信を行う。
基地局間通信部22は、X2インターフェースを介して第2,第3の基地局3,4との間で通信を行う。
記憶部24は、無線通信部21および基地局間通信部22で送受信される制御データやユーザデータを記憶する。また、記憶部24は、制御部23で実行されるプログラムを記憶する。
制御部23は、設定制御部25と、接続状態管理部26と、を備えている。この制御部23はプロセッサで構成され、制御部23の各部は、記憶部24に記憶されたプログラムをプロセッサに実行させることで実現される。
設定制御部25は、RRC(無線リソース制御)に関する設定、変更および管理などの処理を行う。例えば、端末1と接続するユーザプレーンの基地局3,4、すなわち、ユーザデータの通常時の通信経路となる基地局3、およびバックアップ用の通信経路となる基地局4を決定する。また、設定制御部25は、他の基地局2〜4との間でやり取りするメッセージや、端末1との間でやり取りするメッセージを生成する。
ここで、本実施形態では、ユーザデータの通信経路として端末1と接続する基地局3,4を決定する際には、スループットが高い高SHF帯を利用する第2の基地局3が、通常時の通信経路として優先して選択され、低SHF帯を利用する第3の基地局4が、バックアップ用の通信経路として選択される。
接続状態管理部26は、端末1ごとに、現在接続中の基地局3,4、すなわち、通常時の通信経路となる第2の基地局3およびバックアップ用の通信経路となる第3の基地局4を管理する。
次に、接続状態管理部26で用いられる接続状態管理テーブルについて説明する。図5は、接続状態管理テーブルの一例を示す説明図である。
接続状態管理部26は、接続状態管理テーブル(接続状態管理情報)を用いて、端末1ごとに、現在接続中の基地局3,4、すなわち、通常時の通信経路となる第2の基地局3およびバックアップ用の通信経路となる第3の基地局4を管理する。この接続状態管理テーブルは記憶部44に記憶される。
接続状態管理テーブルには、第1の基地局2(MeNB)、第2の基地局3(SeNB)および第3の基地局4(TeNB)の各項目に、現在接続中の基地局2〜4の識別情報(セルID)が端末1ごとに登録されている。また、接続状態管理テーブルには、端末1ごとに、C−Planeの項目に、C−Plane通信を行う基地局2(MeNB)が登録され、主U−Planeの項目に、通常時のU−Plane通信を行う、すなわち、ユーザデータの通常時の通信経路となっている基地局3,4(SeNBおよびTeNB)が登録され、バックアップU−Planeの項目に、バックアップ時のU−Plane通信を行う、すなわち、バックアップ用の通信経路となっている基地局3,4(SeNBおよびTeNB)が登録されている。なお、第3の基地局4(TeNB)の項目や、バックアップU−Planeの項目では、状況に応じて基地局3,4が登録されない場合がある。
ここで、初期接続時に、端末1に接続する基地局3,4が決定されて、端末1が基地局3,4と接続されると、その端末1および接続中の基地局3,4に関する情報が接続状態管理テーブルに新規に登録される。また、経路切り替えが発生すると、切り替え元の基地局3,4から切り替え先3,4の基地局に変更するように、接続状態管理テーブルのU−Planeの項目が更新される。
次に、第2の基地局3の概略構成について説明する。図6は、第2の基地局3の概略構成を示すブロック図である。
第2の基地局3は、無線通信部31と、基地局間通信部32と、制御部33と、記憶部34と、を備えている。
無線通信部31は、端末1との間で無線通信を行う。
基地局間通信部32は、X2インターフェースを介して第1,第3の基地局2,4との間で通信を行う。
記憶部34は、無線通信部31および基地局間通信部32で送受信される制御データやユーザデータを記憶する。また、記憶部34は、制御部33で実行されるプログラムを記憶する。
制御部33は、遮蔽検出部35と、設定制御部36と、制御データ生成部37と、を備えている。この制御部33はプロセッサで構成され、制御部33の各部は、記憶部34に記憶されたプログラムをプロセッサに実行させることで実現される。
遮蔽検出部35は、端末1からの上り信号、例えばL2制御信号、具体的には、上りACK/NACK信号や、CQI(Channel Quality Indicator)信号などの受信状況(例えば、受信間隔など)に基づいて、端末1との間の通信の遮蔽を検出する。なお、L2制御信号以外に、L1の無線品質情報(受信電力やSN等)に基づいて、遮蔽を検出するようにしてもよい。また、NACKの連続受信回数や未受信期間、CQIの急激な変化に基づいて、遮蔽を検出するようにしてもよい。
なお、本実施形態では、第2の基地局3において、端末1からの上り信号の受信状況に基づいて、端末1との間の通信の遮蔽を検出するようにしたが、端末1において、第2の基地局3との間の通信の遮蔽を検出して、その検出結果を、測定報告(Measurement Report)のメッセージで第1の基地局2に通知し、さらに第1の基地局2から第2の基地局3に通知するようにしてもよい。
設定制御部36は、基地局2,4との間でやり取りするメッセージや、端末1との間でやり取りするメッセージを生成する。
制御データ生成部37は、端末1の接続状態に応じて、端末1との間での制御データの伝送に利用する制御チャネル、例えばPDCCHを割り当てるマッピングを行い、自装置と端末1との制御データの伝送に割り当てた制御チャネルに関する制御データを生成する。この制御データは、所定のメッセージに付加して端末1に送信される。
次に、第3の基地局4の概略構成について説明する。図7は、第3の基地局4の概略構成を示すブロック図である。
第3の基地局4は、第2の基地局3と同様に、無線通信部41と、基地局間通信部42と、制御部43と、記憶部44と、を備えている。また、制御部43は、第2の基地局3と同様に、遮蔽検出部45と、設定制御部46と、制御データ生成部47と、を備えている。
次に、本システムにおける初期接続時の動作手順について説明する。図8は、初期接続時の動作手順を示すシーケンス図である。
まず、端末1から第1の基地局2に測定報告(Measurement Report)のメッセージが送信される。第1の基地局2では、設定制御部25において、端末1から受信した測定報告のメッセージに含まれる接続先候補の情報に基づいて、第2の基地局3が通常時の通信経路として決定され、第3の基地局4がバックアップ用の通信経路として決定される。
次に、第1の基地局2から、第2の基地局3の追加を要求する追加要求(SeNB Addition Request)のメッセージが第2の基地局3に送信される。また、第3の基地局4の追加を要求する追加要求(TeNB Addition Request)のメッセージが第3の基地局4に送信される。そして、第2の基地局3から、追加要求承認(SeNB Addition Request Acknowledge)のメッセージが第1の基地局2に送信される。また、第3の基地局4から、追加要求承認(TeNB Addition Request Acknowledge)のメッセージが第1の基地局2に送信される。
なお、第1の基地局2では、まず、追加要求(SeNB Addition Request)のメッセージを第2の基地局3に送信し、これに応じて第2の基地局3から送信される追加要求承認(SeNB Addition Request Acknowledge)のメッセージを受信して、第2の基地局3との接続が完了した後、追加要求(TeNB Addition Request)のメッセージを第3の基地局4に送信して、第3の基地局4との接続を行うようにしてもよい。
次に、第1の基地局2から接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)のメッセージが端末1に送信される。そして、端末1から接続再構成完了(RRC Connection Reconfiguration Complete)のメッセージが第1の基地局2に送信される。
次に、第1の基地局2から再構成完了(SeNB Reconfiguration Complete)のメッセージが第2の基地局3に送信される。また、第1の基地局2から再構成完了(TeNB Reconfiguration Complete)のメッセージが第3の基地局4に送信される。
次に、端末1と第2の基地局3との間でランダムアクセス手順(Random Access Procedure)が実行される。また、端末1と第3の基地局4との間でランダムアクセス手順(Random Access Procedure)が実行される。
なお、図8に示すタイミングで、第3の基地局4との間のランダムアクセス手順(Random Access Procedure)を実施して上りの同期をとっても、実際に通信を行う際に同期がずれている可能性があるので、第3の基地局4との間のランダムアクセス手順を、第3の基地局4と通信を開始する際に行うようにしてもよい。
次に、第1の基地局2から、データ転送状況通知(SN Status Transfer)のメッセージ(通信を要求するメッセージ)が第2の基地局3に送信される。このデータ転送状況通知のメッセージは、ユーザデータの転送状況を表すものであるが、このデータ転送状況通知により、第2の基地局3では、端末1との通信の要求を認識することができる。
次に、サービングゲートウェイ装置と第1の基地局2と第2の基地局3との間で、未送信のユーザデータを転送する処理(Data Forwarding)が行われる。そして、端末1と第2の基地局3との間でユーザデータの通信が開始される。
なお、第1の基地局2から端末1に送信される接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)のメッセージでは、第2の基地局3と第3の基地局4とを個別に設定する内容のメッセージを別々に送信するようにしてもよい。
次に、本システムにおける経路切り替え時の動作手順について説明する。図9は、経路切り替え時の動作手順を示すシーケンス図である。
本実施形態では、初期接続(図8参照)において、端末1が、通常時の通信経路となる第2の基地局3と、バックアップ用の通信経路となる第3の基地局4とに接続され、端末1と第2の基地局3との間でユーザデータの通信が開始される。
ここで、第2の基地局3の遮蔽検出部35において、端末1との間の通信に遮蔽が検出されると、第2の基地局3から、データ転送状況通知(SN Status Transfer)のメッセージ(経路切り替えを要求するメッセージ)が第1の基地局2に送信される。そして、第1の基地局2から、同様のデータ転送状況通知(SN Status Transfer)のメッセージ(経路切り替えを要求するメッセージ)が第3の基地局4に送信される。この処理には例えば120msの時間を要する。なお、ここでは4GのX2インターフェースを例に説明しており、X2インターフェースの最大遅延は一般的に60msとされているため、双方向で合計120msとしているが、5Gの場合はさらに短い時間となる。
ここで、データ転送状況通知(SN Status Transfer)のメッセージは、ユーザデータの転送状況を表すものであるが、このデータ転送状況通知により、第1の基地局2や第3の基地局4では、経路切り替えの要求を認識することができる。
次に、サービングゲートウェイ装置と第1の基地局2と第3の基地局4との間で、端末1に未送信のユーザデータを切り替え先の第3の基地局4に転送するデータ転送処理(Data Forwarding)が行われる。そして、端末1と第3の基地局4との間でユーザデータの通信が開始される。
なお、データ転送状況通知(SN Status Transfer)のメッセージには、送受信済みのユーザデータのシーケンス番号が含まれており、このシーケンス番号により、データ転送処理(Data Forwarding)での未送信のユーザデータを認識することができる。
このように本実施形態では、通常時の通信経路となる第2の基地局3とともにバックアップ用の通信経路となる第3の基地局4の初期接続を完了させておくため、遮蔽が検出されると、短時間に通信経路を切り替えてユーザデータの通信を再開することができる。
なお、図9に示す例では、経路切り替えを要求するメッセージとして、第2の基地局3から第1の基地局2にデータ転送状況通知(SN Status Transfer)のメッセージを送信するようにしたが、第2の基地局3から第1の基地局2に切り替え指示(Change Request)のメッセージを送信するようにしてもよい。
次に、本実施形態のように事前に初期接続を行わずに通信経路を切り替える比較例について説明する。図10は、比較例における経路切り替え時の動作手順を示すシーケンス図である。
まず、端末1から第1の基地局2に測定報告(Measurement Report)のメッセージが送信される。第1の基地局2では、端末1から受信した測定報告のメッセージに含まれる無線品質情報に基づいて、端末1と第2の基地局3との間の通信の遮蔽を検出すると、測定報告のメッセージに含まれる接続先候補の情報に基づいて、新たな接続先を決定する処理が行われ、第3の基地局4が新たな接続先として決定される。
次に、第1の基地局2から第3の基地局4に、第3の基地局4の追加を要求する追加要求(TeNB Addition Request)のメッセージが送信される。そして、第3の基地局4から第1の基地局2に、追加要求承認(TeNB Addition Request Acknowledge)のメッセージが送信される。また、第1の基地局2から第2の基地局3に、解放要求(SeNB Release Request)のメッセージが送信される。これらの処理には例えば180msの時間を要する。
次に、第1の基地局2から端末1に、接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)のメッセージが送信される。そして、端末1から第1の基地局2に、接続再構成完了(RRC Connection Reconfiguration Complete)のメッセージが送信される。これらの処理には双方向で例えば30msの時間を要する。
次に、第1の基地局2から第3の基地局4に再構成完了(TeNB Reconfiguration Complete)のメッセージが送信される。この処理には例えば60msの時間を要する。
次に、端末1と第3の基地局4との間でランダムアクセス手順(Random Access Procedure)が実行される。この処理には例えば30msの時間を要する。
次に、第2の基地局3から第1の基地局2に、データ転送状況通知(SN Status Transfer)のメッセージが送信される。そして、第1の基地局2から第3の基地局4に、データ転送状況通知(SN Status Transfer)のメッセージが送信される。これらの処理には例えば120msの時間を要する。
次に、未送信のユーザデータを切り替え先の第3の基地局4に転送する処理(Data Forwarding)が行われる。そして、端末1と第3の基地局4との間でユーザデータの通信が開始される。
このように、事前に初期接続を行わずに通信経路を切り替える場合、遮蔽が検出された後に、端末1を第3の基地局4に接続するため、経路を切り替て通信を再開するまでに長時間(例えば420ms)を要する。
次に、経路切り替え時の状況について説明する。図11は、経路切り替え時の状況を示す説明図である。
本実施形態では、まず、通常時の通信経路となる第2の基地局3と端末1との間で通信が行われ、高SHF帯によるスループットの高い通信状態となる。ここで、第2の基地局3と端末1との間に通信に遮蔽が発生して、NLOS(Non Line Of Sight、見通し外)となると、通信経路が第2の基地局3から、バックアップ用の通信経路となる第3の基地局4に切り替えられる。この経路切り替えが完了すると、端末1と第3の基地局4との間で通信が行われ、低SHF帯によるスループットの低い通信状態となる。
そして、第2の基地局3と端末1との間に通信に遮蔽がなくなり、LOS(Line Of Sight、見通し内)となると、通信経路を第3の基地局4から第2の基地局3に戻す経路切り替えが行われる。この経路切り替えが完了すると、端末1と第2の基地局3との間で通信が行われ、高SHF帯によるスループットの高い通信状態に復帰する。
ここで、図11(B)に示す本実施形態では、図11(A)に示す比較例より経路切り替えに要する時間が短い。すなわち、図11(A)に示す比較例では、経路切り替えに要する時間が例えば420msとなるが、図11(B)に示す本実施形態では、経路切り替えに要する時間が例えば60msとなる。したがって、本実施形態では、遮蔽が発生した際には、比較例より360ms早く、経路切り替えが完了して、低SHF帯によるスループットの低い通信状態で、ユーザデータの送受信を再開することができる。また、遮蔽がなくなった際には、同様に比較例より360ms早く、高SHF帯によるスループットが高い通信状態に復帰することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。なお、ここで特に言及しない点は前記の実施形態と同様である。図12は、第2実施形態に係る第2の基地局3の概略構成を示すブロック図である。図13は、第2実施形態に係る経路切り替え時の動作手順を示すシーケンス図である。
第1実施形態(図4参照)では、第1の基地局2が接続状態管理部26を備え、この接続状態管理部26で、端末1ごとに、現在接続中の基地局3,4、すなわち、通常時の通信経路となる第2の基地局3およびバックアップ用の通信経路となる第3の基地局4を管理するようにしたが、本実施形態では、図12に示すように、第2の基地局3も接続状態管理部38を備えている。
この接続状態管理部38では、第1の基地局2(図5参照)と同様の接続状態管理テーブルで、端末1ごとの接続中の基地局2〜4を管理する。この接続状態管理テーブルの登録情報は、事前に、例えば初期接続が完了したタイミングで、所定のメッセージに付加して第1の基地局2から第2の基地局3に送信され、第2の基地局3の記憶部34に記憶される。
また、第1実施形態(図9参照)では、第2の基地局3において、遮蔽が検出されると、データ転送状況通知(SN Status Transfer)のメッセージ(経路切り替えを要求するメッセージ)を、第2の基地局3から第1の基地局2を介して第3の基地局4に送信するようにしたが、本実施形態では、図13に示すように、第2の基地局3から、データ転送状況通知(SN Status Transfer)のメッセージが第3の基地局4に直接送信される。また第2の基地局3から、データ転送状況通知(SN Status Transfer)のメッセージ(経路切り替えを報告するメッセージ)が第1の基地局2に送信される。この処理には例えば30msの時間を要し、第1実施形態より短い時間で経路を切り替えることができる。
ここで、第1実施形態では、第1の基地局2が、端末1と接続中の第2,第3の基地局3,4を把握しているため、第2の基地局3からのデータ転送状況通知のメッセージに応じて、第3の基地局4にデータ転送状況通知のメッセージを送信することができる。一方、本実施形態では、データ転送状況通知のメッセージを第2の基地局3から第3の基地局4に直接送信するため、第2の基地局3が、端末1と接続中の第3の基地局4を把握していることが必要になる。このため、本実施形態では、図12に示したように、第2の基地局3も接続状態管理部38を備えている。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。なお、ここで特に言及しない点は前記の実施形態と同様である。図14は、第4実施形態に係る第1の基地局2の概略構成を示すブロック図である。図15は、第4実施形態に係る経路切り替え時の動作手順を示すシーケンス図である。
第1実施形態(図6参照)では、通常時の通信経路となる第2の基地局3(主基地局装置)が遮蔽検出部35を備え、この遮蔽検出部35で、端末1からの上り信号の受信状況に基づいて、端末1との間の通信の遮蔽を検出するようにしたが、本実施形態では、図14に示すように、第1の基地局2が遮蔽検出部27を備えている。
この遮蔽検出部27は、端末1から送信される測定報告(Measurement Report)のメッセージに基づいて、第2の基地局3と端末1との間の通信の遮蔽を検出するようにしている。測定報告(Measurement Report)のメッセージには、第2の基地局3からの下り信号の通信品質情報が含まれており、この通信品質情報の値の変動(急激な劣化)に基づいて、遮蔽を検出することができる。
図15に示すように、遮蔽検出部27において遮蔽が検出されると、第1の基地局2(管理装置)から第2の基地局3(主基地局装置)に対して、変更指示(Change Request)のメッセージ(経路切り替えを要求するメッセージ)が送信される。第2の基地局3では、変更指示(Change Request)に応じて、第3の基地局4(バックアップ用基地局装置)にデータ転送状況通知(SN Status Transfer)のメッセージ(経路切り替えを要求するメッセージ)が送信される。また、第1の基地局2にデータ転送状況通知(SN Status Transfer)のメッセージ(経路切り替えを報告するメッセージ)が送信される。
なお、第1の基地局2から第3の基地局4に経路切り替えを要求するメッセージを直接送信するようにしてもよい。また、変更指示(Change Request)のメッセージの代わりに、解放要求(SeNB Release Request)のメッセージを、第1の基地局2から第2の基地局3に送信するようにしてもよい。この場合、第1の基地局2からの解放要求のメッセージを第2の基地局3で受信すると、第2の基地局3から第1の基地局2にデータ転送状況通知(SN Status Transfer)のメッセージが送信され、第1の基地局2から第3の基地局4にデータ転送状況通知(SN Status Transfer)のメッセージが送信される。
また、本実施形態では、第2の基地局3において、端末1からの測定報告(Measurement Report)のメッセージに含まれる通信品質情報に基づいて、端末1との間の通信の遮蔽を検出するようにしたが、端末1において、第2の基地局3との間の通信の遮蔽を検出して、その検出結果を第1の基地局2に報告する、すなわち、遮蔽の検出結果に関する情報を測定報告(Measurement Report)のメッセージに付加して第1の基地局2に送信し、第1の基地局2において、測定報告に含まれる遮蔽の検出結果に基づいて、図15に示した例と同様に、経路切り替えに必要な処理を開始するようにしてもよい。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態について説明する。なお、ここで特に言及しない点は前記の実施形態と同様である。図16は、第4実施形態に係る端末1の概略構成を示すブロック図である。図17は、第4実施形態に係る端末1での制御チャネルの監視状況を示す説明図である。
第1実施形態(図3参照)では、端末1が制御チャネル監視部16を備え、この制御チャネル監視部16で、接続中の各基地局2〜4に割り当てられた制御チャネルを監視するようにしたが、本実施形態では、端末1が、制御チャネル監視部16での制御チャネルの監視を制御する監視制御部17を備えている。
制御チャネル監視部16では、初期接続(図8参照)が完了すると、基地局2〜4ごとの制御データの送受信に割り当てられた制御チャネルの監視が開始される。このとき、端末1は3つの基地局2〜4に同時に接続しているため、多くの制御チャネルを監視する必要がある。このため、図17(A)に示すように、バックアップ用の通信経路となる第3の基地局4に関する制御チャネルでも、全ての領域を常時モニタするようにすると、端末1の消費電力が増大する。
ここで、第3の基地局4は、第2の基地局3と端末1との間の通信に遮蔽が発生した場合のバックアップ用の通信経路として利用される。すなわち、第3の基地局4では、第2の基地局3の通信状況が悪化して初めてユーザデータの送受信が開始され、第2の基地局3の通信状況が悪化していない状況では、ユーザデータの送受信はない。このため、端末1は、バックアップ用の通信経路となる第3の基地局4に関する全てのチャネルを常にモニタする必要がない。
そこで、本実施形態では、監視制御部17において、バックアップ用の通信経路となる第3の基地局4との接続が完了すると、通常時の通信経路となる第2の基地局3との間の通信状態に応じて、第3の基地局4に関する制御チャネルの監視を制御する。
すなわち、第2の基地局3の通信品質が良好な場合には、バックアップが不要なため、第3の基地局4に関する制御チャネルの監視を行わない。一方、第2の基地局3の通信品質が劣化した場合には、バックアップが必要なため、第3の基地局4に関する制御チャネルの監視を行う。具体的には、図17(B)に示すように、まず、第3の基地局4に関する制御チャネルの全領域を監視しない非監視状態とし、第2の基地局3との間の通信に遮蔽を検出すると、第3の基地局4に関する制御チャネルの全領域を監視する監視状態に移行するように制御する。
なお、図17は、制御チャネルの監視状況を概念的に示した説明図であり、制御チャネル数や時間軸方向のモニタの配置は適宜変更される。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態について説明する。なお、ここで特に言及しない点は前記の実施形態と同様である。図18は、第5実施形態に係る端末1での制御チャネルの監視状況を示す説明図である。
第4実施形態(図17参照)では、通常時の通信経路となる第2の基地局3と端末1との間の通信に遮蔽が発生したタイミングで、バックアップ用の通信経路となる第3の基地局4に関する制御チャネルの監視状況を、非監視状態から監視状態に切り替えるようにしたが、本実施形態では、図18(A)に示すように、バックアップ用の通信経路となる第3の基地局4に関する制御チャネルで、モニタする制御チャネルを限定するようにしている。
そして、端末1は、第3の基地局4に関する制御チャネルが限定監視状態で、自局宛の制御チャネルを受信する、すなわち、第3の基地局4から送信される制御データを受信すると、第3の基地局4に関する制御チャネルの全領域を監視する監視状態に移行する。
また、通信経路が、通常時の通信経路となる第2の基地局3から、バックアップ用の通信経路となる第3の基地局4に切り替えられて第2の基地局3が非通信状態となると、第2の基地局3に関する制御チャネルを監視する必要がなくなる。そこで、本実施形態では、図18(B)に示すように、第2の基地局3に関する制御チャネルでは、通信経路が第3の基地局4に切り替えられると、モニタする制御チャネルを限定する限定監視状態に移行する。これにより、端末1の消費電力をより一層抑えることができる。
なお、限定する監視領域に関する情報は、初期接続時に事前に第1の基地局2を介して第2,第3の基地局3,4との間で交換しておくようにすればよい。そして、限定監視状態において第2,第3の基地局3,4から端末1に最初の制御データを送信する際に、指定された制御チャネルを利用するようにすると、監視対象となる制御チャネルを限定しても、確実に制御データをやり取りすることができる。
なお、バックアップ用の通信経路となる第3の基地局4に関する制御チャネルの監視領域は、仕様で所定領域(例えばリソースブロックの0番〜10番など)に固定しておくようにしてもよい。このようにすると、事前に端末1と基地局3,4との間で監視領域に関するネゴシエーションを行う必要がなくなる。また、遮蔽が発生する頻度が基地局3,4で異なり、また、遮蔽が発生する頻度が時間帯によって変化する場合があり、このような場合には、制御チャネルの監視領域を自由に調整することが望まれるため、監視領域に関するネゴシエーションを事前に行う手法を採用するとよい。
このように本実施形態では、通常時の通信経路となる第2の基地局3と端末1との間の通信に遮蔽が検出されるまでは、バックアップ用の通信経路となる第3の基地局4に関する制御チャネルの限定された領域のみを監視する限定監視状態とすることにより、端末1の消費電力を抑えることができる。また、第4実施形態では、端末1が第2,第3の基地局3,4と同時に制御データのやり取りを行うことはできないが、本実施形態では、状況に応じて、端末1が第2,第3の基地局3,4と同時に制御データのやり取りを行うことが可能となる。
(第6実施形態)
次に、第6実施形態について説明する。なお、ここで特に言及しない点は前記の実施形態と同様である。図19は、第6実施形態に係る端末1での制御チャネルの監視状況を示す説明図である。
第4実施形態(図17参照)では、端末1は、第2の基地局3と端末1との間の通信に遮蔽が検出されるまでは、第3の基地局4に関する制御チャネルの全領域を監視しない制御を行い、また、第5実施形態(図18参照)では、第3の基地局4に関する制御チャネルの限定された領域のみを監視する制御を行うようにしたが、本実施形態では、限定された領域のみを監視する限定監視状態と、制御チャネルの全領域を監視しない非監視状態とを交互に繰り返す制御を行う。限定監視状態は、第5実施形態と同様であり、非監視状態は、第4実施形態と同様である。
そして、端末1は、バックアップ用の通信経路となる第3の基地局4に関する制御チャネルが限定監視状態で、自局宛の制御チャネルを受信する、すなわち、第3の基地局4から送信される制御データを受信すると、第3の基地局4に関する制御チャネルの全領域を監視する監視状態に移行する。
ここで、限定監視状態と非監視状態とを切り替える周期(モニタ周期)は、TTI(Transmission Time Interval)のタイミングに合わせる必要はなく、通信経路の切り替えに要する時間を基準にして設定すればよい。例えば、通信経路の切り替えに60msの時間を要する場合には、30msの間隔で限定監視状態と非監視状態とを切り替えればよい。なお、モニタ周期に関する情報は、初期接続時に事前に第1の基地局2を介して第2,第3の基地局3,4との間で交換しておくようにすればよい。
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施形態にも適用できる。また、上記の実施形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施形態とすることも可能である。
例えば、前記の実施形態では、管理装置としての第1の基地局2において、通常時の通信経路となる基地局、およびバックアップ用の通信経路となる基地局を決定するようにしたが、このような処理を行う管理装置は、基地局とは別に、基地局により構成されるセルラ通信網内に配置されるようにしてもよい。
また、前記の実施形態では、端末と基地局との間の通信に遮蔽を検出した場合に、通信経路を切り替えるようにしたが、通信品質が所定の基準より劣化したことで、遮蔽と判断される状態に至る前に、通信経路の切り替えが必要と判定して、通信経路を切り替えるようにしてもよい。
本発明に係る無線通信システム、管理装置および通信経路切り替え方法は、端末の消費電力を抑えるとともに、ユーザデータの通信経路の通信品質が劣化した場合に、別の通信経路に短時間に切り替えることができる効果を有し、端末装置と上位ネットワークとの間でのユーザデータの通信を、前記端末装置と無線通信を行う基地局装置を経由して行う無線通信システム、この無線通信システムにおいて端末装置および基地局装置を管理する管理装置、ならびに無線通信システムにおける通信経路切り替え方法などとして有用である。
1 端末(端末装置)
2 第1の基地局(基地局装置)
3 第2の基地局(主基地局装置)
4 第3の基地局(バックアップ用基地局装置)
11 無線通信部
12 制御部
15 接続状態管理部
16 制御チャネル監視部
17 監視制御部
21 無線通信部
22 基地局間通信部
23 制御部
31 無線通信部
32 基地局間通信部
33 制御部
41 無線通信部
42 基地局間通信部
43 制御部

Claims (14)

  1. 端末装置と上位ネットワークとの間でのユーザデータの通信を、前記端末装置と無線通信を行う基地局装置を経由して行う無線通信システムであって、
    前記端末装置と、
    ユーザデータの通常時の通信経路となる主基地局装置およびバックアップ用の通信経路となるバックアップ用基地局装置からなる複数の基地局装置と、
    前記端末装置および前記基地局装置を管理する管理装置と、
    を備え、
    前記管理装置は、
    前記端末装置および前記基地局装置と通信を行う通信部と、
    前記主基地局装置、および前記バックアップ用基地局装置を決定して、接続を要求するメッセージを前記端末装置および前記主基地局装置および前記バックアップ用基地局装置に送信するとともに、通信を要求するメッセージを前記主基地局装置に送信し、
    前記主基地局装置から、経路切り替えを要求するメッセージを受信すると、そのメッセージを前記バックアップ用基地局装置に転送する制御部と、
    を有し、
    前記基地局装置は、
    前記端末装置および前記管理装置と通信を行う通信部と、
    前記管理装置から受信した前記メッセージに応じて、前記端末装置との間の接続および通信を制御し、
    前記主基地局装置として前記端末装置と通信中に、その端末装置からの上り信号の受信状況に基づいて、通信品質の劣化を検出すると、経路切り替えを要求するメッセージを、前記管理装置に送信する制御部と、
    を有し、
    前記端末装置は、
    前記管理装置および前記基地局装置と通信を行う通信部と、
    前記管理装置から受信した前記メッセージに応じて、前記基地局装置との間の接続および通信を制御する制御部と、
    を有することを特徴とする無線通信システム。
  2. 端末装置と上位ネットワークとの間でのユーザデータの通信を、前記端末装置と無線通信を行う基地局装置を経由して行う無線通信システムであって、
    前記端末装置と、
    ユーザデータの通常時の通信経路となる主基地局装置およびバックアップ用の通信経路となるバックアップ用基地局装置からなる複数の基地局装置と、
    前記端末装置および前記基地局装置を管理する管理装置と、
    を備え、
    前記管理装置は、
    前記端末装置および前記基地局装置と通信を行う通信部と、
    前記主基地局装置、および前記バックアップ用基地局装置を決定して、接続を要求するメッセージを前記端末装置および前記主基地局装置および前記バックアップ用基地局装置に送信するとともに、通信を要求するメッセージを前記主基地局装置に送信する制御部と、
    を有し、
    前記基地局装置は、
    前記端末装置および前記管理装置と通信を行う通信部と、
    前記管理装置から受信した前記メッセージに応じて、前記端末装置との間の接続および通信を制御し、
    前記主基地局装置として前記端末装置と通信中に、その端末装置からの上り信号の受信状況に基づいて、通信品質の劣化を検出すると、経路切り替えを要求するメッセージを、前記バックアップ用基地局装置に送信する制御部と、
    を有し、
    前記端末装置は、
    前記管理装置および前記基地局装置と通信を行う通信部と、
    前記管理装置から受信した前記メッセージに応じて、前記基地局装置との間の接続および通信を制御する制御部と、
    を有することを特徴とする無線通信システム。
  3. 端末装置と上位ネットワークとの間でのユーザデータの通信を、前記端末装置と無線通信を行う基地局装置を経由して行う無線通信システムであって、
    前記端末装置と、
    ユーザデータの通常時の通信経路となる主基地局装置およびバックアップ用の通信経路となるバックアップ用基地局装置からなる複数の基地局装置と、
    前記端末装置および前記基地局装置を管理する管理装置と、
    を備え、
    前記管理装置は、
    前記端末装置および前記基地局装置と通信を行う通信部と、
    前記主基地局装置、および前記バックアップ用基地局装置を決定して、接続を要求するメッセージを前記端末装置および前記主基地局装置および前記バックアップ用基地局装置に送信するとともに、通信を要求するメッセージを前記主基地局装置に送信し、
    前記端末装置から受信したメッセージに含まれる無線品質情報に基づいて、通信品質の劣化を検出すると、経路切り替えを要求するメッセージを、前記バックアップ用基地局装置に送信する制御部と、
    を有し、
    前記基地局装置は、
    前記端末装置および前記管理装置と通信を行う通信部と、
    前記管理装置から受信した前記メッセージに応じて、前記端末装置との間の接続および通信を制御する制御部と、
    を有し、
    前記端末装置は、
    前記管理装置および前記基地局装置と通信を行う通信部と、
    前記管理装置から受信した前記メッセージに応じて、前記基地局装置との間の接続および通信を制御する制御部と、
    を有することを特徴とする無線通信システム。
  4. 前記管理装置は、マクロセルを構成する制御プレーンの基地局装置であり、
    前記基地局装置は、スモールセルを構成するユーザプレーンの基地局装置であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の無線通信システム。
  5. 前記管理装置の前記制御部は、
    高SHF帯またはEHF帯を利用した通信を行う前記基地局装置を、前記主基地局装置として選択し、低SHF帯を利用した通信を行う前記基地局装置を、前記バックアップ用基地局装置として選択することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の無線通信システム。
  6. 前記端末装置の前記制御部は、
    前記バックアップ用基地局装置との接続が完了すると、当該バックアップ用基地局装置に関する制御チャネルの全ての領域の監視を停止し、前記主基地局装置との間の通信品質の劣化を検出すると、当該バックアップ用基地局装置に関する制御チャネルの全ての領域を監視する状態に移行することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の無線通信システム。
  7. 前記端末装置の前記制御部は、
    前記バックアップ用基地局装置との接続が完了すると、当該バックアップ用基地局装置に関する制御チャネルの一部の領域のみを監視し、当該バックアップ用基地局装置からの制御データを受信すると、当該バックアップ用基地局装置に関する制御チャネルの全ての領域を監視する状態に移行することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の無線通信システム。
  8. 前記端末装置の前記制御部は、
    前記バックアップ用基地局装置との接続が完了すると、当該バックアップ用基地局装置に関する制御チャネルの全ての領域を監視しない非監視状態と、前記制御チャネルの一部の領域のみを監視する限定監視状態と、を所定周期で交互に繰り返す制御を行い、当該バックアップ用基地局装置からの制御データを受信すると、当該バックアップ用基地局装置に関する制御チャネルの全ての領域を監視する状態に移行することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の無線通信システム。
  9. 端末装置および前記端末装置と無線通信を行う基地局装置を管理する管理装置であって、
    前記端末装置および前記基地局装置と通信を行う通信部と、
    前記基地局装置の中から、通常時の通信経路となる主基地局装置、およびバックアップ用の通信経路となるバックアップ用基地局装置を決定して、接続を要求するメッセージを前記端末装置および前記主基地局装置および前記バックアップ用基地局装置に送信するとともに、通信を要求するメッセージを前記主基地局装置に送信し、
    前記主基地局装置から、通信品質の劣化が発生した場合に送信される、経路切り替えを要求するメッセージを受信すると、そのメッセージを前記バックアップ用基地局装置に転送する制御部と、
    を備えることを特徴とする管理装置。
  10. 端末装置および前記端末装置と無線通信を行う基地局装置を管理する管理装置であって、
    前記端末装置および前記基地局装置と通信を行う通信部と、
    前記基地局装置の中から、通常時の通信経路となる主基地局装置、およびバックアップ用の通信経路となるバックアップ用基地局装置を決定して、接続を要求するメッセージを前記端末装置および前記主基地局装置および前記バックアップ用基地局装置に送信するとともに、通信を要求するメッセージを前記主基地局装置に送信し、
    前記主基地局装置から、通信品質の劣化が発生した場合に送信される、経路切り替えを報告するメッセージを受信する制御部と、
    を備えることを特徴とする管理装置。
  11. 端末装置および前記端末装置と無線通信を行う基地局装置を管理する管理装置であって、
    前記端末装置および前記基地局装置と通信を行う通信部と、
    前記基地局装置の中から、通常時の通信経路となる主基地局装置、およびバックアップ用の通信経路となるバックアップ用基地局装置を決定して、接続を要求するメッセージを前記端末装置および前記主基地局装置および前記バックアップ用基地局装置に送信するとともに、通信を要求するメッセージを前記主基地局装置に送信し、
    前記端末装置から受信したメッセージに含まれる無線品質情報に基づいて、前記主基地局装置と前記端末装置との間の通信品質の劣化を検出すると、経路切り替えを要求するメッセージを、前記バックアップ用基地局装置に送信する制御部と、
    を備えることを特徴とする管理装置。
  12. 端末装置と無線通信を行う基地局装置を切り替える通信経路切り替え方法であって、
    前記端末装置および前記基地局装置を管理する管理装置が、
    通常時の通信経路となる主基地局装置、およびバックアップ用の通信経路となるバックアップ用基地局装置を決定して、接続を要求するメッセージを前記端末装置および前記主基地局装置および前記バックアップ用基地局装置に送信するとともに、通信を要求するメッセージを前記主基地局装置に送信し、
    前記主基地局装置および前記バックアップ用基地局装置が、
    前記管理装置から受信した前記メッセージに応じて、前記端末装置との間の接続を完了し、
    前記主基地局装置が、
    前記端末装置と通信中に、その端末装置からの上り信号の受信状況に基づいて、通信品質の劣化を検出すると、経路切り替えを要求するメッセージを、前記管理装置に送信し、
    前記管理装置が、
    前記主基地局装置から、経路切り替えを要求するメッセージを受信すると、そのメッセージを前記バックアップ用基地局装置に転送することを特徴とする通信経路切り替え方法。
  13. 端末装置と無線通信を行う基地局装置を切り替える通信経路切り替え方法であって、
    前記端末装置および前記基地局装置を管理する管理装置が、
    通常時の通信経路となる主基地局装置、およびバックアップ用の通信経路となるバックアップ用基地局装置を決定して、接続を要求するメッセージを前記端末装置および前記主基地局装置およびバックアップ用基地局装置に送信するとともに、通信を要求するメッセージを前記主基地局装置に送信し、
    前記主基地局装置および前記バックアップ用基地局装置が、
    前記管理装置から受信した前記メッセージに応じて、前記端末装置との間の接続を完了し、
    前記主基地局装置が、
    前記端末装置と通信中に、その端末装置からの上り信号の受信状況に基づいて、通信品質の劣化を検出すると、経路切り替えを要求するメッセージを、前記バックアップ用基地局装置に送信することを特徴とする通信経路切り替え方法。
  14. 端末装置と無線通信を行う基地局装置を切り替える通信経路切り替え方法であって、
    前記端末装置および前記基地局装置を管理する管理装置が、
    通常時の通信経路となる主基地局装置、およびバックアップ用の通信経路となるバックアップ用基地局装置を決定して、接続を要求するメッセージを前記端末装置および前記主基地局装置およびバックアップ用基地局装置に送信するとともに、通信を要求するメッセージを前記主基地局装置に送信し、
    前記主基地局装置および前記バックアップ用基地局装置が、
    前記管理装置から受信した前記メッセージに応じて、前記端末装置との間の接続を完了し、
    前記管理装置が、
    前記主基地局装置と前記端末装置との通信中に、前記端末装置から受信したメッセージに含まれる無線品質情報に基づいて、通信品質の劣化を検出すると、経路切り替えを要求するメッセージを、前記バックアップ用基地局装置に送信することを特徴とする通信経路切り替え方法。
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